JP6443904B1 - 授乳用衣服 - Google Patents

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Abstract

【課題】通常の衣服と同様に装着したまま、容易に乳児に授乳を行うことができ、かつ、授乳中に授乳者が乳児の顔を確認しながら授乳することができる授乳用衣服を提供する【解決手段】授乳時に授乳者が授乳するための授乳口2011、2012を有する上半身用の衣服本体部20と、衣服本体部20に取り付けられ授乳口20を覆うケープ部30とを有し、授乳口2011、2012の上部に衣服本体部20とケープ部30とを開閉自在に取り付ける開閉部3011を有する授乳用衣服10。【選択図】 図1

Description

本発明は授乳用衣服に関する。
外出先等で乳児に授乳するとき、周囲の人から胸元がみえないようにするための種々の授乳用のカバー等が開発されている。特許文献1〜3は、授乳のための前掛け、ケープ、カバーのように授乳するときに広げて、胸元を含めた全体を覆い隠すものである。
また、授乳用に用いられる衣服としては、特許文献4〜7のような、上半身用衣料や、ワンピース、授乳用衣服、授乳用ウェアなどが開示されている。
特開2002−161416号公報 特開平9−157915号公報 特開平11−36108号公報 特開2014−156663号公報 実用新案登録第3177230号公報 特開2011−47095号公報 実用新案登録第3088990号公報
特許文献1〜3等に開示されるような授乳用のケープは、ケープを準備しておく必要があり、また、使用時にはそれを広げて装着する必要があり、外出時の荷物が多くなり、かつ利用するまで時間がかかってしまうものであった。また、授乳者を広く覆うもののため、周囲から見ても明らかに授乳している外観となるものであった。
特許文献4〜7は、衣服の一部として授乳口を設けたり、衣服にケープ等を取り付けるものであるが、授乳口付近の被覆が少ないところまでたくし上げないと使用できなかったり、授乳者の首周辺にケープ等の固定部を設けることから、授乳者の目線から乳児の口元や表情を十分には確認することができないものであった。
授乳者が外出時に、通常の衣服と同様に着用できる授乳服が求められている。また、外出時等の授乳中には、授乳口付近が周囲から見えにくいことが重要であるが、一方で授乳者は乳児の顔を確認しながら授乳できるほうがより安心して授乳ができる。
係る状況下、本発明は、通常の衣服と同様に装着したまま、容易に乳児に授乳を行うことができ、かつ、授乳中に授乳者が乳児の顔を確認しながら授乳することができる授乳用衣服を提供することを目的とする。
本発明者は、上記課題を解決すべく鋭意研究を重ねた結果、下記の発明が上記目的に合致することを見出し、本発明に至った。すなわち、本発明は、以下の発明に係るものである。
<1> 授乳時に授乳者が授乳するための授乳口を有する上半身用の衣服本体部と
前記衣服本体部に取り付けられ前記授乳口を覆うケープ部とを有し、
前記授乳口の上部に前記衣服本体部と前記ケープ部とを開閉自在に取り付ける開閉部を有する授乳用衣服。
<2> 前記ケープ部が、前記衣服本体部の鎖骨部よりも下側に取り付けられたものである前記<1>記載の授乳用衣服。
<3> 前記ケープ部が、少なくとも前記衣服本体部の前身頃および前記衣服本体部の袖の幅方向を覆うものである前記<1>または<2>記載の授乳用衣服。
<4> 前記ケープ部の高さが、前記衣服本体部の胸部下方より長く、前記衣服本体部の腰部より短い前記<1>〜<3>のいずれかに記載の授乳用衣服。
<5> 前記開閉部が、前記衣服本体部の袖ぐり間である前記<1>〜<4>のいずれかに記載の授乳用衣服。
<6> 前記開閉部が、線ファスナー、面ファスナー、ボタンおよびゴムからなる群から選択されるいずれか1以上による開閉部である前記<1>〜<5>のいずれかに記載の授乳用衣服。
<7> 前記衣服本体部が、腹部に腹囲拡張部および/または伸縮自在部を有する前記<1>〜<6>のいずれかに記載の授乳用衣服。
本発明の授乳服によれば、通常の衣服と同様に着用したまま、容易に乳児に授乳を行うことができ、かつ、授乳中に授乳者が乳児の顔を確認しながら授乳することができる。乳児の顔を確認できることから、授乳口に乳児の唇を誘導しやすく、また乳児が起きているか寝ているかなどその状態も確認しやすい。
本発明の第一の実施形態に係る授乳用衣服の正面図である。 本発明の第一の実施形態に係る授乳用衣服の背面図である。 本発明の第一の実施形態に係る授乳用衣服のケープ部を広げた状態で下方から見たケープ内と衣服本体とを示す一部拡大図である。 本発明の第一の実施形態に係る授乳用衣服のケープ部を広げた状態で上方から見たケープと衣服本体とを示す一部拡大図である。 本発明の第一の実施形態に係る授乳用衣服を用いて授乳する様子を説明するための一部拡大図である。 本発明の第一の実施形態の具体例を示す写真である。 本発明の第一の実施形態の具体例を示す写真である。 本発明の他の実施形態の具体例を示す写真である。 本発明の他の実施形態の具体例を示す写真である。
以下に本発明の実施の形態を詳細に説明するが、以下に記載する構成要件の説明は、本発明の実施態様の一例(代表例)であり、本発明はその要旨を変更しない限り、以下の内容に限定されない。なお、本明細書において「〜」という表現を用いる場合、その前後の数値を含む表現として用いる。
図1〜5は、授乳用衣服の第一の実施形態を示す図である。第一の実施形態に係る授乳用衣服10は、衣服本体部20とケープ部30とを、開閉部3011で開閉自在に固定したものである。衣服本体部20は、授乳時に授乳者が授乳するための授乳口2021、2022を有する上半身用の衣服である。ケープ部30は、衣服本体部20に取り付けられ授乳口2021、2022を覆っている。開閉部3011は、衣服本体部20とケープ部30とを授乳口2021、2022の上部で開閉自在に取り付けた部分である。
このような構成を有する授乳用衣服10は、衣服本体部20に、ケープ部30が取り付けられた状態のため、衣服としてそのまま着用することができる。また、授乳時にはケープ部30と衣服本体部20との間に下側から乳児を抱え上げ、ケープ部30を乳児にかけることでケープ部30により授乳口2021、2022や乳児の顔を周囲から見えにくいような状態として授乳することができる。さらに、開閉部となる開閉部3011を開放することで、授乳者はケープ部30の上部から乳児の顔を確認しながら授乳することができる。また、ケープ部30内で、乳児を抱きかかえながら腕も動かしやすい構造であり、乳児の様子を見ながらの授乳も行いやすい。
図2は、授乳用衣服10の背面図である。図3は授乳用衣服10のケープ部30を前方に広げて下方からみたときの、ケープ部30と衣服本体部20との間の状態を示す図である。図4は授乳用衣服10のケープ部30を前方に広げて上方からみたときの、ケープ部30と衣服本体部20との間の状態を示す図である。図5は授乳用衣服10を用いて、ケープ部30と衣服本体部20との間で乳児5に授乳する様子を説明するための図である。
[衣服本体部20]
衣服本体部20は、前身頃2011および、後身頃2012、袖2041、袖2042を有している。前身頃2011には、授乳者の乳房に合わせた位置に授乳口2021と、授乳口2022とが設けられている。これらの授乳口2021、授乳口2022は、前身頃2011にスリットとして設けられており、このスリット部分では布が一部上下に重なるように設けられている。この上下に重なる布をずらすことで、スリット部分が開放され、授乳用の開口部分となる。
衣服本体部は、ケープ部を設けることができる範囲で、任意の形状の衣服とすることができる。例えば、半袖Tシャツ、長袖Tシャツ、ワイシャツ、ワンピース等のいわゆるトップスと呼ばれるような上半身用衣服を広く採用することができる。衣服本体部は、ケープ部を設けるために、ケープ部を取り付ける位置に布地を有する形状である。
衣服本体部は、腹部に腹囲拡張部および/または伸縮部を有するものとすることができる。腹部に腹囲拡張部および/または伸縮部を有することで、妊婦が着ても腹部の締め付けが制限された妊婦用の衣類(いわゆるマタニティウェア)として使用することができる。
[ケープ部30]
授乳用衣服10は、衣服本体部20にケープ部30が取り付けられたものである。ケープ部30は、衣服本体部20に、開閉部3011、固定部3012で取り付けられている。ケープ部30は、衣服本体部20の授乳口2021、2022よりも上部に取り付けられ、授乳口2021、2022を覆うものである。
開閉部3011の位置は、授乳者が授乳用衣服10を着用したとき、衣服本体部20の授乳者の鎖骨に相当する部位(鎖骨部205)よりも下側である。また、同様に固定部3012の位置も、授乳者が授乳用衣服10を着用したとき、衣服本体部20の授乳者の鎖骨に相当する部位(鎖骨部205)よりも下側であることが好ましい。すなわち、ケープ部30は、授乳用衣服10において、いわゆるオフショルダーの位置に取り付けられる。オフショルダーとは、通常の首回りとは違い、両方の鎖骨がすべて見えるくらい、肩と腕の境目の先端あたりまで、肩が大きく開いたタイプのデザインの事である。授乳用衣服10としては衣服本体部20により、両方の鎖骨が隠れるが、ケープ部30単独で見たとき、ケープ部30はオフショルダーの配置であり、鎖骨の位置よりも下側に配置されている。
開閉部3011は、自在に開閉することができ、この開閉部3011の位置でケープ部30と衣服本体部20との間に開口部を設けることができ、この開口部は適宜閉じることもできる。授乳用衣服10において、開閉部3011は、衣服本体部20とケープ部30との双方に対応するように設けられたボタン401で、衣服本体部20とケープ部30とを固定するものである。この開閉自在な開閉部は、例えば、線ファスナー、面ファスナー、ボタンおよびゴムからなる群から選択されるいずれか1以上によるものとすることができる。
このような開閉部3011とすることで、図3〜5に示すように、ケープ部30を開いて使用するとき、開閉部3011を開放した開口部分から乳児5の様子をはっきりと確認することができる。また、開閉部3011が首元から離れているため、授乳者が自ら操作しやすく、速やかに開閉して授乳を開始・終了することができる。また、図5に示すように乳児を抱いて授乳するとき、授乳者の目線以外の角度からは、ケープ部の内側の様子がみえにくいため、授乳する様子を周囲から隠すことができる。
開閉自在とする開閉部3011の長さL1は、衣服本体部20とケープ部30の種類や長さ、授乳者の体形、乳児の大きさ等を考慮して、適宜設定することができる。具体的には、15cm〜50cmや、より好ましくは20cm〜40cm程度の長さで設計してもよい。また、衣服本体部20の袖ぐり部2031、2032間と同程度の長さを開閉部3011の長さL1としてもよい。袖ぐり部2031、2032を基準とする場合、その幅方向に前後5cm程度や、前後3cm程度を目安としてもよい。
開閉部3011の長さL1が長すぎると、使用時に広く開口しすぎることで、授乳時に授乳の様子を十分に隠すことができない場合がある。また、長さL1が短すぎると、授乳者が使用時に乳児の様子を確認することができない場合がある。
開閉部3011の長さL1が袖ぐり部間より広すぎると、袖ぐりより外側は袖に対応するものとなり、乳児に授乳しながら腕が動くたびに袖も動き、これに伴い開閉部の端部が変動して開口している位置が不安定となったり、開きすぎて動きにくくなる場合がある。授乳者の脇付近である袖ぐり部間程度とすると、腕を動かして袖が移動しても、授乳中のケープ部30の開放部分の位置は変化しにくく安定した授乳が可能となる。この袖ぐり部間は、前身頃2011側の開閉部3011、固定部3012を設けた高さにおける袖ぐりの位置の間隔である。
開閉部3011を設ける位置は、衣服本体部20の前身頃2011の鎖骨部分205より下側である。開閉部3011を取り付ける位置と、鎖骨部分205との直線距離である高さL2は、2cm以上や、3cm以上、5cm以上、7cm以上とすることができる。特に5cm以上とすることで、より首元から離れた開閉部となり、通常閉じて衣服として一体となっている本発明にかかる開閉部のように限定的な開放範囲であっても、授乳者からは見下ろしたときに乳児を確認しやすい開閉部となる。また、その高さL2は、授乳口2021、2022より上側までであればよく、15cm以下や、12cm以下とすることができる。なお、鎖骨部分とは、衣服本体部20の着用対象となる標準体型の者を想定したときの授乳部2021、2022のそれぞれの直上の鎖骨上端に相当する位置である。簡易的にはその衣服本体部20の着用者として設計する標準体型の者5人が着用したときの授乳部直上の鎖骨上端位置の平均位置とすることができる。衣服本体部20の前身頃2011が、鎖骨部分を開放する形状の場合、鎖骨相当と想定される位置を仮定して、その位置からの距離として高さL2は設定してもよい。同様に、衣服本体部の腹部、胸部、腰部等も着用対象となる者を想定して設定される。
固定部3012は、衣服本体部20に、ケープ部30を固定する部分である。この固定部3012は、開閉自在とする開閉部3011の両端側に延長するように設けられ、開閉部3011を開放したときに、衣服本体部20とケープ部30とを両袖の袖ぐり付近を端部として固定し、開閉部3011が開きすぎることを防止する部分である。この固定部3012は、衣服本体部20とケープ部30とを縫着して固定したものでもよいし、線ファスナーや、面ファスナー、ボタン等により取り外しできるものとしてもよい。開閉部3011を開放するとき、合わせて容易に外れてしまうと、ケープ部30により授乳口等を隠せない恐れがあるため、固定部3012を取り外し自在とする場合であっても、開閉部3011と異なる取付けとし、操作性が異なるものとして区別して取り外しできることが好ましい。取り外し自在とすると、衣服本体部20とケープ部30とを分離することができるため、独立して洗濯したり、季節やデザインに合わせて取り替えて高い自由度で使用することもできる。
ケープ部30は、少なくとも衣服本体部20の前身頃2011および衣服本体部20の袖2041、2042の幅方向で覆うものであることが好ましい。前身頃2011はほぼ開閉部3011の幅方向に対応し、この範囲は開閉自在として授乳者が覗き込めるものとすることが好ましい。一方、袖2041、2042に対応する範囲を少なくとも固定部3012としておくことで、授乳時にケープ部30が授乳口付近を覆うように安定して配置でき、周囲から安定して授乳口付近を隠すことができる。
ケープ部30の高さL3は、その長さの下限が衣服本体部20の胸部下方より長いことが好ましい。このような長さとすることで、授乳口より先までケープ部30の長さを確保でき、授乳しないときも授乳口2021、2022のスリットが見えることはない。この高さL3は、開閉部3011、固定部3012の高さにもよるが、具体的には20cm以上が好ましい。この長さは、25cm以上や、30cm以上、35cm以上としてもよい。特に30cm以上とすることで、授乳中も乳児の頭部を十分に覆う状態とできる。なお、高さL3は、開閉部3011からの直線距離で最も短いケープ部30の長さとすることができる。
また、高さL3はその長さの上限が衣服本体部20の腰部より短いことが好ましい。腰部よりも長いと、ケープ部が長すぎて動きにくかったり、授乳時にケープ部を大きくたくし上げる必要が生じて操作性が劣る場合がある。また、衣服部本体20を実質的に見えないものとしてしまうため、意匠性にも劣る場合がある。この高さL3は、開閉部3011、固定部3012の高さにもよるが、具体的には60cm以下が好ましい。この長さは55cm以下や、50cm以下とすることもできる。
授乳用衣服10は、授乳者が着用して使用することができる。この授乳用衣服10を着用した授乳者は、授乳しないときは、開閉部3011等を閉じておくことで、授乳者が動いてもケープ部30が授乳口2011、2012を覆うため、一見すると授乳用衣服と思われることなく、着用したままの外出等に適した衣服である。一方、使用時には、ケープ部30をたくし上げて乳児を抱きかかえ授乳口2011、2012から授乳ができる。このとき、開閉部3011を開放することで、授乳者は乳児の表情を確認しながらの授乳もできるが、周囲からは授乳口等は見にくく、人目を気にせず授乳ができる。また、ケープ部30をたくしあげることで授乳できるため、衣服本体部20は授乳者の腹などを覆ったまま使用できる。
図6、7は、本発明の第一の実施形態に係る授乳用衣服10の製品の一例を写真で示すものである。図6(a)は正面、図6(b)は背面から授乳用衣服10を見た図である。図7は、使用時を説明するために、開閉部を開放し、衣服本体部20と、ケープ部30とを離した状態で撮像したものである。図7(a)は上方から見下ろした図であり、図7(b)はケープ部の内側から見上げた図である。
[第二の実施形態]
図8は、本発明の第二の実施形態に係る授乳用衣服11の製品の一例を写真で示すものである。図8(a)は正面、図8(b)は背面から授乳用衣服11を見た図である。授乳用衣服11は授乳用衣服10に準じる構成を有しており、授乳口(図示せず)を有する長袖Tシャツ状の衣服本体部21と、ケープ部31とを有する。衣服本体部21は、妊婦のように腹囲が大きな場合でも着用しやすいように、腹部が通常よりも拡張された構造となっている。衣服本体部21とケープ部31との開閉部3111は、線ファスナーにより留めてあり開閉自在である。また、このファスナーは、正面視したとき線ファスナー構造が目立たないように隠してある、いわゆるコンシールとして取り付けてある。ファスナー構造のため、一度の操作で容易に開閉ができ、また、閉じたときは周囲からケープ部内を覗き込むことができる隙間が非常に少ない。また、開閉部3111周囲の固定部の固定が比較的狭かったり、簡易な縫着等でも、ファスナーを閉じることで、ケープ部の固定がより安定するものとなる。なお、特に、開閉部3111のように線ファスナーとする構造は、袖部がないいわゆるノースリーブ型の衣服本体部を用いるときに有効である。袖部が無い場合、開閉部の周囲の固定部を設けることができる領域が一部限定され、これを前身頃側は袖ぐり内側に1〜3cm程度縫い合わせる等の固定となる。この固定する範囲が狭いことから、固定がやや外れやすい場合があるが、線ファスナーや、複数のボタンにより留める場合は、開閉部を閉じた状態のときは、それらが固定部としても機能し、通常の使用時の力がかかっても、固定部が外れるおそれが大きく低減する。
[第三の実施形態]
図9は、本発明の第三の実施形態に係る授乳用衣服12の製品の一例を写真で示すものである。図9(a)は正面、図9(b)は背面から授乳用衣服12を見た図である。授乳用衣服12は授乳用衣服10に準じる構成を有しており、授乳口(図示せず)を有する半袖Tシャツ状の衣服本体部22と、ケープ部32とを有する。衣服本体部22とケープ部32との開閉部3211は、ゴムにより開閉自在である。ゴムのため、授乳用衣服12をケープ部32内に乳児を抱きかかえて開く力を加えて引っ張ることで、開閉部3211は開き、授乳者はその中を覗き込みながらの授乳が可能となる。一方、非使用時は、ゴムが縮む力により、開閉部3211は直ちに閉じた状態となる。
本発明は、授乳用の衣服に関し、この授乳用衣服によれば通常の着用時は従来の衣服同様に使用でき、授乳時には人目につきにくい状態で授乳ができ、産業上有用である。
10、11、12 授乳用衣服
20、21、22 衣服本体部
2011 前身頃
2012 後身頃
2021、2022 授乳口
2031、2032 袖ぐり部
2041、2042 袖
205 鎖骨部分
30、31、32 ケープ部
3011、3111、3211 開閉部
3012 固定部
401 ボタン
5 乳児

Claims (6)

  1. 授乳時に授乳者が授乳するための授乳口を有する上半身用の衣服本体部と、
    前記衣服本体部に取り付けられ前記授乳口を覆うケープ部とを有し、
    前記授乳口の上部に前記衣服本体部と前記ケープ部とを開閉自在に取り付ける開閉部を有し、
    前記ケープ部の開閉部および固定部が、前記衣服本体部の鎖骨部よりも下側に取り付けられたものであり、
    前記開閉部が、線ファスナー、面ファスナー、およびボタンからなる群から選択されるいずれか1以上を有する開閉部である授乳用衣服。
  2. 授乳時に授乳者が授乳するための授乳口を有する上半身用の衣服本体部と、
    前記衣服本体部に取り付けられ前記授乳口を覆うケープ部とを有し、
    前記授乳口の上部に前記衣服本体部と前記ケープ部とを開閉自在に取り付ける開閉部を有し、
    前記ケープ部の開閉部および固定部が、前記衣服本体部の鎖骨部よりも下側に取り付けられたものであり、
    前記ケープ部が、少なくとも前記衣服本体部の前身頃および前記衣服本体部の袖を幅方向に覆うものであり、
    前記開閉部が、前記衣服本体部の袖ぐり間であり、
    前記固定部が、前記衣服本体部の前記袖に設けられものである授乳用衣服。
  3. 前記ケープ部が、少なくとも前記衣服本体部の前身頃および前記衣服本体部の袖を幅方向に覆うものであり、
    前記開閉部が、前記衣服本体部の袖ぐり間であり、
    前記固定部が、前記衣服本体部の前記袖に設けられものである請求項1記載の授乳用衣服。
  4. 前記ケープ部の高さが、前記衣服本体部の胸部下方より長く、前記衣服本体部の腰部より短い請求項1〜3のいずれかに記載の授乳用衣服。
  5. 前記開閉部を取り付ける位置が、前記衣服本体部の前身頃の鎖骨部分よりも5cm〜12cm下側である請求項1〜3のいずれかに記載の授乳用衣服。
  6. 前記衣服本体部が、腹部に腹囲拡張部および/または伸縮自在部を有する請求項1〜のいずれかに記載の授乳用衣服。
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