JP6442624B2 - ユーザ機器間での発見方法、装置、およびシステム - Google Patents

ユーザ機器間での発見方法、装置、およびシステム Download PDF

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Description

本発明は、通信技術の分野に関し、詳細には、ユーザ機器間での発見方法、装置、およびシステムに関する。
従来のモバイルネットワークにおいては、ユーザ機器(英語のフルネーム:User Equipment、略してUE)間におけるデータ通信は、コアネットワークを使用することによって実施される必要がある。たとえ2つのUEが非常に近接していても、それらの2つのUEの間におけるデータは、それでもなおコアネットワークを使用することによって伝送される必要がある。このケースにおいては、比較的大きなネットワーク伝送帯域幅が必要とされ、伝送効率は比較的低い。
比較的近接しているUEどうしが、コアネットワークを使用せずに互いにデータを直接伝送することを可能にするためには、それらのユーザ機器は、互いを発見することができる必要がある。すなわち、ユーザ機器は、別のユーザ機器までの距離を正確に推定することができる必要がある。
既存の第3世代パートナーシッププロジェクト(英語のフルネーム:3rd Generation Partnership Project、略して3GPP)は、ユーザ機器間における相互の発見のために下記の技術的なソリューションを提供している。
第1のユーザ機器が、ブロードキャストコードワードを生成し、そのブロードキャストコードワードをブロードキャストし、そのブロードキャストコードワードは、第1のユーザ機器のロケーション情報を含み、そのロケーション情報は、グローバルポジショニングシステム(英語のフルネーム:Global Positioning System、略してGPS)座標であり得る。第2のユーザ機器が、そのブロードキャストコードワードを受信および解析して、第1のユーザ機器のロケーション情報を取得し、第2のユーザ機器のロケーション情報に従って距離推定を実行する。
前述のソリューションにおいては、第1のユーザ機器は、ロケーション情報を含むブロードキャストコードワードをブロードキャストする。この結果、第1のユーザ機器のロケーション情報は、無線インターフェースにおいて長い間暴露され、ユーザのプライバシー漏洩を引き起こし得る。
本発明の実施形態は、ユーザ機器どうしが互いを発見する際の起こり得るプライバシー漏洩という従来技術の問題を解決するためのユーザ機器間での発見方法、装置、およびシステムを提供する。
本発明の前述の目的を達成するために、本発明は、下記の技術的なソリューションを提供する。
第1の態様によれば、ユーザ機器間での発見方法が提供され、この方法は、
第1のユーザ機器によって、発見要求メッセージを第1の近接ベースのサービスエンティティへ送信するステップであって、その発見要求メッセージは、第1のユーザ機器の初期のロケーション情報を含む、ステップと、
第1の近接ベースのサービスエンティティによって送信された発見応答メッセージを受信するステップであって、その発見応答メッセージは、第1のユーザ機器の第1のコードワードを含む、ステップと、
第1のユーザ機器のロケーションオフセット情報を取得し、そのロケーションオフセット情報および第1のコードワードに従って発見メッセージを生成するステップであって、そのロケーションオフセット情報は、第1のユーザ機器の現在のロケーションと初期ロケーションとの間におけるオフセットである、ステップと、
発見メッセージをブロードキャストするステップであって、その発見メッセージは、初期のロケーション情報およびロケーションオフセット情報を取得した後に、その初期のロケーション情報およびロケーションオフセット情報に従って第1のユーザ機器のロケーションを決定するために、第2のユーザ機器、またはその第2のユーザ機器が属している第2の近接ベースのサービスエンティティによって使用される、ステップとを含む。
第1の態様に関連して、第1の可能な実施様式においては、この方法は、
第1のユーザ機器の現在のロケーションと初期ロケーションとの間におけるオフセットが、事前設定された最大オフセットよりも大きい場合には、第1のユーザ機器の現在のロケーション情報を第1の近接ベースのサービスエンティティへ送信し、それによって第1の近接ベースのサービスエンティティは、第1のユーザ機器の現在のロケーション情報を使用することによって初期のロケーション情報を更新するステップをさらに含む。
第2の態様によれば、別のユーザ機器間での発見方法が提供され、この方法は、
第1のユーザ機器によってブロードキャストされた発見メッセージを第2のユーザ機器によって取得するステップであって、その発見メッセージは、第1のユーザ機器のロケーションオフセット情報を含み、そのロケーションオフセット情報は、第1のユーザ機器の現在のロケーションと初期ロケーションとの間におけるオフセットである、ステップと、
第2のユーザ機器が属している第2の近接ベースのサービスエンティティへマッチレポートメッセージを送信するステップであって、そのマッチレポートメッセージは、発見メッセージを含む、ステップと、
第2の近接ベースのサービスエンティティによって送信される第1のユーザ機器の初期のロケーション情報を受信し、その初期のロケーション情報およびロケーションオフセット情報に従って第1のユーザ機器のロケーションを決定するか、または第2の近接ベースのサービスエンティティによって送信された測位情報を受信するステップであって、その測位情報は、第1のユーザ機器のロケーションを示すために使用され、その測位情報は、初期のロケーション情報およびマッチレポートメッセージに従って第2の近接ベースのサービスエンティティによって取得される、ステップとを含む。
第2の態様に関連して、第1の可能な実施様式においては、測位情報は、初期のロケーション情報およびロケーションオフセット情報に従って第1の近接ベースのサービスエンティティによって取得される第1のユーザ機器のロケーション情報を含む。
第2の態様、または第2の態様の第1の可能な実施様式に関連して、第2の可能な実施様式においては、マッチレポートメッセージは、第2のユーザ機器のロケーション情報をさらに含み、測位情報は、第1のユーザ機器のロケーションを決定した後に、第1のユーザ機器のロケーションおよび第2のユーザ機器のロケーションに従って第1の近接ベースのサービスエンティティによって取得される、第1のユーザ機器と、第2のユーザ機器との間における距離情報を含む。
第3の態様によれば、さらに別のユーザ機器間での発見方法が提供され、この方法は、
第1のユーザ機器によって送信された発見要求メッセージを第1の近接ベースのサービスエンティティによって受信するステップであって、その発見要求メッセージは、第1のユーザ機器の初期のロケーション情報を含む、ステップと、
第2のユーザ機器によって送信されたマッチレポートメッセージを受信するステップであって、そのマッチレポートメッセージは、発見メッセージを含み、その発見メッセージは、第1のユーザ機器によってブロードキャストされ、第2のユーザ機器によって取得され、第1のユーザ機器のロケーションオフセット情報を含み、第1のユーザ機器および第2のユーザ機器は両方とも、第1の近接ベースのサービスエンティティに属している、ステップと、
初期のロケーション情報を第2のユーザ機器へ送信し、それによって第2のユーザ機器は、その初期のロケーション情報およびロケーションオフセット情報に従って第1のユーザ機器のロケーションを決定するか、またはその初期のロケーション情報およびマッチレポートメッセージに従って測位情報を取得し、その測位情報を第2のユーザ機器へ送信するステップであって、その測位情報は、第1のユーザ機器のロケーションを示すために使用される、ステップとを含む。
第3の態様に関連して、第1の可能な実施様式においては、初期のロケーション情報およびマッチレポートメッセージに従って測位情報を取得するステップは、
初期のロケーション情報およびロケーションオフセット情報に従って第1のユーザ機器のロケーションを決定するステップであって、測位情報は、第1のユーザ機器のロケーション情報を含む、ステップを含む。
第3の態様、または第3の態様の第1の可能な実施様式に関連して、第2の可能な実施様式においては、マッチレポートメッセージは、第2のユーザ機器のロケーション情報をさらに含み、初期のロケーション情報およびマッチレポートメッセージに従って測位情報を取得するステップは、
初期のロケーション情報およびロケーションオフセット情報に従って第1のユーザ機器のロケーションを決定するステップと、
第1のユーザ機器のロケーションおよび第2のユーザ機器のロケーションに従って、第1のユーザ機器と、第2のユーザ機器との間における距離を決定するステップであって、測位情報は、第1のユーザ機器と、第2のユーザ機器との間における距離情報を含む、ステップとを含む。
第4の態様によれば、さらに別のユーザ機器間での発見方法が提供され、この方法は、
第1のユーザ機器によって、その第1のユーザ機器が属している第1の近接ベースのサービスエンティティから、第1のコードワードと、第2のコードワードに対応するフィルタとを取得するステップと、
第1のユーザ機器によって、第1のコードワードをブロードキャストするステップと、
第1のコードワードを受信した後に第2のユーザ機器によってブロードキャストされる第2のコードワードを、フィルタを使用することによって取得し、事前設定された期間内で第2のコードワードに従って第1のユーザ機器のロケーション情報をブロードキャストするステップとを含む。
第4の態様に関連して、第1の可能な実施様式においては、第1のユーザ機器によって、その第1のユーザ機器が属している第1の近接ベースのサービスエンティティから、第1のコードワードと、第2のコードワードに対応するフィルタとを取得するステップは、
第1の発見要求メッセージを第1の近接ベースのサービスエンティティへ送信するステップであって、その第1の発見要求メッセージは、第1の表示情報を含み、その第1の表示情報は、第2のコードワードと、その第2のコードワードに対応するフィルタとを構成するよう第1の近接ベースのサービスエンティティに指示するために使用される、ステップと、
第1の近接ベースのサービスエンティティによって送信された第1の発見応答メッセージを受信するステップであって、その第1の発見応答メッセージは、第1のコードワードおよびフィルタを含む、ステップとを含む。
第5の態様によれば、さらに別のユーザ機器間での発見方法が提供され、この方法は、
第1のユーザ機器によってブロードキャストされた第1のコードワードを第2のユーザ機器によって受信するステップと、
第1のコードワードが受信された後に第2のコードワードをブロードキャストするステップであって、その第2のコードワードは、第2のユーザ機器が属している第2の近接ベースのサービスエンティティから第2のユーザ機器によって取得される、ステップと、
フィルタを使用することによって第2のコードワードを受信した後に、事前設定された期間内で第1のユーザ機器によってブロードキャストされる第1のユーザ機器のロケーション情報を受信するステップであって、そのフィルタは、第2のコードワードに一意に対応する、ステップとを含む。
第5の態様に関連して、第1の可能な実施様式においては、第2のコードワードをブロードキャストするステップの前に、この方法は、
第2の発見要求メッセージを第2の近接ベースのサービスエンティティへ送信するステップであって、その第2の発見要求メッセージは、第2の表示情報を含み、その第2の表示情報は、第2のコードワードを第2の近接ベースのサービスエンティティに要求するために使用される、ステップと、
第2の近接ベースのサービスエンティティによって送信された第2の発見応答メッセージを受信するステップであって、その第2の発見応答メッセージは、第2のコードワードを含む、ステップとをさらに含む。
第6の態様によれば、さらに別のユーザ機器間での発見方法が提供され、この方法は、
第1のユーザ機器によって送信された第1の発見要求メッセージを第1の近接ベースのサービスエンティティによって受信するステップであって、その第1の発見要求メッセージは、第1の表示情報を含む、ステップと、
第1の表示情報に従って、第2のコードワードと、その第2のコードワードに対応するフィルタとを構成するステップと、
第1のコードワードおよびフィルタを第1のユーザ機器へ送信するステップと、
第2のユーザ機器によって送信された第2の発見要求メッセージを受信するステップであって、その第2の発見要求メッセージは、第2の表示情報を含む、ステップと、その第2の表示情報に従って第2のコードワードを第2のユーザ機器へ送信し、それによって第1のユーザ機器は、第2のユーザ機器によってブロードキャストされた第2のコードワードを、フィルタに従って受信した後に、事前設定された期間内で第1のユーザ機器のロケーション情報をブロードキャストする、ステップとを含む。
第7の態様によれば、ユーザ機器が提供され、このユーザ機器は、
発見要求メッセージを第1の近接ベースのサービスエンティティへ送信するように構成されている送信ユニットであって、その発見要求メッセージは、このユーザ機器の初期のロケーション情報を含む、送信ユニットと、
第1の近接ベースのサービスエンティティによって送信された発見応答メッセージを受信するように構成されている受信ユニットであって、その発見応答メッセージは、このユーザ機器の第1のコードワードを含む、受信ユニットと、
このユーザ機器のロケーションオフセット情報を取得するように構成されている取得ユニットと、
ロケーションオフセット情報および第1のコードワードに従って発見メッセージを生成するように構成されている生成ユニットであって、そのロケーションオフセット情報は、このユーザ機器の現在のロケーションと初期ロケーションとの間におけるオフセットである、生成ユニットと、
発見メッセージをブロードキャストするように構成されているブロードキャストユニットであって、その発見メッセージは、初期のロケーション情報およびロケーションオフセット情報を取得した後に、その初期のロケーション情報およびロケーションオフセット情報に従ってこのユーザ機器のロケーションを決定するために、第2のユーザ機器、またはその第2のユーザ機器が属している第2の近接ベースのサービスエンティティによって使用される、ブロードキャストユニットとを含む。
第7の態様に関連して、第1の可能な実施様式においては、送信ユニットは、
このユーザ機器の現在のロケーションと初期ロケーションとの間におけるオフセットが、事前設定された最大オフセットよりも大きい場合には、このユーザ機器の現在のロケーション情報を第1の近接ベースのサービスエンティティへ送信するようにさらに構成されており、それによって第1の近接ベースのサービスエンティティは、このユーザ機器の現在のロケーション情報を使用することによって初期のロケーション情報を更新する。
第8の態様によれば、別のユーザ機器が提供され、このユーザ機器は、
第1のユーザ機器によってブロードキャストされた発見メッセージを取得するように構成されている第1の受信ユニットであって、その発見メッセージは、第1のユーザ機器のロケーションオフセット情報を含み、そのロケーションオフセット情報は、第1のユーザ機器の現在のロケーションと初期ロケーションとの間におけるオフセットである、第1の受信ユニットと、
このユーザ機器が属している第2の近接ベースのサービスエンティティへマッチレポートメッセージを送信するように構成されている送信ユニットであって、そのマッチレポートメッセージは、発見メッセージを含む、送信ユニットと、
第2の近接ベースのサービスエンティティによって送信された測位情報を受信するように構成されている第2の受信ユニットであって、その測位情報は、第1のユーザ機器のロケーションを示すために使用され、その測位情報は、初期のロケーション情報およびマッチレポートメッセージに従って第2の近接ベースのサービスエンティティによって取得される、第2の受信ユニット、または、第2の近接ベースのサービスエンティティによって送信される第1のユーザ機器の初期のロケーション情報を受信するように構成されている第2の受信ユニットとを含み、このユーザ機器は、初期のロケーション情報およびロケーションオフセット情報に従って第1のユーザ機器のロケーションを決定するように構成されている決定ユニットをさらに含む。
第9の態様によれば、近接ベースのサービスエンティティが提供され、この近接ベースのサービスエンティティは、
第1のユーザ機器によって送信された発見要求メッセージを受信するように構成されている第1の受信ユニットであって、その発見要求メッセージは、第1のユーザ機器の初期のロケーション情報を含む、第1の受信ユニットと、
第2のユーザ機器によって送信されたマッチレポートメッセージを受信するように構成されている第2の受信ユニットであって、そのマッチレポートメッセージは、発見メッセージを含み、その発見メッセージは、第1のユーザ機器によってブロードキャストされ、第2のユーザ機器によって取得され、第1のユーザ機器のロケーションオフセット情報を含み、第1のユーザ機器および第2のユーザ機器は両方とも、この近接ベースのサービスエンティティに属している、第2の受信ユニットと、
初期のロケーション情報を第2のユーザ機器へ送信するように構成されている送信ユニットであって、それによって第2のユーザ機器は、その初期のロケーション情報およびロケーションオフセット情報に従って第1のユーザ機器のロケーションを決定する、送信ユニットとを含み、またはこの近接ベースのサービスエンティティは、初期のロケーション情報およびマッチレポートメッセージに従って測位情報を取得するように構成されている取得ユニットをさらに含み、送信ユニットは、その測位情報を第2のユーザ機器へ送信するように構成されており、その測位情報は、第1のユーザ機器のロケーションを示すために使用される。
第9の態様に関連して、第1の可能な実施様式においては、取得ユニットは、
初期のロケーション情報およびロケーションオフセット情報に従って第1のユーザ機器のロケーションを決定するように特に構成されており、測位情報は、第1のユーザ機器のロケーション情報を含む。
第9の態様、または第9の態様の第1の可能な実施様式に関連して、第2の可能な実施様式においては、マッチレポートメッセージは、第2のユーザ機器のロケーション情報をさらに含み、取得ユニットは、
初期のロケーション情報およびロケーションオフセット情報に従って第1のユーザ機器のロケーションを決定し、
第1のユーザ機器のロケーションおよび第2のユーザ機器のロケーションに従って、第1のユーザ機器と、第2のユーザ機器との間における距離を決定するように特に構成されており、測位情報は、第1のユーザ機器と、第2のユーザ機器との間における距離情報を含む。
第10の態様によれば、さらに別のユーザ機器が提供され、このユーザ機器は、
このユーザ機器が属している第1の近接ベースのサービスエンティティから、第1のコードワードと、第2のコードワードに対応するフィルタとを取得するように構成されている取得ユニットと、
第1のコードワードをブロードキャストするように構成されているブロードキャストユニットと、
第1のコードワードを受信した後に第2のユーザ機器によってブロードキャストされる第2のコードワードを、フィルタを使用することによって取得するように構成されている受信ユニットとを含み、
ブロードキャストユニットは、事前設定された期間内で第2のコードワードに従ってこのユーザ機器のロケーション情報をブロードキャストするようにさらに構成されている。
第10の態様に関連して、第1の可能な実施様式においては、このユーザ機器は、
第1の発見要求メッセージを第1の近接ベースのサービスエンティティへ送信するように構成されている送信ユニットをさらに含み、その第1の発見要求メッセージは、第1の表示情報を含み、その第1の表示情報は、第2のコードワードと、その第2のコードワードに対応するフィルタとを構成するよう第1の近接ベースのサービスエンティティに指示するために使用され、
取得ユニットは、第1の近接ベースのサービスエンティティによって送信された第1の発見応答メッセージを受信するように特に構成されており、その第1の発見応答メッセージは、第1のコードワードおよびフィルタを含む。
第11の態様によれば、さらに別のユーザ機器が提供され、このユーザ機器は、
第1のユーザ機器によってブロードキャストされた第1のコードワードを受信するように構成されている第1の受信ユニットと、
第1のコードワードを受信ユニットが受信した後に第2のコードワードをブロードキャストするように構成されているブロードキャストユニットであって、その第2のコードワードは、このユーザ機器が属している第2の近接ベースのサービスエンティティからこのユーザ機器によって取得される、ブロードキャストユニットとを含み、
第1の受信ユニットは、フィルタを使用することによって第2のコードワードを受信した後に、事前設定された期間内で第1のユーザ機器によってブロードキャストされる第1のユーザ機器のロケーション情報を受信するようにさらに構成されており、そのフィルタは、第2のコードワードに一意に対応する。
第11の態様に関連して、第1の可能な実施様式においては、このユーザ機器は、
第2の発見要求メッセージを第2の近接ベースのサービスエンティティへ送信するように構成されている送信ユニットであって、その第2の発見要求メッセージは、第2の表示情報を含み、その第2の表示情報は、第2のコードワードを第2の近接ベースのサービスエンティティに要求するために使用される、送信ユニットと、
第2の近接ベースのサービスエンティティによって送信された第2の発見応答メッセージを受信するように構成されている第2の受信ユニットであって、その第2の発見応答メッセージは、第2のコードワードを含む、第2の受信ユニットとをさらに含む。
第12の態様によれば、別の近接ベースのサービスエンティティが提供され、この近接ベースのサービスエンティティは、
第1のユーザ機器によって送信された第1の発見要求メッセージを受信するように構成されている受信ユニットであって、その第1の発見要求メッセージは、第1の表示情報を含む、受信ユニットと、
第1の表示情報に従って、第2のコードワードと、その第2のコードワードに対応するフィルタとを構成するように適合されている構成ユニットと、
第1のコードワードおよびフィルタを第1のユーザ機器へ送信するように構成されている送信ユニットと、
第2のユーザ機器によって送信された第2の発見要求メッセージを受信するように構成されている受信ユニットであって、その第2の発見要求メッセージは、第2の表示情報を含む、受信ユニットとを含み、
送信ユニットは、第2の表示情報に従って第2のコードワードを第2のユーザ機器へ送信するようにさらに構成されており、それによって第1のユーザ機器は、第2のユーザ機器によってブロードキャストされた第2のコードワードを、フィルタに従って受信した後に、事前設定された期間内で第1のユーザ機器のロケーション情報をブロードキャストする。
第13の態様によれば、さらに別のユーザ機器が提供され、このユーザ機器は、プロセッサと、通信インターフェースと、メモリと、通信バスとを含み、プロセッサ、通信インターフェース、およびメモリは、通信バスを使用することによって互いに通信し、
メモリは、プログラムコードを保存するように構成されており、
プロセッサは、メモリ内に保存されているプログラムコードを呼び出して、
発見要求メッセージを第1の近接ベースのサービスエンティティへ送信するステップであって、その発見要求メッセージは、このユーザ機器の初期のロケーション情報を含む、ステップと、
第1の近接ベースのサービスエンティティによって送信された発見応答メッセージを受信するステップであって、その発見応答メッセージは、このユーザ機器の第1のコードワードを含む、ステップと、
このユーザ機器のロケーションオフセット情報を取得し、そのロケーションオフセット情報および第1のコードワードに従って発見メッセージを生成するステップであって、そのロケーションオフセット情報は、このユーザ機器の現在のロケーションと初期ロケーションとの間におけるオフセットである、ステップと、
発見メッセージをブロードキャストするステップであって、その発見メッセージは、初期のロケーション情報およびロケーションオフセット情報を取得した後に、その初期のロケーション情報およびロケーションオフセット情報に従ってこのユーザ機器のロケーションを決定するために、第2のユーザ機器、またはその第2のユーザ機器が属している第2の近接ベースのサービスエンティティによって使用される、ステップとを行うようにする。
第13の態様に関連して、第1の可能な実施様式においては、プロセッサは、メモリ内に保存されているプログラムコードを呼び出して、
このユーザ機器の現在のロケーションと初期ロケーションとの間におけるオフセットが、事前設定された最大オフセットよりも大きい場合には、このユーザ機器の現在のロケーション情報を第1の近接ベースのサービスエンティティへ送信し、それによって第1の近接ベースのサービスエンティティは、このユーザ機器の現在のロケーション情報を使用することによって初期のロケーション情報を更新するステップをさらに行うようにする。
第14の態様によれば、さらに別のユーザ機器が提供され、このユーザ機器は、プロセッサと、通信インターフェースと、メモリと、通信バスとを含み、プロセッサ、通信インターフェース、およびメモリは、通信バスを使用することによって互いに通信し、
メモリは、プログラムコードを保存するように構成されており、
プロセッサは、メモリ内に保存されているプログラムコードを呼び出して、
第1のユーザ機器によってブロードキャストされた発見メッセージを取得するステップであって、その発見メッセージは、第1のユーザ機器のロケーションオフセット情報を含み、そのロケーションオフセット情報は、第1のユーザ機器の現在のロケーションと初期ロケーションとの間におけるオフセットである、ステップと、
このユーザ機器が属している第2の近接ベースのサービスエンティティへマッチレポートメッセージを送信するステップであって、そのマッチレポートメッセージは、発見メッセージを含む、ステップと、
第2の近接ベースのサービスエンティティによって送信される第1のユーザ機器の初期のロケーション情報を受信し、その初期のロケーション情報およびロケーションオフセット情報に従って第1のユーザ機器のロケーションを決定するか、または第2の近接ベースのサービスエンティティによって送信された測位情報を受信するステップであって、その測位情報は、第1のユーザ機器のロケーションを示すために使用され、その測位情報は、初期のロケーション情報およびマッチレポートメッセージに従って第2の近接ベースのサービスエンティティによって取得される、ステップとを行うようにする。
第15の態様によれば、さらに別の近接ベースのサービスエンティティが提供され、この近接ベースのサービスエンティティは、プロセッサと、通信インターフェースと、メモリと、通信バスとを含み、プロセッサ、通信インターフェース、およびメモリは、通信バスを使用することによって互いに通信し、
メモリは、プログラムコードを保存するように構成されており、
プロセッサは、メモリ内に保存されているプログラムコードを呼び出して、
第1のユーザ機器によって送信された発見要求メッセージを受信するステップであって、その発見要求メッセージは、第1のユーザ機器の初期のロケーション情報を含む、ステップと、
第2のユーザ機器によって送信されたマッチレポートメッセージを受信するステップであって、そのマッチレポートメッセージは、発見メッセージを含み、その発見メッセージは、第1のユーザ機器によってブロードキャストされ、第2のユーザ機器によって取得され、第1のユーザ機器のロケーションオフセット情報を含み、第1のユーザ機器および第2のユーザ機器は両方とも、この近接ベースのサービスエンティティに属している、ステップと、
初期のロケーション情報を第2のユーザ機器へ送信し、それによって第2のユーザ機器は、その初期のロケーション情報およびロケーションオフセット情報に従って第1のユーザ機器のロケーションを決定するか、または初期のロケーション情報およびマッチレポートメッセージに従って測位情報を取得し、その測位情報を第2のユーザ機器へ送信するステップであって、その測位情報は、第1のユーザ機器のロケーションを示すために使用される、ステップとを行うようにする。
第15の態様に関連して、第1の可能な実施様式においては、プロセッサは、メモリ内に保存されているプログラムコードを呼び出して、
初期のロケーション情報およびロケーションオフセット情報に従って第1のユーザ機器のロケーションを決定するステップであって、測位情報は、第1のユーザ機器のロケーション情報を含む、ステップをさらに行うようにする。
第15の態様、または第15の態様の第1の可能な実施様式に関連して、第2の可能な実施様式においては、マッチレポートメッセージは、第2のユーザ機器のロケーション情報をさらに含み、プロセッサは、メモリ内に保存されているプログラムコードを呼び出して、
初期のロケーション情報およびロケーションオフセット情報に従って第1のユーザ機器のロケーションを決定するステップと、
第1のユーザ機器のロケーションおよび第2のユーザ機器のロケーションに従って、第1のユーザ機器と、第2のユーザ機器との間における距離を決定するステップであって、測位情報は、第1のユーザ機器と、第2のユーザ機器との間における距離情報を含む、ステップとをさらに行うようにする。
第16の態様によれば、さらに別のユーザ機器が提供され、このユーザ機器は、プロセッサと、通信インターフェースと、メモリと、通信バスとを含み、プロセッサ、通信インターフェース、およびメモリは、通信バスを使用することによって互いに通信し、
メモリは、プログラムコードを保存するように構成されており、
プロセッサは、メモリ内に保存されているプログラムコードを呼び出して、
このユーザ機器が属している第1の近接ベースのサービスエンティティから、第1のコードワードと、第2のコードワードに対応するフィルタとを取得するステップと、
このユーザ機器によって、第1のコードワードをブロードキャストするステップと、
第1のコードワードを受信した後に第2のユーザ機器によってブロードキャストされる第2のコードワードを、フィルタを使用することによって取得し、事前設定された期間内で第2のコードワードに従ってこのユーザ機器のロケーション情報をブロードキャストする、ステップとを行うようにする。
第16の態様に関連して、第1の可能な実施様式においては、プロセッサは、メモリ内に保存されているプログラムコードを呼び出して、
第1の発見要求メッセージを第1の近接ベースのサービスエンティティへ送信するステップであって、その第1の発見要求メッセージは、第1の表示情報を含み、その第1の表示情報は、第2のコードワードと、その第2のコードワードに対応するフィルタとを構成するよう第1の近接ベースのサービスエンティティに指示するために使用される、ステップと、
第1の近接ベースのサービスエンティティによって送信された第1の発見応答メッセージを受信するステップであって、その第1の発見応答メッセージは、第1のコードワードおよびフィルタを含む、ステップとをさらに行うようにする。
第17の態様によれば、さらに別のユーザ機器が提供され、このユーザ機器は、プロセッサと、通信インターフェースと、メモリと、通信バスとを含み、プロセッサ、通信インターフェース、およびメモリは、通信バスを使用することによって互いに通信し、
メモリは、プログラムコードを保存するように構成されており、
プロセッサは、メモリ内に保存されているプログラムコードを呼び出して、
第1のユーザ機器によってブロードキャストされた第1のコードワードを受信するステップと、
第1のコードワードが受信された後に第2のコードワードをブロードキャストするステップであって、その第2のコードワードは、このユーザ機器が属している第2の近接ベースのサービスエンティティからこのユーザ機器によって取得される、ステップと、
フィルタを使用することによって第2のコードワードを受信した後に、事前設定された期間内で第1のユーザ機器によってブロードキャストされる第1のユーザ機器のロケーション情報を受信するステップであって、そのフィルタは、第2のコードワードに一意に対応する、ステップとを行うようにする。
第17の態様に関連して、第1の可能な実施様式においては、プロセッサは、メモリ内に保存されているプログラムコードを呼び出して、
第2の発見要求メッセージを第2の近接ベースのサービスエンティティへ送信するステップであって、その第2の発見要求メッセージは、第2の表示情報を含み、その第2の表示情報は、第2のコードワードを第2の近接ベースのサービスエンティティに要求するために使用される、ステップと、
第2の近接ベースのサービスエンティティによって送信された第2の発見応答メッセージを受信するステップであって、その第2の発見応答メッセージは、第2のコードワードを含む、ステップとをさらに行うようにする。
第18の態様によれば、さらに別の近接ベースのサービスエンティティが提供され、この近接ベースのサービスエンティティは、プロセッサと、通信インターフェースと、メモリと、通信バスとを含み、プロセッサ、通信インターフェース、およびメモリは、通信バスを使用することによって互いに通信し、
メモリは、プログラムコードを保存するように構成されており、
プロセッサは、メモリ内に保存されているプログラムコードを呼び出して、
第1のユーザ機器によって送信された第1の発見要求メッセージを受信するステップであって、その第1の発見要求メッセージは、第1の表示情報を含む、ステップと、
第1の表示情報に従って、第2のコードワードと、その第2のコードワードに対応するフィルタとを構成するステップと、
第1のコードワードおよびフィルタを第1のユーザ機器へ送信するステップと、
第2のユーザ機器によって送信された第2の発見要求メッセージを受信するステップであって、その第2の発見要求メッセージは、第2の表示情報を含む、ステップと、その第2の表示情報に従って第2のコードワードを第2のユーザ機器へ送信し、それによって第1のユーザ機器は、第2のユーザ機器によってブロードキャストされた第2のコードワードを、フィルタに従って受信した後に、事前設定された期間内で第1のユーザ機器のロケーション情報をブロードキャストする、ステップとを行うようにする。
第19の態様によれば、第1のユーザ機器と、その第1のユーザ機器が属している第1の近接ベースのサービスエンティティと、第2のユーザ機器と、その第2のユーザ機器が属している第2の近接ベースのサービスエンティティとを含む通信システムが提供され、第1の近接ベースのサービスエンティティは、第2の近接ベースのサービスエンティティに接続されており、
第1のユーザ機器は、第7の態様、第7の態様の第1の可能な実施様式、第13の態様、または第13の態様の第1の可能な実施様式によるユーザ機器であり、
第2のユーザ機器は、第8の態様または第14の態様によるユーザ機器である。
第20の態様によれば、第1のユーザ機器と、その第1のユーザ機器が属している第1の近接ベースのサービスエンティティと、第2のユーザ機器と、その第2のユーザ機器が属している第2の近接ベースのサービスエンティティとを含む通信システムが提供され、第1の近接ベースのサービスエンティティは、第2の近接ベースのサービスエンティティに接続されており、
第1のユーザ機器は、第10の態様、第10の態様の第1の可能な実施様式、第16の態様、または第16の態様の第1の可能な実施様式によるユーザ機器であり、
第1のユーザ機器は、第11の態様、第11の態様の第1の可能な実施様式、第17の態様、または第17の態様の第1の可能な実施様式によるユーザ機器である。
前述のソリューションを用いれば、第1のユーザ機器によってブロードキャストされた発見メッセージが、ロケーションオフセット情報を搬送し、第2のユーザ機器、またはその第2のユーザ機器が属している第2の近接ベースのサービスエンティティが、第1のユーザ機器のロケーションオフセット情報および初期のロケーション情報に従って第1のユーザ機器のロケーションを決定し得、別のユーザ機器は、ロケーションオフセット情報のみに従って第1のユーザ機器のロケーションを決定することができず、そのユーザ機器のロケーションが暴露されることを防止し、それによってユーザのプライバシー漏洩の問題を解決する。
本発明の実施形態における技術的なソリューションについてさらに明確に記述するために、以降では、それらの実施形態について記述するために必要とされる添付の図面について簡単に記述する。明らかに、以降の説明における添付の図面は、本発明のいくつかの実施形態を示しているにすぎず、当業者なら、それでもなお、創造的な取り組みを伴わずにこれらの添付の図面からその他の図面を導き出し得る。
本発明の実施形態によるユーザ機器間での発見方法の概略フローチャートである。 本発明の実施形態による別のユーザ機器間での発見方法の概略フローチャートである。 本発明の実施形態によるさらに別のユーザ機器間での発見方法の概略フローチャートである。 本発明の実施形態によるさらに別のユーザ機器間での発見方法の概略フローチャートである。 本発明の実施形態によるさらに別のユーザ機器間での発見方法の概略フローチャートである。 本発明の実施形態によるさらに別のユーザ機器間での発見方法の概略フローチャートである。 本発明の実施形態によるさらに別のユーザ機器間での発見方法の概略フローチャートである。 本発明の実施形態によるさらに別のユーザ機器間での発見方法の概略フローチャートである。 本発明の実施形態によるユーザ機器の概略構造図である。 本発明の実施形態による別のユーザ機器の概略構造図である。 本発明の実施形態による近接ベースのサービスエンティティの概略構造図である。 本発明の実施形態によるさらに別のユーザ機器の概略構造図である。 本発明の実施形態によるさらに別のユーザ機器の概略構造図である。 本発明の実施形態による別の近接ベースのサービスエンティティの概略構造図である。 本発明の実施形態によるさらに別のユーザ機器の概略構造図である。 本発明の実施形態によるさらに別のユーザ機器の概略構造図である。 本発明の実施形態によるさらに別の近接ベースのサービスエンティティの概略構造図である。 本発明の実施形態によるさらに別のユーザ機器の概略構造図である。 本発明の実施形態によるさらに別のユーザ機器の概略構造図である。 本発明の実施形態によるさらに別の近接ベースのサービスエンティティの概略構造図である。 本発明の実施形態による通信システムの概略構造図である。 本発明の実施形態による別の通信システムの概略構造図である。
本発明の実施形態の目的、技術的なソリューション、および利点をより明確にするために、以降では、本発明の実施形態における添付の図面を参照しながら本発明の実施形態における技術的なソリューションについて明確にかつ完全に記述する。明らかに、記述されている実施形態は、本発明の実施形態のうちのいくつかであり、すべてではない。当業者によって本発明の実施形態に基づいて創造的な取り組みを伴わずに得られるその他のすべての実施形態は、本発明の保護範囲内に収まるものとする。
本発明の下記の実施形態において提供されている技術的なソリューションは、ワイヤレス通信ネットワーク、たとえば、広帯域符号分割多元接続(英語のフルネーム:Wideband Code Division Multiple Access、略してW−CDMA)システム、時分割同期符号分割多元接続(英語のフルネーム:Time Division−Synchronous Code Division Multiple Access、略してTD−SCDMA)システム、ロングタームエボリューション(英語のフルネーム:long term evolution、略してLTE)システム、およびそれらのさらなる進化したネットワークシステムに適用され得る。
ワイヤレス通信ネットワークは、ユーザ側のユーザ機器と、コアネットワーク側の近接ベースのサービスエンティティとを含み得る。
本発明の実施形態においては、ユーザ機器は、端末(英語名: terminal)、移動局(英語名: mobile station)、加入者ユニット(英語名: subscriber unit)、ステーション(英語名: station)などと呼ばれ得る。ユーザ機器は、具体的には、ワイヤレス通信デバイス、たとえば、セルラー電話(英語名: cellular phone)、携帯情報端末(英語のフルネーム:personal digital assistant、略してPDA)、ハンドヘルドデバイス(英語名: handheld)、またはラップトップコンピュータ(英語名: laptop computer)であり得る。その上、ユーザ機器は、ワイヤレス通信ネットワーク全体において分散されることがあり、それぞれのユーザ機器は、移動可能であり得る。
コアネットワーク側には複数の近接ベースのサービスエンティティが存在することがあり、それらの近接ベースのサービスエンティティは、互いに通信し得る。それぞれの近接ベースのサービスエンティティは、複数のユーザ機器に接続され得る。この方法においては、ユーザ側の2つの異なるユーザ機器、すなわち、第1のユーザ機器および第2のユーザ機器が、同じ近接ベースのサービスエンティティに属していることがあり、または別々の近接ベースのサービスエンティティに属していることもある。
実施形態1
本発明のこの実施形態は、ユーザ機器間での発見方法を提供する。図1において示されているように、この方法は、下記のステップを含む。
S101. 第1のユーザ機器が、発見要求メッセージを第1の近接ベースのサービスエンティティへ送信し、その発見要求メッセージは、第1のユーザ機器の初期のロケーション情報を含む。
特に、発見要求メッセージは、第1のコードワードを第1の近接ベースのサービスエンティティに要求するために使用される。第1のコードワードは、ブロードキャスティングのために第1の近接ベースのサービスエンティティによって第1のユーザ機器へ割り当てられるコードワードである。初期のロケーション情報は、発見要求メッセージを送信する前に第1のユーザ機器によって取得される第1のユーザ機器のロケーション情報である。たとえば、初期のロケーション情報は、第1のユーザ機器のGPS測位機能を使用することによって第1のユーザ機器によって取得されるGPS座標であり得る。第1の近接ベースのサービスエンティティは、初期のロケーション情報を保存する。
とりわけ、第1の近接ベースのサービスエンティティが第1のコードワードを第1のユーザ機器に割り当てるプロセスは、既存のプロトコルに従って進行し得る。既存のプロトコルにおいては、発見要求メッセージは、アプリケーションレイヤ識別子、第1のユーザ機器の国際移動体加入者識別番号(英語のフルネーム:International Mobile Subscriber Identification Number、略してIMSI)、およびアプリケーションプログラム識別子をさらに含み得る。
この方法においては、第1の近接ベースのサービスエンティティは、IMSIに従って第1のユーザ機器に対して認証および課金を行ってよく、認証が成功した後には、第1のユーザ機器が属しているパブリックランドモバイルネットワーク(英語のフルネーム:Public Land Mobile Network、略してPLMN)の識別子をアプリケーションレイヤ識別子から取得してよく、第1のユーザ機器へ割り当てられる第1のコードワードを、そのPLMNの識別子に従って生成してよい。
S102. 第1のユーザ機器は、第1の近接ベースのサービスエンティティによって送信された発見応答メッセージを受信し、その発見応答メッセージは、第1のユーザ機器の第1のコードワードを含む。
第1のコードワードは、第1のユーザ機器が属しているPLMNの識別子を含む。
S103. 第1のユーザ機器は、その第1のユーザ機器のロケーションオフセット情報を取得し、そのロケーションオフセット情報および第1のコードワードに従って発見メッセージを生成する。
ロケーションオフセット情報は、第1のユーザ機器の現在のロケーションと初期ロケーションとの間におけるオフセットである。
特に、発見メッセージは、第1のコードワードおよびロケーションオフセット情報を含む。本発明のこの実施形態の可能な実施様式においては、第1のコードワードは、予備ビットを含む。この方法においては、現在のロケーションと、初期ロケーションとの間におけるオフセットを決定した後に、第1のユーザ機器は、そのオフセットをエンコードして、ロケーションオフセット情報を取得し、そのロケーションオフセット情報を第1のコードワード内の予備ビット内に統合する。統合後には、新たなコードワードが取得され得る。発見メッセージは、その新たなコードワードを含む。
以降では、本発明のこの実施形態において提供されている、オフセットをエンコードすることによってロケーションオフセット情報を取得するための方法について詳細に記述している。
はじめに、オフセットは角度オフセットであり得るということに留意されたい。この方法においては、ユーザが、最大角度オフセットΘを事前設定し得る。さらに、実際の角度オフセットが、第1のコードワード内の予備ビットの量Nに従ってエンコードされる。
たとえば、Θ=0.09、N=28で、経度角オフセットおよび緯度角オフセットがそれぞれ14ビットを占めている場合には、経度方向および緯度方向の両方における角度オフセットの精度は、0.09を2の14乗で割った値になる。
この方法においては、実際の経度角オフセットΘ1を決定した後に、第1のユーザ機器は、最初にΘ1を0.09で割ってから商に2の14乗をかけることによって取得される10進数を2進数に変換することによって、経度角オフセットを表す7ビットの値を取得し得る。同様に、実際の緯度角オフセットΘ2を決定した後に、第1のユーザ機器は、緯度角オフセットを表す7ビットの値を取得し得る。
3GPPにおけるGPSエンコーディングの定義によれば、経度および緯度は、それぞれ24ビットを占める必要があり、合計で48ビットが占められるということに留意されたい。従来技術と比較して、本発明のこの実施形態においては、ロケーションオフセットが有しているエンコードされる必要があるデータの範囲は、すべてのGPS座標と比較して小さい。したがって、ロケーションオフセット情報によって占められるビットの量は、小さな割合を占め、それによって発見メッセージは、より多くの情報を搬送することができ、それによってサービス拡張を容易にする。
加えて、とりわけ、第1のコードワードとロケーションオフセット情報とを統合して発見メッセージを生成することは、可能な実施様式にすぎない。あるいは、可能なサービス拡張を考慮すると、本発明の特定の実施態様においては、実際の要求に従って、第1のコードワード、ロケーションオフセット情報、およびその他の関連した情報を使用することによって、発見メッセージが生成され得る。これは、本発明においては限定されない。
その上、第1のユーザ機器の現在のロケーションと初期ロケーションとの間におけるオフセットが、事前設定された最大オフセットよりも大きい場合には、第1のユーザ機器の現在のロケーション情報が、第1の近接ベースのサービスエンティティへ送信され、それによって第1の近接ベースのサービスエンティティは、第1のユーザ機器の現在のロケーション情報を使用することによって初期のロケーション情報を更新する。
すなわち、第1のユーザ機器の角度オフセットが、第1のコードワード内の予備ビットによって示されることが可能である範囲を超えている場合には、第1のユーザ機器の現在のロケーション情報が、第1の近接ベースのサービスエンティティへ送信されて、第1の近接ベースのサービスエンティティ内に保存されている初期のロケーション情報を更新し得る。
初期のロケーション情報が更新された後に、第1のユーザ機器は、現在のロケーションと、更新された初期ロケーションとの間におけるオフセットを再び取得し、そのオフセットが、事前設定された最大オフセットよりも大きくないということを決定した後に、オフセット情報および第1のコードワードに従って発見メッセージを生成し得る。
S104. 第1のユーザ機器は、発見メッセージをブロードキャストし、発見メッセージは、初期のロケーション情報およびロケーションオフセット情報を取得した後に、その初期のロケーション情報およびロケーションオフセット情報に従って第1のユーザ機器のロケーションを決定するために、第2のユーザ機器、またはその第2のユーザ機器が属している第2の近接ベースのサービスエンティティによって使用される。
たとえば、第1のユーザ機器によってブロードキャストされた発見メッセージを受信した後に、第2のユーザ機器は、その発見メッセージを解析して、第1のユーザ機器のロケーションオフセット情報を取得し、第2の近接ベースのサービスエンティティから初期のロケーション情報を取得するために要求を送信し得る。
とりわけ、第1のユーザ機器および第2のユーザ機器が、同じ近接ベースのサービスエンティティに属している場合、すなわち、第1の近接ベースのサービスエンティティおよび第2の近接ベースのサービスエンティティが、同じ近接ベースのサービスエンティティである場合には、第2のユーザ機器の要求を受信した後に、第2の近接ベースのサービスエンティティは、保存されている初期のロケーション情報を第2のユーザ機器へ直接送信し得る。
第1の近接ベースのサービスエンティティおよび第2の近接ベースのサービスエンティティが、同じ近接ベースのサービスエンティティではない場合には、第2の近接ベースのサービスエンティティは、第1の近接ベースのサービスエンティティ内に保存されている初期のロケーション情報を取得するために、第1の近接ベースのサービスエンティティに対するリッスン要求メッセージを開始し得る。
特に、第1のユーザ機器によってブロードキャストされた発見メッセージを受信する前に、第2のユーザ機器は、発見要求メッセージを第2の近接ベースのサービスエンティティへ送信し得る。第2の近接ベースのサービスエンティティは、発見要求メッセージ内のアプリケーションレイヤ識別子に従って、第1のユーザ機器が属しているPLMNの識別子を決定し得る。この方法においては、第1の近接ベースのサービスエンティティは、PLMNの識別子に従って第1の近接ベースのサービスエンティティへリッスン要求メッセージを送信して、第1の近接ベースのサービスエンティティ内に保存されている初期のロケーション情報を取得する。
この方法においては、第2のユーザ機器は、第1のユーザ機器の初期のロケーション情報およびロケーションオフセット情報に従って第1のユーザ機器のロケーションを決定し得る。
その上、第1のユーザ機器によってブロードキャストされた発見メッセージを受信した後に、第2のユーザ機器は、代替として、その発見メッセージを第2の近接ベースのサービスエンティティへ送信してよく、それによって、第2の近接ベースのサービスエンティティは、第1のユーザ機器の初期のロケーション情報およびロケーションオフセット情報に従って第1のユーザ機器のロケーションを決定し、第1のユーザ機器のロケーション情報を第2のユーザ機器へ送信する。
前述のソリューションを用いれば、第1のユーザ機器によってブロードキャストされた発見メッセージが、ロケーションオフセット情報を搬送するので、別のユーザ機器は、ロケーションオフセット情報のみに従って第1のユーザ機器のロケーションを決定することができず、それによって、ユーザ機器のロケーションが暴露されることを防止し、ユーザのプライバシー漏洩の問題を解決する。
実施形態2
本発明のこの実施形態は、別のユーザ機器間での発見方法を提供する。図2において示されているように、この方法は、下記のステップを含む。
S201. 第2のユーザ機器が、第1のユーザ機器によってブロードキャストされた発見メッセージを取得し、その発見メッセージは、第1のユーザ機器のロケーションオフセット情報を含む。
ロケーションオフセット情報は、第1のユーザ機器の現在のロケーションと初期ロケーションとの間におけるオフセットである。
特に、発見メッセージをブロードキャストする前に、第1のユーザ機器は、発見要求メッセージを第1の近接ベースのサービスエンティティへ送信するステップであって、その発見要求メッセージは、第1のユーザ機器の初期のロケーション情報を含む、ステップと、第1の近接ベースのサービスエンティティによって送信された発見応答メッセージを受信するステップであって、その発見応答メッセージは、第1のユーザ機器の第1のコードワードを含む、ステップとを行う。さらに、第1のユーザ機器は、その第1のユーザ機器のロケーションオフセット情報を取得し、そのロケーションオフセット情報および第1のコードワードに従って発見メッセージを生成する。
S202. 第2のユーザ機器は、その第2のユーザ機器が属している第2の近接ベースのサービスエンティティへマッチレポートメッセージを送信し、そのマッチレポートメッセージは、発見メッセージを含む。
特に、既存のプロトコルによれば、マッチレポートメッセージは、第1のユーザ機器に対応するアプリケーションレイヤ識別子を要求するために使用され、それによって第2のユーザ機器は、そのアプリケーションレイヤ識別子に従って第1のユーザ機器を認証する。第2の近接ベースのサービスエンティティは、第1のユーザ機器が属しているPLMNの識別子を発見メッセージから取得し、そのPLMNの識別子に従って第1の近接ベースのサービスエンティティからアプリケーションレイヤ識別子を取得し得る。
S203. 第2のユーザ機器は、第2の近接ベースのサービスエンティティによって送信される第1のユーザ機器の初期のロケーション情報を受信し、その初期のロケーション情報およびロケーションオフセット情報に従って第1のユーザ機器のロケーションを決定するか、または第2の近接ベースのサービスエンティティによって送信された測位情報を受信し、その測位情報は、第1のユーザ機器のロケーションを示すために使用され、その測位情報は、初期のロケーション情報およびマッチレポートメッセージに従って第2の近接ベースのサービスエンティティによって取得される。
以降では、ステップS203の2つの実施様式について詳細に記述している。
様式1: マッチレポートメッセージは、初期ロケーション要求表示を含み、マッチレポートメッセージを受信した後に、第2の近接ベースのサービスエンティティは、初期ロケーション要求表示に従って第1のユーザ機器の初期のロケーション情報を第2のユーザ機器へ送信し、それによって第2のユーザ機器は、初期のロケーション情報およびロケーションオフセット情報に従って第1のユーザ機器のロケーションを決定する。
特に、第1のユーザ機器および第2のユーザ機器が、同じ近接ベースのサービスエンティティに属している場合、すなわち、第1の近接ベースのサービスエンティティおよび第2の近接ベースのサービスエンティティが、同じ近接ベースのサービスエンティティである場合には、マッチレポートメッセージを受信した後に、第2の近接ベースのサービスエンティティは、保存されている初期のロケーション情報を、初期ロケーション要求表示に従って第2のユーザ機器へ直接送信し得る。第1の近接ベースのサービスエンティティおよび第2の近接ベースのサービスエンティティが、同じ近接ベースのサービスエンティティではない場合には、第2の近接ベースのサービスエンティティは、第1の近接ベースのサービスエンティティに対するリッスン要求メッセージを開始して、第1の近接ベースのサービスエンティティ内に保存されている初期のロケーション情報を取得してよく、マッチレポートメッセージを受信した後に、第1の近接ベースのサービスエンティティから取得された初期のロケーション情報を、初期ロケーション要求表示に従って第2のユーザ機器へ送信し得る。
様式2: マッチレポートメッセージは、ロケーション要求表示を含み、マッチレポート情報を受信した後に、第2の近接ベースのサービスエンティティは、マッチレポートメッセージおよび初期のロケーション情報に従って測位情報を取得し、その測位情報を第2のユーザ機器へ送信する。
様式2の任意選択の実施様式においては、第2の近接ベースのサービスエンティティは、発見メッセージ内のロケーションオフセット情報を取得し、第1のユーザ機器の初期のロケーション情報およびロケーションオフセット情報に従って第1のユーザ機器のロケーションを決定する。測位情報は、第1のユーザ機器のロケーション情報を含む。
第2の近接ベースのサービスエンティティによって第1のユーザ機器の初期のロケーション情報を取得するための方法に関しては、様式1における対応する説明を参照されたい。詳細がここで再び記述されることはない。
様式2の別の任意選択の実施様式においては、マッチレポートメッセージは、第2のユーザ機器のロケーション情報をさらに含む。この方法においては、第1のユーザ機器のロケーションを決定した後に、第2の近接ベースのサービスエンティティは、第2のユーザ機器のロケーション情報に従って、第1のユーザ機器と、第2のユーザ機器との間における距離をさらに決定し得る。測位情報は、第1のユーザ機器と、第2のユーザ機器との間における距離情報を含む。
前述のソリューションを用いれば、第1のユーザ機器によってブロードキャストされた発見メッセージが、ロケーションオフセット情報を搬送するので、別のユーザ機器は、ロケーションオフセット情報のみに従って第1のユーザ機器のロケーションを決定することができず、それによって、そのユーザ機器のロケーションが暴露されることを防止し、ユーザのプライバシー漏洩の問題を解決する。
実施形態3
本発明のこの実施形態は、さらに別のユーザ機器間での発見方法を提供する。この方法は、第1のユーザ機器および第2のユーザ機器が、同じ近接ベースのサービスエンティティに属しているケースに適用される。図3において示されているように、この方法は、下記のステップを含む。
S301. 第1の近接ベースのサービスエンティティが、第1のユーザ機器によって送信された発見要求メッセージを受信し、その発見要求メッセージは、第1のユーザ機器の初期のロケーション情報を含む。
特に、発見要求メッセージは、第1のコードワードを第1の近接ベースのサービスエンティティに要求するために使用される。第1のコードワードは、ブロードキャスティングのために第1の近接ベースのサービスエンティティによって第1のユーザ機器へ割り当てられるコードワードである。初期のロケーション情報は、発見要求メッセージを送信する前に第1のユーザ機器によって取得される第1のユーザ機器のロケーション情報である。たとえば、初期のロケーション情報は、第1のユーザ機器のGPS測位機能を使用することによって第1のユーザ機器によって取得されるGPS座標であり得る。
さらに、第1の近接ベースのサービスエンティティは、初期のロケーション情報を保存し、発見応答メッセージを第1のユーザ機器へ送信し、その発見応答メッセージは、第1のユーザ機器の第1のコードワードを含み、それによって第1のユーザ機器は、ロケーションオフセット情報を取得した後に、ロケーションオフセット情報および第1のコードワードに従って発見メッセージを生成し、その発見メッセージをブロードキャストする。
S302. 第1の近接ベースのサービスエンティティは、第2のユーザ機器によって送信されたマッチレポートメッセージを受信し、そのマッチレポートメッセージは、発見メッセージを含み、その発見メッセージは、第1のユーザ機器によってブロードキャストされ、第2のユーザ機器によって取得され、第1のユーザ機器のロケーションオフセット情報を含む。
特に、第2のユーザ機器は、第1のユーザ機器によってブロードキャストされた発見メッセージを受信した後に、マッチレポートメッセージを第2の近接ベースのサービスエンティティへ送信する。
S303. 第1の近接ベースのサービスエンティティは、初期のロケーション情報を第2のユーザ機器へ送信し、それによって第2のユーザ機器は、初期のロケーション情報およびロケーションオフセット情報に従って第1のユーザ機器のロケーションを決定するか、または初期のロケーション情報およびマッチレポートメッセージに従って測位情報を取得し、その測位情報を第2のユーザ機器へ送信し、その測位情報は、第1のユーザ機器のロケーションを示すために使用される。
以降では、ステップS303の2つの実施様式について詳細に記述している。
様式1: マッチレポートメッセージを受信した後に、第1の近接ベースのサービスエンティティは、第1のユーザ機器の保存されている初期のロケーション情報を第2のユーザ機器へ送信し、それによって第2のユーザ機器は、初期のロケーション情報およびロケーションオフセット情報に従って第1のユーザ機器のロケーションを決定する。
様式2: 第1の近接ベースのサービスエンティティは、マッチレポートメッセージおよび初期のロケーション情報に従って測位情報を取得し、その測位情報を第2のユーザ機器へ送信する。
様式2の実施様式においては、第1の近接ベースのサービスエンティティは、初期のロケーション情報およびロケーションオフセット情報に従って第1のユーザ機器のロケーションを決定する。測位情報は、第1のユーザ機器のロケーション情報を含む。第2のユーザ機器は、ロケーション情報に従って第1のユーザ機器のロケーションを決定する。
様式2の別の実施様式においては、マッチレポートメッセージが第2のユーザ機器のロケーション情報をさらに含む場合には、発見メッセージ内のロケーションオフセット情報と、初期のロケーション情報とに従って、第1のユーザ機器のロケーションを決定した後に、第1の近接ベースのサービスエンティティは、第2のユーザ機器のロケーション情報に従って、第1のユーザ機器と、第2のユーザ機器との間における距離を決定する。測位情報は、第1のユーザ機器と、第2のユーザ機器との間における距離情報を含む。第2のユーザ機器は、その距離情報に従って第1のユーザ機器のロケーションを決定する。
前述のソリューションを用いれば、第1のユーザ機器によってブロードキャストされた発見メッセージが、ロケーションオフセット情報を搬送するので、別のユーザ機器は、ロケーションオフセット情報のみに従って第1のユーザ機器のロケーションを決定することができず、それによって、そのユーザ機器のロケーションが暴露されることを防止し、ユーザのプライバシー漏洩の問題を解決する。
実施形態4
本発明において提供されているユーザ機器間での発見方法の技術的なソリューションを当業者がより明確に理解することを可能にするために、以降では、詳細な実施形態を使用することによって詳細な説明を提供している。図4において示されているように、この方法は、下記のステップを含む。
S401. 第1のユーザ機器が、第1の発見要求メッセージを第1の近接ベースのサービスエンティティへ送信し、その第1の発見要求メッセージは、第1のユーザ機器の初期のロケーション情報を含む。
S402. 第1の近接ベースのサービスエンティティは、初期のロケーション情報を保存し、第1のユーザ機器を認証する。
さらに、第1のユーザ機器を認証した後に、第1の近接ベースのサービスエンティティは、ステップS403を実行する。
S403. 第1の近接ベースのサービスエンティティは、第1のユーザ機器の第1のコードワードを構成する。
S404. 第1の近接ベースのサービスエンティティは、第1の発見応答メッセージを第1のユーザ機器へ送信し、その発見応答メッセージは、第1のコードワードを含む。
S405. 第1のユーザ機器は、ロケーションオフセット情報を取得し、第1のコードワードおよびロケーションオフセット情報に従って発見メッセージを生成する。
ロケーションオフセット情報は、第1のユーザ機器の現在のロケーションと初期ロケーションとの間におけるオフセットである。
S406. 第1のユーザ機器は、発見メッセージをブロードキャストする。
S407. 第2のユーザ機器は、第2の発見要求メッセージを第2の近接ベースのサービスエンティティへ送信する。
S408. 第2の近接ベースのサービスエンティティは、第2の発見要求メッセージに従ってリッスン要求メッセージを第1の近接ベースのサービスエンティティへ送信する。
特に、第2の発見要求メッセージは、第1のユーザ機器のアプリケーションレイヤ識別子を含む。第2の近接ベースのサービスエンティティは、そのアプリケーションレイヤ識別子に従って、第1のユーザ機器が属しているPLMNの識別子を決定し得る。この方法においては、第2の近接ベースのサービスエンティティは、そのPLMNの識別子に従ってリッスン要求メッセージを第1の近接ベースのサービスエンティティへ送信して、第1のコードワードおよび初期のロケーション情報を取得する。
S409. 第1の近接ベースのサービスエンティティは、第1のコードワードと初期のロケーション情報とを含むリッスン応答メッセージを第2の近接ベースのサービスエンティティへ送信する。
S410. 第2の近接ベースのサービスエンティティは、第1のコードワードに対応する第1のフィルタを構成する。
ユーザ機器によってブロードキャストされるコードワードに関しては、別のユーザ機器は、そのコードワードにマッチするフィルタを使用して、そのコードワードを正しく受信する必要があるということに留意されたい。すなわち、第1のフィルタを使用するユーザ機器のみが、第1のコードワードとロケーションオフセット情報とを統合することによって生成される発見メッセージを受信することができる。
S411. 第1の近接ベースのサービスエンティティは、第1のフィルタと初期のロケーション情報とを含む発見応答メッセージを第2のユーザ機器へ送信する。
S412. 第2のユーザ機器は、第1のフィルタに従って発見メッセージを受信する。
S413. 第2のユーザ機器は、マッチレポートメッセージを第2の近接ベースのサービスエンティティへ送信する。
マッチレポートメッセージは、発見メッセージを含む。
さらに、第2の近接ベースのサービスエンティティがマッチレポートメッセージを受信した後には、2つの実施様式がある。様式1においては、ステップS414からステップS415が実行される。様式2においては、ステップS416からステップS417が実行される。
S414. 第2の近接ベースのサービスエンティティは、マッチレポートメッセージに従って初期のロケーション情報を第2のユーザ機器へ送信する。
特に、初期のロケーション情報は、ステップS407からステップS410を用いて第1の近接ベースのサービスエンティティから第2の近接ベースのサービスエンティティによって取得される。任意選択で、第2の近接ベースのサービスエンティティは、代替として、マッチレポートメッセージを受信した後に初期のロケーション情報を第1の近接ベースのサービスエンティティに要求し得る。これは、本発明においては限定されない。
S415. 第2のユーザ機器は、発見メッセージ内のロケーションオフセット情報と、初期のロケーション情報とに従って、第1のユーザ機器のロケーションを決定する。
S416. 第2の近接ベースのサービスエンティティは、発見メッセージ内のロケーションオフセット情報を取得し、そのロケーションオフセット情報および初期のロケーション情報に従って第1のユーザ機器のロケーションを決定する。
S417. 第2の近接ベースのサービスエンティティは、第1のユーザ機器のロケーション情報を第2のユーザ機器へ送信する。
任意選択で、マッチレポートメッセージは、第2のユーザ機器のロケーション情報をさらに含み得る。このケースにおいては、様式2において、第1のユーザ機器のロケーションを決定した後に、第2の近接ベースのサービスエンティティはさらに、第2のユーザ機器のロケーション情報に従って、第1のユーザ機器と、第2のユーザ機器との間における距離を決定し、第1のユーザ機器と、第2のユーザ機器との間における距離情報を第2のユーザ機器へ送信し得る。
図4において示されているステップは、説明のための例にすぎないということに留意されたい。説明を簡単にするために、それらのステップは、一連のアクションの組合せとして記述されているが、本発明は、記述されているアクションのシーケンスによって限定されるものではないということを当業者ならわかるはずであり、第2に、本明細書において記述されている実施形態は、好ましい実施形態であり、含まれているアクションは、本発明の実施形態によって必ずしも必要とされるとは限らないということも当業者ならわかるはずである。
この方法においては、第1のユーザ機器がブロードキャスティングを実行するたびに、第1のユーザ機器は、無線インターフェースにおいてロケーションオフセット情報を暴露し、別のユーザ機器は、ロケーションオフセット情報のみに従って第1のユーザ機器のロケーションを決定することができず、それによって、起こり得るユーザのプライバシー漏洩を回避する。
実施形態5
本発明のこの実施形態は、さらに別のユーザ機器間での発見方法を提供する。図5において示されているように、この方法は、下記のステップを含む。
S501. 第1のユーザ機器が、第1のユーザ機器が属している第1の近接ベースのサービスエンティティから、第1のコードワードと、第2のコードワードに対応するフィルタとを取得する。
特に、第1のコードワードは、第1のユーザ機器が第1の発見要求メッセージを第1の近接ベースのサービスエンティティへ送信し、第1の近接ベースのサービスエンティティが第1の発見要求メッセージに従って第1のユーザ機器を認証し、その認証が成功した後に、第1の近接ベースのサービスエンティティによって第1のユーザ機器へ割り当てられる。
たとえば、第1のユーザ機器は、その第1のユーザ機器が属している第1の近接ベースのサービスエンティティへ第1の発見要求メッセージを送信するステップであって、その第1の発見要求メッセージは、第1の表示情報を含み、その第1の表示情報は、第2のコードワードと、その第2のコードワードに対応するフィルタとを構成するよう第1の近接ベースのサービスエンティティに指示するために使用される、ステップと、第1の近接ベースのサービスエンティティによって送信された第1の発見応答メッセージを受信するステップであって、その第1の発見応答メッセージは、第1のコードワードおよびフィルタを含む、ステップとを行う。
S502. 第1のユーザ機器は、第1のコードワードをブロードキャストする。
S503. 第1のユーザ機器は、第1のコードワードを受信した後に第2のユーザ機器によってブロードキャストされる第2のコードワードを、フィルタを使用することによって取得し、事前設定された期間内で第2のコードワードに従って第1のユーザ機器のロケーション情報をブロードキャストする。
フィルタは、第2のコードワードに一意に対応するということに留意されたい。すなわち、第1のユーザ機器のみが、第2のユーザ機器によってブロードキャストされた第2のコードワードを、フィルタを使用することによって受信することができる。
その上、第2のユーザ機器は、第1の近接ベースのサービスエンティティから第2のコードワードを取得する。特に、第1のユーザ機器および第2のユーザ機器が、同じ近接ベースのサービスエンティティに属している場合には、第2のユーザ機器によって送信された第2の発見要求メッセージを受信した後に、第1の近接ベースのサービスエンティティは、第2のコードワードを含む第2の発見応答メッセージを第2のユーザ機器へ送信する。第1のユーザ機器および第2のユーザ機器が、別々の近接ベースのサービスエンティティに属している場合には、第2のユーザ機器に対応する第2の近接ベースのサービスエンティティは、第1の近接ベースのサービスエンティティへリッスン要求メッセージを送信して、第1の近接ベースのサービスエンティティ内の第2のコードワードを取得し、その第2のコードワードを第2のユーザ機器へ送信し得る。
この方法においては、第1のユーザ機器によってブロードキャストされた第1のコードワードを受信した後に、第2のユーザ機器は、第2のコードワードをブロードキャストすることを開始する。第2のコードワードを、対応するフィルタを使用することによって受信した後に、第1のユーザ機器は、事前設定された期間内で第1のユーザ機器のロケーション情報をブロードキャストする。第1のユーザ機器は、事前設定された期間内でのみロケーション情報をブロードキャストし、それによって、ロケーション情報が無線インターフェースにおいて長い間暴露されることを防止し、ユーザのプライバシー漏洩のリスクを低減する。
実施形態6
本発明のこの実施形態は、さらに別のユーザ機器間での発見方法を提供する。図6において示されているように、この方法は、下記のステップを含む。
S601. 第2のユーザ機器が、第1のユーザ機器によってブロードキャストされた第1のコードワードを受信する。
特に、第1のコードワードは、第1のユーザ機器が第1の発見要求メッセージを第1の近接ベースのサービスエンティティへ送信し、第1の近接ベースのサービスエンティティが第1の発見要求メッセージに従って第1のユーザ機器を認証し、その認証が成功した後に、第1の近接ベースのサービスエンティティによって第1のユーザ機器へ割り当てられる。
S602. 第2のユーザ機器は、第1のコードワードを受信した後に第2のコードワードをブロードキャストする。
第2のコードワードは、第2のユーザ機器が属している第2の近接ベースのサービスエンティティから第2のユーザ機器によって取得される。
S603. 第2のユーザ機器は、フィルタを使用することによって第2のコードワードを受信した後に、事前設定された期間内で第1のユーザ機器によってブロードキャストされる第1のユーザ機器のロケーション情報を受信する。
フィルタは、第2のコードワードに一意に対応する。
特に、第1のコードワードをブロードキャストする前に、第1のユーザ機器は、第2のコードワードと、その第2のコードワードに対応するフィルタとを構成するよう、第1のユーザ機器が属している第1の近接ベースのサービスエンティティに指示し、第1の近接ベースのサービスエンティティによって送信されたフィルタを受信する。
第2のコードワードをブロードキャストする前に、第2のユーザ機器は、第2の発見要求メッセージを第2の近接ベースのサービスエンティティへ送信するステップであって、その第2の発見要求メッセージは、第2の表示情報を含み、その第2の表示情報は、第2のコードワードを第2の近接ベースのサービスエンティティに要求するために使用される、ステップと、第2の近接ベースのサービスエンティティによって送信された第2の発見応答メッセージを受信するステップであって、その第2の発見応答メッセージは、第2のコードワードを含む、ステップとを行う。
特に、第1のユーザ機器および第2のユーザ機器が、同じ近接ベースのサービスエンティティに属している場合には、第2のユーザ機器によって送信された第2の発見要求メッセージを受信した後に、第2の近接ベースのサービスエンティティは、第2のコードワードを含む第2の発見応答メッセージを第2のユーザ機器へ送信する。第1のユーザ機器および第2のユーザ機器が、別々の近接ベースのサービスエンティティに属している場合には、第2のユーザ機器に対応する第2の近接ベースのサービスエンティティは、第1のユーザ機器に対応する第1の近接ベースのサービスエンティティへリッスン要求メッセージを送信して、第1の近接ベースのサービスエンティティ内の第2のコードワードを取得し、その第2のコードワードを第2のユーザ機器へ送信し得る。
この方法においては、第1のユーザ機器によってブロードキャストされた第1のコードワードを受信した後に、第2のユーザ機器は、第2のコードワードをブロードキャストすることを開始する。第2のコードワードを、対応するフィルタを使用することによって受信した後に、第1のユーザ機器は、事前設定された期間内で第1のユーザ機器のロケーション情報をブロードキャストする。第1のユーザ機器は、事前設定された期間内でのみロケーション情報をブロードキャストし、それによって、ロケーション情報が無線インターフェースにおいて長い間暴露されることを防止し、ユーザのプライバシー漏洩のリスクを低減する。
実施形態7
本発明のこの実施形態は、さらに別のユーザ機器間での発見方法を提供する。本発明のこの実施形態は、第1のユーザ機器および第2のユーザ機器が、同じ近接ベースのサービスエンティティに対応するケースに適用可能である。図7において示されているように、この方法は、下記のステップを含む。
S701. 第1の近接ベースのサービスエンティティが、第1のユーザ機器によって送信された第1の発見要求メッセージを受信し、その第1の発見要求メッセージは、第1の表示情報を含む。
S702. 第1の近接ベースのサービスエンティティは、第1の表示情報に従って、第2のコードワードと、その第2のコードワードに対応するフィルタとを構成する。
S703. 第1の近接ベースのサービスエンティティは、第1のコードワードおよびフィルタを第1のユーザ機器へ送信する。
特に、第1のコードワードは、第1の近接ベースのサービスエンティティが第1の発見要求メッセージに従って第1のユーザ機器を認証し、その認証が成功した後に、ブロードキャスティングのために第1の近接ベースのサービスエンティティによって第1のユーザ機器へ割り当てられるコードワードである。
S704. 第1の近接ベースのサービスエンティティは、第2のユーザ機器によって送信された第2の発見要求メッセージを受信するステップであって、その第2の発見要求メッセージは、第2の表示情報を含む、ステップと、その第2の表示情報に従って第2のコードワードを第2のユーザ機器へ送信し、それによって第1のユーザ機器は、第2のユーザ機器によってブロードキャストされた第2のコードワードを、フィルタに従って受信した後に、事前設定された期間内で第1のユーザ機器のロケーション情報をブロードキャストするステップとを行う。
特に、第1のユーザ機器によってブロードキャストされた第1のコードワードを受信した後に、第2のユーザ機器は、第1の近接ベースのサービスエンティティから取得された第2のコードワードをブロードキャストすることを開始する。第2のコードワードを、対応するフィルタを使用することによって受信した後に、第1のユーザ機器は、事前設定された期間内で第1のユーザ機器のロケーション情報をブロードキャストし、それによって第2のユーザ機器は、そのロケーション情報を受信した後に、そのロケーション情報に従って第1のユーザ機器のロケーションを決定する。
第1のユーザ機器は、事前設定された期間内でのみロケーション情報をブロードキャストし、それによって、ロケーション情報が無線インターフェースにおいて長い間暴露されることを防止し、ユーザのプライバシー漏洩のリスクを低減する。
実施形態8
本発明において提供されているユーザ機器間での発見方法の技術的なソリューションを当業者がより明確に理解することを可能にするために、以降では、詳細な実施形態を使用することによって詳細な説明を提供している。図8において示されているように、この方法は、下記のステップを含む。
S801. 第1のユーザ機器が、第1の発見要求メッセージを第1の近接ベースのサービスエンティティへ送信し、その第1の発見要求メッセージは、第1の表示情報を含む。
その第1の表示情報は、第2のコードワードと、その第2のコードワードに対応する第2のフィルタとを構成するよう第1の近接ベースのサービスエンティティに指示するために使用される。
S802. 第1の近接ベースのサービスエンティティは、発見要求メッセージに従って、第1のコードワードと、第2のコードワードと、その第2のコードワードに対応する第2のフィルタとを構成する。
第1の近接ベースのサービスエンティティが第1のコードワードを構成するプロセスは、既存のプロトコルに従って進行し得る。本発明のこの実施形態においては、第1の表示情報が、その第1の表示情報に従って第2のコードワードおよび第2のフィルタを構成するよう第1の近接ベースのサービスエンティティに指示するために既存の発見要求メッセージに付加される。
S803. 第1の近接ベースのサービスエンティティは、発見応答メッセージを第1のユーザ機器へ送信し、その発見応答メッセージは、第1のコードワードと第2のフィルタとを含む。
S804. 第2のユーザ機器が、第2の発見要求メッセージを第2の近接ベースのサービスエンティティへ送信し、その第2の発見要求メッセージは、第2の表示情報を含む。
その第2の表示情報は、第2のコードワードを第2の近接ベースのサービスエンティティに要求するために使用される。
S805. 第2の近接ベースのサービスエンティティは、第2の発見要求メッセージに従ってリッスン要求メッセージを第1の近接ベースのサービスエンティティへ送信する。
S806. 第1の近接ベースのサービスエンティティは、第1のコードワードと第2のコードワードとを含むリッスン応答メッセージを第2の近接ベースのサービスエンティティへ送信する。
S807. 第2の近接ベースのサービスエンティティは、第1のコードワードに対応する第1のフィルタを構成する。
S808. 第2の近接ベースのサービスエンティティは、第1のフィルタと第2のコードワードとを含む第2の発見応答メッセージを第2のユーザ機器へ送信する。
S809. 第1のユーザ機器は、第1のコードワードをブロードキャストする。
S810. 第2のユーザ機器は、第1のフィルタを使用することによって第1のコードワードを受信した後に第2のコードワードをブロードキャストする。
S811. 第1のユーザ機器は、第2のフィルタを使用することによって第2のコードワードを受信した後に、事前設定された期間内でロケーション情報をブロードキャストする。
S812. 第2のユーザ機器は、ロケーション情報を受信し、そのロケーション情報に従って第1のユーザ機器のロケーションを決定する。
この方法においては、第1のユーザ機器は、事前設定された期間内でのみロケーション情報をブロードキャストし、それによって、ロケーション情報が無線インターフェースにおいて長い間暴露されることを防止し、ユーザのプライバシー漏洩のリスクを低減する。
図8において示されているステップは、説明のための例にすぎないということに留意されたい。説明を簡単にするために、それらのステップは、一連のアクションの組合せとして記述されているが、本発明は、記述されているアクションのシーケンスによって限定されるものではないということを当業者ならわかるはずであり、第2に、本明細書において記述されている実施形態は、好ましい実施形態であり、含まれているアクションは、本発明の実施形態によって必ずしも必要とされるとは限らないということも当業者ならわかるはずである。
実施形態9
本発明のこの実施形態は、図1において示されている方法の実施形態を実施するように構成されているユーザ機器90を提供する。図9において示されているように、ユーザ機器90は、
発見要求メッセージを第1の近接ベースのサービスエンティティへ送信するように構成されている送信ユニット91であって、その発見要求メッセージは、このユーザ機器の初期のロケーション情報を含む、送信ユニット91と、
第1の近接ベースのサービスエンティティによって送信された発見応答メッセージを受信するように構成されている受信ユニット92であって、その発見応答メッセージは、このユーザ機器の第1のコードワードを含む、受信ユニット92と、
このユーザ機器のロケーションオフセット情報を取得するように構成されている取得ユニット93と、
ロケーションオフセット情報および第1のコードワードに従って発見メッセージを生成するように構成されている生成ユニット94であって、そのロケーションオフセット情報は、このユーザ機器の現在のロケーションと初期ロケーションとの間におけるオフセットである、生成ユニット94と、
発見メッセージをブロードキャストするように構成されているブロードキャストユニット95であって、その発見メッセージは、初期のロケーション情報およびロケーションオフセット情報を取得した後に、その初期のロケーション情報およびロケーションオフセット情報に従ってこのユーザ機器のロケーションを決定するために、第2のユーザ機器、またはその第2のユーザ機器が属している第2の近接ベースのサービスエンティティによって使用される、ブロードキャストユニット95とを含む。
特に、第1のコードワードは、ブロードキャスティングのために第1の近接ベースのサービスエンティティによってこのユーザ機器へ割り当てられるコードワードである。初期のロケーション情報は、発見要求メッセージを送信する前にこのユーザ機器によって取得されるこのユーザ機器のロケーション情報である。たとえば、初期のロケーション情報は、このユーザ機器のGPS測位機能を使用することによってこのユーザ機器によって取得されるGPS座標であり得る。第1の近接ベースのサービスエンティティは、初期のロケーション情報を保存する。
発見メッセージは、第1のコードワードおよびロケーションオフセット情報を含む。本発明のこの実施形態の可能な実施様式においては、第1のコードワードは、予備ビットを含む。この方法においては、現在のロケーションと、初期ロケーションとの間におけるオフセットを決定した後に、このユーザ機器は、そのオフセットをエンコードして、ロケーションオフセット情報を取得し、そのロケーションオフセット情報を第1のコードワード内の予備ビット内に統合する。統合後には、新たなコードワードが取得され得る。発見メッセージは、その新たなコードワードを含む。
3GPPにおけるGPSエンコーディングの定義によれば、経度および緯度は、それぞれ24ビットを占める必要があり、合計で48ビットが占められるということに留意されたい。従来技術と比較して、本発明のこの実施形態においては、ロケーションオフセットが有しているエンコードされる必要があるデータの範囲は、すべてのGPS座標と比較して小さい。したがって、ロケーションオフセット情報によって占められるビットの量は、小さな割合を占め、それによって発見メッセージは、より多くの情報を搬送することができ、それによってサービス拡張を容易にする。
任意選択で、送信ユニット91は、このユーザ機器の現在のロケーションと初期ロケーションとの間におけるオフセットが、事前設定された最大オフセットよりも大きい場合には、このユーザ機器の現在のロケーション情報を第1の近接ベースのサービスエンティティへ送信するようにさらに構成されており、それによって第1の近接ベースのサービスエンティティは、このユーザ機器の現在のロケーション情報を使用することによって初期のロケーション情報を更新する。
すなわち、このユーザ機器の角度オフセットが、第1のコードワード内の予備ビットによって示されることが可能である範囲を超えている場合には、このユーザ機器の現在のロケーション情報が、第1の近接ベースのサービスエンティティへ送信されて、第1の近接ベースのサービスエンティティ内に保存されている初期のロケーション情報を更新し得る。
初期のロケーション情報が更新された後に、このユーザ機器は、現在のロケーションと、更新された初期ロケーションとの間におけるオフセットを再び取得し、そのオフセットが、事前設定された最大オフセットよりも大きくないということを決定した後に、オフセット情報および第1のコードワードに従って発見メッセージを生成し得る。
さらに、このユーザ機器によってブロードキャストされた発見メッセージを受信した後に、第2のユーザ機器は、その発見メッセージを解析して、このユーザ機器のロケーションオフセット情報を取得し、第2の近接ベースのサービスエンティティから初期のロケーション情報を取得するために要求を送信し得る。
とりわけ、このユーザ機器および第2のユーザ機器が、同じ近接ベースのサービスエンティティに属している場合、すなわち、第1の近接ベースのサービスエンティティおよび第2の近接ベースのサービスエンティティが、同じ近接ベースのサービスエンティティである場合には、第2のユーザ機器の要求を受信した後に、第2の近接ベースのサービスエンティティは、保存されている初期のロケーション情報を第2のユーザ機器へ直接送信し得る。
第1の近接ベースのサービスエンティティおよび第2の近接ベースのサービスエンティティが、同じ近接ベースのサービスエンティティではない場合には、第2の近接ベースのサービスエンティティは、第1の近接ベースのサービスエンティティ内に保存されている初期のロケーション情報を取得するために、第1の近接ベースのサービスエンティティに対するリッスン要求メッセージを開始し得る。
特に、このユーザ機器によってブロードキャストされた発見メッセージを受信する前に、第2のユーザ機器は、発見要求メッセージを第2の近接ベースのサービスエンティティへ送信し得る。第2の近接ベースのサービスエンティティは、発見要求メッセージ内のアプリケーションレイヤ識別子に従って、このユーザ機器が属しているPLMNの識別子を決定し得る。この方法においては、第1の近接ベースのサービスエンティティは、PLMNの識別子に従って第1の近接ベースのサービスエンティティへリッスン要求メッセージを送信して、第1の近接ベースのサービスエンティティ内に保存されている初期のロケーション情報を取得する。
この方法においては、第2のユーザ機器は、このユーザ機器の初期のロケーション情報およびロケーションオフセット情報に従ってこのユーザ機器のロケーションを決定し得る。
その上、このユーザ機器によってブロードキャストされた発見メッセージを受信した後に、第2のユーザ機器は、代替として、その発見メッセージを第2の近接ベースのサービスエンティティへ送信してよく、それによって、第2の近接ベースのサービスエンティティは、このユーザ機器の初期のロケーション情報およびロケーションオフセット情報に従ってこのユーザ機器のロケーションを決定し、このユーザ機器のロケーション情報を第2のユーザ機器へ送信する。
便利で簡単な説明の目的で、前述のユーザ機器の詳細な機能プロセスおよび説明に関しては、前述の方法の実施形態における対応するプロセスを参照されたいということが当業者によって明らかに理解され得、詳細がここで再び記述されることはない。
前述のユーザ機器を用いれば、このユーザ機器によってブロードキャストされた発見メッセージが、ロケーションオフセット情報を搬送するので、別のユーザ機器は、ロケーションオフセット情報のみに従ってこのユーザ機器のロケーションを決定することができず、それによって、このユーザ機器のロケーションが暴露されることを防止し、ユーザのプライバシー漏洩の問題を解決する。
実施形態10
本発明のこの実施形態は、図2に対応する方法の実施形態を実施するように構成されている別のユーザ機器10を提供する。図10において示されているように、ユーザ機器10は、
第1のユーザ機器によってブロードキャストされた発見メッセージを取得するように構成されている第1の受信ユニット101であって、その発見メッセージは、第1のユーザ機器のロケーションオフセット情報を含み、そのロケーションオフセット情報は、第1のユーザ機器の現在のロケーションと初期ロケーションとの間におけるオフセットである、第1の受信ユニット101と、
このユーザ機器が属している第2の近接ベースのサービスエンティティへマッチレポートメッセージを送信するように構成されている送信ユニット102であって、そのマッチレポートメッセージは、発見メッセージを含む、送信ユニット102と、
第2の近接ベースのサービスエンティティによって送信された測位情報を受信するように構成されている第2の受信ユニット103であって、その測位情報は、第1のユーザ機器のロケーションを示すために使用され、その測位情報は、初期のロケーション情報およびマッチレポートメッセージに従って第2の近接ベースのサービスエンティティによって取得される、第2の受信ユニット103、または、第2の近接ベースのサービスエンティティによって送信される第1のユーザ機器の初期のロケーション情報を受信するように構成されている第2の受信ユニット103とを含み、このユーザ機器は、初期のロケーション情報およびロケーションオフセット情報に従って第1のユーザ機器のロケーションを決定するように構成されている決定ユニット104をさらに含む。
特に、発見メッセージをブロードキャストする前に、第1のユーザ機器は、発見要求メッセージを第1の近接ベースのサービスエンティティへ送信するステップであって、その発見要求メッセージは、第1のユーザ機器の初期のロケーション情報を含む、ステップと、第1の近接ベースのサービスエンティティによって送信された発見応答メッセージを受信するステップであって、その発見応答メッセージは、第1のユーザ機器の第1のコードワードを含む、ステップとを行う。さらに、第1のユーザ機器は、その第1のユーザ機器のロケーションオフセット情報を取得し、そのロケーションオフセット情報および第1のコードワードに従って発見メッセージを生成する。
さらに、第1のユーザ機器のロケーションは、下記の2つの様式で決定され得る。
様式1: マッチレポートメッセージは、初期ロケーション要求表示を含み、マッチレポートメッセージを受信した後に、第2の近接ベースのサービスエンティティは、初期ロケーション要求表示に従って第1のユーザ機器の初期のロケーション情報をこのユーザ機器へ送信し、それによってこのユーザ機器は、初期のロケーション情報およびロケーションオフセット情報に従って第1のユーザ機器のロケーションを決定する。
特に、第1のユーザ機器およびこのユーザ機器が、同じ近接ベースのサービスエンティティに属している場合、すなわち、第1の近接ベースのサービスエンティティおよび第2の近接ベースのサービスエンティティが、同じ近接ベースのサービスエンティティである場合には、マッチレポートメッセージを受信した後に、第2の近接ベースのサービスエンティティは、保存されている初期のロケーション情報を、初期ロケーション要求表示に従ってこのユーザ機器へ直接送信し得る。第1の近接ベースのサービスエンティティおよび第2の近接ベースのサービスエンティティが、同じ近接ベースのサービスエンティティではない場合には、第2の近接ベースのサービスエンティティは、第1の近接ベースのサービスエンティティに対するリッスン要求メッセージを開始して、第1の近接ベースのサービスエンティティ内に保存されている初期のロケーション情報を取得してよく、マッチレポートメッセージを受信した後に、第1の近接ベースのサービスエンティティから取得された初期のロケーション情報を、初期ロケーション要求表示に従ってこのユーザ機器へ送信し得る。
様式2: マッチレポートメッセージは、ロケーション要求表示を含み、マッチレポート情報を受信した後に、第2の近接ベースのサービスエンティティは、マッチレポートメッセージおよび初期のロケーション情報に従って測位情報を取得し、その測位情報をこのユーザ機器へ送信する。
様式2の任意選択の実施様式においては、第2の近接ベースのサービスエンティティは、発見メッセージ内のロケーションオフセット情報を取得し、第1のユーザ機器の初期のロケーション情報およびロケーションオフセット情報に従って第1のユーザ機器のロケーションを決定する。測位情報は、第1のユーザ機器のロケーション情報を含む。
第2の近接ベースのサービスエンティティによって第1のユーザ機器の初期のロケーション情報を取得するための方法に関しては、様式1における対応する説明を参照されたい。詳細がここで再び記述されることはない。
様式2の別の任意選択の実施様式においては、マッチレポートメッセージは、このユーザ機器のロケーション情報をさらに含む。この方法においては、第1のユーザ機器のロケーションを決定した後に、第2の近接ベースのサービスエンティティは、このユーザ機器のロケーション情報に従って、第1のユーザ機器と、この第2のユーザ機器との間における距離をさらに決定し得る。測位情報は、第1のユーザ機器と、このユーザ機器との間における距離情報を含む。
便利で簡単な説明の目的で、前述のユーザ機器の詳細な機能プロセスおよび説明に関しては、前述の方法の実施形態における対応するプロセスを参照されたいということが当業者によって明らかに理解され得、詳細がここで再び記述されることはない。
前述のユーザ機器を用いれば、第1のユーザ機器によってブロードキャストされた発見メッセージが、ロケーションオフセット情報を搬送するので、別のユーザ機器は、ロケーションオフセット情報のみに従って第1のユーザ機器のロケーションを決定することはできないが、このユーザ機器、または第2の近接ベースのサービスエンティティは、第1のユーザ機器のロケーションオフセット情報および初期のロケーション情報に従って第1のユーザ機器のロケーションを決定し得、それによって、このユーザ機器のロケーションが暴露されることを防止し、ユーザのプライバシー漏洩の問題を解決する。
実施形態11
本発明のこの実施形態は、図3に対応する方法の実施形態を実施するように構成されている近接ベースのサービスエンティティ11を提供する。図11において示されているように、近接ベースのサービスエンティティ11は、
第1のユーザ機器によって送信された発見要求メッセージを受信するように構成されている第1の受信ユニット110であって、その発見要求メッセージは、第1のユーザ機器の初期のロケーション情報を含む、第1の受信ユニット110と、
第2のユーザ機器によって送信されたマッチレポートメッセージを受信するように構成されている第2の受信ユニット111であって、そのマッチレポートメッセージは、発見メッセージを含み、その発見メッセージは、第1のユーザ機器によってブロードキャストされ、第2のユーザ機器によって取得され、第1のユーザ機器のロケーションオフセット情報を含み、第1のユーザ機器および第2のユーザ機器は両方とも、この近接ベースのサービスエンティティに属している、第2の受信ユニット111と、
初期のロケーション情報を第2のユーザ機器へ送信するように構成されている送信ユニット112であって、それによって第2のユーザ機器は、その初期のロケーション情報およびロケーションオフセット情報に従って第1のユーザ機器のロケーションを決定する、送信ユニット112とを含み、またはこの近接ベースのサービスエンティティは、初期のロケーション情報およびマッチレポートメッセージに従って測位情報を取得するように構成されている取得ユニット113をさらに含み、送信ユニット112は、測位情報を第2のユーザ機器へ送信するように構成されており、その測位情報は、第1のユーザ機器のロケーションを示すために使用される。
特に、第1のコードワードは、ブロードキャスティングのために第1の近接ベースのサービスエンティティによって第1のユーザ機器へ割り当てられるコードワードである。初期のロケーション情報は、発見要求メッセージを送信する前に第1のユーザ機器によって取得される第1のユーザ機器のロケーション情報である。たとえば、初期のロケーション情報は、第1のユーザ機器のGPS測位機能を使用することによって第1のユーザ機器によって取得されるGPS座標であり得る。
さらに、第1の近接ベースのサービスエンティティは、初期のロケーション情報を保存し、発見応答メッセージを第1のユーザ機器へ送信し、その発見応答メッセージは、第1のユーザ機器の第1のコードワードを含み、それによって第1のユーザ機器は、ロケーションオフセット情報を取得した後に、ロケーションオフセット情報および第1のコードワードに従って発見メッセージを生成し、その発見メッセージをブロードキャストする。
本発明のこの実施形態の可能な実施様式においては、マッチレポートメッセージ受信した後に、この近接ベースのサービスエンティティは、第1のユーザ機器の保存されている初期のロケーション情報を第2のユーザ機器へ送信し、それによって第2のユーザ機器は、その初期のロケーション情報およびロケーションオフセット情報に従って第1のユーザ機器のロケーションを決定する。
本発明のこの実施形態の別の可能な実施様式においては、取得ユニット113は、初期のロケーション情報およびロケーションオフセット情報に従って第1のユーザ機器のロケーションを決定するように特に構成されており、測位情報は、第1のユーザ機器のロケーション情報を含む。第2のユーザ機器は、そのロケーション情報に従って第1のユーザ機器のロケーションを決定する。
本発明のこの実施形態の別の可能な実施様式においては、マッチレポートメッセージは、第2のユーザ機器のロケーション情報をさらに含む。取得ユニット113は、初期のロケーション情報およびロケーションオフセット情報に従って第1のユーザ機器のロケーションを決定し、第1のユーザ機器のロケーションおよび第2のユーザ機器のロケーションに従って、第1のユーザ機器と、第2のユーザ機器との間における距離を決定するように特に構成されている。測位情報は、第1のユーザ機器と、第2のユーザ機器との間における距離情報を含む。第2のユーザ機器は、その距離情報に従って第1のユーザ機器のロケーションを決定する。
便利で簡単な説明の目的で、前述の近接ベースのサービスエンティティの詳細な機能プロセスおよび説明に関しては、前述の方法の実施形態における対応するプロセスを参照されたいということが当業者によって明らかに理解され得、詳細がここで再び記述されることはない。
前述の近接ベースのサービスエンティティを用いれば、第1のユーザ機器によってブロードキャストされた発見メッセージが、ロケーションオフセット情報を搬送するので、別のユーザ機器は、ロケーションオフセット情報のみに従って第1のユーザ機器のロケーションを決定することはできないが、この近接ベースのサービスエンティティは、第1のユーザ機器のロケーションオフセット情報および初期のロケーション情報に従って第1のユーザ機器のロケーションを決定し得、それによって、そのユーザ機器のロケーションが暴露されることを防止し、ユーザのプライバシー漏洩の問題を解決する。
実施形態12
本発明のこの実施形態は、図5に対応する方法の実施形態を実施するように構成されているさらに別のユーザ機器12を提供する。図12において示されているように、ユーザ機器12は、
このユーザ機器が属している第1の近接ベースのサービスエンティティから、第1のコードワードと、第2のコードワードに対応するフィルタとを取得するように構成されている取得ユニット121と、
第1のコードワードをブロードキャストするように構成されているブロードキャストユニット122と、
第1のコードワードを受信した後に第2のユーザ機器によってブロードキャストされる第2のコードワードを、フィルタを使用することによって取得するように構成されている受信ユニット123とを含み、
ブロードキャストユニット122は、事前設定された期間内で第2のコードワードに従ってこのユーザ機器のロケーション情報をブロードキャストするようにさらに構成されている。
任意選択で、ユーザ機器12は、
第1の発見要求メッセージを第1の近接ベースのサービスエンティティへ送信するように構成されている送信ユニット124をさらに含み、その第1の発見要求メッセージは、第1の表示情報を含み、その第1の表示情報は、第2のコードワードと、その第2のコードワードに対応するフィルタとを構成するよう第1の近接ベースのサービスエンティティに指示するために使用され、
取得ユニット121は、第1の近接ベースのサービスエンティティによって送信された第1の発見応答メッセージを受信するように特に構成されており、その第1の発見応答メッセージは、第1のコードワードおよびフィルタを含む。
特に、第1のコードワードは、ブロードキャスティングのために第1の近接ベースのサービスエンティティによってこのユーザ機器へ割り当てられるコードワードである。
たとえば、このユーザ機器は、このユーザ機器が属している第1の近接ベースのサービスエンティティへ第1の発見要求メッセージを送信するステップであって、その第1の発見要求メッセージは、第1の表示情報を含み、その第1の表示情報は、第2のコードワードと、その第2のコードワードに対応するフィルタとを構成するよう第1の近接ベースのサービスエンティティに指示するために使用される、ステップと、第1の近接ベースのサービスエンティティによって送信された第1の発見応答メッセージを受信するステップであって、その第1の発見応答メッセージは、第1のコードワードおよびフィルタを含む、ステップとを行う。
フィルタは、第2のコードワードに一意に対応するということに留意されたい。すなわち、このユーザ機器のみが、第2のユーザ機器によってブロードキャストされた第2のコードワードを、フィルタを使用することによって受信することができる。
その上、第2のユーザ機器は、第1の近接ベースのサービスエンティティから第2のコードワードを取得する。特に、このユーザ機器および第2のユーザ機器が、同じ近接ベースのサービスエンティティに属している場合には、第2のユーザ機器によって送信された第2の発見要求メッセージを受信した後に、第1の近接ベースのサービスエンティティは、第2のコードワードを含む第2の発見応答メッセージを第2のユーザ機器へ送信する。このユーザ機器および第2のユーザ機器が、別々の近接ベースのサービスエンティティに属している場合には、第2のユーザ機器に対応する第2の近接ベースのサービスエンティティは、第1の近接ベースのサービスエンティティへリッスン要求メッセージを送信して、第1の近接ベースのサービスエンティティ内の第2のコードワードを取得し、その第2のコードワードを第2のユーザ機器へ送信し得る。
この方法においては、このユーザ機器によってブロードキャストされた第1のコードワードを受信した後に、第2のユーザ機器は、第2のコードワードをブロードキャストすることを開始する。第2のコードワードを、対応するフィルタを使用することによって受信した後に、このユーザ機器は、事前設定された期間内でこのユーザ機器のロケーション情報をブロードキャストする。このユーザ機器は、事前設定された期間内でのみロケーション情報をブロードキャストし、それによって、ロケーション情報が無線インターフェースにおいて長い間暴露されることを防止する。したがって、本発明のこの実施形態において提供されているユーザ機器を用いれば、ユーザのプライバシー漏洩のリスクが低減されることが可能である。
便利で簡単な説明の目的で、前述のユーザ機器の詳細な機能プロセスおよび説明に関しては、前述の方法の実施形態における対応するプロセスを参照されたいということが当業者によって明らかに理解され得、詳細がここで再び記述されることはない。
実施形態13
本発明のこの実施形態は、図6において示されている方法の実施形態を実施するように構成されているさらに別のユーザ機器13を提供する。図13において示されているように、ユーザ機器13は、
第1のユーザ機器によってブロードキャストされた第1のコードワードを受信するように構成されている第1の受信ユニット131であって、
その第1のコードワードは、ブロードキャスティングのために第1の近接ベースのサービスエンティティによってこのユーザ機器へ割り当てられるコードワードである、第1の受信ユニット131と、
第1のコードワードを受信ユニット131が受信した後に第2のコードワードをブロードキャストするように構成されているブロードキャストユニット132であって、その第2のコードワードは、このユーザ機器が属している第2の近接ベースのサービスエンティティからこのユーザ機器によって取得される、ブロードキャストユニット132とを含み、
第1の受信ユニット131は、フィルタを使用することによって第2のコードワードを受信した後に、事前設定された期間内で第1のユーザ機器によってブロードキャストされる第1のユーザ機器のロケーション情報を受信するようにさらに構成されており、そのフィルタは、第2のコードワードに一意に対応する。
特に、第1のコードワードをブロードキャストする前に、第1のユーザ機器は、第2のコードワードと、その第2のコードワードに対応するフィルタとを構成するよう、第1のユーザ機器が属している第1の近接ベースのサービスエンティティに指示し、第1の近接ベースのサービスエンティティによって送信されたフィルタを受信する。
任意選択で、ユーザ機器13は、
第2の発見要求メッセージを第2の近接ベースのサービスエンティティへ送信するように構成されている送信ユニット133であって、その第2の発見要求メッセージは、第2の表示情報を含み、その第2の表示情報は、第2のコードワードを第2の近接ベースのサービスエンティティに要求するために使用される、送信ユニット133と、
第2の近接ベースのサービスエンティティによって送信された第2の発見応答メッセージを受信するように構成されている第2の受信ユニット134であって、その第2の発見応答メッセージは、第2のコードワードを含む、第2の受信ユニット134とをさらに含む。
第1のユーザ機器およびこのユーザ機器が、同じ近接ベースのサービスエンティティに属している場合には、このユーザ機器によって送信された第2の発見要求メッセージを受信した後に、第2の近接ベースのサービスエンティティは、第2のコードワードを含む第2の発見応答メッセージをこのユーザ機器へ送信する。第1のユーザ機器およびこのユーザ機器が、別々の近接ベースのサービスエンティティに属している場合には、このユーザ機器に対応する第2の近接ベースのサービスエンティティは、第1のユーザ機器に対応する第1の近接ベースのサービスエンティティへリッスン要求メッセージを送信して、第1の近接ベースのサービスエンティティ内の第2のコードワードを取得し、その第2のコードワードをこのユーザ機器へ送信し得る。
便利で簡単な説明の目的で、前述のユーザ機器の詳細な機能プロセスおよび説明に関しては、前述の方法の実施形態における対応するプロセスを参照されたいということが当業者によって明らかに理解され得、詳細がここで再び記述されることはない。
前述のユーザ機器を用いれば、このユーザ機器は、第1のユーザ機器によってブロードキャストされた第1のコードワードを受信した後に、第2のコードワードをブロードキャストすることを開始し、第1のユーザ機器は、第2のコードワードを、対応するフィルタを使用することによって受信した後に、事前設定された期間内で第1のユーザ機器のロケーション情報をブロードキャストする。第1のユーザ機器は、事前設定された期間内でのみロケーション情報をブロードキャストし、それによって、ロケーション情報が無線インターフェースにおいて長い間暴露されることを防止し、ユーザのプライバシー漏洩のリスクを低減する。
実施形態14
本発明のこの実施形態は、図7において示されている方法の実施形態を実施するように構成されている別の近接ベースのサービスエンティティ14を提供する。図14において示されているように、近接ベースのサービスエンティティ14は、
第1のユーザ機器によって送信された第1の発見要求メッセージを受信するように構成されている第1の受信ユニット141であって、その第1の発見要求メッセージは、第1の表示情報を含む、第1の受信ユニット141と、
第1の表示情報に従って、第2のコードワードと、その第2のコードワードに対応するフィルタとを構成するように適合されている構成ユニット142と、
第1のコードワードおよびフィルタを第1のユーザ機器へ送信するように構成されている送信ユニット143と、
第2のユーザ機器によって送信された第2の発見要求メッセージを受信するように構成されている第2の受信ユニット144であって、その第2の発見要求メッセージは、第2の表示情報を含む、第2の受信ユニット144とを含み、
送信ユニット143は、第2の表示情報に従って第2のコードワードを第2のユーザ機器へ送信するようにさらに構成されており、それによって第1のユーザ機器は、第2のユーザ機器によってブロードキャストされた第2のコードワードを、フィルタに従って受信した後に、事前設定された期間内で第1のユーザ機器のロケーション情報をブロードキャストする。
特に、第1のユーザ機器によってブロードキャストされた第1のコードワードを受信した後に、第2のユーザ機器は、この近接ベースのサービスエンティティから取得された第2のコードワードをブロードキャストすることを開始する。第2のコードワードを、対応するフィルタを使用することによって受信した後に、第1のユーザ機器は、事前設定された期間内で第1のユーザ機器のロケーション情報をブロードキャストし、それによって第2のユーザ機器は、そのロケーション情報を受信した後に、そのロケーション情報に従って第1のユーザ機器のロケーションを決定する。
便利で簡単な説明の目的で、前述の近接ベースのサービスエンティティの詳細な機能プロセスおよび説明に関しては、前述の方法の実施形態における対応するプロセスを参照されたいということが当業者によって明らかに理解され得、詳細がここで再び記述されることはない。
前述の近接ベースのサービスエンティティを用いれば、この近接ベースのサービスエンティティは、第2のコードワードを第2のユーザ機器へ割り当て、その第2のコードワードに対応するフィルタを第1のユーザ機器へ割り当て、第1のユーザ機器は、そのフィルタを使用することによって第2のコードワードを受信した後に、事前設定された期間内でロケーション情報をブロードキャストし、それによって、ロケーション情報が無線インターフェースにおいて長い間暴露されることを防止し、ユーザのプライバシー漏洩のリスクを低減する。
実施形態15
本発明のこの実施形態は、さらに別のユーザ機器15を提供する。図15において示されているように、ユーザ機器15は、
プロセッサ(processor)151と、通信インターフェース(Communications Interface)152と、メモリ(memory)153と、通信バス154とを含み、プロセッサ151、通信インターフェース152、およびメモリ153は、通信バス154を使用することによって互いに通信する。
プロセッサ151は、マルチコア中央処理装置CPUもしくは特定用途向け集積回路ASIC(Application Specific Integrated Circuit)であってよく、または本発明のこの実施形態を実施する1つもしくは複数の集積回路として構成される。
メモリ153は、プログラムコードを保存するように構成されており、そのプログラムコードは、コンピュータオペレーション命令およびネットワークフローダイアグラムを含む。メモリ153は、高速RAMメモリを含んでよく、少なくとも1つの磁気ディスクメモリなどの不揮発性メモリ(non−volatile memory)をさらに含み得る。メモリ153は、メモリアレイであってもよい。メモリ153は、ブロックへと区分されてもよく、それらのブロックは、特定のルールに従って組み合わされて仮想ボリュームになってもよい。
通信インターフェース152は、これらの装置の間における接続および通信を実施するように構成されている。
プロセッサ151は、メモリ153内のプログラムコードを実行して、
発見要求メッセージを第1の近接ベースのサービスエンティティへ送信するオペレーションであって、その発見要求メッセージは、このユーザ機器の初期のロケーション情報を含む、オペレーションと、
第1の近接ベースのサービスエンティティによって送信された発見応答メッセージを受信するオペレーションであって、その発見応答メッセージは、このユーザ機器の第1のコードワードを含む、オペレーションと、
このユーザ機器のロケーションオフセット情報を取得し、そのロケーションオフセット情報および第1のコードワードに従って発見メッセージを生成するオペレーションであって、そのロケーションオフセット情報は、このユーザ機器の現在のロケーションと初期ロケーションとの間におけるオフセットである、オペレーションと、
発見メッセージをブロードキャストするオペレーションであって、その発見メッセージは、初期のロケーション情報およびロケーションオフセット情報を取得した後に、その初期のロケーション情報およびロケーションオフセット情報に従ってこのユーザ機器のロケーションを決定するために、第2のユーザ機器、またはその第2のユーザ機器が属している第2の近接ベースのサービスエンティティによって使用される、オペレーションとを実施するように構成されている。
任意選択で、それらのオペレーションは、
このユーザ機器の現在のロケーションと初期ロケーションとの間におけるオフセットが、事前設定された最大オフセットよりも大きい場合には、このユーザ機器の現在のロケーション情報を第1の近接ベースのサービスエンティティへ送信し、それによって第1の近接ベースのサービスエンティティは、このユーザ機器の現在のロケーション情報を使用することによって初期のロケーション情報を更新するオペレーションをさらに含む。
実施形態16
本発明のこの実施形態は、さらに別のユーザ機器16を提供する。図16において示されているように、ユーザ機器16は、
プロセッサ(processor)161と、通信インターフェース(Communications Interface)162と、メモリ(memory)163と、通信バス164とを含み、プロセッサ161、通信インターフェース162、およびメモリ163は、通信バス164を使用することによって互いに通信する。
プロセッサ161は、マルチコア中央処理装置CPUもしくは特定用途向け集積回路ASIC(Application Specific Integrated Circuit)であってよく、または本発明のこの実施形態を実施する1つもしくは複数の集積回路として構成される。
メモリ163は、プログラムコードを保存するように構成されており、そのプログラムコードは、コンピュータオペレーション命令およびネットワークフローダイアグラムを含む。メモリ163は、高速RAMメモリを含んでよく、少なくとも1つの磁気ディスクメモリなどの不揮発性メモリ(non−volatile memory)をさらに含み得る。メモリ163は、メモリアレイであってもよい。メモリ163は、ブロックへと区分されてもよく、それらのブロックは、特定のルールに従って組み合わされて仮想ボリュームになってもよい。
通信インターフェース162は、これらの装置の間における接続および通信を実施するように構成されている。
プロセッサ161は、メモリ163内のプログラムコードを実行して、
第1のユーザ機器によってブロードキャストされた発見メッセージを取得するオペレーションであって、その発見メッセージは、第1のユーザ機器のロケーションオフセット情報を含み、そのロケーションオフセット情報は、第1のユーザ機器の現在のロケーションと初期ロケーションとの間におけるオフセットである、オペレーションと、
このユーザ機器が属している第2の近接ベースのサービスエンティティへマッチレポートメッセージを送信するオペレーションであって、そのマッチレポートメッセージは、発見メッセージを含む、オペレーションと、
第2の近接ベースのサービスエンティティによって送信される第1のユーザ機器の初期のロケーション情報を受信し、その初期のロケーション情報およびロケーションオフセット情報に従って第1のユーザ機器のロケーションを決定するか、または第2の近接ベースのサービスエンティティによって送信された測位情報を受信するオペレーションであって、その測位情報は、第1のユーザ機器のロケーションを示すために使用され、その測位情報は、初期のロケーション情報およびマッチレポートメッセージに従って第2の近接ベースのサービスエンティティによって取得される、オペレーションとを実施するように構成されている。
実施形態17
本発明のこの実施形態は、さらに別の近接ベースのサービスエンティティ17を提供する。図17において示されているように、近接ベースのサービスエンティティ17は、
プロセッサ(processor)171と、通信インターフェース(Communications Interface)172と、メモリ(memory)173と、通信バス174とを含み、プロセッサ171、通信インターフェース172、およびメモリ173は、通信バス174を使用することによって互いに通信する。
プロセッサ171は、マルチコア中央処理装置CPUもしくは特定用途向け集積回路ASIC(Application Specific Integrated Circuit)であってよく、または本発明のこの実施形態を実施する1つもしくは複数の集積回路として構成される。
メモリ173は、プログラムコードを保存するように構成されており、そのプログラムコードは、コンピュータオペレーション命令およびネットワークフローダイアグラムを含む。メモリ173は、高速RAMメモリを含んでよく、少なくとも1つの磁気ディスクメモリなどの不揮発性メモリ(non−volatile memory)をさらに含み得る。メモリ173は、メモリアレイであってもよい。メモリ173は、ブロックへと区分されてもよく、それらのブロックは、特定のルールに従って組み合わされて仮想ボリュームになってもよい。
通信インターフェース172は、これらの装置の間における接続および通信を実施するように構成されている。
プロセッサ171は、メモリ173内のプログラムコードを実行して、
第1のユーザ機器によって送信された発見要求メッセージを受信するオペレーションであって、その発見要求メッセージは、第1のユーザ機器の初期のロケーション情報を含む、オペレーションと、
第2のユーザ機器によって送信されたマッチレポートメッセージを受信するオペレーションであって、そのマッチレポートメッセージは、発見メッセージを含み、その発見メッセージは、第1のユーザ機器によってブロードキャストされ、第2のユーザ機器によって取得され、第1のユーザ機器のロケーションオフセット情報を含み、第1のユーザ機器および第2のユーザ機器は両方とも、この近接ベースのサービスエンティティに属している、オペレーションと、
初期のロケーション情報を第2のユーザ機器へ送信し、それによって第2のユーザ機器は、その初期のロケーション情報およびロケーションオフセット情報に従って第1のユーザ機器のロケーションを決定するか、またはその初期のロケーション情報およびマッチレポートメッセージに従って測位情報を取得し、その測位情報を第2のユーザ機器へ送信するオペレーションであって、その測位情報は、第1のユーザ機器のロケーションを示すために使用される、オペレーションとを実施するように構成されている。
任意選択で、それらのオペレーションは、
初期のロケーション情報およびロケーションオフセット情報に従って第1のユーザ機器のロケーションを決定するオペレーションであって、その測位情報は、第1のユーザ機器のロケーション情報を含む、オペレーションをさらに含む。
任意選択で、マッチレポートメッセージは、第2のユーザ機器のロケーション情報をさらに含み、オペレーションは、
初期のロケーション情報およびロケーションオフセット情報に従って第1のユーザ機器のロケーションを決定するオペレーションと、
第1のユーザ機器のロケーションおよび第2のユーザ機器のロケーションに従って、第1のユーザ機器と、第2のユーザ機器との間における距離を決定するオペレーションであって、測位情報は、第1のユーザ機器と、第2のユーザ機器との間における距離情報を含む、オペレーションとをさらに含む。
実施形態18
本発明のこの実施形態は、さらに別のユーザ機器18を提供する。図18において示されているように、ユーザ機器18は、
プロセッサ(processor)181と、通信インターフェース(Communications Interface)182と、メモリ(memory)183と、通信バス184とを含み、プロセッサ181、通信インターフェース182、およびメモリ183は、通信バス184を使用することによって互いに通信する。
プロセッサ181は、マルチコア中央処理装置CPUもしくは特定用途向け集積回路ASIC(Application Specific Integrated Circuit)であってよく、または本発明のこの実施形態を実施する1つもしくは複数の集積回路として構成される。
メモリ183は、プログラムコードを保存するように構成されており、そのプログラムコードは、コンピュータオペレーション命令およびネットワークフローダイアグラムを含む。メモリ183は、高速RAMメモリを含んでよく、少なくとも1つの磁気ディスクメモリなどの不揮発性メモリ(non−volatile memory)をさらに含み得る。メモリ183は、メモリアレイであってもよい。メモリ183は、ブロックへと区分されてもよく、それらのブロックは、特定のルールに従って組み合わされて仮想ボリュームになってもよい。
通信インターフェース182は、これらの装置の間における接続および通信を実施するように構成されている。
プロセッサ181は、メモリ183内のプログラムコードを実行して、
このユーザ機器が属している第1の近接ベースのサービスエンティティから、第1のコードワードと、第2のコードワードに対応するフィルタとを取得するオペレーションと、
このユーザ機器によって、第1のコードワードをブロードキャストするオペレーションと、
第1のコードワードを受信した後に第2のユーザ機器によってブロードキャストされる第2のコードワードを、フィルタを使用することによって取得し、事前設定された期間内で第2のコードワードに従ってこのユーザ機器のロケーション情報をブロードキャストするオペレーションとを実施するように構成されている。
任意選択で、それらのオペレーションは、
第1の発見要求メッセージを第1の近接ベースのサービスエンティティへ送信するオペレーションであって、その第1の発見要求メッセージは、第1の表示情報を含み、その第1の表示情報は、第2のコードワードと、その第2のコードワードに対応するフィルタとを構成するよう第1の近接ベースのサービスエンティティに指示するために使用される、オペレーションと、
第1の近接ベースのサービスエンティティによって送信された第1の発見応答メッセージを受信するオペレーションであって、その第1の発見応答メッセージは、第1のコードワードおよびフィルタを含む、オペレーションとをさらに含む。
実施形態19
本発明のこの実施形態は、さらに別のユーザ機器19を提供する。図19において示されているように、ユーザ機器19は、
プロセッサ(processor)191と、通信インターフェース(Communications Interface)192と、メモリ(memory)193と、通信バス194とを含み、プロセッサ191、通信インターフェース192、およびメモリ193は、通信バス194を使用することによって互いに通信する。
プロセッサ191は、マルチコア中央処理装置CPUもしくは特定用途向け集積回路ASIC(Application Specific Integrated Circuit)であってよく、または本発明のこの実施形態を実施する1つもしくは複数の集積回路として構成される。
メモリ193は、プログラムコードを保存するように構成されており、そのプログラムコードは、コンピュータオペレーション命令およびネットワークフローダイアグラムを含む。メモリ193は、高速RAMメモリを含んでよく、少なくとも1つの磁気ディスクメモリなどの不揮発性メモリ(non−volatile memory)をさらに含み得る。メモリ193は、メモリアレイであってもよい。メモリ193は、ブロックへと区分されてもよく、それらのブロックは、特定のルールに従って組み合わされて仮想ボリュームになってもよい。
通信インターフェース192は、これらの装置の間における接続および通信を実施するように構成されている。
プロセッサ191は、メモリ193内のプログラムコードを実行して、
第1のユーザ機器によってブロードキャストされた第1のコードワードを受信するオペレーションと、
第1のコードワードが受信された後に第2のコードワードをブロードキャストするオペレーションであって、その第2のコードワードは、このユーザ機器が属している第2の近接ベースのサービスエンティティからこのユーザ機器によって取得される、オペレーションと、
フィルタを使用することによって第2のコードワードを受信した後に、事前設定された期間内で第1のユーザ機器によってブロードキャストされる第1のユーザ機器のロケーション情報を受信するオペレーションであって、そのフィルタは、第2のコードワードに一意に対応する、オペレーションとを実施するように構成されている。
任意選択で、それらのオペレーションは、
第2の発見要求メッセージを第2の近接ベースのサービスエンティティへ送信するオペレーションであって、その第2の発見要求メッセージは、第2の表示情報を含み、その第2の表示情報は、第2のコードワードを第2の近接ベースのサービスエンティティに要求するために使用される、オペレーションと、
第2の近接ベースのサービスエンティティによって送信された第2の発見応答メッセージを受信するオペレーションであって、その第2の発見応答メッセージは、第2のコードワードを含む、オペレーションとをさらに含む。
実施形態20
本発明のこの実施形態は、さらに別の近接ベースのサービスエンティティ20を提供する。図20において示されているように、近接ベースのサービスエンティティ20は、
プロセッサ(processor)201と、通信インターフェース(Communications Interface)202と、メモリ(memory)203と、通信バス204とを含み、プロセッサ201、通信インターフェース202、およびメモリ203は、通信バス204を使用することによって互いに通信する。
プロセッサ201は、マルチコア中央処理装置CPUもしくは特定用途向け集積回路ASIC(Application Specific Integrated Circuit)であってよく、または本発明のこの実施形態を実施する1つもしくは複数の集積回路として構成される。
メモリ203は、プログラムコードを保存するように構成されており、そのプログラムコードは、コンピュータオペレーション命令およびネットワークフローダイアグラムを含む。メモリ203は、高速RAMメモリを含んでよく、少なくとも1つの磁気ディスクメモリなどの不揮発性メモリ(non−volatile memory)をさらに含み得る。メモリ203は、メモリアレイであってもよい。メモリ203は、ブロックへと区分されてもよく、それらのブロックは、特定のルールに従って組み合わされて仮想ボリュームになってもよい。
通信インターフェース202は、これらの装置の間における接続および通信を実施するように構成されている。
プロセッサ201は、メモリ203内のプログラムコードを実行して、
第1のユーザ機器によって送信された第1の発見要求メッセージを受信するオペレーションであって、その第1の発見要求メッセージは、第1の表示情報を含む、オペレーションと、
第1の表示情報に従って、第2のコードワードと、その第2のコードワードに対応するフィルタとを構成するオペレーションと、
第1のコードワードおよびフィルタを第1のユーザ機器へ送信するオペレーションと、
第2のユーザ機器によって送信された第2の発見要求メッセージを受信するオペレーションであって、その第2の発見要求メッセージは、第2の表示情報を含む、オペレーションと、その第2の表示情報に従って第2のコードワードを第2のユーザ機器へ送信し、それによって第1のユーザ機器は、第2のユーザ機器によってブロードキャストされた第2のコードワードを、フィルタに従って受信した後に、事前設定された期間内で第1のユーザ機器のロケーション情報をブロードキャストするオペレーションとを実施するように構成されている。
実施形態21
本発明のこの実施形態は、第1のユーザ機器211と、第1のユーザ機器211が属している第1の近接ベースのサービスエンティティ212と、第2のユーザ機器213と、第2のユーザ機器213が属している第2の近接ベースのサービスエンティティ214とを含む通信システムを提供し、第1の近接ベースのサービスエンティティ212は、第2の近接ベースのサービスエンティティ214に接続されている。
第1のユーザ機器211は、図9において示されているユーザ機器90、または図15において示されているユーザ機器15である。詳細に関しては、図9または図15に対応する実施形態における説明を参照されたい。詳細がここで再び記述されることはない。
第2のユーザ機器213は、図10において示されているユーザ機器10、または図16において示されているユーザ機器16である。詳細に関しては、図10または図16に対応する実施形態における説明を参照されたい。詳細がここで再び記述されることはない。
前述の通信システムを用いれば、第1のユーザ機器によってブロードキャストされた発見メッセージが、ロケーションオフセット情報を搬送するので、別のユーザ機器は、ロケーションオフセット情報のみに従って第1のユーザ機器のロケーションを決定することはできないが、第2のユーザ機器または第2の近接ベースのサービスエンティティは、第1のユーザ機器のロケーションオフセット情報および初期のロケーション情報に従って第1のユーザ機器のロケーションを決定し得、それによって、そのユーザ機器のロケーションが暴露されることを防止し、ユーザのプライバシー漏洩の問題を解決する。
実施形態22
本発明のこの実施形態は、別の通信システムを提供する。図22において示されているように、この通信システムは、第1のユーザ機器221と、第1のユーザ機器221が属している第1の近接ベースのサービスエンティティ222と、第2のユーザ機器223と、第2のユーザ機器223が属している第2の近接ベースのサービスエンティティ224とを含み、第1の近接ベースのサービスエンティティ222は、第2の近接ベースのサービスエンティティ224に接続されている。
第1のユーザ機器221は、図12において示されているユーザ機器12、または図18において示されているユーザ機器18である。詳細に関しては、図12または図18に対応する実施形態における説明を参照されたい。詳細がここで再び記述されることはない。
第2のユーザ機器223は、図13において示されているユーザ機器13、または図19において示されているユーザ機器19である。詳細に関しては、図13または図19に対応する実施形態における説明を参照されたい。詳細がここで再び記述されることはない。
前述の通信システムを用いれば、この通信システムにおける第1の近接ベースのサービスエンティティは、第2のコードワードを第2のユーザ機器へ割り当て、その第2のコードワードに対応するフィルタを第1のユーザ機器へ割り当て、第1のユーザ機器は、そのフィルタを使用することによって第2のコードワードを受信した後に、事前設定された期間内でロケーション情報をブロードキャストし、それによって、ロケーション情報が無線インターフェースにおいて長い間暴露されることを防止し、ユーザのプライバシー漏洩のリスクを低減する。
本出願において提供されているいくつかの実施形態においては、開示されているシステム、装置、および方法は、その他の様式で実施され得るということを理解されたい。たとえば、記述されている装置実施形態は、例にすぎない。たとえばユニットの区分は、論理的な機能区分にすぎず、実際の実施においては、その他の区分であってもよい。たとえば、複数のユニットもしくはコンポーネントが組み合わされてもしくは統合されて別のシステムになってもよく、またはいくつかの機能が無視されてもよく、もしくは実行されなくてもよい。加えて、表示されているまたは論じられている相互の結合または直接の結合または通信接続は、いくつかのインターフェースを使用することによって実施され得る。装置間またはユニット間における間接的な結合または通信接続は、電子的な形態、機械的な形態、またはその他の形態で実施され得る。
別々の部分として記述されているユニットどうしは、物理的に別々であってもよく、または物理的に別々でなくてもよく、ユニットとして表示されている部分は、物理的なユニットであってもよく、または物理的なユニットでなくてもよく、1つの位置に配置されてもよく、または複数のネットワークユニット上に分散されてもよい。ユニットのうちのいくつかまたはすべては、実施形態のソリューションの目的を達成するために実際のニーズに従って選択され得る。
加えて、本発明の実施形態における機能ユニットどうしが統合されて1つの処理ユニットになってもよく、またはそれらのユニットのそれぞれが物理的に単独で存在してもよく、または複数のユニットが統合されて1つのユニットになる。その統合されたユニットは、ハードウェアの形態で実装されてもよく、またはソフトウェア機能ユニットに付加するハードウェアの形態で実装されてもよい。
前述の統合されたユニットがソフトウェア機能ユニットの形態で実装される場合には、その統合されたユニットは、コンピュータ可読記憶媒体内に保存され得る。そのソフトウェア機能ユニットは、記憶媒体内に保存され、本発明の実施形態において記述されている方法のステップのうちのいくつかを実行するようコンピュータデバイス(パーソナルコンピュータ、サーバ、またはネットワークデバイスであり得る)に指示するためのいくつかの命令を含む。前述の記憶媒体は、USBフラッシュドライブ、取り外し可能なハードディスク、読み取り専用メモリ(英語のフルスペル: Read−Only Memory、略してROM)、ランダムアクセスメモリ(英語のフルスペル: Random Access Memory、略してRAM)、磁気ディスク、または光ディスクなど、プログラムコードを保存することができる任意の媒体を含む。
前述の説明は、本発明の特定の実施形態にすぎず、本発明の保護範囲を限定することを意図されているものではない。本発明において開示されている技術的な範囲内で当業者によって容易に考え出されるいかなる変形形態または代替形態も、本発明の保護範囲内に収まるものとする。したがって、本発明の保護範囲は、特許請求の範囲の保護範囲に従うものとする。

Claims (14)

  1. 第1のユーザ機器によって、発見要求メッセージを第1の近接ベースのサービスエンティティへ送信するステップであって、前記発見要求メッセージは、前記第1のユーザ機器の初期のロケーション情報を含む、ステップと、
    前記第1の近接ベースのサービスエンティティによって送信された発見応答メッセージを受信するステップであって、前記発見応答メッセージは、前記第1のユーザ機器の第1のコードワードを含む、ステップと、
    前記第1のユーザ機器のロケーションオフセット情報を取得し、前記ロケーションオフセット情報および前記第1のコードワードに従って発見メッセージを生成するステップであって、前記ロケーションオフセット情報は、前記第1のユーザ機器の現在のロケーションと初期ロケーションとの間におけるオフセットである、ステップと、
    前記発見メッセージをブロードキャストするステップであって、前記発見メッセージは、前記初期のロケーション情報および前記ロケーションオフセット情報を取得した後に、前記初期のロケーション情報および前記ロケーションオフセット情報に従って前記第1のユーザ機器のロケーションを決定するために、第2のユーザ機器、または前記第2のユーザ機器が属している第2の近接ベースのサービスエンティティによって使用される、ステップと
    を含むユーザ機器間での発見方法。
  2. 前記第1のユーザ機器の前記現在のロケーションと前記初期ロケーションとの間における前記オフセットが、事前設定された最大オフセットよりも大きい場合には、前記第1のユーザ機器の現在のロケーション情報を前記第1の近接ベースのサービスエンティティへ送信し、それによって前記第1の近接ベースのサービスエンティティは、前記第1のユーザ機器の前記現在のロケーション情報を使用することによって前記初期のロケーション情報を更新するステップ
    をさらに含む請求項1に記載の方法。
  3. 第1のユーザ機器によってブロードキャストされた発見メッセージを第2のユーザ機器によって取得するステップであって、前記発見メッセージは、前記第1のユーザ機器のロケーションオフセット情報を含み、前記ロケーションオフセット情報は、前記第1のユーザ機器の現在のロケーションと初期ロケーションとの間におけるオフセットである、ステップと、
    前記第2のユーザ機器が属している第2の近接ベースのサービスエンティティへマッチレポートメッセージを送信するステップであって、前記マッチレポートメッセージは、前記発見メッセージを含む、ステップと、
    前記第2の近接ベースのサービスエンティティによって送信される前記第1のユーザ機器の初期のロケーション情報を受信し、前記初期のロケーション情報および前記ロケーションオフセット情報に従って前記第1のユーザ機器のロケーションを決定するか、または前記第2の近接ベースのサービスエンティティによって送信された測位情報を受信するステップであって、前記測位情報は、前記第1のユーザ機器のロケーションを示すために使用され、前記測位情報は、前記初期のロケーション情報および前記マッチレポートメッセージに従って前記第2の近接ベースのサービスエンティティによって取得される、ステップと
    を含むユーザ機器間での発見方法。
  4. 前記測位情報は、前記初期のロケーション情報および前記ロケーションオフセット情報に従って第1の近接ベースのサービスエンティティによって取得される前記第1のユーザ機器のロケーション情報を含む請求項3に記載の方法。
  5. 前記マッチレポートメッセージは、前記第2のユーザ機器のロケーション情報をさらに含み、前記測位情報は、前記第1のユーザ機器の前記ロケーションを決定した後に、前記第1のユーザ機器の前記ロケーションおよび前記第2のユーザ機器のロケーションに従って第1の近接ベースのサービスエンティティによって取得される、前記第1のユーザ機器と、前記第2のユーザ機器との間における距離情報を含む請求項3に記載の方法。
  6. 第1のユーザ機器によって送信された発見要求メッセージを第1の近接ベースのサービスエンティティによって受信するステップであって、前記発見要求メッセージは、前記第1のユーザ機器の初期のロケーション情報を含む、ステップと、
    第2のユーザ機器によって送信されたマッチレポートメッセージを受信するステップであって、前記マッチレポートメッセージは、発見メッセージを含み、前記発見メッセージは、前記第1のユーザ機器によってブロードキャストされ、前記第2のユーザ機器によって取得され、前記第1のユーザ機器のロケーションオフセット情報を含み、前記第1のユーザ機器および前記第2のユーザ機器は両方とも、前記第1の近接ベースのサービスエンティティに属している、ステップと、
    前記初期のロケーション情報を前記第2のユーザ機器へ送信し、それによって前記第2のユーザ機器は、前記初期のロケーション情報および前記ロケーションオフセット情報に従って前記第1のユーザ機器のロケーションを決定するか、または前記初期のロケーション情報および前記マッチレポートメッセージに従って測位情報を取得し、前記測位情報を前記第2のユーザ機器へ送信するステップであって、前記測位情報は、前記第1のユーザ機器のロケーションを示すために使用される、ステップと
    を含むユーザ機器間での発見方法。
  7. 前記初期のロケーション情報および前記マッチレポートメッセージに従って測位情報を取得する前記ステップは、
    前記初期のロケーション情報および前記ロケーションオフセット情報に従って前記第1のユーザ機器の前記ロケーションを決定するステップであって、前記測位情報は、前記第1のユーザ機器のロケーション情報を含む、ステップを含む請求項6に記載の方法。
  8. 前記マッチレポートメッセージは、前記第2のユーザ機器のロケーション情報をさらに含み、前記初期のロケーション情報および前記マッチレポートメッセージに従って測位情報を取得する前記ステップは、
    前記初期のロケーション情報および前記ロケーションオフセット情報に従って前記第1のユーザ機器の前記ロケーションを決定するステップと、
    前記第1のユーザ機器の前記ロケーションおよび前記第2のユーザ機器のロケーションに従って、前記第1のユーザ機器と、前記第2のユーザ機器との間における距離を決定するステップであって、前記測位情報は、前記第1のユーザ機器と、前記第2のユーザ機器との間における距離情報を含む、ステップとを含む請求項6に記載の方法。
  9. ユーザ機器であって、
    発見要求メッセージを第1の近接ベースのサービスエンティティへ送信するように構成されている送信ユニットであって、前記発見要求メッセージは、前記ユーザ機器の初期のロケーション情報を含む、送信ユニットと、
    前記第1の近接ベースのサービスエンティティによって送信された発見応答メッセージを受信するように構成されている受信ユニットであって、前記発見応答メッセージは、前記ユーザ機器の第1のコードワードを含む、受信ユニットと、
    前記ユーザ機器のロケーションオフセット情報を取得するように構成されている取得ユニットと、
    前記ロケーションオフセット情報および前記第1のコードワードに従って発見メッセージを生成するように構成されている生成ユニットであって、前記ロケーションオフセット情報は、前記ユーザ機器の現在のロケーションと初期ロケーションとの間におけるオフセットである、生成ユニットと、
    前記発見メッセージをブロードキャストするように構成されているブロードキャストユニットであって、前記発見メッセージは、前記初期のロケーション情報および前記ロケーションオフセット情報を取得した後に、前記初期のロケーション情報および前記ロケーションオフセット情報に従って前記ユーザ機器のロケーションを決定するために、第2のユーザ機器、または前記第2のユーザ機器が属している第2の近接ベースのサービスエンティティによって使用される、ブロードキャストユニットとを含むユーザ機器。
  10. 前記送信ユニットは、
    前記ユーザ機器の前記現在のロケーションと前記初期ロケーションとの間における前記オフセットが、事前設定された最大オフセットよりも大きい場合には、前記ユーザ機器の現在のロケーション情報を前記第1の近接ベースのサービスエンティティへ送信するようにさらに構成されており、それによって前記第1の近接ベースのサービスエンティティは、前記ユーザ機器の前記現在のロケーション情報を使用することによって前記初期のロケーション情報を更新する請求項に記載のユーザ機器。
  11. ユーザ機器であって、
    第1のユーザ機器によってブロードキャストされた発見メッセージを取得するように構成されている第1の受信ユニットであって、前記発見メッセージは、前記第1のユーザ機器のロケーションオフセット情報を含み、前記ロケーションオフセット情報は、前記第1のユーザ機器の現在のロケーションと初期ロケーションとの間におけるオフセットである、第1の受信ユニットと、
    前記ユーザ機器が属している第2の近接ベースのサービスエンティティへマッチレポートメッセージを送信するように構成されている送信ユニットであって、前記マッチレポートメッセージは、前記発見メッセージを含む、送信ユニットと、
    前記第2の近接ベースのサービスエンティティによって送信された測位情報を受信するように構成されている第2の受信ユニットであって、前記測位情報は、前記第1のユーザ機器のロケーションを示すために使用され、前記測位情報は、初期のロケーション情報および前記マッチレポートメッセージに従って前記第2の近接ベースのサービスエンティティによって取得される、第2の受信ユニット、または、前記第2の近接ベースのサービスエンティティによって送信される前記第1のユーザ機器の初期のロケーション情報を受信するように構成されている前記第2の受信ユニットとを含み、前記初期のロケーション情報および前記ロケーションオフセット情報に従って前記第1のユーザ機器のロケーションを決定するように構成されている決定ユニットをさらに含むユーザ機器。
  12. 近接ベースのサービスエンティティであって、
    第1のユーザ機器によって送信された発見要求メッセージを受信するように構成されている第1の受信ユニットであって、前記発見要求メッセージは、前記第1のユーザ機器の初期のロケーション情報を含む、第1の受信ユニットと、
    第2のユーザ機器によって送信されたマッチレポートメッセージを受信するように構成されている第2の受信ユニットであって、前記マッチレポートメッセージは、発見メッセージを含み、前記発見メッセージは、前記第1のユーザ機器によってブロードキャストされ、前記第2のユーザ機器によって取得され、前記第1のユーザ機器のロケーションオフセット情報を含み、前記第1のユーザ機器および前記第2のユーザ機器は両方とも、前記近接ベースのサービスエンティティに属している、第2の受信ユニットと、
    前記初期のロケーション情報を前記第2のユーザ機器へ送信するように構成されている送信ユニットであって、それによって前記第2のユーザ機器は、前記初期のロケーション情報および前記ロケーションオフセット情報に従って前記第1のユーザ機器のロケーションを決定する、送信ユニットとを含み、または、前記初期のロケーション情報および前記マッチレポートメッセージに従って測位情報を取得するように構成されている取得ユニットをさらに含み、前記送信ユニットは、前記測位情報を前記第2のユーザ機器へ送信するように構成されており、前記測位情報は、前記第1のユーザ機器のロケーションを示すために使用される、近接ベースのサービスエンティティ。
  13. 前記取得ユニットは、
    前記初期のロケーション情報および前記ロケーションオフセット情報に従って前記第1のユーザ機器の前記ロケーションを決定するように特に構成されており、前記測位情報は、前記第1のユーザ機器のロケーション情報を含む請求項12に記載の近接ベースのサービスエンティティ。
  14. 前記マッチレポートメッセージは、前記第2のユーザ機器のロケーション情報をさらに含み、前記取得ユニットは、
    前記初期のロケーション情報および前記ロケーションオフセット情報に従って前記第1のユーザ機器の前記ロケーションを決定し、
    前記第1のユーザ機器の前記ロケーションおよび前記第2のユーザ機器のロケーションに従って、前記第1のユーザ機器と、前記第2のユーザ機器との間における距離を決定するように特に構成されており、前記測位情報は、前記第1のユーザ機器と、前記第2のユーザ機器との間における距離情報を含む請求項12に記載の近接ベースのサービスエンティティ。
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