JP6441688B2 - 複合構造建物の施工方法 - Google Patents

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本発明は、鉄骨躯体部分とコンクリート床スラブとコンクリート外壁とからなる複数階層の複合構造建物の施工方法に関する。
この種の複合構造建物は、鉄骨柱や鉄骨梁等の鉄骨躯体部分とコンクリート床スラブとが建物中央部に設けられ、鉄骨躯体部分とコンクリート床スラブの周囲を囲むようにコンクリート外壁が設けられている。
この複合構造建物の施工方法としては、まず、鉄骨躯体部分の建方を先行して複数階層に亘って行い、その後、コンクリート床スラブとコンクリート外壁のコンクリート打設を一度に行う形態で複数階層に亘って行うものが知られている(例えば、特許文献1参照。)。
特開2011−202491号公報
上記特許文献1に記載の施工方法では、コンクリート床スラブとコンクリート外壁のコンクリート打設を一度に行うことで、工期の短縮化を図っている。しかしながら、施工状況等によっては、コンクリート床スラブとコンクリート外壁とを一度にコンクリート打設できる状況になるまで待つことになり、かえって工期の長期化を招く虞がある。
例えば、コンクリート外壁のコンクリート打設を行う際に、型枠の設置作業等で外部足場が必要となる。しかしながら、下層階側の施工状況等によっては、打設対象階層まで外部足場を建てることができない場合がある。この場合には、打設対象階層まで外部足場を建てられるまで、コンクリート床スラブとコンクリート外壁とのコンクリート打設を待たなければならず、工期の長期化を招くことになる。
この実情に鑑み、本発明の主たる課題は、鉄骨躯体部分、コンクリート床スラブ、及び、コンクリート外壁の夫々の工事をスムーズに進行させて、工期の短縮化を効果的に図る複合構造建物の施工方法を提供する点にある。
本発明の第1特徴構成は、鉄骨躯体部分とコンクリート床スラブとコンクリート外壁とからなる複数階層の複合構造建物の施工方法において、
前記鉄骨躯体部分の建方と前記床スラブのコンクリート打設とを先行して複数階層に亘って行い、その後、前記外壁のコンクリート打設を複数階層に亘って行う点にある。
本特徴構成によれば、下層階側の施工状況等によって外部足場を建てることができない場合でも、鉄骨躯体部分の建方と床スラブのコンクリート打設とを先行して行い、複数階層に亘って鉄骨躯体部分と床スラブとを先行して施工できる。そして、外部足場を建てられる状況になってから、外壁のコンクリート打設を行い、複数階層に亘って外壁を施工できる。このように、下層階側の施工状況等によって外部足場を建てられない等の制限があっても、鉄骨躯体部分、コンクリート床スラブ、及び、コンクリート外壁の夫々の工事をスムーズに進行させて、工期の短縮化を効果的に図ることができる。
本発明の第2特徴構成は、複数階層に亘って外壁のコンクリート打設を行うに当たり、打設起点階から順次上層階側に向かってコンクリートを打設していく複数の順打ち範囲に複数階層を区分けする点にある。
本特徴構成によれば、複数階層を複数の順打ち範囲に区分けするので、例えば、施工状況等によって、ある順打ち範囲でコンクリート打設を行えない状況となっても、別の順打ち範囲においてコンクリート打設を行うことができる。このように、施工状況等に応じて、複数の順打ち範囲の夫々においてコンクリート打設の工事を進めることができ、複数階層に亘る外壁のコンクリート打設の工事を効率よく進めることができる。
本発明の第3特徴構成は、異なる順打ち範囲を順次打設対象とする形態で、複数階層に亘って外壁のコンクリート打設を行う点にある。
本特徴構成によれば、ある順打ち範囲にてコンクリート打設すると、その次には別の順打ち範囲を打設対象とするので、先にコンクリート打設した順打ち範囲では、コンクリート打設後の養生期間を確保しつつ、別の順打ち範囲でのコンクリート打設の工事を進めることができる。これにより、複数の順打ち範囲に対して、コンクリート打設後の養生期間を確保しながら、連続的にコンクリート打設の工事を行うことができ、工期の短縮化を効果的に図ることができる。
本発明の第4特徴構成は、前記複合構造建物は、平面視において複数階層に亘って外壁の位置が連続して異なる部分を有する形状であり、先行打設した床スラブの外端部側に外壁の位置を割り出すための基準部を形成する点にある。
複合構造建物は、外壁の位置が複数階層に亘って連続して異なる部分を有するので、外壁のコンクリート打設を行うに当たり、所望位置に外壁を施工するために、各階層において外壁の位置を割り出すことが求められる。そこで、本特徴構成によれば、先行打設した床スラブに基準部を形成することで、各階層において、その基準部に基づいて外壁の位置を割り出すことができ、しかも、外壁と近い床スラブの外端部側に基準部を形成することで、外壁の位置の割り出し作業も簡易に且つ精度よく行うことができる。
建物の縦断側面図 上層部分の施工過程を示す縦断側面図 外壁のコンクリート打設の順序を説明する図 外壁の位置の割り出すための上層部分の要部を示す図 外壁のコンクリート打設の状況を示す図
本発明に係る複合構造建物の施工方法の実施形態を図面に基づいて説明する。
建物100は、図1に示すように、下層部分101と上層部分102とからなり、下層部分101の上端部と上層部分102の下端部との間に免震装置103が設けられている。図1では、下層部分101の下方側部分と上層部分102における屋上部分を省略している。
上層部分102は、複数階層を有し、鉄骨柱1aや鉄骨梁1b等の鉄骨躯体部分1とコンクリート床スラブ2とが建物中央部に設けられ、鉄骨躯体部分1とコンクリート床スラブ2の周囲を囲むようにコンクリート外壁3が設けられている。この上層部分102が、本発明に係る複合構造建物に相当するので、以下、上層部分102の施工方法について説明する。ちなみに、下層部分101は、複数階層を有し、鉄骨躯体や鉄骨鉄筋コンクリート躯体等の躯体部分、コンクリート床スラブ、コンクリート外壁等から構成されている。
上層部分102の施工方法としては、鉄骨躯体部分1の建方と床スラブ2のコンクリート打設とを先行して複数階層に亘って行い、その後、外壁3のコンクリート打設を複数階層に亘って行う。まず、図2(a)中の実線及び図2(b)にて示すように、上層部分102の全階層に亘って、鉄骨柱1aや鉄骨梁1b等の鉄骨躯体部分1の建方を行うとともに、床スラブ2のコンクリート打設を行い、鉄骨躯体部分1とコンクリート床スラブ2とからなる建物中央部を先行して施工する。図2(a)は、上層部分102の縦断側面図であり、図2(b)は、鉄骨躯体部分1の建方と床スラブ2のコンクリート打設とを先行して行った状態を示す斜視図である。このように、鉄骨躯体部分1とコンクリート床スラブ2とからなる建物中央部を先行して施工した後、図2(a)中の点線にて示すように、上層部分102の全階層に亘って、外壁3のコンクリート打設を行い、コンクリート外壁3からなる建物外周部を施工する。
床スラブ2については、全ての部分を先行してコンクリート打設するのではなく、図2(a)中の点線及び図2(b)に示すように、外壁3と床スラブ2との取り合い部分2aだけを残して、それ以外の部分を先行してコンクリート打設する。そして、床スラブ2のうち、残した取り合い部分2aは、外壁3と併せてコンクリート打設する。
鉄骨躯体部分1の建方については、下層階から上層階側に向かって上層部分102の全階層に亘って順次行い、床スラブ2のコンクリート打設についても、下層階から上層階側に向かって上層部分102の全階層に亘って順次行っていく順打ちとする。
外壁3のコンクリート打設については、床スラブ2とは異なり、図1及び図3に示すように、打設起点階から順次上層階側に向かってコンクリートを打設していく複数の順打ち範囲J1、J2に複数階層を区分けする。そして、異なる順打ち範囲J1、J2を順次打設対象とする形態で、上層部分102の全階層に亘って外壁3のコンクリート打設を行う。
この実施形態では、上層部分102が第1〜第8層までの8階層であり、1つの順打ち範囲を4階層とし、第1順打ち範囲J1と第2順打ち範囲J2の2つの順打ち範囲に区分けする。上層部分102において、第1層〜第4層を第1順打ち範囲J1に、且つ、第5層〜第8層を第2順打ち範囲J2に区分けする。そして、第1順打ち範囲J1を打設対象とすると、その次には第2順打ち範囲J2を打設対象とし、さらにその次には第1順打ち範囲J1を打設対象とするように、第1順打ち範囲J1と第2順打ち範囲J2とを交互に打設対象とする形態で、上層部分102の全階層に亘って外壁3のコンクリート打設を行う。
図3に示すように、(I)第1階層(第1順打ち範囲J1)のコンクリート打設を行った後、(II)第5階層(第2順打ち範囲J2)のコンクリート打設を行い、矢印にて示すように、第1順打ち範囲J1及び第2順打ち範囲J2の夫々において、上層階側に向かって順打ちにてコンクリート打設していく。つまり、図1に示すように、下記の(I)〜(VIII)の順番で、上層部分102の全階層に亘って外壁3のコンクリート打設を行う。コンクリート打設の間隔については、次の階層の準備が整い次第順次行うが、例えば、(I)第1階層における外壁3のコンクリート打設を行ってから1週間後に、(II)第5階層における外壁3のコンクリート打設を行うように、1週間間隔で順次コンクリート打設を行う。
(I)第1階層(第1順打ち範囲J1)
(II)第5階層(第2順打ち範囲J2)
(III)第2階層(第1順打ち範囲J1)
(IV)第6階層(第2順打ち範囲J2)
(V)第3階層(第1順打ち範囲J1)
(VI)第7階層(第2順打ち範囲J2)
(VII)第4階層(第1順打ち範囲J1)
(VIII)第8階層(第2順打ち範囲J2)
(I)〜(VIII)の夫々では、外壁3の位置を割り出し、その割り出した外壁3の位置に対して型枠を設置し、設置した型枠にコンクリートを打設して外壁3を施工する。また、上述の如く、外壁3と併せて、床スラブ2と外壁3との取り合い部分2aもコンクリート打設して施工する。
外壁3の位置の割り出しについて、図4に基づいて説明を加える。図4では、先行して施工する鉄骨躯体部分1と床スラブ2を実線にて示し、後から施工する外壁3と床スラブ2の取り合い部分2aを点線にて示す。
建物100の各部の位置を割り出すための基準となる基準線K(基準部に相当する)を、先行打設した床スラブ2の外端部側に形成(墨出)する。そして、基準線Kからの距離によって外壁3の位置を割り出すので、その外壁3の位置に相当する床等に外壁3の位置を割り出すための割出線を形成する。しかしながら、この実施形態では、床スラブ2の取り合い部分2aを後から施工するので、外壁3の位置に相当する箇所には床スラブ2の取り合い部分2a等が存在しない。そこで、先行打設した床スラブ2の外端部側において、外壁3の位置から設定距離P(例えば、1m)だけ基準線K側に寄せた位置に外壁3の位置を割り出すための割出線W1〜W4を形成(墨出)する。
この実施形態では、外壁3が、床スラブ2の外端部から立ち上がる腰壁3aと垂れ下がる垂壁3bとを有しており、腰壁3a及び垂壁3bは、下方側部位の方が建物外側に位置する傾斜姿勢となっている。よって、外壁3の位置は、腰壁3a及び垂壁3bの上端部及び下端部の位置から決まることになる。そこで、腰壁3aの下端部の位置から設定距離Pだけ基準線K側に寄せた位置に、腰壁3aの下端部の位置を割り出すための第1割出線W1を形成(墨出)する。そして、腰壁3aの上端部の位置を割り出すための第2割出線W2、垂壁3bの下端部の位置を割り出すための第3割出線W3、垂壁3bの上端部の位置を割り出すための第4割出線W4の夫々についても、第1割出線W1と同様に、夫々の位置から設定距離Pだけ基準線K側に寄せた位置に形成する。
ちなみに、図4に示すものでは、第1〜第4割出線W1〜W4の全てを、その腰壁3a及び垂壁3bに対応する階層における床スラブ2に形成しているが、第1〜第4割出線W1〜W4をどの階層における床スラブ2に形成するかは適宜変更が可能である。
このようにして、各階層において先行打設した床スラブ2の外端部側に、基準線Kだけでなく、第1割出線W1〜第4割出線W4を形成(墨出)しておくことで、各階層において外壁3の位置を精度よく且つ簡易に割り出すことができる。よって、割り出した外壁3の位置に対して、コンクリート打設用の型枠を精度よく設置できる。しかも、基準線K、及び、第1割出線W1〜第4割出線W4を、型枠の設置箇所から離れた床スラブ2の外端部側に形成しておくことで、型枠の設置作業途中においても、外壁3の位置を確認しながら型枠の位置調整を行うことができ、所望位置に対して精度よく型枠を設置できる。
特に、上層部分102は、図1に示すように、側面視及び平面視において複数階層に亘って外壁3の位置が連続して異なる曲面状部分を有する形状となっているので、各階層において外壁3を所望位置に施工するために、各階層における外壁3の位置を精度よく割り出すことが求められる。そこで、上述の如く、各階層において先行打設した床スラブ2の外端部側に、基準線K、及び、第1割出線W1〜第4割出線W4を形成(墨出)しておくことで、各階層における外壁3の位置を精度よく、しかも、素早く割り出すことができ、複雑な形状の外壁3であっても所望位置に適切に施工することができる。
図5に基づいて、型枠の設置状況について説明を加える。上述の如く、割り出した外壁3の位置等に基づいて、腰壁3a、垂壁3b、及び、取り合い部分2aの夫々に対して型枠を設置して、打設対象階層の外壁3における腰壁3a及び垂壁3bと、打設対象階層の床スラブ2における取り合い部分2aとのコンクリート打設を行う。
図5は、(II)第5階層における外壁3のコンクリート打設を行う場合を示している。この場合には、鉄骨躯体部分1と床スラブ2とを先行して施工しているが、1つ下の第4階層の外壁3における腰壁3a及び床スラブ2における取り合い部分2aがまだ施工されておらず、型枠4を下方側から支持するサポート5を受け止め支持するための腰壁や床等が存在しない。そこで、鉄骨躯体部分1の上部に角材等の支持部材6を配置し、その支持部材6と先行打設した床スラブ2の外端部とに亘って角材7を掛け渡し、この角材7によってサポート5の下端部を受け止め支持する。また、場合によっては、鉄骨梁1bによってサポート5の下端部を受け止め支持することもある。そして、先行打設した床スラブ2の外端部に立設した枠組足場8と外部足場9とに亘って足場板10を掛け渡し、型枠4の設置作業等の作業用床として足場板10を利用する。このように、先行して施工した鉄骨躯体部分1及び床スラブ2を活用しながら型枠4を所望位置に設置することができる。
(II)以外の(I)、(III)〜(VIII)の各階層における外壁3のコンクリート打設を行う場合には、図示は省略するが、1つ下の階層の外壁3における腰壁3a及び床スラブ2における取り合い部分2aが施工されており、しかも、第1順打ち範囲J1と第2順打ち範囲J2とを交互にコンクリート打設することで、養生期間の経過によって強度も発現している。よって、第1順打ち範囲J1及び第2順打ち範囲J2の夫々において、コンクリートを順打ちにて打設していくに当たり、腰壁3a及び取り合い部分2aによって型枠4を下方側から支持するサポート5を受け止め支持する。また、枠組足場8についても床スラブ2の取り合い部分2aや先行打設した床スラブ2の外端部に立設する。
ここで、垂壁3b、腰壁3a、及び、取り合い部分2aのコンクリート打設については、例えば、垂壁3bと腰壁3aと取り合い部分2aとを一度にコンクリート打設したり、垂壁3bと取り合い部分2aとを一度にコンクリート打設した後、腰壁3aをコンクリート打設することが可能である。つまり、一度にコンクリート打設する範囲やコンクリート打設する順序については、施工状況等に応じて、適宜変更することができる。
〔別実施形態〕
(1)上記実施形態では、上層部分102を第1順打ち範囲J1と第2順打ち範囲J2の2つの順打ち範囲に区分けしているが、例えば、上層部分102を3つの順打ち範囲に区分けすることも可能であり、2つの順打ち範囲に限らず、3つ以上の順打ち範囲に上層部分102の複数階層を区分けすることもできる。また、各順打ち範囲は、同一数の階層からなる範囲に限らず、異なる数の階層からなる範囲としてもよい。
(2)上記実施形態では、異なる順打ち範囲を順次打設対象とする形態で、上層部分102の全階層に亘って外壁3のコンクリート打設を行うが、複数の順打ち範囲をどのような順序で打設対象とするかは適宜変更が可能である。
例えば、ある順打ち範囲を連続して打設対象とし、施工状況等によって、その順打ち範囲でコンクリート打設を行えない状況となると、別の順打ち範囲を打設対象とすることもできる。また、第1階層(第1順打ち範囲J1)→第2階層(第1順打ち範囲J1)→第5階層(第2順打ち範囲J2)→第6階層(第2順打ち範囲J2)→第3階層(第1順打ち範囲J1)→第4階層(第1順打ち範囲J1)→第7階層(第2順打ち範囲J2)→(VIII)第8階層(第2順打ち範囲J2)のように、同一の順打ち範囲を連続して打設対象とした後、異なる順打ち範囲を打設対象とする形態で、上層部分102の全階層に亘って外壁3のコンクリート打設を行うこともできる。
(3)上記実施形態において、外壁3の形状については、側面視及び平面視において複数階層に亘って外壁3の位置が連続して異なる曲面状部分を有する形状に限らず、例えば、複数階層に亘って外壁3の位置が同一位置に位置する平面状部分を有する形状でもよく、各種の形状が適用可能である。
(4)上記実施形態において、上層部分102は、躯体部分が鉄骨躯体を含むものであればよく、鉄骨躯体に限らず、鉄骨鉄筋コンクリート躯体からなるものでも適用可能である。また、躯体部分の全体が、鉄骨躯体のみから構成されているものに限らず、躯体部分の一部が、鉄骨躯体や鉄骨鉄筋コンクリート躯体から構成されているものでもよい。
1 鉄骨躯体部分
2 コンクリート床スラブ
3 コンクリート外壁
102 上層部分(複合構造建物)

Claims (4)

  1. 鉄骨躯体部分とコンクリート床スラブとコンクリート外壁とからなる複数階層の複合構造建物の施工方法であって、
    前記鉄骨躯体部分の建方と前記床スラブのコンクリート打設とを先行して複数階層に亘って行い、その後、前記外壁のコンクリート打設を複数階層に亘って行う複合構造建物の施工方法。
  2. 複数階層に亘って外壁のコンクリート打設を行うに当たり、打設起点階から順次上層階側に向かってコンクリートを打設していく複数の順打ち範囲に複数階層を区分けする請求項1に記載の複合構造建物の施工方法。
  3. 異なる順打ち範囲を順次打設対象とする形態で、複数階層に亘って外壁のコンクリート打設を行う請求項2に記載の複合構造建物の施工方法。
  4. 前記複合構造建物は、平面視において複数階層に亘って外壁の位置が連続して異なる部分を有する形状であり、先行打設した床スラブの外端部側に外壁の位置を割り出すための基準部を形成する請求項1〜3の何れか1項に記載の複合構造建物の施工方法。
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