JP6441595B2 - 発光装置 - Google Patents

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Description

本発明は、発光装置に関する。
近年は、発光素子として有機EL(Organic Electroluminescence)素子を有する発光装置の開発が進んでいる。有機EL素子は、有機層を、透明電極である第1電極と、第2電極とで挟んだ構成を有している。近年は、例えば特許文献1に記載されているように、塗布材料を用いて有機層を形成することが検討されている。
特許文献1には、さらに、有機層となる塗布材料が濡れ広がることを抑制するために、有機EL素子となる領域の近傍に凸状の構造物を形成することが記載されている。特許文献1において、この構造物は、ポリイミドによって形成されている。
特開2007−317547号公報
特許文献1に記載の技術において、凸状の構造物は、有機層とは異なる材料で形成されている。このため、この構造物まで塗布材料が濡れ広がった場合、構造物と塗布材料の濡れ性の均一性の低下から、この構造物の近傍において塗布材料が盛り上がる可能性が出てくる。この場合、有機層の膜厚にばらつきが発生してしまう。
本発明が解決しようとする課題としては、有機層を塗布材料で形成する場合において、塗布材料が所望の範囲の外まで濡れ広がることを抑制し、かつ、有機層の膜厚にばらつきが生じないようにすることが一例として挙げられる。
請求項1に記載の発明は、基板と、
前記基板に形成された第1電極と、
前記第1電極上に形成され、少なくとも一部の層が塗布材料から形成された有機層と、
前記有機層上に形成された第2電極と、
前記有機層と同一層、かつ、前記有機層の端部または当該端部よりも前記有機層の外側に位置し、前記塗布材料で形成された凸部材と、
を備える発光装置である。
第1の実施形態に係る発光装置の構成を示す平面図である。 図1のA−A断面図である。 図1のB−B断面図である。 図1のC−C断面図である。 図1の変形例を示す平面図である。 第2の実施形態に係る発光装置の構成を説明するための平面図である。 第2の実施形態に係る発光装置の構成を説明するための平面図である。 第2の実施形態に係る発光装置の構成を説明するための平面図である。 第2の実施形態に係る発光装置の構成を説明するための平面図である。
以下、本発明の実施の形態について、図面を用いて説明する。尚、すべての図面において、同様な構成要素には同様の符号を付し、適宜説明を省略する。
(第1の実施形態)
図1は、第1の実施形態に係る発光装置100の構成を示す平面図である。図2は、図1のA−A断面図であり、図3は図1のB−B断面図であり、図4は図1のC−C断面図である。本実施形態に係る発光装置100は、基板110、第1電極120、有機層130、第2電極140、及び凸部材180を備えている。第1電極120は基板110に形成されている。有機層130は第1電極120上に形成されており、少なくとも一部の層が塗布材料から形成されている。第2電極140は有機層130上に形成されている。凸部材180は、有機層130と同一層、かつ有機層130の端部またはこの端部よりも有機層130の外側に位置しており、上記した塗布材料によって形成されている。以下、発光装置100がディスプレイまたは演色性を有する照明装置である場合を例に挙げて、詳細に説明する。
発光装置100は、基板110、第1電極120、有機EL素子102、絶縁層170、複数の第1開口172、複数の第2開口174、複数の第1引出配線158、有機層130、第2電極140、複数の第2引出配線168、複数の凸部材180、及び複数の隔壁190を有している。有機EL素子102は、有機層130を第1電極120及び第2電極140で挟んだ積層物で構成される。第1電極120は有機EL素子102の陽極として機能し、第2電極140は有機EL素子102の陰極として機能する。第1電極120は、光透過性を有する透明電極である。有機EL素子102が発光した光は、第1電極120を介して外部に出射する。そして、有機EL素子102は、複数の隔壁190の間に位置している。
基板110は、例えばガラス基板や樹脂基板などの透明基板である。基板110は、可撓性を有していてもよい。この場合、基板110の厚さは、例えば10μm以上1000μm以下である。この場合においても、基板110は無機材料及び有機材料のいずれで形成されていてもよい。基板110は、例えば矩形などの多角形である。
第1電極120は、基板110の第1面側に形成され、第1方向(図1におけるY方向)に延在している。第1電極120は、複数、第1方向に直交する第2方向(図1におけるX方向)に、互いに離れて配置されている。第1電極120は、例えばITO(Indium Thin Oxide)やIZO(インジウム亜鉛酸化物)などの無機材料、またはポリチオフェン誘導体などの導電性高分子によって形成された透明電極である。第1電極120は、光が透過する程度に薄い金属薄膜であっても良い。そして第1電極120は、第1引出配線158を介して第1端子150に接続している。
本図に示す例において、第1引出配線158は、第1層152と第2層154とを積層した構造を有している。第1層152は第1電極120と同様の材料によって形成されており、第1電極120と一体になっている。第2層154は第1層152よりも低抵抗な材料、例えば金属によって形成されている。第2層154は多層構造を有していてもよい。第2層154は、スパッタリング法や蒸着法などの成膜法を用いて形成されてもよいし、インクジェット法などの塗布法によって形成されてもよい。また、本図に示す例では、第1端子150は、第1引出配線158の端部である。
有機層130は、発光層を有している。有機層130は、例えば、正孔注入層、発光層、及び電子注入層をこの順に積層させた構成を有している。正孔注入層と発光層との間には正孔輸送層が形成されていてもよい。また、発光層と電子注入層との間には電子輸送層が形成されていてもよい。有機層130の少なくとも一つの層は、塗布材料を用いて形成されている。この場合、この層は、インクジェット法、印刷法、又はスプレー法を用いて形成されている。なお、有機層130のすべての層が、塗布材料によって形成されていてもよい。
第2電極140は、第2の方向(図8におけるX方向)に延在している。第2電極140は、複数、第1の方向(図8におけるY方向)に、互いに離れて配置されている。第2電極140は、Al、Au、Ag、Pt、Sn、Zn、及びInからなる第1群の中から選択される金属、又はこの第1群から選択される金属の合金からなる金属層を含んでいる。第2電極140は、第2引出配線168を介して第2端子160に接続している。第2引出配線168及び第2端子160については、後述する。
絶縁層170は、図1〜図4に示すように、複数の第1電極120の上及び複数の第1電極120の間の領域に形成されている。絶縁層170は、ポリイミド系樹脂などの感光性の樹脂であり、露光及び現像されることによって、所望のパターンに形成されている。絶縁層170としては、例えば、ポジ型の感光性樹脂が用いられる。なお、絶縁層170はポリイミド系樹脂以外の樹脂、例えばエポキシ系樹脂やアクリル系樹脂であっても良い。
絶縁層170には、複数の第1開口172が形成されている。第1開口172は、平面視で第1電極120と第2電極140の交点に位置している。言い換えると、複数の第1開口172は、所定の間隔を空けて設けられている。そして、複数の第1開口172は、第1電極120が延在する方向に並んでいる。また、複数の第1開口172は、第2電極140の延在方向にも並んでいる。このため、複数の第1開口172はマトリクスを構成するように配置されていることになる。
そして、第1開口172内には有機層130が形成されている。このため、第1電極120と第2電極140の交点に、有機EL素子102が設けられている。ここで、厳密にいうと、第1電極120及び第2電極140は、第1開口172と重なる部分のみが電極として機能し、それ以外の部分は配線として機能している。ただし、以下の説明では便宜上、この配線として機能する領域も含めて、第1電極120及び第2電極140とする。
隣り合う第2電極140の間には、隔壁190が形成されている。隔壁190は、第2電極140と平行すなわち第2方向に延在している。隔壁190の下地は、例えば絶縁層170である。隔壁190は、例えばポリイミド系樹脂などの感光性の樹脂であり、露光及び現像されることによって、所望のパターンに形成されている。隔壁190は、例えばネガ型の感光性樹脂を用いて形成される。なお、隔壁190はポリイミド系樹脂以外の樹脂、例えばエポキシ系樹脂やアクリル系樹脂、二酸化珪素等の無機材料で構成されていても良い。
隔壁190は、断面が台形の上下を逆にした形状(逆台形)になっている。すなわち隔壁190の上面の幅は、隔壁190の下面の幅よりも大きい。このため、隔壁190を第2電極140より前に形成し、かつ、蒸着法やスパッタリング法を用いて、基板110の第1面側に第2電極140を一面に形成することで、複数の第2電極140を一括で形成することができる。一面に形成した第2電極140は、隔壁190により分断されるため、複数の第2電極140が有機層130の上に設けられることになる。第2電極140が分断される位置は、例えば、隔壁190の下地である絶縁層170上、又は隔壁190の側面などが挙げられる。そして隔壁190の延在方向を変えることにより、第2電極140をストライプ形状、ドット形状、アイコン状、曲線などの自由な形状にパターニングできる。
絶縁層170には、さらに、複数の第2開口174が形成されている。第2開口174は、平面視で複数の第2電極140それぞれの一端に位置している。また第2開口174は、第1開口172が構成するマトリクスの一辺に沿って配置されている。そしてこの一辺に沿う方向(例えば図8におけるY方向)で見た場合、第2開口174は、第1電極120に沿う方向において、所定の間隔で配置されている。
また第2開口174は、第1開口172が構成するマトリクスの一辺に沿って配置されている。この一辺に沿う方向(例えば図2におけるY方向)で見た場合、第2開口174は、第1電極120に沿う方向において、所定の間隔で配置されている。
第2開口174の中には、第2引出配線168の一端側が位置している。そして、第2電極140は、第2開口174の中で第2引出配線168に接続している。本図に示す例において、第2引出配線168は、第1層162と第2層164とを積層した構造を有している。第1層162は第1層152と同様の構成を有しており、第2層164は第2層154と同様の構成を有している。そして、第2引出配線168の端部が第2端子160になっているため、第2端子160と第2引出配線168は同じ層構造を有している。
なお、図2及び図3に示す例では、有機層130を構成する各層は、いずれも第1開口172の外側まではみ出している。有機層130を構成する各層は、隔壁190が延在する方向において、隣り合う第1開口172の間にも連続して形成されていても、連続して形成していなくても構わない。
また、第2開口174と、この第2開口174の最も近くに位置する第1開口172と、の間に位置する絶縁層170の上には、凸部材180が形成されている。凸部材180は、有機層130を形成するときに用いた塗布材料と同一の材料によって形成されている。凸部材180は、例えばインクジェット法、印刷法、又はスプレー法を用いて形成されている。凸部材180は、塗布材料を重ね塗ることによって形成されていてもよい。凸部材180は、有機層130となる塗布材料が第2開口174に向けて濡れ広がることを抑制する。このため、凸部材180は、有機層130の端部、またはこの端部よりも有機層130の外側に位置している。なお、凸部材180と有機層130の境界は残っていることもあれば、なくなっている場合もある。
なお、本図に示す例において、凸部材180は隔壁190から離れている。また一つの第2電極140に対して複数の凸部材180が所定の間隔で配置されている。凸部材180は千鳥状に配置されていてもよい。
また、図5の変形例に示すように、凸部材180は、2つの隔壁190の間に連続的に形成されていてもよい。
次に、発光装置100の製造方法について説明する。まず基板110上に第1電極120となる導電層を形成し、この導電層をエッチング(例えばドライエッチング又はウェットエッチング)などを利用し、選択的に除去する。これにより、基板110上には、第1電極120、第1引出配線158の第1層152、及び第2引出配線168の第1層162が形成される。
次いで、基板110上、第1電極120上、及び第1層152,162上に、導電層を形成し、この導電層をエッチング(例えばドライエッチング又はウェットエッチング)などを利用し、選択的に除去する。これにより、第1引出配線158の第2層154、及び第2引出配線168の第2層164が形成される。
次いで、基板110上、第1電極120上、第1引出配線158上、及び第2引出配線168上に絶縁層を形成し、この絶縁層を選択的に除去する。これにより、絶縁層170、第1開口172、及び第2開口174が形成される。例えば絶縁層170がポリイミドで形成されている場合、絶縁層170には加熱処理が行われる。これにより、絶縁層170のイミド化が進む。
次いで、絶縁層170上に絶縁層を形成し、この絶縁層をエッチング(例えばドライエッチング又はウェットエッチング)など利用し、選択的に除去する。これにより、隔壁190が形成される。隔壁190が感光性の絶縁膜で形成される場合、露光及び現像時の条件を調節することにより、隔壁190の断面形状を逆台形にすることができる。
次いで、絶縁層170上に凸部材180を、インクジェット、又は印刷などの塗布法を用いて形成する。凸部材180は、上記したように、有機層130のうち少なくとも1層(例えば正孔注入層)と同様の塗布材料を用いて形成される。この塗布材料は、高分子材料、高分子材料中に低分子材料を含んだもの、具体的には、例えば、ポリアルキルチオフェン誘導体、ポリアニリン誘導体、トリフェニルアミン、無機化合物のゾルゲル膜、ルイス酸を含む有機化合物膜、または導電性高分子である。
次いで、第1開口172内に有機層130を形成する。有機層130のうち少なくとも1層(例えば正孔注入層)は、例えばスプレー塗布、ディスペンサー塗布、インクジェット、又は印刷などの塗布法を用いて形成される。この際、塗布材料が第2開口174に向かって濡れ広がる可能性があるが、この濡れ広がった塗布材料は凸部材180によってせき止められる。ここで、凸部材180は、この塗布材料と同じ材料によって形成されている。このため、凸部材180に対する塗布材料の濡れ性の均一性が向上し、凸部材180の近傍において塗布材料は盛り上がりにくい。従って、有機層130の膜厚のばらつきは小さくなる。
次いで、有機層130上に第2電極140を、例えば蒸着法やスパッタリング法を用いて形成する。
なお、有機層130以外の層、例えば第1電極120、絶縁層170、第1引出配線158、第2引出配線168、第2電極140、及び隔壁190の少なくとも一つを、上記した塗布法のいずれかを用いて形成しても良い。
以上、本実施形態によれば、凸部材180は、有機層130と同一の層に位置しており、かつ、有機層130を形成する前に形成されている。このため、有機層130となる塗布材料が濡れ広がっても、この濡れ広がった塗布材料は凸部材180によってせき止められる。従って、有機層130となる塗布材料が所望の範囲の外まで濡れ広がること、言い換えると有機層130が所望の範囲の外まで広がることを抑制できる。また、凸部材180は、有機層130を形成するときに用いた塗布材料と同じ材料によって形成されている。このため、凸部材180に対する塗布材料の濡れ性の均一性が向上するため、凸部材180の近傍において塗布材料は盛り上がりにくい。従って、有機層130の膜厚のばらつきは小さくなる。
例えば本実施形態において、有機層130は第2開口174まで広がることは好ましくない。そこで、第2開口174と第1開口172の間に位置する絶縁層170の上に、凸部材180が形成されている。これにより、有機層130が第2開口174まで広がることを抑制できる。
(第2の実施形態)
図6〜図9は、第2の実施形態に係る発光装置100の構成を説明するための平面図である。図8は、図9から第2電極140を取り除いた図であり、図7は図8から有機層130を取り除いた図であり、図6は図7から凸部材180を取り除いた図である。本実施形態において、発光装置100は照明装置である。
まず、基板110は矩形である。そして第1端子150及び第2端子160は、発光装置100の縁に沿って延在している。詳細には、第1端子150は第1の方向(図中左右方向)に延在しており、第2端子160は第1の方向に交わる第2の方向(例えば図中上下方向)に延在している。
そして、第1電極120は、基板110のうち、有機EL素子102となる領域から第1端子150まで連続して形成されている。言い換えると第1電極120の両端が第1端子150の第1層152になっている。ただし、第1端子150と基板110の間に、第1の実施形態に示した第1引出配線158が形成されていてもよい。本図に示す例では、基板110は矩形であり、第1端子150は基板110のうち互いに対向する2辺に沿って設けられている。第1電極120は、この2辺の間に形成されている。
また、第2端子160は、基板110のうち第1端子150が形成されていない2辺に沿って形成されている。そして第2電極140は、これら2つの第2端子160の間の領域を覆うように形成されている。言い換えると、第2電極140は、直接第2端子160に接している。ただし、第2電極140と第2端子160の間に、第1の実施形態に示した第2引出配線168が形成されていてもよい。この結果、有機EL素子102は、2つの第1端子150の間、かつ2つの第2端子160の間に位置している。
そして、第1電極120のうち有機層130が形成されるべき領域は、凸部材180によって囲まれている。凸部材180は連続的に形成されていてもよいし、複数に分割されていてもよい。言い換えると、有機EL素子102の発光領域は凸部材180によって画定されている。
次に、本実施形態に係る発光装置100の製造方法を説明する。まず、基板110上に、第1電極120、第1端子150の第1層152、及び第2端子160の第1層162が形成される。
次いで、基板110上、第1電極120上、及び第1層152,162上に、導電層を形成し、この導電層をエッチング(例えばドライエッチング又はウェットエッチング)などを利用し、選択的に除去する。これにより、第1端子150の第2層154、及び第2端子160の第2層164が形成される。
次いで、第1電極120上に凸部材180を、インクジェット、又は印刷などの塗布法を用いて形成する。凸部材180の形成方法は、第1の実施形態と同様である。
次いで、第1電極120のうち凸部材180で囲まれた領域の中に、有機層130を形成する。このとき、有機層130は凸部材180の外まで広がりにくい。
次いで、有機層130上に第2電極140を、例えば蒸着法やスパッタリング法を用いて形成する。
本実施形態によっても、凸部材180を形成しているため、有機層130となる塗布材料が所望の範囲の外まで濡れ広がること、言い換えると有機層130が所望の範囲の外まで広がることを抑制できる。また、凸部材180は、有機層130を形成するときに用いた塗布材料と同じ材料によって形成されているため、凸部材180の近傍において塗布材料は盛り上がりにくい。従って、有機層130の膜厚のばらつきは小さくなる。
また、凸部材180を用いて有機EL素子102の発光領域を画定している。凸部材180は、有機層130となる塗布材料で形成されているため、凸部材180と有機層130とを同じ装置で連続して形成することができる。このため、絶縁層を用いて有機EL素子102の発光領域を画定する場合と比較して、発光装置100の製造コストを低くすることができる。
なお、絶縁層を用いて有機EL素子102の発光領域を画定する場合、この絶縁層にはポリイミドが用いられる場合が多い。この場合、絶縁層を熱処理する必要があるため、基板110として樹脂製の基板を用いることが難しい。これに対して本実施形態では、このような絶縁層を必要としないため、発光装置100として樹脂製の基板を使用しやすくなる。
以上、図面を参照して実施形態及び実施例について述べたが、これらは本発明の例示であり、上記以外の様々な構成を採用することもできる。
100 発光装置
102 有機EL素子
110 基板
120 第1電極
130 有機層
140 第2電極
168 第2引出配線(配線)
170 絶縁層
172 第1開口
174 第2開口
180 凸部材

Claims (5)

  1. 基板と、
    前記基板に形成された第1電極と、
    前記第1電極上に形成され、少なくとも一部の層が塗布材料から形成された有機層と、
    前記有機層上に形成された第2電極と、
    前記有機層と同一層、かつ、前記有機層の端部または当該端部よりも前記有機層の外側に位置し、前記有機層の前記少なくとも一部の層と同じ塗布材料で形成された凸部材と、
    を備える発光装置。
  2. 請求項1に記載の発光装置において、
    前記凸部材は、前記有機層の端部に位置している発光装置。
  3. 請求項2に記載の発光装置において、
    前記第1電極上に形成され、第1開口を有する絶縁層を備え、
    前記有機層の一部は前記第1開口内に位置しており、
    前記凸部材は、前記絶縁層上に位置している発光装置。
  4. 請求項3に記載の発光装置において、
    前記基板に形成され、一部が前記絶縁層の下に位置する配線と、
    前記絶縁層に形成され、前記配線と重なる第2開口と、
    を備え、
    前記第2電極は、前記第2開口内で前記配線に接続し、
    前記凸部材は、前記第1開口と前記第2開口の間に位置する発光装置。
  5. 請求項2に記載の発光装置において、
    前記凸部材は前記第1電極上に形成され、かつ前記有機層を囲むように配置されている発光装置。
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