JP6441461B2 - 低電力ページングフレーム - Google Patents

Description

関連出願の相互参照
[0001]本出願は、それらの全体が参照により本明細書に組み込まれる、２０１４年８月２０日に出願された米国仮特許出願第６２／０３９，４８２号の利益を主張する、２０１５年８月１４日に出願された米国特許出願第１４／８２７，０２０号の優先権を主張する。

[0002]本開示のいくつかの態様は、一般にワイヤレス通信に関し、より詳細には、起動（wake-up）および発見（discovery）のための超低電力ページングフレーム（たとえば、ショート媒体アクセス制御（ＭＡＣ）フレーム）に関する。

[0003]ワイヤレス通信ネットワークは、音声、ビデオ、パケットデータ、メッセージング、ブロードキャストなどの様々な通信サービスを提供するために広く展開されている。これらのワイヤレスネットワークは、利用可能なネットワークリソースを共有することによって複数のユーザをサポートすることが可能な多元接続ネットワークであり得る。そのような多元接続ネットワークの例としては、符号分割多元接続（ＣＤＭＡ）ネットワーク、時分割多元接続（ＴＤＭＡ）ネットワーク、周波数分割多元接続（ＦＤＭＡ）ネットワーク、直交ＦＤＭＡ（ＯＦＤＭＡ）ネットワーク、およびシングルキャリアＦＤＭＡ（ＳＣ−ＦＤＭＡ）ネットワークがある。

[0004]より大きいカバレージおよび増加した通信範囲に関する要望に対処するために、様々な方式が開発されている。１つのそのような方式は、米国電気電子技術者協会（ＩＥＥＥ）８０２．１１ａｈタスクフォースによって開発されている（たとえば、米国では９０２〜９２８ＭＨｚ範囲内で運用している）サブ１ＧＨｚ周波数範囲である。この開発は、他のＩＥＥＥ８０２．１１技術の周波数範囲に関連するワイヤレス範囲よりも大きいワイヤレス範囲と、妨害による経路損失に関連する潜在的により少ない問題とを有する周波数範囲を利用したいという要望によって推進される。

[0005]本開示のシステム、方法、およびデバイスは、それぞれいくつかの態様を有し、それらのうちの単一の態様が単独で本開示の望ましい属性を担当するわけではない。次に、以下の特許請求の範囲によって表される本開示の範囲を限定することなしに、いくつかの特徴について手短に説明する。この説明を考察すれば、特に「発明を実施するための形態」と題するセクションを読めば、本開示の特徴が、ワイヤレスネットワークにおけるアクセスポイントと局との間の改善された通信を含む利点をどのように提供するかが理解されよう。

[0006]本開示のいくつかの態様は、起動および発見のための超低電力ページングフレーム（たとえば、ショート媒体アクセス制御（ＭＡＣ）フレーム）を提供する。

[0007]本開示のいくつかの態様は、ワイヤレス通信のための装置を提供する。本装置は、概して、第１の無線機と第２の無線機とを介して受信するように構成された少なくとも１つのインターフェースであって、該少なくとも１つのインターフェースは、第１の無線機が第２の無線機の第２の電力状態よりも低い第１の電力状態にある間に第２の無線機を介して他の装置からページングフレームを受信する、少なくとも１つのインターフェースと、ページングフレーム中に含まれるコマンドフィールドに基づいて１つまたは複数のアクションを行うように構成された処理システムと、を含む。

[0008]本開示のいくつかの態様は、ワイヤレス通信のための装置を提供する。本装置は、概して、第１の無線機が第２の無線機の第２の電力状態よりも低い第１の電力状態にある間に、他の装置の第２の無線機を介して、他の装置がページングフレームを受信することが可能であるかどうかを決定することと、決定に基づいて、他の装置が行うべき１つまたは複数のアクションを示すコマンドフィールドを備えるページングフレームを生成することとを行うように構成された処理システムと、他の装置への送信のためにページングフレームを出力するように構成された少なくとも１つのインターフェースとを含む。

[0009]本開示のいくつかの態様は、ユーザ機器（ＵＥ）によるワイヤレス通信のための方法を提供する。本方法は、概して、第１の無線機が第２の無線機の第２の電力状態よりも低い第１の電力状態にある間に第２の無線機を介して装置からページングフレームを受信することと、ページングフレーム中に含まれるコマンドフィールドに基づいて１つまたは複数のアクションを行うこととを含む。

[0010]本開示のいくつかの態様は、装置によるワイヤレス通信のための方法を提供する。本方法は、概して、第１の無線機が第２の無線機の第２の電力状態よりも低い第１の電力状態にある間に、他の装置の第２の無線機を介して、他の装置がページングフレームを受信することが可能であるかどうかを決定することと、決定に基づいて、他の装置が行うべき１つまたは複数のアクションを示すコマンドフィールドを備えるページングフレームを生成することと、他の装置への送信のためにページングフレームを出力することとを含む。

[0011]本開示のいくつかの態様は、ワイヤレス通信のための装置を提供する。本装置は、概して、第１の無線機が第２の無線機の第２の電力状態よりも低い第１の電力状態にある間に第２の無線機を介して他の装置からページングフレームを受信するための手段と、ページングフレーム中に含まれるコマンドフィールドに基づいて１つまたは複数のアクションを行うための手段とを含む。

[0012]本開示のいくつかの態様は、ワイヤレス通信のための装置を提供する。本装置は、概して、第１の無線機が第２の無線機の第２の電力状態よりも低い第１の電力状態にある間に、他の装置の第２の無線機を介して、他の装置がページングフレームを受信することが可能であるかどうかを決定するための手段と、決定に基づいて、他の装置が行うべき１つまたは複数のアクションを示すコマンドフィールドを備えるページングフレームを生成するための手段と、他の装置への送信のためにページングフレームを出力するための手段とを含む。

[0013]本開示のいくつかの態様は、コンピュータ可読媒体を提供する。本コンピュータ可読媒体は、概して、第１の無線機が第２の無線機の第２の電力状態よりも低い第１の電力状態にある間に第２の無線機を介して装置からページングフレームを受信することと、ページングフレーム中に含まれるコマンドフィールドに基づいて１つまたは複数のアクションを行うこととを行うための、その上に記憶されたコンピュータ実行可能コードを含む。

[0014]本開示のいくつかの態様は、コンピュータ可読媒体を提供する。本コンピュータ可読媒体は、概して、第１の無線機が第２の無線機の第２の電力状態よりも低い第１の電力状態にある間に、他の装置の第２の無線機を介して、装置がページングフレームを受信することが可能であるかどうかを決定することと、決定に基づいて、装置が行うべき１つまたは複数のアクションを示すコマンドフィールドを備えるページングフレームを生成することと、装置への送信のためにページングフレームを出力することとを行うための、その上に記憶されたコンピュータ実行可能コードを含む。

[0015]本開示のいくつかの態様は、アクセス端末を提供する。本アクセス端末は、概して、第１の無線機と、第１の無線機が第２の無線機の第２の電力状態よりも低い第１の電力状態にある間に装置からページングフレームを受信するように構成された第２の無線機と、ページングフレーム中に含まれるコマンドフィールドに基づいて１つまたは複数のアクションを行うように構成された処理システムとを含む。

[0016]本開示のいくつかの態様は、アクセスポイントを提供する。本アクセスポイントは、概して、少なくとも１つのアンテナと、第１の無線機が第２の無線機の第２の電力状態よりも低い第１の電力状態にある間に、他の装置の第２の無線機を介して、装置がページングフレームを受信することが可能であるかどうかを決定することと、決定に基づいて、装置が行うべき１つまたは複数のアクションを示すコマンドフィールドを備えるページングフレームを生成することと、少なくとも１つのアンテナを介して、装置にページングフレームを送信することとを行うように構成された処理システムとを含む。

[0017]上記および関係する目的を達成するために、１つまたは複数の態様は、以下で十分に説明し、特に特許請求の範囲で指摘する特徴を備える。以下の説明および添付の図面に、１つまたは複数の態様のいくつかの例示的な特徴を詳細に記載する。ただし、これらの特徴は、様々な態様の原理が採用され得る様々な方法のほんのいくつかを示すものであり、この説明は、すべてのそのような態様およびそれらの均等物を含むものとする。

[0018]本開示のいくつかの態様による、例示的なワイヤレス通信ネットワークの図。 [0019]本開示のいくつかの態様による、例示的なアクセスポイント（ＡＰ）およびユーザ端末（ＵＴ）のブロック図。 [0020]本開示のいくつかの態様による、例示的なワイヤレスデバイスのブロック図。 [0021]本開示のいくつかの態様による、例示的なショートフレームフォーマットを示す図。 [0022]本開示のいくつかの態様による、例示的なショート制御フレームフォーマットを示す図。 [0023]本開示のいくつかの態様による、ＦＣフィールド４０２のサブフィールドを示す図。 [0024]本開示のいくつかの態様による、プライマリ・インターネットオブシングス（ＩｏＴ）デバイス無線機に対するコンパニオン（companion）としての超低電力受信機と通信している、プライマリＡＰ無線機に対するコンパニオン無線機としての例示的な超低電力送信機のブロック図。 [0025]本開示のいくつかの態様による、超低電力ページングのための例示的なショート制御フレームフォーマットを示す図。 [0026]本開示のいくつかの態様による、アドレスフィールドと、シーケンス制御フィールドと、フレーム本体フィールドとをもたない超低電力ページングのための例示的なショート制御フレームフォーマットを示す図。 [0027]本開示のいくつかの態様による、超低電力ページングのための例示的なショート制御フレームフォーマットを示す図。 [0028]本開示のいくつかの態様による、超低電力ページングのためのショート制御フレームのＦＣフィールドの例示的なサブフィールドを示す図。 本開示のいくつかの態様による、超低電力ページングのためのショート制御フレームのＦＣフィールドの例示的なサブフィールドを示す図。 [0029]本開示のいくつかの態様による、プライマリ無線機起動のための例示的な超低電力ページングフレームを示す図。 本開示のいくつかの態様による、プライマリ無線機起動のための例示的な超低電力ページングフレームを示す図。 本開示のいくつかの態様による、プライマリ無線機起動のための例示的な超低電力ページングフレームを示す図。 [0030]本開示のいくつかの態様による、クロック再同期のための例示的な超低電力ページングフレームを示す図。 [0030]本開示のいくつかの態様による、クロック再同期のための例示的な超低電力ページングフレームを示す図。 本開示のいくつかの態様による、クロック再同期のための例示的な超低電力ページングフレームを示す図。 [0031]本開示のいくつかの態様による、Ｗｉ−Ｆｉ Ｄｉｒｅｃｔ（登録商標）発見支援のための例示的な超低電力ページングフレームを示す図。 [0032]本開示のいくつかの態様による、ソーシャルＷｉ−Ｆｉ（登録商標）発見支援のための例示的な超低電力ページングフレームを示す図。 [0033]本開示のいくつかの態様による、関連付け支援のための例示的な超低電力ページングフレーム１５００を示す図。 [0034]本開示のいくつかの態様による、ワイヤレス通信のための例示的な動作を示す図。 [0035]図１７に示されている動作を実行することが可能な例示的な手段を示す図。 [0036]本開示のいくつかの態様による、ワイヤレス通信のための例示的な動作を示す図。 [0037]図１８に示されている動作を実行することが可能な例示的な手段を示す図。

[0038]理解を容易にするために、可能な場合、各図に共通である同じ要素を指定するために同じ参照番号が使用されている。一実施形態において開示する要素が、特定の具陳なしに他の実施形態に対して有益に利用され得ることが企図される。

[0039]添付の図面を参照しながら本開示の様々な態様について以下でより詳細に説明する。ただし、本開示は、多くの異なる形態で実施され得、本開示全体にわたって提示する任意の特定の構造または機能に限定されるものと解釈されるべきではない。むしろ、これらの態様は、本開示が周到で完全になり、本開示の範囲を当業者に十分に伝えるために与えられる。本明細書の教示に基づいて、本開示の範囲は、本開示の他の態様とは無関係に実装されるにせよ、本開示の他の態様と組み合わせて実装されるにせよ、本明細書で開示する本開示のいかなる態様をもカバーするものであることを、当業者は諒解されたい。たとえば、本明細書に記載される態様をいくつ使用しても、装置は実装され得、または方法は実施され得る。さらに、本開示の範囲は、本明細書に記載された本開示の様々な態様に加えてまたはそれらの態様以外に、他の構造、機能、または構造および機能を使用して実施されるそのような装置または方法を包含するものである。本明細書で開示する本開示のいずれの態様も、請求項の１つまたは複数の要素によって実施され得ることを理解されたい。

[0040]起動および発見のための超低電力ページングフレーム（たとえば、ショート媒体アクセス制御（ＭＡＣ）フレーム）のための技法および装置が、本明細書で提供される。諸態様では、第１の無線機（たとえば、プライマリ無線機）が低電力状態にある間に、第２の無線機（たとえば、コンパニオン無線機）を介して、他の装置がページングフレーム（たとえば、超低電力ページングフレーム）を受信することが可能であるかどうかを決定するための、および他の装置が行うべき１つまたは複数のアクションを示すコマンドフィールド（たとえば、メッセージＩＤフィールド）を備えるページングフレームを生成し、他の装置にそれを送信するための技法が提供される。

[0041]「例示的」という単語は、本明細書では「例、事例、または例示の働きをすること」を意味するために使用する。「例示的」として本明細書で説明するいかなる態様も、必ずしも他の態様よりも好適または有利であると解釈されるべきではない。

[0042]本明細書では特定の態様について説明するが、これらの態様の多くの変形および置換は本開示の範囲内に入る。好適な態様のいくつかの利益および利点について説明するが、本開示の範囲は特定の利益、使用、または目的に限定されるものではない。むしろ、本開示の態様は、様々なワイヤレス技術、システム構成、ネットワーク、および伝送プロトコルに広く適用可能であるものとし、それらのうちのいくつかを例として、図において、および好適な態様についての以下の説明において示す。発明を実施するための形態および図面は、本開示を限定するものではなく説明するものにすぎず、本開示の範囲は添付の特許請求の範囲およびそれの均等物によって定義される。

例示的なワイヤレス通信システム
[0043]本明細書で説明する技法は、直交多重化方式に基づく通信システムを含む、様々なブロードバンドワイヤレス通信システムのために使用され得る。そのような通信システムの例としては、空間分割多元接続（ＳＤＭＡ）、時分割多元接続（ＴＤＭＡ）、直交周波数分割多元接続（ＯＦＤＭＡ）システム、シングルキャリア周波数分割多元接続（ＳＣ−ＦＤＭＡ）システムなどがある。ＳＤＭＡシステムは、複数のユーザ端末に属するデータを同時に送信するために十分に異なる方向を使用し得る。ＴＤＭＡシステムは、送信信号を異なるタイムスロットに分割することによって、複数のユーザ端末が同じ周波数チャネルを共有することを可能にし得、各タイムスロットは異なるユーザ端末に割り当てられる。ＯＦＤＭＡシステムは、全システム帯域幅を複数の直交サブキャリアに区分する変調技法である、直交周波数分割多重（ＯＦＤＭ）を使用する。これらのサブキャリアは、トーン、ビンなどと呼ばれることもある。ＯＦＤＭでは、各サブキャリアは独立してデータで変調され得る。ＳＣ−ＦＤＭＡシステムは、システム帯域幅にわたって分散されたサブキャリア上で送信するためのインターリーブＦＤＭＡ（ＩＦＤＭＡ）、隣接するサブキャリアのブロック上で送信するための局所ＦＤＭＡ（ＬＦＤＭＡ）、または隣接するサブキャリアの複数のブロック上で送信するための拡張ＦＤＭＡ（ＥＦＤＭＡ）を使用し得る。概して、変調シンボルは、ＯＦＤＭでは周波数領域で、ＳＣ−ＦＤＭＡでは時間領域で送られる。

[0044]本明細書の教示は、様々なワイヤードまたはワイヤレス装置（たとえば、ノード）に組み込まれ得る（たとえば、その装置内に実装されるか、またはその装置によって実行され得る）。いくつかの態様では、本明細書の教示に従って実装されるワイヤレスノードはアクセスポイントまたはアクセス端末を備え得る。

[0045]アクセスポイント（「ＡＰ」）は、ノードＢ、無線ネットワークコントローラ（「ＲＮＣ」）、発展型ノードＢ（ｅＮＢ）、基地局コントローラ（「ＢＳＣ」）、基地トランシーバ局（「ＢＴＳ」）、基地局（「ＢＳ」）、トランシーバ機能（「ＴＦ」）、無線ルータ、無線トランシーバ、基本サービスセット（「ＢＳＳ」）、拡張サービスセット（「ＥＳＳ」）、無線基地局（「ＲＢＳ」）、または何らかの他の用語を備えるか、それらのいずれかとして実装されるか、あるいはそれらのいずれかとして知られていることがある。

[0046]アクセス端末（「ＡＴ」）は、加入者局、加入者ユニット、移動局、リモート局、リモート端末、ユーザ端末、ユーザエージェント、ユーザデバイス、ユーザ機器、ユーザ局、または何らかの他の用語を備えるか、それらのいずれかとして実装されるか、あるいはそれらのいずれかとして知られていることがある。いくつかの実装形態では、アクセス端末は、セルラー電話、コードレス電話、セッション開始プロトコル（「ＳＩＰ」）電話、ワイヤレスローカルループ（「ＷＬＬ」）局、携帯情報端末（「ＰＤＡ」）、ワイヤレス接続機能を有するハンドヘルドデバイス、局（「ＳＴＡ」）、またはワイヤレスモデムに接続された何らかの他の好適な処理デバイスを備え得る。したがって、本明細書で教示する１つまたは複数の態様は、電話（たとえば、セルラーフォンまたはスマートフォン）、コンピュータ（たとえば、ラップトップ）、ポータブル通信デバイス、ポータブルコンピューティングデバイス（たとえば、個人情報端末）、エンターテインメントデバイス（たとえば、音楽またはビデオデバイス、あるいは衛星ラジオ）、全地球測位システムデバイス、あるいはワイヤレスまたはワイヤード媒体を介して通信するように構成された他の好適なデバイスに組み込まれ得る。

[0047]図１に、本開示の態様が実行され得るシステム１００を示す。たとえば、アクセスポイント１１０またはユーザ端末１２０は、第１の無線機（たとえば、プライマリ無線機）が低電力状態にある間に、他のアクセスポイント１１０またはユーザ端末１２０が第２の無線機（たとえば、コンパニオン無線機）を介してページングフレーム（たとえば、超低電力ページングフレーム）を受信することが可能であるかどうかを決定し得る。アクセスポイント１１０またはユーザ端末１２０は、他のアクセスポイント１１０またはユーザ端末１２０が行うべき１つまたは複数のアクションを示すコマンドフィールド（たとえば、メッセージＩＤフィールド）を備えるページングフレームを生成し、送信し得る。

[0048]システム１００は、たとえば、アクセスポイントとユーザ端末とをもつ多元接続多入力多出力（ＭＩＭＯ）システム１００であり得る。簡単のために、ただ１つのアクセスポイント１１０が図１に示されている。アクセスポイントは、概して、ユーザ端末と通信する固定局であり、基地局または何らかの他の用語で呼ばれることもある。ユーザ端末は、固定または可動であり得、移動局、ワイヤレスデバイスまたは何らかの他の用語で呼ばれることもある。アクセスポイント１１０は、ダウンリンクおよびアップリンク上で所与の瞬間において１つまたは複数のユーザ端末１２０と通信し得る。ダウンリンク（すなわち、順方向リンク）はアクセスポイントからユーザ端末への通信リンクであり、アップリンク（すなわち、逆方向リンク）はユーザ端末からアクセスポイントへの通信リンクである。ユーザ端末はまた、別のユーザ端末とピアツーピアで通信し得る。システムコントローラ１３０が、アクセスポイントに結合し、アクセスポイントのための調整および制御を行い得る。

[0049]システムコントローラ１３０は、これらのＡＰおよび／または他のシステムのために協調および制御を行い得る。ＡＰは、たとえば、無線周波数電力、チャネル、認証、およびセキュリティに対する調整を扱い得るシステムコントローラ１３０によって管理され得る。システムコントローラ１３０は、バックホールを介してＡＰと通信し得る。ＡＰはまた、たとえば、ワイヤレスバックホールまたはワイヤラインバックホールを介して直接または間接的に互いに通信し得る。

[0050]以下の開示の部分では、空間分割多元接続（ＳＤＭＡ）によって通信することが可能なユーザ端末１２０について説明するが、いくつかの態様では、ユーザ端末１２０は、ＳＤＭＡをサポートしないいくつかのユーザ端末をも含み得る。したがって、そのような態様では、アクセスポイント（ＡＰ）１１０は、ＳＤＭＡユーザ端末と非ＳＤＭＡユーザ端末の両方と通信するように構成され得る。この手法は、好都合なことに、より新しいＳＤＭＡユーザ端末が適切と見なされるときに導入されることを可能にしながら、より古いバージョンのユーザ端末（「レガシー」局）が企業において展開されたままであることを可能にし、それらの有効寿命を延長し得る。

[0051]アクセスポイント１１０およびユーザ端末１２０は、ダウンリンクおよびアップリンク上でのデータ送信のために複数の送信アンテナと複数の受信アンテナとを採用する。ダウンリンクＭＩＭＯ送信の場合、アクセスポイント１１０のＮ_ap個のアンテナがＭＩＭＯの多入力（ＭＩ）部分を表し、Ｋ個のユーザ端末のセットがＭＩＭＯの多出力（ＭＯ）部分を表す。逆に、アップリンクＭＩＭＯ送信の場合、Ｋ個のユーザ端末のセットがＭＩ部分を表し、アクセスポイント１１０のＮ_ap個のアンテナがＭＯ部分を表す。純粋なＳＤＭＡの場合、Ｋ個のユーザ端末のためのデータシンボルストリームが、何らかの手段によって、コード、周波数、または時間において多重化されない場合、Ｎ_ap≧Ｋ≧１が成り立つことが望まれる。ＴＤＭＡ技法、ＣＤＭＡを用いた異なるコードチャネル、ＯＦＤＭを用いたサブバンドの独立セットなどを使用してデータシンボルストリームが多重化され得る場合、ＫはＮ_apよりも大きくなり得る。各選択されたユーザ端末は、アクセスポイントにユーザ固有データを送信し、および／またはアクセスポイントからユーザ固有データを受信する。概して、各選択されたユーザ端末は、１つまたは複数のアンテナを装備し得る（すなわち、Ｎ_ut≧１）。Ｋ個の選択されたユーザ端末は、同じまたは異なる数のアンテナを有することができる。

[0052]システム１００は、時分割複信（ＴＤＤ）システムまたは周波数分割複信（ＦＤＤ）システムであり得る。ＴＤＤシステムの場合、ダウンリンクとアップリンクは同じ周波数帯域を共有する。ＦＤＤシステムの場合、ダウンリンクとアップリンクは異なる周波数帯域を使用する。ＭＩＭＯシステム１００はまた、送信のために単一のキャリアまたは複数のキャリアを使用し得る。各ユーザ端末は、（たとえば、コストを抑えるために）単一のアンテナを装備するか、または（たとえば、追加コストがサポートされ得る場合）複数のアンテナを装備し得る。システム１００は、送信／受信を異なるタイムスロットに分割することによってユーザ端末１２０が同じ周波数チャネルを共有する場合、ＴＤＭＡシステムでもあり、各タイムスロットは異なるユーザ端末１２０に割り当てられ得る。

[0053]図２に、本開示の態様を実装するために使用され得る、図１に示されているＡＰ１１０およびＵＴ１２０の例示的な構成要素を示す。ＡＰ１１０およびＵＴ１２０の１つまたは複数の構成要素は、本開示の諸態様を実施するために使用され得る。たとえば、アンテナ２２４、Ｔｘ／Ｒｘ２２２、プロセッサ２１０、２２０、２４０、２４２、および／またはコントローラ２３０は、本明細書で説明し、図１７〜図１８Ａを参照しながら示す動作を実行するために使用され得る。同様に、ＵＴ１２０のアンテナ２５２、Ｔｘ／Ｒｘ２５４、プロセッサ２６０、２７０、２８８、および２９０、ならびに／またはコントローラ２８０は、本明細書で説明し、図１７〜図１８Ａを参照しながら示す動作を実行するために使用され得る。

[0054]図２は、ＭＩＭＯシステム１００におけるアクセスポイント１１０と２つのユーザ端末１２０ｍおよび１２０ｘとのブロック図を示している。アクセスポイント１１０はＮ_t個のアンテナ２２４ａ〜２２４ａｐを装備する。ユーザ端末１２０ｍはＮ_ut,m個のアンテナ２５２ｍａ〜２５２ｍｕを装備し、ユーザ端末１２０ｘはＮ_ut,x個のアンテナ２５２ｘａ〜２５２ｘｕを装備する。アクセスポイント１１０は、ダウンリンクでは送信エンティティであり、アップリンクでは受信エンティティである。各ユーザ端末１２０は、アップリンクでは送信エンティティであり、ダウンリンクでは受信エンティティである。本明細書で使用する「送信エンティティ」は、ワイヤレスチャネルを介してデータを送信することが可能な独立動作型の装置またはデバイスであり、「受信エンティティ」は、ワイヤレスチャネルを介してデータを受信することが可能な独立動作型の装置またはデバイスである。以下の説明では、下付き文字「ｄｎ」がダウンリンクを示し、下付き文字「ｕｐ」がアップリンクを示す。ＳＤＭＡ送信の場合、Ｎ_up個のユーザ端末がアップリンク上で同時に送信し、Ｎ_dn個のユーザ端末がダウンリンク上で同時に送信する。Ｎ_upはＮ_dnに等しいことも等しくないこともあり、Ｎ_upおよびＮ_dnは、静的な値であり得、またはスケジューリング間隔ごとに変化することができる。ビームステアリングまたは何らかの他の空間処理技法がアクセスポイントおよびユーザ端末において使用され得る。

[0055]アップリンク上で、アップリンク送信のために選択された各ユーザ端末１２０において、送信（ＴＸ）データプロセッサ２８８は、データソース２８６からトラフィックデータを受信し、コントローラ２８０から制御データを受信する。コントローラ２８０はメモリ２８２と結合され得る。ＴＸデータプロセッサ２８８は、ユーザ端末のために選択されたレートに関連するコーディングおよび変調方式に基づいてユーザ端末のためにトラフィックデータを処理（たとえば、符号化、インターリーブ、および変調）し、データシンボルストリームを与える。ＴＸ空間プロセッサ２９０は、データシンボルストリームに対して空間処理を実行し、Ｎ_ut,m個の送信シンボルストリームをＮ_ut,m個のアンテナに与える。各送信機ユニット（ＴＭＴＲ）２５４は、アップリンク信号を生成するために、それぞれの送信シンボルストリームを受信し、処理（たとえば、アナログ変換、増幅、フィルタ処理、および周波数アップコンバート）する。Ｎ_ut,m個の送信機ユニット２５４は、Ｎ_ut,m個のアンテナ２５２からアクセスポイントへの送信のためにＮ_ut,m個のアップリンク信号を与える。

[0056]Ｎ_up個のユーザ端末が、アップリンク上での同時送信のためにスケジュールされ得る。これらのユーザ端末の各々は、それのデータシンボルストリームに対して空間処理を実行し、アップリンク上で送信シンボルストリームのそれのセットをアクセスポイントに送信する。

[0057]アクセスポイント１１０において、Ｎ_ap個のアンテナ２２４ａ〜２２４ａｐは、アップリンク上で送信するすべてのＮ_up個のユーザ端末からアップリンク信号を受信する。各アンテナ２２４は、受信信号をそれぞれの受信機ユニット（ＲＣＶＲ）２２２に与える。各受信機ユニット２２２は、送信機ユニット２５４によって実行された処理を補足する処理を実行し、受信シンボルストリームを与える。ＲＸ空間プロセッサ２４０は、Ｎ_ap個の受信機ユニット２２２からのＮ_ap個の受信シンボルストリームに対して受信機空間処理を実行し、Ｎ_up個の復元アップリンクデータシンボルストリームを与える。受信機空間処理は、チャネル相関行列反転（ＣＣＭＩ：channel correlation matrix inversion）、最小平均２乗誤差（ＭＭＳＥ：minimum mean square error）、ソフト干渉消去（ＳＩＣ：soft interference cancellation）、または何らかの他の技法に従って実行される。各復元アップリンクデータシンボルストリームは、それぞれのユーザ端末によって送信されたデータシンボルストリームの推定値である。ＲＸデータプロセッサ２４２は、復号データを得るために、そのストリームのために使用されたレートに応じて各復元アップリンクデータシンボルストリームを処理（たとえば、復調、デインターリーブ、および復号）する。各ユーザ端末のための復号データは、記憶のためにデータシンク２４４に与えられ、および／またはさらなる処理のためにコントローラ２３０に与えられ得る。コントローラ２３０はメモリ２３２と結合され得る。

[0058]ダウンリンク上で、アクセスポイント１１０において、ＴＸデータプロセッサ２１０が、ダウンリンク送信のためにスケジュールされたＮ_dn個のユーザ端末のためのトラフィックデータをデータソース２０８から受信し、コントローラ２３０から制御データを受信し、場合によってはスケジューラ２３４から他のデータを受信する。様々なタイプのデータが異なるトランスポートチャネル上で送られ得る。ＴＸデータプロセッサ２１０は、各ユーザ端末のために選択されたレートに基づいてそのユーザ端末のためのトラフィックデータを処理（たとえば、符号化、インターリーブ、および変調）する。ＴＸデータプロセッサ２１０はＮ_dn個のダウンリンクデータシンボルストリームをＮ_dn個のユーザ端末に与える。ＴＸ空間プロセッサ２２０は、Ｎ_dn個のダウンリンクデータシンボルストリームに対して（本開示で説明するプリコーディングまたはビームフォーミングなどの）空間処理を実行し、Ｎ_ap個の送信シンボルストリームをＮ_ap個のアンテナに与える。各送信機ユニット２２２は、ダウンリンク信号を生成するために、それぞれの送信シンボルストリームを受信し、処理する。Ｎ_ap個の送信機ユニット２２２は、Ｎ_ap個のアンテナ２２４からユーザ端末への送信のためのＮ_ap個のダウンリンク信号を与える。

[0059]各ユーザ端末１２０において、Ｎ_ut,m個のアンテナ２５２はアクセスポイント１１０からＮ_ap個のダウンリンク信号を受信する。各受信機ユニット２５４は、関連するアンテナ２５２からの受信信号を処理し、受信シンボルストリームを与える。ＲＸ空間プロセッサ２６０は、Ｎ_ut,m個の受信機ユニット２５４からのＮ_ut,m個の受信シンボルストリームに対して受信機空間処理を実行し、復元ダウンリンクデータシンボルストリームをユーザ端末に与える。受信機空間処理は、ＣＣＭＩ、ＭＭＳＥ、または何らかの他の技法に従って実行される。ＲＸデータプロセッサ２７０は、ユーザ端末のための復号データを取得するために、復元ダウンリンクデータシンボルストリームを処理（たとえば、復調、デインターリーブおよび復号）する。各ユーザ端末のための復号データは、記憶のためにデータシンク２７２に与えられ、および／またはさらなる処理のためにコントローラ２８０に与えられ得る。

[0060]各ユーザ端末１２０において、チャネル推定器２７８は、ダウンリンクチャネル応答を推定し、チャネル利得推定値、ＳＮＲ推定値、雑音分散などを含み得る、ダウンリンクチャネル推定値を与える。同様に、アクセスポイント１１０において、チャネル推定器２２８は、アップリンクチャネル応答を推定し、アップリンクチャネル推定値を与える。各ユーザ端末のためのコントローラ２８０は、一般に、そのユーザ端末のためのダウンリンクチャネル応答行列Ｈｄｎ，ｍに基づいてユーザ端末のための空間フィルタ行列を導出する。コントローラ２３０は、有効アップリンクチャネル応答行列Ｈｕｐ，ｅｆｆに基づいてアクセスポイントのための空間フィルタ行列を導出する。各ユーザ端末のためのコントローラ２８０は、フィードバック情報（たとえば、ダウンリンクおよび／またはアップリンク固有ベクトル、固有値、ＳＮＲ推定値など）をアクセスポイントに送り得る。コントローラ２３０およびコントローラ２８０はまた、それぞれ、アクセスポイント１１０およびユーザ端末１２０における様々な処理ユニットの動作を制御する。

[0061]図３に、本開示の態様を実装するためにＡＰ１１０および／またはＵＴ１２０中で利用され得る例示的な構成要素を示す。たとえば、送信機３１０、（１つまたは複数の）アンテナ３１６、プロセッサ３０４および／またはＤＳＰ３２０は、ＡＰによって実装される本開示の態様を実施するために使用され得る。さらに、受信機３１２、（１つまたは複数の）アンテナ３１６、プロセッサ３０４および／またはＤＳＰ３２０は、ＵＴによって実装される本開示の態様を実施するために使用され得る。

[0062]ワイヤレスデバイス３０２は、ワイヤレスデバイス３０２の動作を制御するプロセッサ３０４を含み得る。プロセッサ３０４は中央処理ユニット（ＣＰＵ）と呼ばれることもある。読取り専用メモリ（ＲＯＭ）とランダムアクセスメモリ（ＲＡＭ）の両方を含み得るメモリ３０６は、命令とデータとをプロセッサ３０４に与える。メモリ３０６の一部分は不揮発性ランダムアクセスメモリ（ＮＶＲＡＭ）をも含み得る。プロセッサ３０４は、一般に、メモリ３０６内に記憶されたプログラム命令に基づいて論理演算と算術演算とを実行する。メモリ３０６中の命令は、本明細書で説明する方法を実装するために実行可能であり得る。

[0063]ワイヤレスデバイス３０２はまた、ワイヤレスデバイス３０２とリモートノードとの間のデータの送信および受信を可能にするために送信機３１０と受信機３１２とを含み得るハウジング３０８を含み得る。送信機３１０と受信機３１２とは組み合わせられてトランシーバ３１４になり得る。単一または複数の送信アンテナ３１６が、ハウジング３０８に取り付けられ、トランシーバ３１４に電気的に結合され得る。ワイヤレスデバイス３０２はまた、複数の送信機、複数の受信機、複数のトランシーバを含み得る（図示せず）。

[0064]ワイヤレスデバイス３０２はまた、トランシーバ３１４によって受信された信号のレベルを検出し、定量化するために使用され得る信号検出器３１８を含み得る。信号検出器３１８は、そのような信号を、総エネルギー、シンボルごとのサブキャリア当たりのエネルギー、電力スペクトル密度および他の信号として検出し得る。ワイヤレスデバイス３０２は、信号を処理する際に使用するためのデジタル信号プロセッサ（ＤＳＰ）３２０をも含み得る。

[0065]ワイヤレスデバイス３０２の様々な構成要素は、データバスに加えて、電力バスと、制御信号バスと、ステータス信号バスとを含み得る、バスシステム３２２によって互いに結合され得る。

例示的なショート制御フレーム
[0066]いくつかのシステム（たとえば、ＩＥＥＥ８０２．１１ａｈシステム）では、ショートフレームは、１に設定されたフレーム制御フィールド（ＦＣＦ）中のプロトコルバージョンフィールドを有する媒体アクセス制御（ＭＡＣ）プロトコルデータユニット（ＭＰＤＵ）であり得る。

[0067]図４に、本開示のいくつかの態様による、例示的なショートフレームフォーマット４００を示す。図４に示されているように、ショートフレームフォーマット４００は、２バイトのフレーム制御（ＦＣ）フィールド４０２と、２バイトまたは６バイトの第１のアドレスフィールド（Ａ１）４０４と、２バイトまたは６バイトの第２のアドレスフィールド（Ａ２）４０６と、０バイト（たとえば、含まれない）または２バイトのシーケンス制御（ＳＣ：Sequence Control）フィールド４０８と、０バイトまたは６バイトの第３のアドレス（Ａ３）フィールド４１０と、０バイトまたは６バイトの第４のアドレスフィールド（Ａ４）４１２と、可変長のフレーム本体フィールド４１４と、４バイトのフレーム検査シーケンス（ＦＣＳ）フィールド４１６とを含み得る。

[0068]ショート制御フレームについて、たとえば、図４Ａに示されているように、ショートフレームフォーマット４００中に、Ａ１フィールド４０４およびＡ２フィールド４０６は存在することがあるが、ＳＣフィールド４０８、Ａ３フィールド４１０、およびＡ４フィールド４１２は存在しないことがある（たとえば、０ビット）。

[0069]図５に、本開示のいくつかの態様による、１６ビット（２バイト）のＦＣフィールド４０２のサブフィールドまたはＰＶ１ショート制御フレームを示す。図５に示されているように、ＦＣフィールド４０２は、ショート制御フレームについて１に設定された２ビットのプロトコルバージョン（ＰＶ）サブフィールド５０２を含み得る。ＦＣフィールド４０２は、制御タイプを示す３ビットのタイプサブフィールド５０４と、３ビットのＰＴＩＤ／サブタイプサブフィールド５０６と、３ビットの帯域幅指示サブフィールド５０８と、１ビットの動的指示サブフィールド５１０と、１ビットのネクストＴＷＴ情報存在（Next TWT Info Present）サブフィールド５１２と、１ビットのモアデータ（More Data）サブフィールド５１４と、１ビットのフロー制御サブフィールド５１６と、予約済みビット５１８とをさらに含み得る。

例示的な超低電力ページング
[0070]超低電力ＰＨＹは、超低電力スーパー再生受信機（ultra-low power super-regenerative receiver）（たとえば、３ボルトのバッテリー上で２００μＡよりも少なく消費する受信機）を可能にし、したがって、いくつかの超低電力使用事例を可能にし、そのうちのいくつかについて以下でより詳細に説明する。さらに、超低電力ページングフレームが、超低電力使用事例の各々とともに使用するために定義され得る。使用事例は、限定はしないが、プライマリ無線機起動、Ｗｉ−Ｆｉ Ｄｉｒｅｃｔ発見支援、ソーシャルＷｉ−Ｆｉ発見支援、および関連付け支援（Association Assist）を含み得る。

[0071]いくつかの態様によれば、本明細書で説明する超低電力使用事例のために使用される受信機／送信機は、スタンドアロン無線機であり得るか、または図６に示されているようにプライマリ無線機（たとえば、Ｗｉ−Ｆｉ無線機）のコンパニオン無線機として動作し得る。図６に示されている一例では、超低電力送信機６０４は、プライマリワイヤレスアクセスポイント無線機６０２のコンパニオン無線機として使用され得る。超低電力送信機６０４は、この例では、起動のために、プライマリ・ワイヤレス・インターネットオブシングス（ＩＯＴ）デバイス６０６のコンパニオン無線機であり得る、超低電力受信機６０８と通信し得る。例示的な非限定的な一実装形態では、超低電力ページングフレームコンパニオン無線機は、（たとえば、ＩＥＥＥ８０２．１１ａｈに記載されているように）サブ１ＧＨｚ（Ｓ１Ｇ）帯域において、または（たとえば、ＩＥＥＥ８０２．１１ｎに記載されているように）２．４ＧＨｚ帯域において、動作し得る。いくつかの態様によれば、超低電力受信機は長く提供し得るが、超低電力ページングのためのＰＨＹデータレートは３１．２５ｋｂ／ｓであり得る。いくつかの態様によれば、超低電力ページングのために定義されるＭＡＣフレームは、たとえば、上記の図４、図４Ａ、および図５に示されているように、たとえば、（たとえば、プロトコルバージョン１を使用する）ショート制御および／または管理フレームに基づき得る。

[0072]いくつかの態様によれば、超低電力ページングは、本明細書で説明する使用事例の各々において、電力消費を減少させ、バッテリー寿命を増加させ得る。

例示的な超低電力ページングフレーム
[0073]図７に、本開示のいくつかの態様による、超低電力ページングのための例示的なショート制御フレームフォーマット７００を示す。いくつかの態様によれば、フレームは管理フレームでもあり得る。図７に示されているように、ショート制御フレームフォーマット７００は、２バイトのフレーム制御フィールド７０２を含み得る。受信機アドレスフィールド（Ａ１）７０４および送信機アドレスフィールド（Ａ２）７０６は必要とされないことがあり、したがって、ショート制御フレームフォーマット７００は、０、２、または６バイトのＡ１およびＡ２フィールドを含み得る。ショート制御フレームフォーマット７００は、例示的なショートフレームフォーマット４００の場合のように、０または２バイトのシーケンス制御フィールド４０８と、０または６バイトのＡ３フィールド４１０およびＡ４フィールド４１２と、可変長フレーム本体フィールド４１４とを含み得る。それが制御フレームであるので、ＦＣＳフィールド７１６は、（たとえば、データが送られていないので）わずか１バイトまたは２バイトで十分に信頼でき得、または、代替的に、ＦＣＳフィールド７１６は４バイトであり得る。

[0074]したがって、超低電力ページングフレームについて、ＦＣフィールドは、フレーム制御フィールド７０２およびＦＣＳフィールド７１６を常に含み得る。しかしながら、様々な他のフィールドが含まれないか、または異なるフィールドがそれらの場所中に含まれるか、のいずれかがあり得る。図７Ａに、アドレスフィールド７０４、７０６、４１０、４１２、シーケンス制御フィールド４０８、およびフレーム本体フィールド４１４をもたない、例示的なショート制御フレームフォーマットを示す。

[0075]いくつかの態様によれば、図７Ｂに示されているように、受信機アドレスフィールド（Ａ１）７０４は宛先アドレス（ＤＡ）フィールドと呼ばれることもあり、送信機アドレスフィールド（Ａ２）はソースアドレス（ＳＡ）フィールドと呼ばれることもある。ＤＡフィールド７０４ＢおよびＳＡフィールド７０６Ｂは、０、２、または１６オクテットであり得る。いくつかの態様によれば、ＦＣＳフィールドはフレーム認証コード（ＦＡＣ：Frame Authentication Code）フィールド７１６Ｂでもあり得る。ＦＣＳは、誤りビットがないことを確認するために非セキュアフレームのために使用されるが、ＦＡＣは、変更がないフレームの認証を行うためにセキュアフレームのために使用される。

[0076]いくつかの態様によれば、超低電力ページングについて、新しいフレーム制御（ＦＣ）フィールドフォーマットがショート制御／管理ＭＡＣフレームのために定義され得る。いくつかの態様によれば、超低電力ページングフレームのための新しいＦＣフィールドは、図８に示されているように、ＦＣフィールド中のサブタイプサブフィールドがサブタイプとして超低電力ページングフレームを示すとき、新しいコマンドサブフィールドを含み得る。いくつかの態様によれば、コマンドサブフィールドの値は、フレームの残りをどのようにパースすべきかを受信機に通知し得る（たとえば、プライマリ無線機起動、クロック再同期、Ｗｉ−Ｆｉ Ｄｉｒｅｃｔデバイス発見支援、ソーシャルＷｉ−Ｆｉ発見支援、関連付け支援）。

[0077]図８に、本開示のいくつかの態様による、超低電力ページングショート制御フレーム７００〜７００Ｂのためのフレーム制御（ＦＣ）フィールド７０２フォーマットを示す。図８に示されているように、ＦＣフィールド７０２は、１に設定されたプロトコルバージョンサブフィールド５０２と、制御を示すための２に設定されたタイプサブフィールド５０４と、超低電力ページングを示すサブタイプサブフィールド８０６とを含み得る。ＦＣフィールド７０２は、ＦＣフィールド４０２の他のサブフィールドをなくすことができる。さらに、ＦＣフィールド７０２は、コマンドサブフィールド８０８と最高４までの予約済みビットサブフィールド８１８とを含み得る。コマンドサブフィールド８０８は、追加のシグナリングを行い得る。たとえば、コマンドサブフィールド８０８は、フレームが、プライマリ無線機起動フレーム、クロック再同期フレーム、Ｗｉ−Ｆｉ Ｄｉｒｅｃｔデバイス発見支援フレーム、ソーシャルＷｉ−Ｆｉ発見支援フレーム、または関連付け支援フレームであることをシグナリングし得る。

[0078]いくつかの態様によれば、超低電力ページングショート制御フレーム７００〜７００ＢのためのＦＣフィールド７０２フォーマットは、メッセージＩＤフィールド８２０と、アドレス長さインジケータフィールド８２２と、シーケンスフィールド８２４と、暗黙的ＳＡフィールド８２６と、セキュアフィールド８２８と、予約済みフィールド８３０とを含み得る。メッセージＩＤフィールド８２０は、タイプフィールド５０４、サブタイプフィールド８０６、およびコマンドフィールド８０８の情報を含み得る。すべてゼロのメッセージＩＤはデータフレームを示し得、他の値は制御フレームを示し得る。例示的な一実装形態では、メッセージＩＤフィールド８２０の０の値はフレームがデータのためのものであることを示し得、１の値はフレームがプライマリ無線機起動のためのものであることを示し得、２の値はフレームがクロック同期のためのものであることを示し得、３の値はフレームがソーシャルＷ−Ｆｉ発見支援のためのものであることを示し得、５の値はフレームがＷｉ−Ｆｉ関連付け支援のためのものであることを示し得る。

[0079]アドレス長さインジケータフィールド８２２は、ＤＡおよびＳＡの長さを示し得る。例示的な一実装形態では、暗黙的ＳＡフィールド８２６は、ＳＡがＭＡＣフレーム中に含まれないことを示すように（たとえば、０に）設定されるか、またはＦＣＳ／ＦＡＣ計算において使用されるがＭＡＣフレーム中で送信されない２バイトの暗黙的ＳＡを示すように（たとえば、１に）設定され得る。シーケンスビットは、フレーム番号（たとえば、０または１）を示すためにデータフレーム中で使用され得、制御フレームのために使用されないことがある。セキュアフィールド８２８は、ＦＣＳなのかＦＡＣなのか、およびＦＣＳまたはＦＡＣの長さを示し得る。

[0080]上述のように、ＤＡフィールド７０４ＢおよびＳＡフィールド７０６Ｂは、０、２、または１６バイトの長さを有し得る。フィールドの長さは、アドレス長さインジケータフィールド８２２中で３バイトを使用して示され得る。例示的な一実装形態では、０００の値は０バイトのＤＡ長さおよびＳＡ長さを示し得、００１の値は０バイトのＤＡ長さおよび２バイトのＳＡ長さを示し得、０１０の値は２バイトのＤＡ長さおよび０バイトのＳＡ長さを示し得、０１１の値は２バイトのＤＡ長さおよび２バイトのＳＡ長さを示し得、１００の値は０バイトのＤＡ長さおよび１６バイトのＳＡ長さを示し得、１０１の値は１６バイトのＤＡ長さおよび１６バイトのＳＡ長さを示し得る。いくつかの態様によれば、０バイトのＤＡはブロードキャストフレーム中で使用され得、０バイトのＳＡはコンパニオン無線機によってローカルに割り当てられる暗黙的ＳＡのために使用され得る。２バイトのＤＡおよび／または２バイトのＳＡは、様々な適用例のためのコンパニオン無線機によってローカルに割り当てられ得る。１６バイトのＳＡおよび／または１６バイトのＤＡは、ランダムに生成され得、スタンドアロン超低電力無線機のために使用され得る。

[0081]いくつかの実装形態では、超低電力ページングショート制御フレームは、局と他の非ＡＰ局との間で使用され得る。いくつかの実装形態では、超低電力ページングショート制御フレームは、局とＡＰとの間で使用され得る。いくつかの態様によれば、ＳＴＡおよび／またはＡＰは、ＳＴＡおよび／またはＡＰが超低電力通信をサポートするかどうかを決定するために能力交換を実行し得る。たとえば、受信機が超低電力受信機であるかどうか、送信機が超低電力ページングフレームを送信するように構成されるかどうか。

プライマリ無線機起動
[0082]いくつかの態様によれば、超低電力ページングショート制御フレーム６００は、プライマリ無線機起動フレームとして使用され得る。この場合、ＦＣフィールド４０２のコマンドサブフィールド７０８は、フレームが起動フレームであることを示すように設定され得る（たとえば、コマンド＝０）。いくつかの態様によれば、ＡＰおよびＳＴＡは、ＳＴＡが超低電力ページングフレームおよび同期フレームをリッスンすべきであるとき、周期スケジュールに関して同意する。例示的な実装形態では、周期スケジュールはプライマリ無線機を使用して構成され得る。以下でより詳細に説明するように、同期フレームは、ＳＴＡが、クロックドリフトを制限するためにＡＰクロックに同期することを可能にし得る。

[0083]図９に、本開示のいくつかの態様による、プライマリ無線機起動のための例示的な超低電力ページングフレーム９００を示す。図９に示されているように、超低電力ページングフレーム９００は、ＦＣフィールド７０２とＦＣＳフィールド７１６とを含み得る。さらに、超低電力ページングフレーム９００は、２バイトのＲＡフィールド９０４（たとえば、Ａ１またはＤＡフィールド）と、６バイトのＴＡフィールド９０６（たとえば、Ａ２またはＳＡフィールド）とを含み得る。ＲＡフィールド９０４は、１つまたは複数の非ＡＰ ＳＴＡ、たとえば、起動し、Ｗｉ−Ｆｉビーコンをリッスンすることが意図されたＳＴＡのショート識別子（ＳＩＤ：short identifier）を含んでいることがある。ＴＡフィールド９０６は、送信機のアドレス（たとえば、ＡＰアドレスまたは基本サービスセット識別子（ＢＳＳＩＤ））を含んでいることがある。いくつかの態様によれば、ＴＡフィールド９０６は０バイトであり得、ここでＳＡは暗黙的である。ＳＴＡが起動フレームを受信するとき、ＳＴＡは、それのＳＩＤがＲＡフィールド９０４中のＳＩＤに一致し、ＴＡアドレスがＢＳＳＩＤまたはＡＰのアドレスに一致するかどうかを決定し得る。ＳＴＡは、次いで、プライマリＷｉ−ＦｉビーコンをリッスンするためにそれのプライマリＷｉ−Ｆｉ無線機を起動し得る。

[0084]図１０に、プライマリ無線機起動のための例示的な超低電力ページングフレーム１０００を示す。上述のように、暗黙的ＳＡについて、プライマリ無線機起動のための超低電力ページングフレーム１０００は、ＴＡフィールド９０６を省略し得る。代わりに、ＦＣＳフィールド７１６は、送信機アドレス（たとえば、関連付けられるＡＰのための事前記憶された送信機アドレス）を使用して計算され得、したがって、それが適切なＡＰからのものであることを確認することができる。これは、フレームのサイズを６バイト低減し得る。

[0085]図１１に、プライマリ無線機起動のための例示的な超低電力ページングフレーム１１００を示す。また別の例示的な実装形態では、ＳＴＡは、関連付けられたＡＰ以外の他のデバイスから起動フレームを受信し得る。図１１に示されているように、ＴＡフィールド９０６は、ネットワークワイド識別子（ＮＷＩＤ：Network-Wide Identifier）フィールド１１０６と置き換えられ得る。ＮＷＩＤは、ＳＩＤ、ＳＳＩＤ、ドメイン名、あるいはＳＩＤまたはＳＳＩＤのハッシュ化バージョンなどのＮＷＩＤを含んでいることがある。いくつかの態様によれば、ハッシュ化ＳＩＤまたはＳＳＩＤは、共通ＳＳＩＤ（たとえば、「ホーム」）と一致することを回避するために他の情報とハッシングされ得る。たとえば、事前共有鍵（ＰＳＫ）証明またはドメイン名とハッシングされる。いくつかの態様によれば、ＦＣＳフィールド７１６は、前の実装形態の場合のように送信機アドレスを使用して計算され得る。

[0086]これは、眠っているスマートフォンが、ネットワーク中の新しいエリアに移り、次いでネットワーク中の別のＡＰによって起動されることを可能にし得る。これはまた、ネットワークワイドなページングをもたらし得、ここで、スマートフォンのためのメッセージがある場合、スマートフォンはネットワーク中のどこでも起動され、アラートされ得る。

クロック再同期
[0087]クロック再同期は、非ＡＰ ＳＴＡが、（たとえば、ＡＰからのＷｉ−Ｆｉビーコンをリッスンするために）ＡＰクロックに再同期することを可能にし得る。いくつかの態様によれば、超低電力ページングフレームは、クロック再同期のために使用され得る。再同期フレームは、非ＡＰ ＳＴＡ中のクロックがＡＰ中のクロックからあまりに遠くに離れてドリフトすることを可能にすることを回避するために、周期的に送られ得る。いくつかの態様によれば、再同期フレームは、非ＡＰがリスニングモードになるように起動フレームが送られ得る同意された時間ウィンドウ中に送られ得る。

[0088]キャリア検知により、再同期フレームが、（たとえば、衝突を回避するためにまたは調節によって）スケジュールされた送信時間から遅延させられることが可能である。いくつかの態様によれば、フィールドは、非ＡＰ受信ＳＴＡが（たとえば、μｓ単位で測定される）この遅延を補償することを可能にするためにフレーム中に含まれ得る。たとえば、ＡＰとＳＴＡは両方とも、（たとえば、１μｓ分解能で）カウンタを維持し得る。ＡＰが同期フレームを送信するたびに、ＡＰは、それのクロックのＬＳＢをフレーム中に含める。クロックのＬＳＢがキャプチャである時間からフレームが送信されるまでの固定遅延があり得る。ＳＴＡは、同期のためのクロック補正を計算するために、クロックのＬＳＢの変化を比較し、それを、ＳＴＡのクロックのＬＳＢと比較し得る。

[0089]図１２に、本開示のいくつかの態様による、クロック再同期のための例示的な超低電力ページングフレーム１２００を示す。図１２に示されているように、超低電力ページングフレーム１２００は、ＦＣフィールド７０２とＦＣＳフィールド７１６とを含み得る。ＦＣフィールド７０２のコマンドサブフィールド８０８（たとえば、メッセージＩＤフィールド８２０）は、超低電力ページングフレーム１２００がクロック再同期フレームであることを示すように設定され得る。超低電力ページングフレーム１２００は、ＲＡフィールド９０４（たとえば、Ａ１フィールド７０４またはＤＡフィールド１２０４）とＴＡフィールド９０６（たとえば、Ａ２フィールド７０６またはＳＡフィールド１２０６）とを含み得る。ＲＡフィールド９０４は、同意された時間ウィンドウ中の起動または再同期をリッスンするためにＡＰによってスケジュールされる非ＡＰ ＳＴＡのＳＩＤを含んでいることがある。いくつかの態様によれば、例示的な超低電力ページングフレーム１２００Ａは、図１２Ａに示されているように、０または２バイトのＤＡフィールド１２０４および／またはＳＡフィールド１２０６ならびに１バイトのＦＣＳフィールド７１６を含み得る。さらに、超低電力ページングフレーム１２００は、ＡＰクロックの最下位ビット（ＬＳＢ）を含んでいるＴＸクロックＬＳＢフィールド１２０８をも含み得る。受信ＳＴＡは、ＡＰ／ＳＴＡクロックオフセットを補正するためにＬＳＢを使用し得る。ＳＴＡは、ＡＰクロックと再同期させるためにそれのローカルクロックを更新し得る。

[0090]図１３に、本開示のいくつかの態様による、クロック再同期のための例示的な超低電力ページングフレーム１３００を示す。別の例示的な実装形態では、クロック再同期のための超低電力ページングフレーム１３００は、ＴＡフィールド９０６を省略し得る。代わりに、ＦＣＳフィールド７１６が、送信機アドレスを使用して計算され得、したがって、それが適切なＡＰからのものであることを確認することができる。これは、フレームのサイズを６バイト低減し得る。ＲＡフィールド９０４もブロードキャストフレームについて省略され得る。

[0091]また別の例示的な実装形態では、ＳＴＡは、関連付けられたＡＰ以外の他のデバイスからクロック再同期フレームを受信し得る。たとえば、図１２〜図１３には示されていないが、ＴＡフィールド９０６はＮＷＩＤフィールドと置き換えられ得る。

Ｗｉ−Ｆｉ Ｄｉｒｅｃｔ発見支援
[0092]いくつかの態様によれば、超低電力ページングフレームは、Ｗｉ−Ｆｉ Ｄｉｒｅｃｔ発見支援のために使用され得る。Ｗｉ−Ｆｉ Ｄｉｒｅｃｔは、ＳＴＡ（たとえば、ラップトップ、タブレット、セルフォンなど）が他のＳＴＡ（たとえば、プリンタ、キオスクなど）と直接通信するために使用され得る。Ｗｉ−Ｆｉ Ｄｉｒｅｃｔ発見では、ＳＴＡ受信機は高デューティサイクル（たとえば、１００％に近い）を有し得る。したがって、Ｗｉ−Ｆｉ Ｄｉｒｅｃｔ発見を使用するＳＴＡは、使用の超低電力発見支援から恩恵を受け得る。たとえば、これは、バッテリー式Ｗｉ−Ｆｉ Ｄｉｒｅｃｔ周辺機器を可能にし得る。超低電力ページングは、他のＷｉ−Ｆｉ Ｄｉｒｅｃｔデバイスをリッスンする電力を節約するために使用され得る。

[0093]図１４に、本開示のいくつかの態様による、Ｗｉ−Ｆｉ Ｄｉｒｅｃｔ発見支援のための例示的な超低電力ページングフレーム１４００を示す。図１４に示されているように、例示的な超低電力ページングフレーム１４００は、ＦＣフィールド７０２とＦＣＳフィールド７１６とを含み得る。ＦＣフィールド７０２のコマンドサブフィールド８０８（たとえば、メッセージＩＤフィールド８２０）は、超低電力ページングフレーム１４００フレームがＷｉ−Ｆｉ Ｄｉｒｅｃｔ発見支援フレームであることを示すように設定され得る。超低電力ページングフレーム１４００フレームは、送信Ｗｉ−Ｆｉ Ｄｉｒｅｃｔ ＳＴＡのアドレスを含んでいるＴＡフィールド９０６を含み得る。図１４に示されているように、フレームが発見のために使用されるので、ＲＡフィールドは必要とされない。

[0094]いくつかの態様によれば、超低電力ページングフレームはまた、ＳＡを省略し得、Ｗｉ−Ｆｉ Ｄｉｒｅｃｔ ＴＸデバイスアドレスフィールド１４０８（たとえば、６オクテット）を含み得る。

[0095]いくつかの態様によれば、ＳＴＡが（たとえば、ＴＡフィールド９０６中でまたは暗黙的にＦＣＳフィールド７１６中でデバイスを識別する超低電力ページングフレーム１４００または１４００Ａを受信することによって）別のＷｉ−Ｆｉ Ｄｉｒｅｃｔデバイスを発見すると、標準Ｗｉ−Ｆｉ Ｄｉｒｅｃｔプロトコルが引き継ぐことができる。いくつかの態様によれば、５ＧＨｚのＷｉ−Ｆｉデバイスは、周期的に２．４ＧＨｚで探索することをスキップする。

ソーシャルＷｉ−Ｆｉ発見支援
[0096]ソーシャルＷｉ−Ｆｉでは、ポータブルデバイス（たとえば、ＳＴＡ）は、他の近くのポータブルデバイスを発見する。各ＳＴＡ中の受信機は、高デューティサイクル（たとえば、１００％）をもつ他のＳＴＡからのフレームをリッスンし得る。いくつかの態様によれば、超低電力ページングフレームは、低減電力動作を行うためにソーシャルＷｉ−Ｆｉのために使用され得る。

[0097]超低電力受信機は、プライマリ無線機がスリープモードでそれの時間の大部分を費やすことを可能にしながら、高デューティサイクル（たとえば１００％）でオンであり、超低電力ページング発見支援フレームをリッスンすることができる。発見支援のための超低電力ページングフレーム１５００は、近くのソーシャルＷｉ−Ｆｉグループがあることを受信ＳＴＡに示し得、発見支援のための超低電力ページングフレーム１５００とプライマリ無線機発見ウィンドウとの間の時間オフセットに関する情報および／またはグループのクラスタＩＤに関する情報を、ＳＴＡに与え得る。超低電力ページングフレーム１５００は、フレームの送信側が近くのソーシャルグループに関連付けられることを示し得る。「関連付けられる（associated）」とは、送信側が近くのソーシャルグループのメンバーであることを意味し得るか、または送信側が近くのソーシャルグループに関連付けられ得ることを示し得る。超低電力ページングフレーム１５００は、周期的に送出され得る。

[0098]図１５に、本開示のいくつかの態様による、ソーシャルＷｉ−Ｆｉ発見支援のための例示的な超低電力ページングフレーム１５００を示す。図１５に示されているように、ソーシャルＷｉ−Ｆｉ発見支援のための例示的な超低電力ページングフレーム１５００は、ＦＣフィールド７０２とＦＣＳフィールド７１６とを含み得る。ＦＣフィールド７０２のコマンドサブフィールド８０８（たとえば、メッセージＩＤフィールド８２０）は、例示的な超低電力ページングフレーム１５００がソーシャルＷｉ−Ｆｉ発見支援フレームであることを示すように設定され得る。さらに、ソーシャルＷｉ−Ｆｉ発見支援のための例示的な超低電力ページングフレーム１５００は、発見ウィンドウ時間フィールド１５０４とサービスＩＤフィールド１５０６とを含む。発見ウィンドウ時間フィールド１５０４は、次の発見ウィンドウまでの時間を示す（たとえば、ＴＵにおける測度（measures in TU））。サービスＩＤフィールド１５０６は、ソーシャルＷｉ−ＦｉサービスＩＤを示す。図１５に示されているように、ＲＡフィールドおよびＴＡフィールドは含まれない。いくつかの態様によれば、図１５Ａに示されているように、サービスＩＤフィールド１５０６はクラスタＩＤフィールド１５０８と呼ばれることもあり、発見ウィンドウ時間フィールド１５０４は省略され得、ＦＣＳフィールド７１６は１バイトであり得る。いくつかの態様によれば、ＳＴＡＳが超低電力ページングフレーム１５００または１５００Ａを受信したとき、ＳＴＡＳは、プライマリ無線機に通知し、発見ウィンドウ時間およびサービスＩＤをプライマリ無線機に提供し得る。

[0099]いくつかの態様によれば、送信機アドレスは、プライマリ無線機からの命令に基づいて、いつプライマリ無線機に通知すべきかをフィルタアウトするために使用され得る。ソーシャルＷｉ−Ｆｉのコンテキストでは、ＴＡは、２バイトであり得る（たとえば、３バイトの共通ＷＦＡ ＯＵＩおよび１バイトのソーシャルＷｉ−Ｆｉ識別子をなくす）。たとえば、以前に関連付けられたＡＰを含み得る、関心のあるＡＰの、ＳＳＩＤ、または圧縮ＳＳＩＤをもつ、リストまたはテーブルが維持され得る。

関連付け支援
[0100]いくつかの態様によれば、超低電力ページングフレームは、関連付け支援（association assist）のために使用され得る。たとえば、ＡＰは、超低電力ページングフレームにおいてそれのサービスセット識別（ＳＳＩＤ）をブロードキャストし得る。フレームを受信するＳＴＡは、関心のあるＡＰ（たとえば、自宅、仕事場など）を識別し、プライマリ無線機に通知し、関連付け支援情報を受け渡し得る。プライマリは、低レイテンシをもつ関心ＡＰを依然として見つけながら、電力を節約するために、低デューティパッシブスキャニングを使用することができる。

[0101]図１６に、本開示のいくつかの態様による、関連付け支援のための例示的な超低電力ページングフレーム１６００を示す。例示的な超低電力ページングフレーム１６００は、ＦＣフィールド７０２とＦＣＳフィールド７１６とを含み得る。ＦＣフィールド７０２のコマンドサブフィールド８０８（たとえば、メッセージＩＤフィールド８２０）は、例示的な超低電力ページングフレーム１６００が関連付け支援フレームであることを示すように設定され得る。さらに、例示的な超低電力ページングフレーム１６００は、圧縮ＳＳＩＤフィールド１６０４と、帯域サポートビットマップ（Band Support Bit Map）フィールド１６０６とを含み得る。圧縮ＳＳＩＤフィールド１６０４は、ネットワークＳＳＩＤの４バイトのハッシュを含んでいることがある。帯域サポートビットマップフィールド１６０６は、ＡＰがどの帯域をサポートするかを示し得る。図１６に示されているように、Ａ１およびＡ２フィールドは必要とされないことがある。

[0102]いくつかの態様によれば、ＳＴＡが超低電力ページングフレーム１６００を受信したとき、ＳＴＡは、（たとえば、圧縮ＳＳＩＤフィールド１６０４中の）ＳＳＩＤが「関係するＳＳＩＤのリスト」中のいずれかのＳＳＩＤに一致するかどうかを確かめ得る。いくつかの態様によれば、ＳＴＡは、前に遭遇したＡＰまたは頻繁に使用されるＡＰを一般に含む関心ＡＰ（たとえば、自宅、仕事場など）のＳＳＩＤのリストを維持（たとえば、メモリに記憶）し得る。いくつかの態様によれば、超低電力ページングフレーム１６００中のＳＳＩＤがリスト中のＳＳＩＤに一致する場合、ＳＴＡは、プライマリ無線機に通知し、関連付け支援情報をプライマリ無線機にフォワーディングし得る。いくつかの態様によれば、プライマリ無線機は、次いで、低レイテンシをもつ関心ＡＰを依然として見つけながら電力を節約するために、低デューティパッシブスキャニングを使用することができる。

[0103]図１７に、本開示のいくつかの態様による、ワイヤレス通信のための例示的な動作１７００を示す。動作１７００は、たとえば、ＵＥ（たとえば、ＵＥ１２０）によって実行され得る。動作１７００は、１７０２において、第１の無線機（たとえば、プライマリ無線機）が第２の無線機の第２の電力状態よりも低い第１の電力状態（たとえば、スリープ状態）にある間に、第２の無線機（たとえば、超低電力ページングのためのコンパニオン無線機）を介して他の装置からページングフレーム（たとえば、超低電力ショートＭＡＣページングフレーム）を受信することから、開始し得る。

[0104]１７０４において、ＵＥは、（たとえば、フレームのＭＡＣヘッダ中のＦＣフィールド中の）ページングフレームに含まれるコマンドフィールド（たとえば、メッセージＩＤフィールド８２０またはコマンドフィールド８０８）に基づいて、１つまたは複数のアクションを行う。いくつかの態様によれば、ＦＣフィールドは、ページングフレームのタイプを示す値に設定されたサブフィールド（たとえば、サブタイプサブフィールド）を有し得る。ＵＥは、タイプがページングフレーム（たとえば、超低電力ショートＭＡＣフレーム）であることを値が示す場合のみ、コマンドフィールドをパースし得る。いくつかの態様によれば、ページングフレームは、他のタイプのＭＡＣフレームのＦＣＳフィールドよりも短いＦＣＳフィールド（たとえば、２バイト）をも有し得る。いくつかの態様によれば、ページングはＴＡフィールドをもたないことがあり、ＵＥは、仮想ページングフレームのＴＡに基づいて、ローカルＦＣＳ値を計算し、そのローカルＦＣＳ値をページングフレーム中で受信されたＦＣＳフィールドの値と比較し得る。

[0105]いくつかの態様によれば、１つまたは複数のアクションは、第１の無線機が低電力状態から抜け出ることを引き起こすこと（たとえば、起動）を含み得る。いくつかの態様によれば、第１の無線機が第２の無線機に構成を提供し得、ＵＥが構成に基づいてページングフレームを監視し得る。ページングフレームはＲＡフィールドを含み得、ＵＥは、ＵＥに関連付けられたＳＩＤがＲＡフィールドの値に一致する場合のみ、１つまたは複数のアクションを行う。

[0106]いくつかの態様によれば、１つまたは複数のアクションは、ＵＥのローカルクロックを調整することを含み得る。たとえば、ＵＥのローカルクロックは、ページングフレーム中のフィールドのクロック値（たとえば、ＴＸクロックＬＳＢ）に基づいて調整され得る。例示的な実装形態では、ページングフレームはＡＰから受信され得、クロック値はＡＰに関連付けられたクロックの値のＬＳＢであり得る。

[0107]いくつかの態様によれば、コマンドフィールドは、他の装置がＷｉ−Ｆｉ Ｄｉｒｅｃｔが可能であることを示し得る。この場合、１つまたは複数のアクションは、第１の無線機が低電力状態から抜け出ることを引き起こすことを含み得、これで、ＵＥは、Ｗｉ−Ｆｉ Ｄｉｒｅｃｔを介して他の装置と通信することができる。たとえば、第２の無線機は、他の装置がＷｉ−Ｆｉ Ｄｉｒｅｃｔが可能であると第１の無線機に通知し得る。

[0108]いくつかの態様によれば、コマンドフィールドは、他の装置がソーシャルグループに関連付けられることを示し得る。この場合、１つまたは複数のアクションは、第１の無線機が低電力状態から抜け出ることを引き起こすことを含み得、これで、ＵＥは、ソーシャルグループのメンバーによって送られた発見フレームをリッスンすることができる。例示的な実装形態では、ページングフレームは、ＵＥがソーシャルグループのメンバーによって送られた発見フレームをリッスンするための次の発見ウィンドウに対応する、ページングフレームの送信時間に対する、時間オフセットを示すフィールド（たとえば、発見時間ウィンドウフィールド）を含み得る。ページングフレームは、また、他の装置のサービスＩＤを示すフィールド（たとえば、サービスＩＤフィールド）をも含み得、ＵＥは、他の装置のサービスＩＤがサービスＩＤのリスト中のサービスＩＤに一致するかどうかを決定し、決定に基づいて第１の無線機が低電力状態から抜け出ることを引き起こし得る。

[0109]いくつかの態様によれば、ページングフレームは、関連付け支援情報をもつフィールドを含み得る。この場合、１つまたは複数のアクションは、第１の無線機が、関連付け支援情報を使用して他の装置との関連付けを試みるために低電力状態から抜け出ることを引き起こすことを含み得る。たとえば、関連付け支援情報は、他の装置のＳＳＩＤを含み得、ＵＥは、示されたＳＳＩＤがＵＥにおいて記憶された（たとえば、前の関連付けに基づく）関係するＳＳＩＤのリスト中にある場合のみ、他の装置との関連付けを行い得る。関連付け支援情報は、また、他の装置によってサポートされる１つまたは複数の周波数帯域をも含み得、ＵＥは、ＵＥが１つまたは複数の周波数帯域のうちの少なくとも１つをサポートすると決定し、決定に基づいて第１の無線機が低電力状態から抜け出ることを引き起こし得る。

[0110]いくつかの態様によれば、ＵＥは、他の装置が低電力ページングフレームを送信すると決定し、決定に基づいて低電力ページングフレームを監視し得る。たとえば、ＵＥは、装置が超低電力ページングをサポートすると決定するために他の装置と能力交換を実行し得る。能力交換の一部として、ＵＥは、他の装置が低電力ページングフレームを送信するという指示を他の装置から受信し得、ＵＥは、ＵＥが低電力ページングフレームを受信することが可能であるという指示を与え得る。

[0111]図１８に、本開示のいくつかの態様による、ワイヤレス通信のための例示的な動作１８００を示す。動作１８００は、たとえば、装置（たとえば、ＵＥ１２０またはＡＰ１１０）によって実行され得る。動作１８００は、１８０２において、第１の無線機が第２の無線機の第２の電力状態よりも低い第１の電力状態にある間に、他の装置の第２の無線機を介して、他の装置（たとえば、ＵＥ）がページングフレームを受信することが可能であるかどうかを決定することから、開始し得る。たとえば、装置は、能力交換の一部として、他の装置が低電力ページングフレームを受信することが可能であることを示す能力情報を他の装置から受信し得る。

[0112]１８０４において、決定に基づいて、装置は、他の装置が行うべき１つまたは複数のアクションを示すコマンドフィールド（たとえば、メッセージＩＤフィールド）を備えるページングフレーム（たとえば、超低電力ショートＭＡＣページングフレーム）を生成する。いくつかの態様によれば、ページングフレームのＦＣフィールドは、ページングフレームのタイプを示す値に設定されたサブフィールド（たとえば、サブタイプサブフィールド）を有し得る。ページングフレームは、また、制御フレーム、データフレーム、または管理フレームであり得る。いくつかの態様によれば、ページングフレームは、他のタイプのＭＡＣフレームのＦＣＳフィールドよりも短いＦＣＳフィールド（たとえば、２バイト）をも有し得る。いくつかの態様によれば、ページングは、ＴＡフィールド（たとえば、ＳＡまたはＡ２フィールド）とＲＡフィールド（たとえば、ＤＡまたはＡ１フィールド）とをもたないことがある。いくつかの態様によれば、ページングフレームは、装置がそれに関連付けられたネットワークを識別する値に設定されたネットワークワイド識別子（ＮＷＩＤ）フィールド（たとえば、ＳＳＩＤ、ＳＩＤ、ＳＩＤのハッシュ化バージョン、ＳＳＩＤのハッシュ化バージョン）を含み得る。

[0113]１８０６において、装置は、他の装置への送信のためにページングフレームを出力する。いくつかの態様によれば、１つまたは複数のアクションは、第１の無線機が低電力状態から抜け出ることを引き起こすことを備える。いくつかの態様によれば、ページングフレームはＲＡフィールドを含み得、１つまたは複数のアクションは、他の装置に関連付けられたＳＩＤがＲＡフィールドの値に一致するかどうかを決定することを含み得、１つまたは複数のアクションは他の装置のローカルクロックを調整することを含み得る。たとえば、他の装置のローカルクロックは、ページングフレーム中のフィールドのクロック値（たとえば、装置に関連付けられたクロックの値のＬＳＢ）に基づいて調整され得る。

[0114]いくつかの態様によれば、コマンドフィールドは、装置がＷｉ−Ｆｉ Ｄｉｒｅｃｔが可能であることを示し得る。この場合、１つまたは複数のアクションは、第１の無線機が低電力状態から抜け出ることを引き起こすことを含み得、これで、他の装置は、Ｗｉ−Ｆｉ Ｄｉｒｅｃｔを介して装置と通信することができる。たとえば、装置は、第２の無線機を介して、装置がＷｉ−Ｆｉ Ｄｉｒｅｃｔが可能であると第１の無線機に通知し得る。

[0115]いくつかの態様によれば、コマンドフィールドは、装置がソーシャルグループに関連付けられることを示し得る。この場合、１つまたは複数のアクションは、第１の無線機が低電力状態から抜け出ることを引き起こすことを含み得、これで、他の装置は、ソーシャルグループのメンバーによって送られた発見フレームをリッスンすることができる。例示的な実装形態では、ページングフレームは、ＵＥがソーシャルグループのメンバーによって送られた発見フレームをリッスンするための次の発見ウィンドウに対応する、ページングフレームの送信時間に対する、時間オフセットを示すフィールド（たとえば、発見時間ウィンドウフィールド）を含み得る。ページングフレームは、また、他の装置のサービスＩＤを示すフィールド（たとえば、サービスＩＤフィールド）をも含み得、ＵＥは、他の装置のサービスＩＤがサービスＩＤのリスト中のサービスＩＤに一致するかどうかを決定し、決定に基づいて第１の無線機が低電力状態から抜け出ることを引き起こし得る。

[0116]いくつかの態様によれば、ページングフレームは、関連付け支援情報をもつフィールドを含み得る。この場合、１つまたは複数のアクションは、第１の無線機が、関連付け支援情報を使用して装置との関連付けを試みるために低電力状態から抜け出ることを引き起こすことを含み得る。たとえば、関連付け支援情報は、装置のＳＳＩＤを含み得、他の装置は、示されたＳＳＩＤが他の装置において記憶された（たとえば、前の関連付けに基づく）関係するＳＳＩＤのリスト中にある場合のみ、装置との関連付けを行い得る。関連付け支援情報は、また、装置によってサポートされる１つまたは複数の周波数帯域をも含み得る。

[0117]本明細書で開示した方法は、説明した方法を達成するための１つまたは複数のステップまたはアクションを備える。本方法のステップおよび／またはアクションは、特許請求の範囲から逸脱することなく互いに交換され得る。言い換えれば、ステップまたはアクションの特定の順序が指定されない限り、特定のステップおよび／またはアクションの順序および／または使用は特許請求の範囲から逸脱することなく変更され得る。

[0118]本明細書で使用する、項目のリスト「のうちの少なくとも１つ」を指す句は、単一のメンバーを含む、それらの項目の任意の組合せを指す。一例として、「ａ、ｂ、またはｃのうちの少なくとも１つ」は、ａ、ｂ、ｃ、ａ−ｂ、ａ−ｃ、ｂ−ｃ、およびａ−ｂ−ｃ、ならびに複数の同じ要素をもつ任意の組合せ（たとえば、ａ−ａ、ａ−ａ−ａ、ａ−ａ−ｂ、ａ−ａ−ｃ、ａ−ｂ−ｂ、ａ−ｃ−ｃ、ｂ−ｂ、ｂ−ｂ−ｂ、ｂ−ｂ−ｃ、ｃ−ｃ、およびｃ−ｃ−ｃ、またはａ、ｂ、およびｃの任意の他の順序）を包含するものとする。

[0119]本明細書で使用する「決定すること」という用語は、多種多様なアクションを包含する。たとえば、「決定すること」は、計算すること、算出すること、処理すること、導出すること、調査すること、ルックアップすること（たとえば、テーブル、データベースまたは別のデータ構造においてルックアップすること）、確認することなどを含み得る。また、「決定すること」は、受信すること（たとえば、情報を受信すること）、アクセスすること（たとえば、メモリ中のデータにアクセスすること）などを含み得る。また、「決定すること」は、解決すること、選択すること、選定すること、確立することなどを含み得る。

[0120]場合によっては、フレームを実際に送信するのではなく、デバイスは、送信のためにフレームを出力するためのインターフェース（出力するための手段）を有し得る。たとえば、プロセッサは、バスインターフェースを介して、送信のために無線周波数（ＲＦ）フロントエンドにフレームを出力し得る。同様に、フレームを実際に受信するのではなく、デバイスが、別のデバイスから受信されたフレームを取得するためのインターフェース（取得するための手段）を有し得る。たとえば、プロセッサは、バスインターフェースを介して、受信のためにＲＦフロントエンドからフレームを取得（または受信）し得る。

[0121]上記で説明した方法の様々な動作は、対応する機能を実行することが可能な任意の好適な手段によって実行され得る。それらの手段は、限定はしないが、回路、特定用途向け集積回路（ＡＳＩＣ）、またはプロセッサを含む、様々な（１つまたは複数の）ハードウェアおよび／またはソフトウェア構成要素および／またはモジュールを含み得る。概して、図に示されている動作がある場合、それらの動作は、同様の番号をもつ対応するカウンターパートのミーンズプラスファンクション構成要素を有し得る。たとえば、図１７および図１８に示されている動作１７００および動作１８００は、それぞれ、図１７Ａおよび図１８Ａに示されている手段１７００Ａおよび手段１８００Ａに、それぞれ対応する。

[0122]たとえば、送信するための手段（または送信のために出力するための手段）は、図２に示されている、アクセスポイント１１０の送信機（たとえば、トランシーバ２２２）および／または（１つまたは複数の）アンテナ２２４、ユーザ端末１２０の送信機（たとえば、トランシーバ２５４）および／または（１つまたは複数の）アンテナ２５２、ならびに／あるいは図３に示されているワイヤレスデバイス３０２の送信機３１０および／または（１つまたは複数の）アンテナ３１６を備え得る。受信するための手段（または取得するための手段）は、図２に示されている、アクセスポイント１１０の受信機（たとえば、トランシーバ２２２）および／または（１つまたは複数の）アンテナ２２４、ユーザ端末１２０の受信機（たとえば、トランシーバ２５４）および／または（１つまたは複数の）アンテナ２５２、ならびに／あるいは図３に示されているワイヤレスデバイス３０２の受信機３１２および／または（１つまたは複数の）アンテナ３１６を備え得る。処理するための手段、調整するための手段、生成するための手段、パースするための手段、計算するための手段、比較するための手段、引き起こすための手段、決定するための手段、監視するための手段、通知するための手段、算出するための手段、関連付けるための手段、リッスンするための手段、行うための手段、提供するための手段は、図２に示されている、アクセスポイント１１０のＲＸデータプロセッサ２４２、ＲＸ空間プロセッサ２４０、ＴＸデータプロセッサ２１０、ＴＸ空間プロセッサ２２０、および／またはコントローラ２３０、ユーザ端末１２０のＲＸデータプロセッサ２７０、ＲＸ空間プロセッサ２６０、ＴＸデータプロセッサ２８８、ＴＸ空間プロセッサ２９０、および／またはコントローラ２８０、ならびに／あるいはワイヤレスデバイス３０２の信号検出器３１８および／またはプロセッサ３０４など、１つまたは複数のプロセッサを含み得る処理システムを備え得る。

[0123]いくつかの態様によれば、そのような手段は、ＰＨＹヘッダ中で即時応答指示を与えるための上記で説明した（たとえば、ハードウェアにおいて、またはソフトウェア命令を実行することによって）様々なアルゴリズムを実装することによって、対応する機能を実行するように構成された処理システムによって実装され得る。たとえば、第１の無線機が第２の無線機の第２の電力状態よりも低い第１の電力状態にある間に第２の無線機を介して装置からページングフレームを受信するためのアルゴリズム、およびページングフレーム中に含まれるコマンドフィールドに基づいて１つまたは複数のアクションを行うためのアルゴリズム。別の例では、第１の無線機が第２の無線機の第２の電力状態よりも低い第１の電力状態にある間に、他の装置の第２の無線機を介して、他の装置がページングフレームを受信することが可能であるかどうかを決定するためのアルゴリズム、決定に基づいて、他の装置が行うべき１つまたは複数のアクションを示すコマンドフィールドを備えるページングフレームを生成するためのアルゴリズム、および他の装置にページングフレームを送信するためのアルゴリズム。

[0124]本開示に関連して説明した様々な例示的な論理ブロック、モジュール、および回路は、汎用プロセッサ、デジタル信号プロセッサ（ＤＳＰ）、特定用途向け集積回路（ＡＳＩＣ）、フィールドプログラマブルゲートアレイ（ＦＰＧＡ）または他のプログラマブル論理デバイス（ＰＬＤ）、個別ゲートまたはトランジスタ論理、個別ハードウェア構成要素、あるいは本明細書で説明した機能を実行するように設計されたそれらの任意の組合せを用いて実装または実行され得る。汎用プロセッサはマイクロプロセッサであり得るが、代替として、プロセッサは、任意の市販のプロセッサ、コントローラ、マイクロコントローラ、または状態機械であり得る。プロセッサはまた、コンピューティングデバイスの組合せ、たとえば、ＤＳＰとマイクロプロセッサとの組合せ、複数のマイクロプロセッサ、ＤＳＰコアと連携する１つまたは複数のマイクロプロセッサ、あるいは任意の他のそのような構成として実装され得る。

[0125]ハードウェアで実装される場合、例示的なハードウェア構成はワイヤレスノード中に処理システムを備え得る。処理システムは、バスアーキテクチャを用いて実装され得る。バスは、処理システムの特定の適用例および全体的な設計制約に応じて、任意の数の相互接続バスおよびブリッジを含み得る。バスは、プロセッサと、機械可読媒体と、バスインターフェースとを含む様々な回路を互いにリンクし得る。バスインターフェースは、ネットワークアダプタを、特に、バスを介して処理システムに接続するために使用され得る。ネットワークアダプタは、ＰＨＹレイヤの信号処理機能を実装するために使用され得る。ユーザ端末１２０（図１参照）の場合、ユーザインターフェース（たとえば、キーパッド、ディスプレイ、マウス、ジョイスティックなど）もバスに接続され得る。バスはまた、タイミングソース、周辺機器、電圧調整器、電力管理回路など、様々な他の回路をリンクし得るが、これらは当技術分野においてよく知られており、したがって、これ以上説明しない。プロセッサは、１つまたは複数の汎用および／または専用プロセッサを用いて実装され得る。例としては、マイクロプロセッサ、マイクロコントローラ、ＤＳＰプロセッサ、およびソフトウェアを実行することができる他の回路がある。特定の適用例および全体的なシステムに課される全体的な設計制約に応じて、処理システムについて説明した機能をどのようにしたら最も良く実装することができるかを、当業者は認識されよう。

[0126]ソフトウェアで実装される場合、機能は、１つまたは複数の命令またはコードとしてコンピュータ可読媒体上に記憶されるか、あるいはコンピュータ可読媒体を介して送信され得る。ソフトウェアは、ソフトウェア、ファームウェア、ミドルウェア、マイクロコード、ハードウェア記述言語などの名称にかかわらず、命令、データ、またはそれらの任意の組合せを意味すると広く解釈されたい。コンピュータ可読媒体は、ある場所から別の場所へのコンピュータプログラムの転送を可能にする任意の媒体を含む、コンピュータ記憶媒体と通信媒体の両方を含む。プロセッサは、機械可読記憶媒体に記憶されたソフトウェアモジュールの実行を含む、バスおよび一般的な処理を管理することを担当し得る。コンピュータ可読記憶媒体は、プロセッサがその記憶媒体から情報を読み取ることができ、その記憶媒体に情報を書き込むことができるように、プロセッサに結合され得る。代替として、記憶媒体はプロセッサに一体化され得る。例として、機械可読媒体は、すべてがバスインターフェースを介してプロセッサによってアクセスされ得る、伝送線路、データによって変調された搬送波、および／またはワイヤレスノードとは別個のその上に記憶された命令をもつコンピュータ可読記憶媒体を含み得る。代替的に、または追加として、機械可読媒体またはその任意の部分は、キャッシュおよび／または汎用レジスタファイルがそうであり得るように、プロセッサに統合され得る。機械可読記憶媒体の例としては、例として、ＲＡＭ（ランダムアクセスメモリ）、フラッシュメモリ、ＲＯＭ（読取り専用メモリ）、ＰＲＯＭ（プログラマブル読取り専用メモリ）、ＥＰＲＯＭ（消去可能プログラマブル読取り専用メモリ）、ＥＥＰＲＯＭ（登録商標）（電気消去可能プログラマブル読取り専用メモリ）、レジスタ、磁気ディスク、光ディスク、ハードドライブ、または他の好適な記憶媒体、あるいはそれらの任意の組合せがあり得る。機械可読媒体はコンピュータプログラム製品において実施され得る。

[0127]ソフトウェアモジュールは、単一の命令、または多数の命令を備え得、いくつかの異なるコードセグメント上で、異なるプログラム間で、および複数の記憶媒体にわたって分散され得る。コンピュータ可読媒体はいくつかのソフトウェアモジュールを備え得る。ソフトウェアモジュールは、プロセッサなどの装置によって実行されたときに、処理システムが様々な機能を実行することを引き起こす命令を含む。ソフトウェアモジュールは、送信モジュールと受信モジュールとを含み得る。各ソフトウェアモジュールは、単一の記憶デバイス中に常駐するか、または複数の記憶デバイスにわたって分散され得る。例として、トリガイベントが発生したとき、ソフトウェアモジュールがハードドライブからＲＡＭにロードされ得る。ソフトウェアモジュールの実行中、プロセッサは、アクセス速度を高めるために、命令のいくつかをキャッシュにロードし得る。次いで、１つまたは複数のキャッシュラインが、プロセッサによる実行のために汎用レジスタファイルにロードされ得る。以下でソフトウェアモジュールの機能に言及する場合、そのような機能は、そのソフトウェアモジュールからの命令を実行したときにプロセッサによって実装されることが理解されよう。

[0128]また、いかなる接続もコンピュータ可読媒体と適切に呼ばれる。たとえば、ソフトウェアが、同軸ケーブル、光ファイバーケーブル、ツイストペア、デジタル加入者回線（ＤＳＬ）、または赤外線（ＩＲ）、無線、およびマイクロ波などのワイヤレス技術を使用して、ウェブサイト、サーバ、または他のリモートソースから送信される場合、同軸ケーブル、光ファイバーケーブル、ツイストペア、ＤＳＬ、または赤外線、無線、およびマイクロ波などのワイヤレス技術は、媒体の定義に含まれる。本明細書で使用するディスク（disk）およびディスク（disc）は、コンパクトディスク（disc）（ＣＤ）、レーザーディスク（登録商標）（disc）、光ディスク（disc）、デジタル多用途ディスク（disc）（ＤＶＤ）、フロッピー（登録商標）ディスク（disk）、およびＢｌｕ−ｒａｙ（登録商標）ディスク（disc）を含み、ここで、ディスク（disk）は、通常、データを磁気的に再生し、ディスク（disc）は、データをレーザーで光学的に再生する。したがって、いくつかの態様では、コンピュータ可読媒体は非一時的コンピュータ可読媒体（たとえば、有形媒体）を備え得る。さらに、他の態様では、コンピュータ可読媒体は一時的コンピュータ可読媒体（たとえば、信号）を備え得る。上記の組合せもコンピュータ可読媒体の範囲に含まれるべきである。

[0129]したがって、いくつかの態様は、本明細書で提示した動作を実行するためのコンピュータプログラム製品を備え得る。たとえば、そのようなコンピュータプログラム製品は、本明細書で説明した動作を実行するために１つまたは複数のプロセッサによって実行可能である命令をその上に記憶した（および／または符号化した）コンピュータ可読媒体を備え得る。たとえば、第１の無線機が第２の無線機の第２の電力状態よりも低い第１の電力状態にある間に第２の無線機を介して装置からページングフレームを受信するための命令、およびページングフレーム中に含まれるコマンドフィールドに基づいて１つまたは複数のアクションを行うための命令。別の例では、第１の無線機が第２の無線機の第２の電力状態よりも低い第１の電力状態にある間に、他の装置の第２の無線機を介して、他の装置がページングフレームを受信することが可能であるかどうかを決定するための命令、決定に基づいて、他の装置が行うべき１つまたは複数のアクションを示すコマンドフィールドを備えるページングフレームを生成するための命令、および他の装置にページングフレームを送信するための命令。

[0130]さらに、本明細書で説明した方法および技法を実行するためのモジュールおよび／または他の適切な手段は、適用可能な場合にユーザ端末および／または基地局によってダウンロードされ、および／または他の方法で取得され得ることを諒解されたい。たとえば、そのようなデバイスは、本明細書で説明した方法を実行するための手段の転送を可能にするためにサーバに結合され得る。代替的に、本明細書で説明した様々な方法は、ユーザ端末および／または基地局が記憶手段（たとえば、ＲＡＭ、ＲＯＭ、コンパクトディスク（ＣＤ）またはフロッピーディスクなどの物理記憶媒体など）をデバイスに結合するかまたは提供すると様々な方法を得ることができるように、記憶手段によって提供され得る。その上、本明細書で説明した方法および技法をデバイスに提供するための任意の他の好適な技法が利用され得る。

[0131]特許請求の範囲は、上記に示した厳密な構成および構成要素に限定されないことを理解されたい。上記で説明した方法および装置の構成、動作および詳細において、特許請求の範囲から逸脱することなく、様々な改変、変更および変形が行われ得る。
以下に、本願の出願当初の特許請求の範囲に記載された発明を付記する。
［Ｃ１］
ワイヤレス通信のための装置であって、
第１の無線機と第２の無線機とを介して受信するように構成された少なくとも１つのインターフェースと、ここにおいて、前記少なくとも１つのインターフェースは、前記第１の無線機が前記第２の無線機の第２の電力状態よりも低い第１の電力状態にある間に前記第２の無線機を介して他の装置からページングフレームを受信する、
前記ページングフレーム中に含まれるコマンドフィールドに基づいて１つまたは複数のアクションを行うように構成された処理システムと
を備える、ワイヤレス通信のための装置。
［Ｃ２］
前記ページングフレームは、他のタイプのフレームのフレーム検査シーケンス（ＦＣＳ）フィールドよりも短いＦＣＳフィールドを有する、送信機アドレス（ＴＡ）フィールドをもたない媒体アクセス制御（ＭＡＣ）ヘッダを備え、
前記処理システムは、
仮想ページングフレームのＴＡに基づいて、ローカルＦＣＳ値を計算することと、 前記ローカルＦＣＳ値を前記ページングフレーム中で受信された前記ＦＣＳフィールドの値と比較することと
を行うように構成された、Ｃ１に記載の装置。
［Ｃ３］
前記１つまたは複数のアクションは、前記第１の無線機が前記第１の電力状態から抜け出ることを引き起こすこと、または前記装置のローカルクロックを調整することのうちの少なくとも１つを備える、Ｃ１に記載の装置。
［Ｃ４］
前記処理システムは、
前記第１の無線機を介して、構成を受信することと、
前記構成に基づいてページングフレームを監視することと
を行うように構成された、Ｃ１に記載の装置。
［Ｃ５］
前記少なくとも１つのインターフェースは、
能力交換の一部として、前記他の装置が低電力ページングフレームを送信するという指示を前記他の装置から受信することと、
前記指示に基づいて低電力ページングフレームを監視することと
を行うように構成された、Ｃ１に記載の装置。
［Ｃ６］
前記ページングフレームは、受信機アドレス（ＲＡ）フィールドを有する媒体アクセス制御（ＭＡＣ）ヘッダを備え、
前記処理システムは、前記装置に関連付けられた局識別子（ＳＩＤ）が前記ＲＡフィールドの値に一致する場合にのみ前記１つまたは複数のアクションを行うように構成された、
Ｃ１に記載の装置。
［Ｃ７］
前記装置の前記ローカルクロックは、前記ページングフレーム中のフィールドのクロック値に基づいて調整される、Ｃ３に記載の装置。
［Ｃ８］
前記他の装置は、アクセスポイント（ＡＰ）を備え、
前記クロック値は、前記ＡＰに関連付けられたクロックの値の最下位ビット（ＬＳＢ）を備える、
Ｃ７に記載の装置。
［Ｃ９］
前記コマンドフィールドは、前記他の装置がＷｉ−Ｆｉ Ｄｉｒｅｃｔが可能であることを示し、
前記１つまたは複数のアクションは、前記第１の無線機が前記第１の電力状態から抜け出ることを引き起こすことを備え、これで、前記装置は、Ｗｉ−Ｆｉ Ｄｉｒｅｃｔを介して前記他の装置と通信することができる、
Ｃ３に記載の装置。
［Ｃ１０］
前記１つまたは複数のアクションは、前記第２の無線機を介して、前記他の装置がＷｉ−Ｆｉ Ｄｉｒｅｃｔが可能であることを前記第１の無線機に通知することをさらに備える、
Ｃ９に記載の装置。
［Ｃ１１］
前記コマンドフィールドは、前記他の装置がソーシャルグループに関連付けられることを示し、
前記１つまたは複数のアクションは、前記第１の無線機が前記第１の電力状態から抜け出ることを引き起こすことを備え、これで、前記装置は、前記ソーシャルグループの１つまたは複数のメンバーによって送られた発見フレームをリッスンすることができる、
Ｃ３に記載の装置。
［Ｃ１２］
前記ページングフレームは、前記装置が前記ソーシャルグループの前記１つまたは複数のメンバーによって送られた１つまたは複数の発見フレームをリッスンするための発見ウィンドウに対応する、前記ページングフレームの送信時間に対する、時間オフセットを示すフィールドを有する媒体アクセス制御（ＭＡＣ）ヘッダを備え、
前記処理システムは、前記発見ウィンドウ中に前記１つまたは複数の発見フレームをリッスンするように構成された、
Ｃ１１に記載の装置。
［Ｃ１３］
前記ＭＡＣヘッダは、前記他の装置のサービスＩＤを示すフィールドをさらに有し、 前記処理システムは、前記他の装置の前記サービスＩＤがサービスＩＤのリスト中のサービスＩＤに一致すると決定するようにさらに構成され、
前記１つまたは複数のアクションは、前記決定にさらに基づいて前記第１の無線機が前記第１の電力状態から抜け出ることを引き起こすことを備える、
Ｃ１２に記載の装置。
［Ｃ１４］
前記ページングフレームは、関連付け支援情報をもつフィールドを有する媒体アクセス制御（ＭＡＣ）ヘッダを備え、
前記１つまたは複数のアクションは、前記第１の無線機が、前記関連付け支援情報を使用して前記他の装置との関連付けを試みるために前記第１の電力状態から抜け出ることを引き起こすことを備える、
Ｃ３に記載の装置。
［Ｃ１５］
前記関連付け支援情報は、前記他の装置のサービスセットＩＤ（ＳＳＩＤ）を備え、 前記処理システムは、前記他の装置の前記ＳＳＩＤが前記装置において記憶された関係するＳＳＩＤのリスト中にある場合にのみ前記他の装置との関連付けを行うように構成された、
Ｃ１４に記載の装置。
［Ｃ１６］
関連付け支援情報は、前記他の装置によってサポートされる１つまたは複数の周波数帯域を備え、
前記処理システムは、前記装置が前記１つまたは複数の周波数帯域のうちの少なくとも１つをサポートすると決定するようにさらに構成され、
前記１つまたは複数のアクションは、前記決定に基づいて前記第１の無線機が前記第１の電力状態から抜け出ることを引き起こすことを備える、
Ｃ１４に記載の装置。
［Ｃ１７］
前記ページングフレームは、前記他の装置がそれに関連付けられたネットワークを識別する値に設定されたネットワークワイド識別子（ＮＷＩＤ）フィールドと受信機アドレス（ＲＡ）フィールドとを有する媒体アクセス制御（ＭＡＣ）ヘッダを備え、
前記処理システムは、前記ＮＷＩＤフィールドの値が前記ＲＡフィールドの値に一致する場合にのみ前記１つまたは複数のアクションを行うように構成された、
Ｃ１に記載の装置。
［Ｃ１８］
前記ＮＷＩＤフィールドは、局識別子（ＳＩＤ）、サービスセット識別子（ＳＳＩＤ）、ＳＩＤのハッシュ化バージョン、またはＳＳＩＤのハッシュ化バージョンのうちの１つを備え、
前記処理システムは、前記ＳＩＤ、前記ＳＳＩＤ、前記ＳＩＤの前記ハッシュ化バージョン、または前記ＳＳＩＤの前記ハッシュ化バージョンが前記ＲＡフィールドの前記値に一致する場合にのみ、前記１つまたは複数のアクションを行うように構成された、
Ｃ１７に記載の装置。
［Ｃ１９］
ワイヤレス通信のための装置であって、
他の装置の第１の無線機が第２の無線機の第２の電力状態よりも低い第１の電力状態にある間に、前記第２の無線機を介して、前記他の装置がページングフレームを受信することが可能であるかどうかを決定することと、
前記決定に基づいて、前記他の装置が行うべき１つまたは複数のアクションを示すコマンドフィールドを備えるページングフレームを生成することと
を行うように構成された処理システムと、
前記他の装置への送信のために前記ページングフレームを出力するように構成された少なくとも１つのインターフェースと
を備える、ワイヤレス通信のための装置。
［Ｃ２０］
前記ページングフレームは、前記ページングフレームのタイプを示す値に設定されたサブフィールドをもつフレーム制御フィールドを有する媒体アクセス制御（ＭＡＣ）ヘッダを備える、
Ｃ１９に記載の装置。
［Ｃ２１］
前記ページングフレームは、制御フレーム、管理フレーム、またはデータフレームのうちの少なくとも１つを備える、Ｃ１９に記載の装置。
［Ｃ２２］
前記ページングフレームは、他のタイプのフレームのフレーム検査シーケンス（ＦＣＳ）フィールドよりも短い長さを有するＦＣＳフィールドを有する媒体アクセス制御（ＭＡＣ）ヘッダを備える、
Ｃ１９に記載の装置。
［Ｃ２３］
前記ページングフレームは、受信機アドレス（ＲＡ）または送信機アドレス（ＴＡ）のうちの少なくとも１つをもたない媒体アクセス制御（ＭＡＣ）ヘッダを備える、
Ｃ１９に記載の装置。
［Ｃ２４］
前記ページングフレームは、前記装置がそれに関連付けられたネットワークを識別する値に設定されたネットワークワイド識別子（ＮＷＩＤ）フィールドを有する媒体アクセス制御（ＭＡＣ）ヘッダを備える、
Ｃ１９に記載の装置。
［Ｃ２５］
前記ＮＷＩＤフィールドは、局識別子（ＳＩＤ）、サービスセット識別子（ＳＳＩＤ）、ＳＩＤのハッシュ化バージョン、またはＳＳＩＤのハッシュ化バージョンのうちの１つを備える、Ｃ２４に記載の装置。
［Ｃ２６］
前記決定することは、
能力交換の一部として、前記他の装置が低電力ページングフレームを受信することが可能であることを示す能力情報を前記他の装置から受信すること
を備える、Ｃ１９に記載の装置。
［Ｃ２７］
前記１つまたは複数のアクションは、前記第１の無線機が前記第１の電力状態から抜け出ることを引き起こすこと、または前記他の装置のローカルクロックを調整することのうちの少なくとも１つを備える、
Ｃ１９に記載の装置。
［Ｃ２８］
前記他の装置の前記ローカルクロックは、前記ページングフレーム中のフィールドのクロック値に基づいて調整される、Ｃ２７に記載の装置。
［Ｃ２９］
前記クロック値は、前記装置に関連付けられたクロックの値の最下位ビット（ＬＳＢ）を備える、
Ｃ２８に記載の装置。
［Ｃ３０］
前記コマンドフィールドは、前記装置がＷｉ−Ｆｉ Ｄｉｒｅｃｔが可能であることをさらに示し、
前記１つまたは複数のアクションは、前記第１の無線機が前記第１の電力状態から抜け出ることを引き起こすことを備え、これで、前記他の装置は、Ｗｉ−Ｆｉ Ｄｉｒｅｃｔを介して前記装置と通信することができる、
Ｃ２７に記載の装置。
［Ｃ３１］
前記１つまたは複数のアクションは、前記第２の無線機を介して、前記装置がＷｉ−Ｆｉ Ｄｉｒｅｃｔが可能であることを前記第１の無線機に通知することをさらに備える、 Ｃ３０に記載の装置。
［Ｃ３２］
前記コマンドフィールドは、前記装置がソーシャルグループに関連付けられることをさらに示し、
前記処理システムは、前記ページングフレームの媒体アクセス制御（ＭＡＣ）ヘッダを介して、フレームが発見のために前記ソーシャルグループの前記１つまたは複数のメンバーによってその間に送られたウィンドウに対応する、前記ページングフレームの送信時間に対する、時間オフセットの指示を提供するように構成され、
前記１つまたは複数のアクションは、前記第１の無線機が、前記ウィンドウ中に前記第１の電力状態から抜け出ることを引き起こすことを備える、
Ｃ１９に記載の装置。
［Ｃ３３］
前記ページングフレームは、関連付け支援情報をもつフィールドを有する媒体アクセス制御（ＭＡＣ）ヘッダを備え、
前記１つまたは複数のアクションは、前記第１の無線機が、前記関連付け支援情報を使用して前記装置との関連付けを試みるために前記第１の電力状態から抜け出ることを引き起こすことを備える、
Ｃ２７に記載の装置。
［Ｃ３４］
前記関連付け支援情報は、前記装置のサービスセットＩＤ（ＳＳＩＤ）を備え、
前記１つまたは複数のアクションは、前記装置の前記ＳＳＩＤが前記他の装置において記憶された関係するＳＳＩＤのリスト中にある場合に前記装置に関連付けることを備える、
Ｃ３３に記載の装置。
［Ｃ３５］
装置によるワイヤレス通信のための方法であって、
第１の無線機と第２の無線機とを介して受信することと、ここにおいて、前記少なくとも１つのインターフェースは、前記第１の無線機が前記第２の無線機の第２の電力状態よりも低い第１の電力状態にある間に前記第２の無線機を介して他の装置からページングフレームを受信する、
前記ページングフレーム中に含まれるコマンドフィールドに基づいて１つまたは複数のアクションを行うことと
を備える、方法。
［Ｃ３６］
前記ページングフレームは、他のタイプのフレームのフレーム検査シーケンス（ＦＣＳ）フィールドよりも短いＦＣＳフィールドを有する、送信機アドレス（ＴＡ）フィールドをもたない媒体アクセス制御（ＭＡＣ）ヘッダを備え、
前記方法は、
仮想ページングフレームのＴＡに基づいて、ローカルＦＣＳ値を計算することと、 前記ローカルＦＣＳ値を前記ページングフレーム中で受信された前記ＦＣＳフィールドの値と比較することと
をさらに備える、Ｃ３６に記載の方法。
［Ｃ３７］
前記１つまたは複数のアクションは、前記第１の無線機が前記第１の電力状態から抜け出ることを引き起こすこと、または前記装置のローカルクロックを調整することのうちの少なくとも１つを備える、Ｃ３５に記載の方法。
［Ｃ３８］
前記第１の無線機を介して、構成を受信することと、
前記構成に基づいてページングフレームを監視することと
をさらに備える、Ｃ３５に記載の方法。
［Ｃ３９］
能力交換の一部として、前記他の装置が低電力ページングフレームを送信するという指示を前記他の装置から受信することと、
前記指示に基づいて低電力ページングフレームを監視することと
をさらに備える、Ｃ３５に記載の方法。
［Ｃ４０］
前記ページングフレームは、受信機アドレス（ＲＡ）フィールドを有する媒体アクセス制御（ＭＡＣ）ヘッダを備え、
前記１つまたは複数のアクションを前記行うことは、前記装置に関連付けられた局識別子（ＳＩＤ）が前記ＲＡフィールドの値に一致する場合にのみ前記１つまたは複数のアクションを行うことを備える、
Ｃ３５に記載の方法。
［Ｃ４１］
前記装置の前記ローカルクロックは、前記ページングフレーム中のフィールドのクロック値に基づいて調整される、Ｃ３７に記載の方法。
［Ｃ４２］
前記他の装置は、アクセスポイント（ＡＰ）を備え、
前記クロック値は、前記ＡＰに関連付けられたクロックの値の最下位ビット（ＬＳＢ）を備える、
Ｃ４１に記載の方法。
［Ｃ４３］
前記コマンドフィールドは、前記他の装置がＷｉ−Ｆｉ Ｄｉｒｅｃｔが可能であることを示し、
前記１つまたは複数のアクションは、前記第１の無線機が前記第１の電力状態から抜け出ることを引き起こすことを備え、これで、前記装置は、Ｗｉ−Ｆｉ Ｄｉｒｅｃｔを介して前記他の装置と通信することができる、
Ｃ３７に記載の方法。
［Ｃ４４］
前記１つまたは複数のアクションは、前記第２の無線機を介して、前記他の装置がＷｉ−Ｆｉ Ｄｉｒｅｃｔが可能であることを前記第１の無線機に通知することをさらに備える、
Ｃ４３に記載の方法。
［Ｃ４５］
前記コマンドフィールドは、前記他の装置がソーシャルグループに関連付けられることを示し、
前記１つまたは複数のアクションは、前記第１の無線機が前記第１の電力状態から抜け出ることを引き起こすことを備え、これで、前記装置は、前記ソーシャルグループの１つまたは複数のメンバーによって送られた発見フレームをリッスンすることができる、
Ｃ３７に記載の方法。
［Ｃ４６］
前記ページングフレームは、前記装置が前記ソーシャルグループの前記１つまたは複数のメンバーによって送られた１つまたは複数の発見フレームをリッスンするための発見ウィンドウに対応する、前記ページングフレームの送信時間に対する、時間オフセットを示すフィールドを有する媒体アクセス制御（ＭＡＣ）ヘッダを備え、
前記発見ウィンドウ中に前記１つまたは複数の発見フレームをリッスンすること
をさらに備える、Ｃ４５に記載の方法。
［Ｃ４７］
前記ＭＡＣヘッダは、前記他の装置のサービスＩＤを示すフィールドをさらに有し、 前記方法は、前記他の装置の前記サービスＩＤがサービスＩＤのリスト中のサービスＩＤに一致すると決定することをさらに備え、
前記１つまたは複数のアクションは、前記決定にさらに基づいて前記第１の無線機が前記第１の電力状態から抜け出ることを引き起こすことを備える、
Ｃ４６に記載の方法。
［Ｃ４８］
前記ページングフレームは、関連付け支援情報をもつフィールドを有する媒体アクセス制御（ＭＡＣ）ヘッダを備え、
前記１つまたは複数のアクションは、前記第１の無線機が、前記関連付け支援情報を使用して前記他の装置との関連付けを試みるために前記第１の電力状態から抜け出ることを引き起こすことを備える、
Ｃ３７に記載の方法。
［Ｃ４９］
前記関連付け支援情報は、前記他の装置のサービスセットＩＤ（ＳＳＩＤ）を備え、 前記方法は、前記他の装置の前記ＳＳＩＤが前記装置において記憶された関係するＳＳＩＤのリスト中にある場合にのみ前記他の装置との関連付けを行うことをさらに備える、 Ｃ４８に記載の方法。
［Ｃ５０］
関連付け支援情報は、前記他の装置によってサポートされる１つまたは複数の周波数帯域を備え、
前記方法は、前記装置が前記１つまたは複数の周波数帯域のうちの少なくとも１つをサポートすると決定することをさらに備え、
前記１つまたは複数のアクションは、前記決定に基づいて前記第１の無線機が前記第１の電力状態から抜け出ることを引き起こすことを備える、
Ｃ４８に記載の方法。
［Ｃ５１］
前記ページングフレームは、前記他の装置がそれに関連付けられたネットワークを識別する値に設定されたネットワークワイド識別子（ＮＷＩＤ）フィールドと受信機アドレス（ＲＡ）フィールドとを有する媒体アクセス制御（ＭＡＣ）ヘッダを備え、
前記１つまたは複数のアクションを前記行うことは、前記ＮＷＩＤフィールドの値が前記ＲＡフィールドの値に一致する場合にのみ前記１つまたは複数のアクションを行うことを備える、
Ｃ３５に記載の方法。
［Ｃ５２］
前記ＮＷＩＤフィールドは、局識別子（ＳＩＤ）、サービスセット識別子（ＳＳＩＤ）、ＳＩＤのハッシュ化バージョン、またはＳＳＩＤのハッシュ化バージョンのうちの１つを備え、
前記１つまたは複数のアクションを前記行うことは、前記ＳＩＤ、前記ＳＳＩＤ、前記ＳＩＤの前記ハッシュ化バージョン、または前記ＳＳＩＤの前記ハッシュ化バージョンが前記ＲＡフィールドの前記値に一致する場合にのみ前記１つまたは複数のアクションを行うことを備える、
Ｃ５１に記載の方法。
［Ｃ５３］
装置によるワイヤレス通信のための方法であって、
他の装置の第１の無線機が第２の無線機の第２の電力状態よりも低い第１の電力状態にある間に、前記第２の無線機を介して、前記他の装置がページングフレームを受信することが可能であるかどうかを決定することと、
前記決定に基づいて、前記他の装置が行うべき１つまたは複数のアクションを示すコマンドフィールドを備えるページングフレームを生成することと、
前記他の装置への送信のために前記ページングフレームを出力することと
を備える、方法。
［Ｃ５４］
前記ページングフレームは、前記ページングフレームのタイプを示す値に設定されたサブフィールドをもつフレーム制御フィールドを有する媒体アクセス制御（ＭＡＣ）ヘッダを備える、
Ｃ５３に記載の方法。
［Ｃ５５］
前記ページングフレームは、制御フレーム、管理フレーム、またはデータフレームのうちの少なくとも１つを備える、Ｃ５３に記載の方法。
［Ｃ５６］
前記ページングフレームは、他のタイプのフレームのフレーム検査シーケンス（ＦＣＳ）フィールドよりも短い長さを有するＦＣＳフィールドを有する媒体アクセス制御（ＭＡＣ）ヘッダを備える、
Ｃ５３に記載の方法。
［Ｃ５７］
前記ページングフレームは、受信機アドレス（ＲＡ）または送信機アドレス（ＴＡ）のうちの少なくとも１つをもたない媒体アクセス制御（ＭＡＣ）ヘッダを備える、
Ｃ５３に記載の方法。
［Ｃ５８］
前記ページングフレームは、前記装置がそれに関連付けられたネットワークを識別する値に設定されたネットワークワイド識別子（ＮＷＩＤ）フィールドを有する媒体アクセス制御（ＭＡＣ）ヘッダを備える、
Ｃ５３に記載の方法。
［Ｃ５９］
前記ＮＷＩＤフィールドは、局識別子（ＳＩＤ）、サービスセット識別子（ＳＳＩＤ）、ＳＩＤのハッシュ化バージョン、またはＳＳＩＤのハッシュ化バージョンのうちの１つを備える、Ｃ５８に記載の方法。
［Ｃ６０］
前記決定することは、
能力交換の一部として、前記他の装置が低電力ページングフレームを受信することが可能であることを示す能力情報を前記他の装置から受信すること
を備える、Ｃ５３に記載の方法。
［Ｃ６１］
前記１つまたは複数のアクションは、前記第１の無線機が前記第１の電力状態から抜け出ることを引き起こすこと、または前記他の装置のローカルクロックを調整することのうちの少なくとも１つを備える、
Ｃ５３に記載の方法。
［Ｃ６２］
前記他の装置の前記ローカルクロックは、前記ページングフレーム中のフィールドのクロック値に基づいて調整される、Ｃ６１に記載の方法。
［Ｃ６３］
前記クロック値は、前記装置に関連付けられたクロックの値の最下位ビット（ＬＳＢ）を備える、
Ｃ６２に記載の方法。
［Ｃ６４］
前記コマンドフィールドは、前記装置がＷｉ−Ｆｉ Ｄｉｒｅｃｔが可能であることをさらに示し、
前記１つまたは複数のアクションは、前記第１の無線機が前記第１の電力状態から抜け出ることを引き起こすことを備え、これで、前記他の装置は、Ｗｉ−Ｆｉ Ｄｉｒｅｃｔを介して前記装置と通信することができる、
Ｃ６１に記載の方法。
［Ｃ６５］
前記１つまたは複数のアクションは、前記第２の無線機を介して、前記装置がＷｉ−Ｆｉ Ｄｉｒｅｃｔが可能であることを前記第１の無線機に通知することをさらに備える、 Ｃ６４に記載の方法。
［Ｃ６６］
前記コマンドフィールドは、前記装置がソーシャルグループに関連付けられることをさらに示し、
前記方法は、前記ページングフレームの媒体アクセス制御（ＭＡＣ）ヘッダを介して、フレームが発見のために前記ソーシャルグループの前記１つまたは複数のメンバーによってその間に送られたウィンドウに対応する、前記ページングフレームの送信時間に対する、時間オフセットの指示を提供することをさらに備え、
前記１つまたは複数のアクションは、前記第１の無線機が、前記ウィンドウ中に前記第１の電力状態から抜け出ることを引き起こすことを備える、
Ｃ５３に記載の方法。
［Ｃ６７］
前記ページングフレームは、関連付け支援情報をもつフィールドを有する媒体アクセス制御（ＭＡＣ）ヘッダを備え、
前記１つまたは複数のアクションは、前記第１の無線機が、前記関連付け支援情報を使用して前記装置との関連付けを試みるために前記第１の電力状態から抜け出ることを引き起こすことを備える、
Ｃ６１に記載の方法。
［Ｃ６８］
前記関連付け支援情報は、前記装置のサービスセットＩＤ（ＳＳＩＤ）を備え、
前記１つまたは複数のアクションは、前記装置の前記ＳＳＩＤが前記他の装置において記憶された関係するＳＳＩＤのリスト中にある場合に前記装置との関連付けを行うことを備える、
Ｃ６７に記載の方法。
［Ｃ６９］
ワイヤレス通信のための装置であって、
第１の無線機と第２の無線機とを介して受信するための手段と、ここにおいて、前記少なくとも１つのインターフェースは、前記第１の無線機が前記第２の無線機の第２の電力状態よりも低い第１の電力状態にある間に前記第２の無線機を介して他の装置からページングフレームを受信する、
前記ページングフレーム中に含まれるコマンドフィールドに基づいて１つまたは複数のアクションを行うための手段と
を備える、ワイヤレス通信のための装置。
［Ｃ７０］
前記ページングフレームは、他のタイプのフレームのフレーム検査シーケンス（ＦＣＳ）フィールドよりも短いＦＣＳフィールドを有する、送信機アドレス（ＴＡ）フィールドをもたない媒体アクセス制御（ＭＡＣ）ヘッダを備え、
前記装置は、
仮想ページングフレームのＴＡに基づいて、ローカルＦＣＳ値を計算するための手段と、
前記ローカルＦＣＳ値を前記ページングフレーム中で受信された前記ＦＣＳフィールドの値と比較するための手段と
をさらに備える、Ｃ６９に記載の装置。
［Ｃ７１］
前記１つまたは複数のアクションは、前記第１の無線機が前記第１の電力状態から抜け出ることを引き起こすこと、または前記装置のローカルクロックを調整することのうちの少なくとも１つを備える、Ｃ６９に記載の装置。
［Ｃ７２］
前記第１の無線機を介して、構成を受信するための手段と、
前記構成に基づいてページングフレームを監視するための手段と
をさらに備える、Ｃ６９に記載の装置。
［Ｃ７３］
能力交換の一部として、前記他の装置が低電力ページングフレームを送信するという指示を前記他の装置から受信するための手段と、
前記指示に基づいて低電力ページングフレームを監視するための手段と
をさらに備える、Ｃ６９に記載の装置。
［Ｃ７４］
前記ページングフレームは、受信機アドレス（ＲＡ）フィールドを有する媒体アクセス制御（ＭＡＣ）ヘッダを備え、
前記１つまたは複数のアクションを行うための前記手段は、前記装置に関連付けられた局識別子（ＳＩＤ）が前記ＲＡフィールドの値に一致する場合にのみ前記１つまたは複数のアクションを行うための手段を備える、
Ｃ６９に記載の装置。
［Ｃ７５］
前記装置の前記ローカルクロックは、前記ページングフレーム中のフィールドのクロック値に基づいて調整される、Ｃ７１に記載の装置。
［Ｃ７６］
前記他の装置は、アクセスポイント（ＡＰ）を備え、
前記クロック値は、前記ＡＰに関連付けられたクロックの値の最下位ビット（ＬＳＢ）を備える、
Ｃ７５に記載の装置。
［Ｃ７７］
前記コマンドフィールドは、前記他の装置がＷｉ−Ｆｉ Ｄｉｒｅｃｔが可能であることを示し、
前記１つまたは複数のアクションは、前記第１の無線機が前記第１の電力状態から抜け出ることを引き起こすことを備え、これで、前記装置は、Ｗｉ−Ｆｉ Ｄｉｒｅｃｔを介して前記他の装置と通信することができる、
Ｃ７１に記載の装置。
［Ｃ７８］
前記１つまたは複数のアクションは、前記第２の無線機を介して、前記他の装置がＷｉ−Ｆｉ Ｄｉｒｅｃｔが可能であることを前記第１の無線機に通知することをさらに備える、
Ｃ７７に記載の装置。
［Ｃ７９］
前記コマンドフィールドは、前記他の装置がソーシャルグループに関連付けられることを示し、
前記１つまたは複数のアクションは、前記第１の無線機が前記第１の電力状態から抜け出ることを引き起こすことを備え、これで、前記装置は、前記ソーシャルグループの１つまたは複数のメンバーによって送られた発見フレームをリッスンすることができる、
Ｃ７１に記載の装置。
［Ｃ８０］
前記ページングフレームは、前記装置が前記ソーシャルグループの前記１つまたは複数のメンバーによって送られた１つまたは複数の発見フレームをリッスンするための発見ウィンドウに対応する、前記ページングフレームの送信時間に対する、時間オフセットを示すフィールドを有する媒体アクセス制御（ＭＡＣ）ヘッダを備え、
前記装置は、前記発見ウィンドウ中に前記１つまたは複数の発見フレームをリッスンするための手段をさらに備える、
Ｃ７９に記載の装置。
［Ｃ８１］
前記ＭＡＣヘッダは、前記他の装置のサービスＩＤを示すフィールドをさらに有し、 前記装置は、前記他の装置の前記サービスＩＤがサービスＩＤのリスト中のサービスＩＤに一致すると決定するための手段をさらに備え、
前記１つまたは複数のアクションは、前記決定にさらに基づいて前記第１の無線機が前記第１の電力状態から抜け出ることを引き起こすことを備える、
Ｃ８０に記載の装置。
［Ｃ８２］
前記ページングフレームは、関連付け支援情報をもつフィールドを有する媒体アクセス制御（ＭＡＣ）ヘッダを備え、
前記１つまたは複数のアクションは、前記第１の無線機が、前記関連付け支援情報を使用して前記他の装置との関連付けを試みるために前記第１の電力状態から抜け出ることを引き起こすことを備える、
Ｃ７１に記載の装置。
［Ｃ８３］
前記関連付け支援情報は、前記他の装置のサービスセットＩＤ（ＳＳＩＤ）を備え、 前記装置は、前記他の装置の前記ＳＳＩＤが前記装置において記憶された関係するＳＳＩＤのリスト中にある場合にのみ前記他の装置との関連付けを行うための手段をさらに備える、
Ｃ８２に記載の装置。
［Ｃ８４］
関連付け支援情報は、前記他の装置によってサポートされる１つまたは複数の周波数帯域を備え、
前記装置は、前記装置が前記１つまたは複数の周波数帯域のうちの少なくとも１つをサポートすると決定するための手段をさらに備え、
前記１つまたは複数のアクションは、前記決定に基づいて前記第１の無線機が前記第１の電力状態から抜け出ることを引き起こすことを備える、
Ｃ８２に記載の装置。
［Ｃ８５］
前記ページングフレームは、前記他の装置がそれに関連付けられたネットワークを識別する値に設定されたネットワークワイド識別子（ＮＷＩＤ）フィールドと受信機アドレス（ＲＡ）フィールドとを有する媒体アクセス制御（ＭＡＣ）ヘッダを備え、
前記１つまたは複数のアクションを行うための前記手段は、前記ＮＷＩＤフィールドの値が前記ＲＡフィールドの値に一致する場合にのみ前記１つまたは複数のアクションを行うための手段を備える、
Ｃ６９に記載の装置。
［Ｃ８６］
前記ＮＷＩＤフィールドは、局識別子（ＳＩＤ）、サービスセット識別子（ＳＳＩＤ）、ＳＩＤのハッシュ化バージョン、またはＳＳＩＤのハッシュ化バージョンのうちの１つを備え、
前記１つまたは複数のアクションを行うための前記手段は、前記ＳＩＤ、前記ＳＳＩＤ、前記ＳＩＤの前記ハッシュ化バージョン、または前記ＳＳＩＤの前記ハッシュ化バージョンが前記ＲＡフィールドの前記値に一致する場合にのみ、前記１つまたは複数のアクションを行うための手段を備える、
Ｃ８５に記載の装置。
［Ｃ８７］
他の装置の第１の無線機が第２の無線機の第２の電力状態よりも低い第１の電力状態にある間に、前記第２の無線機を介して、前記他の装置がページングフレームを受信することが可能であるかどうかを決定するための手段と、
前記決定に基づいて、前記他の装置が行うべき１つまたは複数のアクションを示すコマンドフィールドを備えるページングフレームを生成するための手段と、
前記他の装置への送信のために前記ページングフレームを出力するための手段と
を備える、ワイヤレス通信のための装置。
［Ｃ８８］
前記ページングフレームは、前記ページングフレームのタイプを示す値に設定されたサブフィールドをもつフレーム制御フィールドを有する媒体アクセス制御（ＭＡＣ）ヘッダを備える、
Ｃ８７に記載の装置。
［Ｃ８９］
前記ページングフレームは、制御フレーム、管理フレーム、またはデータフレームのうちの少なくとも１つを備える、Ｃ８７に記載の装置。
［Ｃ９０］
前記ページングフレームは、他のタイプのフレームのフレーム検査シーケンス（ＦＣＳ）フィールドよりも短い長さを有するＦＣＳフィールドを有する媒体アクセス制御（ＭＡＣ）ヘッダを備える、
Ｃ８７に記載の装置。
［Ｃ９１］
前記ページングフレームは、受信機アドレス（ＲＡ）または送信機アドレス（ＴＡ）のうちの少なくとも１つをもたない媒体アクセス制御（ＭＡＣ）ヘッダを備える、
Ｃ８７に記載の装置。
［Ｃ９２］
前記ページングフレームは、前記装置がそれに関連付けられたネットワークを識別する値に設定されたネットワークワイド識別子（ＮＷＩＤ）フィールドを有する媒体アクセス制御（ＭＡＣ）ヘッダを備える、
Ｃ８７に記載の装置。
［Ｃ９３］
前記ＮＷＩＤフィールドは、局識別子（ＳＩＤ）、サービスセット識別子（ＳＳＩＤ）、ＳＩＤのハッシュ化バージョン、またはＳＳＩＤのハッシュ化バージョンのうちの１つを備える、Ｃ９２に記載の装置。
［Ｃ９４］
決定するための前記手段は、
能力交換の一部として、前記他の装置が低電力ページングフレームを受信することが可能であることを示す能力情報を前記他の装置から受信するための手段
を備える、Ｃ８７に記載の装置。
［Ｃ９５］
前記１つまたは複数のアクションは、前記第１の無線機が前記第１の電力状態から抜け出ることを引き起こすこと、または前記他の装置のローカルクロックを調整することのうちの少なくとも１つを備える、
Ｃ８７に記載の装置。
［Ｃ９６］
前記他の装置の前記ローカルクロックは、前記ページングフレーム中のフィールドのクロック値に基づいて調整される、Ｃ９５に記載の装置。
［Ｃ９７］
前記クロック値は、前記装置に関連付けられたクロックの値の最下位ビット（ＬＳＢ）を備える、
Ｃ９６に記載の装置。
［Ｃ９８］
前記コマンドフィールドは、前記装置がＷｉ−Ｆｉ Ｄｉｒｅｃｔが可能であることをさらに示し、
前記１つまたは複数のアクションは、前記第１の無線機が前記第１の電力状態から抜け出ることを引き起こすことを備え、これで、前記他の装置は、Ｗｉ−Ｆｉ Ｄｉｒｅｃｔを介して前記装置と通信することができる、
Ｃ９５に記載の装置。
［Ｃ９９］
前記１つまたは複数のアクションは、前記第２の無線機を介して、前記装置がＷｉ−Ｆｉ Ｄｉｒｅｃｔが可能であることを前記第１の無線機に通知することをさらに備える、Ｃ９８に記載の装置。
［Ｃ１００］
前記コマンドフィールドは、前記装置がソーシャルグループに関連付けられることをさらに示し、
前記装置は、前記ページングフレームの媒体アクセス制御（ＭＡＣ）ヘッダを介して、フレームが発見のために前記ソーシャルグループの前記１つまたは複数のメンバーによってその間に送られたウィンドウに対応する、前記ページングフレームの送信時間に対する、時間オフセットの指示を提供するための手段をさらに備え、
前記１つまたは複数のアクションは、前記第１の無線機が、前記ウィンドウ中に前記第１の電力状態から抜け出ることを引き起こすことを備える、
Ｃ８７に記載の装置。
［Ｃ１０１］
前記ページングフレームは、関連付け支援情報をもつフィールドを有する媒体アクセス制御（ＭＡＣ）ヘッダを備え、
前記１つまたは複数のアクションは、前記第１の無線機が、前記関連付け支援情報を使用して前記装置との関連付けを試みるために前記第１の電力状態から抜け出ることを引き起こすことを備える、
Ｃ９５に記載の装置。
［Ｃ１０２］
前記関連付け支援情報は、前記装置のサービスセットＩＤ（ＳＳＩＤ）を備え、
前記１つまたは複数のアクションは、前記装置の前記ＳＳＩＤが前記他の装置において記憶された関係するＳＳＩＤのリスト中にある場合に前記装置との関連付けを行うことを備える、
Ｃ１０１に記載の装置。
［Ｃ１０３］
コンピュータ可読媒体であって、
第１の装置において、第１の無線機と第２の無線機とを介して受信することと、ここにおいて、前記少なくとも１つのインターフェースは、前記第１の無線機が前記第２の無線機の第２の電力状態よりも低い第１の電力状態にある間に前記第２の無線機を介して他の装置からページングフレームを受信する、
前記ページングフレーム中に含まれるコマンドフィールドに基づいて１つまたは複数のアクションを行うことと
を行うためのコンピュータ実行可能コードを記憶した、コンピュータ可読媒体。
［Ｃ１０４］
コンピュータ可読媒体であって、
装置において、他の装置の第１の無線機が第２の無線機の第２の電力状態よりも低い第１の電力状態にある間に、前記第２の無線機を介して、前記他の装置がページングフレームを受信することが可能であるかどうかを決定することと、
前記決定に基づいて、前記他の装置が行うべき１つまたは複数のアクションを示すコマンドフィールドを備えるページングフレームを生成することと、
前記他の装置への送信のために前記ページングフレームを出力することと
を行うためのコンピュータ実行可能コードを記憶した、コンピュータ可読媒体。
［Ｃ１０５］
アクセス端末であって、
少なくとも１つのアンテナと、
第１の無線機と第２の無線機とを介して受信するように構成された受信機と、ここにおいて、前記受信機は、前記少なくとも１つのアンテナを介して、前記第１の無線機が前記第２の無線機の第２の電力状態よりも低い第１の電力状態にある間に前記第２の無線機を介して装置からページングフレームを受信する、
前記ページングフレーム中に含まれるコマンドフィールドに基づいて１つまたは複数のアクションを行うように構成された処理システムと
を備える、アクセス端末。
［Ｃ１０６］
アクセスポイントであって、
少なくとも１つのアンテナと、
他の装置の第１の無線機が第２の無線機の第２の電力状態よりも低い第１の電力状態にある間に、前記第２の無線機を介して、装置がページングフレームを受信することが可能であるかどうかを決定することと、前記決定に基づいて、前記他の装置が行うべき１つまたは複数のアクションを示すコマンドフィールドを備えるページングフレームを生成することとを行うように構成された処理システムと、
前記少なくとも１つのアンテナを介して前記装置に前記ページングフレームを送信するように構成された送信機と
を備える、アクセスポイント。

Claims (32)

1. ワイヤレス通信のための装置であって、
   第１の無線受信機と第２の無線受信機とを介して受信するように構成された少なくとも１つのインターフェースと、ここにおいて、前記少なくとも１つのインターフェースは、前記第１の無線受信機がスリープモードにある間に前記第２の無線受信機を介して他の装置からページングフレームを受信し、前記ページングフレームは、他のタイプのフレームのフレーム検査シーケンス（ＦＣＳ）フィールドよりも短いＦＣＳフィールドを有する、送信機アドレス（ＴＡ）フィールドをもたない媒体アクセス制御（ＭＡＣ）フレームを備える、
   仮想ページングフレームのＴＡに基づいて、ローカルＦＣＳ値を計算することと、
   前記ローカルＦＣＳ値を前記ページングフレーム中で受信された前記ＦＣＳフィールドの値と比較することと、
   前記比較に基づいて、前記他の装置が前記ページングフレームの適切な送信機であるかどうかを決定することと、
   前記ページングフレーム中に含まれる第１のフィールドに基づいて１つまたは複数のアクションを行う
   ように構成された処理システムと
   を備える、ワイヤレス通信のための装置。
2. 前記１つまたは複数のアクションは、前記第１の無線受信機が前記スリープモードから抜け出ることを引き起こすこと、または前記装置のローカルクロックを調整することのうちの少なくとも１つを備える、請求項１に記載の装置。
3. 前記少なくとも１つのインターフェースは、前記第１の無線受信機を介して、構成を受信するように構成され、
   前記処理システムは、前記構成に基づいてページングフレームを監視するように構成された、
   請求項１に記載の装置。
4. 前記少なくとも１つのインターフェースは、能力交換の一部として、前記他の装置が低電力ページングフレームを送信するという指示を前記他の装置から受信するように構成され、
   前記処理システムは、前記指示に基づいて低電力ページングフレームを監視するように構成された、
   請求項１に記載の装置。
5. 前記１つまたは複数のアクションは、前記装置のローカルクロックを調整することを備え、
   前記他の装置は、アクセスポイント（ＡＰ）を備え、
   前記装置の前記ローカルクロックは、前記ページングフレーム中の第２のフィールドのクロック値に基づいて調整され、
   前記クロック値は、前記ＡＰに関連付けられたクロックの値の最下位ビット（ＬＳＢ）を備える、
   請求項１に記載の装置。
6. 前記第１のフィールドは、前記他の装置がＷｉ−Ｆｉ Ｄｉｒｅｃｔが可能であることを示し、
   前記１つまたは複数のアクションは、前記第１の無線受信機が前記スリープモードから抜け出ることを引き起こすことを備え、これで、前記装置は、Ｗｉ−Ｆｉ Ｄｉｒｅｃｔを介して前記他の装置と通信することができる、
   請求項１に記載の装置。
7. 前記第１のフィールドは、前記他の装置がソーシャルグループに関連付けられることを示し、
   前記１つまたは複数のアクションは、前記第１の無線受信機が前記スリープモードから抜け出ることを引き起こすことを備え、これで、前記装置は、前記ソーシャルグループの１つまたは複数のメンバーによって送られた発見フレームをリッスンすることができる、
   請求項１に記載の装置。
8. 前記ＭＡＣフレームは、前記装置が前記ソーシャルグループの前記１つまたは複数のメンバーによって送られた１つまたは複数の発見フレームをリッスンするための発見ウィンドウに対応する、前記ページングフレームの送信時間に対する、時間オフセットを示す第２のフィールドをさらに有し、
   前記処理システムは、前記発見ウィンドウ中に前記１つまたは複数の発見フレームをリッスンするように構成された、
   請求項７に記載の装置。
9. 前記ＭＡＣフレームは、関連付け支援情報をもつ第２のフィールドをさらに有し、
   前記１つまたは複数のアクションは、前記第１の無線受信機が、前記関連付け支援情報を使用して前記他の装置との関連付けを試みるために前記スリープモードから抜け出ることを引き起こすことを備える、
   請求項１に記載の装置。
10. 前記関連付け支援情報は、前記他の装置のサービスセットＩＤ（ＳＳＩＤ）を備え、
    前記処理システムは、前記他の装置の前記ＳＳＩＤが前記装置において記憶された関係するＳＳＩＤのリスト中にある場合にのみ前記他の装置との関連付けを行うように構成された、
    請求項９に記載の装置。
11. 前記関連付け支援情報は、前記他の装置によってサポートされる１つまたは複数の周波数帯域を備え、
    前記処理システムは、前記装置が前記１つまたは複数の周波数帯域のうちの少なくとも１つをサポートすると決定するようにさらに構成され、
    前記１つまたは複数のアクションは、前記決定に基づいて前記第１の無線受信機が前記スリープモードから抜け出ることを引き起こすことを備える、
    請求項９に記載の装置。
12. 前記ＭＡＣフレームは、前記他の装置がそれに関連付けられたネットワークを識別する値に設定されたネットワークワイド識別子（ＮＷＩＤ）フィールドと受信機アドレス（ＲＡ）フィールドとをさらに有し、
    前記処理システムは、前記ＮＷＩＤフィールドの値が前記ＲＡフィールドの値に一致する場合にのみ前記１つまたは複数のアクションを行うように構成された、
    請求項１に記載の装置。
13. 前記ＮＷＩＤフィールドは、局識別子（ＳＩＤ）、サービスセット識別子（ＳＳＩＤ）、ＳＩＤのハッシュ化バージョン、またはＳＳＩＤのハッシュ化バージョンのうちの１つを備え、
    前記処理システムは、前記ＳＩＤ、前記ＳＳＩＤ、前記ＳＩＤの前記ハッシュ化バージョン、または前記ＳＳＩＤの前記ハッシュ化バージョンが前記ＲＡフィールドの前記値に一致する場合にのみ、前記１つまたは複数のアクションを行うように構成された、
    請求項１２に記載の装置。
14. 装置によるワイヤレス通信のための方法であって、
    第１の無線受信機と第２の無線受信機とを介して受信することと、ここにおいて、前記装置は、前記第１の無線受信機がスリープモードにある間に前記第２の無線受信機を介して他の装置からページングフレームを受信し、前記ページングフレームは、他のタイプのフレームのフレーム検査シーケンス（ＦＣＳ）フィールドよりも短いＦＣＳフィールドを有する、送信機アドレス（ＴＡ）フィールドをもたない媒体アクセス制御（ＭＡＣ）フレームを備える、
    仮想ページングフレームのＴＡに基づいて、ローカルＦＣＳ値を計算することと、
    前記ローカルＦＣＳ値を前記ページングフレーム中で受信された前記ＦＣＳフィールドの値と比較することと、
    前記比較に基づいて、前記他の装置が前記ページングフレームの適切な送信機であるかどうかを決定することと、
    前記ページングフレーム中に含まれる第１のフィールドに基づいて１つまたは複数のアクションを行うことと
    を備える、方法。
15. 前記１つまたは複数のアクションは、前記第１の無線受信機が前記スリープモードから抜け出ることを引き起こすこと、または前記装置のローカルクロックを調整することのうちの少なくとも１つを備える、請求項１４に記載の方法。
16. 前記第１の無線受信機を介して、構成を受信することと、
    前記構成に基づいてページングフレームを監視することと
    をさらに備える、請求項１４に記載の方法。
17. 能力交換の一部として、前記他の装置が低電力ページングフレームを送信するという指示を前記他の装置から受信することと、
    前記指示に基づいて低電力ページングフレームを監視することと
    をさらに備える、請求項１４に記載の方法。
18. 前記１つまたは複数のアクションは、前記装置のローカルクロックを調整することを備え、
    前記他の装置は、アクセスポイント（ＡＰ）を備え、
    前記装置の前記ローカルクロックは、前記ページングフレーム中の第２のフィールドのクロック値に基づいて調整され、
    前記クロック値は、前記ＡＰに関連付けられたクロックの値の最下位ビット（ＬＳＢ）を備える、
    請求項１４に記載の方法。
19. 前記第１のフィールドは、前記他の装置がＷｉ−Ｆｉ Ｄｉｒｅｃｔが可能であることを示し、
    前記１つまたは複数のアクションは、前記第１の無線受信機が前記スリープモードから抜け出ることを引き起こすことを備え、これで、前記装置は、Ｗｉ−Ｆｉ Ｄｉｒｅｃｔを介して前記他の装置と通信することができる、
    請求項１４に記載の方法。
20. 前記第１のフィールドは、前記他の装置がソーシャルグループに関連付けられることを示し、
    前記１つまたは複数のアクションは、前記第１の無線受信機が前記スリープモードから抜け出ることを引き起こすことを備え、これで、前記装置は、前記ソーシャルグループの１つまたは複数のメンバーによって送られた発見フレームをリッスンすることができる、
    請求項１４に記載の方法。
21. 前記ＭＡＣフレームは、前記装置が前記ソーシャルグループの前記１つまたは複数のメンバーによって送られた１つまたは複数の発見フレームをリッスンするための発見ウィンドウに対応する、前記ページングフレームの送信時間に対する、時間オフセットを示す第２のフィールドをさらに有し、
    前記方法は、
    前記発見ウィンドウ中に前記１つまたは複数の発見フレームをリッスンすることをさらに備える、請求項２０に記載の方法。
22. 前記ＭＡＣフレームは、関連付け支援情報をもつ第２のフィールドをさらに有し、
    前記１つまたは複数のアクションは、前記第１の無線受信機が、前記関連付け支援情報を使用して前記他の装置との関連付けを試みるために前記スリープモードから抜け出ることを引き起こすことを備える、
    請求項１４に記載の方法。
23. 前記関連付け支援情報は、前記他の装置のサービスセットＩＤ（ＳＳＩＤ）を備え、
    前記方法は、
    前記他の装置の前記ＳＳＩＤが前記装置において記憶された関係するＳＳＩＤのリスト中にある場合にのみ前記他の装置との関連付けを行うことをさらに備える、請求項２２に記載の方法。
24. 前記関連付け支援情報は、前記他の装置によってサポートされる１つまたは複数の周波数帯域を備え、
    前記方法は、
    前記装置が前記１つまたは複数の周波数帯域のうちの少なくとも１つをサポートすると決定することをさらに備え、前記１つまたは複数のアクションは、前記決定に基づいて前記第１の無線受信機が前記スリープモードから抜け出ることを引き起こすことを備える、
    請求項２２に記載の方法。
25. 前記ＭＡＣフレームは、前記他の装置がそれに関連付けられたネットワークを識別する値に設定されたネットワークワイド識別子（ＮＷＩＤ）フィールドと受信機アドレス（ＲＡ）フィールドとをさらに有し、
    前記１つまたは複数のアクションを前記行うことは、前記ＮＷＩＤフィールドの値が前記ＲＡフィールドの値に一致する場合にのみ前記１つまたは複数のアクションを行うことを備える、
    請求項１４に記載の方法。
26. 前記ＮＷＩＤフィールドは、局識別子（ＳＩＤ）、サービスセット識別子（ＳＳＩＤ）、ＳＩＤのハッシュ化バージョン、またはＳＳＩＤのハッシュ化バージョンのうちの１つを備え、
    前記１つまたは複数のアクションを前記行うことは、前記ＳＩＤ、前記ＳＳＩＤ、前記ＳＩＤの前記ハッシュ化バージョン、または前記ＳＳＩＤの前記ハッシュ化バージョンが前記ＲＡフィールドの前記値に一致する場合にのみ、前記１つまたは複数のアクションを行うことを備える、
    請求項２５に記載の方法。
27. 装置によるワイヤレス通信のための、コンピュータ実行可能コードを記憶した非一時的コンピュータ可読媒体であって、前記コードは、
    第１の無線受信機と第２の無線受信機とを介して受信することと、ここにおいて、前記装置は、前記第１の無線受信機がスリープモードにある間に前記第２の無線受信機を介して他の装置からページングフレームを受信し、前記ページングフレームは、他のタイプのフレームのフレーム検査シーケンス（ＦＣＳ）フィールドよりも短いＦＣＳフィールドを有する、送信機アドレス（ＴＡ）フィールドをもたない媒体アクセス制御（ＭＡＣ）フレームを備える、
    仮想ページングフレームのＴＡに基づいて、ローカルＦＣＳ値を計算することと、
    前記ローカルＦＣＳ値を前記ページングフレーム中で受信された前記ＦＣＳフィールドの値と比較することと、
    前記比較に基づいて、前記他の装置が前記ページングフレームの適切な送信機であるかどうかを決定することと、
    前記ページングフレーム中に含まれる他のフィールドに基づいて１つまたは複数のアクションを行うことと
    を行うためのものである、非一時的コンピュータ可読媒体。
28. アクセス端末であって、
    第１の無線受信機と、
    前記第１の無線受信機がスリープモードにある間にデバイスからページングフレームを受信するように構成された第２の無線受信機と、ここにおいて、前記ページングフレームは、他のタイプのフレームのフレーム検査シーケンス（ＦＣＳ）フィールドよりも短いＦＣＳフィールドを有する、送信機アドレス（ＴＡ）フィールドをもたない媒体アクセス制御（ＭＡＣ）フレームを備える、
    仮想ページングフレームのＴＡに基づいて、ローカルＦＣＳ値を計算することと、
    前記ローカルＦＣＳ値を前記ページングフレーム中で受信された前記ＦＣＳフィールドの値と比較することと、
    前記比較に基づいて、前記デバイスが前記ページングフレームの適切な送信機であるかどうかを決定することと、
    前記ページングフレーム中に含まれる他のフィールドに基づいて１つまたは複数のアクションを行うことと
    を行うように構成された処理システムと
    を備える、アクセス端末。
29. 前記第１のフィールドは、コマンドフィールドである、請求項１に記載の装置。
30. 前記第１のフィールドは、コマンドフィールドである、請求項１４に記載の方法。
31. 前記他のフィールドは、コマンドフィールドである、請求項２７に記載の非一時的コンピュータ可読媒体。
32. 前記他のフィールドは、コマンドフィールドである、請求項２８に記載のアクセス端末。

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