JP6193009B2 - 無線通信装置及び無線通信システム - Google Patents

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Description

実施形態は、無線通信を利用した時刻同期に関する。
無線LAN(Local Area Network)において、AP(Access Point)は、当該AP内部のクロックの時刻情報(タイムスタンプと呼ばれる)を含むビーコンパケットを送信する。そして、このAPに接続する(即ち、このAPと同一のSSID(Service Set ID)を持つ)STA(Station)は、ビーコンパケットを受信し、受信ビーコンパケットに含まれるタイムスタンプに当該STA内部のクロックの時刻情報を一致させる。この結果、同一のAPに接続する複数のSTA間で時刻同期が達成される。
しかしながら、係る同期技法によれば、APに障害が発生した場合、或いは、当該APからのビーコンパケットを例えば無線伝搬路の変動などの要因によって受信できない場合に、当該APに接続する複数のSTA間で時刻同期を維持することが困難となる。
仮に、これら複数のSTAが、何らかの技法を用いて別のAPへと接続を切り替えたとしても、一般に相異なるAPは相異なる絶対時刻を測定している。故に、接続の切り替え前後で、時刻同期に利用されるタイムスタンプに大きな差異が生じるかもしれない。
尚、これら複数のSTAの周囲には、ビーコンパケットを送信する複数のAPが配置されているかもしれない。しかしながら、例えば、これら複数のAPからのビーコンパケットに含まれるタイムスタンプの平均値を時刻同期における目標時刻として利用することは、以下の2つの問題から必ずしも適切ではない。第1に、前述の通り、一般に相異なるAPは相異なる絶対時刻を測定しているので、複数のAPのタイムスタンプの絶対値にはばらつきがあるかもしれない。即ち、各APのタイムスタンプが目標時刻に与える影響度は一様でない。第2に、複数のAPと複数のSTAとの間のリンクは必ずしも安定しておらず、あるSTAにとってあるAPからのビーコンパケットを安定的に受信することは困難であるかもしれない。
特開2008−271535号公報
実施形態は、複数の無線通信装置間で安定的な時刻同期を達成すること目的とする。
実施形態によれば、無線通信装置は、MAC(Media Access Control)部を含む。MAC部は、受信パケットのMAC処理を行う。MAC部は、クロック部と、抽出部と、取得部と、計算部とを含む。クロック部は、定期的にカウントアップされる第1の時刻情報を記憶するレジスタを含む。抽出部は、受信パケットに含まれる第2の時刻情報を抽出する。取得部は、受信パケットの受信品質情報の統計値を取得する。計算部は、第2の時刻情報を正規化し、正規化された第2の時刻情報を統計値に基づく時刻重みを用いて重み付けし、重み付け及び正規化された第2の時刻情報を用いて第1の時刻情報を補正するための時刻補正値を計算する。時刻重みは、統計値の示すリンクの安定性が高いほど大きい。
第1の実施形態に係る無線通信装置を含む無線通信システムを例示する図。 図1の変形例を示す図。 第1の実施形態に係る無線通信装置を例示するブロック図。 図3のMAC(Media Access Control)部を例示するブロック図。 図4の受信品質統計値取得部及び時刻補正値計算部の動作を例示するフローチャート。 図4の時刻補正値計算部を例示するブロック図。 第1の実施形態に係る無線通信装置による時刻同期の説明図。 第2の実施形態に係る無線通信装置のMAC部を例示するブロック図。 図8の受信品質統計値取得部、時刻補正値計算部及びAP選定部の動作を例示するフローチャート。 第3の実施形態に係る無線通信システムの動作を例示するフローチャート。 第3の実施形態に係る無線通信システムの動作の説明図。 第3の実施形態に係る無線通信システムの動作を例示するシーケンス図。 第3の実施形態に係る無線通信システムの動作を例示するシーケンス図。 第3の実施形態に係る無線通信システムの動作を例示するシーケンス図。 時刻の自己補正の説明図。
以下、図面を参照しながら実施形態の説明が述べられる。尚、以降、説明済みの要素と同一または類似の要素には同一または類似の符号が付され、重複する説明は基本的に省略される。
(第1の実施形態)
第1の実施形態に係る無線通信装置は、例えば図1に示される無線通信システムを形成する。図1の無線通信システムは、無線LANのインフラストラクチャモードに基づいている。図1の無線通信システムは、STA101−1と、STA101−2とを含み、これらはAP100−1に接続している。更に、図1の無線通信システムにおいて、STA101−1及びSTA101−2の周囲にはAP100−2及びAP100−3が配置されている。図1において、STA101−1及びSTA101−2が本実施形態に係る無線通信装置に相当する。
一般的な無線LANシステムにおいて、所与のSTAは、当該STA内部のクロックの時刻情報を接続中のAPからのビーコンパケットに含まれるタイムスタンプに一致させる。この結果、STAと接続中のAPとの間で時刻同期が達成され、更に当該APに接続する複数のSTA間でも時刻同期が達成される。
STA101−1及びSTA101−2は、後述されるように、接続中のAP100−1のみならず周囲のAP100−2及びAP100−3からのビーコンパケットに含まれるタイムスタンプを利用して時刻同期を達成する。ここで、図1において、APからSTAへの矢印は、少なくともビーコンパケットの伝送を表している。
STA101−1及びSTA101−2内部のクロックの時刻情報は、ホスト(Host)102−1及びHost102−2によってそれぞれ参照される。ここで、図1において、STAからHostへの矢印は、少なくとも時刻情報の出力を表している。係る情報の出力には、有線通信を介したパルス幅変調(PWM;Pulse Width Modulation)波あるいはパルス波が利用される。
従って、STA101−1及びSTA101−2の間で時刻同期が達成されているならば、Host102−1及びHost102−2の間でも時刻同期が達成可能である。この結果、Host102−1及びHost102−2は、共通の時刻に基づいて効率的な協同動作をすることができる。
具体的には、Host102−1及びHost102−2は、例えばインバータであってよい。Host102−1及びHost102−2がインバータであるならば、これらの出力電力の位相を同期させることができる。位相同期した出力電力が合成されることによって、より大きな電力が効率的に生成される。リアクトルの小型化や不要化により装置コスト低減も期待される。
以降の説明において、便宜上、図1に例示される無線通信システムが仮定されるが、本実施形態は他の無線通信システムに適用されてもよい。
例えば、本実施形態に係る無線通信装置は、図1に例示される無線通信システムに代えて図2に例示される無線通信システムを形成してもよい。図2の無線通信システムもまた、無線LANのインフラストラクチャモードに基づいている。図2の無線通信システムは、STA201−1を含み、これはAP200−1に接続している。更に、図2の無線通信システムにおいて、STA201−1及びAP200−1の周囲にはAP200−2及びAP200−3が配置されている。図1において、STA201−1及びAP200−1が本実施形態に係る無線通信装置に相当する。
STA201−1は、接続中のAP200−1のみならず周囲のAP200−2及びAP200−3からのビーコンパケットに含まれるタイムスタンプを利用して時刻同期を達成する。更に、AP200−1もまた、周囲のAP200−2及びAP200−3からのビーコンパケットに含まれるタイムスタンプを利用して時刻同期を達成する。ここで、図2において、APからSTAへの矢印及びAPからAPへの矢印は、少なくともビーコンパケットの伝送を表している。
STA201−1及びAP200−1内部のクロックの時刻情報は、Host102−1及びHost102−2によってそれぞれ参照される。ここで、図2において、STAからHostへの矢印及びAPからHostへの矢印は、少なくとも時刻情報の出力を表している。係る情報の出力には、有線通信を介したパルス幅変調波が利用される。
従って、STA201−1及びAP200−1の間で時刻同期が達成されているならば、Host202−1及びHost202−2の間でも時刻同期が達成可能である。この結果、Host202−1及びHost202−2は共通の時刻に基づいて効率的な協同動作をすることができる。
図1及び図2はインフラストラクチャモードに基づく無線通信システムを示しているが、本実施形態はアドホックモードに基づく無線通信システムに適用されてもよい。無線通信システムにおいて採用される無線通信規格は、無線LANに限られず、ZigBee(登録商標)または他のものであってもよい。
第1の実施形態に係る無線通信装置が図3に例示される。図3の無線通信装置30は、アンテナ301と、RF部302と、BB部303と、MAC部304と、インターフェース部305とを備える。尚、無線送信機能は無線通信装置30にとって必須ではないので説明を省略するが、無線通信装置30は無線送信機能を備えていてもよい。
アンテナ301は、受信RF信号をRF部302へと出力する。RF部302は、受信RF信号に対して一般的なアナログ信号処理を行い、受信ベースバンド信号を生成する。BB部303は、受信ベースバンド信号に対して一般的なベースバンド信号処理を行い、受信パケットを生成する。BB部303は、受信パケットそのものに加えてその受信品質情報をMAC部304へと出力する。
MAC部304は、受信パケットを用いてMAC処理を行う。例えば、MAC部304は、クロックを備えており、当該クロックの時刻情報を受信ビーコンパケットに含まれるタイムスタンプに基づいて補正する。そして、MAC部304は、クロックの時刻情報をインターフェース部305へと出力する。尚、MAC部304の詳細は後述される。
インターフェース部305は、図示されないホストに対してクロックの時刻情報を出力する。この情報の出力には、有線通信を介したパルス幅変調波が利用されてもよい。
MAC部304は、図4に例示されるように、パケット受信処理部401と、時刻情報取得部402と、受信品質統計値取得部403と、時刻補正値計算部404と、クロック補正部405と、クロック部406とを備えてもよい。
パケット受信処理部401は、パケットの受信処理を行う。具体的には、パケット受信処理部401は、BB部303から受信パケットを入力し、当該受信パケットに含まれるMACヘッダを抽出する。パケット受信処理部401は、抽出したMACヘッダを時刻情報取得部402へと出力する。更に、パケット受信処理部401は、BB部303から上記受信パケットの受信品質情報を入力し、当該受信品質情報を受信品質統計値取得部403へと出力する。
時刻情報取得部402は、パケット受信処理部401からMACヘッダを入力し、当該MACヘッダに含まれる時刻情報(例えば、タイムスタンプ)を取得する。時刻情報取得部402は、取得した時刻情報を時刻補正値計算部404へと出力する。
受信品質統計値取得部403は、パケット受信処理部401から受信品質情報を入力し、当該受信品質情報に対して後述される統計処理を行うことによって、受信品質統計値を取得する。受信品質統計値取得部403は、取得した受信品質統計値を時刻補正値計算部404へと出力する。
時刻補正値計算部404は、時刻情報取得部402からの時刻情報と受信品質統計値取得部403からの受信品質統計値とに基づいて、目標時刻を示す時刻補正値を計算する。時刻補正値計算部404は、計算した時刻補正値をクロック補正部405へと出力する。尚、時刻補正値計算部404の詳細は後述される。
クロック補正部405は、時刻補正値計算部404から時刻補正値を入力し、当該時刻補正値を用いてクロック部406の時刻情報を補正する。
クロック部406は、例えば、発振器(Oscillator)と、中央演算処理装置(CPU;Central Processing Unit)と、CPU内部のレジスタとによって実装される。
この実装例によれば、CPUがレジスタに記憶されているカウント値(即ち、時刻情報)を略定期的な発振器の出力に応じてカウントアップすることによって、クロック部406による時刻測定は実現される。係るクロック部406を仮定すれば、上記カウント値を時刻補正値を用いて書き換えることによって時刻情報が補正されてもよい。或いは、レジスタに上記カウント値とは別に時刻補正値の記憶領域を用意しておいて、CPUが時刻情報を参照する時にカウント値及び時刻補正値を論理演算することによって時刻情報が補正されてもよい。
尚、本実施形態によれば、複数のSTA間での時刻同期が達成されるが、後述されるようにこれら複数のSTAの目標時刻は接続中のAPだけでなく周囲のAPの時刻に基づいて決定される。故に、複数のSTAのクロックの時刻情報と接続中のAPのクロックの時刻情報との差分が過度に大きくなると、無線通信の動作に支障をきたすおそれがある。そこで、各STAには、無線通信用の第1のクロックと、ホストによる時刻参照のための第2のクロックとが用意されてもよい。この場合に、本実施形態は、第2のクロックに適用されるが、第1のクロックには適用されない。要するに、各STAの第1のクロックは、通常の無線通信において利用される技法を用いて、当該STAが接続中のAPのクロックと同期する。
尚、図4に例示されるMAC部304は、CPUとレジスタとによって実装されてもよい。この場合に、各機能部の動作は、CPUがレジスタに記憶されているプログラムを実行することによって実現可能である。また、機能部間の情報のやり取りは、レジスタの任意の領域に当該情報を記憶させて、当該領域を指定及び参照することによって実現可能である。
受信品質統計値取得部403及び時刻補正値計算部404は、図5に例示されるように動作してもよい。図5の処理は、最初にステップS501から開始する。ステップS501において、時刻補正値計算部404は、時刻正規化係数を計算する。具体的には、時刻補正値計算部404は、複数の相異なるAPにおいて測定される相異なる絶対時刻の差異を補償するための0次の時刻正規化係数を計算する。更に、時刻補正値計算部404は、複数の相異なるAPのクロック周波数ドリフトの差異を補償するための1次の時刻正規化係数を計算してもよい。
前述のように、一般に相異なるAPは相異なる絶対時刻を測定しており、これらの差異を補償しなければ、絶対値の大きなまたは小さなタイムスタンプほど目標時刻に与える影響度が大きくなる。そして、影響度の大きなタイムスタンプを含むビーコンパケットが安定的に受信できなければ、目標時刻は不安定となる。そこで、時刻補正値計算部404は、時刻正規化係数を用いてタイムスタンプを正規化することによって、係る影響度の偏りを緩和する。
本実施形態に係る無線通信装置としてのSTAの時刻(=t)に対する、任意のAPi(i=1,2,・・・)の相対的な時刻(=TAPi)は、下記数式(1)によって表現できる。ここで、iは、APを識別するためのインデックスである。
Figure 0006193009
数式(1)において、aAPiは、上記STAに対するAPiの相対的なクロック周波数ドリフトを表す。bAPiは、上記STAに対するAPiの相対的なクロックオフセットを表す。
0次の時刻正規化係数は、正規化の基準としてのAPi(例えば、本実施形態に係る無線通信装置としてのSTAが接続中のAP)に対する他のAPjの相対的なクロックオフセットΔj,iである。ここで、jは、APを識別するためのインデックスであって、j≠iである。即ち、時刻補正値計算部404は、下記数式(2)を計算すればよい。
Figure 0006193009
仮に、i=1とし、上記STAにとって受信可能なビーコンパケットの送信源(AP)の総数をNとすれば、時刻補正値計算部404は、Δ=[Δ2,1,・・・,ΔN,1]を0次の時刻正規化係数として計算する。
更に、時刻補正値計算部404は、a=[aAP1,・・・,aAPN]を1次の時刻正規化係数として計算してもよい。時刻補正値計算部404は、任意のAPiについて、相対的なクロック周波数ドリフトaAPiを下記数式(3)によって導出できる。
Figure 0006193009
数式(3)は、最小二乗法による線形回帰を表している。数式(3)において、TAPi,mは、第m回目(m=1,・・・,M)に取得されたAPiの時刻(APiからの受信ビーコンパケットに含まれるタイムスタンプ)を表す。avg(TAPi)は、TAPi,1,・・・,TAPi,Mの相加平均を表す。ti,mは、TAPi,mの取得時におけるSTAの時刻(当該STA内部のクロックの時刻情報)を表す。avg(t)は、ti,1,・・・,ti,Mの相加平均を表す。
ステップS501の後、ビーコンパケットを受信する度にステップS502及びステップS504が実行される。尚、ステップS501の後に所定の条件が満足されると、ステップS501での処理が再度実行されてもよい(ステップS503)。この所定の条件は、例えば、最後にステップS501が実行されてからの経過時間が閾値を超えること、であってもよい。係る条件が満足されているか否かの判定は、例えば図示されないタイマーを用いて容易に実現できる。この閾値は、実験的な手法により求められてもよい。
ステップS502において、受信品質統計値取得部403は、ビーコンパケットの受信品質情報をパケット受信処理部401から入力し、当該受信品質情報を統計処理することによって、当該ビーコンパケットの送信源(AP)についての受信品質統計値を取得する。ステップS502における受信品質統計値取得部403の動作は受信品質情報の種別に依存する。
例えば、受信品質情報は、受信電力(RSSI;Received Signal Strength Indicatior)、信号対雑音比(SNR;Signal to Noise Ratio)、信号対干渉雑音比(SINR;Signal to Interference and Noise Ratio)などであるかもしれない。受信品質統計値取得部403は、係る受信品質情報に対して、無線伝搬路における短区間のフェージングの影響を緩和するための時間平滑化(平均化)処理を行うことによって、受信品質統計値を取得してもよい。
或いは、受信品質情報は、パケットの受信失敗または受信成功を示す情報であるかもしれない。受信品質統計値取得部403は、係る受信品質情報を統計処理することによって、受信品質統計値として、パケットの受信失敗率を示す値(パケット誤り率(PER;Packet Error Rate))またはパケットの受信成功率を示す値(=1−PER)を取得してもよい。
ステップS502の後に、処理はステップS504に進む。ステップ504において、時刻補正値計算部404は、時刻情報取得部402からの時刻情報と受信品質統計値取得部403からの受信品質統計値とに基づいて、時刻補正値を計算する。時刻補正値計算部404は、係る処理を実現するために、図6に例示されるように実装されてもよい。
図6の時刻補正値計算部404は、時刻正規化部601と、時刻重み計算部602と、第1の乗算部と、時間平滑係数設定部603と、第2、第3の乗算部と、加算部とを備える。
時刻正規化部601は、ステップS501において計算された時刻正規化係数を用いて時刻情報を正規化する。例えば、AP1が正規化の基準とされるならば、時刻正規化部601は、0次の時刻正規化係数を用いて、APiの時刻情報Tiを下記数式(4)に示されるように正規化してもよい。
Figure 0006193009
数式(4)の左辺は、正規化された時刻情報を表す。時刻正規化部601は、正規化された時刻情報を第1の乗算部へと出力する。
或いは、時刻正規化部601は、0次の時刻正規化係数及び1次の時刻正規化係数を用いて、APiの時刻情報Tiを下記数式(5)に示されるように正規化してもよい。
Figure 0006193009
尚、数式(5)において、δは、1次の時刻正規化係数aAPiが計算されてからの経過時間である。経過時間δは、STA内部のクロックの時刻情報に基づいて導出可能である。
時刻重み計算部602は、ステップS502において取得された受信品質統計値に基づいて時刻重みを計算する。例えば、ステップS502において受信品質統計値としてPERが取得されているならば、時刻重み計算部602は、下記数式(6)に従って時刻重みを計算してもよい。
Figure 0006193009
数式(6)において、rはAPiについての受信品質統計値を表し、wはAPiの時刻情報に与えられる時刻重みを表す。但し、時刻重みの計算方法は、受信品質統計値の性質に応じて異なってもよい。概括すれば、時刻重み計算部602は、APiについてのリンクが安定しているほど、時刻重みwが大きくなるように計算する。例えば、受信品質統計値がPERである場合には当該受信品質統計値が高いほどリンクは不安定であるが、受信品質統計値がRSSIの平均値である場合には当該受信品質統計値が高いほどリンクは安定している。時刻重み計算部602は、計算した時刻重みを第1の乗算部へと出力する。
尚、時刻重み計算部602は、例えば下記数式(7)に従って、前述の1次の時刻正規化係数(相対的なクロック周波数ドリフトaAPi)が小さいほど、時刻重みwが大きくなるように計算してもよい。
Figure 0006193009
或いは、時刻重み計算部602は、受信品質統計値及び1次の時刻正規化係数の両方に基づいて時刻重みを計算してもよい。例えば、時刻重み計算部602は、受信品質統計値の示すリンクの安定性が高いほど時刻重みが大きくなり、かつ、1次の時刻正規化係数が小さいほど時刻重みが大きくなるように、計算してもよい。
第1の乗算部は、時刻正規化部601から正規化された時刻情報を入力し、時刻重み計算部602から時刻重みを入力し、これらを乗算する。第1の乗算部は、乗算結果(重み付け及び正規化された時刻情報)を第2の乗算部へと出力する。
時間平滑係数設定部603は、時間平滑係数ρを設定する。0≦ρ≦1である。時間平滑係数ρは、時刻補正における補正前の時刻への依存度を表す。例えば、時間平滑係数設定部603は、実験的な手法により求められたρを設定してもよい。時間平滑係数設定部603は、ρを第3の乗算部へと出力し、(1−ρ)を第2の乗算部へと出力する。
第2の乗算部は、第1の乗算部による乗算結果に更に(1−ρ)を乗算し、乗算結果を加算部へと出力する。第3の乗算部は、補正前の時刻(即ち、現在のクロック部406の時刻情報)を入力し、これにρを乗算する。第3の乗算部は、乗算結果を加算部へと出力する。加算部は、第2の乗算部による乗算結果と、第3の乗算部による乗算結果とを加算することによって、補正後の時刻(即ち、時刻補正値)を生成する。
概括すれば、図6の時刻補正値計算部404は、下記数式(8)に従って、時刻補正値を計算する。
Figure 0006193009
数式(8)において、Tは時刻補正値を表し、Tは現在のクロック部406の時刻情報を表す。但し、時刻補正値計算部404は、数式(8)とは異なる計算方法で時刻補正値を計算してもよい。
本実施形態に係る無線通信装置によれば、図7に例示される時刻同期が可能である。図7では、本実施形態に係る無線通信装置はSTA1及びSTA2として描かれている。STA1及びSTA2は、AP1に接続している。
図7において、横軸はAP1の時刻を示しており、縦軸はSTA1、STA2、AP2及びAP3の各々のAP1に対する相対時刻を示している。横軸の原点は、時刻正規化及び時刻補正値の計算が行われた時点に対応している。
STA1及びSTA2は、AP1に加えて周囲で稼働しているAP2及びAP3からのビーコンパケットも受信し、当該ビーコンパケットに含まれる時刻情報に基づいて目標時刻を設定する。即ち、これらSTA1及びSTA2による時刻同期は、通常の無線LANにおける時刻同期に比べて頻繁に実行される。故に、STA間のクロック周波数ドリフトの差異による絶対時刻のずれの最大値は小さく抑えられる。
更に、図7の動作例では、AP1に障害が発生している。障害発生後に、STA1及びSTA2は、AP1からビーコンパケットを受信できないものの、AP2及びAP3からビーコンパケットを引き続き受信できる。故に、障害の発生前後で、目標時刻(即ち、周囲のAPの時刻の重み付き合成値)の変化率は異なるものの、STA1及びSTA2の間の時刻同期は引き続き維持される。
尚、複数のSTAの周囲の全てのAPに障害が生じることも想定される。そこで、例えば所定時間に亘って時刻情報を含むパケットが受信されない場合に、各STAは、過去の時刻補正値の計算時点からの経過時間に基づいて時刻を自己補正することによって、他のSTAとの時刻同期を維持するように試みてもよい。自己補正は、0次の時刻補正であってもよいし、1次の時刻補正であってもよい。
0次の時刻補正は、例えば下記数式(9)を用いて実行される。
Figure 0006193009
数式(9)の各パラメータは、図15に例示されている。Xは、前回の時刻同期(周囲の全てのAPに障害が発生する前の最後の時刻同期)において時刻情報に加算された時刻補正差分値を表す。Xは、今回の時刻同期において時刻情報に加算される時刻補正差分値を表す。τは、前々回の時刻同期から前回の時刻同期までの経過時間を表す。τは、前回の時刻同期から今回の時刻同期までの経過時間を表す。
1次の時刻補正は、例えばAPiが正規化の基準とされるならば、下記数式(10)を用いて実行される。
Figure 0006193009
尚、数式(10)において、δは、前回の時刻同期からの経過時間を表す。
STAの周囲のAPがクロックの故障により異常値に相当する時刻情報を含むビーコンパケットを送信したり、当該STAの周囲のAPから故意に異常値に相当する時刻情報を含むビーコンパケットを送信されたりするおそれがある。係る異常値に相当する時刻情報を利用すると、時刻同期の安定性が損なわれる可能性がある。
故に、STAは、好ましくは、時刻情報が異常値に相当するか否かを判定し、時刻情報が異常値に相当する場合には当該時刻情報を時刻補正値を計算するために使用しない。時刻情報が異常値に相当するか否かは、時刻情報とその推定値との間の誤差が所定の許容範囲を逸脱するか否かによって判定されてよい。各APからのビーコンパケットに含まれる時刻情報の推定値は、前述の線形回帰によって求めることができる。また、許容範囲は、誤差がガウス分布に従うという仮定の下で、当該ガウス分布を定義付ける標準偏差σを用いて設定できる。例えば、許容範囲の上限及び下限が±3σに設定されるならば、99.7%の標本値が許容され、0.3%の標本値が排除される。
以上説明したように、第1の実施形態に係る無線通信装置(STA)は、当該STAが接続中のAPのみならず周囲のAPからのビーコンパケットに含まれる時刻情報を用いて他のSTAとの時刻同期を達成する。故に、このSTAによれば、接続中のAPに障害が発生したとしても、周囲のAPからの時刻情報に基づいて時刻同期は維持される。
また、各STAの目標時刻は、周囲のAPからの時刻情報を正規化し、正規化された時刻情報を当該APとのリンクの安定性の高低に応じて重み付け合成することによって計算される。即ち、安定的に受信可能なビーコンパケットに含まれる時刻情報が目標時刻に与える影響度は大きくなる一方、安定的に受信できないビーコンパケットに含まれる時刻情報が目標時刻に与える影響度は小さくなる。故に、このSTAによれば、安定的な時刻同期が可能である。
STAは、時刻情報を含むパケットを所定時間に亘って受信しなければ、自己補正を行ってもよい。係る自己補正によれば、周囲に正常に稼働するAPが存在しない状況下であっても、他のSTAとの間での時刻情報の誤差を抑制可能である。
STAは、周囲のAPからの受信パケットに含まれる時刻情報とその推定値との間の誤差の分布を定義付けるパラメータ(例えば、標準偏差)を用いて当該誤差の許容範囲を設定してもよい。そして、STAは、誤差が許容範囲を逸脱しているならば時刻情報を異常値として排除してもよい。異常値に相当する時刻情報を排除することによって、時刻同期の安定性はいっそう向上する。
(第2の実施形態)
前述の第1の実施形態に係る無線通信装置は、基本的に、周囲の全てのAPからのビーコンパケットを時刻同期に利用できる。係る動作によれば、安定的な時刻同期が可能となるものの、特に周囲で多数のAPが稼働している場合には処理負荷が必要以上に大きくなるおそれがある。
そこで、第2の実施形態に係る無線通信装置は、周囲のAPのうち例えばリンクの安定性が高いものを自律分散的に選定し、選定されたAPからのビーコンパケットに限って時刻同期に利用する。係る動作によれば、処理負荷の抑制、ならびに、時刻同期の安定性及び精度の向上を期待できる。
本実施形態に係る無線通信装置のMAC部が図8に例示されている。このMAC部は、AP選定部807を備えている点で、図4のMAC部とは異なる。尚、図8のパケット受信処理部801、時刻情報取得部802、受信品質統計値取得部803、時刻補正値計算部804、クロック補正部805及びクロック部806は、図4のパケット受信処理部401、時刻情報取得部402、受信品質統計値取得部403、時刻補正値計算部404、クロック補正部405及びクロック部406とそれぞれ同一または類似であってよい。
AP選定部807は、受信品質統計値取得部803から周囲のAPの各々についての受信品質情報(または、受信品質統計値)を入力し、当該受信品質情報の示すリンクの安定性に基づいて周囲のAPを選定する。例えば、複数の本実施形態に係る無線通信装置(STA)の配置が、APの通信範囲に比べて狭い範囲に分布している場合には、RSSIの高い順に所定個数のAPを選定することにより、複数のSTA間で共通のAPが選定され易くなる。RSSIの代わりにSNRまたはSINRの高い順に所定個数のAPが選定されてもよいし、PERの低い順に所定個数のAPが選定されてもよい。或いは、例えばRSSI、SNRまたはSINRが閾値以上であるAPが選定されてもよいし、PERが閾値以下であるAPが選定されてもよい。これら閾値は、実験的な手法により求められてもよい。
受信品質統計値取得部803、時刻補正値計算部804及びAP選定部807は、図9に例示されるように動作してもよい。図9に例示される動作は、ステップS901、ステップS902及びステップS906での処理を備えている点で、図5の動作とは異なる。尚、図9のステップS903、ステップS904、ステップS905及びステップS907での処理は、図5のステップS501、ステップS502、ステップS503及びステップS504での処理とそれぞれ類似であってよい。但し、ステップS903以降の処理では、ステップS902において選定されたAPからの受信パケットに限って処理対象とされる点に注意を要する。
図9の処理は、最初にステップS901から開始する。ステップS901において、受信品質統計値取得部803は、周囲のAPからのビーコンパケットの受信品質情報(または受信品質統計値)を取得する。次に、AP選定部902は、ステップS901において取得された受信品質情報に基づいて、周囲のAPから時刻同期に利用するものを選定する(ステップS902)。ステップS902の後に処理はステップS903へと進む。
尚、ステップS902の後に所定の条件が満足されると、ステップS901及びステップS902での処理が再度実行されてもよい(ステップS906)。この所定の条件は、例えば、最後にステップS902が実行されてからの経過時間が閾値を超えること、であってもよい。係る条件が満足されているか否かの判定は、例えば図示されないタイマーを用いて容易に実現できる。この閾値は、実験的な手法により求められてもよい。或いは、この所定の条件は、例えば、無線通信装置にとって受信可能なビーコンパケットの送信源(AP)の数が変化(例えば、閾値未満に減少)したこと、であってもよい。適切なタイミングでAPを再選定することによって、通信環境(例えば、無線伝搬路、周囲のAPの稼働状況)の変化に柔軟に適応することが可能となる。
以上説明したように、第2の実施形態に係る無線通信装置は、周囲のAPのうち例えばリンクの安定性が高いものを自律分散的に選定し、選定されたAPからのビーコンパケットに限って時刻同期に利用する。従って、この無線通信装置によれば、周囲で稼働するAPの多寡に関わらず処理負荷を抑制できる。また、リンクの不安定なAPからのビーコンパケットは利用されないので時刻同期の安定性が向上する。更に、複数の本実施形態に係る無線通信装置(STA)の配置が、APの通信範囲に比べて狭い範囲に分布している場合には、複数のSTAは共通のAPを選定する可能性が高い。故に、複数のSTA間での時刻同期の精度向上も期待できる。更に、本実施形態は、APの設計変更を必要としないので、既存のAPをそのまま利用できる。
(第3の実施形態)
前述の第2の実施形態に係る無線通信装置(STAに相当する)は、周囲のAPのうち例えばリンクの安定性が高いものを自律分散的に選定し、選定されたAPからのビーコンパケットに限って時刻同期に利用する。係る動作によれば、処理負荷の抑制、ならびに、時刻同期の安定性及び精度の向上を期待できるものの、複数のSTA間で時刻同期に利用されるAPは必ずしも一致しない。
他方、第3の実施形態に係る無線通信装置(APに相当する)は、当該APに接続している(即ち、このAPと同一のSSIDを持つ)複数のSTAから送信される受信品質情報または受信品質統計値に基づいて、当該複数のSTA間の時刻同期のためのAPを集中制御的に選定する。係る動作によれば、複数のSTAにおいて処理負荷の抑制ならびに時刻同期の安定性及び精度の向上を期待できるうえ、複数のSTA間で時刻同期に利用されるAPを容易に一致させることができる。このAPは、後述されるように複数のSTAのために共通の時刻重みを集中制御的に計算することもできる。この共通の時刻重みによれば、複数のSTAにおいて処理負荷の抑制ならびに時刻同期の安定性及び精度の向上を更に期待できる。
尚、本実施形態に係る無線通信装置(STAに相当する)は、図3に示される無線通信装置と類似であってよいが、少なくとも後述されるAP評価結果を搬送するパケットを送信するための無線送信機能(送信処理におけるアナログ信号処理及びベースバンド信号処理)を必要とする点に注意を要する。また、このSTAのMAC部は、図4に例示されるものと同一または類似であってもよい。
他方、本実施形態に係る無線通信装置(APに相当する)は、図示されないが、受信部と、選定部と、計算部と、送信部とを備えてもよい。受信部は、APに接続している(即ち、同じSSIDを持つ)複数のSTAから後述されるAP評価結果を搬送するパケットを受信する。選定部は、上記AP評価結果に基づいてAPの選定を行う。計算部は、選定されたAPについての時刻重みを計算する。但し、STAが時刻重みを計算する場合には、APに計算部は不要である。送信部は、選定されたAPの識別子(及び計算された時刻重み)を搬送するパケットを複数のSTAへと送信する。
本実施形態に係るAP及び複数のSTAは、図10に例示されるように動作してもよい。尚、図10の例では、AP選定またはAP再選定の開始前後での動作は具体的には描かれていないが、この詳細は後述される。
AP選定(ステップS1002)に先行して、各STAは、周囲のAPの受信品質情報を取得する(ステップS1001)。受信品質情報として、例えば前述のRSSI、SNR、SINR、PERなどのうち1種類または複数種類が採用されてもよい。好ましくは、複数のSTAは、共通の種別の受信品質情報を取得する。尚、ここでの受信品質情報は、前述の受信品質統計値に置き換えられてもよい。以降の説明では、説明の便宜上、受信品質情報が取得されるものと仮定する。
図11の例では、AP1に接続している(即ち、AP1と同一のSSIDを持つ)STA1及びSTA2の各々は、周囲のAPからのビーコンパケットの受信品質情報を取得する。図11において、各APを中心とする楕円は、当該APの通信範囲を示す。STA1は、AP5からのビーコンパケットを受信できないが、AP1、AP2、AP3及びAP4からのビーコンパケットの受信品質情報を取得できる。STA2は、AP4からのビーコンパケットを受信できないが、AP1、AP2、AP3及びAP5からのビーコンパケットの受信品質情報を取得できる。
各STAは、AP評価結果(ステップS1001において取得した周囲のAPの受信品質情報と当該受信品質情報に対応するAPの識別子とを含む)を搬送するパケットを接続中のAPへと送信する。AP識別子は、APを識別可能な任意の情報であってよく、例えばAPのMACアドレスまたはSSIDであってもよい。APは、複数のSTAからの受信パケットを通じて、各STAによって取得されたAP評価結果を得る。
APは、ステップS1001において各STAによって取得されたAP評価結果に基づいて、複数のSTA間の時刻同期のためのAPを選定する(ステップS1002)。具体的には、APは、前述のAP選定部807と同様に、受信品質情報の示すリンクの安定性に基づいてAPを選定してもよい。
更に、APは、AP識別子毎に、複数のSTAからのAP評価結果に含まれる数をカウントし、当該カウント値の大きいAP識別子に対応するAPを優先的に選定してもよい。係る選定によれば、複数のSTA間で時刻同期に利用されるAPが一致し易い。図11の例では、AP1、AP2及びAP3のカウント値は「2」であり、AP4及びAP5のカウント値は「1」である。そして、図11において、AP1は、カウント値の大きいAP1、AP2及びAP3を選定している。
APは、更に、複数のSTAにおいて使用される共通の時刻重みを計算してもよい(ステップS1003)。但し、一般に、任意のAPに関する受信品質情報は、複数のSTA間でばらつきがある。故に、APは、選定されたAP毎に、複数のSTAからのAP評価結果に含まれる受信品質情報の例えば平均値を算出し、当該平均値を用いて共通の時刻重みを計算してもよい。図11の例では、AP1は、選定されたAP1、AP2及びAP3の各々について、STA1及びSTA2によって共通に使用される時刻重みw1、w2及びw3を計算している。
尚、ステップS1003において、共通の時刻重みの代わりに個別の時刻重み(前述の第1の実施形態及び第2の実施形態と同様)が計算されてもよい。また、ステップS1003は、APではなく各STAによって実行されてもよい。
APは、ステップS1002におけるAP選定結果及びステップS1003における時刻重み計算結果を示すパケットを複数のSTAへ送信する。係るパケットは、ブロードキャストを用いて送信されてもよいし、ユニキャストを用いて送信されてもよい。APが、複数のSTAに対して共通のAP選定結果及び共通の時刻重み計算結果を通知することを仮定すれば、周波数利用効率の観点からブロードキャストの利用が好ましい。また、APは、各STAにおける時刻正規化係数計算(ステップS1004)の実行タイミングを指定するタイミング情報を通知してもよい。係るタイミング情報が通知されれば、複数のSTAは時刻正規化係数計算の実行タイミングを一致させることができる。
ステップS1004、ステップS1005及びステップS1006は、図5のステップS501、ステップS503及びステップS504とそれぞれ同一または類似であってよい。
AP選定またはAP再選定は、図10に描かれていない様々なトリガによって開始されてもよい。図12、図13及び図14は、係るトリガの一部を例示する。
図12の例では、各STAは、自律分散的にAP評価(即ち、図10のステップS1001での処理)を行い、AP評価結果を接続中のAPに通知する。APは、当該APに接続している全てのSTAからAP評価結果を通知されてから、AP選定及び時刻重み計算(即ち、図10のステップS1002及びステップS1003での処理)を行い、AP選定結果及び時刻重み計算結果を全てのSTAに通知する。
図13の例では、APは、タイマーを用いて定期的にAP選定イベントを発生させる。このAP選定イベントが発生すると、APは、当該APに接続している全てのSTAにAP評価リクエスト(パケット)を送信する。各STAは、このAP評価リクエストを受信すると、AP評価(即ち、図10のステップS1001での処理)を行い、AP評価結果を接続中のAPに通知する。APは、当該APに接続している全てのSTAからAP評価結果を通知されてから、AP選定及び時刻重み計算(即ち、図10のステップS1002及びステップS1003での処理)を行い、AP選定結果及び時刻重み計算結果を全てのSTAに通知する。
図14の例では、複数のSTAのうちのいずれか1つにおいてAP再選定条件が満足されると、このSTAは、AP選定リクエスト(パケット)を接続中のAPへと送信する。ここで、AP再選定条件は、例えば図9のステップS906に関して説明されたものであってもよい。APは、このAP選定リクエストを受信すると、当該APに接続している全てのSTAにAP評価リクエスト(パケット)を送信する。各STAは、このAP評価リクエストを受信すると、AP評価(即ち、図10のステップS1001での処理)を行い、AP評価結果を接続中のAPに通知する。APは、当該APに接続している全てのSTAからAP評価結果を通知されてから、AP選定及び時刻重み計算(即ち、図10のステップS1002及びステップS1003での処理)を行い、AP選定結果及び時刻重み計算結果を全てのSTAに通知する。
第3の実施形態に係る無線通信装置(APに相当する)は、当該APに接続している複数のSTAから送信される受信品質情報に基づいて、当該複数のSTA間の時刻同期のためのAPを集中制御的に選定する。従って、このAPによれば、複数のSTAにおいて処理負荷の抑制ならびに時刻同期の安定性及び精度の向上を期待できるうえ、複数のSTA間で時刻同期に利用されるAPを容易に一致させることができる。
(第4の実施形態)
前述の第1乃至第3の実施形態において、AP及びSTAは区別して説明されているもののこれらの役割は固定的である必要はない。即ち、無線通信装置は、AP及びSTAのいずれの役割でも動作できるように設計されてもよい。
そこで、第4の実施形態に係る無線通信装置は、例えば動作モードの設定を通じて、STA及びAPのいずれで動作するかを選択できるように設計される。本実施形態に係る無線通信装置は、前述の第1乃至第3の実施形態に係る無線通信装置と同一または類似であってもよいが、少なくともビーコンパケットを送信するための無線送信機能(送信処理におけるアナログ信号処理及びベースバンド信号処理)を必要とする点に注意を要する。
無線通信装置の動作モードは、第1の条件の満足時に、STAモードからAPモードに変更されてもよい。第1の条件は、例えば、無線通信装置にとって受信可能なビーコンパケットの送信源の数が閾値以下であること、であってもよい。他方、この無線通信装置の動作モードは、第2の条件の満足時に、APモードからSTAモードに変更されてもよい。第2の条件は、例えば、無線通信装置にとって受信可能なビーコンパケットの送信源の数が閾値以上であること、であってもよい。
尚、本実施形態に係る無線通信装置の役割をSTAに固定し、当該STAとしての無線通信装置からのビーコンパケットの送信あり/なしを前述の第1の条件及び第2の条件に基づいて切り替えてもよい。即ち、前述の第1の条件の満足時に、ビーコンパケットの送信ありに設定されてもよい。同様に、前述の第2の条件の満足時に、ビーコンパケットの送信なしに設定されてもよい。
以上説明したように、第4の実施形態に係る無線通信装置は、通信環境に応じて役割を切り替える。従って、この無線通信装置によれば、通信環境の悪化に備えて余剰のAPが増設されなくても、ビーコンパケットの送信源を必要数確保することができる。即ち、この無線通信装置によれば、余剰のAPの増設に伴うコストを回避することができる。
上記各実施形態の処理は、汎用のコンピュータを基本ハードウェアとして用いることで実現可能である。上記各実施形態の処理を実現するプログラムは、コンピュータで読み取り可能な記憶媒体に格納して提供されてもよい。プログラムは、インストール可能な形式のファイルまたは実行可能な形式のファイルとして記憶媒体に記憶される。記憶媒体としては、磁気ディスク、光ディスク(CD−ROM、CD−R、DVD等)、光磁気ディスク(MO等)、半導体メモリなどである。記憶媒体は、プログラムを記憶でき、かつ、コンピュータが読み取り可能であれば、何れであってもよい。また、上記各実施形態の処理を実現するプログラムを、インターネットなどのネットワークに接続されたコンピュータ(サーバ)上に格納し、ネットワーク経由でコンピュータ(クライアント)にダウンロードさせてもよい。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
30・・・無線通信装置
100−1,100−2,100−3,200−1,200−2,200−3:AP
101−1,101−2,201−1:STA
102−1,102−2,202−1,202−2:Host
301:アンテナ
302:RF部
303:BB部
304:MAC部
305:インターフェース部
401,801:パケット処理部
402,802:時刻情報取得部
403,803:受信品質統計値取得部
404,804:時刻補正値計算部
405,805:クロック補正部
406,806:クロック部
601:時刻正規化部
602:時刻重み計算部
603:時間平滑係数設定部
807:AP選定部

Claims (12)

  1. 受信パケットのMAC(Media Access Control)処理を行うMAC部を具備し、
    前記MAC部は、
    定期的にカウントアップされる第1の時刻情報を記憶するレジスタを含むクロック部と、
    前記受信パケットに含まれる第2の時刻情報を抽出する抽出部と、
    前記受信パケットの受信品質情報の統計値を取得する取得部と、
    前記第2の時刻情報を正規化し、正規化された第2の時刻情報を前記統計値に基づく時刻重みを用いて重み付けし、重み付け及び正規化された第2の時刻情報を用いて前記第1の時刻情報を補正するための時刻補正値を計算する計算部と
    を備え、
    前記時刻重みは、前記統計値の示すリンクの安定性が高いほど大きい、
    無線通信装置。
  2. 前記MAC部は、前記受信パケットから抽出される第2の時刻情報と当該第2の時刻情報の推定値との間の誤差の分布を定義付けるパラメータを用いて当該誤差の許容範囲を設定し、前記受信パケットから抽出された第2の時刻情報の誤差が前記許容範囲を逸脱しているならば当該第2の時刻情報を前記時刻補正値を計算するために使用しない、請求項1の無線通信装置。
  3. 前記計算部は、第2の時刻情報を含むパケットを所定時間に亘って受信しない場合に、過去の時刻補正値の計算時点からの経過時間に基づいて現行の時刻補正値を計算する、請求項1または請求項2の無線通信装置。
  4. 前記MAC部は、周囲で稼働する複数のパケット送信源の中から、前記受信品質情報の示すリンクの安定性が高いパケット送信源を選定する選定部を更に具備し、
    前記時刻補正値は、選定されたパケット送信源からの前記受信パケットに含まれる前記第2の時刻情報に基づいて計算される、請求項1乃至請求項3のいずれか1項の無線通信装置。
  5. 前記選定部は、前記パケット送信源の選定後に再選定条件が満足される場合に、周囲で稼働する複数のパケット送信源の中から、前記受信品質情報の示すリンクの安定性が高い複数のパケット送信源を再選定し、
    前記再選定条件は、前記パケット送信源の選定が最後に実行されてからの経過時間が閾値を超えること、及び、受信可能なパケット送信源の数が閾値未満であること、の少なくとも一方である、
    請求項4の無線通信装置。
  6. 周囲で稼働する複数のパケット送信源の各々の識別子及び受信品質情報を接続中の他の無線通信装置へ通知し、
    前記他の無線通信装置から選定されたパケット送信源の識別子を通知され、
    前記時刻補正値は、選定されたパケット送信源からの前記受信パケットに含まれる前記第2の時刻情報に基づいて計算される、
    請求項1乃至請求項3のいずれか1項の無線通信装置。
  7. 周囲で稼働する複数のパケット送信源の各々の識別子及び受信品質情報を接続中の他の無線通信装置へ通知し、
    前記他の無線通信装置から選定されたパケット送信源の識別子と当該選定されたパケット送信源について計算された時刻重みとを通知され、
    前記時刻補正値は、選定されたパケット送信源からの前記受信パケットに含まれる前記第2の時刻情報に基づいて計算され、
    前記計算部は、通知された前記時刻重みを用いる、
    請求項1乃至請求項3のいずれか1項の無線通信装置。
  8. 複数の他の無線通信装置の各々から、当該他の無線通信装置の周囲で稼働する複数のパケット送信源の各々の識別子及び受信品質情報を含む評価結果を搬送するパケットを受信する受信部と、
    前記複数の他の無線通信装置からの評価結果に含まれる受信品質情報の示すリンクの安定性が高い、及び、前記複数の他の無線通信装置からの評価結果において各識別子が含まれる数のカウント値が大きい、のうち少なくとも一方を満足するパケット送信源を選定する選定部と、
    選定されたパケット送信源の識別子を搬送するパケットを前記複数の他の無線通信装置へと送信する送信部と
    を具備する、無線通信装置。
  9. 選定されたパケット送信源の各々について、前記複数の他の無線通信装置からの評価結果に含まれる受信品質情報の示すリンクの安定性に基づいて時刻重みを計算する計算部を更に具備し、
    前記送信部は、前記選定されたパケットの識別子と計算された前記時刻重みとを搬送するパケットを前記複数の他の無線通信装置へと送信する、
    請求項8の無線通信装置。
  10. 複数の第1の無線通信装置と、第2の無線通信装置とを具備し、
    前記複数の第1の無線通信装置の各々は、
    受信パケットのMAC(Media Access Control)処理を行うMAC部を具備し、
    前記MAC部は、
    定期的にカウントアップされる第1の時刻情報を記憶するレジスタを含むクロック部と、
    前記受信パケットに含まれる第2の時刻情報を抽出する抽出部と、
    前記受信パケットの受信品質情報の統計値を取得する取得部と、
    前記第2の時刻情報を正規化し、正規化された第2の時刻情報を前記統計値に基づく時刻重みを用いて重み付けし、重み付け及び正規化された第2の時刻情報を用いて前記第1の時刻情報を補正するための時刻補正値を計算する計算部と
    を備え、
    前記時刻重みは、前記統計値の示すリンクの安定性が高いほど大きく、
    周囲で稼働する複数のパケット送信源の各々の識別子及び受信品質情報を接続中の前記第2の無線通信装置へ通知し、
    前記第2の無線通信装置から選定されたパケット送信源の識別子を通知され、
    前記時刻補正値は、選定されたパケット送信源からの前記受信パケットに含まれる前記第2の時刻情報に基づいて計算され、
    前記第2の無線通信装置は、
    前記複数の第1の無線通信装置の各々から、当該第1の無線通信装置の周囲で稼働する複数のパケット送信源の各々の識別子及び受信品質情報を含む評価結果を搬送するパケットを受信する受信部と、
    前記複数の第1の無線通信装置からの評価結果に含まれる受信品質情報の示すリンクの安定性が高い、及び、前記複数の第1の無線通信装置からの評価結果において各識別子が含まれる数のカウント値が大きい、のうち少なくとも一方を満足するパケット送信源を選定する選定部と、
    選定されたパケット送信源の識別子を搬送するパケットを前記複数の第1の無線通信装置へと送信する送信部と
    を備える、
    無線通信システム。
  11. 複数の第1の無線通信装置と、第2の無線通信装置とを具備し、
    前記複数の第1の無線通信装置の各々は、
    受信パケットのMAC(Media Access Control)処理を行うMAC部を具備し、
    前記MAC部は、
    定期的にカウントアップされる第1の時刻情報を記憶するレジスタを含むクロック部と、
    前記受信パケットに含まれる第2の時刻情報を抽出する抽出部と、
    前記受信パケットの受信品質情報の統計値を取得する取得部と、
    前記第2の時刻情報を正規化し、正規化された第2の時刻情報を前記統計値に基づく時刻重みを用いて重み付けし、重み付け及び正規化された第2の時刻情報を用いて前記第1の時刻情報を補正するための時刻補正値を計算する計算部と
    を備え、
    前記時刻重みは、前記統計値の示すリンクの安定性が高いほど大きく、
    周囲で稼働する複数のパケット送信源の各々の識別子及び受信品質情報を接続中の前記第2の無線通信装置へ通知し、
    前記第2の無線通信装置から選定されたパケット送信源の識別子と選定されたパケット送信源について計算された前記時刻重みとを通知され、
    前記時刻補正値は、選定されたパケット送信源からの前記受信パケットに含まれる前記第2の時刻情報に基づいて計算され、
    前記計算部は、通知された前記時刻重みを用いて前記正規化された第2の時刻情報を重み付けし
    前記第2の無線通信装置は、
    前記複数の第1の無線通信装置の各々から、当該第1の無線通信装置の周囲で稼働する複数のパケット送信源の各々の識別子及び受信品質情報を含む評価結果を搬送するパケットを受信する受信部と、
    前記複数の第1の無線通信装置からの評価結果に含まれる受信品質情報の示すリンクの安定性が高い、及び、前記複数の第1の無線通信装置からの評価結果において各識別子が含まれる数のカウント値が大きい、のうち少なくとも一方を満足するパケット送信源を選定する選定部と、
    選定されたパケット送信源の各々について、前記複数の第1の無線通信装置からの評価結果に含まれる受信品質情報の示すリンクの安定性に基づいて時刻重みを計算する計算部と、
    選定されたパケットの識別子と計算された前記時刻重みとを搬送するパケットを前記複数の第1の無線通信装置へと送信する送信部と
    を備える、
    無線通信システム。
  12. 受信可能なパケット送信源の数が閾値未満である場合に、前記第1の時刻情報を含むパケットを送信する送信部を更に具備する、請求項1乃至請求項3、請求項6及び請求項7のいずれか1項の無線通信装置。
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