JP6439969B2 - 電気接続箱 - Google Patents

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Description

本発明は、自動車等に搭載される電気接続箱に係り、特に箱本体と該箱本体に装着される回路ユニットを有する電気接続箱に関するものである。
従来から、例えば特開2009−100533号公報(特許文献1)に記載のように、基本回路が装着された箱本体と、該箱本体に設けられたユニット装着部に対して着脱可能に組み付けられるECU等の回路ユニットを備えてなる電気接続箱が知られている。このような電気接続箱によれば、複数種類の回路ユニットを準備することにより、箱本体を共通にして、車種やグレード等の違いに応じて回路ユニットを適宜交換することができ、汎用性の高い電気接続箱を効率的に提供することが可能となる。或いはまた、着脱可能に組み付けられる回路ユニットを採用したことにより、電気接続箱の故障時の対応もユニット交換等により速やかに行うことが可能となる。
ところで、このような従来構造の電気接続箱では、ユニット装着部への回路ユニットの着脱作業を容易に行う目的から、ユニット装着部への回路ユニットの挿入方向における回路ユニットの上方側が、ユニット装着部の装着部周壁の端面から上方に突出するように組み付けられる。それ故、ユニット装着部の装着部周壁から突出した回路ユニットの上方側の周壁部が被水すると、回路ユニットの周壁部を伝って水が広がり回路ユニット内に浸水するおそれがある。そこで、回路ユニットの周壁部には開口部を形成する電気部品装着部等を設けない構造が採用されていた。
しかしながら、回路ユニットの内部にリレーやヒューズ等の交換可能な電気部品を用いる場合もある。そのような場合に回路ユニットの周壁部に電気部品装着部を設けることができないとすると、回路ユニットの設計自由度やメンテナンス性が著しく劣る結果となり、何等かの対策が求められていた。
特開2009−100533号公報
本発明は、上述の事情を背景に為されたものであって、その解決課題は、ユニット装着部に装着される回路ユニットの防水性を確保しつつ、回路ユニットの周壁部に電気部品装着部を設けることができる、新規な構造の電気接続箱を提供することにある。
本発明の第1の態様は、箱本体と、該箱本体に設けられたユニット装着部に挿入されて着脱自在に組み付けられる回路ユニットとを備え、前記回路ユニットは一部が前記ユニット装着部における装着部周壁から突出して組み付けられてなる電気接続箱において、前記回路ユニットの周壁部には、該周壁部に開口部を形成する電気部品装着部が設けられている一方、前記開口部よりも上方側に位置する部位に、前記周壁部から外方に突出する庇部が突設されており、前記ユニット装着部に前記回路ユニットが組み付けられた状態で、前記開口部が前記装着部周壁の対向部位に覆われていると共に、前記開口部と前記対向部位の対向面間隙間が前記庇部によって上方から覆われており、前記回路ユニットの前記周壁部には、前記回路ユニットの挿入方向で前記開口部よりも上方に位置する部位に、前記開口部よりも前記回路ユニットの内方に凹まされた凹状部が設けられており、該凹状部の底壁から前記庇部が前記挿入方向の斜め下方に向かって傾斜して突出していることを特徴とするものである。
本態様によれば、回路ユニットの周壁部に開口部を形成する電気部品装着部が設けられていることから、回路ユニットにリレーやヒューズ等の交換可能な電気部品を採用して、電気部品装着部に着脱自在に装着し、それらの電気部品を回路ユニットの外部から容易に着脱することが可能となる。これにより、回路ユニットの設計自由度やメンテナンス性の向上を図ることができる。
さらに、回路ユニットの周壁部において電気部品装着部を外部に露呈する開口部は、回路ユニットがユニット装着部に装着された際には、ユニット装着部の装着部周壁の対向部位に覆われる。加えて、回路ユニットの開口部と装着部周壁の対向部位の対向面間隙間が、回路ユニットの開口部の上方に突設された庇部によって上方から覆われている。これにより、仮にユニット装着部から突出した回路ユニットの周壁部に水滴等が付着した場合でも、回路ユニットの周壁部を流下する水滴が、開口部と対向部位の対向面間隙間から回路ユニットの内部に浸入することが、庇部により未然に防止されている。その結果、回路ユニットの防水性を保持しつつ、回路ユニットの周壁部に電気部品装着部を設けることが可能となったのである。また、回路ユニットの周壁部に凹状部が設けられており、かかる凹状部に庇部が突設されている。これにより、庇部の突出長さを稼ぎつつ周壁部の外方への突出量を抑えることができる。その結果、庇部の強度を確保しつつ下方傾斜角度の設定自由度の向上を図り、さらに、庇部による回路ユニットの大型化を避けることができ、庇部による回路ユニットの防水機能を有利に実現することができる。
本発明の第2の態様は、第1の態様に記載の電気接続箱において、前記回路ユニットの前記周壁部における前記開口部の周縁部には、前記挿入方向に延びる嵌合凸部および嵌合凹部の一方が設けられていると共に、ユニット装着部の前記装着部周壁における前記対向部位の周縁部には、前記嵌合凸部および前記嵌合凹部の他方が設けられており、前記回路ユニットが前記ユニット装着部に挿入される際に、前記嵌合凸部と前記嵌合凹部がスライド嵌合して、前記回路ユニットの開口部が前記装着部壁部の前記対向部位に覆蓋されるようになっているものである。
本態様によれば、回路ユニットの開口部の周縁部と、装着部周壁の対向部位の周縁部とに、嵌合凸部と嵌合凹部からなるスライド嵌合機構を設け、回路ユニットのユニット装着部への挿入時の位置決めや挿入姿勢の保持を行い、挿入作業をスムーズに行うことが可能となる。しかも、回路ユニットの開口部を装着部周壁の対向部位で覆蓋し、かかる覆蓋状態を嵌合凸部と嵌合凹部の嵌め合いにより保持することができ、一層の防水性の確保が図られる。さらに、嵌合凸部と嵌合凹部の嵌め合いにより、それらの当接面間の形状を複雑化し距離を長く確保できることから、嵌合凹凸部からの水入りも有利に防止することができる。
本発明の第の態様は、箱本体と、該箱本体に設けられたユニット装着部に挿入されて着脱自在に組み付けられる回路ユニットとを備え、前記回路ユニットは一部が前記ユニット装着部における装着部周壁から突出して組み付けられてなる電気接続箱において、前記回路ユニットの周壁部には、該周壁部に開口部を形成する電気部品装着部が設けられている一方、前記開口部よりも上方側に位置する部位に、前記周壁部から外方に突出する庇部が突設されており、前記ユニット装着部に前記回路ユニットが組み付けられた状態で、前記開口部が前記装着部周壁の対向部位に覆われていると共に、前記開口部と前記対向部位の対向面間隙間が前記庇部によって上方から覆われており、前記庇部の下面が前記回路ユニットの挿入方向の斜め下方に傾斜していると共に、前記装着部周壁の前記対向部位における端面が前記斜め下方に傾斜しており、前記庇部の下面が前記対向部位の前記端面に重ね合されていることを特徴とするものである。
本態様によれば、庇部の下面のみならずかかる、装着部周壁の対向部位における端面も両方が斜め下方に傾斜しており、さらにそれらが相互に重ね合されている。これにより、庇部と装着部周壁の端面の間の防水性が向上されており、仮にそれらの間から水が浸水しようとしても、下方傾斜に沿って水が下方に流下され浸水を防止することができるのである。
本発明の第の態様は、第1〜第の態様の何れか1つに記載の電気接続箱において、前記庇部の突出先端部が、前記ユニット装着部の前記装着部周壁の外周面よりも外方に突出しているものである。
本態様によれば、庇部の突出先端部が、ユニット装着部の装着部周壁の外周面よりも外方に突出していることから、庇部を伝って流下する水を装着部周壁の外周面に導くことができ、装着部周壁の内部や回路ユニットの開口部への浸水を有利に防止することができる。
本発明によれば、回路ユニットの周壁部に開口部を形成する電気部品装着部を設ける一方、開口部よりも上方側に周壁部から外方に突出する庇部を突設し、ユニット装着部に回路ユニットが組み付けられた状態で、開口部がユニット装着部の装着部周壁の対向部位に覆われると共に、開口部と対向部位の対向面間隙間の上方開口部を庇部によって上方から覆うようにした。これにより、回路ユニットに電気部品装着部を設けても回路ユニットの防水性を確保することができ、回路ユニットの利便性と防水性を併せ備えた電気接続箱を提供することができる。
本発明の一実施形態としての電気接続箱を示す分解斜視図。 図1に示された電気接続箱の正面図。 図2に示された電気接続箱を構成する箱本体の横断面図であって、図2におけるIII−III断面に相当する図。 図1に示された電気接続箱を構成する回路ユニットの正面図。 図4におけるV−V断面図。 図4におけるVI−VI断面図。 図2におけるVII−VII断面図。 図2におけるVIII−VIII断面図。
以下、本発明の実施形態について、図面を参照しつつ説明する。
先ず、図1,2には、本発明の一実施形態としての電気接続箱10が示されている。即ち、電気接続箱10は、略矩形枠体状に構成された箱本体12と、かかる箱本体12に設けられたユニット装着部としての第1のユニット装着部14に対して着脱自在に組み付けられる回路ユニットとしてのリレーモジュール16を含んで構成されている。なお、以下の説明において、上下方向又は挿入方向の上方下方とは、特に断りのない限り、図2に示す上下方向を言い、左右方向とは、図2に示す左右方向を言うものとする。また、前後方向とは、図6における左右方向を言う。
より詳細には、箱本体12は、図3にも示されているように、全体として左右方向に延びる略矩形枠体形状とされており、例えばポリプロピレン(PP)やポリアミド(PA)等の合成樹脂による射出形成等により一体形成されている。かかる箱本体12の幅方向中央部分には、長手方向に延びる第1のユニット装着部14が略枠状に形成されている。即ち、第1のユニット装着部14の周囲には装着部周壁18が箱本体12の内部を仕切るように設けられており、4つの装着部周壁18a,18b,18c,18dで囲まれた領域が第1のユニット装着部14とされている。
また、箱本体12において、第1のユニット装着部14よりも前方には図示しないバスバーや被覆電線が配設されて基本回路を構成するコネクタ装着部19等が設けられている一方、第1のユニット装着部14よりも後方には、後方の装着部周壁18cと箱本体12の周壁により囲まれた第2のユニット装着部20が形成されている。
ここにおいて、前方の装着部周壁18aの略中央部分が、後述するリレーモジュール16の開口部38と対向する対向部位22とされており、この対向部位22の幅寸法(図3中の左右方向寸法)は、開口部38と略等しくされている。更に、対向部位22の左右方向両側縁部には、内方に向かって突出する一対の鉤状の突部が高さ方向(図2中の上下方向)の略全長に亘って設けられており、これにより、左右方向外方に開口する一対の嵌合凹部24,24が高さ方向の略全長に亘って形成されている。換言すれば、対向部位22の周縁部において、一対の嵌合凹部24,24が高さ方向に延びて形成されている。また、対向部位22の上端面26は、外方になるにつれて斜め下方に傾斜する傾斜面となっている。
さらに、左右方向両側の装着部周壁18b、18dの内面における上端部分には、内方に突出する係合突起28,28が形成されている。なお、係合突起28,28の前後方向両側には、所定の高さ寸法で延びて前後方向内方に開口するガイド溝30,30が形成されている。
かかる形状とされた箱本体12の第1のユニット装着部14に対して、図4〜図6に示されている如きリレーモジュール16が組み付けられている。このリレーモジュール16は、ケース32に、回路基板34を収容して構成されている。即ち、このケース32は、全体として箱形状とされており、略矩形の上壁35の外周縁部から、下方に向かって筒状の周壁部36が延び出した形状とされている。なお、本実施形態では、回路基板34は、バスバーを埋設状態としつつ樹脂基板をモールド成形することにより得られるバスバーモールド基板によって構成されている。また、ケース32は、例えばポリプロピレン(PP)やポリアミド(PA)等の合成樹脂による射出形成等により一体形成される。
さらに、ケース32における前方の周壁37において、左右方向中間部分には、所定の左右方向寸法をもって前後方向に貫通する開口部38が形成されている。そして、かかるケース32の下方開口部からリレーホルダ40および回路基板34を挿入すると共に、側方接続型コネクタハウジング42を嵌め入れることで、ケース32の下方開口部が覆蓋されるようになっている。なお、リレーホルダ40は、開口部38に対して位置合わせされて設けられており、開口部38を通じて外部からリレーホルダ40にリレー44を装着させることにより、当該リレー44が回路基板34に電気的に接続可能とされている。これにより、リレーモジュール16には、周壁部36の開口部38を通じて電気部品を装着することのできる電気部品装着部46が設けられている。
更にまた、側方接続型コネクタハウジング42は、ケース32の下方開口部に対応する外形形状とされている。そして、下方に開口するコネクタ装着部48が左右方向で3箇所に設けられており、回路基板34から延び出すバスバーの先端が屈曲されて接続端子49としてコネクタ装着部48の内部に至っている。これにより、側方接続型コネクタハウジング42に対して下方からコネクタ等が接続可能とされている。また、リレーモジュール16の前方上端部分にはコネクタ装着部50が設けられており、このコネクタ装着部50にコネクタ等を装着することにより、当該コネクタ等が回路基板34に対して電気的に接続可能とされている。
ここにおいて、ケース32の前方の周壁37では、開口部38よりも上方に、前後方向内方に窪んだ凹状部52が形成されている。即ち、凹状部52の底壁54が、周壁37の他の部分よりも後方に位置している。かかる凹状部52は、開口部38と略同じ左右方向寸法で形成されている。そして、この底壁54の下端からは庇部56が前方に延び出している。この庇部56の上面および下面57は前方に行くほど下方に傾斜する傾斜面とされており、庇部56の先端部は周壁37よりも前方に位置している。
また、開口部38の左右方向両側縁部には、鉤状に突出する一対の嵌合凸部58,58が前方に突出して形成されている。これら嵌合凸部58,58は所定の長さ寸法(図4中の上下方向寸法)をもって形成されており、先端部は左右方向内方に突出している。
さらに、ケース32の左右方向両側の外面には、弾性突片59,59が、それらの下端を固定されている一方、上端がフリーな状態で設けられている。これら弾性突片59,59はそれぞれ板ばね状とされており、更に弾性突片59,59の外面にはそれぞれ外方に突出する係合突起60,60が形成されている。また、これら係合突起60,60の前後方向両側には、前後方向外方に突出するガイド部62,62が所定の高さ寸法をもって形成されている。
上記の如き形状とされた箱本体12の第1のユニット装着部14に対して、図2および図7,8に示されているように、リレーモジュール16が組み付けられる。即ち、左右方向外方に開口する嵌合凹部24,24と左右方向内方に突出する嵌合凸部58,58とを嵌合させる。また、前後方向内方に開口するガイド溝30,30に対して前後方向外方に突出するガイド部62,62を嵌め入れる。この状態で、リレーモジュール16を箱本体12に対して相対的に下方にスライド変位させることにより、ケース32の外面に設けられた係合突起60,60と第1のユニット装着部14の内面に設けられた係合突起28,28が係合して、リレーモジュール16が第1のユニット装着部14に対して装着される。なお、リレーモジュール16を第1のユニット装着部14から取り外す際には、板ばね状の弾性突片59,59の上端を内方へ押し込むことにより、係合突起28,60間の係合が解除されて、リレーモジュール16を箱本体12に対して上方にスライド変位させることにより、リレーモジュール16が第1のユニット装着部14から取り外され得る。
また、第1のユニット装着部14にリレーモジュール16が装着される際には、リレーモジュール16の上側部分が第1のユニット装着部14の上端面よりも上方に突出して組み付けられる。そして、ケース32の開口部38の前方が装着部周壁18aの対向部位22で覆われると共に、これらの対向面間の隙間の上方開口部63が庇部56で覆われる。本実施形態では、対向部位22の上端面26と庇部56の下面57がそれぞれ、前方に行くに従い下方に傾斜する傾斜面とされており、リレーモジュール16が箱本体12に組み付けられることにより、両面26,57が当接して重ね合わされるようになっている。更に、庇部56の突出先端部は、対向部位22よりも前方まで突出するようにされている。
なお、箱本体12の外周面における上端部分および下端部分には、適当な箇所に、外方に突出するロック部64が形成されている。そして、かかる箱本体12の上方から図示しないアッパケースが重ね合わされて、アッパケースに設けられた被ロック部と箱本体12の上端部分に設けられたロック部64とがロック係合することにより、箱本体12の上方開口部がアッパケースにより覆蓋される。一方、箱本体12の下方から図示しないロアケースが重ね合わされて、ロアケースに設けられた被ロック部と箱本体12の下端部分に設けられたロック部64とがロック係合することにより、箱本体12の下方開口部がロアケースにより覆蓋される。このように、第1のユニット装着部14にリレーモジュール16が装着されると共に、必要に応じて電気部品が装着されて、箱本体12がアッパケースおよびロアケースにより覆蓋されることで電気接続箱10が構成される。また、箱本体12の外周面には、左右方向両側に、略枠体状のブラケット装着部66,66が形成されており、かかる電気接続箱10が、ブラケット装着部66,66を介して車両に装着される。
上記の如き形状とされた本実施形態の電気接続箱10では、リレーモジュール16の周壁部36に対して開口部38が設けられていると共に、当該開口部38を通じて電気部品装着部46にリレー44等の電気部品を装着することができることから、リレーモジュール16、ひいては電気接続箱10の設計自由度を向上させることができる。また、開口部38と装着部周壁18aにおける対向部位22との対向面間隙間の上方開口部63が庇部56によって覆蓋されていることから、かかる対向面間隙間の上方開口部から水等が浸入することが効果的に防止され得る。
さらに、庇部56の下面57が前方に向かって下傾する傾斜面形状とされていると共に、対向部位22の上端面26も前方に向かって下傾する傾斜面形状とされていることから、これらの当接面では、重ね合わせ面積を大きく確保することができて、水等の浸入防止効果が更に高度に達成され得る。
更にまた、庇部56が対向部位22よりも外方まで突出していることから、庇部56上を流下する水滴が、開口部38と対向部位22との対向面間隙間に入り込むことが一層効果的に防止されて、優れた防水性能が発揮され得る。
また、対向部位22の左右方向両側に嵌合凹部24,24が設けられている一方、開口部38の左右方向両側に嵌合凸部58,58が設けられており、リレーモジュール16を第1のユニット装着部14に対して下方向にスライド変位させることで、嵌合凹部24,24と嵌合凸部58,58とが嵌合するようになっている。これにより、リレーモジュール16を第1のユニット装着部14に対して容易に位置合わせできるだけでなく、組付けも容易とされ得る。特に、本実施形態では、嵌合凹部24,24と嵌合凸部58,58とが鉤状の突起により形成されている。それ故、これらの嵌合により、当接面間の形状が複雑化され距離を長く確保できることから、高い防水効果が発揮されて、嵌合部を通じての浸水のおそれが低減されている。
さらに、ケース32の周壁部36における前方の周壁37には、凹状部52が形成されており、当該凹状部52の底壁54から庇部56が延び出している。これにより、ケース32の大型化を回避しつつ庇部56の突出寸法を大きく確保することができて、庇部56の強度も十分に確保される。特に、凹状部52の大きさを変化させることにより庇部56の位置や傾斜角度を変更させることができて、設計自由度の向上が図られ得る。
以上、本発明の実施形態について説明してきたが、本発明はかかる実施形態における具体的な記載によって限定的に解釈されるものでなく、当業者の知識に基づいて種々なる変更,修正,改良などを加えた態様で実施可能である。
例えば、回路基板34は、前記実施形態の如きバスバーモールド基板である必要はなく、例えば絶縁基材に電気回路が印刷されたプリント基板であってもよい。
また、前記実施形態では、庇部56の下面57と対向部位22の上端面26はそれぞれ、前方に行くに従って下傾する傾斜面とされていたが、かかる態様に限定されず、例えば少なくとも一方が、水平方向に広がる平坦面とされていてもよい。更に、庇部56は、対向部位22より前方まで突出していたが、その必要はなく、開口部38と対向部位22との対向面間隙間の上方開口部を覆蓋できる大きさであればよい。
なお、箱本体12に取り付けられるアッパケースおよびロアケースの形状は何等限定されるものではない。尤も、アッパケースやロアケースは必須なものではない。
10:電気接続箱、12:箱本体、14:第1のユニット装着部(ユニット装着部)、16:リレーモジュール(回路ユニット)、18a,18b,18c,18d:装着部周壁、22:対向部位、24:嵌合凹部、26:上端面、36:周壁部、38:開口部、46:電気部品装着部、52:凹状部、54:底壁、56:庇部、57:下面、58:嵌合凸部、63:上方開口部

Claims (2)

  1. 箱本体と、該箱本体に設けられたユニット装着部に挿入されて着脱自在に組み付けられる回路ユニットとを備え、前記回路ユニットは一部が前記ユニット装着部における装着部周壁から突出して組み付けられてなる電気接続箱において、
    前記回路ユニットの周壁部には、該周壁部に開口部を形成する電気部品装着部が設けられている一方、前記開口部よりも上方側に位置する部位に、前記周壁部から外方に突出する庇部が突設されており、
    前記ユニット装着部に前記回路ユニットが組み付けられた状態で、前記開口部が前記装着部周壁の対向部位に覆われていると共に、前記開口部と前記対向部位の対向面間隙間が前記庇部によって上方から覆われており、
    前記回路ユニットの前記周壁部には、前記回路ユニットの挿入方向で前記開口部よりも上方に位置する部位に、前記開口部よりも前記回路ユニットの内方に凹まされた凹状部が設けられており、該凹状部の底壁から前記庇部が前記挿入方向の斜め下方に向かって傾斜して突出している
    ことを特徴とする電気接続箱。
  2. 箱本体と、該箱本体に設けられたユニット装着部に挿入されて着脱自在に組み付けられる回路ユニットとを備え、前記回路ユニットは一部が前記ユニット装着部における装着部周壁から突出して組み付けられてなる電気接続箱において、
    前記回路ユニットの周壁部には、該周壁部に開口部を形成する電気部品装着部が設けられている一方、前記開口部よりも上方側に位置する部位に、前記周壁部から外方に突出する庇部が突設されており、
    前記ユニット装着部に前記回路ユニットが組み付けられた状態で、前記開口部が前記装着部周壁の対向部位に覆われていると共に、前記開口部と前記対向部位の対向面間隙間が前記庇部によって上方から覆われており、
    前記庇部の下面が前記回路ユニットの挿入方向の斜め下方に傾斜していると共に、前記装着部周壁の前記対向部位における端面が前記斜め下方に傾斜しており、前記庇部の下面が前記対向部位の前記端面に重ね合されている
    ことを特徴とする電気接続箱。
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