JP6439407B2 - Vehicle seat - Google Patents
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Description
この発明は、シートベルトを備えた車両に装備される車両用シートに関する。 The present invention relates to a vehicle seat installed in a vehicle having a seat belt.
車体後部にリヤシートと荷物室とテールゲート(バックドア)とを有し、かつ、リヤシートと荷物室との間を仕切る壁が無い車両において、リヤシートにシートスライド機構が装備されることがある。この種の車両では、リヤシートを前方に移動させることにより荷物室を広げることができ、逆に、リヤシートを後方に移動させればリヤシートとフロントシートとの間のスペースを広げることができるため、リヤシートに座る乗員の居住空間を広げることができる。 In a vehicle having a rear seat, a luggage compartment, and a tailgate (back door) at the rear of the vehicle body and having no wall separating the rear seat and the luggage compartment, the rear seat may be equipped with a seat slide mechanism. In this type of vehicle, the luggage compartment can be widened by moving the rear seat forward, and conversely, if the rear seat is moved backward, the space between the rear seat and the front seat can be widened. The living space for passengers sitting in
フロントシートとリヤシートとを有する車両では、フロントシート用のシートベルト装置とリヤシート用のシートベルト装置とを備えている。シートベルト装置は、シートベルトと、シートクッション(座部)付近に配置されたバックルと、ピラー等の車室内壁に固定された肩ベルトアンカレッジと、シートベルトを巻取るリトラクタと、シートベルトの長さ方向の途中に設けられたタングなどを含んでいる。シートベルトの一端は腰ベルトアンカレッジによって車体側に固定されている。シートベルトの他端側の余剰部分がリトラクタによって巻取られる。 A vehicle having a front seat and a rear seat includes a seat belt device for a front seat and a seat belt device for a rear seat. The seat belt device includes a seat belt, a buckle disposed in the vicinity of a seat cushion (seat portion), a shoulder belt anchorage fixed to a vehicle interior wall such as a pillar, a retractor that winds up the seat belt, and a seat belt A tongue provided in the middle of the length direction is included. One end of the seat belt is fixed to the vehicle body side by a waist belt anchorage. The surplus portion on the other end side of the seat belt is wound up by the retractor.
特許文献1に開示されているベルト保持装置のように、タングやシートベルトを保持することのできるベルトフックをシートバックや車室内壁に設けることも提案されている。特許文献1のベルトフックはシートやシートベルトとは別部品であり、樹脂等によってフック形状に成形されたベルト保持部を有している。
As in the belt holding device disclosed in
車両の前後方向に移動可能なシートスライド機構を備えた車両では、シートを前方に移動させたときに、タングがシートバックの背面側に位置することがある。この場合、乗員がシートベルトを装着するには、身体を後ろにひねってタングを手でつかみながら、シートベルトを前方に引き出す必要がある。このためシートベルトを装着しにくく、シートベルトの扱いを容易にする上で改善の余地があった。 In a vehicle including a seat slide mechanism that can move in the front-rear direction of the vehicle, the tongue may be located on the back side of the seat back when the seat is moved forward. In this case, in order for the occupant to wear the seat belt, it is necessary to pull the seat belt forward while twisting the body backward and grasping the tongue by hand. For this reason, it is difficult to wear the seat belt, and there is room for improvement in facilitating the handling of the seat belt.
特許文献1に開示されているベルトフックはシートやシートベルトとは別部品であり、樹脂等によってフック形状に成形されたベルト保持部を有しているため、万一の衝突を想定した場合の傷害を防ぐ上で好ましいものではない。しかもベルトフックをシートや車室内壁に取付ける構造では部品数が増えるとともに、取付作業に手間がかかるという問題もある。
The belt hook disclosed in
従って本発明の目的は、シートを前方に移動させた状態においてもシートベルトの扱いが容易となるような車両用シートを提供することにある。 Accordingly, an object of the present invention is to provide a vehicle seat that makes it easy to handle the seat belt even when the seat is moved forward.
本発明は、シートクッションとシートバックとを有し、該シートバックが、車室内壁側に位置する一方のサイド部と、車室中央側に位置する他方のサイド部と、これら両サイド部間のシートバック本体部とを含む車両用シートであって、前記一方のサイド部の上端に形成された上側の凸部からなる第1支持部と、前記一方のサイド部の下部に形成された下側の凸部からなる第2支持部とを備えている。前記第1支持部は、シートバック前面から車両前方に突出し、シートベルトの肩ベルト部を前記シートバック前面に沿わせた状態において前記肩ベルト部を支持し、前記肩ベルト部がシート側面に向かって摺り動くことを抑制する。前記第2支持部も車両前方に突出し、前記肩ベルト部を前記シートバック前面に沿わせた状態において前記シートベルトのタングを支持し、前記タングが上方に移動することを抑制する。 The present invention has a seat cushion and a seat back, and the seat back is located on one side portion located on the vehicle interior wall side, on the other side portion located on the vehicle interior center side, and between these side portions. A vehicle seat including a seat back body portion, a first support portion formed of an upper convex portion formed at an upper end of the one side portion, and a lower portion formed at a lower portion of the one side portion. And a second support portion made of a convex portion on the side. The first support part projects forward from the front of the seat back to support the shoulder belt part in a state where the shoulder belt part of the seat belt is along the front of the seat back, and the shoulder belt part faces the side of the seat. to prevent the movement of sliding Te. The second support portion is also projected toward the front of the vehicle, the shoulder belt portion supports the tongue of the seat belt in a state in which along with the seat back front, to suppress said tongue is moved upward.
1つの実施形態では、前記第1支持部の前記シートバック前面からの突出量が、前記第2支持部の前記シートバック前面からの突出量よりも大きい。この構成により、肩ベルト部を第1支持部から外れにくくすることができる。また前記第1支持部が前記肩ベルト部に接する斜面を有し、前記第2支持部が前記タングに接する下面を有してもよい。この実施形態において前記上側の凸部と前記下側の凸部とが、それぞれ、前記シートバック本体部と共通のパッド部材とカバー部材とを備えていてもよい。また前記上側の凸部と前記下側の凸部とが、前記シートバック本体部のパッド部材よりも硬質の樹脂の発泡体からなる異硬度パッド部材を備えてもよい。 In one embodiment, the protrusion amount of the first support part from the front surface of the seat back is larger than the protrusion amount of the second support part from the front surface of the seat back. With this configuration, the shoulder belt portion can be made difficult to come off from the first support portion. The first support part may have a slope contacting the shoulder belt part, and the second support part may have a lower surface contacting the tongue. In this embodiment, the upper convex portion and the lower convex portion may each include a pad member and a cover member that are common to the seat back main body portion. Further, the upper convex portion and the lower convex portion may be provided with a different hardness pad member made of a resin foam harder than the pad member of the seat back main body portion.
他の実施形態では、前記第1支持部と前記第2支持部とが、それぞれ、上下方向に延びる縦長の隆起部の上部と下部とに形成されていてもよい。この実施形態において、前記隆起部が、前記シートバック本体部のパッド部材よりも硬質の樹脂の発泡体からなる異硬度パッド部材を備えていてもよい。 In another embodiment, the first support part and the second support part may be respectively formed on an upper part and a lower part of a vertically long bulging part extending in the vertical direction. In this embodiment, the raised portion may include a different hardness pad member made of a resin foam harder than the pad member of the seat back main body.
本発明に係る車両用シートによれば、シートを前方に移動させた状態において、シートバック前面に沿わせたシートベルトおよびタングを第1支持部および第2支持部によってシートバックの前面側に保持することができる。このためシートベルトを装着する操作が容易となる。また第1支持部と第2支持部とがいずれもシートバックの一部であるため、従来のベルトフック等のように別部品を後付けする必要がなく、安全でもある。 According to the vehicle seat of the present invention, the seat belt and the tongue along the front surface of the seat back are held on the front side of the seat back by the first support portion and the second support portion in a state where the seat is moved forward. can do. For this reason, the operation of wearing the seat belt becomes easy. In addition, since both the first support portion and the second support portion are part of the seat back, it is not necessary to attach another part like a conventional belt hook or the like, and it is safe.
以下に第1の実施形態に係る車両用シートについて図1から図7を参照して説明する。図1は、車両1の内部に形成された車室11の一部を示している。図1中の矢印Fが車両1の前方である。車室11内に分割形のリヤシート(第1のシート12と第2のシート13)が互いに平行に配置されている。
A vehicle seat according to the first embodiment will be described below with reference to FIGS. 1 to 7. FIG. 1 shows a part of a
第1のシート12は、乗員が座るシートクッション20と、シートバック21とを備えている。第2のシート13もシートクッション25とシートバック26とを備えている。シート12,13の後方に、荷物室30と、テールゲート31とが設けられている。シート12,13は車体の床部32に配置されている。
The
第1のシート12のシートバック21は、車室内壁11a側に位置する一方のサイド部21aと、車室中央側に位置する他方のサイド部21bと、両サイド部21a,21b間に位置するシートバック本体部21cとを含んでいる。シートバック本体部21cの車両前側に、着座者が接するシートバック前面35が形成されている。サイド部21aは、車室内壁11aに臨むシート側面36を有している。
The
第2のシート13のシートバック26も、車室内壁11b側に位置する一方のサイド部26aと、車室中央側に位置する他方のサイド部26bと、両サイド部26a,26b間に位置するシートバック本体部26cとを含んでいる。この第2のシート13は、第1のシート12と左右対称形である点以外は実質的に第1のシート12と共通である。このためこれ以降は第1のシート12を代表して説明する。
図2は、シートバック21の上端付近の水平方向に沿う断面図である。図3は、シートバック21の下部の水平方向に沿う断面図である。矢印Fが車両の前方である。シートバック21は、フレーム部材40と、例えば発泡ウレタン等の樹脂の発泡体からなるパッド部材41と、パッド部材41を覆うカバー部材(例えば縫合された織布)42等によって構成されている。カバー部材42の裏面側に、ワディング等の薄い中間層が設けられていてもよい。シートバック21の内部には、例えばSばねあるいは引張コイルばね等のばね部材からなるばねアセンブリ43が配置されている。
The
FIG. 2 is a cross-sectional view along the horizontal direction near the upper end of the seat back 21. FIG. 3 is a cross-sectional view of the lower portion of the
第1のシート12は、車両1の前後方向に移動可能なシートスライド機構51(図1に示す)によって、前後方向に移動することができる。第2のシート13も同様のシートスライド機構52によって、前後方向に移動することができる。図1はシート12,13が前側に移動した状態を示している。図6はシート12,13が後方に移動した状態を示している。
The
シートスライド機構51,52は、それぞれ、車両1の前後方向に延びるスライドレールと、操作部材53,54を有するアジャスト機構などを含んでいる。手動式のシートスライド機構51,52の場合、操作部材53,54を操作することによってシート12,13を所望の前後方向の位置に移動させることができる。電動式のスライド機構の場合には、車載バッテリを電源とする電動モータをスイッチによって操作することにより、シート12,13の前後方向の位置を調整することができる。
Each of the
シートバック21,26は、それぞれ、ヒンジ部を有するリクライニング機構61によってシートクッション20,25の後部に前後方向に回動可能に取付けられている。レバー63(図1に一方のみ示す)を解除操作すると、シートバック21,26を前方に倒してシートクッション20,25の上に重ねることができる。
The seat backs 21 and 26 are respectively attached to the rear portions of the seat cushions 20 and 25 so as to be pivotable in the front-rear direction by a
この車両1は、第1のシート12に着座した乗員のためのシートベルト装置71と、第2のシート13に着座した乗員のためのシートベルト装置72とを備えている。これらシートベルト装置71,72は互いに左右対称形であるが、実質的な構成は互いに共通であるため、これ以降は一方のシートベルト装置71について説明し、他方のシートベルト装置72については、一方のシートベルト装置71と共通の部分に共通の符号を付して説明を省略する。
The
シートベルト装置71は、シートベルト75と、シートベルト75の一端側を車体に固定する腰ベルトアンカレッジ76と、ピラー等の車室内壁11aに固定された肩ベルトアンカレッジ77と、シートベルト75を巻取るリトラクタ78と、シートベルト75の長さ方向の途中に設けられたタング79と、シートクッション20の車室中央側に配置されたバックル80などを含んでいる。シートベルト75の他端側の余剰部分がリトラクタ78によって巻取られる。
The
シートベルト75は、腰ベルトアンカレッジ76からタング79までの腰ベルト部75aと、タング79から肩ベルトアンカレッジ77までの肩ベルト部75bと、肩ベルトアンカレッジ77からリトラクタ78までの巻取部75cなどを含んでいる。シートベルト75の長さ方向の途中にタングストッパ85が設けられている。タング79はシートベルト75の長さ方向に移動可能であるが、タングストッパ85によって、シートクッション20よりも下方に移動することが規制されている。
The
シートバック21の一方のサイド部21aの上端に、上側の凸部90からなる第1支持部91が形成されている。図2は、上側の凸部90の水平方向に沿う断面を示している。上側の凸部90は、シートバック前面35から車両前方に突出している。上側の凸部90は、シートバック本体部21cと共通のパッド部材41とカバー部材42等によって、シートバック本体部21cと一体に形成されている。
A
上側の凸部90からなる第1支持部91は、シートバック前面35に連なる斜面92を含んでいる。斜面92は、シート側面36に近付くにつれて前方への突出量が大きくなるように傾斜している。図1と図2に示されるように、シートベルト75の肩ベルト部75bがシートバック前面35に沿って配置された状態において、肩ベルト部75bが第1支持部91の斜面92に接することにより、肩ベルト部75bがシート側面36方向に移動することが抑制される。
The
シートバック21のサイド部21aの下部(上側の凸部90の下方)には、下側の凸部95からなる第2支持部96がシートバック本体部21cと一体に形成されている。下側の凸部95は、上側の凸部90と同様に、車両前方に突出している。下側の凸部95は、シートバック前面35から車両前方に突出する下面97(図4等に示す)を含んでいる。図4に示されるように、第2支持部96の突出量H2は、第1支持部91の突出量H1よりも小さい。シートバック21が起立した状態において、下側の凸部95の下面97は、前上がりの斜面となっている。
A
図3は、下側の凸部95の水平方向に沿う断面を示している。下側の凸部95は、シートバック本体部21cと共通のパッド部材41およびカバー部材42等によって構成されている。図3に示されるようにタング79の幅W1はシートベルト75の幅W2よりも大きいため、タング79の側部79aを凸部95の下面97に当接させることができる。タングストッパ85(図1と図5等に示す)は、タング79が凸部95付近に位置するようタング79に支持している。
FIG. 3 shows a cross section of the
図1に示すようにシート12が前進位置に移動し、シートバック21の後側に腰ベルトアンカレッジ76と肩ベルトアンカレッジ77が位置した状態において、使用しないシートベルト75の肩ベルト部75bをシートバック前面35に沿わせるとともに、図2に示すように肩ベルト部75bの一部を第1支持部91の斜面92付近に配置する。また図3に示すようにシートベルト75をシートバック前面35に沿わせた状態において、タング79を第2支持部96の下面97に下側から当てる。
As shown in FIG. 1, when the
この状態のもとで、リトラクタ78の巻取り作用による張力がシートベルト75に加わると、肩ベルト部75bが第1支持部91に接することにより、肩ベルト部75bがシート側面36に向かって摺り動くことが抑制される。またタング79が第2支持部96の下面97に当たることにより、タング79とシートベルト75が上方に移動すること(せり上がり)が抑制される。
Under this state, when tension due to the retracting action of the
このように肩ベルト部75bとタング79とがシートバック前面35に保持されているため、乗員がシート12に座ったときに、乗員の手元付近にタング79が存在する。このためタング79を容易につかむことができる。肩ベルト部75bもシートバック前面35に沿っているため、肩ベルト部75bを容易につかむことができる。よって、シートベルト75の装着を容易に行なうことができる。
Since the
またシートベルト75を使用しないときに、リトラクタ78の巻取りによる張力がシートベルト75に働くことにより、第1支持部91と第2支持部96とによって、肩ベルト部75bとタング79がシートバック前面35に保持される。このため走行中に車両が揺れても、タング79が車室内壁のトリム材などに当たることによって生じる異音を防止することもできる。しかも第1支持部91と第2支持部96はシートバック21の一部であるため、ベルトフック等の別部品をシートや車体に後付けする必要がなく、部品数が増えたり組付工数が増えたりするなどの問題も生じないし、安全でもある。
Further, when the
図5は、タング79がバックル80に挿入された状態(乗員は省略)を示している。シート12に座った乗員がシートベルト75を着用するには、周知のとおり、腰ベルト部75aを乗員の腰部に沿わせるとともに、肩ベルト部75bを乗員の肩から腰にかけて斜めに沿わせ、タング79をバックル80に挿入し固定する。
FIG. 5 shows a state in which the
図6は、シート12,13を図1に示す前進位置から後方に移動(スライド)させた状態を示している。シート12,13が後方に移動し、肩ベルト部75bとタング79とがシートバック21,26の横または前方に位置すると、タング79をつかんでシートベルト75を装着することができる。
FIG. 6 shows a state in which the
図7は、第2のシートバック26が前側に倒れてシートクッション25上に重なった状態を示している。第1のシートバック21も同様に前側に倒してシートクッション20上に重ねることができる。シートバック21が前方に倒れるときには、図2中に矢印Aで示すように肩ベルト部75bが斜面92に沿ってシート側面36に向かって滑りながら移動し、ついには肩ベルト部75bが第1支持部91から外れる。また第2支持部96においては、タング79が下面97を滑りつつ上方に移動することにより第2支持部96から外れる。このため、シートバック21を倒す際にシートベルト75によってシートバック21の倒れ動作が妨げられてしまうことを回避できる。
FIG. 7 shows a state in which the second seat back 26 has fallen forward and overlapped on the
本実施形態の上側の凸部90と下側の凸部95とは、いずれもシートバック21の一方のサイド部21a(車室内壁側のサイド部)のみに設けられている。すなわち車両中央側のサイド部21bには凸部90,95に相当する凸部が形成されていない。このためシートバック21が前側に倒されてシートクッション25上に重ねられた状態において、凸部90,95がバックル80に当たることがない。よって、シートバック21をシートクッション25上に十分密接させて重ねることができる。
The upper
なお、他の実施形態として、上側の凸部90と下側の凸部95に、シートバック本体部21cのパッド部材41よりも硬度の大きい硬質ウレタン等の異硬度パッド部材を用い、この異硬度パッド部材をパッド部材41と一体成形してもよい。このように必要に応じて凸部90,95に部分異硬度パッド部材を用いた場合には、第1支持部91と第2支持部96とをシートバック本体部26cよりも硬くすることができるため、肩ベルト部75bとタング79をより確実に支持することが可能である。
As another embodiment, different hardness is used for the
図8は、第2の実施形態に係る車両用シート12´,13´を示している。シートバック21´,26´の車室内壁側のサイド部に、それぞれ、上下方向に延びる縦長の隆起部100が形成されている。隆起部100は、シートバック本体部と共通のパッド部材と表皮等によって構成されている。しかもこの隆起部100は、上側の凸部90と下側の凸部95とが一体に連なるよう形成されている。上側の凸部90からなる第1支持部91に斜面92が形成されている。下側の凸部95からなる第2支持部96に下面97が形成されている。それ以外の構成と効果は第1の実施形態(図1〜図7)のシートバック21,26と共通であるため、第1の実施形態と共通の箇所に共通の符号を付して説明を省略する。
FIG. 8 shows vehicle seats 12 'and 13' according to the second embodiment. Long
さらに別の実施形態として、前記隆起部100のパッド部材にシートバック本体部のパッド部材よりも硬質の樹脂発泡体をシートバック本体部のパッド部材と同時に発泡成形してなる部分異硬度パッド部材を用いてもよい。このような部分異硬度パッド部材を隆起部100に用いた場合には、第1支持部91と第2支持部96とをシートバック本体部よりも硬くすることができる。
As yet another embodiment, a partially different hardness pad member formed by foam molding a resin foam harder than the pad member of the seat back main body portion simultaneously with the pad member of the seat back main body portion on the pad member of the raised
なお本発明を実施するに当たり、シートの形状やデザイン等をはじめとして、上側の凸部からなる第1支持部と、下側の凸部からなる第2支持部など本発明の車両用シートやシートベルト装置を構成する各要素の構造及び配置等の態様を適宜に変更して実施できることは言うまでもない。また本発明はフロントシートに適用することもできるし、3列シートを有する車両において、2番目のシートや最後列のシートに適用することもできる。 In carrying out the present invention, the vehicle seat and seat of the present invention, such as the first support portion consisting of the upper convex portion and the second support portion consisting of the lower convex portion, including the shape and design of the seat, etc. Needless to say, the structure and arrangement of the elements constituting the belt device can be changed as appropriate. Further, the present invention can be applied to the front seat, and can also be applied to the second seat or the last seat in a vehicle having three rows of seats.
11…車室、11a,11b…車室内壁、12,13…シート、20…シートクッション、21…シートバック、21a…一方のサイド部、21b…他方のサイド部、21c…シートバック本体部、25…シートクッション、26…シートバック、26a…一方のサイド部、26b…他方のサイド部、26c…シートバック本体部、35…シートバック前面、36…シート側面、71,72…シートベルト装置、75…シートベルト、75a…腰ベルト部、75b…肩ベルト部、76…腰ベルトアンカレッジ、77…肩ベルトアンカレッジ、79…タング、90…上側の凸部、91…第1支持部、92…斜面、95…下側の凸部、96…第2支持部、97…下面、100…隆起部
DESCRIPTION OF
Claims (7)
前記一方のサイド部の上端に形成された上側の凸部からなり、車両前方に突出し、シートベルトの肩ベルト部をシートバック前面に沿わせた状態において前記肩ベルト部を支持し、前記肩ベルト部がシート側面に向かって摺り動くことを抑制する第1支持部と、
前記一方のサイド部の下部に形成された下側の凸部からなり、車両前方に突出し、前記肩ベルト部を前記シートバック前面に沿わせた状態において前記シートベルトのタングを支持し、前記タングが上方に移動することを抑制する第2支持部と、
を具備したことを特徴とする車両用シート。 A seat cushion and a seat back, wherein the seat back is one side portion located on the vehicle interior wall side, the other side portion located on the vehicle interior center side, and a seat back body between these both side portions. A vehicle seat including a portion,
It consists of an upper convex part formed at the upper end of the one side part, protrudes forward of the vehicle, supports the shoulder belt part in a state where the shoulder belt part of the seat belt is along the front surface of the seat back , and the shoulder belt a first support portion which part is to prevent the movement of sliding towards the seat side,
It comprises a lower convex portion formed at the lower portion of the one side portion , protrudes forward of the vehicle, supports the tongue of the seat belt in a state where the shoulder belt portion is along the front surface of the seat back , and the tongue There a second supporting part to prevent the movement upward,
A vehicle seat characterized by comprising:
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