JP6439010B1 - 動画視聴システム - Google Patents

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Abstract

【課題】表示画面が直接カメラやビデオカメラなどで撮影されることにより不正にコピーされた場合であっても、不正コピーを行った者(該不正コピーが流出した場合には流出元)を特定することが可能な動画視聴システムを提供する。
【解決手段】動画視聴システム1は、動画配信サーバ3と動画再生端末5とを備えている。動画配信サーバ3は、ストリーミング動画データを生成するストリーミングデータ生成部32と、配信要求者(視聴者)を特定可能な情報が含まれたウォータマークを生成するウォータマーク生成部33と、ストリーミング動画データ及びウォータマークを送信する送信部35bとを備える。動画再生端末5は、ストリーミング動画データ及びウォータマークを受信する受信部55aと、ストリーミング動画データを再生して表示する際に、ストリーミング動画の表示画面内にウォータマークを重ねて可視的に表示する表示部53とを備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、動画視聴システムに関する。
従来から、画像や映像などのデジタルコンテンツの不正コピーや不正使用を防止するために、識別用情報としてのウォータマーク(電子透かし)が用いられている。
ここで、例えば、特許文献1には、コンテンツの不正使用を防止しつつ、コンテンツの販売、流通を容易に行えるようにするために、動画像に係るコンテンツに、購入者IDを不可視の電子透かし1として埋め込むとともに、試用であることを示す「見本」という文字を可視の電子透かし2として埋め込む技術(コンテンツ販売システム)が開示されている。
この特許文献1に記載されたコンテンツ販売システムによれば、購入者は、試写、試聴したコンテンツを正式に購入するときに、所有者端末から専用の秘密鍵を受け取り、この秘密鍵を用いて可視の電子透かし2(「見本」という文字)を除去する。そのため、この秘密鍵を入手しなければ、「見本」という文字が常にコンテンツに表示され、このコンテンツの商品価値は下がることとなる。また、コンテンツを正当に購入しても、複製や販売を行えば、コンテンツに埋め込まれた不可視の電子透かし1を検出することにより不正購入者を特定することができる。
特開2002−236669号公報
上述したように、特許文献1に記載の技術(コンテンツ販売システム)によれば、コンテンツを正当に購入した者であっても、複製、販売を行えば、そのコンテンツに埋め込まれた不可視の電子透かし1を検出することにより不正購入者を特定することができる。
しかしながら、特許文献1に記載の技術では、例えば、表示画面(視聴画面)が直接カメラやビデオカメラなどで撮影された場合、動画コンテンツや動画内に含まれる情報の流出を防ぐことはできず、また流出元の特定が困難であった。
ところで、ストリーミング動画は、動画再生端末内(メモリやHDD等)に動画データを残すことなく動画を視聴者に提供することができる。そのため、動画データの不正コピーを防ぐことができ、動画コンテンツや動画内に含まれる情報の流出を防ぐことができる。しかしながら、上述した場合と同様に、表示画面(視聴画面)が直接カメラやビデオカメラなどで撮影された場合、動画コンテンツや動画内に含まれる情報の流出を防ぐことはできず、また流出元の特定が困難であった。
本発明は、上記問題点を解消するためになされたものであり、表示画面(ストリーミング動画)が直接カメラやビデオカメラなどで撮影されることにより不正にコピーされた場合であっても、不正コピーを行った者(該不正コピーが流出した場合には流出元)を特定することが可能な動画視聴システムを提供することを目的とする。
本発明に係る動画配信サーバは、ストリーミング動画の配信要求を受信する受信手段と、配信要求に応じてストリーミング動画データを生成する動画生成手段と、ストリーミング動画の配信要求者を特定可能な情報が含まれたウォータマークを生成するウォータマーク生成手段と、ストリーミング動画データが再生されて表示される際に、ストリーミング動画の表示画面内にウォータマークが可視的に表示されるように、ストリーミング動画データ及びウォータマークを送信する送信手段とを備えることを特徴とする。
本発明に係る動画配信サーバによれば、配信要求者(すなわち視聴者)を特定可能な情報が含まれたウォータマーク(電子透かし)が生成され、ストリーミング動画データが再生されて表示される際に、ストリーミング動画の表示画面内にウォータマークが可視的に表示されるように、ストリーミング動画データ及びウォータマークが送信(配信)される。そのため、表示画面(ストリーミング動画)がカメラやビデオ等で撮影されたとしても、撮影された表示画面内に写っているウォータマークから視聴者(撮影者)を特定することができる。その結果、表示画面(ストリーミング動画)が直接カメラやビデオカメラなどで撮影されることにより不正にコピーされた場合であっても、不正コピーを行った者(該不正コピーが流出した場合には流出元)を特定することが可能となる。
本発明に係る動画配信サーバでは、受信手段が配信要求者のログイン情報を受信し、ウォータマーク生成手段が、ログイン情報を用いてウォータマークを生成することが好ましい。
この場合、配信要求者(視聴者)のログイン情報を用いて、視聴者(撮影した場合には撮影者(不正コピー者)/流出させた場合には流出元)を特定可能なウォータマークを得ることができる。
本発明に係る動画配信サーバでは、ウォータマーク生成手段が、配信要求者を特定可能な情報を暗号化して、ウォータマークを生成することが好ましい。
この場合、配信要求者を特定可能な情報が暗号化されてウォータマークが生成される。そのため、視聴者(撮影者/不正コピー者)は、ウォータマークの生成パターンを類推(予想)することが困難となる。よって、例えば、画像加工などによるウォータマークの改ざんを防止することが可能となる。
本発明に係る動画配信サーバでは、ウォータマーク生成手段が、配信要求者のログイン情報と対応付けて生成される視聴履歴情報を暗号化して、ウォータマークを生成することが好ましい。
この場合、配信要求者のログイン情報と対応付けられた視聴履歴情報が生成され、該視聴履歴情報が暗号化されて、ウォータマークが生成される。すなわち、ログイン情報すべてを暗号化するのではなく、よりデータ量の小さい視聴履歴情報のみを暗号化することで、ウォータマークを短くすることが可能となる。
本発明に係る動画配信サーバでは、ウォータマーク生成手段が、視聴履歴情報を暗号化することにより、4〜6文字の英数字列からなるウォータマークを生成することが好ましい。
この場合、視聴履歴情報が暗号化されることにより、該視聴履歴情報が4〜6文字の英数字列(すなわち比較的短い文字列)に変換される。そのため、表示画面が直接撮影された場合に、ウォータマークの欠損(一部が写っていないこと)を防止できる。ここで、文字列(ウォータマーク)が長くなると、例えば画質劣化や情報欠落(部分的な欠損)が生じた場合などに、文字列(ウォータマーク)の判別が不可能になる可能性が高まり、流出元の特定が困難となるおそれがある。これに対し、文字列(ウォータマーク)を短くすることにより、画質劣化や情報欠落などに対する耐久性を向上することができる。また、文字列(ウォータマーク)を短くすることで、表示画面に複数の文字列(ウォータマーク)を配置することが可能となる。
本発明に係る動画配信サーバでは、受信手段が、表示画面に対するキャプチャ操作が検出されたことを示す情報を受信し、受信手段によってキャプチャ操作が検出されたことを示す情報が受信された場合に、送信手段が、キャプチャ操作が検出されたことを示す情報を記載した電子メールを、予め登録されている管理者の電子メールアドレス宛てに自動的に送信することが好ましい。
この場合、表示画面に対するキャプチャ操作が検出されたことを示す情報が受信された場合に、キャプチャ操作が検出されたことを示す情報が記載された電子メールが、予め登録されている管理者の電子メールアドレス宛てに自動的に送信される。そのため、表示画面(視聴画面)がキャプチャ操作によって取り込まれたことを管理者(コンテンツ管理者)に通知することが可能となる。その結果、管理者(コンテンツ管理者)は、動画再生中のキャプチャ操作により情報流出の可能性があることを知ることができ、情報流出を防ぐ対策を取ることができる。
本発明に係る動画再生端末は、上記動画配信サーバから送信されたストリーミング動画データ及びウォータマークを受信する端末側受信手段と、端末側受信手段により受信されたストリーミング動画データを再生して表示する際に、ストリーミング動画の表示画面内にウォータマークを可視的に表示する表示手段とを備えることを特徴とする。
本発明に係る動画再生端末によれば、配信要求者(すなわち視聴者)を特定可能な情報が含まれたウォータマークが受信され、ストリーミング動画データが再生されて表示される際(動画再生中)に、ストリーミング動画の表示画面内にウォータマークが可視的に表示される。そのため、ストリーミング動画をカメラやビデオ等で撮影されたとしても、撮影された表示画面内に写っているウォータマークから視聴者(撮影者)を特定することができる。その結果、表示画面(ストリーミング動画)が直接カメラやビデオカメラなどで撮影されることにより不正にコピーされた場合であっても、不正コピーを行った者(該不正コピーが流出した場合には流出元)を特定することが可能となる。
本発明に係る動画再生端末では、表示手段が、ストリーミング動画の表示画面内に、複数のウォータマークを表示することが好ましい。
この場合、ストリーミング動画の表示画面内に、複数のウォータマークが表示される。よって、例えば、表示画面の一部(一角)のみが切り取られた場合であっても、ウォータマークの欠落を防ぐことが可能となる。
その際に、本発明に係る動画再生端末では、表示手段が、複数のウォータマークを、ストリーミング動画の表示画面の全領域に略均等に配置して表示することが好ましい。
この場合、複数のウォータマークが、ストリーミング動画の表示画面の全領域に略均等に配置されて表示される。よって、例えば、画面の一部のみが切り取られた場合であっても、ウォータマークの欠落をより確実に防ぐことが可能となる。
本発明に係る動画再生端末では、表示手段が、ウォータマークを縁取り文字で表示することが好ましい。
ところで、ウォータマークを表示画面内(視聴画面内)に配置する際、動画の視聴を妨げないように薄く重ねて表示することが好ましいが、背景となる動画の色と文字(ウォータマーク)の色とが近い場合に判別が困難になるおそれがある。しかしながら、この場合、ウォータマークが縁取り文字で表示されるため、動画の視聴を妨げないように薄く重ねて表示したとしても、背景との区別がつきやすく、ウォータマークを確実に認識(抽出)することが可能となる。
本発明に係る動画再生端末では、表示手段が、ストリーミング動画の表示を開始する前に、ウォータマークには視聴者を特定可能な情報が含まれていることを表示することが好ましい。
この場合、ストリーミング動画の表示(再生)が開始される前に、ウォータマークには視聴者(配信要求者)を特定可能な情報が含まれていることが表示される。よって、事前に視聴者に知らせることで、視聴者の同意を得た上で動画配信を行うことができる。また、不正コピーをしようとしている者に対しては警告となるため、不正コピーに対する抑止効果(機密情報の流出を抑止する効果)を発揮することができる。
本発明に係る動画再生端末は、表示画面に対するキャプチャ操作を検出する検出手段と、検出手段によりキャプチャ操作が検出されたときに、キャプチャ操作が検出されたことを示す情報を動画配信サーバに自動的に送信する端末側送信手段とをさらに備えることが好ましい。
この場合、キャプチャ操作が検出されたときに、キャプチャ操作が検出されたことを示す情報が動画配信サーバに自動的に送信される。そのため、表示画面が撮影された場合に加えて、表示画面がキャプチャされた場合にも、キャプチャ操作を行った視聴者を特定することが可能となる。
本発明に係る動画再生端末では、表示手段が、ストリーミング動画の表示を開始する前に、キャプチャ操作が検出された場合にはキャプチャ操作の検出情報が通知されることを表示することが好ましい。
この場合、ストリーミング動画の表示が開始される前に、キャプチャ操作が検出された場合にはキャプチャ操作の検出情報が通知されることが表示される。よって、キャプチャ操作を監視していることを事前に視聴者に知らせることで、視聴者の同意を得た上で動画配信を行うことができる。また、不正コピーをしようとしている者に対しては警告となるため、不正コピーに対する抑止効果(機密情報の流出を抑止する効果)を発揮することができる。
本発明に係る動画視聴システムは、上記いずれかの動画配信サーバと、上記いずれかの動画再生端末とを備えることを特徴とする。
本発明に係る動画視聴システムによれば、上記いずれかの動画配信サーバと、上記いずれかの動画再生端末とを備えているため、表示画面(ストリーミング動画)が直接カメラやビデオカメラなどで撮影されることにより不正にコピーされた場合であっても、不正コピーを行った者(該不正コピーが流出した場合には流出元)を特定することが可能となる。
本発明に係る動画再生端末は、動画配信サーバから送信されたストリーミング動画データを受信する端末側受信手段と、端末側受信手段により受信されたストリーミング動画データが再生されて表示される際に、ストリーミング動画の表示画面に対するキャプチャ操作を検出する検出手段と、検出手段によりキャプチャ操作が検出されたときに、キャプチャ操作が検出されたことを示す情報を動画配信サーバに自動的に送信する端末側送信手段とを備えることを特徴とする。
発明に係る動画再生端末によれば、キャプチャ操作が検出されたときに、キャプチャ操作が検出されたことを示す情報が動画配信サーバに自動的に送信される。そのため、表示画面がキャプチャ操作によって取り込まれたことを認識するとともに、キャプチャ操作を行った視聴者を特定することが可能となる。
本発明によれば、表示画面(ストリーミング動画)が直接カメラやビデオカメラなどで撮影されることにより不正にコピーされた場合であっても、不正コピーを行った者(該不正コピーが流出した場合には流出元)を特定することが可能となる。
第1実施形態に係る動画視聴システム(動画配信サーバ及び動画再生端末)の構成を示すブロック図である。 視聴ID(視聴履歴情報)の一例を示す図である。 ウォータマークが可視的に重ねて表示された表示画面(視聴画面)の一例を示す図である。 第1実施形態に係る動画視聴システム(動画配信サーバ及び動画再生端末)によるストリーミング動画配信処理(ウォータマーク重畳表示処理)の手順を示すシーケンス図である。 第2実施形態に係る動画視聴システム(動画配信サーバ及び動画再生端末)の構成を示すブロック図である。 第2実施形態に係る動画視聴システム(動画配信サーバ及び動画再生端末)によるストリーミング動画配信処理(キャプチャ操作監視処理)の手順を示すシーケンス図である。
以下、図面を参照して本発明の好適な実施形態について詳細に説明する。なお、図中、同一又は相当部分には同一符号を用いることとする。また、各図において、同一要素には同一符号を付して重複する説明を省略する。
(第1実施形態)
まず、図1を用いて、第1実施形態に係る動画視聴システム1(動画配信サーバ3及び動画再生端末5)の構成について説明する。図1は、第1実施形態に係る動画視聴システム1(動画配信サーバ3及び動画再生端末5)の構成を示すブロック図である。
動画視聴システム1は、動画配信サーバ3と、動画再生端末(クライアント端末)5とを備えて構成されている。特に、この動画視聴システム1は、表示画面(ストリーミング動画)が直接カメラやビデオカメラなどで撮影されることにより不正にコピーされた場合であっても、不正コピーを行った者(該不正コピーが流出した場合には流出元)を特定することを可能とする機能を有している。動画配信サーバ3と動画再生端末5とは、例えば、インターネットやLANなどの通信ネットワーク110を介して互いにデータの送受信が可能に構成されている。なお、通信ネットワーク110は有線式であっても無線式であってもよく、また双方を含んでいてもよい。また、図1では、動画再生端末5が1台の場合を例にして示したが、動画再生端末5は複数台であってもよい。
動画配信サーバ3は、動画再生端末5からのログイン及び動画の配信要求を受け付け、要求されたストリーミング動画及び該動画に重畳表示されるウォータマークを動画再生端末5へ配信する。動画配信サーバ3は、主として、認証部31と、ストリーミングデータ生成部32と、ウォータマーク(W/M)生成部33と、記憶部34と、通信部35(受信部35a、送信部35b)とを備えている。
認証部31は、通信部35(受信部35a)によって受信された動画再生端末5(配信要求者/視聴者)からのログイン要求に対して、認証を行う。ログイン認証を行う際に、認証部31は、動画再生端末5から受信した視聴者(配信要求者)の「視聴者ID」、「視聴者(動画再生端末5)のIPアドレス」及び「視聴日時(認証日時)」など(特許請求の範囲に記載のログイン情報に相当)を取得し、記憶部34(データベース)に記憶(記録)する。その際に、認証部31は、上記ログイン情報を、視聴履歴として、整数で表される視聴ID(特許請求の範囲に記載の視聴履歴情報に相当)と紐づけて(対応付けて)記憶部34に記憶する。
その後(ログイン認証後)、認証部31は、通信部35(受信部35a)によって受信された動画再生端末5からの動画配信要求(配信を要求する動画を特定可能な情報を含む)を受付ける。なお、その際に、認証部31は、表示画面(視聴画面)に表示されるウォータマークには視聴者(配信要求者)を特定可能な情報が含まれていることに視聴者が同意した場合にのみ、動画の配信要求を受付けることが好ましい。なお、動画の配信要求が受付けられた場合、その旨の情報がストリーミングデータ生成部32に出力される。
ストリーミングデータ生成部32は、動画の配信要求が受付けられた場合に、該配信要求に応じて記憶部34に記憶(格納)されている動画コンテンツからストリーミング動画データを生成する。すなわち、ストリーミングデータ生成部32は、特許請求の範囲に記載の動画生成手段として機能する。なお、生成されたストリーミング画像データは、通信部35(送信部35b)に出力される。
ウォータマーク生成部33は、上述した「視聴者ID」、「視聴者(動画再生端末5)のIPアドレス」などのログイン情報、すなわち視聴者(配信要求者)を特定可能な情報を用いて、当該情報が含まれたウォータマーク(電子透かし)を生成する。すなわち、ウォータマーク生成部33は、特許請求の範囲に記載のウォータマーク生成手段として機能する。本実施形態では、視聴者(配信要求者)を特定可能な情報として、上述した、ログイン情報と紐づけて登録された視聴ID(視聴履歴情報)を用い、当該視聴IDを暗号化して、ウォータマークを生成する構成とした。
特に、ウォータマーク生成部33は、視聴ID(視聴履歴情報)を暗号化することにより、該視聴IDをk桁(例えば4〜6桁)のn進数(例えば16進数(0〜9,a〜fの16個の文字で表される数字)〜62進数(0〜9,a〜z,A〜Zの62個の文字で表される数字))からなるウォータマークを生成する。すなわち、ウォータマーク生成部33は、視聴IDを暗号化し4〜6文字(4〜6桁)の英数字列(キー文字列)からなるウォータマークを生成する。なお、本実施形態では、該視聴IDを暗号化して5文字(5桁)の62進数からなる英数字列(キー文字列)に変換する構成とした。
このように視聴ID(視聴履歴情報)を暗号化することにより、ウォータマーク(キー文字列)のパターンの類推が困難になるため、ウォータマーク(キー文字列)改ざんを防止することができる。また、視聴IDのみを暗号化することにより、ウォータマーク(キー文字列)をより短くすることができる。そのため、ウォータマーク(キー文字列)の欠落(情報欠落)に対する耐久性が向上する。また、表示画面(視聴画面)に複数のウォータマーク(キー文字列)を配置することができる。
本実施形態では、ウォータマーク(キー文字列)を短くするため、独自のアルゴリズムに基づき暗号化を行った。ここで、暗号化の手順としては、まず、視聴ID(整数)を入力値とし、乱数でn進数(例えば16〜62進数)のヘッダの値を決める。次に、視聴IDを「キー文字列の数(k)−1(例えば4)桁」のn進数に変換する。続いて、ヘッダに対応するシフト数字列(各桁に対応した例えば1〜nの数)に基づいてそれぞれの桁の値をシフト(各桁毎に加算)する。また、ヘッダに対応するソート数字列(各桁に対応した例えば1〜(k−1)の数)に基づいてそれぞれの桁を並び替える。そして、ヘッダを所定の位置(j(≦k)桁目とj+1桁目)の間に挿入し、暗号(キー文字列)が完成する。生成されたウォータマーク(キー文字列)は、通信部35(送信部35b)に出力される。
記憶部34は、例えば、ハードディスクドライブ(HDD)、又は、SRAMや、DRAM、フラッシュメモリ(EEPROM)等のメモリから構成される。記憶部34は、上述したように、「視聴者ID」、「視聴者(動画再生端末5)のIPアドレス」及び「視聴日時(認証日時)」を、視聴履歴として、整数で表される視聴IDと紐づけて(対応付けて)記憶する。ここで、記憶部34に記憶される視聴履歴情報の一例を図2に示す。また、記憶部34は、動画コンテンツも記憶している。
通信部35は、ネットワーク110を介して行われる通信の制御を行うネットワークインターフェースである。通信部35は、例えばTCP/IPなどのプロトコルに従ってデータ通信を行う。通信部35は、データを受信する受信部35a(特許請求の範囲に記載の受信手段に相当)と、データを送信する送信部35b(特許請求の範囲に記載の送信手段に相当)とを備えている。
上述したように、受信部35aは、動画再生端末5(視聴者/配信要求者)からのログイン要求やストリーミング動画の配信要求などを受信する。一方、送信部35bは、ストリーミングデータ生成部32により生成されたストリーミング画像データ、及び、ウォータマーク生成部33により生成されたウォータマークを、動画再生端末5(視聴者/配信要求者)に対して送信する。すなわち、送信部35bは、ストリーミング動画データが再生されて表示される際に、ストリーミング動画の表示画面内にウォータマークが可視的に表示されるように、ストリーミング動画データ及びウォータマークを送信する。そのため、送信部35bは、ストリーミング動画データを送信する際に、例えば、ウォータマークを、ストリーミング動画データのタイムライン上に付加して送信する。
一方、動画再生端末5は、例えば、パーソナルコンピュータ(PC)やスマートフォン等の端末(クライアント端末)である。視聴者は、動画再生端末5から動画配信サーバ3にログインして動画の配信要求を行うことにより、ストリーミング動画を視聴することができる。動画再生端末5は、主として、入力部51と、ウォータマーク重ね合わせ部52と、表示部53と、通信部55(受信部55a、送信部55b)とを備えている。
入力部51は、例えば、キーボードやポインティングデバイス、又はタッチパネルなどから構成され、視聴者からのログイン要求や動画の配信要求などの操作入力を受付ける。視聴者(配信要求者)は、動画配信サーバ3にログインする際に、ログイン画面を開いて視聴者IDなどを入力する。また、視聴者は、動画配信サーバ3に対して動画の配信を要求する際に、動画配信要求画面から配信を希望する動画コンテンツなどを選んで入力する。入力された情報、及び付加情報(IPアドレスなど)は、通信部55(送信部55b)に出力される。
ウォータマーク重ね合わせ部52は、動画配信サーバ3から受信されたストリーミング動画データにウォータマーク(キー文字列)を重ね合わせて出力する。その際に、ウォータマーク重ね合わせ部52は、複数のウォータマークを、ストリーミング動画の表示画面の全領域に均等(又は略均等)に配置して重ね合わせる。ウォータマーク重ね合わせ部52によってウォータマークが重ねられたストリーミング動画データは表示部53に出力される。
表示部53(特許請求の範囲に記載の表示手段に相当)は、例えば液晶ディスプレイ(LCD)などからなる。表示部53は、例えば、視聴者がログインや動画の配信要求などの操作を行うための各種情報、注意喚起画面(詳細は後述する)、及びストリーミング動画などを表示する。
表示部53は、ウォータマーク重ね合わせ部52によってウォータマーク(キー文字列)が重ねられたストリーミング動画データを表示する。すなわち、表示部53は、ストリーミング動画の表示画面内にウォータマークを重ねて可視的に表示する。より具体的には、表示部53は、複数のウォータマークを、表示画面の全領域に均等に配置して表示する。また、表示部53は、表示画面内に、複数のウォータマーク(キー文字列)を、ストリーミング動画の視聴を妨げないように薄く重ねて表示する。なお、背景となる動画の色と文字の色とが近い場合に判別が困難になることから、文字は縁取り文字とし、背景との区別をつけやすくする。
ここで、ウォータマークが可視的に重ねて表示された表示画面(視聴画面)の一例を図3に示す。図3に示した例では、49個のウォータマーク(キー文字列)が、表示画面全体にマトリックス状(7行7列)に配置されて表示されている。なお、ウォータマーク(キー文字列)の文字サイズ、色、濃度(透過度)、数、配置などは、例えばシステム設定メニューより指定可能(設定可能)とすることが好ましい。
さらに、表示部53は、ストリーミング動画データの表示を開始する前に、ウォータマークには視聴者を特定可能な情報が含まれていること(注意喚起画面)を表示し、視聴者に同意を求める。なお、ここで、視聴者が同意した場合、視聴者が当該視聴者を特定可能なウォータマークが表示されることに同意した旨の情報(ウォータマーク表示同意情報)が動画配信サーバ3に送信される。動画配信サーバ3は、ウォータマーク表示同意情報を受信した場合に、ストリーミング動画の配信を行う。
通信部55は、ネットワーク110を介して行われる通信の制御を行うネットワークインターフェースである。通信部55は、例えばTCP/IPなどのプロトコルに従ってデータ通信を行う。通信部55は、データを受信する受信部55a(特許請求の範囲に記載の端末側受信手段に相当)と、データを送信する送信部55b(特許請求の範囲に記載の端末側送信手段に相当)とを備えている。
上述したように、受信部55aは、動画配信サーバ3から送信されたストリーミング動画データやウォータマークなどを受信する。一方、送信部55bは、ログイン要求、動画配信要求、及びウォータマーク表示同意情報などを動画配信サーバ3に対して送信する。
次に、図4を参照しつつ、動画視聴システム1(動画配信サーバ3及び動画再生端末5)の動作について説明する。ここで、図4は、動画視聴システム1(動画配信サーバ3及び動画再生端末5)によるストリーミング動画配信処理(ウォータマーク重畳表示処理)の手順を示すシーケンス図である。
まず、ステップS100において、動画再生端末5の入力部51により、視聴者(配信要求者)による動画配信サーバ3へのログインを要求する操作入力(視聴者IDなど)が受付けられると、通信部55(送信部55b)から、ログイン要求が動画配信サーバ3に対して送信される(ステップS102)。
動画配信サーバ3の通信部35(受信部35a)により、ログイン要求が受信されると、認証部31により、ログインの認証が行われる(ステップS104)。また、ログイン情報(視聴者ID、IPアドレス、視聴日時など)が視聴ID(視聴履歴情報)と紐づけられて記憶部34に記憶(記録)される。そして、ログインを認証した旨の情報が、動画視聴端末5に対して返信される(ステップS106)。
続いて、ステップS108において、動画再生端末5の入力部51により、視聴者(配信要求者)による動画の配信を要求する操作入力(配信希望動画特定情報など)が受付けられると、通信部55(送信部55b)から、動画の配信要求が動画配信サーバ3に対して送信される(ステップS110)。
動画配信サーバ3により動画の配信要求が受付けられた場合、動画配信を開始する前に、表示画面(視聴画面)内に重ねて表示されるウォータマーク(W/M)には視聴者を特定可能な情報が含まれていることを事前に知らせて(注意喚起して)同意を得るための情報が、動画再生端末5に送信される(ステップS112)。そして、表示画面上に重ねて表示されるウォータマークには視聴者を特定可能な情報が含まれていることが、動画再生端末5の表示部53に表示される(ステップS114)。そこで、視聴者が、表示画面上に重ねて表示されるウォータマークには視聴者を特定可能な情報が含まれていること(注意喚起)に同意した場合、同意した旨を示す情報(ウォータマーク表示同意情報)が動画配信サーバ3に対して返信される(ステップS116)。
表示画面(視聴画面)内に重ねて表示されるウォータマークには視聴者を特定可能な情報が含まれていること(注意喚起)に同意した旨の返信(ウォータマーク表示同意情報)が受信された場合、動画配信サーバ3のストリーミングデータ生成部32において、視聴者が希望する動画コンテンツのストリーミングデータが生成される(ステップS118)。また、視聴IDが暗号化されることによりウォータマーク(キー文字列)が生成される(ステップS120)。なお、ウォータマーク(キー文字列)の生成方法については上述したとおりであるので、ここでは詳細な説明を省略する。そして、ステップS118で生成されたストリーミングデータ及びステップS120で生成されたウォーマーク(キー文字列)が動画再生端末5に対して送信される(ステップS122)。
ステップS124では、動画再生端末5によってストリーミングデータ及びウォータマーク(キー文字列)が受信され、ストリーミング画像の表示画面(視聴画面)にウォータマーク(キー文字列)が可視的に重畳されて表示部53に表示される。なお、その際に、図3に示したように、複数のウォータマーク(キー文字列)が表示画面全体に配列されて表示される。
以上、詳細に説明したように、本実施形態によれば、ストリーミング動画データが再生されて表示される際(動画再生中)に、ストリーミング動画の表示画面内に配信要求者(すなわち視聴者)を特定可能な情報(視聴ID)が含まれたウォータマークが可視的に表示される。そのため、ストリーミング動画をカメラやビデオ等で撮影されたとしても、撮影された表示画面内に写っているウォータマークから視聴者(撮影者)を特定することができる。その結果、表示画面(ストリーミング動画)が直接カメラやビデオカメラなどで撮影されることにより不正にコピーされた場合であっても、不正コピーを行った者(該不正コピーが流出した場合には流出元)を特定することが可能となる。
本実施形態によれば、配信要求者(視聴者)を特定可能な情報(視聴ID)が暗号化されてウォータマークが生成される。そのため、視聴者(撮影者/不正コピー者)は、ウォータマークの生成パターンを類推(予想)することが困難となる。よって、例えば、画像加工などによるウォータマークの改ざんを防止することが可能となる。
本実施形態によれば、配信要求者のログイン情報と対応付けられた視聴ID(視聴履歴情報)が生成され、該視聴IDが暗号化されて、ウォータマーク(キー文字列)が生成される。すなわち、ログイン情報すべてが暗号化されるのではなく、よりデータ量の小さい視聴ID(視聴履歴情報)のみが暗号化されることで、ウォータマーク(キー文字列)を短くすることが可能となる。
本実施形態によれば、視聴ID(視聴履歴情報)が暗号化されることにより、該視聴IDが5文字(5桁)の英数字列(すなわち比較的短い文字列)に変換される。そのため、表示画面が直接撮影された場合に、ウォータマークの欠損(一部が写っていないこと)を防止することができる。
また、本実施形態によれば、ストリーミング動画の表示画面内に、複数のウォータマーク(キー文字列)が表示される。よって、例えば、画面の一部のみが切り取られた場合であっても、ウォータマーク(キー文字列)の欠落を防ぐことが可能となる。
特に、本実施形態によれば、ストリーミング動画の表示画面(視聴画面)の全領域に複数のウォータマーク(キー文字列)が均等に配置されて表示される。よって、例えば、画面の一部のみが切り取られた場合であっても、ウォータマーク(キー文字列)の欠落をより確実に防ぐことが可能となる。
本実施形態によれば、ウォータマーク(キー文字列)が縁取り文字で表示されるため、動画の視聴を妨げないように薄く重ねて表示したとしても、背景との区別がつきやすく、ウォータマーク(キー文字列)を確実に認識(抽出)することが可能となる。
本実施形態によれば、ストリーミング動画の表示が開始される前に、ウォータマークには視聴者を特定可能な情報が含まれていること(注意喚起画面)が表示される。よって、事前に視聴者に知らせることで、視聴者の同意を得た上で動画配信を行うことができる。また、不正コピーをしようとしている者に対しては警告となるため、不正コピーに対する抑止効果(機密情報の流出を抑止する効果)を発揮することができる。
(第2実施形態)
上述した第1実施形態では、表示画面に視聴者を特定可能なウォータマークを可視的に表示することによって、直接カメラやビデオカメラで撮影されることによる不正コピーを防止したが(不正コピー者/流出元を特定可能としたが)、さらに加えて、キャプチャ操作による表示画面の取り込みを防止する(キャプチャ操作者/流出元を特定可能とする)構成とすることもできる。
そこで、次に、図5を用いて、キャプチャ監視機能を有する第2実施形態に係る動画視聴システム1B(動画配信サーバ3B及び動画再生端末5B)について説明する。ここでは、上述した第1実施形態と同一・同様な構成については説明を簡略化又は省略し、異なる点を主に説明する。図5は、第2実施形態に係る動画視聴システム1B(動画配信サーバ3B及び動画再生端末5B)の構成を示すブロック図である。なお、図5において第1実施形態と同一又は同等の構成要素については同一の符号が付されている。
動画視聴システム1Bは、動画配信サーバ3、動画再生端末5に代えて、動画配信サーバ3B、動画再生端末5Bを備えて構成されている点で、上述した動画視聴システム1と異なっている。動画配信サーバ3B、動画再生端末5Bは、キャプチャ操作監視機能をさらに有している点で上述した動画配信サーバ3、動画再生端末5と異なっている。より具体的には、動画再生端末5Bは、上述した動画再生端末5の構成に加えて、キャプチャ操作検出部57をさらに備えている。同様に、動画配信サーバ3Bは、上述した動画配信サーバ3の構成に加えて、電子メール(Email)生成部37をさらに備えている。
動画再生端末5Bのキャプチャ操作検出部57は、表示画面に対するキャプチャ操作を監視して検出する。すなわち、キャプチャ操作検出部57は、特許請求の範囲に記載の検出手段として機能する。より具体的には、キャプチャ操作検出部57は、ストリーミング動画再生前に視聴者の同意(キャプチャ操作の監視に対する同意)が得られた場合、ストリーミング動画の再生が行われている間、表示画面に対するキャプチャ操作の監視を行う。ここで、キャプチャ操作の監視とは、キャプチャ操作のキーが押されないこと、及び特定のキャプチャソフトが他プロセスで稼働していないことを監視することをいう。なお、動画再生プレイヤー(表示部53B)が非アクティブ状態となりキャプチャ操作の監視が出来なくなる場合は、動画再生プレイヤー画面(表示画面)をブラックアウトし、動画再生プレイヤーをアクティブ状態とするように視聴者に促すことが好ましい。
キャプチャ操作検出部57は、表示画面に対するキャプチャ操作を検出したときに、キャプチャ操作が検出されたことを示す情報(キャプチャ操作報告)を通信部55B(送信部55bB)に出力する。
通信部55B(送信部55bB)は、キャプチャ操作検出部57によってキャプチャ操作が検出されたときに、キャプチャ操作が検出されたことを示す情報(キャプチャ操作報告)を動画配信サーバ3Bに送信する。すなわち、通信部55B(送信部55bB)は、特許請求の範囲に記載の端末側送信手段として機能する。
なお、表示部53Bは、ストリーミング動画データの再生を開始する前に、表示画面に対するキャプチャ操作が検出された場合、キャプチャ操作の検出情報を通知すること(注意喚起画面)を表示し、視聴者に同意を求める。ここで、視聴者が同意した場合、視聴者が同意した旨の情報(キャプチャ監視同意情報)が動画配信サーバ3Bに送信される。
一方、動画配信サーバ3Bは、キャプチャ監視同意情報を受信した場合に、ストリーミング動画の配信を実行する。また、動画配信サーバ3Bの通信部35B(受信部35aB)は、表示画面(視聴画面)に対するキャプチャ操作が検出されたことを示す情報(キャプチャ操作報告)を受信する。キャプチャ操作が検出されたことを示す情報(キャプチャ操作報告)は、電子メール(Email)生成部37に出力される。なお、表示画面に対するキャプチャ操作が検出されたことを示す情報(キャプチャ操作報告)を受信した場合、動画配信サーバ3Bはそのログを視聴者IDなどと紐づけて記憶部34Bに記録する。
電子メール生成部37は、予め登録されている管理者(コンテンツ管理者)の電子メールアドレスを宛先とし、キャプチャ操作が検出されたことを示す情報、及びキャプチャ操作を行った視聴者の情報(例えば視聴者IDやIPアドレスなど)を記載した電子メールを自動的に生成する。生成された電子メールは通信部35B(送信部35bB)に出力される。
通信部35B(送信部35bB)は、電子メール生成部37によって生成された電子メール(キャプチャ操作が検出されたことを示す情報、及びキャプチャ操作を行った視聴者の情報(例えば視聴者IDやIPアドレスなど)が記載された電子メール)を、予め登録されている管理者(コンテンツ管理者)の電子メールアドレス宛てに自動的に送信する。
一方、上記電子メールが、管理者(コンテンツ管理者)の端末(例えばPC等)において受信されると、該電子メールがディスプレイにポップアップされる。これにより、管理者は、表示画像に対するキャプチャ操作が行われたこと、及びキャプチャ操作を行った視聴者を認識することができる。なお、その他の構成は、上述した第1実施形態と同一又は同様であるので、ここでは詳細な説明を省略する。
次に、図6を参照しつつ、動画視聴システム1B(動画配信サーバ3B及び動画再生端末5B)の動作について説明する。ここで、図6は、動画視聴システム1B(動画配信サーバ3B及び動画再生端末5B)によるストリーミング動画配信処理(キャプチャ操作通知処理)の手順を示すシーケンス図である。
ステップS200〜S210における処理は、上述したステップS100〜S110での処理と同じであるので、ここでは詳細な説明を省略する。
ステップS212では、表示画面上に重ねて表示されるウォータマークには視聴者を特定可能な情報が含まれていることに加えて、表示画面に対するキャプチャ操作が監視されていることを事前に知らせて(注意喚起して)同意を得るための情報が、動画再生端末5Bに送信される。そして、表示画面に重ねて表示されるウォータマークには視聴者を特定可能な情報が含まれていることに加えて、キャプチャ操作が監視されていることが、動画再生端末5Bの表示部53Bに表示される(ステップS214)。そこで、視聴者が、表示画面に重ねて表示されるウォータマークには視聴者を特定可能な情報が含まれていること、及びキャプチャ操作が監視されていること(注意喚起)に同意した場合、同意した旨を示す情報(ウォータマーク表示同意情報及びキャプチャ監視同意情報)が動画配信サーバ3Bに対して返信される(ステップS216)。
表示画面上に重ねて表示されるウォータマークには視聴者を特定可能な情報が含まれていること、及びキャプチャ操作が監視されていること(注意喚起)に同意した旨の返信(ウォータマーク表示同意情報及びキャプチャ監視同意情報)が受信された場合、動画配信サーバ3Bのストリーミングデータ生成部32において、視聴者が希望する動画コンテンツのストリーミングデータが生成される(ステップS218)。また、視聴IDが暗号化されることによりウォータマーク(キー文字列)が生成される(ステップS220)。なお、ウォータマーク(キー文字列)の生成方法については上述したとおりであるので、ここでは詳細な説明を省略する。そして、ステップS218で生成されたストリーミングデータ及びステップS220で生成されたウォーマーク(キー文字列)が動画再生端末5Bに対して送信される(ステップS222)。
ステップS224では、動画再生端末5Bによってストリーミングデータ及びウォータマーク(キー文字列)が受信され、ストリーミング画像の表示画面(視聴画面)にウォータマーク(キー文字列)が可視的に重畳され、表示部53Bに表示される。
ストリーミング動画が再生されている間、表示画面に対するキャプチャ操作の検出(監視)が行われる(ステップS226)。そして、表示画面に対するキャプチャ操作が検出された場合には、視聴者によるキャプチャ操作が検出された旨の情報(キャプチャ操作報告)が動画配信サーバ3Bへ送信される(ステップS228)。
視聴者によるキャプチャ操作が検出された旨の情報(キャプチャ操作報告)を受信した場合、動画配信サーバ3Bは、ログを記録する(ステップS230)とともに、キャプチャ操作が検出されたことを示す情報及びキャプチャ操作を行った視聴者の情報(例えば視聴者IDやIPアドレスなど)を記載した電子メールを自動的に生成する。そして、該電子メールを、予め登録されている管理者(コンテンツ管理者)の電子メールアドレス宛てに自動的に送信する。
本実施形態によれば、キャプチャ操作が検出されたときに、キャプチャ操作が検出されたことを示す情報(キャプチャ操作報告)が動画配信サーバ3Bに自動的に送信される。そのため、視聴画面が撮影された場合に加えて、視聴画面がキャプチャ操作によって取り込まれた場合にも、キャプチャ操作を行った視聴者を特定することが可能となる。
また、本実施形態によれば、表示画面のキャプチャ操作が検出されたことを示す情報(キャプチャ操作報告)が受信された場合に、キャプチャ操作が検出されたことを示す情報及びキャプチャ操作を行った視聴者の情報(例えば視聴者IDやIPアドレスなど)が記載された電子メールが、予め登録されている管理者の電子メールアドレス宛てに自動的に送信される。そのため、表示画面(視聴画面)がキャプチャ操作によって取り込まれたことを管理者(コンテンツ管理者)に通知することが可能となる。その結果、管理者(コンテンツ管理者)は、動画再生中のキャプチャ操作によって情報流出の可能性があることを知ることができ、情報流出を防ぐ対策を取ることができる。
さらに、本実施形態によれば、ストリーミング動画の表示が開始される前に、表示画面に対するキャプチャ操作が検出された場合にはキャプチャ操作の検出情報を通知すること(注意喚起画面)が表示される。よって、キャプチャ操作を監視していることを事前に視聴者に知らせることで、視聴者の同意を得た上で動画配信を開始することができる。また、不正コピーをしようとしている者に対しては警告となるため、不正コピーに対する抑止効果(機密情報の流出を抑止する効果)を発揮することができる。
以上、本発明の実施の形態について説明したが、本発明は、上記実施形態に限定されるものではなく種々の変形が可能である。例えば、ウォータマーク(キー文字列)の表示形態(大きさ、数、配置、フォント等)は上記実施形態には限られない。
上記実施形態では、視聴IDを暗号化してウォータマーク(キー文字列)を生成したが、他の特定情報(例えば、視聴者IDやIPアドレスなど)を暗号化してウォータマーク(キー文字列)を生成してもよい。また、暗号化の手法は上記実施形態には限られない。さらに、暗号化を行うことなく(上記情報を)ウォータマーク(キー文字列)として用いることもできる。
上記第2実施形態では、動画再生端末5Bが、ストリーミング動画データを再生して表示する際に、ストリーミング動画にウォータマークを重畳表示するとともに、表示画面のキャプチャ操作を監視する構成としたが、ストリーミング動画にウォータマークを重畳表示することなく、表示画面に対するキャプチャ操作のみを監視し、キャプチャ操作が検出されたときに、キャプチャ操作が検出されたことを示す情報を動画配信サーバに自動的に送信するする構成としてもよい。
1,1B 動画視聴システム
3,3B 動画配信サーバ
5,5B 動画再生端末
31 認証部
32 ストリーミングデータ生成部
33 ウォータマーク生成部
34,34B 記憶部
35,35B 通信部
35a,35aB 受信部
35b,35bB 送信部
37 電子メール生成部
51 入力部
52 ウォータマーク重ね合わせ部
53,53B 表示部
55,55B 通信部
55a,55aB 受信部
55b,55bB 送信部
57 キャプチャ操作検出部
100 ウォータマーク
110 通信ネットワーク

Claims (10)

  1. ストリーミング動画の配信要求を受信する受信手段と、
    配信要求に応じてストリーミング動画データを生成する動画生成手段と、
    前記ストリーミング動画の配信要求者を特定可能な情報が含まれたウォータマークを生成するウォータマーク生成手段と、
    前記ストリーミング動画データが再生されて表示される際に、前記ストリーミング動画の表示画面内に前記ウォータマークが可視的に表示されるように、前記ストリーミング動画データ及び前記ウォータマークを送信する送信手段と、を備える動画配信サーバと、
    前記動画配信サーバから送信されたストリーミング動画データ及びウォータマークを受信する端末側受信手段と、
    前記端末側受信手段により受信された前記ストリーミング動画データを再生して表示する際に、ストリーミング動画の表示画面内に前記ウォータマークを可視的に表示する表示手段と、を備える動画再生端末と、
    を備え、
    前記表示手段は、前記ストリーミング動画の表示を開始する前に、前記ウォータマークには視聴者を特定可能な情報が含まれていることを表示することを特徴とする動画視聴システム
  2. ストリーミング動画の配信要求を受信する受信手段と、
    配信要求に応じてストリーミング動画データを生成する動画生成手段と、
    前記ストリーミング動画の配信要求者を特定可能な情報が含まれたウォータマークを生成するウォータマーク生成手段と、
    前記ストリーミング動画データが再生されて表示される際に、前記ストリーミング動画の表示画面内に前記ウォータマークが可視的に表示されるように、前記ストリーミング動画データ及び前記ウォータマークを送信する送信手段と、を備える動画配信サーバと、
    前記動画配信サーバから送信されたストリーミング動画データ及びウォータマークを受信する端末側受信手段と、
    前記端末側受信手段により受信された前記ストリーミング動画データを再生して表示する際に、ストリーミング動画の表示画面内に前記ウォータマークを可視的に表示する表示手段と、
    前記表示画面に対するキャプチャ操作を検出する検出手段と、
    前記検出手段によりキャプチャ操作が検出されたときに、キャプチャ操作が検出されたことを示す情報を前記動画配信サーバに自動的に送信する端末側送信手段と、を備える動画再生端末と、
    を備え、
    前記表示手段は、前記ストリーミング動画の表示を開始する前に、前記表示画面に対するキャプチャ操作が検出された場合にはキャプチャ操作の検出情報が通知されることを表示することを特徴とする動画視聴システム
  3. 前記受信手段は、前記配信要求者のログイン情報を受信し、
    前記ウォータマーク生成手段は、前記ログイン情報を用いて前記ウォータマークを生成することを特徴とする請求項1又は2に記載の動画視聴システム
  4. 前記ウォータマーク生成手段は、前記配信要求者を特定可能な情報を暗号化して、前記ウォータマークを生成することを特徴とする請求項1又は2に記載の動画視聴システム
  5. 前記ウォータマーク生成手段は、前記配信要求者のログイン情報と対応付けて生成される視聴履歴情報を暗号化して、前記ウォータマークを生成することを特徴とする請求項に記載の動画視聴システム
  6. 前記ウォータマーク生成手段は、前記視聴履歴情報を暗号化することにより、4〜6文字の英数字列からなる前記ウォータマークを生成することを特徴とする請求項に記載の動画視聴システム
  7. 前記受信手段は、表示画面に対するキャプチャ操作が検出されたことを示す情報を受信し、
    前記送信手段は、前記受信手段によってキャプチャ操作が検出されたことを示す情報が受信された場合に、キャプチャ操作が検出されたことを示す情報を記載した電子メールを、予め登録されている管理者の電子メールアドレス宛てに自動的に送信することを特徴とする請求項に記載の動画視聴システム
  8. 前記表示手段は、前記ストリーミング動画の表示画面内に、複数の前記ウォータマークを表示することを特徴とする請求項1〜7のいずれか1項に記載の動画視聴システム
  9. 前記表示手段は、複数の前記ウォータマークを、前記ストリーミング動画の表示画面の全領域に略均等に配置して表示することを特徴とする請求項8に記載の動画視聴システム
  10. 前記表示手段は、前記ウォータマークを縁取り文字で表示することを特徴とする請求項〜9のいずれか1項に記載の動画視聴システム
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