JP6438993B2 - 通信システム、基地局および時刻同期方法 - Google Patents

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Description

本発明は、通信システム、基地局および時刻同期方法に関するものである。
従来、GPS(Global Positioning System)衛星から受信した無線信号(GPS信号)に基づいて絶対時刻情報(測位時刻)を取得して時刻同期を行う基地局が知られている(例えば、特許文献1参照)。
しかしながら、上記無線信号(GPS信号)を用いた時刻同期制御は、GPS衛星からの無線信号(GPS信号)を受信できない場所に設置された基地局では使用できないという課題がある。
本発明の一態様に係る通信システムは、第1時刻情報源から取得した第1時刻情報に基づいて時刻同期された第1の基地局と、前記第1の基地局と無線通信可能な第2の基地局と、を備えた通信システムであって、前記第1の基地局は、時刻同期に用いる基準時刻情報の情報を記憶する第1基準情報記憶部と、前記基準時刻情報を基準にして所定の初期値から最大値までを一巡単位として所定の第1時間周期で1ずつ増加する無線フレームの第1時間パラメータに基づいて生成した同期信号を、前記第2の基地局に送信する同期信号送信部とを備え、前記第2の基地局は、前記基準時刻情報の情報を記憶する第2基準情報記憶部と、前記第1の基地局から前記同期信号を受信する同期信号受信部と、前記第1の基地局から受信した同期信号に基づいて、所定の初期値から最大値までを一巡単位として所定の第1時間周期で1ずつ増加する自局の無線フレームの第1時間パラメータを、前記第1の基地局の無線フレームの第1時間パラメータに同期させる無線フレーム同期処理部と、前記第1時刻情報源とは異なる第2時刻情報源から、前記第1時刻情報源から取得する第1時刻情報よりも精度が低い第2時刻情報を取得する時刻情報取得部と、前記基準時刻情報を基準にして前記第1の基地局と同期した自局の第1時間パラメータの値が一巡するごとに所定の第2時間周期で1ずつ増加するように設定される第2時間パラメータの前記第2時刻情報を取得したときの値として、前記基準時刻情報を基準にして前記第2時刻情報から前記第2時間パラメータの値を算出して設定するパラメータ算出設定部と、前記基準時刻情報と前記第2時間パラメータの値と前記第1の基地局と同期した自局の第1時間パラメータの値とに基づいて時刻を算出する時刻計算部とを備える。
前記通信システムにおいて、前記第2時間パラメータの第2時間周期は、前記第2時刻情報の誤差(例えば、前記第2時間周期の期間における前記第2時刻情報の最大誤差)よりも大きくしてもよく、前記第2時刻情報の誤差の2倍以上としてもよい。
また、前記通信システムにおいて、前記第2の基地局の前記パラメータ算出設定部は、前記基準時刻情報を基準にして前記第2時刻情報から前記第2時間パラメータの値と前記第1時間パラメータの値とを算出し、前記算出した第1時間パラメータの値に基づいて、前記算出した第2時間パラメータを補正して設定してもよい。
また、前記通信システムにおいて、前記第2の基地局の前記パラメータ算出設定部は、前記算出した第1時間パラメータの値が前記所定の最大値の半値よりも大きい又は該半値以上か否かを判定し、前記判定が否定の場合は、前記算出された第1時間パラメータに基づく前記第2時間パラメータの次の更新タイミングに、前記算出した第2時間パラメータに1を加えて補正して設定し、前記判定が肯定の場合は、前記算出した第2時間パラメータの補正を行わないようにしてもよい。
また、前記通信システムにおいて、前記第1時間パラメータは、移動通信システムのLTE/LTE−Advanced仕様で規格されているシステムフレーム番号であり、前記同期信号は、移動通信システムのLTE/LTE−Advanced仕様で規格されている及び第2同期信号の少なくとも一方であってもよい。
また、前記通信システムにおいて、前記第1時刻情報源は、GPS(Global Positioning System)衛星である。
また、前記通信システムにおいて、前記第2時刻情報源は、NTP(Network Time Protocol)サーバであってもよい。
また、前記通信システムにおいて、前記第2の基地局はスモールセル基地局であり、前記第1の基地局はマクロセル基地局であってもよい。
また、本発明の他の態様に係る基地局は、移動通信システムの基地局であって、第1時刻情報源から取得した第1時刻情報に基づいて時刻同期された基準の基地局との間の時刻同期に用いる基準時刻情報の情報を記憶する記憶部と、前記基準の基地局において前記基準時刻情報を基準にして所定の初期値から最大値までを一巡単位として所定の第1時間周期で1ずつ増加する無線フレームの第1時間パラメータに基づいて生成した同期信号を、前記基準の基地局から受信する同期信号受信部と、前記基準の基地局から受信した同期信号に基づいて、所定の初期値から最大値までを一巡単位として所定の第1時間周期で1ずつ増加する自局の無線フレームの第1時間パラメータを、前記基準の基地局の無線フレームの第1時間パラメータに同期させる無線フレーム同期処理部と、前記第1時刻情報源とは異なる第2時刻情報源から、前記第1時刻情報源から取得する第1時刻情報よりも精度が低い第2時刻情報を取得する時刻情報取得部と、前記基準時刻情報を基準にして前記基準の基地局と同期した自局の第1時間パラメータの値が一巡するごとに所定の第2時間周期で1ずつ増加するように設定される第2時間パラメータの前記第2時刻情報を取得したときの値として、前記基準時刻情報を基準にして前記第2時刻情報から前記第2時間パラメータの値を算出して設定するパラメータ算出設定部と、前記基準時刻情報と前記第2時間パラメータの値と前記基準の基地局と同期した自局の第1時間パラメータの値とに基づいて時刻を算出する時刻計算部とを備える。
前記基地局において、前記第2時間パラメータの第2時間周期は、前記第2時刻情報の誤差(例えば、前記第2時間周期の期間における前記第2時刻情報の最大誤差)よりも大きくしてもよく、前記第2時刻情報の誤差の2倍以上としてもよい。
また、前記基地局において、前記パラメータ算出設定部は、前記基準時刻情報を基準にして前記第2時刻情報から前記第2時間パラメータの値と前記第1時間パラメータの値とを算出し、前記算出した第1時間パラメータの値に基づいて、前記算出した第2時間パラメータを補正して設定してもよい。
また、前記基地局において、前記パラメータ算出設定部は、前記算出した第1時間パラメータの値が前記所定の最大値の半値よりも大きい又は該半値以上か否かを判定し、前記判定が否定の場合は、前記算出された第1時間パラメータに基づく前記第2時間パラメータ(Ntime)の次の更新タイミングに、前記算出した第2時間パラメータに1を加えて補正して設定し、前記判定が肯定の場合は、前記算出した第2時間パラメータの補正を行わないようにしてもよい。
また、前記基地局において、前記第1時間パラメータは、移動通信システムのLTE/LTE−Advanced仕様で規格されているシステムフレーム番号であってもよく、前記同期信号は、移動通信システムのLTE/LTE−Advanced仕様で規格されている第1同期信号及び第2同期信号の少なくとも一方であってもよい。
また、前記基地局において、前記第1時刻情報源は、GPS(Global Positioning System)衛星であってもよく、前記第2時刻情報源は、NTP(Network Time Protocol)サーバであってもよい。
また、前記基地局はスモールセル基地局であってもよく、前記基準の基地局はマクロセル基地局であってもよい。
また、本発明の他の態様に係る移動通信システムの基地局間の時刻同期方法は、基準の第1の基地局が、第1時刻情報源から取得した第1時刻情報に基づいて時刻同期し、基準時刻情報を基準にして所定の初期値から最大値までを一巡単位として所定の第1時間周期(10ms)で1ずつ増加する無線フレームの第1時間パラメータに基づいて生成した同期信号を送信することと、時刻同期対象の第2の基地局が、前記第1の基地局から前記同期信号を受信し、前記第1の基地局から受信した同期信号に基づいて、所定の初期値から最大値までを一巡単位として所定の第1時間周期で1ずつ増加する自局の無線フレームの第1時間パラメータを、前記第1の基地局の無線フレームの第1時間パラメータに同期させることと、前記第1時刻情報源とは異なる第2時刻情報源から、前記第1時刻情報源から取得する第1時刻情報よりも精度が低い第2時刻情報を取得することと、前記第2の基地局が、前記基準時刻情報を基準にして前記第1の基地局と同期した自局の第1時間パラメータの値が一巡するごとに所定の第2時間周期で1ずつ増加するように設定される第2時間パラメータの前記第2時刻情報を取得したときの値として、前記基準時刻情報を基準にして前記第2時刻情報から前記第2時間パラメータの値を算出して設定することと、前記第2の基地局が、前記基準時刻情報と前記第2時間パラメータの値と前記基準の基地局と同期した自局の第1時間パラメータの値とに基づいて時刻を算出することと、を含む。
本発明によれば、GPS信号などの高い時刻精度の外部時刻源からの無線信号を受信できない場所でも、前記外部時刻源と同精度の精度で時刻同期を行うことができる。
本発明の実施形態に係るマクロセル基地局及びスモールセル基地局を備えた移動通信システムの概略構成の一例を示す説明図。 下りリンク信号の無線フレームの時間軸方向のフォーマットの一例を示す説明図。 セル間干渉制御技術(eICIC)で採用されているABSによるサブフレームにおける送信停止の様子の一例を示す説明図。 基地局間の時刻同期が不完全の場合の干渉の様子の一例を示す説明図。 (a)および(b)は本実施形態における無線フレーム同期について説明する図。 (a)および(b)はそれぞれ都市部における日中および夜間のトラフィック状況と、それに応じたABSパターンとを例示する図。 本実施形態の時刻同期で用いるNtimeについて説明する図。 本実施形態に係る移動通信システムにおけるマクロセル基地局およびスモールセル基地局の要部を示す制御ブロック図。 本実施形態に係る移動通信システムのマクロセル基地局およびスモールセル基地局におけるとの時刻同期処理のフロー図。 マクロセル基地局での時刻同期部の一例を示す図。 各基地局におけるリスニング同期部の一例を示す図。 スモールセル基地局における時刻同期部の一例を示す図。 Ntimeの算出に、NTPサーバから取得した時刻の誤差の影響を受ける場合の一例について説明する図。 他の実施形態に係るスモールセル基地局における時刻同期およびの時刻算出の一例を示す制御フロー図。
以下、図面を参照して本発明の実施形態について説明する。ここでは、LTE/LTE−Advancedへの適用を前提に本発明の実施形態を説明するが、類似のセル構成、物理チャネル構成を用いるシステムであれば、本発明の概念はどのようなシステムにも適用可能である。
まず、本発明を適用可能な移動通信システムの全体構成について説明する。
図1は、本発明の実施形態に係るマクロセル基地局とスモールセル基地局とが配置された移動通信システムの概略構成を示す説明図である。
図1において、本実施形態の移動通信システムは、LTE(Long Term Evolution)/LTE−Advancedの標準仕様に準拠した通信システムであり、基準の第1の基地局としてのマクロセル基地局10と、そのマクロセル基地局10の無線通信エリアであるセル(以下、適宜「マクロセル」という。)10A内に位置する時刻同期対象の第2の基地局としてのスモールセル基地局20とを備える。スモールセル基地局20の無線通信エリアであるセル(以下、適宜「スモールセル」という。)20Aは、マクロセル基地局10のマクロセル10Aの内側に含まれている。マクロセル10Aは主に屋外にあるため、屋外マクロセルとも呼ばれる。
近年、大都市部においては、中高層ビルの屋内オフィスでの通信トラフィックが急増しているため、高さ方向にも効率良く通信トラフィックを運ぶ手段が求められている。そのため、マクロセル10A内に位置するビル等の建物40内の高さ方向を含めて3次元的にスモールセル基地局20を展開して設置する3次元空間セル構成が有効である。
図1において、第1の移動局であるユーザ端末装置(UE:User Equipment)30は、マクロセル基地局10のマクロセル10Aに在圏してマクロセル基地局10に接続されたユーザ端末装置(MUE)であり、マクロセル基地局10を介して電話やデータ通信などのための無線通信が可能な状態にある。このユーザ端末装置30は、マクロセル10Aとスモールセル20Aとの境界部に近い位置に在圏しているため、スモールセル20Aからの干渉を受けやすい状況にある。
また、第2の移動局であるユーザ端末装置(UE)31は、建物40内に設置されたスモールセル基地局20のスモールセル20Aの外縁部に在圏してスモールセル基地局20に接続されたユーザ端末装置(SUE)であり、スモールセル基地局20を介して電話やデータ通信などのための無線通信が可能な状態にある。このユーザ端末装置31は、スモールセル20Aのマクロセル10Aとの境界部に近い位置に在圏しているため、マクロセル10Aからの干渉を受けやすい状況にある。
ユーザ端末装置30、31は、マクロセル10Aやスモールセル20Aに在圏するときに、その在圏するセルに対応するマクロセル基地局やスモールセル基地局と間で所定の通信方式及び無線通信リソースを用いて無線通信することができる。ユーザ端末装置30、31は、例えばCPUやメモリ等を有するコンピュータ装置、コアネットワークに対する外部通信インターフェース部、無線通信部などのハードウェアを用いて構成され、所定のプログラムが実行されることにより基地局10,20等との間の無線通信等を行うことができる。
マクロセル基地局10は、移動体通信網において屋外に設置されている通常の半径数百m乃至数km程度の広域エリアであるマクロセルをカバーする広域の基地局であり、「Macro e−Node B」、「MeNB」等と呼ばれる場合もある。マクロセル基地局10は、他の基地局と例えば有線の通信回線で接続され、所定の通信インターフェースで通信可能になっている。また、マクロセル基地局10は、回線終端装置及び専用回線などの通信回線を介して移動体通信網のコアネットワークに接続され、コアネットワーク上のサーバ装置などの各種ノードとの間で所定の通信インターフェースにより通信可能になっている。
また、マクロセル基地局10は、GPS(Global Positioning System)受信機を備えており、第1時刻源であるGPS衛星200が備える原子時計から誤差1[μs]の高精度の時刻データ等を含むGPS信号が受信可能となっている。
スモールセル基地局20は、広域のマクロセル基地局とは異なり、無線通信可能距離が数m乃至数百m程度であり、一般家庭、店舗、オフィス等の建物40の内部にも設置することができる小容量の基地局である。スモールセル基地局20は、移動体通信網における広域のマクロセル基地局がカバーするエリアよりも小さなエリアをカバーするように設けられるため、「Small e−Node B」や「Small eNB」と呼ばれる場合もある。スモールセル基地局20についても、回線終端装置及びADSL(Asymmetric Digital Subscriber Line)回線や光回線等のブロードバンド公衆通信回線などの通信回線を介して移動体通信網のコアネットワークに接続され、コアネットワーク上のサーバ装置などの各種ノードとの間で所定の通信インターフェースにより通信可能になっている。
建物40内に設置されたスモールセル基地局20は、GPS衛星200から高精度の時刻データを含むGPS信号を受信できない場合がある。そのため、スモールセル基地局20は、回線終端装置及びADSL(Asymmetric Digital Subscriber Line)回線や光回線等のブロードバンド公衆通信回線などの通信回線を介して第2時刻源であるNTP(Network Time Protocol)サーバから数ms以上の誤差を有する低精度の時刻データを受信可能となっている。
また、マクロセル基地局10及びスモールセル基地局20それぞれの基地局は、例えばCPUやメモリ等を有するコンピュータ装置、コアネットワークに対する外部通信インターフェース部、無線通信部などのハードウェアを用いて構成され、所定のプログラムが実行されることにより、後述の干渉を抑制するための各種処理を実行したり、所定の通信方式及び無線通信リソースを用いてユーザ端末装置30、31との間の無線通信を行ったりすることができる。
各基地局10、20は、移動局であるユーザ端末装置に対してOFDM(直交周波数分割多重)方式の下りリンクの無線通信可能な基地局である。基地局10、20は、例えば、アンテナ、無線信号経路切り換え部、送受共用器(DUP:Duplexer)、下り無線受信部とOFDM(Orthogonal Frequency Division Multiplexing)復調部、上り無線受信部、SC−FDMA(Single-Carrier Frequency-Division Multiple Access)復調部など備える。更に、各基地局10、20は、OFDM変調部、下り無線送信部、制御部等を備える。
SC−FDMA復調部は、上り無線受信部で受信した受信信号に対してSC−FDMA方式の復調処理を実行し、復調されたデータを制御部に渡す。OFDM変調部は、制御部から受けた自局のセルに在圏しているユーザ端末装置に向けて送信する下り信号のデータを、所定の電力で送信されるように、OFDM方式で変調する。また、基地局が例えばサーバ装置から送信停止対象のサブフレームの情報を受信した場合、OFDM変調部は、無線フレーム中の特定のサブフレームについてのみ下り送信を停止するように制御される。下り無線送信部は、OFDM変調部で変調した送信信号を、送受共用器、無線信号経路切り換え部及びアンテナを介して送信する。
基地局10、20の制御部は、例えばコンピュータ装置で構成され、所定のプログラムが読み込まれて実行されることにより、各部を制御したり各種処理を実行したりする。また、制御部は、外部通信インターフェース部と協働して、送信停止対象のサブフレームの情報であるABSパターン情報をサーバ装置から受信する手段としても機能する。また、制御部は、サーバ装置から受信した送信停止対象のサブフレームの情報(ABSパターン情報)に基づいて、特定の送信停止対象のサブフレームにおける下り送信を停止するように制御する手段としても機能する。
上記基地局10、20のうちスモールセル基地局20の制御部は、マクロセル基地局10から受信した同期信号に基づいてマクロセル基地局10との間で無線フレームの周期および位相を合わせるフレーム同期を行ったり、更にNTPサーバからの時刻情報(タイムスタンプ)に基づいて時刻同期したりする手段としても機能する。なお、スモールセル基地局20における同期処理については後述する。
なお、図1では、マクロセル基地局10及びスモールセル基地局20を一つずつ図示しているが、マクロセル基地局10及びスモールセル基地局20はそれぞれ複数であってもよい。また、図1では、マクロセル10A及びスモールセル20Aそれぞれに在圏するユーザ端末装置が1台ずつ在圏する場合について図示しているが、各セルに在圏するユーザ端末装置は複数台であってもよい。
また、本実施形態の移動通信システムにおいて、前述のNTPサーバのほか、各基地局10、20と通信回線を介して通信可能なサーバ装置を備えてもよい。このサーバ装置は、SON(Self-Organizing Network)サーバなどとも呼ばれ、例えばCPUやメモリ等を有するコンピュータ装置、コアネットワークに対する外部通信インターフェース部などのハードウェアを用いて構成される。サーバ装置は、所定のプログラムが実行されることにより、所定の通信回線を介してマクロセル基地局10及びスモールセル基地局20と通信することができる。
また、各基地局10,20はそれぞれ、内部クロックを有し、基地局間時刻同期機能を有している。マクロセル基地局10は、GPS(Global Positioning System)衛星から受信したGPS信号に基づいて時刻同期処理(GPS同期方式)を行う手段を有している。一方、GPS衛星200からGPS信号を受信できないスモールセル基地局20は、マクロセル基地局10から受信した同期信号に基づいて無線フレームの周期および位相を合わせるフレーム同期処理を行う後述するリスニング同期と、NTPサーバとの間のNTP又はSNTP通信を用いて取得した時刻情報とを組み合わせて時刻同期処理を行う手段を有している。
次に、上記構成の移動通信システムにおける互いに時刻同期されたマクロセル基地局およびスモールセル基地局20の下りリンク信号の送信タイミングの調整方法を効果的に適用可能なセル間干渉制御について説明する。
図1においてマクロセル基地局10及びスモールセル基地局20で同一周波数帯域が使用される場合、スモールセル基地局20において干渉が生じるため、干渉を抑制するための制御が必要となる。この干渉制御方法としては、LTE−Advanced標準のeICIC(enhanced Inter-Cell Interference Coordination)技術が有効である。
図2は、LTE/LTE−Advancedに準拠した下りリンクの無線フレームの時間軸方向のフォーマットの一例を示す説明図である。図2に示すように、下りリンクの信号の1単位である所定長(図示の例では10[ms])の無線フレーム100は、所定個数(図示の例では10個)の所定長(図示の例では1.0[ms])のサブフレーム110で構成される。各サブフレーム110は、制御チャネル領域110Aとデータチャネル領域110Bとを有する。
図3は、基地局間の時刻同期が行われている状態でセル間干渉制御技術(eICIC)を用いたサブフレームの送信停止の様子の一例を示す説明図である。
図3に示すように、eICICでは、例えばマクロセル基地局10から送信される無線フレーム内の一部のサブフレーム(図示の例では♯1〜#3、#6〜#8のサブフレーム)でデータの送信を停止する。このようなサブフレームをLTEではABSと呼ぶ。スモールセル基地局20は、マクロセル基地局10においてABSに指定されたサブフレームと同じ番号のサブフレーム(図示の例では♯1〜#3、#6〜#8のサブフレーム)を用いてユーザ端末装置30にデータを送信することで、スモールセル基地局20に接続しているユーザ端末装置30におけるマクロセル基地局10からのデータチャネルの干渉を低減することができる。
また、例えば図3に示すように、スモールセル基地局20の一部のサブフレーム(図示の例では♯0,#4,#5,#9のサブフレーム)で同様にABSを設定することにより、マクロセル基地局10は、スモールセル基地局20においてABSに指定されたサブフレームと同じ番号のサブフレーム(図示の例では♯0,#4,#5,#9のサブフレーム)を用いてユーザ端末装置にデータを送信することで、マクロセル基地局10に接続しているユーザ端末装置におけるスモールセル基地局20からのデータチャネルの干渉を低減することができる。
図4は、各基地局の時刻同期が不完全の場合の干渉の様子の一例を示す説明図である。上記セル間干渉制御技術(eICIC)では時間軸上で干渉を制御しているため、各基地局10、20のアンテナから送信された下りリンク信号がユーザ端末装置30に到達する時間のずれを、許容範囲以下(例えば、1[μs]以下)にする必要がある。仮に、各基地局10、20から送信された下りリンク信号がユーザ端末装置30に到達する時間のずれが許容範囲以上であると、例えば図4に示すように、マクロセル基地局10でABSが設定されたサブフレーム110a(#2)の直前の送信データを含むサブフレーム110a(#1)の後端部111と、スモールセル基地局20の送信データを含むサブフレーム110b(#2)の前端部112とが互いに干渉してしまう。つまり、スモールセル基地局20から送信された下りリンク信号のサブフレーム110b(#2)の前端部112がユーザ端末装置30に受信されているときに、マクロセル基地局10から送信された下りリンク信号のサブフレーム110a(#1)の後端部111がユーザ端末装置30に到達して干渉する。そのため、各基地局10、20の時刻同期の精度を高める必要がある。
複数の基地局の時刻同期の方法としては、各基地局でGPS衛星から受信したGPS信号に基づいて時刻同期処理を行うGPS同期方法がある。GPS同期方法においては、GPS衛星から誤差1[μs]以下の時刻データを含むGPS信号を用いて、時刻同期処理を行うことができ、高精度の時刻同期を行うことができる。GPS信号を受信可能なマクロセル基地局10では、GPS衛星から受信したGPS信号に基づいて時刻同期処理を行うことができる。しかしながら、建物40内に設置されたスモールセル基地局20は、GPS衛星200からGPS信号を受信できない場合があり、GPS同期方法で時刻同期することができない。
また、IEEE(The Institute of Electrical and Electronic Engineers)1588規格で定義されるPTP(Precision Time Protocol)を用いて時刻同期処理を行う場合がある。しかしながら、この場合は、IEEE(The Institute of Electrical and Electronic Engineers)1588規格のネットワークを構築する必要がある。さらには、誤差のない高精度で高価な1588規格のクロックソースを用いる必要があり通信システムの構築にコストがかかる。
一方、NTPサーバとの間のNTP又はSNTPの通信を用いることで、安価にネットワークを構築することができるが、誤差が数msとなり、高精度な時刻同期を行うことができない。
そこで、本実施形態では、GPS同期方法を用いることができない基地局において、GPS同期方法等の高精度な時刻同期方法によって時刻同期した基準となる基地局が送信する無線フレームの同期信号を受信することで無線フレームを同期し、NTP等のGPS以外の時刻同期システムから取得するタイムスタンプ情報と、LTEの標準基地局に備えられている無線フレームを管理する時間パラメータ及び当該パラメータを拡張したパラメータとを用いて、高精度な時刻同期を実現している。
本実施形態のスモールセル基地局20においては、マクロセル基地局10から受信した同期信号に基づいて無線フレームの周期および位相を合わせるフレーム同期処理を行うリスニング同期を行っている。これにより、スモールセル基地局20において、高精度な時刻同期がなされていなくても、マクロセル基地局10とスモールセル基地局20との間で、無線フレーム100の周期および位相を高精度に(例えば1[μs]以下の精度で)同期させることができる。
図5の(a)および(b)は本実施形態における無線フレーム同期について説明する図である。
リスニング同期方法では、マクロセル基地局10から周期的に送信される同期信号(PSS,SSS)をスモールセル基地局20が受信する。スモールセル基地局20は、例えば、無線フレーム100の開始タイミングから、上記同期信号を受信するまでの時間を計測する。スモールセル基地局20の無線フレーム100の送信タイミングが、マクロセル基地局10と同期されているときは、計測した時間が、規定の時間ΔKとなる。しかし、図5(a)に示すように、スモールセル基地局20の無線フレーム100の開始タイミングが、マクロセル基地局10と同期していないときは、計測した時間が、ΔK+ΔSとなる。スモールセル基地局20は、規定の時間ΔKからのずれた時間ΔSを算出し、図5(b)に示すように、次の無線フレーム100の開始タイミングを、ΔSだけ遅らせて開始する。これにより、スモールセル基地局20で、時刻源から時刻を取得せずとも、マクロセル基地局10とスモールセル基地局20との間で、無線フレーム100の周期および位相を高精度に(例えば1[μs]以下の精度で)同期させることができる。
前述のABSを用いたセル間干渉抑制技術において、マクロセル基地局10と、スモールセル基地局20との間のABSの割り当ては、トラフィック需要に依るため、トラフィック状況に応じてABSパターンを変更するのが好ましい。
図6は、都市部における日中と夜間とのトラフィック状況と、それに応じたABSパターンとを例示する図であり、図6(a)は、日中の状況を例示しており、図6(b)は、夜間の状況を例示している。
図6(a)に示すように、日中の都市部においては、スモールセル基地局20のスモールセル20Aに多くのユーザ端末装置(MUE)31が存在する。そのため、日中は、スモールセル基地局20のABSの割り当てを少なくし、スモールセル基地局20のデータ通信を多くすることで、ユーザ端末装置(MUE)30,31とのデータ通信を効率よく行うことができる。一方、図6(b)に示すように、夜間の都市部おいては、多くのユーザ端末装置(MUE)が郊外へ移動するため、スモールセル基地局20のスモールセル20Aに在圏するユーザ端末装置(MUE)31が少なくなる。従って、夜間は、スモールセル基地局20のABSの割り当てを多くし、スモールセル基地局20のデータ通信を少なくすることで、ユーザ端末装置(MUE)31とのデータ通信を効率よく行うことができる。
ABSパターンの切り替えを行う際にも、ABSパターン変更タイミングが精度よく同期してないと、前述のデータチャネルの干渉が発生する。かかるABSパターンの切り替えは、例えば、サーバ装置からABSパターンや切り替えを行う時刻(日、時、分、秒)が各基地局に送られ、各基地局では、サーバ装置から送られてきた時刻になったタイミングでパターン切り替えを行う。このように、サーバ装置から送られた時刻情報に基づいて、ABSパターンの切り替えを行うため、ABSパターンの切り替えの時刻同期においては、各基地局で精度の高い時刻に基づいて、ABSパターン変更を行う必要がある。上述したように、屋外に設置されるマクロセル基地局10は、誤差1[μs]以下の高精度な時刻をGPS衛星から取得でき、高い精度の時刻管理を行うことができる。GPS信号が受信できないスモールセル基地局20においては、上述したIEEE(The Institute of Electrical and Electronic Engineers)1588規格で定義されるPTP(Precision Time Protocol)を用いることで、精度の高い時刻を取得することができるが、上述したように、コストがかかるという課題がある。
LTEには、連続する無線フレーム100を互いに識別するSFN(System frame Number)が定義されている。無線フレーム100の送信間隔は、10[ms]であり、しかも、マクロセル基地局10と同期がとられて、常に一定の間隔で送信がなされている。従って、高精度に時刻同期したマクロセル基地局と同期した無線フレームのSFNを用いて、現在時刻を算出することで、精度の高い現在時刻を得ることができる。しかしながら、SFNの値は、0(最小値)〜1023(最大値)と定義されているため、SFNを用いた時刻計算では、10.24秒(10[ms]×1024)の範囲しか時刻を計算できない。
そこで、本実施形態においては、上記SFNよりも長い周期でカウントアップする新たな時刻パラメータ(以下、「Ntime」)を導入し、第1時間パラメータたるSFNと、NTPサーバから取得した時刻情報(タイムスタンプ)に基づいて設定した第2時間パラメータたるNtimeとを用いることにより、より広い時間範囲(例えば48時間)で精度の高い現在時刻を算出可能とし、精度の高いABSパターン切り替えの時刻同期を行うようにした。以下、具体的に説明する。
図7は、本実施形態の時刻同期で用いるNtimeについて説明する図である。
図7に示すように、Ntimeは、SFNがリセットされるとカウントアップされるパラメータであり、Ntimeのカウントアップ間隔は、10.24秒(10240[ms])である。なお、図7では、Ntime=16874(48時間)でリセットする設定であるが、かかる設定はシステムにより適宜設定すればよい。
Ntime、SFNによる時刻算出は、SFN、Ntime=0のときの時刻である基準時刻を用いる。
基準時刻(D:H:M:S)から所定時間経過した時刻(d:h:m:s)におけるSFNは、次の(式1)で表すことができる。
SFN={f(d,h,m,s)mod 1024}div 10・・(式1)
また、Ntimeは、次の(式2)で表すことができる。
Ntime={f(d,h,m,s)}div 10240・・・(式2)
上記f(d,h,m,s)は、基準時刻(D:H:M:S)から任意の時刻(d:h:m:s)までの経過時間(単位:ms)であり、次のの(式3)で表すことができる。
f(d,h,m,s)=10×{(s−S)+(m−M)×60+(h−H)×60+(d−D)×24×60}・・・(式3)
例えば、基準時刻が0日0時0分0秒であり、基準時刻(D:H:M:S)から所定期間経過した時刻が0日12時30分00秒のとき、この時刻におけるSFN,Ntimeは、次の計算1〜3で求めることができる。
計算1: f(0,12,30,0)=10×(30×60+12×60
=4500000[ms]
計算2: Ntime=45000 div 10240=439
計算3: SFN=(4500000 mod10240)
=4640 div 10
=464
したがって、0日12時30分00秒は、基準時刻を基準にして、Ntime=439、SFN=464と表すことができる。
図8は、本実施形態に係る移動通信システムにおけるマクロセル基地局10およびスモールセル基地局20それぞれの要部を示す制御ブロック図である。
マクロセル基地局10は、GPS衛星200からGPS信号を受信するGPS信号受信部11と、スモールセル基地局20と共有する基準時刻(D,H,M,S)の情報を記憶する基準情報記憶部12と、SFN計算部13を備えている。SFN計算部13は、無線フレーム100の開始タイミングを制御する無線フレーム制御部13aと、SFNをカウントするSFNカウント部13bとを備えている。また、マクロセル基地局10は、PSS、SSSなどの同期信号やSFN情報を含むダウンリンク信号を、スモールセル基地局20に送信するダウンリンク信号送信部14を備えている。
スモールセル基地局20は、マクロセル基地局10から送られてきた同期信号(PSS、SSS)やSFN情報を含むダウンリンク信号を受信するダウンリンク信号受信部21と、スモールセル基地局20のSFN(以下、マクロセル基地局のSFNと区別するため、「SFN’」と表記する。)を、マクロセル基地局10のSFNとを同期させる同期処理部22とを備えている。同期処理部22は、無線フレーム100の開始タイミングを調整して、マクロセル基地局10の無線フレーム開始タイミングに同期させる無線フレーム制御部22aと、マクロセル基地局10から送られてきたSFNを、SFN’に設定するSFN’設定部22bとを有している。また、スモールセル基地局20も、マクロセル基地局10と同様、共有の基準時刻の情報を記憶する基準情報記憶部23を備えている。
また、スモールセル基地局20は、NTPサーバ201から時刻情報であるタイムスタンプを取得するタイムスタンプ取得部24と、取得したタイムスタンプと基準時刻とに基づいて第2時間パラメータたるNtimeを算出して設定するパラメータ算出設定部たるNtime算出部25と、SFN’、基準時刻およびNtimeに基づいて現在時刻を算出する時刻計算部である時刻算出部26とを備えている。
図9は、本実施形態に係る移動通信システムのマクロセル基地局10およびスモールセル基地局20における時刻同期処理のフロー図であり、図10は、マクロセル基地局10での時刻同期部501の一例を示す図である。
図9に示すように、サーバから各基地局10、20に時刻同期を行うための各基地局で共有される基準時刻(D,H,M,S)が、サーバから送信され、各基地局は、受信した基準時刻を基準情報記憶部23に保存する(S101,S201)。
図10に示すマクロセル基地局10の時刻同期部501は、GPS信号受信部11によりGPS衛星200からGPS信号を受信し、誤差1[μs]以下の時刻情報を取得し、内部クロックを補正する(図9のS102)。これにより、マクロセル基地局10は、正確な時刻に対して1[μs]以下誤差で時刻同期がなされる。
次に、SFN計算部13の無線フレーム制御部13aは、無線フレーム100の開始タイミングが、基準情報記憶部12に記憶された基準時刻に同期するように、開始タイミングの調整を行う(図9のS103の一部)。具体的には、取得したGPS信号の時刻情報に基づいて、上記基準時刻になったタイミングで、無線フレームを開始する。
上述したように、マクロセル基地局10が取得するGPS信号に含まれる時刻情報は、誤差1[μs]以下である。従って、このGPS信号に含まれる時刻情報に基づいて、調整された無線フレーム100の開始タイミングの基準時刻に対する時間的なずれは、1[μs]以下に抑えられる。
SFNカウント部13bは、無線フレーム100の開始タイミングに基づいて、SFNをカウントアップし、SFN=1023でSFNをリセットする(図9のS103の一部)。無線フレーム100の間隔は、10[ms]であるため、SFNカウント部13bは、10[ms]の間隔で時を刻む時計のように機能する。また、GPS信号に含まれる時刻情報を用いて調整された無線フレームの開始タイミングに基づいてカウントアップが行われるため、SFNのカウントアップの時間的ずれは、1[μs]以下に抑えられる。
SFNカウント部13bは、基準時刻とGPS信号とに基づいて基準時刻における無線フレーム開始タイミングを決定し、SFNのカウントを開始する。
図11は、各基地局におけるリスニング同期部502の一例を示す図である。
マクロセル基地局10のダウンリンク信号送信部14は、無線フレーム制御部13aで調整された無線フレーム100の開始タイミングに基づいて、PSS、SSS等の同期信号を含むダウンリンク信号を、スモールセル基地局20に送信する(図9のS104)。このダウンリンク信号は、SFNカウント部13bから取得したSFNの値を含む。
スモールセル基地局20のダウンリンク信号受信部21は、マクロセル基地局10から送信された同期信号(PSS,SSS)およびSFNの値を受信する。同期処理部22の無線フレーム制御部22aは、先の図5を用いて説明した方法で、無線フレーム100の開始タイミングを調整し、スモールセル基地局20とマクロセル基地局10との間で無線フレーム100の開始タイミングの同期を行う。また、同期処理部22のSFN’設定部22bは、マクロセル基地局10から送られてきたSFNの値を、SFN’の値に設定する。これにより、スモールセル基地局20のSFN’と、マクロセル基地局10のSFNとが同期される(図9のS203)。その結果、スモールセル基地局20においても、基準時刻を基準にしたSFN’になり、SFN’がカウントアップされるタイミングの時間的なずれが1[μs]以下に抑えられる。
図12は、スモールセル基地局における時刻同期部503の一例を示す図である。
スモールセル基地局20のNtime算出部25は、タイムスタンプ取得部24がNTPサーバ201から取得した数ms単位の誤差を含むタイムスタンプと、基準情報記憶部23に記憶されている基準時刻とに基づいて、Ntimeを算出し、設定する(図9のS204)。Ntimeの算出は、まず、上記式(3)を用いて、基準時刻からタイムスタンプの時刻までの経過時間f(d,h,m,s)をミリ秒単位で算出する。次に、算出した経過時間f(d,h,m,s)と、先の式(2)とを用いて、Ntimeを算出する。
上記Ntimeは、前述の図7を用いて説明したように、SFNがリセットされるとカウントアップされる時間パラメータであり、その時間幅は、10.24秒(1024[ms])と、NTPサーバ201から得られるタイムスタンプの誤差(数ms)に対して10倍以上である。ここで、タイムスタンプの誤差は、例えばNtimeの更新周期である第2時間周期(10240ms)の期間におけるタイムスタンプの最大誤差である。従って、算出されたNtimeは、NTPサーバ201から取得したタイムスタンプの誤差を良好に吸収することができ、Ntimeの値が、NTPサーバ201から取得したタイムスタンプの誤差の影響を受けることはほぼない。なお、タイムスタンプ取得部24が取得する時刻の誤差に対してNtimeの時間幅が2倍以上あれば、誤差を良好に吸収することができる。
次に、Ntime算出部25は、算出したNtimeの値を現在のNtimeの値として設定し、SFN’がリセットされる毎に、Ntimeを更新する。
時刻算出部26は、SFN’と、Ntimeと、基準時刻とに基づいて、時刻を算出する。具体的には、まず、次の式4から基準時刻からの経過時間(単位:ms)を算出する。
f(d,h,m,s)=10240×Ntime+SFN’×10・・・(式4)
次に、基準時刻(D,H,M,S)に算出した上記経過時間f(d,h,m,s)を加算する。これにより、現在時刻を算出することができる。
現在時刻の算出は、基準時刻に対する時間的なずれが、1[μs]以下のSFN’と、NTPサーバ201から取得したタイムスタンプの誤差が吸収されたNtimeとから算出されるため、1[μs]以下の誤差の時刻を算出することができる。よって、この算出時刻に基づいて、時刻管理を行うことで、GPS信号を受信できないスモールセル基地局20でも、正確な時刻に対して誤差1[μs]以下の時刻同期を行うことができる。
以上のように、マクロセル基地局10およびスモールセル基地局20それぞれにおいて、精度の高い時刻管理を行うことができるので、ABSパターン切り替えの時刻同期を精度よく行うことができ、ABSパターン切り替え時のデータチャネルの干渉が発生するのを抑制することができる。
本実施形態の時刻同期処理では、NTPサーバ201からタイムスタンプを取得するタイミングによっては、Ntimeの算出に、NTPサーバ201から取得した時刻の誤差の影響を受ける場合がある。
図13は、Ntimeの算出に、NTPサーバ201から取得した時刻の誤差の影響を受ける場合の一例について説明する図である。図に示すNtimeは、正確な時刻に対応するNtimeである。
例えば、図13に示すように、NTPサーバ201から時刻情報(タイムスタンプ)を取得したタイミングが、Ntime更新タイミング(SFN’リセットタイミング)の直後の場合、取得した時刻が正確な時刻に対して遅れていると、この取得した時刻で算出するNtimeの値は、本来ならばn+1でなければならないが、nとなってしまう。その結果、この算出したNtimeの値を設定すると、時刻算出部26で算出する時刻が、正確な時刻に対して、10秒以上遅れてしまうおそれがある。
そこで、次の図14に例示するように、Ntime算出部25は、NTPサーバから取得した時刻に基づいて、Ntimeと、SFN(以下、このNtime算出部25で算出するSFNを、「SFN’’」と表記する)とを算出し、算出したSFN’’の値に基づいて、Ntimeを補正して設定してもよい。
図14は、他の実施形態に係るスモールセル基地局における時刻同期およびの時刻算出の一例を示す制御フロー図である。
図14に示すように、Ntime算出部25は、NTPサーバから取得したタイムスタンプに基づいて、Ntimeと、SFN’’とを算出する(S1)。算出したSFN’’の値が、0以上、512未満のとき(S2のYES)は、算出したNtimeの値を、そのまま設定する(S4)。
一方、算出したSFN’’が、512以上のとき(S2のNO)は、算出したNtimeの値が、本来のNtimeの値よりひとつ小さいおそれがある。しかし、誤差やタイムスタンプの取得タイミングによっては、算出したNtimeの値が、本来のNtimeの値という場合もある。よって、算出したSFN’’が、512以上のとき(S2のNO)は、算出したSFN’’がリセット(SFN’’に基づきNtimeが更新)されるタイミングで、算出したNtimeに1を加えた値を、Ntimeに設定する(S3)。
NTPサーバから取得したタイムスタンプが、正しい時刻に対して早まることはない。従って、算出したSFN’’がリセット(SFN’’に基づきNtimeが更新)されるタイミングにおける正しいNtimeの値は、算出したNtimeに対して1を加えた値である。よって、算出したNtimeに1を加えた値に設定することで、正しいNtimeを設定することができ、正確な時刻算出を行うことができる。
なお、上記図14の例では、算出したNtimeに1を加えて設定する閾値を、SFNの半値(512)としているが、この閾値は、取得する時刻の誤差に基づいて適宜決めればよい。更新タイミングから誤差の10倍以上さかのぼった値を、閾値として設定すれば、正しいNtimeを設定することができる。例えば、本実施形態では、取得する時刻の誤差が、数msであるので、閾値を923とし、SFN’’が923以上のときは、算出したSFN’’に基づくNtime更新タイミング時に、Ntime+1の値を設定するようにしてもよい。
なお、本明細書で説明された処理工程並びに通信システム、基地局、ユーザ端末装置の構成要素は、様々な手段によって実装することができる。例えば、これらの工程及び構成要素は、ハードウェア、ファームウェア、ソフトウェア、又は、それらの組み合わせで実装されてもよい。例えば、本実施形態の各基地局における処理は、後述のハードウェアに所定のプログラムが読み込まれて実行されたり、後述のハードウェアに予め組み込まれた所定のプログラムが実行されたりすることにより、実現される。
ハードウェア実装については、実体(例えば、各種無線通信装置、Node B、端末、ハードディスクドライブ装置、又は、光ディスクドライブ装置)において上記工程及び構成要素を実現するために用いられる処理ユニット等の手段は、1つ又は複数の、特定用途向けIC(ASIC)、デジタルシグナルプロセッサ(DSP)、デジタル信号処理装置(DSPD)、プログラマブル・ロジック・デバイス(PLD)、フィールド・プログラマブル・ゲート・アレイ(FPGA)、プロセッサ、コントローラ、マイクロコントローラ、マイクロプロセッサ、電子デバイス、本明細書で説明された機能を実行するようにデザインされた他の電子ユニット、コンピュータ、又は、それらの組み合わせの中に実装されてもよい。
また、ファームウェア及び/又はソフトウェア実装については、上記構成要素を実現するために用いられる処理ユニット等の手段は、本明細書で説明された機能を実行するプログラム(例えば、プロシージャ、関数、モジュール、インストラクション、などのコード)で実装されてもよい。一般に、ファームウェア及び/又はソフトウェアのコードを明確に具体化する任意のコンピュータ/プロセッサ読み取り可能な媒体が、本明細書で説明された上記工程及び構成要素を実現するために用いられる処理ユニット等の手段の実装に利用されてもよい。例えば、ファームウェア及び/又はソフトウェアコードは、例えば制御装置において、メモリに記憶され、コンピュータやプロセッサにより実行されてもよい。そのメモリは、コンピュータやプロセッサの内部に実装されてもよいし、又は、プロセッサの外部に実装されてもよい。また、ファームウェア及び/又はソフトウェアコードは、例えば、ランダムアクセスメモリ(RAM)、リードオンリーメモリ(ROM)、不揮発性ランダムアクセスメモリ(NVRAM)、プログラマブルリードオンリーメモリ(PROM)、電気的消去可能PROM(EEPROM)、FLASHメモリ、フロッピー(登録商標)ディスク、コンパクトディスク(CD)、デジタルバーサタイルディスク(DVD)、磁気又は光データ記憶装置、などのような、コンピュータやプロセッサで読み取り可能な媒体に記憶されてもよい。そのコードは、1又は複数のコンピュータやプロセッサにより実行されてもよく、また、コンピュータやプロセッサに、本明細書で説明された機能性のある態様を実行させてもよい。
また、本明細書で開示された実施形態の説明は、当業者が本開示を製造又は使用するのを可能にするために提供される。本開示に対するさまざまな修正は当業者には容易に明白になり、本明細書で定義される一般的原理は、本開示の趣旨又は範囲から逸脱することなく、他のバリエーションに適用可能である。それゆえ、本開示は、本明細書で説明される例及びデザインに限定されるものではなく、本明細書で開示された原理及び新規な特徴に合致する最も広い範囲に認められるべきである。
10 マクロセル基地局(基準の基地局)
10A マクロセル
11 GPS信号受信部
12 基準情報記憶部
13 SFN計算部
13a 無線フレーム制御部
13b SFNカウント部
14 ダウンリンク信号送信部
20 スモールセル基地局
20A スモールセル
21 ダウンリンク信号受信部(同期信号受信部)
22 同期処理部(同期処理部)
22a 無線フレーム制御部
22b SFN’設定部
23 基準情報記憶部
24 タイムスタンプ取得部(時刻情報取得部)
25 Ntime算出部(パラメータ算出設定部)
26 時刻算出部
30,31 ユーザ端末装置
40 建物
100 無線フレーム
110 サブフレーム
110a サブフレーム
110A 制御チャネル領域
110B データチャネル領域
200 GPS衛星(第1時刻源)
201 NTPサーバ(第2時刻源)
特開2010−28228号公報

Claims (19)

  1. 第1時刻情報源から取得した第1時刻情報に基づいて時刻同期された第1の基地局と、前記第1の基地局と無線通信可能な第2の基地局と、を備えた通信システムであって、
    前記第1の基地局は、
    時刻同期に用いる基準時刻情報の情報を記憶する第1基準情報記憶部と、
    前記基準時刻情報を基準にして所定の初期値から最大値までを一巡単位として所定の第1時間周期で1ずつ増加する無線フレームの第1時間パラメータに基づいて生成した同期信号を、前記第2の基地局に送信する同期信号送信部とを備え、
    前記第2の基地局は、
    前記基準時刻情報の情報を記憶する第2基準情報記憶部と、
    前記第1の基地局から前記同期信号を受信する同期信号受信部と、
    前記第1の基地局から受信した同期信号に基づいて、所定の初期値から最大値までを一巡単位として所定の第1時間周期で1ずつ増加する自局の無線フレームの第1時間パラメータを、前記第1の基地局の無線フレームの第1時間パラメータに同期させる無線フレーム同期処理部と、
    前記第1時刻情報源とは異なる第2時刻情報源から、前記第1時刻情報源から取得する第1時刻情報よりも精度が低い第2時刻情報を取得する時刻情報取得部と、
    前記基準時刻情報を基準にして前記第1の基地局と同期した自局の第1時間パラメータの値が一巡するごとに所定の第2時間周期で1ずつ増加するように設定される第2時間パラメータの前記第2時刻情報を取得したときの値として、前記基準時刻情報を基準にして前記第2時刻情報から前記第2時間パラメータの値を算出して設定するパラメータ算出設定部と、
    前記基準時刻情報と前記第2時間パラメータの値と前記第1の基地局と同期した自局の第1時間パラメータの値とに基づいて時刻を算出する時刻計算部とを備えることを特徴とする通信システム。
  2. 請求項1の通信システムにおいて、
    前記第2時間パラメータの第2時間周期は、前記第2時刻情報の誤差よりも大きいことを特徴とする通信システム。
  3. 請求項2の通信システムにおいて、
    前記第2時間パラメータの第2時間周期は、前記第2時刻情報の誤差の2倍以上であることを特徴とする通信システム。
  4. 請求項1乃至3いずれかの通信システムにおいて、
    前記第2の基地局の前記パラメータ算出設定部は、
    前記基準時刻情報を基準にして前記第2時刻情報から前記第2時間パラメータの値と前記第1時間パラメータの値とを算出し、
    前記算出した第1時間パラメータの値に基づいて、前記算出した第2時間パラメータを補正して設定することを特徴とする通信システム。
  5. 請求項4の通信システムにおいて、
    前記第2の基地局の前記パラメータ算出設定部は、
    前記算出した第1時間パラメータの値が前記所定の最大値の半値よりも大きい又は該半値以上か否かを判定し、
    前記判定が否定の場合は、前記算出された第1時間パラメータに基づく前記第2時間パラメータの次の更新タイミングに、前記算出した第2時間パラメータに1を加えて補正して設定し、
    前記判定が肯定の場合は、前記算出した第2時間パラメータの補正を行わないことを特徴とする通信システム。
  6. 請求項1乃至5のいずれかの通信システムにおいて、
    前記第1時間パラメータは、移動通信システムのLTE/LTE−Advanced仕様で規格されているシステムフレーム番号であり、
    前記同期信号は、移動通信システムのLTE/LTE−Advanced仕様で規格されている及び第2同期信号の少なくとも一方であることを特徴とする通信システム。
  7. 請求項1乃至6のいずれかの通信システムにおいて、
    前記第1時刻情報源は、GPS(Global Positioning System)衛星であることを特徴とする通信システム。
  8. 請求項1乃至7のいずれかの通信システムにおいて、
    前記第2時刻情報源は、NTP(Network Time Protocol)サーバであることを特徴とする通信システム。
  9. 請求項1乃至8のいずれかの通信システムにおいて、
    前記第2の基地局はスモールセル基地局であり、
    前記第1の基地局はマクロセル基地局であることを特徴とする通信システム。
  10. 移動通信システムの基地局であって、
    第1時刻情報源から取得した第1時刻情報に基づいて時刻同期された基準の基地局との間の時刻同期に用いる基準時刻情報の情報を記憶する基準情報記憶部と、
    前記基準の基地局において前記基準時刻情報を基準にして所定の初期値から最大値までを一巡単位として所定の第1時間周期で1ずつ増加する無線フレームの第1時間パラメータに基づいて生成した同期信号を、前記基準の基地局から受信する同期信号受信部と、
    前記基準の基地局から受信した同期信号に基づいて、所定の初期値から最大値までを一巡単位として所定の第1時間周期で1ずつ増加する自局の無線フレームの第1時間パラメータを、前記基準の基地局の無線フレームの第1時間パラメータに同期させる無線フレーム同期処理部と、
    前記第1時刻情報源とは異なる第2時刻情報源から、前記第1時刻情報源から取得する第1時刻情報よりも精度が低い第2時刻情報を取得する時刻情報取得部と、
    前記基準時刻情報を基準にして前記基準の基地局と同期した自局の第1時間パラメータの値が一巡するごとに所定の第2時間周期で1ずつ増加するように設定される第2時間パラメータの前記第2時刻情報を取得したときの値として、前記基準時刻情報を基準にして前記第2時刻情報から前記第2時間パラメータの値を算出して設定するパラメータ算出設定部と、
    前記基準時刻情報と前記第2時間パラメータの値と前記基準の基地局と同期した自局の第1時間パラメータの値とに基づいて時刻を算出する時刻計算部と、
    を備えることを特徴とする基地局。
  11. 請求項10の基地局において、
    前記第2時間パラメータの第2時間周期は、前記第2時刻情報の誤差よりも大きいことを特徴とする基地局。
  12. 請求項11の基地局において、
    前記第2時間パラメータの第2時間周期は、前記第2時刻情報の誤差の2倍以上であることを特徴とする基地局。
  13. 請求項10乃至12のいずれかの基地局において、
    前記パラメータ算出設定部は、
    前記基準時刻情報を基準にして前記第2時刻情報から前記第2時間パラメータの値と前記第1時間パラメータの値とを算出し、
    前記算出した第1時間パラメータの値に基づいて、前記算出した第2時間パラメータを補正して設定することを特徴とする基地局。
  14. 請求項13の基地局において、
    前記パラメータ算出設定部は、
    前記算出した第1時間パラメータの値が前記所定の最大値の半値よりも大きい又は該半値以上か否かを判定し、
    前記判定が否定の場合は、前記算出された第1時間パラメータに基づく前記第2時間パラメータの次の更新タイミングに、前記算出した第2時間パラメータに1を加えて補正して設定し、
    前記判定が肯定の場合は、前記算出した第2時間パラメータの補正を行わないことを特徴とする基地局。
  15. 請求項10乃至14のいずれかの基地局において、
    前記第1時間パラメータは、移動通信システムのLTE/LTE−Advanced仕様で規格されているシステムフレーム番号であり、
    前記同期信号は、移動通信システムのLTE/LTE−Advanced仕様で規格されている及び第2同期信号の少なくとも一方であることを特徴とする基地局。
  16. 請求項10乃至15のいずれかの基地局において、
    前記第1時刻情報源は、GPS(Global Positioning System)衛星であることを特徴とする基地局。
  17. 請求項10乃至16のいずれかの基地局において、
    前記第2時刻情報源は、NTP(Network Time Protocol)サーバであることを特徴とする基地局。
  18. 請求項10乃至17のいずれかの基地局において、
    当該基地局はスモールセル基地局であり、
    前記基準の基地局はマクロセル基地局であることを特徴とする基地局。
  19. 移動通信システムの基地局間の時刻同期方法において、
    基準の第1の基地局が、第1時刻情報源から取得した第1時刻情報に基づいて時刻同期し、基準時刻情報を基準にして所定の初期値から最大値までを一巡単位として所定の第1時間周期で1ずつ増加する無線フレームの第1時間パラメータに基づいて生成した同期信号を送信することと、
    時刻同期対象の第2の基地局が、前記第1の基地局から前記同期信号を受信し、前記第1の基地局から受信した同期信号に基づいて、所定の初期値から最大値までを一巡単位として所定の第1時間周期で1ずつ増加する自局の無線フレームの第1時間パラメータを、前記第1の基地局の無線フレームの第1時間パラメータに同期させることと、
    前記第1時刻情報源とは異なる第2時刻情報源から、前記第1時刻情報源から取得する第1時刻情報よりも精度が低い第2時刻情報を取得することと、
    前記第2の基地局が、前記基準時刻情報を基準にして前記第1の基地局と同期した自局の第1時間パラメータの値が一巡するごとに所定の第2時間周期で1ずつ増加するように設定される第2時間パラメータの前記第2時刻情報を取得したときの値として、前記基準時刻情報を基準にして前記第2時刻情報から前記第2時間パラメータの値を算出して設定することと、
    前記第2の基地局が、前記基準時刻情報と前記第2時間パラメータの値と前記基準の基地局と同期した自局の第1時間パラメータの値とに基づいて時刻を算出することと、を含むことを特徴とする時刻同期方法。
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