JP6704438B2 - 基地局、通信システム及び干渉制御方法 - Google Patents
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Description
前記基地局(自局)において、前記現在位置情報は、前記移動型の基地局の地上又は水上からの高さの情報を含んでもよい。また、前記基地局(自局)において、前記移動型の基地局の現在位置情報を前記他の基地局に配信する手段を備えてもよいし、前記移動型の基地局の現在位置情報を取得する位置情報取得手段を備えてもよい。
また、前記基地局(自局)において、前記補正手段は、自局のセルの前記他の基地局からの下りリンク無線信号が最も早く到来する側のセル境界における自局のセルから移動局への下りリンク無線通信フレームの受信タイミングが前記他の基地局のセルから前記移動局への下りリンク無線通信フレームの受信タイミングに一致するように、前記送信タイミングの補正を行ってもよい。ここで、前記補正手段は、自局と前記他の基地局それぞれの時間同期の同期誤差を想定し、前記他の基地局が最大で早まる時間と自局が最大で遅れる時間の和を同期誤差補正用のオフセット値と定義し、その同期誤差補正用のオフセット値だけ、前記自局のセルにおける送信タイミングを更に補正してもよい。
また、前記基地局(自局)において、前記補正手段は、自局のセルの前記他の基地局からの下りリンク無線信号が最も早く到来する側のセル境界の通信品質と、自局のセルの前記他の基地局のセル中心側とは反対側のセル境界の通信品質のうち最も悪い通信品質が最も高くなるように、前記送信タイミングの補正を行ってもよい。ここで、前記補正手段は、前記セル境界の通信品質を計算する際に、自局と前記他の基地局それぞれに時間同期誤差が発生しているものと仮定して前記最も悪い通信品質を計算してもよい。
また、前記基地局(自局)において、前記時間同期手段は、自局と前記他の基地局との間の絶対時間同期を実行し、その絶対時間同期の結果に対して、自局と前記他の基地局との間の基地局間距離における電波の伝搬時間分だけ遅らせる基地局間距離補正用のオフセット値を適用してもよい。
また、前記基地局(自局)において、前記時間同期手段は、前記他の基地局から受信した信号に基づいて、自局と前記他の基地局との間の時間同期を実行してもよい。
また、前記基地局(自局)において、自局は地上、水上又は低高度の飛翔体に設置されたマクロセル基地局又はスモールセル基地局であり、前記他の基地局は自局よりも高い位置に設置された基地局であってもよい。
また、前記基地局(自局)において、前記補正手段は、前記時間同期に基づき設定された送信タイミングを、前記自局のセルの半径に応じて早めるように補正してもよい。
また、前記基地局(自局)において、前記通信品質はスループットであってもよい。
図1は、本発明の実施形態に係る大ゾーンセル15A内に複数の地上セル10Aが配置されたオーバレイセル構成を有する移動通信システムの概略構成の一例を示す説明図である。災害や圏外解消への対策として、上空を移動可能な飛行体に基地局が組み込まれた空中浮揚型の通信中継装置15から地上又は水上に向かって形成される大きなサイズの大ゾーンセル15Aの展開が有効である。この大ゾーンセル15Aにおいて急増する移動通信のトラフィックへの対策として、大ゾーンセル15A内に複数の地上セル10Aが重畳するオーバレイセル構成の適用が有効である。このオーバレイセル構成では、大ゾーンセル15Aと地上セル10Aとの間で同一周波数帯域を利用することにより周波数利用効率を拡大できるとともに、移動局であるユーザ端末装置(以下「UE」ともいう。)30,31における通信品質(例えばスループット)を増大させることができる。
図3に示すように、LTE下りリンクの信号の1単位である所定長(図示の例では10[ms])の無線通信フレーム100は、所定個数(図示の例では10個)の所定長(図示の例では1.0[ms])のサブフレーム110で構成される。LTE下りリンクのスケジューリングの最小時間単位であるTTI(Transmission Time Interval)は1サブフレームであるので、サブフレームごとに、スケジューリングされたUEへ無線リソースの最小単位であるリソースブロック(RB)が割り当てられる。各サブフレーム110は、後述のように制御チャネル領域110Aとデータチャネル領域110Bとを有する。
図8(a)に示すように、ネットワークリスニング方法で時間同期処理を行う場合、地上セル基地局10では、大ゾーンセル基地局150からの下りリンク信号を受信したタイミングに、その送信タイミングTt2を同期させることが一般的である。この場合、大ゾーンセル基地局寄りのセル境界に位置するUE31nでは、地上セル10Aの半径rS[m]のみに応じた伝搬遅延の影響により、大ゾーンセル信号の受信タイミングTrn1と地上セル信号の受信タイミングTrn2との間に、次の式(1’)に示す受信タイミング差τN[s]が発生する。
図9は、本実施形態に係る大ゾーンセル基地局150の移動前の地上セル基地局10における送信タイミングの制御例を示す説明図である。図9の制御例1では、次の手順(1)、(2)及び(3)に示すように地上セル基地局10において予め設定された送信タイミングを補正している。
図11は、本実施形態に係る大ゾーンセル基地局150の移動前の地上セル基地局10における送信タイミングの他の制御例を示す説明図である。また、図12は、図11の位置から大ゾーンセル基地局150が移動した後の地上セル基地局10における送信タイミングの他の制御例を示す説明図である。なお、図11及び図12の制御例2において、前述の図9及び図10の制御例1と共通する部分については説明を省略する。
図13は、本実施形態に係る大ゾーンセル基地局150の移動前の地上セル基地局10における送信タイミングの更に他の制御例を示す説明図である。また、図14は、図13の位置から大ゾーンセル基地局が移動した後の地上セル基地局における送信タイミングの更に他の制御例を示す説明図である。なお、図13及び図14の制御例3において、前述の図9及び図10の制御例1並びに図11及び図12の制御例2と共通する部分については説明を省略する。
例えば、大ゾーンセル信号よりも地上セル信号が早く受信されると、スモールセルのサブフレームの先頭部分がマクロセルからの干渉を受けるが、PDSCH(データ信号)がマクロセルから直接受ける干渉が無いため、通信品質(例えばスループット)の低下は小さい。
一方、大ゾーンセル信号よりも地上セル信号が遅く受信されると、スモールセルのサブフレームの後部がマクロセルからの干渉を受ける。そのため、PDSCH(データ信号)がマクロセルから直接干渉を受け、通信品質(例えばスループット)特性が大きく劣化する。
従って、地上セル信号の受信タイミングが早いほうが通信品質(例えばスループット)が高くなる。
10A 地上セル
15 通信中継装置(飛行体)
15A 大ゾーンセル
30 地上セルに接続された移動局(ユーザ端末装置,UE)
31 大ゾーンセルに接続された移動局(ユーザ端末装置,UE)
150 大ゾーンセル基地局(中継通信局)
Claims (14)
- 自局のセルよりも広い移動型の他の基地局のセル内に前記他の基地局と同一の周波数帯域が用いられる自局のセルが配置され、前記他の基地局との間で、自局のセル及び前記他の基地局のセルの少なくとも一方の下りリンク無線通信フレーム中の複数のサブフレームの一部について少なくともデータ信号の送信を停止する干渉制御が適用される基地局であって、
前記他の基地局が移動しているときに自局と前記他の基地局との間の距離における電波の伝搬時間分だけ前記他の基地局から遅れるように自局と前記他の基地局との間の時間同期を動的に行う時間同期手段と、
自局のセルの半径に基づいて、自局のセルにおける下りリンク無線通信フレームについて、前記移動している他の基地局から遅れるように動的に行われた自局の時間同期に基づき設定された送信タイミングを早めるように補正する補正手段と、を備えることを特徴とする基地局。 - 請求項1の基地局において、
自局の現在位置情報と前記他の基地局の現在位置情報とに基づいて、前記距離を計算することを特徴とする基地局。 - 請求項2の基地局において、
前記現在位置情報は、前記他の基地局の地上又は水上からの高さの情報を含むことを特徴とする基地局。 - 請求項2又は3の基地局において、
前記他の基地局の現在位置情報を取得する位置情報取得手段を備えることを特徴とする基地局。 - 請求項4の基地局において、
前記位置情報取得手段は、前記他の基地局から配信された前記他の基地局の現在位置情報を受信して取得することを特徴とする基地局。 - 請求項1乃至5のいずれかの基地局において、
前記補正手段は、自局のセルの前記他の基地局からの下りリンク無線信号が最も早く到来する側のセル境界における自局のセルからの下りリンク無線通信フレームの受信タイミングが前記他の基地局のセルからの下りリンク無線通信フレームの受信タイミングに一致するように、前記送信タイミングの補正を行うことを特徴とする基地局。 - 請求項6の基地局において、
前記補正手段は、自局と前記他の基地局それぞれの時間同期の同期誤差を想定し、前記他の基地局が最大で早まる時間と自局が最大で遅れる時間の和を同期誤差補正用のオフセット値と定義し、その同期誤差補正用のオフセット値だけ、前記自局のセルにおける送信タイミングを更に補正することを特徴とする基地局。 - 請求項1乃至5のいずれかの基地局において、
前記補正手段は、自局のセルの前記他の基地局からの下りリンク無線信号が最も早く到来する側のセル境界の通信品質と、自局のセルの前記他の基地局からの下りリンク無線信号が最も遅く到来する側のセル境界の通信品質のうち最も悪い通信品質が最も高くなるように、前記送信タイミングの補正を行うことを特徴とする基地局。 - 請求項8の基地局において、
前記補正手段は、前記セル境界の通信品質を計算する際に、自局と前記他の基地局それぞれに時間同期誤差が発生しているものと仮定して前記最も悪い通信品質を計算することを特徴とする基地局。 - 請求項1乃至9のいずれかの基地局において、
前記時間同期手段は、自局と前記他の基地局との間の絶対時間同期を実行し、その絶対時間同期の結果に対して、自局と前記他の基地局との間の基地局間距離における電波の伝搬時間分だけ遅らせる基地局間距離補正用のオフセットを適用することを特徴とする基地局。 - 請求項1乃至9のいずれかの基地局において、
前記時間同期手段は、前記他の基地局のから受信した信号に基づいて、自局と前記他の基地局との間の時間同期を実行することを特徴とする基地局。 - 請求項1乃至11のいずれかの基地局において、
自局は地上、水上又は低高度の飛翔体に設置されたマクロセル基地局又はスモールセル基地局であり、前記他の基地局は自局よりも高い位置に配置された基地局であることを特徴とする基地局。 - 請求項1乃至12のいずれかの基地局と、その基地局のセルが配置されたセルに対応する前記移動型の他の基地局とを備える通信システム。
- 第1の基地局のセルよりも広い移動型の第2の基地局のセル内に前記第2の基地局と同一の周波数帯域が用いられる前記第1の基地局のセルが配置され、前記第1の基地局と前記第2の基地局との間で、前記第1の基地局のセル及び前記第2の基地局のセルの少なくとも一方の下りリンク無線通信フレーム中の複数のサブフレームの一部について少なくともデータ信号の送信を停止するセル間の干渉制御方法であって、
前記第2の基地局が移動しているときに前記第1の基地局と前記第2の基地局との間の距離における電波の伝搬時間分だけ前記第2の基地局から遅れるように前記第1の基地局と前記第2の基地局との間の時間同期を動的に行うことと、
前記第1の基地局のセルの半径に基づいて、前記第1の基地局のセルにおける下りリンク無線通信フレームについて、前記移動している第2の基地局から遅れるように動的に行われた第1の基地局の時間同期に基づき設定された送信タイミングを早めるように補正すること、とを含むことを特徴とする干渉制御方法。
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