JP6438847B2 - 粒子検知システム - Google Patents

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Description

本発明は、被測定ガス中の粒子を検知する粒子検知システムに関する。
従来より、被測定ガス中に含まれる煤などの粒子を帯電した帯電粒子とする帯電部を有するセンサ本体を備え、帯電粒子を用いて、被測定ガス中の粒子を検知する粒子検知システムが知られている。このような粒子検知システムとしては、具体的には、例えば、帯電部がコロナ放電によってイオンを生成するイオン源を含み、生成したイオンによって排ガス中の粒子(煤など)を帯電させることにより、排ガス中の粒子の量を検知する粒子検知システムが挙げられる。特許文献1には、ディーゼルエンジンを備える車両に搭載され、センサ本体としての粒子センサ100と、これを制御するセンサ駆動部110とが、ケーブル120を介して接続された粒子検知システムが開示されている。また、特許文献2,3には、帯電部が二重筒状に重なる一対の電極を含み、この電極間を流通する被測定ガス
中の粒子で、予め電極の表面上に粒子が付着したPM塊(PM構造体(particulate matter structures))を形成した上で、被測定ガスを流し、電極に高電圧を印加することにより、電極間を移動する帯電したPM塊を用いて、粒子を検知する粒子検知システムが開示されている。
一方、粒子検知システムは、粒子が帯電部に堆積することにより、粒子の検知性能が低下したり、粒子の検知が不可能になったりすることがある。このため、粒子検知システムは、センサ本体の帯電部に付着した付着粒子を燃焼させて除去するヒータを備えるものもある。例えば、特許文献1の粒子検知システムでは、センサ本体としての粒子センサ100のうち、絶縁セラミックからなるセンサユニット300にヒータパターン380が設けられており、このヒータパターン380は、センサユニット300全体を550〜600℃に昇温し、放電パターン320の第1の電極322などに付着した煤を燃焼させる。
特開2013−170914号公報 米国特許公開公報US2012/0312074A1 米国特許公開公報US2013/0219990A1
これらの粒子検知システムは、特許文献1にも示されているように、従来、煤の発生が多いディーゼルエンジンでの使用を企図していた。しかし、近年、直噴式のガソリンエンジンが普及したこと、及び、排ガスの規制が厳しくなったことにより、ガソリンエンジンでも、このような粒子検知システムを用いる場合がある。
粒子検知システムをディーゼルエンジンで使用する場合には、排ガス中に酸素ガスがある程度含まれている(残っている)ため、煤などの付着粒子をヒータで加熱して燃やして除去するタイミングに特段の制約は無かった。
しかしながら、ガソリンエンジンでは、理論空燃比での燃焼が基本となるため、例えば空燃比が理論空燃比に対してリッチの場合、排ガス中に酸素がほとんど存在しない。このような排ガス中では、たとえヒータを発熱させても、付着粒子(煤など)を燃焼させることができない。
加えて、いつでも付着粒子を燃焼させることができるように、ヒータを常時通電しておくと、ヒータにおける無駄なエネルギー消費(電力消費)が生じる。
本発明は、かかる問題点に鑑みてなされたものであって、帯電部に付着した付着粒子を適切に燃やして除去することができる粒子検知システムを提供する。
その一態様は、被測定ガス中に含まれる粒子を帯電した帯電粒子とする帯電部を有するセンサ本体を備え、上記帯電粒子を用いて、上記被測定ガス中の上記粒子を検知する粒子検知システムであって、上記センサ本体は、上記帯電部の少なくとも一部を加熱するヒータ部を有し、上記帯電部に付着した付着粒子を燃やす酸素ガスが上記被測定ガス中に存在する燃焼可能期間を検知する期間検知手段と、上記燃焼可能期間に上記ヒータ部に通電して、上記帯電部の少なくとも一部を、上記付着粒子が燃える温度に昇温させるヒータ通電制御手段と、を備える粒子検知システムである。
この粒子検知システムでは、帯電部に付着した付着粒子を燃やす酸素ガスが被測定ガス中に存在する燃焼可能期間を検知して、この燃焼可能期間にヒータ部への通電を行う。これにより、帯電部に付着した付着粒子を、適切に除去することができ、センサ本体における検知性能を維持することができる。一方、ヒータ部を常時通電しないので、ヒータ部における無駄なエネルギー消費(電力消費)を抑制できる。
なお、帯電部としては、気中放電によりイオンを生成するイオン源を含み、生成したイオンを被測定ガス中を浮遊する粒子に付着させ帯電させて帯電粒子とする部位が挙げられる。また、一対の電極の表面上に予め被測定ガス中の粒子を付着させてPM塊を形成した上で、被測定ガスを流し、電極に高電圧を印加することにより、電極表面の間を移動する帯電した帯電粒子(帯電PM塊)を生じさせる部位も挙げられる。
また、被測定ガスが自動車の内燃機関の排気ガスである場合、減速時などに、内燃機関の燃料供給が停止されるフューエルカット期間が、燃焼可能期間の1つとして挙げられる。このフューエルカット期間には、内燃機関の燃料供給が停止されることにより、排気管内に燃焼ガスではなく大気(外気)が流通する。従って、フューエルカット期間には、被測定ガス中に付着粒子を燃やす酸素ガスが十分に存在する。また、燃焼可能期間としては、この他に、信号待ち等の一時停車時に内燃機関を自動停止させているアイドリングストップ期間や、内燃機関を理論空燃比よりも薄い混合比で希薄燃焼させているリーンバーン運転期間なども挙げられる。ハイブリッド車の場合には、内燃機関を停止させ、モータで走行している期間も、燃焼可能期間に含めることができる。
燃焼可能期間の検知手法としては、外部のエンジン制御ユニット(ECU)から出力されるフューエルカット期間などの燃焼可能期間を示す信号を検知する手法や、被測定ガス中の酸素濃度を検知する酸素センサの出力を利用して、所定の酸素濃度以上の燃焼可能期間を検知する手法が挙げられる。つまり、期間検知手段は、帯電部に付着した付着粒子が燃える濃度の酸素ガスが被測定ガス中に存在する燃焼可能期間を検知する構成になっていると良い。
さらに、上述の粒子検知システムであって、前記帯電部は、気中放電によりイオンを生成するイオン源を含み、生成した上記イオンを前記被測定ガス中を浮遊する前記粒子に付着させ帯電させて前記帯電粒子とし、前記ヒータ部は、上記帯電部のうち、上記イオン源の少なくとも一部を加熱する粒子検知システムとすると良い。
この粒子検知システムでは、帯電部が、気中放電によりイオンを生成するイオン源を含み、生成したイオンを被測定ガス中を浮遊する粒子に付着させ帯電させて帯電粒子としている。そして、ヒータ部は、このイオン源の少なくとも一部を加熱する。これにより、この燃焼可能期間にイオン源を加熱して、イオン源に付着した付着粒子を適切に除去することができるので、イオンが適切に生成できなくなることによる検知性能の低下を抑制することができる。
さらに、上述のいずれかの粒子検知システムであって、前記期間検知手段は、外部からの、前記燃焼可能期間であることを示す燃焼可能信号の入力を検知する信号検知手段であり、前記ヒータ通電制御手段は、検知した上記燃焼可能信号に従って前記ヒータ部への通電を切り換える通電切換手段を有する粒子検知システムとすると良い。
この粒子検知システムの期間検知手段は、信号検知手段であり、ヒータ通電制御手段は、通電切換手段を有している。
このシステムでは、外部からの燃焼可能信号に従ってヒータ部への通電を切り換えるので、適切なタイミングでヒータ部に通電して、帯電部に付着した付着粒子を確実に燃やして除去することができる。
なお、このような燃焼可能信号としては、例えば、前述した内燃機関のフューエルカット期間やアイドリングストップ期間、リーンバーン運転期間などの燃焼可能期間であることを示すECUからの信号が挙げられる。
また、ヒータ部への通電の切り換え手法としては、燃焼可能信号に従ってヒータ部への通電のオンとオフとを切り換える手法のほか、燃焼可能信号に従って燃焼可能期間には電力を大きく、燃焼可能期間外には電力を小さくするように、ヒータ部へ通電する電力の大小(実効電圧の大小,デューティ比の大小)を切り換える手法も挙げられる。
さらに、上述の粒子検知システムであって、前記被測定ガスは、内燃機関の排気ガスであり、前記燃焼可能信号は、上記内燃機関がフューエルカット期間、アイドリングストップ期間またはリーンバーン運転期間であることを示す信号である粒子検知システムとすると良い。
この粒子検知システムでは、フューエルカット期間などの燃焼可能期間を燃焼可能信号で知ることができるので、帯電部に付着した付着粒子を適切に燃やして除去することができる。
さらに、上述の粒子検知システムであって、前記ヒータ通電制御手段は、上記燃焼可能期間に上記ヒータ部への通電を開始してから、上記通電を継続している継続時間が所定時間を経過した場合に当該通電を中止する通電中止手段を有すると良い。
燃焼可能期間にヒータ部への通電を開始し、ヒータ部の加熱により帯電部に付着した付着粒子を除去した後も、ヒータ部による通電を継続してもよいが、ヒータ部におけるエネルギー消費(電力消費)につながる。そこで、この粒子検知システムでは、燃焼可能期間にヒータ部への通電を開始してから、継続時間が所定時間を経過した場合には、燃焼可能期間内といえどもヒータ部への通電が中止される。これにより、ヒータ部における無駄なエネルギー消費(電力消費)をより抑制できる。
実施形態に係り、車両に搭載したエンジンの排気管に粒子検知システムを適用した状態を説明する説明図である。 実施形態に係る粒子検知システムのうち、回路部の概略構成を示す説明図である。 実施形態に係る粒子検知システムのうち、センサ本体の縦断面図である。 実施形態に係る粒子検知システムのうち、センサ本体の構造を示す分解斜視図である。 実施形態に係る粒子検知システムのうち、センサ本体のセラミック素子の全体を示す斜視図である。 実施形態に係る粒子検知システムのうち、センサ本体のセラミック素子の構造を示す分解斜視図である。 実施形態に係る粒子検知システムの電気的機能及び動作と、排気ガスの取り入れ及び排出の様子を模式的に示した説明図である。 実施形態に係る粒子検知システムのうち、イオン源に付着した付着粒子と、これを加熱するヒータ部を示す説明図である。 実施形態に係る粒子検知システムのうち、粒子検知の処理を行う粒子検知ルーチンを実行するマイクロプロセッサの動作を示すフローチャートである。 実施形態に係る粒子検知システムのうち、ヒータ通電の処理を行うヒータ制御ルーチンを実行するマイクロプロセッサの動作を示すフローチャートである。 変形例としての、ヒータ通電の処理を行うヒータ制御ルーチンを実行するマイクロプロセッサの動作を示すフローチャートである。
以下、本発明の実施の形態につい て、図面を参照しつつ説明する。本実施形態に係る粒子検知システム1(以下、単にシステム1ともいう)は、図1に示すように、車両AMに搭載したエンジンENG(内燃機関)の排気管EPに装着され、排気管EP内を流通する排気ガスEG(被測定ガス)中の煤などの粒子Sを検知する。なお、本実施形態において、車両AMのエンジンENGは、直噴式のガソリンエンジンである。
また、このシステム1は、センサ本体10と、回路部190と、これらを接続する電線165〜168とからなる。
センサ本体10は、排気管EPに固設され、その先端側の一部が排気管EP内に配置されて、排気ガスEGに接触する(図3参照)。
回路部190は、電線165〜168を介してセンサ本体10に接続されており、センサ本体10を駆動するとともに、後述する信号電流Isを検知する回路を有している。
電線165〜168のうち、電線165,166は、三重同軸ケーブル(トライアキシャルケーブル)であり、電線167,168は、細径で単芯の絶縁電線である。このうち、電線165は、芯線(中心導体)として放電電位リード線161を含み、電線166は、芯線(中心導体)として補助電位リード線162を含む。また、電線167は、芯線として第1ヒータリード線163を含み、電線168は、芯線として第2ヒータリード線164を含む(図2,図3参照)。
先ず、本システム1のうち、回路部190の概略構成について、図2を参照して説明する。回路部190は、信号電流検知回路230とヒータ通電回路226とを含む計測制御回路220と、イオン源電源回路210と、補助電極電源回路240とを有している。
このうち、イオン源電源回路210は、センサGND電位SGNDとされる第1出力端211と、放電電位PV2とされる第2出力端212とを有している。第2出力端212は、放電電位リード線161に接続され、放電電位PV2は、具体的には、センサGND電位SGNDを基準として、正の高電位とされている。なお、イオン源電源回路210は、その出力電流についてフィードバック制御され、自律的に、その実効値が予め定めた電流値(例えば、5μA)を保つ定電流電源を構成している。
一方、補助電極電源回路240は、センサGND電位SGNDとされる補助第1出力端241と、補助電位PV3とされる補助第2出力端242とを有している。補助第2出力端242は、補助電位リード線162に接続され、補助電位PV3は、具体的には、センサGND電位SGNDを基準として、正の直流高電位であるが、放電電位PV2のピーク電位よりも低い、例えば、DC100〜200Vの電位にされている。
さらに、計測制御回路220の一部をなす信号電流検知回路230は、センサGND電位SGNDとされるイオン源電源回路210の第1出力端211に接続する信号入力端231と、シャーシGND電位CGNDに接続する接地入力端232とを有している。なお、シャーシGND電位CGNDとセンサGND電位SGNDとは、互いに絶縁されており、信号電流検知回路230は、信号入力端231(センサGND電位SGND)と接地入力端232(シャーシGND電位CGND)との間を流れる信号電流Isを検知する。
また、ヒータ通電回路226は、PWM制御によって、後述するセラミック素子100のヒータ部130に通電する回路であり、第1ヒータリード線163に接続される第1ヒータ通電端226aと、第2ヒータリード線164に接続される第2ヒータ通電端226bを有する。なお、第2ヒータ通電端226b及び第2ヒータリード線164は、シャーシGND電位CGNDに導通して、このシャーシGND電位CGNDになっている。また、第1ヒータ通電端226a及び第1ヒータリード線163も、シャーシGND電位CGNDを基準とした電位となっている。
加えて、この回路部190において、イオン源電源回路210及び補助電極電源回路240は、センサGND電位SGNDとされる内側回路ケース250に包囲されている。イオン源電源回路210の第1出力端211、補助電極電源回路240の補助第1出力端241、及び、信号電流検知回路230の信号入力端231は、この内側回路ケース250に接続している。
なお、本実施形態では、この内側回路ケース250は、イオン源電源回路210、補助電極電源回路240及び絶縁トランス270の二次側鉄心271Bを収容して包囲すると共に、イオン源電源回路210の第1出力端211及び補助電極電源回路240の補助第1出力端241に導通して、センサGND電位SGNDとされている。また、イオン源電源回路210の第1出力端211及び補助電極電源回路240の補助第1出力端241は、電線165,166の同軸二重の外部導体165G,166Gのうち、センサGND電位SGNDとされる内側の外部導体165G1,166G1に導通している。
一方、絶縁トランス270は、その鉄心271が、一次側コイル272を捲回した一次側鉄心271Aと、電源回路側コイル273及び補助電極電源側コイル274が捲回された二次側鉄心271Bとに、分離して構成されている。このうち、一次側鉄心271Aは、シャーシGND電位CGNDに導通し、二次側鉄心271Bは、センサGND電位SGND(イオン源電源回路210の第1出力端211)に導通している。
さらに、イオン源電源回路210、補助電極電源回路240、内側回路ケース250、及び、信号電流検知回路230とヒータ通電回路226とを含む計測制御回路220は、シャーシGND電位CGNDとされる外側回路ケース260に包囲されている。さらに、信号電流検知回路230の接地入力端232、ヒータ通電回路226の第2ヒータ通電端226b及び絶縁トランス270の一次側鉄心271Aは、この外側回路ケース260に接続して、シャーシGND電位CGNDとされている。
なお、本実施形態では、この外側回路ケース260は、内部にイオン源電源回路210、補助電極電源回路240、内側回路ケース250、信号電流検知回路230とヒータ通電回路226とを含む計測制御回路220及び絶縁トランス270の一次側鉄心271Aを収容して包囲している。さらに、この外側回路ケース260は、電線165,166の同軸二重の外部導体165G,166Gのうち、シャーシGND電位CGNDとされる外側の外部導体165G2,166G2に導通している。
計測制御回路220は、レギュレータ電源PSを内蔵している。なお、このレギュレータ電源PSは、電源配線BCを通じて、車両AMに搭載された外部のバッテリBTと接続されており、このバッテリBTで駆動される。また、バッテリBTのGND電位は、シャーシGND電位CGNDと共通にされている。
また、計測制御回路220は、マイクロプロセッサ202を含み、通信線CCを介して(具体的には、図1に示すようにCANバスを通じて)エンジンENGを制御する制御ユニットECUと通信可能となっており、前述した信号電流検知回路230の測定結果(信号電流Isの大きさ)、または、これを粒子量などに換算した値などを、ECUに送信可能となっている。さらに、計測制御回路220には、ECUから出力される粒子検知開始の指示信号ST及びフューエルカット信号FC(後述する)が、通信線CC(CANバス)を介して入力される。マイクロプロセッサ202は、これらの信号を検知可能になっている。
外部からレギュレータ電源PSを通じて計測制御回路220に入力された電力の一部は、絶縁トランス270を介して、イオン源電源回路210及び補助電極電源回路240に分配される。なお、絶縁トランス270においては、計測制御回路220の一部をなす一次側コイル272と、イオン源電源回路210の一部をなす電源回路側コイル273と、補助電極電源回路240の一部をなす補助電極電源側コイル274と、鉄心271(一次側鉄心271A,二次側鉄心271B)とは、互いに絶縁されている。このため、計測制御回路220から、イオン源電源回路210及び補助電極電源回路240に電力を分配できる一方、これら同士間の絶縁を保つことができる。
次いで、本システム1のうち、センサ本体10の機械的構成について、図3の縦断面図及び図4の分解斜視図を参照して説明する。なお、図3において、図中下方をセンサ本体10の長手方向HNの先端側GSとし、図中上方を後端側GKとする。また、図4では、図中、下側及び右側ほどセンサ本体10の先端側GSとなる。
センサ本体10は、長手方向HNに延びる板状で、気中放電により、イオンを生成する
セラミック素子100を備える。このほか、このセラミック素子100を絶縁しつつ保持し、かつ、センサGND電位SGNDとされる主体金具50及びこれに結合する部材、主体金具50等と絶縁し、かつ、これらを囲んで保持し、排気管EPに取り付けられて、シャーシGND電位CGNDとされる取り付け金具90及びこれに結合する部材等を備える。
詳細には、センサ本体10は、自身の先端側GSに、筒状の取り付け金具90を備える。この取り付け金具90は、径方向外側に膨出して外形六角形状をなすフランジ部91を有し、また、このフランジ部91よりも先端側GSの先端部90sの外周には、排気管EPへの固定に用いる雄ネジが形成されている。センサ本体10は、この取り付け金具90の先端部90sの雄ネジによって、排気管EPに別途固定された金属製の取付用ボスBOに取り付けられ、この取付用ボスBOを介して、排気管EPに固定されている。このため、取り付け金具90は、排気管EPと同じシャーシGND電位CGNDとされる。
取り付け金具90の後端側GKには、金属製で筒状の外筒95がレーザ溶接されている。
取り付け金具90の径方向内側には、絶縁体からなる第1絶縁スペーサ60及び第2絶縁スペーサ61を介して、筒状の主体金具50及びこれと一体とされた内筒80が配置されている。また、これらと共に、取り付け金具90内には、筒状のスリーブ62及び環状の線パッキン63も配置されている。
また、主体金具50の内部には、カップ状の金属カップ52が配設されると共に、この金属カップ52の底部に空けられた穴には、板状のセラミック素子100が挿通されている。なお、このセラミック素子100のうち、金属カップ52よりも先端側GSに突出する部位は、コロナ放電を生じる放電電極体110の針状電極部112(後述する)を有するイオン源15をなしている(図5参照)。また、セラミック素子100の周りには、先端側GSから後端側GKに向けて順に、アルミナからなる筒状のセラミックホルダ53、滑石粉末を圧縮して構成され、金属カップ52に対してセラミック素子100を保持する第1粉末充填層54、滑石粉末を圧縮して構成され、主体金具50とセラミック素子100との間の気密を確保する第2粉末充填層55、さらには、アルミナからなる筒状のセラミックスリーブ56が配設されている。さらに、主体金具50の最後端部50kkと、セラミックスリーブ56との間には、加締リング57が配置されており、主体金具50の最後端部50kkは、径方向内側に屈曲して加締められ、加締リング57を介してセラミックスリーブ56を押圧している。
また、主体金具50の先端部50sには、セラミック素子100を水滴や異物から保護する一方、排気ガスEGをセラミック素子100の周囲に導くためのプロテクタ、具体的には、ステンレス製で二重の筒状をなす内側プロテクタ45及び外側プロテクタ40が固設され、セラミック素子100の先端部分を径方向外側から包囲している。
外側プロテクタ40には、その先端側GSの周上に、排気ガスEGを内部に導入するため長方形の外側導入孔40Iが複数形成されている。また、内側プロテクタ45には、その先端側GS及び後端側GKの周上に、それぞれ三角形と丸型の内側導入孔45Iが複数形成されている。
さらに、内側プロテクタ45の先端部分には、取り入れた排気ガスEG(被測定ガス)を排出するための丸型の排出口45Oが形成されており、この排出口45Oを含む内側プロテクタ45の先端部分は、外側プロテクタ40の先端部分の開口43から外部に突出している。
ここで、内側プロテクタ45及び外側プロテクタ40に関し、図7を参照して、センサ本体10の使用時における内側プロテクタ45及び外側プロテクタ40への排気ガスEGの取り入れ及び排出について説明する。
図7において、排気ガスEGは、排気管EP内を、図中、左から右に向けて流通しており、この排気ガスEGが、センサ本体10の外側プロテクタ40及び内側プロテクタ45の周囲を通ると、いわゆるベンチュリ効果により、排出口45O付近に負圧が生じる。すると、この負圧により、内側プロテクタ45内に取り入れられた取入排気ガスEGIが排出口45Oから排出され、これと共に、外側プロテクタ40の外側導入孔40I周囲の排気ガスEGが、この外側プロテクタ40の外側導入孔40I及び内側プロテクタ45の内側導入孔45Iを通じて、内側プロテクタ45内に取り入れられる。
次いで、図3及び図4を参照したセンサ本体10の機械的構成の説明に戻ると、主体金具50の後端側GKの外部(即ち、セラミックスリーブ56の後端側GK)で、内筒80の内側には、絶縁体からなる絶縁ホルダ70が配置され、この絶縁ホルダ70の挿通孔70cに、セラミック素子100が挿通されている。
また、絶縁ホルダ70の後端側GKには、絶縁体からなる第1セパレータ71が、さらに、その後端側GKには、同じく絶縁体からなる第2セパレータ72が、長手方向HNに並んで配置され、いずれも内筒80の内側に収容されている。
第1セパレータ71は、挿通孔71cを有し、この挿通孔71c内に、セラミック素子100を挿通すると共に、放電電位端子73を収容している。また、第2セパレータ72は、第1挿通孔72a及び第2挿通孔72bを有し、このうち第2挿通孔72b内に、セラミック素子100の後端部100K(図5参照)が位置すると共に、補助電位端子75、第1ヒータ端子76及び第2ヒータ端子77を収容している。
なお、第1セパレータ71の挿通孔71c内において、放電電位端子73は、セラミック素子100の後述する放電電位パッド113(図5,図6参照)に接触している。また、第2セパレータ72の第2挿通孔72b内において、補助電位端子75は、セラミック素子100の補助電位パッド125に、第1ヒータ端子76は、セラミック素子100の第1ヒータパッド136に、第2ヒータ端子77は、セラミック素子100の第2ヒータパッド137に、それぞれ接触している。
さらに、放電電位端子73は、第2セパレータ72の第1挿通孔72a内において、放電電位リード線161の端部161tに接続されている。また、第2セパレータ72の第2挿通孔72b内において、補助電位端子75は、補助電位リード線162の端部162tに、第1ヒータ端子76は、第1ヒータリード線163の端部163tに、第2ヒータ端子77は、第2ヒータリード線164の端部164tに、それぞれ接続されている。
内筒80の後端部80kには、センサGND接続金具82が外嵌され、レーザ溶接されている。また、センサGND接続金具82には、電線165〜168が挿通されている。
なお、電線165,166の外部導体165G,166Gのうち、内側の外部導体165G1,166G1は、センサGND接続金具82に導通している。これにより、センサGND接続金具82に導通する内筒80、主体金具50、内側プロテクタ45及び外側プロテクタ40は、いずれもセンサGND電位SGNDとされている。
さらに、外筒95のうち、後端側GKの小径部96内には、フッ素ゴム製のグロメット84とシャーシGND接続金具83とが配設され、これらに、電線165〜168が挿通されている。なお、電線165,166の外部導体165G,166Gのうち、外側の外部導体165G2,166G2は、それぞれシャーシGND接続金具83に導通している。
このシャーシGND接続金具83は、外筒95の小径部96と共に加締めによって径方向内側に縮径され、グロメット84及びシャーシGND接続金具83は、外筒95の小径部96内に固定されている。これにより、排気管EP及び取付用ボスBOに導通する取り付け金具90、外筒95及びシャーシGND接続金具83は、いずれもシャーシGND電位CGNDとされる。また、このシャーシGND電位CGNDは、前述したように、車両AMに搭載されたバッテリBT(図2参照)のGND電位と共通にされている。
次いで、セラミック素子100の構造の詳細について説明する。セラミック素子100は、図5及び図6に示すように、板状でアルミナからなる絶縁性のセラミック基体101を有しており、このセラミック基体101内に、放電電極体110、補助電極体120及びヒータ部130が埋設されて一体焼結されている。
さらに具体的には、セラミック基体101は、アルミナグリーンシート由来のアルミナからなる3つのセラミック層102,103,104が重なっており、これらの層間に印刷により形成されたアルミナからなる2つの絶縁被覆層105,106が介在している。そして、絶縁被覆層105とセラミック層103の間に放電電極体110が配置されている。また、セラミック層103と絶縁被覆層106の間に補助電極体120が、絶縁被覆層106とセラミック層104の間にヒータ部130が、それぞれ配置されている。そして、これらが一体化してセラミック素子100が形成されている。
なお、本実施形態では、セラミック素子100のセラミック基体101は、図5に示すように、セラミック層103,104からなる第1セラミック部101A上に、セラミック層103,104よりも長手方向HNに短くされた、セラミック層102からなる第2セラミック部101Bを積層した形態を有する。また、第1セラミック部101Aの長手方向HN先端側GSの第1先端101ASよりも、第2セラミック部101Bの長手方向HN先端側GSの第2先端101BSが長手方向HN後端側GKに引き下がっている。
セラミック素子100において、放電電極体110は、長手方向HNに延びる形態を有しており、白金線からなる針状電極部112、この針状電極部112に導通し、セラミック層103の一方の表面103S1上にパターン印刷により形成されたリード部111、及び、リード部111に導通する放電電位パッド113を有する。
放電電極体110のうち、リード部111と、このリード部111が接続する針状電極部112のうち後端側GKの埋設部112Aとは、絶縁被覆層105及びセラミック層102で被覆されて、セラミック基体101内に、具体的には、セラミック層102とセラミック層103の層間に埋設されている。
一方、白金線からなる針状電極部112のうち先端側GSの露出部112Bは、セラミック基体101のうち、第2セラミック部101Bの第2先端101BSから露出している。しかも、この露出部112Bのうち先端側GSで先細の針状先端部112Sは、自身の先端がセラミック層103の表面103S1から2〜3mm離れるように折り曲げられて、即ち、セラミック層103の表面103S1から離間して、セラミック基体101外の空中に突出している。
補助電極体120は、パターン印刷により形成され、セラミック素子100の先端側GSに配置され矩形状をなす補助電極部122、及び、この補助電極部122に導通しセラミック素子100の後端側GKに延びる補助電極リード部121を有する。そして、この補助電極体120(補助電極リード部121,補助電極部122)は、セラミック層103のうち、表面103S1とは、逆側の表面103S2上に形成され、絶縁被覆層106で被覆されている。
補助電極体120の補助電極リード部121は、後端側GKの端部123から絶縁被覆層106の貫通孔106cを通じて、セラミック層104の一方の表面104S1上に形成した導通パターン124に導通している。さらに、この導通パターン124は、セラミック層104を貫通するスルーホール104h1を通じて、セラミック層104の他方の表面104S2上に形成した補助電位パッド125に導通している。
また、セラミック層104の一方の表面104S1上には、ヒータ部130がパターン印刷により形成されている。ヒータ部130は、セラミック素子100の先端側GSに配置され、通電により発熱して、このセラミック素子100を加熱する発熱部131、及び、この発熱部131に導通し、セラミック素子100の後端側GKに延びる2本のヒータリード部132,133を有する。そして、このヒータ部130は、セラミック層104の一方の表面104S1上に形成されると共に、絶縁被覆層106で被覆されている。
また、ヒータリード部132,133は、その後端側GKの端部134,135から、セラミック層104を貫通するスルーホール104h2を通じて、セラミック層104の他方の表面104S2上に形成された第1ヒータパッド136及び第2ヒータパッド137に、それぞれ導通している。
次いで、本システム1における粒子の検知について説明する。
セラミック素子100のうち、放電電極体110、補助電極体120及びヒータ部130は、それぞれ、前述した放電電位リード線161、補助電位リード線162、第1ヒータリード線163及び第2ヒータリード線164を通じて、図3において図示外の回路部190(図1,図2参照)に接続されている。また、電線165,166の内側の外部導体165G1,166G1も、回路部190のうち、イオン源電源回路210の第1出力端211及び補助電極電源回路240の補助第1出力端241に接続され、センサGND電位SGNDとされている。そして、これに導通するセンサGND接続金具82等を介して、セラミック素子100の先端側GSの部位(イオン源15)の周囲に配置された内側プロテクタ45も、前述したように、センサGND電位SGNDとされている。
ここで、放電電極体110の針状電極部112に、イオン源電源回路210から、放電電位リード線161、放電電位端子73及び放電電位パッド113を通じて、正の高電圧(例えば、1〜2kV)の放電電位PV2(図2,図6参照)を印加する。すると、この針状電極部112の露出部112Bの針状先端部112Sと、センサGND電位SGNDとされた内側プロテクタ45との間で、気中放電、具体的には、コロナ放電を生じ、針状先端部112Sの周囲で、イオンCP(図7参照)が生成される。前述したように、外側プロテクタ40及び内側プロテクタ45の作用により、内側プロテクタ45内には、排気ガスEGが取り入れられ、セラミック素子100付近において、後端側GKから先端側GSに向かう取入排気ガスEGIの気流が生じている。このため、生成されたイオンCPは、図7に示すように、取入排気ガスEGI中の粒子Sに付着する。これにより、粒子Sは、正に帯電した帯電粒子SCとなって、取入排気ガスEGIと共に、排出口45Oに向けて流れ、排出される。
一方、補助電極体120の補助電極部122には、補助電極電源回路240から、補助電位リード線162、補助電位端子75及び補助電位パッド125を通じて、所定の電位(例えば、100〜200Vの正の直流電位)とされた補助電位PV3(図2,図6参照)を印加する。これにより、イオン源15で生成したイオンCPのうち、粒子Sに付着しなかった浮遊イオンCPF(図7参照)に、補助電極部122から径方向外側の内側プロテクタ45(捕集極)に向かう斥力を与える。これにより、浮遊イオンCPFを、捕集極(内側プロテクタ45)の各部に付着させて捕集を補助する。かくして、確実に浮遊イオンCPFを捕集することができ、浮遊イオンCPFまでもが排出口45Oから排出されるのを防止する。
本システム1では、排出口45Oから排出された帯電粒子SCに付着していた排出イオンCPHの電荷量に対応する信号(信号電流Is)を、信号電流検知回路230で検知する。これにより、排気ガスEG中に含まれる粒子Sの量(濃度)を適切に検知することができる。
なお、前述したように、本実施形態では、セラミック素子100(イオン源15)の周囲の内側プロテクタ45を、センサGND電位SGNDとし、この内側プロテクタ45との間でコロナ放電を生じさせたが、これと共に、この内側プロテクタ45を捕集極に兼用している。即ち、本実施形態では、内側プロテクタ45(捕集極)で捕集を行うための捕集電位は、センサGND電位SGNDに等しい。
本実施形態では、図7において破線で示すように、イオン源15をなすセラミック素子100の先端側GSの部位、及び、内側プロテクタ45のうち、このイオン源15の周囲に位置する部位(側胴部46)、並びに、これらイオン源15及び内側プロテクタ45の側胴部46の間の空間VOが、排気ガスEG中に含まれる粒子Sを帯電した帯電粒子SCとする帯電部11である(図7参照)。従って、本実施形態では、帯電部11は、イオン源15を含んでいる。
また、計測制御回路220のヒータ通電回路226から、第1ヒータリード線163及び第1ヒータ端子76、並びに第2ヒータリード線164及び第2ヒータ端子77を通じて、第1ヒータパッド136と第2ヒータパッド137の間に所定のヒータ通電電圧を印加する。すると、ヒータ部130の発熱部131が通電により発熱し、セラミック素子100のうち、イオン源15を加熱して、このセラミック素子100(イオン源15)に付着した煤(粒子S)からなる付着粒子SAを除去する(図8参照)。これにより、イオン源15に生じた絶縁性の低下を回復できる。
なお、ヒータ通電電圧としては、具体的には、車両AMのバッテリBTの直流のバッテリ電圧(DC12Vまたは24V)をヒータ通電回路226によりPWM制御したパルス電圧を印加する。例えば、第1ヒータリード線163及び第1ヒータ端子76を通じて、第1ヒータパッド136に印加される第1ヒータ電位PVhtは、バッテリ電圧(DC12Vまたは24V)をPWM制御したパルス電圧のプラス側の電位とされる。また、第2ヒータリード線164及び第2ヒータ端子77を通じて、第2ヒータパッド137に印加される第2ヒータ電位は、バッテリBTのGND電位と共通のシャーシGND電位CGNDとされる(図2,図6参照)。
ところで、排気ガスEGに含まれる煤である粒子Sは、イオン源15をなすセラミック素子100のうち、コロナ放電を生じる放電電極体110(特に針状電極部112の露出部112B付近)等に堆積して付着しやすい(付着粒子SAとなりやすい)。そして、この付着粒子SAを除去するには、ヒータ部130でセラミック素子100のうち、イオン源15を付着粒子SAが燃える温度に昇温して、イオン源15に付着した付着粒子SA(煤)を燃やして除去する必要がある(図8参照)。
しかしながら、本実施形態のシステム1は、エンジンENGとして、直噴式のガソリンエンジンを搭載した車両AMに用いられている。前述したように、ガソリンエンジンでは、理論空燃比での燃焼が基本となるため、例えば空燃比が理論空燃比に対してリッチの場合、排気ガスEG中に酸素がほとんど存在しない。そして、このように酸素がほとんど存在しない排気ガスEG中では、たとえヒータ部130を発熱させても、イオン源15に付着した煤を燃焼させ難い。
加えて、いつでも煤を燃焼させることができるように、ヒータ部130を常時通電しておくと、ヒータ部130における無駄なエネルギー消費(電力消費)が生じる。
そこで、本実施形態のシステム1では、計測制御回路220のマイクロプロセッサ202が、車両AMのエンジン制御ユニットECUからCANバスを介して(図1参照)送信される、車両AMのエンジンENGがフューエルカット期間であることを示すフューエルカット信号FCの入力を検知している(図2参照)。マイクロプロセッサ202は、このフューエルカット信号FCに従ってヒータ通電回路226により、ヒータ部130への通電を行う。
フューエルカット期間には、エンジンENGへの燃料供給が停止されることにより、排気管EP内に、燃焼ガスではなく大気(外気)が流通する。従って、排気ガスEG中には煤が燃える濃度の酸素ガスが存在している。このため、このフューエルカット期間にヒータ部130に通電して、イオン源15を煤が燃える温度に昇温させることにより、イオン源15に付着した付着粒子SA(煤)を適切に燃やして除去することができる。
以下、本実施形態のシステム1のうち、粒子検知及びヒータ通電の処理を実行するマイクロプロセッサ202の動作について、図9に示す粒子検知ルーチンのフローチャート及び図10に示すヒータ制御ルーチンのフローチャートを参照して説明する。なお、マイクロプロセッサ202は、これら粒子検知ルーチン及びヒータ制御ルーチンを、並行して実行する。
まず、図9に示す粒子検知ルーチンについて説明する。
エンジンENGのキースイッチ(図示しない)がONにされると、本システム1(計測制御回路220のマイクロプロセッサ202)が起動され、まず、ステップS1で、粒子検知に必要な初期設定がなされる。その後、ステップS2において、ECUからの粒子検知開始の指示信号ST(図2参照)の有無を検知する。
ECUからの粒子検知開始の指示信号STが無い場合(No)には、ステップS2を繰り返して、ECUからの粒子検知開始の指示信号STの入力を待つ。そして、ECUからの粒子検知開始の指示信号STを検知した場合(Yes)には、ステップS3に進む。
ステップS3では、イオン源電源回路210で生成した高電圧をイオン源15に印加して、コロナ放電によりイオンCPを生成し、排出イオンCPHの電荷量に対応する信号電流Isを信号電流検知回路230で検知するなど、所定の粒子検知の処理を行う。
続くステップS4では、エンジンENGのキースイッチがOFFになったか否かを判断する。そして、エンジンENGのキースイッチがOFFになっていない場合(No)には、ステップS3に戻り、粒子検知の処理を継続する。一方、エンジンENGのキースイッチがOFFになった場合(Yes)には、粒子検知の処理を終了する。
次いで、図10に示すヒータ制御ルーチンについて説明する。
マイクロプロセッサ202が起動されると、まず、ステップS11で、ヒータ通電に必要な初期設定がなされる。
次いで、ステップS12では、ECUから出力されたフューエルカット信号FCがCANバスを通じて入力されるのを検知する。これにより、車両AMのエンジンENGがフューエルカット期間であるか否かを判断する。そして、フューエルカット信号FCが入力されていない場合(No)、即ち、フューエルカット期間でない場合には、ステップS15に進み、ヒータ通電処理を中止してステップS14に進む。なお、ステップS15では、ステップS13にてヒータ通電処理が実行されていればその処理を中止することになるが、ステップS13にてヒータ通電処理が不実行の場合には、その不実行の状態を維持してステップS14に移行する。
一方、フューエルカット信号FCが入力されている場合(Yes)、即ち、フューエルカット期間である場合には、ステップS13に進み、ヒータ通電回路226により、ヒータ部130への通電処理を行う。具体的には、PWM制御したパルス電圧をヒータ部130に印加して、イオン源15(セラミック素子100)に付着した煤が燃焼可能な所定の温度までセラミック素子100を昇温させる。
その後、ステップS14に進み、エンジンENGのキースイッチがOFFになったか否かを判断する。そして、エンジンENGのキースイッチがOFFになっていない場合(No)には、ステップS12に戻り、再度、フューエルカット信号FCの入力を検知して、ヒータ通電の処理を継続する。一方、エンジンENGのキースイッチがOFFになった場合(Yes)には、ヒータ通電の処理を終了する。
本実施形態において、車両AMのエンジンENGのフューエルカット期間が、燃焼可能期間であり、ECUからのフューエルカット信号FCが、燃焼可能信号に相当する。そして、このECUからのフューエルカット信号FCの入力を検知している計測制御回路220のマイクロプロセッサ202(即ち、ステップS12を実行しているマイクロプロセッサ202)が、期間検知手段に相当する。また、フューエルカット信号FCに従ってヒータ部130への通電を行う計測制御回路220のマイクロプロセッサ202(即ち、ステップS13を実行しているマイクロプロセッサ202)及び計測制御回路220のヒータ通電回路226が、ヒータ通電制御手段に相当する。
また、このヒータ通電制御手段のうち、ステップS13を実行しているマイクロプロセッサ202及びヒータ通電回路226が、ヒータ部130への通電を切り換える通電切換手段に相当する。
このように、本実施形態のシステム1では、フューエルカット期間を検知し、このフューエルカット期間にヒータ部130への通電を行い、帯電部11のうち、イオン源15を加熱して、これに付着した煤(付着粒子SA)が燃える温度に昇温させている(ステップS13)。これにより、イオン源15に付着した煤(付着粒子SA)を、適切に除去することができ、センサ本体10における検知性能を維持することができる。一方、ヒータ部130を常時通電しないので、ヒータ部130における無駄なエネルギー消費(電力消費)を抑制できる。
また、ガソリンエンジン搭載車に本システム1を適用した本実施形態でも、煤(付着粒子SA)を適切に除去して、センサ本体10における検知性能を維持することが可能になる。
さらに、本実施形態のシステム1では、ECUからのフューエルカット信号FCの入力を検知している。そして、この検知したフューエルカット信号FCに従ってヒータ部130への通電を切り換えるので、適切なタイミングでヒータ部130に通電して、イオン源15に付着した煤(付着粒子SA)を確実に燃やして除去することができる。
また、フューエルカット期間であることを示すECUからのフューエルカット信号FCによって、燃焼可能期間を知ることができるので、イオン源(帯電部)に付着した煤(付着粒子SA)を適切に燃やして除去することができる。
以上において、本発明を実施形態に即して説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で、適宜変更して適用できることはいうまでもない。
例えば、実施形態では、粒子Sを帯電した帯電粒子SCとする帯電部が、気中放電によりイオンCPを生成するイオン源15である粒子検知システムに適用した例を示した。しかし、センサ本体の帯電部はこれに限られない。例えば、電極の表面上に粒子を付着させて、電極に高電圧を印加することにより、粒子Sを帯電した帯電粒子SCとする帯電部をセンサ本体に有する粒子検知システムに適用しても良い(特許文献2,3参照)。この場合、ヒータ部としては、例えば、帯電部のうち、粒子が付着する電極を加熱するものが挙げられる。
また、実施形態では、燃焼可能期間として、車両AMのエンジンENGのフューエルカット期間を検知した。しかし、車両AMのエンジンENGのアイドリングストップ期間(信号待ち等の一時停車時にエンジンENGを自動停止する期間)やリーンバーン運転期間(エンジンENGを理論空燃比よりも薄い混合比で希薄燃焼させる期間)を、燃焼可能期間として検知しても良い。つまり、回路部190のマイクロプロセッサ202で、ECUから出力される、車両AMのエンジンENGがアイドリングストップ期間であることを示す信号やリーンバーン運転期間であることを示す信号を、CANバスを通じて検知するようにしても良い。
また、ハイブリッド車の場合には、エンジンを停止させ、モータで走行している期間を示す信号を、検知するようにしても良い。モータで走行している期間は、エンジンが停止しており、排気管EP内に燃焼ガスではなく大気(外気)が流通する。このため、モータで走行している期間も燃焼可能期間に該当するからである。
また、実施形態では、ECUからCANバス上に出力されるフューエルカット信号FCを燃焼可能信号として検知した。しかし、例えば、排気管EPに取り付けた、排気ガスEG中の酸素濃度を測定する酸素センサの出力を利用して、排気ガスEG中の酸素濃度が所定値以上の燃焼可能期間を検知するようにしても良い。
また、マイクロプロセッサ202で実行されるヒータ制御ルーチンは、図10を援用して説明した上記実施形態の処理に限定されない。マイクロプロセッサ202で実行されるヒータ制御ルーチンの変形例を、図11を用いて説明する。
マイクロプロセッサ202が起動されると、上記実施形態の処理と同様のステップS11,S12が各々実行される。そして、この変形例では、ステップS12にてフューエルカット信号FCが入力されている場合(Yes)、即ち、フューエルカット期間である場合には、ステップS16に進み、ヒータ通電フラグが「1」に設定されているか否かを判断する。ステップS16にてヒータ通電フラグが「1」に設定されていると判断されない場合(No)、即ち、ヒータ通電フラグが「0」に設定されている場合には、ステップS13に進み、ヒータ部130への通電処理が実行(開始)される。なお、このステップS13の処理は、上記実施形態と同様である。
次いで、ステップS17に進み、ヒータ通電フラグを「1」に設定する。そして、ステップS18に進み、ヒータ部130の通電継続時間を計るためのタイマをスタートさせ、ステップS19に進む。一方、ステップS16にてヒータ通電フラグが「1」に設定されていると判断された場合(Yes)、ステップS13,S17,S18をスキップし、ステップS19に進む。
そして、ステップS19では、ヒータ部130の通電継続時間(継続タイマ)が所定時間を経過したか否かを判断する。なお、所定時間としては、ヒータ部130の加熱を通じてイオン源15(帯電部11)に付着した煤を燃焼させることが可能な時間が設定されている。ステップS19にて通電継続時間が所定時間を経過したと判断された場合(Yes)、ステップS20に進み、ヒータ通電回路226によるヒータ部130への通電を中止する。この際、ヒータ通電フラグは「0」に設定せず、また、タイマもリセットしない。これにより、ステップS20にてヒータ部130への通電が中止された後も、フューエルカット信号FCの入力検知が継続したとしても、ステップS12による肯定判断(Yes)、ステップS16による肯定判断(Yes)、ステップS19による否定判断(No)が繰り返され、ヒータ部130への通電処理が実行されることはない。一方、ステップS19にて、通電継続時間が所定時間を経過していないと判断された場合(No)、ステップS12に戻る。そして、ステップS20の処理が終了すると、ステップS14に進む。なお、ステップS14の処理は、上記実施形態と同様であるため、説明は省略する。
ステップS12にて、フューエルカット信号FCが入力されていない場合(No)、即ち、フューエルカット期間でない場合には、ステップS15に進む。なお、ステップS15の処理は上記実施形態と同様である。そして、ステップS21に進み、ヒータ通電フラグを「0」に設定する。これにより、フューエルカット信号FCの入力を再度検知した場合に、ステップS16にて否定判断(No)されることになり、ステップS13によるヒータ部130への通電処理の実行が可能となる。次いで、ステップS22に進み、ヒータ部130の通電継続時間を計るためのタイマをリセットし、ステップS14に移行する。
このようにして変形例によるヒータ制御ルーチンが実行されることにより、フューエルカット期間にヒータ部130への通電を行い、帯電部11のうち、イオン源15を加熱して、これに付着した煤(付着粒子SA)が燃える温度に昇温させることで、イオン源15に付着した煤(付着粒子SA)を、適切に除去することができる。そして、ヒータ部130への通電継続時間が所定時間を経過した場合には、フューエルカット期間内といえどもヒータ部130への通電が中止される(ステップS20)。これにより、上記実施形態に対して、ヒータ部における無駄なエネルギー消費(電力消費)をより抑制できるといったメリットが得られる。 なお、ステップS20を実行しているマイクロプロセッサ202が、ヒータ部130への通電を中止する通電中止手段に相当する。
AM 車両
ENG エンジン(内燃機関)
EP 排気管
EG 排気ガス(被測定ガス)
CGND シャーシGND電位(第2ヒータ電位)
SGND センサGND電位
PV2 放電電位
PV3 補助電位
PVht 第1ヒータ電位
S 粒子
SC 帯電粒子
SA 付着粒子
CP イオン
CPF 浮遊イオン
GS 先端側
GK 後端側
HN 長手方向
1 粒子検知システム
10 センサ本体
11 帯電部
15 イオン源
40 外側プロテクタ
45 内側プロテクタ
50 主体金具
71 第1セパレータ
72 第2セパレータ
73 放電電位端子
75 補助電位端子
76 第1ヒータ端子
77 第2ヒータ端子
80 内筒
90 取り付け金具
95 外筒
100 セラミック素子
100K (セラミック素子の)後端部
101 セラミック基体
110 放電電極体
120 補助電極体
130 ヒータ部
190 回路部
210 イオン源電源回路
220 計測制御回路
226 ヒータ通電回路(ヒータ通電制御手段,通電切換手段)
230 信号電流検知回路
240 補助電極電源回路
FC フューエルカット信号
S13,S15 期間検知手段,信号検知手段
S14〜S16 ヒータ通電制御手段
S14,S16 通電切換手段

Claims (5)

  1. 被測定ガス中に含まれる粒子を帯電した帯電粒子とする帯電部を有するセンサ本体を備え、上記帯電粒子を用いて、上記被測定ガス中の上記粒子を検知する粒子検知システムであって、
    上記センサ本体は、
    上記帯電部の少なくとも一部を加熱するヒータ部を有し、
    上記帯電部に付着した付着粒子を燃やす酸素ガスが上記被測定ガス中に存在する燃焼可能期間を検知する期間検知手段と、
    上記燃焼可能期間に上記ヒータ部に通電して、上記帯電部の少なくとも一部を、上記付着粒子が燃える温度に昇温させるヒータ通電制御手段と、を備える
    粒子検知システム。
  2. 請求項1に記載の粒子検知システムであって、
    前記帯電部は、
    気中放電によりイオンを生成するイオン源を含み、生成した上記イオンを前記被測定ガス中を浮遊する前記粒子に付着させ帯電させて前記帯電粒子とし、
    前記ヒータ部は、
    上記帯電部のうち、上記イオン源の少なくとも一部を加熱する
    粒子検知システム。
  3. 請求項1または請求項2に記載の粒子検知システムであって、
    前記期間検知手段は、
    外部からの、前記燃焼可能期間であることを示す燃焼可能信号の入力を検知する信号検知手段であり、
    前記ヒータ通電制御手段は、
    検知した上記燃焼可能信号に従って前記ヒータ部への通電を切り換える通電切換手段を有する
    粒子検知システム。
  4. 請求項3に記載の粒子検知システムであって、
    前記被測定ガスは、内燃機関の排気ガスであり、
    前記燃焼可能信号は、
    上記内燃機関がフューエルカット期間、アイドリングストップ期間またはリーンバーン運転期間であることを示す信号である
    粒子検知システム。
  5. 請求項1ないし請求項4のいずれか1に記載の粒子検知システムであって、
    前記ヒータ通電制御手段は、上記燃焼可能期間に上記ヒータ部への通電を開始してから、上記通電を継続している時間が所定時間を経過した場合に当該通電を中止する通電中止手段を有する
    粒子検知システム。
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