JP6437676B2 - Apに接続されるstaのための再アソシエーション時間を低減すること - Google Patents

Apに接続されるstaのための再アソシエーション時間を低減すること Download PDF

Info

Publication number
JP6437676B2
JP6437676B2 JP2017566767A JP2017566767A JP6437676B2 JP 6437676 B2 JP6437676 B2 JP 6437676B2 JP 2017566767 A JP2017566767 A JP 2017566767A JP 2017566767 A JP2017566767 A JP 2017566767A JP 6437676 B2 JP6437676 B2 JP 6437676B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
reassociation
request
communication device
sta
reassociation request
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2017566767A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2018524909A (ja
Inventor
アフジャ、サチン
コンダバッティニ、ガネシュ
クマラベル、ガネシュ・バブ
シャルマ、ムクル
カンチャナパリー、ビデュラタ
パドマ、サントシュ・クマー
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Qualcomm Inc
Original Assignee
Qualcomm Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Qualcomm Inc filed Critical Qualcomm Inc
Publication of JP2018524909A publication Critical patent/JP2018524909A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6437676B2 publication Critical patent/JP6437676B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04WWIRELESS COMMUNICATION NETWORKS
    • H04W76/00Connection management
    • H04W76/10Connection setup
    • H04W76/19Connection re-establishment
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04WWIRELESS COMMUNICATION NETWORKS
    • H04W76/00Connection management
    • H04W76/10Connection setup
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04WWIRELESS COMMUNICATION NETWORKS
    • H04W12/00Security arrangements; Authentication; Protecting privacy or anonymity
    • H04W12/06Authentication
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04WWIRELESS COMMUNICATION NETWORKS
    • H04W12/00Security arrangements; Authentication; Protecting privacy or anonymity
    • H04W12/50Secure pairing of devices
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04WWIRELESS COMMUNICATION NETWORKS
    • H04W76/00Connection management
    • H04W76/10Connection setup
    • H04W76/18Management of setup rejection or failure
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04WWIRELESS COMMUNICATION NETWORKS
    • H04W84/00Network topologies
    • H04W84/02Hierarchically pre-organised networks, e.g. paging networks, cellular networks, WLAN [Wireless Local Area Network] or WLL [Wireless Local Loop]
    • H04W84/10Small scale networks; Flat hierarchical networks
    • H04W84/12WLAN [Wireless Local Area Networks]

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Computer Networks & Wireless Communication (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
  • Computer Security & Cryptography (AREA)
  • Mobile Radio Communication Systems (AREA)

Description

[0001] 本実施形態は一般に、ワイヤレスネットワークに関し、具体的には、ワイヤレス局とアクセスポイントとの間の再アソシエーション時間を低減することに関する。
[0002] Wi−Fiネットワークは、多数のクライアントデバイスまたは局(STA:station)とのワイヤレス通信チャネルまたはリンクを提供する1つ以上のアクセスポイント(AP:access point)によって形成され得る。APとSTAとの間のWi−Fi接続を確立することは典型的に、STAおよびAPが互いにデータを交換することを始めることができる前に、(順番に)完了されなければならないいくつかのステップを含む。まず、STAは、Wi−Fi通信領域(Wi-Fi communication range)内に存在するAPおよび/または他のデバイスを識別するために、(例えば、プローブ要求をブロードキャストすること、および/またはビーコンフレームをリッスンすること(listening)によって)全ての利用可能なチャネルをスキャンする。各利用可能なAPは、そのAPのネットワークに関する基本サービスセット(BSS:basic service set)情報を包含するプローブ応答を送り返すことによって、プローブ要求に応答し得る。次に、STAは、アソシエートされる(associated)ネットワーク情報に基づいて、接続するべき、APのうちの1つを選択する。例えば、STAは、最も高い信号強度を持つAPを選択し得る。STAは次に、選択されたAPを認証し、選択されたAPとアソシエートする。最後に、STAは、デバイス間で通信されるデータを暗号化する(および復元する(decrypting))ための動的鍵(dynamic key)を生成するために、APと4ウェイハンドシェイクを行う。
[0003] 一旦接続されると、STAは続いて、(例えば、APの1つ以上の特徴または能力をイネーブルすること、またはディセーブルすることによって)1つ以上の接続設定を変更または更新することを試み得る。例えば、STAは、APに、(例えば、更新される設定を持つ)再アソシエーション要求を送ることによって、APとの接続設定を更新し得る。再アソシエーションが成功する場合、APは、更新される設定の受諾を示す再アソシエーション応答を、STAに送り返し得る。成功した再アソシエーションは典型的に、STAとAPとの間の別のハンドシェイク動作によって後続される。このハンドシェイクは、STAがAPと最初にアソシエートするとき(例えば、STAとAPとの間の接続が初めて確立されたとき)行われるハンドシェイク動作と、同一でない場合、類似しており、かなりの量の時間を消費し得る。
[0004] この発明の概要は、詳細な説明においてさらに以下に説明される概念のセレクションを簡略化された形態で紹介するために提供される。この発明の概要は、本願の主題(claimed subject matter)の主要な(key)特徴または本質的な特徴を識別するようには意図されず、本願の主題の範囲を限定するようにも意図されない。
[0005] ワイヤレス局(STA)とアクセスポイント(AP)との間の再アソシエーション時間を低減するための方法および装置が、開示される。STAは、再アソシエーション処理を開始するために、APに再アソシエーション要求を送る。再アソシエーション要求は、ハンドシェイク動作が再アソシエーション処理の間バイパスされるべきであることを示す。STAは、再アソシエーション要求の受諾を示す、APからの再アソシエーション応答を受信し、再アソシエーション応答を受信すると、既存の暗号鍵(preexisting cryptographic key)のセットを使用してAPとのデータ通信をイネーブルし得る。例えば、既存の暗号鍵は、前のアソシエーション処理または前の再アソシエーション処理のうちの少なくとも1つの間に、APとネゴシエートされ得る。
[0006] ハンドシェイク動作は、STAとAPとの間でのローカルエリアネットワークにわたる拡張可能認証(EAPoL:Extensible Authentication over Local Area Network)フレームの交換を備え得る。いくつかの例において、再アソシエーション要求は、ハンドシェイク動作がバイパスされるべきであることを示す、ベンダー固有の情報要素を含み得る。代替として、ハンドシェイク動作がバイパスされるべきであることを示すために、再アソシエーション要求のシーケンス制御フィールドは、修正され得る。
[0007] STAは、STAがいまだアソシエートされるAPに、再アソシエーション要求を送り得る。具体的には、再アソシエーション要求は、APとの1つ以上の接続設定を更新するために使用され得る。例えば、STAは、STA上でBluetooth(登録商標)通信をイネーブルすることに応答して、APに、再アソシエーション要求を送り得る。よって、再アソシエーション要求は、APとのデータ通信のための不定期自動省電力配信(U−APSD:unscheduled automatic power save delivery)をディセーブルするためのものであり得る。別の例では、STAは、STA上でBluetooth通信をディセーブルすることに応答して、APに、再アソシエーション要求を送り得る。よって、再アソシエーション要求は、APとのデータ通信のためのU−APSDをイネーブルするためのものであり得る。
[0008] 本明細書に開示される動作の方法は、ワイヤレス局がアクセスポイントに迅速に再アソシエートすることをイネーブルする。例えば、ある特定のアプリケーションにおいて、ワイヤレス局は、アクセスポイントとの1つ以上のワイヤレス接続設定を更新するために、接続されるアクセスポイントに再アソシエーション要求を送り得る。局が既にアクセスポイントに接続されているため、再アソシエーション処理の間に別のハンドシェイク動作を行うことは、冗長であり、時間がかかり得る。(例えば、前のアソシエーション、または再アソシエーションイベント(re-association event)の間にネゴシエートされる)既存の暗号鍵を使用することによって、ワイヤレス局およびアクセスポイントは、別のハンドシェイク動作を行うことなく迅速に互いに再アソシエートし得る。
[0009] 本実施形態は、例として例証され、添付図面の図によって限定されるようには意図されない。同様の番号は、図面および明細書の全体にわたって同様の要素を参照する。
[0010] 図1は、例示的な実施形態がインプリメントされ得るワイヤレスシステムのブロック図を示す。 [0011] 図2は、ワイヤレス局(STA)とアクセスポイント(AP)との間の高速再アソシエーション(fast re-association)を描写する例示的なシーケンス図を示す。 [0012] 図3Aは、STAと、接続されるAPとの間のワイヤレス接続設定を更新するための動作を描写する例示的なタイミング図を示す。 [0012] 図3Bは、STAと、接続されるAPとの間のワイヤレス接続設定を更新するための動作を描写する例示的なタイミング図を示す。 [0013] 図4は、例示的な実施形態に従うSTAのブロック図を示す。 [0014] 図5は、例示的な実施形態に従うアクセスポイント(AP)のブロック図を示す。 [0015] 図6は、例示的な高速再アソシエーション動作を描写するフローチャートを示す。 [0016] 図7は、再アソシエーションの間にハンドシェイクを選択的にバイパスするための例示的な動作を描写するフローチャートを示す。
詳細な説明
[0017] 例示的な実施形態は、簡潔さのみのために、WLANシステムのコンテキストにおいて以下に説明される。例示的な実施形態が、他のワイヤレスネットワーク(例えば、セルラネットワーク、ピコネットワーク、フェムトネットワーク、衛星ネットワーク)に、ならびに1つ以上のワイヤード規格またはプロトコル(例えば、イーサネット(登録商標)および/またはHomePlug/PLC規格)の信号を使用するシステムに、同等に適用可能であることが理解されるべきである。本明細書で使用される場合、「WLAN」および「Wi−Fi(登録商標)」という用語は、IEEE802.11規格ファミリ、BLUETOOTH(登録商標)(Bluetooth)、HiperLAN(主に欧州で使用される、IEEE802.11規格に匹敵する、ワイヤレス規格のセット)、および比較的短い無線伝搬範囲を有する他の技術によって管理される通信を含み得る。よって、「WLAN」および「Wi−Fi」という用語は、本明細書において交換可能に使用され得る。さらに、1つ以上のAPおよび多数のSTAを含むインフラストラクチャWLANシステムの観点から以下に説明されるが、例示的な実施形態は、例えば、複数のWLAN、ピアツーピア(または独立基本サービスセット(Independent Basic Service Set))システム、Wi−Fi Directシステム、および/またはHotspotを含む他のWLANシステムに同様に適用可能である。
[0018] さらに、ワイヤレスデバイスの間でデータフレームを交換することの観点から本明細書に説明されるが、例示的な実施形態は、ワイヤレスデバイスの間での任意のデータユニット、パケット、および/またはフレームの交換に適用され得る。よって、「フレーム」という用語は、任意のフレーム、パケット、または、例えば、プロトコルデータユニット(PDU:protocol data unit)、MACプロトコルデータユニット(MPDU:MAC protocol data unit)、および物理レイヤコンバージェンスプロシージャプロトコルデータユニット(PPDU:physical layer convergence procedure protocol data unit)のような、データユニットを含み得る。「A−MPDU」という用語は、アグリゲートされるMPDUを指し得る。
[0019] 以下の説明において、本開示の完全な理解を提供するために、特定のコンポーネント、回路、およびプロセスの例のような、多数の特定の詳細が示される。本明細書で使用される場合「結合される(coupled)」という用語は、直接接続されること、または、1つ以上の介在するコンポーネントまたは回路を通して接続されることを意味する。「接続されるAP(connected AP)」という用語は、所与のSTAが現在アソシエートされている、および/または接続されているAPを指す(例えば、APと所与のSTAとの間に、確立された通信チャネルまたはリンクが存在する)。
[0020] また、以下の説明において、説明の目的で、例示的な実施形態の完全な理解を提供するために、特定の用語が示される。しかしながら、これらの特定の詳細が例示的な実施形態を実現するために必要とされない可能性があることは、当業者にとって明らかであろう。他の実例において、本開示を曖昧にすることを避けるために、周知の回路およびデバイスがブロック図の形式で示される。続く詳細な説明のいくつかの部分は、コンピュータメモリ内のデータビットに対する動作のプロシージャ、論理ブロック、処理、および他の象徴的表現の観点から提示される。これらの説明および表現は、データ処理技術の当業者によって、彼らの作業の内容(substance of their work)を他の当業者に最も効率よく伝えるために使用される手段である。本願において、プロシージャ、論理ブロック、処理、または同様のものは、所望の結果をもたらす首尾一貫した命令またはステップのシーケンスであるものと考えられる。それらのステップは、物理量の物理的な操作(physical manipulation)を必要とするものである。必ずではないが、通常、このような量は、コンピュータシステムにおいて、記憶され、トランスファされ、組み合わされ、比較され、およびそうでなければ操作されることが可能な電気または磁気信号の形態をとる。
[0021] しかしながら、これらのすべておよび類似の用語は、適切な物理量と関連付けられるべきであり、単に、これらの量に適用される便利なラベルにすぎないことに留意されるべきである。下記の説明から明らかであるように、そうでないと明記載されていない限り、本願全体を通して、「アクセスすること」、「受信すること」、「送ること」、「使用すること」、「選択すること」、「決定すること」、「正規化すること(normalizing)」、「乗算すること」、「平均すること」、「モニタすること」、「比較すること」、「適用すること」、「更新すること」、「測定すること」、「抽出すること」、または同様のもののような用語を利用する説明は、コンピュータシステムのレジスタおよびメモリ内での物理(電子)量として表されたデータを操作して、コンピュータシステムのメモリまたはレジスタ、または他のそのような情報記憶装置、送信または表示デバイス内での物理量として同様に表される他のデータへと変換する、コンピュータシステムまたは同様の電子コンピューティングデバイスの動作および処理を指すことが認識される。
[0022] 図面において、単一のブロックは、1つの機能または複数の機能を行うとして説明され得るが、実際の実施において、そのブロックによって行われる1つの機能または複数の機能は、単一のコンポーネントにおいて、または複数のコンポーネントにわたって行われ得、および/またはハードウェアを使用して、ソフトウェアを使用して、またはハードウェアとソフトウェアの組み合わせを使用して行われ得る。ハードウェアおよびソフトウェアのこの互換性を明確に例証するために、様々な例証的なコンポーネント、ブロック、モジュール、回路、およびステップが、一般にそれらの機能の観点から上記に説明されてきた。そのような機能が、ハードウェアとしてインプリメントされるか、あるいはソフトウェアとしてインプリメントされるかは、特定のアプリケーションおよびシステム全体に課せられる設計制約に依存する。当業者は、説明された機能を特定のアプリケーションごとに様々な方法でインプリメントし得るが、このようなインプリメンテーションの決定は、本発明の範囲からの逸脱を生じるものと解釈されるべきではない。また、例示的なるワイヤレス通信デバイスは、プロセッサ、メモリ、および同様のもののような周知のコンポーネントを含む、示されているもの以外のコンポーネントを含み得る。
[0023] 本明細書に説明される技法は、特定の方法でインプリメントされると明確に説明されない限り、ハードウェア、ソフトウェア、ファームウェア、またはそれらの任意の組み合わせでインプリメントされ得る。モジュールまたはコンポーネントとして説明される任意の特徴はまた、集積論理デバイスにおいて共に、または離散的でありながらも相互作用可能な論理デバイスとして別々に、インプリメントされ得る。ソフトウェアでインプリメントされる場合、本技法は少なくとも一部が、実行されると、上記に説明された方法のうちの1つ以上を行う命令を備える非一時的なプロセッサ読み取り可能な記憶媒体によって実現され得る。非一時的なプロセッサ読み取り可能なデータ記憶媒体は、パッケージング材料(packaging material)を含み得る、コンピュータプログラム製品の一部を形成し得る。
[0024] 非一時的なプロセッサ読み取り可能な記憶媒体は、同期動的ランダムアクセスメモリ(SDRAM:synchronous dynamic random access memory)、読み取り専用メモリ(ROM:read only memory)、不揮発性ランダムアクセスメモリ(NVRAM:non-volatile random access memory)、電気的に消去可能なプログラマブル読み取り専用メモリ(EEPROM(登録商標):electrically erasable programmable read-only memory)、FLASHメモリ、他の既知の記憶媒体、および同様のもののようなランダムアクセスメモリ(RAM:random access memory)を備え得る。追加として、または代替として、本技法は少なくとも一部が、命令またはデータ構造の形式でコードを搬送または通信し、かつ、コンピュータまたは他のプロセッサによってアクセス、読み取り、および/または実行されることができるプロセッサ読み取り可能な通信媒体によって実現され得る。
[0025] 本明細書に開示される実施形態に関連して説明される様々な例証的な論理ブロック、モジュール、回路および命令は、1つ以上のデジタルシグナルプロセッサ(DSP:digital signal processor)、汎用マイクロプロセッサ、特定用途集積回路(ASIC:application specific integrated circuit)、特定用途命令セットプロセッサ(ASIP:application specific instruction set processor)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA:field programmable gate array)、または他の同等の集積または離散論理回路のような、1つ以上のプロセッサによって実行され得る。本明細書で使用される場合、「プロセッサ」という用語は、前述の構造、または本明細書に説明される技法のインプリメンテーションに適した任意の他の構造のいずれかを指し得る。さらに、いくつかの態様において、本明細書に説明される機能は、本明細書に説明されるように構成される専用のソフトウェアモジュールまたはハードウェアモジュール内で提供され得る。また、技法は、1つ以上の回路または論理要素において十分にインプリメントされることができる。汎用プロセッサは、マイクロプロセッサであり得るが、代替として、このプロセッサは、任意の従来型のプロセッサ、コントローラ、マイクロコントローラ、またはステートマシンであり得る。プロセッサはまた、コンピューティングデバイスの組み合わせ、例えば、DSPとマイクロプロセッサの組み合わせ、複数のマイクロプロセッサ、DSPコアと連携した1つ以上のマイクロプロセッサ、あるいは任意の他のそのような構成としてインプリメントされ得る。
[0026] 図1は、例示的な実施形態がインプリメントされ得るワイヤレスシステム100のブロック図である。ワイヤレスシステム100は、ワイヤレスアクセスポイント(AP)110、ワイヤレス局(STA)120、およびワイヤレスローカルエリアネットワーク(WLAN)150を含むように示されている。WLAN150は、IEEE802.11規格ファミリに従って(または他の適切なワイヤレスプロトコルに従って)動作し得る複数のWi−Fiアクセスポイント(AP)によって、形成され得る。よって、簡潔さのために、たった1つのAP110が図1に示されているが、WLAN150が任意の数の、AP110のような、アクセスポイントによって形成され得ることは、理解されるべきである。AP110は、一意のメディアアクセス制御(MAC:media access control)アドレスを割り当てられる。WLAN150がインフラストラクチャ基本サービスセット(BSS)として図1に描写されているが、他の例示的な実施形態では、WLAN150は、(例えば、Wi−Fi Directプロトコルに従って動作する)独立基本サービスセット(IBSS:independent basic service set)、アドホックネットワーク、またはピアツーピア(P2P)ネットワークであり得る。
[0027] STA120は、例えば、携帯電話、携帯情報端末(PDA)、タブレットデバイス、ラップトップコンピュータ、または同様のものを含む、任意の適切なWi−Fi対応のワイヤレスデバイスであり得る。STA120はまた、ユーザ機器(UE)、加入者局、モバイルユニット、加入者ユニット、ワイヤレスユニット、リモートユニット、モバイルデバイス、ワイヤレスデバイス、ワイヤレス通信デバイス、リモートデバイス、モバイル加入者局、アクセス端末、モバイル端末、ワイヤレス端末、リモート端末、ハンドセット、ユーザエージェント、モバイルクライアント、クライアント、または何らかの他の適切な用語で称され得る。少なくともいくつかの実施形態では、STA120は、1つ以上のトランシーバ、1つ以上の処理リソース(例えば、プロセッサおよび/またはASIC)、1つ以上のメモリリソース、および電源(例えば、バッテリ)を含み得る。メモリリソースは、図6に関して以下に説明される動作を行うための命令を記憶する非一時的なコンピュータ読み取り可能な媒体(例えば、EPROM、EEPROM、フラッシュメモリ、ハードドライブ等のような、1つ以上の不揮発性メモリ要素)を含み得る。
[0028] AP110は、1つ以上のワイヤレスデバイスが、Wi−Fi、Bluetooth、または任意の他の適切なワイヤレス通信規格を使用して、AP110を介してネットワーク(例えば、ローカルエリアネットワーク(LAN:local area network)、ワイドエリアネットワーク(WAN:wide area network)、メトロポリタンエリアネットワーク(MAN:metropolitan area network)および/またはインターネット)に接続することを可能にする任意の適切なデバイスであり得る。いくつかの実施形態では、AP110は、ソフトウェア対応のアクセスポイント(「SoftAP」)として動作する(例えば、ワイヤレスSTAのような)任意の適切なワイヤレスデバイスであり得る。少なくとも1つの実施形態では、AP110は、1つ以上のトランシーバ、1つ以上の処理リソース(例えば、プロセッサおよび/またはASIC)、1つ以上のメモリリソース、および電源を含み得る。メモリリソースは、図7に関して以下に説明される動作を行うための命令を記憶する非一時的なコンピュータ読み取り可能な媒体(例えば、EPROM、EEPROM、フラッシュメモリ、ハードドライブ等のような、1つ以上の不揮発性メモリ要素)を含み得る。
[0029] AP110および/またはSTA120では、1つ以上のトランシーバは、ワイヤレス通信信号を送信および受信するために、Wi−Fiトランシーバ、Bluetoothトランシーバ、セルラトランシーバ、および/または他の適切な無線周波数(RF:radio frequency)トランシーバ(簡潔さのために示されていない)を含み得る。各トランシーバは、異なる動作周波数帯域(distinct operating frequency band)において、および/または異なる通信プロトコルを使用して、他のワイヤレスデバイスと通信し得る。例えば、Wi−Fiトランシーバは、IEEE802.11仕様書に従って、2.4GHz周波数帯域内および/または5GHz周波数帯域内で通信し得る。セルラトランシーバは、第3世代パートナーシッププロジェクト(3GPP(登録商標):3rd Generation Partnership Project)によって説明される4Gロングタームエボリューション(LTE(登録商標):Long Term Evolution)プロトコルに従って(例えば、およそ700 MHzとおよそ3.9GHzとの間)、および/または他のセルラプロトコル(例えば、モバイルのためのグローバルシステム(GSM(登録商標):Global System for Mobile)通信プロトコル)に従って、様々なRF周波数帯域内で通信し得る。他の実施形態において、トランシーバは、ZigBee仕様書によって説明されるZigBeeトランシーバ、WiGigトランシーバ、および/またはHomePlug協会(HomePlug Alliance)からの仕様書において説明されるHomePlugトランシーバのような、任意の技術的に実現可能なトランシーバ(technically feasible transceiver)であり得る。
[0030] 初期のWi−Fi接続(initial Wi-Fi connection)を確立するために、STA120は、AP110にプローブ要求を送信またはブロードキャストし得る。例えば、プローブ要求は、STA120によってサポートされるいくつかの通信能力(communication capability)を示し得る。AP110がSTA120からプローブ要求を受信するとき、AP110は、AP110によってサポートされる能力とインターセクトされた(intersected with)、プローブ要求において提供される情報をミラーする(mirrors)プローブ応答を送ることによって応答し得る。AP110からプローブ応答を受信すると、STA120は、AP110に認証要求を送信し得る。例えば、認証要求は、IEEE802.11仕様書によって説明される低レベルの認証メカニズム(low-level authentication mechanism)をトリガし得る。AP110は、認証処理を完了するために、STA120に認証応答を送り返すことによって認証要求に応答する。
[0031] 一旦認証されると、STA120は次に、AP110にアソシエーション要求を送り得る。例えば、アソシエーション要求は、STA120とAP110との間のデータ通信のために使用されるべき(例えば、IEEE802.11仕様書の下)1つ以上の要求される能力を含み得る。AP110がアソシエーション要求に示される、要求される能力をサポートすることができる場合、AP110は、STA120のためにアソシエーションID(AID)を作成し、STAにアソシエーション応答を送り返し得る。AP110は次に、2つのデバイス間のデータ通信を暗号化および復元するために使用されるべき動的鍵を生成するために、ハンドシェイク動作を開始し得る。例えば、ハンドシェイク動作は、IEEE802.11仕様書において説明される、4ウェイハンドシェイクに対応し得、それによって、STA120およびAP110は、データ暗号化(および復元)のために使用されるべきペアワイズ一時鍵(PTK:Pairwise Transient Key)および/または他の暗号鍵(cryptographic key)を生成するために、互いにローカルエリアネットワークにわたる拡張可能認証(EAPoL)フレームを交換する。STA120は、一旦ハンドシェイクが完了すると、AP110(およびWLAN150)に接続される。
[0032] IEEE802.11仕様書はまた、AP110に再アソシエートするために、STA120によって開始され得る再アソシエーション処理を定義する。例えば、STA120は、それがAP110から(非意図的に、または意図的に)切断された状態になった後、AP110に再アソシエートすることを試み得る。STA120は、AP110に再アソシエーション要求を送ることによって再アソシエーション処理を開始し得る。再アソシエーション要求は、STA120とAP110との間に初期接続を確立するために使用されるアソシエーション要求に実質的に類似している。AP110は次に、再アソシエーション要求を受諾するか、または拒否するかのどちらかでSTA120に再アソシエーション応答を送り返し得る。再アソシエーション要求が受諾される場合、AP110は、2つのデバイス間のデータ通信を暗号化および復元するために使用されるべき動的鍵の新たなセットを生成するために、STA120との別のハンドシェイク動作を開始し得る。
[0033] 上記に説明されたように、再アソシエーションメカニズムは従来、STA120とAP110との間に、サーブされる接続または通信リンクを回復させるために使用される。故に、暗号鍵の新たなセットは、典型的に、STA120とAP110との間の新たな通信セッションのために生成される。しかしながら、いくつかの事例において、STA120は、AP110に接続されたままで、AP110との1つ以上のワイヤレス接続設定を更新するために、再アソシエーションメカニズムを使用し得る。よって、WLAN150から切断されることなく、STA120は、STA120とAP110との間のデータ通信のために使用されるべき要求される能力のうちの1つ以上をイネーブルする、および/またはディセーブルするために、AP110に再アソシエーション要求を送り得る。
[0034] 例えば、電力を節約するために、局がAP110に送る(および/またはAP110から受信する)べきデータを有さないとき、STA120は、低電力アイドル状態(low-power idle state)に入り得る。IEEE802.11e仕様書は、STA120がAP110に不定期自動省電力配信(U−APSD:Unscheduled Automatic Power Save Delivery)トリガフレームを送ることによって、(例えば、ビーコンフレームおよび/またはTIM情報を待つことなく)任意の時間でAP110との不定期サービス期間(unscheduled service period)を開始することをイネーブルするU−APSDメカニズムを定義する。このことは、STA120が、(例えば、AP110からビーコンフレームを受信するために周期的にウェイクアップする(wake up)必要なく)より長い持続時間の間、低電力アイドル状態のままでWLAN150との接続を維持することを可能にする。
[0035] いくつかの事例において、U−APSDメカニズムを動的にイネーブルおよび/またはディセーブルすることが望まれ得る。例えば、STA120は、(例えば、Bluetooth共存モードで)同時にAP110に接続されている間に、Bluetooth(BT:Bluetooth)デバイス130とのBluetooth接続をアクティブ化し得る。STA120は、Bluetooth接続がアクティブである限り、低電力アイドル状態に入ることを妨げられ得る。従って、STA120とBTデバイス130との間でBluetooth接続をアクティブ化すると、STA120とAP110との間のWi−Fi接続のためのU−APSDをディセーブルすることが望まれ得る。同様に、STA120とBTデバイス130との間のBluetooth接続が非アクティブ化されるとき、STA120とAP110との間のWi−Fi接続のためのU−APSDをイネーブル(または、再イネーブルする)ことが望まれ得る。
[0036] U−APSDメカニズムをイネーブルおよび/またはディセーブルするために、STA120は、(例えば、U−APSDがイネーブルまたはディセーブルされるべきであることを示す)更新される接続設定を持つ、AP110への再アソシエーション要求を送り得る。AP110は次に、更新される接続設定の受諾、または拒否を示す再アソシエーション応答をSTA120に送り返し得る。従来、IEEE802.11仕様書の下、AP110は、再アソシエーション要求を受諾すると、暗号鍵の新たなセットをネゴシエートするために、STA120との別のハンドシェイク動作を開始することとなる。しかしながら、STA120が再アソシエーション要求を送るとき、既にAP110に接続されているため、後続のハンドシェイク動作は、冗長であり得る。その上、STA120は、ハンドシェイクが完了するまで、AP110とのデータ通信を開始することができず、それは、かなりの量の時間を消費し得る。
[0037] 例示的な実施形態において、STA120は、そうでなければ(otherwise)従来の再アソシエーション処理の間に行われるハンドシェイク動作を、バイパスすることによって、接続されるAPとの高速再アソシエーション処理を開始し得る。例えば、図2のシーケンス図200を参照して、STA120は、AP110に、高速再アソシエーション要求(FRR:fast re-association request)フレーム101を送ることによって、高速再アソシエーション処理を開始し得る。高速再アソシエーション要求フレーム101が受諾される(例えば、AP110が、STA120が既にWLAN150に接続されていることを決定する)場合、AP110は、後続のハンドシェイク動作を開始することなくSTA120に再アソシエーション応答102を送り返し得る。STA120およびAP110は次に、既存の暗号鍵103(例えば、STA120とAP110との間で前のハンドシェイク動作の間にネゴシエートされた鍵)のセットを使用してWi−Fiリンクにわたって通信することを進め得る。
[0038] いくつかの実施形態では、FRRフレーム101は、再アソシエーション処理の間にハンドシェイク動作をバイパスするための要求を示すベンダー固有の情報要素(VSIE:vendor-specific information element)を含み得る。他の実施形態では、FRRフレーム101は、再アソシエーション要求フレームのシーケンス制御フィールドを修正することによって生成され得る。例えば、典型的な再アソシエーション要求フレームのシーケンス制御フィールドは、フラグメント数(例えば、ビットB0−B3)およびシーケンス数(例えば、ビットB4−B15)を含み得る。フラグメント数は、典型的に使用されていない(例えば、ビットB0−B3は、「0」に初期設定され(initialized)得る)。よって、STA120は、再アソシエーション処理の間にハンドシェイク動作をバイパスするための要求を示すために、(例えば、ビットB0−B3のうちの1つ以上を「1」に設定することによって)再アソシエーション要求フレームのフラグメント数を修正し得る。
[0039] 図3A−3Bは、それぞれ、STAと、接続されるAPとの間のワイヤレス接続設定を更新するための動作を描写する例示的なタイミング図300Aおよび300Bを示す。本明細書における説明の目的で、STAおよびAPは、それぞれ図1のSTA120およびAP110であり得る。
[0040] 図3Aを参照して、STAは最初に、(例えば、時間tからtまで)接続するべきアクセスポイントを求めてスキャンし得る。例えば、STAは、時間tでAPとアソシエートされるワイヤレスチャネル上でプローブ要求をブロードキャストし得る。上記に説明されたように、プローブ要求は、STAによってサポートされるいくつかの通信能力を示し得る。APは、時間tでSTAにプローブ応答を送り返すことによって、プローブ要求に応答する。例えば、プローブ応答は、APによってサポートされる能力とインターセクトされた、プローブ要求において提供される情報をミラーし得る。
[0041] 検出されるAPとのWi−Fi接続を確立するために、STAおよびAPは、互いに認証し(例えば、時間tからtまで)、アソシエートする(例えば、時間tからtまで)必要があり得る。認証の間、STAは、時間tでAPに認証要求を送り、APは、時間tでSTAに認証応答を送り返す。例えば、認証要求は、IEEE802.11仕様書によって説明される低レベルの認証メカニズムをトリガし得る。アソシエーションの間、STAは、時間tでAPにアソシエーション要求を送り、APは、時間tでSTAにアソシエーション応答を送り返す。例えば、アソシエーション処理は、STAおよびAPが、デバイスの間での後続のワイヤレス通信のために使用されるべき1つ以上の能力をネゴシエートすることを可能にする。
[0042] 一旦デバイスが互いにアソシエートされると、STAおよびAPは、接続処理を完了するために、4ウェイハンドシェイクを行い得る(例えば、時間tからt10まで)。APは、STAと成功してアソシエートすると、時間tでSTAに第1のEAPoLフレームを送ることによって、4ウェイハンドシェイクを開始し得る。第1のEAPoLフレームは、APとのデータ通信を暗号化するおよび/または復元するためのペアワイズ一時鍵(PTK)を構築する(construct)ために、STAによって使用され得る、APとアソシエートされるノンス値(例えば、ANonce)を包含し得る。STAは、時間tでAPに第2のEAPoLフレームを送ることによって、第1のEAPoLフレームに応答する。第2のEAPoLフレームは、STAとのデータ通信を暗号化するおよび/または復元するためのPTKのそれ自身のコピーを構築するために、APによって使用され得る、メッセージ完全性符号(MIC:message integrity code)ならびにSTAとアソシエートされるノンス値(例えば、SNonce)を包含し得る。
[0043] APは、時間tでSTAに第3のEAPoLフレームを送ることによって、第2のEAPoLフレームに応答する。第3のEAPoLフレームは、APからのマルチキャストまたはブロードキャストメッセージを復元するためにSTA(およびネットワークにおける他のSTA)によって使用され得るグループ一時鍵(GTK:Group Temporal Key)を包含し得る。第4および最後のEAPoLフレームは、時間tで、GTKの受信を確認するために、APに、STAによって送られる。一旦APが(例えば、時間tで)STAから第4のEAPoLフレームを受信すると、Wi−Fi接続は、STAとAPとの間に成功裡に確立される。従って、STA(および/またはAP)は、時間t10でWi−Fiリンクにわたってセキュアなデータ通信(secure data communications)を開始し得る。
[0044] 図3Bを参照して、STAは、デバイスが(例えば、時間t11で)まだWi−Fiリンクを介して接続されている間に、APとの1つ以上の接続設定を更新することを試み得る。例えば、STAは、Bluetoothデバイス(例えば、図1のBTデバイス130)とのBluetooth接続をアクティブ化または非アクティブ化することに応答して、Wi−Fi接続設定を更新し得る。より具体的には、STAは、Wi−FiリンクのためのU−APSDを(例えば、Bluetooth接続をアクティブ化する場合)ディセーブルすること、または(例えば、Bluetooth接続を非アクティブ化する場合)イネーブルすることを望み得る。例示的な実施形態において、接続設定に対する更新は、STAとAPとの間での再アソシエーション処理を通して影響され得る(例えば、時間t11からt13まで)。
[0045] 例えば、STAは、時間t11でAPに高速再アソシエーション要求(FRR)フレームを送ることによって、再アソシエーション処理をトリガし得る。FRRフレームは、ハンドシェイク動作が再アソシエーション処理の間バイパスされるべきであることも示しながら、(例えば、U−APSDがイネーブルされる、またはディセーブルされるべきであるという)更新される接続設定を特定し得る。APは、時間t12でSTAに再アソシエーション応答フレームを送り返すことによって、高速再アソシエーション要求を受諾または拒否し得る。例えば、APは、APが更新される接続設定をサポートすることができる場合、かつSTAが既にAPに接続される場合、高速再アソシエーション要求を受諾し得る。APが更新される接続設定をサポートすることができない場合、および/またはAPが、STAが現在Wi−Fiネットワークから切断されていることを検出する場合、APは、高速再アソシエーション要求を拒否し得る。
[0046] APが(例えば、時間t12で)高速再アソシエーション要求を受諾する場合、APは、STAに再アソシエーション応答を送った後、時間t13で、すぐにSTAとの通信を再イネーブルし得る。例示的な実施形態において、APは、続いて、(例えば、以前に、図3の時間tからtまでの4ウェイハンドシェイクの間にネゴシエートされた)既存の暗号鍵のセットを使用して、STAと通信し得る。上記に説明されたように、新たなPTK(および場合によっては新たなGTK)は、(例えば、STAがネットワークから切断された状態になった後)新たな通信セッションがSTAとAPとの間で確立されるたびにネゴシエートされ得る。しかしながら、図3Bの例において、STAは、まだAPに接続されている間に、(例えば、時間t11で)再アソシエーション処理を開始する。よって、例示的な実施形態において、STAは、以前にネゴシエートされたPTKおよびGTKを使用して、(例えば、APに再アソシエートした後)APとのその現在の通信セッションを再開し得る。
[0047] 図4は、例示的な実施形態に従うSTA400のブロック図を示す。STA400は、図1のSTA120の1つの実施形態であり得る。STA400は、PHYデバイス410、MAC420、プロセッサ430、メモリ440、およびいくつかのアンテナ450(1)−450(n)を含み得る。本明細書における説明の目的で、MAC420は、PHYデバイス410とプロセッサ430との間で結合されているように図4に示されている。実際の実施形態では、PHYデバイス410、MAC420、プロセッサ430、および/またはメモリ440は、1つ以上のバス(簡潔さのために示されていない)を使用して共に接続され得る。
[0048] PHYデバイス410は、少なくとも、いくつかのトランシーバ411およびベースバンドプロセッサ412を含む。トランシーバ411は、直接か、またはアンテナ選択回路(antenna selection circuit)(簡潔さのために示されていない)を通してかのどちらかで、アンテナ450(1)―450(n)に結合され得る。トランシーバ411は、AP110および/または他のSTA(図1も参照)に信号を送信し、AP110および/または他のSTAから信号を受信するために使用され得、ならびに(例えば、STA400のワイヤレス範囲内の)近隣のアクセスポイントおよび/または他のSTAを検出および識別するために、周囲の環境をスキャンするために使用され得る。ベースバンドプロセッサ412は、プロセッサ430および/またはメモリ440から受信される信号を処理するために、ならびにアンテナ450(1)−450(n)のうちの1つ以上を介する送信のためにトランシーバ411に、処理された信号を転送するために、使用され得る。ベースバンドプロセッサ412はまた、トランシーバ411を介して、アンテナ450(1)−450(n)のうちの1つ以上から受信される信号を処理するために、ならびにプロセッサ430および/またはメモリ440に、処理された信号を転送するために、使用され得る。
[0049] MAC420は、少なくとも、いくつかのコンテンションエンジン421およびフレームフォーマッティング回路(frame formatting circuitry)422を含む。コンテンションエンジン421は、1つ以上の共有されるワイヤレス媒体へのアクセスを争い(contend for)得、また、1つ以上の共有されるワイヤレス媒体にわたる送信のためのパケットを記憶し得る。他の実施形態では、コンテンションエンジン421は、MAC420から分離され得る。さらに他の実施形態では、コンテンションエンジン421は、プロセッサ430によって実行されるときコンテンションエンジン421の機能を行う命令を包含する(例えば、メモリ440に記憶される、またはMAC420内に提供されるメモリに記憶される)1つ以上のソフトウェアモジュールとしてインプリメントされ得る。フレームフォーマッティング回路422は、(例えば、プロセッサ430によって提供される管理フレームにVSIEを追加することによって、および/またはプロセッサ430によって提供される管理フレームの既存のフィールド(existing field)を修正することによって)プロセッサ430および/またはメモリ440から受信されるフレームを作成するおよび/またはフォーマット化するために使用され得る。フレームフォーマッティング回路422はまた、(例えば、PHYデバイス410から受信されるフレームからMACヘッダをストリップすること(stripping)によって)PHYデバイス410から受信されるフレームを再フォーマット化するために使用され得る。
[0050] メモリ440は、複数のAPについてのプロファイル情報を記憶するAPプロファイルデータ記憶装置441、および複数のAPについてのアソシエートされる暗号鍵情報を記憶する暗号鍵記憶装置442を含み得る。特定のAPについてのプロファイル情報は、例えば、APのサービスセット識別子(SSID:service set identifier)、APのMACアドレス、チャネル情報、RSSI値、グッドプット値、チャネル状態情報(CSI:channel state information)、サポートされるデータレート、STA400との接続履歴、(例えば、APの位置等についての信頼のレベル(level of confidence)を示す)APの信頼性値(trustworthiness value)、およびAPの動作に関するまたはAPの動作を説明する任意の他の適切な情報のような、情報を含み得る。暗号鍵情報は、特定のAPとのデータ通信を暗号化するおよび/または復元するために最後に使用されたPMK、PTK、および/またはGTKを含み得る。
[0051] メモリ440はまた、少なくとも下記のソフトウェア(SW:software)モジュールを記憶し得る非一時的なコンピュータ読み取り可能な媒体(例えば、EPROM、EEPROM、フラッシュメモリ、ハードドライブ等のような、1つ以上の不揮発性メモリ要素)を含み得る:
・STA400と他のワイヤレスデバイスとの間の任意の適切なフレーム(例えば、データフレーム、アクションフレーム、管理フレーム、制御フレーム等)の作成および交換を容易にする、フレームフォーマッティングおよび交換ソフトウェアモジュール(frame formatting and exchange software module)443
・(例えば、APとの1つ以上の接続設定を更新するために)接続されるAPとの高速再アソシエーション処理を開始する高速再アソシエーションソフトウェアモジュール444
各ソフトウェアモジュールは、プロセッサ430によって実行されるときSTA400に、対応する機能を行わせる命令を含む。よって、メモリ440の非一時的なコンピュータ読み取り可能な媒体は、図6に描写されるSTA側の動作の全てまたは一部を行うための命令を含む。
[0052] プロセッサ430は、STA400に(例えば、メモリ440内に)記憶される1つ以上のソフトウェアプログラムのスクリプトまたは命令を実行することが可能な任意の適切な1つ以上のプロセッサであり得る。例えば、プロセッサ430は、STA400と他のワイヤレスデバイスとの間の任意の適切なフレーム(例えば、データフレーム、アクションフレーム、管理フレーム、制御フレーム等)の作成および交換を容易にするために、フレームフォーマッティングおよび交換ソフトウェアモジュール443を実行し得る。プロセッサ430はまた、(例えば、APとの1つ以上の接続設定を更新するために)接続されるAPとの高速再アソシエーション処理を開始するために、高速再アソシエーションソフトウェアモジュール444を実行し得る。
[0053] 図5は、例示的な実施形態に従うAP500のブロック図を示す。AP500は、図1のAP110の1つの実施形態であり得る。AP500は、PHYデバイス510、MAC520、プロセッサ530、メモリ540、ネットワークインタフェース550、およびいくつかのアンテナ560(1)−560(n)を含み得る。本明細書における説明の目的で、MAC520は、PHYデバイス510とプロセッサ530との間で結合されているように図5に示されている。実際の実施形態では、PHYデバイス510、MAC520、プロセッサ530、メモリ540、および/またはネットワークインタフェース550は、1つ以上のバス(簡潔さのために示されていない)を使用して共に接続され得る。
[0054] PHYデバイス510は、少なくとも、いくつかのトランシーバ511およびベースバンドプロセッサ512を含む。トランシーバ511は、直接か、またはアンテナ選択回路(簡潔さのために示されていない)を通してかのどちらかで、アンテナ560(1)−560(n)に結合され得る。トランシーバ511は、1つ以上のSTAと、1つ以上の他のAPと、および/または他の適切なデバイスとワイヤレスに通信するために使用され得る。ベースバンドプロセッサ512は、プロセッサ530および/またはメモリ540から受信される信号を処理するために、ならびにアンテナ560(1)−560(n)のうちの1つ以上を介する送信のためにトランシーバ511に、処理された信号を転送するために、使用され得る。ベースバンドプロセッサ512はまた、トランシーバ511を介して、アンテナ560(1)−560(n)のうちの1つ以上から受信される信号を処理するために、ならびにプロセッサ530および/またはメモリ540に、処理された信号を転送するために、使用され得る。
[0055] MAC520は、少なくとも、いくつかのコンテンションエンジン521およびフレームフォーマッティング回路522を含む。コンテンションエンジン521は、共有されるワイヤレス媒体へのアクセスを争い得、また、共有されるワイヤレス媒体にわたる送信のためのパケットを記憶し得る。他の実施形態では、コンテンションエンジン521は、MAC520から分離され得る。さらに他の実施形態では、コンテンションエンジン521は、プロセッサ530によって実行されるときコンテンションエンジン521の機能を行う命令を包含する(例えば、メモリ540に記憶される、またはMAC520内に提供されるメモリに記憶される)1つ以上のソフトウェアモジュールとしてインプリメントされ得る。フレームフォーマッティング回路522は、(例えば、プロセッサ530によって提供されるPDUにMACヘッダを追加することによって)プロセッサ530および/またはメモリ540から受信されるフレームを作成するおよび/またはフォーマット化するために使用され得る。フレームフォーマッティング回路522はまた、(例えば、PHYデバイス510から受信される管理フレームからVSIEをパースすること(parsing)によって)PHYデバイス510から受信されるフレームを再フォーマット化するために使用され得る。
[0056] ネットワークインタフェース550は、直接か、または1つ以上の介在するネットワークを介してかのどちらかでWLANサーバ(簡潔さのために示されていない)と通信するため、および信号を送信するために使用され得る。少なくともいくつかの実施形態では、ネットワークインタフェース550は、1つ以上のワイヤードネットワークおよび/または1つ以上の他のワイヤレスネットワークに、バックホール接続を提供し得る。
[0057] メモリ540は、複数のSTAについてのプロファイル情報を記憶する、STAプロファイルデータ記憶装置(STA profile data store)541、および複数のSTAについてのアソシエートされる暗号鍵情報を記憶する暗号鍵記憶装置542を含み得る。特定のSTAについてのプロファイル情報は、例えば、STAのMACアドレス、以前のAP開始のチャネルサウンディング要求(previous AP-initiated channel sounding request)、サポートデータレート、AP500との接続履歴、およびSTAの動作に関するまたはSTAの動作を説明する任意の他の適切な情報のような、情報を含み得る。暗号鍵情報は、特定のSTAとのデータ通信を暗号化するおよび/または復元するために最後に使用されたPMK、PTK、および/またはGTKを含み得る。
[0058] メモリ540はまた、少なくとも下記のソフトウェア(SW)モジュールを記憶し得る非一時的なコンピュータ読み取り可能な媒体(例えば、EPROM、EEPROM、フラッシュメモリ、ハードドライブ等のような、1つ以上の不揮発性メモリ要素)を含み得る:
・AP500と他のワイヤレスデバイスとの間の任意の適切なフレーム(例えば、データフレーム、アクションフレーム、管理フレーム、制御フレーム等)の作成および交換を容易にする、フレームフォーマッティングおよび交換ソフトウェアモジュール543
・(例えば、高速再アソシエーション要求に応答して)再アソシエーション処理の間にハンドシェイク動作を選択的にバイパスする、またはそうでなければハンドシェイク動作を開始することを控えるハンドシェイクバイパスソフトウェアモジュール544
各ソフトウェアモジュールは、プロセッサ530によって実行されるときAP500に、対応する機能を行わせる命令を含む。よって、メモリ540の非一時的なコンピュータ読み取り可能な媒体は、図7に描写されるAP側の動作の全てまたは一部を行うための命令を含む。
[0059] プロセッサ530は、AP500に(例えば、メモリ540内に)記憶される1つ以上のソフトウェアプログラムのスクリプトまたは命令を実行することが可能な任意の適切な1つ以上のプロセッサであり得る。例えば、プロセッサ530は、AP500と他のワイヤレスデバイスとの間の任意の適切なフレーム(例えば、データフレーム、アクションフレーム、管理フレーム、制御フレーム等)の作成および交換を容易にするために、フレームフォーマッティングおよび交換ソフトウェアモジュール543を実行し得る。プロセッサ530はまた、(例えば、高速再アソシエーション要求に応答して)再アソシエーション処理の間にハンドシェイク動作を選択的にバイパスする、またはそうでなければハンドシェイク動作を開始することを控えるために、ハンドシェイクバイパスソフトウェアモジュール544を実行し得る。
[0060] 図6は、例示的な高速再アソシエーション動作600を描写するフローチャートを示す。例えば、図1を参照して、例示的な動作600は、ハンドシェイク動作を行うことなく、接続されるAP(例えば、AP110)に、再アソシエートするために、STA120によって行われ得る。
[0061] STAは120まず、再アソシエーション処理を開始するために、AP110に再アソシエーション要求を送り得る(610)。例示的な実施形態において、再アソシエーション要求は、ハンドシェイク動作が再アソシエーション処理の間バイパスされるべきであることを示し得る。例えば、STA120は、再アソシエーション要求フレームのVSIEにおいてハンドシェイク動作をバイパスするための要求を示し得る。代替として、STA120は、ハンドシェイク動作をバイパスするための要求を示すために、再アソシエーション要求フレームの(例えば、シーケンス制御フィールドの)フラグメント数を修正し得る。いくつかの実施形態では、再アソシエーション要求はまた、AP110との1つ以上のWi−Fi接続設定に対する更新を特定し得る。例示的な実施形態では、ハンドシェイク動作をバイパスするための要求は、任意の適切なフィールド、情報要素、ヘッダ、ペイロード、または再アソシエーション要求フレームの他の部分内に含まれ得る。他のインプリメンテーションでは、ハンドシェイク動作をバイパスするための要求は、任意の適切なフィールド、情報要素、ヘッダ、ペイロード、あるいはアクションフレーム、管理フレーム、または制御フレームの他の部分内に含まれ得る。
[0062] STA120は、再アソシエーション要求の受諾を示す、AP110からの再アソシエーション応答を受信する(620)。例示的な実施形態において、AP110は、STA120が既にWLAN150に(および/またはAP110に)接続されている場合、かつAP110が、更新される接続設定をサポートすることができる場合、再アソシエーション要求を受諾し得る。より具体的には、再アソシエーション要求を受諾することによって、AP110は、そうでなければ(例えば、従来の再アソシエーション処理の間)STA120に再アソシエーション応答を送った後行われるであろうハンドシェイク動作を、バイパスし得る。例えば、AP110は、再アソシエーション応答に続く(例えば、4ウェイハンドシェイク動作をトリガする)STA120へのEAPoLフレームを送ることを控え得る。
[0063] 再アソシエーション要求の受諾を示す、APからの再アソシエーション応答を受信すると、STA120は、既存の暗号鍵のセットを使用してAP110とのデータ通信をイネーブルし得る(630)。上記に説明されたように、STA120からの再アソシエーション要求を受諾することによって、AP110は、その再アソシエーション応答に続いてハンドシェイク動作を開始しない。よって、STA120は、再アソシエーション応答を受信すると、すぐにAP110とのデータ通信を開始し得る。さらに、STA120が既にAP110との通信セッションに従事しているため、デバイスは、データ通信を暗号化および/または復元するために、現在のセッションからの暗号鍵(例えば、STA120とAP110との間の、前のハンドシェイク動作の間にネゴシエートされた鍵)を使用し得る。
[0064] 図7は、再アソシエーションの間にハンドシェイク動作を選択的にバイパスするための例示的な動作700を描写するフローチャートを示す。例えば、図1を参照して、例示的な動作700は、高速再アソシエーション要求(FRR)フレームに応答して、ハンドシェイク動作をバイパスするために、AP110によって行われ得る。
[0065] AP110は、STA120からFRRフレームを受信し(710)、受信されたFRRフレームにおいてハンドシェイク動作をバイパスするための要求を検出する(720)。いくつかの実施形態では、AP110は、FRRフレームのVSIEから、ハンドシェイク動作をバイパスするための要求を復号し得る。他の実施形態において、AP110は、FRRフレームの(例えば、シーケンス制御フィールドの)フラグメント数に対する修正に基づいて、ハンドシェイク動作をバイパスするための要求を検出し得る。
[0066] AP110は次に、STA120が既にAP110に接続されているかどうかを決定する(730)。例えば、STA120は、(例えば、STA120がAP110に接続される間)AP110との1つ以上の接続設定を更新するために、再アソシエーションメカニズムを使用し得る。しかしながら、STA120がAP110から切断されている場合、STA120およびAP110は、新たな通信セッションのための暗号鍵の新たなセットをネゴシエートする必要があり得る。よって、STA120が(例えば、730でテストされるときに)AP110に接続されていない場合、AP110は、高速再アソシエーション要求の拒否を示す再アソシエーション応答をSTA120に送り返し得る(780)。
[0067] STA120が(例えば、730でテストされるときに)AP110に接続されている場合、AP110は次に、受信されるFRRフレームにおいて提供される接続設定をサポートすることができるかどうかを決定し得る(740)。例えば、AP110は、STA120によって要求される1つ以上の接続設定(例えば、U−APSD)をサポートすることができない可能性があり、および/またはAP110は、要求の時点でそのような構成に適合することができない可能性がある。AP110が(例えば、740でテストされるときに)STA120によって要求される方法で、その接続設定を更新することができない場合、AP110は、高速再アソシエーション要求の拒否を示す再アソシエーション応答をSTA120に送り返し得る(780)。
[0068] AP110が(例えば、740でテストされるときに)要求される接続設定をサポートすることができる場合、AP110は、受信されるFRRフレームに基づいて、それ自身の設定を更新し得(750)、高速再アソシエーション要求の受諾を示す再アソシエーション応答フレームをSTA120に送り返し得る(760)。例示的な実施形態において、高速再アソシエーション要求を受諾することによって、AP110は、そうでなければ(例えば、従来の再アソシエーション処理の間)STA120に再アソシエーション応答を送った後行われるであろうハンドシェイク動作を、バイパスし得る(765)。例えば、ハンドシェイク動作をバイパスすることによって、AP110は、(例えば、暗号鍵の新たなセットをネゴシエートするために)典型的に4ウェイハンドシェイク動作をトリガすることとなる、STA120へのEAPoLフレームを送ることを控え得る。
[0069] AP110は次に、既存の暗号鍵のセットを使用してSTA120とのデータ通信をイネーブルし得る(770)。上記に説明されたように、AP110は、単純に、STA120との現在の通信セッションが、データ通信を暗号化および/または復元するために、現在のセッションからの暗号鍵(例えば、PTKおよび/またはGTK)(例えば、STA120とAP110との間の、前のハンドシェイク動作の間にネゴシエートされた鍵)を使用し続けながら、再び始まることを可能にし得る。
[0070] 例示的な実施形態において、AP110は、たとえAP110が、要求しているSTA(requesting STA)とのWi−Fi接続を確立しないとしても、カスタムIEを含む、ビーコンフレームを生成し得る。上記に説明されたように、このことは、STAが、(例えば、受動的スキャニング(passive scanning)を通して)迅速にAP110を識別すること、および必要な場合(および必要なとき)AP110とのWi−Fi接続を確立することをイネーブルし得る。
[0071] さらに、当業者は、本明細書に開示された態様に関連して説明された様々な例証的な論理ブロック、モジュール、回路、およびアルゴリズムステップが、電子ハードウェア、コンピュータソフトウェア、またはその両方の組み合せとしてインプリメントされ得ることを認識するだろう。ハードウェアおよびソフトウェアのこの互換性を明確に例証するために、様々な例証的なコンポーネント、ブロック、モジュール、回路、およびステップが、一般にそれらの機能の観点から上記に説明されてきた。そのような機能が、ハードウェアとしてインプリメントされるか、またはソフトウェアとしてインプリメントされるかは、特定のアプリケーションおよびシステム全体に課せられる設計制約に依存する。当業者は、説明された機能を特定のアプリケーションごとに様々な方法でインプリメントし得るが、そのようなインプリメンテーションの決定は、本開示の範囲からの逸脱を生じるものと解釈されるべきではない。
[0072] 本明細書に開示された態様に関連して説明された方法、シーケンスまたはアルゴリズムは、直接にハードウェアにおいて、プロセッサによって実行されるソフトウェアモジュールにおいて、またはそれら2つの組み合せにおいて、具現化され得る。ソフトウェアモジュールは、RAMメモリ、フラッシュメモリ、ROMメモリ、EPROMメモリ、EEPROMメモリ、レジスタ、ハードディスク、リムーバブルディスク、CD−ROM、または当該技術において既知の任意の他の形態の記憶媒体に存在し得る。例示的な記憶媒体は、プロセッサが記憶媒体から情報を読み取り、かつ記憶媒体に情報を書き込むことができるように、プロセッサに結合される。代替において、記憶媒体は、プロセッサと一体化され得る。
[0073] 前述の明細書において、例示的な実施形態は、その特定の例示的な実施形態を参照して説明されてきた。しかしながら、それに対する様々な修正および変更が、添付の特許請求の範囲に記載される本開示のより広い範囲から逸脱することなく、なされ得ることは明らかであろう。したがって、本明細書および図面は、限定的な意味ではなく、例証的な意味で考慮されるべきである。
以下に本願の出願当初の特許請求の範囲に記載された発明を付記する。
[C1]
アクセスポイント(AP)に局(STA)を再アソシエートする方法であって、前記方法は、前記STAによって行われ、
再アソシエーション処理を開始するために、前記APに再アソシエーション要求を送ることと、前記再アソシエーション要求は、ハンドシェイク動作が前記再アソシエーション処理の間バイパスされるべきであることを示す、
前記再アソシエーション要求の受諾を示す、前記APからの再アソシエーション応答を受信することと、
前記再アソシエーション応答を受信すると、既存の暗号鍵のセットを使用して前記APとのデータ通信をイネーブルすることと、
を備える、方法。
[C2]
前記APに前記再アソシエーション要求を送ることは、
前記STAが前記APに接続される間に、前記APに前記再アソシエーション要求を送ること、
を備える、C1に記載の方法。
[C3]
前記再アソシエーション要求は、前記APとの1つ以上の接続設定を更新するためのものである、C2に記載の方法。
[C4]
前記APに前記再アソシエーション要求を送ることはさらに、
前記STA上でBluetooth通信をイネーブルすることに応答して、前記APに前記再アソシエーション要求を送ることを備え、ここにおいて、前記再アソシエーション要求は、前記APとのデータ通信のための不定期自動省電力配信(U−APSD)をディセーブルするためのものである、
C2に記載の方法。
[C5]
前記APに前記再アソシエーション要求を送ることはさらに、
前記STA上でBluetooth通信をディセーブルすることに応答して、前記APに前記再アソシエーション要求を送ることを備え、ここにおいて、前記再アソシエーション要求は、前記APとのデータ通信のための不定期自動省電力配信(U−APSD)をイネーブルするためのものである、
C2に記載の方法。
[C6]
前記ハンドシェイク動作は、前記STAと前記APとの間でのローカルエリアネットワークにわたる拡張可能認証(EAPoL)フレームの交換を備える、C1に記載の方法。
[C7]
既存の暗号鍵の前記セットは、前のアソシエーション処理または前の再アソシエーション処理のうちの少なくとも1つの間に、前記APとネゴシエートされる、C1に記載の方法。
[C8]
前記再アソシエーション要求は、前記ハンドシェイク動作が前記再アソシエーション処理の間バイパスされるべきであることを示す、ベンダー固有の情報要素を含む、C1に記載の方法。
[C9]
前記再アソシエーション要求を送ることは、
前記ハンドシェイク動作が前記再アソシエーション処理の間バイパスされるべきであることを示すために、前記再アソシエーション要求のシーケンス制御フィールドを修正すること、
を備える、C1に記載の方法。
[C10]
通信デバイスであって、
アクセスポイント(AP)に再アソシエートするための命令を記憶するメモリ要素と、
前記命令を実行すると、前記通信デバイスに、
再アソシエーション処理を開始するために、前記APに再アソシエーション要求を送ることと、前記再アソシエーション要求は、ハンドシェイク動作が前記再アソシエーション処理の間バイパスされるべきであることを示す、
前記再アソシエーション要求の受諾を示す、前記APからの再アソシエーション応答を受信することと、
前記再アソシエーション応答を受信すると、既存の暗号鍵のセットを使用して前記APとのデータ通信をイネーブルすることと、
を行わせる1つ以上のプロセッサと、
を備える、通信デバイス。
[C11]
前記APに前記再アソシエーション要求を送るための前記命令の実行は、前記通信デバイスに、
前記通信デバイスが前記APに接続される間に、前記APに前記再アソシエーション要求を送ること、
を行わせる、C10に記載の通信デバイス。
[C12]
前記再アソシエーション要求は、前記APとの1つ以上の接続設定を更新するためのものである、C11に記載の通信デバイス。
[C13]
前記APに前記再アソシエーション要求を送るための前記命令の実行はさらに、前記通信デバイスに、
前記通信デバイス上でBluetooth通信をイネーブルすることに応答して、前記APに前記再アソシエーション要求を送ることを行わせ、ここにおいて、前記再アソシエーション要求は、前記APとのデータ通信のための不定期自動省電力配信(U−APSD)をディセーブルするためのものである、C11に記載の通信デバイス。
[C14]
前記APに前記再アソシエーション要求を送るための前記命令の実行はさらに、前記通信デバイスに、
前記通信デバイス上でBluetooth通信をディセーブルすることに応答して、前記APに前記再アソシエーション要求を送ることを行わせ、ここにおいて、前記再アソシエーション要求は、前記APとのデータ通信のための不定期自動省電力配信(U−APSD)をイネーブルするためのものである、C11に記載の通信デバイス。
[C15]
既存の暗号鍵の前記セットは、前のアソシエーション処理または前の再アソシエーション処理のうちの少なくとも1つの間に、前記APとネゴシエートされる、C10に記載の通信デバイス。
[C16]
前記再アソシエーション要求は、前記ハンドシェイク動作が前記再アソシエーション処理の間バイパスされるべきであることを示す、ベンダー固有の情報要素を含む、C10に記載の通信デバイス。
[C17]
前記APに前記再アソシエーション要求を送るための前記命令の実行は、前記通信デバイスに、
前記ハンドシェイク動作が前記再アソシエーション処理の間バイパスされるべきであることを示すために、前記再アソシエーション要求のシーケンス制御フィールドを修正すること、
を行わせる、C10に記載の通信デバイス。
[C18]
通信デバイスであって、
再アソシエーション処理を開始するために、アクセスポイント(AP)に再アソシエーション要求を送るための手段と、前記再アソシエーション要求は、ハンドシェイク動作が前記再アソシエーション処理の間バイパスされるべきであることを示す、
前記再アソシエーション要求の受諾を示す、前記APからの再アソシエーション応答を受信するための手段と、
前記再アソシエーション応答を受信すると、既存の暗号鍵のセットを使用して、前記APとのデータ通信をイネーブルするための手段と、
を備える、通信デバイス。
[C19]
前記APに前記再アソシエーション要求を送るための前記手段は、
前記通信デバイスが前記APに接続される間に、前記APに前記再アソシエーション要求を送ることである、C18に記載の通信デバイス。
[C20]
前記再アソシエーション要求は、前記APとの1つ以上の接続設定を更新するためのものである、C19に記載の通信デバイス。
[C21]
前記APに前記再アソシエーション要求を送るための前記手段はさらに、
前記通信デバイス上でBluetooth通信をイネーブルすることに応答して、前記APに前記再アソシエーション要求を送ることであり、ここにおいて、前記再アソシエーション要求は、前記APとのデータ通信のための不定期自動省電力配信(U−APSD)をディセーブルするためのものである、C19に記載の通信デバイス。
[C22]
前記APに前記再アソシエーション要求を送るための前記手段はさらに、
前記通信デバイス上でBluetooth通信をディセーブルすることに応答して、前記APに前記再アソシエーション要求を送ることであり、ここにおいて、前記再アソシエーション要求は、前記APとのデータ通信のための不定期自動省電力配信(U−APSD)をイネーブルするためのものである、C19に記載の通信デバイス。
[C23]
暗号鍵の前記セットは、前のアソシエーション処理または前の再アソシエーション処理のうちの少なくとも1つの間に、前記APとネゴシエートされる、C18に記載の通信デバイス。
[C24]
前記APに前記再アソシエーション要求を送るための前記手段はさらに、
前記ハンドシェイク動作が前記再アソシエーション処理の間バイパスされるべきであることを示すために、前記再アソシエーション要求のシーケンス制御フィールドを修正することである、C18に記載の通信デバイス。
[C25]
プログラム命令を包含する非一時的なコンピュータ読み取り可能な記憶媒体であって、通信デバイスのプロセッサによって実行されるとき、前記通信デバイスに、
再アソシエーション処理を開始するために、アクセスポイント(AP)に再アソシエーション要求を送ることと、前記再アソシエーション要求は、ハンドシェイク動作が前記再アソシエーション処理の間バイパスされるべきであることを示す、
前記再アソシエーション要求の受諾を示す、前記APからの再アソシエーション応答を受信することと、
前記再アソシエーション応答を受信すると、既存の暗号鍵のセットを使用して前記APとのデータ通信をイネーブルすることと、
を行わせる、非一時的なコンピュータ読み取り可能な記憶媒体。
[C26]
前記APに前記再アソシエーション要求を送るための前記命令の実行は、前記通信デバイスに、
前記通信デバイスが前記APに接続される間に、前記APに前記再アソシエーション要求を送ること、
を行わせる、C25に記載の非一時的なコンピュータ読み取り可能な記憶媒体。
[C27]
前記再アソシエーション要求は、前記APとの1つ以上の接続設定を更新するためのものである、C26に記載の非一時的なコンピュータ読み取り可能な記憶媒体。
[C28]
前記APに前記再アソシエーション要求を送るための前記命令の実行はさらに、前記通信デバイスに、
前記通信デバイス上でBluetooth通信をイネーブルすることに応答して、前記APに前記再アソシエーション要求を送ることを行わせ、ここにおいて、前記再アソシエーション要求は、前記APとのデータ通信のための不定期自動省電力配信(U−APSD)をディセーブルするためのものである、C26に記載の非一時的なコンピュータ読み取り可能な記憶媒体。
[C29]
前記APに前記再アソシエーション要求を送るための前記命令の実行はさらに、前記通信デバイスに、
前記通信デバイス上でBluetooth通信をディセーブルすることに応答して、前記APに前記再アソシエーション要求を送ることを行わせ、ここにおいて、前記再アソシエーション要求は、前記APとのデータ通信のための不定期自動省電力配信(U−APSD)をイネーブルするためのものである、C26に記載の非一時的なコンピュータ読み取り可能な記憶媒体。
[C30]
既存の暗号鍵の前記セットは、前のアソシエーション処理または前の再アソシエーション処理のうちの少なくとも1つの間に、前記APとネゴシエートされる、C25に記載の非一時的なコンピュータ読み取り可能な記憶媒体。

Claims (22)

  1. アクセスポイント(AP)に局(STA)を再アソシエートする方法であって、前記方法は、前記STAによって行われ、
    再アソシエーション処理を開始するために、前記STAが前記APに接続される間に、前記APに再アソシエーション要求を送ることと、前記再アソシエーション要求は、ハンドシェイク動作が前記再アソシエーション処理の間バイパスされるべきであることを示し、前記再アソシエーション要求はさらに、前記APとのデータ通信のための不定期自動省電力配信(U−APSD)がイネーブルされる、またはディセーブルされるべきであるという更新される接続設定を特定し、
    前記再アソシエーション要求の受諾を示す、前記APからの再アソシエーション応答を受信することと、
    前記再アソシエーション応答を受信すると、既存の暗号鍵のセットを使用して前記APとのデータ通信をイネーブルすることと、
    を備え
    前記APに前記再アソシエーション要求を送ることはさらに、
    前記STA上でBluetooth通信をイネーブルすることに応答して、前記APに前記再アソシエーション要求を送ることを備え、ここにおいて、前記再アソシエーション要求は、前記APとのデータ通信のための不定期自動省電力配信(U−APSD)をディセーブルするためのものである、方法。
  2. 前記再アソシエーション要求は、前記APとの1つ以上の接続設定を更新するためのものである、請求項1に記載の方法。
  3. アクセスポイント(AP)に局(STA)を再アソシエートする方法であって、前記方法は、前記STAによって行われ、
    再アソシエーション処理を開始するために、前記STAが前記APに接続される間に、前記APに再アソシエーション要求を送ることと、前記再アソシエーション要求は、ハンドシェイク動作が前記再アソシエーション処理の間バイパスされるべきであることを示し、前記再アソシエーション要求はさらに、前記APとのデータ通信のための不定期自動省電力配信(U−APSD)がイネーブルされる、またはディセーブルされるべきであるという更新される接続設定を特定し、
    前記再アソシエーション要求の受諾を示す、前記APからの再アソシエーション応答を受信することと、
    前記再アソシエーション応答を受信すると、既存の暗号鍵のセットを使用して前記APとのデータ通信をイネーブルすることと、
    を備え、
    前記APに前記再アソシエーション要求を送ることはさらに、
    前記STA上でBluetooth通信をディセーブルすることに応答して、前記APに前記再アソシエーション要求を送ることを備え、ここにおいて、前記再アソシエーション要求は、前記APとのデータ通信のための不定期自動省電力配信(U−APSD)をイネーブルするためのものである、方法。
  4. 前記ハンドシェイク動作は、前記STAと前記APとの間でのローカルエリアネットワークにわたる拡張可能認証(EAPoL)フレームの交換を備える、請求項1に記載の方法。
  5. 既存の暗号鍵の前記セットは、前のアソシエーション処理または前の再アソシエーション処理のうちの少なくとも1つの間に、前記APとネゴシエートされる、請求項1に記載の方法。
  6. 前記再アソシエーション要求は、前記ハンドシェイク動作が前記再アソシエーション処理の間バイパスされるべきであることを示す、ベンダー固有の情報要素を含む、請求項1に記載の方法。
  7. 前記再アソシエーション要求を送ることは、
    前記ハンドシェイク動作が前記再アソシエーション処理の間バイパスされるべきであることを示すために、前記再アソシエーション要求のシーケンス制御フィールドを修正すること、
    を備える、請求項1に記載の方法。
  8. 通信デバイスであって、
    アクセスポイント(AP)に再アソシエートするための命令を記憶するメモリ要素と、
    前記命令を実行すると、前記通信デバイスに、
    再アソシエーション処理を開始するために、前記通信デバイスが前記APに接続される間に、前記APに再アソシエーション要求を送ることと、前記再アソシエーション要求は、ハンドシェイク動作が前記再アソシエーション処理の間バイパスされるべきであることを示し、前記再アソシエーション要求はさらに、前記APとのデータ通信のための不定期自動省電力配信(U−APSD)がイネーブルされる、またはディセーブルされるべきであるという更新される接続設定を特定し、
    前記再アソシエーション要求の受諾を示す、前記APからの再アソシエーション応答を受信することと、
    前記再アソシエーション応答を受信すると、既存の暗号鍵のセットを使用して前記APとのデータ通信をイネーブルすることと、
    を行わせる1つ以上のプロセッサと、
    を備え
    前記APに前記再アソシエーション要求を送るための前記命令の実行はさらに、前記通信デバイスに、
    前記通信デバイス上でBluetooth通信をイネーブルすることに応答して、前記APに前記再アソシエーション要求を送ることを行わせ、ここにおいて、前記再アソシエーション要求は、前記APとのデータ通信のための不定期自動省電力配信(U−APSD)をディセーブルするためのものである、通信デバイス。
  9. 前記再アソシエーション要求は、前記APとの1つ以上の接続設定を更新するためのものである、請求項に記載の通信デバイス。
  10. 通信デバイスであって、
    アクセスポイント(AP)に再アソシエートするための命令を記憶するメモリ要素と、
    前記命令を実行すると、前記通信デバイスに、
    再アソシエーション処理を開始するために、前記通信デバイスが前記APに接続される間に、前記APに再アソシエーション要求を送ることと、前記再アソシエーション要求は、ハンドシェイク動作が前記再アソシエーション処理の間バイパスされるべきであることを示し、前記再アソシエーション要求はさらに、前記APとのデータ通信のための不定期自動省電力配信(U−APSD)がイネーブルされる、またはディセーブルされるべきであるという更新される接続設定を特定し、
    前記再アソシエーション要求の受諾を示す、前記APからの再アソシエーション応答を受信することと、
    前記再アソシエーション応答を受信すると、既存の暗号鍵のセットを使用して前記APとのデータ通信をイネーブルすることと、
    を行わせる1つ以上のプロセッサと、
    を備え、
    前記APに前記再アソシエーション要求を送るための前記命令の実行はさらに、前記通信デバイスに、
    前記通信デバイス上でBluetooth通信をディセーブルすることに応答して、前記APに前記再アソシエーション要求を送ることを行わせ、ここにおいて、前記再アソシエーション要求は、前記APとのデータ通信のための不定期自動省電力配信(U−APSD)をイネーブルするためのものである、通信デバイス。
  11. 既存の暗号鍵の前記セットは、前のアソシエーション処理または前の再アソシエーション処理のうちの少なくとも1つの間に、前記APとネゴシエートされる、請求項に記載の通信デバイス。
  12. 前記再アソシエーション要求は、前記ハンドシェイク動作が前記再アソシエーション処理の間バイパスされるべきであることを示す、ベンダー固有の情報要素を含む、請求項に記載の通信デバイス。
  13. 前記APに前記再アソシエーション要求を送るための前記命令の実行は、前記通信デバイスに、
    前記ハンドシェイク動作が前記再アソシエーション処理の間バイパスされるべきであることを示すために、前記再アソシエーション要求のシーケンス制御フィールドを修正すること、
    を行わせる、請求項に記載の通信デバイス。
  14. 通信デバイスであって、
    再アソシエーション処理を開始するために、前記通信デバイスがアクセスポイント(AP)に接続される間に、前記APに再アソシエーション要求を送るための手段と、前記再アソシエーション要求は、ハンドシェイク動作が前記再アソシエーション処理の間バイパスされるべきであることを示し、前記再アソシエーション要求はさらに、前記APとのデータ通信のための不定期自動省電力配信(U−APSD)がイネーブルされる、またはディセーブルされるべきであるという更新される接続設定を特定し、
    前記再アソシエーション要求の受諾を示す、前記APからの再アソシエーション応答を受信するための手段と、
    前記再アソシエーション応答を受信すると、既存の暗号鍵のセットを使用して、前記APとのデータ通信をイネーブルするための手段と、
    を備え
    前記APに前記再アソシエーション要求を送るための前記手段はさらに、
    前記通信デバイス上でBluetooth通信をイネーブルすることに応答して、前記APに前記再アソシエーション要求を送ることであり、ここにおいて、前記再アソシエーション要求は、前記APとのデータ通信のための不定期自動省電力配信(U−APSD)をディセーブルするためのものである、通信デバイス。
  15. 前記再アソシエーション要求は、前記APとの1つ以上の接続設定を更新するためのものである、請求項14に記載の通信デバイス。
  16. 通信デバイスであって、
    再アソシエーション処理を開始するために、前記通信デバイスがアクセスポイント(AP)に接続される間に、前記APに再アソシエーション要求を送るための手段と、前記再アソシエーション要求は、ハンドシェイク動作が前記再アソシエーション処理の間バイパスされるべきであることを示し、前記再アソシエーション要求はさらに、前記APとのデータ通信のための不定期自動省電力配信(U−APSD)がイネーブルされる、またはディセーブルされるべきであるという更新される接続設定を特定し、
    前記再アソシエーション要求の受諾を示す、前記APからの再アソシエーション応答を受信するための手段と、
    前記再アソシエーション応答を受信すると、既存の暗号鍵のセットを使用して、前記APとのデータ通信をイネーブルするための手段と、
    を備え、
    前記APに前記再アソシエーション要求を送るための前記手段はさらに、
    前記通信デバイス上でBluetooth通信をディセーブルすることに応答して、前記APに前記再アソシエーション要求を送ることであり、ここにおいて、前記再アソシエーション要求は、前記APとのデータ通信のための不定期自動省電力配信(U−APSD)をイネーブルするためのものである、通信デバイス。
  17. 暗号鍵の前記セットは、前のアソシエーション処理または前の再アソシエーション処理のうちの少なくとも1つの間に、前記APとネゴシエートされる、請求項14に記載の通信デバイス。
  18. 前記APに前記再アソシエーション要求を送るための前記手段はさらに、
    前記ハンドシェイク動作が前記再アソシエーション処理の間バイパスされるべきであることを示すために、前記再アソシエーション要求のシーケンス制御フィールドを修正することである、請求項14に記載の通信デバイス。
  19. プログラム命令を包含する非一時的なコンピュータ読み取り可能な記憶媒体であって、前記プログラム命令が通信デバイスのプロセッサによって実行されるとき、前記通信デバイスに、
    再アソシエーション処理を開始するために、前記通信デバイスがアクセスポイント(AP)に接続される間に、前記APに再アソシエーション要求を送ることと、前記再アソシエーション要求は、ハンドシェイク動作が前記再アソシエーション処理の間バイパスされるべきであることを示し、前記再アソシエーション要求はさらに、前記APとのデータ通信のための不定期自動省電力配信(U−APSD)がイネーブルされる、またはディセーブルされるべきであるという更新される接続設定を特定し、
    前記再アソシエーション要求の受諾を示す、前記APからの再アソシエーション応答を受信することと、
    前記再アソシエーション応答を受信すると、既存の暗号鍵のセットを使用して前記APとのデータ通信をイネーブルすることと、
    を行わせ
    前記APに前記再アソシエーション要求を送るための前記命令の実行はさらに、前記通信デバイスに、
    前記通信デバイス上でBluetooth通信をイネーブルすることに応答して、前記APに前記再アソシエーション要求を送ることを行わせ、ここにおいて、前記再アソシエーション要求は、前記APとのデータ通信のための不定期自動省電力配信(U−APSD)をディセーブルするためのものである、非一時的なコンピュータ読み取り可能な記憶媒体。
  20. 前記再アソシエーション要求は、前記APとの1つ以上の接続設定を更新するためのものである、請求項19に記載の非一時的なコンピュータ読み取り可能な記憶媒体。
  21. プログラム命令を包含する非一時的なコンピュータ読み取り可能な記憶媒体であって、前記プログラム命令が通信デバイスのプロセッサによって実行されるとき、前記通信デバイスに、
    再アソシエーション処理を開始するために、前記通信デバイスがアクセスポイント(AP)に接続される間に、前記APに再アソシエーション要求を送ることと、前記再アソシエーション要求は、ハンドシェイク動作が前記再アソシエーション処理の間バイパスされるべきであることを示し、前記再アソシエーション要求はさらに、前記APとのデータ通信のための不定期自動省電力配信(U−APSD)がイネーブルされる、またはディセーブルされるべきであるという更新される接続設定を特定し、
    前記再アソシエーション要求の受諾を示す、前記APからの再アソシエーション応答を受信することと、
    前記再アソシエーション応答を受信すると、既存の暗号鍵のセットを使用して前記APとのデータ通信をイネーブルすることと、
    を行わせ、
    前記APに前記再アソシエーション要求を送るための前記命令の実行はさらに、前記通信デバイスに、
    前記通信デバイス上でBluetooth通信をディセーブルすることに応答して、前記APに前記再アソシエーション要求を送ることを行わせ、ここにおいて、前記再アソシエーション要求は、前記APとのデータ通信のための不定期自動省電力配信(U−APSD)をイネーブルするためのものである、非一時的なコンピュータ読み取り可能な記憶媒体。
  22. 既存の暗号鍵の前記セットは、前のアソシエーション処理または前の再アソシエーション処理のうちの少なくとも1つの間に、前記APとネゴシエートされる、請求項19に記載の非一時的なコンピュータ読み取り可能な記憶媒体。
JP2017566767A 2015-06-25 2016-05-09 Apに接続されるstaのための再アソシエーション時間を低減すること Expired - Fee Related JP6437676B2 (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US14/750,499 US9775181B2 (en) 2015-06-25 2015-06-25 Reducing re-association time for STA connected to AP
US14/750,499 2015-06-25
PCT/US2016/031542 WO2016209382A1 (en) 2015-06-25 2016-05-09 Reducing re-association time for sta connected to ap

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2018524909A JP2018524909A (ja) 2018-08-30
JP6437676B2 true JP6437676B2 (ja) 2018-12-12

Family

ID=56084375

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2017566767A Expired - Fee Related JP6437676B2 (ja) 2015-06-25 2016-05-09 Apに接続されるstaのための再アソシエーション時間を低減すること

Country Status (7)

Country Link
US (1) US9775181B2 (ja)
EP (1) EP3314934A1 (ja)
JP (1) JP6437676B2 (ja)
KR (1) KR101873391B1 (ja)
CN (1) CN107852606A (ja)
BR (1) BR112017027932A2 (ja)
WO (1) WO2016209382A1 (ja)

Families Citing this family (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US10034237B2 (en) * 2016-02-08 2018-07-24 Cisco Technology, Inc. System and method to facilitate hotspot onboarding for user equipment in a network environment
US10735960B2 (en) * 2017-10-31 2020-08-04 Intel Corporation And Intel Ip Corporation Wake up receiver frame authentication
KR101986634B1 (ko) * 2017-11-13 2019-09-30 (주)에프씨아이 사물인터넷 기기의 전력 절감 방법 및 장치
US10541877B2 (en) * 2018-05-29 2020-01-21 Ciena Corporation Dynamic reservation protocol for 5G network slicing
CN111083804B (zh) * 2020-01-21 2022-02-11 华为技术有限公司 一种数据传输方法及设备

Family Cites Families (24)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7350077B2 (en) 2002-11-26 2008-03-25 Cisco Technology, Inc. 802.11 using a compressed reassociation exchange to facilitate fast handoff
US7275157B2 (en) * 2003-05-27 2007-09-25 Cisco Technology, Inc. Facilitating 802.11 roaming by pre-establishing session keys
US8682279B2 (en) 2004-05-07 2014-03-25 Interdigital Technology Corporation Supporting emergency calls on a wireless local area network
JP4831066B2 (ja) * 2005-03-15 2011-12-07 日本電気株式会社 無線通信システムにおける認証方式、それを備える無線端末装置と無線基地局、それらを用いた無線通信システム及びプログラム
JP2007116209A (ja) * 2005-10-17 2007-05-10 Ricoh Co Ltd 無線lan装置
JP4671422B2 (ja) * 2006-01-31 2011-04-20 キヤノン株式会社 通信システム、通信装置及びそれらの表示方法
US7899396B2 (en) * 2006-06-02 2011-03-01 Qulacomm Incorporated Efficient operation for co-located WLAN and Bluetooth
KR100739809B1 (ko) * 2006-08-09 2007-07-13 삼성전자주식회사 Wpa-psk 환경의 무선 네트워크에서 스테이션을관리하는 방법 및 이를 위한 장치
CN101257429B (zh) * 2008-04-14 2011-09-21 中兴通讯股份有限公司 网络漫游实现方法和装置
US8812833B2 (en) * 2009-06-24 2014-08-19 Marvell World Trade Ltd. Wireless multiband security
CN101610533B (zh) * 2009-07-13 2011-09-07 杭州华三通信技术有限公司 一种实现访问控制器备份切换的方法和装置
US8630416B2 (en) * 2009-12-21 2014-01-14 Intel Corporation Wireless device and method for rekeying with reduced packet loss for high-throughput wireless communications
CN102404720B (zh) * 2010-09-19 2014-10-08 华为技术有限公司 无线局域网中密钥的发送方法及装置
GB2495550A (en) * 2011-10-14 2013-04-17 Ubiquisys Ltd An access point that can be used to establish connections with UE devices using both cellular and wifi air interfaces
JP2013118480A (ja) * 2011-12-02 2013-06-13 Panasonic Corp 無線アクセスポイント端末および接続制御方法
US20130196708A1 (en) * 2012-01-31 2013-08-01 Partha Narasimhan Propagation of Leveled Key to Neighborhood Network Devices
US9084111B2 (en) * 2012-02-07 2015-07-14 Aruba Networks, Inc. System and method for determining leveled security key holder
JP2013197653A (ja) * 2012-03-16 2013-09-30 Panasonic Corp 無線伝送システム
US20130305332A1 (en) * 2012-05-08 2013-11-14 Partha Narasimhan System and Method for Providing Data Link Layer and Network Layer Mobility Using Leveled Security Keys
US9578514B2 (en) * 2012-05-10 2017-02-21 Nokia Technologies Oy Method, apparatus, and computer program product for enablement
CN103888941B (zh) 2012-12-20 2018-03-06 新华三技术有限公司 一种无线网络密钥协商的方法及装置
US20140273884A1 (en) 2013-03-13 2014-09-18 Qualcomm Incorporated Wlan diversity/mimo using shared antenna
US20140337950A1 (en) * 2013-05-07 2014-11-13 Futurewei Technologies, Inc. Method and Apparatus for Secure Communications in a Wireless Network
US10028179B2 (en) 2013-05-31 2018-07-17 Qualcomm Incorporated Reducing signaling during AP to AP handoff in dense networks

Also Published As

Publication number Publication date
JP2018524909A (ja) 2018-08-30
US20160381718A1 (en) 2016-12-29
WO2016209382A1 (en) 2016-12-29
KR20180003628A (ko) 2018-01-09
KR101873391B1 (ko) 2018-07-02
CN107852606A (zh) 2018-03-27
US9775181B2 (en) 2017-09-26
EP3314934A1 (en) 2018-05-02
BR112017027932A2 (pt) 2018-08-28

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CA2717282C (en) Handling mismatch of cryptographic keys and related battery drain and communication exchange failures
JP6437676B2 (ja) Apに接続されるstaのための再アソシエーション時間を低減すること
US11356844B2 (en) WWAN-WLAN aggregation security
US11140725B2 (en) Wireless communications involving a fast initial link setup, FILS, discovery frame for network signaling
US10028179B2 (en) Reducing signaling during AP to AP handoff in dense networks
US20170064760A1 (en) Assisted wireless connection setup
US20180184428A1 (en) Associating and securitizing distributed multi-band link aggregation devices
JP2017538345A (ja) 方法、装置およびシステム
US9730252B2 (en) Quick connection between customized softap and STA
US20180167811A1 (en) Access authentication method and apparatus
WO2019213925A1 (zh) 密钥更新方法、设备和存储介质

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20180724

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20180821

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20181002

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20181016

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20181114

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6437676

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees