JP6437157B1 - 基地局、ユーザ機器、および制御方法 - Google Patents

基地局、ユーザ機器、および制御方法 Download PDF

Info

Publication number
JP6437157B1
JP6437157B1 JP2018196921A JP2018196921A JP6437157B1 JP 6437157 B1 JP6437157 B1 JP 6437157B1 JP 2018196921 A JP2018196921 A JP 2018196921A JP 2018196921 A JP2018196921 A JP 2018196921A JP 6437157 B1 JP6437157 B1 JP 6437157B1
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
base station
user equipment
transmission power
power
minimum
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2018196921A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2019041396A (ja
Inventor
シェン,シンヤ
リュ,レンマオ
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sharp Corp
Original Assignee
Sharp Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sharp Corp filed Critical Sharp Corp
Application granted granted Critical
Publication of JP6437157B1 publication Critical patent/JP6437157B1/ja
Publication of JP2019041396A publication Critical patent/JP2019041396A/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04WWIRELESS COMMUNICATION NETWORKS
    • H04W52/00Power management, e.g. TPC [Transmission Power Control], power saving or power classes
    • H04W52/04TPC
    • H04W52/06TPC algorithms
    • H04W52/14Separate analysis of uplink or downlink
    • H04W52/146Uplink power control
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04WWIRELESS COMMUNICATION NETWORKS
    • H04W52/00Power management, e.g. TPC [Transmission Power Control], power saving or power classes
    • H04W52/04TPC
    • H04W52/18TPC being performed according to specific parameters
    • H04W52/22TPC being performed according to specific parameters taking into account previous information or commands
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04WWIRELESS COMMUNICATION NETWORKS
    • H04W52/00Power management, e.g. TPC [Transmission Power Control], power saving or power classes
    • H04W52/04TPC
    • H04W52/30TPC using constraints in the total amount of available transmission power
    • H04W52/34TPC management, i.e. sharing limited amount of power among users or channels or data types, e.g. cell loading
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04WWIRELESS COMMUNICATION NETWORKS
    • H04W52/00Power management, e.g. TPC [Transmission Power Control], power saving or power classes
    • H04W52/04TPC
    • H04W52/30TPC using constraints in the total amount of available transmission power
    • H04W52/34TPC management, i.e. sharing limited amount of power among users or channels or data types, e.g. cell loading
    • H04W52/346TPC management, i.e. sharing limited amount of power among users or channels or data types, e.g. cell loading distributing total power among users or channels
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04WWIRELESS COMMUNICATION NETWORKS
    • H04W52/00Power management, e.g. TPC [Transmission Power Control], power saving or power classes
    • H04W52/04TPC
    • H04W52/30TPC using constraints in the total amount of available transmission power
    • H04W52/36TPC using constraints in the total amount of available transmission power with a discrete range or set of values, e.g. step size, ramping or offsets
    • H04W52/365Power headroom reporting
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04WWIRELESS COMMUNICATION NETWORKS
    • H04W52/00Power management, e.g. TPC [Transmission Power Control], power saving or power classes
    • H04W52/04TPC
    • H04W52/30TPC using constraints in the total amount of available transmission power
    • H04W52/36TPC using constraints in the total amount of available transmission power with a discrete range or set of values, e.g. step size, ramping or offsets
    • H04W52/367Power values between minimum and maximum limits, e.g. dynamic range
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04WWIRELESS COMMUNICATION NETWORKS
    • H04W68/00User notification, e.g. alerting and paging, for incoming communication, change of service or the like
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04WWIRELESS COMMUNICATION NETWORKS
    • H04W72/00Local resource management
    • H04W72/04Wireless resource allocation
    • H04W72/044Wireless resource allocation based on the type of the allocated resource
    • H04W72/0473Wireless resource allocation based on the type of the allocated resource the resource being transmission power

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Computer Networks & Wireless Communication (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
  • Mobile Radio Communication Systems (AREA)

Abstract

本発明は、メイン基地局が、メインセルにおけるユーザ機器の設定最大送信電力P_MeNB、および、サブセルにおける該ユーザ機器の設定最大送信電力P_SeNBを決定するステップと、メイン基地局が、サブセルに対応するサブ基地局にP_SeNBを
通知するステップと、該ユーザ機器にP_MeNB及びP_SeNBを通知するステップと、を含む上り電力制御方法を提供する。対応の基地局及びユーザ機器も提供する。
【選択図】図1

Description

本発明は無線通信分野に関する。より具体的には、本発明は上り電力制御方法、基地局およびユーザ機器に関する。
数十年間にわたる無線通信技術の大幅な発展に伴い、社会が大いに進歩し、人々の生産および生活の形態は、深く影響され変化してきた。それと同時に、より優れたモバイル通信業に対する人々の需要から、無線通信技術が発展してきている。このような背景下で誕生し、発展してきたのが第4世代モバイル通信システム(4G)である。第4世代モバイル通信システムに要求される性能を達成すべく、3GPPは、そのIMT−Advancedシステム技術標準の1つであるLTE−Advancedシステムのエボリューション技術に、例えば中継技術(Relay)、キャリアアグリゲーション(CA)やセル間協調(CoMP)など、多数の新技術を導入している。中でも、ホットスポットのカバー強化、ネットワークブラインドゾーンの減少、ネットワークエッジのユーザへのサービス性能、および、ネットワークシステム容量の向上のために、マイクロセルが導入されている。
ところで、ヘテロジニアスネットワークでは、メイン基地局とサブ基地局とで送信電力が異なること、および、ユーザから該2つの基地局までの経路損失が異なることから、ユーザの上がり又は下りのスループット性能によっては、ユーザがアクセスすべき最適なセルが異なってくる。そして、LTEの場合、ユーザは、RSRPに基づいてセルを選定、若しくは再選定するようになっているため、受信信号が最も強いセルにアクセスすることになる。これは、ユーザが上りおよび下りの最適セルに同時にアクセスすることができないことを意味する。なお、この場合、ユーザの上りおよび下りの最適セルにそれぞれアクセスすることが最も好ましいと考えられる。
一方、3GPP TR 36.839では、ヘテロジニアスネットワークにおけるユーザの切替え(hand off)機能は、純粋のマクロセルのネットワークにおけるユーザの切替え機能に比べてやや劣り、特にマイクロセルおよびマクロセルが同一の周波数に設定されている場合より劣っている。このような問題を回避し、ユーザのモバイル・ロバスト性を確保すると共に負荷の均一性を向上させるためには、切替えに関するRRCシグナリングをマイクロセルおよびマクロセルが同時に提供するという解決方式が考えられる。
3GPP TR 36.839には、マイクロセルにおける切替えの発生頻度が、マクロセルより大幅に高くなることが言及されている。しかし、高頻度のセル切替えでは、アクセスネットワークおよびコアネットワークにおけるシグナリングのオーバーヘッドが増加してしまう。また、現在のLTEの枠組みでは、ユーザの制御プレーン(control plane)のベアラー、およびユーザプレーン(user plane)のベアラーが同一の基地局に集束されるため、ユーザが1つのマイクロセルから別のマイクロセルに切り替わると、ユーザの制御プレーンのベアラーとユーザプレーンのベアラーとを変更する必要が生じる。この問題を解決するためには、ユーザを同時に複数の基地局にアクセスさせ、例えば、ユーザの制御プレーンのベアラーをメイン基地局に固定させ、ユーザプレーンのベアラーをマイクロセルに繋ぐという方法が考えられる。
また、Release−10およびRelease−11では、キャリアアグリゲーションを用い、ユーザのピークビットレートを大幅に上昇させることが可能である。しかし、キャリアアグリゲーションは、遅延(delay)に制限されるため、同一の基地局内でしか実現できない。したがって、現在、基地局間を跨るようなキャリアアグリゲーションをヘテロジニアスネットワークに適用することはまだできない。これは、キャリアアグリゲーションを用いる場合に比べ、ヘテロジニアスネットワークにおけるユーザのピークビットレートが比較的に低いことを意味する。但し、このときのユーザが同時に複数の基地局にアクセスできれば、高いピークビットレートを得ると共に、セルの負荷を最適化することが可能になる。
マクロセルおよびマイクロセルへの同時アクセスは、潜在的な一解決方策になり得る。Release−12では、ユーザがマクロセルおよびマイクロセルに同時にアクセスすることは、一技術的な解決方策としてデュアル・コネクティビティ(Dual connectivity)と称されている。デュアル・コネクティビティは、同周波数または異周波数で動作する複数の基地局にユーザが同時にアクセス可能である意味として、定義されてもよい。また、3GPP TR 36.932においては、基地局間は、バックホール・リンクが理想的であるか否かにかかわらず、動作可能である。なお、基地局間は、バックホール・リンクが理想的である場合には、Release−10/11におけるキャリアアグリゲーション(CA)やセル間協調(CoMP)などの関連技術を用いることができる。そのため、Release−12においては、主に非理想的なバックホール・リンクの場合における動作に着目する。
モバイル通信システムの上り送信電力の制御は、重要な役割を果たしている。すなわち、サービス品質(QoS)の達成に十分な1ビットあたり送信エネルギーと、他ユーザへのシステム干渉の最小化およびモバイル端末の電池寿命の最大化と、の2つの需要面でバランスを取る。この目的を実現するためには、上り電力制御において、経路損失、影効果、減衰などの無線伝送チャネル特性を自己適応化(adaptive)させると共に、同一セル若しくは隣接セル内の他ユーザからの干渉を排除する必要がある。
LTEにおける上り電力制御の主なプロセスは、次のとおりである。
(1)ユーザ機器(UE)がTPC(送信電力制御)コマンドを受信する。
(2)UEが、下り無線チャネルのパイロット周波数受信電力を測定し、経路損失を算出する。UEは、経路損失、上り共有チャネルの帯域、伝送方式、およびTPCなどのパラメータに基づいて送信電力Pを算出する。なお、ユーザ機器において、PHR(Power Headroom Report;電力ヘッドルーム報告)がトリガーにより生成され、且つ送信条件が満たされた場合、ユーザ機器はさらに上り共有チャネル上においてPHRを送信する。
(3)基地局が、物理上り共有チャネルからPHRを受信すると、DCI Format 01/1A/1B/1D/2/2A/2B/2C/2D/3/3A/4である物理下り制御チャネル(PDCCH)を介して、TPCをUEに送信する。
(4)ステップ(1)に戻る。すなわち、UEが電力制御コマンドを受信する。
上記ステップ(2)および(3)では、UEから基地局に送信されるPHRは、PUSCH(物理上り共有チャネル)のリソース予測情報として、基地局によるアップリンク・リソース割り当ての依拠になる。PHRが、UEが電力ヘッドルームを多く有することを示している場合には、基地局は、多めの無線リソースをUEへ割り当ててもよい。PHRが、UEの電力ヘッドルームが無くまたは少ないことを示している場合には、基地局は、少なめの無線リソースブロックまたは低級変調コマンドをUEへ割り当てるしかない。PHRの送信は、トリガーと報告との2ステップが必要である。UEは、所定タイマーでの時間が経過したとき、経路損失の変動が大きくなったとき、PHRの設定/再設定のとき、セルのアクティブ化若しくはアクティブ取消時をトリガーに、PHRを報告する。また、UEは、十分なPUSCHリソースを確保できたときに、PHRを基地局に報告する。なお、PHRは、メディアアクセス制御要素(MAC CE)としてMAC PDU(プロトコルデータ・ユニット)内に含められ、多重分割形式でPUSCHを介して送信される。
UEの設定最大送信電力であるPCMAXの値の範囲は、主に(1)基地局の制御による制限、(2)UEにおける必要でない帯域外放射、という2要因に制約される。例えば、スペクトラム・エミッション・マスク(SEM)や隣接チャネル漏洩電力比(ACLR)などに対する要求を満たすために、UEが最大送信電力を下げる(電力のバックスペースとも称する)ことがある。
上記のように、Release−12にデュアル・コネクティビティといった新たな技術が導入されているため、UEがマクロセルおよびマイクロセルに同時にアクセスすることが可能になる。なお、上述したマクロセルおよびマイクロセルとは、マクロ基地局およびマイクロ基地局の意味が意図されており、ここで言うセルとは、基地局であると理解されるべきである。また、基地局間のバックホール・リンクが理想的ではないため、UEからマクロセル/基地局、およびマイクロセル/基地局にそれぞれ上り信号(ACK/NACK、CIS情報、UL−SCHなど)を伝送する必要がある。さらに、マクロセル/基地局およびマイクロセル/基地局がUEのスケジューリングを各自で行うため、デュアル・コネクティビティを用いたUEは、マクロセル/基地局、およびマイクロセル/基地局への同時上り伝送をサポートするだけの上り送信電力が無いという問題が生じることがある。現在のRelease−10/11による上り電力制御メカニズムでは、明らかに上記問題を解決することができない。なお、本明細書の以下の説明では、ユーザ機器がアクセスしたセル/基地局を、メインセル/基地局と、サブセル/基地局とに分類する。勿論、キャリアアグリゲーションを適用した場合は、ユーザにとって各基地局に複数のセルが含まれているため、メイン基地局およびサブ基地局をメインセル群およびサブセル群と称することができる。
上記の問題を鑑み、本発明の主な目的は、デュアル・コネクティビティの場合におけるユーザ上り電力制御に対する解決方策を提供することである。本発明によれば、アクセス先のセル/基地局のそれぞれに応じて、UEの設定最大送信電力を、メインセルの設定最小確保送信電力P_MeNB、サブセルの設定最小確保送信電力P_SeNB、および余分電力(もしあれば)として設定することができる。メインセルの設定最小確保送信電力およびサブセルの設定最小確保送信電力とは、当該セルにおいてユーザ機器へ割り当てられる最小の上り送信電力を指す。なお、これら設定最小確保送信電力は、ネットワーク側が設定してもよく、UE側が独自に設定してもよい。ネットワーク側による設定の場合、メイン基地局が、バックホール・リンク若しくはUEを介して以上のようなパラメータをサブ基地局に通知してもよい。UE側による設定の場合、UEが、これらパラメータを含んだ再設計されたPHRを用いてメイン基地局およびサブ基地局に通知してもよい。なお、これら設定最小確保送信電力は、P_MeNB≧0、P_SeNB≧0;P_MeNB+P_SeNB≦PCmax;(δ*P_MeNB+(1−δ)*P_SeNB)/PCmax≦100%;P_MeNB≦PCMAX,M;またはP_SeNB≦PCMAX,Sのうち、少なくとも1つの条件を満たす必要がある。
本発明の一態様によれば、メイン基地局が、メインセルにおけるユーザ機器の設定最小確保送信電力P_MeNB、および、サブセルにおける前記ユーザ機器の設定最小確保送
信電力P_SeNBを決定するステップと、メイン基地局が、サブセルに対応するサブ基
地局にP_SeNB及び/若しくはP_MeNBを通知するステップと、前記ユーザ機器にP_MeNB及び/若しくはP_SeNBを通知するステップと、を含む上り電力制御方法を提供する。
また、一実施例において、メイン基地局は、パワーリザーブ指示メッセージを用いて、サブセルに対応するサブ基地局にP_SeNB及び/若しくはP_MeNBを通知する。
また、一実施例において、メイン基地局は、無線リソース制御(RRC)シグナリングを用いて前記ユーザ機器にP_MeNB及び/若しくはP_SeNBを通知する。
また、一実施例において、メイン基地局は、RRCシグナリングを用いて前記ユーザ機器にP_MeNBを通知し、サブ基地局は、RRCシグナリングを用いて前記ユーザ機器
にP_SeNBを通知する。
また、一実施例において、上記方法は、メイン基地局およびサブ基地局のそれぞれが、ユーザ機器から送信された電力ヘッドルーム報告(PHR)を受信し、PHRに基づいてユーザ機器の実際の送信電力を算出するステップをさらに含む。
本発明の別の態様によれば、メイン基地局が、メインセルおけるユーザ機器の設定最小確保送信電力P_MeNB、および/または、サブセルにおける前記ユーザ機器の設定最
小確保送信電力P_SeNBを決定するステップと、メイン基地局が、無線リソース制御
(RRC)シグナリングを用いて前記ユーザ機器にP_MeNB及び/若しくはP_SeNBを通知するステップと、ユーザ機器が、増強型電力ヘッドルーム報告(aPHR)を用いて、サブセルに対応するサブ基地局にP_SeNBを通知するステップと、を含む上り
電力制御方法を提供する。
また、一実施例において、ユーザ機器が増強型電力ヘッドルーム報告(aPHR)を用いて、サブセルに対応するサブ基地局にP_SeNBを通知するステップには、aPHR
のトリガー条件が満たされたか否かを判断するステップと、aPHRのトリガー条件が満たされた場合にaPHRを送信するステップと、が含まれる。
また、一実施例において、前記トリガー条件は、(1)ユーザ機器がデュアル・コネクティビティ状態を活性化させたとき、(2)キャリア波におけるデータチャネルの電力ヘッドルーム報告がトリガーにより発生したとき、(3)基地局から送信されるRRCシグナリングを受信したとき、(4)前記増強型電力ヘッドルーム報告の送信がユーザ機器内において初期設定されているとき、(5)前記電力ヘッドルーム報告の送信トリガーとして設定された周期性タイマーがタイムアウトしたとき、(6)前記電力ヘッドルーム報告の送信を禁止するために設定された禁止報告タイマーがタイムアウトし、且つ測定した経路損失の変化量が閾値を超えたときのうち、少なくとも1つの条件を含む。
また、一実施例において、上記方法は、メイン基地局が、ユーザ機器から送信された電力ヘッドルーム報告(PHR)を受信し、PHRに基づいて、メインセルにおけるユーザ機器の実際の送信電力を算出するステップと、サブ基地局が、ユーザ機器から送信された増強型電力ヘッドルーム報告(aPHR)を受信し、aPHRに基づいて、サブセルにおけるユーザ機器の実際の送信電力を算出するステップと、をさらに含む、
本発明の別の態様によれば、ユーザ機器が、メインセルにおける自機の設定最小確保送信電力P_MeNB、および、サブセルにおける自機の設定最小確保送信電力P_SeNBを決定するステップと、ユーザ機器が、増強型電力ヘッドルーム報告(aPHR)を用いて、P_MeNBおよびP_SeNBをそれぞれメイン基地局およびサブ基地局に通知するステップと、を含む上り電力制御方法を提供する。
また、一実施例において、ユーザ機器が増強型電力ヘッドルーム報告(aPHR)を用いて、P_MeNBおよびP_SeNBをそれぞれメイン基地局およびサブ基地局に通知するステップには、aPHR及び/若しくはPHRのトリガー条件が満たされたか否かを判断するステップと、aPHR及び/若しくはPHRのトリガー条件が満たされた場合にaPHR及び/若しくはPHRを送信するステップと、が含まれる。
また、一実施例において、前記トリガー条件は、(1)ユーザ機器がデュアル・コネクティビティ状態を活性化させたとき、(2)キャリア波におけるデータチャネルの電力ヘッドルーム報告がトリガーにより発生したとき、(3)基地局から送信されるRRCシグナリングを受信したとき、(4)前記増強型電力ヘッドルーム報告の送信がユーザ機器内において初期設定されているとき、(5)前記電力ヘッドルーム報告の送信トリガーとして設定された周期性タイマーがタイムアウトしたとき、(6)前記電力ヘッドルーム報告の送信を禁止するために設定された禁止報告タイマーがタイムアウトし、且つ測定した経路損失の変化量が閾値を超えたときのうち、少なくとも1つの条件を含む。
また、一実施例において、上記方法は、メイン基地局およびサブ基地局が、ユーザ機器から送信された増強型電力ヘッドルーム報告(aPHR)を受信し、aPHRに基づいてユーザ機器の実際の送信電力を算出するステップを、さらに含む。
本発明の別の態様によれば、ユーザ機器が、メインセルにおける自機の設定最小確保送信電力P_MeNB、および、サブセルにおける自機の設定最小確保送信電力P_SeNBを取得するステップと、電力縮減の条件が満たされた場合に電力縮減を実行するステップと、を含む上り電力制御方法を提供する。
また、一実施例において、前記電力縮減の条件は、いずれかの基地局においてスケジューリングされたユーザ機器の電力が、該基地局における設定最小確保送信電力よりも大きく、且つユーザ機器の総合的送信電力が総合的な設定最大送信電力よりも大きい、という条件を含む。
この電力縮減条件が満たされた場合には、ユーザ機器は、自機が属しているセル群について、設定最小確保送信電力と余分電力との合計(P_MeNB+P_remaining(またはP_SeNB+P_remaining))を超えた送信電力を優先的に縮減する。なお、各セル群における電力の縮減方式は、Release−10/11標準規格に記載されている通りである。
また、一実施例において、前記電力縮減の条件は、各々の基地局においてスケジューリングされたユーザ機器電力のいずれもが、当該基地局における設定最小確保送信電力よりも大きく、且つユーザ機器の総合的送信電力が総合的な設定最大送信電力よりも大きい、という条件を含む。この電力縮減条件が満たされた場合には、ユーザ機器は、各セル群における送信電力を縮減する。なお、各セル群における電力の縮減方式は、Release−10/11標準規格に記載されている通りである。
本発明の別の態様によれば、ユーザ機器がアクセスした基地局のそれぞれにおける該ユーザ機器の上り電力を割り当てる上り電力割り当て方法であって、アクセスしたメイン基地局またはサブ基地局において、P_MeNBまたはP_SeNBとなる電力を割り当てるステップを含む方法を提供する。具体的には、ユーザ機器に対するスケジューリングが行われる際に、アクセスした基地局毎に、P_SeNBまたはP_MeNBのそれぞれとなる電力を電力割り当て優先度に従わずに割り当て、また、余分の電力を割り当てる。ユーザ機器の送信電力は、ユーザ機器の今回のスケジューリングに必要な送信電力、および、ユーザ機器へ設定される設定最小確保送信電力のうち、小さい方の電力であり、ユーザ機器の今回のスケジューリングに必要な送信電力は、上り許可およびTPCコマンドにより決定される。
また、一実施例において、余分の電力を割り当てについて、ユーザ機器が自機のアクセスした何れかの基地局において先にスケジューリングされた場合には、余分の電力を優先的に使用してもよい。
本発明の別の態様によれば、メインセルにおけるユーザ機器の設定最小確保送信電力P_MeNB、および、サブセルにおける前記ユーザ機器の設定最小確保送信電力P_SeNBを決定するように構成された決定ユニットと、決定されたP_MeNBおよびP_SeNBを送信するように構成された送信ユニットと、を含む基地局を提供する。
また、一実施例において、前記送信ユニットは、サブセルに対応するサブ基地局にP_
SeNBを通知すると共に、前記ユーザ機器にP_MeNBおよびP_SeNBを通知するように構成されている。
また、一実施例において、前記送信ユニットは、パワーリザーブ指示メッセージを用いて、サブセルに対応するサブ基地局にP_SeNBを通知すると共に、無線リソース制御
(RRC)シグナリングを用いて前記ユーザ機器にP_MeNBおよびP_SeNBを通知するように構成されている。
また、一実施例において、前記基地局は、ユーザ機器から送信された電力ヘッドルーム報告(PHR)を受信し、PHRに基づいてユーザ機器の実際の送信電力を算出するように構成された受信ユニットをさらに含む。
本発明の別の態様によれば、ユーザ機器であって、メインセルにおける前記ユーザ機器の設定最小確保送信電力P_MeNB、および、サブセルにおける前記ユーザ機器の設定
最小確保送信電力P_SeNBを決定するように構成された決定ユニットと、増強型電力
ヘッドルーム報告(aPHR)を用いて、P_MeNBおよびP_SeNBをそれぞれメイン基地局およびサブ基地局に通知するように構成された送信ユニットと、を含むユーザ機器を提供する。
また、一実施例において、前記送信ユニットは、aPHRのトリガー条件が満たされたか否かを判断し、aPHRのトリガー条件が満たされた場合にaPHRを送信するように構成されている。
また、一実施例において、前記トリガー条件は、(1)ユーザ機器がデュアル・コネクティビティ状態を活性化させたとき、(2)キャリア波におけるデータチャネルの電力ヘッドルーム報告がトリガーにより発生したとき、(3)基地局から送信されるRRCシグナリングを受信したとき、(4)前記増強型電力ヘッドルーム報告の送信がユーザ機器内において初期設定されているとき、(5)前記電力ヘッドルーム報告の送信トリガーとして設定された周期性タイマーがタイムアウトしたとき、(6)前記電力ヘッドルーム報告の送信を禁止するために設定された禁止報告タイマーがタイムアウトし、且つ測定した経路損失の変化量が閾値を超えたときのうち、少なくとも1つの条件を含む。
本発明の別の態様によれば、ユーザ機器であって、メインセルにおける前記ユーザ機器の設定最小確保送信電力P_MeNB、および、サブセルにおける前記ユーザ機器の設定
最小確保送信電力P_SeNBを取得するように構成された取得ユニットと、電力縮減の
条件が満たされた場合に電力縮減を実行するように構成された電力縮減ユニットと、を含むユーザ機器を提供する。
また、一実施例において、前記電力縮減の条件は、いずれかの基地局においてスケジューリングされたユーザ機器の電力が、該基地局における設定最小確保送信電力よりも大きく、且つユーザ機器の総合的送信電力が総合的な設定最大送信電力よりも大きい、という条件を含む。
また、一実施例において、前記電力縮減の条件は、各々の基地局においてスケジューリングされたユーザ機器電力のいずれもが、当該基地局における設定最小確保送信電力よりも大きく、且つユーザ機器の総合的送信電力が総合的な設定最大送信電力よりも大きい、という条件を含む。
本発明を用いることにより、無線通信システム(例えばLTE−Advancedシステム)のエネルギー利用率を向上させると共に、スペクトラムの効率を改善することができる。
本発明の上記特徴および他の特徴は、図面に基づく後の説明により更に明確になる。
本発明の一実施例に係る上り電力制御方法のフローチャートである。 本発明の別の実施例に係る上り電力制御方法のフローチャートである。 本発明の実施例に係る増強型電力ヘッドルーム報告の送信方法のフローチャートである。 本発明の実施例に係るX2−APプロセスのフローチャートである。 本発明の実施例に係る増強型電力ヘッドルーム報告のMAC CE構造を示す図である。 本発明の実施例に係る別の増強型電力ヘッドルーム報告のMAC CE構造を示す図である。 本発明の実施例に係る更なる別の増強型電力ヘッドルーム報告のMAC CE構造を示す図である。 本発明の別の実施例に係る上り電力制御方法のフローチャートである。 本発明の別の実施例に係る上り電力制御方法のフローチャートである。 本発明の別の実施例に係る基地局のブロック図である。 本発明の別の実施例に係るユーザ機器のブロック図である。 本発明の別の実施例に係るユーザ機器のブロック図である。
以下、図面および具体的な実施例を参照しながら、本発明が提供する、デュアル・コネクティビティを用いるUEに対する上り電力制御方法、基地局およびユーザ機器(UE)について説明する。なお、本発明は、後述する具体的な実施例に限定されるものではない。また、本発明に対する理解の混同を避けるために、便宜上、本発明と直接に関連しない公知技術の詳細な説明を省略する。
以下は、運用環境の一例として、LTEモバイル通信システムおよび以降のエボリューション版を挙げ、本発明の複数の実施例を詳しく説明する。但し、本発明は下記の実施例に限定されず、他の多種の無線通信システム、例えば将来の5Gセルラ通信システムにも適用可能である。
まず、各セル/基地局におけるユーザ機器の設定最大送信電力の定義を説明する。Release−12では、ユーザ機器が複数のセル/基地局(例えば2つのセル/基地局)に属している(reside)場合、ユーザ機器の各キャリア波成分のいずれについても設定最大送信電力PCMAX,cが設定される。また、ユーザ機器は、それが属しているそれぞれのセル/基地局に応じて、RRCシグナリングによって設定最大送信電力PCMAX,MおよびPCMAX,Sがそれぞれ設定される。なお、この2つのパラメータの値の範囲が共に−29dBmから23dBmまでであるため、PCMAX,MおよびPCMAX,Sについてより大きい値のパラメータを、総合的な設定最大送信電力PCMAX、すなわちPCMAX=max(PCMAX,M,PCMAX,S)とする必要がある。そして、ユーザ機器は、アクセス先となるそれぞれのセルに応じて、総合的な設定最大送信電力PCMAXを、メイン基地局のセル全体上の設定最大送信電力PM,CMAX、および/または、サブ基地局のセル全体上の設定最大送信電力PS,CMAXとして分ける。なお、上述したデュアル・コネクティビティ型のUEがアクセスしたそれぞれの基地局には、当該基地局に属すセル群についての上り最大送信電力が設定される。また、後述する電力縮減の構成例1(<例1>を参照)および構成例2(<例2>を参照)のように、ユーザは、設定された最大送信電力以外に、余分の送信電力を用いることも考えられる。すなわち、実際の送信電力は、設定最大送信電力よりも高くなることがある。したがって、設定された最大送信電力は、単に設定値を表すものであり、ユーザの実際の送信電力がこの設定された最大送信電力を超えてはならないということを意味するものではない。したがって、後述では、用語「最大送信電力PX,CMAX」は、「最小確保送信電力P_X
eNB」とも称する共に、下記の少なくとも1つの条件を満たすものとする。なお、Xは、MまたはSである。
P_MeNB≧0,P_SeNB≧0、および/または、PM,CMAX+PS,CMAX≦PCMAX
P_MeNB+P_SeNB≦PCmax、および/または、(δ*P_MeNB+(1−δ)*P_SeNB)/PCmax≦100%;
M,CMAX≦PCMAX,M、および/または、P_MeNB≦PCMAX,M

S,CMAX≦PCMAX,S、および/または、P_SeNB≦PCMAX,S
なお、P_MeNBおよびP_SeNBの値の範囲は、−40dBmから23dBmまでであってもよく、両者の和は、ユーザ機器の総合的な設定最大送信電力よりも小さい。δは、0を超えて1未満である比率係数である。
1つのユーザ機器がアクセスしたそれぞれの基地局における上り電力の割り当て方法は、次のように決定してもよい。
(1)アクセスしたメイン基地局またはサブ基地局において、P_MeNBまたはP_SeNBになるユーザ電力を割り当てる。具体的には、ユーザに対するスケジューリングが行われる際、アクセスした基地局毎に、P_MeNBまたはP_SeNBになる電力をそれぞれユーザへ割り当てる。なお、このとき、電力割り当て優先度に従う必要がない。したがって、このときのユーザ送信電力は、ユーザの今回スケジューリングに必要な送信電力(該電力は、上り許可およびTPCコマンドにより決定される)、および、ユーザの設定最小確保送信電力のうち、小さい方の値である。
(2)余分の電力の割り当て 余分の電力の割り当てについては、ユーザは、アクセスした何れかの基地局において先にスケジューリングされると、余分の電力を優先的に使用することができる。
図1は、本発明の一実施例に係る上り電力制御方法のフローチャートである。本実施例では、LTEネットワーク内のメイン基地局が、各セルにおけるユーザ機器の設定最小確保送信電力を設定し、バックホール・リンクを介してサブ基地局に通知する。図1に示すように、方法10はステップS100から開始する。
ステップS110では、メイン基地局が、メインセルにおけるユーザ機器の設定最小確保送信電力P_MeNB、および、サブセルにおける該ユーザ機器の設定最小確保送信電
力P_SeNBを決定する。
ステップS120では、メイン基地局が、サブセルに対応するサブ基地局に、P_Se
NBを通知する。例えば、メイン基地局は、X2インターフェースを介してサブ基地局にP_SeNBの値を通知してもよい。
ユーザ機器がデュアル・コネクティビティ状態である場合には、X2−APプロセスを立ち上げる。ユーザ機器がデュアル・コネクティビティ状態ではない場合には、ユーザ機器がアクセスした基地局は、Release−10/11のように、当該ユーザ機器に対する通常のスケジューリングを行う。以下、X2−APプロセスについて詳しく説明する。
1.概説(General)
まず、このX2−APの機能をパワーリザーブ指示メッセージと称することができる。図4に示すように、メイン基地局は、パワーリザーブ指示メッセージのプロセスを立ち上げ、X2−APに含まれる情報を用いてサブ基地局に対し、該基地局における当該ユーザ機器の設定最大送信電力を通知する。なお、このプロセスにおいて、ユーザ機器に関するシグナリングを用いることができる。
2.成功する動作(Successful Operation)
このプロセスは、メイン基地局が立ち上げる。メイン基地局は、パワーリザーブメッセージを送信することで、ユーザ機器のパワーリザーブ値をサブ基地局に通知する。サブ基地局は、パワーリザーブメッセージを受信すると、対応のパワーリザーブ値を用いて当該ユーザ機器のスケジューリングを行う。
3.成功しない動作(Unsuccessful Operation)
本発明に適用されない。
4.異常の場合(AbnormalConditions)
異常が発生した場合、サブ基地局は上記メッセージを無視する。なお、このプロセスに含まれるパワーリザーブ指示メッセージの構造、および該メッセージに含まれるパワーリザーブ情報の要素は、次のように設計してもよい。
Figure 0006437157
なお、表中の表記(例えばPresence、Range、CriticalityやAssigned Criticality)の定義は、TS36.413を参照すればよい。
パワーリザーブ値は、当該セルにおけるユーザ機器のパワーリザーブ値、すなわち、サブ基地局におけるdual connectivity型UEの設定最小確保送信電力P_SeNBの値であり、スケジューリングに供される。この情報の具体的な設計例は、下
表に示す。
Figure 0006437157
パワーリザーブ指示メッセージは、新規的なX2−APであるため、本発明に新タイプのメッセージが追加されていることを意味する。下表には、TS 36.423 9.2.13におけるメッセージタイプに対する改修が示されている。新規的なメッセージタイプとして、「16」と定義されたパワーリザーブ指示が追加されている。
Figure 0006437157
ステップS130では、メイン基地局が、前記ユーザ機器にP_MeNBおよびP_SeNBを通知する。この通知プロセスは幾つかの方式で実現され得る。以下は、幾つかの実現例を挙げつつ、説明する。
<例1>
メイン基地局がRRCシグナリングを用いて、各在圏セルのそれぞれにおけるユーザ機器の設定最小確保送信電力P_MeNBおよびP_SeNBを当該ユーザ機器に通知する。なお、この2つのパラメータは、上り電力制御に供され、例えばIEUplinkPowerDedicatedに含めてもよい。
Figure 0006437157
なお、P−MeNBおよびP−SeNBは、それぞれP_MeNBおよびP_SeNBに対応しており、その値の範囲は−40dBmから23dBmまでである。
<例2>
メイン基地局およびサブ基地局が各自でRRCシグナリングを用いて、各在圏セルのそれぞれにおけるユーザ機器の設定最小確保送信電力P_MeNBおよびP_SeNBを当該ユーザ機器に通知する。なお、この2つのパラメータは、上り電力制御に供され、IEUplinkPowerDedicatedに含めてもよい。
Figure 0006437157
なお、P−XeNBは、P_MeNBまたはP_SeNBに対応しており、その値の範囲は−40dBmから23dBmまでである。
望ましくは、方法10はステップS140を含でもよい。S140では、メイン基地局が、ユーザ機器から送信される電力ヘッドルーム報告PHRを受信し、PHRに基づいてユーザ機器の実際の送信電力を算出する。例えば、ユーザ機器から送信される電力ヘッドルーム報告(PHR)をメイン基地局およびサブ基地局が受信してもよい。そうすることで、メイン基地局は、各在圏セルにおけるユーザ機器の実際の送信電力を算出してもよい。また、メイン基地局またはサブ基地局は、PCMAXの代わりに、P_MeNBまたは
P_SeNBを、各在圏セルにおける設定最大送信電力として用いてもよい。このように
、基地局は、在圏セルにおける、実際の送信電力および設定最小確保送信電力に基づき、ユーザ機器のスケジューリングを精度よく行うことができる。
最後に、方法10はステップS150で終了する。
図2は、本発明の別の実施例に係る上り電力制御方法のフローチャートである。本実施例では、メイン基地局が、各在圏セルにおけるユーザ機器の設定最小確保送信電力を設定し、ユーザ機器を介してサブ基地局に通知する。図2に示すように、方法20はステップS200から開始する。
ステップS210では、メイン基地局が、メインセルにおけるユーザ機器の設定最小確保送信電力P_MeNB、および、サブセルにおける該ユーザ機器の設定最小確保送信電
力P_SeNBを決定する。
ステップS220では、メイン基地局が、無線リソース制御RRCシグナリングを用いて、P_MeNBおよびP_SeNBを前記ユーザ機器に通知する。例えば、メイン基地局は、各在圏セルのそれぞれにおけるユーザ機器の設定最小確保送信電力P_MeNBおよ
びP_SeNBを、RRCシグナリングを用いてユーザ機器に通知してもよい。なお、こ
のときのRRCシグナリングは、前述したRRCシグナンリングと同様な設定である。また、この2つのパラメータは、上り電力制御に供され、IEUplinkPowerDedicatedに含めてもよい。
Figure 0006437157
なお、P−M−cmaxおよびP−S−cmaxは、それぞれP_MeNBおよびP_SeNBに対応しており、その値の範囲は−40dBmから23dBmまでである。
方法20は、ステップS230を含む。ステップS230では、ユーザ機器が、増強型電力ヘッドルーム報告aPHRを用いて、サブセルに対応するサブ基地局にP_SeNB
を通知する。以下は、図3を参照しながら、aPHRの送信プロセスを詳しく説明する。
<トリガー条件>
ここで、Release−12においてユーザがデュアル・コネクティビティ(Dual connectivity)状態に移行すること、すなわち、単一接続からデュアル・コネクティビティに変えることをデュアル・コネクティビティ(Dual connectivity)の活性化と言う。勿論、この場合は、メイン基地局により対応のユーザ機器の設定最小確保伝送電力が設定されており、ユーザ機器の増強型電力ヘッドルーム報告のトリガーが存在する(310)。ユーザは、デュアル・コネクティビティ(Dual
connectivity)状態である場合には、Release−10/11におけるPHRトリガー条件の充足を特定できたことをトリガーに、aPHRを送信する(320)。前記トリガー条件としては、(1)前記キャリア波におけるデータチャネルの電力ヘッドルーム報告がトリガーにより発生したとき、(2)基地局から送信される無線リソース制御RRCシグナリングを受信したとき、(3)前記増強型電力ヘッドルーム報告の送信がユーザ機器内において初期設定されているとき、(4)前記電力ヘッドルーム報告の送信トリガーとして設定された周期性タイマーがタイムアウトしたとき、(5)設定された禁止報告タイマーがタイムアウトし、且つ測定した経路損失の変化量が閾値を超えたとき(前記禁止報告タイマーは、前記禁止報告タイマーの計測期間内に前記電力ヘッドルーム報告を禁止するために用いられる)、(6)設定された2つ以上のTPCコマンドがユーザ機器により実行されたとき、(7)新たなScellがユーザ機器へ設定されたときのうち、少なくとも1つの条件を含む。
330では、現在の動作方式のままで、ユーザ機器は、Release−10/11におけるPHRの代わりに、aPHRを送信する。aPHRは、図5aに示すようなものであり、最初のバイト(byte)の末尾ビットを「1」としてもよい。なお、このビットは、サブ基地局におけるユーザ機器の設定最小確保送信電力P_SeNB若しくは設定最
小確保送信電力の比率δ、または、該サブ基地局のセルにおける該ユーザ機器の総合的電力ヘッドルームが該電力ヘッドルーム報告に含まれていることを示す指示情報と称してもよい。設定最小確保送信電力P_SeNBは、所定の順に、電力ヘッドルーム報告に含まれるnビットとしてパッケージ化されてもよい。aPHR内のP_SeNB記述方式は、
次のように分類してもよい。
<例1>
PHR内のPCMAX,cのマッピング方式を参考に、P_XeNBについて下表のよ
うにマッピングしてもよい。
Figure 0006437157
なお、Xは、マクロ基地局を示すM、またはサブ基地局を示すSである。ユーザ機器は、メイン基地局のRRCシグナリングからP_SeNBの値を取得する。
<例2>
図5bに示すように、ユーザ機器には、後方互換性を考慮した総合的な設定最大送信電力PCMAXが存在する。したがって、比率係数としてパラメータδを設け、P_XeN
B=δ*PCMAXとする。なお、XはMまたはSである。パラメータδは、yビットからなり、yは自然数である。具体例としては、{0、0.4、0.5、0.6、0.7、0.8、0.9、1}をパラメータδの値として採用してもよい。このときのパラメータδは3ビットである。別の例としては、パーセンテージであるINTEGER(1…100)をパラメータδとして採用してもよい。ここで、1は最小パーセンテージを表し、100は最大パーセンテージを表す。このときのパラメータδは7ビットである。なお、図中の各パラメータの詳細な説明は、TS 36.321 6.1.3.6aを参照すればよい。
<例3>
図5cに示すように、ユーザ機器は、サブ基地局のセルにおける自機の設定最小確保送信電力、および該サブ基地局のセルにおける自機の実際の送信電力を既に把握しているため、該サブ基地局のセルにおける各キャリア波成分の総合的電力ヘッドルームを算出することができる。なお、この例では、電力ヘッドルーム報告に総合的電力ヘッドルームを追加して増強型電力ヘッドルーム報告(aPHR)を構成する点で、前記の実施例とは異なる。また、総合的電力ヘッドルームの値のマッピング方式は、電力ヘッドルームの場合と同様である。
望ましくは、方法20はステップS240を含んでもよい。S240では、メイン基地局が、ユーザ機器から送信された電力ヘッドルーム報告PHRを受信し、PHRに基づいて、メインセルにおけるユーザ機器の実際の送信電力を算出する。また、サブ基地局が、ユーザ機器から送信された増強型電力ヘッドルーム報告aPHRを受信し、aPHRに基づいて、サブセルにおけるユーザ機器の実際の送信電力を算出する。また、メイン基地局は、PCMAXの代わりに、P_MeNBを在圏セルにおける設定最小確保送信電力とす
る。こうすることで、メイン基地局は、在圏セルにおける、実際の送信電力および設定最小確保送信電力に基づき、ユーザ機器のスケジューリングを精度良く行うことができる。同様に、サブ基地局は、PCMAXの代わりに、P_SeNBを在圏セルにおける設定最
小確保送信電力とする。こうすることで、サブ基地局は、在圏セルにおける、実際の送信電力および設定最小確保送信電力に基づき、ユーザ機器のスケジューリングを精度良く行うことができる。
最後に、方法20はステップS250で終了する。
図6は、本発明の別の実施例に係る上り電力制御方法のフローチャートである。本実施例では、ユーザ機器が、設定最大送信電力P_MeNBおよびP_SeNBを設定し、aPHRを用いてメイン基地局およびサブ基地局に通知する。図6に示すように、方法60は、ステップS600から開始する。
後方互換性を考慮し、本実施例のメイン基地局およびサブ基地局は、Release−10/11と同様に、RRCシグナリングを用いて、メインセルにおけるユーザ機器の設定最大送信電力PCMAX,M、および、サブセルにおける該ユーザ機器の設定最大放射PCMAX,Sをそれぞれ設定する。なお、この2つのパラメータの値の範囲が共に−29dBmから23dBmまでであるため、PCMAX,MおよびPCMAX,Sについて、より大きい値のパラメータを総合的な設定最大送信電力PCMAX、すなわちPCMAX=max(PCMAX,M,PCMAX,S)とする。
ステップS610では、ユーザ機器が、メインセルにおける自機の設定最小確保送信電力P_MeNB、および/または、サブセルにおける自機の設定最小確保送信電力P_SeNBを、次の少なくとも1つの条件が満たされるように設定する。
P_MeNB≧0、P_SeNB≧0;
P_MeNB+P_SeNB≦PCmax、または(δ*P_MeNB+(1−δ)*P_SeNB)/PCmax≦100%;
P_MeNB≦PCMAX,M
P_SeNB≦PCMAX,S
ステップS620では、ユーザ機器が、増強型電力ヘッドルーム報告aPHRを用いて、P_MeNBおよびP_SeNBをメイン基地局およびサブ基地局にそれぞれ通知する。なお、該aPHRの送信プロセスについては、既に前述のように、図3を参照しながら詳しく説明したため、ここでは重複に説明しない。
ステップS630では、メイン基地局およびサブ基地局が、ユーザ機器から送信される増強型電力ヘッドルーム報告aPHRを受信し、aPHRに基づいてユーザ機器の実際の送信電力を算出する。また、各基地局は、PCMAXの代わりに、P_MeNBまたはP_SeNBを在圏セルにおける設定最大送信電力とする。こうすることで、各基地局は、在圏セルにおける、実際の送信電力および設定最大送信電力に基づき、ユーザ機器のスケジューリングを精度よく行うことができる。
最後に、方法60は、ステップS640で終了する。
図7は、本発明の別の実施例に係る上り電力制御方法のフローチャートである。図7に示すように、方法70は、ステップS700から開始する。
ステップS710では、ユーザ機器が、メインセルにおける自機の設定最小確保送信電力P_MeNB、および、サブセルにおける自機の設定最小確保送信電力P_SeNBを取得する。
ステップS720では、電力縮減の条件が満たされているか否かを判断する。満たされた場合には、電力縮減(power scaling)を行う。電力縮減の条件としては、例えば、いずれかの基地局においてスケジューリングされたユーザ機器の電力が、該基地局における該ユーザ機器の設定最小確保送信電力よりも大きく、且つ、ユーザ機器の総合的送信電力が該ユーザ機器の総合的な設定最大送信電力よりも大きい、という条件を含んでもよい。望ましくは、電力縮減の条件は、各々の基地局においてスケジューリングされたユーザ機器電力のいずれもが、当該基地局における当該ユーザ機器の設定最小確保送信電力よりも大きく、且つ、当該ユーザ機器の総合的送信電力が当該ユーザ機器の総合的な設定最大送信電力よりも大きい、という条件を含む。
例えば、ユーザ機器は、RRCシグナリングから、各在圏セルにおける自機の設定最小確保送信電力P_MeNBおよびP_SeNBを取得してもよい。望ましくは、ユーザ機器自身が、各在圏セルにおける自機の設定最小確保送信電力P_MeNBおよびP_SeNBを決定してもよい。そして、ユーザ機器は、Release−10/11標準規格における方式で動作してもよい。このとき、ユーザ機器は、PCMAXの代わりに、P_MeN
BまたはP_SeNBを、各在圏セルにおける自機の設定最大送信電力とすると共に電力
縮減の基準とする。例えば次のことが考えられる。
<例1>
いずれかの基地局においてスケジューリングされたユーザ機器の電力が、該基地局における設定最小確保送信電力よりも大きく、且つユーザ機器の総合的送信電力が総合的な設定最大送信電力よりも小さい場合、すなわち、PM,PUCCH+PM,PUSCH>PM,CMAX若しくはPS,PUCCH+PS,PUSCH>PS,CMAX、且つ、PPUCCH+PPUSCH≦PCMAXの場合には、電力縮減を行う必要がない。
<例2>
いずれかの基地局においてスケジューリングされたユーザ機器の電力が、該基地局における設定最小確保送信電力よりも大きく、且つユーザ機器の総合的送信電力が総合的な設定最大送信電力よりも大きい場合、すなわち、PM,PUCCH+PM,PUSCH>PM,CMAX若しくはPS,PUCCH+PS,PUSCH>PS,CMAX、且つ、PPUCCH+PPUSCH>PCMAXの場合には、電力縮減を行う必要がある。ユーザ機器は、自機が属しているセルについて、設定最小確保送信電力と余分の電力との合計(P_MeNB+P_remaining(P_SeNB+P_remaining))を超えた送信電力を、優先的に縮減する。なお、電力の縮減方式は、Release−10/11標準規格に記載されているとおりである。
<例3>
各々の基地局においてスケジューリングされたユーザ機器電力のいずれもが、当該基地局における設定最大送信電力よりも大きく、且つユーザ機器の総合的送信電力が総合的な設定最大送信電力よりも大きい場合、すなわち、PM,PUCCH+PM,PUSCH>PM,CMAX、且つPS,PUCCH+PS,PUSCH>PS,CMAX、且つPPUCCH+PPUSCH>PCMAXの場合には、電力縮減を行う必要がある。ユーザ機器は、それぞれのセルにおける送信電力を共に縮減する。電力の縮減は、例えばRelease−10/11標準規格の記載に基づいて行えばよい。
最後に、方法70は、ステップS730で終了する。
図8は、本発明の別の実施例に係る基地局のブロック図である。図8に示すように、基地局80は、決定ユニット810および送信ユニット820を含む。望ましくは、基地局80はさらに受信ユニット830を含んでもよい。図8に示す基地局80は、図1〜2に示す方法を実行することができる。
決定ユニット810は、メインセルにおけるユーザ機器の設定最小確保送信電力P_M
eNB、および、サブセルにおける該ユーザ機器の設定最小確保送信電力P_SeNBを
決定するように構成されている。
送信ユニット820は、決定されたP_MeNBおよびP_SeNBを送信するように構成されている。例えば、送信ユニット820は、サブセルに対応するサブ基地局にP_S
eNBを通知すると共に、前記ユーザ機器にP_MeNBおよびP_SeNBを通知してもよい。好ましくは、送信ユニット820は、パワーリザーブ指示メッセージを用いて、サブセルに対応するサブ基地局にP_SeNBを通知すると共に、無線リソース制御(RR
C)シグナリングを用いて、前記ユーザ機器にP_MeNBおよびP_SeNBを通知する。
受信ユニット830は、ユーザ機器から送信される電力ヘッドルーム報告PHRおよび/または増強型電力ヘッドルーム報告aPHRを受信し、PHRおよび/またはaPHRに基づいてユーザ機器の実際の送信電力、およびスケジューリング可能な余分電力を算出するように構成されている。
図9は、本発明の別の実施例に係るユーザ機器90のブロック図である。図9に示すように、ユーザ機器90は、決定ユニット910および送信ユニット920を含む。図9に示すユーザ機器90は、図6に示す方法を実行することができる。
決定ユニット910は、メインセルにおける前記ユーザ機器の設定最小確保送信電力P_MeNB、および、サブセルにおける該ユーザ機器の設定最小確保送信電力P_SeNBを決定するように構成されている。
送信ユニット920は、増強型電力ヘッドルーム報告aPHRを用いて、P_MeNB
およびP_SeNBをそれぞれメイン基地局およびサブ基地局に通知する。好ましくは、
送信ユニット920は、まず、aPHRおよび/またはPHRのトリガー条件が満たされているか否かを判断し、aPHRおよび/またはPHRのトリガー条件が満たされた場合には、aPHRおよび/またはPHRを送信する。トリガー条件としては、(1)ユーザ機器がデュアル・コネクティビティ状態を活性化させたとき、(2)キャリア波におけるデータチャネルの電力ヘッドルーム報告がトリガーにより発生したとき、(3)基地局から送信されるRRCシグナリングを受信したとき、(4)前記増強型電力ヘッドルーム報告の送信がユーザ機器内において初期設定されているとき、(5)前記電力ヘッドルーム報告の送信トリガーとして設定された周期性タイマーがタイムアウトしたとき、(6)前記電力ヘッドルーム報告の送信を禁止するために設定された禁止報告タイマーがタイムアウトし、且つ測定した経路損失の変化量が閾値を超えたときのうち、少なくとも1つの条件を含む。
図10は、本発明の別の実施例に係るユーザ機器100のブロック図である。図10に示すように、ユーザ機器100は、取得ユニット110および電力縮減ユニット120を含む。図10に示すユーザ機器100は、図7に示す方法を実行することができる。
取得ユニット110は、メインセルにおける前記ユーザ機器の設定最小確保送信電力P_MeNB、および、サブセルにおける該ユーザ機器の設定最小確保送信電力P_SeNBを取得するように構成されている。
電力縮減ユニット120は、電力縮減の条件が満たされた場合に電力縮減を行うように構成されている。電力縮減の条件としては、例えば、いずれかの基地局においてスケジューリングされたユーザ機器の電力が、該基地局における設定最小確保送信電力よりも大きく、且つ、ユーザ機器の総合的送信電力が総合的な設定最大送信電力よりも大きい、という条件を含んでもよい。望ましくは、電力縮減の条件は、各々の基地局においてスケジューリングされたユーザ機器電力のいずれもが、当該基地局における設定最小確保送信電力よりも大きく、且つ、当該ユーザ機器の総合的送信電力が総合的な設定最大送信電力よりも大きい、という条件を含む。
以上、本発明の、デュアル・コネクティビティを用いるユーザ機器に対する幾つかの上り電力制御方法について説明した。本発明の技術的構成によれば、デュアル・コネクティビティを用いるユーザ機器の上りリソース利用率に対するLTEサポートを向上させ、スペクトル/電力の効率を改善することができる。
なお、当業者が理解できるように、本発明の上記実施例は、ソフトウェア、ハードウェア、またはソフトウェアとハードウェアとの組合せにより実現可能である。例えば、上記実施例の基地局およびユーザ機器の各アセンブリは、各種のデバイスにより実現され得る。これらのデバイスとしては、アナログ回路デバイス、デジタル回路デバイス、デジタル信号処理(DSP)回路、プログラマブルプロセッサ、専用集積回路(ASIC)、フィールド・プログラマブル・ゲートアレイ(FPGA)、プログラマブル・ロジックデバイス(CPLD)などを含んでもよいが、特にこれらに限定されない。
本明細書において、「基地局」とは、比較的に大きな送信電力および広いカバー面積を有する、モバイル通信データおよび制御のスイッチングセンターを指し、リソース割り当てのスケジューリングや、データの送受信などの機能を備える。また、「ユーザ機器」とは、モバイル型ユーザ端末を指し、例えば携帯電話やノート型コンピュータなど、基地局またはサブ基地局と無線通信できる端末機器を含む。
また、以上に説明した本発明の実施例は、コンピュータプログラム製品により実現可能である。より具体的には、該コンピュータプログラム製品とは、符号化されたコンピュータプログラムロジックを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体を備えており、該コンピュータプログラムロジックがコンピュータ機器により実行されることにより、本発明の上記構成を実現するための関連処理が行われるような製品である。また、該コンピュータプログラムロジックは、コンピュータシステムにおける少なくとも1つのプロセッサにより実行されると、本発明の実施例に記載の動作(方法)が実行されるようになる。本発明の上記構成に供される代表的なものとしては、例えば、光学媒体(例えばCD−ROM)、フロッピ(登録商標)またはハードディスクのようなコンピュータ読み取り可能な記録媒体上に記録、若しくは符号化されたソフトウェア、コードおよび/または他のデータ構成;或いは、1つまたは複数のROM、RAM若しくはPROMチップ上の固定素子やマイクロコードのような他の媒体;或いは、1つまたは複数のモジュール内のダウンロード可能なソフトウェア画像や共有データベース等が挙げられる。また、ソフトウェアや固定素子のような構成をコンピュータ機器に設け、本発明の実施例に記載の技術的構成をコンピュータ機器内の1つまたは複数のプロセッサに実行させてもよい。
以上、本発明の好ましい実施形態を例示しながら本発明について説明したが、当業者が理解できるように、本発明の精神および範囲を逸脱しない範囲で、本発明に対して種々の改良、置換および変更を行うことは可能である。したがって、本発明は、上述した実施例に限定されず、添付される特許請求の範囲およびその均等的ものにより限定されるべきである。

Claims (12)

  1. 無線リソース制御シグナリングを用いてユーザ機器にメイン基地局における設定最小確保送信電力、およびサブ基地局における設定最小確保送信電力を示す情報を送信する送信部と、
    上記ユーザ機器から送信電力に基づいてアップリンク送信を受信する受信部と、を備え、
    上記送信電力は、
    (1)上記ユーザ機器の設定最大送信電力、および
    (2)上記メイン基地局における設定最小確保送信電力と上記サブ基地局における設定最小確保送信電力との少なくとも何れか、
    の少なくとも何れかによって与えられ、
    上記メイン基地局における設定最小確保送信電力および上記サブ基地局における設定最小確保送信電力の少なくとも何れかは、上記設定最大送信電力の比率である
    基地局。
  2. 上記サブ基地局は、上記メイン基地局以外の基地局である請求項1に記載の基地局。
  3. 上記メイン基地局における設定最小確保送信電力および上記サブ基地局における設定最小確保送信電力の少なくとも何れかの値は、0以上である請求項1または2に記載の基地局。
  4. 上記メイン基地局における設定最小確保送信電力および上記サブ基地局における設定最小確保送信電力は、独立して上記無線リソース制御シグナリングによって設定される請求項1〜3の何れか1項に記載の基地局。
  5. 上記メイン基地局における設定最小確保送信電力および上記サブ基地局における設定最小確保送信電力の少なくとも何れかは、上記ユーザ機器によって上記送信電力の電力縮減に用いられる請求項1〜4の何れか1項に記載の基地局。
  6. ユーザ機器であって、
    メイン基地局から無線リソース制御シグナリングを用いて上記メイン基地局における設定最小確保送信電力、およびサブ基地局における設定最小確保送信電力を示す情報を受信する受信部と、
    送信電力に基づいてアップリンク送信を送信する送信部と、を備え、
    上記送信電力は、
    (1)上記ユーザ機器の設定最大送信電力、および
    (2)上記メイン基地局における設定最小確保送信電力と上記サブ基地局における設定最小確保送信電力との少なくとも何れか、
    の少なくとも何れかによって与えられ、
    上記メイン基地局における設定最小確保送信電力および上記サブ基地局における設定最小確保送信電力の少なくとも何れかは、上記設定最大送信電力の比率であるユーザ機器。
  7. 上記サブ基地局は、上記メイン基地局以外の基地局である請求項6に記載のユーザ機器。
  8. 上記メイン基地局における設定最小確保送信電力および上記サブ基地局における設定最小確保送信電力の少なくとも何れかの値は、0以上である請求項6または7に記載のユーザ機器。
  9. 上記メイン基地局における設定最小確保送信電力および上記サブ基地局における設定最小確保送信電力は、独立して上記無線リソース制御シグナリングによって設定される請求項6〜8の何れか1項に記載のユーザ機器。
  10. 上記メイン基地局における設定最小確保送信電力および上記サブ基地局における設定最小確保送信電力の少なくとも何れかは、上記ユーザ機器によって上記送信電力の電力縮減に用いられる請求項6〜9の何れか1項に記載のユーザ機器。
  11. メイン基地局に対する制御方法であって、
    無線リソース制御シグナリングを用いてユーザ機器にメイン基地局における設定最小確保送信電力、およびサブ基地局における設定最小確保送信電力を示す情報を送信する工程と、
    上記ユーザ機器から送信電力に基づいてアップリンク送信を受信する工程と、を含み、
    上記送信電力は、
    (1)上記ユーザ機器の設定最大送信電力、および
    (2)上記メイン基地局における設定最小確保送信電力と上記サブ基地局における設定最小確保送信電力との少なくとも何れか、
    の少なくとも何れかによって与えられ、
    上記メイン基地局における設定最小確保送信電力および上記サブ基地局における設定最小確保送信電力の少なくとも何れかは、上記設定最大送信電力の比率である制御方法。
  12. ユーザ機器に対する制御方法であって、
    メイン基地局から無線リソース制御シグナリングを用いて上記メイン基地局における設定最小確保送信電力、およびサブ基地局における設定最小確保送信電力を示す情報を受信する工程と、
    送信電力に基づいてアップリンク送信を送信する工程と、を含み、
    上記送信電力は、
    (1)上記ユーザ機器の設定最大送信電力、および
    (2)上記メイン基地局における設定最小確保送信電力と上記サブ基地局における設定最小確保送信電力との少なくとも何れか、
    の少なくとも何れかによって与えられ、
    上記メイン基地局における設定最小確保送信電力および上記サブ基地局における設定最小確保送信電力の少なくとも何れかは、上記設定最大送信電力の比率である制御方法。
JP2018196921A 2013-08-07 2018-10-18 基地局、ユーザ機器、および制御方法 Active JP6437157B1 (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
CN201310341595.2 2013-08-07
CN201310341595.2A CN104349441B (zh) 2013-08-07 2013-08-07 主基站、用户设备及其控制方法

Related Parent Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2016532229A Division JP2016531505A (ja) 2013-08-07 2014-08-07 上り電力制御方法、基地局およびユーザ機器

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP6437157B1 true JP6437157B1 (ja) 2018-12-12
JP2019041396A JP2019041396A (ja) 2019-03-14

Family

ID=52460674

Family Applications (2)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2016532229A Ceased JP2016531505A (ja) 2013-08-07 2014-08-07 上り電力制御方法、基地局およびユーザ機器
JP2018196921A Active JP6437157B1 (ja) 2013-08-07 2018-10-18 基地局、ユーザ機器、および制御方法

Family Applications Before (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2016532229A Ceased JP2016531505A (ja) 2013-08-07 2014-08-07 上り電力制御方法、基地局およびユーザ機器

Country Status (4)

Country Link
US (1) US10264532B2 (ja)
JP (2) JP2016531505A (ja)
CN (1) CN104349441B (ja)
WO (1) WO2015018348A1 (ja)

Families Citing this family (23)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101862410B1 (ko) * 2011-03-29 2018-05-29 엘지전자 주식회사 상향링크 시간 동기 관리 방법 및 장치
EP3694263B1 (en) * 2013-09-04 2022-11-02 LG Electronics Inc. Method and apparatus for controlling uplink power in wireless communication system
EP3065484B1 (en) * 2013-10-31 2020-04-29 Nec Corporation Wireless communication system, base station device, and wireless terminal
US9480029B2 (en) * 2014-01-06 2016-10-25 Intel IP Corporation Power headroom reporting with dual connectivity
US9900844B2 (en) * 2014-01-13 2018-02-20 Samsung Electronics Co., Ltd. Uplink transmissions for dual connectivity
US9763199B2 (en) 2014-01-29 2017-09-12 Interdigital Patent Holdings, Inc. Uplink transmissions in wireless communications
CN106304209A (zh) * 2015-05-21 2017-01-04 中兴通讯股份有限公司 基站选择方法及装置
CN107027178A (zh) * 2016-02-01 2017-08-08 中兴通讯股份有限公司 一种上行功率优化分配方法、装置及移动终端
JP6766141B2 (ja) * 2016-05-09 2020-10-07 京セラ株式会社 基地局及び無線端末
US10420040B2 (en) 2016-05-26 2019-09-17 Ofinno, Llc Power headroom transmission in a wireless device and wireless network
CN107645766B (zh) * 2016-07-21 2021-08-27 中兴通讯股份有限公司 功率控制方法及装置
CN109246745B (zh) * 2017-05-03 2021-05-28 电信科学技术研究院 一种移动性管理的方法、网络侧设备及终端
WO2018205160A1 (zh) 2017-05-10 2018-11-15 南通朗恒通信技术有限公司 一种被用于无线通信的用户、基站中的方法和装置
SG11201912050YA (en) 2017-06-16 2020-01-30 Guangdong Oppo Mobile Telecommunications Corp Ltd Power control method for link and related product
CN111418225B (zh) * 2017-09-20 2022-04-15 三星电子株式会社 无线通信系统中发送和接收数据的方法及装置
CN110012532B (zh) * 2018-01-04 2021-04-20 维沃移动通信有限公司 一种phr的触发方法、终端设备及网络设备
CN112106407A (zh) * 2018-05-10 2020-12-18 株式会社Ntt都科摩 通信装置
CN110536400B (zh) * 2018-05-25 2021-06-22 华为技术有限公司 一种发送功率余量报告的方法及装置
EP3892041A4 (en) * 2018-12-07 2022-08-31 Telefonaktiebolaget Lm Ericsson (Publ) PROCESSES, KNOTS AND COMPUTER READABLE SUPPORTS FOR PHR
CN112867123B (zh) * 2019-11-08 2023-11-17 荣耀终端有限公司 一种通信方法和装置
US11844030B2 (en) 2020-04-02 2023-12-12 Parallel Wireless, Inc. Uplink link adaptation in 5G base stations
CN113784369A (zh) * 2020-06-09 2021-12-10 维沃移动通信有限公司 功率余量报告phr上报方法、装置及终端
CN114765844A (zh) * 2021-01-14 2022-07-19 维沃移动通信有限公司 上行功率控制方法、上行功率控制处理方法及相关设备

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2012096520A2 (en) * 2011-01-11 2012-07-19 Samsung Electronics Co., Ltd. Uplink transmission power configuration method and apparatus for mobile communication system
JP2014506072A (ja) * 2011-01-11 2014-03-06 サムスン エレクトロニクス カンパニー リミテッド 移動通信システムにおける逆方向伝送出力決定方法及び装置

Family Cites Families (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101675367B1 (ko) * 2009-01-21 2016-11-11 삼성전자주식회사 무선 통신 네트워크의 전송 모드 전환 방법 및 이를 위한 무선 통신 시스템
US8750882B2 (en) * 2009-06-16 2014-06-10 Lg Electronics Inc. Method for cooperative control of power among base stations and base station device using same
CN102685869B (zh) * 2009-12-30 2014-12-10 华为技术有限公司 一种功率控制方法和装置
CN102083131B (zh) * 2010-11-05 2013-11-06 大唐移动通信设备有限公司 可配置的终端载波最大传输功率的上报方法和设备
US20140135609A1 (en) 2011-01-20 2014-05-15 Tel Hashomer Medical Research Infrastructure And Services Ltd. Methods and devices for providing information useful in the diagnosis of abnormalities of the gastrointestinal tract
CN102123437B (zh) 2011-03-03 2016-02-17 电信科学技术研究院 功率余量上报和调度子帧的方法、系统及设备
CN102238716A (zh) * 2011-07-15 2011-11-09 电信科学技术研究院 一种调整发射功率的方法及装置
JP5927802B2 (ja) * 2011-08-02 2016-06-01 シャープ株式会社 基地局、端末および通信方法
WO2013043027A1 (ko) * 2011-09-25 2013-03-28 엘지전자 주식회사 상향링크 전송 전력 제어 방법 및 장치
US8913518B2 (en) * 2012-08-03 2014-12-16 Intel Corporation Enhanced node B, user equipment and methods for discontinuous reception in inter-ENB carrier aggregation
CN103813433A (zh) * 2012-11-09 2014-05-21 北京三星通信技术研究有限公司 跨基站载波聚合系统中功率控制的方法及设备
US9479230B2 (en) * 2013-05-31 2016-10-25 Blackberry Limited Systems and methods for data offload in wireless networks

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2012096520A2 (en) * 2011-01-11 2012-07-19 Samsung Electronics Co., Ltd. Uplink transmission power configuration method and apparatus for mobile communication system
JP2014506072A (ja) * 2011-01-11 2014-03-06 サムスン エレクトロニクス カンパニー リミテッド 移動通信システムにおける逆方向伝送出力決定方法及び装置

Non-Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Title
INTERDIGITAL: "P CMAX,c and P CMAX for CA", 3GPP TSG-RAN WG4♯58 R4-110650, JPN6018021891, 21 February 2011 (2011-02-21) *

Also Published As

Publication number Publication date
CN104349441A (zh) 2015-02-11
CN104349441B (zh) 2020-03-17
JP2019041396A (ja) 2019-03-14
JP2016531505A (ja) 2016-10-06
US20160174160A1 (en) 2016-06-16
WO2015018348A1 (zh) 2015-02-12
US10264532B2 (en) 2019-04-16

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6437157B1 (ja) 基地局、ユーザ機器、および制御方法
US10080221B2 (en) Radio communication system, radio base station, and communication control method that can reduce an inter-base station interference between downlink control channels
JP5496406B2 (ja) 基地局及びプロセッサ
EP2664198B1 (en) Uplink interference reduction at base station with restricted wireless access
JP5636132B1 (ja) 基地局、無線端末、及び方法
EP2417793A1 (en) A mechanism of dynamic resource transaction for wireless ofdma systems
JP5654335B2 (ja) 無線通信システム、基地局及びその制御方法
CN106134261B (zh) 移动通信系统中基于多载波的数据发射方法和设备
Prasad et al. Energy efficient small cell activation mechanism for heterogeneous networks
KR20140133408A (ko) 무선 통신 시스템에서 최대송신전력 설정 및 시그널링 방법 및 장치
JP5767738B2 (ja) 通信制御方法、基地局、及び無線端末
Giambene et al. Soft frequency reuse schemes for heterogeneous LTE systems
JP2013240099A (ja) ネットワーク装置
JP5410941B2 (ja) 無線通信システム、基地局及び通信制御方法
KR102186489B1 (ko) 상향링크 전송 전력 정보 전송 방법 및 장치

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20181018

A871 Explanation of circumstances concerning accelerated examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A871

Effective date: 20181018

A975 Report on accelerated examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971005

Effective date: 20181031

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20181106

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20181113

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6437157

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150