JP6433225B2 - コネクタ - Google Patents

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Description

本発明は、電極部に電気的に接続されるコネクタに関する。
電極部に電気的に接続されるコネクタとして、特許文献1には圧接挟持型コネクタが開示されている。特許文献1に開示されたコネクタは、図15に示されるように、支持体1110と、導電キャップ1120と、導電バネ1130と、導電ピン1150と、ガイドボス1160と、を具備している。
支持体1110は、第1方向D1に向かって貫通孔が形成されている。導電キャップ1120は、支持体1110の貫通孔に設けられている。導電キャップ1120は、筒状に形成され、底部1121と側面部1122とを有している。導電バネ1130の一端部は、導電キャップ1120の底部1121に接続され、導電バネ1130の他端部は、導電ピン1150の一端部に接続されている。ガイドボス1160は、支持体1110及び導電キャップ1120上に設けられている。ガイドボス1160は、第1方向D1に向かって支持体1110の貫通孔よりも径が小さい貫通孔が形成されている。
導電ピン1150は、電極部1010が接触する際に、電極部1010の第1方向D1からの荷重に応じて、第1方向D1にスライドする。この場合、図15に示されるように、電極部1010とコネクタの先端との接点、具体的には、電極部1010と導電ピン1150の先端(導電ピン1150の他端部)との接点を正しく取ることができる。
特開2007−220482号公報
特許文献1に開示されたコネクタは、電極部1010が接触する際に、電極部1010の第1方向D1からの荷重においては、正しく接点を確保することができる。しかし、図16に示されるように、電極部1010の第1方向D1に直交する第2方向D2からの荷重においては、正しく接点を確保することができない、という問題点がある。
いま、電極部1010が第1方向D1と第2方向D2とを合わせた方向、いわゆる、斜め下方の方向に向かって、導電ピン1150の先端(導電ピン1150の他端部)に接触しようとしている。
ここで、電極部1010の第1方向D1からの荷重がある場合、図16に示されるように、導電ピン1150は、電極部1010の第1方向D1からの荷重に応じて、第1方向D1にスライドする。
しかし、図16に示されるように、電極部1010の第2方向D2からの荷重も存在する。この場合、図16に示されるように、導電ピン1150は、電極部1010の第2方向D2からの荷重に応じて、第2方向D2にもスライドしてしまう。
その結果、図15に示されるように、電極部1010とコネクタの先端との接点、具体的には、電極部1010と導電ピン1150の先端(導電ピン1150の他端部)との接点を正しく取ることができない。また、導電ピン1150の先端に第2方向D2への荷重が加わるため、導電ピン1150がガイドボス1160や導電キャップ1120のほうに傾くため、コネクタの構成要素(導電ピン1150、ガイドボス1160、導電キャップ1120など)が破損する可能性がある。
本発明は、上記の点に鑑みてなされたものであり、電極部との接点を正しく取ることができ、自身の構成要素の破損を防止することができるコネクタを提供することを目的とする。
本発明の第1の観点では、コネクタは、底部を有する筒状の導電キャップと、一端部が前記導電キャップの前記底部に接続され、前記底部に対して垂直方向に伸びる導電バネと、前記導電バネの他端部に間接的に又は直接設けられ、電極部が接触する際に前記電極部の前記垂直方向の逆方向である第1方向からの荷重に応じて前記第1方向にスライドする導電性の玉部と、前記玉部が落下しないように前記玉部の前記電極部と接触しない部分を覆い、前記電極部が接触する際に前記電極部の前記第1方向に交わる第2方向からの荷重に対して前記玉部を回転可能に支持する玉受け部と、を具備することを特徴とする。
本発明の第2の観点では、第1の観点において、コネクタは、一端部に前記導電バネの他端部が接続され、他端部に前記玉受け部が形成され、前記電極部が接触する際に前記電極部の前記第1方向からの荷重に応じて前記玉部と共に前記第1方向にスライドする導電ピン、を更に具備し、前記導電ピンの前記玉受け部には、前記玉部の落下を防止し、かつ、前記玉部を回転可能に支持するための穴が形成されていることを特徴とする。
本発明の第3の観点では、第2の観点において、コネクタは、前記導電キャップ上に設けられ、前記第1方向に向かって貫通孔が形成されたガイドボス、を更に具備し、前記導電ピンの一端部には、前記電極部の前記第1方向からの荷重がないときに前記ガイドボスに接触することにより、前記第1方向に対して逆方向への前記導電ピンの移動を制限するための第1突起部が形成され、前記導電ピンの前記玉受け部には、前記電極部の前記第1方向からの荷重があるときに前記ガイドボスに接触することにより、前記第1方向への前記導電ピンの移動を制限するための第2突起部が形成されていることを特徴とする。
本発明の第4の観点では、第2の観点、又は、第3の観点において、前記導電ピンの前記玉受け部の前記穴には、前記玉部の摺動性を更によくするための導電性のオイルが設けられていることを特徴とする。
本発明の第5の観点では、第1の観点において、コネクタは、前記導電キャップ上に設けられた前記玉受け部であり、前記第1方向に向かって貫通孔が形成されたガイドボス、を更に具備し、前記ガイドボスの貫通孔には、前記玉部の落下を防止し、かつ、前記玉部を回転可能に支持するための溝部が形成されていることを特徴とする。
本発明の第6の観点では、第5の観点において、前記電極部の前記第1方向からの荷重がないときに前記玉部が前記ガイドボスの貫通孔に形成された前記溝部に接触することにより、前記第1方向に対して逆方向への前記玉部の移動が制限され、前記電極部の前記第1方向からの荷重があるときに前記玉部が前記導電キャップの上端部に接触することにより、前記第1方向への前記玉部の移動が制限されることを特徴とする。
本発明によれば、電極部の第1方向からの荷重に応じて、玉部が第1方向D1にスライドするため、電極部とコネクタの先端(玉部)との接点を正しく取ることができる。また、本発明によれば、電極部の第2方向からの荷重が存在しても、玉部が玉受け部内で回転することにより、第2方向からの荷重が低減されるため、自身の構成要素の破損を防止することができる。
本発明の第1実施形態に係るコネクタの構成を示す概略図である。 本発明の第1実施形態に係るコネクタの動作を説明するための概略図である。 本発明の第1実施形態に係るコネクタの動作を説明するための概略図である。 本発明の第1実施形態に係るコネクタの動作を説明するための概略図である。 本発明の第1実施形態に係るコネクタにおける利用シーンを説明するための概略図である。 本発明の第1実施形態に係るコネクタにおける他の利用シーンを説明するための概略図である。 本発明の第1実施形態に係るコネクタにおける他の利用シーンを説明するための概略図である。 本発明の第1実施形態に係るコネクタにおける他の利用シーンを説明するための概略図である。 本発明の第2実施形態に係るコネクタの構成及び動作を示す概略図である。 本発明の第2実施形態に係るコネクタの構成及び動作を示す概略図である。 本発明の第3実施形態に係るコネクタの構成を示す概略図である。 本発明の第3実施形態に係るコネクタの動作を説明するための概略図である。 本発明の第3実施形態に係るコネクタの動作を説明するための概略図である。 本発明の第3実施形態に係るコネクタの動作を説明するための概略図である。 従来のコネクタの構成を説明するための概略図である。 従来のコネクタの問題点を説明するための概略図である。
以下、図面を参照しながら本発明の実施形態について説明する。
[第1実施形態]
図1は、本発明の第1実施形態に係るコネクタの構成を示す概略図である。本発明の第1実施形態に係るコネクタは、支持体110と、導電キャップ120と、導電バネ130と、玉部140と、導電ピン150と、ガイドボス160と、を具備している。
支持体110には、樹脂等の絶縁性を有する材料が使用される。支持体110は、第1方向D1に向かって貫通孔が形成されている。なお、本実施形態では、支持体110の材料を絶縁物としているが、用途によっては、絶縁物である必要はなく、導電キャップと一体成形されるか、または、一体ものであってもよい。
導電キャップ120には、銅、アルミニウム、ステンレス鋼などの導電性を有する材料が使用される。導電キャップ120は、支持体110の貫通孔に設けられている。導電キャップ120は、筒状に形成され、底部121と側面部122とを有している。
導電バネ130には、銅、ステンレス鋼などの導電性を有する材料の金属線が使用される。導電バネ130は、伸縮可能になるようにコイル状に巻かれている。導電バネ130の一端部は、導電キャップ120の底部121に接続されている。導電バネ130は、底部121に対して垂直方向に伸び、垂直方向の逆方向である第1方向D1からの荷重に応じて縮む。
玉部140には、銅、アルミニウム、ステンレス鋼などの導電性を有する材料が使用される。後述するように、玉部140は、導電ピン150を介して、導電バネ130の他端部に間接的に導通するように設けられている。
導電ピン150には、銅、アルミニウム、ステンレス鋼などの導電性を有する材料が使用される。導電ピン150の一端部には、導電バネ130の他端部が接続されている。導電ピン150は、電極部10が接触する際に、電極部10の第1方向D1からの荷重に応じて、玉部140と共に第1方向D1にスライドする。
導電ピン150の他端部には、玉受け部100が形成されている。玉受け部100は、玉部140が落下しないように玉部140の電極部10と接触しない部分を覆い、電極部10が接触する際に電極部10の第1方向D1に直交する第2方向D2(図2参照)からの荷重を低減するように玉部140を回転可能に支持する。
導電ピン150の他端部(玉受け部100)の上面側には、穴151が形成されている。穴151は、導電ピン150の他端部(玉受け部100)の上面から第1方向D1に向かって玉受け部100中に設けられ、貫通していない。穴151は、玉部140を回転可能に支持するために、玉状に形成されている。
導電ピン150の他端部(玉受け部100)の上面側に形成された穴151は、玉部140が落下しないように玉部140の電極部10と接触しない部分を覆っている。
例えば、玉部140の中心Oから第1方向D1に向かう玉部140の円周上の点P1までの長さ、すなわち、玉部140の半径をR1とする。この場合、玉部140の直径をR1×2とする。また、玉部140の点P1から導電ピン150の他端部(玉受け部100)の上面までの点Q1までの長さをL1とする。また、導電ピン150の他端部(玉受け部100)を上面から見たときに、導電ピン150の他端部(玉受け部100)の上面側に形成された穴151の玉部140が露出する部分に相当する円の直径をM1とする。ここで、穴151は、玉部140が落下しないように、R1<L1、かつ、M1<R1×2の関係になるように設定されている。
導電ピン150の一端部には、第1突起部152が形成されている。第1突起部152は、電極部10の第1方向D1からの荷重がないときに、ガイドボス160に接触することにより、第1方向D1に対して逆方向への導電ピン150の移動を制限する。
導電ピン150の他端部(玉受け部100)の下面側には、第2突起部153が形成されている。第2突起部153は、電極部10の第1方向D1からの荷重があるときに、ガイドボス160に接触することにより、第1方向D1への導電ピン150の移動を制限する。
ガイドボス160には、絶縁性を有する材料が使用される。ガイドボス160は、支持体110及び導電キャップ120上に設けられている。ガイドボス160は、第1方向D1に向かって支持体110の貫通孔よりも径が小さい貫通孔が形成されている。なお、本実施形態では、ガイドボス160の材料を絶縁物としているが、用途によっては、絶縁物である必要はない。また、ガイドボス160は支持体110と一体成形されるか、または、一体ものであってもよい。
図2〜4は、本発明の第1実施形態に係るコネクタの動作を説明するための概略図である。
図2に示されるように、電極部10の第1方向D1からの荷重がない場合、導電ピン150の一端部に形成された第1突起部152がガイドボス160に接触することにより、第1方向D1に対して逆方向への導電ピン150の移動が制限されている。
いま、図2に示されるように、電極部10が第1方向D1と第2方向D2とを合わせた方向、いわゆる、斜め下方の方向に向かって、コネクタの先端、具体的には、導電ピン150の先端(玉部140)に接触しようとしている。
ここで、電極部10の第1方向D1からの荷重がある場合、図3に示されるように、導電ピン150は、電極部10の第1方向D1からの荷重に応じて、玉部140と共に第1方向D1にスライドする。このとき、導電ピン150の他端部(玉受け部100)の下面側に形成された第2突起部153がガイドボス160に接触することにより、第1方向D1への導電ピン150の移動が制限される。
しかし、図3に示されるように、電極部10の第2方向D2からの荷重も存在する。この場合、図3に示されるように、玉部140が導電ピン150の他端部(玉受け部100)の上面側に形成された穴151内で回転することにより、第2方向D2からの荷重が低減される。すなわち、導電ピン150は、電極部10の第2方向D2からの荷重に応じて玉部140と共に第2方向D2にスライドしない。
その結果、図4に示されるように、電極部10とコネクタの先端との接点、具体的には、電極部10と導電ピン150の先端(玉部140)との接点を正しく取ることができる。
図5は、本発明の第1実施形態に係るコネクタにおける利用シーンを説明するための概略図である。
例えば、本発明の第1実施形態に係るコネクタが基板20上に設けられ、そのコネクタが携帯電話機などのケース内に強固に組み込まれているものとする。このような場合、本発明の第1実施形態に係るコネクタでは、図5に示されるように、電極部10と基板20上のコネクタとが衝撃や振動などにより第2方向D2又はその逆方向に互いにずれてしまうときでも、導電ピン150の先端の玉部140が電極部10に対して摺動するため、導電ピン150がガイドボス160や導電キャップ120のほうに傾くことがない。そのため、コネクタの構成要素(導電ピン150、ガイドボス160、導電キャップ120など)が破損しない。
例えば、本発明の第1実施形態に係るコネクタが基板20上に設けられ、そのコネクタが摺動する部分の接続に使用されるものとする。このような場合、本発明の第1実施形態に係るコネクタでは、図5に示されるように、摺動時には基板20上のコネクタの導電ピン150の先端の玉部140が第2方向D2又はその逆方向に回転するため、導電ピン150がガイドボス160や導電キャップ120のほうに傾くことがない。そのため、コネクタの構成要素(導電ピン150、ガイドボス160、導電キャップ120など)が破損しない。
図6〜8は、本発明の第1実施形態に係るコネクタにおける他の利用シーンを説明するための概略図である。
例えば、図6に示されるように、本発明の第1実施形態に係るコネクタが基板20上に設けられ、そのコネクタが携帯電話機などのケース30内に組み込まれようとしているものとする。このような場合、本発明の第1実施形態に係るコネクタは、図7に示されるように、導電ピン150の先端の玉部140が電極部10に対して第2方向D2又はその逆方向に転がりながら、ケース30内に組み込まれるため、導電ピン150がガイドボス160や導電キャップ120のほうに傾くことがない。そのため、コネクタの構成要素(導電ピン150、ガイドボス160、導電キャップ120など)が破損しない。
また、本発明の第1実施形態に係るコネクタでは、導電ピン150は、電極部10の第1方向D1からの荷重に応じて玉部140と共に第1方向D1にスライドする。このとき、図7に示されるように、玉部140が導電ピン150の他端部(玉受け部100)の上面側に形成された穴151内で回転することにより、電極部10の第2方向D2からの荷重に応じて玉部140と共に第2方向D2にスライドしない。すなわち、導電ピン150がガイドボス160や導電キャップ120のほうに傾くことがない。そのため、図8に示されるように、電極部10と導電ピン150の先端(玉部140)との接点を正しく取ることができる。
以上の説明により、本発明の第1実施形態に係るコネクタによれば、電極部10の第1方向D1からの荷重に応じて、導電ピン150が玉部140と共に第1方向D1にスライドするため、電極部10と導電ピン150の先端(玉部140)との接点を正しく取ることができる。また、本発明の第1実施形態に係るコネクタによれば、電極部10の第2方向D2からの荷重が存在しても、玉部140が導電ピン150の他端部(玉受け部100)の上面側に形成された穴151内で回転することにより、第2方向D2からの荷重が低減されるため、自身の構成要素(導電ピン150、ガイドボス160、導電キャップ120など)の破損を防止することができる。
[第2実施形態]
図9、10は、本発明の第2実施形態に係るコネクタの構成及び動作を示す概略図である。第2実施形態では第1実施形態からの変更点のみ説明する。
本発明の第2実施形態に係るコネクタは、支持体110と、導電キャップ120と、導電バネ130と、玉部140と、導電ピン150と、ガイドボス160と、オイル200と、を具備している。すなわち、本発明の第2実施形態に係るコネクタは、第1実施形態の構成に加えて、オイル200を具備している。
オイル200には、導電性を有する材料が使用される。図9、10に示されるように、オイル200は、導電ピン150の他端部(玉受け部100)の上面側に形成された穴151に設けられている。オイル200は、玉部140の摺動性を更によくするために用いられる。
以上の説明により、本発明の第2実施形態に係るコネクタによれば、第1実施形態の効果に加えて、玉部140の摺動性を高めることができる。
[第3実施形態]
図11は、本発明の第3実施形態に係るコネクタの構成を示す概略図である。第3実施形態では第1実施形態からの変更点のみ説明する。
本発明の第3実施形態に係るコネクタは、支持体110と、導電キャップ120と、導電バネ130と、玉部140と、を具備している。すなわち、本発明の第3実施形態に係るコネクタは、第1実施形態における導電ピン150、ガイドボス160に代えて、ガイドボス360を具備している。
また、本発明の第3実施形態に係るコネクタでは、玉部140は、導電バネ130の他端部に直接設けられている。玉部140は、電極部10が接触する際に、電極部10の第1方向D1からの荷重に応じて、第1方向D1にスライドする。
ガイドボス360には、絶縁性を有する材料が使用される。ガイドボス360は、支持体110及び導電キャップ120上に設けられた玉受け部300である。ガイドボス360(玉受け部300)は、第1方向D1に向かって支持体110の貫通孔よりも径が小さい貫通孔が形成されている。なお、本実施形態では、ガイドボス360の材料を絶縁物としているが、用途によっては、絶縁物である必要はない。また、ガイドボス360は支持体110と一体成形されるか、または、一体ものであってもよい。
ガイドボス360(玉受け部300)は、玉部140が落下しないように玉部140の電極部10と接触しない部分を覆い、電極部10が接触する際に電極部10の第1方向D1に直交する第2方向D2(図12参照)からの荷重を低減するように玉部140を回転可能に支持する。
ガイドボス360(玉受け部300)の貫通孔には、溝部361が形成されている。溝部361は、玉部140を回転可能に支持するために、半玉状に形成されている。
溝部361は、玉部140が落下しないように玉部140の電極部10と接触しない部分を覆っている。
例えば、玉部140の中心Oから第1方向D1に向かう玉部140の円周上の点P2までの長さ、すなわち、玉部140の半径をR2とする。この場合、玉部140の直径をR2×2とする。また、玉部140の点P2からガイドボス360(玉受け部300)の上面までの点Q2までの長さをL2とする。また、ガイドボス360(玉受け部300)を上面から見たときに、ガイドボス360(玉受け部300)の貫通孔の玉部140が露出する部分に相当する円の直径をM2とする。ここで、溝部361は、玉部140が落下しないように、R2<L2、かつ、M2<R1×2の関係になるように設定されている。
また、溝部361は、電極部10の第1方向D1からの荷重がないときに、玉部140が接触することにより、第1方向D1に対して逆方向への玉部140の移動を制限する。
導電キャップ120の上端部は、電極部10の第1方向D1からの荷重があるときに、玉部140が接触することにより、第1方向D1への玉部140の移動を制限する。導電キャップ120の上端部の玉部140が接触する部分は、玉部140の形状に合わせて、すり鉢形状にしてもよい。
図12〜14は、本発明の第3実施形態に係るコネクタの動作を説明するための概略図である。
図12に示されるように、電極部10の第1方向D1からの荷重がない場合、玉部140がガイドボス360の貫通孔に形成された溝部361に接触することにより、第1方向D1に対して逆方向への玉部140の移動が制限されている。
いま、図12に示されるように、電極部10が第1方向D1と第2方向D2とを合わせた方向、いわゆる、斜め下方の方向に向かって、コネクタの先端、具体的には、玉部140に接触しようとしている。
ここで、電極部10の第1方向D1からの荷重がある場合、図13に示されるように、玉部140は、電極部10の第1方向D1からの荷重に応じて、第1方向D1にスライドする。このとき、玉部140が導電キャップ120の上端部に接触することにより、第1方向D1への玉部140の移動が制限される。
しかし、図13に示されるように、電極部10の第2方向D2からの荷重も存在する。この場合、図13に示されるように、玉部140がガイドボス360の貫通孔に形成された溝部361内で回転することにより、第2方向D2からの荷重が低減される。すなわち、玉部140は、電極部10の第2方向D2からの荷重に応じて第2方向D2にスライドしない。
その結果、図14に示されるように、電極部10とコネクタの先端との接点、具体的には、電極部10と玉部140との接点を正しく取ることができる。
以上の説明により、本発明の第3実施形態に係るコネクタによれば、電極部10の第1方向D1からの荷重に応じて、玉部140が第1方向D1にスライドするため、電極部10と玉部140との接点を正しく取ることができる。また、本発明の第3実施形態に係るコネクタによれば、電極部10の第2方向D2からの荷重が存在しても、玉部140がガイドボス360の貫通孔に形成された溝部361内で回転することにより、第2方向D2からの荷重が低減されるため、自身の構成要素(ガイドボス360、導電キャップ120など)の破損を防止することができる。
以上、この発明の実施形態について図面を参照して詳述してきたが、具体的な構成は実施形態に限られるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の設計等も特許請求の範囲に含まれる。
10 … 電極部、
20 … 基板、
30 … ケース、
100 … 玉受け部、
110 … 支持体、
120 … 導電キャップ、
121 … 底部、
122 … 側面部、
130 … 導電バネ、
140 … 玉部、
150 … 導電ピン、
151 … 穴、
152 … 第1突起部、
153 … 第2突起部、
160 … ガイドボス、
200 … オイル、
300 … 玉受け部、
360 … ガイドボス、
361 … 溝、
D1 … 第1方向、
D2 … 第2方向、
O … 原点、
P1、P2 … 点、
Q1、Q2 … 点、
L1、L2 … 長さ、
M1、M2 … 長さ、
R1、R2 … 長さ(半径)

Claims (5)

  1. 底部を有する筒状の導電キャップと、
    一端部が前記導電キャップの前記底部に接続され、前記底部に対して垂直方向に伸びる導電バネと、
    前記導電バネの他端部に間接的に又は直接設けられ、電極部が接触する際に前記電極部の前記垂直方向の逆方向である第1方向からの荷重に応じて前記第1方向にスライドする導電性の玉部と、
    前記玉部が落下しないように前記玉部の前記電極部と接触しない部分を覆い、前記電極部が接触する際に前記電極部の前記第1方向に交わる第2方向からの荷重に対して前記玉部を回転可能に支持する玉受け部と、
    一端部に前記導電バネの他端部が接続され、他端部に前記玉受け部が形成され、前記電極部が接触する際に前記電極部の前記第1方向からの荷重に応じて前記玉部と共に前記第1方向にスライドする導電ピンと、
    前記導電キャップ上に設けられ、前記第1方向に向かって貫通孔が形成されたガイドボスと、
    を備え、
    前記導電ピンの一端部には、前記電極部の前記第1方向からの荷重がないときに前記ガイドボスに接触することにより、前記第1方向に対して逆方向への前記導電ピンの移動を制限するための第1突起部が形成され、
    前記導電ピンの前記玉受け部には、前記電極部の前記第1方向からの荷重があるときに前記ガイドボスに接触することにより、前記第1方向への前記導電ピンの移動を制限するための第2突起部が形成されていることを特徴とするコネクタ。
  2. 前記導電ピンの前記玉受け部には、前記玉部の落下を防止し、かつ、前記玉部を回転可能に支持するための穴が形成されていることを特徴とする請求項1に記載のコネクタ。
  3. 前記導電ピンの前記玉受け部の前記穴には、前記玉部の摺動性を更によくするための導電性のオイルが設けられていることを特徴とする請求項2に記載のコネクタ。
  4. 前記ガイドボスの貫通孔には、前記玉部の落下を防止し、かつ、前記玉部を回転可能に支持するための溝部が形成されていることを特徴とする請求項1に記載のコネクタ。
  5. 底部を有する筒状の導電キャップと、
    一端部が前記導電キャップの前記底部に接続され、前記底部に対して垂直方向に伸びる導電バネと、
    前記導電バネの他端部に間接的に又は直接設けられ、電極部が接触する際に前記電極部の前記垂直方向の逆方向である第1方向からの荷重に応じて前記第1方向にスライドする導電性の玉部と、
    前記導電キャップ上に設けられ、前記第1方向に向かって貫通孔が形成されたガイドボスと、
    を備え、
    前記ガイドボスの貫通孔には、前記玉部が落下しないように前記玉部の前記電極部と接触しない部分を覆い、前記電極部が接触する際に前記電極部の前記第1方向に交わる第2方向からの荷重に対して前記玉部を回転可能に支持する溝部を有する玉受け部が形成され、
    前記玉受け部の溝部の上端部は、前記玉部の直径より小さく形成され、
    前記電極部の前記第1方向からの荷重がないときに前記溝部に前記玉部が接触することにより、前記第1方向に対して逆方向への前記導電ピンの移動が制限され、
    前記電極部の前記第1方向からの荷重があるときに前記導電キャップの上端部に前記玉部が接触することにより、前記第1方向への前記導電ピンの移動が制限されることを特徴とするコネクタ。
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