JP6432772B2 - 画像形成装置 - Google Patents

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Description

本発明は、複写機、ファクシミリ、プリンタ等の画像形成装置に装着された現像装置と、該現像装置を備えた画像形成装置に関する。
電子写真方式の画像形成装置に搭載される現像装置は、現像剤担持体としての現像ローラ、現像ローラに非磁性一成分トナー(負極性)を供給する供給ローラを有する。また現像装置は、供給ローラ近傍に容器中のトナーを搬送する撹拌部材、現像ローラ上のトナー量を規制する現像剤規制部材としての現像ブレード等を有する。現像ローラは感光ドラムと当接するため、弾性体で形成される。
前記供給ローラは、現像ローラにトナーを供給すると共に、現像が終わった現像ローラ上のトナーを剥がす役割を担うものであり、「剥ぎ取り供給ローラ」とも呼ばれる。供給ローラのローラ部分は弾性変形可能なスポンジで構成され、当該スポンジの表面の気泡構造で現像ローラ上のトナーを掻き落とすと共に、当該気泡構造で運搬されたトナーを電気的、機械的に現像ローラへ擦り付けて供給する。
供給ローラは気泡構造のため、当該気泡構造にトナーが凝集しやすい。気泡構造にトナーが凝集すると供給ローラ内のトナーの循環が阻害される。この状態で装置をそのまま動作しつづけると、トナーの劣化などによる流動性低下やトナー間付着力の上昇が発生し、その凝集力がトナーの供給を妨げる。この結果、濃度の濃い画像に対してトナー供給が追いつかず、ベタ画像の後半で徐々にかすれる画像が発生するという問題がある。
近年では高画質化や低環境負荷等の要求がいっそう強まり、トナー小径化や形状制御、低温定着の可能性観点で重合トナーの採用が増加している。重合トナーは球状・小径のため流動性が高く、供給ローラの気泡目にいっそう入り込みやすい。また重合トナーはその小径のために高密に存在可能であり、トナーが気泡構造に凝集しやすい。
このため、例えば非磁性一成分重合トナーの現像においては、耐久経時でトナーが劣化し、流動性や荷電性能が低下する。このとき、供給ローラ内にトナーが詰まった状態で、かつ縦型現像でトナーが上方から押された状態では、供給ローラ内でのトナーの流動性が低下する。このため、供給ローラ周辺でトナーが凝集したり、凝集したトナーがそのまま固化してパッキングしたりする。
そうすると現像ローラに対する供給ローラからのトナー供給量が不足し、例えばベタ印字中に画像の濃度ムラが発生したりする。このようにトナーの球状化・小径化による流動性増加・凝集性増大と、それによるトナー供給不良・トナー濃度低下・かすれ画像発生が大きな課題となっている。
当該かすれ画像を防止するために、例えば特許文献1(特開2003−5487号公報)の画像形成装置では、絞り部材75により供給ローラ64の目詰まりを防止し、現像ローラ45へのトナー供給安定化により画像濃度低下を抑制するようにしている(図2)。また、特許文献2(特開2004−163789号公報)では、剥ぎ取り供給ローラ11に保持されたトナーを除去部材14により除去することで、トナー供給安定化により画像濃度低下を抑制するようにしている(図1)。
しかし、「絞り部材75」や「除去部材14」を配設すると、これら部材が供給ローラに食い込むため、供給ローラにクリープが発生する可能性がある。特に、特許文献1、2の装置のように、供給ローラへの「絞り部材75」や「除去部材14」の食い込み量を、供給ローラに対する現像ローラの食い込み量よりも大きくすると、供給ローラの変形量が過大となってクリープが発生しやすくなる。当該食い込み量については、特許文献1の請求項3及び特許文献2の請求項5に記載されている。
さらに、特許文献1、2の装置を夏季のような高温環境に放置すると、必ずしも前記食い込み量が過大でなくても、「絞り部材75」や「除去部材14」で供給ローラがクリープ変形し、供給ローラにクセ付きが生じる。そして、当該クセ付き部分だけが、現像ローラに対して、トナー供給とリセット(現像ローラからのトナー剥ぎ取り)が行われなくなる。これでは、カスレ画像はもとより、横方向(副走査方向)一直線に画像が抜けるといった新たな不具合要因にもなる。そうすると、現像装置ないしプロセスユニットを倉庫等で保管することが困難になる。
そこで本発明の目的は、供給ローラのクリープを抑制しつつ供給ローラ表面のトナー層を均すことで、供給ローラから現像ローラへのトナー供給を安定化させ、ムラ状の不良画像が発生するのを防止することにある。
前記課題を解決するため、本発明の画像形成装置は、
ケース内に非磁性一成分現像剤を収容し、前記非磁性一成分現像剤は粒径8μm以下かつ円形度0.97以上のトナーを含み、当該トナーを貯留したトナー収容室が前記ケースの上部に配置された縦型の現像装置であって、
前記ケース内に、
表面にトナー層を形成し、静電潜像が形成された像担持体と接触して前記トナー層のトナーを前記像担持体に付着させて前記静電潜像を可視化させる回転可能な現像ローラと、
表面に前記現像ローラに接触する弾性層を有し、回転することで前記トナーを前記現像ローラに供給すると共に、前記現像ローラに残ったトナーを前記弾性層に回収する供給ローラと、
前記供給ローラの前記弾性層の周面に接触して当該周面に付着したトナー層を均す均し部材とが配設され、
前記ケースは前記供給ローラの外周形状に沿った円弧状内面を有し、当該円弧状内面は前記供給ローラの周面と所定距離で離間していることを特徴とする現像装置である。
本発明によれば、供給ローラの外周形状に沿った円弧状内面を供給ローラ周面から所定距離離間してケース内面に形成しているので、供給ローラの下方近辺にトナーが滞留することがなく、供給ローラで掻き取ったトナーを供給ローラに沿って連れ回ることができる。そして当該掻き取ったトナーを含めて供給ローラの周面に付着したトナーに均し部材を接触させることでトナーが均され、トナー層厚が均一化されたトナーが現像ローラに均一に補給されることで、ムラ状のベタ画像を解消することができる。
本発明の実施形態に係る画像形成装置の概略構成図である。 図1の画像形成装置に装着するプロセスユニットの概略構成図である。 本発明の第1実施形態の実施例1−3の現像装置と従来の現像装置を対比して示す略図である。 供給ローラの表面を示す拡大写真であって、(a)は新品の供給ローラ、(b)は均し部材無しで経時使用した供給ローラ、(c)は均し部材有りで経時使用した供給ローラの各表面を示す拡大写真である。 均し部材有りの場合と無しの場合で形成された画像の相違を示す図である。 本発明の第2実施形態を示すもので、供給ローラに対して均し部材を周方向及び軸方向に分割配置したプロセスユニットの部分断面図である。 均し部材を二列で分割配置した状態を示す供給ローラの側面図である。 本発明の第3実施形態を示すプロセスユニットの下部断面図であって、(a)は画像形成装置本体に装着する前の断面図、(b)は画像形成装置本体に装着した状態の断面図である。
以下に、本発明の第1〜第3実施形態を図面を参照して説明する。なお、各図面において同一の機能もしくは形状を有する部材や構成部品等については、判別が可能な限り同一符号を付すことにより一度説明した後ではその説明を省略する。
(画像形成装置の概略構成)
図1は、本発明の第1〜第3実施形態に係る現像装置を含むプロセスユニットを備えた画像形成装置の一形態を示す概略構成図である。この図1を参照して、画像形成装置の全体構成及び動作を説明する。
図1に示す画像形成装置1は、表面に画像を担持する像担持体としての感光体2と、感光体2の周囲に配置され、感光体2の表面を帯電させる帯電手段3を有する。また画像形成装置1は、感光体2の表面を露光する露光手段4と、感光体2上の静電潜像を可視画像化する現像装置5を有する。また画像形成装置1は、感光体2上の可視画像(トナー画像)を転写用シートとしての用紙Sに転写する転写手段6と、感光体2の表面をクリーニングするクリーニング手段7と、転写された画像を用紙Sに定着させる定着手段8を有する。
転写手段6は、中間転写ベルト9と、中間転写ベルト9を感光体2に押圧する一次転写ローラ10と、二次転写ローラ11と、中間転写ベルト9を所定の方向に回転駆動する図示しないモータとを有する。本実施形態では、このうち、感光体2、帯電手段3、現像装置5、クリーニング手段7がプロセスユニット12を構成しており(図2を参照)、各プロセスユニット12は画像形成装置1本体に対して着脱自在とされている。
当該プロセスユニット12により、感光体2や現像装置5等の保守・交換が容易化される。また当該プロセスユニット12に本発明の現像装置を適用することで、濃度ムラのない良好な画像品質を容易に実現・維持することができる。また、現像ユニットやトナーユニットの形態に本発明の現像装置を適用してもよい。
前記構成のプロセスユニット12は、例えばイエロー、シアン、マゼンダ、ブラックの各色に対応して複数個設置されている。本実施形態では、中間転写ベルト9の移動方向(長手方向)に沿って各色のプロセスユニット12が並列に4個配置されている。
続けて、図1を参照しつつ、本実施形態に係る画像形成装置1の作像動作について説明する。作像動作が開始されると、感光体2が回転駆動され、帯電手段3によって感光体2の表面が所定の極性となるよう一様に帯電される。そして、図示しない読取り手段から送られてきた画像情報、又は画像形成装置1と電気的に接続されたPC(パソコン)から送られてきた印字データ等に基づいて、感光体2の表面(帯電面)に静電潜像が形成される。当該静電潜像は、露光手段4からの露光により形成される。
このようにして感光体2上に形成された静電潜像に、現像装置5によってトナーが供給される。当該トナー供給により、静電潜像がトナー画像として顕像化(可視像化)される。そして、各感光体2上のトナー画像が、順次転写手段6(中間転写ベルト9)に転写されることで、中間転写ベルト9上に可視像が形成される。
具体的には、一次転写ローラ10と感光体2との間で、図示しない高圧電源より所定の電圧(一次転写バイアス)を印加することで、各感光体2の表面に顕像化した可視像が中間転写ベルト9の表面に一次転写される。このようにして、各色の可視像を中間転写ベルト9の表面に順次重ねて転写することで、フルカラー画像が形成される。
そして、中間転写ベルト9に転写形成されたフルカラー画像は、二次転写ローラ11と中間転写ベルト9との間に所定の電圧(二次転写バイアス)を印加することで、用紙Sに二次転写される。その後、トナー画像が二次転写された用紙Sは、定着手段8へと搬送され、加熱及び加圧されることで用紙S上にトナー画像が定着される。そして、画像が定着された用紙Sは、定着手段8のさらに下流側へと搬送され、画像形成装置1の外に排出(出力)される。
以上の説明は、用紙Sに4色フルカラー画像を形成するときの画像形成動作であるが、本発明は4色フルカラーの画像形成装置以外にも適用可能である。すなわち、4個のプロセスユニット12の何れか1個を使用して単色画像を形成したり、2個又は3個のプロセスユニット12を使用して、2色又は3色の画像を形成したりすることも可能である。もちろん、5個もしくはそれ以上のプロセスユニット12を備えたものについても、前記と同様の画像形成動作により、単色〜5色以上の画像を形成することが可能である。
(現像装置の構成)
以下、本発明の第1〜第3実施形態に係る現像装置5の構成について説明する。第1〜第3実施形態は後述のように均し部材の配置形態や供給ローラに対する切離機能の有無が異なるが、その他は基本的に同じ構成である。
<第1実施形態>
図2は本発明の第1実施形態に係る現像装置5の構成を示したものである。この現像装置5は現像ケース15を有する。当該現像ケース15は、画像形成装置1本体に対して着脱可能な追加補給容器とトナー補給通路を介して接続されている。そして現像装置内のトナーが少なくなると、トナーが充填された補給容器を設置してトナーを適時補給することで、印刷を中断することなく継続可能な構成となっている。
トナーの補給タイミングは、補給容器内のトナーが無くなったことを検知したり、現像装置内のトナーが少なくなったことを検知したりする検知手段を備えることで適時補給が可能である。或いは、トナーの補給タイミングは、当該検知手段に代えて印字ドットカウンタを備えることでも、消費量を想定した適時補給を行うことが可能である。補給方法は、所定のタイミングで所定量のトナーを複数回補給する方法や、補給容器内のほとんど全部のトナーを一気に補給する方法がある。
現像ケース15の内部に、非磁性一成分現像剤としてのトナーを収容するトナー収容室13と、その下方のトナー供給室14とが、上下に隣接する形で配設されている。上方のトナー収容室13と下方のトナー供給室14の間は、現像ケース15の仕切り壁22で区画されている。この仕切り壁22には、トナー収容室13とトナー供給室14を連通するトナー供給口23が形成されている。
トナー供給口23は常に開いた状態としてもよいが、トナー供給口23にシャッターや補給ロール等の補給量調整部材を配設してもよい。当該補給量調整部材は、例えばトナー供給室14内のトナー量を検出するレベルセンサ18からの信号により、適時・適量で作動させることができる。
トナー収容室13にはアジテータ24が配設されている。このアジテータ24によって、トナー収容室13に供給されて来たトナーが撹拌されてほぐされる。一方、トナー供給室14には、攪拌補助部材21、現像ローラ16、供給ローラ17、端部シール、規制ブレード19、入口シール20、均し部材26、攪拌部材29が配設されている。
攪拌部材29はトナー供給口23の直近下方に配設され、トナー供給室14内のトナーを撹拌する。また攪拌補助部材21はトナーの攪拌を補助するためのもので、この攪拌補助部材21は規制ブレード19の先端背面に押当てられている。また規制ブレード19の先端前面は現像ローラ16の周面に当接されている。そして攪拌補助部材21の当接圧により規制ブレード19の先端前面が現像ローラ16に圧接されている。
現像ローラ16はその周面の一部が現像ケース15から露出する形で配設されている。現像ローラ16の露出した周面は感光体2に当接されている。供給ローラ17は現像ローラ16に当接し、トナー供給室14から供給されたトナーを現像ローラ16に搬送するように構成されている。端部シールは、現像ローラ16の軸方向端部と摺接し、軸方向端部からのトナー漏れを防止するように構成されている。
規制ブレード19は、現像ローラ16の周面と摺接して現像ローラ16へのトナー付着量を規制する。入口シール20は、現像ローラ16と現像ケース15との間のトナーの漏れを防止するものである。この入口シール20は、現像ローラ16が感光体2と当接する部分よりも回転方向下流側に位置する個所で現像ケース15に配設されている。
供給ローラ17は、その表層部を連続発泡体(連泡)のウレタンなど、表面に開孔部を有する材料で形成される。これにより、トナー供給室14内に搬送されてきたトナーを効率よくローラ表層部に付着させて取り込むと共に、当該付着させたトナーを現像ローラ16の表面に安定供給可能とする。また、連続発泡体とすることで後述の均し部材26の食い込みを容易にする。なお、供給ローラ17(の表層部)の電気抵抗値は、例えば3乗〜14乗Ωに設定される。
供給ローラ17には、現像ローラ16の電位に対して、トナーの帯電極性と同極性にオフセットした電圧が供給バイアスとして印加される。この供給バイアスは、現像ローラ16との当接部で予備帯電されたトナーを現像ローラ16に押し付ける向きに作用する。もちろん、供給ローラ17に印加される電圧の極性は前記種類に限ったものではない。トナーの種類によって、供給ローラ17に印加される電圧を現像ローラ16と同電位もしくは反対の極性とすることも可能である。
現像ローラ16は、所定の弾性を有する表層部25が外周に被覆されている。表層部25の表面には、トナーと逆の極性に帯電し易い材料からなる皮膜(図示は省略)が形成されている。ここで、表層部25は、感光体2との接触状態を極力均一に保つために、例えば、JIS−A硬度規格で50度以下を示す材料(例えばゴム)で形成され、かつ、現像バイアスを作用させるために、3乗〜10乗Ωの電気抵抗値に設定される。
現像ローラ16の表面(すなわち、現像ローラ16の表層部25の外周面)の表面粗さは、例えばRaで0.2μm以上かつ2.0μm以下に設定されている。当該表面粗さにより、必要とされる量のトナーを現像ローラ16の表層部25の外周面に保持可能としている。
規制ブレード19は、例えばSUS304CSPやSUS301USP、あるいはリン青銅などの金属板バネ用材料で形成され、その自由端側を現像ローラ16の周面に当接させている。このように規制ブレード19を現像ローラ16の周面に当接させることで、現像ローラ16の周面に付着したトナー層を所定の厚みに均すようにしている。これと同時に、現像ローラ16と規制ブレード19との間の摩擦帯電により、トナーに対して電荷を付与するようにしている。
規制ブレード19の現像ローラ16への押圧力は、例えば攪拌補助部材21による加圧力を加味して、10N/m以上かつ100N/m以下の範囲に調整される。規制ブレード19には、摩擦帯電を補助するために、現像ローラ16に印加した電位に対してトナーの帯電極性と同極性にオフセットさせた電圧が規制バイアスとして印加されるようになっている。
現像装置5のトナー収容室13に収容(充填)されるトナーとしては、例えば粉砕法もしくは重合法により製造されたものが使用される。また、上述の方法で製造されたトナーには、外添剤として、シリコンオイルを含浸させたシリカ微粒子を付着させたものを使用することも可能である。前記シリカ微粒子を付着させたトナーを用いることで、小径・球形トナーでも、クリーニング性や転写効率の向上、ひいては現像装置5(を備えたプロセスユニット12)の長寿命化に寄与する。
使用するトナーの円形度は、0.97以上のものを使用する。トナーの円形度は、本実施形態では、下記(1)式より得られた値を円形度aと定義する。この円形度aはトナー粒子の凹凸の度合いの指標であり、トナーが完全な球形の場合は1.00を示し、表面形状が複雑になるほど円形度aは小さな値となる。
円形度a=L0/L・・・・(1)
(L0:粒子像と同じ投影面積をもつ円の周囲長、L:粒子の投影像の周囲長)
供給ローラ17の下方に位置する現像ケース15の底壁は、供給ローラ17の周面に沿った円弧状内面15aを有するように形成されている。この円弧状内面15aと供給ローラ17の周面との間には、1〜3mmの隙間が形成されている。
前記均し部材26は、現像ケース15の下部縦壁の供給ローラ17に近い内面に固定されている。この均し部材26の具体的な形態は、例えば図3(b)に示すようなシート状物としたり、図3(c)に示すような三角形状物としたりすることができる。ここでは、後述するようにシート状物の形態の均し部材26を第1実施例、三角形状物の形態の均し部材26を第2及び第3実施例として説明する。勿論、均し部材26は当該シート状物や三角形状物以外の形態をとることも可能である。
均し部材26は各種材料により形成可能であるが、例えば均し部材26をPET製とした場合、現像ローラ16へのトナーの供給を促進することが可能である。PETはポリエステルやスチレンアクリル系のトナーに対して+の帯電系列にあり、摩擦によりトナーを荷電させることができるためである。
(現像動作)
続いて、図2を参照して、本実施形態の第1実施形態に係る現像装置5の現像動作について説明する。この現像装置5では、供給ローラ17を所定方向に回転させ、その表面に付着させたトナーを現像ローラ16との当接部に搬送することで、当該搬送したトナーを現像ローラ16の表面に供給する。そして、現像ローラ16を供給ローラ17と同じ方向に回転させることにより、その表面に保持したトナーを規制ブレード19とのニップ部を通過させて感光体2との対向位置まで搬送する。
これにより、所定の厚みに薄層化されたトナーが、現像ローラ16の回転によって感光体2との対向位置に供給される。そして、現像ローラ16とは逆向きに感光体2を回転させて、現像ローラ16の表面を感光体2との対向位置において感光体2の表面と同じ方向に移動させる。これにより、現像ローラ16の表面に薄層化された状態で保持されたトナーが、現像ローラ16に印加された現像バイアスと感光体2上の静電潜像によって形成される潜像電界とに応じて、感光体2の表面に移動し、静電潜像が現像される。
本発明の実施形態では、前述したように、供給ローラ17の下方の現像ケース15底壁に、供給ローラ17と1〜3mmの隙間をあけて円弧状内面15aを形成している。さらに当該円弧状内面15aの下流側に、供給ローラ17の周面に当接する均し部材26を配設している。したがって、供給ローラ17の回転により現像ローラ16から掻き取ったトナーを前記1〜3mmの円弧状隙間に沿って連れ回ることができる。このため、供給ローラ17の下方の隙間にトナーが滞留することがない。
さらに、このようにして掻き取ったトナーと、もともと供給ローラ17の表層に付着していたトナーは、供給ローラ17の回転により均し部材26に接触することでトナー層厚さが均一化される。この均一厚とされたトナー層は、その後の供給ローラ17の回転により現像ローラ16に補給される。したがって、現像ローラ16に対するトナーの補給にムラがなく、従来問題化していたムラ状のベタ画像が解消する。
(第1実施形態の実施例1と比較例の効果検証と実験条件)
表1に、第1実施形態の実施例1と比較例の効果検証の結果を示す。当該効果検証の装置条件と実験条件は以下の通りである。
<装置条件>
・実験装置 …SPC730(A3カラープリンター)縦型現像
(均し部材とトナー以外は実施例1と比較例で共通)
・均し部材…PET製の0.1mm厚シート状物を食い込み量0.9mmで設置(図3(b)参照)
・トナー …比較例は粉砕トナー(粒径8μm・円形度0.92)
実施例1は重合トナー(粒径6μm・円形度0.97、粒径8μm・円形度0.97)
・現像 …ウレタン系弾性現像ローラφ16(軸径φ8)
ウレタン系スポンジ供給ローラφ14(軸径φ6)
供給ローラに対する現像ローラの食い込み量:0.9mm
・感光体 …CT層膜厚25μm感光体
・クリーニングブレード …ウレタンゴムブレード、カウンタ接触
・入口シール …100μm厚のウレタンゴムシートを使用
<実験条件>
・温度27℃、湿度80%環境、印字チャート2%、1PJls給紙、1万枚印刷後、A3全ベタ画像を2枚出力し、2枚目画像を評価。トナーの「こぼれ」有無は入口シールのトナーの溜まり具合で評価。
<判断基準>
・ベタ濃度ムラ …ベタ2枚目ムラなし⇒○、それ以外⇒×
・トナーの「こぼれ」 …現像装置を振動させてトナーがこぼれた場合⇒×、こぼれなし⇒○
均し部材26の食い込み量(0.9mm)によるカスレ画像の改善性を表1に示す。
表1より、重合トナー(粒径6μm・円形度0.97)を使用しても、ケース隙間を3mm以下とした実施例1の条件であれば、ベタ濃度ムラ及びトナーこぼれを防止できることが分かった。
(第1実施形態の実施例2と比較例の効果検証と実験条件)
表2に、第1実施形態の実施例2と比較例の効果検証の結果を示す。当該効果検証の装置条件と実験条件は以下の通りである。
<装置条件>
・実験装置 …SPC730(A3カラープリンター)縦型現像(実施例1と同じ)
・均し部材 …実施例1のシート状物とは先端角度の違う、先端がRの付いたPET製の三角形状物を食い込み量0.9mmで設置(図3(c)参照)
<実験条件と判断基準>
ベタ濃度ムラ …実施例1と同じ
クリープ …新品のユニットを温度40℃、湿度90%、1週間放置後、2×2画像を出力し、横方向のスジの発生有無を確認。スジが発生していれば×とする。
表2より、重合トナー(粒径6μm・円形度0.97)を使用してケース隙間を3mmとした場合、均し部材26の食い込み量を1.1mmにした比較例の条件ではクリープが発生する。しかし、2つの実施例1のように、均し部材26の食い込み量を現像ローラの食い込み量(0.9mm)以下にすればクリープを防止することができることが分かった。
また、均し部材26を三角形状にした場合、接触幅が2mmの比較例の条件ではクリープ無しでもベタ濃度ムラが発生する。しかし、当該接触幅を3mm以上、望ましくは倍の4mm以上にすれば、接触圧低減と十分な均し効果が得られるから、他は同じ条件でクリープもベタ濃度ムラも防止できることが分かった。
(第1実施形態の実施例3と比較例の効果検証と実験条件)
表3に、第1実施形態の実施例3と比較例の効果検証の結果を示す。当該効果検証の装置条件と実験条件は以下の通りである。
<装置条件>
・実験装置 …SPC730(A3カラープリンター)縦型現像(実施例1と同じ)
・均し部材 …実施例1のシート状物とは先端角度の違う、先端にRの付いたポリエステル樹脂製の三角形状物の表面の粗さの水準を変えて実験(図3(c)参照)
(表面粗さは、キーエンスVk9500の50倍レンズ、面粗さで測定)
<実験条件と判断基準>
・供給ローラもげ …実施例1の装置で現像ユニットを温度30℃、湿度80%の環境で5時間回転させ、供給ローラのもげ・ちぎれの有無を確認。不具合が起こると×とする。
・トルク …実施例1の装置で現像ユニットを回転させてトルクを測定(均し部材なし時の1.2倍以上のトルクがあれば×とする)
その他:均し部材をPTFE(ポリテトラフルオロエチレン)やPVDF(ポリフッ化ビニリデン)とした場合よりも、PET(ポリエチレンテレフタレート)シートにした場合の方がよい効果が得られた。これは、トナーの成分に対して、極性がプラスであり、トナーが荷電されている帯電系列であるためと考えられる。
表3より、均し部材26の先端R形状が1mmRの比較例では、当該Rの鋭角形状のために供給ローラ17のもげが発生するが、より丸みのある3mmRの実施例2では、供給ローラ17のストレスが低減するため、もげが発生しなくなることが分かった。また、表面粗さについてはRa1μm→Ra5μmまでは供給ローラ17のもげとトルクとも問題ないが、Ra10μmになると供給ローラ17の摩擦と負荷が増大するため、もげとトルクとも問題が起こることが分かった。
(耐久後の供給ローラの表面状態)
次に、供給ローラ17の表面状態について説明する。図4(a)は新品の供給ローラ17の表面状態である。この表面状態に比べて、耐久後の供給ローラ17の表面状態は、均し部材26無しの場合は図4(b)のように凝集したトナー等でまだら状態となり、図4(a)のようなスポンジ表面が全く見られない。
しかし、均し部材26を設置した場合は図4(c)のように均一にトナー層が出来、しかも当該トナー層の下地であるスポンジ表面が見受けられることが確認された。このことから現像ローラ16内のトナー凝集が解消されていることが看取される。
また、前記実験とは別に後述する第3実施形態の実験によれば(表6参照)、食い込み量0.4mm未満では均し効果が不十分で不良画像(ベタ画像でカスレ発生)となる。すなわち、供給ローラ17表面のトナー凝集を改善する効果が薄く、図5の左半分のような画像Aのようになってしまう。これに対して、0.4mm以上の食い込みを確保した場合は、図5の右半分のようなカスレが改善された画像Bが出力された。
但し、供給ローラ17に対する現像ローラ16の食い込み量(0.9mm)よりも深く均し部材26を食込ませると、均し部材26の先端角部によって供給ローラ17のスポンジが削られてしまう不具合が発生した。また、そのため、本実施形態での均し部材26の食い込み量は0.4mm以上、かつ現像ローラ16の食い込み量未満とするのがよい。
<第2実施形態>
図6A、図6Bに、高温・高湿環境下でのクリープ防止のために均し部材を分散配置した第2実施形態を示す。この第2実施形態では均し部材26を図6A、図6Bのように軸方向に複数分割し、かつ、周方向に二列に分けて設する。図6Bは均し部材26を上流側の均し部材26aと下流側の均し部材26bの二列で配設し、上流側均し部材26aは9分割、下流側均し部材26bは8分割している。上流側の均し部材26a相互間の下流側に下流側均し部材26bが位置する、いわゆる千鳥状配置で均し部材26を構成している。なお、分割形態は前記2列で8分割、9分割に限られない。2列又は3列以上の任意の分割数とすることも可能である。
図6Aのように上流側均し部材26aは下流側均し部材26bに比べて短く、供給ローラ17に対してトレーリング接触する形で食い込んでいる。これに対して下流側均し部材26bは上流側均し部材26aよりも長く、供給ローラ17に対してカウンタ接触する形で食い込んでいる。均し部材26a、26bの軸方向長さAは5mm以上であり、周方向接触幅Bは3mmである。また上流側と下流側の均し部材26a、26bの列間隙間Cは4mm以上であり、均し部材26の軸方向の相互間隙間Dは2mm以上5mm以下である。
(第2実施形態の実施例1と比較例の効果検証と実験条件)
表4に、第2実施形態の実施例1と比較例の効果検証の結果を示す。当該効果検証の装置条件と実験条件は以下の通りである。
<装置条件>
・実験装置 …SPC730(A3カラープリンター)縦型現像(第1実施形態の実施例1と同じ)
・トナー …重合トナー 粒径6μm・円形度0.98、粒径8μm・円形度0.98
・外添剤 …小径、中径、大径シリカ使用
・現像 …ウレタン系弾性現像ローラφ16、ウレタン系スポンジ供給ローラφ14、
食い込み量0.9mm
・クリーニングブレード …ウレタンゴムブレード、カウンタ接触
・感光体 …CT層膜厚25μm感光体
・入口シール …100μmウレタンゴムシートを使用
<クリープ実験条件>
・カートリッジを梱包状態で温度40℃・湿度90%環境下で1週間放置後に2×2画像、全ベタ画像取り
<ベタ濃度ムラ実験条件>
・印字率2%、1枚間欠運転で1万枚印刷後、全ベタ画像を2枚取り
◎:全ベタ画像2枚ともOK ○:全ベタ画像の1枚目はOK
表4より、同じ食い込み量(0.9mm)と接触幅(3mm)の比較例と実施例1から、一体形の比較例(長さ310mm)ではベタ濃度ムラに問題がなくても高温放置によるクリープが発生するが、均し部材26を長さ5mm以上、間隔2mm〜5mmで分割配置することで、ベタ濃度ムラと高温放置によるクリープの両方を防止できることが分かった。
間隔3mmは同じままで均し部材26を長さ4mmにすると、接触幅が2mmでも3mmでも、クリープは問題なくてもベタ濃度ムラが発生することが2つの比較例から分かった。また、間隔を1mmにすると、ベタ濃度ムラは問題なくてもクリープが発生することから、間隔は少なくとも2mm必要であることが分かった。しかし、間隔は6mmにするとベタ濃度ムラが発生することから、間隔は5mm以下にする必要があることが分かった。
(第2実施形態の実施例2と比較例の効果検証と実験条件)
表5に、第2実施形態の実施例2と比較例の効果検証の結果を示す。当該効果検証の装置条件と実験条件は以下の通りである。
<装置条件>
・実験装置 …SPC730(A3カラープリンター)縦型現像(第1実施形態の実施例1と同じ)
・トナー …重合トナー 粒径6μm・円形度0.98、粒径8μm・円形度0.98
・外添剤 …小径、中径、大径シリカ使用
・現像 …ウレタン系弾性現像ローラφ16、ウレタン系スポンジ供給ローラφ14、食い込み量0.9mm
・クリーニングブレード …ウレタンゴムブレード、カウンタ接触
・感光体 …CT層膜厚25μm感光体
・入口シール …100μmウレタンゴムシートを使用
<クリープ実験条件>
・カートリッジを梱包状態で温度40℃、湿度90%で1週間放置後に2×2画像、全ベタ画像取り
<ベタ濃度ムラ実験条件>
・印字率2%、1枚間欠運転で1万枚印刷後、全ベタ画像を2枚取り
◎:全ベタ画像2枚ともOK ○:全ベタ画像の1枚目はOK
表5より、一体形ではベタ濃度ムラ防止に有利ではあってもクリープが発生することが分かった。これを分割形(長さ5mm、間隔3mm)にするとベタ濃度ムラとクリープとも防止できることが分かった。但し、列間隔は0にするとクリープが発生してしまうので、クリープ防止のため列間隔は少なくとも4mm以上、望ましくは5mm以上必要であることが分かった。
<第3実施形態>
次に、本発明の第3実施形態を図7を参照して説明する。この第3実施形態は、供給ローラ17のクリープ対策として、均し部材26を供給ローラ17に対して切離可能に構成したものである。詳しくは図7に示すように、プロセスユニット12の供給ローラ17に近い現像ケース15の下部側壁に、リベット形状の均し部材押上部材27が配設されている。
この均し部材押上部材27は少なくとも1つ配設するが、均し部材26の幅方向長さに合わせて等間隔又は不等間隔で複数配設してもよい。均し部材押上部材27は、下部側壁に形成された貫通穴に対して前後移動可能に挿入されている。
現像ケース15の下部側壁の内面に、均し部材26が配設されている。この均し部材26は、例えばポリエステル樹脂の厚み0.3mmの板を使用することができる。均し部材26の上端を下部側壁に固定し、下端を供給ローラ17の周面に対向させる。そして均し部材押上部材27の先端部を均し部材26の背面に当接させる。均し部材押上部材27の丸頭部は下部側壁の外側に突出している。
一方、画像形成装置1本体のプロセスユニット12装着位置に、図7(b)に示すように、板部材で構成された押圧部28が配設されている。この押圧部28は画像形成装置1本体内で水平方向に配設され、押圧部28の左右両端部が画像形成装置1本体を構成する左右一対の側板に固定支持されている。
プロセスユニット12が画像形成装置1本体に装着されていないときは、図7(a)のように均し部材26は供給ローラ17から離間している。均し部材26がそれ自体の弾性で自然に離間するように、均し部材26に適当な厚みを持たせるとよい。或いは、下部側壁の内面にバネ等の弾性部材を別途配設し、当該弾性部材で均し部材26を供給ローラ17から離間する方向に付勢してもよい。
このように均し部材26は供給ローラ17から離間していると、画像形成装置1の出荷前に当該装置を倉庫等で保管する時に、装置が高温環境にさらされても、供給ローラ17の外周スポンジにクセ付き(クリープ)が発生することはない。
一方、プロセスユニット12を画像形成装置1本体に装着すると、本体側の押圧部28が均し部材押上部材27の丸頭部を押圧することで、均し部材押上部材27をプロセスユニット12の内方に押し込む。これにより、均し部材26の背面が均し部材押上部材27の先端部によって押圧され、均し部材26の先端部が供給ローラ17の周面に所定深さで食い込む。
したがって、前述した第1実施形態及び第2実施形態と同様に、供給ローラ17におけるトナー凝集を解消することが可能となる。なお、このような均し部材26の切離機能は、例えば均し部材26を直接的に手動で切離する構成など、プロセスユニット12の着脱以外の構成により実現することも可能である。
(第3実施形態の実施例と比較例の効果検証と実験条件)
表6に、第3実施形態の実施例と比較例の効果検証の結果を示す。当該効果検証の装置条件と実験条件は以下の通りである。
<装置条件>
・実験装置 …SPC730(A3カラープリンター)縦型現像(第1実施形態の実施例1と同じ)
・現像ローラ:直径φ6mm芯金に直径φ12mmの導電ウレタンで構成し、体積抵抗5×106Ω・cm以上のやや高抵抗の弾性体を使用する。
・供給ローラ:直径φ5mm芯金に直径φ10mmのカーボンにより導電化された連泡の発泡ウレタン材を使用する。
・均し部材:ポリエステル樹脂の厚み0.3mmの板(三菱樹脂株式会社 ダイアラミー)
<実験条件>
・現像カートリッジにトナー100%を充填し、室温23℃、湿度50%の環境で、A4用紙に印字率1%の画像を1枚間欠印字で1000枚印字した後の画像を取る。
・現像ローラの供給ローラ食い込み量:0.9mm
・均し部材の供給ローラ食い込み量:0.1mm、0.3mm、0.5mm、0.8mm、0.9mm
<カスレ画像の判断基準>
○:ベタ画像全面に濃度変化無し
△:ベタ画像後端でカスレがうっすら確認できる
×:ベタ画像でカスレがはっきり確認できる
以上の条件より、図5、表6のように、食い込み量0.3mm以下では供給ローラ17表面のトナー凝集を改善する効果は薄く、図5の左半分のような画像Aのようになってしまう。これに対して、0.4mm以上の食い込みを確保した場合は、図5の右半分のようなカスレが改善された画像Bが出力された。但し、供給ローラ17に対する現像ローラ16の食い込み量(0.9mm)よりも深く均し部材26を食込ませると、均し部材26の先端角部によって供給ローラ17のスポンジが削られてしまう不具合が発生する。したがって、本実施形態での均し部材26の食い込み量は0.4mm以上、かつ現像ローラ16の食い込み量未満とするのがよい。
以上、本発明を実施形態に基づき具体的に説明したが、本発明は前記実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載の技術的思想の範囲内で種々変更可能であることは言うまでもない。
1:画像形成装置 2:感光体
3:帯電手段 4:露光手段
5:現像装置 6:転写手段
7:クリーニング手段 8:定着手段
9:中間転写ベルト 10:一次転写ローラ
11:二次転写ローラ 12:プロセスユニット
13:トナー収容室 14:トナー供給室
15:現像ケース 16:現像ローラ
17:供給ローラ 18:レベルセンサ
19:規制ブレード 20:入口シール
21:攪拌補助部材 22:仕切り壁
23:トナー供給口 24:アジテータ
25:表層部 26:均し部材
27:均し部材押上部材 28:押圧部
29:攪拌部材
特開2003−5487号公報 特開2004−163789号公報

Claims (10)

  1. ケース内に非磁性一成分現像剤を収容し、前記非磁性一成分現像剤は粒径8μm以下かつ円形度0.97以上のトナーを含み、当該トナーを貯留したトナー収容室が前記ケースの上部に配置された縦型の現像装置であって、前記ケース内に、
    表面にトナー層を形成し、静電潜像が形成された像担持体と接触して前記トナー層のトナーを前記像担持体に付着させて前記静電潜像を可視化させる回転可能な現像ローラと、
    表面に前記現像ローラに接触する弾性層を有し、回転することで前記トナーを前記現像ローラに供給すると共に、前記現像ローラに残ったトナーを前記弾性層に回収する供給ローラと、
    前記供給ローラの前記弾性層の周面に接触して当該周面に付着したトナー層を均す均し部材とが配設され、
    前記均し部材は前記供給ローラに対して接離可能に配設され、
    前記ケースは前記供給ローラの外周形状に沿った円弧状内面を有し、当該円弧状内面は前記供給ローラの周面と所定距離で離間していることを特徴とする現像装置。
  2. 前記ケースの円弧状内面と前記供給ローラの周面との間に、1〜3mmの隙間が形成されていることを特徴とする請求項1の現像装置。
  3. 前記供給ローラに対する前記均し部材の接触部の周方向長さが3mm以上であることを特徴とする請求項1又は2の現像装置。
  4. 前記供給ローラに対する前記均し部材の食い込み量が、前記供給ローラに対する前記現像ローラの食い込み量以下であって、前記供給ローラと前記均し部材との周方向の接触幅が4mm以上であることを特徴とする請求項1又は2の現像装置。
  5. ケース内に非磁性一成分現像剤を収容し、前記非磁性一成分現像剤は粒径8μm以下かつ円形度0.97以上のトナーを含み、当該トナーを貯留したトナー収容室が前記ケースの上部に配置された縦型の現像装置であって、前記ケース内に、
    表面にトナー層を形成し、静電潜像が形成された像担持体と接触して前記トナー層のトナーを前記像担持体に付着させて前記静電潜像を可視化させる回転可能な現像ローラと、
    表面に前記現像ローラに接触する弾性層を有し、回転することで前記トナーを前記現像ローラに供給すると共に、前記現像ローラに残ったトナーを前記弾性層に回収する供給ローラと、
    前記供給ローラの前記弾性層の周面に接触して当該周面に付着したトナー層を均す均し部材とが配設され、
    前記均し部材は複数に分割されて設置され、
    前記ケースは前記供給ローラの外周形状に沿った円弧状内面を有し、当該円弧状内面は前記供給ローラの周面と所定距離で離間していることを特徴とする現像装置。
  6. 前記分割された複数の均し部材の各々が、前記供給ローラに対して、周方向の接触幅が3mm以上、長手方向の長さが5mm以上、かつ供給ローラに対する食い込み量が、前記供給ローラに対する前記現像ローラの食い込み量以下である請求項の現像装置。
  7. 前記均し部材が前記供給ローラに対して接離可能に配設されていることを特徴とする請求項5又は6の現像装置。
  8. 前記供給ローラに対する前記均し部材の接触部の表面粗さRaが5μm以下である請求項1から7のいずれか1項の現像装置。
  9. 前記供給ローラの前記弾性層が導電化された連泡の発泡ウレタン材であることを特徴とする請求項1から8のいずれか1項の現像装置。
  10. 請求項1から9の現像装置のケースに少なくとも像担持体が支持され、画像形成装置本体に対して着脱可能とされたプロセスユニットを有することを特徴とする画像形成装置。
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