JP6432113B2 - リチウム二次電池 - Google Patents

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Description

本発明は全固体リチウム二次電池に関するものである。
近年IT端末は高機能化と小型化に伴って、搭載する電池のエネルギー密度向上に対する関心が高まっている。そして、環境・エネルギー問題から電気自動車の普及あるいは、再生可能ネルギーの蓄電といった、大容量電池の開発が要望されている。特に、エネルギー密度の観点から、元素中最も卑な電位を持ち、高容量である金属リチウムの酸化還元を負極の反応に利用した二次電池が注目されている(例えば、特開2012−221688号公報)。
金属リチウムの酸化還元反応は、金属表面での金属リチウムの溶解・析出反応に起因するため、有機電解液を用いたリチウム二次電池では、金属リチウム表面に炭酸リチウム、酸化リチウム、水酸化リチウムといった被膜が形成されて電池容量が低下するとともに、リチウムのデンドライトが析出、成長するとデンドライトが容易に正極まで到達するおそれがある。したがって、デンドライトショートを避けるため、負極に金属リチウムを用いたリチウム二次電池の実用性は一部の用途に限られていた。
特開2012−221688号公報
近年、高いリチウムイオン伝導性を有する固体電解質が開発されている。固体電解質を用いたリチウム二次電池では、有機電解液を用いたリチウム二次電池と比較して、固体電解質と金属リチウムの電荷移動抵抗が非常に小さいため、電池の内部抵抗を小さくすることができる。さらに、リチウム二次電池において、固体電解質を用いた場合、溶液系電解質を用いた場合に比較して、電荷移動が固液界面でなく固体-固体間で生じるため、デンドライトの成長における自由度が物理的に制限されると考えられている。
しかしながら、リチウム金属箔を負極とした場合、負極の反応が金属箔の面積に制限されることから、高い効率で充放電を繰り返すことに適していないばかりか、正極に向かってデンドライトが析出、成長する傾向が高く、特に、リチウム金属箔と固体電解質との接触が均一に形成されていないと、接触部分に電流が集中してしまい、ここに、一層デンドライトが析出、成長してしまうおそれがあった。
本発明は、全固体二次電池でありながらデンドライトの影響を低減可能なリチウム二次電池を提供することを目的とする。
前記目的を達成するために、本発明は、正極と負極とを電解質を介して配置させたリチウム二次電池であって、前記負極は金属リチウムとカーボンブラックとの混合体からなる負極活物質を含み、前記電解質はリチウムイオン伝導性を有する無機固体電解質を含むリチウム二次電池であることを特徴とする。
本発明によれば、全固体二次電池でありながらデンドライトの影響を低減可能なリチウム二次電池を提供することができる。
Li-Cの充放電特性(サイクリックボルタモグラム)を示す特性図である。 Liの充放電特性(サイクリックボルタモグラム)を示す特性図である。 比較例1の電池のリチウム溶解−析出サイクルを示す特性図である。 実施例1の電池のリチウム溶解−析出サイクルを示す特性図である。 実施例2に係る電池の充放電曲線(1)とサイクル毎の容量変化(2)を示す特性図である。 比較例2に係る電池の充放電曲線(1)とサイクル毎の容量変化(2)を示す特性図である。 実施例3に係る電池の充放電曲線(1)とサイクル毎の容量変化(2)を示す特性図である。
金属リチウムは活性が高く危険であり、通常は活物質としては用いられずに、正極にリチウム源を持たない電池において負極へのプレドープのため、あるいは、初期充放電の容量ロスを補償するためなどに利用される。カーボンブラックは、不可逆容量が大きく、グラファイト構造が発達しているわけではないため、グラファイトとは異なり負極に適用されることは不適切とされていた。
金属リチウムの使用に係る問題を解消するために、負極活物質であるリチウムを炭素材に担持させる試みが行われている。全固体リチウム二次電池において、固体電解質と金属リチウム間の電荷移動抵抗は非常に小さいため、電池の内部抵抗を下げることが可能であるが、負極にグラファイトを適用すると、電位の制御が非常に難しくなり、特に、グラファイトへのリチウムドープ電位より卑に電位がシフトした場合、容易にグラファイトに金属リチウムの析出が生じる。
本発明者が鋭意検討したところ、全固体リチウム二次電池において、負極活物質である金属リチウムが担持されるべき炭素材について鋭意検討したところ、炭素材の中でも比表面積が大きいカーボンブラックが電位の制御が難しくなく、リチウムの溶解析出反応をカーボンブラックの全面に拡大して、リチウム金属箔を負極に適用した場合のように、デンドライトの析出を正極に向かった方向に偏らせるのではなく、負極内での実効的な電流密度を低下させることによってデンドライトの析出を広く分散させることができ、その結果、デンドライトショートを生じさせ難くなることがわかった。
本発明に係る全固体リチウム二次電池は、負極と固体電解質と正極とが層状に加圧成型されることによって構成される。負極は、負極集電体と負極合材とを含み、負極合材は負極活物質を含み、固体電解質形成材料を含んでもよい。負極活物質は、金属リチウムの粒体とカーボンブラックの粒体とを混合した混合体を主として含有する。本発明に適用されるカーボンブラックの比表面積は値が大きいほど、カーボンブラック粒子どうしの接触点が増えて電極の内部抵抗を下げるのに有利となる。具体的には、窒素の吸着量から求められる比表面積(BET)で、20m/g以上、好ましくは50m/g以上、1500m/g以下、更に好ましくは100m/g以上、1500m/g以下のものを使用することが望ましい。比表面積が20m/gを下回るカーボンブラックを用いると、十分なイオン伝導性を得ることが難しくなる場合があり、1500m/gを超えるカーボンブラックは、入手が困難である。カーボンブラックの粒子径は、0.005〜1μmが好ましく、特に、0.01〜0.2μmが好ましい。粒子径とは、電子顕微鏡などで測定された粒子径を平均したものである。
リチウムとカーボンブラックの混合比は重量比で4:1〜0.7:1である。リチウムとカーボンブラックの混合比は重量比で4:1よりリチウム量が多いとデンドライトの成長が想定以上に進むおそれがあり、混合比が重量比で、0.7:1よりリチウム量が少ないとエネルギー密度が低下する。好ましくは、2:1〜1:1の範囲がよい。
負極集電体は、その少なくとも表面に電子伝導性を有していれば良く、これにより、負極内での電流密度の均一化がより達成される。負極集電体材料としては、例えば、Cu、Ni、Ti、Fe、SUSのような電子伝導性金属材料を用いることができる。
固体電解質は、リチウムイオン伝導体から構成され、好ましくは硫化物系リチウムイオン伝導体またはこれを含む混合物で構成される。硫化物系リチウムイオン伝導体としては、LiとPとSを少なくとも含む硫化物系固体電解質粒子であることが好ましい。この硫化物系固体電解質は、リチウムイオン伝導性が他の無機化合物より高いことが知られており、LiSとPの他に、SiS、GeS、B等の硫化物を含んでいてもよい。また、固体電解質粒子には、適宜、LiPOやハロゲン、ハロゲン化合物等を添加されていてもよい。あるいはこれらの混合体からなるリチウムイオン伝導性固体から構成される。これら電解質層の平均厚さは、1〜100μm程度であるのが好ましく、10〜50μm程度であるのがより好ましい。
本発明の正極は正極集電体と正極合材とを有する。正極合材は正極集電体に層状に形成されればよい。正極合材は正極活物質以外に固体電解質材料を含有してもよい。正極合材が固体電解質材料を含有することにより、正極と固体電解質との間のイオンの移動を円滑に行うことができる。正極活物質は、リチウムイオンを可逆的に吸蔵及び放出することが可能な物質であれば特に限定されず、例えば、コバルト酸リチウム、ニッケル酸リチウム、ニッケルコバルト酸リチウム、ニッケルコバルトアルミニウム酸リチウム、ニッケルコバルトマンガン酸リチウム、マンガン酸リチウム、リン酸鉄リチウム、硫化ニッケル、硫化銅、酸化鉄、酸化バナジウム等が挙げられる。これらの正極活物質は、単独で用いられてもよく、2種以上が併用されてもよい。なお、正極集電としては、例えば、Al、Ni、SUSのような電子伝導性金属材料を用いることができる。
正極活物質としては、既述のものの他、硫黄複合体でもよい。硫黄複合体は、炭素材料の空隙に硫黄が充填されている構造を持つ。炭素材料の空隙に硫黄を充填することにより、好適に電子伝導を達成することが可能になり、硫黄の溶出を防ぐことも可能になる。
〈負極合材の調製〉
リチウム粒子(99% Aldrich製)および、カーボンブラックとしての導電性炭素(Super P(Timcal製))を重量比1:1 となるように天秤で量りとり、100mLのボトルに入れ、3mm径のガラス球(メディア)を25g入れアルゴン雰囲気において、24時間、ボールミル処理を行い、Li-C粉末を得た。
〈正極合材1の調製〉
硫黄正極として、硫黄粉末(99.98% Aldrich製)と人造黒鉛(メソカーボンマイクロビーズ:MCMB、大阪ガスケミカル製とを重量比1:1となるよう50mLのビーカーに量りとり、130℃に加熱して、硫黄-炭素複合体を作製した。これを粉砕するために、ミキサーミルMill MM400、(レッチェ製)で3時間(15Hz, 30分間ミリング-レスト15分×4回)ミリング処理を施した。これにより、S-MCMB複合体粉末を得た。
〈正極合材2の調製〉
正極として、LiNi0.8Co0.15Al0.05O2、あるいは、例えば、文献[Journal of Power Sources 248 (2014) 943-950]を基に、同正極表面にLi2O-ZrO2(Li2ZrO3)等からなる酸化膜を形成した材料を用い、正極材料、固体電解質(Li2S-P2S5(75:25))導電助剤(Super P、Timcal製))をそれぞれ、重量比60:35:5で乳鉢を用いて混合して、酸化物系正極合剤とした。この酸化膜は、正極活物質と硫化物固体電解質との副反応による抵抗層の生成を抑制するためのものである。
〈実施例1:Li-Cの充放電特性〉
Li-C負極粉末の酸化還元特性を調べるため、正極に銅極を配置し、銅上で金属リチウムの溶解析出を行った。固体電解質層として、硫化物固体電解質(Li2S-P2S5(80:20))を130mg量りとり、油圧プレスを用いて、1平方センチメートル当たり0.2トンの圧力でプレスして、直径13mmのペレットを作製した。このペレットの表面(片側)に、先に調製したLi-C負極粉末を4mg分散させて再度、4トンでプレスした。対向する面に銅箔を配置し、加圧型セルに組み込んだ。
作用極を銅箔とし、対極にLi-C粉末、参照極は対極のLi/Li+酸化還元対基準とし、二極でサイクリックボルタモグラムを測定した。電気化学測定器(VSP (Biologic Science社製)を用い、1.5Vから−0.5Vまでの電位領域において、0.1mV/sの走査速度で電位走査を行い、電流値を測定した。測定したサイクリックボルタモグラムを図1に示す。
〈比較例1:Liの充放電特性〉
実施例1が、金属リチウムの溶解析出反応であることを確認するため、実施例1の対極を金属リチウム箔として、同様に加圧型セルを作製し、電気化学測定器を用いて1.5Vから−0.5Vまでの電位領域において、0.1mV/sの走査速度で電位走査を行い、電流値を測定した。測定したサイクリックボルタモグラムを図2に示す。
図1,2から明らかなように、0Vを境に酸化還元挙動が確認される事から、銅上での金属リチウムの析出(カソーディックスキャン)−溶解(アノーディックスキャン)反応であることが明確であり、実施例1および、比較例1の反応は基本的に同じリチウムの溶解−析出反応であることが分かった。また、余計な酸化還元波が図から明らかなように観測されていない事から、Li-C負極の炭素は充放電に寄与していない事が明らかであった。
次に、実施例1と比較例1の差を確認するため、実施例1のLi-C負極(作用極)の対極にリチウム箔を配置した非対称加圧型電池、および、両極にリチウム箔を配置した対称加圧型電池を用意し、定電流(電流密度0.3mAcm-2)にてリチウムの溶解析出サイクル試験を行った。その結果、比較例1の対称加圧型電池セルは5サイクル程度で短絡してしまい、電圧が急激に低下する現象が確認された(図3)。一方、作用極にLi-C負極を配した非対称加圧型電池は15サイクル以上のサイクルが可能であった。非対称加圧型電池の電圧挙動が安定しないのは、リチウム粉末の炭酸リチウム皮膜が原因と考えられるが、安定的に平均電位を維持可能であった(図4)。また、過電圧も平面の金属箔と比較して、表面積の大きいと考えられるLi-C負極は著しく小さく、すなわち、抵抗が小さく充放電に優位であることが明確であった。
〈実施例2、比較例2:全固体リチウム二次電池の作製1〉
前記硫化物固体電解質の加圧成型体(ペレット、100mg)の片側にLi-C粉末(4mg)を負極として配置し、正極に先の通り調製したS-MCMB 粉末を8mg配し、油圧プレスにより4トン印加して全固体リチウム二次電池を作製した。比較例2として、Li-Cの代わりにリチウム箔を配して、同様に全固体リチウム二次電池を作製した。
次に、組みあがった電池を65℃の恒温層に入れ、温度が平衡に達した後に、定電流充放電を行った。実施例2に係る電池の充放電曲線とサイクル毎の容量変化とを図5(1)、(2)に、比較例2に係る電池の充放電曲線とサイクル毎の容量変化とを図6(1)、(2)に示す。
実施例2に係る電池は内部抵抗が比較例2に係る電池と比較して小さいため、充電電圧を3Vとしたが、比較例2に係る電池は内部抵抗が大きいため、充放電容量が十分に得られず、過電圧を低減し、容量を上げるために、90℃で充電電圧を4.8Vとして試験を行う必要があった。それにも拘らず、比較例2の電池は5サイクル後にショートしたため、試験の継続が不可能となった。一方、実施例2の電池は、65℃、充電電圧を3Vとしても、比較例の電池と同等以上の容量の発現が確認された。正極の容量としては小さいものの、Li-C負極を同じ電池構成で比較したときに、リチウム箔と比較して良好な特性が得られる事は明確であった。
〈実施例3:全固体リチウム二次電池の作製2〉
実施例1と同様に電解質のペレットを作製したのちに、片側にLi2O-ZrO2(Li2ZrO3)を形成したに8mgのLiNi0.8Co0.15Al0.05O2を活物質とする、酸化物系正極合剤を配置した。また,ペレットの反対側に負極にLi-C粉末を4mg配し、油圧プレスを用いて4tでプレスし、全固体電池を作製した。実施例3に係る電池の充放電曲線とサイクル毎の容量変化とを図7(1)、(2)に示す。
〈実施例4:全固体リチウム二次電池の作製3〉
実施例1と同様に電解質のペレットを作製したのちに、片側にLi2O-ZrO2(Li2ZrO3)を形成したに8mgのLiNi0.8Co0.15Al0.05O2を活物質とする、酸化物系正極合剤を配置した。また,ペレットの反対側に負極にLi-Cを4mgと硫化物固体電解質1mgの混合体を配し、油圧プレスを用いて4tでプレスし、全固体電池を作製した。
特筆すべきはクーロン効率である。電解質に固体電解質を用いた事により、ほぼ100%のクーロン効率が維持可能となった。すなわち、実際に負極に金属リチウムを応用する場合、電解液系においては、J. Electrochemical Soc., 131 (1984) 2197-2199等に記載の通り、クーロン効率が悪ければ、高いエネルギー密度を有する金属リチウムを用いても、数多くの充放電サイクルを行うのは非常に困難である。通常の電解液の場合、正極と1:1の容量で金属リチウムを仕込んだ場合、20サイクル程度しか持たない事は、上記文献から明らかである。しかしながら、本発明の粉末のLi-Cを用いて、且つ、固体電解質を用いる事により、図8に見られるように、クーロン効率はほぼ100%で得られることから、一般的な金属リチウムを負極に用いる電池とは異なり、長寿命、且つ、負極に大過剰の金属リチウムをリザーブとして入れておかなくてよい事から、エネルギー密度も高く、且つ、安全性の点からも優位となる。また、本発明の効果として、デンドライトが成長しにくく、デンドライトショートの影響を受けないため、長期サイクルが可能となる。
以上説明した実施例によれば、全固体リチウム二次電池の負極に金属リチウムとカーボンブラックの混合体を適用したことにより、高い電流密度でも充放電可能な負極を提供することが可能となる。またこの負極は金属リチウムのレドックスを示すものの、デンドライトの影響を非常に受けにくいことも明らかとなった。したがって、容量の大きい正極との組み合わせでも、高い容量と、サイクル性を兼ね添えた全固体リチウム二次電池を提供することができる。

Claims (5)

  1. 正極と負極とを電解質を介して配置させたリチウム二次電池であって、前記負極は金属リチウムとカーボンブラックとの混合体からなる負極活物質を含み、前記電解質はリチウムイオン伝導性を有する無機固体電解質を含み、
    前記金属リチウムは粒子状であり、
    前記混合体は、前記カーボンブラックに対する前記金属リチウムの重量比が0.7以上4以下であるリチウム二次電池。
  2. 前記無機固体電解質が硫黄と燐を構成材料に含む硫化物系固体電解質である請求項1に記載のリチウム二次電池。
  3. 前記正極の電極反応として、硫黄の酸化還元反応を用いた請求項1又は2に記載のリチウム二次電池。
  4. 前記正極の電極反応として、金属酸化物の酸化還元反応を用いた請求項1又は2に記載のリチウム二次電池。
  5. 前記負極は金属リチウムとカーボンブラックとの混合体からなる負極活物質と無機固体電解質を含む請求項1乃至の何れか1項記載のリチウム二次電池。
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