JP6428859B1 - マルチレベル電力変換装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】直流リンクコンデンサの分割数を2以下とし、5レベル以上の電圧レベル数のマルチレベル電力変換装置を提供する。【解決手段】各相共通の直流リンクコンデンサDCCに各相共通の第1〜第N共通部11〜1N(N=2以上の整数)を接続する。第N共通部にM相(M=2以上の整数)の相モジュール31〜3Mを接続する。第1〜第N共通部11〜1Nには、それぞれ21-1〜2N-1個の基本セルが接続される。【選択図】図4
Description
本発明は、マルチレベル電力変換装置に係り、特に、各相共通の基本セルを用いた回路構成に関する。
図7は特許文献1の実施形態4に記載されている出力相電圧のレベル数が5以上となるマルチレベル電力変換装置の回路構成である。また、図8に、図7における相モジュールの構成例を示す。図8において、直流電圧群数P=2のときに、5レベル電力変換装置の相モジュールとなる。
例として、直流電圧群数P=2の回路での動作を説明する。直流リンクコンデンサDCC1、DCC2の電圧を2E、フライングキャパシタFC1,FC2の電圧をEに制御し、電力変換装置内の半導体デバイス(IGBTなど)を適正にオンオフ制御することによって、+2E,+E,0、−E、−2Eの5レベルの出力相電圧(出力端子OUT1,…,OUTMの相電圧)を生成する。なお、直流リンクコンデンサDCC1、DCC2の共通接続点を出力相電圧の基準点とする。
直流電圧群数Pが3以上の場合でも、同様の動作によって、2P+1レベルの出力相電圧を生成する
小笠原悟司,沢田直,赤木泰文,「中性点クランプ電圧形PWMインバータの中性点電位変動の解析」,電気学会論文誌D,113巻1号,平成5年
しかしながら、特許文献1の実施形態4を用いて5レベルより上の多レベル化を実現しようとする場合、直流電圧群数Pが3以上となり、直流リンクコンデンサ(DCC1,…,DCCP)を3つ以上直列に接続する必要がある。
直流リンクコンデンサは2つまでであれば、非特許文献1に示すような制御方法で直流リンクコンデンサの電圧のバランスをとることが可能である。しかし、直流リンクコンデンサを3つ以上に分割すると、分割した直流リンクコンデンサの電圧のバランスを制御することが難しい。そのため、電圧を維持するために外部回路を接続しないと直流リンクコンデンサの電圧のバランスが取れないという問題があった。
これは回路の原理上生じる問題である。電圧指令値の大きさに応じて接続されるコンデンサ(直流リンクコンデンサDCC1,…DCCP、および、フライングキャパシタFC1,…,FCP)が異なるため、各コンデンサ、フライングキャパシタを使用する電力の大きさに異なりが生じ、電圧バランスが崩れてしまう。
電圧バランスが崩れることで、電力変換装置の出力相電圧の高調波成分が増加し、電力変換装置に接続する負荷へ悪影響を与えるという問題があった。
以上示したようなことから、直流リンクコンデンサの分割数を2以下とし、5レベル以上の電圧レベル数のマルチレベル電力変換装置を提供することが課題となる。
本発明は、前記従来の問題に鑑み、案出されたもので、その一態様は、各相共通の直流リンクコンデンサと、前記各相共通の直流リンクコンデンサに接続され、基本セルを有する各相共通の第1〜第N共通部(N=2以上の整数)と、前記第N共通部に接続されたM相(M=2以上の整数)の相モジュールと、を備え、前記基本セルは、第3端子に一端が接続された第1半導体デバイスと、第1端子に一端が接続された第2半導体デバイスと、前記第1半導体デバイスの他端と前記第2半導体デバイスの他端との間に接続されたフライングキャパシタと、前記第1半導体デバイスと前記フライングキャパシタの共通接続点と前記第2半導体デバイスと前記フライングキャパシタの共通接続点との間に接続された第3,第4半導体デバイスと、を備え、前記第3,第4半導体デバイスの共通接続点を第2端子とし、前記第1共通部は、前記直流リンクコンデンサの正極端に前記第3端子が接続され、前記直流リンクコンデンサの負極端に前記第1端子が接続された1つの前記基本セルを有し、前記第2〜第N共通部は、それぞれ前記基本セルを22-1〜2N-1個有し、各共通部内の隣り合う前記基本セルの前記第3端子と前記第1端子とを接続して22-1〜2N-1個の基本セルを直列接続し、前記第1共通部の基本セルの第1端子側から数えて奇数番目の前記基本セルは、前段の前記基本セルの前記第2端子に前記第3端子が接続され、前段の前記基本セルの前記第1端子に前記第1端子が接続され、前記第1共通部の基本セルの第1端子側から数えて偶数番目の前記基本セルは、前段の前記基本セルの前記第3端子に前記第3端子が接続され、前段の前記基本セルの前記第2端子に前記第1端子が接続され、前記相モジュールは、前記第N共通部の前記基本セルの前記第1〜第3端子を入力端子とし、前記入力端子と出力端子との間にそれぞれスイッチングデバイスを有し、スイッチングデバイスを選択的にON,OFFすることにより、前記入力端子のうち何れかの端子の電位を選択して出力することを特徴とする。
また、他の態様として、各相共通の直流リンクコンデンサと、前記各相共通の直流リンクコンデンサに接続され、基本セルを有する各相共通の第1〜第N共通部(N=2以上の整数)と、前記第N共通部に接続されたM相(M=2以上の整数)の相モジュールと、を備え、前記基本セルは、第3端子に一端が接続された第1半導体デバイスと、第1端子に一端が接続された第2半導体デバイスと、前記第1半導体デバイスの他端と前記第2半導体デバイスの他端との間に接続されたフライングキャパシタと、前記第1半導体デバイスと前記フライングキャパシタの共通接続点と前記第2半導体デバイスと前記フライングキャパシタの共通接続点との間に接続された第3,第4半導体デバイスと、を備え、前記第3,第4半導体デバイスの共通接続点を第2端子とし、前記第1共通部は、前記直流リンクコンデンサの正極端に前記第3端子が接続され、前記直流リンクコンデンサの負極端に前記第1端子が接続された1つの前記基本セルを有し、前記第2〜第N共通部は、それぞれ前記基本セルを22-1〜2N-1個有し、各共通部内の隣り合う前記基本セルの前記第3端子と前記第1端子とを接続して22-1〜2N-1個の基本セルを直列接続し、前記第1共通部の基本セルの第1端子側から数えて奇数番目の前記基本セルは、前段の前記基本セルの前記第2端子に前記第3端子が接続され、前段の前記基本セルの前記第1端子に前記第1端子が接続され、前記第1共通部の基本セルの第1端子側から数えて偶数番目の前記基本セルは、前段の前記基本セルの前記第3端子に前記第3端子が接続され、前段の前記基本セルの前記第2端子に前記第1端子が接続され、前記相モジュールは、前記第N共通部の基本セルの前記第1〜第3端子を入力端子とし、前記入力端子と出力端子との間にスイッチングデバイスとキャパシタを有し、前記スイッチングデバイスを選択的にON,OFFすることにより、前記入力端子のうち何れかの端子の電位、または、前記入力端子のうち何れかの端子の電位にキャパシタの電圧を加算または減算した電位を出力端子から出力することを特徴とする。
また、その一態様として、前記直流リンクコンデンサの電圧を2Eに制御し、第J共通部(J=1〜Nまでの整数)の前記フライングキャパシタの電圧をE/2J-1に制御することを特徴とする。
また、他の態様として、各相共通の第1直流リンクコンデンサと、前記第1直流リンクコンデンサの正極端に負極端が接続された各相共通の第2直流リンクコンデンサと、前記各相共通の第1,第2直流リンクコンデンサに接続され、基本セルを有する各相共通の第1〜第N共通部(N=2以上の整数)と、前記第N共通部に接続されたM相(M=2以上の整数)の相モジュールと、を備え、前記基本セルは、第3端子に一端が接続された第1半導体デバイスと、第1端子に一端が接続された第2半導体デバイスと、前記第1半導体デバイスの他端と前記第2半導体デバイスの他端との間に接続されたフライングキャパシタと、前記第1半導体デバイスと前記フライングキャパシタの共通接続点と前記第2半導体デバイスと前記フライングキャパシタの共通接続点との間に接続された第3,第4半導体デバイスと、を備え、前記第3,第4半導体デバイスの共通接続点を第2端子とし、前記第1共通部は、前記第1直流リンクコンデンサの正極端に前記第3端子が接続され、前記第1直流リンクコンデンサの負極端に前記第1端子が接続された第1の前記基本セルと、前記第2直流リンクコンデンサの正極端に前記第3端子が接続され、前記第2直流リンクコンデンサの負極端に前記第1端子が接続された第2の前記基本セルと、を有し、前記第2〜第N共通部は、それぞれ前記基本セルを2×(22-1)〜2×(2N-1)個有し、各共通部内の隣り合う前記基本セルの前記第3端子と前記第1端子とを接続して2×(22-1)〜2×(2N-1)個の基本セルを直列接続し、前記第1共通部の第1の基本セルの第1端子側から数えて奇数番目の前記基本セルは、前段の前記基本セルの前記第2端子に前記第3端子が接続され、前段の前記基本セルの前記第1端子に前記第1端子が接続され、前記第1共通部の第1の基本セルの第1端子側から数えて偶数番目の前記基本セルは、前段の前記基本セルの前記第3端子に前記第3端子が接続され、前段の前記基本セルの前記第2端子に前記第1端子が接続され、前記相モジュールは、前記第N共通部の前記基本セルの前記第1〜第3端子を入力端子とし、前記入力端子と出力端子との間にそれぞれスイッチングデバイスを有し、スイッチングデバイスを選択的にON,OFFすることにより、前記入力端子のうち何れかの端子の電位を選択して出力することを特徴とする。
また、他の態様として、各相共通の第1直流リンクコンデンサと、前記第1直流リンクコンデンサの正極端に負極端が接続された各相共通の第2直流リンクコンデンサと、前記各相共通の第1,第2直流リンクコンデンサに接続され、基本セルを有する各相共通の第1〜第N共通部(N=2以上の整数)と、前記第N共通部に接続されたM相(M=2以上の整数)の相モジュールと、を備え、前記基本セルは、第3端子に一端が接続された第1半導体デバイスと、第1端子に一端が接続された第2半導体デバイスと、前記第1半導体デバイスの他端と前記第2半導体デバイスの他端との間に接続されたフライングキャパシタと、前記第1半導体デバイスと前記フライングキャパシタの共通接続点と前記第2半導体デバイスと前記フライングキャパシタの共通接続点との間に接続された第3,第4半導体デバイスと、を備え、前記第3,第4半導体デバイスの共通接続点を第2端子とし、前記第1共通部は、前記第1直流リンクコンデンサの正極端に前記第3端子が接続され、前記第1直流リンクコンデンサの負極端に前記第1端子が接続された第1の前記基本セルと、前記第2直流リンクコンデンサの正極端に前記第3端子が接続され、前記第2直流リンクコンデンサの負極端に前記第1端子が接続された第2の前記基本セルと、を有し、前記第2〜第N共通部は、それぞれ前記基本セルを2×(22-1)〜2×(2N-1)個有し、各共通部内の隣り合う前記基本セルの前記第3端子と前記第1端子とを接続して2×(22-1)〜2×(2N-1)個の基本セルを直列接続し、前記第1共通部の第1の基本セルの第1端子側から数えて奇数番目の前記基本セルは、前段の前記基本セルの前記第2端子に前記第3端子が接続され、前段の前記基本セルの前記第1端子に前記第1端子が接続され、前記第1共通部の第1の基本セルの第1端子側から数えて偶数番目の前記基本セルは、前段の前記基本セルの前記第3端子に前記第3端子が接続され、前段の前記基本セルの前記第2端子に前記第1端子が接続され、前記相モジュールは、前記第N共通部の基本セルの前記第1〜第3端子を入力端子とし、前記入力端子と出力端子との間にスイッチングデバイスとキャパシタを有し、前記スイッチングデバイスを選択的にON,OFFすることにより、前記入力端子のうち何れかの端子の電位、または、前記入力端子のうち何れかの端子の電位にキャパシタの電圧を加算または減算した電位を出力端子から出力することを特徴とする。
また、その一態様として、前記直流リンクコンデンサの電圧を4Eに制御し、第J共通部(J=1〜Nまでの整数)の前記フライングキャパシタの電圧をE/2J-1に制御することを特徴とする。
本発明によれば、直流リンクコンデンサの分割数を2以下とし、5レベル以上の電圧レベル数のマルチレベル電力変換装置を提供することが可能となる。
本願は、直流リンクコンデンサに各相共通のフライングキャパシタと各相共通の半導体デバイスにより構成される基本セルを複数段接続することで、5レベル以上のレベルにおいても直流リンクコンデンサを2分割以下にするものである。
スイッチングパターンによりフライングキャパシタの充電・放電を自由に行うことが可能であり、9レベル以上の多レベル化を外部回路なしで実現できる。
以下、本願発明におけるマルチレベル電力変換装置の実施形態1〜3を図1〜図6に基づいて詳述する。
[実施形態1]
本実施形態1における基本セルを図1に示し、基本セルのスイッチングパターンを図2に示す。図2中の丸印は導通している半導体デバイス(例えば、IGBT)を示す。
本実施形態1における基本セルを図1に示し、基本セルのスイッチングパターンを図2に示す。図2中の丸印は導通している半導体デバイス(例えば、IGBT)を示す。
本実施形態1の基本セルはフライングキャパシタFC1と第1〜第4半導体デバイスSc1〜Sc4を備える。これは特許文献1と同一のセルである。
基本セル20は、第3端子3に一端が接続された第1半導体デバイスSc1と、第1端子1に一端が接続された第2半導体デバイスSc2と、第1半導体デバイスSc1の他端と、第2半導体デバイスSc2の他端との間に接続されたフライングキャパシタFC1と、第1半導体デバイスSc1とフライングキャパシタFC1の共通接続点と、第2半導体デバイスSc2とフライングキャパシタFC1の共通接続点と、の間に直列接続された第3,第4半導体デバイスSc3,Sc4と、を備えている。第3,第4半導体デバイスSc3,Sc4の共通接続点が第2端子2となる。
基本セル20のスイッチングパターンは、図2(a)に示すように第1半導体デバイスSc1と第4半導体デバイスSc4をON、または、図2(b)に示すように第2半導体デバイスSc2と第3半導体デバイスSc3をONする。
この基本セル20を用いた本実施形態1の共通部を図3に示す。本実施形態1は、直流リンクコンデンサDCCにN段の第1〜第N共通部11〜1N(N=2以上の整数)が接続される。
第J共通部1J(J=1〜Nの整数)には、2J-1個の基本セルが接続される。例えば、J=1(第1共通部11)の場合、20=1個の基本セルが接続される。同様に、J=2(第2共通部12)の場合は21=2個の基本セルが、J=3(第3共通部13)の場合は22=4個の基本セルが、J=4(第4共通部14)の場合は23=8個の基本セルが接続される。第1〜第N共通部11〜1N合計で基本セルは2N−1個となる。
第1共通部11の基本セル21aは、直流リンクコンデンサDCCの正極に第3端子3が接続され、直流リンクコンデンサDCCの負極に第1端子1が接続される。
第2〜第N共通部12〜1Nの基本セルは、各共通部内の隣り合う基本セルの第3端子3と第1端子1とを接続して直列接続する。また、基本セル21aの第1端子側(すなわち、直流リンクコンデンサDCCの負極側)から数えて奇数番目の基本セルは、前段の基本セルの第2端子2に第3端子3が接続され、前段の基本セルの第1端子1に第1端子1が接続される。基本セル21aの第1端子側から数えて偶数番目の基本セルは、前段の基本セルの第3端子3に第3端子3が接続され、前段の基本セルの第2端子2に第1端子1が接続される。
ここで、例として第2共通部12の基本セル22a,22bについて説明する。基本セル21aの第1端子1側から数えて1番目の基本セル22aの第3端子3と2番目の基本セル22bの第1端子1とを接続する。また、基本セル21aの第1端子1側から数えて1番目の基本セル22aは、第1共通部11の基本セル21aの第2端子2に第3端子3が接続され、第1共通部11の基本セル21aの第1端子1に第1端子1が接続される。第1端子1側から数えて2番目の基本セル22bは、第1共通部11の基本セル21aの第3端子3に第3端子3が接続され、第1共通部11の基本セル21aの第2端子2に第1端子1が接続される。第3〜第N共通部13〜1Nの基本セルも同様に接続される。
図3に示すように、2N−1個の基本セル(N=1,2,3,…)を用いて第1〜第N共通部11〜1Nを接続することにより、1つの直流リンクコンデンサDCCで2N+1レベルの電圧レベルに直流電圧を分割することができる。
直流リンクコンデンサDCCの電圧を2Eとした時、第J共通部1J(J=1〜Nの整数)のフライングキャパシタの電圧をE/2J-1に制御する。すなわち、第1共通部11のフライングキャパシタFC1の電圧をE,第2共通部12のフライングキャパシタFC2の電圧をE/2,…,第N共通部1NのフライングキャパシタFCの電圧をE/2N-1の電圧に分割し制御する。この分割した電圧レベルを選択する相モジュールをM相接続することでM相に拡張することが可能である。
第N共通部1Nの基本セルの第1端子1,第2端子2,第3端子3には、相モジュールの入力端子が接続される。相モジュールは図8と同様である。
図8(a)の相モジュールの構成を説明する。第1入力端子I1と第2入力端子I2との間に第1,第2スイッチングデバイスS1,S2が直列接続される。第k−1入力端子Ik−1と第k入力端子Ikとの間に第3,第4スイッチングデバイスS3,S4が直列接続される。
第1,第2スイッチングデバイスS1,S2の共通接続点と第3入力端子I3との間に第5〜第8スイッチングデバイスS5〜S8が直列接続される。第5,第6スイッチングデバイスS5,S6の共通接続点と第7,第8スイッチングデバイスS7,S8の共通接続点との間にキャパシタFC1Mが接続される。
第k−2入力端子Ik−2と第3,第4スイッチングデバイスの共通接続点との間に第9〜第12スイッチングデバイスS9〜S12が直列接続される。第9,第10スイッチングデバイスS9,S10の共通接続点と第11,第12スイッチングデバイスS11,S12の共通接続点との間にキャパシタFCNMが接続される。
第6,第7スイッチングデバイスS6,S7の共通接続点と第10,第11スイッチングデバイスS10,S11の共通接続点との間に第13〜第16スイッチングデバイスS13〜S16が直列接続される。第13,第14スイッチングデバイスS13,S14の共通接続点と第15,第16スイッチングデバイスS15,S16の共通接続点との間にキャパシタFCMOが接続される。また、第14,第15スイッチングデバイスS14,S15の共通接続点が出力端子となる。
次に、図8(b)の相モジュールの構成を説明する。第1入力端子I1と第2入力端子I2との間に第1,第2スイッチングデバイスS1,S2が直列接続される。第k−1入力端子Ik−1と第k入力端子Ikとの間に第3,第4スイッチングデバイスS3,S4が直列接続される。
第1,第2スイッチングデバイスS1,S2の共通接続点と第3,第4スイッチングデバイスS3,S4の共通接続点との間に第5〜第10スイッチングデバイスS5〜S10が直列接続される。
第5,第6スイッチングデバイスS5,S6の共通接続点と第7,第8スイッチングデバイスS7,S8の共通接続点との間に第1,第2ダイオードD1,D2が直列接続される。第1,第2ダイオードD1,D2の共通接続点は第3入力端子I3と接続される。第7,第8スイッチングデバイスS7,S8の共通接続点と第9,第10スイッチングデバイスS9,S10の共通接続点との間に第3,第4ダイオードD3,D4が直列接続される。第3,第4ダイオードD3,D4の共通接続点は第k−2入力端子Ik−2と接続される。
第6,第7スイッチングデバイスS6,S7の共通接続点と第8,第9スイッチングデバイスS8,S9の共通接続点との間に第11,第12スイッチングデバイスS11,S12が直列接続される。第11,第12スイッチングデバイスS11,S12の共通接続点が出力端子となる。
次に、図8(c)の相モジュールの構成を説明する。第1入力端子I1と第2入力端子I2との間に第1,第2スイッチングデバイスS1,S2が直列接続される。第k−1入力端子Ik−1と第k入力端子Ikとの間に第3,第4スイッチングデバイスS3,S4が直列接続される。
第3入力端子I3には、第5,第6スイッチングデバイスS5,S6が逆直列接続される。第k−2入力端子Ik−2には、第8,第9スイッチングデバイスS8,S9が逆直列接続される。
第1,第2スイッチングデバイスS1,S2の共通接続点と第6スイッチングデバイスS6との間には第7スイッチングデバイスS7が接続される。第3,第4スイッチングデバイスS3,S4の共通接続点と第9スイッチングデバイスS9との間には第10スイッチングデバイスS10が接続される。
第6,第7スイッチングデバイスS6,S7の共通接続点と第9,第10スイッチングデバイスS9,S10の共通接続点とが接続され、その接続点が出力端子となる。
相モジュールとして、図8(a)〜(c)を説明したが、入力端子と出力端子との間にスイッチングデバイスを有し、入力端子の電位を選択して、または、入力端子の電位にキャパシタの電圧を加算・減算して出力するものであれば、他の構成でも良い。
基本セルには、図2(a)(b)の2種類のスイッチングパターンがあり、一つの電流の方向に応じて図2(a)(b)のパターンを選択することでフライングキャパシタの充電もしくは放電を任意に選択することができる。
したがって、充電・放電により電圧バランスをとることができるため、従来技術(図7)のように、直流リンクコンデンサDCCを多段に積むことなく、各フライングキャパシタで電圧を分担し、かつ、電圧バランスもとることが可能である。
図4は、図3に示す直流リンクコンデンサDCCおよび第1〜第N共通部11〜1Nと相モジュールから構成されるM相2N+1レベルのマルチレベル変換装置を示す図である。2N−1個の基本セルを用いてN段の第1〜第N共通部11〜1Nを多重接続することにより、マルチレベル電力変換装置は2N+1レベルの相電圧を出力することができる。
なお、相モジュールは、特許文献1や、図8の構成のものを使用する。この時、図8の相モジュールの入力端子数k=電圧レベル数2N+1となる。
以上示したように、本実施形態1によれば、直流リンクコンデンサDCCの分割数を2以下(本実施形態1では1)として、5レベルを超える電圧レベル数のマルチレベル電力変換装置を提供することが可能となる。
直流リンクコンデンサDCCの分割数が2以下であるため、外部回路を接続することなく、容易に分割した直流リンクコンデンサDCCの電圧バランスをとることができる。これにより、電圧バランスが崩れることで電力変換装置の出力相電圧の高調波成分が増加し、電力変換装置に接続する負荷へ悪影響を与えることを抑制することが可能となる。
[実施形態2]
図5は、本実施形態2におけるマルチレベル電力変換装置を示す回路図である。直流リンクコンデンサDCC1,DCC2を2段直列接続し、N=2,M=3とした場合の回路構成である。これにより直流電圧を2分割にしたままで、9レベルの電圧を出力することができる。なお、図5では、直流リンクコンデンサDCC1、DCC2の電圧を4Eに制御する。
図5は、本実施形態2におけるマルチレベル電力変換装置を示す回路図である。直流リンクコンデンサDCC1,DCC2を2段直列接続し、N=2,M=3とした場合の回路構成である。これにより直流電圧を2分割にしたままで、9レベルの電圧を出力することができる。なお、図5では、直流リンクコンデンサDCC1、DCC2の電圧を4Eに制御する。
本実施形態2におけるマルチレベル電力変換装置の具体的な構成を説明する。直流リンクコンデンサDCC1,DCC2が直列接続される。直流リンクコンデンサDCC1,DCC2の共通接続点を中性点NPとする。
第1共通部11には、2つの基本セル21a,21bが設けられる。基本セル21aの第3端子3と基本セル21bの第1端子1とが接続される。
また、基本セル21aの第1端子1は、直流リンクコンデンサDCC1の負極端に接続され、基本セル21aの第3端子3は、直流リンクコンデンサDCC1の正極端に接続される。基本セル21bの第1端子1は直流リンクコンデンサDCC2の負極端に接続され、基本セル21bの第3端子3は直流リンクコンデンサDCC2の正極端に接続される。
第2共通部12には、4つの基本セル22a,22b,22c,22dが設けられる。基本セル22aの第3端子3と基本セル22bの第1端子1が接続され、基本セル22bの第3端子3と基本セル22cの第1端子が接続され、基本セル22cの第3端子3と基本セル22dの第1端子1が接続される。
また、基本セル22aの第1端子1は第1共通部11の基本セル21aの第1端子1と接続される。基本セル22aの第3端子3は第1共通部11の基本セル21aの第2端子2と接続される。
基本セル22bの第1端子1は第1共通部11の基本セル21aの第2端子2と接続される。基本セル22bの第3端子3は第1共通部11の基本セル21aの第3端子3と接続される。
基本セル22cの第1端子1は第1共通部11の基本セル21bの第1端子1と接続される。基本セル22cの第3端子3は第1共通部11の基本セル21bの第2端子2と接続される。
基本セル22dの第1端子1は第1共通部11の基本セル21bの第2端子2と接続される。基本セル22dの第3端子3は第1共通部11の基本セル21bの第3端子3と接続される。
最終段である第2共通部12の基本セル22a〜22dの第1端子1,第2端子2,第3端子3には、3相の相モジュール31,32,33の入力端子が接続される。
相モジュール31について説明する。基本セル22dの第3端子3と第2端子2との間に第1,第2スイッチングデバイスS1u,S2uが直列接続される。基本セル22aの第2端子2と第1端子1との間に第15,第16スイッチングデバイスS15u,S16uが直列接続される。
第1,第2スイッチングデバイスS1u,S2uの共通接続点と基本セル22dの第1端子1との間に第3,第4スイッチングデバイスS3u,S4uが直列接続される。基本セル22aの第3端子3と第15,第16スイッチングデバイスS15u,S16uの共通接続点との間に第13,第14スイッチングデバイスS13u,S14uが直列接続される。
第3,第4スイッチングデバイスS3u,S4uの共通接続点と基本セル22cの第2端子2の間に第5,第6スイッチングデバイスS5u,S6uが直列接続される。基本セル22bの第2端子2と第13,第14スイッチングデバイスS13u,S14uの共通接続点との間に第11,第12スイッチングデバイスS11u,S12uが直列接続される。
第5,第6スイッチングデバイスS5u,S6uの共通接続点と第11,第12スイッチングデバイスS11u,S12uの共通接続点との間に第7〜第10スイッチングデバイスS7u〜S10uが直列接続される。第7,第8スイッチングデバイスS7u,S8uの共通接続点と第9,第10スイッチングデバイスS9u,S10uの共通接続点との間に第1,第2ダイオードD1u,D2uが直列接続される。第1,第2ダイオードD1u,D2uの共通接続点は、中性点NPに接続される。第8,第9スイッチングデバイスS8u,S9uの共通接続点が出力端子となる。
相モジュールのスイッチングパターンを表1に示す。なお、表1の電圧レベルは、図5の中性点の中性点NPに対する各相の出力相電圧のレベルである。
この時、第1,第2共通部11,12を構成する各基本セル21a,21b,22a,22b,22c,22dのスイッチングパターンは図2の(a),(b)のいずれかが選択されているものとする。この各基本セル21a,21b,22a,22b,22c,22dの動作によって、図5の相モジュールの入力端子(すなわち、2段目の基本セルの出力端子)の電位は、図5の上から、4E,3E,2E,E,0,−E,−2E,−3E,−4Eとなる。(NP端子の電位を基準とする。)
以上示したように、本実施形態2によれば、直流電圧を2分割にしたままで、9レベルの電圧を出力することが可能となる。
[実施形態3]
図6は、本実施形態3におけるマルチレベル電力変換装置を示す回路図である。本実施形態3は、直流リンクコンデンサDCC1,DCC2を2段直列に接続したM相2N+1+1レベルのマルチレベル電力変換装置である。第1〜第N共通部11〜11Nは、それぞれ2×(21-1)〜2×(2N-1)個の基本セルを有する。直流リンクコンデンサDCC1,DCC2を2つ設けているため、基本セルも図4の2N−1の2倍の2×(2N−1)個となる。2×(2N−1)個の基本セルを使用することで、2N+1+1レベルの電圧を出力することが可能となる。直流リンクコンデンサDCC1,DCC2の電圧を2Eとすると、N段目のフライングキャパシタはE/2N-1の電圧に分割し制御する。
図6は、本実施形態3におけるマルチレベル電力変換装置を示す回路図である。本実施形態3は、直流リンクコンデンサDCC1,DCC2を2段直列に接続したM相2N+1+1レベルのマルチレベル電力変換装置である。第1〜第N共通部11〜11Nは、それぞれ2×(21-1)〜2×(2N-1)個の基本セルを有する。直流リンクコンデンサDCC1,DCC2を2つ設けているため、基本セルも図4の2N−1の2倍の2×(2N−1)個となる。2×(2N−1)個の基本セルを使用することで、2N+1+1レベルの電圧を出力することが可能となる。直流リンクコンデンサDCC1,DCC2の電圧を2Eとすると、N段目のフライングキャパシタはE/2N-1の電圧に分割し制御する。
なお、実施形態2は図6の回路においてN=2、M=3としたものである。なお、相モジュールは、特許文献1や実施形態1と同様、図8の構成を使用する。
この時、図8の相モジュールの入力端子数k=電圧レベル数(2N+1+1)となる。
なお、本実施形態1〜3は、直流電力を交流電力に変換するDC/AC変換器だけではなく、交流電力を直流電力に変換するAC/DC変換器にも適用できる。AC/DC変換器に適用した場合は、DC/AC変換器に接続する交流入力電源の高調波電流を低減できる効果がある。
以上、本発明において、記載された具体例に対してのみ詳細に説明したが、本発明の技術思想の範囲で多彩な変形および修正が可能であることは、当業者にとって明白なことであり、このような変形および修正が特許請求の範囲に属することは当然のことである。
DCC,DCC1,DCC2…直流リンクコンデンサ
FC,FC1,FC2…フライングキャパシタ
11〜1N…第1〜第N共通部
Sc1〜Sc4…半導体デバイス
S…スイッチングデバイス
1〜3…第1〜第3端子
I1〜Ik…入力端子
20,21a,22a,22b,23a,23b,…基本セル
FC,FC1,FC2…フライングキャパシタ
11〜1N…第1〜第N共通部
Sc1〜Sc4…半導体デバイス
S…スイッチングデバイス
1〜3…第1〜第3端子
I1〜Ik…入力端子
20,21a,22a,22b,23a,23b,…基本セル
Claims (6)
- 各相共通の直流リンクコンデンサと、
前記各相共通の直流リンクコンデンサに接続され、基本セルを有する各相共通の第1〜第N共通部(N=2以上の整数)と、
前記第N共通部に接続されたM相(M=2以上の整数)の相モジュールと、を備え、
前記基本セルは、第3端子に一端が接続された第1半導体デバイスと、第1端子に一端が接続された第2半導体デバイスと、前記第1半導体デバイスの他端と前記第2半導体デバイスの他端との間に接続されたフライングキャパシタと、前記第1半導体デバイスと前記フライングキャパシタの共通接続点と前記第2半導体デバイスと前記フライングキャパシタの共通接続点との間に接続された第3,第4半導体デバイスと、を備え、前記第3,第4半導体デバイスの共通接続点を第2端子とし、
前記第1共通部は、前記直流リンクコンデンサの正極端に前記第3端子が接続され、前記直流リンクコンデンサの負極端に前記第1端子が接続された1つの前記基本セルを有し、
前記第2〜第N共通部は、それぞれ前記基本セルを22-1〜2N-1個有し、各共通部内の隣り合う前記基本セルの前記第3端子と前記第1端子とを接続して22-1〜2N-1個の基本セルを直列接続し、前記第1共通部の基本セルの第1端子側から数えて奇数番目の前記基本セルは、前段の前記基本セルの前記第2端子に前記第3端子が接続され、前段の前記基本セルの前記第1端子に前記第1端子が接続され、前記第1共通部の基本セルの第1端子側から数えて偶数番目の前記基本セルは、前段の前記基本セルの前記第3端子に前記第3端子が接続され、前段の前記基本セルの前記第2端子に前記第1端子が接続され、
前記相モジュールは、前記第N共通部の前記基本セルの前記第1〜第3端子を入力端子とし、前記入力端子と出力端子との間にそれぞれスイッチングデバイスを有し、スイッチングデバイスを選択的にON,OFFすることにより、前記入力端子のうち何れかの端子の電位を選択して出力することを特徴とするマルチレベル電力変換装置。 - 各相共通の直流リンクコンデンサと、
前記各相共通の直流リンクコンデンサに接続され、基本セルを有する各相共通の第1〜第N共通部(N=2以上の整数)と、
前記第N共通部に接続されたM相(M=2以上の整数)の相モジュールと、を備え、
前記基本セルは、第3端子に一端が接続された第1半導体デバイスと、第1端子に一端が接続された第2半導体デバイスと、前記第1半導体デバイスの他端と前記第2半導体デバイスの他端との間に接続されたフライングキャパシタと、前記第1半導体デバイスと前記フライングキャパシタの共通接続点と前記第2半導体デバイスと前記フライングキャパシタの共通接続点との間に接続された第3,第4半導体デバイスと、を備え、前記第3,第4半導体デバイスの共通接続点を第2端子とし、
前記第1共通部は、前記直流リンクコンデンサの正極端に前記第3端子が接続され、前記直流リンクコンデンサの負極端に前記第1端子が接続された1つの前記基本セルを有し、
前記第2〜第N共通部は、それぞれ前記基本セルを22-1〜2N-1個有し、各共通部内の隣り合う前記基本セルの前記第3端子と前記第1端子とを接続して22-1〜2N-1個の基本セルを直列接続し、前記第1共通部の基本セルの第1端子側から数えて奇数番目の前記基本セルは、前段の前記基本セルの前記第2端子に前記第3端子が接続され、前段の前記基本セルの前記第1端子に前記第1端子が接続され、前記第1共通部の基本セルの第1端子側から数えて偶数番目の前記基本セルは、前段の前記基本セルの前記第3端子に前記第3端子が接続され、前段の前記基本セルの前記第2端子に前記第1端子が接続され、
前記相モジュールは、前記第N共通部の基本セルの前記第1〜第3端子を入力端子とし、前記入力端子と出力端子との間にスイッチングデバイスとキャパシタを有し、前記スイッチングデバイスを選択的にON,OFFすることにより、前記入力端子のうち何れかの端子の電位、または、前記入力端子のうち何れかの端子の電位にキャパシタの電圧を加算または減算した電位を出力端子から出力することを特徴とするマルチレベル電力変換装置。 - 前記直流リンクコンデンサの電圧を2Eに制御し、
第J共通部(J=1〜Nまでの整数)の前記フライングキャパシタの電圧をE/2J-1に制御することを特徴とする請求項1または2記載のマルチレベル電力変換装置。 - 各相共通の第1直流リンクコンデンサと、
前記第1直流リンクコンデンサの正極端に負極端が接続された各相共通の第2直流リンクコンデンサと、
前記各相共通の第1,第2直流リンクコンデンサに接続され、基本セルを有する各相共通の第1〜第N共通部(N=2以上の整数)と、
前記第N共通部に接続されたM相(M=2以上の整数)の相モジュールと、を備え、
前記基本セルは、第3端子に一端が接続された第1半導体デバイスと、第1端子に一端が接続された第2半導体デバイスと、前記第1半導体デバイスの他端と前記第2半導体デバイスの他端との間に接続されたフライングキャパシタと、前記第1半導体デバイスと前記フライングキャパシタの共通接続点と前記第2半導体デバイスと前記フライングキャパシタの共通接続点との間に接続された第3,第4半導体デバイスと、を備え、前記第3,第4半導体デバイスの共通接続点を第2端子とし、
前記第1共通部は、前記第1直流リンクコンデンサの正極端に前記第3端子が接続され、前記第1直流リンクコンデンサの負極端に前記第1端子が接続された第1の前記基本セルと、前記第2直流リンクコンデンサの正極端に前記第3端子が接続され、前記第2直流リンクコンデンサの負極端に前記第1端子が接続された第2の前記基本セルと、を有し、
前記第2〜第N共通部は、それぞれ前記基本セルを2×(22-1)〜2×(2N-1)個有し、各共通部内の隣り合う前記基本セルの前記第3端子と前記第1端子とを接続して2×(22-1)〜2×(2N-1)個の基本セルを直列接続し、前記第1共通部の第1の基本セルの第1端子側から数えて奇数番目の前記基本セルは、前段の前記基本セルの前記第2端子に前記第3端子が接続され、前段の前記基本セルの前記第1端子に前記第1端子が接続され、前記第1共通部の第1の基本セルの第1端子側から数えて偶数番目の前記基本セルは、前段の前記基本セルの前記第3端子に前記第3端子が接続され、前段の前記基本セルの前記第2端子に前記第1端子が接続され、
前記相モジュールは、前記第N共通部の前記基本セルの前記第1〜第3端子を入力端子とし、前記入力端子と出力端子との間にそれぞれスイッチングデバイスを有し、スイッチングデバイスを選択的にON,OFFすることにより、前記入力端子のうち何れかの端子の電位を選択して出力することを特徴とするマルチレベル電力変換装置。 - 各相共通の第1直流リンクコンデンサと、
前記第1直流リンクコンデンサの正極端に負極端が接続された各相共通の第2直流リンクコンデンサと、
前記各相共通の第1,第2直流リンクコンデンサに接続され、基本セルを有する各相共通の第1〜第N共通部(N=2以上の整数)と、
前記第N共通部に接続されたM相(M=2以上の整数)の相モジュールと、を備え、
前記基本セルは、第3端子に一端が接続された第1半導体デバイスと、第1端子に一端が接続された第2半導体デバイスと、前記第1半導体デバイスの他端と前記第2半導体デバイスの他端との間に接続されたフライングキャパシタと、前記第1半導体デバイスと前記フライングキャパシタの共通接続点と前記第2半導体デバイスと前記フライングキャパシタの共通接続点との間に接続された第3,第4半導体デバイスと、を備え、前記第3,第4半導体デバイスの共通接続点を第2端子とし、
前記第1共通部は、前記第1直流リンクコンデンサの正極端に前記第3端子が接続され、前記第1直流リンクコンデンサの負極端に前記第1端子が接続された第1の前記基本セルと、前記第2直流リンクコンデンサの正極端に前記第3端子が接続され、前記第2直流リンクコンデンサの負極端に前記第1端子が接続された第2の前記基本セルと、を有し、
前記第2〜第N共通部は、それぞれ前記基本セルを2×(22-1)〜2×(2N-1)個有し、各共通部内の隣り合う前記基本セルの前記第3端子と前記第1端子とを接続して2×(22-1)〜2×(2N-1)個の基本セルを直列接続し、前記第1共通部の第1の基本セルの第1端子側から数えて奇数番目の前記基本セルは、前段の前記基本セルの前記第2端子に前記第3端子が接続され、前段の前記基本セルの前記第1端子に前記第1端子が接続され、前記第1共通部の第1の基本セルの第1端子側から数えて偶数番目の前記基本セルは、前段の前記基本セルの前記第3端子に前記第3端子が接続され、前段の前記基本セルの前記第2端子に前記第1端子が接続され、
前記相モジュールは、前記第N共通部の基本セルの前記第1〜第3端子を入力端子とし、前記入力端子と出力端子との間にスイッチングデバイスとキャパシタを有し、前記スイッチングデバイスを選択的にON,OFFすることにより、前記入力端子のうち何れかの端子の電位、または、前記入力端子のうち何れかの端子の電位にキャパシタの電圧を加算または減算した電位を出力端子から出力することを特徴とするマルチレベル電力変換装置。 - 前記第1直流リンクコンデンサの電圧および前記第2直流リンクコンデンサの電圧を2Eに制御し、
第J共通部(J=1〜Nまでの整数)の前記フライングキャパシタの電圧をE/2J-1に制御することを特徴とする請求項4または5記載のマルチレベル電力変換装置。
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