JP6428017B2 - 水処理装置及び水処理設備の洗浄方法 - Google Patents

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本発明は、水処理装置及び水処理設備の洗浄方法に関する。
現在、逆浸透膜(Reverse Osmosis Membrane:RO膜)システムを用いた海水、かん水の淡水化や排水回収が行われている。RO膜は、使用に伴い膜面や細孔内が汚染されて性能が低下するため、定期的に薬品による洗浄が行われる。通常、RO膜の洗浄に用いた洗浄排液は廃棄される。
しかし、原水の汚濁が著しく、RO膜の薬品洗浄の頻度が高い場合、薬品にかかる費用が高くなる。そのため、濾過器や膜濾過装置を用いて前処理を行って、RO膜の汚染物質を予め除去することが行われている。しかし、前処理を行う濾過器や、精密濾過(MF)膜や限外濾過(UF)膜等の膜濾過装置の濾過膜についても、ある程度の薬品洗浄が必要となる場合が多く、洗浄薬品のコストは大きな問題であった。
特許文献1には、濾過媒体を薬液洗浄する際の洗浄コストを低減させる手法として、逆浸透膜の薬液洗浄排水を除濁設備の洗浄に用いることが記載されている。しかし、特許文献1の手法は、逆浸透膜の薬液洗浄排水を利用して異なるプロセスにある除濁膜の洗浄を行うものであって、前処理装置の洗浄に利用するものではなく、また、複数の単位操作からなる前処理設備の洗浄を行うことについて想定されていない。
このように、従来、汚濁負荷の高い原水をRO膜で処理する場合、RO膜の薬品洗浄のコストが高くなるという問題があった。特に、前処理設備とRO膜とが組み合わされる場合に、複数の単位操作において薬品洗浄が行われるため、それぞれの設備の汚染程度が一律でなく、あまり汚れていない洗浄液を廃棄するなどの無駄が生じ、薬液使用量や洗浄排液廃棄量が多く、洗浄コストが高くなるという問題があった。
特開2011−104504号公報
本発明は、以上の実情に鑑みてなされたものであり、薬液使用量や洗浄排液廃棄量を低減し、洗浄コストを抑えることができる水処理装置及び水処理設備の洗浄方法を提供することを課題とする。
本発明(第1発明)の水処理装置は、被処理水が順次に通水されるように直列に接続された第1ないし第n(nは2以上の整数)の水処理設備を有する水処理装置において、第1ないし第nの水処理設備に対応して第1ないし第nの洗浄液槽が設置されており、第k(kは1〜nの整数)の洗浄液槽内の洗浄液を第kの水処理設備に順洗方向に循環通水するための第1ないし第nの循環洗浄手段と、第p(pは2〜nの整数)の洗浄液槽内の洗浄液又は第pの水処理設備の洗浄排液を前段側の洗浄液槽に送液するための送液手段と、を備えたことを特徴とする。
第1発明では、第j(jは1〜(n−1)の整数)の水処理設備と第(j+1)の水処理設備とを接続し、該第jの水処理設備の処理水を該第(j+1)の水処理設備に導入する第1ないし第(n−1)の接続配管と、各接続配管から分岐する第1ないし第(n−1)の主分岐管と、各主分岐管からそれぞれ分岐する第1ないし第(n−1)の副分岐管及び第1ないし第(n−1)の従分岐管と、をさらに備え、第jの副分岐管は第jの主分岐管と第jの洗浄液槽とを接続し、第jの従分岐管は第jの主分岐管と第(j+1)の洗浄液槽とを接続しており、第i(iは2〜(n−1)の整数)の水処理設備の循環洗浄時には、第iの洗浄液槽の洗浄液が、第(i−1)の従分岐管、第(i−1)の主分岐管及び第(i−1)の接続配管を介して該第iの水処理設備の一次側に供給され、該第iの水処理設備の洗浄排液が、第iの接続配管、第iの主分岐管及び第iの副分岐管を介して該第iの洗浄液槽に循環されることが好ましい。
第1発明では、前記第1の水処理設備の一次側に原水配管が接続されており、該原水配管と第1の洗浄液槽とを接続する先頭分岐管が設けられており、該第1の水処理設備の循環洗浄時には、第1の洗浄液槽内の洗浄液が該先頭分岐管及び該原水配管を介して該第1の水処理設備の一次側に供給され、該第1の水処理設備の洗浄排液が第1の接続配管、第1の主分岐管及び第1の副分岐管を介して第1の洗浄液槽に循環されることが好ましい。
第1発明では、前記第nの水処理設備の二次側に処理水取出管が接続されており、該処理水取出管と第nの洗浄液槽とを接続する後尾分岐管が設けられており、該第nの水処理設備の循環洗浄時には、第nの洗浄液槽内の洗浄液が、第(n−1)の従分岐管、第(n−1)の主分岐管及び第(n−1)の接続配管を介して該第nの水処理設備の一次側に供給され、該第nの水処理設備の洗浄排液が処理水取出管及び後尾分岐管を介して第nの洗浄液槽に循環されることが好ましい。
本発明(第2発明)の水処理装置は、被処理水が順次に通水されるように直列に接続された第1ないし第n(nは2以上の整数)の水処理設備を有する水処理装置において、第1ないし第nの水処理設備に対応して第1ないし第nの洗浄液槽が設置されており、第j(jは1〜(n−1)の整数)の水処理設備に対し第(j+1)の洗浄液槽内の洗浄液を逆洗方向に通水して第jの洗浄液槽に流入させる第1ないし第(n−1)の逆洗浄手段を備えたことを特徴とする。
第2発明では、第jの水処理設備と第(j+1)の水処理設備とを接続し、該第jの水処理設備の処理水を該第(j+1)の水処理設備に導入する第1ないし第(n−1)の接続配管と、各接続配管から分岐する第1ないし第(n−1)の主分岐管と、各主分岐管からそれぞれ分岐する第1ないし第(n−1)の副分岐管及び第1ないし第(n−1)の従分岐管と、をさらに備え、第jの副分岐管は第jの主分岐管と第jの洗浄液槽とを接続し、第jの従分岐管は第jの主分岐管と第(j+1)の洗浄液槽とを接続しており、第i(iは2〜(n−1)の整数)の水処理設備の逆洗浄時には、第(i+1)の洗浄液槽の洗浄液が、第iの従分岐管、第iの主分岐管及び第iの接続配管を介して該第iの水処理設備の二次側に供給され、該第iの水処理設備の洗浄排液が、第(i−1)の接続配管、第(i−1)の主分岐管及び第(i−1)の従分岐管を介して第iの洗浄液槽に導入されることが好ましい。
第2発明では、前記第1の水処理設備の一次側に原水配管が接続されており、該原水配管と第1の洗浄液槽とを接続する先頭分岐管が設けられており、該第1の水処理設備の逆洗浄時には、第2の洗浄液槽内の洗浄液が第1の従分岐管、第1の主分岐管及び第1の接続配管を介して該第1の水処理設備の二次側に供給され、該第1の水処理設備の洗浄排液が該原水配管及び該先頭分岐管を介して第1の洗浄液槽に導入されることが好ましい。
本発明では、前記第1〜第(n−1)の水処理設備は濾過器、活性炭塔、精密濾過膜装置、又は限外濾過膜装置であり、前記第nの水処理設備は逆浸透膜装置であることが好ましい。
本発明では、前記第nの水処理設備の後段に、該第nの水処理設備の処理水が導入される高次水処理設備がさらに設けられてもよい。
本発明(第3発明)の水処理設備の洗浄方法は、上記第1発明による水処理装置の少なくとも一部の水処理設備の洗浄を行う洗浄方法であって、第nの水処理設備と第nの洗浄液槽との間で洗浄液を順方向に循環させて該第nの水処理設備を洗浄する工程と、前段側の少なくとも1つの水処理設備とこの水処理設備に対応する洗浄液槽との間で洗浄液を順方向に循環させて該水処理設備を洗浄する工程と、を備え、該第nの水処理設備の洗浄排液又は第nの洗浄液槽内の洗浄液を前段側の洗浄液槽へ送液し、前段側の水処理設備の洗浄液として使用することを特徴とする。
本発明(第4発明)の水処理設備の洗浄方法は、上記第2発明による水処理装置の少なくとも一部の水処理設備の洗浄を行う洗浄方法であって、第nの水処理設備と第nの洗浄液槽との間で洗浄液を循環させて該第nの水処理設備を洗浄する工程と、後段側の水処理設備に対応する洗浄液槽内の洗浄排液を1段だけ前段側の水処理設備に二次側から供給し、該水処理設備を逆洗し、この水処理設備の逆洗排液をそれに対応する洗浄液槽に導入する工程と、を備える。
本発明によれば、後段の水処理設備の洗浄排液を前段の水処理設備の順洗又は逆洗に再利用するため、薬液使用量や洗浄排液廃棄量が低減し、薬液コストや排液処理の負担を軽減して、洗浄コストを抑えることができる。
また、隣接する2つの水処理設備を接続する接続配管から主分岐管が分岐し、前段側の水処理設備の洗浄時及び後段側の水処理設備の洗浄時にこの主分岐管を用いて洗浄液を供給することで、接続配管についてその全体を洗浄することができる。
また、第1〜第(n−1)の水処理設備を濾過器、活性炭塔、精密濾過膜装置、又は限外濾過膜装置、第nの水処理設備を逆浸透膜装置とすることで、高い清浄度が要求される逆浸透膜装置の洗浄排液を、前段の水処理設備の洗浄液として再利用することができる。
本発明の実施形態に係る水処理装置の概略図である。 RO膜ユニットの循環洗浄処理を説明する図である。 保安フィルターの循環洗浄処理を説明する図である。 活性炭塔の循環洗浄処理を説明する図である。 UF膜ユニットの循環洗浄処理を説明する図である。 保安フィルターの逆洗処理を説明する図である。 活性炭塔の逆洗処理を説明する図である。 UF膜ユニットの逆洗処理を説明する図である。
以下に本発明の実施の形態を詳細に説明する。
本発明の実施形態に係る水処理装置は、原水(被処理水)が順次に通水されるように直列に接続された複数の水処理設備と、各水処理設備に対応して設置された複数の洗浄液槽とを備える。図1は、水処理装置の一例として、直列に接続された4段の水処理設備及び4つの洗浄液槽が設けられたものを示す。図1に示すように、水処理装置は、第1水処理設備であるUF膜ユニット12、第2水処理設備である活性炭塔14、第3水処理設備である保安フィルター16、第4水処理設備であるRO膜ユニット18、UF膜ユニット12に対応する洗浄液槽22(第1洗浄液槽)、活性炭塔14に対応する洗浄液槽24(第2洗浄液槽)、保安フィルター16に対応する洗浄液槽26(第3洗浄液槽)、及びRO膜ユニット18に対応する洗浄液槽28(第4洗浄液槽)を備える。
UF膜ユニット12の一次側には原水配管40が接続されており、図示しない原水タンクから原水配管40を介して、イオンや塩類等の溶質を含む汽水、海水、地下水、埋立地浸出水、有機廃水、生物処理排水等の原水が供給される。UF膜ユニット12は、限外濾過膜(UF膜)を有し、原水を濾過処理して、透過水及び濃縮水を得る。UF膜の形状等は特に限定されない。
UF膜ユニット12の二次側と活性炭塔14の一次側とが接続配管41(第1接続配管)により接続されており、UF膜ユニット12を透過した透過水が接続配管41を介して活性炭塔14に導入される。一方、濃縮水は配管45を介して排出される。配管45から分岐管46、47が分岐し、濃縮水は分岐管46を介して原水タンクに戻される。分岐管47は後述する副分岐管61に接続される。
活性炭塔14の二次側と保安フィルター16の一次側とが接続配管42(第2接続配管)により接続されており、活性炭塔14の処理水は接続配管42を介して保安フィルター16に導入される。
保安フィルター16の二次側とRO膜ユニット18の一次側とが接続配管43(第3接続配管)により接続されており、保安フィルター16により異物が除去された処理水が接続配管43を介してRO膜ユニット18に導入される。
RO膜ユニット18は、逆浸透膜(RO膜)を有し、濾過処理を行い、透過水及び濃縮水を得る。RO膜の形状等は特に限定されない。RO膜ユニット18の二次側には処理水取出管44が接続されており、RO膜ユニット18を透過した透過水が処理水取出管44を介して排出される。一方、濃縮水は配管48を介して原水タンクに戻される。この配管48から分岐管49が分岐しており、分岐管49は洗浄液槽28に接続される。
このように、図1に示す水処理装置では、UF膜ユニット12、活性炭塔14、保安フィルター16、及びRO膜ユニット18に原水が順次に通水され、処理される。
洗浄液槽22には、UF膜ユニット12のUF膜の循環洗浄を行うための洗浄液が貯留されている。同様に、洗浄液槽24には、活性炭塔14の循環洗浄を行うための洗浄液が貯留されている。また、洗浄液槽26には、保安フィルター16の循環洗浄を行うための洗浄液が貯留されている。また、洗浄液槽28には、RO膜ユニット18のRO膜の循環洗浄を行うための洗浄液が貯留されている。
図1に示すように、原水配管40から先頭分岐管90、92が分岐しており、先頭分岐管90、92は原水配管40と洗浄液槽22とを接続している。先頭分岐管90はポンプのない素通しの配管である。一方、先頭分岐管92はポンプ32が設けられたポンプ付き配管である。
接続配管41からは主分岐管51(第1主分岐管)が分岐しており、さらに主分岐管51から副分岐管61(第1副分岐管)及び従分岐管71(第1従分岐管)が分岐している。副分岐管61は主分岐管51と洗浄液槽22とを接続している。従分岐管71は主分岐管51と洗浄液槽24とを接続している。また、従分岐管71と並列に、ポンプ34が設けられた従分岐管81が設けられ、従分岐管81によっても主分岐管51と洗浄液槽24とが接続されている。
接続配管42からは主分岐管52(第2主分岐管)が分岐しており、さらに主分岐管52から副分岐管62(第2副分岐管)及び従分岐管72(第2従分岐管)が分岐している。副分岐管62は主分岐管52と洗浄液槽24とを接続している。従分岐管72は主分岐管52と洗浄液槽26とを接続している。また、従分岐管72と並列に、ポンプ36が設けられた従分岐管82が設けられ、従分岐管82によっても主分岐管52と洗浄液槽26とが接続されている。
接続配管43からは主分岐管53(第3主分岐管)が分岐しており、さらに主分岐管53から副分岐管63(第3副分岐管)及び従分岐管83(第3従分岐管)が分岐している。副分岐管63は主分岐管53と洗浄液槽26とを接続している。従分岐管83は主分岐管53と洗浄液槽28とを接続し、ポンプ38が設けられている。
処理水取出管44からは後尾分岐管94が分岐しており、この後尾分岐管94は処理水取出管44と洗浄液槽28とを接続している。
洗浄液槽28には、RO膜ユニット18のRO膜を循環洗浄する洗浄液が貯留されている。この洗浄液は、処理水取出管44及び後尾分岐管94を介して供給されたRO膜ユニット18の透過水と、薬品添加手段96により添加された薬品とを混合したものである。薬品としては、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム等のアルカリ剤や、ニトリロ三酢酸(NTA)、エチレンジアミン四酢酸(EDTA)、グルコン酸等のキレート剤等を用いることができる。ただし、洗浄薬品としてはこれら以外のものを用いてもよく、酸や次亜塩素酸塩結合塩素を用いることもできる。洗浄薬品は1種を単独で用いてもよく、2種以上を混合して用いてもよい。
RO膜ユニット18のRO膜の循環洗浄処理を、図2を用いて説明する。図2では洗浄液の流れを太線で示している。ポンプ38が、洗浄液槽28に貯留されている洗浄液を、従分岐管83、主分岐管53及び接続配管43を介してRO膜ユニット18の一次側に供給し、RO膜のフラッシング洗浄を行う。RO膜ユニット18の透過水出口から排出される洗浄排液は、処理水取出管44及び後尾分岐管94を介して洗浄液槽28に導入される。また、RO膜ユニット18の濃縮水出口から排出される洗浄排液は、配管48及び分岐管49を介して洗浄液槽28に導入される。このように洗浄液は洗浄液槽28とRO膜ユニット18との間で順方向に循環するようになっている。
RO膜の洗浄に使用した洗浄液は徐々に洗浄効果が低下するため、定期的に新品に交換される。洗浄液を新品に交換する際、洗浄液槽28内の洗浄排液は廃棄せずに、ポンプ30により、配管98を介して洗浄液槽22、24、26へ送液される。ポンプ30による洗浄液槽22、24、26への送液量は均等でもよいし、いずれか1又は2の洗浄液槽にのみ送液してもよい。洗浄液槽28内の洗浄液の全て又は大半が洗浄液槽22、24、26へ送液されると、RO膜ユニット18の透過水が洗浄液槽28に供給される。この際、薬品添加手段96から薬品が添加される。これにより、RO膜の洗浄液が新品に交換される。
洗浄液槽26には、保安フィルター16を循環洗浄する洗浄液が貯留されている。この洗浄液は、ポンプ30により洗浄液槽28から送液された洗浄液(RO膜の洗浄排液)である。ただし、濃度調整等のため、接続配管43、主分岐管53及び副分岐管63を介して供給された保安フィルター16の処理水と混合したり、薬品を追加したりすることもできる。また、保安フィルター16の処理水の代わりに活性炭塔14の処理水と混合してもよい。
保安フィルター16の循環洗浄処理を、図3を用いて説明する。図3では洗浄液の流れを太線で示している。ポンプ36が、洗浄液槽26に貯留されている洗浄液を、従分岐管82、主分岐管52及び接続配管42を介して保安フィルター16の一次側に供給し、保安フィルター16の薬液洗浄を行う。保安フィルター16の洗浄排液は接続配管43、主分岐管53及び副分岐管63を介して洗浄液槽26に導入される。このように洗浄液は洗浄液槽26と保安フィルター16との間で順方向に循環するようになっている。
洗浄液槽24には、活性炭塔14を循環洗浄する洗浄液が貯留されている。この洗浄液は、ポンプ30により洗浄液槽28から送液された洗浄液(RO膜の洗浄排液)である。ただし、濃度調整等のため、接続配管42、主分岐管52及び副分岐管62を介して供給された活性炭塔14の処理水と混合したり、薬品を追加したりすることもできる。また、活性炭塔14の処理水の代わりに、UF膜ユニット12の処理水と混合してもよい。
活性炭塔14の循環洗浄処理を、図4を用いて説明する。図4では洗浄液の流れを太線で示している。ポンプ34が、洗浄液槽24に貯留されている洗浄液を、従分岐管81、主分岐管51及び接続配管41を介して活性炭塔14の一次側に供給し、活性炭塔14の薬液洗浄を行う。活性炭塔14の洗浄排液は、接続配管42、主分岐管52及び副分岐管62を介して洗浄液槽24に供給される。このように洗浄液は洗浄液槽24と活性炭塔14との間で順方向に循環するようになっている。
洗浄液槽22には、UF膜ユニット12のUF膜を循環洗浄する洗浄液が貯留されている。この洗浄液は、ポンプ30により洗浄液槽28から送液された洗浄液(RO膜の洗浄排液)である。ただし、濃度調整等のため、接続配管41、主分岐管51及び副分岐管61を介して供給されたUF膜ユニット12の透過水と混合したり、薬品を追加したりすることもできる。また、UF膜ユニット12の透過水の代わりに、UF膜ユニット12の濃縮水と混合してもよいし、原水と混合してもよい。
UF膜ユニット12のUF膜の循環洗浄処理を、図5を用いて説明する。図5では洗浄液の流れを太線で示している。ポンプ32が、洗浄液槽22に貯留されている洗浄液を、先頭分岐管92及び原水配管40を介してUF膜ユニット12の一次側に供給し、UF膜の薬液洗浄を行う。UF膜ユニット12の透過水出口から排出される洗浄排液は、接続配管41、主分岐管51及び副分岐管61を介して洗浄液槽22に供給される。また、UF膜ユニット12の濃縮水出口から排出される洗浄排液は、配管45、分岐管47及び副分岐管61を介して洗浄液槽22に供給される。このように洗浄液は洗浄液槽22とUF膜ユニット12との間で順方向に循環するようになっている。
図1に示す水処理装置では、UF膜ユニット12、活性炭塔14及び保安フィルター16について、順洗だけでなく逆洗を行うことができる。逆洗の際は、後段側の水処理設備に対応する洗浄液槽内の洗浄液を、1段だけ前段側の水処理設備の逆洗浄に使用する。後段側の設備の洗浄排液の清浄度は、前段側の設備の逆洗に使用可能な水準のためである。
例えば、図6に示すように、ポンプ38が、洗浄液槽28に貯留されている洗浄液を、従分岐管83、主分岐管53及び接続配管43を介して保安フィルター16の二次側に供給し、保安フィルター16の逆洗を行う。保安フィルター16の逆洗に伴う洗浄排液は、接続配管42、主分岐管52及び従分岐管72を介して洗浄液槽26に導入される。このように、洗浄液槽28内の洗浄液が、保安フィルター16に対して逆洗方向に通水し、洗浄液槽26に流入する。
また、図7に示すように、ポンプ36が、洗浄液槽26に貯留されている洗浄液を、従分岐管82、主分岐管52及び接続配管42を介して活性炭塔14の二次側に供給し、活性炭塔14の逆洗を行う。活性炭塔14の逆洗に伴う洗浄排液は、接続配管41、主分岐管51及び従分岐管71を介して洗浄液槽24に導入される。このように、洗浄液槽26内の洗浄液が、活性炭塔14に対して逆洗方向に通水し、洗浄液槽24に流入する。
同様に、図8に示すように、ポンプ34が、洗浄液槽24に貯留されている洗浄液を、従分岐管81、主分岐管51及び接続配管41を介してUF膜ユニット12の二次側に供給し、UF膜の逆洗を行う。UF膜の逆洗に伴う洗浄排液は、原水配管40及び先頭分岐管90を介して洗浄液槽22に導入される。このように、洗浄液槽24内の洗浄液が、UF膜ユニット12に対して逆洗方向に通水し、洗浄液槽22に流入する。
このように、隣接する2つの水処理設備を接続する接続配管から分岐する主分岐管を、分岐点の前段側(上流側)の水処理設備の逆洗と、後段側(下流側)の水処理設備の順洗とに用いることで、接続配管についてその全体を洗浄することができる。
例えば、図2及び図6に示すように、保安フィルター16とRO膜ユニット18とを接続する接続配管43から分岐された1本の主分岐管53には、ポンプ38により送液される洗浄液槽28内の洗浄液が流れ、この洗浄液はRO膜の順方向の循環洗浄と保安フィルター16の逆洗に使用することができる。RO膜の循環洗浄と保安フィルター16の逆洗により、接続配管43の全体を洗浄することができる。
また、図3及び図7に示すように、活性炭塔14と保安フィルター16とを接続する接続配管42から分岐された1本の主分岐管52には、ポンプ36により送液される洗浄液槽26内の洗浄液が流れ、この洗浄液は保安フィルター16の順方向の循環洗浄と活性炭塔14の逆洗に使用することができる。保安フィルター16の循環洗浄と活性炭塔14の逆洗により、接続配管42の全体を洗浄することができる。
同様に、図4及び図8に示すように、UF膜ユニット12と活性炭塔14とを接続する接続配管41から分岐された1本の主分岐管51には、ポンプ34により送液される洗浄液槽24内の洗浄液が流れ、この洗浄液は活性炭塔14の順方向の循環洗浄とUF膜の逆洗に使用することができる。活性炭塔14の循環洗浄とUF膜の逆洗により、接続配管41の全体を洗浄することができる。
なお、図示は省略するが、各配管には流路切替弁や遮断弁等が設けられており、これらの弁を制御することで、上述したような水処理や洗浄処理が行えるようになっている。
本実施形態によれば、RO膜の洗浄排液を前段の水処理設備の洗浄に再利用するため、RO膜の洗浄排液を廃棄する場合と比較して、水処理装置における薬液使用量や洗浄排液廃棄量を低減することで、薬液コストや排液処理の負担を軽減し、洗浄コストを抑えることができる。
上記実施形態では、新品の洗浄液をRO膜の洗浄に使用している。これは、RO膜が、図1に示す水処理装置を構成する複数の単位操作の中で最も高い清浄度が要求されるものであるためである。新品の洗浄液を洗浄液槽22、24又は26に供給して、UF膜、活性炭塔14又は保安フィルター16の洗浄に使用してもよい。
上記実施形態では、UF膜ユニット12、活性炭塔14、保安フィルター16及びRO膜ユニット18の複数設備の各々に対応する洗浄液槽22、24、26及び28を設けているが、2つ以上の複数設備に対して1つの洗浄液槽を設け、この洗浄液槽の洗浄液を複数設備にまとめて通水して洗浄を行うようにしてもよい。複数設備を並列に配置したものを1つの水処理設備とみなし、これら複数設備に対して1つの洗浄液槽を設けてもよいし、同種又は異種の複数設備を直列に接続(多段接続)したものを1つの水処理設備とみなし、これら複数設備に対して1つの洗浄液槽を設けてもよい。例えば、UF膜ユニット12を並列に複数接続し、1つの洗浄液槽から各UF膜ユニット12へ洗浄液を供給することができる。また、例えば、直列に接続された活性炭塔14及び保安フィルター16を1つの設備とみなし、活性炭塔14及び保安フィルター16に対して1つの洗浄液槽を設けることができる。並列配置される設備や、1つの設備とみなす組み合わせはこれに限定されない。
ただし、各設備の洗浄頻度や洗浄液の成分・濃度が異なる場合は、各設備に対応した洗浄液槽を設けることが好ましい。このような構成にすることで、各設備の洗浄時期が重なっても、各洗浄液槽から各設備に対して洗浄液を送液することができるため、洗浄液を廃棄しなくてもよくなる。例えば、UF膜ユニット12や活性炭塔14等の前処理設備では1週間に1回程度の頻度で洗浄が行われ、RO膜ユニット18の洗浄は1ヶ月に1回程度である。
また、複数の洗浄液槽を設け、洗浄排液を、汚濁の程度(水質)に応じて分別して貯留してもよい。この場合、前段の水処理設備を構成する単位操作ごとに、洗浄に必要な水質の洗浄排液を選択して利用することで、洗浄排液をさらに効率よく再利用することができる。
上記実施形態において、洗浄液槽28に貯留されているRO膜の洗浄排液をポンプ30により洗浄液槽22、24、26に送液する際に、各設備の洗浄に適した薬品を追加してもよい。また、RO膜ユニット18からの洗浄排液を洗浄液槽22、24、26へ供給する手段を設け、洗浄液槽28を介さずにRO膜ユニット18から洗浄液槽22、24、26へ洗浄排液を直接供給できるようにしてもよい。あるいはまた、RO膜ユニット18からの洗浄排液をUF膜ユニット12、活性炭塔14又は保安フィルター16の二次側に供給する手段を設け、UF膜ユニット12、活性炭塔14又は保安フィルター16の逆洗を行うようにしてもよい。
上記実施形態において、ポンプ32が、停止時において流体を素通しにするものである場合は、先頭分岐管90を省略してもよい。また、ポンプ34が、停止時において流体を素通しにするものである場合は、従分岐管71を省略してもよい。また、ポンプ36が、停止時において流体を素通しにするものである場合は、従分岐管72を省略してもよい。
上記実施形態による水処理装置では、RO膜ユニット18の前処理を行う水処理設備の例として、UF膜ユニット12や活性炭塔14が設けられていたが、前処理設備はこれらに限定されず、精密濾過(MF)膜を用いた膜濾過装置や濾過器、イオン交換、UVなど物理化学的処理を行う他の設備を用いることができる。
膜濾過装置等の前処理設備は、デッドエンド型でもよいし、クロスフロー型でもよい。
上記実施形態では、水処理設備の一次側又は二次側から洗浄液を流入させて洗浄を行っていたが、設備の特性にあわせて、専用の洗浄ノズルから洗浄液を流入させてもよい。
上記実施形態では、各洗浄液槽に、対応する設備の処理水が供給されるようになっているが、前段側の設備の処理水を、後段側の設備の洗浄液に使用するようにしてもよい。例えば、活性炭塔14の処理水の一部を洗浄液槽26に供給し、保安フィルター16の洗浄液に混合させてもよい。
上記実施形態において、RO膜ユニット18の後段に1又は複数の高次水処理設備がさらに設けられていてもよい。
12 UF膜ユニット
14 活性炭塔
16 保安フィルター
18 RO膜ユニット
22、24、26、28 洗浄液槽
30、32、34、36、38 ポンプ
40 原水配管
41、42、43 接続配管
44 処理水取出管
51、52、53 主分岐管
61、62、63 副分岐管
71、72、73、81、82、83 従分岐管
90、92 先頭分岐管
94 末尾分岐管
96 薬品添加手段

Claims (11)

  1. 被処理水が順次に通水されるように直列に接続された第1ないし第n(nは2以上の整数)の水処理設備を有する水処理装置において、
    第1ないし第nの水処理設備に対応して第1ないし第nの洗浄液槽が設置されており、
    第k(kは1〜nの整数)の洗浄液槽内の洗浄液を第kの水処理設備に順洗方向に循環通水するための第1ないし第nの循環洗浄手段と、
    第p(pは2〜nの整数)の洗浄液槽内の洗浄液又は第pの水処理設備の洗浄排液を、前段側の水処理設備の洗浄液として用いるために、前段側の洗浄液槽に送液するための送液手段と、
    を備えた水処理装置であって、
    第nの洗浄液槽内の洗浄液は、該第nの水処理設備の処理水と洗浄薬品とを混合したものであることを特徴とする水処理装置。
  2. 請求項1において、nは3以上であり、
    第j(jは1〜(n−1)の整数)の水処理設備と第(j+1)の水処理設備とを接続し、該第jの水処理設備の処理水を該第(j+1)の水処理設備に導入する第1ないし第(n−1)の接続配管と、
    各接続配管から分岐する第1ないし第(n−1)の主分岐管と、
    各主分岐管からそれぞれ分岐する第1ないし第(n−1)の副分岐管及び第1ないし第(n−1)の従分岐管と、
    をさらに備え、
    第jの副分岐管は第jの主分岐管と第jの洗浄液槽とを接続し、
    第jの従分岐管は第jの主分岐管と第(j+1)の洗浄液槽とを接続しており、
    第i(iは2〜(n−1)の整数)の水処理設備の循環洗浄時には、第iの洗浄液槽の洗浄液が、第(i−1)の従分岐管、第(i−1)の主分岐管及び第(i−1)の接続配管を介して該第iの水処理設備の一次側に供給され、
    該第iの水処理設備の洗浄排液が、第iの接続配管、第iの主分岐管及び第iの副分岐管を介して該第iの洗浄液槽に循環されることを特徴とする水処理装置。
  3. 請求項2において、
    前記第1の水処理設備の一次側に原水配管が接続されており、
    該原水配管と第1の洗浄液槽とを接続する先頭分岐管が設けられており、
    該第1の水処理設備の循環洗浄時には、第1の洗浄液槽内の洗浄液が該先頭分岐管及び該原水配管を介して該第1の水処理設備の一次側に供給され、
    該第1の水処理設備の洗浄排液が第1の接続配管、第1の主分岐管及び第1の副分岐管を介して第1の洗浄液槽に循環されることを特徴とする水処理装置。
  4. 請求項2又は3において、
    前記第nの水処理設備の二次側に処理水取出管が接続されており、
    該処理水取出管と第nの洗浄液槽とを接続する後尾分岐管が設けられており、
    該第nの水処理設備の循環洗浄時には、第nの洗浄液槽内の洗浄液が、第(n−1)の従分岐管、第(n−1)の主分岐管及び第(n−1)の接続配管を介して該第nの水処理設備の一次側に供給され、
    該第nの水処理設備の洗浄排液が処理水取出管及び後尾分岐管を介して第nの洗浄液槽に循環されることを特徴とする水処理装置。
  5. 被処理水が順次に通水されるように直列に接続された第1ないし第n(nは2以上の整数)の水処理設備を有する水処理装置において、
    第1ないし第nの水処理設備に対応して第1ないし第nの洗浄液槽が設置されており、
    第j(jは1〜(n−1)の整数)の水処理設備に対し第(j+1)の洗浄液槽内の洗浄液を逆洗方向に通水して逆洗するとともに、jが2以上の場合この逆洗排水を前段側の水処理設備の洗浄液として用いるために、第jの洗浄液槽に流入させる第1ないし第(n−1)の逆洗浄手段を備えた水処理装置であって、
    第nの洗浄液槽内の洗浄液は、該第nの水処理設備の処理水と洗浄薬品とを混合したものであることを特徴とする水処理装置。
  6. 請求項5において、nは3以上であり、
    第jの水処理設備と第(j+1)の水処理設備とを接続し、該第jの水処理設備の処理水を該第(j+1)の水処理設備に導入する第1ないし第(n−1)の接続配管と、
    各接続配管から分岐する第1ないし第(n−1)の主分岐管と、
    各主分岐管からそれぞれ分岐する第1ないし第(n−1)の副分岐管及び第1ないし第(n−1)の従分岐管と、
    をさらに備え、
    第jの副分岐管は第jの主分岐管と第jの洗浄液槽とを接続し、
    第jの従分岐管は第jの主分岐管と第(j+1)の洗浄液槽とを接続しており、
    第i(iは2〜(n−1)の整数)の水処理設備の逆洗浄時には、第(i+1)の洗浄液槽の洗浄液が、第iの従分岐管、第iの主分岐管及び第iの接続配管を介して該第iの水処理設備の二次側に供給され、
    該第iの水処理設備の洗浄排液が、第(i−1)の接続配管、第(i−1)の主分岐管及び第(i−1)の従分岐管を介して第iの洗浄液槽に導入されることを特徴とする水処理装置。
  7. 請求項6において、
    前記第1の水処理設備の一次側に原水配管が接続されており、
    該原水配管と第1の洗浄液槽とを接続する先頭分岐管が設けられており、
    該第1の水処理設備の逆洗浄時には、第2の洗浄液槽内の洗浄液が第1の従分岐管、第1の主分岐管及び第1の接続配管を介して該第1の水処理設備の二次側に供給され、
    該第1の水処理設備の洗浄排液が該原水配管及び該先頭分岐管を介して第1の洗浄液槽に導入されることを特徴とする水処理装置。
  8. 請求項1ないし7のいずれかにおいて、
    前記第1〜第(n−1)の水処理設備は濾過器、活性炭塔、精密濾過膜装置、又は限外濾過膜装置であり、
    前記第nの水処理設備は逆浸透膜装置であることを特徴とする水処理装置。
  9. 請求項1ないし8のいずれかにおいて、
    前記第nの水処理設備の後段に、該第nの水処理設備の処理水が導入される高次水処理設備がさらに設けられたことを特徴とする水処理装置。
  10. 請求項1ないし4のいずれか1項の水処理装置の少なくとも一部の水処理設備の洗浄を行う洗浄方法であって、
    第nの水処理設備と第nの洗浄液槽との間で洗浄液を順方向に循環させて該第nの水処理設備を洗浄する工程と、
    前段側の少なくとも1つの水処理設備とこの水処理設備に対応する洗浄液槽との間で洗浄液を順方向に循環させて該水処理設備を洗浄する工程と、
    を備え、
    該第nの水処理設備の洗浄排液又は第nの洗浄液槽内の洗浄液を前段側の洗浄液槽へ送液し、前段側の水処理設備の洗浄液として使用することを特徴とする水処理設備の洗浄方法。
  11. 請求項5ないし7のいずれか1項の水処理装置の少なくとも一部の水処理設備の洗浄を行う洗浄方法であって、
    第nの水処理設備と第nの洗浄液槽との間で洗浄液を、該第nの水処理設備の順洗方向に循環させて該第nの水処理設備を洗浄する工程と、
    後段側の水処理設備に対応する洗浄液槽内の洗浄排液を1段だけ前段側の水処理設備に二次側から供給し、該水処理設備を逆洗し、この水処理設備の逆洗排液をそれに対応する洗浄液槽に導入する工程と、
    を備える水処理設備の洗浄方法。
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