JP6426967B2 - 投稿閲覧システム、情報処理装置、投稿の表示の制御方法、プログラム、および端末装置 - Google Patents

投稿閲覧システム、情報処理装置、投稿の表示の制御方法、プログラム、および端末装置 Download PDF

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Description

本開示は、投稿閲覧システム、情報処理装置、投稿の表示の制御方法、プログラム、および端末装置に関し、特に、投稿を端末装置で表示するための投稿閲覧システム、情報処理装置、投稿の表示の制御方法、プログラム、および端末装置に関する。
従来、電子掲示板(Bulletin Board System)など、あるユーザがネットワーク上に投稿をアップロードし、他のユーザが当該投稿を閲覧できるようなシステムが利用されている。このようなシステムによれば、多くのユーザが、一人のユーザによって所有されていた知識を容易に共有できる。したがって、このようなシステムは、知識の集積という観点から、意義深いものである。
上記のようなシステムでは、投稿は、匿名でまたは実名で、表示され得る。しかしながら、投稿が匿名で表示されるシステムでは、ユーザは、当該ユーザが出所であることを知られることなく、投稿できる。これにより、システムにおいて、投稿の内容の信ぴょう性が低下するおそれがあり得る。
一方で、投稿が実名で表示されるシステムでは、ユーザは、当該ユーザの投稿に関する批判や指摘を受けることを恐れて、投稿を躊躇する事態が想定される。これにより、知識の集積が阻害されるおそれがある。
投稿を匿名で表示するか実名で表示するかを設定する技術の一例として、たとえば特開2006−236264号公報(特許文献1)において、コミュニケーション相手に応じて匿名性を制御することができるコミュニケーション管理装置が提案されている。当該管理装置は、第1の端末から投稿されたメッセージを、第1の端末とは異なる第2の端末へ送信する。より具体的には、当該管理装置は、第1の端末と第2の端末との投稿及び返信の履歴に応じて、上記メッセージを、少なくとも第1の端末に関する情報を加工した後で、第2の端末に送信する。
特開2006−236264号公報
しかしながら、特許文献1に開示されるように投稿が匿名で表示された場合、ユーザは比較的気軽な気持ちで投稿できる。しかしながら、そのような状況下で投稿された情報は、信頼性が欠け、特定の人との継続的なコミュニケーションにつながりにくい、という問題があった。
一方、投稿が実名で表示される場合には、投稿という行為に対してユーザは責任を感じやすくなる。このため、投稿された情報の信頼性は高くなると考えられる。しかしながら、このような状況下では、他人に投稿を見られることを恥ずかしいと考えることなどから、ユーザは、書き込みを躊躇したり、投稿を見る者が限定されたプライベートなグループにしか投稿しなくなる傾向が高くなることが予測される。これにより、ナレッジが十分に共有されないという問題が考えられる。
本開示は、かかる実情に鑑み考え出されたものであり、その目的は、投稿に対する躊躇をなくし、かつ、投稿される情報の信頼性の低下を回避することができる、投稿閲覧システム、情報処理装置、投稿の表示の制御方法、プログラム、および端末装置を提供することである。
ある局面に従うと、1人以上の投稿者を第1の群のグループの中の1つ以上のグループに関連付ける情報を記憶するための第1の記憶手段と、1人以上の閲覧者を第2の群のグループの中の1つ以上のグループに関連付ける情報を記憶するための第2の記憶手段と、投稿を表示するための端末装置と、投稿の投稿者に関連付けられたグループと端末装置で投稿を閲覧する閲覧者に関連付けられたグループとの間の関係に基づいて、端末装置が、投稿を、当該投稿の投稿者の名称とともに表示するか否かを決定するための決定手段とを備える、投稿閲覧システムが提供される。
1の群と第2の群は、単一の階層構造を構成し、決定手段は、投稿者に関連付けられたグループと閲覧者に関連付けられたグループとの間の関係を、階層構造におけるグループ間の関係に基づいて特定する。
他の局面に従うと、1人以上の投稿者を第1の群のグループの中の1つ以上のグループに関連付ける情報を記憶するための第1の記憶手段と、1人以上の閲覧者を第2の群のグループの中の1つ以上のグループに関連付ける情報を記憶するための第2の記憶手段と、投稿を表示するための端末装置と、投稿の投稿者に関連付けられたグループと端末装置で投稿を閲覧する閲覧者に関連付けられたグループとの間の関係に基づいて、端末装置が、投稿を、当該投稿の投稿者の名称とともに表示するか否かを決定するための決定手段とを備え、投稿者に関連付けられたグループと閲覧者に関連付けられたグループとの間の関係は、各グループに属するユーザ間の通信の頻度に関連する関係を含む、投稿閲覧システムが提供される
好ましくは、投稿閲覧システムは、第1の群のグループおよび第2の群のグループのそれぞれの属性を記憶するための第3の記憶手段をさらに備え、決定手段は、投稿者に関連付けられたグループと閲覧者に関連付けられたグループとの間の関係を、グループ間の属性の関係に基づいて特定する。
好ましくは、決定手段は、投稿者に関連付けられたグループと閲覧者に関連付けられたグループとの間の関係に基づいて投稿を投稿者とともに表示しないことを決定した場合であっても、投稿者と閲覧者との間の関係が特定の条件を満たすときには、投稿を投稿者の名称とともに表示することを決定する。
好ましくは、投稿閲覧システムは、2人以上のユーザについての、ユーザ間の情報の送受信の履歴を格納するための履歴格納手段をさらに備え、特定の条件は、投稿者であるユーザと閲覧者であるユーザとの間の情報の送受信の頻度が特定の頻度以上であることを含む。
好ましくは、特定の条件は、投稿が、閲覧者の投稿に関連付けられた投稿であることを含む。
好ましくは、特定の条件は、閲覧者の特性が一定の条件を満たすことを含む。
好ましくは、特定の条件は、投稿者が当該投稿を当該投稿者の名称とともに表示することを指定していることを含む。
好ましくは、決定手段は、投稿を投稿者の名称とともに表示しないことを決定した場合には、当該投稿を投稿者に関連付けられたグループの名称とともに表示することを決定する。
好ましくは、第1の群のグループは階層構造を構成し、決定手段は、投稿の投稿者に関連付けられたグループの名称として、投稿者に関連付けられたグループの中の少なくとも一つの階層のグループの名称を表示することを決定する。
好ましくは、決定手段は、投稿の投稿者に関連付けられたグループの名称として、階層構造において投稿者と閲覧者とが共通するグループが位置する階層の次の階層に位置するグループの名称を表示することを決定する。
好ましくは、決定手段は、グループの名称とともに、ユーザごとに異なる情報を表示することを決定する。
好ましくは、決定手段は、投稿を投稿者の名称とともに表示しないことを決定した場合には、当該投稿を投稿者の属性とともに表示することを決定する。
好ましくは、決定手段は、投稿を投稿者の名称とともに表示しないことを決定した場合には、投稿を投稿者の名称とともに表示すると決定されたときには当該投稿の投稿者の名称が表示されるべき場所において投稿者を特定する情報の表示を行なわないことを決定する。
さらに他の局面に従うと、1人以上の投稿者を第1の群のグループの中の1つ以上のグループに関連付ける第1の情報と、1人以上の閲覧者を第2の群のグループの中の1つ以上のグループに関連付ける第2の情報とを参照することにより、表示される投稿の投稿者に関連付けられたグループと投稿を表示する装置における閲覧者に関連付けられたグループとの間の関係に基づいて、投稿が投稿者の名称とともに表示されるか否かを決定するための決定手段とを備え、第1の群と第2の群は、単一の階層構造を構成し、決定手段は、投稿者に関連付けられたグループと閲覧者に関連付けられたグループとの間の関係を、階層構造におけるグループ間の関係に基づいて特定する、情報処理装置が提供される。
さらに他の局面に従うと、1人以上の投稿者を第1の群のグループの中の1つ以上のグループに関連付ける第1の情報と、1人以上の閲覧者を第2の群のグループの中の1つ以上のグループに関連付ける第2の情報とを参照することにより、表示される投稿の投稿者に関連付けられたグループと投稿を表示する装置における閲覧者に関連付けられたグループとの間の関係に基づいて、投稿が投稿者の名称とともに表示されるか否かを決定するための決定手段とを備え、投稿者に関連付けられたグループと閲覧者に関連付けられたグループとの間の関係は、各グループに属するユーザ間の通信の頻度に関連する関係を含む、情報処理装置が提供される。
さらに他の局面に従うと、投稿の表示を制御するための方法であって、1人以上の投稿者を第1の群のグループの中の1つ以上のグループに関連付ける第1の情報と、1人以上の閲覧者を第2の群のグループの中の1つ以上のグループに関連付ける第2の情報とを参照することにより、表示される投稿の投稿者に関連付けられたグループと当該投稿を表示する装置における閲覧者に関連付けられたグループとの間の関係に基づいて、投稿が当該投稿の投稿者の名称とともに表示されるか否かを決定することを備え、第1の群と第2の群は、単一の階層構造を構成し、決定することは、投稿者に関連付けられたグループと閲覧者に関連付けられたグループとの間の関係を、階層構造におけるグループ間の関係に基づいて特定することを含む、投稿の表示の制御方法が提供される。
さらに他の局面に従うと、投稿の表示を制御するための方法であって、1人以上の投稿者を第1の群のグループの中の1つ以上のグループに関連付ける第1の情報と、1人以上の閲覧者を第2の群のグループの中の1つ以上のグループに関連付ける第2の情報とを参照することにより、表示される投稿の投稿者に関連付けられたグループと当該投稿を表示する装置における閲覧者に関連付けられたグループとの間の関係に基づいて、投稿が当該投稿の投稿者の名称とともに表示されるか否かを決定することを備え、投稿者に関連付けられたグループと閲覧者に関連付けられたグループとの間の関係は、各グループに属するユーザ間の通信の頻度に関連する関係を含む、投稿の表示の制御方法が提供される。
さらに他の局面に従うと、投稿の表示を制御するためのコンピュータによって実行されるプログラムが提供される。プログラムは、コンピュータを、決定手段として機能させ、決定手段は、1人以上の投稿者を第1の群のグループの中の1つ以上のグループに関連付ける第1の情報と、1人以上の閲覧者を第2の群のグループの中の1つ以上のグループに関連付ける第2の情報とを参照することにより、表示される投稿の投稿者に関連付けられたグループと当該投稿を表示する装置における閲覧者に関連付けられたグループとの間の関係に基づいて、投稿が当該投稿の投稿者の名称とともに表示されるか否かを決定し、第1の群と第2の群は、単一の階層構造を構成し、決定手段は、投稿者に関連付けられたグループと閲覧者に関連付けられたグループとの間の関係を、階層構造におけるグループ間の関係に基づいて特定する
さらに他の局面に従うと、投稿の表示を制御するためのコンピュータによって実行されるプログラムが提供される。プログラムは、コンピュータを、決定手段として機能させ、決定手段は、1人以上の投稿者を第1の群のグループの中の1つ以上のグループに関連付ける第1の情報と、1人以上の閲覧者を第2の群のグループの中の1つ以上のグループに関連付ける第2の情報とを参照することにより、表示される投稿の投稿者に関連付けられたグループと当該投稿を表示する装置における閲覧者に関連付けられたグループとの間の関係に基づいて、投稿が当該投稿の投稿者の名称とともに表示されるか否かを決定し、投稿者に関連付けられたグループと閲覧者に関連付けられたグループとの間の関係は、各グループに属するユーザ間の通信の頻度に関連する関係を含む。
さらに他の局面に従うと、投稿を表示するための端末装置であって、投稿の投稿者に関連付けられたグループと端末装置における閲覧者に関連付けられたグループとの間の関係に応じて、投稿者の名称とともに、または、投稿者の名称を伴うことなく、投稿を表示する表示制御手段を備え、投稿者に関連付けられたグループと閲覧者に関連付けられたグループは、単一の階層構造を構成し、表示制御手段は、投稿者に関連付けられたグループと閲覧者に関連付けられたグループとの間の関係を、階層構造におけるグループ間の関係に基づいて特定する、端末装置が提供される。
さらに他の局面に従うと、投稿を表示するための端末装置であって、投稿の投稿者に関連付けられたグループと端末装置における閲覧者に関連付けられたグループとの間の関係に応じて、投稿者の名称とともに、または、投稿者の名称を伴うことなく、投稿を表示する表示制御手段を備え、投稿者に関連付けられたグループと閲覧者に関連付けられたグループとの間の関係は、各グループに属するユーザ間の通信の頻度に関連する関係を含む、端末装置が提供される。
さらに他の局面に従うと、投稿を表示するためのコンピュータによって実行されるプログラムが提供される。プログラムは、コンピュータを、表示制御手段として機能させ、表示制御手段は、投稿の投稿者に関連付けられたグループと端末装置における閲覧者に関連付けられたグループとの間の関係に基づいて、投稿者の投稿を、投稿者の名称とともに、または、投稿者の名称を伴うことなく、投稿を表示し、投稿者に関連付けられたグループと閲覧者に関連付けられたグループは、単一の階層構造を構成し、表示制御手段は、投稿者に関連付けられたグループと閲覧者に関連付けられたグループとの間の関係を、階層構造におけるグループ間の関係に基づいて特定する
さらに他の局面に従うと、投稿を表示するためのコンピュータによって実行されるプログラムが提供される。プログラムは、コンピュータを、表示制御手段として機能させ、表示制御手段は、投稿の投稿者に関連付けられたグループと端末装置における閲覧者に関連付けられたグループとの間の関係に基づいて、投稿者の投稿を、投稿者の名称とともに、または、投稿者の名称を伴うことなく、投稿を表示し、投稿者に関連付けられたグループと閲覧者に関連付けられたグループとの間の関係は、各グループに属するユーザ間の通信の頻度に関連する関係を含む。
本開示によれば、投稿者と閲覧者との所属グループの関係によっては投稿は匿名で表示される。これによりに対する躊躇をなくすることができる。一方、投稿者と閲覧者との所属グループの関係によっては投稿は実名で表示される。これにより、投稿される情報の信頼性が低下することを回避することができる。
第1の実施の形態の投稿閲覧システムにおける2以上のユーザのグループの分類の態様の一例を説明するための図である。 第1の実施の形態の投稿閲覧システムにおける、上記関係の変化に伴う投稿の表示態様の変化を説明するための図である。 第1の実施の形態の投稿閲覧システムの構成の一例を概略的に示す図である。 サーバ装置のハードウェア構成の一例を示す図である。 端末装置のハードウェア構成の一例を示す図である。 第1の実施の形態の投稿閲覧システムにおける端末装置およびサーバ装置の機能構成の一例を示す図である。 ユーザ情報記憶部に格納されているユーザDB(データベース)の内容の一例を模式的に示す図である。 端末情報記憶部に格納されている端末DBの内容の一例を模式的に示す図である。 投稿情報記憶部に格納されている投稿DBの内容の一例を模式的に示す図である。 投稿閲覧システムにおいて投稿を表示するために実行される処理の流れを示す図である。 投稿閲覧システムの端末装置において投稿を表示するために実行される処理の流れを示す図である。 第1の実施の形態の投稿閲覧システムにおける、投稿の表示の一例を説明するための図である。 第2の実施の形態の投稿閲覧システムにおける端末装置およびサーバ装置の機能構成の一例を模式的に示す図である。 通信情報記憶部において格納される情報の一例を模式的に示す図である。 第2の実施の形態において実行される、表示内容編集処理のサブルーチンのフローチャートである。 第3の実施の形態の投稿閲覧システムにおける端末装置およびサーバ装置の機能構成の一例を模式的に示す図である。 グループ属性情報記憶部において格納される情報の一例を模式的に示す図である。 第3の実施の形態において実行される、表示内容編集処理のサブルーチンのフローチャートである。 第4の実施の形態の投稿閲覧システムにおける端末装置およびサーバ装置の機能構成の一例を模式的に示す図である。 第4の実施の形態において実行される、表示内容編集処理のサブルーチンのフローチャートである。 第5の実施の形態の投稿閲覧システムにおける表示の態様の一例を説明するための図である。 第5の実施の形態の投稿情報記憶部において登録されている投稿DBの状態を示す図である。 第5の実施の形態の投稿情報記憶部において登録されている投稿DBの状態を示す図である。 第5の実施の形態の投稿情報記憶部において登録されている投稿DBの状態を示す図である。 第5の実施の形態において実行される、表示内容編集処理のサブルーチンのフローチャートである。 第6の実施の形態における投稿閲覧システムにおける表示の態様の一例を説明するための図である。 第7の実施の形態におけるユーザDBの一例を模式的に示す図である。 第7の実施の形態において実行される、表示内容編集処理のサブルーチンのフローチャートである。 第8の実施の形態の投稿閲覧システムにおける端末装置およびサーバ装置の機能構成の一例を模式的に示す図である。 第8の実施の形態の投稿閲覧システムにおける端末装置とサーバ装置とにおいて実行される処理の流れを示す図である。 投稿閲覧システムにおいてユーザのグループ分けに利用される組織図の他の例を示す図である。 投稿閲覧システムにおいてユーザのグループ分けに利用される組織図のさらに他の例を示す図である。 投稿閲覧システムにおいてユーザのグループ分けに利用される組織図のさらに他の例を示す図である。
以下、図面を参照しつつ、本開示の実施の形態について説明する。以下の説明では、同一の部品には同一の符号を付してある。それらの名称および機能も同じである。したがって、それらについての詳細な説明は繰り返さない。
[第1の実施の形態]
本開示の投稿閲覧システムでは、ユーザは、投稿についての投稿者および閲覧者となり得る。そして、各ユーザは、グループに属している。「投稿者」とは、メッセージ等の、他の装置によって表示される情報を作成したユーザである。「投稿」とは、送信されたメッセージ等の、他のユーザに共有される情報である。「閲覧者」とは、投稿を表示する端末装置を操作するユーザである。そして、本実施の形態では、投稿が実名で表示されるかまたは匿名で表示されるかが、投稿者が属するグループと閲覧者が属するグループとの間の関係に基づいて、決定される。
<1.投稿の表示の概要>
図1は、第1の実施の形態の投稿閲覧システムにおける2以上のユーザのグループの分類の態様の一例を説明するための図である。図2は、第1の実施の形態の投稿閲覧システムにおける、上記関係の変化に伴う投稿の表示態様の変化を説明するための図である。図1および図2を参照して、第1の実施の形態の投稿閲覧システムにおける投稿の表示の概要を説明する。
図1には、ある会社組織における従業員が所属するグループを表わす組織図が示されている。当該組織図は、4つの階層を含む。第1の階層には、ボックス1000で示されたように、当該会社(AAA株式会社)が位置している。第2の階層には、ボックス1100とボックス1200とで示されたように、「研究開発部」および「応用技術開発部」という、従業員に関するグループの大分類の2つの名称が位置している。
ボックス1100で示された第2の階層の下の第3の階層には、ボックス1110,1120のそれぞれで示されたように、「技術開発センター」および「基盤技術研究所」という、従業員に関するグループの中分類の2つの名称が示されている。一方、ボックス1200で示された第2の階層の下の第3の階層には、ボックス1210で示されたように、「ソリューション事業部」という、従業員に関するグループの中分類の名称が示されている。
ボックス1110で示された第3階層の下の第4の階層には、ボックス1111,1112のそれぞれで示されたように、「第一開発室」および「第二開発室」という、従業員に関するグループの小分類の2つの名称が示されている。「第一開発室」(ボックス1111)には、ボックス1111Aで示された従業員(氏名「田中三郎」)が所属している。また、「第二開発室」(ボックス1112)には、ボックス1112Aで示された従業員(氏名「鈴木太郎」)と、ボックス1112Bで示された従業員(氏名「佐藤次郎」)とが所属している。
ボックス1120で示された第3階層の下の第4の階層には、ボックス1121で示されたように、「ネットワーク技術研究室」という、従業員に関するグループの小分類の名称が示されている。「ネットワーク技術研究室」(ボックス1121)には、ボックス1121Aで示された従業員(氏名「中村四郎」)が所属している。
ボックス1210で示された第3階層の下の第4の階層には、ボックス1211で示されたように、「ネットワークソリューション推進部」という、従業員に関するグループの小分類の名称が示されている。「ネットワークソリューション推進部」(ボックス1211)には、ボックス1211Aで示された従業員(氏名「山本花子」)が所属している。
本実施の形態では、各従業員がユーザの一例である。各従業員は、投稿者と閲覧者の双方になり得る。そして、各従業員が所属するグループが、各従業員に関連付けられたグループの一例である。たとえば、ボックス1112Aで示された従業員「鈴木太郎」に関連付けられたグループは、第2開発室(ボックス1112)、技術開発センター(ボックス1110)、研究開発部(ボックス1100)、および、AAA株式会社(ボックス1000)である。
図2には、従業員「鈴木太郎」(ボックス1112A)による投稿の、他の従業員によって操作されている端末装置における表示態様が示されている。より具体的には、図2において、画像IM001は、従業員「佐藤次郎」(ボックス1112B)によって操作されている端末装置が表示する画像の一例である。画像IM002は、従業員「田中三郎」(ボックス1111A)によって操作されている端末装置が表示する画像の一例である。画像IM003は、従業員「中村四郎」(ボックス1121A)によって操作されている端末装置が表示する画像の一例である。画像IM001,IM002,IM003のそれぞれは、投稿の出所を表示する欄NA001,NA002,NA003を含む。
第1の実施の形態では、投稿者が所属するグループと閲覧者が所属するグループとが第4階層まで共通するときに投稿が実名で表示される例が示される。図2に示された例では、投稿者は、第二開発室に所属する従業員「鈴木太郎」である。閲覧者が「佐藤次郎」である場合、投稿者と閲覧者とが所属するグループは、第4階層まで一致する。したがって、画像IM001の欄NA001には、投稿者の名前「鈴木太郎」が表示されている。
また、閲覧者が従業員「田中三郎」(第一開発室に所属)である場合、投稿者と閲覧者とが所属するグループは、第3階層までは一致するが、第4階層では一致しない。したがって、画像IM002の欄NA002には、投稿者の名前「鈴木太郎」は表示されない。欄NA002には、投稿者の名前の代わりに、投稿者が所属するグループの名称(第二開発室(ボックス1112))が表示される。
また、閲覧者が従業員「中村四郎」(ネットワーク技術研究室に所属)である場合、投稿者と閲覧者とが所属するグループは、第2階層までは一致するが、第3階層以降は一致しない。したがって、画像IM003の欄NA003には、投稿者の名前「鈴木太郎」は表示されない。欄NA003には、投稿者の名前の代わりに、投稿者が所属するグループの名称(技術開発センター(ボックス1110))が表示される。
<2.投稿閲覧システムの構成>
図3は、第1の実施の形態の投稿閲覧システムの構成の一例を概略的に示す図である。図3を参照して、投稿閲覧システム1は、端末装置10とサーバ装置20とを備える。サーバ装置20は、1台以上の端末装置10と、ネットワークNを介して接続されている。端末装置10は、たとえば、タブレット型のコンピュータ、デスクトップ型コンピュータ、スマートフォンなどの、情報処理装置である。サーバ装置20は、たとえば、サーバ機能を実現するように構成された汎用のコンピュータである。
<3.サーバ装置のハードウェアの構成>
図4は、サーバ装置20のハードウェア構成の一例を示す図である。
図4を参照して、サーバ装置20は、主たる構成要素として、プログラムを実行するCPU(Central Processing Unit)251と、データを不揮発的に格納するROM(Read Only Memory)252と、CPU251によるプログラムの実行により生成されたデータ、又は入力装置を介して入力されたデータを揮発的に格納するRAM(Random Access Memory)253と、データを不揮発的に格納するHDD(Hard Disk Drive)254と、LED(Light Emitting Diode)255と、スイッチ256と、通信IF(Interface)257と、電源回路258と、ディスプレイ259と、操作キー260とを含む。各構成要素は、相互にデータバスによって接続されている。
電源回路258は、コンセントを介して受信した商用電源の電圧を降圧し、サーバ装置20の各部に電源供給を行なう回路である。スイッチ256は、電源回路258に給電を行なうか否かを切替えるための主電源用のスイッチ、およびその他の各種の押しボタンスイッチである。ディスプレイ259は、各種のデータを表示するためのデバイスである。
通信IF257は、端末装置10に対するデータの送信処理および端末装置10から送信されたデータの受信処理を行なう。
LED255は、サーバ装置20の動作状態を表す各種の表示ランプである。たとえば、LED255は、サーバ装置20の主電源のオンまたはオフ状態、およびHDD254への読み出しまたは書き込み状態等を表す。操作キー260は、サーバ装置20のユーザがサーバ装置20へデータを入力するための用いるキー(キーボード)である。
サーバ装置20における処理は、各ハードウェアおよびCPU251により実行されるソフトウェアによって実現される。このようなソフトウェアは、HDD254に予め記憶されている場合がある。また、ソフトウェアは、その他の記憶媒体に格納されて、プログラムプロダクトとして流通している場合もある。あるいは、ソフトウェアは、いわゆるインターネットに接続されている情報提供事業者によってダウンロード可能なプログラムプロダクトとして提供される場合もある。このようなソフトウェアは、読取装置によりその記憶媒体から読み取られて、あるいは、通信IF257等を介してダウンロードされた後、HDD254に一旦格納される。そのソフトウェアは、CPU251によってHDD254から読み出され、RAM253に実行可能なプログラムの形式で格納される。CPU251は、そのプログラムを実行する。
図4に示されるサーバ装置20を構成する各構成要素は、一般的なものである。したがって、本発明の本質的な部分は、RAM253、HDD254、記憶媒体に格納されたソフトウェア、あるいはネットワークを介してダウンロード可能なソフトウェアであるともいえる。なお、サーバ装置20の各ハードウェアの動作は周知であるので、詳細な説明は繰り返さない。
なお、記録媒体としては、DVD(Digital Versatile Disk)−RAMに限られず、DVD−ROM、CD(Compact Disk)−ROM、FD(Flexible Disk)、ハードディスク、磁気テープ、カセットテープ、光ディスク、EEPROM(Electrically Erasable Programmable ROM)、フラッシュROMなどの半導体メモリ等の固定的にプログラムを担持する媒体でもよい。また、記録媒体は、当該プログラム等をコンピュータが読取可能な一時的でない媒体である。また、ここでいうプログラムとは、CPUにより直接実行可能なプログラムだけでなく、ソースプログラム形式のプログラム、圧縮処理されたプログラム、暗号化されたプログラム等を含む。
<4.端末装置のハードウェアの構成>
図5は、端末装置10のハードウェア構成の一例を示す図である。図5を参照して、端末装置10のハードウェア構成を詳細に説明する。
端末装置10は、主たる構成要素として、プログラムを実行するCPU151と、データを不揮発的に格納するROM152と、CPU151によるプログラムの実行により生成されたデータ、又は入力装置を介して入力されたデータを揮発的に格納するRAM153と、データを不揮発的に格納する記憶装置154と、LED155と、スイッチ156と、通信IF(Interface)157と、電源回路158と、タッチスクリーン159と、操作キー160と、カメラ161とを含む。各構成要素は、相互にデータバスによって接続されている。記憶装置154は、たとえばフラッシュメモリ等の不揮発性メモリにより構成される。タッチスクリーンは、ディスプレイ1591と、タッチパネル1592により構成される。
電源回路158は、コンセントを介して受信した商用電源の電圧を降圧し、端末装置10の各部に電源供給を行なう回路である。スイッチ156は、電源回路158に給電を行なうか否かを切替えるための主電源用のスイッチ、およびその他の各種の押しボタンスイッチである。
タッチスクリーン159は、各種のデータを表示および入力を受け付けるためのデバイスである。ディスプレイ1591は、画像を表示するための画面を含んで構成されている。
通信IF157は、サーバ装置20に対するデータの送信処理およびサーバ装置20から送信されたデータの受信処理を行なう。LED155は、端末装置10の動作状態を表す各種の表示ランプである。たとえば、LED155は、端末装置10の主電源のオンまたはオフ状態、および記憶装置154への読み出しまたは書き込み状態等を表す。操作キー160は、端末装置10のユーザが主電源のオンまたはオフ等するためのキー(操作ボタン)である。
端末装置10における処理は、各ハードウェアおよびCPU151により実行されるソフトウェアによって実現される。このようなソフトウェアは、記憶装置154に予め記憶されている場合がある。また、ソフトウェアは、その他の記憶媒体に格納されて、プログラムプロダクトとして流通している場合もある。あるいは、ソフトウェアは、いわゆるインターネットに接続されている情報提供事業者によってダウンロード可能なプログラムプロダクトとして提供される場合もある。このようなソフトウェアは、読取装置によりその記憶媒体から読み取られて、あるいは、通信IF157等を介してダウンロードされた後、記憶装置154に一旦格納される。そのソフトウェアは、CPU151によって記憶装置154から読み出され、RAM153に実行可能なプログラムの形式で格納される。CPU151は、そのプログラムを実行する。
同図に示される端末装置10を構成する各構成要素は、一般的なものである。したがって、本発明の本質的な部分は、RAM153、記憶装置154、記憶媒体に格納されたソフトウェア、あるいはネットワークを介してダウンロード可能なソフトウェアであるともいえる。なお、端末装置10の各ハードウェアの動作は周知であるので、詳細な説明は繰り返さない。
なお、記録媒体としては、DVD−RAMに限られず、DVD−ROM、CD−ROM、FD、ハードディスク、磁気テープ、カセットテープ、光ディスク、EEPROM、フラッシュROMなどの半導体メモリ等の固定的にプログラムを担持する媒体でもよい。また、記録媒体は、当該プログラム等をコンピュータが読取可能な一時的でない媒体である。また、ここでいうプログラムとは、CPUにより直接実行可能なプログラムだけでなく、ソースプログラム形式のプログラム、圧縮処理されたプログラム、暗号化されたプログラム等を含む。
<5.機能構成>
図6は、第1の実施の形態の投稿閲覧システムにおける端末装置10およびサーバ装置20の機能構成の一例を示す図である。
(端末装置10)
まず、端末装置10の機能構成を説明する。端末装置10は、制御部100と、通信IF部110と、入力処理部114と、表示部116と、記憶部120とを含む。
制御部100は、サーバ装置100に対して表示する投稿のデータを要求する要求部102と、サーバ装置100から受信したデータに基づいて表示部116で投稿を表示するための表示制御部104とを含む。制御部100は、たとえばCPU151が適切なプログラムを実行することによって実現される。特に、表示制御部104は、CPU151が投稿を表示するためのプログラム(たとえば、電子掲示板表示用のアプリケーションプログラム)を実行することによって、実現される。つまり、表示制御部104は、ハードウェア(CPU151)とソフトウェア(アプリケーションプログラム)との協働によって、実現され得る。
通信IF部110は、ネットワークN上の種々の装置との間で情報の送受信の処理を行なう。通信IF部110は、たとえば通信IF157によって実現される。
入力処理部114は、外部からの情報の入力を制御部100へ入力する。制御部100は、入力処理部114から入力された情報に基づいて、プログラムを実行する。入力処理部114は、たとえば、スイッチ156、タッチパネル1592、および操作キー160により構成される。
表示部116は、制御部100からの指示に基づいて、情報を表示する。表示部116は、たとえばディスプレイ1591により構成される。
記憶部120は、プログラム記憶部122とデータ記憶部124とを含む。プログラム記憶部122は、制御部100を構成するCPU151によって実行されるプログラムを記憶する。データ記憶部124は、当該プログラムの実行に利用されるデータを記憶する。記憶部120は、たとえば記憶装置154により構成される。
(サーバ装置20)
次に、サーバ装置20の機能構成を説明する。サーバ装置20は、図6に示されるように、制御部200と、通信IF部210と、記憶部220とを含む。制御部200は、認証部201と、決定部202とを含む。認証部201は、投稿閲覧システムにおけるユーザの認証処理を実行する。決定部202は、端末装置10に対してデータを送信する投稿を、投稿者の名前とともに表示するか否かを決定する。
通信IF部210は、端末装置10(通信IF部110)を含む他の機器から情報を受信し、また、他の機器に対して情報を送信する。通信IF部210は、たとえば通信IF257によって実現される。
記憶部220は、プログラム記憶部221と、データ記憶部222と、ユーザ情報記憶部223と、端末情報記憶部224と、投稿情報記憶部225とを含む。記憶部220は、オンラインストレージとして利用され得る。記憶部220において、プログラム記憶部221は、CPU251によって実行されるプログラムを記憶する。データ記憶部222は、当該プログラムの実行に利用される種々のデータを記憶する。
ユーザ情報記憶部223は、投稿閲覧システムの1人以上のユーザに関する情報を含むユーザDB(データベース)を格納する。端末情報記憶部224は、投稿閲覧システムで利用される端末装置10に関する情報を含む端末DBを格納する。投稿情報記憶部225は、投稿閲覧システムにおいて表示される投稿に関する情報を含む投稿DBを格納する。ユーザDB、端末DB、および投稿DBのそれぞれの内容は、後述する。
<6.ユーザDB>
図7は、ユーザ情報記憶部223に格納されているユーザDBの内容の一例を模式的に示す図である。図7を参照して、ユーザDBの内容を説明する。
図7に示されるように、ユーザDBは、ユーザIDごとに、ユーザ名と、パスワードと、グループ名とを関連付ける。ユーザ名は、各ユーザの名称である。パスワードは、各ユーザが投稿閲覧システムにログインする際の認証に利用される。図7中のグループ名は、図1等を参照して説明した組織図を構成する第1〜第4階層のグループのそれぞれの名称を含む。
<7.端末DB>
図8は、端末情報記憶部224に格納されている端末DBの内容の一例を模式的に示す図である。図8を参照して、端末DBの内容を説明する。
図8に示されるように、端末DBは、端末IDごとに、アドレスと、ユーザIDとを関連付ける。投稿閲覧システムでは、ユーザが端末装置10を用いてログインすると、ログインに使用された端末装置10のアドレスと、ログインしたユーザのユーザIDとが関連付けられる。なお、当該関連付けは、たとえば、対象となるユーザがログアウトしたことによって解消される。
<8.投稿DB>
図9は、投稿情報記憶部225に格納されている投稿DBの内容の一例を模式的に示す図である。図9を参照して、投稿DBの内容の一例を説明する。
図9に示されるように、投稿DBは、投稿IDごとに、投稿者IDと、実名範囲と、投稿日時と、タイトルと、内容とを関連付ける。
投稿閲覧システムでは、ユーザは、端末装置10等の情報処理装置から、サーバ装置20に対して投稿を登録する。サーバ装置20は、登録された投稿を格納する。そして、サーバ装置20は、たとえば端末装置10からの要求に応じて、格納している投稿を表示するためのデータを、端末装置10に送信する。
なお、サーバ装置20に投稿が送信されると、サーバ装置20は、当該投稿に投稿IDを割り振る。そして、サーバ装置20は、当該投稿IDに、当該投稿を送信した投稿者の投稿者IDと、投稿日時と、投稿のタイトルと、投稿の内容(本文)とを関連付ける。投稿者IDは、たとえば、端末DB(図8参照)において、投稿の送信元の情報処理装置のアドレスに関連付けられたユーザIDである。
<9.処理の流れ>
図10および図11は、投稿閲覧システムの端末装置10において投稿を表示するために実行される処理の流れを示す図である。まず、図10に示された、投稿閲覧システムにおける端末装置10とサーバ装置20とにおいて実行される処理の流れを説明する。図10では、左側に、端末装置10において実行される処理のフローチャートが記載され、また、右側に、サーバ装置20において実行される処理のフローチャートが記載されている。
(端末装置10とサーバ装置20の処理)
図10を参照して、ステップSA10で、端末装置10の要求部102は、サーバ装置20に対してユーザ認証を要求する。当該要求では、要求部102は、たとえば、入力処理部114に対して入力されたパスワードをサーバ装置20へ送信する。
端末装置10からのユーザ認証の要求に応じて、ステップS100で、サーバ装置20の認証部201は、ユーザDB(図7参照)のパスワード等を用いて、ユーザを認証する。ユーザの認証が完了すると、認証部201は、当該完了を端末装置10へ通知する。これにより、端末装置10において、制御がステップSA20へ進められる。
ステップSA20で、要求部102は、サーバ装置20に対して、投稿の表示を要求する。具体的には、要求部102は、投稿を表示するためのデータをサーバ装置20に対して要求する。ステップSA20の制御は、たとえば、入力処理部114において電子掲示板の表示を指定する情報が入力されたことを条件として、実行される。
端末装置10からの投稿の表示の要求に応じて、ステップS200で、サーバ装置20の決定部202は、端末装置10に送信するデータであって、投稿を表示するためのデータを編集する。ステップS200の内容は、図11を参照して後述する。そして、制御はステップS300へ進められる。
ステップS300で、決定部202は、ステップS200で編集したデータを端末装置10へ送信する。
これに応じて、ステップSA30で、端末装置10の表示制御部104は、当該データを受信し、表示部116に投稿を表示する。
(表示内容編集処理のサブルーチン)
次に、図11を参照して、図10のステップS200(表示内容編集処理)の処理について説明する。図11には、当該処理のサブルーチンのフローチャートが示されている。
ステップS200が実行されると、まずステップS202で、サーバ装置20の決定部202は、投稿DB(図9参照)から、表示対象の投稿の「実名範囲」を抽出する。そして、制御は、ステップS204へ進められる。
ステップS204で、決定部202は、投稿DB(図9参照)から、表示対象の投稿の「投稿者ID」を抽出する。そして、制御は、ステップS206へ進められる。
ステップS206で、決定部202は、表示対象の投稿が実名で表示されるグループ実名表示グループを特定する。そして、制御は、ステップS208へ進められる。
ここで、投稿ID「CON0001」の投稿が表示対象の投稿である場合の例示して、ステップS202〜ステップS206の制御の内容をより具体的に説明する。
この例では、ステップS202で、決定部202は、投稿DBから、表示対象の投稿の「実名範囲」で設定されている条件を抽出する。図9に示された例では、投稿ID「CON0001」の実名範囲は、「第4階層共通」と設定されている。これは、当該投稿を実名で表示する範囲は、閲覧者が所属するグループが、投稿者が所属するグループと第4階層まで共通するという条件が満たされる範囲であることを意味する。
ステップS204で、決定部202は、投稿DBから、表示対象の投稿(投稿ID「CON0001」)の投稿者ID「US1112A」を抽出する。
ステップS206で、決定部202は、まず、ユーザDBから、ステップS204で抽出された投稿者ID「US1112A」が所属するグループを抽出する。抽出されるグループは、AAA株式会社(第1階層)、研究開発部(第2階層)、技術開発センター(第3階層)、および、第二開発室(第4階層)である。そして、ステップS206で、決定部202は、これらのグループの組合せを、実名表示グループとして特定する。
図11に戻って、ステップS208で、決定部202は、投稿の表示要求の送信元である端末装置10を操作するユーザ(以下、「閲覧ユーザ」という)のユーザIDを抽出する。決定部202は、たとえば、端末DB(図8参照)において、投稿の表示の要求の送信元の端末のアドレスに関連付けられているユーザIDを抽出することにより、閲覧ユーザのユーザIDを抽出する。そして、制御はステップS210へ進められる。
ステップS210で、決定部202は、閲覧ユーザが所属するグループが、実名範囲内であるかどうかを判断する。より具体的には、決定部202は、ユーザDB(図7参照)において、ステップS208で抽出されたユーザIDに関連付けられているグループの組合せを抽出し、そして、抽出されたグループの組合せがステップS206で特定したグループの組合せと一致するかどうかを判断する。
そして、決定部202は、閲覧ユーザが所属するグループが実名範囲内であると判断すると(ステップS210でYES)、ステップS212へ制御を進める。一方、決定部202は、閲覧ユーザが所属するグループが実名範囲外であると判断すると(ステップS210でNO)、ステップS214へ制御を進める。
ステップS212で、決定部202は、投稿を構成するデータにおいて、投稿者IDを当該投稿者IDに対応するユーザ名に置換して、制御を図10のステップS200へリターンさせる。これにより、ステップS300において端末装置10に送信されるデータは、投稿者名(投稿者の実名)を含む。これにより、端末装置10では、投稿が投稿者名とともに表示される。
一方、ステップS214で、決定部202は、投稿を構成するデータにおいて、投稿者IDを当該投稿者が所属するグループの名称に置換して、制御を図10のステップS200へリターンさせる。これにより、ステップS300において端末装置10に送信されるデータは、投稿者名(投稿者の実名)ではなく、投稿者が所属するグループ名を含む。これにより、端末装置10では、投稿が、投稿者名ではなく、投稿者が所属するグループ名とともに表示される。
<10.投稿の表示の具体例>
以上説明した第1の実施の形態では、閲覧者が所属するグループが投稿者が所属するグループについての「実名範囲」内であるか否かに基づいて、投稿が投稿者名と表示されるか否かが決定される。ここで、再度図2を参照し、また、図12を参照して、第1の実施の形態に従った投稿の表示についてさらに具体的に説明する。当該説明は、4つの例を含む。なお、当該4つの例は、次のAおよびBの条件に従う。
A:投稿者が、AAA株式会社(第1階層)、研究開発部(第2階層)、技術開発センター(第3階層)、および、第二開発室(第4階層)に所属する、「鈴木太郎」である。
B:「実名範囲」は、閲覧者が所属するグループが、投稿者が所属するグループと、第1〜第4階層まで共通することである。つまり、投稿が実名で表示されるには、閲覧者が所属するグループの組合せが、AAA株式会社(第1階層)、研究開発部(第2階層)、技術開発センター(第3階層)、および、第二開発室(第4階層)という条件が満たされる必要がある。
1つ目の例は、図2の画像IM001に関する。1つ目の例では、閲覧者は「佐藤次郎」(ユーザID「US1112B」)である。ユーザDB(図7)によれば、「佐藤次郎」が所属するグループの組合せは、AAA株式会社(第1階層)、研究開発部(第2階層)、技術開発センター(第3階層)、および、第二開発室(第4階層)である。したがって、閲覧者「佐藤次郎」が所属するグループの組合せは、投稿者「鈴木太郎」が所属するグループの組合せと一致する。したがって、図2において画像IM001として示されるように、「佐藤次郎」が操作する端末装置10では、投稿は実名(欄NA001における「鈴木太郎」)が表示される。
2つ目の例は、図2の画像IM002に関する。2つ目の例では、閲覧者は「田中三郎」(ユーザID「US1111A」)である。ユーザDB(図7)によれば、「田中三郎」が所属するグループは、AAA株式会社(第1階層)、研究開発部(第2階層)、技術開発センター(第3階層)、および、第一開発室(第4階層)である。したがって、閲覧者「田中三郎」が所属するグループの組合せは、投稿者「鈴木太郎」が所属するグループの組合せと比較して、第1〜第3階層においては一致するが、第4階層においては一致しない。したがって、図2において画像IM002として示されるように、「田中三郎」が操作する端末装置10では、投稿は実名では表示されず、「鈴木太郎」が所属するグループの名称(欄NA002における「第二開発室」)が表示される。
なお、第1の実施の形態では、決定部202は、名称を表示されるグループとして、投稿者が所属する4つのグループの中から、投稿者と閲覧者とが共通して所属するグループが位置する階層の次の階層に位置するグループを設定する。したがって、2つ目の例では、決定部202は、名称を表示されるグループとして、投稿者が所属する4つのグループの中から、投稿者と閲覧者とが共通して所属するグループが位置する階層(第3階層)の次の階層(第4階層)に位置するグループを設定する。
3つ目の例は、図2の画像IM003に関する。3つ目の例では、閲覧者は「中村四郎」(ユーザID「US1121A」)である。ユーザDB(図7)によれば、「中村四郎」が所属するグループの組合せは、AAA株式会社(第1階層)、研究開発部(第2階層)、基盤技術研究所(第3階層)、および、ネットワーク技術研究室(第4階層)である。したがって、閲覧者「中村四郎」が所属するグループは、投稿者「鈴木太郎」が所属するグループと、第1〜第2階層においては一致するが、第3〜第4階層においては一致しない。したがって、図2において画像IM003として示されるように、「中村四郎」が操作する端末装置10では、投稿は実名では表示されず、「鈴木太郎」が所属するグループの名称(欄NA003における「技術開発センター」)が表示される。
なお、3つ目の例において、決定部202は、名称を表示されるグループとして、投稿者が所属する4つのグループの中から、投稿者と閲覧者とが共通して所属するグループが位置する階層(第2階層)の次の階層(第3階層)に位置するグループを設定する。
4つ目の例は、図12の画像IM004に関する。図12は、第1の実施の形態の投稿閲覧システムにおける、投稿の表示の一例を説明するための図である。図12において、画像IM004は、投稿の表示の一例を示す。画像IM004は、欄NA004を含む。
4つ目の例では、閲覧者は「山本花子」(ユーザID「US1211A」)である。ユーザDB(図7)によれば、「山本花子」が所属するグループの組合せは、AAA株式会社(第1階層)、応用技術開発部(第2階層)、ソリューション事業部(第3階層)、および、ネットワークソリューション推進部(第4階層)である。したがって、閲覧者「山本花子」が所属するグループは、投稿者「鈴木太郎」が所属するグループと、第1においては一致するが、第2〜第4階層においては一致しない。したがって、図12において画像IM004として示されるように、「山本花子」が操作する端末装置10では、投稿は実名では表示されず、「鈴木太郎」が所属するグループの名称(欄NA004における「研究開発部」)が表示される。
なお、4つ目の例において、決定部202は、名称を表示されるグループとして、投稿者が所属する4つのグループの中から、投稿者と閲覧者とが共通して所属するグループが位置する階層(第1階層)の次の階層(第2階層)に位置するグループを設定する。
<11.変形例>
(投稿を実名で表示する、閲覧者のグループの範囲)
第1の実施の形態では、各投稿は「実名範囲」を含む。当該「実名範囲」は、投稿者によって特定されることができる。そして、投稿者は、投稿を実名で表示する範囲を設定することができ、また、すべての閲覧者に対して投稿を実名で表示するように「実名範囲」を設定することもできる。
なお、「実名範囲」は、投稿ごとに設定されている必要はない。たとえば、すべての投稿について共通して設定されていてもよいし、投稿の属性(投稿された時刻、投稿者が所属するグループ、投稿のタイトル、投稿の内容、など)に基づいて特定されるように設定されていてもよい。
(匿名表示)
第1の実施の形態では、決定部202は、投稿を実名で表示しないと決定したときに、実名の代わりに投稿者が所属するグループの名称を表示することを決定する。なお、決定部202は、投稿を実名で表示しないときには、グループの名称以外の情報を表示することを決定してもよいし、投稿者の欄にいかなる情報も表示しないこと(たとえば、ブランクで埋める)を決定してもよいし、投稿者の特定とは無関係の情報(たとえば、特定のキャラクタの画像)を表示することを決定してもよい。
上記したように表示される、グループの名称以外の情報は、閲覧者が当該閲覧者と投稿者との関係を推測することを助ける情報であることが好ましい。当該情報の一例は、ユーザーの属性情報(性別、年齢、職種など)である。
(ユーザとグループの関連付け)
第1の実施の形態では、ユーザが属するグループは、当該ユーザが投稿者である場合であっても、当該ユーザが閲覧者である場合であっても、同一の情報(図7のユーザDB)に基づいて判断された。つまり、ユーザ情報記憶部223に格納されているユーザDBは、1人以上の投稿者を第1の群のグループの中の1つ以上のグループに関連付ける第1の情報と、1人以上の閲覧者を第2の群のグループの中の1つ以上のグループに関連付ける第2の情報との、双方を構成する。
[第2の実施の形態]
第2の実施の形態以降の各実施の形態の投稿閲覧システムは、第1の実施の形態と同様に、端末装置10とサーバ装置20とを含む。端末装置10およびサーバ装置20のハードウェア構成は、第1の実施の形態のそれらと同じものとすることができる。そのため、ハードウェア構成についての説明は繰り返さない。
<1.概要>
第2の実施の形態の投稿閲覧システムでは、投稿が実名で表示されるか否かは、投稿者が所属するグループと閲覧者が所属するグループとの間の通信の頻度に基づいて決定される。つまり、第1の実施の形態における「階層構造におけるグループ間の関係」の代わりに、第2の実施の形態では、グループに所属するユーザ間の通信の頻度に基づいて、投稿が実名で表示されるか否かが決定される。
<2.機能構成>
図13は、第2の実施の形態の投稿閲覧システムにおける端末装置10およびサーバ装置20の機能構成の一例を模式的に示す図である。図13を図6と比較すると、第2の実施の形態のサーバ装置20は、第1の実施の形態のサーバ装置20の構成に加えて、通信情報記憶部226をさらに備える。
通信情報記憶部226は、投稿閲覧システムのユーザ間の通信についての情報(通信情報)を記憶する。より具体的には、通信情報記憶部226は、第4階層のグループのそれぞれについての通信情報を格納する。通信情報は、対象となるグループに所属するユーザが、他のグループに所属するユーザと通信した回数を特定する情報である。
<3.通信情報>
図14は、通信情報記憶部226において格納される情報(通信情報)の一例を模式的に示す図である。図14には、グループ「第二開発室」についての通信情報が示されている。なお、第二開発室は第4階層のグループの名称である。第二開発室に対する上位の階層は、技術開発センター(第3階層)、研究開発部(第2階層)、およびAAA株式会社(第1階層)である。
図14に示された通信情報では、第二開発室(通信情報が対象とするグループ)に所属するユーザから、他のグループのユーザに対して情報が送信された回数(図14中の「送信」)と、他のグループから情報を受信した回数(図14中の「受信」)とが示されている。図14によれば、たとえば、第二開発室のユーザが第一開発室のユーザに情報が送信した回数は、19回である。また、第二開発室のユーザが第一開発室のユーザから情報を受信した回数は、1030回である。第2の実施の形態では、上記送信回数および受信回数の少なくとも一方が、グループのユーザ間の通信の頻度の一例である。
投稿閲覧システムにおいてユーザ間での情報の送受信の一例は、当該投稿閲覧システムにおいて利用されるグループウェアにおける電子メールの送受信である。サーバ装置20は、当該グループウェアにおける電子メールの送受信の回数、ならびに、送信元および受信先のユーザを特定することにより、グループごとに、上記された通信情報を作成する。
<4.処理の流れ>
図15は、第2の実施の形態において実行される、表示内容編集処理(図10のステップS200)のサブルーチンのフローチャートである。図11に示された処理と比較すると、図15の処理は、ステップS204,S206の制御の代わりに、ステップS204A,S206Aの制御を含む。
ステップS202の制御の後、ステップS204Aで、決定部202は、通信情報記憶部226に格納された各グループの通信情報から、対象となる通信情報を特定する。特定される通信情報は、投稿者が属するグループの通信情報である。
ステップS206Aでは、決定部202は、ステップS204Aで特定した通信情報に基づいて、投稿者名を表示する閲覧者のグループ(実名表示グループ)を特定する。なお、第2の実施の形態では、決定部202は、実名表示グループとして、たとえば投稿者が属するグループから特定の頻度以上の頻度で情報が送信されているグループを特定する。
そして、ステップS208で閲覧ユーザのユーザIDを特定した後、ステップS210で、決定部202は、閲覧ユーザが、ステップS206Aで実名表示グループとして特定されたグループに所属するか否かを判断する。より具体的には、閲覧ユーザが、当該実名範囲に特定されたグループに所属する場合には(ステップS210でYES)、制御がステップS212へ進められる。これにより、投稿は実名で表示される。
一方、閲覧ユーザが、当該実名表示グループとして特定されたグループに所属しない場合には(ステップS210でNO)、制御がステップS214へ進められる。これにより、投稿は実名では表示されない。投稿は、たとえば、投稿者名の代わりに、投稿者が所属するグループの名称とともに、表示される。
通信の頻度は、リアルタイムに更新され得る。したがって、第2の実施の形態では、グループ間のリアルタイムな関係の変化に応じて、投稿が実名で表示されるか否かが決定され得る。
[第3の実施の形態]
<1.概要>
第3の実施の形態の投稿閲覧システムでは、投稿が実名で表示されるか否かは、投稿者が所属するグループおよび閲覧者が所属するグループの属性の関係に基づいて決定される。つまり、第1の実施の形態における「階層構造におけるグループ間の関係」の代わりに、第3の実施の形態では、グループ間の属性の関係に基づいて、投稿が実名で表示されるか否かが決定される。
<2.機能構成>
図16は、第3の実施の形態の投稿閲覧システムにおける端末装置10およびサーバ装置20の機能構成の一例を模式的に示す図である。図16を図6と比較すると、第3の実施の形態のサーバ装置20は、第1の実施の形態のサーバ装置20の構成に加えて、グループ属性情報記憶部227をさらに備える。
グループ属性情報記憶部227は、各グループの属性を示す情報(グループ属性情報)を記憶する。より具体的には、グループ属性情報記憶部227は、第4階層のグループのそれぞれのグループの属性を格納する。第3の実施の形態におけるグループの属性の一例は、各グループが関連付けられたプロジェクトである。
<3.グループ属性情報>
図17は、グループ属性情報記憶部227において格納される情報(グループ属性情報)の一例を模式的に示す図である。図17では、各グループが関連付けられているプロジェクトの名称が、図17の「プロジェクト名」の欄に記載されている。たとえば、グループ「第一開発室」が関連付けられているプロジェクトは、「A」と「B」である。グループ属性情報は、たとえば投稿閲覧システムの管理人が端末装置10を操作することによって入力された情報に基づいて、生成され、また更新される。
<4.処理の流れ>
図18は、第3の実施の形態において実行される、表示内容編集処理(図10のステップS200)のサブルーチンのフローチャートである。図11に示された処理と比較すると、図18の処理は、ステップS202が省略され、ステップS204Bが追加され、そして、ステップS206の制御の代わりにステップS206Bの制御を含む。
図18を参照して、ステップS200が開始されると、ステップS204で、決定部202は、投稿者IDを抽出する。そして、制御はステップS204Bへ進められる。
ステップS204Bで、決定部202は、「対象となるグループ」として、ユーザDB(図7参照)においてステップS204で特定された投稿部IDに関連付けられたグループを特定する。つまり、「対象となるグループ」は、投稿者が所属するグループである。そして、制御はステップS206Bへ進められる。
ステップS206Bで、決定部202は、ステップS206Bで特定された「対象となるグループ」に基づいて、投稿者名を表示する閲覧者の範囲を決定する。より具体的には、決定部202は、たとえば、グループ属性情報(図17)において、「対象となるグループ」の属性に対して特定の関係を有するグループに所属する閲覧者を、投稿者名(実名)を表示する閲覧者の範囲として特定する。第3の実施の形態において、特定の関係とは、たとえば、「対象となるグループ」が関連付けられているのと同じプロジェクトに関連付けられているグループに所属するユーザを、投稿者名を表示する閲覧者の範囲として特定する。
ステップS202の制御の後、ステップS204Bで、決定部202は、グループ属性情報記憶部227に格納された各グループのプロジェクト名から、対象となるプロジェクト名を特定する。特定されるプロジェクト名は、投稿者が属するグループのプロジェクト名である。
ステップS206Bでは、決定部202は、ステップS204Bで特定したプロジェクト名に基づいて、投稿者名を表示する閲覧者の範囲を決定する。より具体的には、決定部202は、投稿者名を表示する閲覧者のグループ(実名表示グループ)を特定する。第3の実施の形態において実名表示グループとして特定されるグループは、たとえば投稿者が属するグループと同じプロジェクトに関連付けられているグループである。
そして、ステップS208で閲覧ユーザのユーザIDを抽出した後、ステップS210で、決定部202は、閲覧ユーザが、ステップS206Bで特定された実名表示グループに所属するか否かを判断する。閲覧ユーザが当該実名範囲に特定されたグループに所属する場合には(ステップS210でYES)、制御はステップS212へ進められる。これにより、投稿は実名で表示される。一方、閲覧ユーザが当該実名範囲に特定されたグループに所属しない場合には(ステップS210でNO)、制御はステップS214へ進められる。これにより、投稿は実名では表示されない。投稿は、たとえば、投稿者名の代わりに、投稿者が所属するグループの名称とともに、表示される。
[第4の実施の形態]
<1.概要>
第4の実施の形態の投稿閲覧システムでは、投稿者が所属するグループと閲覧者が所属するグループとの間の関係に基づいて投稿が実名で表示されないと決定されても、投稿者と閲覧者との間の通信の頻度が特定の条件を満たす場合には、投稿が実名で表示される。
<2.機能構成>
図19は、第4の実施の形態の投稿閲覧システムにおける端末装置10およびサーバ装置20の機能構成の一例を模式的に示す図である。図19を図6と比較すると、第4の実施の形態のサーバ装置20は、第1の実施の形態のサーバ装置20の構成に加えて、通信情報記憶部226Aをさらに備える。
通信情報記憶部226Aは、投稿閲覧システムのユーザ間の通信についての情報(通信情報)を記憶する。より具体的には、通信情報記憶部226Aは、投稿閲覧システムにおける個々のユーザ間の通信情報を格納する。第2の実施の形態における通信情報がグループごとに情報の送信および受信の回数を記録していたのに対し、第4の実施の形態の通信情報は、ユーザごと(ユーザIDごと)に、他のユーザ(他のユーザID)に情報を送信した回数と他のユーザ(他のユーザID)から情報を受信した回数とを記録する。
通信情報において記録されている他のユーザへの情報の送信回数および他のユーザからの情報の受信回数の少なくとも一方は、第4の実施の形態におけるユーザ間の通信の頻度の一例である。
<3.処理の流れ>
図20は、第4の実施の形態において実行される、表示内容編集処理(図10のステップS200)のサブルーチンのフローチャートである。図11に示された処理と比較すると、図20の処理は、ステップS210Cの制御をさらに含む。
より具体的には、図20の処理では、ステップS210において閲覧ユーザが所属するグループが実名範囲内外であると判断されると、ステップS210Cへ制御が進められる。
ステップS210Cで、決定部202は、閲覧ユーザと投稿ユーザとの間の通信頻度が一定の頻度以上であるか否かを判断する。より具体的には、決定部202は、通信情報記憶部226Aの2以上のユーザIDの通信情報の中から、ステップS208で抽出した閲覧ユーザのユーザIDの通信情報を抽出する。そして、決定部202は、抽出された通信情報において、ステップS204で抽出したユーザIDからの情報の受信回数が一定の回数以上であるかどうかを判断する。
そして、決定部202は、上記受信回数が一定の回数以上であると判断すると、ステップS212へ制御を進める。これにより、投稿は、実名で表示される。
一方、決定部202は、上記受信回数が一定の回数未満であると判断すると、ステップS214へ制御を進める。これにより、投稿は、実名では表示されない。この場合、投稿は、たとえば投稿者名の代わりに投稿者が所属するグループの名称とともに、表示される。
以上説明された第4の実施の形態では、投稿が実名で表示されるか否かが決定されるために、グループ間の関係が判断され、さらに、投稿者と閲覧者との個人的な通信の頻度が判断される。これにより、投稿者と閲覧者の具体的な関係により確実に則した態様で、投稿が実名で表示されるか否かが決定される。
[第5の実施の形態]
<1.概要>
第5の実施の形態の投稿閲覧システムでは、投稿同士が関連付けられる。そして、当該投稿閲覧システムでは、投稿者が所属するグループと閲覧者が所属するグループとの間の関係に基づいて投稿が実名で表示されないと決定されても、表示される投稿が閲覧者の投稿に関連付けられた投稿である場合には、投稿が実名で表示される。また、関連付けられた投稿の中で、同一ユーザーによる投稿のうち1つでも実名で表示されると決定された場合は、残りの投稿も実名で表示される。
なお、第5の実施の形態において「投稿が他の投稿に関連付けられる」という記述は、一方的な意味で利用され、双方向的な意味とは区別される。つまり、第1の投稿が第2の投稿に関連付けられた場合であっても、そのこと自体によっては、第2の投稿は第1の投稿には関連付けられない。第2の投稿が第1の投稿に関連付けられるためには、第1の投稿が第2の投稿に関連付けられることとは独立して、第2の投稿が第1の投稿に関連付けられることを要する。
本明細書では、このような実施の形態の具体例として、2以上の投稿が1つの「質問」に対するスレッド内の投稿(回答)という形で関連付けられる例を説明する。より具体的には、スレッド内で、自己の投稿に対して他人からの回答が投稿されることにより、当該他人からの回答が当該自己の投稿に関連付けられる。第5の実施の形態では、ある投稿が他の投稿に関連付けられることが、適宜、矢印(→)でも表わされる。たとえば、他人からの回答が自己の投稿に関連付けられたことは、次のように表され得る。
「他人からの回答→自己の投稿」
なお、2以上の投稿を関連付ける態様は、同じスレッド内にあること、および、質問と回答という関係にあることに限定されず、他のいかなる形態であってもよい。
<2.表示の態様>
図21は、第5の実施の形態の投稿閲覧システムにおける表示の態様の一例を説明するための図である。図21において、左側に配置された画像IM011、画像IM012、および画像IM013は、従業員「鈴木太郎」が操作する端末装置10において表示される画像である。なお、「鈴木太郎」は、第1の実施の形態において説明されたように、AAA株式会社(第1階層)、研究開発部(第2階層)、技術開発センター(第3階層)、および、第二開発室(第4階層)に所属する。
図21において、中央に配置された画像IM021、画像IM022、および画像IM023は、従業員「中村四郎」が操作する端末装置10において表示される画像である。なお、「中村四郎」は、第1の実施の形態において説明されたように、AAA株式会社(第1階層)、研究開発部(第2階層)、基盤技術研究所(第3階層)、および、ネットワーク技術研究室(第4階層)に所属する。
図21において、右側に配置された画像IM031、画像IM032、および画像IM033は、従業員「山本花子」が操作する端末装置10において表示される画像である。なお、「山本花子」は、第1の実施の形態において説明されたように、AAA株式会社(第1階層)、応用技術開発部(第2階層)、ソリューション事業部(第3階層)、および、ネットワークソリューション推進部(第4階層)に所属する。
また、図21において上段に配置された画像IM011、画像IM021、および画像IM031は、「鈴木太郎」からの質問が投稿された時点で各端末装置10に表示される画像である。
図21において中段に配置された画像IM012、画像IM022、および画像IM032は、「鈴木太郎」からの質問に対して「中村四郎」からの回答が投稿された時点で各端末装置10に表示される画像である。
図21において下段に配置された画像IM013、画像IM023、および画像IM033は、「中村四郎」からの上記回答に対してさらに「鈴木太郎」からの回答が投稿された時点で各端末装置10に表示される画像である。
第5の実施の形態では、グループ間の関係に基づいて実名が表示されるか否かは、たとえば第1の実施の形態と同様の基準で決定される。つまり、グループ間の関係のみに基づいた場合、投稿者が所属するグループと閲覧者が所属するグループが第1〜第4階層まで一致する場合には投稿は実名で表示される。また、投稿者が所属するグループと閲覧者が所属するグループが第1〜第4階層のうち一つでも一致しない場合には投稿は実名で表示されない。
(上段の画像の表示)
「鈴木太郎」からの質問が投稿された時点に表示される画像IM011、画像IM021、および画像IM031について説明する。
「鈴木太郎」からの質問が投稿された時点では、当該質問は他の投稿と関連付けられていない。このため、当該質問の投稿が実名で表示されるか否かは、グループ間の関係のみに基づいて決定される。
「鈴木太郎」によって操作される端末装置10では、画像IM011で示されるように、上記質問の投稿は実名で表示される。投稿者と閲覧者の第1〜第4階層のグループが一致するからである。
一方、「中村四郎」によって操作される端末装置10では、画像IM021として示されるように、上記質問の投稿は実名では表示されない。閲覧者「中村四郎」の少なくとも第4階層のグループが、投稿者「鈴木太郎」の第4階層のグループが異なるからである。なお、画像IM021では、質問者として、投稿者「鈴木太郎」が所属するグループの名称「技術開発センター」が示されている。
また、「山本花子」によって操作される端末装置10でも、画像IM031として示されるように、上記質問の投稿は実名では表示されない。閲覧者「山本花子」の少なくとも第4階層のグループが、投稿者「鈴木太郎」の第4階層のグループが異なるからである。画像IM031では、質問者として、投稿者「鈴木太郎」が所属するグループの名称「研究開発部」が示されている。
(中段の画像の表示)
「鈴木太郎」の質問に対する「中村四郎」からの回答が投稿された時点に表示される画像IM012、画像IM022、および画像IM032について説明する。
「鈴木太郎」からの質問に対して「中村四郎」からの回答が投稿されると、「鈴木太郎」からの質問と「中村四郎」からの回答とは、同じスレッド内の投稿となる。そして、「中村四郎」の回答が「鈴木太郎」の質問に関連付けられる。2つの投稿の関係は、次のように表され得る。
「中村四郎の回答→鈴木太郎の質問」
「鈴木太郎」によって操作される端末装置10では、画像IM012として示されるように、「鈴木太郎」の質問は実名で表示される。投稿者と閲覧者の第1〜第4階層のグループが一致するからである。また、「中村四郎」の回答も、画像IM012として示されるように、実名で表示される。「中村四郎」の回答が「鈴木太郎」の質問に関連付けられたからである。つまり、「中村四郎」の回答は、グループ間の関係のみに基づくと実名では表示されないが、閲覧者「鈴木太郎」の質問に関連付けられたことによって、閲覧者「鈴木太郎」によって操作される端末装置10において実名で表示される。
「中村四郎」によって操作される端末装置10では、画像IM022として示されるように、「鈴木太郎」の質問は実名では表示されない。「中村四郎」の第4階層のグループは、鈴木太郎の第4階層のグループと異なる。したがって、グループ間の関係によると、「鈴木太郎」の質問は実名では表示されない。また、当該スレッドでは、「鈴木太郎」の投稿は閲覧者である「中村四郎」の投稿に関連付けられていない。「中村太郎」の回答に対して回答が付されていないためである。なお、閲覧者「中村太郎」本人の回答は、画像IM022として示されるように、実名で表示される。
「山本花子」によって操作される端末装置10では、「鈴木太郎」の質問も、「中村四郎」の回答も、実名では表示されない。「山本花子」の第4階層のグループは、「鈴木太郎」の第4階層のグループとは一致せず、また、「中村四郎」の第4階層のグループとも一致しないためである。
(下段の画像の表示)
「鈴木太郎」の質問に対する「中村四郎」の回答に対して、さらに「鈴木太郎」の回答が投稿された時点に表示される画像IM013、画像IM023、および画像IM033について説明する。
「中村四郎」からの回答に対して「鈴木太郎」からの回答が投稿されると、当該「鈴木太郎」からの回答は、「中村四郎」の回答に関連付けられる。2つの投稿の関係は、次のように表され得る。
「鈴木太郎の回答→中村四郎の回答」
「鈴木太郎」によって操作される端末装置10では、画像IM013として示されるように、すべての投稿(「鈴木太郎」の質問、「中村四郎」の回答、および「鈴木太郎」の回答)が実名で表示される。「中村四郎」の回答が投稿された時点から「中村四郎」の回答が閲覧者「鈴木太郎」の質問に関連付けられ、「中村四郎」の回答が実名で表示されるからである。
「中村四郎」によって操作される端末装置10では、画像IM023として示されるように、すべての投稿(「鈴木太郎」の質問、「中村四郎」の回答、および「鈴木太郎」の回答)が実名で表示される。「鈴木太郎」の回答が投稿された時点で、「鈴木太郎」の回答が閲覧者「中村四郎」の回答に関連付けられ、「鈴木太郎」の回答が実名で表示されるとともに、それと同一のユーザの投稿である「鈴木太郎」の質問も実名で表示されるからである。
「山本花子」によって操作される端末装置10では、「鈴木太郎」の質問も、「中村四郎」の回答も、「鈴木太郎」の回答も、実名では表示されない。「山本花子」の第4階層のグループは、「鈴木太郎」の第4階層のグループとは一致せず、また、「中村四郎」の第4階層のグループとも一致しないためである。
<3.投稿DBの変遷>
図21に示された例では、3段階で、スレッドにおける投稿が変化した。当該変化を、投稿DBの状態の変化として説明する。図22〜図24は、第5の実施の形態の投稿情報記憶部225(図6参照)において登録されている投稿DBの状態を示す図である。第5の実施の形態では、図22〜図24に示されるように、図9に示された投稿DBと比較して、各投稿IDは、さらに「関連投稿ID」と関連付けられている。「関連投稿ID」は、投稿IDに対応する投稿が関連付けられた投稿のIDである。
図22には、画像IM011、画像IM021、および画像IM031を参照して説明された、「鈴木太郎」の質問が投稿された時点での投稿DBの状態が示されている。図22の投稿DBにおける投稿ID「CON0001」は、画像IM011等の「鈴木太郎」の質問に対応する。この時点では、当該質問に対する回答がまだ投稿されていない。このため、投稿ID「CON0001」の「関連投稿ID」には、まだ情報が登録されていない。
図23には、画像IM012、画像IM022、および画像IM032を参照して説明された、「中村四郎」の回答が投稿された時点での投稿DBの状態が示されている。図23の投稿DBは、2つの投稿ID「CON0001」および「CON0010」を含む。図23の投稿DBにおける投稿ID「CON0010」は、画像IM012等の「中村四郎」の回答に対応する。投稿ID「CON0010」は、投稿ID「CON0001」に対する回答である。これにより、投稿ID「CON0010」は回答を付された投稿ID「CON0001」に関連付けられる。このことは、図23において、投稿ID「CON0010」の「関連投稿ID」として、投稿ID「CON0001」が登録されていることに対応する。
図24には、画像IM013、画像IM023、および画像IM033を参照して説明された、「鈴木太郎」の回答が投稿された時点での投稿DBの状態が示されている。図24の投稿DBは、3つの投稿ID「CON0001」、「CON0010」、および「CON0031」を含む。図24の投稿DBにおける投稿ID「CON0031」は、画像IM013等の「鈴木太郎」の回答に対応する。投稿ID「CON0031」は、投稿ID「CON0010」に対する回答である。これにより、投稿ID「CON0031」は回答を付された投稿ID「CON0010」に関連付けられる。このことは、図24において、投稿ID「CON0031」の「関連投稿ID」として、投稿ID「CON0010」が登録されていることに対応する。また、関連付けられた投稿の中で、同一ユーザーによる投稿のうち1つでも実名で表示されると決定された場合は、残りの投稿も実名で表示させるために、関連投稿IDをたどれる投稿のうち、投稿者IDが同一の投稿には同じ関連投稿IDを登録しておく 必要がある。つまり、投稿ID「CON0031」の関連投稿IDから「CON0010」をたどり、「CON0010」の関連投稿IDである「CON0001」の投稿者IDが「CON0031」と同一であるので、「CON0001」の関連投稿IDに「CON0010」を登録する。この処理を、関連投稿IDをたどれなくなるまで繰り返す。
<4.処理の流れ>
図25は、第5の実施の形態において実行される、表示内容編集処理(図10のステップS200)のサブルーチンのフローチャートである。図11に示された処理と比較すると、図25の処理は、ステップS210Dの制御をさらに含む。
より具体的には、図25の処理では、ステップS210において閲覧ユーザが所属するグループが実名範囲内外であると判断されると、ステップS210Dへ制御が進められる。
ステップS210Dで、決定部202は、表示対象の投稿の関連投稿IDの投稿IDを抽出し、抽出された投稿IDに対応するユーザID(投稿者ID)を抽出し、そして、当該抽出されたユーザIDの中の少なくとも1つがステップS208で抽出された閲覧ユーザのユーザIDと一致するものかどうかを判断する。
そして、決定部202は、関連投稿IDの投稿者IDが閲覧ユーザのユーザIDと一致すると判断すると、ステップS212へ制御を進める。これにより、投稿は、実名で表示される。これは、たとえば、図21の画像IM023において、鈴木太郎の質問が実名で表示されていることに対応する。
一方、決定部202は、関連投稿IDの投稿者IDが閲覧ユーザのユーザIDと一致しないと判断すると、ステップS214へ制御を進める。これにより、投稿は、実名では表示されない。この場合、投稿は、たとえば投稿者名の代わりに投稿者が所属するグループの名称とともに、表示される。これは、たとえば、図21の画像IM033において、鈴木太郎の質問が、実名ではなく、グループ名とともに、表示されていることに対応する。
以上説明された第5の実施の形態では、投稿が実名で表示されるか否かが決定されるために、グループ間の関係が判断され、さらに、表示される投稿が閲覧者の投稿に関連付けられているか否かが判断される。これにより、投稿者と閲覧者の具体的な関係により確実に則した態様で、投稿が実名で表示されるか否かが決定される。
[第6の実施の形態]
第6の実施の形態の投稿閲覧システムでは、第5の実施の形態におけるグループ名の表示に、グループの中で各ユーザを識別するための情報が追加される。より具体的には、同じグループ名で2以上のユーザの投稿が表示されるようになった場合に、投稿閲覧システムでは、グループ名は、各ユーザを識別するための情報が追加されて表示される。
図26は、第6の実施の形態の投稿閲覧システムにおける表示の態様の一例を説明するための図である。図21と比較して、図26に示された例では、右側に配置された画像IM032および画像IM033における、グループ名の表示が変更されている。
より具体的には、画像IM032および画像IM033において、「研究開発部」のうち「鈴木太郎」に対応する3つの投稿(画像IM032の上側の投稿、ならびに、画像IM033の一番上および一番下の投稿)は、「研究開発部A」と表示されている。また、「研究開発部」のうち「中村四郎」に対応する2つの投稿(画像IM032の下側の投稿および画像IM033の真ん中の投稿)は、「研究開発部B」と表示されている。
図26に示されたような表示のために、決定部202は、ステップS214において、まず、上記したように、投稿者IDを投稿者が所属するグループの名称に置換する。そして、決定部202は、表示されるスレッドにおいてステップS214で置換した名称と同じグループの名称が投稿者として表示されるかどうかを判断する。そして、ステップS214で置換した名称と同じグループの名称が投稿者として表示されると判断すると、決定部202は、上記置換の結果として得られたグループの名称に、ユーザごとに異なる情報を追加する。追加される情報は、各投稿の投稿者が、表示されるスレッドにおいて、当該グループの何人目であるかに基づいて選択される。
たとえば、図26の画像IM032に示された例において、上側の投稿の投稿者「鈴木太郎」は、画像IM032内のスレッドでは、グループ「研究開発部」の一人目のユーザである。このため、決定部202は、投稿者「鈴木太郎」について追加する情報として、アルファベットの1番目の文字「A」を選択する。
また、画像IM032の下側の投稿の投稿者「中村四郎」は、画像IM032内のスレッドでは、グループ「研究開発部」の二人目のユーザである。このため、決定部202は、投稿者「中村四郎」について追加する情報として、アルファベットの2番目の文字「B」を選択する。
そして、決定部202は、ステップS214の制御の後、図10のステップS200へ制御をリターンさせる。
第6の実施の形態では、「研究開発部A」の「A」および「研究開発部B」の「B」は、ユーザごとに異なる情報の一例である。表示される情報は、「A」および「B」等のアルファベット以外(数字等)であってもよい。
以上説明した第6の実施の形態の画像IM032および画像IM033によれば、投稿者は匿名で表示される。ただし、ユーザは、複数の投稿が、同一のユーザによって投稿されたかを理解することができる。
[第7の実施の形態]
<1.概要>
第7の実施の形態の投稿閲覧システムでは、ユーザDBは、各ユーザの特性の一例として、各ユーザの役職を格納する。そして、当該投稿閲覧システムでは、投稿者が所属するグループと閲覧者が所属するグループとの間の関係に基づいて投稿が実名で表示されないと決定されても、閲覧者の特性が一定の条件を満たす場合には、投稿が実名で表示される。
<2.ユーザDB>
第7の実施の形態の投稿閲覧システムにおける端末装置10およびサーバ装置20の機能構成は、第1の実施の形態のものと同様とすることができる。そして、図27は、第7の実施の形態におけるユーザDBの一例を模式的に示す図である。図27に示されるように、第7の実施の形態のユーザDBでは、図7のユーザDBと比較して、各ユーザIDは、さらに各ユーザの役職と関連付けられている。
<3.処理の流れ>
図28は、第7の実施の形態において実行される、表示内容編集処理(図10のステップS200)のサブルーチンのフローチャートである。図11に示された処理と比較すると、図25の処理は、ステップS210Eの制御をさらに含む。
より具体的には、図28の処理では、ステップS210において閲覧ユーザが所属するグループが実名範囲内外であると判断されると、ステップS210Eへ制御が進められる。
ステップS210Eで、決定部202は、ステップS208で抽出された閲覧ユーザの役職が「部長」以上であるか否かを判断する。
そして、決定部202は、上記役職が部長以上であると判断すると、ステップS212へ制御を進める。これにより、投稿は、実名で表示される。
一方、決定部202は、上記役職が部長以上ではないと判断すると、ステップS214へ制御を進める。これにより、投稿は、実名では表示されない。
以上説明された第7の実施の形態では、投稿が実名で表示されるか否かが決定されるために、グループ間の関係が判断され、さらに、閲覧者の役職が判断される。これにより、組織の構成等、投稿を閲覧するユーザの特性に則した態様で、投稿が実名で表示されるか否かが決定される。
[第8の実施の形態]
<1.概要>
第8の実施の形態の投稿閲覧システムでは、第1の実施の形態の投稿閲覧システムにおいてサーバ装置20が実行していた表示内容編集処理を、投稿を表示する端末装置10が実行する。つまり、投稿を表示する装置が、投稿を実名で表示するか否かを決定する。
<2.機能構成>
図29は、第8の実施の形態の投稿閲覧システムにおける端末装置10およびサーバ装置20の機能構成の一例を模式的に示す図である。
図6の機能構成と比較して、第8の実施の形態の投稿閲覧システムでは、サーバ装置20は、決定部202の代わりに抽出部204を含む。抽出部204は、端末装置10からの要求に応じて、閲覧対象の投稿のデータおよび当該投稿を実名で表示するか否かを決定するために必要なデータを、当該端末装置10へ送信する。閲覧対象の投稿のデータおよび当該投稿を実名で表示するか否かを決定するために必要なデータとは、たとえば、第1〜第7の実施の形態において説明された処理において決定部202が利用したデータである。
また、端末装置10は、決定部103をさらに含む。決定部103は、第1の実施の形態等における決定部202に相当する動作を実行する。
<3.端末装置10とサーバ装置20の処理>
図30は、第8の実施の形態の投稿閲覧システムにおける端末装置10とサーバ装置20とにおいて実行される処理の流れを示す図である。
図28を参照して、ステップSA10で、端末装置10の要求部102は、サーバ装置20に対してユーザ認証を要求する。
端末装置10からのユーザ認証の要求に応じて、ステップS100で、サーバ装置20の認証部201は、ユーザDB(図7参照)のパスワード等を用いて、ユーザを認証する。ユーザの認証が完了すると、認証部201は、当該完了を端末装置10へ通知する。これにより、端末装置10において、制御がステップSA11へ進められる。
ステップSA11で、要求部102は、サーバ装置20に対して、投稿の表示を要求する。具体的には、要求部102は、投稿を表示するためのデータおよび当該投稿を実名で表示するか否かを決定するために必要な情報を、サーバ装置20に対して要求する。
端末装置10からの投稿の表示の要求に応じて、ステップS102で、サーバ装置20の決定部202は、端末装置10に、要求されたデータを記憶部220から抽出する。そして、制御はステップS104へ進められる。
ステップS104で、決定部202は、ステップS102で抽出したデータを端末装置10へ送信する。
これに応じて、ステップSA12で、決定部103は、サーバ装置20から受信したデータを編集することにより、投稿を表示するためのデータを生成する。ステップSA12の制御の内容は、図10のステップS200に制御の内容と同様とすることができる。そして、制御は、ステップSA30へ進められる。
ステップSA30で、表示制御部104は、ステップSA12で生成されたデータに基づいて、表示部116に投稿を表示する。
<4.変形例>
第8の実施の形態では、投稿を送信する装置(サーバ装置20)ではなく、投稿を表示する装置(端末装置10)が、投稿を投稿者名とともに表示するか否かを決定した。なお、投稿を表示する装置は、さらに投稿を生成する装置であってもよい。
つまり、端末装置10は、投稿を生成する。そして、端末装置10は、生成された投稿を、サーバ装置20に送信することなく、当該端末装置10に格納する。そして、他の装置からの表示の要求に応じて、端末装置10は、当該他の装置に対して投稿を表示するためのデータを送信する。なお、端末装置10は、当該端末装置10を操作するユーザ(投稿者)が所属するグループと他の装置を操作するユーザ(閲覧者)が所属するグループとの間の関係に応じて、投稿を実名で表示するか否かを決定する。そして、端末装置10は、当該決定に従って、投稿を表示するためのデータに、投稿者の名前を特定するデータまたは投稿者の名前の代わりに表示する情報(たとえば、投稿者が所属するグループの名称)のデータを含める。
[第9の実施の形態]
第9の実施の形態の投稿閲覧システムは、当該投稿閲覧システムのユーザのグループ分けを、第1の実施の形態における会社とは異なる種類の組織の組織図に従って行なう。図31〜図33のそれぞれは、第9の実施の形態のグループ分けに利用される組織図の例を示す。
図31には、ある地域(天理市)における中学校で構成される組織の組織図が示されている。当該組織図は、4つの階層を有する。第1階層に含まれるグループは、天理市内の中学校すべてを特定する。第2階層に含まれるグループは、天理市内にある各中学校(「北中学校」「南中学校」等)を特定する。第3階層に含まれるグループは、第2階層の各中学校の各学年(「1年」「2年」「3年」)を特定する。第4階層に含まれるグループは、第3階層の各学年に含まれるクラス(「1組」「2組」等)を特定する。
図31の組織図では、第4階層の下に、各第4階層に所属する生徒の名前が示されている。たとえば、「田中三郎」は、天理市内の中学校(第1階層)、北中学校(第2階層)、1年(第3階層)、および1組(第4階層)に所属する。
図32には、ある種類のサイト(地域コミュニティサイト)で構成される組織の組織図が示されている。当該組織図は、4つの階層を有する。第1階層に含まれるグループは、当該種類のコミュニティサイトすべてを特定する。第2階層に含まれるグループは、都道府県(「奈良県」「京都府」等)を特定する。第3階層に含まれるグループは、第2階層の各都道府県の中の大分類の地域名(奈良県の「奈良市」「大和郡山市」、および、京都府の「宇治市」、等)を特定する。第4階層に含まれるグループは、第3階層の各大分類の地域に含まれる小分類の地域名(奈良市の「大宮町」「法蓮町」、および、宇治市の「広野町」、等)を特定する。
図32の組織図では、第4階層の下に、各第4階層の地域名のサイトに所属する構成員の名前が示されている。たとえば、「山本花子」は、地域コミュニティサイト(第1階層)、京都府(第2階層)、宇治市(第3階層)、および広野町(第4階層)に所属する。つまり、図32は、「山本花子」が「京都府宇治市広野町」の地域コミュニティサイトの構成員であることを示す。
図33には、ある種類のサイト(病気に関するコミュニティサイト)で構成される組織の組織図が示されている。当該組織図は、4つの階層を有する。第1階層に含まれるグループは、当該種類のコミュニティサイトすべてを特定する。第2階層に含まれるグループは、病気が関連する大分類の科目(「内科」「外科」等)を特定する。第3階層に含まれるグループは、第2階層の各科目に属する小分類の科目(内科の「呼吸器内科」「消化器内科」等)を特定する。第4階層に含まれるグループは、第3階層の各科目に属する器官または部位(呼吸器内科の「気管支」「肺」等)を特定する。
図33の組織図では、第4階層の下に、各第4階層の器官または部位に所属する構成員の名前が示されている。たとえば、「鈴木三郎」および「佐藤次郎」は、病気コミュニティサイト(第1階層)、内科(第2階層)、呼吸器内科(第3階層)、および肺(第4階層)に所属する。つまり、図33は、「鈴木三郎」および「佐藤次郎」が、内科の、呼吸器内科の、肺に関する病気コミュニティサイトの構成員であることを示す。
なお、図31〜図33に記載された組織図のいずれも4つの階層を含む。しかしながら、本開示におけるユーザのグループ分けの階層の数は「4」に限定されない。また、グループ分けは、階層構造を構成しない2以上のグループに従って行なわれてもよい。
[まとめ]
(1)
ある局面に従うと、1人以上の投稿者を第1の群のグループの中の1つ以上のグループに関連付ける情報を記憶するための第1の記憶手段(ユーザ情報記憶部223)と、1人以上の閲覧者を第2の群のグループの中の1つ以上のグループに関連付ける情報を記憶するための第2の記憶手段(端末情報記憶部224)と、投稿を表示するための端末装置(端末装置10)と、投稿の投稿者に関連付けられたグループと端末装置で投稿を閲覧する閲覧者に関連付けられたグループとの間の関係に基づいて、端末装置が、投稿を、当該投稿の投稿者の名称とともに表示するか否かを決定するための決定手段(決定部202,103)とを備える、投稿閲覧システム(投稿閲覧システム1)が提供される。
これにより、投稿者および閲覧者による過去の投稿または返信の履歴ではなく、投稿者および閲覧者のグループ間の関係に基づいて、投稿が投稿者の名称とともに表示されるか否かが決定される。したがって、投稿の投稿者と閲覧者との間の実際の関係に則した適切な態様で投稿が表示され得る。
(2)
好ましくは、第1の群と第2の群は、単一の階層構造(図1等の階層構造)を構成し、決定手段は、投稿者に関連付けられたグループと閲覧者に関連付けられたグループとの間の関係を、階層構造におけるグループ間の関係に基づいて(ユーザの所属するグループが第4階層まで一致する、等)特定する。
これにより、グループ間の関係を容易に特定することができる。
(3)
好ましくは、投稿者に関連付けられたグループと閲覧者に関連付けられたグループとの間の関係は、各グループに属するユーザ間の通信の頻度(図14)に関連する関係を含む。
これにより、グループ間のリアルタイムな関係の変化に応じて、投稿を実名表示するか否かが決定され得る。
(4)
好ましくは、投稿閲覧システムは、第1の群のグループおよび第2の群のグループのそれぞれの属性を記憶するための第3の記憶手段をさらに備え、決定手段は、投稿者に関連付けられたグループと閲覧者に関連付けられたグループとの間の関係を、グループ間の属性の関係(図17)に基づいて特定する。
投稿の表示に、グループの属性を反映させることができることにより、より実情に沿った優先順位で投稿を実名表示するか否かが決定され得る。
(5)
好ましくは、決定手段は、投稿者に関連付けられたグループと閲覧者に関連付けられたグループとの間の関係に基づいて投稿を投稿者の名称とともに表示しないことを決定した場合であっても、投稿者と閲覧者との間の関係が特定の条件を満たすときには、投稿を投稿者の名称とともに表示することを決定する(図20のステップS210C)。
これにより、投稿が実名で表示されるか否かが決定されるために、グループ間の関係が判断され、さらに、投稿者と閲覧者との個人的な通信の頻度が判断される。したがって、投稿者と閲覧者の具体的な関係により確実に則した態様で、投稿が実名で表示されるか否かが決定される。
(6)
好ましくは、投稿閲覧システムは、2人以上のユーザについての、ユーザ間の情報の送受信の履歴を格納するための履歴格納手段(図19の通信情報記憶部226A)をさらに備え、特定の条件は、投稿者であるユーザと閲覧者であるユーザとの間の情報の送受信の頻度が特定の頻度以上であることを含む。
これにより、投稿者と閲覧者との個人的な通信の頻度を、より確実に、投稿を実名表示するか否かに反映させることができる。
(7)
好ましくは、特定の条件は、投稿が、閲覧者の投稿に関連付けられた投稿であることを含む(図25のステップS210D)。
これにより、閲覧者は、自己に関連付けられた投稿については、確実に投稿者を認識することができる。
(8)
好ましくは、特定の条件は、閲覧者の特性が一定の条件を満たすことを含む(図28のステップS210E)。
これにより、閲覧者の特性が会社の上層部等の特定の特性である場合に、当該閲覧者に、投稿者の名称を知ることができるという特権を付与することができる。
(9)
好ましくは、特定の条件は、投稿者が当該投稿を当該投稿者の名称とともに表示することを指定していること(すべての閲覧者に対して投稿を実名で表示するように投稿DB(図9)の「実名範囲」を設定すること)を含む。
これにより、投稿者の実名表示の意思が、表示に反映され得る。
(10)
好ましくは、決定手段は、投稿を投稿者の名称とともに表示しないことを決定した場合には、当該投稿を投稿者に関連付けられたグループの名称(図2の画像IM002の欄NA002における「第二開発室」)とともに表示することを決定する。
これにより、実名表示を回避しつつ、当該投稿の出所の理解が容易になる。
(11)
好ましくは、第1の群のグループは階層構造を構成し、決定手段は、投稿の投稿者に関連付けられたグループの名称として、投稿者に関連付けられたグループの中の少なくとも一つの階層のグループの名称(図2の画像IM002の欄NA002における「第二開発室」)を表示することを決定する。
これにより、実名表示を回避しつつ、当該投稿の出所の理解が容易になる。
(12)
好ましくは、決定手段は、投稿の投稿者に関連付けられたグループの名称として、階層構造において投稿者と閲覧者とが共通するグループが位置する階層の次の階層に位置するグループの名称を表示することを決定する。
これにより、閲覧者は、当該閲覧者自身と投稿者との関係を容易に理解し得る。
(13)
好ましくは、決定手段は、グループの名称とともに、ユーザごとに異なる情報(画像IM032および画像IM033における、「研究開発部A」の「A」および「研究開発部B」の「B」)を表示することを決定する。
これにより、匿名性が担保された上で、ユーザが、複数の投稿が同じ者によって投稿されたか否かを認識できる。
(14)
好ましくは、決定手段は、投稿を投稿者の名称とともに表示しないことを決定した場合には、当該投稿を投稿者の属性(ユーザーの属性情報(性別、年齢、職種など))とともに表示することを決定する。
これにより、閲覧者は、投稿者の属性に基づいて、当該閲覧者と当該投稿者との関係(境遇が近いか、等)を推測し得る。
(15)
好ましくは、決定手段は、投稿を投稿者の名称とともに表示しないことを決定した場合には、投稿を投稿者の名称とともに表示すると決定されたときには当該投稿の投稿者の名称が表示されるべき場所において投稿者を特定する情報の表示を行なわない(たとえば、ブランクで埋める)ことを決定する。
これにより、閲覧者は、投稿者の名称は、何等かの事情により敢えて表示されないことを理解することができる。
(16)
他の局面に従うと、1人以上の投稿者を第1の群のグループの中の1つ以上のグループに関連付ける第1の情報と、1人以上の閲覧者を第2の群のグループの中の1つ以上のグループに関連付ける第2の情報とを参照することにより、表示される投稿の投稿者に関連付けられたグループと投稿を表示する装置における閲覧者に関連付けられたグループとの間の関係に基づいて、投稿が投稿者の名称とともに表示されるか否かを決定するための決定手段とを備える、情報処理装置(サーバ装置20、端末装置10)が提供される。
(17)
さらに他の局面に従うと、投稿の表示を制御するための方法であって、1人以上の投稿者を第1の群のグループの中の1つ以上のグループに関連付ける第1の情報と、1人以上の閲覧者を第2の群のグループの中の1つ以上のグループに関連付ける第2の情報とを参照することにより、表示される投稿の投稿者に関連付けられたグループと当該投稿を表示する装置における閲覧者に関連付けられたグループとの間の関係に基づいて、投稿が当該投稿の投稿者の名称とともに表示されるか否かを決定することを備える、投稿の表示の制御方法が提供される。
(18)
さらに他の局面に従うと、投稿の表示を制御するためのコンピュータによって実行されるプログラムが提供される。プログラムは、コンピュータを、決定手段として機能させ、決定手段は、1人以上の投稿者を第1の群のグループの中の1つ以上のグループに関連付ける第1の情報と、1人以上の閲覧者を第2の群のグループの中の1つ以上のグループに関連付ける第2の情報とを参照することにより、表示される投稿の投稿者に関連付けられたグループと当該投稿を表示する装置における閲覧者に関連付けられたグループとの間の関係に基づいて、投稿が当該投稿の投稿者の名称とともに表示されるか否かを決定する。
(19)
さらに他の局面に従うと、投稿を表示するための端末装置(サーバ装置20が実名を表示するか否かを決定するときの、端末装置10)であって、投稿の投稿者に関連付けられたグループと端末装置における閲覧者に関連付けられたグループとの間の関係に応じて、投稿者の名称とともに、または、投稿者の名称を伴うことなく、投稿を表示する表示制御手段を備える、端末装置が提供される。
(20)
さらに他の局面に従うと、投稿を表示するためのコンピュータによって実行されるプログラムが提供される。プログラムは、コンピュータを、表示制御手段として機能させ、表示制御手段は、投稿の投稿者に関連付けられたグループと端末装置における閲覧者に関連付けられたグループとの間の関係に基づいて、投稿者の投稿を、投稿者の名称とともに、または、投稿者の名称を伴うことなく、投稿を表示する。
今回開示された実施の形態およびその変形例はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本開示の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
1 投稿閲覧システム、10 端末装置、20 サーバ装置、100,200 制御部、104 表示制御部、103,202 決定部、110,210 通信IF部、122,221 プログラム記憶部、124,222 データ記憶部、223 ユーザ情報記憶部、224 端末情報記憶部、225 投稿情報記憶部、226,226A 通信情報記憶部、227 グループ属性記憶部。

Claims (24)

  1. 1人以上の投稿者を第1の群のグループの中の1つ以上のグループに関連付ける情報を記憶するための第1の記憶手段と、
    1人以上の閲覧者を第2の群のグループの中の1つ以上のグループに関連付ける情報を記憶するための第2の記憶手段と、
    投稿を表示するための端末装置と、
    前記投稿の投稿者に関連付けられたグループと前記端末装置で投稿を閲覧する閲覧者に関連付けられたグループとの間の関係に基づいて、前記端末装置が、前記投稿を、当該投稿の投稿者の名称とともに表示するか否かを決定するための決定手段とを備え、
    前記第1の群と前記第2の群は、単一の階層構造を構成し、
    前記決定手段は、前記投稿者に関連付けられたグループと前記閲覧者に関連付けられたグループとの間の関係を、前記階層構造におけるグループ間の関係に基づいて特定する、投稿閲覧システム。
  2. 1人以上の投稿者を第1の群のグループの中の1つ以上のグループに関連付ける情報を記憶するための第1の記憶手段と、
    1人以上の閲覧者を第2の群のグループの中の1つ以上のグループに関連付ける情報を記憶するための第2の記憶手段と、
    投稿を表示するための端末装置と、
    前記投稿の投稿者に関連付けられたグループと前記端末装置で投稿を閲覧する閲覧者に関連付けられたグループとの間の関係に基づいて、前記端末装置が、前記投稿を、当該投稿の投稿者の名称とともに表示するか否かを決定するための決定手段とを備え、
    前記投稿者に関連付けられたグループと前記閲覧者に関連付けられたグループとの間の関係は、各グループに属するユーザ間の通信の頻度に関連する関係を含む投稿閲覧システム。
  3. 前記第1の群のグループおよび前記第2の群のグループのそれぞれの属性を記憶するための第3の記憶手段をさらに備え、
    前記決定手段は、前記投稿者に関連付けられたグループと前記閲覧者に関連付けられたグループとの間の関係を、グループ間の属性の関係に基づいて特定する、請求項1または請求項2に記載の投稿閲覧システム。
  4. 前記決定手段は、前記投稿者に関連付けられたグループと前記閲覧者に関連付けられたグループとの間の関係に基づいて前記投稿を前記投稿者の名称とともに表示しないことを決定した場合であっても、前記投稿者と前記閲覧者との間の関係が特定の条件を満たすときには、前記投稿を前記投稿者の名称とともに表示することを決定する、請求項1〜請求項のいずれか1項に記載の投稿閲覧システム。
  5. 2人以上のユーザについての、ユーザ間の情報の送受信の履歴を格納するための履歴格納手段をさらに備え、
    前記特定の条件は、前記投稿者であるユーザと前記閲覧者であるユーザとの間の情報の送受信の頻度が特定の頻度以上であることを含む、請求項に記載の投稿閲覧システム。
  6. 前記特定の条件は、前記投稿が、前記閲覧者の投稿に関連付けられた投稿であることを含む、請求項または請求項に記載の投稿閲覧システム。
  7. 前記特定の条件は、前記閲覧者の特性が一定の条件を満たすことを含む、請求項〜請求項のいずれか1項に記載の投稿閲覧システム。
  8. 前記特定の条件は、前記投稿者が当該投稿を当該投稿者の名称とともに表示することを指定していることを含む、請求項〜請求項のいずれか1項に記載の投稿閲覧システム。
  9. 前記決定手段は、前記投稿を投稿者の名称とともに表示しないことを決定した場合には、当該投稿を投稿者に関連付けられたグループの名称とともに表示することを決定する、
    請求項1〜請求項のいずれか1項に記載の投稿閲覧システム。
  10. 前記第1の群のグループは階層構造を構成し、
    前記決定手段は、前記投稿の投稿者に関連付けられたグループの名称として、前記投稿者に関連付けられたグループの中の少なくとも一つの階層のグループの名称を表示することを決定する、請求項に記載の投稿閲覧システム。
  11. 前記決定手段は、前記投稿の投稿者に関連付けられたグループの名称として、前記階層構造において前記投稿者と前記閲覧者とが共通するグループが位置する階層の次の階層に位置するグループの名称を表示することを決定する、請求項10に記載の投稿閲覧システム。
  12. 前記決定手段は、前記グループの名称とともに、ユーザごとに異なる情報を表示することを決定する、請求項〜請求項11のいずれか1項に記載の投稿閲覧システム。
  13. 前記決定手段は、前記投稿を投稿者の名称とともに表示しないことを決定した場合には、当該投稿を投稿者の属性とともに表示することを決定する、請求項1〜請求項のいずれか1項に記載の投稿閲覧システム。
  14. 前記決定手段は、前記投稿を投稿者の名称とともに表示しないことを決定した場合には、前記投稿を投稿者の名称とともに表示すると決定されたときには当該投稿の投稿者の名称が表示されるべき場所において投稿者を特定する情報の表示を行なわないことを決定する、請求項1〜請求項のいずれか1項に記載の投稿閲覧システム。
  15. 1人以上の投稿者を第1の群のグループの中の1つ以上のグループに関連付ける第1の情報と、1人以上の閲覧者を第2の群のグループの中の1つ以上のグループに関連付ける第2の情報とを参照することにより、表示される投稿の投稿者に関連付けられたグループと投稿を表示する装置における閲覧者に関連付けられたグループとの間の関係に基づいて、前記投稿が前記投稿者の名称とともに表示されるか否かを決定するための決定手段とを備え、
    前記第1の群と前記第2の群は、単一の階層構造を構成し、
    前記決定手段は、前記投稿者に関連付けられたグループと前記閲覧者に関連付けられたグループとの間の関係を、前記階層構造におけるグループ間の関係に基づいて特定する、情報処理装置。
  16. 1人以上の投稿者を第1の群のグループの中の1つ以上のグループに関連付ける第1の情報と、1人以上の閲覧者を第2の群のグループの中の1つ以上のグループに関連付ける第2の情報とを参照することにより、表示される投稿の投稿者に関連付けられたグループと投稿を表示する装置における閲覧者に関連付けられたグループとの間の関係に基づいて、前記投稿が前記投稿者の名称とともに表示されるか否かを決定するための決定手段とを備え、
    前記投稿者に関連付けられたグループと前記閲覧者に関連付けられたグループとの間の関係は、各グループに属するユーザ間の通信の頻度に関連する関係を含む、情報処理装置。
  17. 投稿の表示を制御するための方法であって、
    1人以上の投稿者を第1の群のグループの中の1つ以上のグループに関連付ける第1の情報と、1人以上の閲覧者を第2の群のグループの中の1つ以上のグループに関連付ける第2の情報とを参照することにより、表示される投稿の投稿者に関連付けられたグループと当該投稿を表示する装置における閲覧者に関連付けられたグループとの間の関係に基づいて、前記投稿が当該投稿の投稿者の名称とともに表示されるか否かを決定することを備え、
    前記第1の群と前記第2の群は、単一の階層構造を構成し、
    前記決定することは、前記投稿者に関連付けられたグループと前記閲覧者に関連付けられたグループとの間の関係を、前記階層構造におけるグループ間の関係に基づいて特定することを含む、投稿の表示の制御方法。
  18. 投稿の表示を制御するための方法であって、
    1人以上の投稿者を第1の群のグループの中の1つ以上のグループに関連付ける第1の情報と、1人以上の閲覧者を第2の群のグループの中の1つ以上のグループに関連付ける第2の情報とを参照することにより、表示される投稿の投稿者に関連付けられたグループと当該投稿を表示する装置における閲覧者に関連付けられたグループとの間の関係に基づいて、前記投稿が当該投稿の投稿者の名称とともに表示されるか否かを決定することを備え、
    前記投稿者に関連付けられたグループと前記閲覧者に関連付けられたグループとの間の関係は、各グループに属するユーザ間の通信の頻度に関連する関係を含む、投稿の表示の制御方法。
  19. 投稿の表示を制御するためのコンピュータによって実行されるプログラムであって、
    前記プログラムは、前記コンピュータを、決定手段として機能させ、
    前記決定手段は、1人以上の投稿者を第1の群のグループの中の1つ以上のグループに関連付ける第1の情報と、1人以上の閲覧者を第2の群のグループの中の1つ以上のグループに関連付ける第2の情報とを参照することにより、表示される投稿の投稿者に関連付けられたグループと当該投稿を表示する装置における閲覧者に関連付けられたグループとの間の関係に基づいて、前記投稿が当該投稿の投稿者の名称とともに表示されるか否かを決定し、
    前記第1の群と前記第2の群は、単一の階層構造を構成し、
    前記決定手段は、前記投稿者に関連付けられたグループと前記閲覧者に関連付けられたグループとの間の関係を、前記階層構造におけるグループ間の関係に基づいて特定する、プログラム。
  20. 投稿の表示を制御するためのコンピュータによって実行されるプログラムであって、
    前記プログラムは、前記コンピュータを、決定手段として機能させ、
    前記決定手段は、1人以上の投稿者を第1の群のグループの中の1つ以上のグループに関連付ける第1の情報と、1人以上の閲覧者を第2の群のグループの中の1つ以上のグループに関連付ける第2の情報とを参照することにより、表示される投稿の投稿者に関連付けられたグループと当該投稿を表示する装置における閲覧者に関連付けられたグループとの間の関係に基づいて、前記投稿が当該投稿の投稿者の名称とともに表示されるか否かを決定し、
    前記投稿者に関連付けられたグループと前記閲覧者に関連付けられたグループとの間の関係は、各グループに属するユーザ間の通信の頻度に関連する関係を含む、プログラム。
  21. 投稿を表示するための端末装置であって、
    前記投稿の投稿者に関連付けられたグループと前記端末装置における閲覧者に関連付けられたグループとの間の関係に応じて、前記投稿者の名称とともに、または、前記投稿者の名称を伴うことなく、前記投稿を表示する表示制御手段を備え
    前記投稿者に関連付けられたグループと前記閲覧者に関連付けられたグループは、単一の階層構造を構成し、
    前記表示制御手段は、前記投稿者に関連付けられたグループと前記閲覧者に関連付けられたグループとの間の関係を、前記階層構造におけるグループ間の関係に基づいて特定する、端末装置。
  22. 投稿を表示するための端末装置であって、
    前記投稿の投稿者に関連付けられたグループと前記端末装置における閲覧者に関連付けられたグループとの間の関係に応じて、前記投稿者の名称とともに、または、前記投稿者の名称を伴うことなく、前記投稿を表示する表示制御手段を備え、
    前記投稿者に関連付けられたグループと前記閲覧者に関連付けられたグループとの間の関係は、各グループに属するユーザ間の通信の頻度に関連する関係を含む、端末装置。
  23. 投稿を表示するためのコンピュータによって実行されるプログラムであって、
    前記プログラムは、前記コンピュータを、表示制御手段として機能させ、
    前記表示制御手段は、前記投稿の投稿者に関連付けられたグループと前記投稿の閲覧者に関連付けられたグループとの間の関係に基づいて、前記投稿者の投稿を、前記投稿者の名称とともに、または、前記投稿者の名称を伴うことなく、前記投稿を表示する、
    前記投稿者に関連付けられたグループと前記閲覧者に関連付けられたグループは、単一の階層構造を構成し、
    前記表示制御手段は、前記投稿者に関連付けられたグループと前記閲覧者に関連付けられたグループとの間の関係を、前記階層構造におけるグループ間の関係に基づいて特定する、プログラム。
  24. 投稿を表示するためのコンピュータによって実行されるプログラムであって、
    前記プログラムは、前記コンピュータを、表示制御手段として機能させ、
    前記表示制御手段は、前記投稿の投稿者に関連付けられたグループと前記投稿の閲覧者に関連付けられたグループとの間の関係に基づいて、前記投稿者の投稿を、前記投稿者の名称とともに、または、前記投稿者の名称を伴うことなく、前記投稿を表示し、
    前記投稿者に関連付けられたグループと前記閲覧者に関連付けられたグループとの間の関係は、各グループに属するユーザ間の通信の頻度に関連する関係を含む、プログラム。
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