JP6425511B2 - 地物異動判別方法及び地物異動判別装置並びに地物異動判別プログラム - Google Patents

地物異動判別方法及び地物異動判別装置並びに地物異動判別プログラム Download PDF

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Description

本発明は、前年度の航空写真データと今年度の航空写真データとに基づくDSM画像データから地物の異動を精度よく判別できる異動判別方法に関する。
家屋等の固定資産の異動判別は、図16の(A)に示す前年度に撮影した精密オルソフォト画像(解像度:例えば5.0cm/ピクセル)と、図16の(B)に示す今年度に撮影した精密オルソフォト画像とを同一画面に比較して、その差異をオペレータが判別するのが一般的である。前述の異動判別は、家屋の増改築、更地における増改築、家屋の消滅等の変化をいう。
精密オルソフォト画像は、航空機によって撮影された例えば都市の同一地域のステレオ写真に対してステレオマッチング処理を行って画素単位の3次元座標を生成して3次元モデリングを行う。
前述の3次元座標は、同一地域のステレオ写真(画像データ)を取り込み、基準点等の写真座標を測定して、内部標定を行って、相互標定を行って、さらに外部標定を行って各画素の3次元座標を得ている。
そして、これらの3次元座標に基づくメッシュに3次元座標(x,y,z)と写真の色情報等を割り付けて3次元モデルを生成している。
そして、この3次元モデルの3次元座標を地面に対して正射投影となるよう画素単位に再配置する変換を実行して全ての点で鉛直上方から見たように再投影することによって精密オルソフォト画像を得ている。
一方、建物の異動判別を行うものとして特許文献1の家屋異動判読支援装置が開示されている。この家屋異動判別支援装置は、新旧の2時期におけるDSMデータ又は新旧の2時期におけるオルソフォト画像を表示すると共に、新のアナグリフ画像を表示してそれを立体的に見せるものである。
特開2012−146050号公報
しかしながら、従来の建物の異動判別は、前年度の図16(A)の精密オルソフォト画像と今年度の図16(B)の精密オルソフォト画像とでは前年度の精密オルソフォト画像の赤まるで囲まれた建物は屋根が茶色で、今年度の精密オルソフォト画像の同じ赤まるで囲まれた建物は屋根が白だから変化しているように見えるが、図16(C)、図16(D)に示すように3次元モデルで見ると実際は変化していなかった。これは、撮影時刻の相違、撮影時の天気の相違による影響である。
すなわち、建物の異動判別は前年度の精密オルソフォト画像と今年度の精密オルソフォト画像との比較では正確に判別できない。
一方、特許文献1は、新旧のDSMを同一画面に表示してオペレータによって建物の異動を判別するものであるから、オペレータによる負担が大きい。
本発明は以上の課題を解決するためになされたもので、前年度と今年度の建物の異動を精度よく判別できる異動判別装置を得ることを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明に係る地物異動判別方法の特徴は、地域の上空を航空機によって撮影された前年度の航空写真データ及び基準点に基づいて生成された前年度3Dモデルの前年度DSM画像データを記憶した第1のメモリと、前記前年度3Dモデルを正射変換したオルソフォト画像データを前年度精密オルソフォト画像データとして記憶した第2のメモリと、前記地域を前記前年度の航空写真データを得たときと同じ条件で撮影した今年度の航空写真データ及び基準点に基づいて生成された今年度3Dモデルの今年度DSM画像データを記憶した第3のメモリと、前記今年度3Dモデルを正射変換したオルソフォト画像データを今年度精密オルソフォト画像データとして記憶した第4のメモリとを備えたコンピュータにより行う地物異動判別方法であって、前記コンピュータが、前記前年度精密オルソフォト画像データと前記前年度DSM画像データとを読み出して、これらを前年度DSM・精密オルソ合成画像データを生成するステップと、前記今年度精密オルソフォト画像データと前記今年度DSM画像データとを読み出して、これらを今年度DSM・精密オルソ合成画像データを生成するステップと、前年度DSM・精密オルソ合成画像データと今年度DSM・精密オルソ合成画像データとを画面に各々が比較できる領域に表示するステップとを行うことにある。
上記目的を達成するため、本発明に係る地物異動判別装置の特徴は、地域の上空を航空機によって撮影された前年度の航空写真データ及び基準点に基づいて生成された前年度3Dモデルの前年度DSM画像データを記憶した第1のメモリと、前記前年度3Dモデルを正射変換したオルソフォト画像データを前年度精密オルソフォト画像データとして記憶した第2のメモリと、前記地域を前記前年度の航空写真データを得たときと同じ条件で撮影した今年度の航空写真データ及び基準点に基づいて生成された今年度3Dモデルの今年度DSM画像データを記憶した第3のメモリと、前記今年度3Dモデルを正射変換したオルソフォト画像データを今年度精密オルソフォト画像データとして記憶した第4のメモリと、前記前年度精密オルソフォト画像データと前記前年度DSM画像データとを読み出して、これらを前年度DSM・精密オルソ合成画像データを生成する前年度DSM・精密オルソ合成部と、前記今年度精密オルソフォト画像データと前記今年度DSM画像データとを読み出して、これらを今年度DSM・精密オルソ合成画像データを生成する今年度DSM・精密オルソ合成部と、前年度DSM・精密オルソ合成画像データと今年度DSM・精密オルソ合成画像データとを画面に各々が比較できる領域に表示する表示制御部と、を備えたことにある。
上記目的を達成するため、本発明に係る地物異動判別プログラムの特徴は、地域の上空を航空機によって撮影された前年度の航空写真データ及び基準点に基づいて生成された前年度3Dモデルの前年度DSM画像データを記憶した第1のメモリと、前記前年度3Dモデルを正射変換したオルソフォト画像データを前年度精密オルソフォト画像データとして記憶した第2のメモリと、前記地域を前記前年度の航空写真データを得たときと同じ条件で撮影した今年度の航空写真データ及び基準点に基づいて生成された今年度3Dモデルの今年度DSM画像データを記憶した第3のメモリと、前記今年度3Dモデルを正射変換したオルソフォト画像データを今年度精密オルソフォト画像データとして記憶した第4のメモリとを備えたコンピュータが実行する地物異動判別プログラムであって、前記前年度精密オルソフォト画像データと前記前年度DSM画像データとを読み出して、これらを前年度DSM・精密オルソ合成画像データを生成するステップと、前記今年度精密オルソフォト画像データと前記今年度DSM画像データとを読み出して、これらを今年度DSM・精密オルソ合成画像データを生成するステップと、前年度DSM・精密オルソ合成画像データと今年度DSM・精密オルソ合成画像データとを画面に各々が比較できる領域に表示するステップとを前記コンピュータが実行することにある。
本発明によれば、前年度と今年度の建物の異動を精度よく判別することができる。
本実施の形態の地物異動判別装置の概念を説明する構成図である。 (a)は、今年度DSM・オルソ合成画像データの一例を示した図であり、(b)は、前年度DSM・オルソ合成画像データの一例を示した図である。 本実施の形態の地物異動判別装置の概略構成図である。 本実施の形態の地物異動判別装置が備える今年度DSM・精密オルソ画像作成部の構成を説明する構成図である。 本実施の形態の地物異動判別装置が備える前年度DSM・精密オルソ画像作成部の構成を説明する構成図である。 3Dモデリングを模式的に示した模式図である。 生成された3Dモデルの一例を示した図である。 (a)は今年度DSM画像における建物をZ−X平面で示したものであり、(b)は今年度DSM画像における建物をX−Y平面で示したものである。 今年度DSM画像のメッシュに割り付けられている3次元座標(x,y,z)と標高値(z)に応じたグレースケール値とを関連づけて記憶した表の一例である。 オルソ画像変化検知表またはDSM変化検知表の一例を示した図である。 (a)は、前年度DSM・精密オルソ合成画像データに変化領域を重ね合わせて表示した一例であり、(b)は、今年度DSM・精密オルソ合成画像データに変化領域を重ね合わせて表示した表示画面の一例である。 前年度DSM・オルソ合成画像と今年度DSM・オルソ合成画像とを異なる色で重ね合わせて表示した表示画面の一例である。 本実施の形態の地物異動判別装置の標高変化抽出部による処理手順を示したフローチャートである。 メッシュ番号と前年度DSM画像の標高値(zi)と今年度DSM画像の標高値(zi)とその判定結果とを対応させた表の一例である。 (a)は、前年度精密オルソフォト画像(図15(a))の一例であり、(b)は、今年度精密オルソフォト画像の一例であり、(c)は、前年度DSM・オルソ合成画像の一例であり、(d)は、今年度DSM・オルソ合成画像の一例である。 従来の精密オルソフォト画像を示した図である。
図1は、本実施の形態の地物異動判別装置の概念を説明する構成図である。本実施の形態では地物を都市の建物として説明する。
図1に示すように本実施の形態の地物異動判別装置は、今年度DSM・精密オルソ画像作成部200と、前年度DSM・精密オルソ画像作成部300と、今年度DSM・精密オルソ画像合成部400と、前年度DSM・精密オルソ合成部500と、オルソ画像変化抽出部600と、標高変化抽出部700等を備えて、前年度精密オルソフォト画像データOGbと今年度精密オルソフォト画像データOGaとのメッシュ単位の画像変化を自動抽出すると共に、前年度DSM画像データGbと今年度DSM画像データGaとからメッシュ単位の標高変化(Z値)を自動抽出する。
なお、今年度とは例えば平成25年度として前年度は数年前でもかまわないが平成24年度として説明する。
前述の今年度DSM・精密オルソ画像作成部200は、今年度航空写真データEaと今年度GCP情報Ja(基準点)とを読み込んで今年度の3Dモデリングを行って都市の今年度3DモデルFaを生成し、この今年度3DモデルFaに基づいて今年度精密オルソフォト画像データOGaと今年度DSM画像データGaとを生成する。
前年度DSM・精密オルソ画像作成部300は、前年度航空写真データEbと前年度GCP情報Jbとを読み込んで前年度の3Dモデリングを行って都市の前年度3DモデルFbを生成し、この前年度3DモデルFbに基づいて前年度精密オルソフォト画像データOGbと前年度DSM画像データGbとを生成する。
さらに、今年度DSM・精密オルソ合成部400は、今年度GCP情報Jaに基づいて、LVM(Logical Volume Manager)のラスタ合成により今年度精密オルソフォト画像データOGaに今年度DSM画像データGaを重ねた図2(a)に示す今年度DSM・オルソ合成画像データAGaを生成して図示しない画面に表示する。
また、前年度DSM・精密オルソ画像合成部500は、前年度GCP情報Jbに基づいて、LVM(Logical Volume Manager)のラスタ合成により前年度オルソフォト画像データOGbに前年度DSM画像データGbを重ねた図2(b)に示す前年度DSM/オルソ合成画像データBGbを生成して今年度DSM・オルソ合成画像データAGaの画像の隣に表示させる。
オルソ画像変化抽出部600は、今年度精密オルソフォト画像データOGaと前年度精密オルソフォト画像データOGbとの色差を求め、この色差が閾値αp以上の場合は変化ありとし、今年度精密オルソフォト画像データOGaのメッシュ番号に関連付けて保存する。
標高変化抽出部700は、今年度DSM画像データGaと前年度DSM画像データGbの各々のメッシュ単位の標高(Z値)との差を求め、この標高差が標高用閾値αq以上の場合は変化ありとし、今年度DSM画像データGaのメッシュ番号に関連付けて保存する。
<具体例>
図3は、本実施の形態の地物異動判別装置100の概略構成図である。図3に示すように、コンピュータ本体部10に、前述の今年度DSM・精密オルソ画像作成部200と、前年度DSM・精密オルソ画像作成部300と、今年度DSM・精密オルソ合成部400と、前年度DSM・精密オルソ合成部500と、オルソ画像変化抽出部600と、標高変化抽出部700の他に、変化領域決定部800と、年度別表示合成部850と、モード決定部900等からなるプログラムを備えている。これらのプログラムは、CPU(図示せず)がROM(図示せず)に記憶してこれをプログラム実行用RAM(図示せず)に読み出して上記の各部の処理を実行して、得られた画像を表示制御部1000によって画面15に表示させる。また、メモリ270、メモリ280、メモリ370、メモリ380、メモリ410、メモリ510、メモリ610、メモリ710等を用いて各処理を実行する。
(各部の説明)
図4は、本実施の形態の地物異動判別装置が備える今年度DSM・精密オルソ画像作成部200の構成を説明する構成図である。
図4に示すように、今年度DSM・精密オルソ画像作成部200は、今年度用3Dモデリング処理部230と、今年度用精密オルソ生成処理部250と、今年度用DSM処理部260等のプログラムを有している。これらはメモリ210、メモリ220、メモリ270、メモリ280を用いて処理を実行する。
メモリ210には、航空機によって所定地域を撮影した今年度のデジタルの航空写真データEaを記憶している。この航空写真データEaは解像度が25cm以下(2cm、5cm・・・)にされている。
また、メモリ220には、所定地域の複数点のGCP(Ground Control Point)を記憶している。
今年度3Dモデリング処理部230は、メモリ210における重複する2枚の航空写真データ及びメモリ220のGCPを読み込んで、同一地域の2枚のカラー写真データにおける同一の点を撮影している画素の対応点や基準点に基づいてカメラの撮影位置及び姿勢(外部標定)を推定して求め、その視差を用いて三角測量の計算式で各画素の3次元座標(相互標定:図6参照)を求めてさらにノイズ除去を行って、これらの3次元座標に基づく立体モデルのメッシュに対応点の色情報を付与して今年度3Dモデル(図7参照)をメモリ240に生成する。つまり、複数の写真画像に写っている対象物の同一点に対して視差を計算し、対象物の3次元モデルを再構築する。具体的なソフトはSfM(Structure From Motion)等を用いている。この都市の3次元モデルには、写真の色情報を割り付けており、今年度3次元モデルと称する。
今年度用精密オルソ生成処理部250は、メモリ240の今年度3次元モデルを正射画像に変換してオルソフォト画像を生成する。このオルソフォト画像を今年度精密オルソフォト画像OGaと称する。
今年度用DSM生成処理部260は、メモリ240の今年度3次元モデルを読み込み、DSM(Digital Surface Model)を生成してメモリ280に記憶する。これを本実施の形態では今年度DSM画像Gaと称する。
すなわち、本実施の形態の今年度DSM画像Gaは、図8に示すDSMを得ている。図8(a)は今年度DSM画像Gaにおける建物をZ−X平面で示したものであり、図8(b)は今年度DSM画像Gaにおける建物をX−Y平面で示したものである。図8(a)、図8(b)に示すように、3次元モデルの構築にあたってSfMを用いているので、エッジの部分がしっかりと再現されている。
そして、図9には、今年度DSM画像Gaのメッシュ(m1、m2・・)に割り付けられている3次元座標(x,y,z)と標高値(z)に応じたグレースケール値とを表にして示している。例えば、グレースケール値は、0〜255の明度で表し、標高値(z)が高いほど明度を高くし、標高値(z)が低いほど明度を低く設定する。
図5は、前年度DSM・精密オルソ画像作成部300の概略構成図である。図5に示す前年度DSM・精密オルソ画像作成部300は、前年度用3Dモデリング処理部330と、前年度用精密オルソ生成処理部350と、前年度用DSM処理部360等のプログラムを有している。これらはメモリ310、メモリ320、メモリ340、メモリ370、メモリ380を用いて今年度精密オルソ・DSM作成部200と同様な処理を実行する。各部の処理は今年度精密オルソ・DSM作成部200と同様であるから説明を省略する。
図3に戻り、今年度DSM・精密オルソ合成部400は、今年度DSM・精密オルソ画像作成部200が生成したメモリ270の今年度DSM画像Gaと、メモリ280の今年度精密オルソフォト画像OGaとを読み込み、今年度精密オルソフォト画像OGa上に今年度DSM画像Gaを重ね合わせて合成し、これをメモリ410に一端記憶して今年度DSM・オルソ合成画像AGaとして画面15に表示させる(図2参照)。
前年度DSM・オルソ合成部500は、前年度DSM・精密オルソ画像作成部300が生成したメモリ370の前年度DSM画像Gbと、メモリ380の前年度精密オルソフォト画像OGbとを読み込み、前年度精密オルソフォト画像OGb上に前年度DSM画像Gbを重ね合わせて合成し、これをメモリ510に一端記憶して前年度DSM・オルソ合成画像BGbとして画面15に表示させる(図2参照)。
オルソ画像変化抽出部600は、今年度DSM・精密オルソ画像作成部200が生成した、メモリ280の今年度精密オルソフォト画像OGaと前年度DSM・精密オルソ画像作成部300が生成した、メモリ380の前年度精密オルソフォト画像OGbとを比較し、その変化を抽出する。これはメッシュ単位毎に色情報を比較し、この色差が所定以上(色閾値)の場合に、変化ありと判定する。そして、メッシュ単位mi毎に変化あり「1」又は変化なし「0」を書き込んだ図10に示すような表(オルソ画像変化検知表)をメモリ610に記憶する。ここで、色情報は、RGB、CMYK、HSVなどどのような色空間でも適用できる。
標高変化抽出部700は、今年度DSM・精密オルソ画像作成部200が生成してメモリ270に記憶された今年度DSM画像Gaと、前年度DSM・精密オルソ画像作成部300が生成してメモリ370に記憶された前年度DSM画像OGbとを比較し、その変化を抽出する。具体的には、これはメッシュ単位毎に標高値(z)の差を求め、この差が所定以上(標高閾値)の場合に、標高変化ありと判定する。そして、メッシュ単位mi毎に標高変化ありを示す「1」又は変化なしを示す「0」を書き込んだ図10に示すような表(DSM変化検知表)をメモリ710に記憶する。
図10に示すように、変化領域決定部800は、メモリ710のDSM変化検知表又はメモリ610のオルソ画像変化検知表を読み込み、「1」が隣あって連続している範囲が閾値以上の場合にDSM変化領域又はオルソ画像変化領域と決定する。例えば、図10の領域721に示すように、「1」が隣あって連続している領域のメッシュ数が所定数以上の場合には、この領域721を連続領域と判定する一方、図10の領域722,723に示すように、「1」が連続せず孤立している、または隣り合って連続しているが領域のメッシュ数が所定数未満の場合には、この領域722,723を非連続領域と判定する。このように、連続領域または非連続領域を判別することにより、ノイズによる誤検出の箇所を除去することができる。
そして、図11(a)に示すように、変化領域決定部800は、例えば、メモリ510に記憶されている前年度DSM・精密オルソ合成画像データに、標高差変化有無表またはオルソ画像変化検知表の変化ありとする識別子が連続している連続領域を囲み変化領域として表示する。
また、図11(b)に示すように、同様に、変化領域決定部800は、メモリ410に記憶されている今年度DSM・精密オルソ合成画像データに、標高差変化有無表またはオルソ画像変化検知表の変化ありとする識別子が連続している連続領域を囲み変化領域として表示する。
年度別表示合成部850は、前年度DSM・オルソ合成画像と今年度DSM・オルソ合成画像とを異なる色で重ね合わせて表示する。例えば、図12に示すように、前年度DSM・オルソ合成画像のうち、グレースケールで表現されたDSM画像を赤色(R)の明度で表現するように変換し、標高が低いほどに赤色を強くなるようにする。一方、今年度DSM・オルソ合成画像のうち、グレースケールで表現されたDSM画像を青色(B)の明度で表現するように変換し、標高が低いほどに青色を強くなるようにする。
モード決定部900は、図示しないダイヤログボックスに入力された指示に基づいて、今年度DSM・精密オルソ画像作成部200、前年度DSM・精密オルソ画像作成部300、今年度DSM・精密オルソ合成部400、前年度DSM・精密オルソ合成部500、オルソ画像変化抽出部600、標高変化抽出部700、変化領域決定部800、年度別表示合成部850等を起動させる。
例えば、前年度3Dモデルの表示の場合は前年度3Dモデル表示モードとして前年度精密オルソ・DSM作成部300で作成させた前年度3Dモデルを表示制御部1000によって画面15に表示させる。
今年度3Dモデルの表示の場合は今年度3Dモデル表示モードとして今年度精密オルソ・DSM作成部200で作成させた今年度3Dモデルを表示制御部1000によって画面15に表示させる。
前年度DSM・オルソ合成画像の表示の場合は、前年度DSM・オルソ合成画像表示モードとして前年度DSM・精密オルソ合成部500を起動させて、前年度DSM・オルソ合成画像BGbを表示制御部1000によって画面15に表示させる。
今年度DSM・オルソ合成画像の表示の場合は、今年度DSM・オルソ合成画像表示モードとして今年度DSM・精密オルソ合成部400を起動させて、今年度DSM・オルソ合成画像AGaを表示制御部1000によって画面15に表示させる。
表示制御部1000は、モード決定部900で決定したモードに基づく画像をその指定の色情報で画面に表示する。また、モード決定部900の決定に基づいて前年度の画像の下又は隣に今年度の画像を表示する。
上記のように構成された地物異動判別装置の標高変化抽出部700を図13のフローチャートを用いて詳細に説明する。
標高変化抽出部700は、今年度DSM・精密オルソ画像作成部200が生成しメモリ270に記憶された今年度DSM画像Gaと、前年度DSM・精密オルソ画像作成部300が生成しメモリ370に記憶された前年度DSM画像Gbとを引き当てる(S1)。
次に、今年度DSM画像Gaのメッシュ番号miを指定する(S3)。そして、今年度DSM画像Gaのメッシュ番号miに関連付けられている標高値(z値)と、前年度DSM画像Gbの同じメッシュ番号miに関連付けられている標高値(z値)との差を求める(S5:図9参照)。
そして、この差が予め設定されている標高閾値Th以上かどうかを判定する(S7)。
標高閾値Th以上と判定した場合は、図14に示すようにメモリ710にメッシュ番号miと前年度DSM画像の標高値(zi)と今年度DSM画像の標高値(zi)とその判定結果(「1」又は「0」)とを対応させて記憶する(S9)。
次に、メッシュ番号miが最後かどうかを判定する(S11)、最後でない場合はメッシュ番号miを更新して処理をステップS3に戻す(S13)。
そして、上記各部を備えることによって本実施の形態では図15に示すように、前年度DSM・オルソ合成画像BGa(図15(c))と、今年度DSM・オルソ合成画像AGa(図15(d))とを画面15に同時に隣同士となるように表示する。これら前年度DSM・オルソ合成画像BGa(図15(c))及び今年度DSM・オルソ合成画像AGa(図15(d))は、それぞれDSM画像データと精密オルソフォト画像データとが重なり合っているので、ユーザは精密オルソフォト画像データ上で、DSM画像データのグレースケールにより変化した箇所が強調されているように見え、この変化した箇所を見つけやすくなる。これにより、前年度と今年度の建物の異動を精度よく判別することができる。
なお、ここでは、前年度DSM・オルソ合成画像BGa(図15(c))と、今年度DSM・オルソ合成画像AGa(図15(d))とを画面15に同時に表示したが、同一画面位置に数秒ずつ切り替えて表示させるようにしてもよい。この切り替え表示により、変化がある箇所が目立ち易くなるので、ユーザはよりこの変化した箇所を見つけやすくなる。
また、前年度DSM・オルソ合成画像BGa(図15(c))と、今年度DSM・オルソ合成画像AGa(図15(d))には、標高差変化有無表またはオルソ画像変化検知表に基づいて変化領域Kが囲まれる。そのため、ユーザは、囲まれた変化領域Kに集中して、図15(c)の画像と図15(d)の画像を見比べることができるので、より前年度と今年度の建物の異動を精度よく判別することができる。このとき、前年度DSM・オルソ合成画像BGa(図15(c))と、今年度DSM・オルソ合成画像AGa(図15(d))とを同一画面位置に数秒ずつ切り替えて表示させるようにしてもよい。このように表示することにより、変化領域Kは固定しており、DSM・オルソ合成画像のみが前年度と今年度で切り替わって見える。これにより、変化した箇所がより強調されているように見え、この変化した箇所を見つけやすくなり、前年度と今年度の建物の異動を精度よく判別することができる。
さらに、図15に示すように、前年度精密オルソフォト画像(図15(a))と前年度DSM・オルソ合成画像BGa(図15(c))とを同時に隣同士となるように表示するとともに、今年度精密オルソフォト画像(図15(b))と今年度DSM・オルソ合成画像AGa(図15(d))とを同時に隣同士となるように表示するようにしてもよい。この場合、ユーザは同一年度の精密オルソフォト画像とDSM・オルソ合成画像とを見比べながら、前年度DSM・オルソ合成画像BGa(図15(c))と今年度DSM・オルソ合成画像AGa(図15(d))とを見比べることができるので、さらに、変化した箇所を見つけやすくなる。
また、前年度精密オルソフォト画像(図15(a))と、今年度精密オルソフォト画像(図15(b))とは、SfMを用いて構築された3次元モデルを正射変換して生成され、前年度DSM・オルソ合成画像BGa(図15(c))と、今年度DSM・オルソ合成画像AGa(図15(d))とは、それぞれ当該年度の精密オルソフォト画像に基づいて生成されるので、エッジの部分がしっかりと再現されおり、ユーザの視認性が高くなっている。
以上に示した実施の形態は、本発明の技術的思想を具体化するための装置の構成や処理手順を例示するものであって、構成部品の配置や組み合わせ、および処理の順番等を限定するものではない。
本発明の技術的思想は、特許請求の範囲に記載された技術的範囲内において、種々の変更を加えることができる。図面は模式的なものであり、装置の構成等は現実のものとは異なることに留意すべきである。
100…地物異動判別装置
200…今年度DSM・精密オルソ画像作成部
210,220,240,270,280,310,320,340,370,380,410,510,610,710…メモリ
230…今年度用3Dモデリング処理部
250…今年度用精密オルソ生成処理部
260…今年度用DSM作成処理部
300…前年度DSM・精密オルソ画像作成部
330…前年度用3Dモデリング処理部
350…前年度用精密オルソ生成処理部
360…前年度用DSM作成処理部
400…今年度DSM・精密オルソ合成部
500…前年度DSM・精密オルソ合成部
600…オルソ画像変化抽出部
700…標高変化抽出部
800…変化領域決定部
850…年度別表示合成部
900…モード決定部
1000…表示制御部

Claims (15)

  1. 地域の上空を航空機によって撮影された前年度の航空写真データ及び基準点に基づいて生成された前年度3Dモデルの前年度DSM画像データを記憶した第1のメモリと、
    前記前年度3Dモデルを正射変換したオルソフォト画像データを前年度精密オルソフォト画像データとして記憶した第2のメモリと、
    前記地域を前記前年度の航空写真データを得たときと同じ条件で撮影した今年度の航空写真データ及び基準点に基づいて生成された今年度3Dモデルの今年度DSM画像データを記憶した第3のメモリと、
    前記今年度3Dモデルを正射変換したオルソフォト画像データを今年度精密オルソフォト画像データとして記憶した第4のメモリとを備えたコンピュータにより行う地物異動判別方法であって、
    前記コンピュータが、
    前記前年度精密オルソフォト画像データと前記前年度DSM画像データとを読み出して、これらを前年度DSM・精密オルソ合成画像データを生成するステップと、
    前記今年度精密オルソフォト画像データと前記今年度DSM画像データとを読み出して、これらを今年度DSM・精密オルソ合成画像データを生成するステップと、
    前年度DSM・精密オルソ合成画像データと今年度DSM・精密オルソ合成画像データとを画面に各々が比較できる領域に表示するステップと
    を行うことを特徴とする地物異動判別方法。
  2. 前記コンピュータが
    前記前年度の航空写真データを読み込み、同一地域の2枚のカラー写真データにおける同一の点を撮影している画素の対応点と基準点に基づいてカメラの撮影位置及び姿勢を推定して求め、その視差を用いて三角測量の計算式で各画素の3次元座標を求めてさらにノイズ除去を行って、これらの3次元座標に基づく立体モデルのメッシュに前記対応点の色情報を付与して前記前年度3Dモデルを生成するステップと、
    前記今年度の航空写真データを読み込み、同一地域の2枚のカラー写真データにおける同一の点を撮影している画素の対応点と基準点に基づいてカメラの撮影位置及び姿勢を推定して求め、その視差を用いて三角測量の計算式で各画素の3次元座標を求めてさらにノイズ除去を行って、これらの3次元座標に基づく立体モデルのメッシュに前記対応点の色情報を付与して前記今年度3Dモデルを生成するステップと
    を行うことを特徴とする請求項1記載の地物異動判別方法。
  3. 前記前年度DSM画像データと前記今年度DSM画像データとをメッシュ単位で比較し、標高差(z)が標高閾値以上の場合に変更ありとする識別子をメッシュに対応させた標高差変化有無表を第5のメモリに記憶するステップと、
    前記画面に表示されている前記前年度DSM・精密オルソ合成画像データまたは前記今年度DSM・精密オルソ合成画像データに、前記標高差変化有無表の変化ありとする識別子が連続している領域を囲み表示するステップと
    を行うことを特徴とする請求項1又は2記載の地物異動判別方法。
  4. 前記前年度精密オルソフォト画像データと前記今年度精密オルソフォト画像データとをメッシュ単位で比較し、色差が色差閾値以上の場合に変更ありとする識別子をメッシュに対応させたオルソ画像差変化有無表を第6のメモリに記憶するステップと、
    前記画面に表示されている前記前年度DSM・精密オルソ合成画像データまたは前記今年度DSM・精密オルソ合成画像データに、前記オルソ画像変化有無表の変化ありとする識別子が連続している領域を囲み表示するステップと
    を行うことを特徴とする請求項1又は2記載の地物異動判別方法。
  5. 前記地域は都市であることを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載の地物異動判別方法。
  6. 地域の上空を航空機によって撮影された前年度の航空写真データ及び基準点に基づいて生成された前年度3Dモデルの前年度DSM画像データを記憶した第1のメモリと、
    前記前年度3Dモデルを正射変換したオルソフォト画像データを前年度精密オルソフォト画像データとして記憶した第2のメモリと、
    前記地域を前記前年度の航空写真データを得たときと同じ条件で撮影した今年度の航空写真データ及び基準点に基づいて生成された今年度3Dモデルの今年度DSM画像データを記憶した第3のメモリと、
    前記今年度3Dモデルを正射変換したオルソフォト画像データを今年度精密オルソフォト画像データとして記憶した第4のメモリと、
    前記前年度精密オルソフォト画像データと前記前年度DSM画像データとを読み出して、これらを前年度DSM・精密オルソ合成画像データを生成する前年度DSM・精密オルソ合成部と、
    前記今年度精密オルソフォト画像データと前記今年度DSM画像データとを読み出して、これらを今年度DSM・精密オルソ合成画像データを生成する今年度DSM・精密オルソ合成部と、
    前年度DSM・精密オルソ合成画像データと今年度DSM・精密オルソ合成画像データとを画面に各々が比較できる領域に表示する表示制御部と、
    を備えたことを特徴とする地物異動判別装置。
  7. 前記前年度の航空写真データを読み込み、同一地域の2枚のカラー写真データにおける同一の点を撮影している画素の対応点と基準点に基づいてカメラの撮影位置及び姿勢を推定して求め、その視差を用いて三角測量の計算式で各画素の3次元座標を求めてさらにノイズ除去を行って、これらの3次元座標に基づく立体モデルのメッシュに前記対応点の色情報を付与して前記前年度3Dモデルを生成する前年度3Dモデリング部と、
    前記今年度の航空写真データを読み込み、同一地域の2枚のカラー写真データにおける同一の点を撮影している画素の対応点と基準点に基づいてカメラの撮影位置及び姿勢を推定して求め、その視差を用いて三角測量の計算式で各画素の3次元座標を求めてさらにノイズ除去を行って、これらの3次元座標に基づく立体モデルのメッシュに前記対応点の色情報を付与して前記今年度3Dモデルを生成する今年度3Dモデリング部と
    を行うことを特徴とする請求項6記載の地物異動判別装置。
  8. 前記前年度DSM画像データと前記今年度DSM画像データとをメッシュ単位で比較し、標高差(z)が標高閾値以上の場合に変更ありとする識別子をメッシュに対応させた標高差変化有無表を第5のメモリに記憶する標高変化抽出部と、
    前記画面に表示されている前記前年度DSM・精密オルソ合成画像データまたは前記今年度DSM・精密オルソ合成画像データに、前記標高差変化有無表の変化ありとする識別子が連続している領域を囲み表示する変化領域決定部と
    を行うことを特徴とする請求項6又は7記載の地物異動判別装置。
  9. 前記前年度精密オルソフォト画像データと前記今年度精密オルソフォト画像データとをメッシュ単位で比較し、色差が色差閾値以上の場合に変更ありとする識別子をメッシュに対応させたオルソ画像差変化有無表を第6のメモリに記憶するオルソ画像変化抽出部と、
    前記画面に表示されている前記前年度DSM・精密オルソ合成画像データまたは前記今年度DSM・精密オルソ合成画像データに、前記オルソ画像変化有無表の変化ありとする識別子が連続している領域を囲み表示する変化領域決定部と
    を行うことを特徴とする請求項6又は7記載の地物異動判別装置。
  10. 前記地域は都市であることを特徴とする請求項6乃至9のいずれかに記載の地物異動判別装置。
  11. 地域の上空を航空機によって撮影された前年度の航空写真データ及び基準点に基づいて生成された前年度3Dモデルの前年度DSM画像データを記憶した第1のメモリと、
    前記前年度3Dモデルを正射変換したオルソフォト画像データを前年度精密オルソフォト画像データとして記憶した第2のメモリと、
    前記地域を前記前年度の航空写真データを得たときと同じ条件で撮影した今年度の航空写真データ及び基準点に基づいて生成された今年度3Dモデルの今年度DSM画像データを記憶した第3のメモリと、
    前記今年度3Dモデルを正射変換したオルソフォト画像データを今年度精密オルソフォト画像データとして記憶した第4のメモリとを備えたコンピュータが実行する地物異動判別プログラムであって、
    前記前年度精密オルソフォト画像データと前記前年度DSM画像データとを読み出して、これらを前年度DSM・精密オルソ合成画像データを生成するステップと、
    前記今年度精密オルソフォト画像データと前記今年度DSM画像データとを読み出して、これらを今年度DSM・精密オルソ合成画像データを生成するステップと、
    前年度DSM・精密オルソ合成画像データと今年度DSM・精密オルソ合成画像データとを画面に各々が比較できる領域に表示するステップと
    を前記コンピュータが実行することを特徴とする地物異動判別プログラム。
  12. 前記前年度の航空写真データを読み込み、同一地域の2枚のカラー写真データにおける同一の点を撮影している画素の対応点と基準点に基づいてカメラの撮影位置及び姿勢を推定して求め、その視差を用いて三角測量の計算式で各画素の3次元座標を求めてさらにノイズ除去を行って、これらの3次元座標に基づく立体モデルのメッシュに前記対応点の色情報を付与して前記前年度3Dモデルを生成するステップと、
    前記今年度の航空写真データを読み込み、同一地域の2枚のカラー写真データにおける同一の点を撮影している画素の対応点と基準点に基づいてカメラの撮影位置及び姿勢を推定して求め、その視差を用いて三角測量の計算式で各画素の3次元座標を求めてさらにノイズ除去を行って、これらの3次元座標に基づく立体モデルのメッシュに前記対応点の色情報を付与して前記今年度3Dモデルを生成するステップと
    を前記コンピュータが実行することを特徴とする請求項11記載の地物異動判別プログラム。
  13. 前記前年度DSM画像データと前記今年度DSM画像データとをメッシュ単位で比較し、標高差(z)が標高閾値以上の場合に変更ありとする識別子をメッシュに対応させた標高差変化有無表を第5のメモリに記憶するステップと、
    前記画面に表示されている前記前年度DSM・精密オルソ合成画像データまたは前記今年度DSM・精密オルソ合成画像データに、前記標高差変化有無表の変化ありとする識別子が連続している領域を囲み表示するステップと
    を前記コンピュータが実行することを特徴とする請求項11又は12記載の地物異動判別プログラム。
  14. 前記前年度精密オルソフォト画像データと前記今年度精密オルソフォト画像データとをメッシュ単位で比較し、色差が色差閾値以上の場合に変更ありとする識別子をメッシュに対応させたオルソ画像差変化有無表を第6のメモリに記憶するステップと、
    前記画面に表示されている前記前年度DSM・精密オルソ合成画像データまたは前記今年度DSM・精密オルソ合成画像データに、前記オルソ画像変化有無表の変化ありとする識別子が連続している領域を囲み表示するステップと
    を前記コンピュータが実行することを特徴とする請求項11又は12記載の地物異動判別プログラム。
  15. 前記地域は都市であることを特徴とする請求項11乃至14のいずれかに記載の地物異動判別プログラム。
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