JP6423662B2 - ねじ溝形状測定装置とそれを用いた工作機械 - Google Patents
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Description
[工作機械の概略構成]
図1は、第1の実施形態によるねじ溝形状測定装置2が設けられた工作機械1の構成を模式的に示す斜視図である。図1の工作機械1には、加工装置10に加えて、NC(Numerical Control)装置40、ATC(自動工具交換装置:Automatic Tool Changer)44、およびコンピュータ64が設けられている。
ねじ溝形状測定装置2の基本的な機能は、加工装置10の駆動機構32およびNC装置40のPLC42と連携することによって、ボールねじを構成するねじ軸のねじ溝形状を測定するものである。ねじ溝形状測定装置2は、さらに、測定したねじ溝形状データ76とねじ軸の設計データ78とに基づいて、ねじ軸のリード等を算出する。
次に、上記の測定ヘッド62に組み込まれたレーザ変位センサの構造について説明する。
次に、測定対象であるボールねじについて簡単に説明する。
図5は、第1の実施形態によるねじ溝形状の測定手順を示すフローチャートである。図6は、第1の実施形態によるねじ溝形状の測定方法を説明するための模式図である。図6の模式図は、ねじ軸80をその中心軸を通る断面で切断した断面図を示している。図6において、ねじ軸80は、その軸線方向がZ軸方向になるように固定されており、ねじ軸80の断面はXZ面に平行である。レーザ変位センサ100による測定点MPは図中の丸印で示されている。
次に上記のねじ溝形状の測定方法の効果について比較例の測定方法と対比しながら説明する。
次に、測定したねじ溝形状データに基づいて、ねじ軸のリードを算出する手順について説明する。
以上のとおり、第1の実施形態によれば、従来技術に比べてボールねじのねじ溝形状の測定精度を高めるとともに、測定点に粗密が生じないようにすることができる。さらに、多重反射したレーザビームによって測定誤差が生じないようにできる。
第2の実施形態では、ねじ軸の表面形状の測定中におけるレーザ変位センサの移動方向が第1の実施形態の場合と異なる。具体的に第2の実施形態では、レーザ変位センサをねじ軸の軸線方向(Z軸方向)と平行に移動させる。変位測定方向(レーザビームの方向)をX軸方向(ねじ軸の軸線に垂直な方向)から傾けた状態で固定する点は第1の実施形態と同じである。以下、図面を参照して具体的に説明する。なお、ねじ溝形状測定装置の構成は、図2で説明したものと同じであるので説明を繰返さない。
第3の実施形態は、レーザ変位センサをねじ軸に対して相対移動させるとともにレーザ変位センサを旋回させながら、レーザ変位センサによってねじ溝形状を測定する点に特徴がある。これによって、ねじ溝形状の測定中におけるレーザビームの方向(変位測定方向)をねじ溝の表面と略直交させるようにする。望ましくは、レーザ変位センサから測定点までの距離を一定に保つようにする。以下、図面を参照して具体的に説明する。なお、ねじ溝形状測定装置の構成は、図2で説明したものと同じであるので説明を繰返さない。
第1〜第3の実施形態ではレーザ変位センサを用いて表面形状を測定する例について説明したが、レーザ変位センサに代えて倣い式の接触型変位センサを用いることもできる。
Claims (8)
- ボールねじを構成するねじ軸の各ねじ溝の形状を測定するねじ溝形状測定装置であって、
前記ねじ軸の表面にレーザ光を照射するかまたは探針を接触させることによって、前記レーザ光の照射方向の変位または前記探針の軸方向の変位を検出する変位センサと、
前記変位センサを旋回可能な第1の駆動機構と、
前記変位センサ、および、前記第1の駆動機構を搭載する移動台と、
前記移動台を前記ねじ軸の軸方向に移動させる第2の駆動機構と、
前記移動台を前記ねじ軸の軸方向と垂直な方向に移動させる第3の駆動機構と、
前記変位センサ、前記第1の駆動機構、前記第2の駆動機構、および、前記第3の駆動機構を制御する制御部とを備え、
前記制御部は、前記レーザ光の照射方向または前記探針の軸方向である変位測定方向が前記ねじ軸の軸方向と垂直な方向に対して傾斜した方向となるように、前記変位センサを旋回させながら又は前記変位センサの旋回角を固定した状態で、前記変位センサによって前記ねじ軸の各ねじ溝の形状を測定するように構成される、ねじ溝形状測定装置。 - ボールねじを構成するねじ軸の各ねじ溝の形状を測定するねじ溝形状測定装置であって、
前記ねじ軸の表面にレーザ光を照射するかまたは探針を接触させることによって、前記レーザ光の照射方向の変位または前記探針の軸方向の変位を検出する変位センサと、
前記変位センサを前記ねじ軸に対して相対移動可能であるとともに、少なくとも1つの軸の回りに前記変位センサを旋回可能な駆動機構と、
前記変位センサおよび前記駆動機構を制御する制御部とを備え、
前記ねじ軸の軸方向を第1の方向とし、前記第1の方向と垂直な方向を第2の方向としたとき、前記制御部は、前記レーザ光の照射方向または前記探針の軸方向である変位測定方向が前記第2の方向に対して傾斜した方向となるように、前記変位センサの旋回角を固定した状態で、前記変位センサを前記第1の方向に相対移動させながら、前記変位センサによって前記ねじ軸の各ねじ溝の形状を測定するように構成される、ねじ溝形状測定装置。 - ボールねじを構成するねじ軸の各ねじ溝の形状を測定するねじ溝形状測定装置であって、
前記ねじ軸の表面にレーザ光を照射するかまたは探針を接触させることによって、前記レーザ光の照射方向の変位または前記探針の軸方向の変位を検出する変位センサと、
前記変位センサを前記ねじ軸に対して相対移動可能であるとともに、少なくとも1つの軸の回りに前記変位センサを旋回可能な駆動機構と、
前記変位センサおよび前記駆動機構を制御する制御部とを備え、
前記ねじ軸の軸方向を第1の方向とし、前記第1の方向と垂直な方向を第2の方向としたとき、前記制御部は、前記レーザ光の照射方向または前記探針の軸方向である変位測定方向が前記第2の方向に対して傾斜した方向となるように、前記変位センサの旋回角を固定した状態で、前記ねじ溝ごとに前記第2の方向に対して前記変位測定方向と反対側に傾斜した方向に前記変位センサを相対移動させながら、前記変位センサによって各ねじ溝の形状を測定するように構成される、ねじ溝形状測定装置。 - 前記ねじ溝ごとの前記変位センサの相対移動方向と前記変位測定方向とのなす角度は8
5度から95度の範囲に含まれる、請求項3に記載のねじ溝形状測定装置。 - 前記第2の方向に対する前記変位測定方向の傾斜角は40度から50度の範囲に含まれ
る、請求項2〜4のいずれか1項に記載のねじ溝形状測定装置。 - 前記制御部は、前記レーザ光の照射位置または前記探針の接触位置において前記変位測
定方向が前記ねじ溝の表面に対して直交するように、前記ねじ溝ごとに前記変位センサを
相対移動および旋回させながら、前記変位センサによって各ねじ溝の形状を測定するよう
に構成される、請求項1に記載のねじ溝形状測定装置。 - ボールねじを構成するねじ軸の各ねじ溝の形状を測定するねじ溝形状測定装置であって、
前記ねじ軸の表面にレーザ光を照射するかまたは探針を接触させることによって、前記レーザ光の照射方向の変位または前記探針の軸方向の変位を検出する変位センサと、
前記変位センサを前記ねじ軸に対して相対移動可能であるとともに、少なくとも1つの軸の回りに前記変位センサを旋回可能な駆動機構と、
前記変位センサおよび前記駆動機構を制御する制御部とを備え、
前記制御部は、前記ねじ溝に前記ボールねじのボールを接触させたと仮定した場合に、前記ボールと同心円上に前記変位センサが位置するとともに前記レーザ光または前記探針の軸線が前記ボールの中心を通るように、前記ねじ溝ごとに前記変位センサを相対移動および旋回させながら、前記変位センサによって各ねじ溝の形状を測定するように構成される、ねじ溝形状測定装置。 - 請求項1〜7のいずれか1項に記載のねじ溝形状測定装置を備えた工作機械。
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