JP6421382B2 - 蓋体除去装置 - Google Patents

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Description

本発明は、牛乳瓶等の容器から蓋を取り外すための蓋体除去装置に関する。
従来、牛乳又はヨーグルトの瓶等の容器の蓋は、紙製のキャップが使われてきたが、近年、飲み残した場合に再び取り付けることができるために、又は口を保護する安全及び衛生のために、樹脂製のものが使用されている。このような蓋を使用する容器をリサイクルのために回収した場合、容器に蓋が取り付けられていることがある。
このため、容器を洗浄して再使用する前に容器から蓋を取り外す作業が必要となる。
この蓋を容器から自動的に取り外すための蓋体除去装置が知られている(例えば、特許文献1、2参照)。
特許文献1では、尖端部(矢尻)を有する開栓部材を容器の蓋に突き刺して上昇させることにより蓋を容器から取り外すことができる蓋体除去装置(デキャッパ)が開示されている。
特許文献2では、キャップの下端部に爪を引掛けてキャップを除去する装置が開示されている。
特許第4144092号公報 特許第4923601号公報
しかしながら、特許文献1のように、尖端部(矢尻)をキャップに刺してキャップを除去する装置では、尖端部(矢尻)が露出している状態であり、メンテナンス時の作業者に対して危険があつた。
また、薄いキャップになると除去できないことが問題となっていた。
また、特許文献2のように、キャップを爪で引掛けて除去する装置では、爪の開閉幅が決まっており、キャップ径に応じて爪の開閉機構を変える必要があつた。
また、少なくとも爪の開閉機構及び該開閉機構を上下に移動させるための2つの駆動手段と、容器押えのための1つの駆動手段が必要であり、装置構成が複雑で高コストなものとなっていた。
そこで、本発明は、上記課題に鑑みてなされたものであり、装置構成がシンプルで低コスト化が図れる蓋体除去装置を提供することを目的とする。
本発明の解決しようとする課題は以上の如くであり、次にこの課題を解決するための手段を説明する。
即ち、本発明の蓋体除去装置は、外嵌された蓋体によって口部を閉塞された瓶形状の容器本体より、該蓋体を除去する蓋体除去装置であって、前記蓋体を係合・脱離可能に保持する蓋体保持手段と、前記容器本体の上方において該蓋体保持手段を上下移動させる第一の上下移動手段と、前記蓋体保持手段の上下移動に伴う前記容器本体の移動を規制する規制手段と、を備え、前記蓋体保持手段は、前記蓋体の周縁下部に対して係合・脱離可能な複数の爪部と、これら複数の爪部を開閉可能な開閉機構部と、第一の付勢手段と、を有し、前記複数の爪部は、水平方向、且つ円周方向に所定間隔にて配置されるとともに、前記円周の接線方向に延出する支軸を介して回動可能に枢支され、且つ前記第一の付勢手段によって、常に前記円周の中心に向かう回動方向に付勢され、前記第一の上下移動手段によって前記蓋体保持手段が上下移動することにより、前記開閉機構部を介して前記複数の爪部の開閉動作が行われることを特徴とする。
また、上記構成において、前記第一の付勢手段は、前記支軸よりも前記爪部先端側を付勢していることが好ましい。
また、上記構成において、前記開閉機構部は、前記蓋体保持手段の上方に固定配置される円筒形状のカム部材と、前記各爪部の下端における前記円周の中心側において、上方に向かって前記円周の中心側に傾斜するよう設けられるとともに、前記蓋体保持手段が下方に移動することにより前記蓋体の周縁部に対して摺動し、前記第一の付勢手段による付勢力に抗して前記爪部を前記円周の中心側との対向側へと可動させる第一傾斜面と、前記各爪部の上端における前記円周の中心側との対向側、且つ前記支軸の上方において、上方に向かって前記円周の中心側に傾斜するよう設けられるとともに、前記蓋体保持手段が上方に移動することにより前記カム部材の内周面に対して摺動し、前記第一の付勢手段による付勢力に抗して前記爪部を前記円周の中心側との対向側へと可動させる第二傾斜面と、により構成されることが好ましい。
また、上記構成において、前記規制手段は、上下方向に延出する複数の押圧部材と、前記容器本体の上方において前記押圧部材を上下移動させる第二の上下移動手段とを有し、前記複数の押圧部材は、水平方向、且つ円周方向に所定間隔にて配置され、前記第二の上下移動手段によって前記押圧部材が下方に移動することにより、前記複数の押圧部材は、前記容器本体の肩部を押圧して保持することが好ましい。
また、上記構成において、前記規制手段は、下方に向かって付勢する第二の付勢手段を介して、前記蓋体保持手段と連結されるとともに、上下方向に延出する複数の押圧部材を有し、前記複数の押圧部材は、水平方向、且つ円周方向に所定間隔にて配置され、前記第一の上下移動手段によって、前記蓋体保持手段に伴い前記規制手段が下方に移動することにより、前記複数の押圧部材は、前記容器本体の肩部を押圧して保持することが好ましい。
本発明の効果として、以下に示すような効果を奏する。
即ち、本発明の請求項1に係る蓋体除去装置によれば、蓋体保持手段を上下移動することにより、他に別途機構を設けることなく、複数の爪部の開閉動作を行うことができるため、設備をコンパクトに計画することができ、経済的である。
また、本発明の請求項に係る蓋体除去装置によれば、このようなカム部材や、各爪部の下端および上端に各々形成される第一・第二傾斜面等からなる単純な構成によって、開閉機構部を実現することができる。
よって、複雑な機構を有することも無いため、設備コストの低減化を図ることができる。
また、本発明の請求項に係る蓋体除去装置によれば、従来の規制手段と異なり、蓋体の除去を行う容器本体を一本ごとに規制することができる。
よって、たとえケース内に配置された複数の容器本体のサイズが異なる場合であっても、容易に対応することができる。
また、本発明の請求項に係る蓋体除去装置によれば、第一の上下移動手段による一つの駆動機構のみによって、蓋体保持手段および規制手段の双方を可動可能である。
よって、設備コストの低減化を図ることができる。
本発明の一実施形態に係る蓋体除去装置の全体的な構成を示した一部断面側面図。 本発明の別実施形態に係る蓋体除去装置の全体的な構成を示した正面図。 同じく蓋体除去装置の動作を説明するための説明図であって、(a)は蓋体除去の開始時(押圧部材及び蓋体保持手段の待機位置)を示す図、(b)は降下した押圧部材を示す図、(c)は押圧部材が降下した状態で蓋体保持手段が降下した時を示す図、(d)は蓋体保持手段が更に降下した時を示す図。 同じく蓋体除去装置の動作を説明するための説明図であって、(e)は蓋体保持手段が更に降下した時に開閉機構部が開いた状態を示す図、(f)は爪部が蓋に係合した状態を示す図。(g)は蓋体保持手段が蓋を保持した状態を示す図、(h)は蓋体保持手段が上昇した時に開閉機構部が開いた状態を示す図。 蓋体除去装置の別実施形態として第2付勢部材を備えた蓋体除去装置を示す図。 押圧部材の別実施形態を示す図であり、(a)は側面図、(b)は斜視図。 蓋体除去装置の別実施形態としてストリップ部材を備えた蓋体除去装置を示す側面図。 蓋体除去装置の別実施形態としてストリップ部材を備えた蓋体除去装置を示す図。
次に、本発明の一実施形態に係る蓋体除去装置10について、図1乃至図8を用いて説明する。
なお、以下の説明では、図1において両矢印で示す上下方向を蓋体除去装置10の上下方向として説明する。
蓋体除去装置10は、外嵌された円形の蓋体である蓋14によって上部開口部12を閉塞された瓶形状の容器本体である容器16より、該蓋14を除去する装置である。
蓋体除去装置10は、蓋14を係合・脱離可能に保持する蓋体保持手段50と、容器16の上方において該蓋体保持手段50を上下移動させる第一上下移動手段61と、蓋体保持手段50の上下移動に伴う容器16の移動を規制する規制手段(押圧部材18、第二上下移動手段62)と、を主に備える。
蓋体保持手段50は、蓋14の周縁下部に対して係合・脱離可能な複数(本実施形態では4つ)の爪部20と、これら複数の爪部20を開閉可能な開閉機構部(カム部材34、第一傾斜面35と、第二傾斜面37と、第一付勢手段のバネ26)と、を有し、第一上下移動手段61によって前記蓋体保持手段50が上下移動することにより、前記開閉機構部を介して前記複数の爪部20の開閉動作が行われる。
前記複数の爪部20は、水平方向、且つ円周方向に所定間隔にて配置されるとともに、前記円周の接線方向に延出する支軸36を介して回動可能に枢支され、且つ第一付勢手段のバネ26によって、常に前記円周の中心に向かう回動方向に付勢される。
開閉機構部は、カム部材34と、第一傾斜面35と、第二傾斜面37と、第一付勢手段であるバネ26と、により構成される。
前記カム部材34は、蓋体保持手段50の上方に固定配置される円筒形状の部材である。
第一傾斜面35は、前記各爪部20の下端における前記円周の中心側において、上方に向かって前記円周の中心側に傾斜するよう設けられるとともに、前記蓋体保持手段50が下方に移動することにより前記蓋14の周縁部に対して摺動し、前記第一付勢手段であるバネ26による付勢力に抗して爪部20を前記円周の中心側との対向側へと可動させる。
第二傾斜面37は、前記各爪部20の上端における前記円周の中心側との対向側、且つ前記支軸36の上方において、上方に向かって前記円周の中心側に傾斜するよう設けられるとともに、前記蓋体保持手段50が上方に移動することにより前記カム部材34の内周面に対して摺動し、バネ26による付勢力に抗して前記爪部20を前記円周の中心側との対向側へと可動させる。
すなわち、開閉機構部は、支軸36を中心として爪部20を径方向に揺動させて爪部20の開閉を行って、蓋14に係合又は離脱させるものである。
規制手段は、上下方向に延出する複数(本実施形態では4つ)の押圧部材18・18・・・(図3参照)と、容器16の上方において押圧部材18を上下移動させる第二上下移動手段62と、を有する。
前記複数の押圧部材18・18・・・は、水平方向、且つ円周方向に所定間隔にて配置され、容器16の外周の一定部分(容器16の底部よりも縮径した部分)である肩部16aを上部から押圧する部材である。
複数の押圧部材18・18・・・は、第二上下移動手段62に取り付けられて、第二上下移動手段62を駆動することにより、上下移動することができる。
また、前記複数の押圧部材18・18・・・は、第二上下移動手段62によって各押圧部材18が下方に移動することにより、前記容器16の肩部16aを押圧して保持する。
押圧部材18は、保持部材24の下方に突出して設けられる複数の板状部材であり、保持部材24(図3参照)に保持された状態で上下移動するように構成され、容器16の肩部16aを上部から押圧し、又は該肩部16aから上部へ離脱するように構成されている。
なお、押圧部材18は、上記したように肩部16を上部から押圧することに限定するものではない。
例えば、押圧部材18を第二上下移動手段62により下降させて、肩部16aに接触する直前で停止し、肩部16aと押圧部材18の下端との間に隙間を設ける。その後、爪部20が蓋14に係合した状態で上昇した際に、押圧部材18は、肩部16aを押さえて容器16が持ち上がらないように係止することができる。
このようにすることで、押圧部材18で直接容器16の肩部16aを押圧するよりも衝撃が緩和され、容器16に傷がつくことを抑える。
また、押圧部材18は、本実施形態に限定するものではなく、例えば図5に示すように、押圧部材18と保持部材24との間に、下方に向かって付勢する第二付勢手段であるバネ19を備えて、保持部材24に対して弾性的に上下移動するように構成してもよい。
このような構成することで、容器(瓶)やケースの個体差(例えば、数mm高さが違うとか)がある場合でも」押圧部材18が容器16の肩部16aを押圧する際の衝撃を緩和することができる。
また、押圧部材18の代わりに、図6に示す枠形状の押圧部材48を備える構成としてもよい。
押圧部材48は、フレーム41(図7を参照)の下側に取り付けられる枠形状の部材であり、枠形状の保持部材54に保持された状態で上下移動するように構成され、容器の16の肩部16aの周囲を上部から押圧し、又は該肩部16aから上部へ離脱するように構成されている。
押圧部材48は、枠形状であるため、板状部材の押圧部材18に比べて、強度が向上する。
爪部20は、揺動部材30の一端(下端)に備えられ、この揺動部材30が支軸36のまわりに回動して揺動可能なように、揺動部材30に保持されている。
爪部20は、爪部20が下降した際に蓋14の周縁部に接触する部分であり、下方に行くに従って外側に広がる第一傾斜面35と、爪部20を蓋14の下部に係合するための係合部38とを備えている。
また、揺動部材30の他端(上端)には、カム部材34に接触させながら該カム部材34内に挿通される第二傾斜面37を備える。
第二傾斜面37は、爪部20を蓋14から離脱させるため部分である。
第二傾斜面37は、一端に爪部20を備える揺動部材30の他端に連設され、支軸36を支点として第二傾斜面37が径方向内側に回動するとともに、爪部20を備える揺動部材30が径方向外側に回動する。
揺動部材30は、バネ26により蓋体保持手段50の径方向内側に向けて付勢されている。
また、爪部20は、爪部20を下降させて爪部20が蓋14の上部周縁に接触してから蓋14の下部に係合する直前までは、蓋14の外形に沿って径方向外側に広がり、一方、爪部20を蓋14の下部に係合して蓋14を取り外す時は、爪部20を蓋14の下部に確実に係合しながら蓋14の周縁下部を押し上げて取り外すように構成されている。
爪部20は、押圧部材18によって容器16の肩部16aを押圧しながら蓋14の周縁下部に係合できるように構成されている。
なお、本実施形態では、第一付勢部材としてコイル状の引張バネを用いているが、特に限定するものではない。例えば、引張バネの替わりに、支軸36にねじりバネを設ける構成であってもよい。
カム部材34は、図1に示すように、一端(下端)が開放された有底円筒状の部材であり、底部34aと、該底部34aの外周縁に連設される、第二傾斜面37がカム部材34内に挿通した際に接触する部分である円筒状の接触部34bを有している。
また、揺動部材30の他端(上端)の第二傾斜面37が上昇し、その先端がカム部材34内に挿通するとともに第二傾斜面37をカム部材34の接触部34bに接触させながら蓋体保持手段50を上下移動させることにより、爪部20が径方向に揺動して径方向中心に対して離隔又は接近するように構成されている。
なお、本実施形態の爪部20の断面形状は、テーパ状に面取り加工された面取り形状であるが、特に限定するものではない。
例えば、爪部の断面形状として下方に行くに従って径方向外側に広がる湾曲形状であってもよい。
第一上下移動手段61、第二上下移動手段62は、図示しない駆動手段を駆動させて、蓋体保持手段50及び押圧部材18を各々上下に移動させ、爪部20を有する揺動部材30及び押圧部材18を各々上下に移動させるように構成されている。
ここで、本実施形態では、上下移動手段として直動アクチュエータであるエアーシリンダーを使用している。また、上下移動手段は、制御手段によって制御される。
なお、駆動手段としては、モータ又はシリンダ等のアクチュエータを用いることができ、特に限定されない。
また、本実施形態では、蓋体除去装置10を所定位置に配置し、蓋体除去装置10各部の移動手段として、蓋体保持手段50を上下移動させる第一上下移動手段61、押圧部材18を上下移動させる第二上下移動手段62を備える構成としているが、特に限定するものではない。
例えば、蓋体除去装置10全体を上下方向に駆動する手段(例えば、エアシリンダ)と、蓋体除去装置10を水平方向に移動させる移動手段(例えば。全体をスライドさせるためにブッシュとシャフト等で構成される手段)とで、蓋体除去装置を移動させる移動手段を構成することもできる。
また、図2には、本発明の別実施形態に係る蓋体除去装置100を示す。
図2に示す蓋体除去装置100において、蓋体除去装置10と同様の機能を有する構成部材については、蓋体除去装置10と同じ符号を付し、その説明を省略する。
蓋体除去装置100において、上述した蓋体除去装置10と異なる構成として、複数の蓋体保持手段50を一つのフレーム81に支持し、該フレーム81をエアーシリンダー等の1つの上下移動手段91により上下移動可能に構成している。
このように1つの上下移動手段91により蓋体保持手段50を上下移動可能することで、装置構成が簡単になり、製造コストが削減できる。また、複数の押圧部材18を一つのフレーム82に支持し、該フレーム82をエアーシリンダー等の一つの上下移動手段92により上下移動可能に構成している。これにより、蓋体保持手段50と押圧部材18をそれぞれ独立して上下移動可能となり、蓋体保持手段50もしくは押圧部材18だけを動作させる作業に対応できる。
次に、このような構成から成る蓋体除去装置10の動作について説明する。
使用済みの回収瓶である容器16から蓋14を取り外す場合、まず、容器16が所定の瓶回収箱であるケース70に入れられた状態で蓋体除去装置10にセットされる。
容器16がセットされる時、図1に示すように、蓋体保持手段50は容器16の上方に位置し、先端(下端)に爪部20を有する複数の揺動部材30がバネ26の付勢力によって径方向内側に引っ張られるとともに蓋体保持手段50が有する図示せぬ規制部により揺動部材30が径方向の所定の位置で規制され、揺動部材30はケース70の載置面に対して略垂直方向なっている状態で保持されている。
次に、第二上下移動手段62が駆動されて押圧部材18が降下させられ(図3(a)、(b)参照)、図3(b)に示すように、複数の押圧部材18が容器16の肩部16a周囲に係合し、該容器16を下方に押圧することで容器16が位置決めされるとともに位置決めされたこの位置から動かないように固定される。
続いて、押圧部材18が蓋14を押圧している状態で第一上下移動手段61が駆動されて蓋体保持手段50が降下させられ(図3(c)、(d)参照)、揺動部材30が略垂直方向となっている状態で、揺動部材30先端の爪部20が蓋14に接触する。
そして、図4(e)に示すように、揺動部材30は、爪部20の第一傾斜面35が蓋14に接触することによって、バネ26の付勢力に抗して、蓋14に対して開くこととなる。
蓋体保持手段50が更に降下させられると、図4(f)に示すように、バネ26の付勢力によって爪部20が蓋14の中心方向へ付勢され、爪部20が蓋14の下部に係合される。
次に、第一上下移動手段61が駆動されて蓋体保持手段50が上昇させられ、図4(g)に示すように、爪部20が蓋14の周縁下部を押し上げ、蓋14が複数の爪部20により保持されるとともに持ち上げられる。
この時、揺動部材30がバネ26の付勢力によって蓋14の中心方向へ揺動することにより、爪部20が蓋14の中心方向へ揺動して蓋14から離脱せず、爪部20の蓋14への係合は維持される。
蓋14は、複数の爪部20により略定位置において略水平方向に保持される。
図4(h)に示すように、蓋体保持手段50が更に上昇させられると、揺動部材30の第二傾斜面37がカム部材34に接触しながらカム部材34内に挿通することにより爪部20は蓋14の中心方向と反対方向へ揺動して蓋14から離脱する。
こうして、爪部20により略水平方向に保持された蓋14が容器16から取り外される。
蓋体保持手段50が更に上昇させられると、揺動部材30の第二傾斜面37がカム部材34に接触しながら更にカム部材34内に挿通することにより爪部20は蓋14の中心方向と反対方向へさらに揺動して揺動部材30は蓋14に対して完全に開いた状態となる。
このようにして蓋14の取り外された容器16は、後工程において洗浄されて再利用される。
なお、上述した蓋体除去装置10の動作については、上記に限定するものではない。
例えば、上述した動作とは逆のパターンであってもよく、先ず、爪部20を有する蓋体保持手段50を降下させてから、押圧部材18が降下させるように動作させてもよい。
また、例えば、容器14に取り付けられた蓋14にずれがある場合などは、爪部20の下降を先に行うことで、蓋14のずれを修正できる(蓋14を容器16中心にセンタリングできる)ので、押圧部材18が下降する時に押圧部材18と蓋14が擦れることがなくなる。
以上、本発明の一実施形態について説明したが、蓋体除去装置10は、その他の形態でも実施し得るものである。
また、蓋体除去装置10の別の実施形態としては、図5に示す下方に向かって付勢するバネ19を有する押圧部材18を第二上下移動手段62に連結するのではなく、蓋体保持手段50に連結する構成としてよい。
このように構成することにより、第一上下移動手段61による一つの駆動機構のみによって、蓋体保持手段50及び押圧部材18の双方を上下方向に可動可能である。よって、設備コストの低減化を図ることができる。
また、蓋体除去装置10の別の実施形態としては、図7、図8に示すように、前記容器16の上方に、カム部材34が保持されたフレーム41によって保持されるとともに、前記蓋体保持手段50によって上方へと移動された前記蓋14の周縁部を下方に押圧可能なストリップ部材40が固定配置される構成とすることもできる。
具体的には、蓋体除去装置10に蓋14に突き刺して保持するための突刺部材39と、前記フレーム41の下部に上記ストリップ部材40を設けることで、蓋体保持手段50の爪部20に対して、蓋14の脱離不良を防止することができる。
なお、図7、図8に示す蓋体除去装置10の別の実施形態では、突刺部材39を設けない構成としてもよい。
また、例えば、蓋体除去装置10の使用対象は、断面形状が円形状の蓋14及び容器16に限定されず、断面形状が略多角形の蓋及び容器であっても良い。
蓋体除去装置10は、押圧部材18によって容器16を押圧して固定しながら爪部20を揺動させて蓋14を取り外す態様であるため、断面形状が円形状の蓋14及び容器16、又は、断面形状が略多角形の蓋及び容器に限らず、その他の断面形状の蓋及び容器であっても使用でき、蓋及び容器の断面形状に影響されずに確実にキャップを取り外すことができる。
また、蓋体保持手段50が有する爪部20が蓋14の外形形状に沿って開閉するため、爪部20の開口幅が蓋14の平面視における大きさ(例えば、直径)に等しく、爪部20は最低限の開口幅で済む。
つまり、本実施形態の蓋体除去装置10では、瓶の大きさが変わっても開口幅の調整が不要である。
これに対して、従来から用いられている爪を開口してから瓶に向かって下降する方式の場合は、最大限に爪を広げて下降するため、小さい瓶を回収するケースのように仕切り間隔が狭い場合、爪が仕切りに接触する可能性もあるため、瓶の大きさやケースの仕切り間隔に応じて爪の開口幅を調整する必要があり、汎用性に欠けるものである。
以上、本発明の実施形態について図面に基づいて説明したが、本発明の蓋体除去装置は、図示したものに限定されず、その他の態様でも実施し得るものである。
例えば、本発明の蓋体除去装置によって蓋を取り外す容器はガラス瓶に限定されず、牛乳の樹脂製容器、ジュースの瓶、ジュースの樹脂製容器、及びその他の飲料の瓶若しくは樹脂製容器であっても良い。また、本発明において、容器の位置を検知するセンサを有する位置決め手段を備えても良い。また、蓋は樹脂製に限定されず、紙であっても良い。
以上のごとく、本実施形態における蓋体除去装置10では、蓋体保持手段50が、蓋14の周縁下部に対して係合・脱離可能な複数の爪部20と、これら複数の爪部20を開閉可能な開閉機構部と、を有し、前記第一上下移動手段61によって蓋体保持手段50が上下移動することにより、開閉機構部を介して複数の爪部20の開閉動作が行われる。
このように、蓋体保持手段50を上下移動することにより、他に別途機構を設けることなく、複数の爪部20の開閉動作を行うことができるため、設備をコンパクトに計画することができ、経済的である。
また、本実施形態における蓋体除去装置10では、カム部材34や、各爪部20の下端および上端に各々形成される第一・第二傾斜面35・37等からなる単純な構成によって、開閉機構部を実現することができる。
よって、複雑な機構を有することも無いため、設備コストの低減化を図ることができる。
また、本実施形態における蓋体除去装置10では、従来の規制手段と異なり、蓋14の除去を行う容器16を一本ごとに規制することができる。
よって、たとえケース70内に配置された複数の容器16の高さが異なる場合であっても、容易に対応することができる。
例えば、蓋体保持手段50により蓋14及び容器16を把持した状態で上昇する時に、押圧部材18が下降しなければ、蓋14が付いた容器16ごとケース70から取り出すことも可能である。その場合は、蓋体保持手段50を爪部20が開かない上昇位置で停止し、そのまま別のケースにその蓋14が付いた容器16を入れ、その後の蓋体保持手段50の上昇時に押圧部材18が下降する。このように、容器16を別のケースに移動させた後に、蓋14を除去することも可能である。
また、蓋14の無い容器16を把持し、その容器16を持ち上げて、別の場所に移すアンケーサ用グリッパーとしても使用できる。その場合は爪部20が上昇した時に爪部20が開かないようすれば良い(例えば、円筒形状のカム部材34を無くして構成しても良い)。
本発明は、例えば、牛乳瓶等の容器をリサイクルのために回収する場合に、容器から蓋を取り外す工程等において利用可能な技術である。
10 蓋体除去装置
12 上部開口部(口部)
14 蓋(蓋体)
18 押圧部材
16 容器
20 爪部
50 蓋体保持手段
61 第一上下移動手段
62 第二上下移動手段

Claims (5)

  1. 外嵌された蓋体によって口部を閉塞された瓶形状の容器本体より、該蓋体を除去する蓋体除去装置であって、
    前記蓋体を係合・脱離可能に保持する蓋体保持手段と、
    前記容器本体の上方において該蓋体保持手段を上下移動させる第一の上下移動手段と、
    前記蓋体保持手段の上下移動に伴う前記容器本体の移動を規制する規制手段と、
    を備え、
    前記蓋体保持手段は、
    前記蓋体の周縁下部に対して係合・脱離可能な複数の爪部と、
    これら複数の爪部を開閉可能な開閉機構部と、
    第一の付勢手段と、
    を有し、
    前記複数の爪部は、
    水平方向、且つ円周方向に所定間隔にて配置されるとともに、
    前記円周の接線方向に延出する支軸を介して回動可能に枢支され、且つ前記第一の付勢手段によって、常に前記円周の中心に向かう回動方向に付勢され、
    前記第一の上下移動手段によって前記蓋体保持手段が上下移動することにより、前記開閉機構部を介して前記複数の爪部の開閉動作が行われる、
    ことを特徴とする蓋体除去装置。
  2. 前記第一の付勢手段は、前記支軸よりも前記爪部先端側を付勢している、
    ことを特徴とする、請求項1に記載の蓋体除去装置。
  3. 記開閉機構部は、
    前記蓋体保持手段の上方に固定配置される円筒形状のカム部材と、
    前記各爪部の下端における前記円周の中心側において、上方に向かって前記円周の中心側に傾斜するよう設けられるとともに、
    前記蓋体保持手段が下方に移動することにより前記蓋体の周縁部に対して摺動し、前記第一の付勢手段による付勢力に抗して前記爪部を前記円周の中心側との対向側へと可動させる第一傾斜面と、
    前記各爪部の上端における前記円周の中心側との対向側、且つ前記支軸の上方において、上方に向かって前記円周の中心側に傾斜するよう設けられるとともに、
    前記蓋体保持手段が上方に移動することにより前記カム部材の内周面に対して摺動し、前記第一の付勢手段による付勢力に抗して前記爪部を前記円周の中心側との対向側へと可動させる第二傾斜面と、
    により構成される、
    ことを特徴とする、請求項1または請求項2に記載の蓋体除去装置。
  4. 前記規制手段は、
    上下方向に延出する複数の押圧部材と、
    前記容器本体の上方において前記押圧部材を上下移動させる第二の上下移動手段とを有し、
    前記複数の押圧部材は、
    水平方向、且つ円周方向に所定間隔にて配置され、
    前記第二の上下移動手段によって前記押圧部材が下方に移動することにより、
    前記複数の押圧部材は、前記容器本体の肩部を押圧して保持する、
    ことを特徴とする、請求項1〜請求項3の何れか一項に記載の蓋体除去装置。
  5. 前記規制手段は、
    下方に向かって付勢する第二の付勢手段を介して、前記蓋体保持手段と連結されるとともに、
    上下方向に延出する複数の押圧部材を有し、
    前記複数の押圧部材は、
    水平方向、且つ円周方向に所定間隔にて配置され、
    前記第一の上下移動手段によって、前記蓋体保持手段に伴い前記規制手段が下方に移動することにより、
    前記複数の押圧部材は、前記容器本体の肩部を押圧して保持する、
    ことを特徴とする、請求項1〜請求項3の何れか一項に記載の蓋体除去装置。
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