JP6420212B2 - 統合型設備管理システム - Google Patents

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Description

本発明は、複数の情報通信技術装置(以下、ICT装置という。)、及びそれらICT装置用の設備機器等を統合管理するシステムに関する。
例えば、特許文献1に記載の発明では、複数の空調装置を備える空調装置において、いずれかの空調装置に故障が発生すると予測された場合に、当該空調装置以外の他の空調装置に空調負荷を分散させている。
特開2006−118836号公報
複数の空調装置は、設備機器のうち複数のICT装置の温度管理を行う設備機器である。例えば、いずれかの設備機器に故障が発生すると予測され、かつ、当該設備機器が負担していた設備負荷を他の設備機器に分散できない場合には、ICT装置を正常管理することが困難となり、適切なサービスを提供することが困難となるおそれがある。
本発明は、上記点に鑑み、適切なサービスを提供可能な統合管理するシステムを提供することを目的とする。
本願では、複数の情報通信技術装置(以下、ICT装置(1)という。)の作動状態、並びにそれらICT装置(1)が設置された空間の空調を行う複数の空調装置(5)の作動状態を制御する統合型設備管理システムにおいて、複数の空調装置(5)に故障が発生するか否かを予測する予測部であって、当該空調装置(5)の作動状態を示す情報を利用して故障を予測する予測部と、複数の空調装置(5)のうちいずれかの空調装置が予測部にて故障すると予測された場合に、複数のICT装置(1)及び複数の空調装置(5)の作動状態を制御する制御部(7)とを備え、制御部(7)は、複数の空調装置(5)のうち予測部にて故障すると予測された空調装置(以下、故障空調装置という。)が担当する空調能力の一部又は全てを当該故障空調装置以外の空調装置(以下、正常空調装置という。)に移行させる空調能力移行処理、故障空調装置が担当する空調能力の一部又は全てを正常空調装置に移行可能であるか否か判断する第1移行判断処理、並びに第1移行判断処理にて移行不可能と判断されたときに実行される負荷移行処理であって、故障空調装置により空調される領域に設置されたICT装置(以下、移行元ICT装置という。)が処理する一部又は全ての負荷を、その他のICT装置(以下、移行先ICT装置という。)に移行させる負荷移行処理が実行可能である。
これにより、本願発明では、適切なサービスを安定的に提供することが可能となる。延いては、ICT装置(1)が提供するサービスの信頼性を向上させるこが可能となる。
因みに、上記各手段等の括弧内の符号は、後述する実施形態に記載の具体的手段等との対応関係を示す一例であり、本発明は上記各手段等の括弧内の符号に示された具体的手段等に限定されるものではない。
統合型設備管理システムの概念図である。 第1実施形態に係る故障予想時制御を示すフローチャートである。 第2実施形態に係る故障予想時制御を示すフローチャートである。 第3実施形態に係る故障予想時制御を示すフローチャートである。
以下に説明する「発明の実施形態」は実施形態の一例を示すものである。つまり、特許請求の範囲に記載された発明特定事項等は、下記の実施形態に示された具体的手段や構造等に限定されるものではない。
以下、本発明の実施形態を図面と共に説明する。なお、少なくとも符号を付して説明した機器は、「複数」や「2つ以上」等の断りをした場合を除き、少なくとも1つ設けられている。
(第1実施形態)
1.統合型設備管理システムの構成
統合型設備管理システムは、通信機器室やサーバ室等(以下、サーバ室という。)の空調を行う空調装置の作動状態、及び複数のサーバ室にそれぞれに設置された複数の情報通信技術用機器(以下、ICT装置という。)等の作動状態を制御するためのシステムである。
各サーバ室には、図1に示すように、複数のICT装置1及び複数の室内空調機5が設置されている。各室内空調機5は、サーバ室内に冷却用の空気を供給することにより、各ICT装置1を冷却する。なお、複数のICT装置1はラック9A〜9Hに収納された状態で各サーバ室に設置されている。
本実施形態に係る各室内空調機5は熱源装置(図示せず。)と協働して室内に供給する空気を冷却する。つまり、室内空調機5及び熱源装置によりサーバ室の空調を行う空調装置が構成される。
熱源装置は、サーバ室から回収した熱を室外に放出して冷熱を生成する装置であって、室外に1台又は2台以上設置されている。このため、1台の熱源装置が故障すると、その故障した熱源装置から冷熱の供給を受けている1台又は2台以上の室内空調機5は、事実上、故障状態となる。
熱源装置が正常な場合において、複数の室内空調機5のうちいずれかの室内空調機5が故障した場合には、その故障した室内空調機5のみが故障状態となる。つまり、いずれの場合であっても、いずれかのICT装置1を冷却することができない「空調装置が故障状態」になる。
そこで、以下、室内空調機5を空調装置5とも記す。そして、本実施形態では、各サーバ室に複数の室内空調機5が設置されている。つまり、各サーバ室に複数の空調装置5が設置されていることになる。
複数の給電器(電源ユニット)3は、複数のICT装置1のいずれかに電力を供給する。つまり、1台の給電器3は1台又は2台以上のICT装置1に電力を供給する。各給電器3は、商用電力をICT装置1用の直流電力に変換して各ICT装置1に電力を供給する。以下、給電器3を給電装置3ともいう。
制御部7は、各ICT装置1の作動状態、各空調装置5の作動状態及び各給電装置3の作動状態等を制御する。制御部7は、CPU、ROM及びRAM等を有するコンピュータにて構成されたものであって、ROM等の不揮発性記憶部に予め記憶されたプログラム(ソフトウェア)に従って各空調装置5等の作動を制御する。
制御部7には、各空調装置5、各給電装置3及び各ICT装置1のうちいずれかに機器に故障が発生するか否かを予測する予測部が組み込まれている。なお、本実施形態に係る予測部は、コンピュータである制御部7に予め組み込まれた(インストールされた)プログラムによって実現されている。
予測部(制御部7)には、各空調装置5の運転状態を示す信号、各給電装置3の運転状態を示す信号、及び各ICT装置1の運転状態を示す信号等が入力されている。予測部(制御部7)は、それらの信号を利用して故障予測を実行する。
なお、予測部にて「故障すると予測された空調装置5、給電装置3又はICT装置1」は、少なくとも予測時点においては故障していない。つまり、少なくとも故障すると予測された時点では、その故障予測された空調装置5等も運転している。
予測部による予測手法は不問である。本実施形態に係る予測部は、「正常運転時の信号値」と「現時の運転状態を示す信号値」とを比較し、その差が予め設定された値を越えたときに「故障が発生する」と予測する。「正常運転時の信号値」は、空調装置5、給電装置3及びICT装置1毎に予め制御部7に記憶されている。
2.制御の概要
制御部7は、以下の制御処理が実行可能である。
<空調能力移行処理>
空調能力移行処理とは、複数の空調装置5のうち予測部にて故障すると予測された空調装置(以下、故障空調装置という。)が担当する空調能力の一部又は全てを故障空調装置以外の空調装置(以下、正常空調装置という。)に移行させる処理をいう。
例えば、図1において、第1サーバ室に設置された2台の空調装置5のうち紙面右側の空調装置51Rが故障した場合、故障空調装置は空調装置51Rである。正常空調装置は、空調装置51R以外の空調装置、つまり空調装置51L、空調装置52R及び空調装置52Lである。
以下、故障空調装置が空調を担う空間(図1では、第1サーバ室)を故障サイトという。故障サイト以外の空間(図1では、第2サーバ室)を正常サイトという。図1に示す例では、空調装置51Lは故障サイトに設置された正常空調装置となる。
空調装置52R及び空調装置52Lは正常サイトに設置された正常空調装置となる。つまり、本実施形態では、正常サイトに設置されている空調装置5は全て正常空調装置となる。
空調装置51Rつまり故障空調装置は、ラック9A、9Bに収納された複数のICT装置1の冷却を担当する。したがって、「故障空調装置が担当する空調能力の一部又は全てを正常空調装置に移行させる」とは、「空調装置51Rが発揮している冷房能力の一部又は全てを正常空調装置が担う」ことをいう。
そして、空調能力移行処理では、下記の「第1移行判断処理」にて故障空調装置が担当する空調能力の全てを正常空調装置に移行可能と判断された場合に、当該空調能力の全てが移行された後、故障空調装置を停止させる処理が実行される。
<第1移行判断処理>
第1移行判断処理とは、故障空調装置が担当する空調能力の一部又は全てを正常空調装置に移行可能であるか否か判断する処理をいう。
上記判断処理は、故障空調装置から正常空調装置に移行させる冷房能力(以下、移行冷房能力という。)と正常空調装置が発揮可能な冷房能力(以下、最大冷房能力)とが比較されることにより実行される。
例えば、現時において正常空調装置が発揮している冷房能力と最大冷房能力との差が移行冷房能力より大きい場合には「移行可能」と判断される。当該差が移行冷房能力以下の場合には「移行不可能」と判断される。
<第2移行判断処理>
第2移行判断処理とは、故障サイトに属するICT装置1にて処理されている負荷の一部又は全てを、正常サイトに属するICT装置1に移行可能な否かを判断する処理である。
「故障サイトに属するICT装置1」は、故障空調装置により空調される領域に設置された1つ又は複数のICT装置1(以下、移行元ICT装置という。)、及び当該故障サイトに設置された正常空調装置により空調される領域に設置された1つ又は複数のICT装置1(以下、故障サイトの移行先ICT装置という。)が含まれる。
したがって、「故障サイトに属するICT装置1にて処理されている負荷の一部」には、例えば、「移行元ICT装置にて処理されている負荷」、及び「故障サイトの移行先ICT装置にて処理されている負荷」等がある。
<負荷低減処理>
負荷低減処理とは、第2移行判断処理にて移行不可能と判断された場合に、故障サイトに属するICT装置にて処理されている負荷を低減させる処理である。この処理は、故障サイトで発生する熱量を低減させて故障サイトに設置された空調装置5の空調負荷を低減するものである。
<負荷移行処理>
負荷移行処理は、第1移行判断処理にて移行不可能と判断されたときに実行される処理であって、移行元ICT装置が処理する一部又は全ての負荷を、その他のICT装置1(以下、移行先ICT装置という。)に移行させる処理である。なお、負荷処理の移行は、仮想サーバ技術を利用して実行される。
例えば、図1において、空調装置51Rが故障空調装置である場合、ラック9A、9Bに収納された複数のICT装置1が移行元ICT装置となる。ラック9C〜9Hに収納された複数のICT装置1が移行先ICT装置となり得る。
つまり、負荷移行処理では、(a)故障サイトに設置された1つ又は複数のICT装置1のうち正常空調装置により空調される領域に設置された1つ又は複数のICT装置1、つまり「故障サイトの移行先ICT装置」、及び(b)正常サイトに設置された全てのICT装置1(以下、正常サイトの移行先ICT装置という。)が移行先ICT装置となり得る。
「故障サイトの移行先ICT装置」及び「正常サイトの移行先ICT装置」のうちいずれの移行先ICT装置に移行元ICT装置の負荷を移行させるかは、ICT装置1が提供するサービスへの影響度が考慮されて決定される。
すなわち、「故障サイトの移行先ICT装置」に負荷を移行させると、「故障サイトの移行先ICT装置」の処理可能な能力を超えてしまう場合には、「正常サイトの移行先ICT装置」に負荷が移行される。
「故障サイトの移行先ICT装置」の処理可能な能力を超えてしまう場合とは、例えば「故障サイトの移行先ICT装置」の処理スピード等が低下する場合等をいう。すなわち、「故障サイトの移行先ICT装置」は、負荷移行処理の実行前に処理していた処理に加えて、移行元ICT装置から移行された処理を実行する必要がある。
このため、「故障サイトの移行先ICT装置」の処理スピードが低下し、恰も「故障サイトの移行先ICT装置」の負荷が低下したような状態となる。このため、負荷移行処理では、移行元ICT装置の総負荷量を「故障サイトの移行先ICT装置」及び「正常サイトの移行先ICT装置」に分散して移行させることも可能である。
そして、負荷移行処理では、移行元ICT装置が処理する全ての負荷が移行先ICT装置に移行された場合には、当該全ての負荷が移行先ICT装置に移行された後、移行元ICT装置が停止される。
<第1停止処理>
第1停止処理は、故障サイトの空調を行う全て空調装置5、及び当該故障サイトに設置された全てのICT装置1を停止させる処理である。当該第1停止処理では、故障サイトに設置された1つ又は複数のICT装置1で処理されている全ての負荷が、正常サイトに設置された1又は複数のICT装置1に移行された場合に実行される。
そして、第1停止処理では、故障サイトに設置された1つ又は複数のICT装置1で処理されている全ての負荷が移行されてICT装置1が停止したときに、当該ICT装置に電力を供給する給電装置3も停止される。つまり、故障サイトから正常サイトへの負荷の移行が完了すると、故障サイトに設置された空調装置5、ICT装置1及び給電装置3の全てが停止される。
<第2停止処理、見積処理>
見積処理とは、故障サイトに設置された1つ又は複数のICT装置1で処理されている全ての負荷のうち、正常空調装置で発揮可能な空調能力で対応可能な負荷(以下、空調可能負荷という。)を見積もる処理をいう。以下、 故障サイトで処理されている全ての負荷のうち空調可能負荷を除く負荷を非空調負荷という。
第2停止処理とは、非空調負荷が正常サイトに設置された1つ又は複数のICT装置1に移行された後、故障空調装置、及び故障サイトに設置された1つ又は複数のICT装置1のうち正常サイトに移行された負荷を処理していた1つ又は複数のICT装置1(以下、停止対象ICT装置という。)を停止させる処理をいう。
停止対象ICT装置は、故障サイトに設置された移行元ICT装置、及び故障サイトに設置された複数のICT装置1のうち移行元ICT装置以外のICT装置1のうちいずれのICT装置1であってもよい。
本実施形態では、停止対象ICT装置には、少なくとも1台の移行元ICT装置が含まれる。例えば、停止対象ICT装置の台数が移行元ICT装置の台数以上の場合には、全ての移行元ICT装置が停止対象ICT装置となる。なお、停止対象ICT装置の台数が移行元ICT装置の台数未満の場合には、第1停止処理が実行される。
そして、第2停止処理では、停止されたICT装置1に電力を供給する給電装置3も停止される。つまり、故障サイトから正常サイトへの負荷の移行が完了すると、負荷が移行されたICT装置1、当該ICT装置1に電力を供給する給電装置3、及び故障空調装置5が停止する。
3.制御の詳細
図2は、制御部7で実行される制御フローを示す一例である。図2に示す制御フロー(以下、故障予想時制御という。)を実行するためのプログラムは、ROM等の不揮発性記憶部に予め記憶されている。
故障予想時制御は、予測部により「いずれかの室内空調機5が故障する」と予測されたときに制御部7にて実行される。故障予想時制御が起動されると、故障空調装置が担当する空調負荷の全てを故障サイト内の正常空調装置に移行可能であるか否かが判定される(S1)。
故障空調装置が担当する空調負荷の全てを故障サイト内の正常空調装置に移行可能であると判定された場合には(S1:YES)、故障空調装置が担当する空調負荷の全てが故障サイト内の正常空調装置に移行された後(S3)、故障空調装置が停止される(S5)。
S1にて、故障空調装置が担当する空調負荷の全てを故障サイト内の正常空調装置に移行可能でないと判定された場合には(S1:NO)、移行先ICT装置に移行元ICT装置の負荷を移行(集約)させると、移行先ICT装置の負荷処理が移行前に比べて減少するか否か、つまり移行先ICT装置の処理スピード等が低下するか否かが判定される(S7)。
移行先ICT装置の負荷処理が移行前に比べて減少すると判定された場合には(S7:YES)、見積処理の結果を利用して故障サイトに設置されている複数のICT装置1で実行されている負荷の全てを正常サイトに設置されている複数のICT装置1に移行可能か否かが判定される(S9)。
移行可能であると判定されると(S9:YES)、故障サイトに設置されている複数のICT装置1で実行されている負荷の全てを正常サイトに設置されている複数のICT装置1に移行された後(S11)、故障サイトに設置されているICT装置1の全て、それらICT装置1に電力を供給する給電装置3の全て、及び故障サイトに冷却風を供給する空調装置5の全てが停止される(S13、S15)。
S7にて、移行先ICT装置の負荷処理が移行前に比べて減少しないと判定された場合には(S7:NO)、移行元ICT装置の処理の全てが「故障サイトの移行先ICT装置」に移行された後(S17)、移行元ICT装置の全てが停止される(S19)。
S9にて、移行可能でないと判定された場合には(S9:NO)、故障サイトに設置されている複数のICT装置1で実行されている全ての負荷のうち、正常サイトに設置されたICT装置1に移行可能な処理が当該ICT装置1に移行された後(S21)、移行元ICT装置が停止される(S23)。
その後、故障空調装置5が担当する空調負荷のうち、負荷移行処理にて移行された情報処理量に相当する冷却能力が移行先ICT装置を冷却する正常空調装置に移行された後(S25)、故障空調装置が停止される(S27)。
4.本実施形態に係る統合型設備管理システムの特徴
本実施形態では、いずれかの空調装置5が故障すると予測された場合には、空調能力移行処理、負荷移行処理等が実行されるので、適切なサービスを安定的に提供することが可能となる。延いては、ICT装置1が提供するサービスの信頼性を向上させるこが可能となる。
つまり、いずれかの空調装置5が故障すると予測された場合、又は現実に空調装置5が故障した場合、従来は、サーバ室を管理するサービスマンが、故障した空調装置5が設置されたサーバ室等に出動して対策を実施する必要があった。
これに対して、本実施形態では、いずれかの空調装置5が故障すると予測された場合には、サービスマンが出動する前に、空調能力移行処理、負荷移行処理等が実行されるので、空調機が故障した際の室内の影響を最小限に抑えることができ得る。
さらに、ICT装置1で実行されている処理の移行に連動して、ICT装置1、空調装置5及び給電装置3の停止等が実行されるので、サービスの信頼性を向上させながら、消費電力の低減も図ることが可能となる。
(第2実施形態)
第1実施形態では、予測部により「いずれかの空調装置5が故障する」と予測された場合を例に本願発明の特徴を説明した。本実施形態は、予測部により「いずれかの給電装置3が故障する」と予測された場合に本願発明を適用した例である。
1.制御の概要
制御部7は、以下の制御処理が実行可能である。
<給電能力移行処理>
給電能力移行処理とは、複数の給電装置3のうち予測部にて故障すると予測された給電装置3(以下、故障給電装置という。)が担当する給電能力の一部又は全てを故障給電装置以外の給電装置(以下、正常給電装置という。)に移行させる処理をいう。
以下、故障給電装置が給電する1つ又は複数ICT装置1の群(例えば、第1サーバ室に設置された複数のICT装置1の群)を故障サイトという。故障サイト以外の群(例えば、第2サーバ室に設置された複数のICT装置1の群)を正常サイトという。
このため、正常給電装置には、正常サイトに設置された1又は複数の給電装置3に加えて、故障サイトに設置された1つ又複数のICT装置1のうち故障予測がされていない給電装置3も含まれる。
そして、給電能力移行処理では、下記の「第1移行判断処理」にて故障給電装置が担当する給電能力の全てを正常給電装置に移行可能と判断された場合に、当該給電能力の全てが移行された後、故障給電装置を停止させる処理が実行される。
<第1移行判断処理>
第1移行判断処理とは、故障給電装置が担当する給電能力の一部又は全てを正常給電装置に移行可能であるか否か判断する処理をいう。
上記判断処理は、故障給電装置から正常給電装置に移行させる給電能力(以下、移行給電能力という。)と正常給電装置が発揮可能な給電能力(以下、最大給電能力)とが比較されることにより実行される。
例えば、現時において正常給電装置が発揮している給電能力と最大給電能力との差が移行給電能力より大きい場合には「移行可能」と判断される。当該差が移行給電能力以下の場合には「移行不可能」と判断される。
<第2移行判断処理>
第2移行判断処理とは、故障サイトに属するICT装置1にて処理されている負荷の一部又は全てを、正常サイトに属するICT装置1に移行可能な否かを判断する処理である。
「故障サイトに属するICT装置1」は、故障給電装置により給電される1つ又は複数のICT装置1(以下、移行元ICT装置という。)、及び当該故障サイトに設置された正常給電装置により給電される1つ又は複数のICT装置1(以下、故障サイトの移行先ICT装置という。)が含まれる。
したがって、「故障サイトに属するICT装置1にて処理されている負荷の一部」には、例えば、「移行元ICT装置にて処理されている負荷」、「故障サイトの移行先ICT装置にて処理されている負荷」等がある。
<負荷低減処理>
負荷低減処理とは、第2移行判断処理にて移行不可能と判断された場合に、故障サイトに属するICT装置にて処理されている負荷を低減させる処理である。この処理は、故障サイトで必要とされる電力を低減させて故障サイトに設置された1つ又は複数のICT装置1に電力を供給する正常給電装置の給電負荷を低減するものである。
<負荷移行処理>
負荷移行処理は、第1移行判断処理にて移行不可能と判断されたときに実行される処理であって、移行元ICT装置が処理する一部又は全ての負荷を、その他のICT装置1(以下、移行先ICT装置という。)に移行させる処理である。
例えば、図1において、ラック9Aに搭載された1つ又は複数のICT装置1に電力を供給する給電装置3が故障給電装置である場合、ラック9Aに収納された1又は複数のICT装置1が移行元ICT装置となる。ラック9B〜9Hに収納された1つ又は複数のICT装置1が移行先ICT装置となり得る。
つまり、負荷移行処理では、(a)故障サイトに設置された1つ又は複数のICT装置1のうち正常給電装置により給電される1つ又は複数のICT装置1、つまり「故障サイトの移行先ICT装置」、及び(b)正常サイトに設置された全てのICT装置1(以下、正常サイトの移行先ICT装置という。)が移行先ICT装置となり得る。
「故障サイトの移行先ICT装置」及び「正常サイトの移行先ICT装置」のうちいずれの移行先ICT装置に移行元ICT装置の負荷を移行させるかは、ICT装置1が提供するサービスへの影響度が考慮されて決定される。
すなわち、「故障サイトの移行先ICT装置」に負荷を移行させると、「故障サイトの移行先ICT装置」の処理可能な能力を超えてしまう場合には、「正常サイトの移行先ICT装置」に負荷が移行される。
「故障サイトの移行先ICT装置」の処理可能な能力を超えてしまう場合とは、例えば「故障サイトの移行先ICT装置」の処理スピード等が低下する場合等をいう。すなわち、「故障サイトの移行先ICT装置」は、負荷移行処理の実行前に処理していた処理に加えて、移行元ICT装置から移行された処理を実行する必要がある。
このため、「故障サイトの移行先ICT装置」の処理スピードが低下し、恰も「故障サイトの移行先ICT装置」の負荷が低下したような状態となる。このため、負荷移行処理では、移行元ICT装置の総負荷量を「故障サイトの移行先ICT装置」及び「正常サイトの移行先ICT装置」に分散して移行させることも可能である。
そして、負荷移行処理では、移行元ICT装置が処理する全ての負荷が移行先ICT装置に移行された場合には、当該全ての負荷が移行先ICT装置に移行された後、移行元ICT装置が停止される。
<第1停止処理>
第1停止処理は、故障サイトに設置された1つ又は複数のICT装置1に給電する全て給電装置3、及び当該故障サイトに設置された全てのICT装置1を停止させる処理である。当該第1停止処理では、故障サイトに設置された1つ又は複数のICT装置1で処理されている全ての負荷が、正常サイトに設置された1又は複数のICT装置1に移行された場合に実行される。
そして、第1停止処理では、故障サイトに設置された1つ又は複数のICT装置1で処理されている全ての負荷が移行されてICT装置1が停止したときに、故障サイトに空調風を供給する空調装置5も停止される。つまり、故障サイトから正常サイトへの負荷の移行が完了すると、故障サイトに設置された空調装置5、ICT装置1及び給電装置3の全てが停止される。
<第2停止処理、見積処理>
見積処理とは、故障サイトに設置された1つ又は複数のICT装置1で処理されている全ての負荷のうち、正常給電装置で発揮可能な給電能力で対応可能な負荷(以下、給電可能負荷という。)を見積もる処理をいう。以下、 故障サイトで処理されている全ての負荷のうち給電可能負荷を除く負荷を非給電負荷という。
第2停止処理とは、非給電負荷が正常サイトに設置された1つ又は複数のICT装置1に移行された後、故障給電装置、及び故障サイトに設置された1つ又は複数のICT装置1のうち正常サイトに移行された負荷を処理していた1つ又は複数のICT装置1(以下、停止対象ICT装置という。)を停止させる処理をいう。
停止対象ICT装置は、故障サイトに設置された移行元ICT装置、及び故障サイトに設置された複数のICT装置1のうち移行元ICT装置以外のICT装置1のうちいずれのICT装置1であってもよい。
本実施形態では、停止対象ICT装置には、少なくとも1台の移行元ICT装置が含まれる。例えば、停止対象ICT装置の台数が移行元ICT装置の台数以上の場合には、全ての移行元ICT装置が停止対象ICT装置となる。なお、停止対象ICT装置の台数が移行元ICT装置の台数未満の場合には、第1停止処理が実行される。
そして、第2停止処理では、停止されたICT装置1に空調風を供給する空調装置5も停止される。つまり、故障サイトから正常サイトへの負荷の移行が完了すると、負荷が移行されたICT装置1、当該ICT装置1に空調風を供給する空調装置5、及び故障給電装置5が停止する。
2.制御の詳細
図3は、制御部7で実行される制御フローを示す一例である。図3に示す制御フロー(以下、故障予想時制御という。)を実行するためのプログラムは、ROM等の不揮発性記憶部に予め記憶されている。
故障予想時制御は、予測部により「いずれかの給電装置3が故障する」と予測されたときに制御部7にて実行される。故障予想時制御が起動されると、故障給電装置が担当する給電負荷の全てを故障サイト内の正常給電装置に移行可能であるか否かが判定される(S31)。
故障給電装置が担当する給電負荷の全てを故障サイト内の正常給電装置に移行可能であると判定された場合には(S31:YES)、故障給電装置が担当する給電負荷の全てが故障サイト内の正常給電装置に移行された後(S33)、故障給電装置が停止される(S35)。
S31にて、故障給電装置が担当する給電負荷の全てを故障サイト内の正常給電装置に移行可能でないと判定された場合には(S31:NO)、移行先ICT装置に移行元ICT装置の負荷を移行(集約)させると、移行先ICT装置の負荷処理が移行前に比べて減少するか否か、つまり移行先ICT装置の処理スピード等が低下するか否かが判定される(S37)。
移行先ICT装置の負荷処理が移行前に比べて減少すると判定された場合には(S37:YES)、見積処理の結果を利用して故障サイトに設置されている複数のICT装置1で実行されている負荷の全てを正常サイトに設置されている複数のICT装置1に移行可能か否かが判定される(S39)。
移行可能であると判定されると(S39:YES)、故障サイトに設置されている複数のICT装置1で実行されている負荷の全てを正常サイトに設置されている複数のICT装置1に移行された後(S41)、故障サイトに設置されているICT装置1の全て、それらICT装置1に電力を供給する給電装置3の全て、及び故障サイトに冷却風を供給する空調装置5の全てが停止される(S43、S45)。
S37にて、移行先ICT装置の負荷処理が移行前に比べて減少しないと判定された場合には(S37:NO)、移行元ICT装置の処理の全てが「故障サイトの移行先ICT装置」に移行された後(S477)、移行元ICT装置の全てが停止される(S49)。
S39にて、移行可能でないと判定された場合には(S39:NO)、故障サイトに設置されている複数のICT装置1で実行されている全ての負荷のうち、正常サイトに設置されたICT装置1に移行可能な処理が当該ICT装置1に移行された後(S51)、移行元ICT装置が停止される(S53)。
その後、故障給電装置5が担当する給電負荷のうち、負荷移行処理にて移行された情報処理量に相当する給電能力が移行先ICT装置を冷却する正常給電装置に移行された後(S55)、故障給電装置が停止される(S57)。
3.本実施形態に係る統合型設備管理システムの特徴
本実施形態では、いずれかの給電装置3が故障すると予測された場合には、給電能力移行処理、負荷移行処理等が実行されるので、第1実施形態と同様に、適切なサービスを安定的に提供することが可能となる。延いては、ICT装置1が提供するサービスの信頼性を向上させるこが可能となる。
(第3実施形態)
上述の実施形態では、予測部により「いずれかの空調装置5又は給電装置3が故障する」と予測された場合を例に本願発明の特徴を説明した。本実施形態は、予測部により「いずれかのICT装置1が故障する」と予測された場合に本願発明を適用した例である。
1.制御の概要
制御部7は、以下の制御処理が実行可能である。
<負荷移行処理>
負荷移行処理とは、複数のICT装置1のうち予測部にて故障すると予測されたICT装置1(以下、故障ICT装置という。)が担当する負荷処理の一部又は全てを故障ICT装置以外のICT装置1(以下、正常ICT装置という。)に移行させる処理をいう。
以下、故障ICT装置が属する群(例えば、第1サーバ室に設置された複数のICT装置1の群)を故障サイトという。故障サイト以外の群(例えば、第2サーバ室に設置された複数のICT装置1の群)を正常サイトという。
このため、正常ICT装置には、正常サイトに設置された1又は複数のICT装置1に加えて、故障サイトに設置された故障予測がされていない1又は複数のICT装置1も含まれる。
つまり、例えば、図1に示すラック9Aに搭載された全てのICT装置1が故障すると予測された場合、故障サイトは第1サーバ室となる。正常ICT装置は、ラック9B〜9Hに搭載されたICT装置1の全てである。
そして、負荷移行処理では、下記の「第1移行判断処理」にて故障ICT装置が担当する負荷処理の全てを正常ICT装置に移行可能と判断された場合に、故障ICT装置が担当する負荷処理の全てがいずれかの正常ICT装置に移行された後、故障ICT装置を停止させる処理が実行される。
また、負荷移行処理では、第1移行判断処理にて、故障ICT装置が担当する負荷処理の全てを故障サイトに属する正常ICT装置(例えば、ラック9B〜9Dに搭載されたICT装置)に移行不可能と判断された場合には、故障ICT装置が担当する負荷処理の一部又は全てを正常サイトに設置された正常ICT装置(例えば、ラック9E〜9Hに搭載されたICT装置)に移行される。
<第1移行判断処理>
第1移行判断処理とは、故障ICT装置が担当する負荷処理の一部又は全てを正常ICT装置に移行可能であるか否か判断する処理をいう。
移行可能であるか否かの判断は、少なくとも以下の2種類を含む。すなわち、
(a)正常サイト及び故障サイトを問わず、故障ICT装置が担当する負荷処理の全て(以下、移行処理量という。)を正常ICT装置に移行可能であるか否か、
(b)移行処理量を故障サイトに属する正常ICT装置に移行可能であるか否か、及び
(c)移行処理量を正常サイトに属する正常ICT装置に移行可能であるか否か、である。
上記判断処理は、正常ICT装置が発揮可能な処理能力(以下、最大処理能力)と移行処理量とが比較されることにより実行される。例えば、現時において正常ICT装置が発揮している処理量と最大処理能力との差が移行処理量より大きい場合には「移行可能」と判断される。当該差が移行処理量以下の場合には「移行不可能」と判断される。
<第2移行判断処理>
第2移行判断処理とは、故障サイトに属するICT装置1にて処理されている負荷の一部又は全てを、正常サイトに属するICT装置1に移行可能な否かを判断する処理である。「故障サイトに属するICT装置1」は、故障ICT装置、及び当該故障サイトに設置された正常ICT装置が含まれる。
<負荷低減処理>
負荷低減処理とは、第2移行判断処理にて移行不可能と判断された場合に、故障サイトに属するICT装置1にて処理されている負荷を低減させる処理である。
<第1停止処理>
第1停止処理は、故障サイトに設置されている1つ又は複数のICT装置1で処理されている全ての負荷が、正常サイトに属する1つ又は複数のICT装置1に移行された場合に実行される処理であって、負荷の移行後、故障サイトに属する全てのICT装置1が停止される処理である。
そして、第1停止処理では、故障サイトに設置された1つ又は複数のICT装置1で処理されている全ての負荷が移行されてICT装置1が停止したときに、故障サイトに空調風を供給する空調装置5の全て、及び故障サイトに設置された1つ又は複数のICT装置1に給電する給電装置3の全てが停止される。
<第2停止処理>
第2停止処理とは、負荷の移行前に当該負荷の処理を実行していたICT装置(以下、移行元ICT装置という。)」、移行元ICT装置に電力を供給する給電装置3、及び移行元ICT装置に空調風を供給する空調装置5を停止させる処理である。
なお、故障サイトに設置された1つ又は複数のICT装置1で処理されている全ての負荷が移行された場合には、第2停止処理と第1停止処理とは実質的に同一の処理となる。故障ICT装置のみが移行元ICT装置となる場合、第2停止処理と第1停止処理とは異なる処理となる。
2.制御の詳細
図4は、制御部7で実行される制御フローを示す一例である。図4に示す制御フロー(以下、故障予想時制御という。)を実行するためのプログラムは、ROM等の不揮発性記憶部に予め記憶されている。
故障予想時制御は、予測部により「いずれかのICT装置1が故障する」と予測されたときに制御部7にて実行される。故障予想時制御が起動されると、故障ICT装置が担当する負荷処理の全てを故障サイト内の正常ICT装置に移行可能であるか否かが判定される(S61)。
故障ICT装置が担当する負荷処理の全てを故障サイト内の正常ICT装置に移行可能であると判定された場合には(S61:YES)、故障ICT装置が担当する負荷処理の全てが故障サイト内の正常ICT装置に移行された後(S63)、故障ICT装置が停止される(S65)。
S61にて、故障ICT装置が担当する負荷処理の全てを故障サイト内の正常ICT装置に移行可能でないと判定された場合には(S61:NO)、故障サイトに設置されている複数のICT装置1で実行されている負荷の全てを正常サイトに設置されている複数のICT装置1に移行可能か否かが判定される(S67)。
移行可能であると判定されると(S67:YES)、故障サイトに設置されている複数のICT装置1で実行されている負荷の全てを正常サイトに設置されている複数のICT装置1に移行された後(S69)、故障サイトに設置されているICT装置1の全て、それらICT装置1に電力を供給する給電装置3の全て、及び故障サイトに冷却風を供給する空調装置5の全てが停止される(S71、S73)。
S67にて、移行可能でないと判定された場合には(S67:NO)、故障サイトに設置されている複数のICT装置1で実行されている全ての負荷のうち、正常サイトに設置されたICT装置1に移行可能な処理が当該ICT装置1に移行される(S75)。
その後、移行元ICT装置、及び移行元ICT装置に電力を供給する給電装置3が停止される(S77)。なお、S75の「移行元ICT装置」は、少なくとも故障ICT装置が含まれるように選定される。
3.本実施形態に係る統合型設備管理システムの特徴
本実施形態では、いずれかのICT装置1が故障すると予測された場合には、負荷移行処理等が実行されるので、第1実施形態と同様に、適切なサービスを安定的に提供することが可能となる。延いては、ICT装置1が提供するサービスの信頼性を向上させるこが可能となる。
(その他の実施形態)
本実施形態に係る予測部は、コンピュータである制御部7に予め組み込まれた(インストールされた)プログラムによって実現されていたが、本発明はこれに限定されるものではなく、予測部を専用のハードウェアにて構成してもよい。
また、本発明は、特許請求の範囲に記載された発明の趣旨に合致するものであればよく、上述の実施形態に限定されるものではない。したがって、例えば、第1〜第3実施形態のうち少なくとも2つの実施形態を組み合わせてもよい。
1… ICT装置 3… 給電器 5… 室内空調機 7… 制御部

Claims (25)

  1. 複数の情報通信技術装置(以下、ICT装置という。)の作動状態、並びにそれらICT装置が設置された空間の空調を行う複数の空調装置の作動状態を制御する統合型設備管理システムにおいて、
    複数の前記空調装置に故障が発生するか否かを予測する予測部であって、当該空調装置の作動状態を示す情報を利用して故障を予測する予測部と、
    複数の前記空調装置のうちいずれかの空調装置が前記予測部にて故障すると予測された場合に、複数の前記ICT装置及び複数の前記空調装置の作動状態を制御する制御部とを備え、
    前記制御部は、
    複数の前記空調装置のうち前記予測部にて故障すると予測された空調装置(以下、故障空調装置という。)が担当する空調能力の一部又は全てを当該故障空調装置以外の空調装置(以下、正常空調装置という。)に移行させる空調能力移行処理、
    前記故障空調装置が担当する空調能力の一部又は全てを前記正常空調装置に移行可能であるか否か判断する第1移行判断処理、並びに
    前記第1移行判断処理にて移行不可能と判断されたときに実行される負荷移行処理であって、前記故障空調装置により空調される領域に設置されたICT装置(以下、移行元ICT装置という。)が処理する一部又は全ての負荷を、その他の前記ICT装置(以下、移行先ICT装置という。)に移行させる負荷移行処理
    が実行可能であることを特徴とする統合型設備管理システム。
  2. 前記空調能力移行処理では、前記第1移行判断処理にて前記故障空調装置が担当する空調能力の全てを前記正常空調装置に移行可能と判断された場合に、当該空調能力の全てを移行させた後、前記故障空調装置を停止させることを特徴とする請求項1に記載の統合型設備管理システム。
  3. 前記負荷移行処理では、前記移行元ICT装置が処理する全ての負荷が前記移行先ICT装置に移行された場合には、当該全ての負荷が前記移行先ICT装置に移行された後、前記移行元ICT装置が停止されることを特徴とする請求項1又は2に記載の統合型設備管理システム。
  4. 前記移行先ICT装置には、前記正常空調装置及び前記故障空調装置が空調を担う空間(以下、故障サイトという。)以外の空間(以下、正常サイトという。)に設置された前記ICT装置が含まれることを特徴とする請求項1ないし3のいずれか1項に記載の統合型設備管理システム。
  5. 前記制御部は、
    前記故障サイトの空調を行う全て空調装置、及び当該故障サイトに設置された全ての前記ICT装置を停止させる第1停止処理が実行可能であり、
    前記第1停止処理は、前記故障サイトで処理されている全ての負荷が、前記負荷移行処理にて前記正常サイトに設置された前記ICT装置に移行された場合に実行される
    ことを特徴とする請求項4に記載の統合型設備管理システム。
  6. 前記第1停止処理では、停止された前記ICT装置に電力を供給する給電装置も停止されることを特徴とする請求項5に記載の統合型設備管理システム。
  7. 前記制御部は、
    前記故障サイトで処理されている全ての負荷のうち、前記正常空調装置で発揮可能な空調能力で対応可能な負荷(以下、空調可能負荷という。)を見積もる見積処理、並びに
    前記負荷移行処理にて前記故障サイトで処理されている全ての負荷のうち前記空調可能負荷を除く負荷が、前記正常サイトに設置された前記ICT装置に移行された後、前記故障空調装置、及び前記故障サイトに設置された前記ICT装置のうち前記正常サイトに移行された負荷を処理していた前記ICT装置を停止させる第2停止処理
    が実行可能であることを特徴とする請求項4ないし6のいずれか1項に記載の統合型設備管理システム。
  8. 前記第2停止処理では、停止された前記ICT装置に電力を供給する給電装置も停止されることを特徴とする請求項7に記載の統合型設備管理システム。
  9. 複数の情報通信技術装置(以下、ICT装置という。)の作動状態、並びにそれらICT装置に電力を供給する複数の給電装置の作動状態を制御する統合型設備管理システムにおいて、
    複数の前記給電装置に故障が発生するか否かを予測する予測部であって、当該給電装置の作動状態を示す情報を利用して故障を予測する予測部と、
    複数の前記給電装置のうちいずれかの給電装置が前記予測部にて故障すると予測された場合に、複数の前記ICT装置及び複数の前記給電装置の作動状態を制御する制御部とを備え、
    前記制御部は、
    複数の前記給電装置のうち前記予測部にて故障すると予測された給電装置(以下、故障給電装置という。)が担当する給電能力の一部又は全てを当該故障給電装置以外の給電装置(以下、正常給電装置という。)に移行させる給電能力移行処理、
    前記故障給電装置が担当する給電能力の一部又は全てを前記正常給電装置に移行可能であるか否か判断する第1移行判断処理、並びに
    前記第1移行判断処理にて移行不可能と判断されたときに実行される負荷移行処理であって、複数の前記ICT装置のうち前記故障給電装置により給電されるICT装置(以下、移行元ICT装置という。)が処理する一部又は全ての負荷を、その他のICT装置(以下、移行先ICT装置という。)に移行させる負荷移行処理
    が実行可能であることを特徴とする統合型設備管理システム。
  10. 前記給電能力移行処理では、前記第1移行判断処理にて前記故障給電装置が担当する給電能力の全てを前記正常給電装置に移行可能と判断された場合に、当該給電能力の全てが移行された後、前記故障給電装置が停止されることを特徴とする請求項9に記載の統合型設備管理システム。
  11. 前記負荷移行処理では、前記移行元ICT装置が処理する全ての負荷が前記移行先ICT装置に移行された場合には、当該全ての負荷が前記移行先ICT装置に移行された後、前記移行元ICT装置が停止されることを特徴とする請求項9又は10に記載の統合型設備管理システム。
  12. 前記移行先ICT装置には、前記正常給電装置及び前記故障給電装置が給電する前記ICT装置の群(以下、故障サイトという。)以外の群(以下、正常サイトという。)に属する前記ICT装置が含まれることを特徴とする請求項9ないし11のいずれか1項に記載の統合型設備管理システム。
  13. 前記制御部は、
    前記故障サイトに給電する給電装置の全て、及び当該故障サイトに設置された前記ICT装置の全てを停止させる第1停止処理が実行可能であり、
    前記第1停止処理は、前記故障サイトで処理されている全ての負荷が、前記負荷移行処理にて前記正常サイトに設置された前記ICT装置移行された場合に実行される
    ことを特徴とする請求項12に記載の統合型設備管理システム。
  14. 前記第1停止処理では、停止された前記ICT装置に空調風を供給する空調装置も停止されることを特徴とする請求項13に記載の統合型設備管理システム。
  15. 前記制御部は、
    前記故障サイトで処理されている全ての負荷のうち、前記正常給電装置で発揮可能な給電能力で対応可能な負荷(以下、給電可能負荷という。)を見積もる見積処理、並びに
    前記負荷移行処理にて前記故障サイトで処理されている全ての負荷のうち前記給電可能負荷を除く負荷が、前記正常サイトに設置された前記ICT装置に移行された後、前記故障給電装置、及び前記故障サイトに設置された前記ICT装置のうち前記正常サイトに移行された負荷を処理していた前記ICT装置を停止させる第2停止処理
    が実行可能であることを特徴とする請求項12ないし14のいずれか1項に記載の統合型設備管理システム。
  16. 前記第2停止処理では、停止された前記ICT装置に空調風を供給する空調装置も停止されることを特徴とする請求項15に記載の統合型設備管理システム。
  17. 複数の情報通信技術装置(以下、ICT装置という。)の作動状態を制御する統合型設備管理システムにおいて、
    複数の前記ICT装置に故障が発生するか否かを予測する予測部であって、当該ICT装置の作動状態を示す情報を利用して故障を予測する予測部と、
    複数の前記ICT装置のうちいずれかのICT装置が前記予測部にて故障すると予測された場合に、それら複数の前記ICT装置の作動状態を制御する制御部とを備え、
    前記制御部は、
    複数の前記ICT装置のうち前記予測部にて故障すると予測されたICT装置(以下、故障ICT装置という。)が担当する負荷処理の一部又は全てを当該故障ICT装置以外のICT装置(以下、正常ICT装置という。)に移行させる負荷移行処理
    が実行可能であることを特徴とする統合型設備管理システム。
  18. 前記制御部は、
    前記故障ICT装置が担当する負荷処理の全てを前記正常ICT装置に移行可能であるか否か判断する第1移行判断処理が実行可能であり、
    前記負荷移行処理では、前記第1移行判断処理にて前記故障ICT装置が担当する負荷処理の全てを前記正常ICT装置に移行可能と判断された場合に、当該負荷処理の全てが移行された後、前記故障ICT装置が停止させられることを特徴とする請求項17に記載の統合型設備管理システム。
  19. 前記正常ICT装置には、前記故障ICT装置が属する群(以下、故障サイトという。)以外の群(以下、正常サイトという。)に属する前記ICT装置が含まれることを特徴とする請求項18に記載の統合型設備管理システム。
  20. 前記負荷移行処理では、前記第1移行判断処理にて前記故障ICT装置が担当する負荷処理の全てを前記故障サイトに属する前記正常ICT装置に移行不可能と判断された場合に、当該負荷処理の一部又は全てが前記正常サイトに属する前記ICT装置に移行されることを特徴とする請求項19に記載の統合型設備管理システム。
  21. 前記制御部は、
    前記故障サイトで処理されている全ての負荷が、前記負荷移行処理にて前記正常サイトに属する前記ICT装置移行された場合に、前記故障サイトに属する全てのICT装置を停止させる第1停止処理
    が実行可能であることを特徴とする請求項19又は20に記載の統合型設備管理システム。
  22. 前記第1停止処理では、前記故障サイトに属する前記ICT装置に電力を供給する給電装置、及び当該ICT装置に空調風を供給する空調装置に停止されることを特徴とする請求項21に記載の統合型設備管理システム。
  23. 前記制御部は、
    前記負荷移行処理による負荷の移行が終了した後、当該移行前に当該負荷の処理を実行していた前記ICT装置(以下、移行元ICT装置という。)」、前記移行元ICT装置に電力を供給する給電装置、及び前記移行元ICT装置に空調風を供給する空調装置を停止させる第2停止処理
    が実行可能であることを特徴とする請求項19又は20に記載の統合型設備管理システム。
  24. 前記制御部は、
    前記故障サイトに属する前記ICT装置にて処理されている負荷の一部又は全てを、前記正常サイトに属する前記ICT装置に移行可能な否かを判断する第2移行判断処理、並びに
    前記第2移行判断処理にて移行不可能と判断された場合に、前記故障サイトに属する前記ICT装置にて処理されている負荷を低減させる負荷低減処理
    が実行可能であることを特徴とする請求項4ないし8のいずれか1項、請求項12ないし16のいずれか1項、又は19ないし23のいずれか1項に記載の統合型設備管理システム。
  25. 前記正常ICT装置には、前記故障ICT装置が属する群以外の群に属する前記ICT装置が含まれることを特徴とする請求項17に記載の統合型設備管理システム。
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