JP6419747B2 - スパークプラグ - Google Patents

スパークプラグ Download PDF

Info

Publication number
JP6419747B2
JP6419747B2 JP2016069897A JP2016069897A JP6419747B2 JP 6419747 B2 JP6419747 B2 JP 6419747B2 JP 2016069897 A JP2016069897 A JP 2016069897A JP 2016069897 A JP2016069897 A JP 2016069897A JP 6419747 B2 JP6419747 B2 JP 6419747B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
rear end
resistor
spark plug
metal shell
end side
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2016069897A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2017183122A (ja
Inventor
裕則 上垣
裕則 上垣
和浩 黒澤
和浩 黒澤
勝哉 高岡
勝哉 高岡
邦治 田中
邦治 田中
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NGK Spark Plug Co Ltd
Original Assignee
NGK Spark Plug Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by NGK Spark Plug Co Ltd filed Critical NGK Spark Plug Co Ltd
Priority to JP2016069897A priority Critical patent/JP6419747B2/ja
Priority to US15/465,649 priority patent/US9997894B2/en
Priority to EP17162749.0A priority patent/EP3226366B1/en
Priority to CN201710207109.6A priority patent/CN107453210A/zh
Publication of JP2017183122A publication Critical patent/JP2017183122A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6419747B2 publication Critical patent/JP6419747B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01TSPARK GAPS; OVERVOLTAGE ARRESTERS USING SPARK GAPS; SPARKING PLUGS; CORONA DEVICES; GENERATING IONS TO BE INTRODUCED INTO NON-ENCLOSED GASES
    • H01T13/00Sparking plugs
    • H01T13/40Sparking plugs structurally combined with other devices
    • H01T13/41Sparking plugs structurally combined with other devices with interference suppressing or shielding means
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01TSPARK GAPS; OVERVOLTAGE ARRESTERS USING SPARK GAPS; SPARKING PLUGS; CORONA DEVICES; GENERATING IONS TO BE INTRODUCED INTO NON-ENCLOSED GASES
    • H01T13/00Sparking plugs
    • H01T13/40Sparking plugs structurally combined with other devices
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01TSPARK GAPS; OVERVOLTAGE ARRESTERS USING SPARK GAPS; SPARKING PLUGS; CORONA DEVICES; GENERATING IONS TO BE INTRODUCED INTO NON-ENCLOSED GASES
    • H01T13/00Sparking plugs
    • H01T13/20Sparking plugs characterised by features of the electrodes or insulation
    • H01T13/34Sparking plugs characterised by features of the electrodes or insulation characterised by the mounting of electrodes in insulation, e.g. by embedding

Landscapes

  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Combustion & Propulsion (AREA)
  • Spark Plugs (AREA)

Description

本発明は、スパークプラグに関する。
内燃機関の点火のためにスパークプラグに通電をすると、電波ノイズが発生する。この電波ノイズを低減するために、中心電極の先端から抵抗体の先端までの距離を調整する手法が知られている(特許文献1)。
特開2006−66086号公報
近年、軽量化のために、内燃機関の部品を樹脂で形成することが増えてきている。内燃機関の部品が樹脂で形成されると、電波ノイズの抑制効果が弱くなる。このため、スパークプラグ自体によって、電波ノイズを抑制することが更に求められている。本願発明は、上記を踏まえ、スパークプラグによって発生する電波ノイズの抑制を解決課題とする。
本発明は、上記課題を解決するためのものであり、以下の形態として実現できる。
本発明の一形態は、先端側に接地電極を有する筒状の主体金具と;前記主体金具内に保持される筒状の絶縁碍子と;前記絶縁碍子内に挿入され、前記接地電極との間隙において火花放電を発生させる中心電極と;前記絶縁碍子内において、前記中心電極の後端よりも、自身の先端が後端側に配置された抵抗体と;前記絶縁碍子内において、前記中心電極と前記抵抗体との間に配置された先端側導電性シール層と;前記絶縁碍子内において、前記抵抗体の後端側に配置された後端側導電性シール層と;を備えるスパークプラグであって;前記抵抗体の先端は、前記主体金具の後端よりも先端側に位置し;前記抵抗体の後端は、前記主体金具の後端よりも後端側に位置することを特徴とするスパークプラグである。
この形態によれば、スパークプラグによって発生する電波ノイズが抑制される。この形態の場合、抵抗体の先端が主体金具の後端よりも先端側に位置し、抵抗体の後端が主体金具の後端よりも後端側に位置する。一方、主体金具の後端よりも後端側においては、主体金具と絶縁碍子とによるコンデンサは形成されない。このため、抵抗体の後端から主体金具の後端までにおいては、電波ノイズが抵抗体を流れる。この結果、抵抗体内において電波ノイズが減衰し、上記効果が得られる。
上記形態において、前記抵抗体は、前記主体金具の後端よりも後端側に位置する部位の少なくとも一部が強磁性体であってもよい。この形態によれば、高周波の電波ノイズが抑制される。
上記形態において、前記抵抗体のうち前記強磁性体である部位は、金属酸化物を含む第1の層を形成し;前記抵抗体のうち前記強磁性体でない部位は、カーボンを含む第2の層を形成し;前記第1の層および前記第2の層は、導電性ガラスシール層によって隔てられていてもよい。この形態によれば、強磁性体でない部位に含まれるカーボンによって、強磁性体である部位に含まれる金属酸化物が還元されることが回避される。この結果、金属酸化物による強磁性体としての性質が低下することが抑制される。
スパークプラグを示す断面図(実施形態1) スパークプラグの製造手順を示すフローチャート セラミック抵抗の基材の製造手順を示すフローチャート スパークプラグを示す断面図(実施形態2) スパークプラグを示す断面図(実施形態3) スパークプラグを示す断面図(実施形態4) スパークプラグを示す断面図(実施形態5)
実施形態1を説明する。図1は、スパークプラグ101を示す断面図である。スパークプラグ101は、主体金具1と、絶縁碍子2と、中心電極3と、接地電極4と、端子金具13とを備えている。図1において、スパークプラグ101の長手方向の中心を軸線Oとして表した。また軸線Oに沿って、接地電極4側をスパークプラグ101の先端側と呼び、端子金具13側を後端側と呼ぶ。
主体金具1は、炭素鋼等の金属によって中空円筒状に形成されており、スパークプラグ101のハウジングを構成する。主体金具1は、先端側に接地電極4を有する。
絶縁碍子2は、セラミック焼結体によって構成され、主体金具1の内部に先端側が保持されている。絶縁碍子2は、筒状の部材であり、内部には軸線Oに沿った軸孔6が形成されている。軸孔6の一方の端部側には端子金具13の一部が挿入及び固定され、他方の端部側には中心電極3が挿入及び固定されている。
中心電極3は、先端に発火部31が形成されており、発火部31が露出した状態で軸孔6に配置されている。中心電極3は、発火部31と接地電極4との間隙において火花放電を発生させる。接地電極4は、一端が主体金具1に溶接されている。また、接地電極4の他端側は側方に曲げ返され、その先端部32が中心電極3の発火部31に間隙を介して対向するように配置されている。
主体金具1の外周には、ねじ部5が形成されている。スパークプラグ101は、ねじ部5を用いて、エンジンのシリンダヘッドに装着される。
軸孔6内(つまり絶縁碍子2内)において、端子金具13と中心電極3との間には、セラミック抵抗15が配置されている。セラミック抵抗15は、抵抗体51でもある。以下、材質に着目している場合以外は、抵抗体51と呼ぶ。抵抗体51は、中心電極3の後端よりも、自身の先端が後端側に配置されている。
抵抗体51の先端側の端部は、先端側導電性シール層16を介して、中心電極3に電気的に接続されている。つまり、先端側導電性シール層16は、絶縁碍子2内において、中心電極3と抵抗体51との間に配置されている。
抵抗体51の後端側の端部は、後端側導電性シール層17を介して、端子金具13に電気的に接続されている。つまり、後端側導電性シール層17は、絶縁碍子2内において、抵抗体51の後端側に配置されている。
セラミック抵抗15は、端子金具13と中心電極3との間における電気抵抗として機能することによって、火花放電時の電波ノイズの発生を抑制する。セラミック抵抗15は、セラミック粉末と導電材とガラスとバインダ(接着剤)とから構成されている。本実施形態において、セラミック抵抗15は、後述する製造手順を経て製造される。
抵抗体51の先端は、主体金具1の後端Aよりも先端側に位置する。且つ、抵抗体51の後端は、主体金具1の後端Aよりも後端側に位置する。このため、電波ノイズが抑制される。なぜなら、主体金具1の後端Aよりも後端側においては、主体金具1と抵抗体51とによるコンデンサが形成されないからである。
もし、上記のコンデンサが形成されると、電波ノイズに含まれる高周波成分の大部分は、そのコンデンサを流れる。なぜなら、コンデンサは、高周波成分に対するインピーダンスが小さいからである。このため、高周波成分を減衰させる効果は期待できない。
これに対し、本実施形態の構成によって上記のコンデンサが形成されなければ、抵抗体51の後端から主体金具の後端までにおいては、電波ノイズが抵抗体51を流れる。この結果、抵抗体51内において電波ノイズが減衰し、上記効果が得られる。
抵抗体51のR成分による電波ノイズの減衰効果は、R成分を大きくすることによって、その効果を高めることができる。なお、この効果は、電波ノイズの周波数に依存しない。よって、電波ノイズに含まれる低周波成分と高周波成分を減衰させることができる。
さらなる効果として、本実施形態においては、絶縁碍子2内における中心電極3の長さが短く設計されているため、電極消耗を抑制できる。電極消耗とは、火花放電を繰り返すことによって、発火部31が消耗することである。
電極消耗については、スパークプラグ101が有する静電容量、特に抵抗体51よりも先端側の絶縁碍子2が有する静電容量が小さければ小さいほど有利である。これは、絶縁碍子2が中心電極3と主体金具1とで挟まれることによってコンデンサとして作用し、このコンデンサに溜まった電荷が放電時に一気に流れることによって電極が消耗するからである。よって、コンデンサに溜まる電荷が小さければ小さいほど、電極消耗に有利である。上記の効果を得るため、絶縁碍子2内における中心電極3の長さは、短く設計されている。これを実現するために、抵抗体51は、主体金具1の後端Aよりも先端側の長さが長く設計されている。
なお、抵抗体51は導体であるため、抵抗体51と主体金具1との間にはコンデンサが形成される。このため、抵抗体51が長いと、このコンデンサの容量が大きくなる。但し、そのコンデンサに溜まった電荷は、放電時に抵抗体51を通る。このため、抵抗体51のR成分によって熱に変換されるため、抵抗体51の長さは、電極消耗に殆ど影響しない。また、抵抗体51よりも後端側に溜まった電荷についても同様にして熱に変換されるので、電極消耗には殆ど影響しない。
また、抵抗体51のうち、主体金具1の後端Aよりも後端側の部位における電気抵抗は、500Ω以上に設定されている。
図2は、スパークプラグ101の製造手順を示すフローチャートである。まず、セラミック抵抗15の基材を製造する(S105)。
図3は、セラミック抵抗15の基材の製造手順を示すフローチャートである。まず、材料を湿式ボールミルによって混合する(S205)。この材料とは、セラミック粉末と、導電材と、バインダとである。セラミック粉末は、例えば、ZrO2及びTiO2を含むセラミック粉末である。導電材は、例えば、カーボンブラックである。バインダ(有機バインダ)は、例えば、ポリカルボン酸等の分散剤である。これらの材料に溶媒としての水を加えて湿式ボールミルを用いて攪拌して混合する。このとき、各材料は混合されるが、各材料の分散度合いは比較的低い。
次に、混合後の各材料を、高速剪断ミキサによって分散させる(S210)。高速剪断ミキサとは、ブレード(攪拌羽根)による強力な剪断力によって材料を大きく分散させながら混合するミキサである。高速剪断ミキサは、例えば、アキシャルミキサ(Axial mixer)である。
S210によって得られた材料を、すぐにスプレードライ法によって造粒する(S215)。S215で得られた粉体にガラス(粗粒ガラス粉末)に水を加えて混合し(S220)、乾燥させることで(S225)、セラミック抵抗15の基材(粉体)が完成する。なお、先述のS220の混合に用いる混合器としては、例えば、万能混合器を用いることができる。
次に、絶縁碍子2の軸孔6に中心電極3を挿入する(S110)。そして、導電性ガラス粉末を軸孔6に充填して圧縮する(S115)。この圧縮は、例えば、軸孔6に棒状の冶具を挿入し、堆積した導電性ガラス粉末を押すことによって実現する。S115によって形成される導電性ガラス粉末の層は、後述する加熱圧縮工程を経て、先端側導電性シール層16となる。導電性ガラス粉末は、例えば、銅粉末とホウケイ酸カルシウムガラス粉末とを混合した粉末である。
次に、セラミック抵抗15の基材(粉体)を、軸孔6に充填して圧縮し(S120)、さらに、導電性ガラス粉末を軸孔6に充填して圧縮する(S125)。S120によって形成される粉末の層は、後述する加熱圧縮工程を経て、セラミック抵抗15となる。同様に、S125によって形成される粉末の層は、後述する加熱圧縮工程を経て、後端側導電性シール層17となる。なお、S125において用いられる導電性ガラス粉末は、S115で用いた導電性ガラス粉末と同じ粉末である。また、S120,S125における圧縮方法は、S115における圧縮方法と同じ方法である。
次に、端子金具13の一部を軸孔6に挿入して、絶縁碍子2全体を加熱しながら端子金具13側から所定の圧力を加える(S130)。この加熱圧縮工程によって、軸孔6に充填された各材料が圧縮及び焼成されて、軸孔6内に、先端側導電性シール層16と、後端側導電性シール層17と、セラミック抵抗15とが形成される。
次に、主体金具1に接地電極を接合し(S135)、絶縁碍子2を主体金具1に挿入して(S140)、主体金具1を加締める(S145)。S145の加締め工程によって、絶縁碍子2が主体金具1に固定される。次に、主体金具1に接合された接地電極の先端が曲げ加工され(S150)、接地電極4が完成する。その後、ガスケット(図示しない)が主体金具1に取り付けられ(S155)、スパークプラグ101が完成する。
図4を用いて、スパークプラグ102による実施形態2を説明する。実施形態2において、特に説明しない内容については、実施形態1と同じである。
スパークプラグ102においては、セラミック抵抗15と後端側導電性シール層17との間に、強磁性体層40が設けられている。強磁性体層40は、金属酸化物の一種としての酸化鉄を含む。この酸化鉄は、詳しくは酸化鉄(III)であり、化学式はFe23である。
強磁性体層40を設けるために、先述したS120とS130との間に、新たな工程が追加される。この工程では、強磁性体層40の基体を、軸孔6に充填して圧縮する。
強磁性体層40は、セラミック抵抗15と共に、抵抗体52を形成する。強磁性体層40は抵抗体52の第1の層であり、セラミック抵抗15は抵抗体52の第2の層である。強磁性体層40の後端は、主体金具1の後端Aよりも後端側に位置する。このため、抵抗体52の後端は、主体金具1の後端Aよりも後端側に位置する。なお、セラミック抵抗15の後端も、主体金具1の後端Aよりも後端側に位置する。
強磁性体層40は、酸化鉄を含むため、スパークプラグ102の使用温度において強磁性を呈する。強磁性を呈する物質は、強磁性を呈しない物質(例えばセラミック抵抗15)よりも、特に高周波の電波ノイズの抑制に効果的である。よって、強磁性体層40の少なくとも一部が、主体金具1の後端Aよりも後端に設けられていることによって、高周波の電波ノイズが抑制される。なお、スパークプラグ102においては、強磁性体層40の全部が、主体金具1の後端Aよりも後端に設けられている。また、強磁性を呈しない物質とは、スパークプラグ102の使用温度において常磁性を呈する物質であると言い換えてもよい。
図5を用いて、スパークプラグ103による実施形態3を説明する。実施形態3において、特に説明しない内容については、実施形態2と同じである。
スパークプラグ103における強磁性体層40及びセラミック抵抗15は、抵抗体53を形成する。強磁性体層40の一部は、主体金具1の後端Aよりも先端側に設けられており、残りの部位は、主体金具1の後端Aよりも後端に設けられている。このため、スパークプラグ103におけるセラミック抵抗15の後端は、主体金具1の後端Aよりも先端側に位置する。
強磁性体層40の後端は、主体金具1の後端Aよりも後端側に位置するため、抵抗体53の後端は、主体金具1の後端Aよりも後端側に位置する。実施形態3によれば、強磁性体層40のうち、主体金具1の後端Aよりも後端側の部位が長くなるので、実施形態2よりも高周波成分の減衰効果が高くなる。
図6を用いて、スパークプラグ104による実施形態4を説明する。実施形態4において、特に説明しない内容については、実施形態3と同じである。
スパークプラグ104における強磁性体層40及びセラミック抵抗15は、抵抗体54を形成する。セラミック抵抗15と強磁性体層40との間には、導電性ガラスシール層18が設けられている。導電性ガラスシール層18の材質は、先端側導電性シール層16及び後端側導電性シール層17の材質と同じである。
導電性ガラスシール層18を設けるために、S120と、強磁性体層40を充填して圧縮する工程(実施形態2参照)との間に、新たな工程が追加される。この工程では、導電性ガラス粉末を軸孔6に充填して圧縮する。
スパークプラグ104においては、スパークプラグ103と同じく、強磁性体層40の一部が、主体金具1の後端Aよりも先端側に設けられている。このため、導電性ガラスシール層18の後端は、主体金具1の後端Aよりも先端側に位置する。
ところで、強磁性体層40に含まれる酸化鉄は、カーボンに接触していると還元反応が進行する場合がある。セラミック抵抗15にはカーボンブラックが含まれるので、酸化鉄は、セラミック抵抗15に接触していると、還元される場合がある。酸化鉄が還元されると、強磁性を呈さない物質に変化する。このため、先述した高周波の電波ノイズを抑制する効果が弱くなる。
本実施形態においては、強磁性体層40が設けられていることによって、強磁性体層40は、セラミック抵抗15から隔離される。このため、上記の還元は、殆ど発生せず、高周波の電波ノイズを抑制する効果が維持される。
図7を用いて、スパークプラグ105による実施形態5を説明する。実施形態5において、特に説明しない内容については、実施形態4と同じである。
スパークプラグ104における強磁性体層40及びセラミック抵抗15は、抵抗体55を形成する。スパークプラグ105においては、セラミック抵抗15の後端が、主体金具1の後端Aよりも後端に位置する。なお、実施形態4と同じく、後端側導電性シール層17の後端が主体金具1の後端Aよりも後端に位置するため、抵抗体55の後端は主体金具1の後端Aよりも後端に位置する。
本実施形態によれば、導電性ガラスシール層18と主体金具1とによってコンデンサが形成されることを回避できる。
本発明は、本明細書の実施形態や実施例、変形例に限られるものではなく、その趣旨を逸脱しない範囲において種々の構成で実現できる。例えば、発明の概要の欄に記載した各形態中の技術的特徴に対応する実施形態、実施例、変形例中の技術的特徴は、先述の課題の一部又は全部を解決するために、あるいは、先述の効果の一部又は全部を達成するために、適宜、差し替えや、組み合わせを行うことができる。その技術的特徴が本明細書中に必須なものとして説明されていなければ、適宜、削除できる。例えば、以下のものが例示される。
強磁性体層は、酸化鉄以外の金属酸化物(例えば酸化クロム)によって、強磁性を呈してもよい。
1…主体金具
2…絶縁碍子
3…中心電極
4…接地電極
5…ねじ部
6…軸孔
13…端子金具
15…セラミック抵抗
16…先端側導電性シール層
17…後端側導電性シール層
18…導電性ガラスシール層
31…発火部
32…先端部
40…強磁性体層
51…抵抗体
52…抵抗体
53…抵抗体
54…抵抗体
55…抵抗体
101…スパークプラグ
102…スパークプラグ
103…スパークプラグ
104…スパークプラグ
105…スパークプラグ
A…後端
O…軸線

Claims (2)

  1. 先端側に接地電極を有する筒状の主体金具と、
    前記主体金具内に保持される筒状の絶縁碍子と、
    前記絶縁碍子内に挿入され、前記接地電極との間隙において火花放電を発生させる中心電極と、
    前記絶縁碍子内において、前記中心電極の後端よりも、自身の先端が後端側に配置された抵抗体と、
    前記絶縁碍子内において、前記中心電極と前記抵抗体との間に配置された先端側導電性シール層と、
    前記絶縁碍子内において、前記抵抗体の後端側に配置された後端側導電性シール層と、
    を備えるスパークプラグであって、
    前記抵抗体は、先端側がセラミック抵抗であり、該セラミック抵抗の後端側に強磁性体層を備え、
    前記セラミック抵抗の先端は、前記主体金具の後端よりも先端側に位置し、
    前記セラミック抵抗の後端は、前記主体金具の後端よりも後端側に位置する
    ことを特徴とするスパークプラグ。
  2. 前記抵抗体のうち前記強磁性体である部位は、金属酸化物を含む第1の層を形成し、
    前記抵抗体のうち前記強磁性体でない部位は、カーボンを含む第2の層を形成し、
    前記第1の層および前記第2の層は、導電性ガラスシール層によって隔てられている
    ことを特徴とする請求項に記載のスパークプラグ。
JP2016069897A 2016-03-31 2016-03-31 スパークプラグ Active JP6419747B2 (ja)

Priority Applications (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016069897A JP6419747B2 (ja) 2016-03-31 2016-03-31 スパークプラグ
US15/465,649 US9997894B2 (en) 2016-03-31 2017-03-22 Spark plug having a resistor element
EP17162749.0A EP3226366B1 (en) 2016-03-31 2017-03-24 Spark plug
CN201710207109.6A CN107453210A (zh) 2016-03-31 2017-03-31 火花塞

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016069897A JP6419747B2 (ja) 2016-03-31 2016-03-31 スパークプラグ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2017183122A JP2017183122A (ja) 2017-10-05
JP6419747B2 true JP6419747B2 (ja) 2018-11-07

Family

ID=58412978

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2016069897A Active JP6419747B2 (ja) 2016-03-31 2016-03-31 スパークプラグ

Country Status (4)

Country Link
US (1) US9997894B2 (ja)
EP (1) EP3226366B1 (ja)
JP (1) JP6419747B2 (ja)
CN (1) CN107453210A (ja)

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6309035B2 (ja) * 2016-02-16 2018-04-11 日本特殊陶業株式会社 スパークプラグ
JP2019185934A (ja) * 2018-04-05 2019-10-24 日本特殊陶業株式会社 スパークプラグの製造方法
EP4156424A4 (en) * 2020-09-16 2024-06-05 Niterra Co Ltd SPARK PLUG

Family Cites Families (20)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS52125946A (en) * 1976-04-15 1977-10-22 Hitachi Ltd Spart plug
JPS54151735A (en) * 1978-05-20 1979-11-29 Ngk Spark Plug Co Ltd Low noise ignition plug
JP3705921B2 (ja) * 1998-03-03 2005-10-12 日本特殊陶業株式会社 スパークプラグの製造設備及びスパークプラグの製造方法
JPH11339925A (ja) * 1998-05-26 1999-12-10 Ngk Spark Plug Co Ltd スパークプラグ
US7626320B2 (en) * 2003-05-20 2009-12-01 Ngk Spark Plug Co., Ltd. Spark plug with excellent impact resistance conductive seal, and method for producing the same
JP4285366B2 (ja) 2004-08-24 2009-06-24 株式会社デンソー 内燃機関用のスパークプラグ
US7388323B2 (en) 2004-10-12 2008-06-17 Ngk Spark Plug Co., Ltd. Spark plug
JP4693112B2 (ja) 2004-10-12 2011-06-01 日本特殊陶業株式会社 スパークプラグ
US7443089B2 (en) 2006-06-16 2008-10-28 Federal Mogul World Wide, Inc. Spark plug with tapered fired-in suppressor seal
JP4922980B2 (ja) * 2008-03-31 2012-04-25 日本特殊陶業株式会社 スパークプラグ
JP5291659B2 (ja) 2010-04-08 2013-09-18 日本特殊陶業株式会社 点火プラグ
JP5608204B2 (ja) * 2012-09-27 2014-10-15 日本特殊陶業株式会社 スパークプラグ
JP5755310B2 (ja) * 2013-10-28 2015-07-29 日本特殊陶業株式会社 スパークプラグ
BR112016015116A2 (ja) * 2013-12-25 2018-06-26 Ngk Spark Plug Co., Ltd. Spark plug
JP2015133243A (ja) * 2014-01-14 2015-07-23 日本特殊陶業株式会社 スパークプラグ
JP6246063B2 (ja) * 2014-05-02 2017-12-13 日本特殊陶業株式会社 スパークプラグ
JP5931955B2 (ja) * 2014-05-12 2016-06-08 日本特殊陶業株式会社 スパークプラグ
DE102014112225B4 (de) * 2014-08-26 2016-07-07 Federal-Mogul Ignition Gmbh Zündkerze mit Entstörelement
JP6328093B2 (ja) * 2015-12-16 2018-05-23 日本特殊陶業株式会社 スパークプラグ
JP2017135034A (ja) * 2016-01-28 2017-08-03 日本特殊陶業株式会社 点火プラグ

Also Published As

Publication number Publication date
US20170288374A1 (en) 2017-10-05
JP2017183122A (ja) 2017-10-05
EP3226366A1 (en) 2017-10-04
CN107453210A (zh) 2017-12-08
US9997894B2 (en) 2018-06-12
EP3226366B1 (en) 2019-10-16

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6025921B1 (ja) スパークプラグ
JP6419747B2 (ja) スパークプラグ
JP6246063B2 (ja) スパークプラグ
JP5902757B2 (ja) スパークプラグ
JP5650179B2 (ja) スパークプラグ
JP5925839B2 (ja) スパークプラグ
WO2016208128A1 (ja) スパークプラグ
CN107710531B (zh) 火花塞
JP6612499B2 (ja) スパークプラグ
US9711951B2 (en) Spark plug
JP6628767B2 (ja) スパークプラグ
JP6294982B2 (ja) スパークプラグ
US9843167B2 (en) Spark plug
JP6855330B2 (ja) スパークプラグ
JP2005180446A (ja) 内燃機関内の空気・燃料混合気に点火するための装置

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20180126

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20180220

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20180409

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20180626

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20180801

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20180918

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20181010

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6419747

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250