JP6419744B2 - 水素供給支援システム - Google Patents

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Description

この発明は、水素供給支援システムに関し、とくに燃料電池船などの水素受給船舶に水素を供給する技術に関する。
燃料電池を動力源として航行する燃料電池船(たとえば、特許文献1)が提案されている。この燃料電池船は、水素を貯蔵する燃料タンクと、燃料タンクから供給された水素と空気中より取り込んだ酸素とを反応させて電力を発生する燃料電池と、燃料電池で発電した電力を蓄電するバッテリと、バッテリから給電されるモータと、モータにより駆動されるプロペラとを備え、プロペラにより推力を発生するよう構成されている(特許文献1の段落[0016]ないし[0020]、図1および図4等参照)。
燃料電池船を用いることで化石燃料の消費を抑制し、水上交通手段においても、二酸化炭素や有害ガスの発生を低減し、もって地球温暖化や大気汚染の防止に寄与することが期待される。
ところで、水上交通手段における化石燃料の消費の相当量を占める外洋航路など長距離の航行に燃料電池船を利用しようとすると、燃料電池船は一般に化石燃料船に比し航続距離が短いことから、水素の補給が可能な港を多数設けたうえで、燃料補給のための寄港頻度を高くする必要がある。
しかしながら、水素の補給が可能な港を多数設けることは将来的に可能であるとしても、燃料補給のための寄港頻度が高くなると、目的地までの航行距離、所用時間が長くなり、運搬効率の低下をきたすという問題が生ずる。
このような問題を解決するために、燃料補給のための寄港頻度を高くすることなく長距離の航行を可能とすべく、水素を貯蔵する燃料タンクの容量を大きくすることが考えられる。しかし、水素を貯蔵する燃料タンクの容量を大きくすると、その分、人や貨物の積載スペースが小さくなり、やはり運搬効率の低下をきたす。
一方、燃料電池船自身で水素を製造するシステム(たとえば、特許文献2)が提案されている。このシステムでは、海洋水などの水源から取得した水を、浄水装置を用いて脱塩などの水処理を行って生成水を得、得られた生成水から、電気分解装置などの変換装置を用いて水素ガスを製造する。これら浄水装置や電気分解装置などの電気構成部品の動力は、太陽電気システム(光電池)・風力発電機・水中牽引発電機(水力電気)などの電源から供給される(特許文献2の段落[0016]ないし[0021]、図1等参照)。
このようなシステムを用いれば、外部から水素を補給することなしに長距離の航行が可能となるものの、水素を製造するのに必要な諸設備に要するスペースの分だけ、人や貨物の積載スペースが小さくなり、やはり運搬効率の低下をきたすことになる。
特開2015−196412号公報 特表2004−506575号公報
この発明は、このような従来の問題を解決し、燃料電池船などの水素受給船舶について、運搬効率の低下をきたすことなく長距離の航行を可能とするシステム等を提供することを目的とする。
この発明による水素供給支援システムは、水素の供給を受ける複数の水素受給船舶にそれぞれ備えられた受給側端末装置と、水素を供給する複数の水素供給船舶にそれぞれ備えられた供給側端末装置と、情報通信手段を介して、受給側端末装置および供給側端末装置と情報通信可能な管理サーバ装置と、を備え、水素受給船舶の航路上において水素供給船舶から水素受給船舶に水素を供給する際の支援を行う水素供給支援システムであって、受給側端末装置は、当該船舶を特定する船舶IDと水素の受給を希望する日時と位置と量と、を含む受給希望データを管理サーバ装置に送信する受給側データ送信部と、受給希望データに対応する供給予定データを管理サーバ装置から受信する受給側データ受信部と、を有する、受給側制御部を備え、供給側端末装置は、当該船舶を特定する船舶IDと水素の供給が可能な日時と位置と量と、を含む供給申し出データを前記管理サーバ装置に送信する供給側データ送信部と、供給申し出データに対応する供給予定データを前記管理サーバ装置から受信する供給側データ受信部と、を有する、供給側制御部を備え、管理サーバ装置は、受給側端末装置から受給希望データを受信するとともに、供給側端末装置から供給申し出データを受信する管理側データ受信部と、受信した受給希望データと供給申し出データとに基づいて、水素の供給を受ける特定の水素受給船舶の船舶IDと当該水素受給船舶に水素を供給する特定の水素供給船舶の船舶IDと当該水素受給船舶に水素の供給を行う予定日時と位置と予定量と、を含む供給予定データを生成する供給予定データ生成部と、受給側端末装置および供給側端末装置に供給予定データを送信する管理側データ送信部と、を有する、管理側制御部を備えたこと、を特徴とする。
なお、本発明においては、とくに断らない限り、「情報通信手段」とは、電気信号、光信号等に変換された文字、音声、画像、映像、制御信号等の情報を伝達するための通信手段であって、有線、無線の別を問わない。情報通信手段として、インターネットに代表されるWAN(Wide Area Network)、LAN(Local Area Network)等のコンピュータネットワーク、電話回線(携帯電話回線を含む。)、専用回線等の通信回線、通信衛星を介した通信、通信ケーブルや赤外線等による直接接続、あるいはこれらを組合わせたものが例示される。
本発明の特徴は、上記のように広く示すことができるが、その構成や内容は、目的および特徴とともに、図面を考慮に入れた上で、以下の開示によりさらに明らかになるであろう。
本願の第1発明による水素供給支援システムは、水素の供給を受ける複数の水素受給船舶にそれぞれ備えられた受給側端末装置と、水素を供給する複数の水素供給船舶にそれぞれ備えられた供給側端末装置と、情報通信手段を介して、受給側端末装置および供給側端末装置と情報通信可能な管理サーバ装置と、を備え、水素受給船舶の航路上において水素供給船舶から水素受給船舶に水素を供給する際の支援を行う水素供給支援システムであって、受給側端末装置は、当該船舶を特定する船舶IDと水素の受給を希望する日時と位置と量と、を含む受給希望データを管理サーバ装置に送信する受給側データ送信部と、受給希望データに対応する供給予定データを管理サーバ装置から受信する受給側データ受信部と、を有する、受給側制御部を備え、供給側端末装置は、当該船舶を特定する船舶IDと水素の供給が可能な日時と位置と量と、を含む供給申し出データを管理サーバ装置に送信する供給側データ送信部と、供給申し出データに対応する供給予定データを管理サーバ装置から受信する供給側データ受信部と、を有する、供給側制御部を備え、管理サーバ装置は、受給側端末装置から受給希望データを受信するとともに、供給側端末装置から供給申し出データを受信する管理側データ受信部と、受信した受給希望データと供給申し出データとに基づいて、水素の供給を受ける特定の水素受給船舶の船舶IDと当該水素受給船舶に水素を供給する特定の水素供給船舶の船舶IDと当該水素受給船舶に水素の供給を行う予定日時と位置と予定量と、を含む供給予定データを生成する供給予定データ生成部と、受給側端末装置および供給側端末装置に供給予定データを送信する管理側データ送信部と、を有する、管理側制御部を備えたこと、を特徴とする。
このように、水素受給船舶は、受給希望データを管理サーバ装置に送信することで、その航路上において水素供給船舶から水素の供給を受けることができる。
したがって、水素受給船舶において、水素を製造するのに必要な諸設備を設けたり、水素を貯蔵する燃料タンクの容量を大きくしたりする必要がないため、人や貨物の積載スペースが縮小されることはない。また。燃料補給のために寄港する必要がないため、目的地までの航行距離、所用時間が長くなることもない。
すなわち、燃料電池船などの水素受給船舶について、運搬効率の低下をきたすことなく長距離の航行を可能とするシステムを実現することができる。
本願の第2発明による管理サーバ装置は、本願の第1発明による水素供給支援システムに用いられる管理サーバ装置である。
したがって、この管理サーバ装置を水素供給支援システムに用いることで、上記第1発明と同様の効果を奏する。
本願の第3発明による受給側端末装置は、本願の第1発明による水素供給支援システムに用いられる受給側端末装置である。
したがって、この受給側端末装置を水素供給支援システムに用いることで、上記第1発明と同様の効果を奏する。
本願の第4発明による供給側端末装置は、本願の第1発明による水素供給支援システムに用いられる供給側端末装置である。
したがって、この供給側端末装置を水素供給支援システムに用いることで、上記第1発明と同様の効果を奏する。
本願の第5発明によるプログラムは、コンピュータを、本願の第2発明による管理サーバ装置の管理側制御部、第3発明による受給側端末装置の受給側制御部または第4発明による供給側端末装置の供給側制御部として機能させるためのプログラムである。
したがって、当該プログラムをコンピュータに実行させることで、上記第2発明、第3発明または第4発明と同様の効果を奏する。
本願の第6発明による記録媒体は、本願の第5発明によるプログラムを記憶した記録媒体である。
したがって、これらの記録媒体に記憶されたプログラムをコンピュータに実行させることで、上記第5発明と同様の効果を奏する。
また、本願の第7発明による水素供給支援方法は、水素の供給を受ける複数の水素受給船舶にそれぞれ備えられた受給側端末装置と、水素を供給する複数の水素供給船舶にそれぞれ備えられた供給側端末装置と、情報通信手段を介して受給側端末装置および供給側端末装置と情報通信可能な管理サーバ装置とを用いて、水素受給船舶の航路上において水素供給船舶から水素受給船舶に水素を供給する際の支援を行う水素供給支援方法であって、受給側端末装置が、当該船舶を特定する船舶IDと水素の受給を希望する日時と位置と量と、を含む受給希望データを管理サーバ装置に送信する受給側データ送信ステップと、供給側端末装置が、当該船舶を特定する船舶IDと水素の供給が可能な日時と位置と量と、を含む供給申し出データを管理サーバ装置に送信する供給側データ送信ステップと、管理サーバ装置が、受給側端末装置から受給希望データを受信するとともに、供給側端末装置から供給申し出データを受信する管理側データ受信ステップと、管理サーバ装置が、受信した受給希望データと供給申し出データとに基づいて、水素の供給を受ける特定の水素受給船舶の船舶IDと当該水素受給船舶に水素を供給する特定の水素供給船舶の船舶IDと当該水素受給船舶に水素の供給を行う予定日時と位置と予定量と、を含む供給予定データを生成する供給予定データ生成ステップと、管理サーバ装置が、受給側端末装置および供給側端末装置に供給予定データを送信する管理側データ送信ステップと、受給側端末装置が、受給希望データに対応する供給予定データを管理サーバ装置から受信する受給側データ受信ステップと、供給側端末装置が、供給申し出データに対応する供給予定データを管理サーバ装置から受信する供給側データ受信ステップと、を備えたこと、を特徴とする。
したがって、水素の供給を受ける複数の水素受給船舶にそれぞれ備えられた受給側端末装置と、水素を供給する複数の水素供給船舶にそれぞれ備えられた供給側端末装置と、情報通信手段を介して、受給側端末装置および供給側端末装置と情報通信可能な管理サーバ装置と、を備え、水素受給船舶の航路上において水素供給船舶から水素受給船舶に水素を供給する際の支援を行う水素供給支援システムを用いて当該方法を使用することで、上記第1発明と同様の効果を奏する。
図1は、この発明の一実施形態による水素供給支援システム2の全体構成を示すブロック図である。 図2は、水素供給支援システム2の構成要素である受給側端末装置5、供給側端末装置6および管理サーバ装置4の構成を例示するブロック図である。 図3は、図2に示す管理サーバ装置4および受給側端末装置5のハードウェア構成の一例を示すブロック図であって、管理サーバ装置4および受給側端末装置5として、それぞれ1台のコンピュータ用いた場合の例である。 図4は、水素供給支援システム2における処理の流れの一例を示すフローチャートである。 図5は、図4のステップS4における処理の詳細を例示した図面である。 図6Aは、受給希望テーブル70のデータ構成の一例を示す図面である。図6Bは、供給申し出テーブル71のデータ構成の一例を示す図面である。
図1は、この発明の一実施形態による水素供給支援システム2の全体構成を示すブロック図である。
水素供給支援システム2は、水素の供給を受ける水素受給船舶としての燃料電池船7に搭載された受給側端末装置5と、水素を供給する水素供給船舶9に搭載された供給側端末装置6と、管理サーバ装置4と、を備えており、管理サーバ装置4と受給側端末装置5および供給側端末装置6とは、情報通信手段8を介して、情報の通信が可能となっている。
この水素供給支援システム2を用いて、燃料電池船7の航路上において水素供給船舶9から燃料電池船7に水素を供給する際の支援を行う。
燃料電池船7は、水素を燃料とする燃料電池を搭載しており、たとえば上記特許文献1における燃料電池船と同様の構成を備えている。
水素供給船舶9は、燃料電池船7に水素を供給するための水素貯蔵タンクを備えている。水素貯蔵タンクにおける貯蔵形態はとくに限定されるものではなく、液体水素を貯蔵するものであってもよいし、たとえば水素吸蔵合金などを用いてガス状の水素を貯蔵するものであってもよい。
燃料電池船7に供給するための水素を水素供給船舶9に供給する手段はとくに限定されるものではないが、たとえば、陸地や海上に設けられた水素補給基地から供給を受けるようにしてもよいし、水素供給船舶9自身で水素を製造するものであってもよい。また、他の水素供給船舶9から水素の供給を受けるようにすることもできる。
水素供給船舶9から燃料電池船7への水素の供給形態はとくに限定されるものではなく、液体水素として供給されてもよいし、ガス状の水素として供給されてもよい。また、供給の際、両船間においてパイプやホース等の配管を用いて水素を移送してもよいし、タンク等に充填した水素をタンクごと移送してもよい。
なお、図1においては、説明の便宜上、1の受給側端末装置5および1の供給側端末装置6のみを記載しているが、本システム2においては、複数の燃料電池船7(すなわち複数の水素受給船舶)にそれぞれ搭載された複数の受給側端末装置5、および、複数の水素供給船舶9にそれぞれ搭載された複数の供給側端末装置6が含まれている。
管理サーバ装置4の設置場所はとくに限定されるものではなく、たとえば、陸上や海上等の管理基地に設置してもよいし、水素供給船舶9に併設してもよい。
図2は、水素供給支援システム2の構成要素である受給側端末装置5、供給側端末装置6および管理サーバ装置4の構成を例示するブロック図である。
図2に示すように、受給側端末装置5は、受給側制御部20を備えている。受給側制御部20は、受給側データ送信部21と、受給側データ受信部22と、を備えている。
受給側データ送信部21は、当該燃料電池船7を特定する船舶IDと水素の受給を希望する日時と位置と量と、を含む受給希望データを管理サーバ装置4に送信する。受給側データ受信部22は、受給希望データに対応する供給予定データを管理サーバ装置4から受信する。
供給側端末装置6は、供給側制御部30を備えている。供給側制御部30は、供給側データ送信部31と、供給側データ受信部32と、を備えている。
供給側データ送信部31は、当該水素供給船舶9を特定する船舶IDと水素の供給が可能な日時と位置と量と、を含む供給申し出データを管理サーバ装置4に送信する。供給側データ受信部32は、供給申し出データに対応する供給予定データを管理サーバ装置4から受信する。
管理サーバ装置4は、管理側制御部10とデータベース15とを備えている。
管理側制御部10は、管理側データ受信部11と、供給予定データ生成部12と、管理側データ送信部13と、を備えている。
管理側データ受信部11は、受給側端末装置5から受給希望データを受信するとともに、供給側端末装置6から供給申し出データを受信する。
供給予定データ生成部12は、受信した受給希望データと供給申し出データとに基づいて、水素の供給を受ける特定の燃料電池船7の船舶IDと当該燃料電池船7に水素を供給する特定の水素供給船舶9の船舶IDと当該燃料電池船7に水素の供給を行う予定日時と位置と予定量と、を含む供給予定データを生成する。
管理側データ送信部13は、上記特定の燃料電池船7の受給側端末装置5および上記特定の水素供給船舶9の供給側端末装置6に供給予定データを送信する。上記特定の水素供給船舶9から上記特定の燃料電池船7への水素の供給が、上記供給予定データにしたがって実行される。
データベース15は、2つのテーブルを備えている。図6A,図6Bは、データベース15を構成するテーブルのデータ構成の一例を示す図面である。図6Aは、受給希望テーブル70のデータ構成の一例を示す図面である。図6Bは、供給申し出テーブル71のデータ構成の一例を示す図面である。
受給希望テーブル70は、管理サーバ装置4が受給側端末装置5から受給希望データを受信するごとに、当該受給希望データに関する受給希望IDを発番するとともに受信日時を付し、当該受給希望データに含まれる当該燃料電池船7を特定する船舶ID、水素の受給を希望する日時、位置、量を、それぞれ、受給船舶ID、受給希望日時、受給希望位置、受給希望量として記録したものである。
供給申し出テーブル71は、管理サーバ装置4が供給側端末装置6から供給申し出データを受信するごとに、当該供給申し出データに関する供給申し出IDを発番するとともに受信日時を付し、当該供給申し出データに含まれる当該水素供給船舶9を特定する船舶ID、水素の供給が可能な日時、位置、量を、それぞれ、供給船舶ID、供給可能日時、供給可能位置、供給可能量として記録したものである。
図3は、図2に示す管理サーバ装置4および受給側端末装置5のハードウェア構成の一例を示すブロック図であって、管理サーバ装置4および受給側端末装置5として、それぞれ1台のコンピュータ用いた場合の例である。
管理サーバ装置4は、とくに限定されるものではないが、この例では、一般的なサーバコンピュータと同様の構成である。
管理サーバ装置4は、水素供給支援システム2の管理サーバ装置4側のプログラムを記憶した記録媒体であり、データベース15の記憶媒体でもあるハードディスクを備えたHDD(ハードディスクドライブ)等の補助記憶装置55、補助記憶装置55に記憶されたプログラムがロードされる主記憶装置54、主記憶装置54にロードされたプログラムを実行する管理側制御部10に対応するCPU51,LCD(液晶表示装置)等の表示装置52,キーボード、マウス、トラックパッド等の入力装置53、および、情報通信手段8を介して受給側端末装置5,供給側端末装置6と通信するための通信インタフェース56を備えている。
受給側端末装置5は、とくに限定されるものではないが、この例では、一般的なパーソナルコンピュータと同様な構成である。
受給側端末装置5は、水素供給支援システム2の受給側端末装置5側のプログラムを記憶した記録媒体であるフラッシュメモリを搭載したSSD(ソリッドステートドライブ)等の補助記憶装置65、補助記憶装置65に記憶されたプログラムがロードされる主記憶装置64、主記憶装置64にロードされたプログラムを実行するCPU61、LCD(液晶表示装置)等の表示装置62,入力キー、タッチパネル等の入力装置63、および、情報通信手段8を介して管理サーバ装置4と通信するための通信インタフェース66、を備えている。
供給側端末装置6の基本的なハードウェア構成は、受給側端末装置5と同様である。
図4は、水素供給支援システム2における処理の流れの一例を示すフローチャートである。この図面を参照しつつ、水素供給支援システム2における処理手順について説明する。
受給側端末装置5は、当該船舶を特定する船舶IDと水素の受給を希望する日時と位置と量と、を含む受給希望データを管理サーバ装置4に送信する(ステップS1)。
受給希望データに含まれる水素の受給を希望する日時と位置と量は、それぞれ明示的に含まれる形態であってもよいし、それらが実質的に含まれる形態であってもよい。
ここでは、受給希望データに含まれる水素の受給を希望する日時と位置と量とが、それぞれ明示的に含まれる形態である場合を例に説明する。これらが実質的に含まれる形態である場合については、後述する。
水素の受給を希望する日時と位置と量とが明示的に含まれる受給希望データとは、水素の受給を希望する日時のデータと位置のデータと量のデータとを明示したデータをいう。水素の受給を希望する日時のデータと位置のデータと量のデータは、いわゆるピンポイント的な値であってもよいし、幅を持たせた値であってもよい(図6A参照)。
受給希望データは、たとえば、出航前に予め計画して受給側端末装置5の記憶装置(たとえば補助記憶装置65)に記憶させておき、適宜、管理サーバ装置4に送信するよう構成してもよい。
また、当該燃料電池船7の現在の状況に基づいて、たとえば、受給側端末装置5の受給側制御部20を用いて受給希望データを算出するよう構成することもできる。
上記の算出方法はとくに限定されるものではないが、たとえば、当該燃料電池船7の予定航路のデータ(どの位置をいつ通る予定かを示す情報であって、当該燃料電池船7の現状に対応させて適宜更新されている)、水素の最大積載量のデータ(実際の最大積載量から、予め設定された量を減じた上限量であってもよい)、水素の残量のデータ(実際の残量から、予め設定された下限量を減じた量であってもよい)、燃費(燃料消費率)のデータに基づいて算出することができる。
たとえば、予定航路のデータに基づいて、残りの航行距離を算出し、残りの航行距離と燃費のデータとに基づいて、目的地に到達するのに必要な水素の量(実際に必要となる量に所定の安全係数を乗じた量)を算出し、水素の残量が必要な水素の量に満たない場合は、今後の予定航路の途上で水素の供給を受ける必要があると判断される。
この場合、水素の残量のデータと燃費のデータと予定航路のデータとに基づいて、受給を希望する日時のデータと位置のデータとが算出される。受給を希望する日時のデータと位置のデータは、現時点から水素の残量が0になると予想される時点までに通過する予定航路上のすべての範囲を包含するデータであってもよいし、その範囲内で、ピンポイント的に決定したデータであってもよい。
そして、水素の最大積載量のデータと水素の残量のデータと目的地に到達するのに必要な水素の量のデータとに基づいて、受給を希望する水素の量のデータが算出される。たとえば、水素の最大積載量から水素の残量を減じた量(水素を受給できる余地量)と、必要な水素の量とを比較し、前者のほうが大きい場合は、後者ないし前者を、受給を希望する水素の量のデータとし、後者のほうが大きい場合は、前者を、受給を希望する水素の量のデータとするよう、構成することができる。
このようにして、受給側端末装置5の受給側制御部20を用いて受給希望データを算出することができる。
一方、供給側端末装置6は、当該船舶を特定する船舶IDと水素の供給が可能な日時と位置と量と、を含む供給申し出データを管理サーバ装置4に送信する(ステップS2)。
供給申し出データに含まれる水素の供給が可能な日時と位置と量は、それぞれ明示的に含まれる形態であってもよいし、それらが実質的に含まれる形態であってもよい。
ここでは、供給申し出データに含まれる水素の供給が可能な日時と位置と量とが、それぞれ明示的に含まれる形態である場合を例に説明する。これらが実質的に含まれる形態である場合については、後述する。
水素の供給が可能な日時と位置と量とが明示的に含まれる供給申し出データとは、水素の供給が可能な日時のデータと位置のデータと量のデータとを明示したデータをいう。水素の供給が可能な日時のデータと位置のデータと量のデータは、いわゆるピンポイント的な値であってもよいし、幅を持たせた値であってもよい(図6B参照)。
供給申し出データは、たとえば、出航前に予め計画されて供給側端末装置6の記憶装置(たとえば補助記憶装置65)に記憶させておき、適宜、管理サーバ装置4に送信するよう構成してもよい。
また、当該水素供給船舶9の現在の状況に基づいて、たとえば、供給側端末装置6の供給側制御部30を用いて供給申し出データを算出するよう構成することもできる。
上記の算出方法はとくに限定されるものではないが、たとえば、水素供給船舶9の予定航路のデータ(どの位置をいつ通る予定か、あるいは、どの海域にどの期間滞在する予定かを示す情報であって、当該水素供給船舶9の現状に対応させて適宜更新されている。)、当該水素供給船舶9の現在における供給用水素の残量のデータ、既決の供給予定の水素の量のデータ(以下、「既決供給予定量データ」と略することがある。)に基づいて算出することができる。
たとえば、現在における供給用水素の残量から既決供給予定量を減じた量が、所定量以上である場合は、今後の予定航路の途上で、別の燃料電池船7に対しても水素を供給することが可能であると判断される。
この場合、予定航路のデータに基づいて、水素の供給が可能な日時のデータと位置のデータとが算出される。水素の供給が可能な日時のデータと位置のデータは、今後の予定航路上のすべての範囲を包含するデータであってもよいし、その範囲内で、ピンポイント的に決定したデータであってもよい。
そして、現在における供給用水素の残量のデータと既決供給予定量データとに基づいて、供給が可能な水素の量のデータが算出される。たとえば、現在における供給用水素の残量から既決供給予定量を減じた量を、供給が可能な水素の量のデータとするよう構成することができる。
このようにして、供給側端末装置6の供給側制御部30を用いて供給申し出データを算出することができる。
つぎに、管理サーバ装置4は、受給側端末装置5から受給希望データを受信するとともに、供給側端末装置6から供給申し出データを受信し、受信したこれらのデータをデータベース15に書き込む(ステップS3)。
すなわち、管理サーバ装置4は、受給希望データを受信すると、これを受給希望テーブル70に、新たなレコードとして追加したり、同テーブルにおける同一の受給船舶IDを持つ既存のレコードを更新したりする。また、供給申し出データを受信すると、これを供給申し出テーブル71に、新たなレコードとして追加したり、同テーブルにおける同一の供給船舶IDを持つ既存のレコードを更新したりする。
なお、受給希望テーブル70のレコードは、当該レコードについて供給予定データが生成されると、無効化または削除されるよう構成することができる。供給申し出テーブル71のレコードは、同一の水素供給船舶9から新たな供給予定データを受信すると更新されるよう構成することができる。
その後、管理サーバ装置4は、受信した受給希望データと供給申し出データとに基づいて、供給予定データを生成する(ステップS4)。供給予定データは、水素の供給を受ける特定の燃料電池船7の船舶IDと、当該燃料電池船7に水素を供給する特定の水素供給船舶9の船舶IDと、当該燃料電池船7に水素の供給を行う予定日時と位置と予定量と、を含むデータである。
図4のステップS4における処理の詳細を図5に例示する。
図5において、管理サーバ装置4は、受給希望テーブル70の各受給希望データと、供給申し出テーブル71の各供給申し出データとを比較し、受給希望データに一致する供給申し出データが存在するか否かを判断する(ステップS11)。
ある受給希望データの受給希望日時、受給希望位置、受給希望量と、ある供給申し出データの供給可能日時、供給可能位置、供給可能量とが、それぞれ一致した場合は、当該受給希望データと当該供給申し出データとが一致したと判断する。なお、データに幅がある場合(たとえば、日時のデータに幅がある場合)は、当該幅のあるデータの一部に、比較対象のデータの一部が含まれていれば、これらのデータは一致したと判断する。
つぎに、管理サーバ装置4は、受給希望データと供給申し出データとが1対1で一致したか否かを判断する(ステップS12)。
1対1で一致した場合には、一致した内容で供給予定データが生成される(ステップS13)。
ステップS12において、1対1で一致していない場合、すなわち、受給希望データと供給申し出データとが1対多、多対1または多対多で一致した場合には、管理サーバ装置4は、水素の供給に要する水素供給船舶9の消費燃料(あるいは消費燃料費用)の総和が最も少なくなる組み合わせを決定し、その組み合わせにしたがって供給予定データが生成される(ステップS14)。
たとえば、受給希望データと供給申し出データとが1対多で一致した場合には、該当する全ての水素供給船舶9の中から、当該燃料電池船7への水素の供給に要する燃料(あるいは燃料費用)が最も少ない水素供給船舶9を決定し、その組み合わせにしたがって供給予定データが生成される。
また、受給希望データと供給申し出データとが多対1で一致した場合には、当該水素供給船舶9が、該当する全ての燃料電池船7へ順番に水素の供給を行うとして、その際に水素供給船舶9が消費するであろう燃料(あるいは燃料費用)の総量が最も少ない順番(ルート)を決定し、その順番どおりの組み合わせにしたがって供給予定データが生成される。
さらに、受給希望データと供給申し出データとが多対多で一致した場合には、該当する全ての燃料電池船7へ水素の供給を行うとして、その際に担当することとなる1または複数の水素供給船舶9が消費する燃料(あるいは燃料費用)の総量が最も少なくなる燃料電池船7と水素供給船舶9の組み合わせを決定し、その組み合わせにしたがって供給予定データが生成される。
この際、たとえば、該当する全ての燃料電池船7および全ての水素供給船舶9について、どの水素供給船舶9がどの燃料電池船7にどの順番(ルート)で水素を供給するか、全ての場合のシミュレーションを網羅的に実行し、全ての場合における水素供給船舶9が消費する燃料(あるいは燃料費用)の総量を比較する方法が考えられる。
ステップS11において、受給希望データに一致する供給申し出データが存在しないと判断された場合に、管理サーバ装置4は、当該受給希望データに対応する燃料電池船7に受給希望データの変更を促したり、水素供給船舶9に供給申し出データの変更を促したりする(ステップS15)。これらのデータが変更された場合は、データベース15の対応するレコードが、変更後のデータにより更新され、更新されたデータに基づいてステップS11以降の処理が実行される。
このようにして、全ての受給希望データについて、供給予定データが生成される。供給予定データの生成に際しては、当然ながら、気象事情、軍事事情その他不可抗力による事情等も考慮される。
図4に戻って、管理サーバ装置4は、生成された供給予定データを、当該供給予定データに対応する燃料電池船7の受給側端末装置5および水素供給船舶9の供給側端末装置6に送信する(ステップS5)。
受給側端末装置5は、供給予定データを受信し(ステップS6)、当該燃料電池船7は、当該供給予定データにしたがって、水素の供給を受けることになる。
供給側端末装置6は、供給予定データを受信し(ステップS7)、当該水素供給船舶9は、当該供給予定データにしたがって、水素の供給を行うことになる。
なお、上述の実施形態においては、管理サーバ装置4に送信される受給希望データに含まれる水素の受給を希望する日時と位置と量とが、それぞれ明示的に含まれる形態である場合(以下、このような場合の受給希望データを「明示的な受給希望データ」ということがある。)を例に説明したが、上述のように、それらが実質的に含まれる形態である場合(以下、このような場合の受給希望データを「実質的な受給希望データ」ということがある。)も、この発明に包含される。
ここに、実質的な受給希望データとは、当該実質的な受給希望データ、または、当該実質的な受給希望データおよび既知データ(管理サーバ装置4に記憶されている当該燃料電池船7に関する既知のデータ)、に基づいて、明示的な受給希望データを得ることが可能なデータをいい、たとえば、当該燃料電池船7の予定航路のデータと水素の最大積載量のデータと水素の残量のデータと燃費のデータとを含むデータが、該当する。
この場合、管理サーバ装置4は、たとえばステップS3において、受信した当該燃料電池船7の実質的な受給希望データに基づき、明示的な受給希望データを生成し、生成したデータを受給希望テーブル70に書き込むよう構成することができる。
上記明示的な受給希望データの生成方法として、たとえば、上記ステップS1において受給側端末装置5の受給側制御部20を用いて明示的な受給希望データを算出する場合の算出方法を用いることができる。
上記において、たとえば、当該燃料電池船7の水素の最大積載量のデータと燃費のデータとが、既知データであれば、当該燃料電池船7の上記実質的な受給希望データを、予定航路のデータと水素の残量のデータとを含むデータとすることができる。さらに、予定航路のデータのうち、航行ルートのデータ(一連の位置データ)および当該ルート上での当該燃料電池船7の航行予定速度も既知データであれば、当該燃料電池船7の上記実質的な受給希望データを、現在位置のデータと水素の残量のデータを含むデータとすることができる。
この場合において、たとえば、水素の残量のデータが所定量以下になると、自動的にその時点での水素の残量のデータと現在位置のデータとを含む実質的な受給希望データを生成して管理サーバ装置4に送信するよう構成することができる。このように構成しておけば、燃料電池船7の乗組員は、特別の操作をしなくても、自動的に管理サーバ装置4から、適宜、供給予定データを受信することができる。
また、上述の実施形態においては、管理サーバ装置4に送信される供給申し出データに含まれる水素の供給が可能な日時と位置と量とが、それぞれ明示的に含まれる形態である場合(以下、このような場合の供給申し出データを「明示的な供給申し出データ」ということがある。)を例に説明したが、上述のように、これらが実質的に含まれる形態である場合(以下、このような場合の供給申し出データを「実質的な供給申し出データ」ということがある。)も、この発明に包含される。
ここに、実質的な供給申し出データとは、当該実質的な供給申し出データ、または、当該実質的な供給申し出データおよび既知データ(管理サーバ装置4に記憶されている当該水素供給船舶9に関する既知のデータ)、に基づいて、明示的な供給申し出データを得ることが可能なデータをいい、たとえば、水素供給船舶9の予定航路のデータと現在における供給用水素の残量のデータと既決供給予定量データとを含むデータが、該当する。
この場合、管理サーバ装置4は、たとえばステップS3において、受信した当該水素供給船舶9の実質的な供給申し出データに基づき、明示的な供給申し出データを生成し、生成したデータを供給申し出テーブル71に書き込むよう構成することができる。
上記明示的な供給申し出データの生成方法として、たとえば、上記ステップS2において供給側端末装置6の供給側制御部30を用いて明示的な供給申し出データを算出する場合の算出方法を用いることができる。
上記において、たとえば、当該水素供給船舶9の既決供給予定量データが既知データであれば、当該水素供給船舶9の上記実質的な供給申し出データを、予定航路のデータと現在における供給用水素の残量のデータとを含むデータとすることができる。さらに、予定航路のデータのうち、航行ルートのデータ(一連の位置データ)および当該ルート上での当該水素供給船舶9の航行予定速度も既知データであれば、当該水素供給船舶9の上記実質的な供給申し出データを、現在位置のデータと現在における供給用水素の残量のデータを含むデータとすることができる。
この場合において、たとえば、定期的に現在位置のデータと供給用水素の残量のデータを含む実質的な提供申し出データを生成して管理サーバ装置4に送信するよう構成することができる。このように構成しておけば、水素供給船舶9の乗組員は、特別の操作をしなくても、自動的に管理サーバ装置4に提供申し出データを送信して、その内容を更新することができる。
また、上述の実施形態においては、水素受給船舶として、燃料電池船を例に説明したが、水素受給船舶はこれに限定されるものではない。水素受給船舶として、主機関、補機関の別を問わず、水素を燃料として動力、電力など何らかのエネルギーを得る船舶一般が該当するほか、何らかの理由により航行中に水素の受給を必要とする船舶が該当する。したがって、他の船舶に供給するために水素の受給を必要とする水素供給船舶も水素受給船舶に該当する場合がある。
なお、上述の実施形態においては、管理サーバ装置、受給側端末装置および供給側端末装置が、それぞれ1台のコンピュータを用いて構成されている場合を例に説明したが、この発明はこれに限定されるものではない。管理サーバ装置、受給側端末装置および/または供給側端末装置を、それぞれ2台以上のコンピュータにより構成することもできる。この場合、当該2台以上のコンピュータを、上記情報通信手段8を介して接続することもできる。
図4に示すステップS1が、図2の受給側端末装置5の受給側データ送信部21に対応する。ステップS2が、供給側端末装置6の供給側データ送信部31に対応する。ステップS3が、管理サーバ装置4の管理側データ受信部11に対応する。ステップS4が、管理サーバ装置4の供給予定データ生成部12に対応する。ステップS5が、管理サーバ装置4の管理側データ送信部13に対応する。ステップS6が、受給側端末装置5の受給側データ受信部22に対応する。ステップS7が、供給側端末装置6の供給側データ受信部32に対応する。
なお、この実施形態においては、水素供給支援システム2の管理サーバ装置4側のプログラムを記憶した記録媒体として、HDDに装着されたハードディスクを例示し、受給側端末装置5,供給側端末装置6側のプログラムを記憶した記録媒体として、SSDに装着されたフラッシュメモリを例示しているが、プログラムを記憶した記録媒体はこれらに限定されるものではなく、プログラムを記憶した記録媒体として、たとえば、外部メモリカード、CD−ROM、DVD−ROM、フレキシブルディスク、磁気テープを用いることもできる。さらに、主記憶装置もプログラムを記憶した記録媒体として用いることができる。
また、プログラムの配布態様は特に限定されるものではなく、記録媒体にプログラムを記憶した状態で配布するほか、有線や無線の情報通信手段を介して当該プログラムを配布するようにしてもよい。
また、プログラムの記録態様は特に限定されるものではない。直接実行できる形で記録媒体に記憶したり配布したりする他、たとえば、解凍して使用するように圧縮された形で記録媒体に記憶したり配布したりすることもできる。
なお、上述の各実施形態においては、コンピュータを用いて図2の各機能を実現する場合を例に説明したが、これらの機能の一部または全部を、ハードウェアロジックを用いて構成するようにしてもよい。
また、上述のブロック図、ハードウェア構成、フローチャート、データベースの構成等は、例として挙げたものであり、本願発明は、これらに限定されるものではない。
上記においては、本発明を好ましい実施形態として説明したが、各用語は、限定のために用いたのではなく、説明のために用いたものであって、本発明の範囲および精神を逸脱することなく、添付のクレームの範囲において、変更することができるものである。また、上記においては、本発明のいくつかの典型的な実施形態についてのみ詳細に記述したが、当業者であれば、本発明の新規な教示および利点を逸脱することなしに上記典型的な実施形態において多くの変更が可能であることを、容易に認識するであろう。したがって、そのような変更はすべて、本発明の範囲に含まれるものである。
2:水素供給支援システム
4:管理サーバ装置
5:受給側端末装置
6:供給側端末装置
7:燃料電池船
9:水素供給船舶
12:供給予定データ生成部
21:受給側データ送信部
31:供給側データ送信部

Claims (7)

  1. 水素の供給を受ける複数の水素受給船舶にそれぞれ備えられた受給側端末装置と、
    水素を供給する複数の水素供給船舶にそれぞれ備えられた供給側端末装置と、
    情報通信手段を介して、前記受給側端末装置および供給側端末装置と情報通信可能な管理サーバ装置と、
    を備え、
    前記水素受給船舶の航路上において前記水素供給船舶から前記水素受給船舶に水素を供給する際の支援を行う水素供給支援システムであって、
    前記受給側端末装置は、
    当該船舶を特定する船舶IDと水素の受給を希望する日時と位置と量と、を含む受給希望データを前記管理サーバ装置に送信する受給側データ送信部と、
    受給希望データに対応する供給予定データを前記管理サーバ装置から受信する受給側データ受信部と、
    を有する、受給側制御部を備え、
    前記供給側端末装置は、
    当該船舶を特定する船舶IDと水素の供給が可能な日時と位置と量と、を含む供給申し出データを前記管理サーバ装置に送信する供給側データ送信部と、
    供給申し出データに対応する供給予定データを前記管理サーバ装置から受信する供給側データ受信部と、
    を有する、供給側制御部を備え、
    前記管理サーバ装置は、
    前記受給側端末装置から受給希望データを受信するとともに、前記供給側端末装置から供給申し出データを受信する管理側データ受信部と、
    受信した受給希望データと供給申し出データとに基づいて、水素の供給を受ける特定の水素受給船舶の船舶IDと当該水素受給船舶に水素を供給する特定の前記水素供給船舶の船舶IDと当該水素受給船舶に水素の供給を行う予定日時と位置と予定量と、を含む供給予定データを生成する供給予定データ生成部と、
    前記受給側端末装置および供給側端末装置に供給予定データを送信する管理側データ送信部と、
    を有する、管理側制御部を備えたこと、
    を特徴とする水素供給支援システム。
  2. 請求項1の水素供給支援システムに用いられる前記管理サーバ装置。
  3. 請求項1の水素供給支援システムに用いられる前記受給側端末装置。
  4. 請求項1の水素供給支援システムに用いられる前記供給側端末装置。
  5. コンピュータを、請求項2の管理サーバ装置の管理側制御部、請求項3の受給側端末装置の受給側制御部、または、請求項4の供給側端末装置の供給側制御部、として機能させるためのプログラム。
  6. 請求項5のプログラムを記憶した記録媒体。
  7. 水素の供給を受ける複数の水素受給船舶にそれぞれ備えられた受給側端末装置と、水素を供給する複数の水素供給船舶にそれぞれ備えられた供給側端末装置と、情報通信手段を介して前記受給側端末装置および供給側端末装置と情報通信可能な管理サーバ装置とを用いて、前記水素受給船舶の航路上において前記水素供給船舶から前記水素受給船舶に水素を供給する際の支援を行う水素供給支援方法であって、
    前記受給側端末装置が、当該船舶を特定する船舶IDと水素の受給を希望する日時と位置と量と、を含む受給希望データを前記管理サーバ装置に送信する受給側データ送信ステップと、
    前記供給側端末装置が、当該船舶を特定する船舶IDと水素の供給が可能な日時と位置と量と、を含む供給申し出データを前記管理サーバ装置に送信する供給側データ送信ステップと、
    前記管理サーバ装置が、前記受給側端末装置から受給希望データを受信するとともに、前記供給側端末装置から供給申し出データを受信する管理側データ受信ステップと、
    前記管理サーバ装置が、受信した受給希望データと供給申し出データとに基づいて、水素の供給を受ける特定の水素受給船舶の船舶IDと当該水素受給船舶に水素を供給する特定の前記水素供給船舶の船舶IDと当該水素受給船舶に水素の供給を行う予定日時と位置と予定量と、を含む供給予定データを生成する供給予定データ生成ステップと、
    前記管理サーバ装置が、前記受給側端末装置および供給側端末装置に供給予定データを送信する管理側データ送信ステップと、
    前記受給側端末装置が、受給希望データに対応する供給予定データを前記管理サーバ装置から受信する受給側データ受信ステップと、
    前記供給側端末装置が、供給申し出データに対応する供給予定データを前記管理サーバ装置から受信する供給側データ受信ステップと、
    を備えたこと、
    を特徴とする、水素供給支援方法。
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