JP6419528B2 - 処置時間を短縮する集束超音波発生装置 - Google Patents

処置時間を短縮する集束超音波発生装置 Download PDF

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Description

本発明は、焦点域に高強度集束超音波(high intensity focused ultrasound(HIFU))を照射可能な超音波プローブを有する機器または装置の技術分野に関する。
本発明の目的は、集束超音波による治療的処置の分野において特に有利な適用例を見出すことである。
従来の意味において、治療用超音波の基本となる原理は、超音波プローブから照射された超音波ビームを、例えば人体等の生体組織の目標領域に集束させることからなる。超音波は生体組織を通過しながらプローブから焦点へと伝播し、そのエネルギーの一部は組織に吸収されて熱へと変換される。超音波の振幅と強度とが最大になる超音波焦点域(焦点体積(focal volume))において温度上昇が起こることが好ましい。温度の上昇と、その温度に組織がさらされる時間とが一定の閾値(温熱量(thermal dose))を超えると、組織の不可逆的破壊が引き起こされる。焦点域と超音波プローブとの間にある組織がさらされる加熱強度ははるかに低く、生来備わった血管系の働きにより、間にある組織が全くダメージを受けないように受熱を回避する能力が付与される。
この手法は、体外または心臓内で行う、すなわち外科的切開を必要としない方法で、生体組織を破壊する能力を付与する限りにおいて興味深いものである。集束超音波治療の原理は、例えば、前立腺、腎臓または肝臓の悪性腫瘍の処置だけでなく、例えば、子宮筋腫といった良性腫瘍の処置にも適用される。特許文献1は、前立腺癌の処置に関連してこの治療手法について記載している。
この処置治療に要する時間の長さが、集束超音波治療の適用に関して極めて制限的な要因とみなされている。従って、集束超音波による処置は、主に小さな臓器または臓器内の小さな腫瘍を対象としている。処置時間の長さは本質的に以下の2つの作用に起因している。
・典型的にはわずか数立方ミリメートル(mm3)という体積に超音波ビームを収束させる集束による作用
つまり、所定の臓器または腫瘍全体をカバーするためには、超音波パルスを繰り返して並ばせる(juxtapose)必要がある。従って、何百というパルスが必要になる。各パルスに数秒かかるため、処置体積によっては処置自体に1時間以上かかりかねない。
・超音波パルスの繰り返しにより、超音波プローブと焦点域との間にある組織に熱の蓄積をもたらす作用
このように蓄積した熱を生来備わった血管系により放散するだけの十分な時間を稼ぐためには、後続のパルスとパルスとの間に照射を中断する待機時間を設ける必要がある。この待機時間のために、処置時間がさらに長くなる。超音波パルスの繰り返し周期に対する超音波パルスの照射時間の比により、照射シーケンスと関連付けられたデューティサイクルが定義される。典型的には、こうして得られるデューティサイクル比は50%程度、すなわち、超音波パルス照射時間と待機時間の長さは同程度である。
よって、処置時間を短縮するための第1のタイプの解決法は、焦点域の体積を増やすことによって壊死領域の体積を増やし、それによって処置体積をカバーするのに必要な超音波パルスの数を減らすことからなる。
壊死領域の体積を増やすには、超音波パルスのパワーを上げてもよいし、焦点体積内に損傷部(lesion)を形成するのに必要な時間を超えて超音波パルスを持続させてもよい。そうすると生物学的損傷部は、特にプローブの方向に沿って焦点体積を超えて拡大していくこととなる。組織損傷部形成の動態によっては壊死領域の拡大を調整することも可能だが、そのような調整には焦点域を過度に処置してしまう作用もある。さらに、長時間にわたって超音波パルスを持続させる場合、中間にある介在組織(intermediate tissue)の保全のために後続のパルス間の待機時間を長くする、すなわち、デューティサイクル比を下げる必要があり、これは処置時間を短縮するという当初の目標に反する。
特許文献2は、プローブの口径ナンバー、すなわち、照射面の直径に対する焦点距離の比を上げることにより焦点域の体積を増やすことを提案している。それぞれ独立した複数の同心円リングの複数のセットによる照射を制限することにより、照射面の直径を小さくする。しかし、プローブ口径の縮小には、焦点域とプローブとの間にある組織に対する音響強度を高める作用がある。間にある組織へのダメージを避けるために、供給される音響エネルギーを小さくするか後続のパルス間の待機時間を長くする必要が出てくる。
「スプリットフォーカス」と呼ばれる手法も、焦点域の体積を増やす手法として知られている。この手法は、超音波プローブの照射面をいくつかのセクターに分割して、個々のセクターにできるだけ多くの焦点を形成するために位相を反転させたパワーをセクターに供給することからなる。これにより焦点体積における音響強度が低下するため、同等の処置効果を維持するためには、介在組織がダメージを受けるリスクと引き換えにプローブにより供給される音響エネルギーを高める必要がある。
特許文献3は、円環状の幾何学形状により超音波ブローブを構成することによって焦点体積を増やすことを提案している。プローブにこの幾何学形状を採用することにより2つの焦点域を形成することができ、その結果、一貫して処置体積を増やすことができる。この解決法は、1つの臓器内でそれぞれ孤立した複数の大きな腫瘍を素早く処置するのにうってつけであり、周辺組織を保全する必要もないが、小さな腫瘍を正確に処置するのにはあまり適していない。
特許文献4は、振動子の焦点を移動させることにより、最小限の時間で体積の大きな組織をスキャンするための機械装置について記載している。
第2のタイプの解決法は、後続の超音波パルス間の待機時間を短縮することからなる。特許文献5は、照射面を少なくとも2つのセグメントに区切り、個々に、交互に、実質的に連続的に各セグメントにパワーを供給することにより、後続の超音波パルス間の待機時間をなくす方法を提供している。この手法により、焦点域を連続的に加熱することができるとともに、プローブの口径を小さくして焦点体積を増やすことができる。しかし、介在組織へのダメージを回避するためには、プローブの各セグメントにより伝送される音響エネルギーを下げる必要もある。その結果、処置時間は短縮されないまま、同じエネルギーが継続的に組織に供給されることになる。
また、特許文献6は、ソノポレーションによる処置の分野において、連続照射を念頭においたデューティサイクルの調整方法を提供している。
特許文献7は、大きな体積内において一定の温度分布が得られるように、焦点面内において超音波振動子の焦点を素早く移動させることに基づく方法について記載している。熱拡散作用を考慮すると、この温度を維持するのに必要な超音波強度は焦点面において一定ではなく、焦点体積周辺においてはより高い強度でなくてはならない。
特許文献7は、照射時間を調整することによって組織へ供給されるエネルギーを制御する方法を提供している。
超音波振動子を用いた心筋組織の処置の分野においては、特許文献8が、厚みのある筋肉を処置するために焦点域を移動させる装置を開示している。この装置は、ハイエコー領域がモニタに現れたときに超音波の照射を停止させる制御および命令をおこなう。この装置は、照射時間を調整することによって組織に供給されるエネルギーを制御する能力を付与する。
公表論文である非特許文献1は、集束超音波治療の処置時間の短縮を目的として、焦点域のスキャンパス軌跡の最適化に関する研究を提示している。
損傷部の軸方向への積層とその後の焦点域の側方移動などの軸方向の軌跡、連続処置平面の順次側方移動および作成に対応する面方向の軌跡、各平面の円形軌跡、または3D軌跡を含む様々な種類のスキャンパス軌跡について研究がおこなわれた。
損傷部ごとに一定に保たれる超音波照射パワーにではなく、超音波プローブの照射時間および休止時間の両方に作用を及ぼすことにより、軌跡の最適化が達成される。つまり、この方法は、温熱量レベルに達するまでの照射時間と、界面組織の冷却に最適な休止時間の適用について提示している。到達すべき温熱量レベルから、既に照射されたショットにより予め蓄積した温熱量レベルが差し引かれる。その一方で、これから照射されるショットによる温熱量は考慮に入れない。合計すると、一回あたりの温熱量が高すぎるように思われる。
この研究からわかることは、音響軸に沿った損傷部の積層による軌跡に基づく処置のほうが、側方移動に基づく処置よりも早いということである。同様に、遠位面から処置を始めるよりも中間面から処置を始めるほうが早いということもこの研究から明らかである。さらに、この研究では、処置時間を短縮するには、超音波プローブにより照射されるパワーを高めることが推奨されている。
この研究においておこなわれたシミュレーションは、5cm3未満の小さな体積の処置に関するものである。5cm3という体積について、界面にある組織を冷却するには、超音波照射の休止時間を処置時間の90%まで増やす、つまりデューティサイクルを10%にする必要があることをこの研究は示している。典型的に30cm3から40cm3といった大きな体積に転用するには処置時間を比例して長くする必要があり、臨床用途には馴染まない。
特許文献9は、組織に供給されるエネルギーを調節することにより温熱量を調整する方法について記載している。この調整は、照射時間を調整し、調整が不十分な場合は引き続きパワーの調節をおこなうことにより達成される。なお、より大きな生物学的効果とより制御された進展とを達成するためには、代わりに照射ショット時間の短縮と高パワーレベルの維持とが選択されることになる。本文献は、処置時間の短縮に関する解決法は提供していない。
欧州特許第1858591号明細書 欧州特許第1274483号明細書 欧州特許第2035091号明細書 米国特許出願公開第2011/144544号明細書 仏国特許第2903315号明細書 国際公開第2010/127369号明細書 米国特許第5665054号明細書 米国特許出願公開第2013/261461号明細書 米国特許出願公開第2013/041249号明細書
HIFU treatment time reduction in superficial tumours through focal zone path selection, Int. J. Hyperthermia, August 2011; 27(5): 465-481
本発明の目的は、集束超音波を大きな体積の処置域に適用することのできる新たな処置装置を提供することにより従来より公知の解決法の欠点を克服するとともに、かかる処置域の処置時間を大幅に短縮できる能力を付与することにある。
このような目的を達成するために、生体組織の熱的処置のための装置は、集束超音波の適用により処置域に作用する。この装置は、
自身から離間した位置にある焦点域に集束超音波エネルギーを供給する超音波プローブと、
前記超音波プローブを制御することにより所定のスキャンパス軌跡に沿って前記焦点域を移動させるとともに、複数の超音波パルスからなる繰り返し波形であってそれぞれの超音波パルスが待機時間の分だけ離れているとともにそれぞれの超音波パルスの照射時間の複数の超音波パルスの繰り返し周期に対する比によってデューティサイクルが定義づけられる繰り返し波形を成す、供給される超音波パワーを制御するための制御システムとを備える。
本発明によると、前記制御システムは、
・複数の基本処置域を並べて複数の基本処置域からなる1つのシーケンスを作成するために、前記処置域の遠位点から前記処置域の近位点まで、第1方向に沿って前記焦点域を移動させることと、
・前記処置域を完全にカバーするために、前記第1方向とは異なる少なくとも1つの第2方向に沿って複数の基本処置域からなるシーケンス複数個を並べることと
をおこなうためのプローブ移動システムと、
前記焦点域まで供給される前記超音波パワーを、前記処置域の前記遠位点から前記近位点にかけて低下させるために、前記プローブを制御する制御回路とを備えている。
本発明の装置は、さらに、以下の追加的特徴の1つおよび/または別の1つとの組み合わせを含む。
前記制御回路は、前記複数の基本域からなるシーケンス複数個を作成するために用いる前記超音波パルスの前記デューティサイクル比が65%〜100%の範囲、好ましくは85%〜100%の範囲に収まるように前記プローブを制御する。
前記制御システムは、第1方向となる音響軸に沿った前記焦点域の移動をもたらす。
前記制御システムは、前記焦点域を移動させるために、前記超音波プローブを移動させるための機械的システムを含む。
前記超音波プローブは複数の超音波照射部を備え、前記制御システムは、前記焦点域を移動させるために、前記超音波照射部を電子的に制御するシステムを含む。
前記制御システムは、前記焦点域が前記遠位点から前記近位点へと移行する際に、振動子の「口径ナンバー」または「Fナンバー」、すなわち、作動した超音波照射部により形成される前記プローブの直径に対する焦点距離の比が下がるように前記超音波照射部を制御する。
前記制御システムは、例えば以下のような補正法則に従って、照射される前記超音波パワーpiを低下させる。
i=Prefexp(Adi
ここで、piは深さdi(cm)の焦点域に要するパワー(ワット)、Prefは参照パワー(ワット)、Aは減衰係数(cm-1)である。
非限定的な例として本発明の目的の実施形態を示す添付の図面を参照することにより、以下の説明から様々なその他の特徴が明らかになる。
図1は、本発明による熱的処置に用いる装置の模式図である。図1A〜図1Fは、本発明による処置装置の第1の変形実施形態についての種々の図である。 図2は、本発明による処置装置の別の実施形態の模式図である。図2Aおよび図2Bは、図2に記載された処置装置を用いて得られるであろう利点を説明する図である。
図1においてより明確にわかるように、本発明の目的は、高強度集束超音波(HIFU)の適用による、処置域T内の生体組織の熱的処置のための装置1に関する。通常、この処置装置は、処置の基本域に対応する焦点域Zに集束超音波を照射するための照射面3を有する、振動子としての超音波プローブ2を備えている。この焦点域Zの幾何学的形状は、照射面の形状によって決まる。典型的には、振動子は、例えば圧電素子といった1つもしくは複数の超音波照射部を備えている。
この超音波プローブ2は、公知の方法で、処置対象の生体組織の少なくとも一部との界面域Iの近傍において、体外または心臓内に配置される。処置対象組織(すなわち処置域T)が(焦点域Zに対応する)基本処置域より大きい体積を占める限りにおいて、処置域T内の組織を完全に処置するために、超音波プローブ2の焦点域Zは、所定のスキャンパス軌跡に沿って移動させなくてはならない。
装置1は、焦点域Zを所定の軌跡に沿って移動させるために超音波プローブ2を制御するとともに、超音波プローブによって供給される超音波エネルギーを制御するための制御システム5も備えている。このような制御システム5は、具体的には、超音波照射部を増幅段を用いて作動させるための信号を出力する制御回路6と、所定の軌跡に沿って焦点域Zを移動させるためのシステム7とを備えている。このような制御回路6の開発は当業者の通常の技術的知識の範疇に入るため、これ以上制御回路6の詳細な説明はしない。加えて、本明細書の残りの部分で説明するが、焦点域Zを移動させるためのシステム7は、性質上「機械的」および/または「電子的」なものである。
本発明によれば、このプローブ移動システム7は、以下をおこなう。
・複数の基本処置域を並べて複数の基本処置域からなる1つのシーケンスSを作成するために、処置域Tの遠位点Dから処置域Tの近位点Pまで、第1方向Xに沿って焦点域Zを移動させることと、
・処置域Tを完全にカバーするために、第1方向Xとは異なる少なくとも1つの第2方向Yに沿って複数の基本処置域からなるシーケンス複数個S1、S2、S3…を並べること。
制御システム5は、焦点域Zまで供給される超音波パワーを、処置域の遠位点Dから近位点Pにかけて低下させるために、制御回路6を用いてプローブ2を制御する。本実施形態の有利な変形例によれば、制御回路6は、複数の基本域からなるシーケンス複数個を作成するために用いられる超音波パルスのデューティサイクル比が65%〜100%の範囲、好ましくは85%〜100%の範囲に収まるように制御される。ここで、制御回路6は、供給される超音波パワーが、互いに待機時間の分だけ離れた複数の超音波パルス(またはショット)からなる波形を成すよう超音波プローブを制御する。超音波パルスの繰り返し周期に対する照射時間の比によってデューティサイクルが定義づけられる。
図1A〜図1Fに示された実施形態の例において、制御システム5は、基本域からなるシーケンスおよびその並びに基づき処置域T全体をカバーできるよう焦点域Zを移動させるために超音波プローブ2を移動させる機械装置を、プローブ移動システム7として備えている。言い換えると、超音波プローブ2は、公知の機械的システムによって空間を移動させられることにより上述したスキャンパス軌跡をたどる。
図1A〜図1Eに示された実施形態の例によれば、制御システム5、より正確にはプローブ移動システム7は、好ましくは超音波プローブの音響軸と一致する第1方向Xに沿って、焦点域Zを移動させる。よって、制御システム5は、超音波プローブ2から最も深い位置または最も遠い位置に焦点域Zを配置する。図1に示されるこの位置において、制御システム5、より正確には制御回路6は、超音波パルス時間を例えば1秒間として、パワーPiで、基本損傷部を作成するよう制御される。次に、プローブ移動システム7を用いて超音波プローブ2を物理的に後退させることにより第2位置に焦点域Zが配置されて、先に作成された病変部に並んだ第2基本損傷部が作成される(図1A)。第2病変部が第1病変部に並ぶことにより、処置域Tの均質または均一な処置、すなわち過不足のない処置が可能になる。これを達成するために、並べられる損傷部は互いに重なっていても重なっていなくてもよい。この焦点域Zの第2位置において、超音波プローブ2は、第1焦点域の作成から最小限の時間間隔で超音波パルスを照射する。
第2の基本損傷部がより浅い位置に作成されることを考慮し、同じ体積の基本損傷部が作成されるように超音波パルスのパワーを下げる。パワーpiの補正法則は、例えば以下のようなタイプの法則である。
i=Prefexp(Adi
ここで、piは深さdi(cm)の焦点域に要するパワー(ワット)、Prefは参照パワー(ワット)、Aは減衰係数(cm-1)である。
減衰係数Aは、処置対象の組織、超音波の周波数、および処置の条件に特有のものである。例えば、予め加熱した組織またはキャビテーション気泡が形成された組織は、当初の係数とは違った減衰係数を示す。
例として示されたパワーの補正法則は、界面からかなり離れた位置にあり、数個の基本焦点域を並べることを必要とする大きな体積の処置に特に適している。より浅い位置における損傷部用のパワー補正法則は、単純な一次関数の形をとる。つまり、このパワー補正法則により、域内で生成される超音波パルスのパワーが遠位域から近位域にかけて低下させられるということが重要なポイントである。
図1Bおよび1Cからさらに明確にわかるように、制御システム5は、遠位点Dから近位点Pまで第1方向Xに沿って焦点域Zを移動させる動作と、一方で遠位点Dから近位点Pにかけてパワーレベルを下げながら、他方で本実施形態の有利な変形例に従って、基本域からなるシーケンスを作成するのに用いる超音波パルスのデューティサイクル比を65%〜100%の範囲、好ましくは85%〜100%の範囲に保って超音波パルスを放射する動作とを繰り返す。
遠位点Dから近位点Pへと第1方向Xに沿って焦点域Zを移動させることにより、1個から数個(本例では4個)の基本処置域からなるシーケンスを作成することが可能になる。第1方向Xに沿った任意の軌跡については、基本損傷部間の間隔を狭くすることにより基本損傷部の数を「無限大」に増やし、空間的に連続した処置へと近づけていく、すなわち、補正の法則に従って連続的にパワーを調節することにより、時間的に連続したパワー調整へと近づけていってもよいことは極めて明白である。
前述したように、制御システム5は、処置域の遠位点から近位点にかけて超音波パワーを低下させながら、遠位点Dから近位点Pへと焦点域Zを移動させる。基本損傷部が界面域Iに近づくにつれ、各基本損傷部の形成に要する音響パワーが低下する。音響パワーレベルが次第に弱くなっていくにつれ、界面にある組織は次第に熱の蓄積にさらされなくなってゆき、生来備わった血管系がこの熱蓄積を放散するのに十分な機能的作用を果たす。従って、後続の基本損傷部に該当する体積を並べる能力を付与するショットシーケンス発射前の待機時間を最小限にすることができる。
典型的には、本発明の装置1は、例えば4個の基本処置域からなるシーケンスを4秒で作成する能力を付与する。4個の超音波パスルはそれぞれ1秒ずつ持続し、各パルスは待機時間なく相互に続く。よって、このシーケンスのデューティサイクルはほぼ100%である。待機時間は、焦点域Zを移動させたり基本処置域からなるシーケンスを並べたりするためのプローブ移動システム7が性質上「機械的」なものか「電子的」なものかによって変わる。仮にシステム7が電子的な性質のものであれば、照射時間に比べて待機時間は無視できるほど短く、デューティサイクル比は100%近くになる。システム7が機械的な性質のものであれば、機械的手段を用いてプローブを移動させるために待機時間はかなり長くなり、200ms程度、さらには500ms程度になるため、デューティサイクルは85%、さらには65%程度にまで低下する。
先行技術文献においては、界面付近の組織を冷却するには、4秒間のパルスショットの後、後続のパルスショットの前に4秒間の待機時間が必要である。よってデューティサイクル比は50%である。後続の基本処置域の作成の合間または後続の基本処置域シーケンスの作成の合間にそれぞれ待機時間を必要とする従来技術とは異なり、本発明による装置1を使っておこなう処置は、待機時間を可能な限り短縮またはゼロに近づけて進行するため、プローブ移動システムにもよるが、100%または85%から65%のデューティサイクル比で処置シーケンスを作成することが可能になる。このようなデューティサイクル比の場合、従来技術と比較して、かなり処置時間を短縮することが可能になる。先行技術においては、例えば、5秒間の照射と5秒間の待機に基づくデューティサイクル比50%で500回にわたる損傷部作成の繰り返しを必要とする処置域Tの処置におよそ80分かかる。本発明によると、デューティサイクル85%に基づくショットシーケンスで同様の処置をおこなった場合、50分以内に完了することになる。例として、処置域Tの体積は、例えば25cm3〜35cm3の間である。
図1Dおよび1Eに示した例において、制御システム5は、プローブ移動システム7を用いて、超音波プローブ2を方向Yに沿って移動させることにより、1つまたは複数の基本処置域シーケンスS1、S2,S3…を最小限の時間で並ぶように生成し、処置域を完全にカバーすることができる。方向Yに沿った超音波プローブ2の移動は、平行移動(図1Dおよび1E)または扇形軌跡を可能にする回転(図1F)によりもたらされてもよい。超音波プローブは、体積全体をカバーするために第3方向に沿って動かしてもよいことは極めて明白である。
本発明によれば、基本処置域シーケンスS1、S2、S3…はそれぞれ図1〜1Cに関連して説明した原理に従って作成される。よって、基本処置域シーケンスS1、S2、S3…それぞれについて、焦点域Zまで供給される超音波パワーは、処置域の遠位点Dから近位点Pにかけて低下する。加えて、本実施形態の有利な変形例によれば、基本処置域シーケンスS1、S2、S3…を作成するのに用いられる超音波パルスのデューティサイクル比は、65%〜100%の範囲、好ましくは85%〜100%の範囲である。基本処置域シーケンスS1、S2、S3…はそれぞれ、同一または異なる処置のための基本域を多数含んでいることは極めて明白である。このようなシーケンスを最小限の時間間隔で順次生成することにより、処置時間の短縮も可能になる。
なお、心臓内での処置に関しては、解剖学的配慮により超音波プローブ2の物理的後退は制限されることが多い。
図2は別の実施形態の例を示している。この例において、制御システム5は、遅延法則によって、機械的移動を伴わずに超音波プローブ2の焦点域Zを方向Xに沿って移動させるためにプローブの超音波照射部を電子的に制御するシステムを、プローブ移動システム7として含んでいる。
超音波プローブの焦点域Zの移動は、それ自体が公知である電子手段7によってもたらされる。このような解決法は、例えば球状配置に基づき分散配置した複数の超音波照射部をプローブに持たせることからなる。この球状配置の場合、超音波プローブ2の照射面3を、例えば、それぞれ独立した複数の同心円リングに分割することが可能になり、各リングにそれぞれ独立した電気信号が入力されることにより、各信号間に遅延法則を適用することが可能になる。これらの遅延法則により、超音波プローブを物理的に移動させることなく、超音波プローブの音響軸に沿って超音波音場の収束点の位置を変更することが可能になる。基本処置域のシーケンスSを得るのに必要な基本損傷部の並びを生じさせる際には、制御回路6によって上述したパワー補正法則が適用される。同様に、基本処置域シーケンスSから基本処置域シーケンスS1への移行は、機械的または電子的性質いずれかのプローブ移動システム7によって行うことができる。基本処置域シーケンスS1、S2、S3…は、上述したように、最小限の時間で並べられる。
加えて、この解決法は、次のようなさらなる利点を有している。すなわち、超音波プローブ2に近づくに方向に基本損傷部が形成されていくにつれ、作動された複数の超音波照射部により形成されるプローブの直径に対する焦点距離の比として定義された口径ナンバーまたはFナンバーが減少するような超音波プローブの幾何学的配置により、近位に損傷部を作成していく能力を付与するという利点である。超音波プローブ2の口径ナンバーの減少により、超音波音場の集束が進むとともに、界面域I全体の超音波音響強度の低下により介在組織の保全性が向上する。また、超音波音場の最適な集束により、介在組織の保全性をさらに高めるために音響パワーを下げても、同様の音響強度を焦点で得ることが可能になる。また、図2Aに示したように、最適な集束により、処置域Tの近位点Pに近づくにつれ焦点域Zの体積を小さくするような能力も付与される。
近位ほど焦点域の体積が減少することにより、図2Bで示されたような扇形軌跡を生じさせる際に、基本損傷部のシーケンスSとS1との並びを向上させることができる。この解決法は、近位領域において焦点域Zの重なりを減らすことによって、近位領域と介在組織との過剰な接触を防止するとともに、遠位領域における焦点域Zの並置を可能にする。
本発明は、その範囲から逸脱しない限り様々な修正が可能であり、ここに記載され表されている例に限定されない。

Claims (7)

  1. 集束超音波の適用による処置域(T)における生体組織の熱的処置のための装置であって、
    自身から離間した位置にある焦点域(Z)に集束超音波エネルギーを供給する超音波プローブ(2)と、
    前記超音波プローブ(2)を制御することにより所定のスキャンパス軌跡に沿って前記焦点域(Z)を移動させるとともに、複数の超音波パルスからなる繰り返し波形であってそれぞれの超音波パルスが待機時間の分だけ離れているとともにそれぞれの超音波パルスの照射時間の複数の超音波パルスの繰り返し周期に対する比によってデューティサイクルが定義づけられる繰り返し波形を成す、供給される超音波パワーを制御するための制御システム(5)とを備え、
    前記制御システム(5)は、
    ・複数の基本処置域であって各々が前記焦点域(Z)に対応する複数の基本処置域を並べて複数の基本処置域からなる1つのシーケンス(S)を作成するために、前記処置域(T)の遠位点(D)から前記処置域の近位点(P)まで、第1方向(X)に沿って前記焦点域(Z)を移動させることと、
    ・前記処置域(T)を完全にカバーするために、前記第1方向(X)とは異なる少なくとも1つの第2方向(Y)に沿って複数の基本処置域からなるシーケンス複数個(S、S1、S2、S3…)を並べることと
    をおこなうためのプローブ移動システム(7)と、
    前記焦点域まで供給される前記超音波パワーを、前記処置域の前記遠位点(D)から前記近位点(P)にかけて低下させるために、前記プローブ(2)を制御する制御回路(6)と、を備えることを特徴とする装置。
  2. 前記制御回路(6)は、前記プローブ(2)を作動させるための信号を出力することにより、前記複数の基本処置域からなるシーケンス複数個を作成するための前記プローブ(2)によって供給される前記超音波パルスの前記デューティサイクル比が65%〜100%の範囲に収まるようにすることを特徴とする、請求項1に記載の装置。
  3. 前記制御システム(5)は、第1方向(X)となる音響軸に沿って前記焦点域(Z)を移動させるためのシステム(7)を含むことを特徴とする、請求項1または2に記載の装置。
  4. 前記制御システム(5)は、前記焦点域を移動させるために、前記超音波プローブ(2)を移動させるための機械的システム(7)を含むことを特徴とする、請求項1〜3のいずれか一項に記載の装置。
  5. 前記超音波プローブ(2)は複数の超音波照射部を備え、
    前記制御システム(5)は、前記焦点域(Z)を移動させるために、前記超音波照射部を電子的に制御するシステム(7)を含むことを特徴とする、請求項1〜4のいずれか一項に記載の装置。
  6. 前記制御システム(5)は、前記焦点域(Z)が前記遠位点(D)から前記近位点(P)へと移行する際に、前記プローブの口径ナンバー、すなわち、作動した前記超音波照射部により形成される前記プローブ(2)の直径に対する焦点距離の比が下がるように前記超音波照射部を作動させる信号を出力することを特徴とする、請求項5に記載の装置。
  7. 前記超音波プローブ(2)は複数の超音波照射部を備え、
    前記制御システム(5)は、以下の補正法則に従って照射される前記超音波パワーpi
    が低下するように、前記超音波照射部を作動させる信号を出力することを特徴とする、請求項1〜6のいずれか一項に記載の装置。
    i=Prefexp(Adi
    ここで、piは深さdi(cm)の焦点域に要するパワー(ワット)、Prefは参照パワー
    (ワット)、Aは減衰係数(cm-1)である。
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