JP6418653B2 - 受信装置、送受信装置、受信方法及び送受信方法 - Google Patents

受信装置、送受信装置、受信方法及び送受信方法 Download PDF

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Description

本発明は、OTN(Optical Transport Network)の受信装置、送受信装置、受信方法及び送受信方法に関する。
基幹系のネットワークでは種々の規格に基づいた信号が送受信される。この信号の中でOTN(Optical Transport Network)があり、OTNの中でも異なる規格の信号が種々存在している。その理由は、OTNでは標準で誤り訂正のためのReed Solomon符号:RS(255,239)(以下、G.709 FEC:非特許文献1)が使用されており、より高い誤り訂正能力を持たせるために、さまざまな種類のFEC(Forward Error Correction:前方誤り訂正)を使用するものがあるからである。例えば、非特許文献2では、OTN信号の送受信において符号化利得、処理遅延、冗長度が異なる複数種類のFECが定義されており、用途に見合ったものを選択することができる。
ここで、OTN信号の送受信においてFECは送信側と受信側とで同一のものを使用する必要がある。仮に送信側と受信側とでFEC種別が相違している場合、受信側で正常に誤り訂正がされなくなる。そして、受信側でFEC復号処理によって誤りが更に重畳され、信号が不通となる場合がある。そのため、OTN信号の送受信においてFEC種別の相違により伝送特性が劣化し信号が不通となった場合、不通の原因がFEC種別の相違によるものか、伝送路の故障等の問題によるものかの判別ができず、障害発生原因の切り分けに時間を要する。
FEC設定の不一致を回避する方法として、特許文献1に記載された伝送方法がある。この伝送方法によると、主信号のフレームを生成し、主信号に主信号の設定情報を含む制御信号を重畳して送信し、制御信号は、誤り訂正符号の種類を示す符号種別情報を含んでいる。
特開2015−002474号公報
ITU−T G.709/Y.1331 ITU−T G.975.1
特許文献1に記載された伝送方法によると、送信局及び受信局間において信号の種類の不一致を防止するために主信号に特別な制御信号を重畳している。そのため、この伝送における送受信システムでは、送信装置及び受信装置において特別な装置を用いる必要があり、既存の設備に適用するためには設備投資が膨大となる。
本発明は、既存のOTN設備において異種のFECを使用する装置が接続されていてもそれぞれのFEC種別を検出し、かつネットワークにおける故障をも検出できる受信装置、送受信装置、受信方法及び送受信方法を提供することを目的とする。
本発明の一態様は、OTN(Optical Transport Network)における受信装置であって、
送信された信号を受信してフレームを同期検出するOTU(Optical channel Transport Unit)フレーム検出部と、
同期検出されたフレームに対してFEC(Forward Error Correction)復号処理を行いOTU(Optical channel Transport Unit)フレームを出力するFEC復号部と、
前記OTUフレーム検出部で検出された前記OTUフレーム内のFAS(Frame Alignment Signal)の第1のビット誤り数を検出する第1のFAS誤り検出部と、
前記FEC復号部で誤り訂正された前記OTUフレーム内のFASの第2のビット誤り数を検出する第2のFAS誤り検出部と、
前記第1のビット誤り数に基づいて計算されたビット誤り率がFECによる訂正可能なビット誤り率を超過しているか否かを判定し、前記ビット誤り率が所定の閾値より小さい場合、前記第2のビット誤り数に基づいてFEC種別の一致を判定する信号状態判定部と、を有する。
本発明の一態様は、OTN(Optical Transport Network)における送受信装置であって、
送信された信号を受信してフレームを同期検出するOTU(Optical channel Transport Unit)フレーム検出部と、
同期検出されたフレームに対してFEC(Forward Error Correction)復号処理を行いOTU(Optical channel Transport Unit)フレームを出力するFEC復号部と、
前記OTUフレーム検出部で検出された前記OTUフレーム内のFAS(Frame Alignment Signal)の第1のビット誤り数を検出する第1のFAS誤り検出部と、
前記FEC復号部で誤り訂正された前記OTUフレーム内のFASの第2のビット誤り数を検出する第2のFAS誤り検出部と、
前記第1のビット誤り数に基づいて計算されたビット誤り率がFECによる訂正可能なビット誤り率を超過しているか否かを判定し、前記ビット誤り率が所定の閾値より小さい場合、前記第2のビット誤り数に基づいてFEC種別の一致を判定する信号状態判定部と、
前記信号状態判定部の判定に基づいて前記FEC復号部における前記FEC種別の設定を変更するFEC設定部と、
前記FEC設定部による前記FEC種別の設定の変更に連動して変更されたFEC種別により信号を送信する送信部と、を有する。
本発明の一態様は、OTN(Optical Transport Network)における受信方法であって、
送信された信号を受信してフレームを同期検出するステップと、
同期検出されたフレームに対してFEC(Forward Error Correction)復号処理を行いOTU(Optical channel Transport Unit)フレームを出力するステップと、
検出された前記OTUフレーム内のFAS(Frame Alignment Signal)の第1のビット誤り数を検出するステップと、
誤り訂正された前記OTUフレーム内のFASの第2のビット誤り数を検出するステップと、
前記第1のビット誤り数に基づいて計算されたビット誤り率がFECによる訂正可能なビット誤り率を超過しているか否かを判定し、前記ビット誤り率が所定の閾値より小さい場合、前記第2のビット誤り数に基づいてFEC種別の一致を判定するステップと、を有する処理をコンピュータに実行させる。
本発明の一態様は、OTN(Optical Transport Network)における送受信方法であって、
送信された信号を受信してフレームを同期検出するステップと、
同期検出されたフレームに対してFEC復号処理を行いOTU(Optical channel Transport Unit)フレームを出力するステップと、
検出された前記OTUフレーム内のFAS(Frame Alignment Signal)の第1のビット誤り数を検出するステップと、
誤り訂正された前記OTUフレーム内のFASの第2のビット誤り数を検出するステップと、
前記第1のビット誤り数に基づいて計算されたビット誤り率がFECによる訂正可能なビット誤り率を超過しているか否かを判定し、前記ビット誤り率が所定の閾値より小さい場合、前記第2のビット誤り数に基づいてFEC種別の一致を判定するステップと、
前記判定に基づいて前記FEC種別の設定を変更するFEC設定部と、
前記FEC種別の設定の変更に連動して変更されたFEC種別により信号を送信するステップと、を有する処理をコンピュータに実行させる。
本発明の一態様は、ネットワークまたは回路に接続された受信装置であって、
FEC符号化された信号を受信してフレームまたは符号語を同期用の固定パターンをもとに同期検出する同期検出部と、
同期検出されたフレームまたは符号語に対してFEC復号処理を行いフレームまたは符号語を出力するFEC復号部と、
前記同期検出部で検出された前記フレームまたは前記符号語内の同期用の固定パターンの第1のビット誤り数を検出する第1の同期パターン誤り検出部と、
前記FEC復号部で誤り訂正された前記フレームまたは前記符号語内の同期用の固定パターンの第2のビット誤り数を検出する第2の同期パターン誤り検出部と、
前記第1のビット誤り数に基づいて計算されたビット誤り率がFECによる訂正可能なビット誤り率を超過しているか否かを判定し、前記ビット誤り率が所定の閾値より小さい場合、前記第2のビット誤り数に基づいてFEC種別の一致を判定する信号状態判定部と、を有する。
本発明の一態様は、ネットワークまたは回路に接続された受信装置の受信方法であって、
FEC符号化された信号を受信してフレームまたは符号語を同期用の固定パターンをもとに同期検出するステップと、
同期検出されたフレームまたは符号語に対してFEC復号処理を行いフレームまたは符号語を出力するステップと、
検出された前記フレームまたは前記符号語内の同期用の固定パターンの第1のビット誤り数を検出すステップと、
誤り訂正された前記フレームまたは前記符号語内の同期用の固定パターンの第2のビット誤り数を検出するステップと、
前記第1のビット誤り数に基づいて計算されたビット誤り率がFECによる訂正可能なビット誤り率を超過しているか否かを判定し、前記ビット誤り率が所定の閾値より小さい場合、前記第2のビット誤り数に基づいてFEC種別の一致を判定するステップと、を有する処理をコンピュータに実行させる。
本発明にかかる受信装置、送受信装置、受信方法及び送受信方法によると、既存のOTN設備において異種のFECを使用する装置が接続されていてもそれぞれのFEC種別を検出し、かつネットワークにおける故障をも検出できる。
一般的なOTN送受信システムの構成を示すブロック図である。 送信されるOTUフレームの構成を示す図である。 一般的なOTN送信装置及び受信装置の問題点を示す図である。 第1実施形態にかかる受信装置の構成を示すブロック図である。 受信装置の動作を説明するフローチャートである。 第2実施形態にかかる送受信装置の構成を示すブロック図である。
[第1実施形態]
以下、図面を参照しつつ、本発明の実施の形態について説明する。先ず、一般的なOTN送信・受信装置の装置構成及びその問題について説明する。
図1に示されるように、一般的なOTN送受信システム100は、クライアント信号を入力してOTN信号を送信するOTN送信装置1と、伝送路30を介してOTN送信装置1に接続されOTN信号を受信してクライアント信号を出力するOTN受信装置2とからなる。
OTN送信装置1は、上流側に接続されたOTU(Optical channel Transport Unit)フレーム生成部11と、OTUフレーム生成部11に接続されたFEC符号化部12とからなる。FEC符号化部12は、下流側で伝送路3に接続されている。OTN送信装置1のOTUフレーム生成部11では、入力されたクライアント信号をOTUフレームへ収容する。FEC符号化部12ではOTUフレーム生成部11にて生成されたOTUフレームにFECを付加する機能を持つ。OTUフレームは、オーバーヘッド部分とペイロード部分とFEC部分とからなり、オーバーヘッド部分にフレーム同期用の固定パターンFAS(Frame Alignment Signal)とSM(Section Monitoring)が定義されている(図2参照)。
OTN受信装置2は、上流側が伝送路3に接続されたOTUフレーム検出部21と、OTUフレーム検出部21に接続されたFEC復号部22と、FEC復号部22に接続されたOTUフレーム処理部23とからなる。OTN受信装置2のOTUフレーム検出部21では、フレーム同期用の固定パターンであるFASを使用して、フレーム同期検出を行う。
FEC復号部22では同期検出したフレームに対し、FEC復号処理を行う。これにより伝送路3にて発生したビット誤りを訂正することが可能である。またFEC復号部22は、FEC訂正ビット数および訂正不可シンボル数の算出を行う。OTUフレーム処理部23は、FEC復号部22から出力されたOTUフレームからクライアント信号を抽出し、出力する。また、OTUフレームにはSM(Section Monitoring)オーバーヘッドが定義されている(図2参照)。これにより、OTUフレーム処理部23は、本オーバーヘッド中のTTI(Trail Trace Identifier)を使用し、接続元及び接続先の確認を行うことができる。
ここで、この既存のOTN送信・受信装置での問題について説明する。上述したように、OTNで使用されるFECは複数の種類があり、OTN送信装置1とOTN受信装置2は同種のFECを使用しなければならない。
図3に示されるように、OTN送信装置1とOTN受信装置2A,2B,2Cで構成されたネットワークを例に説明する。OTN送信・受信装置200は、複数のOTN受信装置2A,2B,2Cは、伝送路3を分岐するROADM(reconfigurable optical add/drop multiplexer)装置4を介してOTN送信装置1に接続されている。OTN送信装置1とROADM装置4の間は伝送路3で接続されており、ROADM装置4とOTN受信装置2A,2B,2Cとの間はそれぞれ伝送路3A,3B,3Cで接続されている。ROADM装置4は光スイッチング機能を具備し、OTN送信装置1の接続先をOTN受信装置2A、OTN受信装置2BもしくはOTN受信装置2Cから選択する。
なおOTN送信装置1とOTN受信装置2A,2CはG.709 FECを使用し、OTN受信装置2BはG.975.1 I.4 FECを使用しているものとする。例えば、伝送路3Cに障害が発生した場合を考える。このとき、OTN送信装置1とOTN受信装置2Cを接続した場合、OTN受信装置2C装置のビット誤り率はG.709 FECの誤り訂正可能な範囲を超えるものとする。ここで、A:OTN送信装置1とOTN受信装置2Aを接続した場合の動作とB:OTN送信装置1とOTN受信装置2Bを接続した場合の動作とC:OTN送信装置1とOTN受信装置2Cを接続した場合の動作をそれぞれ考える。
A:OTN送信装置1とOTN受信装置2Aを接続した場合
この場合、送信装置・受信装置ともにG.709 FECを使用しており、伝送路中のビット誤りを訂正することができる。この状態では信号の導通や、前述のTTIによる接続元・接続先の確認を行うことが可能である。
B:OTN送信装置1とOTN受信装置2Bを接続した場合
OTN送信装置1と受信装置2Bでは異種のFECが設定されているため、伝送路3,3Bを伝送することによるビット誤り率劣化を回復できないばかりか、FEC復号部22のFEC復号処理にてさらに誤りが重畳され、その結果、信号が不通となる。また、OTUフレームには種々のオーバーヘッドが用意されているが、この場合は上記のようにFEC復号による誤りが重畳されるため、使用することができない。
C:OTN送信装置1とOTN受信装置2Cを接続した場合
この場合、FEC種別は一致しているものの、前述のように伝送路3Cの障害によるビット誤り率劣化が、FEC復号により訂正可能な範囲を超過しており、信号は不通となる。
このように、OTNでは異種のFECを使用する装置が接続された場合の検出手段が用意されていないため、前述のBとCの場合、信号が不通となっている原因が伝送路等の要因によるものか、FEC種別の相違によるものかの判別ができない場合がある。
[第1実施形態]
次に、図面を参照しつつ、本発明のOTN受信装置に係る実施形態について説明する。
図4に示されるように、OTN受信装置20は、上述のOTN受信装置2(図1参照)に構成要素(FAS誤り検出部31a,31b及び信号状態判定部32)を追加したものである。具体的には、OTN受信装置20は、伝送路3から入力された信号のフレーム同期を行うOTUフレーム検出部21と、OTUフレーム検出部21から出力された信号のFEC復号処理を行うFEC復号部22と、FEC復号された信号の処理を行うOTUフレーム処理部23とを有する。OTUフレーム検出部21とFEC復号部22との間には、(第1の)FAS誤り検出部31aが接続されている。FEC復号部22とOTUフレーム処理部23との間には、(第2の)FAS誤り検出部31bが接続されている。FAS誤り検出部31aとFAS誤り検出部31bとは、信号状態判定部32に接続されている。
FAS誤り検出部31aは、OTUフレーム検出部21から出力された信号のFAS信号中の誤り数を算出する。FAS誤り検出部31bは、FEC復号後のFAS信号中の誤り数を算出する。信号状態判定部32は、FAS誤り検出部31a,31bで算出した(第1及び第2の)ビット誤り数a,bを元に信号の状態を判定する。
次に、OTN受信装置20の動作について説明する。伝送路3から受信した信号に対し、OTUフレーム検出部21にて、フレーム同期を検出する。フレーム同期されたOTU信号は、FEC復号部22およびFAS誤り検出部31aへ送出される。FEC復号部22ではFEC復号処理を行い、誤り訂正された信号をOTUフレーム処理部23およびFAS誤り検出部31bへ送出する。
FAS誤り検出部31aおよび31bは、期待されるFASパターンと受信したOTUフレームのFASを比較し、ビット誤り数を信号状態判定部32へ送出する。例として、期待されるFASパターンが”F6F6F6282828h”であったときに、受信したOTUフレームのFASが”E6F6F6282828h”であった場合を考える。この場合、ビット誤り数は1ビットである。信号状態判定部32では、FAS誤り検出部31aおよびFAS誤り検出部31bから送出されたFASビット誤り数から、FEC種別の一致・不一致およびビット誤り率超過を検出する。
ここで、FEC種別の一致とは、OTN送信装置1(図1参照)で使用しているFECの方式と、OTN受信装置2で使用しているFECの方式が一致していることを示す。そして、FEC種別の不一致とは、OTN送信装置1(図1参照)で使用しているFECの方式とOTN受信装置2で使用しているFECの方式が不一致となっていることを示す。またビット誤り率超過とは、伝送路3の状態またはOTN送信装置1の故障などのネットワークにおける故障の要因により、OTN受信装置2でのビット誤り率がFECによる訂正可能なビット誤り率を超過していることを示す。
図5に示されるように、信号状態判定部32は、まず、FAS誤り検出部31aから送出された(第1の)ビット誤り数aからビット誤り率αを計算し、予め定められた閾値と比較を行う(S100)。ここでビット誤り率αは以下の式で計算される。
ビット誤り率α = ビット誤り数a ÷ 同期パターンのビット数
なお、このビット誤り率は複数フレームのビット誤り数を元に算出してもよい。例えばN個のフレームのビット誤り数を元に算出する場合は以下の式で計算される。
ビット誤り率α = ビット誤り数a ÷ (同期パターンのビット数×N)
信号状態判定部32は、上記のビット誤り率αをあらかじめ設定した閾値と比較し、もしビット誤り率αが閾値以上の値であれば(S100:N)、ビット誤り率超過と判断する(S104)。このとき、信号状態判定部32は、伝送路3の状態またはOTN送信装置1の故障などの要因によるネットワークにおける故障と判定する。なお、この閾値はFEC復号部22で使用するFEC方式とFEC復号後の期待するビット誤り率を元に設定する。例えば、FEC復号部22にて非特許文献1で規定されているG.709 FECを使用し、FEC復号後のビット誤り率を1.0E-12とした場合を考える。
G.709 FECの出力ビット誤り率が1.0E-12となる入力ビット誤り率はおおよそ2.0E-4(非特許文献2 Figure I.7/G.975.1参照)であるため、閾値として2.0E-4を設定する。この閾値よりビット誤り率αが大きい場合は、FEC復号による誤り訂正の効果が期待できないため、ビット誤り率超過と判断する。閾値よりビット誤り率αが小さい場合は(S100:Y)、FEC種別の一致・不一致を判定するための処理を行う(S101)。
次に、信号状態判定部32は、FAS誤り検出部31bから送出されたビット誤り数bが0であった場合(S101:N)、FEC復号が正常に行われたものとし、FEC種別が一致したと判断する(S103)。信号状態判定部32は、ビット誤り数bが0より大きい場合(S101:Y)、誤り訂正可能なビット誤り率であるにも関わらず、誤り訂正ができないことから、FEC種別の不一致と判断する(S102)。なお、FEC種別の一致・不一致検出の精度を高めるため、ビット誤り率αとビット誤り数bの判定を複数のOTUフレームにまたがって行ってもよい。
また本発明は、フレーム同期パターンもしくは符号語同期パターンを持ち、かつこの同期パターンを含めたFEC訂正機能を有する信号であれば、OTN以外の信号にも適用することができる。この場合の受信装置は、ネットワークまたは回路に接続されるよう構成され、上記のOTUフレーム検出部21は、FEC符号化された信号を受信してフレームまたは符号語を同期用の固定パターンをもとに同期検出する同期検出部として構成してもよい。
そして、FEC復号部22は、同期検出されたフレームまたは符号語に対してFEC復号処理を行いフレームまたは符号語を出力するように構成してもよい。そして、FAS誤り検出部(第1の誤り検出部)31aは、前記同期検出部で検出された前記フレームまたは符号語内の同期用の固定パターンの第1のビット誤り数を検出する第1の同期パターン誤り検出部として構成してもよい。そして、FAS誤り検出部(第2の誤り検出部)31bは、FEC復号部で誤り訂正された前記フレームまたは符号語内の同期用の固定パターンの第2のビット誤り数を検出する第2の同期パターン誤り検出部として構成してもよい。
上述したようにOTN受信装置20によると、受信信号を判定することにより、OTN送信装置1で使用しているFEC種別とOTN受信装置2で使用しているFEC種別とが一致しているか否かを検出することができる。また、OTN受信装置20によると、伝送路3の状態またはOTN送信装置1の故障などのネットワークにおける故障を検出することができる。これにより、OTN受信装置20によると、既存のOTN設備において異種のFECを使用する装置が接続されていてもそれぞれのFEC種別を検出することができる。
[第2実施形態]
なお、本発明は上記第1実施形態に限られたものではなく、趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更することが可能である。例えば、OTN受信装置20に更なる構成を追加して送受信装置を構成してもよい。本実施形態では、上記と同一の構成要素については同一の名称及び符号を用い、同様の説明については適宜省略する。
図6に示されるように、送受信装置30は、OTN受信装置20に受信装置20で検出したFEC不一致判定を元に動作を行うFEC設定部33と、FEC設定部33のFEC設定により信号を送信するOTN送信部(送信装置)1とを更に有する。FEC設定部33は信号状態判定部32で検出したFEC一致・不一致の結果を元に、FEC復号部22のFEC設定変更を行う。例えば、上述のように信号状態判定部32でFECの不一致を検出した場合を考える。この場合、FEC設定部33は、FEC復号部22へFEC方式変更の設定を行う。
FEC設定部33は、FEC方式変更の設定後、FEC不一致検出結果を確認し、もしFEC方式の一致を確認できれば処理を終了する。FEC設定部33は、もしFEC方式変更後に信号状態判定部32でFEC不一致が検出された場合、再度FEC方式変更設定を行う。FEC設定部33は、信号状態判定部32でFECの一致を検出するまで同様の処理を続ける。
上述したように送受信装置30によると、このような処理を行うことで受信装置のFEC種別の自動選択を行うことが可能となる。また、送受信装置30によると、上記の処理によりFEC方式の自動選択の結果を元にFEC設定部33からOTN送信部1のFEC符号化部12へFEC方式変更の設定を行うことができる。即ち、OTN送信部1は、FEC設定部33によるFEC種別の設定の変更に連動して変更されたFEC種別により信号を送信する。これにより、送受信装置30を送信側及び受信側に配置して送受信システムを構成した場合、いずれかの送受信装置30がFEC符号化部12においてFEC方式変更を行うことで、対向する局でもFEC方式を一致させることができる。
上記のFEC設定部33は、第1実施形態のOTN受信装置20のみに追加してもよく、OTN受信装置20においてFEC復号部22へFEC方式変更の設定を行うように構成してもよい。
上述の実施形態では、本発明をハードウェアの構成として説明したが、本発明は、これに限定されるものではない。本発明は、任意の処理を、DSP(Digital Signal Processing)により処理することにより実現することも可能で、DSP(Digital Signal Processor)上でプログラムを実行させ、FPGA(Field Programmable Gate Array)やASIC(Application Specific Integrated Circuit)上で構成した論理回路で実行することにより実現することができる。
プログラムは、様々なタイプの非一時的なコンピュータ可読媒体(non-transitory computer readable medium)を用いて格納され、コンピュータに供給することができる。非一時的なコンピュータ可読媒体は、様々なタイプの実体のある記録媒体(tangible storage medium)を含む。非一時的なコンピュータ可読媒体の例は、磁気記録媒体(例えばフレキシブルディスク、磁気テープ、ハードディスクドライブ)、光磁気記録媒体(例えば光磁気ディスク)、CD−ROM(Read Only Memory)、CD−R、CD−R/W、半導体メモリ(例えば、マスクROM、PROM(Programmable ROM)、EPROM(Erasable PROM)、フラッシュROM、RAM(random access memory))を含む。また、プログラムは、様々なタイプの一時的なコンピュータ可読媒体(transitory computer readable medium)によってコンピュータに供給されてもよい。一時的なコンピュータ可読媒体の例は、電気信号、光信号、及び電磁波を含む。一時的なコンピュータ可読媒体は、電線及び光ファイバ等の有線通信路、又は無線通信路を介して、プログラムをコンピュータに供給できる。
以上、実施の形態を参照して本願発明を説明したが、本願発明は上記によって限定されるものではない。本願発明の構成や詳細には、発明のスコープ内で当業者が理解し得る様々な変更をすることができる。
例えば、上記の実施形態の一部又は全部は、以下の付記のようにも記載されうるが、以下には限られない。
(付記1)
OTN(Optical Transport Network)における受信装置であって、
送信された信号を受信してフレームを同期検出するOTU(Optical channel Transport Unit)フレーム検出部と、
同期検出されたフレームに対してFEC(Forward Error Correction)復号処理を行いOTUフレームを出力するFEC復号部と、
前記OTUフレーム検出部で検出された前記OTUフレーム内のFAS(Frame Alignment Signal)の第1のビット誤り数を検出する第1のFAS誤り検出部と、
前記FEC復号部で誤り訂正された前記OTUフレーム内のFASの第2のビット誤り数を検出する第2のFAS誤り検出部と、
前記第1のビット誤り数に基づいて計算されたビット誤り率がFECによる訂正可能なビット誤り率を超過しているか否かを判定し、前記ビット誤り率が所定の閾値より小さい場合、前記第2のビット誤り数に基づいてFEC種別の一致を判定する信号状態判定部と、を有する、
受信装置。
(付記2)
前記信号状態判定部は、前記第2のビット誤り数が0の場合にFEC種別が一致したと判断し、0より大きい場合にFEC種別が不一致と判定する、
付記1に記載の受信装置。
(付記3)
前記信号状態判定部は、前記ビット誤り率が前記所定の閾値以上の場合、ネットワークにおける故障と判定する、
付記1または2に記載の受信装置。
(付記4)
前記信号状態判定部の判定に基づいて前記FEC復号部における前記FEC種別の設定を変更するFEC設定部を有する付記1〜3いずれか1項に記載の受信装置。
(付記5)
OTNにおける送受信装置であって、
送信された信号を受信してフレームを同期検出するOTUフレーム検出部と、
同期検出されたフレームに対してFEC復号処理を行いOTUフレームを出力するFEC復号部と、
前記OTUフレーム検出部で検出された前記OTUフレーム内のFASの第1のビット誤り数を検出する第1のFAS誤り検出部と、
前記FEC復号部で誤り訂正された前記OTUフレーム内のFASの第2のビット誤り数を検出する第2のFAS誤り検出部と、
前記第1のビット誤り数に基づいて計算されたビット誤り率がFECによる訂正可能なビット誤り率を超過しているか否かを判定し、前記ビット誤り率が所定の閾値より小さい場合、前記第2のビット誤り数に基づいてFEC種別の一致を判定する信号状態判定部と、
前記信号状態判定部の判定に基づいて前記FEC復号部における前記FEC種別の設定を変更するFEC設定部と、
前記FEC設定部による前記FEC種別の設定の変更に連動して変更されたFEC種別により信号を送信する送信部と、を有する、
送受信装置。
(付記6)
前記信号状態判定部は、前記第2のビット誤り数が0の場合にFEC種別が一致したと判断し、0より大きい場合にFEC種別が不一致と判定する、
付記5に記載の送受信装置。
(付記7)
前記信号状態判定部は、前記ビット誤り率が前記所定の閾値以上の場合、ネットワークにおける故障と判定する、
付記5または6に記載の送受信装置。
(付記8)
OTNにおける受信方法であって、
送信された信号を受信してフレームを同期検出するステップと、
同期検出されたフレームに対してFEC復号処理を行いOTUフレームを出力するステップと、
検出された前記OTUフレーム内のFASの第1のビット誤り数を検出するステップと、
誤り訂正された前記OTUフレーム内のFASの第2のビット誤り数を検出するステップと、
前記第1のビット誤り数に基づいて計算されたビット誤り率がFECによる訂正可能なビット誤り率を超過しているか否かを判定し、前記ビット誤り率が所定の閾値より小さい場合、前記第2のビット誤り数に基づいてFEC種別の一致を判定するステップと、を有する処理をコンピュータに実行させる受信方法。
(付記9)
前記FEC種別の一致を判定するステップは、前記第2のビット誤り数が0の場合にFEC種別が一致したと判断し、0より大きい場合にFEC種別が不一致と判定する、
付記8に記載の受信方法。
(付記10)
前記FEC種別の一致を判定するステップは、前記ビット誤り率が前記所定の閾値以上の場合、ネットワークにおける故障と判定する、
付記8または9に記載の受信方法。
(付記11)
前記FEC種別の一致を判定するステップの判定に基づいて前記FEC種別の設定を変更するステップを更に有する付記8〜10いずれか1項に記載の受信方法。
(付記12)
OTNにおける送受信方法であって、
送信された信号を受信してフレームを同期検出するステップと、
同期検出されたフレームに対してFEC復号処理を行いOTUフレームを出力するステップと、
検出された前記OTUフレーム内のFASの第1のビット誤り数を検出するステップと、
誤り訂正された前記OTUフレーム内のFASの第2のビット誤り数を検出するステップと、
前記第1のビット誤り数に基づいて計算されたビット誤り率がFECによる訂正可能なビット誤り率を超過しているか否かを判定し、前記ビット誤り率が所定の閾値より小さい場合、前記第2のビット誤り数に基づいてFEC種別の一致を判定するステップと、
前記判定に基づいて前記FEC種別の設定を変更するステップと、
前記FEC種別の設定の変更に連動して変更されたFEC種別により信号を送信するステップと、を有する処理をコンピュータに実行させる送受信方法。
(付記13)
前記FEC種別の一致を判定するステップは、前記第2のビット誤り数が0の場合にFEC種別が一致したと判断し、0より大きい場合にFEC種別が不一致と判定する、
付記12に記載の送受信方法。
(付記14)
前記FEC種別の一致を判定するステップは、前記ビット誤り率が前記所定の閾値以上の場合、ネットワークにおける故障と判定する、
付記12または13に記載の送受信方法。
(付記15)
ネットワークまたは回路に接続された受信装置であって、
FEC符号化された信号を受信してフレームまたは符号語を同期用の固定パターンをもとに同期検出する同期検出部と、
同期検出されたフレームまたは符号語に対してFEC復号処理を行いフレームまたは符号語を出力するFEC復号部と、
前記同期検出部で検出された前記フレームまたは前記符号語内の同期用の固定パターンの第1のビット誤り数を検出する第1の同期パターン誤り検出部と、
前記FEC復号部で誤り訂正された前記フレームまたは前記符号語内の同期用の固定パターンの第2のビット誤り数を検出する第2の同期パターン誤り検出部と、
前記第1のビット誤り数に基づいて計算されたビット誤り率がFECによる訂正可能なビット誤り率を超過しているか否かを判定し、前記ビット誤り率が所定の閾値より小さい場合、前記第2のビット誤り数に基づいてFEC種別の一致を判定する信号状態判定部と、を有する、
受信装置。
(付記16)
前記信号状態判定部は、前記第2のビット誤り数が0の場合にFEC種別が一致したと判断し、0より大きい場合にFEC種別が不一致と判定する、
付記15に記載の受信装置。
(付記17)
前記信号状態判定部は、前記ビット誤り率が前記所定の閾値以上の場合、ネットワークにおける故障と判定する、
付記15または16に記載の受信装置。
(付記18)
前記信号状態判定部の判定に基づいて前記FEC復号部における前記FEC種別の設定を変更するFEC設定部を有する付記16〜17いずれか1項に記載の受信装置。
(付記19)
ネットワークまたは回路に接続された受信装置の受信方法であって、
FEC符号化された信号を受信してフレームまたは符号語を同期用の固定パターンをもとに同期検出するステップと、
同期検出されたフレームまたは符号語に対してFEC復号処理を行いフレームまたは符号語を出力するステップと、
検出された前記フレームまたは前記符号語内の同期用の固定パターンの第1のビット誤り数を検出すステップと、
誤り訂正された前記フレームまたは前記符号語内の同期用の固定パターンの第2のビット誤り数を検出するステップと、
前記第1のビット誤り数に基づいて計算されたビット誤り率がFECによる訂正可能なビット誤り率を超過しているか否かを判定し、前記ビット誤り率が所定の閾値より小さい場合、前記第2のビット誤り数に基づいてFEC種別の一致を判定するステップと、を有する処理をコンピュータに実行させる受信方法。
(付記20)
前記FEC種別の一致を判定するステップは、前記第2のビット誤り数が0の場合にFEC種別が一致したと判断し、0より大きい場合にFEC種別が不一致と判定する、
付記19に記載の受信方法。
(付記21)
前記FEC種別の一致を判定するステップは、前記ビット誤り率が前記所定の閾値以上の場合、ネットワークにおける故障と判定する、
付記19または20に記載の受信方法。
(付記22)
前記FEC種別の一致を判定するステップの判定に基づいて前記FEC種別の設定を変更するステップを更に有する付記19〜21いずれか1項に記載の受信方法。
1 送信装置
2 受信装置
2A,2B,2C 受信装置
3 伝送路
3A,3B,3C 伝送路
4 ROADM装置
11 OTUフレーム生成部
12 FEC符号化部
20 OTN受信装置
21 OTUフレーム検出部
22 FEC復号部
23 OTUフレーム処理部
30 送受信装置
31a (第1の)FAS誤り検出部
31b (第2の)FAS誤り検出部
32 信号状態判定部
33 FEC設定部
100 送受信システム

Claims (10)

  1. OTN(Optical Transport Network)における受信装置であって、
    送信された信号を受信してフレームを同期検出するOTU(Optical channel Transport Unit)フレーム検出部と、
    同期検出されたフレームに対してFEC(Forward Error Correction)復号処理を行いOTUフレームを出力するFEC復号部と、
    前記OTUフレーム検出部で検出された前記OTUフレーム内のFAS(Frame Alignment Signal)の第1のビット誤り数を検出する第1のFAS誤り検出部と、
    前記FEC復号部で誤り訂正された前記OTUフレーム内のFASの第2のビット誤り数を検出する第2のFAS誤り検出部と、
    前記第1のビット誤り数に基づいて計算されたビット誤り率がFECによる訂正可能なビット誤り率を超過しているか否かを判定し、前記ビット誤り率が所定の閾値より小さい場合、前記第2のビット誤り数に基づいてFEC種別の一致を判定する信号状態判定部と、を有する、
    受信装置。
  2. 前記信号状態判定部は、前記第2のビット誤り数が0の場合にFEC種別が一致したと判断し、0より大きい場合にFEC種別が不一致と判定する、
    請求項1に記載の受信装置。
  3. 前記信号状態判定部は、前記ビット誤り率が前記所定の閾値以上の場合、ネットワークにおける故障と判定する、
    請求項1または2に記載の受信装置。
  4. OTNにおける送受信装置であって、
    送信された信号を受信してフレームを同期検出するOTUフレーム検出部と、
    同期検出されたフレームに対してFEC復号処理を行いOTUフレームを出力するFEC復号部と、
    前記OTUフレーム検出部で検出された前記OTUフレーム内のFASの第1のビット誤り数を検出する第1のFAS誤り検出部と、
    前記FEC復号部で誤り訂正された前記OTUフレーム内のFASの第2のビット誤り数を検出する第2のFAS誤り検出部と、
    前記第1のビット誤り数に基づいて計算されたビット誤り率がFECによる訂正可能なビット誤り率を超過しているか否かを判定し、前記ビット誤り率が所定の閾値より小さい場合、前記第2のビット誤り数に基づいてFEC種別の一致を判定する信号状態判定部と、
    前記信号状態判定部の判定に基づいて前記FEC復号部における前記FEC種別の設定を変更するFEC設定部と、
    前記FEC設定部による前記FEC種別の設定の変更に連動して変更されたFEC種別により信号を送信する送信部と、を有する、
    送受信装置。
  5. 前記信号状態判定部は、前記第2のビット誤り数が0の場合にFEC種別が一致したと判断し、0より大きい場合にFEC種別が不一致と判定する、
    請求項4に記載の送受信装置。
  6. 前記信号状態判定部は、前記ビット誤り率が前記所定の閾値以上の場合、ネットワークにおける故障と判定する、
    請求項4または5に記載の送受信装置。
  7. OTNにおける受信方法であって、
    送信された信号を受信してフレームを同期検出するステップと、
    同期検出されたフレームに対してFEC復号処理を行いOTUフレームを出力するステップと、
    検出された前記OTUフレーム内のFASの第1のビット誤り数を検出するステップと、
    誤り訂正された前記OTUフレーム内のFASの第2のビット誤り数を検出するステップと、
    前記第1のビット誤り数に基づいて計算されたビット誤り率がFECによる訂正可能なビット誤り率を超過しているか否かを判定し、前記ビット誤り率が所定の閾値より小さい場合、前記第2のビット誤り数に基づいてFEC種別の一致を判定するステップと、を有する処理をコンピュータに実行させる受信方法。
  8. OTNにおける送受信方法であって、
    送信された信号を受信してフレームを同期検出するステップと、
    同期検出されたフレームに対してFEC復号処理を行いOTUフレームを出力するステップと、
    検出された前記OTUフレーム内のFASの第1のビット誤り数を検出するステップと、
    誤り訂正された前記OTUフレーム内のFASの第2のビット誤り数を検出するステップと、
    前記第1のビット誤り数に基づいて計算されたビット誤り率がFECによる訂正可能なビット誤り率を超過しているか否かを判定し、前記ビット誤り率が所定の閾値より小さい場合、前記第2のビット誤り数に基づいてFEC種別の一致を判定するステップと、
    前記判定に基づいて前記FEC種別の設定を変更するステップと、
    前記FEC種別の設定の変更に連動して変更されたFEC種別により信号を送信するステップと、を有する処理をコンピュータに実行させる送受信方法。
  9. ネットワークまたは回路に接続された受信装置であって、
    FEC符号化された信号を受信してフレームまたは符号語を同期用の固定パターンをもとに同期検出する同期検出部と、
    同期検出されたフレームまたは符号語に対してFEC復号処理を行いフレームまたは符号語を出力するFEC復号部と、
    前記同期検出部で検出された前記フレームまたは前記符号語内の同期用の固定パターンの第1のビット誤り数を検出する第1の同期パターン誤り検出部と、
    前記FEC復号部で誤り訂正された前記フレームまたは前記符号語内の同期用の固定パターンの第2のビット誤り数を検出する第2の同期パターン誤り検出部と、
    前記第1のビット誤り数に基づいて計算されたビット誤り率がFECによる訂正可能なビット誤り率を超過しているか否かを判定し、前記ビット誤り率が所定の閾値より小さい場合、前記第2のビット誤り数に基づいてFEC種別の一致を判定する信号状態判定部と、を有する、
    受信装置。
  10. ネットワークまたは回路に接続された受信装置の受信方法であって、
    FEC符号化された信号を受信してフレームまたは符号語を同期用の固定パターンをもとに同期検出するステップと、
    同期検出されたフレームまたは符号語に対してFEC復号処理を行いフレームまたは符号語を出力するステップと、
    検出された前記フレームまたは前記符号語内の同期用の固定パターンの第1のビット誤り数を検出すステップと、
    誤り訂正された前記フレームまたは前記符号語内の同期用の固定パターンの第2のビット誤り数を検出するステップと、
    前記第1のビット誤り数に基づいて計算されたビット誤り率がFECによる訂正可能なビット誤り率を超過しているか否かを判定し、前記ビット誤り率が所定の閾値より小さい場合、前記第2のビット誤り数に基づいてFEC種別の一致を判定するステップと、を有する処理をコンピュータに実行させる受信方法。
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