JP6416051B2 - 培養ユニット、及びそれを備えた培養装置 - Google Patents
培養ユニット、及びそれを備えた培養装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP6416051B2 JP6416051B2 JP2015147180A JP2015147180A JP6416051B2 JP 6416051 B2 JP6416051 B2 JP 6416051B2 JP 2015147180 A JP2015147180 A JP 2015147180A JP 2015147180 A JP2015147180 A JP 2015147180A JP 6416051 B2 JP6416051 B2 JP 6416051B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- control valve
- gas
- culture
- path
- container
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Landscapes
- Apparatus Associated With Microorganisms And Enzymes (AREA)
Description
上記培養ユニットにおいて、前記制御装置は操作装置によって遠隔操作されることが好ましい。
図2に示すように、まず、上記構成の培養装置10の初期動作として、密閉容器21内のガスの入れ替えが行われる。具体的には、制御装置60は、第1制御弁41が開弁状態となるとともに、第2制御弁42が第1切換位置に切り換えられ、第3制御弁43が閉弁状態となるとともに、第4制御弁44が閉弁状態となるように、第1制御弁41、第2制御弁42、第3制御弁43及び第4制御弁44の駆動を制御する。これにより、供給配管31から、脱酸素剤容器24内、接続配管32、第1供給口23a、第1内部配管231、第1排出口23b、供給側接続配管34、密閉容器21内、排出側接続配管35、第2供給口23c及び第2内部配管232を介して第2排出口23dに至る流通経路が形成される。なお、制御装置60の操作は、操作ボタン60bを用いて行ってもよいし、操作装置62を用いて恒温槽11外から遠隔操作してもよい。
(1)制御装置60は、酸素濃度検出センサ53により検出された酸素濃度に基づいて第1制御弁41、第2制御弁42、第3制御弁43及び第4制御弁44の駆動を制御することにより、恒温槽11内から密閉容器21内に供給され得るガスの経路を切り換える。密閉容器21内に供給されるガスは、脱酸素剤容器24を通過する際に、脱酸素剤24aに酸素が吸着されることにより、恒温槽11内のガスの酸素濃度よりも低い酸素濃度になる。したがって、培養ユニット20は、恒温槽11内のガスを、脱酸素剤24aを用いて単独で酸素濃度を調節して密閉容器21内に供給する。そして、上記構成の培養ユニット20を恒温槽11内に複数配置する。各培養ユニット20では、密閉容器21内のガスの酸素濃度が、それぞれ異なる酸素濃度となるように、制御装置60が第1制御弁41、第2制御弁42、第3制御弁43及び第4制御弁44の駆動を制御する。このように、各培養ユニット20を一つの恒温槽11内に配置することで、一つの恒温槽11を用いて、異なる酸素濃度の条件を同時に複数比較しながら、培養物22aの培養を行うことができる。また、従来技術のように、酸素濃度を調節するために、窒素ガスボンベを恒温槽11の外部に設置する必要が無いため、恒温槽11の外部に必要となる設置スペースを減らすことができ、さらには、恒温槽11の外部の配管又は配線等の接続作業を低減させることができる。
・ 実施形態において、供給側接続配管34及び排出側接続配管35が、制御ボックス23に対して着脱自在になっていなくてもよい。この場合、滅菌フィルター34a,35aが設けられていてもよいし、設けられていなくてもよい。
・ 実施形態において、第1制御弁41、第2制御弁42、第3制御弁43、第4制御弁44、及び制御装置60を駆動させるためにそれぞれに電力を供給する電源供給部が恒温槽11の外部に設けられており、電源供給部からそれぞれに電力を供給するための配線を配設するようにしてもよい。
・ 実施形態において、第2制御弁42は、第2内部配管232における第4内部配管234が接続された位置よりも第2排出口23d寄りに設けられていてもよい。そして、第2制御弁42は、第2内部配管232を開放する開弁状態と、第2内部配管232を閉鎖する閉弁状態とに切換可能になっていてもよい。要は、第2制御弁42は、排出経路72を開閉するものであればよい。なお、この場合、例えば、第1制御弁41を、第2循環経路74を開閉する第5制御弁としても機能させるために、第1供給経路71における脱酸素剤24aよりもガスの流れ方向の下流に設ける必要がある。又は、第2循環経路74に第5制御弁を別途設けてもよい。
・ 実施形態において、培養物22aは微生物であってもよい。
Claims (8)
- 内部のガスが所定の二酸化炭素濃度に調節された恒温槽内に配置される培養ユニットであって、
恒温槽内に配置され、培養物が入れられた培養容器を収容する密閉容器と、前記恒温槽内のガスに含まれる酸素を吸着する脱酸素剤を収容する脱酸素剤容器と、前記密閉容器と前記脱酸素剤容器との間に接続配管を介して接続される制御ボックスと、を備え、
前記制御ボックス内には、前記恒温槽内から前記密閉容器内に供給され得るガスの経路を構成する内部配管と、前記密閉容器内のガスの酸素濃度を検出する酸素濃度検出部と、前記酸素濃度検出部により検出された酸素濃度に基づいて、前記恒温槽内から前記密閉容器内に供給され得るガスの経路を切り換える制御装置と、が設けられており、
前記恒温槽内のガスを、前記脱酸素剤を用いて酸素濃度を調節して前記密閉容器内に供給することを特徴とする培養ユニット。 - 前記脱酸素剤容器を通過しつつ、前記恒温槽内のガスを前記密閉容器内に供給する第1供給経路と、
前記脱酸素剤容器を迂回しつつ、前記恒温槽内のガスを前記密閉容器内に供給する第2供給経路と、
前記脱酸素剤容器を迂回し、且つ前記酸素濃度検出部を通過しつつ、前記密閉容器内に供給され得るガスを循環させる第1循環経路と、
前記脱酸素剤容器を通過しつつ、前記密閉容器内に供給され得るガスを循環させる第2循環経路と、
前記密閉容器内のガスを前記恒温槽内へ排出する排出経路と、
前記第1供給経路を開閉する第1制御弁と、
前記排出経路を開閉する第2制御弁と、
前記第1循環経路を開閉する第3制御弁と、
前記第2供給経路を開閉する第4制御弁と、
前記第2循環経路を開閉する第5制御弁と、を備え、
前記制御装置は、前記酸素濃度検出部から検出された酸素濃度に基づいて前記第1制御弁、前記第2制御弁、前記第3制御弁、前記第4制御弁及び前記第5制御弁の駆動を制御することを特徴とする請求項1に記載の培養ユニット。 - 前記第1供給経路における前記脱酸素剤容器よりも前記ガスの流れ方向の上流には、前記脱酸素剤容器内の圧力が、前記恒温槽内の圧力に対して所定の圧力まで下がったときに開弁する逆止弁が設けられていることを特徴とする請求項2に記載の培養ユニット。
- 前記第1制御弁、前記第2制御弁、前記第3制御弁、前記第4制御弁、前記第5制御弁及び前記制御装置を駆動させるためにそれぞれに電力を供給するバッテリを備えたことを特徴とする請求項2又は請求項3に記載の培養ユニット。
- 前記制御ボックス内には、前記第1供給経路、前記第2供給経路、前記第1循環経路、前記第2循環経路、及び前記排出経路の一部を構成する内部配管が設けられており、
前記密閉容器には、前記排出経路以外の経路の一部を少なくとも構成する供給側接続配管と、前記第1供給経路及び前記第2供給経路以外の経路の一部を少なくとも構成する排出側接続配管とが設けられており、
前記供給側接続配管及び前記排出側接続配管は、前記内部配管に連通可能に前記制御ボックスに対して着脱自在に取り付けられていることを特徴とする請求項2〜請求項4のいずれか一項に記載の培養ユニット。 - 前記供給側接続配管及び前記排出側接続配管には、滅菌フィルター及び閉止部材の少なくとも一方が設けられていることを特徴とする請求項5に記載の培養ユニット。
- 前記制御装置は操作装置によって遠隔操作されることを特徴とする請求項1〜請求項6のいずれか一項に記載の培養ユニット。
- 内部のガスが所定の二酸化炭素濃度に調節された恒温槽を備えた培養装置であって、
請求項1〜請求項7のいずれか一項に記載の培養ユニットを前記恒温槽内に配置したことを特徴とする培養装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2015147180A JP6416051B2 (ja) | 2015-07-24 | 2015-07-24 | 培養ユニット、及びそれを備えた培養装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2015147180A JP6416051B2 (ja) | 2015-07-24 | 2015-07-24 | 培養ユニット、及びそれを備えた培養装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2017023088A JP2017023088A (ja) | 2017-02-02 |
JP6416051B2 true JP6416051B2 (ja) | 2018-10-31 |
Family
ID=57944735
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2015147180A Active JP6416051B2 (ja) | 2015-07-24 | 2015-07-24 | 培養ユニット、及びそれを備えた培養装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP6416051B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP6847431B2 (ja) * | 2019-06-20 | 2021-03-24 | ヤマト科学株式会社 | 成育装置 |
Family Cites Families (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6049791A (ja) * | 1983-08-31 | 1985-03-19 | Japan Storage Battery Co Ltd | 酸素濃度と炭酸ガス濃度とを制御し得る培養器 |
US5151347A (en) * | 1989-11-27 | 1992-09-29 | Martek Corporation | Closed photobioreactor and method of use |
JP2004242581A (ja) * | 2003-02-13 | 2004-09-02 | Makoto Kubota | 培養装置 |
JP2008054603A (ja) * | 2006-08-31 | 2008-03-13 | Shibuya Kogyo Co Ltd | 細胞培養装置 |
JP4973155B2 (ja) * | 2006-11-30 | 2012-07-11 | 三菱瓦斯化学株式会社 | 細胞培養用ガス濃度調節剤の気密性容器 |
JP2011160729A (ja) * | 2010-02-10 | 2011-08-25 | Airtech Japan Ltd | ガス条件を任意に変更可能とした組織培養装置 |
JP2012100547A (ja) * | 2010-11-08 | 2012-05-31 | Daicel Corp | 嫌気性微生物に気体資源を供給して有機物を生産するための方法及び装置 |
JP2015029461A (ja) * | 2013-08-02 | 2015-02-16 | 克昌 藤田 | 撮像装置 |
-
2015
- 2015-07-24 JP JP2015147180A patent/JP6416051B2/ja active Active
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2017023088A (ja) | 2017-02-02 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US9464265B2 (en) | Incubator for isolator | |
KR101291498B1 (ko) | 인큐베이터 | |
JP6271224B2 (ja) | インキュベータおよびインキュベータの除染方法 | |
US9180422B2 (en) | Isolator | |
US8883085B2 (en) | Isolator | |
JP2011160729A (ja) | ガス条件を任意に変更可能とした組織培養装置 | |
JP2010124703A (ja) | 細胞培養装置 | |
JP6416051B2 (ja) | 培養ユニット、及びそれを備えた培養装置 | |
US9803168B2 (en) | Incubator | |
CA3097487A1 (en) | Disposable cartridge cooperating with a platform in a flexible system for handling and/or manipulating fluids | |
CN104109631A (zh) | 一种微藻培养反应器 | |
CN210506378U (zh) | 一种细胞转运箱 | |
CN202936419U (zh) | 微生物培养的压力、温度控制系统 | |
JP2017063618A (ja) | インキュベータ | |
JP2017063617A (ja) | 培養装置 | |
JP2005229843A (ja) | ガス分圧調節装置、培養装置及び培養方法 | |
JP2018148846A (ja) | 培養容器運搬装置 | |
CN204529875U (zh) | 一种微生物菌自动培养投加器 | |
WO2023279209A1 (en) | Seaweed bioreactor apparatus, methods, and systems | |
KR20150120669A (ko) | 다중 챔버로 이루어진 압력조절장치 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20170302 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20180115 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20180123 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20180326 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20180904 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20181003 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 6416051 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |