JP6415913B2 - ライン照明装置及び外観検査システム - Google Patents

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Description

本発明は、一方向に長いライン照明を行う際に用いて好適なライン照明装置及びこのライン照明装置を用いた外観検査システムに関する。
一般に、検査対象面をリニアタイプの撮像装置により撮像し、検査対象面におけるキズ等の欠陥部分の存在有無を検査する欠陥検査システム(外観検査システム)は知られており、通常、撮像装置により撮像する部位を明るく照らして欠陥部分を顕在化させるための照明装置が付属している。
従来、この種の照明装置としては、撮像装置による撮像範囲に対応したエリアを照射するライン照明装置が知られており、例えば、特許文献1には、シリンドリカルレンズを使用することにより、ラインファイバ照明装置からの偏平状の光の内、x軸方向の成分光を標本にフォーカスさせ、y軸方向の成分光を標本にデフォーカスさせるようにした欠陥検査装置に備えるラインファイバ照明装置が開示され、また、特許文献2には、フィルムやシートなどの検査対象物を照明するための3台のライトガイドと、これらライトガイドの上方に配置され、検査対象物を載せるとともに、ライトガイドから出射された光を拡散する機能を備えた検査板と、3台のライトガイドを固定したステージとによって構成し、このステージを昇降機構によって上下方向に進退可動に昇降させるようにした照明装置が開示され、さらに、特許文献3には、複数の点光源がライン状に並べられ、各光源から照射される光の光軸が所定の点において交わるように各光源が配置され、かつ、所定の点が光検出手段から外れるように配置されるとともに、所定の点が光検出手段内の光集光手段を含む平面内であって光検出手段を中心とした周辺領域に存在するように配置させた欠陥検査装置に備えるライン状照射光源が開示されている。
特開平10−123060号公報 特開2007−285935号公報 特開2013−205332号公報
しかし、上述した従来におけるライン照明装置は、次のような解決すべき課題が存在した。
第一に、ライン照明を行う場合、広い放射角や集光レンズの影響により、照射対象面に対する照射角度がX方向(ライン方向Fx)とY方向(幅方向Fy)で異なり、画像の方向により見え方に差を生じてしまう。例えば、図17に示す従来のライン照明装置100により、格子状の黒パターンMpが表示された照射対象面102に対してライン照明を行った場合、ライン照射面102c上の黒パターンMpは、抽出拡大図に示すように、Y方向の見え方がX方向に対して薄く見えたり細く見えてしまう。この結果、欠陥検査システムのライン照明に使用した場合には、検査対象となる欠陥部分の形状やサイズが誤って認識される虞れがあった。なお、図17中、Cprは照射対象面102に照射される光を示している。
第二に、X方向とY方向における照射角度の異方性は、光学系の特性や配置、更には組合わせなどにより、技術的には解消することが可能であるが、例えば、外観検査システムに用いるライン照明を対象とした場合、照明装置のサイズアップ及びコストアップが無視できない。結局、サイズ的及びコスト的に不利にならず、高品質で均質性の高いライン照明を確保するとともに、明瞭で確実な検出機能を実現するのは容易でない。
本発明は、このような背景技術に存在する課題を解決したライン照明装置及び外観検査システムの提供を目的とするものである。
本発明に係るライン照明装置1は、上述した課題を解決するため、一方向に長いライン照明Cを行うライン照明装置を構成するに際して、一又は二以上の発光部3op…を有する光源部3oと、この光源部3oから出射した光Coを平行光Cpに変換する前段光学部4oと、この前段光学部4oから出射した平行光Cpを、各出射面12sf…がライン状となる複数の小光源部5s…に変換し、かつ当該複数の小光源部5s…を縦横マトリクス状に配して構成することにより多光源化する多光源化部5oと、各小光源部5s…から出射した各光Cps…を集光し、ライン照明Cに変換して照射対象面Sに照射する後段光学系6とを具備してなることを特徴とする。
一方、本発明に係る外観検査システム50は、上述した課題を解決するため、一方向に長いライン照明Cを照射対象面Sに対して行うライン照明装置1と、このライン照明装置1により照射された照射対象面Sをリニア撮像部52により撮像し、かつ画像処理部53による画像処理により照射対象面Sの外観検査を行う撮像装置51とを備える外観検査システムを構成するに際して、一又は二以上の発光部3op…を有する光源部3oと、この光源部3oから出射した光Coを平行光Cpに変換する前段光学部4oと、この前段光学部4oから出射した平行光Cpを、各出射面12sf…がライン状となる複数の小光源部5s…に変換し、かつ当該複数の小光源部5s…を縦横マトリクス状に配して構成することにより多光源化する多光源化部5oと、各小光源部5s…から出射した各光Cps…を集光し、ライン照明Cに変換して照射対象面Sに照射する後段光学系6とを有するライン照明装置1を備えてなることを特徴とする。
また、本発明は好適な態様により、光源部3oは、発光部3op…にLED11…を使用し、各LED11…をライン照明Cのライン方向Fxに沿って配することができる。なお、光源部3oは、異なる複数種類の発光部3op…,3pr…,3pg…,3pb…,3pi…,3pu…を選択して使用可能に構成することもできる。さらに、照射対象面Sにおけるライン照明Cの形状と多光源化部5oの各小光源部5s…から出射する各光Cps…の形状は、相似形状となるように設定できる。他方、多光源化部5oには、小光源部5s…となる複数のロッドレンズ部12s…を配したインテグレータレンズ12…を用いることができるとともに、このインテグレータレンズ12…は、複数のロッドレンズ部12s…をモールド成形により一体に形成することができる。この際、ロッドレンズ部12sは、出射面12sfにおける、ライン方向Fxの長さLxsを幅方向Fyの長さLysに対して5倍以上に設定することが望ましい。なお、後段光学系6には、追加する光学要素13fを保持する追加要素設置部13を設けることも可能である。
このような構成を有する本発明に係るライン照明装置1及び外観検査システム50によれば、次のような顕著な効果を奏する。
(1) ライン照明装置1は、発光部3op…を有する光源部3oと、この光源部3oから出射した光Coを平行光Cpに変換する前段光学部4oと、この前段光学部4oから出射した平行光Cpを、各出射面12sf…がライン状となる複数の小光源部5s…に変換し、かつ当該複数の小光源部5s…を縦横マトリクス状に配して構成することにより多光源化する多光源化部5oと、各小光源部5s…から出射した各光Cps…を集光し、ライン照明Cに変換して照射対象面Sに照射する後段光学系6とを具備して構成するため、X方向とY方向における照射角度の異方性を有効に解消できる。これにより、照射対象面SにおけるX方向とY方向の見え方に差を生じる不具合を解消でき、もって、高品質かつ均一性(均質性)の高いライン照明Cを確保できる。
(2) ライン照明装置1を、外観検査システム50におけるライン照明Cに使用した場合、明瞭で確実な検出機能を確保できる。これにより、欠陥部分の形状やサイズが誤って認識される不具合を解消できるとともに、信頼性の高い外観検査システム50を構築できる。
(3) 好適な態様により、光源部3oを構成するに際し、発光部3op…にLED11…を使用すれば、LEDの有する高指向性,低消費電力性,長寿命性,小型軽量性,点滅高速性等の各種メリットを享受できるため、特に、外観検査システム50にとって最適なライン照明装置1を構築できる。
(4) 好適な態様により、光源部3oは、異なる複数種類の発光部3op…,3pr…,3pg…,3pb…,3pi…,3pu…を選択可能に構成できる。この際、発光部3pr…の発色を選択可能にすれば、照明色の変更も容易に行えるとともに、照明色を変更してカラーカメラに準じた検査も容易に実施できるなど、照明色の観点から多様性(多機能性)を高めることができる。また、発光部3pi…の光波長を選択可能にすれば、目視検査ができないものであっても可視化により検査可能にできるなど、光波長の観点から多様性(多機能性)を高めることができる。
(5) 好適な態様により、照射対象面Sにおけるライン照明Cの形状と多光源化部5oの各小光源部5s…から出射する各光Cps…の形状を、相似形状となるように設定すれば、相似形となる各光Cps…を重畳させたライン照明Cを得ることができる。したがって、小傷等であってもクリアに見ることができ、明瞭で確実な検出機能を確保できるとともに、見落としが生じにくいため、信頼性及び安定性の高い外観検査システム50を実現できる。
(6) 好適な態様により、多光源化部5oとして、小光源部5s…となる複数のロッドレンズ部12s…を配したインテグレータレンズ12…を用いれば、多光源化を実現するに際し、少ない部品点数により容易かつ高品質に多光源化できるとともに、均質性の高いライン照明Cを生成する最も望ましい実施形態とすることができる。
(7) 好適な態様により、インテグレータレンズ12…を得るに際し、複数のロッドレンズ部12s…をモールド成形により一体に形成すれば、金型を用いたプラスチック成形法により容易かつ低コストに製作できるとともに、量産性にも優れる。
(8) 好適な態様により、ロッドレンズ部12sを設計するに際し、出射面12sfにおける、ライン方向Fxの長さLxsを幅方向Fyの長さLysに対して5倍以上に設定すれば、より細いライン照明Cが可能になるため、リニア撮像部52の撮像系に対して、よりマッチングさせることができる。この結果、無駄な照明部分をより少なくできる効率的なライン照明Cを行うことができる。
(9) 好適な態様により、後段光学系6に、追加する光学要素13fを保持する追加要素設置部13を設ければ、各種光学フィルタ等の光学要素13fを必要に応じて追加できるなど、拡張性及び多機能性に優れた照明装置として構築できる。
本発明の好適実施形態に係るライン照明装置を備える外観検査システムの全体を示す原理的構成図、 同ライン照明装置の内部構造を示す斜視図、 同ライン照明装置に備える光源ユニットの正面図、 同ライン照明装置に備える前段光学ユニットの正面図、 同ライン照明装置に備える多光源化ユニットの正面図、 同ライン照明装置に備えるインテグレータレンズの斜視図、 同ライン照明装置に備えるインテグレータレンズの部分(A−A線)拡大断面図を含む正面図、 同ライン照明装置を側面方向から見た原理構成図、 同ライン照明装置の変更例を示す内部構造図、 同ライン照明装置を透過方式の外観検査システムに用いた場合における概略構成図、 同ライン照明装置を反射方式の外観検査システムに用いた場合における概略構成図、 同ライン照明装置を用いた明視野測定時の作用説明図、 同ライン照明装置を用いた暗視野測定時の作用説明図、 同ライン照明装置の特徴的作用の説明図、 同ライン照明装置の他の特徴的作用の説明図、 同ライン照明装置の照明作用説明図、 従来の技術に係るライン照明装置の照明作用説明図、 本発明の変更実施形態に係るライン照明装置に備える光源ユニットの正面図、 本発明の他の変更実施形態に係るライン照明装置に備える光源ユニットの正面図、
次に、本発明に係る好適実施形態を挙げ、図面に基づき詳細に説明する。
まず、本実施形態に係るライン照明装置1の構成について、図1〜図9を参照して説明する。
ライン照明装置1において、21はキャビネットを示し、平坦かつ前後に長いベース盤21bとこのベース盤21bの上方を覆うカバー体21cからなる。カバー体21cは前後の端面部が開放されている。また、ベース盤21bの後端位置には後端板部22を配設し、この後端板部22の内面に光源ユニット3を取付けるとともに、この光源ユニット3の前方であって、ベース盤21b上には、図1及び図2に示すように、前段光学ユニット4,多光源化ユニット5,後段光学系6を、光軸方向Fs前方へ順次配設する。
光源ユニット3は、図3に示すように、複数の光源部、例示は、九つの光源部3a,3b,3c,3d,3e,3f,3g,3h,3iを備え、横方向(X方向)三列,縦方向(Y方向)三行となるように、マトリクス状に配する。そして、一つの光源部3a(他の光源部3b,3c…3iも同じ)は、四個のLED(発光ダイオード)11…を横方向に配列させるとともに、矩形基板23の面上に実装して構成する。なお、LED11…の色は白色である。使用するLEDとしては指向性の比較的高いタイプが望ましい。このように、光源ユニット3を構成するに際し、複数の光源部3a…を横方向及び縦方向にマトリクス状に配して構成すれば、各光源部3a…に対する選択使用或いは組合せ使用が可能になる。
各光源部3a…において、中央に位置する光源部3eが本実施形態(本発明)に係る光源部3oを構成する。したがって、光源部3oの発光部3op…はLED11…により構成し、四個のLED11…がライン照明Cのライン方向Fxに沿って配される。このように、光源部3o(3a…)を構成する発光部3op…にLED11…を用いれば、LEDの有する高指向性,低消費電力性,長寿命性,小型軽量性,点滅高速性等の各種メリットを享受できるため、特に、外観検査システム50にとって最適なライン照明装置1を構築できる利点がある。
一方、各光源部3a…から出射した光Co…は、前段光学ユニット4に入射する。前段光学ユニット4は、図4に示すように、各光源部3a,3b…から出射した光Co…をそれぞれ透過させるとともに、ユニットフレーム24に支持される複数(例示は九つ)のコリメータレンズ部4a,4b,4c,4d,4e,4f,4g,4h,4iを備える。したがって、各コリメータレンズ部4a…は各光源部3a…に対応した位置に配する。中央に位置するコリメータレンズ部4e(他のコリメータレンズ部4a…4d及び4f…4iも同じ)は、図1及び図8に示すように、前後に配した一対のコリメータレンズ4ep,4eqにより構成し、透過する光に対する前段の光学調整、即ち、光源部3e…からの光が平行光Cp…となるように調整(変換)する機能を備える。中央に位置するコリメータレンズ部4eが本実施形態(本発明)に係る前段光学部4oを構成する。
他方、各コリメータレンズ部4a…から出射した平行光Cp…は、多光源化ユニット5に入射する。多光源化ユニット5は、図5に示すように、ユニットフレーム25に支持される複数(例示は九つ)の多光源化ブロック5a,5b,5c,5d,5e,5f,5g,5h,5iを備える。したがって、各多光源化ブロック5a…は、各コリメータレンズ部4a…に対応した位置に配する。中央に位置する多光源化ブロック5e(他の多光源化ブロック5a…5d及び5f…5iも同じ)は、コリメータレンズ部4eから出射した平行光Cpを複数の小光源部5s…に変換して多光源化する機能を備える。
この場合、中央に位置する多光源化ブロック5eが本実施形態(本発明)に係る多光源化部5oを構成する。多光源化部5oは、図1及び図8に示すように、前後に配した一対のインテグレータレンズ12,12を用いて構成する。一つのインテグレータレンズ12を図6及び図7に示す。このインテグレータレンズ12は、各入射面(又は出射面)12sfがライン状の小光源部5os…となる複数のロッドレンズ部12s…を縦横マトリクス状に配して構成したものである。多光源化部5oとして、このようなインテグレータレンズ12…を用いれば、多光源化を実現するに際し、少ない部品点数により容易かつ高品質に多光源化できるとともに、均質性の高いライン照明Cを生成する最も望ましい実施形態とすることができる。
また、各ロッドレンズ部12s…の形状は同一であって、かつライン方向Fxに細長の長方形となるとともに、ロッドレンズ部12sの入射面(又は出射面)12sfにおけるX方向及びY方向の断面はいずれも所定の曲率により円弧形成する。この場合、各ロッドレンズ部12s…から出射する各光Cps…の形状(出射面12sfの形状)と照射対象面Sにおけるライン照明Cの形状は相似形状となる。即ち、各ロッドレンズ部12s…から出射する各光Cps…は、後述する後段光学系6を介して集光され、かつ重畳されたライン照明Cとなる。したがって、小傷等であってもクリアに見ることができ、明瞭で確実な検出機能を確保できるとともに、見落としが生じにくいため、信頼性及び安定性の高い外観検査システム50(後述)を実現できる。
ところで、ロッドレンズ部12sを設計するに際しては、図7に示すように、出射面12sfにおける、ライン方向Fxの長さLxsを、幅方向Fyの長さLysに対して5倍以上に設定することが望ましい。通常、リニア撮像系を構成するCCD等のリニアイメージセンサは、ドット状に形成された多数の撮像素子(受光素子)がライン方向に配列した構成を備えており、ライン方向Fxの長さは、幅方向Fyの長さに対して数千倍程度となる。したがって、ライン照明Cにおいても、ライン方向Fxの長さLxsを、幅方向Fyの長さLysに対して数千倍程度に設定すれば、無駄な照明部分をより少なくできる効率的なライン照明Cを行うことができる。
このように、ライン方向Fxの長さLxsを、幅方向Fyの長さLysに対して数千倍程度に設定すれば、リニア撮像系に対してマッチングさせることができ、理想的なライン照明Cを行うことができる。しかし、ロッドレンズ部12sをモールド成形する場合、現時点では、製造上の制約もあり、リニア撮像系に対してマッチングさせることは困難である。しかし、可能な限り、この倍率を大きくすることが望ましく、これにより、より細いライン照明Cが可能になるため、リニア撮像系に対して、よりマッチングさせることができる。したがって、この倍率を5倍以上に設定すれば、少なくともライン状の照明を行う観点からは、その目的を実現できるとともに、製造技術面が許容する限り、できるだけ大きな倍率を設定することが望ましい。
このようなインテグレータレンズ12は、透明な合成樹脂素材を使用し、複数のロッドレンズ部12s…をモールド成形により一体に形成できる。このように形成すれば、金型を用いたプラスチック成形法により容易かつ低コストに製作できるとともに、量産性にも優れる利点がある。そして、多光源化部5eを構成するに際しては、同一のインテグレータレンズ12を二つ用意し、前後に並べて配する。これにより、一方が入光側のインテグレータレンズ12となり、他方が出光側のインテグレータレンズとなり、この際、一方のインテグレータレンズ12の入射面12sf…側と他方のインテグレータレンズ12の出射面12sf…側は相互に反対側を向くことになる。
他方、後段光学系6は、全てのロッドレンズ部12s…における出射面12sf…から出射する各光Cps…を集光し、ライン照明Cに変換して照射対象面Sに照射する機能を備える。このため、後段光学系6には、前後に配した二つのレンズブロック6p,6qを備える。この場合、ベース盤21bの前端位置には出射用レンズブロック6qを配するとともに、出射用レンズブロック6qと多光源化ユニット5間には調整用レンズブロック6pを配する。なお、出射用レンズブロック6qは、前後に配した二つ平凸レンズ6qm,6qnにより構成するとともに、調整用レンズブロック6pは両凸レンズにより構成する。さらに、出射用レンズブロック6qには、各光Cps…の出射範囲を規制する開口窓28oを有する出射光規制部28を付設する。この場合、開口窓28oの形状にはライン照明Cが透過できる形状を選定し、出射光規制部28はベース盤21bの前端位置に配する。このように、出射用レンズブロック6qに、光Cpsの出射範囲を規制する開口窓28oを有する出射光規制部28を付設すれば、無用な光Cpsの拡散や進入を防止できるため、良質のライン照明Cを行える利点がある。
なお、図9には後段光学系6の変更例を示す。図9は後段光学系6、即ち、多光源化ユニット5から照射対象面S側の空間Eに、追加する光学要素13fを保持する追加要素設置部13を設けたものである。具体的には、調整用レンズブロック6pの照射対象面S側に並べて配置できるようにした。光学要素13fとしては各種光学フィルタを想定することができるが、必ずしもフィルタ類に限定されるものではない。このような追加要素設置部13を設ければ、各種光学フィルタ等の光学要素13fを必要に応じて追加できるなど、拡張性及び多機能性に優れた照明装置として構築できる利点がある。
一方、前段光学ユニット4,多光源化ユニット5,後段光学系6の一部となる調整用レンズブロック6p,の全部又は一部は、ベース盤21bの上面に形成した凹状のガイド部26に沿って光軸方向Fsへ変位させることができる。これにより、光軸方向Fsの位置を変更し、フォーカシング調整等の光学調整を行うことができる。他方、31は照明コントローラであり、前述した光源ユニット3を接続する。これにより、光源ユニット3における各光源ブロック3a,3b,3c…のLED11…に対する点灯/消灯制御を各光源ブロック3a,3b,3c…単位で行うことができるとともに、必要に応じて照度等の調整を行うことができる。
次に、本実施形態に係るライン照明装置1の使用方法及び機能について、図1〜図11を参照して説明する。
本実施形態に係るライン照明装置1は、図10(図1)に示すように、外観検査システム50における照明手段として使用することができる。なお、図10(図1)は、透過方式による外観検査システム50を例示する。同図において、Gは検査対象物であり、一例として、透明なガラスプレート製品を示す。したがって、このガラスプレート製品Gの表面が検査対象面Sdとなり、ガラスプレート製品Gの一方の面(検査対象面Sd)には撮像装置51を対面させて配するとともに、他方の面には本実施形態に係るライン照明装置1を対面させて配する。撮像装置51はリニア撮像部52を備えており、このリニア撮像部52にはCCD等によるリニアイメージセンサを用いることができる。このリニア撮像部52は、マイクロコンピュータを利用したデータ記憶処理やデータ演算処理を含む各種データ処理機能及び各種制御機能を有するシステムコントローラ32に接続する。したがって、システムコントローラ32には、リニア撮像部52から得られる画像データを処理して外観検査を行う画像処理部53を内蔵する。このシステムコントローラ32は前述した照明コントローラ31に対して相互通信可能にすることが望ましい。
このように構成される外観検査システム50の全体の動作は次のようになる。まず、検査動作時には、撮像装置51におけるリニア撮像部52によりライン方向(X方向)に沿った画像読取りが行われるとともに、所定周期により繰り返し行われる。また、例示の場合、ガラスプレート製品Gは停止状態にあり、リニア撮像部52及びライン照明装置1が、X方向(ライン方向Fx)に対して直角方向となるY方向へ移動する。一方、リニア撮像部52により読取ったイメージデータはシステムコントローラ32に付与される。システムコントローラ32には画像処理部53を内蔵するため、この画像処理部53による画像処理が行われるとともに、検査対象面Sdにおけるキズや汚れ等の欠陥に対する検出処理が行われる。この際、ライン照明装置1は、リニア撮像部52により撮像する検査対象面Sdに対するライン照明Cを行う。このライン照明Cは、検査対象面Sdに対して裏側から照射され、光Cpsはガラスプレート製品Gを透過して撮像装置51側に至る。その他、図10において、55は撮像装置51に付属するレンズを示す。また、61は撮像装置51とライン照明装置1を連結する連結部を示すとともに、62は連結部61をY方向(紙面表裏方向)に移動させる移動装置を示す。
なお、外観検査システム50として、図10(図1)に示す透過方式により構成した場合を説明したが、図11に示すような反射方式により構成してもよい。図11に示す反射方式の外観検査システム50は、撮像装置51及びライン照明装置1の双方を、ガラスプレート製品Gの一方側の面に対して配設するという基本的な構成を備える。例示の構成は、撮像装置51とライン照明装置1の位置を固定し、ガラスプレート製品Gを、搬送装置63により矢印Fc方向へ搬送するようにした。さらに、ライン照明装置1を配設するに際しては、検査対象面Sdに対する直角線Hに対してQiの角度でライン照明Cを照射できるように、位置及び角度を選定して配設するとともに、撮像装置51を配設するに際しては、同直角線Hに対してQeの角度で反射する光Cpsが入射できる位置及び角度を選定して配設する。
次に、ライン照明装置1の具体的な機能について、図8及び図12〜図16を参照して説明する。なお、本実施形態に係るライン照明装置1は、明視野照明モードと暗視野照明モードに切換えることができる。
まず、明視野照明モードでは、図12(a)に示すように、中央の光源部3o(3e)のみ、即ち、光源部3eにおける横方向(X方向)に並んだ四個のLED11…のみを点灯させ、他の光源部3a…3d及び3f…3iを消灯させる。これにより、図8に示すように、各LED11…の発光により所定の指向特性及び光分布特性に基づく光Coが光源部3eから出射し、対応するコリメータレンズブロック4e(前段光学部4o)に入射する。コリメータレンズブロック4eは、前後に配した一対のコリメータレンズ4ep,4eqを備えており、コリメータレンズブロック4eを透過した光Coは収差が補正された平行光Cpに調整(変換)され、この平行光Cpは、対応する多光源化ブロック5e(多光源化部5o)に入射する。これにより、平行光Cpは、前後に配した一対のインテグレータレンズ12,12により多光源化され、後段のインテグレータレンズ12の各ロッドレンズ部12s…における各出射面12sf…からそれぞれ光Cps…が出射する。この光Cps…はいわば多数のライン状の光源による均一性のある光分布特性となる。
また、各出射面12sf…から出射した光Cps…は、全ての光Cps…が調整用レンズブロック6pに入射するとともに、さらに、出射用レンズブロック6qを介して外部に照射される。この際、出射用レンズブロック6qから出射した光Cps…は、検査対象面Sdに対してライン照明Cとして照射される。図12(c)に、ライン方向Fxにおける光Cpsを示すとともに、図12(b)に、幅方向Fyにおける光Cpsを示す。ライン照明Cのライン方向Fxの長さはLxとなり、ライン照明Cの幅方向Fyの長さはLyとなる。図12(b),(c)において、55,56は撮像装置51に内蔵するレンズ、52はリニア撮像部(リニアイメージセンサ)、58は瞳(絞り)を示す。
明視野照明モードの場合、図12(b),(c)から明らかなように、検査対象面Sdにおけるライン照明Cに照射された部位は、そのまま撮像画像として全て瞳58を通過し、有効な画像データとして画像処理される。ところで、この場合、図14(a),(b)に示すように、検査対象面Sdに対する幅方向Fyから見た入射角度Qy(図14(a))と検査対象面Sdに対するライン方向Fxから見た入射角度Qx(図14(b))は、等しくなるように設定(設計)される。また、図15に示すように、インテグレータレンズ12のどの位置から出射した光Cps…であっても検査対象面Sdにおけるライン照明Cの位置に重畳するように設定(設計)されている。
図16は、本実施形態に係るライン照明装置1により、格子状の黒パターンMpが表示された照射対象面S(検査対象面Sd)に対してライン照明Cを行った場合を示す。この場合、照射された格子状の黒パターンMpは、抽出拡大図に示すように、Y方向とX方向は共に濃い黒色となり、良好なコントラストを示す。即ち、図17に示した従来技術のように、Y方向がX方向よりも薄く見えたり細く見えてしまう不具合は生じない。
したがって、ライン照明装置1を外観検査システム50の照明手段に用いた場合、照射角度、即ち、検査対象面Sdに対する入射角度の異方性を有効に解消できる。これにより、検査対象面Sdに対して均一性に優れたライン照明Cを行うことができ、従来のように検査対象面SdにおけるX方向とY方向の見え方に差を生じ、検査対象となる欠陥部分の形状やサイズが誤って認識される不具合を解消できる。この結果、検査品質の向上、さらには外観検査システム50の信頼性向上に寄与できる。
他方、暗視野照明モードでは、図13(a)に示すように、中央の光源部3o(3e)のみを消灯し、この光源部3eを除いた他の全ての光源部3a…3d及び3f…3iを点灯させる。この場合、図13(c)に、ライン方向Fxにおける光線を示すとともに、図13(b)に、幅方向Fyにおける光線を示す。この場合、ライン照明Cのライン方向Fxの長さはLxとなり、ライン照明Cの幅方向Fxの長さはLyとなる。なお、図13(b),(c)において、55,56は撮像装置51に内蔵するレンズ、52はリニア撮像部(リニアイメージセンサ)、58は瞳(絞り)を示す。暗視野照明モードの場合、図13(b),(c)から明らかなように、検査対象面Sdにおけるライン照明Cに照射された部位は、全て瞳58を避けた周囲に分散し、リニア撮像部52には届かないように設定(設計)される。したがって、リニア撮像部52によりライン照明Cが直接撮像されることがないとともに、ライン照射Cが照射された検査対象面Sdは画像として撮像される。即ち、暗視野照明が行われる外観検査が可能となる。
次に、本発明に係るライン照明装置1の変更実施形態について、図18及び図19を参照して説明する。
図18は、光源部3a…に、発色の異なる複数種類のLEDを用いた発光部3pr…,3pg…,3pb…を設け、各発光部3pr…,3pg…,3pb…を選択的に発光可能に構成したものである。例示の場合、光源部3a(他の光源部3b…3iも同じ)に横方向に四列,縦方向に四行,の計十六個の発光部3op…,3pr…,3pg…,3pb…を配した。具体的には、最上段に白色発光部(白色LED)3op…を、次の段に赤色発光部(赤色LED)3pr…を、次の段に緑色発光部(緑色LED)3pg…を、最下段に青色発光部(青色LED)3pb…を、それぞれ配置したものであり、使用時には、各段の発光部3op…,3pr…,3pg…,3pb…を選択的に点灯させることができる。また、この際、点灯させた発光部3op…(又は発光部3pr…,3pg…,3pb…)を上下に変位させることにより、縦方向において光軸上に位置させることができる。これにより、照明色の変更を容易に行えるとともに、照明色を変更してカラーカメラに準じた検査も容易に実施できるなど、照明色の観点から多様性(多機能性)を高めることができる利点がある。
図19は、光源部3a…に、光波長の異なる複数種類のLEDを用いた発光部3pi…,3pu…を設け、各発光部3pi…,3pu…を選択的に発光可能に構成したものである。例示の場合、光源部3a(他の光源部3b…3iも同じ)に横方向に四列,縦方向に三行,の計十二個の発光部3op…,3pi…,3pu…を配した。具体的には、最上段に
白色発光部(白色LED)3op…を、次の段に近赤外線発光部(近赤外線LED)3pi…を、最下段に近紫外線発光部(近紫外線LED)3pu…を、それぞれ配置したものであり、使用時には、各段の発光部3op…,3pi…,3pu…を選択的に点灯させることができる。また、この際、点灯させた発光部3op…(又は発光部3pi…,3pu…)を上下に変位させることにより、縦方向において光軸上に位置させることができる。これにより、目視検査ができないものであっても可視化により検査可能にできるなど、光波長の観点から多様性(多機能性)を高めることができる利点がある。
以上、好適実施形態(変更例,変更実施形態)について詳細に説明したが、本発明は、このような各実施形態に限定されるものではなく、細部の構成,形状,素材,数量,手法等において、本発明の要旨を逸脱しない範囲で、任意に変更,追加,削除することができる。
例えば、ライン照明装置1は、例示のように、他の装置の内部に組込み、当該他の装置の一部の機能部として実施してもよいし、独立した専用装置として実施してもよい。また、複数の光源部3a,3b…として、三列及び三行のマトリクス状に配した場合を例示したが、列数及び行数は任意の数により実施できるとともに、必ずしも横方向及び縦方向に配列させることを要しない。さらに、光源部3a…に、一又は二以上のLED(発光ダイオード)11…を用いた場合を例示したが、基本的には光を発する各種発光手段(レーザー等)を適用できるとともに、発色や光波長の種類は例示のものに限定されるものではない。一方、多光源化部5a…として、インテグレータレンズ12を用いた場合を例示したが、同様の機能を有する他の多光源化部により置換できる。
本発明に係るライン照明装置は、一方向に長いライン照明を行う、ライン型ライトガイド,LEDバー型照明,蛍光灯照明等の各種照明手段として利用できるとともに、例示した外観検査システムをはじめ、ライン照明を必要とする各種機器や一般的照明用途に利用できる。
1:ライン照明装置,3o:光源部,3op…:発光部,3pr…:発光部,3pg…:発光部,3pb…:発光部,3pi…:発光部,3pu…:発光部,4o:前段光学部,5s…:小光源部,5o:多光源化部,6:後段光学系,11…:LED,12a:インテグレータレンズ,12b:インテグレータレンズ,12s…:ロッドレンズ部,12sf…:出射面,13:追加要素設置部,13f:光学要素,50:外観検査システム,51:撮像装置,52:リニア撮像部,53:画像処理部,C:ライン照明,Cp:平行光,Cps…:光,S:照射対象面,Fx:ライン方向,Lxs:ライン方向の長さ,Lys:幅方向の長さ

Claims (9)

  1. 一方向に長いライン照明を行うライン照明装置において、一又は二以上の発光部を有する光源部と、この光源部から出射した光を平行光に変換する前段光学部と、この前段光学部から出射した平行光を、各出射面がライン状となる複数の小光源部に変換し、かつ当該複数の小光源部を縦横マトリクス状に配して構成することにより多光源化する多光源化部と、前記各小光源部から出射した各光を集光し、ライン照明に変換して照射対象面に照射する後段光学系とを具備してなることを特徴とするライン照明装置。
  2. 前記光源部は、前記発光部にLEDを使用し、各LEDを前記ライン照明のライン方向に沿って配してなることを特徴とする請求項1記載のライン照明装置。
  3. 前記光源部は、異なる複数種類の発光部を選択して使用可能に構成することを特徴とする請求項1又は2記載のライン照明装置。
  4. 前記照射対象面における前記ライン照明の形状と前記多光源化部の各小光源部から出射する各光の形状は、相似形状となるように設定することを特徴とする請求項1,2又は3記載のライン照明装置。
  5. 前記多光源化部には、前記小光源部となる複数のロッドレンズ部を配したインテグレータレンズを用いることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載のライン照明装置。
  6. 前記インテグレータレンズは、前記複数のロッドレンズ部をモールド成形により一体に形成してなることを特徴とする請求項5記載のライン照明装置。
  7. 前記ロッドレンズ部は、前記出射面における、ライン方向の長さを幅方向の長さに対して5倍以上に設定することを特徴とする請求項5又は6記載のライン照明装置。
  8. 前記後段光学系には、追加する光学要素を保持する追加要素設置部を設けることを特徴とする請求項1〜7のいずれかに記載のライン照明装置。
  9. 一方向に長いライン照明を照射対象面に対して行うライン照明装置と、このライン照明装置により照射された照射対象面をリニア撮像部により撮像し、かつ画像処理部による画像処理により照射対象面の外観検査を行う撮像装置とを備える外観検査システムであって、一又は二以上の発光部を有する光源部と、この光源部から出射した光を平行光に変換する前段光学部と、この前段光学部から出射した平行光を、各出射面がライン状となる複数の小光源部に変換し、かつ当該複数の小光源部を縦横マトリクス状に配して構成することにより多光源化する多光源化部と、各小光源部から出射した各光を集光し、ライン照明に変換して照射対象面に照射する後段光学系とを有するライン照明装置を備えてなることを特徴とする外観検査システム。
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