JP6415494B2 - 設計支援装置、設計支援システム、サーバ及び設計支援方法 - Google Patents

設計支援装置、設計支援システム、サーバ及び設計支援方法 Download PDF

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Description

本発明は、複数のアイテムを含むアイテム群の設計を行う際の設計支援を行う設計支援装置、設計支援システム、サーバ及び設計支援方法に関する。
従来から、複数の板金部品、切削部品、プレス部品、射出成形部品等の部品(以下、総称して「アイテム」ともいう。)で構成される機械装置等(以下、「アイテム群」ともいう。)の設計(形状や寸法、配置などの検討)を行う際の設計支援ツールとして、例えばCAD(Computer-Aided Design)ソフトなどの作図又は表示ソフトウェアが知られている(例えば特許文献1参照)。
また、他の設計支援ツールとしては、例えば、入力された図面データ(例えばCADデータ)に基づいて、アイテム群を表示することに加え、その製造コスト(価格や納期)の見積を行うシステムが知られている(例えば特許文献2参照)。
特開2002−324086号公報 特開2013−200818号公報
ユーザに有益な設計支援情報を提供することを考慮すると、設計支援ツールは、例えば設計中のアイテム群の形状などをユーザに明確に示すことが好ましい。また、アイテム群の形状だけでなく、アイテム群に含まれる各アイテムやその仕様情報(例えば寸法表示など)についても、ユーザに明確に示されることが好ましい。
本発明は以上の点に鑑みてなされたものであり、アイテム群を構成する複数のアイテムの形状及びその仕様情報をユーザが見やすいように表示し、ユーザに有益な設計支援情報を示すことが可能な設計支援装置、設計支援システム、サーバ及び設計支援方法を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明の設計支援装置は複数のアイテムからなるアイテム群の3次元データを取得する3次元データ取得部と、前記3次元データに基づいて、前記複数のアイテムの各々についての特定の観察方向である一及び複数の個別観察方向、並びに、前記アイテム群についての特定の観察方向である全体観察方向を規定する観察方向規定部と、前記個別観察方向及び前記全体観察方向のうちのいずれか1つについて前記アイテム群の外観を表す2次元表示を含む2次元表示データを生成する表示データ生成部と、を有し、前記3次元データは、前記複数のアイテムの各々に関する重み係数を含み、前記観察方向規定部は、前記複数のアイテムのうち、前記重み係数で重み付けをして得たスコアがも大きなアイテムについての前記個別観察方向を前記全体観察方向として規定することを特徴とする
本発明の設計支援装置は、表示データ生成部が、観察方向規定部によって、複数のアイテムの各々についての個別観察方向と、アイテム群全体の全体観察方向とを認識し、この個別観察方向及び全体観察方向のいずれか1つについてのアイテムの外観を表す2次元データを生成する。従って、ユーザに対して、アイテム群全体を表示する最適な観察方向のみならず、アイテム個別での最適な観察方向に基づいたアイテム表示を行うことができる。これによって、アイテム群を構成する複数のアイテムの形状及びその仕様情報をユーザが見やすいように表示し、ユーザに有益な設計支援情報を示すことが可能となる。
また、アイテム毎に重み付けを行って個別観察方向を規定し、これに基づいて全体観察方向を規定することで、例えば重要なアイテムについて優先的に明確になるようにアイテム表示を行うことができる。
また、上記目的を達成するために、本発明の設計支援装置は、複数のアイテムからなるアイテム群の3次元データを取得する3次元データ取得部と、前記3次元データに基づいて、前記複数のアイテムの各々についての特定の観察方向である一及び複数の個別観察方向、並びに、前記アイテム群についての特定の観察方向である全体観察方向を規定する観察方向規定部と、前記個別観察方向及び前記全体観察方向のうちのいずれか1つについて前記アイテム群の外観を表す2次元表示を含む2次元表示データを生成する表示データ生成部と、を有し、前記3次元データは、前記複数のアイテムの各々に関する重み係数を含み、前記観察方向規定部は、前記複数のアイテムのうち、(アイテムの観察面積)×(重み係数)が最も大きくなるアイテムについての前記個別観察方向を前記全体観察方向として規定することを特徴とする
本発明の設計支援装置は、表示データ生成部が、観察方向規定部によって、複数のアイテムの各々についての個別観察方向と、アイテム群全体の全体観察方向とを認識し、この個別観察方向及び全体観察方向のいずれか1つについてのアイテムの外観を表す2次元データを生成する。従って、ユーザに対して、アイテム群全体を表示する最適な観察方向のみならず、アイテム個別での最適な観察方向に基づいたアイテム表示を行うことができる。これによって、アイテム群を構成する複数のアイテムの形状及びその仕様情報をユーザが見やすいように表示し、ユーザに有益な設計支援情報を示すことが可能となる。
また、重み係数が高く、かつ観察面積の大きなアイテムの個別観察方向を全体観察方向とすることで、重要なアイテムが優先的に明確になり、かつアイテム群の全体を明確に表示することができる。
また、本発明の設計支援装置は、前記複数のアイテムの各々を製造する際に選択し得る製造条件を取得する製造条件取得部と、前記製造条件取得部によって取得された製造条件に対応する前記アイテム群の製造コストを決定するコスト決定部と、を有することが好ましい。
上記設計支援装置がコスト決定機能を有することで、設計支援装置を、ユーザに明確なアイテム表示を行いかつ明確に製造コストを表示する自動見積装置としても機能させることができる。
また、本発明の設計支援装置は、前記2次元表示データを外部に送信する通信部を有することが好ましい。
上記設計支援装置が通信部を有することで、設計支援装置を外部の様々な機器に提供することができる。
また、上記目的を達成するために、本発明の設計支援システムは、上記の設計支援装置と、前記3次元データを入力する入力部及び前記2次元表示データを表示する出力部を有する情報端末と、を有することを特徴とする。
また、上記目的を達成するために、本発明のサーバは、情報端末を介して複数のアイテムからなるアイテム群の3次元データを取得する3次元データ取得部と、前記3次元データに基づいて、前記複数のアイテムの各々についての特定の観察方向である一及び複数の個別観察方向、並びに、前記アイテム群についての特定の観察方向である全体観察方向を規定する観察方向規定部と、前記個別観察方向及び前記全体観察方向のうちのいずれか1つについて前記アイテム群の外観を表す2次元表示を含む2次元表示データを生成する表示データ生成部と、前記2次元表示データを前記情報端末に送信する通信部と、を有し、前記3次元データは、前記複数のアイテムの各々に関する重み係数を含み、前記観察方向規定部は、前記複数のアイテムのうち、前記重み係数で重み付けをして得たスコアが最も大きなアイテムについての前記個別観察方向を前記全体観察方向として規定することを特徴とする。
また、上記目的を達成するために、本発明の設計支援方法は、CPUを備える電子ユニットが、複数のアイテムからなるアイテム群の3次元データを取得するステップと、前記電子ユニットが、前記3次元データに基づいて、前記複数のアイテムの各々についての特定の観察方向である一及び複数の個別観察方向、並びに、前記アイテム群についての特定の観察方向である全体観察方向を規定するステップと、前記電子ユニットが、前記個別観察方向及び前記全体観察方向のうちのいずれか1つについて前記アイテム群の外観を表す2次元表示を含む2次元表示データを生成するステップと、を有し、前記3次元データは、前記複数のアイテムの各々に関する重み係数を含み、前記電子ユニットが、前記個別方向及び前記全体観察方向を規定するステップで、前記複数のアイテムのうち、前記重み係数で重み付けをして得たスコアが最も大きなアイテムについての前記個別観察方向を前記全体観察方向として規定することを特徴とする。
また、本発明の設計支援装置は、前記観察方向規定部は、前記複数のアイテムのうちの1つのアイテムについて、前記1つのアイテムと他のアイテムとの重複部分が最も小さくなるような観察方向を、前記1つのアイテムについての前記個別観察方向として規定することが好ましい。
上記個別観察方向が当該アイテムに関する他のアイテムとの重複が最も少ない観察方向として規定されることで、個別観察方向に沿って表示されたアイテムはより明確に表示されることができる。
また、上記目的を達成するために、本発明のサーバは、情報端末を介して複数のアイテムからなるアイテム群の3次元データを取得する3次元データ取得部と、前記3次元データに基づいて、前記複数のアイテムの各々についての特定の観察方向である一及び複数の個別観察方向、並びに、前記アイテム群についての特定の観察方向である全体観察方向を規定する観察方向規定部と、前記個別観察方向及び前記全体観察方向のうちのいずれか1つについて前記アイテム群の外観を表す2次元表示を含む2次元表示データを生成する表示データ生成部と、前記2次元表示データを前記情報端末に送信する通信部と、を有し、前記3次元データは、前記複数のアイテムの各々に関する重み係数を含み、前記観察方向規定部は、前記複数のアイテムのうち、(アイテムの観察面積)×(重み係数)が最も大きくなるアイテムについての前記個別観察方向を前記全体観察方向として規定することを特徴とする。
また、上記目的を達成するために、本発明の設計支援方法は、CPUを備える電子ユニットが、複数のアイテムからなるアイテム群の3次元データを取得するステップと、前記電子ユニットが、前記3次元データに基づいて、前記複数のアイテムの各々についての特定の観察方向である一及び複数の個別観察方向、並びに、前記アイテム群についての特定の観察方向である全体観察方向を規定するステップと、前記電子ユニットが、前記個別観察方向及び前記全体観察方向のうちのいずれか1つについて前記アイテム群の外観を表す2次元表示を含む2次元表示データを生成するステップと、を有し、前記3次元データは、前記複数のアイテムの各々に関する重み係数を含み、前記電子ユニットが、前記個別方向及び前記全体観察方向を規定するステップで、前記複数のアイテムのうち、(アイテムの観察面積)×(重み係数)が最も大きくなるアイテムについての前記個別観察方向を前記全体観察方向として規定することを特徴とする。
本発明の実施形態に係る設計支援システムの構成を示すブロック図。 本発明の実施形態に係る設計支援システムにおけるサーバの処理フローを示すフローチャート。 本発明の実施形態に係る設計支援システムにおけるサーバの処理フローを示すフローチャート。 本発明の実施形態に係る設計支援システムの情報端末に表示される画像の例を示す図。 本発明の実施形態に係る設計支援システムの情報端末に表示される画像の例を示す図。 本発明の実施形態に係る設計支援システムにおけるサーバの観察方向規定部が規定する個別観察方向を模式的に示す図。 本発明の実施形態に係る設計支援システムの情報端末に表示される画像の例を示す図。 本発明の実施形態に係る設計支援システムにおけるサーバの観察方向規定部が規定する個別観察方向を模式的に示す図。 本発明の実施形態に係る設計支援システムの情報端末に表示される画像の例を示す図。 本発明の実施形態に係る設計支援システムの情報端末に表示される画像の例を示す図。 図9のモデル表示部の拡大図。
以下、図面を参照して、本発明の実施形態を説明する。まず、図1を参照して、本実施形態の設計支援システムSの構成について説明する。
図1に示すように、設計支援システムSは、ユーザが操作する情報端末1と、情報端末1にインターネット等の通信ネットワークを通じて接続された設計支援装置2とで構成されている。この設計支援システムSは、複数の板金部品、切削部品、プレス部品、射出成形部品等の部品(以下、総称して「アイテム」という。)で構成される機械装置等(以下、「アイテム群」という。)の設計支援を行う。
以下においては、設計支援システムS(情報端末1及び設計支援装置2)が本発明の設計支援方法を実行するためのシステムとして機能する場合について説明する。しかし、本発明の設計支援方法は、情報端末1及び設計支援装置2によって構成されたシステム以外にも適用可能なものである。例えば、情報端末1の入力部11及び出力部12と設計支援装置2の各処理部及び格納部とを備えた単一の情報端末に適用してもよい。
また、本実施形態においては、設計支援システムSは、情報端末1をクライアントとし、設計支援装置2をサーバとするクライアントサーバシステムを構築する。換言すれば、ユーザの情報端末1の操作に従って設計支援装置2内で種々の情報処理が行われ、当該処理結果が情報端末1を介してユーザに提供される。
本実施形態においては、情報端末1は、ユーザの操作に従って、設計支援の対象となるアイテム群の情報(例えば図面のデータや各アイテムの仕様に関する情報)を設計支援装置2に送信する。設計支援装置2は、情報端末1から受信したアイテム群の情報に基づいて、アイテム群のモデル、各アイテムの詳細情報及びアイテム群の製造コストを示す表示データを生成し、当該表示データを情報端末1に送信する。情報端末1には、設計支援装置2によって生成された表示データが表示される。
情報端末1は、キーボードやマウス、タッチパネル等の入力機器によって構成された入力部11(入力インターフェース)、及び、液晶ディスプレイやスピーカ等の出力機器によって構成された出力部12(出力インターフェース)を備える。ユーザが入力部11を介して情報端末1に入力した情報は、設計支援装置2に送信される。設計支援装置2が情報処理を行って生成された表示データは、情報端末1に送信(返信)され、出力部12に表示され、ユーザに対して提示される。
なお、情報端末1は、例えばタッチパネル式のディスプレイなど、入力部11及び出力部12が一体化されたユーザインターフェースを有していてもよい。すなわち、入力部11及び12は、それぞれが別に設けられていてもよいし、一体の入出力インターフェースとして設けられていてもよい。
本実施形態においては、設計支援装置2は、CPU、メモリ等によって構成された電子ユニットである。設計支援装置2は、3次元データ取得部21、アイテム認識部22、製造条件取得部23、コスト決定部24、表示データ生成部25、表示条件受付部26、観察方向規定部27、表示態様決定部28及び通信部29を備える。また、本実施形態においては、設計支援装置2は、設計支援装置2が設計支援を行うための基礎情報が格納された基礎情報格納部DBを有する。
3次元データ取得部21は、情報端末1を介して複数のアイテムからなるアイテム群の3次元データを取得する。3次元データ取得部21が取得する3次元データは、例えば、仮想の3次元空間におけるアイテムの空間占有態様や形状などが定義されたデータを含む。例えば当該3次元データは3D−CADデータである。
本実施形態においては、設計支援装置2は、取得された3次元データを元に設計支援を行う機能を有する。本実施形態においては、ユーザによって情報端末1の入力部11に入力され、情報端末1から送信された3次元データは、設計支援装置2の通信部29によって受信され、3次元データ取得部21に供給される。
アイテム認識部22は、3次元データ取得部21によって取得された3次元データを解析し、アイテム群を複数のアイテム毎に認識する。本実施形態においては、アイテム認識部22は、3次元データから、アイテム群を構成する複数のアイテムの各々の形状、仕様情報並びにアイテム間の相対位置及び相対姿勢を認識する。
なお、ここでは、アイテムの仕様情報とは、例えば、各アイテムの寸法及びその許容誤差である寸法公差を示す情報、表面粗さを示す情報など、アイテムの詳細な仕様を示す情報をいう。
本実施形態においては、設計支援装置2は、基礎情報格納部DB内に、アイテム認識部22がアイテムを認識するための基礎情報であって、各種の基本的なアイテムの形状及び部分形状並びにその種類などに関する情報が格納された形状情報格納部DB1を備えている。アイテム認識部22は、形状情報格納部DB1内の基礎情報を用いて、入力された3次元データからアイテム群を各アイテムに分解して認識する。
製造条件取得部23は、アイテム認識部22によって認識された各アイテムの形状及び仕様情報に基づいて、当該アイテムを製造する際に選択し得る製造条件を取得する。コスト決定部24は、製造条件取得部23によって取得された各アイテムの製造条件に基づいたアイテム毎の製造コスト(製造費用及び製造期間)を決定し、アイテム群の製造コストを決定する。
本実施例においては、設計支援装置2は、基礎情報格納部DB内に、製造条件取得部23及びコスト決定部24が処理を行うための基礎情報であって、アイテムの形状及び仕様情報に対応する製造工程、各工程の期間及び費用に関する情報が格納されたコスト情報格納部DB2を備えている。製造条件取得部23は、コスト情報格納部DB2内の情報及び情報端末1を介したユーザの指定に基づいて各アイテムの製造条件を選択的に取得する。また、コスト決定部24は、コスト情報格納部DB2内の情報を元に、製造条件取得部23が取得した製造条件に対応する製造コストを決定する。
本実施形態においては、表示データ生成部25は、所定の観察方向(投影方向又は視軸方向ともいう)についてアイテム群の外観などを表すアイテム群の情報と、コスト決定部24が決定したアイテム群の製造コストの情報とを示す2次元表示データ(以下、単に「表示データ」ともいう)を生成する。表示データ生成部25が生成する表示データは、当該一の観察方向についてアイテム群の外観及び各アイテムの少なくとも1つの仕様情報を表す2次元表示を含む。
本実施形態においては、表示データ生成部25は、所定の観察方向についてのアイテム群のモデルを表す表示データを生成するアイテムモデル部25aを備える。また、表示データ生成部25は、アイテム群及び各アイテムの情報を文字、数字及び記号などによって表示するための表示データを生成するアイテム情報部25bと、アイテム群の製造コストを表示するための表示データを生成するコスト部25cとを備える。
本実施形態においては、設計支援装置2は、基礎情報格納部DB内に、表示データ生成部25が表示データを生成するための基礎情報であって、表示データ用のフレーム、レイアウト及び文字フォントなどのフォーマットに関する情報が格納された表示情報格納部DB3を備えている。表示データ生成部25は、表示情報格納部DB3内の情報に基づいて表示データの生成動作を行う。
表示条件受付部26は、表示データ生成部25が表示データを生成する際の表示条件を受付ける。表示条件受付部26は、例えば、通信部29を介して、情報端末1の操作によってユーザからの表示条件の指定を受付ける。
例えば、表示条件受付部26は、特定のアイテムの指定(選択指定)、特定のアイテム群の観察方向の指定を受付け、表示データ生成部25に供給する。例えば、表示条件受付部26がアイテム群の観察方向の指定を受付けた場合、表示データ生成部25のアイテムモデル部25aは当該指定された観察方向について各アイテムの外観、仕様情報及び相対位置を表す2次元表示を含む表示データを生成する。
観察方向規定部27は、アイテム認識部22によって認識された複数のアイテムの各々の形状及びアイテム間の相対位置に基づいて、当該複数のアイテムの各々についての特定の観察方向である一又は複数の個別観察方向と、アイテム群についての特定の観察方向である全体観察方向とのうちのいずれか1つを規定する。具体的には、本実施形態においては、観察方向規定部27は、取得された3次元データから、全体観察方向としてアイテム群全体の観察方向を規定するとともに、個別観察方向としてアイテム毎の少なくとも1つの観察方向を規定する。
観察方向規定部27によって規定された全体観察方向又は個別観察方向は、表示データ生成部25に供給される。すなわち、表示データ生成部25は、観察方向規定部27によって規定された全体観察方向又は個別観察方向についてアイテム群の外観及び各アイテムの仕様情報を表す2次元表示を含む表示データを生成する。
表示態様決定部28は、表示データ生成部25が生成した表示データを表示した場合の各アイテムの形状及びアイテム間の相対位置に基づいて、各アイテムの仕様情報の表示態様を決定する。すなわち、表示態様決定部28は、一の観察方向についての各アイテムの外観、アイテム間の相対位置及び相対姿勢に基づいて、アイテム群の2次元表示における各アイテムの仕様情報の表示態様を決定する。
本実施形態においては、表示態様決定部28は、表示データ生成部25が生成した2次元データの2次元表示時における各アイテムの仕様情報の表示位置又は表示姿勢を決定する。
具体的には、表示データ生成部25のアイテムモデル部25aは、観察方向規定部27が規定した観察方向、又はユーザによって指定されて表示条件受付部26によって受付けられた観察方向についてのアイテム群(各アイテムの外観、仕様情報、相対位置及び相対姿勢)を表す2次元表示を含む表示データを生成する。
本実施形態においては、表示データ生成部25によって生成された表示データは、表示態様決定部28に供給される。表示態様決定部28は、当該表示データの2次元表示における仕様情報の表示状態を決定し、例えばその表示位置の移動、表示姿勢の変更を行う。本実施形態においては、表示態様決定部28によって決定された仕様情報の表示態様を含む表示データが通信部29を介して情報端末1に送信され、情報端末1の出力部12に出力(表示)される。
なお、表示態様決定部28は、各仕様情報について、その表示位置及び表示姿勢(向きやその角度など)の他、表示サイズ、表示色及びフォントなど、仕様情報を表示するための種々の態様を決定する。本実施形態においては、当該表示サイズ、表示色及びフォントなどに関する情報は表示情報格納部DB3内に格納されており、表示態様決定部28は、この表示情報格納部DB3内の情報を読み出して、各仕様情報の表示サイズなどを決定(選択)する。
また、本実施形態においては、表示態様決定部28は、表示データ生成部25が表示データを生成する際若しくは生成した後(すなわち情報端末1に表示される前)、又は情報端末1に当該表示データが送信された後(すなわち情報端末1に表示されている状態)において、少なくとも1つのアイテムの仕様情報を省略する決定を行う。すなわち、本実施形態においては、表示態様決定部28は、表示データの2次元表示において、少なくとも1つのアイテムにおける少なくとも1つの仕様情報を表示しない選択(決定)を行う。
なお、本実施形態においては、表示データ生成部25は、設計支援を開始するために情報端末1の出力部12に出力する初期画面用の表示データ、3次元データの入力操作を案内する画面用の表示データを生成してもよい。
また、表示データ生成部25は、設計中のデータを情報端末1に保存する画面や、設計支援を中断又は終了する際の画面用の表示データを生成してもよい。また、設計支援装置2が設計支援を行った履歴が存在するユーザに対しては、表示データ生成部25は、3次元データの取得(新規取得)に加え、過去に設計支援を行ったデータを選択させるような画面を表示する表示データを生成してもよい。
このように、例えば、3次元データを取得する必要が無い表示データを生成する場合などにおいては、表示データ生成部25が生成した表示データは表示態様決定部28に供給されることなく情報端末1に送信されてもよい。換言すれば、通信部29は、表示データ生成部25が生成した表示データ又は表示態様決定部28が決定した態様の表示データを情報端末1に送信する。
次に、図2A、図2B及び図3−図10を用いて、設計支援装置2の各処理部の詳細動作及び動作順序について説明する。まず、図2A及び図2Bは、設計支援装置2の設計支援動作のフローを示すフローチャートである。設計支援装置2は、情報端末1から設計支援装置2にアクセスされ、支援対象の3次元データがアップロード又は選択されることによって設計支援動作を開始する。
まず、3次元データ取得部21は、情報端末1からアイテム群の3次元データ、例えばCADデータを取得する(図2A/STEP01)。例えば、情報端末1から送信された3次元データは、ネットワーク回線を介して設計支援装置2の通信部29によって受信され、3次元データ取得部21に供給される。
具体的には、表示データ生成部25は、情報端末1からのアクセスを検知すると、設計支援開始の画面、及び支援対象の3次元データを取得(又は選択)するための情報端末1の入力部(入力インターフェース)11を構成する表示データを生成する。表示データ生成部25は、生成した表示データを通信部29を介して情報端末1に送信する。ユーザは情報端末1の出力部12に出力された操作案内情報に基づいて情報端末1を操作し、3次元データをアップロードする。これによって、3次元データ取得部21は3次元データを取得する。
図3は、図2AのSTEP01において表示データ生成部25が生成した3次元データの取得案内又は選択案内用の表示データの情報端末1での表示例を示す図である。
図3に示すように、表示データ生成部25は、3次元データ受付表示部12a1〜12a3が含まれるような入力操作案内用の表示データを生成する。本実施形態においては、3次元データ受付表示部12a1は新規に3次元データをアップロードするための受付表示部である。また、3次元データ受付表示部12a2及び12a3は、過去に設計支援装置2によって支援が行われたアイテム群を選択するための受付表示部である。
ユーザは、このように表示された入力案内画面に従って、新規に3次元データをアップロードするか、又はアップロード済みの3次元データを選択する。アップロード又は選択された3次元データは、3次元データ取得部21によって取得される。
なお、表示データ生成部25は、上記した設計支援開始画面用又はデータ取得画面用の表示データを生成する必要はない。例えば、情報端末1に設計支援装置2との連携を行うアプリケーションがインストールされている場合などには、情報端末1に当該操作案内用の画像データが既に格納されていてもよい。この場合、情報端末1は、当該アプリケーションの案内に従って3次元データをアップロード又は選択すればよい。
次に、図2Aを参照すると、アイテム認識部22は、アイテム群を構成する複数のアイテムの各々の認識(解析)動作を行う(図2A/STEP02)。具体的には、アイテム認識部22は、取得された3次元データに含まれる形状データと、形状情報格納部DB1に格納された形状情報とを比較及び照合し、各アイテムの形状(以下、「ソリッド」ともいう)を認識する。ここで、アイテム認識部22は、複数のアイテムの各々の形状及び仕様情報、並びにアイテム間の相対位置及び相対姿勢を認識する。
続いて、表示データ生成部25は、アイテム群のモデルの2次元表示を含む表示データを生成する(図2A/STEP03)。具体的には、表示データ生成部25のアイテムモデル部25aは、アイテム群の3Dモデルを作成する。また、アイテムモデル部25aは、アイテム群を所定の観察方向(例えば初期の全体観察方向)から見たときの2Dモデル(すなわち各アイテムの形状及び仕様情報並びに各アイテム間の相対位置及び相対姿勢)を示す表示データを生成する。
本実施形態においては、表示データ生成部25のアイテムモデル部25aが生成するアイテム群のモデルは、3Dモデルを作成する際に、アイテム群及び各アイテムをモデル化するための3次元座標軸を仮想空間上に定義する。そして、アイテムモデル部25aは、当該仮想空間上に、3次元データから読み取った座標値をプロットすることで、アイテム群及び各アイテムの仮想空間上の形状や配置関係を示す3Dモデルを作成する。
次に、アイテムモデル部25aは、作成した3Dモデルを回転させ、例えば初期の観察方向に対応するアイテム群及び各アイテムの投影を行う。そして、アイテムモデル部25aは、当該初期の観察方向(観察点)から投影したアイテム群を示す2次元画像(表示画像)データを生成する。これがアイテム群の2Dモデルを示す表示データとなる。
次に、表示態様決定部28は、当該所定の観察方向についての各アイテムの形状並びにアイテム間の相対位置及び相対姿勢に基づいて、各アイテムの仕様情報の表示態様を決定する(図2A/STEP04)。なお、ここでは、例えば、表示データを表示する際のアイテム群の初期の観察方向は、観察方向規定部27によって規定された全体観察方向とすることができる。
次に、表示データを生成する際の表示条件が指定されているか否かの判定が行われる(図2A/STEP05)。本実施形態においては、設計支援装置2は、表示条件受付部26によって、ユーザから表示条件の指定を受付ける。表示条件受付部26が表示条件の指定を受付けた場合、表示データ生成部25は、表示条件が指定されていると判定する。
表示データ生成部25は、表示条件が指定されている場合、指定された表示条件で2次元データを生成する(図2A/STEP06)。例えば、表示条件受付部26は、アイテム群の観察方向の指定を受付けた場合、当該指定された観察方向を示す情報を表示データ生成部25に供給する。表示データ生成部25のアイテムモデル部25aは、指定された観察方向についてアイテム群の外観及び各アイテムの仕様情報を表す2次元表示を含む表示データを生成する。
また、例えば、表示条件受付部26が特定のアイテムの指定を受付けた場合、表示データ生成部25は、当該指定されたアイテムを表示するのに適した態様(例えば観察方向や仕様情報の表示位置など)で表示データの生成を行う。
具体的には、特定のアイテムが指定された場合、観察方向規定部27は、当該特定のアイテムを優先的に表示するための観察方向、すなわち個別観察方向を表示データ生成部25に供給する。表示データ生成部25は、当該個別観察方向についてのアイテム群を見たときの各アイテムの形状(外観)、仕様情報及びアイテム間の相対位置を示す表示データを生成する。
ここで、アイテムモデル部25aは、3次元データを読込んだ直後に定義した3Dモデルの3次元座標軸を仮想空間上で回転させ、3Dモデルを回転させる。そして、アイテムモデル部25aは、受付けた(指定された)表示条件に基づいてアイテム群を観察する観察方向に対応するように3次元座標軸の位置及び縮尺を定める。これによって、指定された表示条件での表示データが生成される。
続いて、表示態様決定部28は、表示データ生成部25が指定された条件で生成した2次元データに対して、各アイテムの仕様情報の表示態様を決定する(図2A/STEP07)。すなわち、本実施形態においては、表示態様決定部28は、アイテム群のモデルの表示条件が取得又は変更された際には、表示データ内の仕様情報の表示(例えば寸法表示)の決定(再決定)を行う。
例えば、表示態様決定部28は、指定された表示条件が初期の表示条件とは異なる場合、当該指定された表示条件に基づいて、各アイテムの仕様情報の表示位置の移動、表示姿勢の変更又は表示の省略の決定を行う。
ここで、指定条件で表示データが再生成されると、初期の観察方向から見たときに表示されていた仕様情報(寸法値や記号)の表示姿勢が回転(傾斜)され、仕様情報の表示が不明確となる場合がある。表示態様決定部28は、この観察方向の変化に応じて仕様情報の表示姿勢が所定以上傾斜した場合、仕様情報の表示姿勢を変更することができる。例えば、表示態様決定部28は、仕様情報の表示姿勢が所定角度以上傾斜した場合、指定された条件に基づく観察方向に垂直となるように仕様情報の表示姿勢を変更(回転)させる決定を行うことができる。
なお、STEP05において表示条件が取得されなかったと判定された場合、表示データ生成部25のアイテムモデル部25aはモデル表示用の表示データの生成を行わず、表示態様決定部28は表示態様の決定を行わなくてもよい。
次に、図2Bを参照すると、製造条件取得部23は、アイテム群の製造条件を取得する(図2B/STEP08)。具体的には、製造条件取得部23は、例えば基礎情報格納部DBのコスト情報格納部DB2内の情報に基づいて、また、ユーザからの指定に基づいて、アイテムを製造する際に選択し得る製造条件を取得する。例えば、製造条件取得部23は、アイテムの製造に必要な製造条件(材質や硬度、表面処理など)やその製造工程、製造時間などを取得する。なお、製造条件取得部23は、取得した製造条件をユーザに選択させてもよい。
続いて、コスト決定部24は、当該取得(選択)された製造条件に対応するアイテム群の製造コスト(例えば価格や納期)を決定する(図2B/STEP09)。具体的には、コスト決定部24は、取得又は選択された製造条件に対応し、製造条件毎に異なるアイテム毎の製造コストを決定する。コスト決定部24は、アイテム毎の製造コストを決定することで、アイテム群全体の製造コストを決定する。
次に、表示データ生成部25は、コスト決定部24によって決定されたアイテム群の製造コストの2次元表示を含む表示データを生成する(図2B/STEP10)。具体的には、表示データ生成部25のアイテム情報部25bは、アイテム名、個数及びアイテム毎の製造条件を含むアイテム情報を文字、数字又は記号によって表す表示データを生成する。また、表示データ生成部25のコスト部25cは、アイテム群の製造コストを表す表示データを生成する。
次に、通信部29は、表示データ生成部25が生成した表示データと、表示データ生成部25が生成して表示態様決定部28によって決定された表示態様の表示データとを、情報端末1に送信する(図2B/STEP11)。具体的には、アイテムモデル部25aが生成して表示態様決定部28が決定した態様のアイテムのモデルを示す表示データと、アイテム文字部及びコスト部25cが生成した文字を含む表示データとが、情報端末1に送信される。
続いて、情報端末1は、受信したデータに基づいて画像化を行い、表示データを出力部12に表示する(図2B/STEP12)。
なお、設計支援装置2の製造条件取得部23は、表示データを情報端末1に送信した後において、製造条件が変更されたか否かの判定を行う(図2B/STEP13)。製造条件取得部23は、例えばユーザからの指定などによって製造条件の変更を取得する。ここで、製造条件取得部23が取得した製造条件とユーザからの製造条件の指定とが異なる場合、製造条件取得部23は製造条件が変更されたと判定する。
製造条件が変更されたと判定された場合、コスト決定部24は変更された製造条件でアイテム群の製造コストの決定を行う(STEP09に戻る)。そして、表示データ生成部25は再度表示データの生成を行い、情報端末1への送信、情報端末1での表示が行われる。一方、製造条件が変更されていないと判定された場合、設計支援装置2は設計支援動作を終了する。
次に、図4〜図10を用いて、例示を行いながら、表示データ生成部25、表示条件受付部26、観察方向規定部27及び表示態様決定部28の動作について詳細に説明する。以下においては、ユーザが図3に示す画面に従って入力部11を操作し、「プロジェクト2:エジェクタピンセットB」を選択した場合について説明する。
図4は、表示条件の指定を取得しなかった場合(例えば3次元データの読み込み直後)における図2BのSTEP12での情報端末1の表示例を示す図である。まず、表示データ生成部25が生成した表示データを示す画像について説明する。表示データ生成部25が生成した表示データは、図4に示すように、情報端末1には、モデル表示部12b、アイテム群情報表示部12c、アイテム情報表示部12d及びコスト表示部12eとして表示される。
モデル表示部12bは、表示データ生成部25のアイテムモデル部25aが生成したデータに対応する。また、アイテム群情報表示部12c及びアイテム情報表示部12dはアイテム情報部25bが生成されたデータに、コスト表示部12eはコスト部25cが生成したデータに、それぞれ対応する。
次に、図4に示す例においては、エジェクタピンセットBは、2つのエジェクタピンP1、1つのエジェクタピンP2及び1つのエジェクタピンP3からなる設計支援対象のアイテム群Aである。また、このエジェクタピンP1〜P3の各々は、上記したアイテムに相当する。すなわち、3種類で合計4つのアイテムとしてのエジェクタピン(以下、単にピンという)P1〜P3が全体としてアイテム群Aを構成する。
本実施例においては、図4に示すように、ピンP1〜P3の各々は、円柱形状のツバ部及びシャンク部からなり、シャンク部の長さが互いに異なる。また、ピンP2は、2つのピンP1の間に配置され、ピンP1及びP2はそのシャンク部の伸張方向に垂直な方向に整列している。また、ピンP3は、ピンP1及びP2上においてピンP1及びP2から離間しかつそのシャンク部の伸張方向が異なるように配置されている。なお、本実施形態においては、ピンP3のシャンクの伸張方向は、ピンP1及びP2の整列方向と同一の方向である。
次に、モデル表示部12bについて説明する。図4は、アイテム群Aを全体観察方向D0から見たときのピンP1〜P3の各々の形状及び仕様情報並びにピンP1〜P3間の相対位置及び相対姿勢を示す表示データの表示例である。以下においては、モデル表示部12bに表示されるピンP1〜P3の仕様情報、すなわちアイテムモデル部25aが生成するピンP1〜P3の仕様情報は、ピンP1〜P3の寸法である場合について説明する。
まず、表示データ生成部25は、表示条件の指定を取得しなかった場合、アイテム群Aの全体観察方向D0をデータ生成の際の初期の観察方向とし、この全体観察方向D0に基づいて表示データを生成する。従って、図4に示す例は、アイテム群Aの全体を明確に表示するために観察方向規定部27が規定した全体観察方向D0から見た(投影した)場合のアイテム群Aのモデルに対応する。
なお、観察方向規定部27は、例えば、ピンP1〜P3同士(ソリッド同士)の重複部分が最も少なくなる観察方向を全体観察方向D0とすることができる。
また、観察方向規定部27は、例えば、ピンP1〜P3毎に重み付けを行い、これに基づいて全体観察方向を規定してもよい。具体的には、取得された3次元データはピンP1〜P3の各々に関する重み係数を含んでいてもよい。そして、観察方向規定部27は、ピンP1〜P3のうち、最も重み付けの大きなピンについての個別観察方向を全体観察方向として規定してもよい。また、例えば、観察方向規定部27は、(ピンP1〜P3の各々の観察面積)×(重み係数)の値が最も大きくなるアイテムの個別観察方向を全体観察方向として規定してもよい。
なお、アイテムモデル部25aは、3次元データから、アイテム群Aの組立完成時、例えば金型に組み込まれた際のピンP1〜P3をモデル化する。従って、例えばアイテムモデル部25aが生成した表示データはこの組立時のピンP1〜P3の姿勢及び配置を示し、モデル表示部12bにはこの表示データに基づいた画像表示が行われる。また、後述する観察方向の変更時においても、組立時のピンP1〜P3の配置関係が明確に表示される。
次に、アイテム群情報表示部12cは、例えば、図4に示すように、アイテム群名及びアイテム名、アイテムの個数を文字等によって表示する部分を備える。また、本実施形態においては、アイテム群情報表示部12cは、アイテム(ピン1〜P3)の選択を受け付ける部分(例えばチェックボックス)を有するような選択受付部分12c1を備える。この選択受付部分12c1のユーザによる選択は、表示条件受付部26が取得する表示条件におけるアイテムの指定の受付に対応する。
次に、アイテム情報表示部12dは、各アイテムの詳細情報を示す表示部分を備える。例えば、アイテム情報表示部12dは、製造条件取得部23が取得した製造条件として、アイテム毎の材質や硬度、表面処理などを文字等によって表示する部分を有する。また、アイテム情報表示部12dは、アイテム毎の製造条件の選択を受け付ける部分(例えば選択ボックス)を有するような選択受付部分12d1を有する。この選択受付部分12d1のユーザによる選択は、製造条件取得部23が取得するアイテムの製造条件の取得に対応する。
次に、コスト表示部12eは、本実施形態においては、アイテム群の価格及び納期を表示する部分である。図4に示すように、コスト表示部12eには、コスト決定部24が決定した製造コストに関する情報が文字等によって表示される。
次に、図5〜図8を用いて、観察方向規定部27が規定する個別観察方向と、個別観察方向に沿って表示データ生成部25が生成するアイテム群Aのモデルを示す表示データについて説明する。
図5は、観察方向規定部27が規定するピンP1の個別観察方向を模式的に示す図である。なお、図5は、図4のモデル表示部12bを拡大して示す図である。本実施形態においては、図5に示すように、観察方向規定部27は、ピンP1についての個別観察方向として、3つの個別観察方向D1a、D1b及びD1cを規定する。例えば、個別観察方向D1a〜D1cの各々は、ピンP1についてそのソリッド(ここではツバ部とシャンク部)の形状が最も明確に観察される観察方向として規定されることができる。
例えば、個別観察方向D1aはピンP1のツバ部の直径が最も明確に観察される観察方向として規定される方向であり、個別観察方向D1cはピンP1のシャンク部の直径が最も明確に観察される観察方向として規定される方向である。また、個別観察方向D1bは、ピンP1のツバ部及びシャンク部の伸張方向(側面)の形状が最も明確に観察される観察方向として規定される方向である。なお、ピンP1の3つの個別観察方向D1a〜D1cの全体を個別観察方向群D1という場合がある。
図6は、ピンP1が選択された場合に表示データ生成部25によって生成された表示データの情報端末1での表示例を示す図である。図6に示すように、アイテム群情報表示部12cの選択受付部分12c1のチェックボックスによってピンP1が選択されている。図6は、表示データを生成する際の表示条件としてピンP1が選択された場合のモデル表示部12bの表示例に対応する。
また、図6は、図5における個別観察方向D1bから見たときのアイテム群Aのモデルの表示例である。換言すれば、図6は、表示データ生成部25が個別観察方向D1bからアイテム群Aを見たときのピンP1〜P3の各々の形状及び寸法並びにピンP1〜P3間の相対位置及び相対姿勢を示す表示データを表示した場合に相当する。なお、観察方向の理解のため、アイテム群Aの全体観察方向D0を図6に図示している。
図7は、観察方向規定部27が規定するピンP2及びP3の個別観察方向を模式的に示す図である。なお、図7は、図5と同様に、図4のモデル表示部12bを拡大して示す図である。図7に示すように、観察方向規定部27は、ピンP2についての個別観察方向D2a、D2b及びD2c(個別観察方向群D2)、並びにピンP3についての個別観察方向D3a、D3b及びD3c(個別観察方向群D3)を規定する。
図8は、ピンP2が選択された場合に表示データ生成部25によって生成された表示データの情報端末1での表示例を示す図である。図8に示すように、アイテム群情報表示部12cの選択受付部分12c1のチェックボックスによってピンP2が選択されている。図8は、表示データを生成する際の表示条件としてピンP2が選択された場合のモデル表示部12bの表示例に対応する。
また、図8は、図7における個別観察方向D2bから見たときのアイテム群Aのモデルの表示例である。個別観察方向D2bは、ピンP2のツバ部及びシャンク部の伸張方向の形状が最も明確に観察される観察方向に対応する。
なお、観察方向規定部27は、ユーザによってアイテムが指定されていない場合、アイテム毎の重み係数に基づいて個別観察方向を規定してもよい。また、観察方向規定部27又は表示データ生成部25は、アイテム毎の重み係数に基づいて、表示データを生成する際の観察方向を選択してもよい。
具体的には、観察方向規定部27は、例えば、寸法公差が厳しい順や、製造コスト(価格又は納期)が高い順、及びアイテムのソリッド数が多い順などに基づいてアイテム毎に点数化を行うことで、アイテム毎の重み付けを行ってもよい。
また、観察方向規定部27は、個別観察方向として、特定の1つのアイテムについて、当該アイテムと他のアイテムとの重複部分が最も少なくなる観察方向を規定してもよい。また、観察方向規定部27は、個別観察方向として、特定のアイテムについて、当該アイテムの寸法を最も明確に表示することが可能な観察方向(例えば表示位置の間隔が最も大きくなる方向、又は寸法補助線の端部が最も明確にソリッドの端部を示すことができる方向など)を規定してもよい。
図9は、表示条件として観察方向が指定された場合に表示データ生成部25及び表示態様決定部28によって生成された表示データの情報端末1での表示例を示す図である。図9は、図8に示す観察方向(個別観察方向D2b)からアイテム群Aの観察方向を回転させた場合のアイテム群Aのモデルを示す図である。
表示条件受付部26は、表示データ生成部25が表示データを生成する際のアイテム群Aの観察方向の指定を受付ける。例えば、ユーザがモデル表示部12bを参照しながら入力部11を通じてアイテム群Aのモデルを回転させる操作を行った場合、表示条件受付部26は、表示条件として観察方向の指定を受付けたと判定する。表示データ生成部25は、ユーザによって指定された任意の方向を観察方向とし、当該指定された観察方向についてのアイテム群Aの外観及び各ピンP1〜P3の寸法を表す2次元表示を含む表示データを生成する。
図9は、当該指定された観察方向に基づいた表示データの表示例である。本実施形態においては、表示態様決定部28は、この指定された観察方向から見たときのピンP1〜P3の各々の形状並びにピンP1〜P3間の相対位置及び相対姿勢に基づいて、ピンP1〜P3の各々の寸法の表示調整を行う。
図10は、図9に示すモデル表示部12bを拡大して示す図である。図10は、表示態様決定部28によって寸法の表示位置が決定された表示データを示す図である。本実施形態においては、表示態様決定部28は、ピンP1〜P3の各々の寸法の表示位置について、1つのピンP1の寸法表示位置が他のピンP2及びP3の寸法の表示位置から所定の間隔以上離れるように、ピンP1〜P3の寸法の表示位置を決定する。
まず、図10に例示するピンP1〜P3における寸法表示部について説明する。ピンP1のツバ部の寸法表示部は、寸法値表示部V1a、寸法線表示部L1a及び寸法補助線表示部E1aからなる。また、ピンP1の全長の寸法表示部は、寸法値表示部V1b、寸法線表示部L1b及び寸法補助線表示部E1bからなる。同様に、ピンP2のツバ部の寸法表示部は寸法値表示部V2a、寸法線表示部L2a及び寸法補助線表示部E2aからなる。また、ピンP2の全長の寸法表示部は、寸法値表示部V2b、寸法線表示部L2b及び寸法補助線表示部E2bからなる。
次に、図10に示すように、ピンP1のツバ部の寸法値表示部V1aは、ピンP2のツバ部の寸法値表示部V2aから離れるように移動されている。また、ピンP1の全長の寸法値表示部V1bは、ピンP2の全長の寸法値表示部V2bから離れるように移動されている。具体的には、表示態様決定部28は、アイテム(ピンP1〜P3)の各々における寸法線の位置を決定することで、各アイテムの寸法の表示位置を決定する。従って、各寸法値表示部などの位置が見やすくなる。
なお、表示態様決定部28は、上記したような寸法の表示位置を決定するのみならず、一部の寸法表示を省略する決定を行う。表示態様決定部28は、各アイテムにおける寸法(仕様情報)のうち、少なくとも一部の寸法の表示を省略することで、各アイテムの寸法の表示態様を決定する。例えば、表示態様決定部28は、各アイテムのうちで重み付けの低い少なくとも1つのアイテムについて寸法の表示を省略する。例えば、図9及び図10に示すように、モデル表示部12bには、表示態様決定部28によってピンP3の寸法表示が省略されている。
また、表示態様決定部28は、寸法の表示を省略したアイテムについて、そのアイテムを輪郭線のみで示すように表示データの表示態様を決定してもよい。例えば、寸法の表示を省略したアイテムは、アイテム群のうちで重み付けの低いアイテムであるため、他のアイテムに対して不明確となってもよい。従って、寸法表示を省略したアイテムを輪郭線のみで示すことで、当該アイテムと重複する部分を有するアイテムの表示を明確化することができ、モデルの表示が明確となる。
また、図示していないが、表示態様決定部28は、各寸法表示について、その表示サイズ、表示色及びフォントなどを決定(選択)してもよい。表示態様決定部28は、例えば、ピンP1の寸法値の表示サイズがピンP2の寸法値の表示サイズよりも大きくなるように、各寸法の表示態様を決定してもよい。また、表示態様決定部28は、ピンP1の寸法値の表示色がピンP2の寸法値の表示色と異なるように、各寸法の表示態様を決定してもよい。
このように、本実施形態においては、観察方向規定部27は、取得された3次元データに基づいて、複数のアイテムの各々についての特定の観察方向である個別観察方向(個別観察方向D1aなど)とアイテム群についての特定の観察方向である全体観察方向D0とを規定する。また、表示データ生成部25は、当該個別観察方向及び全体観察方向のいずれか1つについてアイテム群の外観を表す2次元表示データを生成する。
従って、3次元モデル化されたアイテム群を2次元表示する際に、アイテム群及び各アイテムにおいてその形状及びその仕様情報をユーザが見やすいように表示し、ユーザに有益な設計支援情報を示すことができる。
また、設計支援装置2の観察方向規定部27は、複数のアイテムのうちの1つのアイテムについて、当該1つのアイテムと他のアイテムとの重複部分が最も小さくなるような観察方向を個別観察方向として規定する。
従って、アイテム群の全体のみならず、各アイテムについてもその最適な観察方向、すなわち最も明確となる観察方向を規定(定義)することで、ユーザに対して個々のアイテムに応じた最適表示を行うことができる。
また、取得された3次元データは、複数のアイテムの各々に関する重み係数を含み、観察方向規定部27は、当該複数のアイテムのうち、最も重み付けの大きなアイテムについての個別観察方向を全体観察方向として規定する。また、観察方向規定部27は、複数のアイテムのうち、(アイテムの観察面積)×(重み係数)が最も大きくなるアイテムについての個別観察方向を全体観察方向として規定する。
従って、全体観察方向についても個別観察方向を考慮して規定することで、最適な観察方向に基づいた2次元表示を行うことができ、ユーザに明確なアイテム形状などの表示を行うことができる。
また、情報端末1及び設計支援装置2を組合せ、ユーザへの明確なアイテム表示を行うことが可能な設計支援システムSを提供することができる。また、設計支援システムSは、ユーザに明確なアイテム表示を行ってコスト決定を行う自動見積システムとしても機能する。また、設計支援装置2はユーザに明確なアイテム表示を行ってコスト決定を行う自動見積装置としても機能する。
なお、本実施形態においては、設計支援装置2は情報端末1をクライアントとするサーバとして機能とする場合について説明した。設計支援装置2は、複数の情報端末に同時に設計支援情報を提供するサーバとして機能させることができる。また、設計支援装置2は情報端末1との間で設計支援を行うのみならず、情報端末1から3次元データを取得し、他の端末に設計支援情報を提供してもよいし、他の端末から3次元データを取得して情報端末1に設計支援情報を提供してもよい。
すなわち、外部の端末に設計支援情報を提供するには、設計支援装置2は、表示データ生成部25又は表示態様決定部28によって生成された表示データを外部に送信する通信部29を有していればよい。なお、通信部29は、設計支援情報を、外部端末として製造メーカに送信してもよい。これによって、設計したアイテム群を直接メーカに発注することが可能となる。なお、メーカへの発注は、例えば図9に示す「発注をする」を選択することで行うことができる。
また、本発明は、上記した各処理ステップを経ることで、例えば一般の情報処理装置などを用いた本実施形態の設計支援方法を実施することもできる。すなわち、上記した各処理ステップは設計支援方法としても実現することができる。例えば、図2A及び2Bに示すステップのうち、少なくともSTEP01、03及び12を経ることで、明確なアイテム表示による有益な設計支援を行うことができる。
なお、本実施形態においては、設計支援装置2の構成は一例に過ぎない。例えば、コスト決定を行わない場合、製造条件取得部23及びコスト決定部24は設けられていなくてもよい。また、表示条件受付部26、表示態様決定部28及び基礎情報格納部DBは、設計支援装置2の外部に設けられていてもよい。また、表示態様決定部28が仕様情報の表示を省略する決定機能を有していなくてもよい。
1…情報端末(クライアント)、2…情報支援装置(サーバ)、21…3次元データ取得部、22…アイテム認識部、25…表示データ生成部、26…表示条件受付部、27…観察方向規定部、28…表示態様決定部、S…設計支援システム。

Claims (10)

  1. 複数のアイテムからなるアイテム群の3次元データを取得する3次元データ取得部と、
    前記3次元データに基づいて、前記複数のアイテムの各々についての特定の観察方向である一及び複数の個別観察方向、並びに、前記アイテム群についての特定の観察方向である全体観察方向を規定する観察方向規定部と、
    前記個別観察方向及び前記全体観察方向のうちのいずれか1つについて前記アイテム群の外観を表す2次元表示を含む2次元表示データを生成する表示データ生成部と、を有し、
    前記3次元データは、前記複数のアイテムの各々に関する重み係数を含み、
    前記観察方向規定部は、前記複数のアイテムのうち、前記重み係数で重み付けをして得たスコアがも大きなアイテムについての前記個別観察方向を前記全体観察方向として規定することを特徴とする設計支援装置。
  2. 複数のアイテムからなるアイテム群の3次元データを取得する3次元データ取得部と、
    前記3次元データに基づいて、前記複数のアイテムの各々についての特定の観察方向である一及び複数の個別観察方向、並びに、前記アイテム群についての特定の観察方向である全体観察方向を規定する観察方向規定部と、
    前記個別観察方向及び前記全体観察方向のうちのいずれか1つについて前記アイテム群の外観を表す2次元表示を含む2次元表示データを生成する表示データ生成部と、を有し、
    前記3次元データは、前記複数のアイテムの各々に関する重み係数を含み、
    前記観察方向規定部は、前記複数のアイテムのうち、(アイテムの観察面積)×(重み係数)が最も大きくなるアイテムについての前記個別観察方向を前記全体観察方向として規定することを特徴とする設計支援装置。
  3. 前記複数のアイテムの各々を製造する際に選択し得る製造条件を取得する製造条件取得部と、
    前記製造条件取得部によって取得された製造条件に対応する前記アイテム群の製造コストを決定するコスト決定部と、を有することを特徴とする請求項1又は2に記載の設計支援装置。
  4. 前記2次元表示データを外部に送信する通信部を有することを特徴とする請求項1乃至のいずれか1つに記載の設計支援装置。
  5. 請求項1乃至のいずれか1つに記載の設計支援装置と、
    前記3次元データを入力する入力部及び前記2次元表示データを表示する出力部を有する情報端末と、を有することを特徴とする設計支援システム。
  6. 情報端末を介して複数のアイテムからなるアイテム群の3次元データを取得する3次元データ取得部と、
    前記3次元データに基づいて、前記複数のアイテムの各々についての特定の観察方向である一及び複数の個別観察方向、並びに、前記アイテム群についての特定の観察方向である全体観察方向を規定する観察方向規定部と、
    前記個別観察方向及び前記全体観察方向のうちのいずれか1つについて前記アイテム群の外観を表す2次元表示を含む2次元表示データを生成する表示データ生成部と、
    前記2次元表示データを前記情報端末に送信する通信部と、を有し、
    前記3次元データは、前記複数のアイテムの各々に関する重み係数を含み、
    前記観察方向規定部は、前記複数のアイテムのうち、前記重み係数で重み付けをして得たスコアが最も大きなアイテムについての前記個別観察方向を前記全体観察方向として規定することを特徴とするサーバ。
  7. CPUを備える電子ユニットが、複数のアイテムからなるアイテム群の3次元データを取得するステップと、
    前記電子ユニットが、前記3次元データに基づいて、前記複数のアイテムの各々についての特定の観察方向である一及び複数の個別観察方向、並びに、前記アイテム群についての特定の観察方向である全体観察方向を規定するステップと、
    前記電子ユニットが、前記個別観察方向及び前記全体観察方向のうちのいずれか1つについて前記アイテム群の外観を表す2次元表示を含む2次元表示データを生成するステップと、を有し、
    前記3次元データは、前記複数のアイテムの各々に関する重み係数を含み、
    前記電子ユニットが、前記個別方向及び前記全体観察方向を規定するステップで、前記複数のアイテムのうち、前記重み係数で重み付けをして得たスコアが最も大きなアイテムについての前記個別観察方向を前記全体観察方向として規定することを特徴とする設計支援方法。
  8. 前記観察方向規定部は、前記複数のアイテムのうちの1つのアイテムについて、前記1つのアイテムと他のアイテムとの重複部分が最も小さくなるような観察方向を、前記1つのアイテムについての前記個別観察方向として規定することを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1つに記載の設計支援装置。
  9. 情報端末を介して複数のアイテムからなるアイテム群の3次元データを取得する3次元データ取得部と、
    前記3次元データに基づいて、前記複数のアイテムの各々についての特定の観察方向である一及び複数の個別観察方向、並びに、前記アイテム群についての特定の観察方向である全体観察方向を規定する観察方向規定部と、
    前記個別観察方向及び前記全体観察方向のうちのいずれか1つについて前記アイテム群の外観を表す2次元表示を含む2次元表示データを生成する表示データ生成部と、
    前記2次元表示データを前記情報端末に送信する通信部と、を有し、
    前記3次元データは、前記複数のアイテムの各々に関する重み係数を含み、
    前記観察方向規定部は、前記複数のアイテムのうち、(アイテムの観察面積)×(重み係数)が最も大きくなるアイテムについての前記個別観察方向を前記全体観察方向として規定することを特徴とするサーバ。
  10. CPUを備える電子ユニットが、複数のアイテムからなるアイテム群の3次元データを取得するステップと、
    前記電子ユニットが、前記3次元データに基づいて、前記複数のアイテムの各々についての特定の観察方向である一及び複数の個別観察方向、並びに、前記アイテム群についての特定の観察方向である全体観察方向を規定するステップと、
    前記電子ユニットが、前記個別観察方向及び前記全体観察方向のうちのいずれか1つについて前記アイテム群の外観を表す2次元表示を含む2次元表示データを生成するステップと、を有し、
    前記3次元データは、前記複数のアイテムの各々に関する重み係数を含み、
    前記電子ユニットが、前記個別方向及び前記全体観察方向を規定するステップで、前記複数のアイテムのうち、(アイテムの観察面積)×(重み係数)が最も大きくなるアイテムについての前記個別観察方向を前記全体観察方向として規定することを特徴とする設計支援方法。
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