JP6415409B2 - 生成装置、生成方法および生成プログラム - Google Patents

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Description

本発明は、生成装置、生成方法および生成プログラムに関する。
近年、地域の属性を判定する技術が知られている。例えば、このような地域属性判定の技術では、複数の携帯情報端末の実世界上の位置関係から、それらユーザが居る地域の意味的な属性情報を自動的に判定する。
特開2004−341763号公報 特開2009−98446号公報
しかしながら、上記の従来技術では、領域毎の属性付き地図を容易に生成することができるとは限らなかった。例えば、上記の従来技術では、複数のユーザそれぞれが使用する複数の携帯情報端末装置から、各ユーザの位置および属性を含むユーザ情報を取得し、取得した複数のユーザ情報に基づいて、各地域に集まる人の傾向を示す地域属性を判定する。ここで、ユーザは、一般的に複数の属性を有する。このため、地域に滞在するユーザの属性の選び方が複数存在するので、地域の属性を明確にすることが困難な場合がある。このようなことから、上記の従来技術では、領域毎の属性付き地図を容易に生成することができるとは限らなかった。
本願は、上記に鑑みてなされたものであって、領域毎の属性付き地図を容易に生成することができる生成装置、生成方法および生成プログラムを提供することを目的とする。
本願に係る生成装置は、領域に関する領域情報を取得する取得部と、前記取得部によって取得された領域情報に基づいて、前記領域に対応する属性を特定する特定部と、前記特定部によって特定された属性に基づいて、前記領域に滞在するユーザのユーザ属性が示される地図を生成する生成部とを備えたことを特徴とする。
実施形態の一態様によれば、領域毎の属性付き地図を容易に生成することができるという効果を奏する。
図1は、第1の実施形態に係る検出装置による生成処理の一例を示す説明図である。 図2は、第1の実施形態に係る検出装置による検出処理の一例を示す説明図である。 図3は、第1の実施形態に係る検出システムの構成例を示す図である。 図4は、第1の実施形態に係る検出装置の構成例を示す図である。 図5は、第1の実施形態に係る領域情報記憶部の一例を示す図である。 図6は、第1の実施形態に係るユーザ情報記憶部の一例を示す図である。 図7は、第1の実施形態に係る地図情報記憶部の一例を示す図である。 図8は、第1の実施形態に係る検出装置による検出処理手順を示すフローチャートである。 図9は、ユーザの人数の時間的な変化を説明するための説明図である。 図10は、ユーザの割合の時間的な変化を説明するための説明図である。 図11は、第2の実施形態に係る検出装置の構成例を示す図である。 図12は、生成装置の機能を実現するコンピュータの一例を示すハードウェア構成図である。
以下に、本願に係る生成装置、生成方法および生成プログラムを実施するための形態(以下、「実施形態」と呼ぶ)について図面を参照しつつ詳細に説明する。なお、この実施形態により本願に係る生成装置、生成方法および生成プログラムが限定されるものではない。また、以下の実施形態において同一の部位には同一の符号を付し、重複する説明は省略される。
〔1.第1の実施形態〕
〔1−1.第1の実施形態に係る検出処理〕
まず図1を用いて第1の実施形態に係る生成処理の一例について説明し、その後に図2を用いて第1の実施形態に係る検出処理の一例について説明する。図1は、第1の実施形態に係る検出装置100(生成装置の一例に相当)による生成処理の一例を示す説明図である。図1の例では、検出装置100によって領域毎の属性付き地図を生成する生成処理が行われる。
まず、検出装置100は、領域ARに関する領域情報を取得する。具体的には、検出装置100は、領域情報として、領域ARに位置する施設P1に関する情報を取得する。図1の例では、施設P1は、衣類や雑貨などファッションに関する商品を取り扱うブティックやセレクトショップなどを主なテナントとするAデパートであるものとする。
続いて、検出装置100は、取得された領域情報に基づいて、領域ARに対応する属性を特定する。言い換えると、検出装置100は、エリアごとに特徴的な属性を領域情報に基づいて定義する。具体的には、検出装置100は、領域ARに位置する施設P1に基づいて、領域ARに対応する属性を特定する。図1の例では、検出装置100は、領域ARに位置するAデパートがファッションに関する施設なので、領域ARに対応する属性として「ファッション」を特定する。
その後、検出装置100は、特定された属性「ファッション」に基づいて、時点T1に領域AR内の領域AR1〜AR3に滞在するユーザU11〜U33のユーザ属性が示される地図M1を生成する。例えば、検出装置100は、ユーザ属性に応じて領域毎に色分けすることで地図M1を生成する。図1の例では、領域AR1に滞在するユーザU11は、ユーザ属性として、年齢「20歳」、性別「男性」、興味「カジュアル系」、「サッカー」および「二輪車」を有しているものとする。興味「カジュアル系」は、「ファッション」の下位概念であり、ジーンズやTシャツなどラフなファッションスタイルに興味があることを示す。領域AR1に滞在するユーザU12は、ユーザ属性として、年齢「24歳」、性別「男性」、興味「カジュアル系」、「野球」および「サーフィン」を有しているものとする。領域AR1に滞在するユーザU13は、ユーザ属性として、年齢「22歳」、性別「女性」、興味「カジュアル系」、「映画」および「観光」を有しているものとする。この場合、検出装置100は、領域AR1が含まれる領域ARに対応する属性として「ファッション」を特定したので、領域AR1に滞在するユーザU11〜U13が有する複数のユーザ属性のうちファッションに関する「カジュアル系」が領域AR1に示される地図M1を生成する。
領域AR2に滞在するユーザU21〜U23は、複数のユーザ属性のうちの一つとして、興味「ビジネス系」を有しているものとする。興味「ビジネス系」は、「ファッション」の下位概念であり、ジャケットやスーツを中心としたファッションスタイルに興味があることを示す。この場合、検出装置100は、領域AR2が含まれる領域ARに対応する属性として「ファッション」を特定したので、領域AR2に滞在するユーザU21〜U23が有する複数のユーザ属性のうちファッションに関する「ビジネス系」が領域AR2に示される地図M1を生成する。
領域AR3に滞在するユーザU31〜U33は、複数のユーザ属性のうちの一つとして、興味「ラグジュアリー系」を有しているものとする。興味「ラグジュアリー系」は、「ファッション」の下位概念であり、豪華な印象を与えるブランドを中心としたファッションスタイルに興味があることを示す。この場合、検出装置100は、領域AR3が含まれる領域ARに対応する属性として「ファッション」を特定したので、領域AR3に滞在するユーザU31〜U33が有する複数のユーザ属性のうちファッションに関する「ラグジュアリー系」が領域AR3に示される地図M1を生成する。
続いて、図2を用いて、第1の実施形態に係る検出処理の一例について説明する。図2は、第1の実施形態に係る検出装置100による検出処理の一例を示す説明図である。図2の例では、検出装置100によって、生成した地図を用いて領域の異常を検出する検出処理が行われる。
具体的には、検出装置100は、生成された地図M1に示されるユーザ属性「カジュアル系」、「ビジネス系」、「ラグジュアリー系」の分布に基づいて領域AR1〜AR3に関する異常を検出する。より具体的には、検出装置100は、生成された地図M1を用いて複数の時点T1〜T2のユーザ属性を比較することで領域AR1〜AR3に関する異常を検出する。図2の左側の例では、時点T1に、「ビジネス系」のユーザ属性を有するユーザU21〜U23が領域AR2に滞在している。一方、図2の右側の例では、時点T2に、ユーザU41〜U45が領域AR2に滞在している。ここで、ユーザU41〜U45は、ユーザ属性として、興味「ヒップホップ系」を共通して有しているものとする。興味「ヒップホップ系」は、「ファッション」の下位概念であり、サイズの大きい服や大きめの装飾品を中心としたファッションスタイルに興味があることを示す。
この場合、検出装置100は、時点T2に領域AR2に滞在するユーザのうちユーザ属性が「ヒップホップ系」のユーザの人数が、時点T1に領域AR2に滞在するユーザのうちユーザ属性が「ヒップホップ系」のユーザの人数と比較して顕著に多い。このため、検出装置100は、一般的には「ビジネス系」に興味を有するユーザが滞在することが多い領域AR2において、時点T2では「ヒップホップ系」に興味を有するユーザが多数集まっているといった異常を検出する。これにより、検出装置100は、時点T2に領域AR2においてヒップホップに関するライブなどのイベントが行われるといった事象を推定することができる。
このように、第1の実施形態に係る検出装置100は、領域に関する領域情報を取得する。また、検出装置100は、取得された領域情報に基づいて、領域に対応する属性を特定する。また、検出装置100は、特定された属性に基づいて、領域に滞在するユーザのユーザ属性が示される地図を生成する。
これにより、検出装置100は、領域の特徴に基づいてかかる領域に滞在するユーザの特徴が示された地図を生成することができるので、領域毎の属性付き地図を容易に生成することができる。例えば、検出装置100は、領域に滞在するユーザが複数の属性を有している場合でも適切な属性を容易に抽出することができるので、領域の属性を容易に明確にすることができる。
また、検出装置100は、領域が有する特徴を示す属性に基づいてかかる領域に滞在するユーザのユーザ属性が示される地図を生成することができるので、単に領域に滞在するユーザが有するユーザ属性に基づいて地図を生成する場合と比較して領域に滞在するユーザのユーザ属性が高い精度で示される地図を生成することができる。
また、検出装置100は、領域毎の属性付き地図を生成することができるので、商圏等のマーケティングやコンサルティングに活用することができる。例えば、検出装置100は、領域毎の属性付き地図によって、地価の推定や土地の効果測定に役立つ情報を提供することができる。
また、検出装置100は、生成された地図に示されるユーザ属性の分布に基づいて領域に関する異常を検出する。これにより、検出装置100は、領域に滞在するユーザの特徴に基づいて領域で行われるイベント等を検知することができるので、領域の特徴を明確にすることができる。例えば、検出装置100は、異常の発生頻度に基づいて街の特徴を把握することができるので、都市計画に活用することができる情報を提供することができる。
また、検出装置100は、検出した異常結果を活用することで、例えば、領域に滞在するユーザのユーザ属性の詳細な分布を明確にすることができる。また、検出装置100は、異常結果によってユーザの動向を可視化することができる。また、検出装置100は、領域に滞在するユーザのユーザ属性を動的に更新することができる。
また、検出装置100は、生成された地図を用いて複数の時点のユーザ属性を比較することで領域に関する異常を検出する。これにより、検出装置100は、異なる時点の同じ領域に滞在するユーザのユーザ属性を比較することができるので、異常を高い精度で検出することができる。また、検出装置100は、複数の時点でのユーザ属性を比較することで、領域に関する異常を容易に検出することができる。
なお、図1では、説明を簡単にするため領域AR1〜AR3に滞在する9人のユーザU11〜U33のユーザ属性に基づいて領域毎の属性付き地図を生成する例を示したが、実際には十分な数のユーザのユーザ属性に基づいて領域毎の属性付き地図を生成する。
〔1−2.第1の実施形態に係る検出システムの構成〕
次に、図3を用いて、第1の実施形態に係る検出システム1の構成について説明する。図3は、第1の実施形態に係る検出システム1の構成例を示す図である。図3に示すように、検出システム1には、端末装置10と、情報提供装置20と、検出装置100とが含まれる。端末装置10と、情報提供装置20と、検出装置100とは、それぞれネットワークNと有線または無線により通信可能に接続される。
端末装置10は、スマートフォンや、携帯電話機、タブレット型端末や、PDA(Personal Digital Assistant)や、ノート型PC(Personal Computer)等の情報処理装置である。端末装置10は、各種の機能を利用するユーザによって所有される。具体的には、端末装置10は、端末装置10が位置する位置情報を情報提供装置20や検出装置100に送信する。
情報提供装置20は、検出装置100に地図に関する情報を提供するウェブサーバ等である。具体的には、情報提供装置20は、領域に関する領域情報を検出装置100に送信する。例えば、情報提供装置20は、領域情報として、領域に位置する施設に関する情報を検出装置100に送信する。また、情報提供装置20は、領域に位置する端末装置10の位置情報を検出装置100に送信する。
検出装置100は、領域毎の属性付き地図を生成するサーバ装置である。具体的には、検出装置100は、領域情報に基づいて、領域に滞在するユーザのユーザ属性が示される地図を生成する。また、検出装置100は、領域に関する異常を検出する。具体的には、検出装置100は、生成された領域毎の属性付き地図を用いて領域に関する異常を検出する。
なお、図3では、検出システム1に、1台の端末装置10と、1台の情報提供装置20と、1台の検出装置100とが含まれる例を示したが、検出システム1には、複数台の端末装置10や、複数台の情報提供装置20や、複数台の検出装置100が含まれてもよい。
〔1−3.第1の実施形態に係る検出装置の構成〕
次に、図4を用いて、第1の実施形態に係る検出装置100の構成について説明する。図4は、第1の実施形態に係る検出装置100の構成例を示す図である。図4に示すように、検出装置100は、通信部110と、記憶部120と、制御部130とを有する。なお、検出装置100は、検出装置100を利用する管理者等から各種操作を受け付ける入力部(例えば、キーボードやマウス等)や、各種情報を表示するための表示部(例えば、液晶ディスプレイ等)を有してもよい。
(通信部110について)
通信部110は、NIC(Network Interface Card)等によって実現される。具体的には、通信部110は、ネットワークNと有線または無線で接続され、ネットワークを介して、端末装置10や情報提供装置20との間で情報の送受信を行う。例えば、通信部110は、端末装置10や情報提供装置20との間で、領域情報やユーザ情報、位置情報などの送受信を行う。
(記憶部120について)
記憶部120は、例えば、RAM(Random Access Memory)、フラッシュメモリ(Flash Memory)等の半導体メモリ素子、または、ハードディスク、光ディスク等の記憶装置によって実現される。記憶部120は、領域情報記憶部121と、ユーザ情報記憶部122と、地図情報記憶部123とを有する。
(領域情報記憶部121について)
領域情報記憶部121は、領域に関する情報を記憶する。具体的には、領域情報記憶部121は、領域毎に、位置や施設に関する情報を記憶する。ここで、図5に、第1の実施形態に係る領域情報記憶部121の一例を示す。図5に示すように、領域情報記憶部121は、「領域ID」、「位置」および「施設」といった項目を有する。
「領域ID」は、領域を識別するための識別情報を示す。例えば、「領域ID」には、領域毎に個別に付与されるユニークな文字列等が記憶される。「位置」は、領域の位置を示す。例えば、「位置」には、領域が位置する経度及び緯度の範囲が記憶される。「施設」は、領域に位置する施設を示す。例えば、「施設」には、「領域ID」によって識別される領域に位置する施設の名称等が記憶される。
すなわち、図5では、領域ID「AR」によって識別される領域ARの位置は、「(x1,y1)〜(x2,y2)」の範囲である例を示している。また、領域ID「AR」によって識別される領域ARには、施設「Aデパート」が位置する例を示している。
(ユーザ情報記憶部122について)
ユーザ情報記憶部122は、ユーザに関する情報を記憶する。具体的には、ユーザ情報記憶部122は、ユーザ毎に、ユーザの特徴を示すユーザ属性に関する情報を記憶する。ここで、図6に、第1の実施形態に係るユーザ情報記憶部122の一例を示す。図6に示すように、ユーザ情報記憶部122は、「ユーザID」および「ユーザ属性」といった項目を有する。
「ユーザID」は、ユーザを識別するための識別情報を示す。例えば、「ユーザID」には、ユーザ毎に個別に付与されるユニークな文字列等が記憶される。「ユーザ属性」は、ユーザの特徴に関する情報を示す。例えば、「ユーザ属性」は、ユーザの特徴に関する情報として、「年齢」、「性別」、「興味」といった情報が記憶される。
すなわち、図6では、ユーザID「U11」によって識別されるユーザU11は、年齢「20歳」である例を示している。また、ユーザID「U11」によって識別されるユーザU11は、性別「男性」である例を示している。また、ユーザID「U11」によって識別されるユーザU11は、「カジュアル系」、「サッカー」、「二輪車」に対して興味を有する例を示している。
(地図情報記憶部123について)
地図情報記憶部123は、属性付き地図に関する情報を記憶する。具体的には、地図情報記憶部123は、領域毎に、領域に滞在するユーザのユーザ属性に関する情報を記憶する。ここで、図7に、第1の実施形態に係る地図情報記憶部123の一例を示す。図7に示すように、地図情報記憶部123は、「領域ID」、「小領域ID」および「ユーザ属性」といった項目を有する。
「領域ID」は、領域を識別するための識別情報を示す。例えば、「領域ID」には、領域毎に個別に付与されるユニークな文字列等が記憶される。「小領域ID」は、領域に含まれる小領域を識別するための識別情報を示す。例えば、「小領域ID」には、小領域毎に個別に付与されるユニークな文字列等が記憶される。「ユーザ属性」は、領域に滞在するユーザのユーザ属性を示す。例えば、「ユーザ属性」には、領域に滞在する複数のユーザが共通して有するユーザ属性が記憶される。
すなわち、図7では、領域ID「AR」によって識別される領域ARは、小領域ID「AR1」、「AR2」および「AR3」によって識別される領域AR1〜AR3を含む例を示している。また、小領域ID「AR1」によって識別される領域AR1に滞在するユーザは、ユーザ属性「カジュアル系」を有する例を示している。
(制御部130について)
図4に戻り、制御部130は、例えば、CPU(Central Processing Unit)やMPU(Micro Processing Unit)等によって、検出装置100内部の記憶装置に記憶されている各種プログラム(生成プログラムの一例に相当)がRAMを作業領域として実行されることにより実現される。また、制御部130は、例えば、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)やFPGA(Field Programmable Gate Array)等の集積回路により実現される。
制御部130は、図4に示すように、取得部131と、特定部132と、生成部133と、検出部134とを有し、以下に説明する情報処理の機能や作用を実現または実行する。なお、制御部130の内部構成は、図4に示した構成に限られず、後述する生成処理や検出処理を行う構成であれば他の構成であってもよい。また、制御部130が有する各処理部の接続関係は、図4に示した接続関係に限られず、他の接続関係であってもよい。
(取得部131について)
取得部131は、領域に関する領域情報を取得する。具体的には、取得部131は、領域情報として、領域に位置する施設等に関する情報を取得する。例えば、取得部131は、一般に提供されている地図情報等を参照し、領域内に位置する施設等に関する情報を抽出することで領域情報を取得する。なお、取得部131は、地図情報等を参照するに限らず、ユーザによって定義された情報を領域情報として取得してもよい。一例としては、取得部131は、情報提供装置20から領域情報を取得する。そして、取得部131は、取得した領域情報を領域情報記憶部121に格納する。例えば、取得部131は、領域の位置と施設に関する情報を、領域IDに対応付けて領域情報記憶部121に格納する。また、取得部131は、ユーザ属性に関するユーザ情報を取得する。そして、取得部131は、取得したユーザ情報をユーザ情報記憶部122に格納する。例えば、取得部131は、ユーザ属性を、ユーザIDに対応付けてユーザ情報記憶部122に格納する。また、取得部131は、ユーザが有する端末装置10の位置情報を取得する。
(特定部132について)
特定部132は、取得部131によって取得された領域情報に基づいて、領域に対応する属性を特定する。言い換えると、特定部132は、エリアごとに特徴的な属性を領域情報に基づいて定義する。具体的には、特定部132は、領域に位置する施設に基づいて、領域に対応する属性を特定する。図5の例では、特定部132は、領域ARに位置する施設「Aデパート」がファッションに関する施設であるので、領域ARに対応する属性として「ファッション」を特定する。他の例では、特定部132は、領域BRに位置する施設「Bドーム」がスポーツに関する施設であるので、領域BRに対応する属性として「スポーツ」を特定する。
(生成部133について)
生成部133は、特定部132によって特定された属性に基づいて、領域に滞在するユーザのユーザ属性が示される地図を生成する。具体的には、生成部133は、領域に滞在するユーザが有する複数のユーザ属性のうち、特定部132によって特定された属性と関わるユーザ属性が示される地図を生成する。例えば、生成部133は、かかる複数のユーザ属性のうち、特定部132によって特定された属性の下位概念に当たるユーザ属性が示される地図を生成する。一例としては、生成部133は、ユーザ属性に基づいて領域を色分けした地図を生成する。図6の例では、ユーザU11は、複数のユーザ属性として、年齢「20歳」、性別「男性」、興味「カジュアル系」、「サッカー」、「二輪車」を有している。このため、特定部132によって特定された属性が「ファッション」でありユーザU11が領域ARに滞在している場合には、生成部133は、複数のユーザ属性「20歳」、「男性」、「カジュアル系」、「サッカー」、「二輪車」のうち、特定部132によって特定された属性「ファッション」と関わるユーザ属性「カジュアル系」が領域ARに示される地図を生成する。
(検出部134について)
検出部134は、生成部133によって生成された地図に示されるユーザ属性の分布に基づいて領域に関する異常を検出する。具体的には、検出部134は、生成部133によって生成された地図を用いて複数の時点のユーザ属性を比較することで領域に関する異常を検出する。より具体的には、検出部134は、領域に滞在するユーザに共通するユーザ属性の割合、領域に滞在するユーザに共通するユーザ属性を有するユーザの人数または領域に滞在するユーザに共通するユーザ属性の時間的な変化のうち少なくとも一つに基づいて異常を検出する。例えば、検出部134は、領域ARに滞在するユーザに共通するユーザ属性「ヒップホップ系」を有するユーザの人数が過去の時点において領域ARに滞在しユーザ属性「ヒップホップ系」を有するユーザの人数と比較して著しく増減した場合に異常を検出する。このため、検出部134では、領域の属性が変わるたびに、かかる領域で異常として検出されるユーザ属性が変わる。
〔1−4.第1の実施形態に係る検出処理手順〕
次に、図8を用いて、第1の実施形態に係る検出装置100による処理の手順について説明する。図8は、第1の実施形態に係る検出装置100による検出処理手順を示すフローチャートである。
図8に示すように、検出装置100は、領域に関する領域情報を取得する(ステップS101)。例えば、検出装置100は、領域情報として、領域に位置する施設等に関する情報を取得する。そして、検出装置100は、取得した領域情報を領域情報記憶部121に格納する。
続いて、検出装置100は、取得された領域情報に基づいて、領域に対応する属性を特定する(ステップS102)。例えば、検出装置100は、領域に位置する施設に基づいて、領域に対応する属性を特定する。
その後、検出装置100は、特定された属性に基づいて、領域に滞在するユーザのユーザ属性が示される地図を生成する(ステップS103)。例えば、検出装置100は、領域に滞在するユーザが有する複数のユーザ属性のうち、特定された属性と関わるユーザ属性が示される地図を生成する。
そして、検出装置100は、生成した地図に関する情報を地図情報記憶部123に格納する(ステップS104)。例えば、検出装置100は、領域に滞在するユーザが有する複数のユーザ属性のうち特定された属性と関わるユーザ属性を、領域に対応付けて格納する。
続いて、検出装置100は、生成された地図に示されるユーザ属性の分布に基づいて領域に関する異常を検出する(ステップS105)。具体的には、検出装置100は、生成された地図を用いて複数の時点のユーザ属性を比較することで領域に関する異常を検出する。例えば、検出装置100は、領域に滞在するユーザのユーザ属性の割合、領域に対応する属性のユーザの人数または領域に滞在するユーザに共通するユーザ属性の時間的な変化のうち少なくとも一つに基づいて異常を検出する。
〔1−5.第1の実施形態の効果〕
上述してきたように、第1の実施形態に係る検出装置100は、取得部131と、特定部132と、生成部133とを有する。取得部131は、領域に関する領域情報を取得する。特定部132は、取得された領域情報に基づいて、領域に対応する属性を特定する。生成部133は、特定された属性に基づいて、領域に滞在するユーザのユーザ属性が示される地図を生成する。
これにより、検出装置100は、領域の特徴に基づいてかかる領域に滞在するユーザの特徴が示された地図を生成することができるので、領域毎の属性付き地図を容易に生成することができる。例えば、検出装置100は、領域に滞在するユーザが複数の属性を有している場合でも適切な属性を容易に抽出することができるので、領域の属性を容易に明確にすることができる。
また、検出装置100は、領域が有する特徴を示す属性に基づいてかかる領域に滞在するユーザのユーザ属性が示される地図を生成することができるので、単に領域に滞在するユーザが有するユーザ属性に基づいて地図を生成する場合と比較して領域に滞在するユーザのユーザ属性が高い精度で示される地図を生成することができる。
また、検出装置100は、領域毎の属性付き地図を生成することができるので、商圏等のマーケティングやコンサルティングに活用することができる。例えば、検出装置100は、領域毎の属性付き地図によって、地価の推定や土地の効果測定に役立つ情報を提供することができる。
また、第1の実施形態に係る検出装置100は、生成された地図に示されるユーザ属性の分布に基づいて領域に関する異常を検出する検出部134をさらに備える。これにより、検出装置100は、領域に滞在するユーザの特徴に基づいて領域で行われるイベント等を検知することができるので、領域の特徴を明確にすることができる。例えば、検出装置100は、異常の発生頻度に基づいて街の特徴を把握することができるので、都市計画に活用することができる情報を提供することができる。
また、第1の実施形態に係る検出装置100は、検出した異常結果を活用することで、例えば、領域に滞在するユーザのユーザ属性の詳細な分布を明確にすることができる。また、検出装置100は、異常結果によってユーザの動向を可視化することができる。また、検出装置100は、領域に滞在するユーザのユーザ属性を動的に更新することができる。
また、第1の実施形態に係る検出装置100において、検出部134は、生成された地図を用いて複数の時点のユーザ属性を比較することで領域に関する異常を検出する。これにより、検出装置100は、異なる時点の同じ領域に滞在するユーザのユーザ属性を比較することができるので、異常を高い精度で検出することができる。また、検出装置100は、複数の時点でのユーザ属性を比較することで、領域に関する異常を容易に検出することができる。
また、第1の実施形態に係る検出装置100において、検出部134は、領域に滞在するユーザに共通するユーザ属性の割合、領域に滞在するユーザに共通するユーザ属性を有するユーザの人数または領域に滞在するユーザに共通するユーザ属性の時間的な変化のうち少なくとも一つに基づいて異常を検出する。これにより、検出装置100は、領域に滞在するユーザの状況に応じて異常を検出することができるので、異常を高い精度で検出することができる。
〔1−6.第1の実施形態の変形例〕
上述した第1の実施形態に係る検出装置100は、上記実施形態以外にも種々の異なる形態にて実施されてよい。そこで、以下では、上記の検出装置100の他の実施形態について説明する。
〔1−6−1.時系列属性付き地図〕
上記の第1の実施形態では、検出装置100が特定部132によって特定された属性に基づいて、領域に滞在するユーザのユーザ属性が示される地図を生成する例を挙げて説明した。ここで、検出装置100は、ユーザ属性の時系列変化を示す時系列属性付き地図を生成してもよい。言い換えると、検出装置100は、ユーザ属性を時系列の分布にして割合を表現した地図を生成してもよい。
具体的には、検出装置100の生成部133は、検出装置100は、特定部132によって特定された属性に基づいて、領域に時間的な属性を付与した地図を生成する。例えば、検出装置100は、特定部132によって特定された属性に関するユーザ属性を有するユーザの人数の時間的な変化に基づいて領域に時間的な属性を付与した地図を生成する。一例としては、検出装置100は、領域に滞在するユーザのうち特定部132によって特定された属性に関するユーザ属性を有するユーザの人数と時刻との関係を示すグラフの波の形に基づいて領域を色分けした地図を生成する。この点について、図9を用いて詳細に説明する。
図9は、ユーザの人数の時間的な変化を説明するための説明図である。図9の例では、グラフの縦軸は、領域に滞在するユーザのうち特定部132によって特定された属性に関するユーザ属性を有するユーザの人数を示す。グラフの横軸は、時刻を示す。図9に示すグラフは、例えばポアソン回帰などによって波の形が算出される。具体的には、グラフL1は、領域AR2に滞在するユーザのうち特定部132によって特定された属性「ファッション」に関するユーザ属性「ビジネス系」を有するユーザの人数の時系列変化を示す。グラフL1が示すように、領域AR2に滞在するユーザのうちユーザ属性「ビジネス系」を有するユーザの人数は、6時にピークとなり朝方に多いことを示す。この場合、検出装置100は、領域AR2にはユーザ属性「ビジネス系」を有するユーザが朝方に多いことを示す地図を生成する。
グラフL2は、領域AR1に滞在するユーザのうち特定部132によって特定された属性「ファッション」に関するユーザ属性「カジュアル系」を有するユーザの人数の時系列変化を示す。グラフL2が示すように、領域AR1に滞在するユーザのうちユーザ属性「カジュアル系」を有するユーザの人数は、12時にピークとなり昼に多いことを示す。この場合、検出装置100は、領域AR1にはユーザ属性「カジュアル系」を有するユーザが昼に多いことを示す地図を生成する。
グラフL3は、領域AR3に滞在するユーザのうち特定部132によって特定された属性「ファッション」に関するユーザ属性「ラグジュアリー系」を有するユーザの人数の時系列変化を示す。グラフL3が示すように、領域AR3に滞在するユーザのうちユーザ属性「ラグジュアリー系」を有するユーザの人数は、18時にピークとなり夕方に多いことを示す。この場合、検出装置100は、領域AR3にはユーザ属性「ラグジュアリー系」を有するユーザが夕方に多いことを示す地図を生成する。
このように、変形例に係る検出装置100は、特定部132によって特定された属性に基づいて、領域に時間的な属性を付与した地図を生成する。これにより、検出装置100は、属性の時系列変化を示す地図を生成することができるので、領域の特徴をより詳細に表現する地図を生成することができる。
また、変形例に係る検出装置100は、特定部132によって特定された属性に関するユーザ属性を有するユーザの人数の時間的な変化に基づいて領域に時間的な属性を付与した地図を生成する。これにより、検出装置100は、ユーザの人数の変化量に基づいて地図を生成することができるので、属性の時系列変化を示す地図を高い精度で生成することができる。
なお、検出装置100は、時間的な属性に限らず、各種の要素を考慮した属性を付与した地図を生成してもよい。例えば、検出装置100は、天気を考慮した属性を付与してもよい。一例としては、検出装置100は、天気が晴れの場合だと領域AR1にはユーザ属性「男性」が多くを占めることを示す地図を生成する。この場合、検出装置100は、例えば、天気が晴れにも関わらず領域AR1に子連れの女性が多い場合に、領域AR1の異常を検出する。
また、検出装置100は、生成した時系列属性付き地図を用いて領域に関する異常を検出してもよい。この場合、検出装置100は、多元的な情報に基づいて領域に関する異常を検出する。例えば、検出装置100は、領域に滞在するユーザが共通して有するユーザ属性を有するユーザの人数や割合などに基づいて、領域に関する異常を検出する。この点について、図10を用いて説明する。図10は、ユーザの割合の時間的な変化を説明するための説明図である。図10の例では、グラフの縦軸は、領域に滞在するユーザのうち性別が男性であるユーザの割合を示す。グラフの横軸は、時刻を示す。図10の例では、グラフL4が示すように、領域に滞在するユーザのうち性別が男性の割合が朝の7時に他の時刻と比較して突出して高い。この場合、検出装置100は、かかる領域における男女比の異常を検出する。これにより、検出装置100は、かかる領域において男性が多く集まるイベント等が発生したことを推定することができる。また、検出装置100は、例えば、領域に滞在するユーザの数自体には異常がない場合であっても、ユーザの割合から異常を検出することができる。
他の例では、検出装置100は、領域に対応する属性に関するユーザ属性を有するユーザの人数と時刻との関係を示すグラフの形に基づいて、領域に関する異常を検出する。例えば、検出装置100は、複数の時点におけるかかるグラフを比較することで領域に関する異常を検出する。他の例では、検出装置100は、ユーザ属性の相対的な分布に基づいて領域に関する異常を検出する。例えば、検出装置100は、領域の周辺に位置する他の領域に対応する属性に基づいて、領域に関する異常を検出する。一例としては、検出装置100は、領域ARの周辺に位置する他の領域に対応する属性が「ファッション」である場合に、領域ARには「ファッション」に関するユーザ属性を有するユーザが相対的に多いものとして異常を検出する。
〔1−6−2.統計的手法で領域の属性を特定〕
上記の第1の実施形態では、検出装置100が取得部131によって取得された領域情報に基づいて領域に対応する属性を特定する例を挙げて説明した。ここで、検出装置100は、統計的手法を用いて領域に対応する属性を特定してもよい。
具体的には、検出装置100の特定部132は、領域に過去に滞在したユーザに共通するユーザ属性を抽出することで領域に対応する属性を特定する。より具体的には、検出装置100は、領域に過去に滞在したユーザに共通するユーザ属性を抽出し、抽出したユーザ属性に基づいて領域に対応する属性を特定する。例えば、検出装置100は、領域に過去に滞在したユーザに共通するユーザ属性の上位概念に当たる属性を領域に対応する属性として特定する。一例としては、検出装置100は、領域AR1に過去に滞在したユーザが有するユーザ属性として「カジュアル系」が多い場合に、領域AR1に対応する属性として「カジュアル系」の上位概念に当たる属性「ファッション」を特定する。なお、検出装置100は、領域に過去に滞在したユーザに共通するユーザ属性を定期的に抽出し、抽出したユーザ属性に基づいて領域に対応する属性を定期的に更新する。
このように、変形例に係る検出装置100は、領域に過去に滞在したユーザに共通するユーザ属性を抽出することで領域に対応する属性を特定する。これにより、検出装置100は、領域に過去に滞在したユーザに共通するユーザ属性に基づいて領域に対応する属性を特定することができるので、高い精度で領域に対応する属性を特定することができる。
〔1−6−3.適用対象〕
上記の実施形態では、検出装置100が特定部132によって特定された属性「ファッション」に基づいて、領域に滞在するユーザのユーザ属性「カジュアル系」、「ビジネス系」、「ラグジュアリー系」が示される地図を生成する例を挙げて説明した。ここで、検出装置100は、「ファッション」に関する属性に限らず、各種の属性が示される地図を生成してもよい。例えば、検出装置100は、男性または女性の比率を示す地図や、アイドルに興味を有するユーザの人数を示す地図、特定の政党を支持するユーザの割合を示す地図などを生成してもよい。これにより、検出装置100は、各種の属性付き地図を生成することができるので、バリエーション豊かな分析に役立てることができる。
〔1−7.第1の実施形態の変形例の効果〕
上述してきたように、変形例に係る検出装置100において生成部133は、特定部132によって特定された属性に基づいて、領域に時間的な属性を付与した地図を生成する。これにより、検出装置100は、属性の時系列変化を示す地図を生成することができるので、領域の特徴をより詳細に表現する地図を生成することができる。
また、変形例に係る検出装置100において生成部133は、特定部132によって特定された属性に関するユーザ属性を有するユーザの人数の時間的な変化に基づいて領域に時間的な属性を付与した地図を生成する。これにより、検出装置100は、ユーザの人数の変化量に基づいて地図を生成することができるので、属性の時系列変化を示す地図を高い精度で生成することができる。
また、変形例に係る検出装置100において特定部132は、領域に過去に滞在したユーザに共通するユーザ属性を抽出することで領域に対応する属性を特定する。これにより、検出装置100は、領域に過去に滞在したユーザに共通するユーザ属性に基づいて領域に対応する属性を特定することができるので、高い精度で領域に対応する属性を特定することができる。
〔2.第2の実施形態〕
上記第1の実施形態では、検出装置100は、領域情報に基づいて領域に対応する属性を特定し、特定した属性に基づいて領域に滞在するユーザのユーザ属性が示される地図を生成する例を示した。ここで、検出装置100は、領域に滞在するユーザに対してユーザ属性を付与してもよい。この点について、第2の実施形態として説明する。なお、第1の実施形態において説明した事項と同様の事項については、説明を省略する。
〔2−1.第2の実施形態に係る検出装置の構成〕
図11を用いて、第2の実施形態に係る検出装置200の構成について説明する。図11は、第2の実施形態に係る検出装置200の構成例を示す図である。図11に示すように、検出装置200は、検出装置100と比較して、付与部235をさらに備える制御部230を有する。
(付与部235について)
付与部235は、ユーザが領域に滞在した場合に、かかるユーザに対して特定部132によって特定された属性に基づいてユーザ属性を付与する。具体的には、付与部235は、特定部132によって属性が特定された領域にユーザが滞在した場合に、かかるユーザに対して特定部132によって特定された属性をユーザ属性として付与する。例えば、付与部235は、特定部132によって属性「ファッション」が特定された領域ARにユーザが滞在した場合に、ユーザ属性「ファッション」をかかるユーザに付与する。一例としては、付与部235は、特定部132によって属性が特定された領域にユーザが滞在した場合に、特定部132によって特定された属性を、かかるユーザに対応するユーザIDに対応付けてユーザ情報記憶部122に格納する。
〔2−2.第2の実施形態の効果〕
上述してきたように、第2の実施形態に係る検出装置200は、付与部235をさらに有する。付与部235は、ユーザが領域に滞在した場合に、かかるユーザに対して特定部132によって特定された属性に基づいてユーザ属性を付与する。
これにより、検出装置200は、領域に滞在したユーザに属性を付与することができるので、ユーザの特徴をより明確にすることができる。例えば、検出装置200は、ユーザに新たなユーザ属性を付与することができるので、ユーザ情報をより充実させることができる。また、検出装置200は、ユーザが有するユーザ属性を動的に更新することができる。
〔2−3.第2の実施形態の変形例〕
上述した第2の実施形態に係る検出装置200は、上記実施形態以外にも種々の異なる形態にて実施されてよい。そこで、以下では、上記の検出装置200の他の実施形態について説明する。
〔2−3−1.ユーザ属性の調整〕
上記の第2の実施形態では、検出装置200が、ユーザが領域に滞在した場合にかかるユーザに対して特定部132によって特定された属性に基づいてユーザ属性を付与する例を挙げて説明した。ここで、検出装置200は、ユーザが有するユーザ属性を調整してもよい。
具体的には、検出装置200の付与部235は、異常が検出された領域に滞在するユーザのユーザ属性のうちかかる領域に滞在するユーザに共通するユーザ属性の重みを高めて調整する。例えば、検出部134によって異常が検出された領域AR2にユーザU46が滞在したものとする。また、異常が検出された領域AR2にはユーザ属性「ヒップホップ系」を有するユーザU41〜U45が滞在したものとする。この場合、検出装置200は、ユーザU46が有する複数のユーザ属性のうちユーザU41〜U45に共通するユーザ属性「ヒップホップ系」の重みを高めて調整する。一例としては、検出装置200は、ユーザU46を識別するユーザIDに対応付けられたユーザ属性「ヒップホップ系」の重みを高くしてユーザ情報記憶部122に記憶する。
〔2−4.第2の実施形態の変形例の効果〕
上述してきたように、変形例に係る検出装置200において付与部235は、異常が検出された領域に滞在するユーザのユーザ属性のうちかかる領域に滞在するユーザに共通するユーザ属性の重みを高めて調整する。これにより、検出装置200は、異常が検出された領域に滞在する他のユーザと共通するユーザ属性の重みを高めることができるので、ユーザの特徴をより明確にすることができる。
〔3.その他〕
また、上記実施形態において説明した各処理のうち、自動的に行われるものとして説明した処理の全部または一部を手動的に行うこともでき、あるいは、手動的に行われるものとして説明した処理の全部または一部を公知の方法で自動的に行うこともできる。この他、上記文書中や図面中で示した処理手順、具体的名称、各種のデータやパラメータを含む情報については、特記する場合を除いて任意に変更することができる。
また、図示した各装置の各構成要素は機能概念的なものであり、必ずしも物理的に図示の如く構成されていることを要しない。すなわち、各装置の分散・統合の具体的形態は図示のものに限られず、その全部または一部を、各種の負荷や使用状況などに応じて、任意の単位で機能的または物理的に分散・統合して構成することができる。
例えば、図4に示した領域情報記憶部121は、検出装置100が保持せずに、ストレージサーバ等に保持されてもよい。この場合、検出装置100は、ストレージサーバにアクセスすることで、領域情報を取得する。
また、検出装置100は、検出処理は行わず、生成処理のみを行う生成装置であってもよい。この場合、生成装置は、検出部134を有しない。そして、検出部134を有する検出装置が生成装置によって生成された地図を用いて領域に関する異常を検出する。
また、上述してきた実施形態に係る検出装置100は、例えば図12に示すような構成のコンピュータ1000によって実現される。以下、検出装置100を例に挙げて説明する。図12は、検出装置100の機能を実現するコンピュータ1000の一例を示すハードウェア構成図である。コンピュータ1000は、CPU1100、RAM1200、ROM1300、HDD1400、通信インターフェイス(I/F)1500、入出力インターフェイス(I/F)1600、およびメディアインターフェイス(I/F)1700を有する。
CPU1100は、ROM1300またはHDD1400に格納されたプログラムに基づいて動作し、各部の制御を行う。ROM1300は、コンピュータ1000の起動時にCPU1100によって実行されるブートプログラムや、コンピュータ1000のハードウェアに依存するプログラム等を格納する。
HDD1400は、CPU1100によって実行されるプログラム、および、かかるプログラムによって使用されるデータ等を格納する。通信インターフェイス1500は、ネットワークNを介して他の機器からデータを受信してCPU1100へ送り、CPU1100が生成したデータを、ネットワークNを介して他の機器へ送信する。
CPU1100は、入出力インターフェイス1600を介して、ディスプレイやプリンタ等の出力装置、および、キーボードやマウス等の入力装置を制御する。CPU1100は、入出力インターフェイス1600を介して、入力装置からデータを取得する。また、CPU1100は、生成したデータを、入出力インターフェイス1600を介して出力装置へ出力する。
メディアインターフェイス1700は、記録媒体1800に格納されたプログラムまたはデータを読み取り、RAM1200を介してCPU1100に提供する。CPU1100は、かかるプログラムを、メディアインターフェイス1700を介して記録媒体1800からRAM1200上にロードし、ロードしたプログラムを実行する。記録媒体1800は、例えばDVD(Digital Versatile Disk)、PD(Phase change rewritable Disk)等の光学記録媒体、MO(Magneto Optical disk)等の光磁気記録媒体、テープ媒体、磁気記録媒体、または半導体メモリ等である。
例えば、コンピュータ1000が実施形態に係る検出装置100として機能する場合、コンピュータ1000のCPU1100は、RAM1200上にロードされたプログラムを実行することにより、制御部130の機能を実現する。また、HDD1400には、記憶部120内のデータが格納される。コンピュータ1000のCPU1100は、これらのプログラムを記録媒体1800から読み取って実行するが、他の例として、他の装置からネットワークNを介してこれらのプログラムを取得してもよい。
以上、本願の実施形態のいくつかを図面に基づいて詳細に説明したが、これらは例示であり、発明の概要の欄に記載の態様を始めとして、当業者の知識に基づいて種々の変形、改良を施した他の形態で本発明を実施することが可能である。
また、上述した検出装置100は、複数のサーバコンピュータで実現してもよく、また、機能によっては外部のプラットフォーム等をAPI(Application Programming Interface)やネットワークコンピューティングなどで呼び出して実現するなど、構成は柔軟に変更できる。
また、特許請求の範囲に記載した「部(section、module、unit)」は、「手段」や「回路」などに読み替えることができる。例えば、取得部は、取得手段や取得回路に読み替えることができる。
1 検出システム
10 端末装置
20 情報提供装置
100 検出装置
121 領域情報記憶部
122 ユーザ情報記憶部
123 地図情報記憶部
131 取得部
132 特定部
133 生成部
134 検出部
200 検出装置
235 付与部

Claims (11)

  1. 領域に関する領域情報を取得する取得部と、
    前記取得部によって取得された領域情報に基づいて、前記領域に対応する属性を特定する特定部と、
    前記特定部によって特定された属性と関連するユーザ属性であって、前記領域に滞在するユーザのユーザ属性が示される地図を生成する生成部と
    を備えたことを特徴とする生成装置。
  2. 前記生成部によって生成された地図に示されるユーザ属性の分布に基づいて前記領域に関する異常を検出する検出部
    をさらに備えることを特徴とする請求項1に記載の生成装置。
  3. 前記検出部は、
    前記生成部によって生成された地図を用いて複数の時点のユーザ属性を比較することで前記領域に関する異常を検出する
    ことを特徴とする請求項2に記載の生成装置。
  4. 前記検出部は、
    前記領域に滞在するユーザに共通するユーザ属性の割合、前記領域に滞在するユーザに共通するユーザ属性を有するユーザの人数または前記領域に滞在するユーザに共通するユーザ属性の時間的な変化のうち少なくとも一つに基づいて前記異常を検出する
    ことを特徴とする請求項2または3に記載の生成装置。
  5. 前記生成部は、
    前記特定部によって特定された属性に基づいて、前記領域に時間的な属性を付与した地図を生成する
    ことを特徴とする請求項1〜4のいずれか一つに記載の生成装置。
  6. 前記生成部は、
    前記特定部によって特定された属性に関するユーザ属性を有するユーザの人数の時間的な変化に基づいて前記領域に時間的な属性を付与した地図を生成する
    ことを特徴とする請求項5に記載の生成装置。
  7. 前記特定部は、
    前記領域に過去に滞在したユーザに共通するユーザ属性を抽出することで前記領域に対応する属性を特定する
    ことを特徴とする請求項1〜6のいずれか一つに記載の生成装置。
  8. ユーザが前記領域に滞在した場合に、当該ユーザに対して前記特定部によって特定された属性に基づいてユーザ属性を付与する付与部
    をさらに備えることを特徴とする請求項2〜7のいずれか一つに記載の生成装置。
  9. 前記付与部は、
    異常が検出された領域に滞在するユーザのユーザ属性のうち当該領域に滞在するユーザに共通するユーザ属性の重みを高めて調整する
    ことを特徴とする請求項8に記載の生成装置。
  10. 生成装置が実行する生成方法であって、
    領域に関する領域情報を取得する取得工程と、
    前記取得工程によって取得された領域情報に基づいて、前記領域に対応する属性を特定する特定工程と、
    前記特定工程によって特定された属性と関連するユーザ属性であって、前記領域に滞在するユーザのユーザ属性が示される地図を生成する生成工程と
    を含んだことを特徴とする生成方法。
  11. 領域に関する領域情報を取得する取得手順と、
    前記取得手順によって取得された領域情報に基づいて、前記領域に対応する属性を特定する特定手順と、
    前記特定手順によって特定された属性と関連するユーザ属性であって、前記領域に滞在するユーザのユーザ属性が示される地図を生成する生成手順と
    をコンピュータに実行させることを特徴とする生成プログラム。
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