JP6415398B2 - 弾性表面波デバイス及びフィルタ - Google Patents

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Description

本発明は、弾性表面波デバイス及びフィルタに関する。
弾性波を利用した弾性波デバイスとして、圧電基板上に設けられた1組の櫛型電極からなるIDT(Interdigital Transducer)を含む弾性表面波デバイスが知られている。弾性表面波デバイスは、例えば携帯電話に代表される45MHz〜2GHzの周波数帯の無線信号を処理する各種回路におけるフィルタに用いられている。
近年、携帯電話などの通信機器の高性能化(例えばマルチバンド化、マルチモード化)に伴い、通信機器の受信感度の向上及び消費電力の削減などのために、フィルタの低損失化が検討されている。例えば、電極指の先端とバスバー又はダミー電極指の先端との間に絶縁体を埋め込むことが提案されている(例えば、特許文献1)。
特開2009−278429号公報
しかしながら、従来の弾性表面波デバイスでは、低損失化の点で未だ改善の余地が残されている。本発明は、このような課題に鑑みなされたものであり、低損失化が可能な弾性表面波デバイス及びフィルタを提供することを目的とする。
本発明は、圧電基板上に設けられ、互いに複数の電極指と複数のダミー電極指とを含み、互いの前記複数の電極指と前記複数のダミー電極指とが向かい合って配置された1組の櫛型電極と、前記1組の櫛型電極のうちの一方の櫛型電極の前記複数の電極指の先端と他方の櫛型電極の前記複数のダミー電極指の先端との間の複数の隙間それぞれそれぞれ設けられ、前記複数の隙間それぞれを覆う複数の付加膜と、を備え、前記複数の付加膜は、前記複数の電極指及び前記複数のダミー電極指のうち前記複数の電極指が延在する第1方向及び前記第1方向に交差する第2方向で前記複数の隙間の側方に位置する電極指及びダミー電極指の少なくとも一部と重なっていて、前記1組の櫛型電極で励振される弾性波の波長をλ、前記複数の付加膜の材料の密度をρ1、酸化アルミニウムの密度をρ2とした場合に、前記複数の電極指の先端と前記複数のダミー電極指の先端との間隔Gは、0<G≦1.0λであり、前記複数の付加膜の膜厚hは、0<h/λ≦0.146G×ρ2/ρ1であることを特徴とする弾性表面波デバイスである
上記構成において、前記複数の付加膜は、前記第1方向で前記複数の隙間の側方に位置する前記電極指及び前記ダミー電極指の少なくとも一方と重なり、前記第2方向で前記複数の隙間の側方に位置する前記電極指とは重ならない構成とすることができる。
本発明は、圧電基板上に設けられ、互いに複数の電極指と前記複数の電極指が接続されるバスバーとを含み、互いの前記複数の電極指と前記バスバーとが向かい合って配置された1組の櫛型電極と、前記1組の櫛型電極のうちの一方の櫛型電極の前記複数の電極指の先端と他方の櫛型電極の前記バスバーとの間の複数の隙間それぞれそれぞれ設けられ、前記複数の隙間それぞれを覆う複数の付加膜と、を備え、前記複数の付加膜は、前記複数の電極指及び前記バスバーのうち前記複数の電極指が延在する第1方向及び前記第1方向に交差する第2方向で前記複数の隙間の側方に位置する電極指及びバスバーの少なくとも一部と重なっていて、前記1組の櫛型電極で励振される弾性波の波長をλ、前記複数の付加膜の材料の密度をρ1、酸化アルミニウムの密度をρ2とした場合に、前記複数の電極指の先端と前記バスバーとの間隔Gは、0<G≦1.0λであり、前記複数の付加膜の膜厚hは、0<h/λ≦0.146G×ρ2/ρ1であることを特徴とする弾性表面波デバイスである
上記構成において、前記複数の付加膜は、前記第1方向で前記複数の隙間の側方に位置する前記電極指及び前記バスバーの少なくとも一方と重なり、前記第2方向で前記複数の隙間の側方に位置する前記電極指とは重ならない構成とすることができる。
上記構成において、前記複数の付加膜は、酸化アルミニウム膜、酸化タンタル膜、又は酸化シリコン膜である構成とすることができる。
上記構成において、前記1組の櫛型電極は、アルミニウム膜からなる構成とすることができる。
上記構成において、前記圧電基板は、タンタル酸リチウム基板である構成とすることができる。
上記構成において、前記1組の櫛型電極を覆う保護膜を備え、前記複数の付加膜は、前記保護膜上に設けられている構成とすることができる。
本発明は、上記のいずれかに記載の弾性表面波デバイスを含むことを特徴とするフィルタである。
本発明によれば、Q値を改善でき、低損失化を実現できる。
図1(a)は、実施例1に係る弾性表面波デバイスの上面図、図1(b)は、図1(a)のA−A間の断面図である。 図2(a)は、隙間付近を拡大した断面図、図2(b)は、隙間付近を拡大した上面図である。 図3(a)から図3(d)は、実施例1に係る弾性表面波デバイスの製造方法を示す断面図(その1)である。 図4(a)から図4(c)は、実施例1に係る弾性表面波デバイスの製造方法を示す断面図(その2)である。 図5は、実施例1の弾性表面波デバイスのQ特性のシミュレーション結果を示す図である。 図6(a)及び図6(b)は、付加膜の膜厚とQ値との関係を調査したシミュレーション結果を示す図(その1)である。 図7(a)及び図7(b)は、付加膜の膜厚とQ値との関係を調査したシミュレーション結果を示す図(その2)である。 図8は、付加膜の膜厚とQ値との関係を調査したシミュレーション結果を示す図(その3)である。 図9は、図6(a)から図8のシミュレーション結果から得られた、Q値が改善する付加膜の膜厚範囲を示す図である。 図10(a)から図10(f)は、付加膜の他の例を示す上面図である 図11は、実施例2に係る弾性表面波デバイスの上面図である。 図12(a)は、実施例3に係る弾性表面波デバイスの上面図、図12(b)は、図12(a)のA−A間の断面図である。 図13は、付加膜の他の例を示す上面図である。 図14は、実施例4に係るラダー型フィルタを示す図である。 図15は、実施例5に係る分波器を示すブロック図である。
以下、図面を参照して、本発明の実施例について説明する。
図1(a)は、実施例1に係る弾性表面波デバイス100の上面図、図1(b)は、図1(a)のA−A間の断面図である。なお、図1(a)においては、保護膜14を透視して図示している。図1(a)及び図1(b)のように、実施例1の弾性表面波デバイス100は、圧電基板10上に、IDT20と反射器12とが形成されている。IDT20は、圧電基板10内又は表面に弾性波を励振する。反射器12は、弾性波を反射する。圧電基板10は、例えばタンタル酸リチウム(LiTaO)基板である。IDT20及び反射器12は、例えばアルミニウム膜からなる。
IDT20は、1組の櫛型電極22を含む。1組の櫛型電極22それぞれは、複数の電極指24と、複数のダミー電極指26と、複数の電極指24及び複数のダミー電極指26が接続されるバスバー28と、を含む。1組の櫛型電極22それぞれにおいて、複数の電極指24と複数のダミー電極指26とは交互に配置されている。1組の櫛型電極22のうちの一方の櫛型電極の複数の電極指24と他方の櫛型電極の複数の電極指24とは、互い違いに配置されている。
バスバー28の一部を除き、IDT20及び反射器12を覆って保護膜14が形成されている。保護膜14は、例えば酸化シリコン膜などの誘電体膜である。保護膜14の厚さは、例えばIDT20の厚さの1/10程度である。保護膜14で覆われていないバスバー28上には、金属膜16が形成されている。
1組の櫛型電極22は、互いの複数の電極指24と複数のダミー電極指26とが向かい合って配置されている。これにより、複数の電極指24の先端と複数のダミー電極指26の先端との間には、複数の隙間30が形成されている。IDT20を覆う保護膜14は、複数の隙間30にも埋め込まれている。
保護膜14上であって、複数の隙間30それぞれに複数の付加膜18がそれぞれ設けられている。複数の付加膜18それぞれは、複数の隙間30それぞれを覆っている。複数の付加膜18は、例えば矩形形状をしている。ここで、複数の電極指24が延在する方向を第1方向、第1方向に交差する方向(すなわち、複数の電極指24が並んで配置された方向)を第2方向とする。複数の付加膜18は、例えば第1方向で複数の隙間30の側方に位置する電極指24及びダミー電極指26と重なっていて、第2方向で複数の隙間30の側方に位置する電極指24とは重なっていない。付加膜18は、例えば酸化アルミニウム膜である。
図2(a)は、隙間30付近を拡大した断面図、図2(b)は、隙間30付近を拡大した上面図である。図2(a)及び図2(b)のように、付加膜18の厚さをhとする。第1方向で隙間30の側方に位置する電極指24の先端とダミー電極指26の先端との間の間隔を、隙間30の間隔Gとする。第1方向で隙間30の側方に位置する電極指24及びダミー電極指26に対する付加膜18の被覆量をオーバーラップ量Yとする。第1方向で隙間30の側方に位置する電極指24及びダミー電極指26の側面から第2方向への付加膜18のはみ出し量をオフセット量Xとする。
次に、実施例1に係る弾性表面波デバイスの製造方法について説明する。図3(a)から図4(c)は、実施例1に係る弾性表面波デバイス100の製造方法を示す断面図である。図3(a)のように、圧電基板10上に金属膜を形成した後、当該金属膜を所望の形状にパターニングする。これにより、圧電基板10上に、複数の電極指24、複数のダミー電極指26、及びバスバー28を有する1組の櫛型電極22からなるIDT20と反射器12とが形成される。複数の電極指24と複数のダミー電極指26の間には、複数の隙間30が形成される。金属膜の形成は、例えばスパッタリング法、真空蒸着法、又はCVD(Chemical Vapor Deposition)法を用いることができる。金属膜のパターニングは、例えばフォトリソグラフィ技術及びエッチング技術を用いることができる。
図3(b)のように、圧電基板10上の全面に保護膜14を形成する。保護膜14は、例えばスパッタリング法、真空蒸着法、又はCVD法を用いて形成することができる。
図3(c)のように、バスバー28上であって、金属膜16が形成されるべき領域に形成された保護膜14を除去する。保護膜14の除去は、例えばフォトリソグラフィ技術及びエッチング技術を用いることができる。
図3(d)のように、圧電基板10上の全面にレジスト膜32を塗布した後、付加膜18を形成すべき領域のレジスト膜32を除去して開口を形成する。
図4(a)のように、圧電基板10上の全面に付加膜18を形成する。付加膜18は、レジスト膜32に形成された開口内にも形成される。付加膜18は、例えばスパッタリング法、真空蒸着法、又はCVD法を用いて形成することができる。
図4(b)のように、レジスト膜32をリフトオフ法によって除去して、付加膜18をパターニングする。これにより、複数の電極指24と複数のダミー電極指26との間の複数の隙間30それぞれに複数の付加膜18それぞれが形成される。複数の付加膜18をフォトリソグラフィ技術に基づく工程によって形成するため、付加膜18と隙間30とを例えば0.1μm以下の精度で位置合わせすることができる。よって、第1方向で隙間30の側方に位置する電極指24及びダミー電極指26に対する付加膜18のオーバーラップ量Yを管理値内に制御することができる。また、第1方向で隙間30の側方に位置する電極指24及びダミー電極指26の側面から第2方向への付加膜18のオフセット量Xを管理値内に制御することができる。
図4(c)のように、バスバー28上であって、保護膜14が除去された領域に、金属膜16を形成する。金属膜16は、例えば蒸着法及びリフトオフ法を用いて形成することができる。以上の工程を含んで、実施例1の弾性表面波デバイス100が形成される。
次に、発明者が行ったシミュレーションについて説明する。発明者は、実施例1の弾性表面波デバイス100に対してQ特性のシミュレーションを行った。シミュレーションに用いた弾性表面波デバイスの各パラメータを表1に示す。
Figure 0006415398
表1のように、シミュレーションを行った弾性表面波デバイスは、圧電基板10を42°回転YカットX伝搬タンタル酸リチウム(LiTaO)基板とした。IDT20及び反射器12を厚さ180nmのアルミニウム(Al)膜とした。付加膜18を厚さ60nmの酸化アルミニウム(Al)膜とした。IDT20で励振される弾性波の波長λを2μmとした。IDT20の複数の電極指24の対数を116対とし、反射器12の電極指の本数を40本とした。電極指24及びダミー電極指26のデューティ比を50%とした。ダミー電極指26の長さを2.0λ(λは弾性波の波長、以下同じ)とした。隙間30の間隔Gを0.175λとした。付加膜18のオーバーラップ量Yを0.1λとし、オフセット量Xを0とした。なお、シミュレーションでは、保護膜14及び金属膜16は設けられていないとした。
図5は、実施例1の弾性表面波デバイス100のQ特性のシミュレーション結果を示す図である。実施例1の弾性表面波デバイス100のシミュレーション結果を実線で示している。また、比較のために、付加膜18が設けられていない点以外は実施例1と同じ構成をした比較例1の弾性表面波デバイスに対してもQ特性のシミュレーションを行い、シミュレーション結果を破線で示している。図5のように、実施例1は、比較例1に比べて、共振周波数fr付近のQ値が改善される結果となった。このシミュレーション結果から、付加膜18を設けることで、弾性波を閉じ込める効果が得られ、Q値が改善されることが分かった。
次に、発明者は、付加膜18の膜厚がQ値の改善効果にどのような影響を及ぼすかを検討した。ここで、発明者は、図5のように、Q値の最大値の前後の周波数区間WでのQ値の積分値を用いてQ値が改善されたかどうかを判断することとした。具体的には、付加膜18を設けてもQ値がほとんど改善されなくなる周波数の間を周波数区間Wとした。ここでは、周波数区間Wの下限値を1925MHz、上限値を反共振周波数fa(2035MHz)とした。このように、Q値の積分値を用いて改善効果を判断するのは、シミュレーションでは周波数によって改善具合が異なるためである。
付加膜18の膜厚とQ値の改善効果との関係を調べるシミュレーションは、隙間30の間隔Gと付加膜18の膜厚とを振り、その他のパラメータは表1の値として行った。図6(a)から図8は、付加膜18の膜厚とQ値との関係を調査したシミュレーション結果を示す図である。横軸は、付加膜18の膜厚hを弾性波の波長λで規格化した規格化膜厚h/λである。縦軸は、周波数区間Wでの実施例1の弾性表面波デバイスのQ値の積分値を比較例1の弾性表面波デバイスのQ値の積分値で規格化したQ規格化積分値(実施例1のQ積分値/比較例1のQ積分値)である。したがって、Q規格化積分値が1より大きい場合、実施例1は比較例1に比べてQ値が改善されていることになる。また、シミュレーションによる計算値を黒丸で示すとともに、Q規格化積分値が1より小さくなった場合の不図示の計算値を含んだ計算値を結んだ曲線も示している。
図6(a)は、隙間30の間隔Gが0.05λの場合のシミュレーション結果である。付加膜18の膜厚hが0<h≦0.017λの範囲において、Q値の改善効果が得られることが分かった。
図6(b)は、隙間30の間隔Gが0.1λの場合のシミュレーション結果である。付加膜18の膜厚hが0<h≦0.031λの範囲において、Q値の改善効果が得られることが分かった。
図7(a)は、隙間30の間隔Gが0.175λの場合のシミュレーション結果である。付加膜18の膜厚hが0<h≦0.048λの範囲において、Q値の改善効果が得られることが分かった。
図7(b)は、隙間30の間隔Gが0.5λの場合のシミュレーション結果である。付加膜18の膜厚hが0<h≦0.091λの範囲において、Q値の改善効果が得られることが分かった。
図8は、隙間30の間隔Gが1.0λの場合のシミュレーション結果である。付加膜18の膜厚hが0<h≦0.146λの範囲において、Q値の改善効果が得られることが分かった。
図9は、図6(a)から図8のシミュレーション結果から得られた、Q値が改善する付加膜18の膜厚範囲を示す図である。横軸は、隙間30の間隔G(λ)である。縦軸は、付加膜18の規格化膜厚h/λである。図6(a)から図8で得られた、Q値が改善する付加膜18の規格化膜厚の範囲を破線で示し、Q規格化積分値が最大値となる膜厚を黒丸で示している。また、Q値が改善する付加膜18の規格化膜厚の最大値の内側を通るように求めた近似曲線を実線で示している。図9のように、隙間30の間隔Gが大きくなるほど、Q値の改善効果が得られる付加膜18の膜厚範囲が広がることが分かった。隙間30の間隔Gが0<G≦1.0λの範囲内である場合に、付加膜18の膜厚hが0<h/λ≦0.146G+0.694076を満たせば、Q値の改善効果が得られることが分かった。
なお、図9は、付加膜18が酸化アルミニウム膜からなる場合のシミュレーション結果である。付加膜18の材料が変われば密度も変わるため、Q値の改善効果が得られる膜厚範囲も変わる。したがって、付加膜18が酸化アルミニウム以外の材料からなる場合は、その材料の密度に応じた膜厚範囲とすればよい。すなわち、付加膜18の材料の密度をρ1、酸化アルミニウムの密度をρ2とした場合に、付加膜18の膜厚hが0<h/λ≦(0.146G+0.694076)×ρ2/ρ1を満たせば、Q値の改善効果が得られる。
以上説明してきたように、複数の隙間30それぞれにそれぞれ設けられた複数の付加膜18の膜厚hが、複数の隙間30の間隔Gが0<G≦1.0λの範囲である場合に、0<h/λ≦(0.146G+0.694076)×ρ2/ρ1を満たすことで、Q値を改善することができ、低損失化を実現できる。
なお、実施例1では、図1のように、複数の付加膜18は、第1方向で複数の隙間30の側方に位置する電極指24及びダミー電極指26と重なり、第2方向で複数の隙間30の側方に位置する電極指24とは重ならない場合を例に示したが、これに限られるわけではない。図10(a)から図10(f)は、付加膜18の他の例を示す上面図である。図10(a)のように、付加膜18は、第2方向で複数の隙間30の側方に位置する電極指24と重なってもよい。この場合、付加膜18は、電極指24の幅の中央よりも手前の範囲で、電極指24と重なる。図10(b)のように、付加膜18は、第1方向で隙間30の側方に位置する電極指24と隙間30との境界に接し且つダミー電極指26と重なってもよい。図10(c)のように、付加膜18は、第1方向で隙間30の側方に位置する電極指24と間隔を開け且つダミー電極指26と重なってもよい。図10(d)のように、付加膜18は、第1方向で隙間30の側方に位置するダミー電極指26と隙間30との境界に接し且つ電極指24と重なってもよい。図10(e)のように、付加膜18は、第1方向で隙間30の側方に位置するダミー電極指26と間隔を開け且つ電極指24と重なってもよい。図10(f)のように、付加膜18は、第1方向で隙間30の側方に位置する電極指24及びダミー電極指26と重なり、且つ電極指24及びダミー電極指26の側面から第2方向にはみ出してもよい。このように、複数の付加膜18は、第1方向及び第2方向で複数の隙間30の側方に位置する電極指24及びダミー電極指26の少なくとも一部と重なっていればよい。これにより、付加膜18を形成する際の位置合わせ精度が緩和され、付加膜18を容易に形成できる効果も得られる。
なお、実施例1では、圧電基板10はタンタル酸リチウム基板の場合に限られず、ニオブ酸リチウム基板などの他の圧電基板の場合でもよい。IDT20及び反射器12はアルミニウム膜である場合に限られず、銅膜又は銅が添加されたアルミニウム膜などの金属膜の場合でもよい。付加膜18は、酸化アルミニウム膜以外にも、酸化タンタル膜又は酸化シリコン膜などの誘電体膜の場合でもよいし、金属膜の場合でもよい。
図11は、実施例2に係る弾性表面波デバイス200の上面図である。なお、図11においても、実施例1と同様に、保護膜14を透視して図示している。図11のように、実施例2の弾性表面波デバイス200は、1組の櫛型電極22それぞれにおいて、長さの異なる複数の電極指24が繰り返し設けられ、且つ長さの異なる複数のダミー電極指26が繰り返し設けられている。これにより、複数の隙間30は、第1方向で異なる位置に形成されている。その他の構成は、実施例1と同一又は同等であるため説明を省略する。
実施例2のように、複数の隙間30が第1方向で異なる位置に形成されている場合でもよい。この場合でも、複数の付加膜18の膜厚hが、複数の隙間30の間隔Gが0<G≦1.0λの範囲である場合に、0<h/λ≦(0.146G+0.694076)×ρ2/ρ1を満たすことで、Q値を改善することができる。
なお、実施例2においても、複数の付加膜18は、図10(a)から図10(f)で説明したような形状とすることができる。
図12(a)は、実施例3に係る弾性表面波デバイス300の上面図、図12(b)は、図12(a)のA−A間の断面図である。なお、図12(a)においても、実施例1と同様に、保護膜14を透視して図示している。図12(a)及び図12(b)のように、実施例3の弾性表面波デバイス300では、複数の電極指24の間に複数のダミー電極指26が設けられてない。1組の櫛型電極22は、互いの複数の電極指24とバスバー28とが向かい合って配置されている。これにより、複数の電極指24の先端とバスバー28の前記複数の電極指24の先端に相対する端との間に複数の隙間30が形成されている。複数の隙間30それぞれに複数の付加膜18がそれぞれ設けられている。複数の付加膜18は、第1方向で複数の隙間30の側方に位置する電極指24及びバスバー28と重なっていて、第2方向で複数の隙間30の側方に位置する電極指24とは重なっていない。その他の構成は、実施例1と同一又は同等であるため説明を省略する。
実施例3のように、複数の付加膜18が、複数の隙間30を覆い、且つ、第1方向及び第2方向で複数の隙間30の側方に位置する電極指24及びバスバー28の少なくとも一部と重なっている場合でもよい。この場合でも、複数の付加膜18の膜厚hが、複数の隙間30の間隔Gが0<G≦1.0λの範囲である場合に、0<h/λ≦(0.146G+0.694076)×ρ2/ρ1を満たすことで、Q値を改善することができる。
なお、実施例3においても、複数の付加膜18は、図10(a)から図10(f)で説明したような形状とすることができる。
なお、実施例1から実施例3では、付加膜18は矩形形状をしている場合を例に示したが、これに限られず、円形形状などの他の形状をしている場合でもよい。図13は、付加膜18の他の例を示す上面図である。図13のように、付加膜18は、楕円形形状をしている場合でもよい。
なお、実施例1から実施例3において、複数の付加膜18は、弾性波エネルギーの漏れを抑制する観点から、複数の隙間30の全てに設けられている場合が好ましいが、複数の隙間30の一部に設けられていない場合であってもよい。
図14は、実施例4に係るラダー型フィルタ400を示す図である。図14のように、実施例4のラダー型フィルタ400は、入力端子Inと出力端子Outとの間に、1又は複数の直列共振器S1〜S4が直列に接続され、1又は複数の並列共振器P1、P2が並列に接続されている。直列共振器S1〜S4及び並列共振器P1、P2のうちの少なくとも1つを、実施例1から実施例3の弾性表面波デバイスとすることができる。
実施例1から実施例3の弾性表面波デバイスをラダー型フィルタに用いることで、挿入損失を改善することができる。また、付加膜18を設けた場合でも、共振器の電気機械結合係数はあまり低下しないため、通過特性及び通過帯域外の抑圧特性はほぼ同一特性に維持される。このため、付加膜18を設けていない状態で既に設計が完了している構造に対し、設計変更することなしに、ただ付加膜18を設けるだけで挿入損失を改善できる効果が得られる。
なお、実施例4では、ラダー型フィルタの場合を例に示したが、多重モード型フィルタなど、その他の弾性波フィルタの場合でもよい。
図15は、実施例5に係る分波器500を示すブロック図である。図15のように、実施例5の分波器500は、送信フィルタ40と受信フィルタ42を備える。送信フィルタ40は、アンテナ端子Antと送信端子Txの間に接続されている。受信フィルタ42は、送信フィルタ40と共通のアンテナ端子Antと受信端子Rxの間に接続されている。
送信フィルタ40は、送信端子Txから入力された信号のうち送信帯域の信号を送信信号としてアンテナ端子Antに通過させ、他の周波数の信号を抑圧する。受信フィルタ42は、アンテナ端子Antから入力された信号のうち受信帯域の信号を受信信号として受信端子Rxに通過させ、他の周波数の信号を抑圧する。送信帯域と受信帯域は周波数が異なっている。なお、送信フィルタ40を通過した送信信号が受信フィルタ42に漏れずにアンテナ端子Antから出力されるようにインピーダンスを整合させる整合回路を備えていてもよい。
実施例5の分波器500に備わる送信フィルタ40及び受信フィルタ42の少なくとも一方を、実施例4で説明した弾性波フィルタとすることができる。
以上、本発明の実施例について詳述したが、本発明はかかる特定の実施例に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明の要旨の範囲内において、種々の変形・変更が可能である。
10 圧電基板
12 反射器
14 保護膜
16 金属膜
18 付加膜
20 IDT
22 櫛型電極
24 電極指
26 ダミー電極指
28 バスバー
30 隙間
32 レジスト膜
40 送信フィルタ
42 受信フィルタ
S1〜S4 直列共振器
P1、P2 並列共振器
100〜300 弾性表面波デバイス
400 ラダー型フィルタ
500 分波器

Claims (9)

  1. 圧電基板上に設けられ、互いに複数の電極指と複数のダミー電極指とを含み、互いの前記複数の電極指と前記複数のダミー電極指とが向かい合って配置された1組の櫛型電極と、
    前記1組の櫛型電極のうちの一方の櫛型電極の前記複数の電極指の先端と他方の櫛型電極の前記複数のダミー電極指の先端との間の複数の隙間それぞれそれぞれ設けられ、前記複数の隙間それぞれを覆う複数の付加膜と、を備え、
    前記複数の付加膜は、前記複数の電極指及び前記複数のダミー電極指のうち前記複数の電極指が延在する第1方向及び前記第1方向に交差する第2方向で前記複数の隙間の側方に位置する電極指及びダミー電極指の少なくとも一部と重なっていて、
    前記1組の櫛型電極で励振される弾性波の波長をλ、前記複数の付加膜の材料の密度をρ1、酸化アルミニウムの密度をρ2とした場合に、前記複数の電極指の先端と前記複数のダミー電極指の先端との間隔Gは、0<G≦1.0λであり、前記複数の付加膜の膜厚hは、0<h/λ≦0.146G×ρ2/ρ1であることを特徴とする弾性表面波デバイス。
  2. 前記複数の付加膜は、前記第1方向で前記複数の隙間の側方に位置する前記電極指及び前記ダミー電極指の少なくとも一方と重なり、前記第2方向で前記複数の隙間の側方に位置する前記電極指とは重ならないことを特徴とする請求項1記載の弾性表面波デバイス。
  3. 圧電基板上に設けられ、互いに複数の電極指と前記複数の電極指が接続されるバスバーとを含み、互いの前記複数の電極指と前記バスバーとが向かい合って配置された1組の櫛型電極と、
    前記1組の櫛型電極のうちの一方の櫛型電極の前記複数の電極指の先端と他方の櫛型電極の前記バスバーとの間の複数の隙間それぞれそれぞれ設けられ、前記複数の隙間それぞれを覆う複数の付加膜と、を備え、
    前記複数の付加膜は、前記複数の電極指及び前記バスバーのうち前記複数の電極指が延在する第1方向及び前記第1方向に交差する第2方向で前記複数の隙間の側方に位置する電極指及びバスバーの少なくとも一部と重なっていて、
    前記1組の櫛型電極で励振される弾性波の波長をλ、前記複数の付加膜の材料の密度をρ1、酸化アルミニウムの密度をρ2とした場合に、前記複数の電極指の先端と前記バスバーとの間隔Gは、0<G≦1.0λであり、前記複数の付加膜の膜厚hは、0<h/λ≦0.146G×ρ2/ρ1であることを特徴とする弾性表面波デバイス。
  4. 前記複数の付加膜は、前記第1方向で前記複数の隙間の側方に位置する前記電極指及び前記バスバーの少なくとも一方と重なり、前記第2方向で前記複数の隙間の側方に位置する前記電極指とは重ならないことを特徴とする請求項3記載の弾性表面波デバイス。
  5. 前記複数の付加膜は、酸化アルミニウム膜、酸化タンタル膜、又は酸化シリコン膜であることを特徴とする請求項1から4のいずれか一項記載の弾性表面波デバイス。
  6. 前記1組の櫛型電極は、アルミニウム膜からなることを特徴とする請求項1から5のいずれか一項記載の弾性表面波デバイス。
  7. 前記圧電基板は、タンタル酸リチウム基板であることを特徴とする請求項1から6のいずれか一項記載の弾性表面波デバイス。
  8. 前記1組の櫛型電極を覆う保護膜を備え、
    前記複数の付加膜は、前記保護膜上に設けられていることを特徴とする請求項1から7のいずれか一項記載の弾性表面波デバイス。
  9. 請求項1から8のいずれか一項記載の弾性表面波デバイスを含むことを特徴とするフィルタ。
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