JP6413873B2 - 鞍乗型燃料電池車両 - Google Patents

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Description

本発明は、燃料電池からの電力によってモータを駆動して走行する鞍乗型燃料電池車両に関する。
鞍乗型燃料電池車両は例えば下記の特許文献1に記載されている。この鞍乗型燃料電池車両において、車体フレームの前部にはハンドルおよび操舵輪が設けられ、車体フレームの後部にはスイングアームを介して駆動輪が設けられ、スイングアームには駆動輪を駆動するモータが設けられている。また、車体フレームの前後方向中間部上側にはシートが設けられ、車体フレームの後部上側にはモータへ電力を供給する燃料電池が設けられている。さらに、車体フレームの前後方向中間部下側には、燃料電池の燃料を蓄える燃料タンクが設けられ、車体フレームの前後方向中間部下側において燃料タンクの後方には、燃料タンクから燃料電池への燃料の供給を制御するタンクバルブ(弁部)が設けられている。
また、特許文献1に記載された鞍乗型燃料電池車両において、燃料タンクは、略円柱状の外形を有し、その軸が車両の前後方向を向くように寝かせた状態で配置されている。また、当該鞍乗型燃料電池車両の車体フレームは、前後方向に伸長する左右一対の上部フレームと、これら上部フレームの下方に位置して前後方向に伸長する左右一対の下部フレームとを備えている。燃料タンクは、これら上部フレームおよび下部フレームにより囲まれたセンタートンネル領域に配置され、一対のタンクバンド(リング状の締付金具)を介して上部フレームおよび下部フレームに支持されている。また、燃料タンクの後部の下方およびタンクバルブの下方には、ガードフレームが設けられている。ガードフレームは、左右一対の下部フレーム間に架設されている。
側面衝突時において、鞍乗型燃料電池車両にはその側方から荷重が加わる。燃料タンクを囲んでいる上部フレームおよび下部フレームは、この側方から加わる荷重を受け、当該荷重が燃料タンクに加わることを抑制し、燃料タンクを保護する。
また、走行時には、路上の石が上方に跳ね飛ばされて車両の下部に当たることがあり、また、凹凸した路面の凸部が車両の下部に当たることがある。タンクバルブの下方に設けられたガードフレームは、このような飛石や路面の凸部を受け、当該飛石や路面の凸部がタンクバルブを打撃することを抑制し、タンクバルブを保護する。
一方、特許文献1には、鞍乗型燃料電池車両に燃料タンクを組み付けるに際して、燃料タンクを、車両の下方から一対の下部フレーム間を通して上記センタートンネル領域へ組み付けることができ、保守性が向上する旨が記載されている。
また、特許文献1に記載の鞍乗型燃料電池車両においては、燃料タンクを鞍乗型燃料電池車両の下方から上記センタートンネル領域へ組み入れた後、燃料タンクをタンクバンドで上部フレームおよび下部フレームに固定する。このような組付作業を実現するために、タンクバンドは上半部と下半部とに分割されており、上半部は上部フレームと下部フレームとの間に予め固定されており、下半部は上半部に締結部材により連結することができるようになっている。燃料タンクの組付作業時には、燃料タンクを鞍乗型燃料電池車両の下方からセンタートンネル領域へ組み入れた後、上半部と下半部との間に燃料タンクを挟みつつ、上半部と下半部とを締結部材で連結し、締結部材を締め付けることにより燃料タンクを締め付ける。これにより、燃料タンクが上部フレームおよび下部フレームに固定される。
特開2010−269659号公報
ところで、前面衝突または後面衝突時において、鞍乗型燃料電池車両にはその前方または後方から荷重が加わる。この結果、前輪が後方へ、後輪が前方へそれぞれ異常に変位することがある。特に、後面衝突時には、スイングアームが後輪と共に前方に押し込まれ、ピボットを軸とした通常の揺動範囲を超えて前方に大きく揺動ないし変形することが考えられる。
特許文献1に記載された鞍乗型燃料電池車両では、前輪と後輪との間に燃料タンクおよびタンクバルブが配置されており、下部フレームの後部の屈曲部に架設されるガードフレームが、タンクバルブの下方まで延在されている。一方、当該鞍乗型燃料電池車両において、燃料タンクの後方に配置されたタンクバルブの後方にはフレームが設けられていない。このため、前面衝突または後面衝突によりスイングアームおよび後輪が前方に大きく揺動する場合は、ガードフレームにスイングアームあるいは後輪が当たって衝撃を受け止めてそれ以上の揺動を阻止することができるが、スイングアームおよび後輪が想定以上に大きく変形した場合には、ガードフレームの上方にスイングアームまたは後輪が入り込み、スイングアームまたは後輪がタンクバルブに直接当たる可能性がある。
また、前面衝突または後面衝突によりスイングアームおよび後輪が前方に大きく変形してタンクバルブに直接当たると、タンクバルブを介して燃料タンクの後部に荷重が加わる。この荷重の方向は、スイングアームまたは後輪がタンクバルブに直接当たった方向等によりまちまちであり、例えば、前方斜め上向き、前方斜め下向き、前方斜め右向き、または前方斜め左向きとなることがある。燃料タンクはその軸が前後水平方向を向くように配置されているので、燃料タンクの後部に前方斜め上向き、前方斜め下向き、前方斜め右向き、または前方斜め左向きの荷重が加わった場合、その荷重の方向は、燃料タンクの軸と交わる方向となる。燃料タンクは、略円柱状の外形を有すること等から、その軸に沿った方向の荷重により変形し難いのに対し、その軸と交わる方向の荷重により比較的変形し易い。それゆえ、燃料タンクの軸と交わる方向の荷重は、燃料タンクにとって不利な荷重である。このように、前面衝突または後面衝突によりスイングアームおよび後輪が前方に大きく変形してタンクバルブに直接当たると、燃料タンクにとって不利な荷重が加わる可能性がある。そこで、このような荷重を抑制し、燃料タンクを保護することが望まれる。
また、前面衝突または後面衝突時の衝撃により、上部フレームが変位し、上部フレームと下部フレームとの位置関係が変わることがある。この場合、特許文献1に記載された鞍乗型燃料電池車両では、燃料タンクを固定するタンクバンド(上半部)が上部フレームと下部フレームの双方に固定されているため、タンクバンドが変形し易い。タンクバンドが変形すると、タンクバンドを介して燃料タンクに荷重が加わる可能性がある。このため、このような荷重を抑制し、燃料タンクを保護することが望まれる。
また、特許文献1に記載された鞍乗型燃料電池車両では、前面衝突または後面衝突時の衝撃により、左右一対の上部フレームにおいて、燃料タンクの前後方向中間部の上方に位置する部分が互いに接近する方向に変形することがあり、この変形に起因して燃料タンクに荷重が加わる可能性がある。そこで、このような荷重を抑制し、燃料タンクを保護することが望まれる。
一方、特許文献1に記載された鞍乗型燃料電池車両では、燃料タンクを、車両の下方から一対の下部フレーム間を通してセンタートンネル領域へ組み付けることができる。このため、燃料タンクの直径は、一対の下部フレーム間に形成された空間の左右方向の寸法よりも小さくなければならない。この結果、燃料タンクの直径が制限され、燃料タンクの容量を大きくすることが難しくなる。実際には、燃料タンクの外周部にブラケット等の部材を取り付けてから、燃料タンクを一対の下部フレーム間を通してセンタートンネル領域へ組み付けるため、これらブラケット等の部材の寸法を考慮に入れて燃料タンクの直径を設定する必要があり、それゆえ、燃料タンクの直径が一層制限され、燃料タンクの容量を大きくすることは一層難しくなる。
本発明は例えば上述したような問題に鑑みなされたものであり、本発明の第1の課題は、前面衝突または後面衝突時におけるタンクバルブおよび燃料タンクの保護を強化することができる鞍乗型燃料電池車両を提供することにある。
また、本発明の第2の課題は、燃料タンクの直径を大きくして燃料タンクの容量を増加させることができる鞍乗型燃料電池車両を提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明の鞍乗型燃料電池車両は、車体フレームを有し、前記車体フレームの前部には操舵輪が設けられ、前記車体フレームの後部にはスイングアームを介して駆動輪が設けられ、前記スイングアームには前記駆動輪を駆動するモータが設けられ、前記車体フレームには前記モータへ電力を供給する燃料電池が設けられ、前記車体フレームの前後方向中間部下側には略円柱状の外形を有し、前記燃料電池の燃料を蓄える燃料タンクが設けられ、前記車体フレームの前後方向中間部下側において前記燃料タンクの後方には前記燃料タンクから前記燃料電池への燃料の供給を制御するタンクバルブが設けられた鞍乗型燃料電池車両であって、前記車体フレームは、当該鞍乗型燃料電池車両の前部に位置し、操舵輪を支持するヘッドパイプと、前記ヘッドパイプから下方に伸長するダウンフレーム部と、前記ダウンフレーム部の上下方向略中間に位置する部分から当該鞍乗型燃料電池車両の後部にかけて前後方向に伸長する左右一対の上部メインフレーム部と、前記ダウンフレーム部の下部から当該鞍乗型燃料電池車両の前後方向中間部にかけて前後方向に伸長する左右一対の下部メインフレーム部と、前記一対の下部メインフレーム部のそれぞれの後端部から上方に伸長し、上端部が前記一対の上部メインフレーム部にそれぞれ接続されたアップフレーム部とを備え、前記車体フレームの前後方向中間部において前記一対の上部メインフレーム部および前記一対の下部メインフレーム部により包囲された領域には、前記燃料タンクをその軸線が前後方向に伸長する向きとなるように配置するタンク配置部が形成され、前記一対のアップフレーム部間には前記タンクバルブの後方を左右方向に横切るガードフレームが架設されていることを特徴とする。
本発明においては、タンクバルブの後方を左右方向に横切るガードフレームがアップフレーム部間に架設されている。これにより、前面衝突または後面衝突によりスイングアームおよび後輪が通常の揺動範囲を超えて前方に大きく揺動または変形したとき、スイングアームまたは後輪はガードフレームに当たる。したがって、前面衝突または後面衝突時に、スイングアームまたは後輪がタンクバルブに直接当たるのを防止することができ、タンクバルブの保護を強化することができる。
また、本発明の鞍乗型燃料電池車両において、前記ガードフレームは前記車体フレームから独立した部材により形成され、前記ガードフレームの両端部には当該ガードフレームを前記一対のアップフレーム部に取り付けるガードフレーム側取付部が設けられ、前記各アップフレーム部には前記ガードフレームの前記ガードフレーム側取付部を取り付けるアップフレーム側取付部が設けられ、前記各ガードフレーム側取付部は前記アップフレーム側取付部に締着部材により固定されていることが望ましい。
本発明のこの態様においては、タンク配置部に燃料タンクを組み入れる前の段階では、ガードフレームを車体フレームから外した状態にしておき、タンク配置部に燃料タンクを組み入れた後に、ガードフレームを車体フレームに取り付けることができる。ガードフレームは、車体フレームのアップフレーム部に取り付けられ、燃料タンクおよびタンクバルブをそれらの後方から覆う。したがって、ガードフレームがアップフレーム部に取り付けられると、タンク配置部の後方がガードフレームにより閉ざされた状態となる。一方、ガードフレームがアップフレーム部に取り付けられる前の段階では、タンク配置部の後部は開いた状態であり、燃料タンクはその部分を通過することができる。したがって、ガードフレームがアップフレーム部に取り付けられる前の段階では、燃料タンクおよびタンクバルブを、鞍乗型燃料電池車両の後方から前方に向けて略水平方向に移動させ、タンク配置部へ組み入れることができる。
このように燃料タンクをタンク配置部へその後方から組み入れることができるので、燃料タンクの直径(燃料タンクにブラケット等の部材が取り付けられている場合には燃料タンクおよびブラケット等の部材を含む構造物全体の直径)を、タンク配置部に対応する位置において、燃料タンクの軸線よりも下方に配置された一対の下部メインフレーム部間に形成された空間の左右方向の寸法、燃料タンクの軸線よりも上方に配置された一対の上部メインフレーム部間に形成された空間の左右方向の寸法、燃料タンクの軸線よりも左方に配置された上部メインフレーム部と下部メインフレーム部との間に形成された空間の上下方向の寸法、または、燃料タンクの軸線よりも右方に配置された上部メインフレーム部と下部メインフレーム部との間に形成された空間の上下方向の寸法よりも大きくすることができる。したがって、燃料タンクの直径を大きくすることにより、燃料タンクの容量を増やすことができる。
また、本発明の鞍乗型燃料電池車両において、前記ガードフレームは、前記一対のアップフレーム部間において左右方向に伸長し、前記燃料タンクの軸線と交わる上部ガードフレームと、前記上部ガードフレームの下方に位置し、前記一対のアップフレーム部間において左右方向に伸長する下部ガードフレームと、前記上部ガードフレームと前記下部ガードフレームとを互いに接続する接続部材とを備え、前記ガードフレーム側取付部は、前記上部ガードフレームの両端部および前記下部ガードフレームの両端部にそれぞれ設けられていることが望ましい。
本発明のこの態様においては、前面衝突または後面衝突によりスイングアームおよび後輪が通常の揺動範囲を超えて前方に大きく揺動または変形したとき、スイングアームまたは後輪は上部ガードフレームに当たる。したがって、スイングアームまたは後輪がタンクバルブに直接当たるのを防止することができ、タンクバルブの保護を強化することができる。
また、例えば前面衝突または後面衝突が非常に激しい場合には、通常の揺動範囲を超えて前方に大きく揺動または変形したスイングアームまたは後輪が上部ガードフレームに激しく衝突し、そのために上部ガードフレームが前方に変位し、上部ガードフレームがタンクバルブの後部に当たり、タンクバルブを介して燃料タンクの後部に荷重が加わることが考えられる。この場合、上部ガードフレームは燃料タンクの軸線と交わる位置に配置されているので、上部ガイドフレームおよびタンクバルブを介して燃料タンクの後部に加わる荷重の方向が、燃料タンクの軸線に沿った方向となる場合が多くなる。燃料タンクは、略円柱状の外形を有すること等から、その軸と交わる方向の荷重が加わった場合よりも、その軸に沿った方向の荷重が加わった場合の方が変形し難い。したがって、非常に激しい前面衝突または後面衝突が起こった場合に、その衝撃荷重の方向を上部ガイドフレームによって燃料タンクの軸線に沿った方向とすることにより、燃料タンクの変形を抑制することができる。これにより、燃料タンクの保護を強化することができる。
また、下部ガードフレームにより、走行時に路面から飛び跳ねた飛石や、凹凸した路面の凸部がタンクバルブに直接当たるのを防止することができ、タンクバルブの保護を強化することができる。さらに、下部ガードフレームは接続部材を介して接続された上部ガードフレームを補強する。これにより、燃料タンクの保護を強化することができる。
また、ガードフレームは、上部ガードフレームと下部ガードフレームとを接続部材で互いに接続することにより形成された一体構造物である。燃料タンクを車体フレームに組み付けるときには、燃料タンクをタンク配置部へその後方から組み入れた後、この一体構造物であるガードフレームをアップフレーム部に取り付けるだけで、鞍乗型燃料電池車両において、燃料タンクおよびタンクバルブをそれらの後方から覆い、かつタンクバルブをその下方から覆う構造を容易に構築することができる。
また、本発明の鞍乗型燃料電池車両において、前記上部ガードフレームは上方視略U字状に形成され、前記上部ガードフレームの内側に少なくとも前記タンクバルブが配置されていることが望ましい。
本発明のこの態様によれば、上部ガードフレームにより、タンクバルブの後方だけでなく側方も覆うことができ、タンクバルブの保護を強化することができる。また、タンクバルブに接続され、タンクバルブの側方に配された配管類をも、上部ガードフレームにより保護することができる。
また、本発明の鞍乗型燃料電池車両において、前記ダウンフレーム部の下端側の部分には、前記燃料タンクの前方を横切るブリッジフレームが設けられ、当該ブリッジフレームには、前記燃料タンクの前端部と対向するタンクブラケットが固定され、当該タンクブラケットは前記燃料タンクの軸線と交わる位置に配置されていることが望ましい。
本発明のこの態様によれば、燃料タンクの前方を横切るブリッジフレームに、燃料タンクの前端部と対向するタンクブラケットが固定され、当該タンクブラケットは燃料タンクの軸線と交わる位置に配置されているので、前面衝突または後面衝突時に、タンクブラケットにより燃料タンクの前方から加わる荷重を受け止め、この荷重の方向を、燃料タンクの軸線に沿った方向にすることができる。これにより、燃料タンクの変形を抑制することができ、燃料タンクの保護を強化することができる。
また、本発明の鞍乗型燃料電池車両において、前記燃料タンクの外周を締め付けて前記燃料タンクを前記車体フレームに支持するバンド状のタンク支持部材を備え、前記タンク支持部材は前記下部メインフレーム部のみに固定されていることが望ましい。
鞍乗型燃料電池車両の構造上、下部メインフレーム部は、左右方向に大きい間隔をもって配置されており、また、車両の前後方向に直線状に伸長している。一方、上部メインフレーム部は、その左右方向の間隔が下部メインフレーム部の左右方向の間隔よりも小さくなり、また、屈曲を余儀なくされる場合が多い。このため、上部メインフレーム部は下部メインフレーム部と比較して強度が低い。したがって、前面衝突または後面衝突時の衝撃により下部メインフレーム部は元の形状を維持しているのに対し、上部メインフレーム部は変形してしまうことが考えられる。本発明の上記態様では、タンク支持部材が下部メインフレーム部のみに固定され、すなわち、上部メインフレーム部から予め分離している。この結果、燃料タンクはタンク支持部材を介して下部メインフレーム部のみに支持されている。したがって、前面衝突または後面衝突時の衝撃により、たとえ上部メインフレーム部が変形しても、下部メインフレーム部が元の形状を維持している限り、燃料タンクに加わる荷重を抑制することができる。また、上部メインフレーム部の変形等により上部メインフレーム部の位置が下部メインフレーム部の位置に対して変化しても、上部メインフレーム部とタンク支持部材とは互いに分離しているので、上部メインフレーム部の位置の変化に伴ってタンク支持部材が変形することがなく、タンク支持部材の変形により燃料タンクに荷重が加わることを抑制することができる。
また、本発明の鞍乗型燃料電池車両において、前記燃料タンクの前後方向中間部の上方であって、前記一対の上部メインフレーム部間には補強ブリッジフレームが架設されていることが望ましい。
本発明のこの態様によれば、前面衝突または後面衝突時に、燃料タンクの前後方向中間部の上方において上部メインフレーム部が変形することを抑制することができ、効果的に上部メインフレーム部を補強することができる。したがって、上部メインフレーム部の変形により燃料タンクに荷重が加わることを抑制することができ、燃料タンクの変形を抑制することができる。
本発明によれば、前面衝突または後面衝突時におけるタンクバルブおよび燃料タンクの保護を強化することができる。また、本発明によれば、燃料タンクの直径を大きくして燃料タンクの容量を増加させることができる。
本発明の実施形態による鞍乗型燃料電池車両を示す説明図である。 側方から見た本発明の実施形態による鞍乗型燃料電池車両の車体フレームおよびガードフレームを示す説明図である。 上方から見た本発明の実施形態による鞍乗型燃料電池車両の車体フレームおよびガードフレームを示す説明図である。 図2中の矢示IV−IV方向から見た本発明の実施形態による鞍乗型燃料電池車両の車体フレームを示す断面図である。 図4中の車体フレームに燃料タンクを取り付けた状態を示す断面図である。 図2中の矢示VI−VI方向から見た本発明の実施形態による鞍乗型燃料電池車両の車体フレームおよびガードフレームを示す断面図である。 本発明の実施形態による鞍乗型燃料電池車両におけるガードフレームを示す外観斜視図である。 側方から見た本発明の実施形態による鞍乗型燃料電池車両におけるガードフレームを示す外観図である。 後方から見た本発明の実施形態による鞍乗型燃料電池車両におけるガードフレームを示す外観図である。 本発明の実施形態による鞍乗型燃料電池車両において、前面衝突または後面衝突時にスイングアームがガードフレームに当たった状態を示す説明図である。 燃料タンクに加わる荷重の方向を示す説明図である。 本発明の実施形態による鞍乗型燃料電池車両において荷重が上部メインフレーム部に加わった状態を示す説明図である。 図1中の鞍乗型燃料電池車両の車体フレーム、燃料タンク、タンクバルブ、ガードフーレムを示す説明図である。
図1は本発明の実施形態による鞍乗型燃料電池車両を示している。図2は側方から見た鞍乗型燃料電池車両の車体フレームおよびガードフレームを示している。図3は上方から見た鞍乗型燃料電池車両の車体フレームおよびガードフレームを示している。なお、以下の説明において、前、後、左、右、上、下のそれぞれの方向は鞍乗型燃料電池車両1のシートに座した運転者にとっての前、後、左、右、上、下をいうものとする。
図1において、鞍乗型燃料電池車両1は、燃料電池からの電力によりモータを駆動して走行する鞍乗型車両である。鞍乗型燃料電池車両1は、例えば、スクータ型の自動二輪車である。なお、図1では、説明の便宜上、鞍乗型燃料電池車両1の外装を省略している。
鞍乗型燃料電池車両1は、その骨格を構成する車体フレーム2を備えている。車体フレーム2は、鉄鋼またはアルミニウム合金等からなる複数のパイプ状の部材を溶接等により連結することにより形成されている。図2または図3に示すように、車体フレーム2は、ヘッドパイプ3、複数のダウンフレーム部4、一対の上部メインフレーム部5、一対の下部メインフレーム部6、および一対のアップフレーム部7を備えている。
ヘッドパイプ3は鞍乗型燃料電池車両1の前部に位置している。各ダウンフレーム部4はヘッドパイプ3から下方に向けて伸長している。一対の上部メインフレーム部5は、鞍乗型燃料電池車両1の左部および右部に配置され、ダウンフレーム部4の上下方向中間に位置する部分から鞍乗型燃料電池車両1の後部にかけて前後方向に伸長している。一対の下部メインフレーム部6は、鞍乗型燃料電池車両1の左部および右部に配置され、ダウンフレーム部4の下部から鞍乗型燃料電池車両1の前後方向中間部にかけて前後方向に伸長している。一対のアップフレーム部7は、図2に示すように、一対の下部メインフレーム部6のそれぞれの後端部から上方に伸長し、上端部が一対の上部メインフレーム部5にそれぞれ接続されている。また、鞍乗型燃料電池車両1の前後方向中間部下側において、一対の上部メインフレーム部5および一対の下部メインフレーム部6により包囲された領域には、燃料タンク32を配置するタンク配置部8が形成されている。また、車体フレーム2において、各上部メインフレーム部5の後部または各アップフレーム部7の上端側の部分には、スイングアーム25を支持するスイングアーム支持部9が形成されている。スイングアーム支持部9は、後述する各アップフレーム側取付部61の後方かつ上方に位置する。また、スイングアーム支持部9は、後述するガードフレーム51の上方に位置する。
また、図3に示すように、車体フレーム2において、一対の上部メインフレーム部5間には、複数のブリッジフレーム部10が架設されている。ブリッジフレーム部10は、鞍乗型燃料電池車両1の前部であって燃料タンク32の前方に1本設けられ、鞍乗型燃料電池車両1の後部であって燃料タンク32よりも後方に2本設けられている。さらに、燃料タンク32の前後方向中間部の上方であって、一対の上部メインフレーム部5の間には、補強ブリッジフレーム11が架設されている。
また、図1に示すように、車体フレーム2の前部に位置するヘッドパイプ3にはステアリングシャフト21が挿入され、ステアリングシャフト21の上部にはハンドル22が取り付けられている。また、ステアリングシャフト21の下部にはフロントフォーク23が取り付けられ、フロントフォーク23には操舵輪として前輪24が支持されている。
また、車体フレーム2の後部に位置するスイングアーム支持部9には、スイングアーム25が支持されている。スイングアーム25はピボット26を軸に揺動することができる。また、スイングアーム25には駆動輪としての後輪27が支持されている。さらに、スイングアーム25は、リアサスペンション28により上部メインフレーム部5の後端側に支持されている。また、スイングアーム25には、後輪27を駆動するモータ29が設けられている。また、車体フレーム2の前後方向中間部上側にはシート30が取り付けられている。また、車体フレーム2の後部上側には、モータ29へ電力を供給する燃料電池31が設けられている。
さらに、車体フレーム2の前後方向中間部下側に形成されたタンク配置部8には、燃料電池31の燃料である水素を蓄える燃料タンク32が設けられている。燃料タンク32は、略円柱状の外形を有している。また、燃料タンク32は、その軸線Xが車両の前後方向に伸長する向きとなるように寝かせた状態でタンク配置部8に配置されている。なお、燃料タンク32の軸線Xの方向は、水平方向であることが望ましく、また、車両の側面視で前輪24の回転軸が通過する点と後輪27の回転軸が通過する点とを結んだ前後方向に伸びる直線と平行または一致することが望ましい。
また、車体フレーム2の前後方向中間部下側において燃料タンク32の後方には、燃料タンク32から燃料電池31への燃料の供給を制御するタンクバルブ(燃料供給元弁)33が設けられている。タンクバルブ33は燃料タンク32の後部に取り付けられている。タンクバルブ33には、燃料を燃料電池へ供給する配管等、複数の配管が接続されている。また、車体フレーム2の前後方向中間部であって燃料タンク32とシート30との間には、二次電池34が設けられている。
図4は、図2中の矢示IV−IV方向から見た車体フレーム2を示している。図5は図4中の車体フレーム2に燃料タンク32を組み付けた状態を示している。図6は、図2中の矢示VI−VI方向から見た車体フレーム2およびガードフレーム51を示している。
図5に示すように、一対の下部メインフレーム部6間には、燃料タンク32を車体フレーム2に支持するためのタンク支持部材としてのタンクバンド41が設けられている。タンクバンド41は、例えば金属材料によりリング状に形成されており、円弧状の上側バンド片42および下側バンド片43に分割されている。
下側バンド片43の左端部は、鞍乗型燃料電池車両1の左部において前後方向に伸長する下部メインフレーム部6に、バンド支持部45を介して固定されている。また、下側バンド片43の右端部は、鞍乗型燃料電池車両1の右部において前後方向に伸長する下部メインフレーム部6に、バンド支持部46を介して固定されている。また、図4に示すように、下側バンド片43の両端部には、ボルト47、48を挿入するための挿通孔を有するバンド連結部43Aがそれぞれ形成されている。
一方、図5に示すように、上側バンド片42の両端部にも、ボルト47、48を挿入するための挿通孔を有するバンド連結部42Aがそれぞれ形成されている。上側バンド片42は下側バンド片43に締着部材としての例えばボルト47、48およびナットを用いて固定される。
燃料タンク32は上側バンド片42と下側バンド片43との間に配置され、上側バンド片42が下側バンド片43に固定されることにより、燃料タンク32の外周側が上側バンド片42および下側バンド片43により包囲され、かつ締め付けられ、車体フレーム2に固定される。また、図6に示すように、タンクバンド41は複数(例えば2つ)設けられ、タンク配置部8の範囲内において前後方向に異なる位置(例えばタンク配置部8の前部と後部)にそれぞれ配置されている。
燃料タンク32を車体フレーム2に固定する際には、図5に示すように、まず、燃料タンク32をタンク配置部8へ配置する。下側バンド片43は下部メインフレーム部6に予め固定されており、燃料タンク32をタンク配置部8へ配置すると、燃料タンク32は下側バンド片43上に置かれる。次に、上側バンド片42を燃料タンク32の上部に配置し、上側バンド片42と下側バンド片43とにより燃料タンク32を挟む。次に、上側バンド片42の右端側のバンド連結部42Aと下側バンド片43の右端側のバンド連結部43Aとをボルト48およびナットを用いて連結し、固定する。次に、上側バンド片42の左端側のバンド連結部42Aと下側バンド片43の左端側のバンド連結部43Aとをボルト47およびナットを用いて連結し、ボルト47およびナットを締め付け、上側バンド片42および下側バンド片43により燃料タンク32の外周を締め付ける。これにより、燃料タンク32が車体フレーム2に固定される。
また、左側のボルト47は、右側のボルト48よりも長く、上側バンド片42の左端側のバンド連結部42Aと下側バンド片43の左端側のバンド連結部43Aとの間隔を調整することができ、これにより、外周の寸法が異なる燃料タンク32を車体フレーム2に固定することができる。
また、図4または図6に示すように、タンク配置部8に配置された燃料タンク32の前方にはタンクブラケット49が設けられている。燃料タンク32の前方には、左右方向に伸長し、複数のダウンフレーム部4の下端側を連結するブリッジフレーム部10が設けられ、タンクブラケット49はこのブリッジフレーム部10に固定されている。詳細には、タンクブラケット49は、左右方向中央に配置されたダウンフレーム部4とブリッジフレーム部10との連結部に配置され、当該連結部の後側に固定されている。また、図5に示すように、タンクブラケット49は、タンク配置部8に配置された燃料タンク32の軸線Xと交わる位置に配置されている。本実施形態では、タンクブラケット49の中央を軸線Xが貫いている。また、タンクブラケット49は、軸線Xと垂直な方向に拡がる面49Aを有し、面49Aが燃料タンク32の前端部と対向している。車両の前方視において、面49Aの面積は、ブリッジフレーム部10において燃料タンク32の前端部と対向している部分の面積よりも大きい。
図7ないし図9はガードフレーム51を示す。図7はガードフレーム51を後方斜め側方から見た図であり、図8はガードフレーム51を側方から見た図であり、図9はガードフレーム51を後方から見た図である。
ガードフレーム51は、図1に示すように、一対のアップフレーム部7間に架設され、燃料タンク32およびタンクバルブ33をそれらの後方から覆っている。すなわち、燃料タンク32の後部は各アップフレーム部7よりも後方に突出しており、ダンクバルブ33は、この突出した燃料タンク32の後部に取り付けられている。ガードフレーム51は、燃料タンク32の突出した後部およびタンクバルブ33を取り囲むように覆っている。ガードフレーム51は、図7に示すように、上部ガードフレーム52、下部ガードフレーム53、および接続部材(接続パイプ54、後部連結部材55およびスタンド支持部材56)を備え、上部ガードフレーム52と下部ガードフレーム53とを上記接続部材により連結した一体構造物であり、車体フレーム2から独立している。
上部ガードフレーム52は、鉄鋼またはアルミニウム合金等からなるパイプ状の部材により上方視U字状に形成されている。すなわち、上部ガードフレーム52の中間部は鞍乗型燃料電池車両1の左右方向に伸長しており、タンクバルブ33の後方を横切っている。また、上部ガードフレーム52の両端部は、上部ガードフレーム52の中間部から湾曲した後、タンクバルブ33の左側方および右側方を鞍乗型燃料電池車両1の前方に向かってそれぞれ伸長している。また、上部ガードフレーム52の両端部には、ボルト59(図2参照)を通すための取付孔57Aを有するガードフレーム側取付部57がそれぞれ設けられている。
また、下部ガードフレーム53は、上部ガードフレーム52の下方に位置している。下部ガードフレーム53は、上部ガードフレーム52とほぼ同様に、鉄鋼またはアルミニウム合金等からなるパイプ状の部材により上方視U字状に形成されている。下部ガードフレーム53の中間部は、図8に示すように、上部ガードフレーム52の中間部の下方かつ前方に位置し、タンクバルブ33の下方を鞍乗型燃料電池車両1の左右方向に伸長している。また、下部ガードフレーム53の両端部は、下部ガードフレーム53の中間部から湾曲した後、燃料タンク32の左側方および右側方に向かい、鞍乗型燃料電池車両1の前方へそれぞれ伸長している。また、下部ガードフレーム53において前方へ伸長している両端部の前後方向の長さ寸法は、上部ガードフレーム52において前方へ伸長している両端部の前後方向の長さ寸法よりも小さい。また、下部ガードフレーム53の両端部は、車両の前方に向かうに従って上昇するようにそれぞれ傾斜しており、それゆえ、上部ガードフレーム52の左端部と下部ガードフレーム53の左端部とは車両の前方に向かうに従って互いに接近し、上部ガードフレーム52の右端部と下部ガードフレーム53の右端部とは車両の前方に向かうに従って互いに接近している。また、図9に示すように、下部ガードフレーム53の両端部は、上部ガードフレーム52の両端部よりも車両の内側にそれぞれ位置している。また、図8に示すように、下部ガードフレーム53の両端部には、ボルト59(図2参照)を通すための取付孔58Aを有するガードフレーム側取付部58がそれぞれ設けられている。
また、上部ガードフレーム52と下部ガードフレーム53とは、接続部材、具体的には、一対の接続パイプ54、後部連結部材55、およびスタンド支持部材56により連結されている。一方の接続パイプ54は、図9に示すように、上部ガードフレーム52の左端部と下部ガードフレーム53の左端部との間を連結し、他方の接続パイプ54は、上部ガードフレーム52の右端部と下部ガードフレーム53の右端部との間を連結している。また、図8に示すように、各接続パイプ54は、上方に傾斜しつつ前方に伸長する下部ガードフレーム53の端部の伸長方向と直交する方向に伸長している。また、一対の接続パイプ54は、燃料タンク32の後部の側方およびタンクバルブ33の側方を、後方に傾斜しつつ上方に伸長している。
また、後部連結部材55およびスタンド支持部材56は、上部ガードフレーム52の左右方向中間部と下部ガードフレーム53の左右方向中間部との間を連結している。すなわち、後部連結部材55の上端部が上部ガードフレーム52の中間部に接続され、後部連結部材55の下端部がスタンド支持部材56の上部(後端)に接続され、スタンド支持部材56の下部が下部ガードフレーム53に接続されている。また、後部連結部材55はタンクバルブ33の下部後方を上下方向に伸長しており、スタンド支持部材56はタンクバルブ33の下方かつ後方を前後方向に伸長しており、後部連結部材55の下端とスタンド支持部材56の後端とが接続された部分は、タンクバルブ33の下方かつ後方に位置している。なお、スタンド支持部材56は下向きに開放したハット断面を有する板金部材であり、後部連結部材55との接続部分から前方に向かうに従って車両の左右方向に幅広となっており、下部ガードフレーム53との接続幅が後部連結部材55との接続幅よりも広くなっている。また、スタンド支持部材56のハット断面の一部を形成する左右の縦壁には、図1に示すように、センタースタンド60が支持される。
一方、図2に示すように、車体フレーム2の各アップフレーム部7には、その上下方向中間部から下部にかけてアップフレーム側取付部61が設けられている。各アップフレーム側取付部61には、ボルト59を通すための取付孔61A(図13参照)が形成されている。ガードフレーム51は、ガードフレーム側取付部57、58をアップフレーム側取付部61に、締着部材としての例えばボルト59およびナットを用いてそれぞれ接続することにより、一対のアップフレーム部7間に取り付けられる。
一対のアップフレーム部7間にガードフレーム51が取り付けられたとき、タンクバルブ33の側方および後方は上部ガードフレーム52により覆われ、タンクバルブ33の下方は下部ガードフレーム53、接続パイプ54、後部連結部材55およびスタンド支持部材56により覆われる。また、タンクバルブ33に接続された各配管も、上部ガードフレーム52、下部ガードフレーム53および接続パイプ54等により覆われる。
また、図1に示すように、上部ガードフレーム52は、燃料タンク32の軸線Xと交わる位置に配置されている。具体的には、上下方向において(すなわち側方視において)、上部ガードフレーム52の位置(上部ガードフレーム52を形成するパイプの中心軸の位置)は、燃料タンク32の軸線Xの位置と一致している。また、上部ガードフレーム52において左右方向に伸長している部分の左右方向中間部を、軸線Xが貫いている(図9参照)。また、上下方向において、上部ガードフレーム52の両端部に設けられたガードフレーム側取付部57の位置は、燃料タンク32の軸線Xの位置と一致している(図1または図8参照)。すなわち、上部ガードフレーム52の中間部および両端部を形成するパイプの中心軸と、燃料タンク32の軸線Xとは同一の平面内に位置している。
図13は燃料タンク32の車体フレーム2への搭載手順を示している。図13に示すように、燃料タンク32を車体フレーム2へ搭載する際には、ガードフレーム51が取り付けられていない車体フレーム2の後方から、燃料タンク32を、一対のアップフレーム側取付部61間および一対のアップフレーム部7間を前方に向かって通過させ、一対の上部メインフレーム部5と一対の下部メインフレーム部6とに囲まれたタンク配置部8へ挿入し、下側バンド片43上に載置する。続いて、上述したように、上側バンド片42と下側バンド片43とにより燃料タンク32を挟み、上側バンド片42の各バンド連結部42Aと下側バンド片43の各バンド連結部43Aとをボルト47、48およびナットを用いて固定する。続いて、ガードフレーム51のガードフレーム側取付部57、58をアップフレーム部7のアップフレーム側取付部61に取り付ける。
以上のように構成された本発明の実施形態による鞍乗型燃料電池車両1によれば、次に述べるように、前面衝突または後面衝突時における燃料タンク32およびタンクバルブ33の保護を強化することができる。
すなわち、鞍乗型燃料電池車両1が物体に前面から衝突したとき、または鞍乗型燃料電池車両1の後面に物体が衝突したとき等には、衝突により生じた力により、スイングアーム25が後輪27と共に、ピボット26を軸とした通常の揺動範囲を超えて前方に大きく揺動することがある。ここで、図10はその様子を示している。図10において、正常時におけるスイングアーム25および後輪27の位置を点線で示し、前面衝突または後面衝突により通常の揺動範囲を超えて前方に大きく揺動したスイングアーム25および後輪27の位置を実線で示している。
前面衝突または後面衝突によりスイングアーム25または後輪27が前方に大きく揺動すると、例えば図10に示すように、スイングアーム25がタンクバルブ33に向かって前方へ移動する。しかし、このとき、スイングアーム25がガードフレーム51の上部ガードフレーム52に当たり、スイングアーム25の移動が阻止される。この結果、スイングアーム25がタンクバルブ33に直接当たらない。また、上部ガードフレーム52に加えられた衝撃荷重は、アップフレーム側取付部61からアップフレーム部7(車体フレーム2)に伝わり、タンクバルブ33には伝わらない。このように、上部ガードフレーム52により、前面衝突または後面衝突時にスイングアーム25または後輪27がタンクバルブ33に直接当たることを防止することができ、タンクバルブ33の保護を強化することができる。
また、例えば前面衝突または後面衝突が非常に激しい場合には、スイングアーム25または後輪27が上部ガードフレーム52に非常に激しく当たり、そのため、上部ガードフレーム52が前方に変位し、上部ガードフレーム52がタンクバルブ33の後部に当たり、タンクバルブ33を介して燃料タンク32の後部に荷重が加わることが考えられる。
この場合、上部ガードフレーム52は、燃料タンク32の軸線Xと交わる位置に配置されているので、燃料タンク32の後部に加わる荷重の方向が、燃料タンク32の軸線Xに沿った方向となる場合が多い。図10中の矢示L1は荷重の方向を示している。ここで、燃料タンク32は、略円柱状の外形を有すること等から、図11(2)に示すように軸線Xと交わる方向L2の荷重が加わる場合よりも、図11(1)に示すように軸線Xに沿った方向L1の荷重が加わる場合の方が変形し難い。したがって、スイングアーム25または後輪27が上部ガードフレーム52に非常に激しく当たり、その結果、上部ガードフレーム52およびタンクバルブ33を介して燃料タンク32の後部に荷重が加わったとき、その荷重を受けて燃料タンク32が変形することを抑制することができる。このように、上部ガードフレーム52を燃料タンク32の軸線Xと交わる位置に配置することにより、燃料タンク32の保護を強化することができる。
また、図7に示すように、上部ガードフレーム52をU字状に形成することにより、タンクバルブ33の後方だけでなく、タンクバルブ33の側方、およびタンクバルブ33に接続された配管をも保護することができる。
また、下部ガードフレーム53、後部連結部材55またはスタンド支持部材56により、走行時に路面から飛び跳ねた飛石や、凹凸した路面の凸部がタンクバルブ33に直接当たるのを防止することができ、タンクバルブ33の保護を強化することができる。
また、鞍乗型燃料電池車両1では、図5に示すように、燃料タンク32の前方のタンクブラケット49が燃料タンク32の軸線Xと交わる位置に配置されているので、前面衝突または後面衝突時に前方から燃料タンク32に加わる荷重の方向を、燃料タンク32の軸線Xの方向と一致させることができる。また、タンクブラケット49により、前面衝突または後面衝突時の燃料タンク32への局所的な衝撃荷重の入力を緩和することができる。
また、鞍乗型燃料電池車両1では、燃料タンク32を車体フレーム2に支持しているタンクバンド41を下部メインフレーム部6のみに固定する構成とし、すなわち、タンクバンド41を下部メインフレーム部6および上部メインフレーム部5の双方に固定する構成としないことにより、前面衝突時または後面衝突時に生じた力によって上部メインフレーム部5が下部メインフレーム部6に対して位置ずれしても、タンクバンド41が変形することを抑制することができる。したがって、タンクバンド41の変形により燃料タンク32が変形することを抑制することができる。
また、鞍乗型燃料電池車両1では、図12に示すように、燃料タンク32の前後方向中間部の上方において、一対の上部メインフレーム部5間に補強ブリッジフレーム11を架設したことにより、前面衝突または後面衝突時に、上部メインフレーム部5が例えば図12中の矢示に示す方向に変形することを抑制することができ、上部メインフレーム部5の変形のために燃料タンク32に過度な荷重が加わることを防止することができる。
すなわち、乗員の快適性の向上等を図るために、一対の上部メインフレーム部5間の間隔を狭くする必要があり、そのため、各上部メインフレーム部5は燃料タンク32の上方において屈曲している。それゆえ、補強ブリッジフレーム11がない場合には、上部メインフレーム部5の当該屈曲部分は他の部分と比較して強度が低いため、前面衝突または後面衝突時に、上部メインフレーム部5の当該屈曲部分が図12中の矢示に示すように内向きに、かつ下向きに変形することが考えられる。このように燃料タンク32の前後方向中間部の上方において上部メインフレーム部5が変形すると、上部メインフレーム部5の変形した部分、または上部メインフレーム部5の変形に起因して変形した車体フレーム2の他の部分が燃料タンク32に当たり、燃料タンク32に過度な荷重が加わることが考えられる。しかしながら、上部メインフレーム部5の当該屈曲部分またはその近傍に補強ブリッジフレーム11を架設することにより、衝突時における上部メインフレーム部5の変形を抑えることができ、燃料タンク32に加わる荷重を抑制することができる。
一方、本発明の実施形態による鞍乗型燃料電池車両1によれば、次に述べるように、燃料タンク32の直径を大きくすることにより、燃料タンク32の容量を増やすことができる。すなわち、図7に示すように、ガードフレーム51は、車体フレーム2から独立した構造物であり、例えばボルト59およびナットといった締着部材(図2参照)を用いて車体フレーム2に取り付けられている。それゆえ、タンク配置部8に燃料タンク32を組み入れる前の段階では、ガードフレーム51を車体フレーム2から外した状態にしておき、タンク配置部8に燃料タンク32を組み入れた後に、ガードフレーム51を車体フレーム2に取り付けることができる。
具体的には、ガードフレーム51が車体フレーム2に取り付けられていない状態では、車体フレーム2においてタンク配置部8の後方には、燃料タンク32が通過することが可能な開口部が形成される。したがって、図13に示すように、ガードフレーム51が車体フレーム2に取り付けられていない状態では、燃料タンク32をタンク配置部8へその後方から組み入れることができる。
燃料タンク32をタンク配置部8へその後方から組み入れることができるので、燃料タンク32をタンク配置部8へ組み入れるために、燃料タンク32を、一対の下部メインフレーム部6の間、一対の上部メインフレーム部5の間、左側に配置された上部メインフレーム部5と下部メインフレーム部6との間、または右側に配置された上部メインフレーム部5と下部メインフレーム部6との間を通過させる必要がない。したがって、燃料タンク32の直径(燃料タンク32にブラケット等の部材が取り付けられている場合には燃料タンク32およびブラケット等の部材を含む構造物全体の直径)を、タンク配置部8に対応する位置における一対の下部メインフレーム部6間に形成された空間の左右方向の寸法、タンク配置部8に対応する位置における一対の上部メインフレーム部5間に形成された空間の左右方向の寸法、タンク配置部8に対応する位置において左側に配置された上部メインフレーム部5と下部メインフレーム部6との間に形成された空間の上下方向の寸法、または、タンク配置部8に対応する位置において右側に配置された上部メインフレーム部5と下部メインフレーム部6との間に形成された空間の上下方向の寸法よりも大きくすることができる。この結果、燃料タンク32の体積を増やし、燃料タンク32の容量を増やすことができる。本実施形態においては、図5に示すように、燃料タンク32の直径Dが一対の下部メインフレーム部6間の空間の左右方向の寸法Eよりも大きい。
また、本発明の実施形態による鞍乗型燃料電池車両1では、ガードフレーム51は、上部ガードフレーム52と下部ガードフレーム53とが接続パイプ54等により連結された一体構造物である。これにより、燃料タンク32を車体フレーム2に組み付けるときには、燃料タンク32をタンク配置部8へ組み入れた後、この一体構造物であるガードフレーム51をアップフレーム部7に取り付けるだけで、燃料タンク32およびタンクバルブ33をそれらの後方から覆い、かつタンクバルブ33をその下方から覆う構造を容易に実現することができる。
なお、上述した実施形態では、ガードフレーム51を、上部ガードフレーム52と下部ガードフレーム53を接続パイプ54等により連結することにより一体構造物とする場合を例にあげたが、本発明はこれに限らない。上部ガードフレーム52と下部ガードフレーム53をそれぞれ分離した部材とし、これらをアップフレーム部7にそれぞれ個別に取り付ける構成としてもよい。
また、本発明は、車両の前後方向中間部下側に燃料タンクをその軸が前後方向に向くように寝かせて配置した、スクータ型自動二輪車以外の燃料電池車両にも適用することができる。
また、本発明は、請求の範囲および明細書全体から読み取ることのできる発明の要旨または思想に反しない範囲で適宜変更可能であり、そのような変更を伴う鞍乗型燃料電池車両もまた本発明の技術思想に含まれる。
1 鞍乗型燃料電池車両
2 車体フレーム
3 ヘッドパイプ
4 ダウンフレーム部
5 上部メインフレーム部
6 下部メインフレーム部
7 アップフレーム部
8 タンク配置部
9 スイングアーム支持部
11 補強ブリッジフレーム
24 前輪
25 スイングアーム
27 後輪
29 モータ
31 燃料電池
32 燃料タンク
33 タンクバルブ
41 タンクバンド(タンク支持部材)
42 上側バンド片
42A バンド連結部
43 下側バンド片
43A バンド連結部
45、46 バンド支持部
49 タンクブラケット
51 ガードフレーム
52 上部ガードフレーム
53 下部ガードフレーム
54 接続パイプ
55 後部連結部材
56 スタンド支持部材
57、58 ガードフレーム側取付部
61 アップフレーム側取付部

Claims (7)

  1. 車体フレームを有し、前記車体フレームの前部には操舵輪が設けられ、前記車体フレームの後部にはスイングアームを介して駆動輪が設けられ、前記スイングアームには前記駆動輪を駆動するモータが設けられ、前記車体フレームには前記モータへ電力を供給する燃料電池が設けられ、前記車体フレームの前後方向中間部下側には略円柱状の外形を有し、前記燃料電池の燃料を蓄える燃料タンクが設けられ、前記車体フレームの前後方向中間部下側において前記燃料タンクの後方には前記燃料タンクから前記燃料電池への燃料の供給を制御するタンクバルブが設けられた鞍乗型燃料電池車両であって、
    前記車体フレームは、
    当該鞍乗型燃料電池車両の前部に位置し、操舵輪を支持するヘッドパイプと、
    前記ヘッドパイプから下方に伸長するダウンフレーム部と、
    前記ダウンフレーム部の上下方向略中間に位置する部分から当該鞍乗型燃料電池車両の後部にかけて前後方向に伸長する左右一対の上部メインフレーム部と、
    前記ダウンフレーム部の下部から当該鞍乗型燃料電池車両の前後方向中間部にかけて前後方向に伸長する左右一対の下部メインフレーム部と、
    前記一対の下部メインフレーム部のそれぞれの後端部から上方に伸長し、上端部が前記一対の上部メインフレーム部にそれぞれ接続されたアップフレーム部とを備え、
    前記車体フレームの前後方向中間部において前記一対の上部メインフレーム部および前記一対の下部メインフレーム部により包囲された領域には、前記燃料タンクをその軸線が前後方向に伸長する向きとなるように配置するタンク配置部が形成され、
    前記一対のアップフレーム部間には前記タンクバルブの後方を左右方向に横切るガードフレームが架設されていることを特徴とする鞍乗型燃料電池車両。
  2. 前記ガードフレームは前記車体フレームから独立した部材により形成され、
    前記ガードフレームの両端部には当該ガードフレームを前記一対のアップフレーム部に取り付けるガードフレーム側取付部が設けられ、
    前記各アップフレーム部には前記ガードフレームの前記ガードフレーム側取付部を取り付けるアップフレーム側取付部が設けられ、
    前記各ガードフレーム側取付部は前記アップフレーム側取付部に締着部材により固定されていることを特徴とする請求項1に記載の鞍乗型燃料電池車両。
  3. 前記ガードフレームは、
    前記一対のアップフレーム部間において左右方向に伸長し、前記燃料タンクの軸線と交わる上部ガードフレームと、
    前記上部ガードフレームの下方に位置し、前記一対のアップフレーム部間において左右方向に伸長する下部ガードフレームと、
    前記上部ガードフレームと前記下部ガードフレームとを互いに接続する接続部材とを備え、
    前記ガードフレーム側取付部は、前記上部ガードフレームの両端部および前記下部ガードフレームの両端部にそれぞれ設けられていることを特徴とする請求項2に記載の鞍乗型燃料電池車両。
  4. 前記上部ガードフレームは上方視略U字状に形成され、前記上部ガードフレームの内側に少なくとも前記タンクバルブが配置されていることを特徴とする請求項3に記載の鞍乗型燃料電池車両。
  5. 前記ダウンフレーム部の下端側の部分には、前記燃料タンクの前方を横切るブリッジフレームが設けられ、当該ブリッジフレームには、前記燃料タンクの前端部と対向するタンクブラケットが固定され、当該タンクブラケットは前記燃料タンクの軸線と交わる位置に配置されていることを特徴とする請求項1ないし4のいずれかに記載の鞍乗型燃料電池車両。
  6. 前記燃料タンクの外周を締め付けて前記燃料タンクを前記車体フレームに支持するバンド状のタンク支持部材を備え、前記タンク支持部材は前記下部メインフレーム部のみに固定されていることを特徴とする請求項1ないし5のいずれかに記載の鞍乗型燃料電池車両。
  7. 前記燃料タンクの前後方向中間部の上方であって、前記一対の上部メインフレーム部間には補強ブリッジフレームが架設されていることを特徴とする請求項1ないし6のいずれかに記載の鞍乗型燃料電池車両。
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