JP6413219B2 - 情報処理システム、変換送信システム及び変換送信方法 - Google Patents

情報処理システム、変換送信システム及び変換送信方法 Download PDF

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Description

本発明は情報処理システム、変換送信システム及び変換送信方法に関する。
あるデータ形式の電子データを他のデータ形式の電子データに変換することで、出力時の用途に適した形式の電子データへと変換するデータ変換処理は存在する。単一のコンピュータにおけるデータ変換処理に限らず、複数台のコンピュータを用いたコンピュータシステムにてデータ変換処理を行うことも既に知られている(例えば、特許文献1や特許文献2)。
あるデータ形式から他のデータ形式に変換する際、プログラムの独立性やメンテナンス性を高めるために、データ形式を変換するデータ変換エンジン(データ変換プログラム又はデータ変換ライブラリ)を用いる場合もある。
スキャンされた画像データを電子メールの添付ファイルとして送信する電子メール送信機能は、クラウドサービスに代表されるようなWebアプリケーションやサーバ側のアプリケーションの機能(サービス)として提供される場合がある。
しかしながら、情報処理システムにおいてはデータ変換エンジンにより、あるデータ形式から他のデータ形式に変換した電子データを、予め設定されている宛先に容易に送信できなかった。
本発明の実施の形態は上記の点に鑑みなされたもので、あるデータ形式から他のデータ形式に変換した電子データを、予め設定されている宛先に容易に送信できる情報処理システム、変換送信システム及び変換送信方法を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために本願請求項1は、電子機器と、前記電子機器からの依頼に基づき処理を行うサービス提供システムと、を有する情報処理システムであって、前記サービス提供システムは、前記電子機器から送信された依頼、及び、電子データを受け付ける処理受付手段と、前記処理受付手段が受け付けた電子データを保存する電子データ記憶手段と、前記処理受付手段が受け付けた依頼を非同期で処理する処理手段と、を有し、前記処理手段は、前記依頼の依頼情報を記憶する依頼情報記憶手段と、前記依頼を処理内容ごとに蓄積する蓄積手段と、前記処理受付手段が受け付けた前記電子機器からの依頼の依頼情報を前記依頼情報記憶手段に記憶すると共に、当該依頼を処理内容に従って前記蓄積手段に蓄積させる依頼管理手段と、前記蓄積手段を監視し、前記蓄積手段が蓄積する前記依頼の処理内容が、前記電子機器から送信された電子データのデータ形式を変換する依頼であった場合に、前記電子データ記憶手段が保存する前記電子機器から送信された電子データのデータ形式を変換し、当該変換を行った後、前記依頼情報記憶手段に記憶された前記依頼情報を参照し、当該変換に続く、前記依頼の処理内容が、予め設定されている宛先に送信する依頼であった場合に、データ形式を変換した前記電子データを前記電子データ記憶手段に保存すると共に、データ形式を変換した前記電子データを前記予め設定されている宛先に送信する依頼を前記蓄積手段に蓄積させる変換手段と、前記蓄積手段を監視し、前記蓄積手段が蓄積する前記依頼の処理内容が、データ形式を変換した前記電子データを前記予め設定されている宛先に送信する依頼であった場合に、データ形式を変換した前記電子データを、前記電子データ記憶手段から取得すると共に、データ形式を変換した前記電子データを、前記予め設定されている宛先に送信する依頼を、送受信手段に行い、当該送信を行わせる送信手段と、を有することを特徴とする。
本発明の実施の形態によれば、あるデータ形式から他のデータ形式に変換した電子データを、予め設定されている宛先に容易に送信できる。
第1の実施形態に係る情報処理システムの一例の構成図である。 コンピュータの一例のハードウェア構成図である。 本実施形態に係る画像形成装置の一例のハードウェア構成図である。 第1の実施形態に係るサービス提供システムの一例の処理ブロック図である。 スキャン設定管理記憶部により管理されるテーブルの一例の構成図である。 企業管理記憶部により管理されるテーブルの一例の構成図である。 処理全体の一例を表したシーケンス図である。 スキャン設定処理の一例のシーケンス図である。 プロファイル設定画面の一例のイメージ図である。 グループ設定画面の一例のイメージ図である。 プロジェクト設定画面の一例のイメージ図である。 プロファイル割付画面の一例のイメージ図である。 スキャン実行前までの処理の一例のシーケンス図である。 サービス提供システムへジョブを登録する処理の一例のシーケンス図である。 非同期変換処理部によるファイル形式の変換処理の一例のシーケンス図である。 非同期変換処理部によるメール送信処理の一例のシーケンス図である。 ジョブ情報の一例の構成図である。 ジョブ内関数の一例の説明図である。 メール送信のパラメータの一例の説明図である。 メール本文の一例の説明図である。
以下、本発明の実施形態について図面を参照しながら説明する。
[第1の実施形態]
<システム構成>
図1は第1の実施形態に係る情報処理システムの一例の構成図である。図1の情報処理システム1は、例えばユーザ環境のネットワークN1と、クラウドサービスに代表されるサービス提供システムのネットワークN2と、インターネットなどのネットワークN3とを有する。
ネットワークN1には、1台以上の画像形成装置11、クライアント端末12が接続されている。なお、ネットワークN1とネットワークN3との間には不正なアクセスを検出及び遮断するファイヤウォールなどの機器を設置してもよい。
画像形成装置11は複合機などの画像形成機能を有する装置(電子機器)である。画像形成装置11は、無線による通信の手段または有線による通信の手段を有する。画像形成装置11は、複合機やスキャナなど、原稿からのスキャン(読み取り)を実行する装置である。
クライアント端末12は例えば一般的なOSなどが搭載された情報処理装置によって実現できる。クライアント端末12は無線による通信の手段または有線による通信の手段を有する。クライアント端末12は、タブレットPC、ノートPC、スマートフォンや携帯電話など、ユーザが操作可能な端末である。
また、ネットワークN2には、スキャンアプリサーバ装置21、非同期変換処理サーバ装置22、メールサーバ装置23、企業管理DB(データベース)31、スキャン設定管理DB32、共有ファイルストレージ33が接続されている。なお、ネットワークN2とネットワークN3との間には不正なアクセスを検出及び遮断するアクセス制御装置などの装置を設置してもよい。
スキャンアプリサーバ装置21は画像形成装置11やクライアント端末12とWebAPI経由でやり取りを行う。スキャンアプリサーバ装置21はジョブの内容に従って非同期変換処理サーバ装置22等に処理を依頼する。
非同期変換処理サーバ装置22はスキャンアプリサーバ装置21等から依頼された変換処理やメール送信を非同期で行う。メールサーバ装置23は非同期変換処理サーバ装置22から依頼された電子メールを宛先に送信する処理などを行う。なお、メールサーバ装置23は電子メールの他、Webメールの送受信を行うようにしてもよい。
企業管理DB31は、サービス提供システムを利用する企業やユーザなどの情報を管理する。スキャン設定管理DB32は画像形成装置11で行うスキャンやメール送信を行うための設定を管理する。共有ファイルストレージ33はサービス提供システム内で使用されるファイル(スキャンされた画像ファイルやOCR後のテキストファイル等)を格納しておくストレージである。
スキャンアプリサーバ装置21、非同期変換処理サーバ装置22及びメールサーバ装置23は、一台以上の情報処理装置によって実現される。スキャンアプリサーバ装置21、非同期変換処理サーバ装置22及びメールサーバ装置23は、一台の情報処理装置に統合して実現してもよいし、複数の情報処理装置に分散して実現してもよい。
同様に、企業管理DB31、スキャン設定管理DB32及び共有ファイルストレージ33も、一台以上の情報処理装置により実現される。企業管理DB31、スキャン設定管理DB32及び共有ファイルストレージ33は一台の情報処理装置に統合して実現してもよいし、複数の情報処理装置に分散して実現してもよい。
なお、サービス提供システムに含まれる各種サーバ装置及びDBの一部はネットワークN2以外にあってもよい。また、サービス提供システムに含まれる各種DBはオンラインストレージなど、ベンダーにより提供されるファイル保存用の装置であってもよい。図1のサービス提供システムの構成は一例であって、他の構成であってもよい。
<ハードウェア構成>
図1のクライアント端末12、スキャンアプリサーバ装置21、非同期変換処理サーバ装置22、メールサーバ装置23は例えば図2に示すハードウェア構成のコンピュータにより実現される。また、企業管理DB31、スキャン設定管理DB32及び共有ファイルストレージ33も、例えば図2に示すようなハードウェア構成のコンピュータにより実現される。
図2はコンピュータの一例のハードウェア構成図である。図2のコンピュータ100は入力装置101、表示装置102、外部I/F103、RAM104、ROM105、CPU106、通信I/F107、及びHDD108などを備え、それぞれがバスBで相互に接続されている。なお、入力装置101及び表示装置102は必要なときに接続して利用する形態であってもよい。
入力装置101はキーボードやマウス、タッチパネルなどを含み、ユーザが各操作信号を入力するのに用いられる。表示装置102はディスプレイ等を含み、コンピュータ100による処理結果を表示する。
通信I/F107はコンピュータ100をネットワークN1、N2に接続するためのインタフェースである。これによりコンピュータ100は通信I/F107を介してデータ通信を行うことができる。
HDD108はプログラムやデータを格納している不揮発性の記憶装置である。格納されるプログラムやデータには例えばコンピュータ100全体を制御する基本ソフトウェアであるOSや、OS上において各種機能を提供するアプリケーションソフトウェアなどがある。なお、HDD108は格納しているプログラムやデータを所定のファイルシステム及び/又はDBにより管理している。
外部I/F103は、外部装置とのインタフェースである。外部装置には、記録媒体103aなどがある。これにより、コンピュータ100は外部I/F103を介して記録媒体103aの読み取り及び/又は書き込みを行うことができる。記録媒体103aはフレキシブルディスク、CD、DVD、SDメモリカード、USBメモリなどである。
ROM105は、電源を切ってもプログラムやデータを保持することができる不揮発性の半導体メモリ(記憶装置)である。ROM105には、コンピュータ100の起動時に実行されるBIOS、OS設定、ネットワーク設定などのプログラムやデータが格納されている。RAM104は、プログラムやデータを一時保持する揮発性の半導体メモリ(記憶装置)である。
CPU106は、ROM105やHDD108などの記憶装置からプログラムやデータをRAM104上に読み出し、処理を実行することで、コンピュータ100全体の制御や機能を実現する演算装置である。
図1のクライアント端末12、スキャンアプリサーバ装置21、非同期変換処理サーバ装置22、メールサーバ装置23は例えば図2に示すコンピュータ100のハードウェア構成により、後述するような各種処理を実現できる。また、企業管理DB31、スキャン設定管理DB32及び共有ファイルストレージ33も例えば図2に示すコンピュータ100のハードウェア構成により、後述するような各種処理を実現できる。
図1の画像形成装置11は、例えば図3に示すようなハードウェア構成のコンピュータにより実現される。図3は本実施形態に係る画像形成装置の一例のハードウェア構成図である。図3に示した画像形成装置11は、コントローラ201、操作パネル202、外部I/F203、通信I/F204、プリンタ205及びスキャナ206などを備える。
コントローラ201はCPU211、RAM212、ROM213、NVRAM214及びHDD215などを備える。ROM213は、各種プログラムやデータが格納されている。RAM212はプログラムやデータを一時保持する。NVRAM214は、例えば設定情報等が格納されている。また、HDD215は各種プログラムやデータが格納されている。
CPU211は、ROM213やNVRAM214、HDD215などからプログラムやデータ、設定情報等をRAM212上に読み出し、処理を実行することで、画像形成装置11全体の制御や機能を実現する。
操作パネル202はユーザからの入力を受け付ける入力部と、表示を行う表示部とを備えている。外部I/F203は外部装置とのインタフェースである。外部装置には、記録媒体203aなどがある。これにより、画像形成装置11は外部I/F203を介して記録媒体203aの読み取り及び/又は書き込みを行うことができる。記録媒体203aにはICカード、フレキシブルディスク、CD、DVD、SDメモリカード、USBメモリ等がある。
通信I/F204は、画像形成装置11をネットワークN1に接続するインタフェースである。これにより、画像形成装置11は通信I/F204を介してデータ通信を行うことができる。プリンタ205は、印刷データを用紙に印刷するための印刷装置である。スキャナ206は原稿から画像データ(電子データ)を読み取るための読取装置である。
<ソフトウェア構成>
《サービス提供システム》
第1の実施形態に係るサービス提供システム50は例えば図4に示すようなモジュール及び記憶部を含む処理ブロックにより実現される。図4は第1の実施形態に係るサービス提供システムの一例の処理ブロック図である。
サービス提供システム50はプログラムを実行することにより、スキャンサーバアプリ51、非同期変換処理部55、メール送受信部56、WebAPI(Application Programming Interface)59a及び59bを実現している。また、サービス提供システム50はプログラムを実行することにより、スキャン設定管理記憶部52、企業管理記憶部53、共有ファイル記憶部54を実現している。
非同期変換処理部55にはデータ変換要求管理部61、メッセージキュー62、1つ以上の変換部63、メール送信部64、ジョブ情報管理記憶部65が含まれている。
スキャンサーバアプリ51は画像形成装置11の組み込みアプリ71とWebAPI59b経由でやり取りを行い、組み込みアプリ71から依頼された処理内容に沿って非同期変換処理部55等に処理を依頼する。画像形成装置11の組み込みアプリ71はスキャンサーバアプリ51と通信し、スキャン設定の取得やジョブ登録を行う。スキャンサーバアプリ51はジョブの内容に従って例えば非同期変換処理部55に処理を依頼する。
スキャン設定管理記憶部52は、画像形成装置11でのスキャンやメール送信を行うための設定を管理する記憶部である。企業管理記憶部53は、サービス提供システム50を利用している企業やユーザの情報を管理する記憶部であり、各モジュールからの問い合わせに応じて情報を提供する。共有ファイル記憶部54は、サービス提供システム50で使用されるファイル等を記憶しておく記憶部である。
非同期変換処理部55はスキャンサーバアプリ51等から依頼された処理を非同期で行う処理部である。非同期変換処理部55のデータ変換要求管理部61はスキャンサーバアプリ51等から依頼された変換処理やメール送信などのジョブの内容に従って、処理の依頼をメッセージキューに送信する。メッセージキュー62はデータ変換要求管理部61から受信した処理の依頼を蓄積する。
変換部63、メール送信部64はメッセージキュー62に蓄積される処理の依頼を監視しており、対象の処理の依頼が蓄積されていれば、対象の処理を行う。変換部63は変換処理を行う手段である。例えば変換部63は、tiffファイルに対してOCR処理を実行し、docファイルを生成する等の処理を行う。また、変換部63は対象の処理が終了すると、ジョブ情報の更新、変換処理後のファイルの保存、連続するタスクの場合の次のタスクの依頼などを行う。
メール送信部64はメール生成、メール送信を行う手段である。例えばメール送信部64はメッセージキュー62に蓄積された処理の依頼に従い、メールを生成し、メール送受信部56に対してメールの送信処理を依頼する。ジョブ情報管理記憶部65は、非同期変換処理部55がスキャンサーバアプリ51などから依頼されたジョブのジョブ情報を管理している記憶部である。また、メール送受信部56はメール送信部64等から依頼された電子メールを宛先に送信する送信処理などを行う。
WebAPI59a、59bは、要求を受信するために設けられた予め定義されたインタフェースであり、例えば関数やクラス等により構成される。画像形成装置11及びクライアント端末12等はWebAPI59bによって公開されている範囲においてスキャンサーバアプリ51の機能を利用可能である。また、スキャンサーバアプリ51はWebAPI59aによって公開されている範囲において非同期変換処理部55等の機能を利用可能である。なお、図4に示したサービス提供システム50の処理ブロックの分類形態は一例である。サービス提供システム50は図4に示されるように分類されていることが必須ではない。第1の実施形態に係るサービス提供システム50の処理を実施できるのであれば図4に示される分類は特定のものに限定されない。
<データ構成>
図5はスキャン設定管理記憶部により管理されるテーブルの一例の構成図である。図5にはプロファイルテーブル、グループテーブル、プロジェクトテーブル、機器設定テーブルが含まれる。
プロジェクトテーブルはユーザが画像形成装置11から実行可能なジョブの内容をプロジェクトとして設定するものである。プロジェクトはスキャンを実行し、スキャンした画像データを実行ユーザや他のユーザのメールアドレス宛に送信するジョブ、スキャンを実行し、ローカルサーバに送信するジョブ等である。
図5のプロジェクトテーブルはデータ項目として例えばプロジェクトID、名前、所属グループ、送信先、送信先アドレス、ファイル形式等を有する。プロジェクトIDはプロジェクトを特定する情報である。名前はユーザがプロジェクトを特定するための情報の一例である。
所属グループはプロジェクトが所属するグループのグループIDである。グループは1つ以上のプロジェクトを所属させることができる。送信先はファイルを送信する手段としてメール又はSMB(Server Message Block)を表している。送信元アドレスは送信する電子メールに設定される送信元アドレスである。また、ファイル形式は電子メールの添付ファイルのファイル形式である。
グループテーブルはグループを設定するものである。図5のグループテーブルはデータ項目として例えばグループID、名前、所属プロファイル、順序等を有する。グループIDはグループを特定する情報である。名前はユーザがグループを特定するための情報の一例である。所属プロファイルはグループが所属するプロファイルのプロファイルIDである。順序はプロファイルにおいてグループが表示される順番を表しているものである。プロファイルは1つ以上のグループを所属させることができる。
プロファイルテーブルはプロファイルを設定するものである。プロファイルテーブルはデータ項目として例えばプロファイルID、名前、企業ID等を有する。プロファイルIDはプロファイルを特定する情報である。名前はユーザがプロファイルを特定するための情報の一例である。また、企業IDは企業、部署などの組織やグループを特定する情報である。なお、企業IDは企業という言語に限定されるものではない。画像形成装置11などの機器は1つのプロファイルと紐付けることができる。
機器設定テーブルはプロファイルと機器とを紐付けるものである。機器設定テーブルはデータ項目としてプロファイルID、機器ID等を有する。機器IDは画像形成装置11等を特定する情報である。機器設定テーブルにより画像形成装置11などの機器は1つのプロファイルと紐付けられる。
図6は企業管理記憶部により管理されるテーブルの一例の構成図である。図6には企業テーブル、ユーザテーブル、機器テーブルが含まれる。
企業テーブルはデータ項目として企業ID、企業名等を有する。企業名はユーザが企業等を特定するための情報の一例である。企業テーブルにより、企業IDは企業名と紐付けられる。
ユーザテーブルはデータ項目としてユーザID、企業ID、名前、メールアドレス、認証トークン等を有する。ユーザID及び名前はユーザを特定する情報である。メールアドレスはユーザのメールアドレスである。認証トークンはログインに成功したユーザに提供する認証トークンである。ユーザテーブルにより、ユーザは企業と紐付けられる。
機器テーブルはデータ項目として機器ID、企業ID、機体番号等を有する。機体番号は画像形成装置11等の機器から取得可能である一意な情報の一例である。機器テーブルにより画像形成装置11等の機器は企業と紐付けられる。
<処理の詳細>
《全体シーケンス》
図7は処理全体の一例を表したシーケンス図である。ステップS1において、管理者はサービス提供システム50に対して、各スキャン実行ユーザが画像形成装置11から実行するスキャンの設定を事前に行う。管理者により設定されたスキャン設定はスキャン設定管理記憶部52により管理される。ステップS2において、画像形成装置11は電源投入直後など任意のタイミングで、サービス提供システム50のスキャン設定管理記憶部52が管理するスキャン設定と同期させる。なお、スキャンの設定は各スキャン実行ユーザがスキャンを実行する前に、実行するスキャンのジョブ情報を画像形成装置11から行うようにしてもよい。
ステップS3において、スキャン実行ユーザは例えばサービス提供システム50と同期されたスキャン設定を用いて、画像形成装置11でスキャンを実行する。ステップS4において画像形成装置11はスキャンした画像データ(スキャン画像)と共に、スキャン実行ユーザにより用いられたスキャン設定をサービス提供システム50に送信し、処理を依頼する。
ステップS5において、サービス提供システム50はスキャン設定をもとにファイル変換などのデータ変換処理を実行する。ステップS6において、サービス提供システム50はスキャン設定をもとに、電子メールを生成する。なお、ステップS6において生成される電子メールには例えばステップS5の処理によりデータ変換処理されたファイルが添付される。
ステップS7において、サービス提供システム50はステップS6において生成された電子メールの送信処理を、メールサーバ装置23に依頼する。なお、電子メールの宛先はスキャン設定に指定されている。送信完了後、サービス提供システム50はジョブ情報の状態に示されるジョブの処理結果を成功とする。なお、図7のシーケンス図ではデータ変換処理したファイルを電子メールに添付して送信しているが、外部ストレージなどに配信するようにしてもよい。
本実施形態のサービス提供システム50では、データ変換処理とメール送信処理との連携により、あるデータ形式から他のデータ形式に変換した電子データを、予め設定されている宛先に容易に送信することができる。
《スキャン設定》
ステップS1に示したスキャンの設定処理は例えば図8に示すように行われる。図8はスキャン設定処理の一例のシーケンス図である。図8のスキャン設定処理は管理者がブラウザを操作して実施する例を示している。
図8のスキャン設定処理を行うことにより、図5のスキャン設定管理記憶部52のプロファイルテーブル、グループテーブル、プロジェクトテーブル、機器設定テーブルに値が格納される。
ステップS21において、管理者は図9に示すプロファイル設定画面からプロファイルの作成を要求する。図9はプロファイル設定画面の一例のイメージ図である。管理者はプロファイル設定画面からプロファイルの名前、ユーザ認証をする/しない、を設定してプロファイルの作成をスキャンサーバアプリ51に要求できる。なお、プロファイル設定画面から設定するユーザ認証は、そのプロファイルを画像形成装置11等で利用するときのユーザ認証である。
ステップS22において、スキャンサーバアプリ51は管理者から作成を要求されたプロファイルの内容のプロファイルテーブルへの保存を、スキャン設定管理記憶部52に要求する。スキャン設定管理記憶部52はプロファイルIDを採番し、そのプロファイルIDと紐付けてプロファイルの内容をプロファイルテーブルに保存する。スキャン設定管理記憶部52は採番したプロファイルIDをスキャンサーバアプリ51に返し、ユーザにプロファイルIDを通知する。
ステップS23において、管理者は通知されたプロファイルIDのプロファイルに所属するグループの作成を、図10に示すグループ設定画面から要求する。図10はグループ設定画面の一例のイメージ図である。管理者は、グループ設定画面からグループの名前を設定して、プロファイルに所属するグループの作成をスキャンサーバアプリ51に要求できる。
また、ステップS24において、スキャンサーバアプリ51は管理者から作成を要求されたグループの内容のグループテーブルへの保存を、スキャン設定管理記憶部52に要求する。スキャン設定管理記憶部52はグループIDを採番し、そのグループIDと紐付けてグループの内容(所属プロファイルを含む)をグループテーブルに保存する。スキャン設定管理記憶部52は採番したグループIDをスキャンサーバアプリ51に返し、ユーザにグループIDを通知する。
ステップS25において、管理者は通知されたグループIDのグループに所属するプロジェクトの作成を、図11に示すようなプロジェクト設定画面から要求する。図11はプロジェクト設定画面の一例のイメージ図である。管理者は、プロジェクト設定画面からプロジェクトの名前、所属グループ、配信先、送信元アドレス、宛先アドレス、ファイル形式を設定して、プロジェクトの作成をスキャンサーバアプリ51に要求できる。
ステップS26において、スキャンサーバアプリ51は管理者から作成を要求されたプロジェクトの内容のプロジェクトテーブルへの保存を、スキャン設定管理記憶部52に要求する。スキャン設定管理記憶部52はプロジェクトIDを採番し、そのプロジェクトIDと紐付けてプロジェクトの内容をプロジェクトテーブルに保存する。スキャン設定管理記憶部52は採番したプロジェクトIDをスキャンサーバアプリ51に返し、ユーザにプロジェクトIDを通知する。
ステップS27において、管理者は画像形成装置11などの機器にプロファイルを割り付けるためのプロファイル割付画面の表示に必要な、企業IDに紐付く機器一覧の取得を要求する。ステップS28において、スキャンサーバアプリ51は要求された企業IDに紐付く機器一覧を企業管理記憶部53の機器テーブルから取得する。スキャンサーバアプリ51は取得した機器一覧を含む図12に示すようなプロファイル割付画面を表示することで、管理者からプロファイルIDと機器IDとの紐付けを受け付ける。
図12はプロファイル割付画面の一例のイメージ図である。管理者はプロファイル割付画面を利用して画像形成装置11などの機器とプロファイルとを紐付けられる。ステップS29において、管理者はファイル割付画面から機器IDとプロファイルIDとの紐付けをスキャンサーバアプリ51に要求する。
ステップS30において、スキャンサーバアプリ51は管理者から紐付けを要求された機器IDとプロファイルIDとの機器設定テーブルへの保存を、スキャン設定管理記憶部52に要求する。スキャン設定管理記憶部52は、管理者から保存を要求された機器IDとプロファイルIDとを紐付けて、スキャン設定管理記憶部52の機器設定テーブルに保存する。
このように、本実施形態のサービス提供システム50はスキャン設定処理により図5のスキャン設定管理記憶部52のプロファイルテーブル、グループテーブル、プロジェクトテーブル、機器設定テーブルに値を格納できる。
《スキャン実行前まで》
画像形成装置11においてスキャンを実行する前に例えば図13に示すような処理が行われる。図13はスキャン実行前までの処理の一例のシーケンス図である。ステップS41において画像形成装置11の組み込みアプリ71は機器IDを指定してスキャン設定の取得をサービス提供システム50のスキャンサーバアプリ51に要求する。
ステップS42においてスキャンサーバアプリ51はスキャン設定管理記憶部52から機器IDに紐付くスキャン設定を取得し、画像形成装置11の組み込みアプリ71に提供する。このように、画像形成装置11はポーリングなどでサービス提供システム50からスキャン設定を取り込むことで、サービス提供システム50に保存されているスキャン設定と同期させている。
その後、実行ユーザの一例であるスキャン実行ユーザは任意のタイミングで画像形成装置11を利用する。ステップS43において、スキャン実行ユーザは企業ID、ユーザID、パスワードなどの認証情報によるログインを組み込みアプリ71に要求する。組み込みアプリ71はステップS44においてサービス提供システム50のスキャンサーバアプリ51にログインを要求する。
ステップS45において、スキャンサーバアプリ51はログインに利用された認証情報の照合を企業管理記憶部53に要求する。企業管理記憶部53はログインに利用された認証情報と一致するユーザの情報が保存されていれば、そのユーザの情報と紐付けられている認証トークンをスキャンサーバアプリ51に送信する。スキャンサーバアプリ51は受信した認証トークンを画像形成装置11の組み込みアプリ71に送信する。
ステップS46において、スキャン実行ユーザは組み込みアプリ71を操作し、実行したいジョブの内容に対応するプロジェクトを選択する。スキャン実行ユーザは選択したプロジェクトの設定を確認できる。
《サービス提供システムへのジョブの登録》
スキャンを実行してからサービス提供システム50へジョブを登録するまでに例えば図14に示すような処理が行われる。図14はサービス提供システムへジョブを登録する処理の一例のシーケンス図である。
ステップS51において、スキャン実行ユーザは画像形成装置11の組み込みアプリ71にスキャン実行を要求する。ステップS52において、組み込みアプリ71は原稿をスキャン実行ユーザが選択したプロジェクトの設定によりスキャンして、画像データを取得する。その後、組み込みアプリ71はスキャン実行ユーザに完了を通知する。
ステップS53において、組み込みアプリ71は認証トークンと画像データとをサービス提供システム50のスキャンサーバアプリ51に送信し、登録を要求する。ステップS54において、スキャンサーバアプリ51は画像データの保存を共有ファイル記憶部54に要求する。共有ファイル記憶部54は画像データを保存し、その画像データの画像IDを採番する。共有ファイル記憶部54は保存した画像データの画像IDをスキャンサーバアプリ51に通知する。また、スキャンサーバアプリ51は共有ファイル記憶部54に保存された画像データの画像IDを組み込みアプリ71に通知する。
ステップS55において、組み込みアプリ71は認証トークンと、スキャン実行ユーザが選択したプロジェクトの設定に対応するジョブ情報と、通知された画像IDとをサービス提供システム50のスキャンサーバアプリ51に送信し、登録を要求する。ステップS56においてスキャンサーバアプリ51は受信した認証トークンを利用して企業管理記憶部53からスキャン実行ユーザのメールアドレスを取得する。スキャンサーバアプリ51は取得したメールアドレスでジョブ情報のメール設定を更新する。
スキャンサーバアプリ51はジョブ情報の送信先アドレスに例えば<me>が設定されている場合、取得したメールアドレスで送信先アドレスを更新する。ステップS57において、スキャンサーバアプリ51はジョブ情報と画像IDとを非同期変換処理部55のデータ変換要求管理部61に送信し、登録を要求する。
また、ステップS58において、データ変換要求管理部61はジョブ情報管理記憶部65にジョブ情報と画像IDとを送信し、保存を要求する。ジョブ情報管理記憶部65はジョブ情報と画像IDとを保存し、ジョブステータスをデータ変換要求管理部61に通知する。また、ステップS59においてデータ変換要求管理部61はジョブ情報からタスクを確認する。ステップS60においてデータ変換要求管理部61はタスク種別とジョブIDとを指定したメッセージ(要求)をメッセージキュー62に登録する。
例えばジョブ情報から確認されたタスクにファイル形式の変換が含まれている場合にはメール送信する前にファイル形式の変換が必要であるため、タスク種別にファイル形式の変換を表すキーワードを指定し、メッセージキュー62に登録する。
例えばメール送信する前に必要なファイル形式の変換の例としてはTIFFファイルからテキスト付きPDFやアプリケーションファイルへの変換などがある。また、タスク種別に指定するファイル形式の変換を表すキーワードの例としては「img2pdf」などがある。
ステップS61においてデータ変換要求管理部61はステップS57の登録の要求に対する応答として、ジョブステータスをスキャンサーバアプリ51に返す。スキャンサーバアプリ51は非同期変換処理部55から返されたジョブステータスを画像形成装置11の組み込みアプリ71に通知する。
なお、図14では画像データを登録するステップS53の処理とジョブ情報を登録するステップS55の処理とを分けているが、1つの処理にしてもよい。図14ではローカル配信などを考慮し、ステップS53の処理とステップS55の処理とを分けている。
《非同期変換処理部によるファイル形式の変換》
非同期変換処理部55は例えば図15に示すように処理を行う。図15は非同期変換処理部によるファイル形式の変換処理の一例のシーケンス図である。ファイル形式の変換のメッセージキュー62にメッセージが蓄積されている場合、メッセージキュー62を監視している例えば変換部63はステップS71の処理を行う。
ステップS71において、変換部63は監視しているメッセージキュー62からタスク種別とジョブIDとが指定されたメッセージを取得する。ステップS72において変換部63は取得したメッセージのジョブIDを指定し、ジョブ情報管理記憶部65からジョブ情報と画像IDとを取得する。
ステップS73において、変換部63は取得した画像IDを指定して、共有ファイル記憶部54から画像データを取得する。ステップS74において、変換部63は取得した画像データのファイル形式をメッセージのタスク種別に従って変換する。ステップS75において、変換部63はジョブ情報を参照し、続くタスクがあるか確認する。ここでは続くタスクとしてメール送信があるものとして説明を続ける。
ステップS76において、変換部63はファイル形式を変換した変換済みファイルの保存を共有ファイル記憶部54に要求する。共有ファイル記憶部54は変換済みファイルを保存し、その変換済みファイルの画像ID_2を採番する。共有ファイル記憶部54は保存した変換済みファイルの画像ID_2を変換部63に通知する。
ステップS77において、変換部63はジョブID、処理結果をジョブ情報管理記憶部65に送信し、ジョブ情報管理記憶部65が保存する情報を更新させる。ステップS78において、変換部63はメール送信のタスク種別とジョブIDとを指定したメッセージをメッセージキュー62に登録する。
《非同期変換処理部によるメール送信》
また、非同期変換処理部55は例えば図16に示すように処理を行う。図16は非同期変換処理部によるメール送信処理の一例のシーケンス図である。メール送信のメッセージキュー62にメッセージが蓄積されている場合、メッセージキュー62を監視している例えばメール送信部64はステップS81の処理を行う。
ステップS81において、メール送信部64は監視しているメッセージキュー62からタスク種別とジョブIDとが指定されたメッセージを取得する。ステップS82においてメール送信部64は取得したメッセージのジョブIDを指定して、ジョブ情報管理記憶部65からジョブ情報と画像ID_2とを取得する。
ステップS83において、メール送信部64は取得した画像ID_2を指定して、共有ファイル記憶部54から変換済みファイルを取得する。ステップS84において、メール送信部64はジョブ情報管理記憶部65から取得したジョブ情報から送信先アドレスなどのメール設定を読み出す。また、メール送信部64はジョブ情報から読み出したメール設定の電子メールを生成し、その電子メールに変換済みファイルを添付する。
ステップS85において、メール送信部64はメール送受信部56にメール送信を依頼する。メール送受信部56はステップS86においてメール送信部64からメール送信を依頼された電子メールを送信する。
メール送受信部56へのメール送信の依頼が成功すると、メール送信部64はステップS87において、ジョブ情報を参照し、続くタスクがあるか確認する。ここでは続くタスクがないものとして説明を続ける。ステップS88において、メール送信部64はジョブID、処理結果をジョブ情報管理記憶部65に送信し、ジョブ情報管理記憶部65が保存する情報を更新させる。
《ジョブ情報》
図17はジョブ情報の一例の構成図である。なお、図17は一例としてJSON形式のジョブ情報を表している。ジョブ情報のデータ構造に含まれる「app_id」はジョブを依頼したアプリケーションのIDを表す。また「user_id」はジョブを依頼したスキャン実行ユーザなどのエンドユーザのユーザIDを表す。
「organization_id」はジョブを依頼したエンドユーザが属する組織やグループを特定する企業IDである。また「tasks」は1つ以上のタスクを配列により格納する。タスクのデータ構造には、タスクの処理タイプ(タスク種別)を示す「type」とユーザが指定したファイル形式の変換やメール送信のパラメータを示す「params」とが含まれる。
図18はジョブ内関数の一例の説明図である。図18は図17のジョブ情報の「tasks」部分を抜き出したものである。本実施形態のサービス提供システム50はジョブ内関数により変換部63とメール送信部64との連携を実現している。
メール送信部64は、mail_senderのfilesパラメータに複数ファイルが指定されている場合、複数ファイルを一つの電子メールに添付して送信する。メール送信部64は変換部63の出力データを利用するため、例えば「$1.file」のようなジョブ内関数を利用できる。したがって、メール送信部64は前のタスクの処理結果である変換済みファイルを利用できる。
「$1.file」は変換部63による記述方法であるが、文字列形式の指定にしか対応できない。例えばメール送信部64において、ファイルごとにファイル名を指定したい場合がある。そこで、メール送信部64は[{"file":"$1.file"、"filename":"test1.doc"}]のような形式に対応するために、ハッシュ及び配列に対応した解析手段を追加している。これにより、本実施形態の非同期変換処理部55は他のエンジンでもファイルごとに属性を付けることが可能となる。
図19はメール送信のパラメータの一例の説明図である。図19は図18からメール送信のパラメータを示す「params」部分を抜き出したものである。図19のメール送信のパラメータは、ファイル情報とメール送信設定情報とを含み、ハッシュ形式により表されている。
必須パラメータ「from」は送信元アドレスであり、複数指定が不可である。必須パラメータではないが、オブションパラメータto/cc/bccのうち少なくとも一個設定しなければならない。なお、宛先のトータル件数には制限がない。
また、オプションパラメータ「files」は配列形式で、添付ファイルごとに要素のハッシュで情報を設定する。ハッシュにおいて、添付ファイルのURIはfileキーに対応する値で指定できる。送信する添付ファイルのファイル名(拡張子を含む)はfilenameキーに対応する値で指定できる(省略可)。
filenameのデフォルト値はfileで指定されるURLの最後の「/」より後の文字列となる。ファイル名の最大文字数は拡張子を含め128文字である。また、複数ファイルのトータルサイズの上限は例えば50MBである。なお、添付ファイルの数の制限はない。
オプションパラメータ「to」は宛先メールアドレスであり、配列で複数指定が可能である。オプションパラメータ「cc」はcc先メールアドレスであり、配列で複数指定が可能である。オプションパラメータ「bcc」はbcc先メールアドレスであり、配列で複数指定が可能である。
オプションパラメータ「subject」はメール件名であり、例えば1000文字数以下である。オプションパラメータ「body」はメール本文であり、例えば10000文字数以下である。オプションパラメータ「charset」はメール件名とメール本文の文字コードを指定する。指定できる文字コードの一例としては、utf−8、us−ascii、iso−8859−1、iso−2022−jp、shift_jis、euc−jpなどがある。
《メール本文》
メール送信部64は例えば図20に示すようなメール本文を作成する。図20はメール本文の一例の説明図である。メール送信部64は、取得したジョブ情報及び添付ファイルからMIME規格に従い、図20のようなメール本文を生成する。そして、メール送信部64は生成したメール本文の送信処理をメール送受信部56に依頼する。
(まとめ)
サービス提供システム50の非同期変換処理部55はスキャンされた画像データ等の入力データと宛先のメールアドレス等のジョブ情報とに従い、データ形式の変換後、変換済みの電子データを電子メールにより送信する。非同期変換処理部55の変換部63は入力データを指定されたデータ形式へ変換する。また、非同期変換処理部55のメール送信部64は変換済みの電子データを予め設定されている宛先に送信する。
本実施形態に係るサービス提供システム50によれば、変換部63とメール送信部64との連携により、入力データの多様なデータ形式への変換に対応した上で、変換済みの電子データを予め設定されている宛先に容易に送信できる。
本発明は、具体的に開示された上記の実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲から逸脱することなく、種々の変形や変更が可能である。なお、特許請求の範囲に記載した処理受付手段はスキャンサーバアプリ51等に相当する。変換手段は変換部63等に相当する。送信手段はメール送信部64等に相当する。蓄積手段はメッセージキュー62等に相当する。変換送信システムは非同期変換処理部55等に相当する。
1 情報処理システム
11 画像形成装置
12 クライアント端末
21 スキャンアプリサーバ装置
22 非同期変換処理サーバ装置
23 メールサーバ装置
31 企業管理DB(データベース)
32 スキャン設定管理DB
33 共有ファイルストレージ
50 サービス提供システム
51 スキャンサーバアプリ
52 スキャン設定管理記憶部
53 企業管理記憶部
54 共有ファイル記憶部
55 非同期変換処理部
56 メール送受信部
59a、59b WebAPI(Application Programming Interface)
61 データ変換要求管理部
62 メッセージキュー
63 変換部
64 メール送信部
65 ジョブ情報管理記憶部
100 コンピュータ
101 入力装置
102 表示装置
103 外部I/F
103a 記録媒体
104 RAM
105 ROM
106 CPU
107 通信I/F
108 HDD
201 コントローラ
202 操作パネル
203 外部I/F
203a 記録媒体
204 通信I/F
205 プリンタ
206 スキャナ
211 CPU
212 RAM
213 ROM
214 NVRAM
215 HDD
B バス
N1〜N3 ネットワーク
特開2006−081081号公報 特開2009−075689号公報

Claims (5)

  1. 電子機器と、前記電子機器からの依頼に基づき処理を行うサービス提供システムと、を有する情報処理システムであって、
    前記サービス提供システムは、
    前記電子機器から送信された依頼、及び、電子データを受け付ける処理受付手段と、
    前記処理受付手段が受け付けた電子データを保存する電子データ記憶手段と、
    前記処理受付手段が受け付けた依頼を非同期で処理する処理手段と、を有し、
    前記処理手段は、
    前記依頼の依頼情報を記憶する依頼情報記憶手段と、
    前記依頼を処理内容ごとに蓄積する蓄積手段と、
    前記処理受付手段が受け付けた前記電子機器からの依頼の依頼情報を前記依頼情報記憶手段に記憶すると共に、当該依頼を処理内容に従って前記蓄積手段に蓄積させる依頼管理手段と、
    前記蓄積手段を監視し、前記蓄積手段が蓄積する前記依頼の処理内容が、前記電子機器から送信された電子データのデータ形式を変換する依頼であった場合に、前記電子データ記憶手段が保存する前記電子機器から送信された電子データのデータ形式を変換し、当該変換を行った後、前記依頼情報記憶手段に記憶された前記依頼情報を参照し、当該変換に続く、前記依頼の処理内容が、予め設定されている宛先に送信する依頼であった場合に、データ形式を変換した前記電子データを前記電子データ記憶手段に保存すると共に、データ形式を変換した前記電子データを前記予め設定されている宛先に送信する依頼を前記蓄積手段に蓄積させる変換手段と、
    前記蓄積手段を監視し、前記蓄積手段が蓄積する前記依頼の処理内容が、データ形式を変換した前記電子データを前記予め設定されている宛先に送信する依頼であった場合に、データ形式を変換した前記電子データを、前記電子データ記憶手段から取得すると共に、データ形式を変換した前記電子データを、前記予め設定されている宛先に送信する依頼を、送受信手段に行い、当該送信を行わせる送信手段と、
    を有することを特徴とする情報処理システム。
  2. 前記変換手段は、ジョブ内関数を利用して、処理結果であるデータ形式を変換した前記電子データを前記送信手段に通知すること
    を特徴とする請求項1記載の情報処理システム。
  3. 前記送信手段は、データ形式を変換した前記電子データを、電子メールに添付して前記宛先に送信する依頼を、前記送受信手段に行うこと
    を特徴とする請求項1又は2記載の情報処理システム。
  4. 電子機器から受け付けた依頼を非同期で処理する変換送信システムであって、
    前記依頼の依頼情報を記憶する依頼情報記憶手段と、
    前記依頼を処理内容ごとに蓄積する蓄積手段と、
    前記電子機器からの依頼の依頼情報を前記依頼情報記憶手段に記憶すると共に、当該依頼を処理内容に従って前記蓄積手段に蓄積させる依頼管理手段と、
    前記蓄積手段を監視し、前記蓄積手段が蓄積する前記依頼の処理内容が、前記電子機器から送信された電子データのデータ形式を変換する依頼であった場合に、電子データ記憶手段が保存する前記電子機器から送信された電子データのデータ形式を変換し、当該変換を行った後、前記依頼情報記憶手段に記憶された前記依頼情報を参照し、当該変換に続く、前記依頼の処理内容が、予め設定されている宛先に送信する依頼であった場合に、データ形式を変換した前記電子データを前記電子データ記憶手段に保存すると共に、データ形式を変換した前記電子データを前記予め設定されている宛先に送信する依頼を前記蓄積手段に蓄積させる変換手段と、
    前記蓄積手段を監視し、前記蓄積手段が蓄積する前記依頼の処理内容が、データ形式を変換した前記電子データを前記予め設定されている宛先に送信する依頼であった場合に、データ形式を変換した前記電子データを、前記電子データ記憶手段から取得すると共に、データ形式を変換した前記電子データを、前記予め設定されている宛先に送信する依頼を、送受信手段に行い、当該送信を行わせる送信手段と、
    を有することを特徴とする変換送信システム。
  5. 電子機器と、前記電子機器からの依頼に基づき処理を行うサービス提供システムと、を有する情報処理システムが実行する変換送信方法であって、
    前記サービス提供システムは、
    前記電子機器からの依頼、及び、電子データを受け付ける処理受付ステップと、
    前記処理受付ステップで受け付けた電子データを電子データ記憶手段に保存するステップと、
    前記処理受付ステップで受け付けた依頼を非同期で処理する処理ステップと、を有し、
    前記処理ステップは、
    前記依頼の依頼情報を依頼情報記憶手段に記憶するステップと、
    前記依頼を処理内容ごとに蓄積手段に蓄積するステップと、
    前記処理受付ステップで受け付けた前記電子機器からの依頼の依頼情報を前記依頼情報記憶手段に記憶すると共に、当該依頼を処理内容に従って前記蓄積手段に蓄積させるステップと、
    前記蓄積手段を監視し、前記蓄積手段が蓄積する前記依頼の処理内容が、前記電子機器から送信された電子データのデータ形式を変換する依頼であった場合に、前記電子データ記憶手段が保存する前記電子機器から送信された電子データのデータ形式を変換し、当該変換を行った後、前記依頼情報記憶手段に記憶された前記依頼情報を参照し、当該変換に続く、前記依頼の処理内容が、予め設定されている宛先に送信する依頼であった場合に、データ形式を変換した前記電子データを前記電子データ記憶手段に保存すると共に、データ形式を変換した前記電子データを前記予め設定されている宛先に送信する依頼を前記蓄積手段に蓄積させる変換ステップと、
    前記蓄積手段を監視し、前記蓄積手段が蓄積する前記依頼の処理内容が、データ形式を変換した前記電子データを前記予め設定されている宛先に送信する依頼であった場合に、データ形式を変換した前記電子データを、前記電子データ記憶手段から取得すると共に、データ形式を変換した前記電子データを、前記予め設定されている宛先に送信する依頼を、送受信手段に行い、当該送信を行わせる送信ステップと、
    を有することを特徴とする変換送信方法。
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