JP6411223B2 - 工作機械 - Google Patents

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Description

本発明は、工作機械に係り、特に工作機械のカバーに関する。
従来、工作機械では、テーブルにセットされるワークの加工時に切削液や切くずが周囲に飛散することによる工場の環境悪化を防止するために、飛散防止用の囲い(カバー)が、テーブルの周囲の加工位置に配置されている(例えば、特許文献1参照)。
カバーの1つのタイプの構造をより詳しく説明すると、カバーは、側壁のうち水平主軸側が開口された筒形状を有している。カバーの下端部は、ベッドまたは地面に固定されており、カバーの上端部は、ワークの段取り時に当該ワークを吊り下げるクレーンが衝突しないように開放されている。
ところで、大規模工場などの天井が高い工場では、クレーンを用いてワークをカバーよりも高い高さ位置まで吊り上げることができる。そのため、ワークの段取り時に、ワークがカバーよりも高い高さ位置まで吊り上げられた状態で水平移動されることで、ワークとカバーとの衝突が回避されながら、ワークがカバーの外側から内側へと容易に搬入される。
一方、町工場などの天井が低い工場では、クレーンを用いてワークをカバーよりも高い高さ位置まで吊り上げることができないことがある。そのため、ワークの段取り時に、カバーの側壁の一部が取り外されて切り欠き状の通路が形成され、ワークが当該通路の内側を通るように水平移動されることで、ワークとカバーとの衝突が回避されながら、ワークがスプラッシュガードの外側から内側へと搬入される。
しかしながら、この方法では、カバーの側壁の一部が取り外される際に、カバーに付着していた切削液や切くずがカバーの外側に飛散してしまい、工場の環境を悪化させるという問題がある。また、この方法では、カバーの側壁のうち取り外されるべき部分の重量および寸法が大きい場合、一人の作業者の手で取外し作業を行うことは困難であり、また、形成される通路の向きがワークの保管領域の向きと異なる場合、クレーンで吊り上げられたワークを通路の向きまで迂回させてから搬入する必要があり、段取り作業の労力が大きいという問題もある。
特許第4969579号公報
本発明は、以上のような問題点に着目し、これを有効に解決すべく創案されたものである。本発明の目的は、天井が低い工場であっても、ワークの段取り時に、カバーに付着していた切削液や切くずがカバーの外側に飛散することを防止できると共に、段取り作業の労力を減らすことができる横工作機械を提供することにある。
本発明は、先端部に工具が取り付けられる水平主軸と、前記水平主軸に対して相対的に水平移動されるようになっているサドルと、前記サドル上に回転可能に取り付けられ、ワークがセットされるテーブルと、前記テーブルに回転力を伝達して、前記水平主軸に対する当該テーブルの位相を制御するテーブル位相制御部と、側壁の一部が開口された筒形状を有し、前記サドル上に回転可能に取り付けられ、前記テーブルにセットされるワークの加工時に当該テーブルの周囲の加工位置に配置される回転カバーと、を備えたことを特徴とする工作機械である。
本発明によれば、ワークの加工時に、回転カバーの開口が水平主軸側に向けられることで、ワークから飛散する切削液や切くずが回転カバーによって遮られ、回転カバーの外側まで飛散することが防止される。一方、ワークの段取り時に、回転カバーの開口が水平主軸側とは別の向きに向けられ、ワークが当該開口の内側を通るように水平移動されることで、ワークと回転カバーとの衝突が回避されながら、ワークが回転カバーの外側から内側へと容易に搬入され得る。これにより、天井が低い工場であっても、ワークの段取り時に、回転カバーの側壁の一部が取り外される必要が無く、回転カバーに付着していた切削液や切くずが回転カバーの外側に飛散することが防止される。また、回転カバーの開口を所望の向きに向けることができ、所望の方向からワークを搬入できるため、段取り作業の労力が低減する。
好ましくは、前記回転カバーに回転力を伝達して、前記水平主軸に対する当該回転カバーの位相を制御する回転カバー位相制御部を更に備える。このような態様によれば、力の弱い作業者であっても回転カバーを容易に回転させることができる。
また、好ましくは、前記回転カバーの回転軸線は、前記テーブルの回転軸線と同軸状に配置されている。このような態様によれば、テーブルと回転カバーとは、平面視において互いに同軸状に回転するため、テーブルの外周と回転カバーの内周との間のスペースをできるだけ小さく設計することができ、すなわち回転カバーをできるだけ小さく設計することができる。
また、好ましくは、前記回転カバーは、平面視において、当該回転カバーの回転軸線を中心とする円周の一部をなす円弧形状を有する。このような態様によれば、回転カバーは、平面視において回転カバーの回転軸線を中心とする1つの円周上から実質的にはみ出すことなく回転するため、周囲に余分なスペースを必要とせず、省スペースである。
また、好ましくは、前記回転カバー位相制御部は、前記回転カバーの外周面上に当該回転カバーの回転軸線と同軸状に設けられたリングギアと、前記リングギアに噛合されたピニオンギアと、前記ピニオンギアと同軸状に一体に設けられたウォームホイールと、前記ウォームホイールに噛合された円筒ウォームギアと、前記円筒ウォームギアに接続された出力軸を有する回転駆動モータと、を有する。このような態様によれば、回転カバー側には駆動用の配線が不要であり、回転カバーをサドル上において自在に回転することが可能である。
本発明は、先端部に工具が取り付けられる水平主軸と、前記水平主軸に対して相対的に水平移動されるようになっているサドルと、前記サドル上に回転可能に取り付けられ、ワークがセットされるテーブルと、前記テーブルに回転力を伝達して、前記水平主軸に対する当該テーブルの位相を制御するテーブル位相制御部と、側壁の一部が開口された筒形状を有し、前記サドル上に取り付けられ、前記テーブルにセットされるワークの加工時に当該テーブルの周囲の加工位置に配置されるカバーと、を備え、前記カバーは、周方向においてカバー本体と回転カバー部分とに分割されており、前記カバー本体は、前記サドル上に固定されており、前記回転カバー部分は、前記サドル上に回転可能に取り付けられていることを特徴とする工作機械である。
本発明によれば、ワークの加工時に、回転カバー部分がカバー本体に対して周方向に連続して並ぶような加工位置に配置されることで、ワークから飛散する切削液や切くずがカバーによって遮られ、カバーの外側まで飛散することが防止される。一方、ワークの段取り時に、回転カバー部分が加工位置から退避されることで開口が形成され、ワークが当該開口の内側を通るように水平移動されることで、ワークとカバーとの衝突が回避されながら、ワークがカバーの外側から内側へと容易に搬入され得る。これにより、天井が低い工場であっても、ワークの段取り時に、カバーの側壁の一部が取り外される必要が無く、カバーに付着していた切削液や切くずがカバーの外側に飛散することが防止される。また、回転カバー部分を回転移動させることでワーク搬入用の開口が形成されるため、回転カバー部分の重量および寸法が大きい場合であっても一人の作業者の手で作業を行うことが可能となり得て、段取り作業の労力が低減する。
本発明の一態様によれば、ワークの加工時に、回転カバーの開口が水平主軸側に向けられることで、ワークから飛散する切削液や切くずが回転カバーによって遮られ、回転カバーの外側まで飛散することが防止される。一方、ワークの段取り時に、回転カバーの開口が水平主軸側とは別の向きに向けられ、ワークが当該開口の内側を通るように水平移動されることで、ワークと回転カバーとの衝突が回避されながら、ワークが回転カバーの外側から内側へと容易に搬入され得る。これにより、天井が低い工場であっても、ワークの段取り時に、回転カバーの側壁の一部が取り外される必要が無く、回転カバーに付着していた切削液や切くずが回転カバーの外側に飛散することが防止される。また、回転カバーの開口を水平主軸側に対して横向き、後向き、斜め後向き等の複数の所望の向きに向けることができ、所望の方向からワークを搬入できるため、段取り作業の労力が低減する。
本発明の別の態様によれば、ワークの加工時に、回転カバー部分がカバー本体に対して周方向に連続して並ぶような加工位置に配置されることで、ワークから飛散する切削液や切くずがカバーによって遮られ、カバーの外側まで飛散することが防止される。一方、ワークの段取り時に、回転カバー部分が加工位置から退避されることで開口が形成され、ワークが当該開口の内側を通るように水平移動されることで、ワークとカバーとの衝突が回避されながら、ワークがカバーの外側から内側へと容易に搬入され得る。これにより、天井が低い工場であっても、ワークの段取り時に、カバーの側壁の一部が取り外される必要が無く、カバーに付着していた切削液や切くずがカバーの外側に飛散することが防止される。また、回転カバー部分を回転移動させることでワーク搬入用の開口が形成されるため、回転カバー部分の重量および寸法が大きい場合であっても一人の作業者の手で作業を行うことが可能となり得て、段取り作業の労力が低減する。
図1は、本発明の一実施の形態による工作機械を示す概略側面図である。 図2は、図1の工作機械を示す概略平面図である。 図3は、図1の工作機械におけるテーブル位相制御部と回転カバーを拡大して示す概略図である。 図4は、ワークの加工時における図1の工作機械を示す概略平面図である。 図5は、回転カバーの開口が水平主軸側に対して左横向きに向けられた状態を示す概略平面図である。 図6は、回転カバーの開口が水平主軸側に対して後向きに向けられた状態を示す概略平面図である。 図7は、回転カバーの開口が水平主軸側に対して斜め後向きに向けられた状態を示す概略平面図である。 図8は、本発明の第2の実施の形態による工作機械を示す概略平面図である。 図9は、図8の工作機械におけるテーブル位相制御部とカバーを拡大して示す概略図である。
以下に、添付の図面を参照して、本発明の実施の形態を詳細に説明する。
図1は、本発明の一実施の形態による工作機械を示す概略側面図である。図2は、図1の工作機械を示す概略平面図である。
図1及び図2に示すように、本実施の形態のよる工作機械10は、先端部に工具12が取り付けられる水平主軸11と、水平主軸11に対して相対的に水平移動されるようになっているサドル13と、サドル13上に回転可能に取り付けられ、ワーク15がセットされるテーブル14と、テーブル14に回転力を伝達して、水平主軸11に対するテーブル14の位相を制御するテーブル位相制御部16(図3参照)と、テーブル14にセットされるワーク15の加工時に、当該テーブル14の周囲の加工位置に配置される回転カバー17と、を備えている。ここで「加工位置」とは、回転カバ−17の開口が水平主軸11側を向いていて、加工時に水平主軸11と回転カバー17との干渉が無い位置である。
より詳しくは、図1及び図2に示すように、本実施の形態の工作機械10は、鋳鉄製のベッド20と、ベッド20上に立設されたコラム21と、ベッド11上に水平に延設されたZ軸送り機構19bと、Z軸送り機構19b上に配置されてZ軸方向に移動可能なX軸送り機構19aと、各軸方向の移動およびテーブル14の回転を制御する制御盤22と、を更に備えている。
水平主軸11は、Z軸方向と平行な向きに突き出すような姿勢で、コラム21上に取り付けられており、コラム21上に設けられたY軸送り機構(不図示)によってY軸方向に移動可能である。
図1及び図2に示すように、本実施の形態では、水平主軸11に隣接して、切削液供給ノズル27が設けられている。切削液供給ノズル27は、水平主軸11の先端部に取り付けられる工具12に向けて切削液を吹き付けることができるようになっている。また、本実施の形態では、コラム26の制御盤22とは反対側に、それ自体は公知の自動工具交換装置26が設けられている。自動工具交換装置26は、水平主軸11の先端部に工具12を自動的に取り付ける(または取り外す)ことができるようになっている。
一方、本実施の形態のサドル13は、X軸送り機構19a上に配置されており、X軸送り機構19aによってX軸方向に移動可能であると共に、Z軸送り機構19bによってX軸送り機構19aと一緒にZ軸方向に移動可能である。
図1及び図2に示すように、本実施の形態のテーブル14は、サドル13上に回転可能に取り付けられており、テーブル14上には、加工対象であるワーク15がセットされるようになっている。テーブル14の寸法は、具体的には、例えば一辺が約1mである。加工対象であるワーク15は、例えば、重量が2t程度である。
図3は、本実施の形態のテーブル位相制御部16と回転カバー17とを拡大して示す概略図である。
本実施の形態では、図3に示すように、テーブル14の底面には、円筒形状のテーブル支持軸14aが、テーブル14の回転軸線と同軸状に延伸するように設けられており、サドル13に対して回転可能に軸受けされている。
本実施の形態のテーブル位相制御部16は、図3に示すように、テーブル支持軸14aの外周面上に当該テーブル支持軸14aの回転軸線と同軸状に設けられたリングギア41と、当該リングギア41に噛合されたピニオンギア42と、当該ピニオンギア42と同軸状に一体に設けられたウォームホイール43と、当該ウォームホイール43に噛合された円筒ウォームギア44と、当該円筒ウォームギア44に接続された出力軸を有する回転駆動モータ45と、を有している。
回転駆動モータ45は、サドル13に固定されている。制御盤22からの信号により回転駆動モータ45が駆動されると、回転駆動モータ45の出力軸の回転力が円筒ウォームギア44に伝達されて円筒ウォームギア44が回転され、円筒ウォームギア44の回転力がウォームホイール43に伝達されてウォームホイール43がピニオンギア42と一体に回転され、ピニオンギア42の回転力がリングギア41に伝達されてリングギア41がテーブル14と一体に回転されるようになっている。回転駆動モータ45がサドル13側に配置されているため、テーブル14側には駆動用の配線が不要であり、テーブル14をサドル13上において自在に回転することが可能である。
テーブル14の水平主軸11に対する位相情報は、サドル13に固定されたテーブル用ロータリースケール(不図示)によって取得されるようになっている。制御盤22は、テーブル用ロータリースケールによる位相情報を取得してフィードバックをかけながら、回転駆動モータ45の駆動を制御するようになっている。
本実施の形態では、図2及び図3に示すように、回転カバー17は、側壁の一部が開口された筒形状を有し、サドル13上に回転可能に取り付けられている。図1及び図2において、符号17bは、回転カバー17の側壁の開口を示している。
より詳しくは、回転カバー17は、例えば鋼板からなり、回転カバー17の寸法は、具体的には、例えば直径が約2m、高さが約1mである。回転カバー17の上端部は、ワーク15の段取り時に当該ワーク15を吊り下げるクレーン23が衝突しないように開放されている。
本実施の形態では、図3に示すように、回転カバー17の回転軸線は、テーブル14の回転軸線と同軸状に配置されている。これにより、テーブル14と回転カバー17とは、平面視において互いに同軸状に回転するようになっている。そのため、テーブル14の外周と回転カバー17の内周との間のスペースをできるだけ小さく設計することができ、すなわち回転カバー17をできるだけ小さく設計することができる。
また、本実施の形態では、図2に示すように、回転カバー17は、平面視において、当該回転カバー17の回転軸線を中心とする円周の一部をなす円弧形状を有している。これにより、回転カバー17は、平面視において回転カバー17の回転軸線を中心とする1つの円周上から実質的にはみ出すことなく回転するようになっている。そのため、回転カバー17の周囲には余分なスペースが必要とされず、省スペースである。
本実施の形態では、図3に示すように、回転カバー17の底面には、円筒形状の回転カバー支持軸17aが、テーブル支持軸14aの外側においてテーブル支持軸14aと同軸状に延伸するように設けられており、サドル13およびテーブル支持軸14aの各々に対して回転可能に軸受けされている。
本実施の形態では、図3に示すように、回転カバー17に回転力を伝達して、水平主軸11に対する回転カバー17の位相を制御する回転カバー位相制御部18が更に設けられている。
本実施の形態の回転カバー位相制御部18は、図3に示すように、回転カバー17のうち回転カバー支持軸17aの外周面上に当該回転カバー17の回転軸線と同軸状に設けられたリングギア31と、リングギア31に噛合されたピニオンギア32と、ピニオンギア32と同軸状に一体に設けられたウォームホイール33と、ウォームホイール33に噛合された円筒ウォームギア34と、円筒ウォームギア34に接続された出力軸を有する回転駆動モータ35と、を有している。
回転駆動モータ35は、サドル13に固定されている。制御盤22からの信号により回転駆動モータ35が駆動されると、回転駆動モータ35の出力軸の回転力が円筒ウォームギア34に伝達されて円筒ウォームギア34が回転され、円筒ウォームギア34の回転力がウォームホイール33に伝達されてウォームホイール33がピニオンギア32と一体に回転され、ピニオンギア32の回転力がリングギア31に伝達されてリングギア31が回転カバー17と一体に回転されるようになっている。回転駆動モータ35がサドル13側に配置されているため、回転カバー17側には駆動用の配線が不要であり、回転カバー17をサドル13上において自在に回転することが可能である。
回転カバー17の水平主軸11に対する位相情報は、サドル13に固定された回転カバー用ロータリースケール(不図示)によって取得されるようになっている。制御盤22は、回転カバー用ロータリースケールによる位相情報を取得してフィードバックをかけながら、回転駆動モータ35の駆動を制御するようになっている。
本実施の形態の回転カバー位相制御部18は、制御盤22におけるNC指令またはMコードの入力に基づいて回転カバー17の位相制御を自動的に行うようになっているが、これに限定されず、例えば制御盤22における作業者のハンドル操作に基づいて回転カバー17の位相制御を手動で行うようになっていてもよい。
次に、このような構成からなる本実施の形態の作用について説明する。
まず、図2に示すように、制御盤22からの信号により回転カバー位相制御部18が駆動され、回転カバー位相制御部18の回転力により回転カバー17が回転され、回転カバー17の開口17bが水平主軸11側とは別の向き(例えば、加工対象であるワーク15の保管領域の向き、図示された例では、水平主軸11に対して時計回りに90°回転した向き)に向けられる。なお、図2に示す例では、回転カバー17が水平主軸11に対して時計回りに90°回転した向き、すなわち水平主軸11側に対して右横向きに向けられるが、これに限定されず、たとえば図5に示すように、回転カバー17が水平主軸11に対して反時計回りに90°回転した向き、すなわち水平主軸11側に対して左横向きに向けられてもよい。または、たとえば図6に示すように、回転カバー17が水平主軸11に対して時計回りに180°回転した向き、すなわち水平主軸11側に対して後向きに向けられてもよい。または、たとえば図7に示すように、回転カバー17が水平主軸11に対して反時計回りに135°程度回転した向き、すなわち水平主軸11側に対して斜め後向きに向けられてもよい。
ここで、回転中の回転カバー17が水平主軸11に取り付けられた工具12と衝突しないように、回転カバー17の回転前に、自動工具交換装置26の動作により、水平主軸11から工具12が取り外されていることが好ましい。
次に、図1に示すように、工場の天井24に設けられたクレーン23により、加工対象のワーク15が吊り上げられ、回転カバー17の開口17bの内側を通るようにワーク15が水平移動されて、ワーク15が回転カバー17の内側に搬入される。そして、ワーク15がクレーン23により降下されて、テーブル14上にセットされる。
次に、図3に示すように、制御盤22からの信号により回転カバー位相制御部18が駆動され、回転カバー位相制御部18の回転力により回転カバー17が回転され、回転カバー17の開口17bが水平主軸11側に向けられる。これにより、テーブル14にセットされたワーク15の周囲は、水平主軸11側以外は回転カバー17によってカバーされる。
次に、自動工具交換装置26の動作により、水平主軸11の先端部に工具12が取り付けられる。そして、制御盤22からの信号によりX軸送り機構19a、Z軸送り機構19b、およびコラム21上のY軸送り機構がそれぞれ駆動されることで、水平主軸11に取り付けられた工具12が、テーブル14にセットされたワーク15に対して所望の位置に位置決めされる。
本実施の形態では、回転カバー17の開口17bが水平主軸11側に向けられているため、回転カバー17の側壁に覗き窓が設けられていなくても、作業者は開口17bを通して工具12の刃先を容易に視認することができる。
そして、制御盤22からの信号により水平主軸11が工具12と一体に高速回転されると共に、切削液供給ノズル27から工具12の刃先に向けて切削液が吹き付けられる。この状態で、Z軸送り機構19bからの動力により、テーブル14にセットされたワーク15が、水平主軸11に取り付けられた工具12に近づくように相対移動される。高速回転される工具12の刃先がワーク15の表面に当接されることにより、ワーク15の表面が切削される。この時、X軸送り機構19aからの動力によりワーク15がX軸方向に移動されると共に、コラム21上のY軸送り機構からの動力により工具12がY軸方向に移動されることで、ワーク15の表面がフライス加工されてもよい。
ワーク15の加工時に、工具12の遠心力により、切くず及び切くずを含んだ切削液がワーク15から周囲に飛散する。
本実施の形態では、テーブル14の周囲の加工位置に回転カバー17が配置されているため、ワーク15から飛散する切削液や切くずは、回転カバー17によって遮られ、回転カバー17の外側まで飛散することが防止される。
ワーク15の加工が終了した後、切削液供給ノズル27からの切削液の供給が停止されると共に、水平主軸11の高速回転が停止される。そして、自動工具交換装置26の動作により、水平主軸11の先端部から工具12が取り外される。
次に、図2に示すように、制御盤22からの信号により回転カバー位相制御部18が駆動され、回転カバー位相制御部18の回転力により回転カバー17が回転され、回転カバー17の開口17bが水平主軸11側とは別の向き(図示された例では、水平主軸11に対して時計回りに90°回転した向き)に向けられる。この時、水平主軸11の先端部から工具12が取り外されているため、回転中の回転カバー17が工具12に衝突することが防止される。
次に、工場の天井24に設けられたクレーン23により、加工済みのワーク15が吊り上げられ、回転カバー17の開口17bの内側を通るようにワーク15が水平移動されて、ワーク15が回転カバー17の外側に搬出される。
以上のように、本実施の形態によれば、ワーク15の加工時に、回転カバー17の開口17bが水平主軸11側に向けられることで、ワーク15から飛散する切削液や切くずが回転カバー17によって遮られ、回転カバー17の外側まで飛散することが防止される。一方、ワーク15の段取り時に、回転カバー17の開口17bが水平主軸11側とは別の向きに向けられ、ワーク15が当該開口17bの内側を通るように水平移動されることで、ワーク15と回転カバー17との衝突が回避されながら、ワーク15が回転カバー17の外側から内側へと容易に搬入され得る。これにより、天井が低い工場であっても、ワーク15の段取り時に、回転カバー17の側壁の一部が取り外される必要が無く、回転カバー17に付着していた切削液や切くずが回転カバー17の外側に飛散することが防止される。また、回転カバー17の開口17bを水平主軸11側に対して横向き(図2および図5参照)、後向き(図6参照)、斜め後向き(図7参照)等の複数の所望の向きに向けることができ、所望の方向からワーク15を搬入できるため、段取り作業の労力が低減する。
また、本実施の形態によれば、回転カバー17に回転力を伝達して、水平主軸11に対する当該回転カバー17の位相を制御する回転カバー位相制御部18が設けられているため、力の弱い作業者であっても回転カバー17を容易に回転させることができる。
なお、本実施の形態の工作機械10には回転カバー位相制御部18が設けられていて、回転カバー位相制御部18の回転力により回転カバー17が回転されるようになっていたが、これに限定されず、工作機械10から回転カバー位相制御部18が省略され、回転カバー17が作業者により手動で回転されるようになっていてもよい。
また、本実施の形態では、回転カバー17の形状が、円弧形状の断面を有する略円筒形状である例を示したが、多角形状の断面を有する略多角筒形状であってもよい。この場合、多角形状の断面は、六角形や八角形等の円弧に近く、周囲に干渉せずに回転できる形状である方が好ましい。
また、本実施の形態の工作機械10には、自動工具交換装置26が設けられていて、自動工具交換装置26の動作により水平主軸11の先端部に工具12が取り付けられる(または取り外される)ようになっていたが、これに限定されず、工作機械10から自動工具交換装置26が省略され、作業者により手動で水平主軸11の先端部に工具12が取り付けられる(または取り外される)ようになっていてもよい。
上述した本実施の形態に対して様々な変更を加えることが可能である。以下、図面を参照しながら、変形例について説明する。以下の説明および以下の説明で用いる図面では、上述した本実施の形態と同様に構成され得る部分について、上述の実施の形態における対応する部分に対して用いた符号と同一の符号を用いることとし、重複する説明を省略する。また、上述した実施の形態において得られる作用効果が変形例においても得られることが明らかである場合、その説明を省略することもある。
図8は、本発明の第2の実施の形態による工作機械を示す概略平面図である。図9は、図8の工作機械におけるテーブル位相制御部とカバーを拡大して示す概略図である。
図8および図9に示すように、第2の実施の形態による工作機械10’は、上述した実施の形態における回転カバー17とは異なる構成のカバー17’を備えている。
第2の実施の形態におけるカバー17’は、全体として、側壁の一部が開口された筒形状を有している。より詳しくは、カバー17’は、全体として、平面視において当該カバー17’の中心軸線を中心とする円周の一部をなす円弧形状を有している。カバー17’は、上述した実施の形態における回転カバー17と同様に、例えば鋼板からなり、カバー17’の寸法は、具体的には、例えば直径が約2m、高さが約1mである。カバー17’の上端部は、ワーク15の段取り時に当該ワーク15を吊り下げるクレーン23が衝突しないように開放されている。
図8に示すように、カバー17’は、当該カバー17’の開口17bが水平主軸11側に向けられた姿勢で、サドル13上に取り付けられており、テーブル14にセットされるワーク15の加工時に当該テーブル14の周囲の加工位置に配置されるようになっている。
図8に示すように、カバー17’は、周方向においてカバー本体17dと回転カバー部分17cとに分割されている。図示された例ではカバー本体17dが回転カバー部分17cより大きな角度範囲をカバーするようになっているが、これに限定されず、回転カバー部分17cがカバー本体17dより大きな角度範囲をカバーするようになっていてもよい。カバー本体17dは、サドル13上に固定されており、回転カバー部分17cは、サドル13上に回転可能に取り付けられている。
より詳しくは、図9に示すように、回転カバー部分17cの底面には、円筒形状の回転カバー支持軸17aが、テーブル支持軸14aの外側においてテーブル支持軸14aと同軸状に延伸するように設けられており、サドル13およびテーブル支持軸14aの各々に対して回転可能に軸受けされている。一方、カバー本体17dは、回転カバー部分17cより径方向外側に配置されており、カバー本体17dの底部においてサドル13上に固定されている。
図示された例では、回転カバー部分17cに回転力を伝達して、水平主軸11に対する回転カバー17cの位相を制御する回転カバー部分位相制御部18’が更に設けられている。
回転カバー部分位相制御部18’の構成は、回転カバー部分17cに回転力を伝達するようになっている点以外は、上述した実施の形態における回転カバー位相制御部18の構成と同様であり、詳しい説明を省略する。
このような第2の実施の形態によれば、ワーク15の加工時に、図8において実線で示すように、回転カバー部分17cがカバー本体17dに対して周方向に連続して並ぶような加工位置に配置されることで、ワーク15から飛散する切削液や切くずがカバー17’によって遮られ、カバー17’の外側まで飛散することが防止される。一方、ワーク15の段取り時に、図8において破線で示すように、回転カバー部分17cが回転移動されて加工位置から退避されることで、図示された例では水平主軸11に対して時計回りに90°回転した向き(紙面下向き)にワーク搬入用の開口が形成され、ワーク15が当該開口の内側を通るように水平移動されることで、ワーク15とカバー17’との衝突が回避されながら、ワーク15がカバー17’の外側から内側へと容易に搬入され得る。これにより、天井が低い工場であっても、ワーク15の段取り時に、カバー17’の側壁の一部が取り外される必要が無く、カバー17’に付着していた切削液や切くずがカバー17’の外側に飛散することが防止される。また、この場合は開口17bの向きを自由に変更することはできないものの、回転カバー部分17cを回転移動させることでワーク15搬入用の開口が形成されるため、回転カバー部分17cの重量および寸法が大きい場合であっても一人の作業者の手で作業を行うことが可能となり得て、段取り作業の労力が低減する。
なお、第2の実施の形態の工作機械10’ には回転カバー部分位相制御部18’が設けられていて、回転カバー部分位相制御部18’の回転力により回転カバー部分17cが回転されるようになっていたが、これに限定されず、工作機械10’から回転カバー部分位相制御部18’が省略され、回転カバー部分17cが作業者により手動で回転されるようになっていてもよい。
10、10’ 工作機械
11 水平主軸
12 工具
13 サドル
14 テーブル
14a テーブル支持軸
15 ワーク
16 ワーク位相制御部
17 回転カバー
17’ カバー
17a 回転カバー支持軸
17b 開口
17c 回転カバー部分
17d カバー本体
18 回転カバー位相制御部
18’ 回転カバー部分位相制御部
19a X軸送り機構
19b Z軸送り機構
20 ベッド
21 コラム
22 制御盤
23 クレーン
24 工場の天井
26 自動工具交換装置
27 切削液供給ノズル
31 リングギア
32 ピニオンギア
33 ウォームホイール
34 円筒ウォームギア
35 回転駆動モータ
41 リングギア
42 ピニオンギア
43 ウォームホイール
44 円筒ウォームギア
45 回転駆動モータ

Claims (6)

  1. 先端部に工具が取り付けられる水平主軸と、
    前記水平主軸に対して相対的に水平移動されるようになっているサドルと、
    前記サドル上に回転可能に取り付けられ、ワークがセットされるテーブルと、
    前記テーブルに回転力を伝達して、前記水平主軸に対する当該テーブルの位相を制御するテーブル位相制御部と、
    側壁の一部が開口された筒形状を有し、前記サドル上に回転可能に取り付けられ、前記テーブルにセットされるワークの加工時に当該テーブルの周囲の加工位置に配置される回転カバーと、
    を備えたことを特徴とする工作機械。
  2. 前記回転カバーに回転力を伝達して、前記水平主軸に対する当該回転カバーの位相を制御する回転カバー位相制御部
    を更に備えたことを特徴とする請求項1に記載の工作機械。
  3. 前記回転カバーの回転軸線は、前記テーブルの回転軸線と同軸状に配置されている
    ことを特徴とする請求項1または2に記載の工作機械。
  4. 前記回転カバーは、平面視において、当該回転カバーの回転軸線を中心とする円周の一部をなす円弧形状を有する
    ことを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の工作機械。
  5. 前記回転カバー位相制御部は、
    前記回転カバーの外周面上に当該回転カバーの回転軸線と同軸状に設けられたリングギアと、
    前記リングギアに噛合されたピニオンギアと、
    前記ピニオンギアと同軸状に一体に設けられたウォームホイールと、
    前記ウォームホイールに噛合された円筒ウォームギアと、
    前記円筒ウォームギアに接続された出力軸を有する回転駆動モータと、
    を有することを特徴とする請求項2に記載の工作機械。
  6. 先端部に工具が取り付けられる水平主軸と、
    前記水平主軸に対して相対的に水平移動されるようになっているサドルと、
    前記サドル上に回転可能に取り付けられ、ワークがセットされるテーブルと、
    前記テーブルに回転力を伝達して、前記水平主軸に対する当該テーブルの位相を制御するテーブル位相制御部と、
    側壁の一部が開口された筒形状を有し、前記サドル上に取り付けられ、前記テーブルにセットされるワークの加工時に当該テーブルの周囲の加工位置に配置されるカバーと、
    を備え、
    前記カバーは、周方向においてカバー本体と回転カバー部分とに分割されており、前記カバー本体は、前記サドル上に固定されており、前記回転カバー部分は、前記サドル上に回転可能に取り付けられている
    ことを特徴とする工作機械。
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