JP6410885B1 - 電力変換装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】小型かつ低コストの電力変換装置を提供する。【解決手段】電力変換装置は、出力端子B−B’の正極と負極との間に直列接続される半導体スイッチング素子4、5と、それらよりも出力端子側B−B’で、出力端子B−B’の正極と負極との間に直列接続される半導体スイッチング素子6、7と、リアクトル3と、半導体スイッチング素子4〜7を制御する制御回路9とを備えている。制御回路9は、半導体スイッチング素子4、7を同一のデューティ比で位相を180度シフトさせてスイッチングさせ、かつ、半導体スイッチング素子5、6を同一のデューティ比で位相を180度シフトさせてスイッチングさせる。【選択図】図1

Description

本発明は、電力変換装置に係り、特に双方向コンバータの小型化・低コスト化に関する。
地球温暖化に代表される地球環境の急変やエネルギー資源利用に関わる問題が議論されている昨今、環境に優しい自動車として、電気自動車(EV:Electric Vehicle)やHEV(Hybrid Electric Vehicle)/PHEV(Plug−in Hybrid Electric Vehicle)等のハイブリッド自動車が開発されている。
このような自動車は、従来の自動車にも搭載されていた、制御回路を動作させる補機用電池に加えて、充電された電力によって走行用の電動モータを駆動させる駆動用電池を搭載している。
このような自動車では、パワーエレクトロニクス技術の進歩を背景に、電動パワートレインコンポーネントの小型化・低コスト化が望まれている。従来技術として、電力変換装置の小型化・低コスト化に関して、例えば以下の技術がある。
特許文献1には、ブリッジレス・ブースト・コンバータ方式のAC/DCコンバータが記載されている。このAC/DCコンバータは、インダクタンスがほぼ等しい第1、第2の昇圧インダクタ12,14と、負極側が制御グランド20に接続される平滑コンデンサ16と、制御回路30によってオン・オフ制御される第1、第2のスイッチング素子22,26と、それらと相補的にオン・オフする整流素子24,28とを備えている。
また、上記のAC/DCコンバータは、同一巻数の3巻線を有する入力線インダクタ42を備えており、第1巻線48の出力端48bが第1昇圧インダクタ12の入力端12aに接続され、第2巻線50の出力端50bが第2昇圧インダクタ14の入力端14aに接続され、第3巻線52の入力端52aが制御グランド20に接続される共に、第3巻線52の出力端52bが交流遮断コンデンサ44を介して第2昇圧インダクタ14の入力端14aに接続されている。
特許文献1のAC/DCコンバータは、入力線インダクタと第1、第2の昇圧インダクタの各インダクタンス比を適宜調整することによって、第1、第2の昇圧インダクタに流れる電流中のスイッチング周波数のノコギリ波成分を相殺すると共に、第1、第2の昇圧インダクタの抵抗成分の損失や、第1、第2のスイッチング素子の導通損失を低減することができる。
また、特許文献2には、入出力直流電圧V1、V2を平滑化する平滑コンデンサC1、C2と、エネルギー移行用コンデンサとして機能する平滑コンデンサC0と、複数の半導体スイッチング素子S1a、S1b、S2a、S2b(第1の半導体スイッチング素子群)と、電圧変換のための電気エネルギーを蓄えるリアクトルLとを備えた、DC/DCコンバータが記載されている。
特許文献2のDC/DCコンバータは、平滑コンデンサC0の平均電圧を直流電圧V2の1/2となるように制御することにより、リアクトルLに印加されるリップル電圧が小さくなり、またリアクトルLに印加されるリップル電圧の周波数は、スイッチング周波数の2倍となるため、リアクトルを小型化することができる。
特開2013−110829号公報 特開2016−41012号公報
しかしながら、特許文献1のAC/DCコンバータは、一般的なセミブリッジレス構成のAC/DCコンバータと比べて、部品点数(インダクタ、コンデンサ)が増加するため、サイズが大型化してしまう。また、特許文献1のAC/DCコンバータの制御方法では、スイッチング周波数とインダクタのリプル電流の周波数とが同じであるため、コアロスのさらなる低減が見込めず、リアクトルを小型化するためには、低コアロスのコア材を使用するしかなく、コストが増加してしまう。
一方、特許文献2のDC/DCコンバータでは、リアクトルを小型化するためには、リアクトルに印加される電圧を軽減する必要があり、中間コンデンサC0が別途必要となるため、DC/DCコンバータ全体を小型化することができない。また、特許文献2のDC/DCコンバータには、低耐圧の駆動素子を使用可能であるという特徴があるが、半導体素子がショート故障した際には、その他の低耐圧素子に高電圧が印加されるため、素子の耐圧を超えて二重故障する可能性がある。そのため、故障時の対応を考慮すると、低耐圧の素子が使えないために、コストが増加してしまう。
本発明は、上記のような問題を解決するためになされたものであり、小型かつ低コストの電力変換装置を提供することを目的とする。
上記の課題を解決するために、本発明は、入力端子から入力される電力を変換して出力端子から出力する電力変換装置であって、出力端子の正極と負極との間に直列接続される第1、第2のスイッチング素子であって、当該第1のスイッチング素子が出力端子の負極に接続されると共に、当該第2のスイッチング素子が出力端子の正極に接続される、第1、第2のスイッチング素子と、第1、第2のスイッチング素子よりも出力端子側で、出力端子の正極と負極との間に直列接続される第3、第4のスイッチング素子であって、当該第3のスイッチング素子が出力端子の負極に接続されると共に、当該第4のスイッチング素子が出力端子の正極に接続される、第3、第4のスイッチング素子と、第1から第4のスイッチング素子を制御する制御回路とを備え、入力端子の正極は、第1、第2のスイッチング素子の間の第1の接続点に接続され、入力端子の負極は、第3、第4のスイッチング素子の間の第2の接続点に接続され、入力端子の正極と第1の接続点との間、または、入力端子の負極と第2の接続点との間には、リアクトルが挿入され、制御回路は、動作モード切替判定回路を備え、制御回路は、動作モード切替判定回路の判定結果に基づいて、第1から第4のスイッチング素子を制御し、動作モード切替判定回路は、第1から第3の動作モードを備え、第1の動作モードでは、第1、第4のスイッチング素子を同一のデューティ比で位相を180度シフトさせてスイッチングさせ、かつ、第2、第3のスイッチング素子を同一のデューティ比で位相を180度シフトさせてスイッチングさせ、第2の動作モードでは、第3のスイッチング素子を常時オンにすると共に第4のスイッチング素子を常時オフにし、かつ、第1、第2のスイッチング素子をスイッチングさせ、第3の動作モードでは、第1のスイッチング素子を常時オフにすると共に第2のスイッチング素子を常時オンにし、かつ、第3、第4のスイッチング素子をスイッチングさせる。
本発明によれば、小型かつ低コストの電力変換装置を得ることができる。
本発明の実施の形態1に係る電力変換装置の構成を示す図である。 本発明の実施の形態1に係る電力変換装置の変形例の構成を示す図である。 本発明の実施の形態1に係る電力変換装置における、力行動作時の半導体スイッチング素子の切り替えモードを説明する図である。 本発明の実施の形態1に係る電力変換装置における、力行動作時の半導体スイッチング素子の切り替えモードを説明する図である。 本発明の実施の形態1に係る電力変換装置における、力行動作時の各部の信号、電流のタイムチャートである。 本発明の実施の形態1に係る電力変換装置における、回生動作時の半導体スイッチング素子の切り替えモードを説明する図である。 本発明の実施の形態1に係る電力変換装置における、回生動作時の半導体スイッチング素子の切り替えモードを説明する図である。 本発明の実施の形態1に係る電力変換装置における、回生動作時の各部の信号、電流のタイムチャートである。 本発明の実施の形態1に係る電力変換装置の変形例の構成を示す図である。 本発明の実施の形態1に係る電力変換装置の変形例の構成を示す図である。 本発明の実施の形態2に係る電力変換装置における、力行動作時の半導体スイッチング素子の切り替えモードを説明する図である。 本発明の実施の形態2に係る電力変換装置における、力行動作時の半導体スイッチング素子の切り替えモードを説明する図である。 本発明の実施の形態2に係る電力変換装置における、力行動作時の各部の信号、電流のタイムチャートである。 本発明の実施の形態2に係る電力変換装置の構成示す図である。 本発明の実施の形態2に係る電力変換装置における、動作モードの切り替え事例を説明する図である。 本発明の実施の形態2に係る電力変換装置における、動作モードの切り替え事例を説明する図である。 本発明の実施の形態3に係る電力変換装置における、動作モードの切り替え事例を説明する図である。 本発明の実施の形態1〜4に係る電力変換装置の変形例の構成を示す図である。 本発明の実施の形態5に係る電力変換装置の構成を示す図である。 本発明の実施の形態5に係る電力変換装置における、半導体スイッチング素子の切り替えモードを説明する図である。 本発明の実施の形態5に係る電力変換装置における、半導体スイッチング素子の切り替えモードを説明する図である。 本発明の実施の形態5に係る電力変換装置における、半導体スイッチング素子の切り替えモードを説明する図である。 本発明の実施の形態5に係る電力変換装置における、半導体スイッチング素子の切り替えモードを説明する図である。 本発明の実施の形態5に係る電力変換装置における、各部の信号、電流のタイムチャートである。
以下、添付図面を参照して、本願が開示する電力変換装置の実施の形態を詳細に説明する。ただし、以下に示す実施の形態は一例であり、これらの実施の形態によって本発明が限定されるものではない。また、各図において同一または同様の部分については、同一符号を付して重複する説明を省略する。
実施の形態1.
図1は、本発明の実施の形態1に係る電力変換装置の構成図である。実施の形態1に係る電力変換装置は、DC/DC昇圧コンバータとインバータとによって構成されている。昇圧コンバータの入力端子A−A’には蓄電器1が接続され、出力端子B−B’にはインバータの入力側が接続されている。インバータの出力側には、電動回転機30が接続されている。
図1において、蓄電器1は直流電力を出力する。ここで、この電力変換装置が電気自動車やハイブリッド自動車に適用される場合には、蓄電器1は、代表的には、ニッケル水素またはリチウムイオン等の二次電池である。
昇圧コンバータは、蓄電器1が接続される入力端子A−A’から平滑用コンデンサ8が接続される出力端子B−B’までの要素によって構成されている。昇圧コンバータの入力端子A−A’には、リップル電流を除去するための入力用コンデンサ2が接続されており、入力用コンデンサ2の後段にはリアクトル3が接続されている。
リアクトル3の後段には、第1のスイッチング素子対である半導体スイッチング素子4、5と、第2のスイッチング素子対である半導体スイッチング素子6、7とが接続されている。実施の形態1では、半導体スイッチング素子4〜7は、MOSFETによって構成されている。また、各スイッチング素子対の後段には、平滑用コンデンサ8が接続されている。
半導体スイッチング素子5、7の各ドレイン端子は、平滑用コンデンサ8の正極側に接続されている。半導体スイッチング素子4、6の各ソース端子は、平滑用コンデンサ8の負極側に接続されている。
半導体スイッチング素子5のソース端子と半導体スイッチング素子4のドレイン端子とは互いに接続されており、その接続点(第1の接続点)はリアクトル3に接続されている。また、半導体スイッチング素子7のソース端子と半導体スイッチング素子4のドレイン端子とは互いに接続されており、その接続点(第2の接続点)は入力用コンデンサ2の負極側に接続されている。
なお、実施の形態1では、リアクトル3は入力端子A−A’の正極側Aに接続されているが、本発明はこれに限定されるものではなく、リアクトル3は入力端子A−A’の負極側A’に接続されてもよい。
また、昇圧コンバータは、半導体スイッチング素子4〜7を制御する制御回路9を備えている。制御回路9は、制御線41aを介して、半導体スイッチング素子4、5と、半導体スイッチング素子6、7とを、それぞれ所定のデッドタイムを挟んでオン・オフ制御する。
半導体スイッチング素子4〜7は、制御回路9から出力されるゲート信号Gate4〜Gate7によって、それぞれスイッチング制御される。すなわち、半導体スイッチング素子4〜7はそれぞれ、ゲート信号Gate4〜Gate7がハイ「H」信号のときにオンとなり、ゲート信号Gate4〜Gate7がロウ「L」信号のときにオフとなる。
また、昇圧コンバータは、入力端子A−A’の電圧を検出する入力電圧検出回路20と、出力端子B−B’の電圧を検出する出力電圧検出回路21と、リアクトル3の電流を検出する電流検出回路22とを備えている。制御回路9は、信号線40a、40b、40cを介して、入力端子電圧、出力端子電圧、リアクトル電流の各値をそれぞれ取得する。なお、図1において、V1は入力端子電圧、V2は出力端子電圧である。
なお、実際には、昇圧コンバータと蓄電器1とを接続する入力端子A−A’は、ハーネス等によって構成されるため、寄生のインダクタンス成分を持つ。そのため、高周波のインピーダンスが大きく、昇圧コンバータのリップル電流は入力用コンデンサ2に流れる。
次に、インバータの接続の詳細について説明する。インバータは、半導体スイッチング素子10〜15の6つの素子によって構成されている。インバータは、昇圧コンバータの出力端子B−B’から出力される直流電力を、3相交流電力に変換して3相出力端子Vu、Vv、Vwから出力する。インバータの3相出力端子Vu、Vv、Vwは、発電機や電動機等である電動回転機30に接続されている。
U相下アーム側の半導体スイッチング素子10のソース端子は、平滑用コンデンサ8の負極側に接続されており、そのドレイン端子は3相出力端子Vuに接続されている。
U相上アーム側の半導体スイッチング素子11のソース端子は、3相出力端子Vuに接続されており、そのドレイン端子は平滑用コンデンサ8の正極側に接続されている。
V相下アーム側の半導体スイッチング素子12のソース端子は、平滑用コンデンサ8の負極側に接続されており、そのドレイン端子は3相出力端子Vvに接続されている。
V相上アーム側の半導体スイッチング素子13のソース端子は、3相出力端子Vvに接続されており、そのドレイン端子は平滑コンデンサ8の正極側に接続されている。
W相下アーム側の半導体スイッチング素子14のソース端子は、平滑用コンデンサ8の負極側に接続されており、そのドレイン端子は3相出力端子Vwに接続されている。
W相上アーム側の半導体スイッチング素子15のソース端子は、3相出力端子Vwに接続されており、そのドレイン端子は平滑コンデンサ8の正極側に接続されている。
半導体スイッチング素子10〜15は、制御回路9から信号線41bを介して出力されるゲート信号Gateul、Gateuh、Gatevl、Gatevh、Gatewl、Gatewh、によって、それぞれスイッチング制御される。
また、インバータは、3相出力端子Vu,Vv,Vwと電動回転機30との間の3相交流電流Iu,Iv,Iwを検出する3相電流センサ23、24、25を備えている。制御回路9は、3相電流センサ23、24、25によって検出される3相交流電流の値を、信号線40d、40e、40fを介して取得する。
また、インバータは、電動回転機30の回転角θmを検出する回転角センサSnsθmを備えている。制御回路9は、回転角センサSnsθmによって検出される電動回転機30の回転角θmの値を、信号線40gを介して所得する。
さらに、制御回路9には、電動回転機30のトルク指令値Trq*と、直流電圧指令値V2*とが、信号線42a、42bを介して外部から入力される。
制御回路9は、電動回転機30のトルクが、トルク指令値Trq*と等しくなるように、インバータの各ゲート信号Gateul,Gateuh,Gatevl,Gatevh,Gatewl,Gatewhを制御する。また、制御回路9は、昇圧コンバータの出力電圧V2が、直流電圧指令値V2*と等しくなるように、昇圧コンバータの各ゲート信号Gate4,Gate5,Gate6,Gate7を制御する。
なお、実施の形態1に係る昇圧コンバータとインバータでは、半導体スイッチング素子4〜7、10〜15をMOSFETによって構成しているが、本発明はこれに限定されるものではない。例えば、図2に示されるように、半導体スイッチング素子204〜207、210〜215をIGBTとダイオードによって構成してもよい。
次に、実施の形態1に係る昇圧コンバータの力行動作における動作原理について説明する。実施の形態1では、力行動作における各半導体スイッチング素子4〜7の状態に応じて、図3の(a)〜(d)に示す4つのステートが存在する。
第1のステート(ST1)では、半導体スイッチング素子4はオン、半導体スイッチング素子7はオフであり、この素子対の状態に対応して、半導体スイッチング素子5はオフ、半導体スイッチング素子6はオンである。
第2のステート(ST2)では、半導体スイッチング素子4、7が共にオフであり、この素子対の状態に対応して、半導体スイッチング素子5、6は共にオンである。
第3のステート(ST3)では、半導体スイッチング素子4はオフ、半導体スイッチング素子7はオンであり、この素子対の状態に対応して、半導体スイッチング素子5はオン、半導体スイッチング素子6はオフである。
第4のステート(ST4)では、半導体スイッチング素子4、7は共にオフであり、この素子対の状態に対応して、半導体スイッチング素子5、6は共にオンである。
制御回路9は、半導体スイッチング素子4、7を1つのスイッチング素子対として制御し、半導体スイッチング素子4、7の位相を半周期ずらして(180度位相をシフト)制御する。図4には、実施の形態1に係る昇圧コンバータの力行動作における各部の信号、電流のタイムチャートが示されている。
図3、図4から見て取れるように、力行動作中は、半導体スイッチング素子4、6のオンデューティをDとおくと、ST1〜ST4を成立させるには、D<0.5で制御する必要があり、このときV1とV2の間には、以下の関係式(1)が成り立つ。
Figure 0006410885
次に、実施の形態1に係る昇圧コンバータの回生動作における動作原理について説明する。実施の形態1では、回生動作における各半導体スイッチング素子4〜7の状態に応じて、図5の(a)〜(d)に示す4つのステートが存在する。
第1のステート(ST1)では、半導体スイッチング素子4、7は共にオフであり、この素子対の状態に対応して、半導体スイッチング素子5、6は共にオンである。
第2のステート(ST2)では、半導体スイッチング素子4はオフ、半導体スイッチング素子7はオンであり、この素子対の状態に対応して、半導体スイッチング素子5はオン、半導体スイッチング素子6はオフである。
第3のステート(ST3)では、半導体スイッチング素子4、7は共にオフであり、この素子対の状態に対応して、半導体スイッチング素子5、6は共にオンである。
第4のステート(ST4)では、半導体スイッチング素子4はオン、半導体スイッチング素子7はオフであり、この素子対の状態に対応して、半導体スイッチング素子5はオフ、半導体スイッチング素子6はオンである。
制御回路9は、半導体スイッチング素子5、6を1つのスイッチング素子対として制御し、半導体スイッチング素子5、6の位相を半周期ずらして(180度位相をシフト)制御する。図6には、実施の形態1に係る昇圧コンバータの回生動作における各部の信号、電流のタイムチャートが示されている。
図5、図6から見て取れるように、回生動作中は、半導体スイッチング素子5、6のオンデューティをDとおくと、ST1〜ST4を成立させるには、D>0.5で制御する必要があり、このときV1とV2の間には、以下の関係式(2)が成り立つ。
Figure 0006410885
また、半導体スイッチング素子4、7のオンデューティをD’とすると、これに対応する半導体スイッチング素子5、6のオンデューティは(1−D’)となり、D=1−D’として関係式(2)に代入すると、以下の関係式(3)が得られる。結果として、これは関係式(1)と一致する。
Figure 0006410885
以上から、実施の形態1に係る昇圧コンバータでは、各相のスイッチングのタイミングの位相を180度ずらして制御することで、リアクトル3に印加されるリップル電圧・リップル電流の周波数がスイッチング周波数の2倍となるため、コアロスを低減でき、小型化・コスト化が可能となる。
また、実施の形態1の昇圧コンバータにおいて、半導体スイッチング素子4〜7のスイッチング周波数は少なくとも10kHz以上であることが好ましい。これにより、リアクトル3のリップル周波数が20kHz以上となり、可聴周波数範囲(20Hz〜20kHz)以上になるため、磁性部品やコンデンサの音鳴りを防止でき、従来必要であった音の防止にかかるコストを削減できる。これは、半導体スイッチング素子がIGBTのように高周波化が難しい半導体素子で構成される場合には、特に効果を発揮する。
なお、上記ではリアクトル3が1個の構成としたが、本発明はこれに限定されるものではない。例えば、図7に示されるように、リアクトル3を分割構成(3a、3b)にしてもよい。特に、図7のようにリアクトル3を分割して、蓄電器1の正極側、負極側にそれぞれ接続した方が、対地から見た正極側、負極側のインピーダンスが平衡化され、コモンモードノイズを抑制できる。
また、図8に示されるように、入力用コンデンサ2の後段側は、リアクトルL1、リアクトルL2が互いに磁気的に結合するような磁気結合リアクトル3‘であってもよい。図8の磁気結合リアクトル3’では、半導体スイッチング素子4と5の接続点(第1の接続点)と入力用コンデンサ2の正極側(入力端子の正極側)との間に接続されたリアクトルL1で示される第1の巻線と、半導体スイッチング素子6と7の接続点(第2の接続点)と入力用コンデンサ2の負極側(入力端子の負極側)との間に接続されたリアクトルL2で示される第2の巻線とが、共通の鉄心に巻数比が1:1で互いに逆方向(昇圧コンバータにとっては同方向(和動接続))に磁気結合するように巻かれている。これにより、コモンモードノイズが抑制できるだけでなく、リアクトルも1個構成とすることができ、小型化に貢献できる。
実施の形態2.
次に、本発明の実施の形態2に係る電力変換装置について説明する。なお、実施の形態2に係る電力変換装置の回路構成は、実施の形態1と同じである。
実施の形態2に係る電力変換装置における昇圧コンバータは、3つの動作モードを有する。
第1の動作モード(MODE1)は、実施の形態1で説明したように、半導体スイッチング素子4、7の位相を180度ずらして制御すると共に、半導体スイッチング素子5、6の位相を180度ずらして制御し、リアクトル3のリップルをスイッチング周波数の2倍とする動作モードである。
第2の動作モード(MODE2)は、特許文献1のブリッジレス・コンバータ回路に記載されているように、スイッチング周波数とリアクトル3のリップル周波数とが同じになるように、半導体スイッチング素子6は常時オンとし、半導体スイッチング素子7は常時オフとし、半導体スイッチング素子4、5をオン・オフ動作させる動作モードである。
第3の動作モード(MODE3)は、半導体スイッチング素子4は常時オフとし、半導体スイッチング素子5は常時オンとし、半導体スイッチング素子6、7をオン・オフ動作させる動作モードである。
実施の形態2に係る昇圧コンバータの制御回路9は、第1〜第3の動作モードを状況に応じて切り替える。ここでは、代表例として、力行動作について説明する。
図9には、実施の形態2に係る昇圧コンバータにおける第2、第3の動作モードの半導体スイッチング素子のオン・オフ状態と電流波形が示されている。また、図10には、各動作モードにおける電圧・電流波形が示されている。
動作モード2における半導体スイッチング素子4のオンデューティをD、または動作モード3における半導体スイッチング素子7のオンデューティをDとおくと、V1とV2との間には、以下の関係式(4)が成り立つ。
Figure 0006410885
また、図11に示されるように、実施の形態2に係る昇圧コンバータは、リアクトル3の温度を検出する温度検出回路SnsTLと、半導体スイッチング素子4〜7の温度を検出する温度検出回路SnsTSWとを備えており、制御回路9は信号線40h、40iを介してそれらの温度を取得する。
実施の形態2に係る昇圧コンバータにおいて、入力電圧V1が低い場合などリアクトル3のコアロスが大きくない場合、もしくはスイッチング損失の割合が昇圧コンバータの損失の中で比較的大きい場合には、制御回路9は第1の動作モード(MODE1)を選択しない。これは、第1の動作モード(MODE1)では、半導体スイッチング素子4〜7をすべてオン・オフ制御するため、全ての素子にスイッチング損失が発生し、効率が低下するためである。
いま、力行動作において第2の動作モード(MODE2)が選択されている場合を考える。このとき、制御回路9は、半導体スイッチング素子4〜7の各温度をモニタし、いずれかの温度値が第1の閾値を超えると、第3の動作モード(MODE3)に切り替える。
これにより、実施の形態2に係る昇圧コンバータは、各半導体スイッチング素子4〜7の温度上昇を抑えることができる。周知のように、MOSFETなどの半導体は温度が上昇するとオン抵抗が増大する。また、IGBTやダイオードなどの半導体は温度が上昇すると、リカバリ損失やスイッチング損失が増大する。そのため、これらの温度上昇を抑えることで、昇圧コンバータの効率が悪化するのを抑制することができる。
一般的に、力行動作において、第2の動作モード(MODE2)では、最も損失が大きい半導体スイッチング素子4が最も熱くなり、第3の動作モード(MODE3)では、半導体スイッチング素子7が最も熱くなる。図12には、実施の形態2における動作モードの切り替え事例が示されている。
図12では、MODE2において半導体スイッチング素子4の温度が閾値を超えたため、MODE3に切り替えられ、これにより、半導体スイッチング素子4の温度上昇が抑制される。また、動作モード3に切り替えた時、半導体スイッチング素子7は直前まで動作していないため、温度が低い状態で動作ができ、昇圧コンバータの効率は低下しない。
次に、入力電圧V1や昇圧率が高い等の動作条件の場合を考える。この際、リアクトル3のコアロスが大きくなる。制御回路9は、リアクトル3の温度値が第2の閾値を超えると、第1の動作モード(MODE1)に切り替える。図13には、実施の形態2における動作モードの切り替え事例が示されている。
図13では、MODE2においてリアクトル3の温度が第2の閾値を超えたため、MODE1に切り替えられ、これにより、リアクトル3のコアロスが低減され、温度上昇が抑制される。
実施の形態2の変形例.
上記の実施の形態2では、リアクトル3と半導体スイッチング素子4〜7の温度値を取得するために温度検出回路を設けたが、本発明はこれに限定されるものではない。例えば、入力用コンデンサ2の損失が大きい若しくは冷却能力が低い場合には、入力用コンデンサ2に温度検出回路を設けてもよい。制御回路9は、第2の動作モードまたは第3の動作モードにおいて、入力用コンデンサ2の温度が閾値を超えたら、第1の動作モードに切り替え、リップル電流の実効値を低減させることで、入力用コンデンサ2の温度上昇を抑制することができる。
実施の形態3.
次に、本発明の実施の形態3に係る電力変換装置について説明する。なお、実施の形態3に係る電力変換装置の回路構成は、実施の形態1,2と同じである。
実施の形態3に係る電力変換装置における昇圧コンバータの制御回路9は、実施の形態2と同様に、昇圧コンバータの3つの動作モードを状況によって切り替える。ただし、実施の形態2では温度情報に基いて動作モードを切り替えていたが、これには温度検出回路を設ける必要があり、コストがかかる。
実施の形態3に係る電圧コンバータの制御回路9は、温度情報ではなく、所定の周期で動作モードを切り替える。図14には、実施の形態3における動作モードの切り替え事例が示されている。
図14では、力行動作において、所定の周期ごとに第2の動作モード(MODE2)と第3の動作モード(MODE3)とを切り替えることで、一部の半導体スイッチング素子温度だけが高くなることを抑制する。
実施の形態3の変形例.
上記の実施の形態3では、第2の動作モード(MODE2)と第3の動作モード(MODE3)との切り替えを説明したが、本発明はこれに限定されるものではない。例えば、さらにリアクトル3や入力用コンデンサ2の温度を抑制させたい場合には、第1の動作モード(MODE1)または第2の動作モード(MODE2)と、第3の動作モード(MODE3)とを、所定の周期で切り替えることで、所定の時間のリアクトル3のリップル周波数を2倍にして、リアクトル3のコアロス、および入力用コンデンサ2の損失を低減させることにより、温度上昇を抑制することができる。
実施の形態4.
次に、本発明の実施の形態4に係る電力変換装置について説明する。なお、実施の形態4に係る電力変換装置の回路構成は、実施の形態1〜3と同じである。
実施の形態4に係る電力変換装置における昇圧コンバータの制御回路9は、昇圧コンバータの電力変換効率が高い領域で動作できるように、動作モードを切り替える。例えば、昇圧比(V2/V1)が高く入力電流が大きい領域において、半導体スイッチング素子4〜7のスイッチング損失の割合が高い場合には、制御回路9は、第2の動作モード(MODE2)もしくは第3の動作モード(MODE3)を選択する。一方、出力電力が小さく、昇圧コンバータ全体の損失の中でリアクトル3のコアロスの割合が比較的高い領域では、制御回路9は、第1の動作モード(MODE1)を選択してコアロスを低減させる。
上記を実現するため、実施の形態4に係る昇圧コンバータの制御回路9は、入力電圧検出回路20によって検出される入力電圧V1と、出力電圧検出回路21によって検出される出力電圧V2と、電流検出回路22によって検出されるリアクトル3の電流値とに基いて、各損失を計算し、動作モードを選択する。
実施の形態4の変形例.
上記の実施の形態4に係る昇圧コンバータの制御回路9では、リアクトル電流や昇圧比などから各損失を計算し、電力変換効率が低下しないように制御しているが、本発明はこれに限定されるものではない。例えば、制御回路9は、各動作モードおよび各電圧・電流に対応する電力変換効率のマップデータを保持してもよい。制御回路9は、このマップデータと、入力電圧検出回路20、出力電圧検出回路21、電流検出回路22から検出される各電圧・電流に基いて、最適な動作モードを選択する。
実施の形態1〜4の変形例.
上記の実施の形態1〜4に係る電力変換装置は、1つの昇圧コンバータと1つのインバータとを組み合わせた構成であったが、本発明はこれに限定されるものではない。例えば、図15に示されるように、1つの昇圧コンバータと2つのインバータとを組み合わせた構成でもよい。この場合、一方のインバータは、例えば電動回転機30の駆動用モータに接続され、他方のインバータは、例えば電動回転機31の発電用のモータに接続される。
実施の形態5.
次に、本発明の実施の形態5に係る電力変換装置について説明する。実施の形態1〜4に係る電力変換装置がDC/DC昇圧コンバータ(およびインバータ)であったのに対して、実施の形態5に係る電力変換装置は、図16に示されるように、AC/DCコンバータである。すなわち、本発明は、AC/DCコンバータに対しても同様の効果を奏する。
通常のAC/DCコンバータでは、特許文献1に記載のAC/DCコンバータのように、入力交流電圧Viが正(Vi>0)の場合には、半導体スイッチング素子6は常時オン、半導体スイッチング素子7は常時オフであり、半導体スイッチング素子4、5をオン・オフ制御することによって、交流電流Iiを制御して力率出力電圧Voを調整する。
また、入力交流電圧Viが負(Vi<0)の場合には、半導体スイッチング素子4は常時オン、半導体スイッチング素子5は常時オフであり、半導体スイッチング素子6、7をオン・オフ制御させる。しかしながら、このような動作では、リアクトル3のリップル周波数がスイッチング周波数と同じになるため、リアクトル3を小型化することができない。
上記の問題を解決するために、実施の形態5に係るAC/DCコンバータでは、半導体スイッチング素子4、7のオンデューティと、半導体スイッチング素子5、6のオンデューティとを、それぞれ180度位相をずらして制御することにより、リアクトル3のリップル周波数をスイッチング周波数の2倍にして、リアクトル3の小型化に貢献する。
図17には、実施の形態5に係るAC/DCコンバータの各半導体スイッチング素子4〜7の状態に応じた動作モードが示されている。また、図18には、電流電圧波形のイメージ図が示されている。
実施の形態5の変形例.
上記の実施の形態5に係るAC/DCコンバータでは、リアクトル3が1個の構成としたが、本発明はこれに限定されるものではない。前述したように、リアクトル3を分割構成して2個の構成にして、交流電圧と半導体スイッチング素子との間(半導体スイッチング素子4と5の接続点、および、半導体スイッチング素子6と7の接続点)にそれぞれ接続されてもよい。このように構成することにより、コモンモード電流に対するインピーダンスが高くなり、ノイズ性能が改善する。また、磁気結合リアクトルを使用してもよく、ノイズ性能が改善するだけでなく、リアクトルを小型化することができる。
本発明では、発明の範囲内において、各実施の形態を自由に組み合わせることができ、また、各実施の形態を適宜、変形、省略することができる。
3,3a,3b,3’ リアクトル、4 半導体スイッチング素子(第1のスイッチング素子)、5 半導体スイッチング素子(第2のスイッチング素子)、6 半導体スイッチング素子(第3のスイッチング素子)、7 半導体スイッチング素子(第4のスイッチング素子)、9 制御回路、20 入力電圧検出回路、21 出力電圧検出回路、22 電流検出回路、SnsTSW 温度検出回路(素子温度検出回路)、SnsTL 温度検出回路(リアクトル温度検出回路)、A−A’ 入力端子、B−B’ 出力端子。

Claims (12)

  1. 入力端子から入力される電力を変換して出力端子から出力する電力変換装置であって、
    前記出力端子の正極と負極との間に直列接続される第1、第2のスイッチング素子であって、該第1のスイッチング素子が前記出力端子の負極に接続されると共に、該第2のスイッチング素子が前記出力端子の正極に接続される、第1、第2のスイッチング素子と、
    前記第1、第2のスイッチング素子よりも前記出力端子側で、前記出力端子の正極と負極との間に直列接続される第3、第4のスイッチング素子であって、該第3のスイッチング素子が前記出力端子の負極に接続されると共に、該第4のスイッチング素子が前記出力端子の正極に接続される、第3、第4のスイッチング素子と、
    前記第1から第4のスイッチング素子を制御する制御回路と
    を備え、
    前記入力端子の正極は、前記第1、第2のスイッチング素子の間の第1の接続点に接続され、
    前記入力端子の負極は、前記第3、第4のスイッチング素子の間の第2の接続点に接続され、
    前記入力端子の正極と前記第1の接続点との間、または、前記入力端子の負極と前記第2の接続点との間には、リアクトルが挿入され
    前記制御回路は、動作モード切替判定回路を備え、
    前記制御回路は、前記動作モード切替判定回路の判定結果に基づいて、前記第1から第4のスイッチング素子を制御し、
    前記動作モード切替判定回路は、第1から第3の動作モードを備え、
    前記第1の動作モードでは、前記第1、第4のスイッチング素子を同一のデューティ比で位相を180度シフトさせてスイッチングさせ、かつ、前記第2、第3のスイッチング素子を同一のデューティ比で位相を180度シフトさせてスイッチングさせ、
    前記第2の動作モードでは、前記第3のスイッチング素子を常時オンにすると共に前記第4のスイッチング素子を常時オフにし、かつ、前記第1、第2のスイッチング素子をスイッチングさせ、
    前記第3の動作モードでは、前記第1のスイッチング素子を常時オフにすると共に前記第2のスイッチング素子を常時オンにし、かつ、前記第3、第4のスイッチング素子をスイッチングさせる、電力変換装置。
  2. 前記リアクトルは、第1、第2のリアクトルから構成され、
    前記第1のリアクトルは、前記入力端子の正極と前記第1の接続点との間に挿入され、
    前記第2のリアクトルは、前記入力端子の負極と前記第2の接続点との間に挿入される、請求項1に記載の電力変換装置。
  3. 前記リアクトルは、前記入力端子の正極と前記第1の接続点との間に接続される第1の巻線と、前記入力端子の負極と前記第2の接続点との間に接続される第2の巻線とが、共通の鉄心に巻数比が1:1で和動接続するように巻かれたリアクトルである、請求項1に記載の電力変換装置。
  4. 前記第1第4のスイッチング素子のオンデューティは0.5以下である、請求項1〜3のいずれか一項に記載の電力変換装置。
  5. 前記第1から第4のスイッチング素子のスイッチング周波数は10kHz以上である、請求項1〜4のいずれか一項に記載の電力変換装置。
  6. 前記第1から第4のスイッチング素子の各温度を検出する素子温度検出回路をさらに備え、
    前記動作モード切替判定回路は、前記素子温度検出回路によって検出される温度値が第1の閾値を超えると、前記第の動作モードから前記第の動作モードに切り替える、請求項1〜5のいずれか一項に記載の電力変換装置。
  7. 前記リアクトルの温度を検出するリアクトル温度検出回路をさらに備え、
    前記動作モード切替判定回路は、前記リアクトル温度検出回路によって取得される温度値が第2の閾値を超えると、前記第の動作モードから前記第の動作モードに切り替える、請求項1〜6のいずれか一項に記載の電力変換装置。
  8. 前記動作モード切替判定回路は、前記第2の動作モードと前記第3の動作モードとを、所定の時間間隔で交互に切り替える、請求項1〜5のいずれか一項に記載の電力変換装置。
  9. 前記動作モード切替判定回路は、前記第の動作モードまたは前記第の動作モードと前記第の動作モードとを、所定の時間間隔で交互に切り替える、請求項1〜5のいずれか一項に記載の電力変換装置。
  10. 前記入力端子の電圧を検出する入力電圧検出回路と、前記出力端子の電圧を検出する出力電圧検出回路と、前記リアクトルの電流を検出する電流検出回路とをさらに備え、
    前記動作モード切替判定回路は、前記入力電圧検出回路によって検出される入力電圧と、前記出力電圧検出回路によって検出される出力電圧と、前記電流検出回路によって検出されるリアクトル電流とに基いて、電力変換効率が最も高くなるように、前記第1から第3の動作モードの中からいずれか1つを選択する、請求項1〜5のいずれか一項に記載の電力変換装置。
  11. 前記動作モード切替判定回路は、内部に電力変換効率のマップデータを備え、
    前記動作モード切替判定回路は、前記マップデータに基いて、前記電力変換効率が最も高くなるように、前記第1から第3の動作モードの中からいずれか1つを選択する、請求項1〜5のいずれか一項に記載の電力変換装置。
  12. 前記電力変換装置は、DC/DCコンバータである、請求項1〜11のいずれか一項に記載の電力変換装置。
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