JP6410194B2 - 温度制御モジュールおよび光測定装置 - Google Patents

温度制御モジュールおよび光測定装置 Download PDF

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Description

本発明は、温度制御モジュールおよび光測定装置に関する。
ライフサイエンス分野では、核酸、タンパク質など種々の生体分子を含む試料を扱うために、試料の温度を制御することが多い。PCR(Polymerase Chain Reaction)法でDNAを増幅する際には、例えば、95℃で鋳型DNAを一本鎖に分離し、50℃でプライマーをDNA鎖に結合させ、72℃でDNAポリメラーゼによる反応を促す。
上記PCR法に用いる装置として、特許文献1には、反応溶液が入れられる複数のウェル各々の外周部にヒーターが配置されたPCR装置が開示されている。当該PCR装置によれば、反応溶液の温度をヒーターで制御することで、各ウェルの内部でPCR法を繰り返し行うことができる。
また、核酸に結合して発色する試薬を検体に添加して、感染症を引き起こす細菌が当該検体に含まれるか否かを検査することがある。当該検査では、試薬を添加した検体の吸光度を測定し、検体中の核酸の濃度を定量することで、細菌を検出することができる。この場合、検出感度を向上させるために、細菌を事前に培養することがある。細菌の培養においても、培地の温度を所定の温度に制御する必要がある。
臨床検体または環境試料などを検査する場合、速やかに結果を得るために、培地の温度を制御可能な装置を、屋外で使用できることが望ましい。したがって、試料の温度を制御可能な装置の小型化および携帯性の向上が求められている。
特開2013−24841号公報
上記装置の小型化および携帯性が制限される要因として、該装置に実装されるヒーターの消費電力の大きさが挙げられる。しかも、特許文献1に開示されたPCR装置のように、複数の反応溶液に同時に使用できるように複数のウェルを備える装置の場合、各ウェル内の反応溶液の温度を制御するために、複数のヒーターを使用するので消費電力が増大する傾向にある。
このため、装置を小型にするべく、電力源として小型の内蔵バッテリを用いると、装置を長時間使用できないという不都合がある。一方、固定された外部電源に接続すると携帯性が損なわれる。
本発明は、上記実情に鑑みてなされたものであり、消費電力を極力抑制できる温度制御モジュールおよび光測定装置を提供することを目的とする。
本発明の第1の観点に係る温度制御モジュールは、
樹脂と該樹脂より熱伝導率が高い物質とを含む混合物で形成された温度調整部材と、
前記温度調整部材の温度を制御するヒーターと、
熱伝導率が前記温度調整部材の熱伝導率より小さい樹脂で形成され、前記温度調整部材およびヒーターが埋設された本体と、
を備え、
前記本体は、
試験が挿入される貫通孔を有し、
前記温度調整部材は、
前記貫通孔を通して挿入される前記試験管の底と接するように形成されている。
この場合、前記温度調整部材は、
複数の試験管が挿入されるように形成されている、
こととしてもよい。
また、前記試験管は、
PCR用チューブまたはマイクロチューブである、
こととしてもよい。
また、前記ヒーターは、
前記温度調整部材に接触するように配設される、
こととしてもよい。
また、前記温度調整部材は、
複数個配置され、
前記ヒーターは、
前記温度調整部材それぞれに対応させて、複数個配置される、
こととしてもよい。
また、前記温度調整部材は、
複数個配置され、
並列に個々に挿入される3本以上の試験における両端の該試験管に接触する前記温度調整部材と、両端以外の該試験管に接触する前記温度調整部材とが分離しており、
前記ヒーターは、
両端の前記試験管と接触する前記温度調整部材の温度を制御する第1のヒーターおよび両端以外の前記試験管と接触する温度調整部材の温度を制御する第2のヒーターであって、
前記第1のヒーターおよび前記第2のヒーターは、
それぞれ独立に制御される、
こととしてもよい。
また、前記樹脂は、
シリコーンであって、
前記物質は、
炭化ケイ素である、
こととしてもよい。
また、前記本体を形成する樹脂は、
顔料を含む、
こととしてもよい。
本発明の第2の観点に係る光測定装置は、
上記本発明の第1の観点に係る温度制御モジュールと、
前記試験管に保持される試料に対して測定光を照射する光源部と、
前記測定光が照射された前記試料から放出される観測光を受光する受光部と、
を備える。
この場合、前記光源部および前記受光部は、
前記温度調整部材と接触せず、熱伝導率が前記温度調整部材の熱伝導率より小さい樹脂に埋設されている、
こととしてもよい。
本発明の第3の観点に係る光測定装置は、
上記本発明の第1の観点に係る温度制御モジュールと、
前記本体を形成する樹脂と同材質でかつ顔料が分散された顔料含有樹脂で形成され、前記本体を包囲する顔料含有部材と、
前記試験管に保持される試料に対して測定光を照射する光源部と、
前記測定光が照射された前記試料から放出される観測光を受光する受光部と、
を備え、
前記本体を形成する樹脂は、特定の光に対して透明であって、
前記顔料含有部材は、前記試験管の少なくとも一部が前記温度調整部材に接触するように該試験が挿入される、前記本体が有する前記貫通孔に通じた貫通孔を有する。
この場合、前記本体は、前記測定光および前記観測光に対して透明であって、前記光源部から前記試料に照射される測定光および前記試料から前記受光部に到達する観測光の光路となる、
こととしてもよい。
また、前記顔料含有部材に分散された顔料は、少なくとも前記測定光を吸収する、
こととしてもよい。
また、前記ヒーターに給電する第1の電源部と、
前記第1の電源部とは独立して前記光源部に給電する第2の電源部と、
さらに備える、
こととしてもよい。
本発明によれば、消費電力を極力抑制できる。
本発明の実施の形態1に係る温度制御モジュールの構成を示す図である。 8連チューブが挿入された図1の温度制御モジュールを示す図である。 図1に示す温度制御モジュールの断面を示す図(その1)である。 図1に示す温度制御モジュールの断面を示す図(その2)である。 図1に示す温度制御モジュールの断面を示す図(その3)である。 本発明の実施の形態2に係る温度制御モジュールの断面を示す図である。 8連チューブの各チューブ内の温度を60℃に一括制御した場合のチューブ内の温度の経時変化の一例を示す図である。 本発明の実施の形態4に係る温度制御モジュールの断面を示す図である。 図8に示す温度制御モジュールで8連チューブの各チューブ内の温度を制御した場合のチューブ内の温度の経時変化の一例を示す図である。 本発明の実施の形態5に係る光測定裝置の断面を示す図である。 図10に示す光測定裝置の断面を示す図である。 本発明の実施の形態6に係る光測定裝置の断面を示す図である。
本発明に係る実施の形態について添付の図面を参照して説明する。なお、本発明は下記の実施の形態及び図面によって限定されるものではない。
(実施の形態1)
本実施の形態に係る温度制御モジュール100は、主にPCR法などで使用される8連チューブ用である。まず、図1を参照して、温度制御モジュール100の構成について説明する。図1は、温度制御モジュール100の構成を示すブロック図である。温度制御モジュール100は、ヒーター1と、制御回路2と、温度調整部材3と、を備える。
ヒーター1は、具体的には、フィルムヒーターである。ヒーター1は、制御回路2と接続する。ヒーター1の温度は、制御回路2によって制御される。制御回路2は、少なくともサーミスタと、トランジスタと、抵抗と、から構成される。制御回路2は、モバイルバッテリ200と接続しており、直流5Vで駆動される。温度に依存してサーミスタの抵抗値が変化すると、制御回路2の出力電圧が変わる。その結果、制御回路2に接続されたヒーター1の温度が変化する。
温度調整部材3は、樹脂と該樹脂より熱伝導率が高い物質とを含む混合物で形成される。このため、温度調整部材3の熱伝導率は、樹脂のみの場合の熱伝導率よりも高い。樹脂はシリコーン、より具体的には、室温で固化する特性を有するポリジメチルシロキサン(Polydimethylsiloxane:PDMS)である。温度調整部材3においては、シリコーンより熱伝導率が高い物質として炭化ケイ素が用いられている。シリコーンの熱伝導率は、約0.2W/m・Kである。炭化ケイ素の熱伝導率は、270W/m・Kである。シリコーンと炭化ケイ素とは、1:1の重量比で混合されている。
次に、温度制御モジュール100の構成について、さらに具体的に説明する。図2は、8連チューブ300をセットした状態の温度制御モジュール100の平面図を示す。8連チューブ300は、連結された8本の半透明のチューブで構成されているPCR用チューブである。各チューブの開口部には、キャップ400が装着されている。
図2の1点鎖線A−A’における断面図を図3に示す。なお、図3および以下で示す断面図には、制御回路2は示されていない。8連チューブ300は、温度制御モジュール100に対して垂直に挿入される。ヒーター1は、温度調整部材3に接触するように配設される。これにより、ヒーター1は、温度調整部材3の温度を制御する。ヒーター1は、温度調整部材3の底面に接触しているため、ヒーター1から発生した熱が温度調整部材3に効率よく伝導する。
温度調整部材3は、複数の試験管、すなわち8本のチューブから構成される8連チューブ300が挿入されるように形成されている。より詳細には、温度調整部材3には、8連チューブ300の各チューブの形状に合わせて穴が形成されており、図3に示すように、各チューブを挿入することができる。8連チューブ300が挿入されると、温度調整部材3は、挿入された8連チューブ300を構成する各チューブの底と接触する。温度調整部材3の高さは、8連チューブ300に入れられる試料10の液量に応じて決定することができる。試料10の温度を効率よく制御するために、温度調整部材3の高さは、8連チューブ300の各チューブの底から試料10の液面までの高さよりも高い。
ここで、試料10は、臨床検体、環境試料、培養液、緩衝液、各種試薬または核酸など様々な物質を含むことができる。液体である試料10の量は、15〜25μlである。
ヒーター1および温度調整部材3は、樹脂で形成された本体4に埋設される。本体4を形成する樹脂は、シリコーンであって、より具体的にはPDMSである。ヒーター1および温度調整部材3にPDMSをパテ状に盛ることによって、ヒーター1および温度調整部材3が本体4に埋設される。
図4は、図3の1点鎖線B−B’における温度制御モジュール100の断面図を示す。温度調整部材3は、8連チューブ300を構成する各チューブの試料10の入った部分(底付近)の外周面に接触している。ヒーター1から発生した熱を素早く試料10に伝導させるために、温度調整部材3の大きさは、各チューブの試料10の入った部分の外周面に接触する程度であればよい。
図3の1点鎖線C−C’における温度制御モジュール100の断面図を図5に示す。ヒーター1をなるべく小型にするため、8連チューブ300の各チューブの配列方向に直交する方向におけるヒーター1の幅は、温度調整部材3に熱が十分に伝導する限りにおいて温度調整部材3の幅より短くなっている。
温度制御モジュール100では、ヒーター1の温度が低温から高温に制御されると、ヒーター1から発生した熱が温度調整部材3に伝導し、温度調整部材3の温度が上昇する。さらに、温度調整部材3に接触している8連チューブ300に、温度調整部材3からの熱が伝導し、試料10の温度が上昇する。例えば、ヒーター1は、温度調整部材3の温度を、60分間、60℃に維持する。
一方、ヒーター1の温度が高温から低温に制御されると、ヒーター1から温度調整部材3への熱の伝導が抑えられ、温度調整部材3の温度が低下する。結果として、温度調整部材3に接触している8連チューブ300および試料10の温度が低下する。
以上詳細に説明したように、本実施の形態に係る温度制御モジュール100によれば、温度調整部材3が、シリコーンとシリコーンよりも熱伝導率が高い炭化ケイ素とを含む混合物で形成されているため、ヒーター1から発生した熱を試料10に効率よく伝導させることができる。この結果、ヒーター1を小型化でき、ヒーター1を駆動するのに必要な電力を抑制することができる。したがって、温度制御モジュール100の消費電力を抑制できる。
本実施の形態に係る温度制御モジュール100は省電力が実現されているため、屋外で使用する機器、ベンチトップで使用する機器などに好適に組み込まれ、様々な用途に用いることができる。温度制御モジュール100は、例えば、細胞培養、酵素反応または化学反応などのためのインキュベーションに用いることができる。また、温度依存性の機能を有する、もしくは温度依存性の構造変化を呈する生体分子の評価、解析などにも使用することができる。
本実施の形態では、温度調整部材3は、8連チューブ300を構成する複数のチューブが挿入されるように形成されている。これにより、複数の試料10の温度を同時に制御することができるため、陽性対照、陰性対照、系列希釈した試料などの各種試料の温度を同時に制御できる。
また、温度調整部材3は、挿入された8連チューブ300の底と接触するようにした。PCR法などで用いられるチューブでは、ピペッティングまたは遠心分離などでチューブの底に試料10が集められることが多い。このため、温度調整部材3が8連チューブ300の底と接触することで、8連チューブ300を介して試料10の温度を効率よく制御できる。
本実施の形態において、ヒーター1は温度調整部材3に接触するように配設されるようにした。こうすることで、ヒーター1の熱をほとんど逃すことなく温度調整部材3に伝導させることができる。なお、ヒーター1から温度調整部材3への熱の伝導を阻害しない限り、ヒーター1の配設の態様は限定されない。
なお、温度調整部材3および本体4に用いた樹脂として、PDMSの他に、アクリル、ポリカーボネート、環状オレフィン樹脂などを用いることができる。また、温度調整部材3を、シリコーンと熱伝導率が高い物質として炭化ケイ素とを含む混合物で形成したがこれに限らない。例えば、熱伝導率が高い物質としては、樹脂との混合物の物性を考慮して、炭化ケイ素の他に、窒化アルミニウム、酸化アルミニウムなどを使用してもよい。
また、シリコーンと炭化ケイ素の重量比は、1:1に限らず、混合物の加工の行い易さ、混合物の熱伝導率などに基づいて、適宜決めることができる。シリコーンと炭化ケイ素の重量比は、(シリコーン:炭化ケイ素=)9:1、4:1、7:3、3:2、2:3、3:7、1:4、または1:9などであってもよい。なお、温度調整部材3に形成される混合物は、シリコーンおよび炭化ケイ素の他に、熱伝導性の高い物質あるいは充填材を含んでもよい。
なお、本実施の形態では、ヒーター1および温度調整部材3が樹脂で形成された本体4に埋設するようにした。炭化ケイ素が含まれていないため、本体4の熱伝導率は、温度調整部材3より小さい。この結果、本体4を介した温度調整部材3の放熱が抑制され、温度調整部材3による温度制御の効率がさらに向上する。
本体4は、PDMSで形成されているため、制御回路2を本体4に埋設することもできる。これにより、さらに温度制御モジュール100を小型化できる。
また、温度制御モジュール100に接続されるモバイルバッテリ200は、温度制御モジュール100に設けられたUSB端子を介して接続されてもよい。また、モバイルバッテリ200は、温度制御モジュール100内に実装してもよい。なお、温度制御モジュール100に接続される電源として、パーソナルコンピュータ(PC)などを利用してもよい。
なお、本実施の形態では、ヒーター1として、フィルムヒーターを使用したが、ヒーターブロックまたは抵抗加熱などを用いてもよい。
また、本実施の形態における温度制御モジュール100は、温度調整部材3に複数のチューブを挿入できるようにしたが、温度調整部材3には、1本のチューブが挿入されるようにしてもよい。この場合、ヒーター1および温度調整部材3の大きさは、消費電力を抑制するべく、さらに小さくすることができる。
なお、8連チューブ300は、PCR用チューブにかぎらず、マイクロチューブ(微量試験管)でもよい。また、温度調整部材3に挿入できるチューブの本数は、8本に限らず、2〜12本、あるいは12本以上であってもよい。
(実施の形態2)
次に、本発明の実施の形態2に係る温度制御モジュール500について説明する。以下では、温度制御モジュール500に関して、上記実施の形態1に係る温度制御モジュール100と異なる点について主に説明する。
図6は、図3に対応する温度制御モジュール500の断面図である。温度制御モジュール500は、温度調整部材3およびヒーター1の代わりに、温度調整部材5およびヒーター6を備える。
図6に示すように、温度調整部材5は、複数個配置される。温度調整部材5各々には、8連チューブ300を構成する各チューブが挿入される。複数個の温度調整部材5それぞれに対応させて、ヒーター6が複数個配置される。
以上詳細に説明したように、本実施の形態に係る温度制御モジュール500では、8連チューブ300を構成するチューブの本数に対応する温度調整部材5およびヒーター6を配置するようにした。これにより、温度調整部材5の大きさを、さらに小さくすることができる。これに伴い、ヒーター6の大きさも小さくできるため、ヒーター6を駆動するのに必要な電力をさらに抑制することができる。したがって、温度制御モジュール500の消費電力を極力抑制できる。
なお、例えば、温度制御モジュール500に1本のチューブが挿入された場合、制御回路2は、チューブが挿入された温度調整部材5のみの温度を制御するようにしてもよい。この結果、挿入されたチューブ内の試料10の温度を制御しつつ、チューブが挿入されていない温度調整部材5の温度の制御に消費される電力を抑制できる。これにより、温度制御モジュール500の消費電力を、より柔軟にさらに抑制できる。
(実施の形態3)
次に、本発明の実施の形態3に係る温度制御モジュール600について説明する。以下では、温度制御モジュール600に関して、上記実施の形態1に係る温度制御モジュール100と異なる点について主に説明する。
温度制御モジュール600は、本体4の代わりに、顔料を含む樹脂で形成された本体7を備える。このため、ヒーター1および温度調整部材3は、顔料を含む樹脂に埋設される。顔料を含む樹脂は、黒色顔料を含むシリコーンである。
温度制御モジュール600は、主に試料10を光で分析する際に使用される。例えば、試料10の核酸濃度を定量するために、核酸に結合して発色する試薬を加えた試料10にLED(Light Emitting Diode)から発光された光を照射し、8連チューブ300の各チューブおよび試料10を透過した光をカラーセンサで検出する。この場合、温度調整部材3を、黒色顔料を含むシリコーンに埋設することで、光の照射に伴う反射光および散乱光など(以下、不所望な光を総称して迷光ともいう)を抑制することができる。こうすることで、分析精度が向上する。
なお、温度制御モジュール600は、上記LEDの光を利用した分析の他に、レーザ誘起蛍光法、光音響分光法、表面プラズモン共鳴を利用した方法などにも好適である。また、迷光を吸収する特性を有するものであれば、黒色顔料以外の顔料を用いてもよい。
本体4における顔料の含有量は、発生する迷光あるいは自家蛍光などに応じて、それらを吸収するように適宜設定される。
(実施の形態4)
次に、本発明の実施の形態4に係る温度制御モジュール700について説明する。以下では、温度制御モジュール700に関して、上記実施の形態2に係る温度制御モジュール500と異なる点について主に説明する。
温度制御モジュール500では、本体4の熱伝導率が温度調整部材5より小さいので、本体4を介した温度調整部材5の放熱が抑制され、温度制御モジュール500による温度制御の効率が向上する。しかし、8連チューブ300の各チューブは、各温度調整部材5間に介在する本体4を介して、隣接するチューブの温度を制御するヒーター6からの熱伝導の影響を受ける。
詳細には、図6において並列に配置された8連チューブ300の各チューブのうち、両端のチューブを除くチューブは、両側に隣接するチューブの温度を制御するヒーター6からの熱伝導の影響を受ける。一方、両端のチューブは、片側に隣接するチューブの温度を制御するヒーター6からの熱伝導の影響を受けるが、他方の側にはチューブがないので、両端のチューブ以外のチューブよりは、隣接するチューブの温度を制御するヒーター6からの熱伝導の影響が小さい。さらに、両端のチューブの熱は、隣接するチューブがない側にある本体4を介して放出される。
このため、制御回路2が8連チューブ300の各チューブの温度を制御する複数のヒーター6を一括制御する場合は、ヒーター6各々に同等の電力が給電されるので、両端のチューブと、両端以外のチューブとで、温度差が生じる。目標を60℃として、8連のPCR用チューブ内に保持された試料の温度を実際に制御しようとしたところ、図7に示すように、両端のチューブと両端以外のチューブとでは、温度制御開始から10分後に約2度の温度差が生じた。
本実施の形態に係る温度制御モジュール700では、温度制御モジュール500と同様に、温度調整部材5が複数個配置される。すなわち、並列に個々に挿入される8連チューブ300の各チューブにおける両端のチューブに接触する温度調整部材5と、両端以外の試験管に接触する温度調整部材5とが分離している。
図8は、図6に対応する温度制御モジュール700の断面図である。温度制御モジュール700は、ヒーター11(第1のヒーター)およびヒーター12(第2のヒーター)を備える。
図8に示すように、8連チューブ300の各チューブをチューブ300a、300b、300c、300d、300e、300f、300gおよび300hとする。ヒーター11は、両端のチューブ300aおよびチューブ300hと接触する温度調整部材5の温度を制御する。ヒーター12は、両端以外のチューブ300b〜300gと接触する温度調整部材5の温度を制御する。ヒーター11およびヒーター12は、制御回路2を介してそれぞれ独立に制御される。ヒーター12は、具体的には、シートヒーターである。こうすることで、チューブ300b〜300g内の試料10の温度を一括して制御することができる。
ヒーター11によって制御される温度調整部材5の温度の目標値を、ヒーター12によって制御される温度調整部材5の温度の目標値より高めに設定することにより、8連チューブ300のチューブ300a〜300h内の試料10の温度をほぼ等温にすることが可能となる。本実施の形態に係る温度制御モジュール700で、目標を60℃として、8連のPCR用チューブ内に保持された試料の温度を実際に制御したところ、図9に示すように、チューブ300aとチューブ300eとでは、温度制御開始から10分後においてもほとんど温度差は生じなかった。
以上詳細に説明したように、本実施の形態に係る温度制御モジュール700では、チューブ300a〜300hにおける両端のチューブ300a、300hに接触する温度調整部材5と、チューブ300b〜300gに接触する温度調整部材5とが分離している構成において、チューブ300a、300hと接触する温度調整部材5の温度を制御するヒーター11とチューブ300b〜300gと接触する温度調整部材5の温度を制御するヒーター12とが、それぞれ独立に制御されるようにした。これにより、多連チューブの構造に起因する両端のチューブ内と両端以外のチューブ内との間に生じる温度差を極力抑制することができる。
なお、温度制御モジュール700では、チューブ300a〜300hそれぞれに接触するように温度調整部材5を8個配置したが、両端のチューブ300a、300hに接触する温度調整部材5と、チューブ300b〜300gに接触する温度調整部材5とが分離していれば、温度調整部材5の個数は任意である。例えば、両端のチューブ300a、300hにそれぞれ接触する2個の温度調整部材5と、チューブ300b〜300gのすべてに接触する1個の温度調整部材5を配置してもよい。
(実施の形態5)
続いて、実施の形態5として、上記実施の形態2に係る温度制御モジュール500を実装した光測定装置800について説明する。本実施の形態では、PCR用の8連チューブ300を用いてPCR法を行う場合を例に説明する。PCR法に用いる試料10は、鋳型DNA、核酸および増幅されたDNAに結合して発色する試薬などを含む。8連チューブ300に保持される試料10の温度は、温度調整部材5によって制御されるので、PCR法によりDNAが増幅される。
光測定装置800は、温度制御モジュール500と、特定の光に対して透明なPDMS(第1の樹脂)で形成されるシリコーン部材(第1の部材)13と、黒色顔料が分散されたPDMS(第2の樹脂)で形成される顔料含有シリコーン部材(第2の部材)14と、を備える。なお、シリコーン部材13は、上記実施の形態2に示す温度制御モジュール500の本体4に相当する。
図10は、温度制御モジュール500を図6と同様に切断した場合の光測定装置800の断面図である。温度制御モジュール500は、シリコーン部材13に埋設される。顔料含有シリコーン部材14は、シリコーン部材13を包囲する。シリコーン部材13および顔料含有シリコーン部材14は、8連チューブ300の少なくとも一部が温度調整部材5に接触するように、8連チューブ300が挿入される貫通孔15、16をそれぞれ有する。貫通孔15、16は、図10に示すように、8連チューブ300の各チューブが個々に挿入されるように並列に複数個形成されている。
図11は、図10の1点鎖線B−B’における光測定装置800の断面の一部を示す。貫通孔15、16は、8連チューブ300の各チューブの形状に対応した形状をしている。これにより、8連チューブ300の各チューブの底(先端部)は、貫通孔15、16を通って温度調整部材5に到達し接触する。
図11に示すように、光測定装置800は、8連チューブ300が挿入された際、8連チューブ300に保持される試料10に対して測定光を照射する光源部17と、測定光が照射された試料10から放出される観測光を受光する受光部18と、電源部19と、を備える。電源部19は、ヒーター6、光源部17および受光部18に給電する。
試料10のDNAの濃度を定量するために、光源部17はLEDを備える。光源部17は、LEDから発光された光を試料10に照射する。受光部18は、カラーセンサなどを備える。受光部18は、8連チューブ300の各チューブおよび試料10から放出された光を検出する。シリコーン部材13は、測定光および観測光に対して透明である。これにより、シリコーン部材13は、光源部17から試料10に照射される測定光および試料10から受光部18に到達する観測光の光路となる。顔料含有シリコーン部材14に含まれる顔料は、少なくとも測定光を吸収する。
図11に示すように、シリコーン部材13、光源部17および受光部18は、顔料含有シリコーン部材14内に埋設されている。顔料含有シリコーン部材14は、黒色顔料が分散された点を除いてシリコーン部材13と同材質であるPDMSで形成されているため、シリコーン部材13と顔料含有シリコーン部材14との界面では、屈折率の差異に起因する反射が発生しない。よって、迷光あるいは自家蛍光は、当該界面ではほとんど反射されずに顔料含有シリコーン部材14に入射して、黒色顔料によって吸収される。この結果、受光部18に到達する観測光への迷光および自家蛍光の悪影響および受光部18に到達する迷光および自家蛍光を低減できる。なお、黒色顔料は、シリコーン部材13を測定光および観測光が通過する際に生じるラマン発光も吸収するので、受光部18に到達する観測光へのラマン光の悪影響および受光部18に到達するラマン光を低減できる。
図10に戻って、光測定装置800は、プリント基板20と、冷却用ファン21と、ヒートシンク22と、を備える。プリント基板20には、制御回路2などが配設される。冷却用ファン21は、必要に応じて吸気する。ヒートシンク22は、冷却用ファン21によって吸気された空気を排気することで、温度制御モジュール500の熱を外部に逃す。
以上詳細に説明したように、本実施の形態に係る光測定装置800は、温度調整部材5およびヒーター6の大きさを小さくできるので、光測定装置800の消費電力を小さくできる。これにより、1個の電源部19によって、ヒーター6、光源部17および受光部18などに給電することが可能となり、装置の小型化を達成することができる。また、8連チューブ300の各チューブに対応させて温度調整部材5およびヒーター6が設けられているので、制御回路2は、各チューブの温度を個別に制御することができる。
また、シリコーン部材13の貫通孔15、顔料含有シリコーン部材14の貫通孔16および温度調整部材5の形状は、8連チューブ300の各チューブの形状に合わせて形成されるので、例えば、8連チューブ300が挿入されると、8連チューブ300は、比較的強く固定される。そのため、光測定装置800を携帯して屋外で使用する際も、8連チューブ300の位置ずれがほとんど発生せず、精度の高い測定が可能となる。
また、温度制御モジュール500および光測定装置800の小型化および低消費電力化を実現したので、8連チューブ300の各チューブ内の温度は、高価なペルチェ素子を用いることなく、フィルムヒーター、ヒーターブロックまたは抵抗加熱などから構成されるヒーター6と、冷却用ファン21と、ヒートシンク22とを用いて高精度に制御できる。
なお、本実施の形態では、顔料含有シリコーン部材14に分散される顔料を黒色としたがこれに限定されない。顔料の色は、測定光および観測光の波長、光測定装置800の用途に応じて決定すればよい。
また、キャップ400を8連チューブ300の各チューブの開口部により確実に保持するために、キャップ400が各チューブの開口部に装着された状態で、8連チューブ300を保持するチューブホルダを使用してもよい。
なお、本実施の形態では、光測定装置800が温度制御モジュール500を実装した例を説明したが、光測定装置800は、温度制御モジュール100または温度制御モジュール700も同様に実装できる。
(実施の形態6)
実施の形態6として、光測定装置900について説明する。以下では、光測定装置900に関して、上記実施の形態5に係る光測定装置800と異なる点について主に説明する。
図12は、図11に対応する光測定装置900の断面の一部を示す図である。光測定装置900は、電源部19に代えて、電源部23と、電源部24とを備える。電源部23は、ヒーター6に給電する。電源部24は、電源部23とは独立して光源部17および受光部18に給電する。
1個の電源部によって、光源部17、受光部18およびヒーター6に給電する場合、温度制御に伴ってヒーター6に給電される電流の増減が光源部17または受光部18に影響することがある。この場合、特に光源部17が備えるLEDの光量が安定しない場合がある。これに対し、光測定装置900は、ヒーター6に給電する電源部23と、電源部23とは独立して光源部17および受光部18に給電する電源部24とを備えることで、ヒーター6に給電される電流の増減が光源部17または受光部18に影響しないようにすることができる。
なお、本実施の形態では、光測定装置900が温度制御モジュール500の代わりに、温度制御モジュール700を実装してもよい。この場合、電源部23がヒーター11、12に給電し、電源部24が電源部23とは独立して光源部17および受光部18に給電すればよい。
なお、上記各実施の形態における温度制御モジュール100、500、600、700および光測定装置800、900は、外部との間で無線通信によってデータを送受信できる通信部、CPUおよびメモリを備えるようにしてもよい。この場合、ヒーター1、6、11、12の温度を制御するための温度設定値(SV)が、PC(Personal Computer)、タブレット型PCまたは携帯端末などから通信部に送信される。温度設定値は、メモリに記憶され、当該温度設定値に基づいてヒーター1、6、11、12の温度が制御される。さらに通信部は、実際の温度制御データ(PV:プロセス値)を、PCなどに送信する。温度制御が不良の場合、通信部は、エラーメッセージを含むデータをPCなどに送信するようにしてもよい。また、送信された温度制御データおよびエラーメッセージを含むデータがPCなどに表示されるようにしてもよい。こうすることで、ユーザが、温度制御の状態を速やかに把握できる。
本発明は、本発明の広義の精神と範囲を逸脱することなく、様々な実施の形態及び変形が可能とされるものである。また、上述した実施の形態は、本発明を説明するためのものであり、本発明の範囲を限定するものではない。すなわち、本発明の範囲は、実施の形態ではなく、特許請求の範囲によって示される。そして、特許請求の範囲内及びそれと同等な発明の意義の範囲内で施される様々な変形が、本発明の範囲内とみなされる。
本出願は、2014年7月24日に出願された、日本国特許出願特願2014−151194号に基づく。本明細書中に日本国特許出願特願2014−151194号の明細書、特許請求の範囲、図面全体を参照として取り込むものとする。
1、6、11、12 ヒーター
2 制御回路
3、5 温度調整部材
4、7 本体
10 試料
13 シリコーン部材
14 顔料含有シリコーン部材
15、16 貫通孔
17 光源部
18 受光部
19、23、24 電源部
20 プリント基板
21 冷却用ファン
22 ヒートシンク
100、500、600、700 温度制御モジュール
200 モバイルバッテリ
300 8連チューブ
300a、300b、300c、300d、300e、300f、300g、300h チューブ
400 キャップ
800、900 光測定装置

Claims (14)

  1. 樹脂と該樹脂より熱伝導率が高い物質とを含む混合物で形成された温度調整部材と、
    前記温度調整部材の温度を制御するヒーターと、
    熱伝導率が前記温度調整部材の熱伝導率より小さい樹脂で形成され、前記温度調整部材およびヒーターが埋設された本体と、
    を備え、
    前記本体は、
    試験が挿入される貫通孔を有し、
    前記温度調整部材は、
    前記貫通孔を通して挿入される前記試験管の底と接するように形成されている、
    温度制御モジュール。
  2. 前記温度調整部材は、
    複数の試験管が挿入されるように形成されている、
    請求項1に記載の温度制御モジュール。
  3. 前記試験管は、
    PCR用チューブまたはマイクロチューブである、
    請求項1または2に記載の温度制御モジュール。
  4. 前記ヒーターは、
    前記温度調整部材に接触するように配設される、
    請求項1から3のいずれか一項に記載の温度制御モジュール。
  5. 前記温度調整部材は、
    複数個配置され、
    前記ヒーターは、
    前記温度調整部材それぞれに対応させて、複数個配置される、
    請求項1から4のいずれか一項に記載の温度制御モジュール。
  6. 前記温度調整部材は、
    複数個配置され、
    並列に個々に挿入される3本以上の試験における両端の該試験管に接触する前記温度調整部材と、両端以外の該試験管に接触する前記温度調整部材とが分離しており、
    前記ヒーターは、
    両端の前記試験管と接触する前記温度調整部材の温度を制御する第1のヒーターおよび両端以外の前記試験管と接触する温度調整部材の温度を制御する第2のヒーターであって、
    前記第1のヒーターおよび前記第2のヒーターは、
    それぞれ独立に制御される、
    請求項1から5のいずれか一項に記載の温度制御モジュール。
  7. 前記樹脂は、
    シリコーンであって、
    前記物質は、
    炭化ケイ素である、
    請求項1から6のいずれか一項に記載の温度制御モジュール。
  8. 前記本体を形成する樹脂は、
    顔料を含む、
    請求項1から7のいずれか一項に記載の温度制御モジュール。
  9. 請求項1から8のいずれか一項に記載の温度制御モジュールと、
    前記試験管に保持される試料に対して測定光を照射する光源部と、
    前記測定光が照射された前記試料から放出される観測光を受光する受光部と、
    を備える、光測定装置。
  10. 前記光源部および前記受光部は、
    前記温度調整部材と接触せず、熱伝導率が前記温度調整部材の熱伝導率より小さい樹脂に埋設されている、
    請求項9に記載の光測定装置。
  11. 請求項1から7のいずれか一項に記載の温度制御モジュールと、
    前記本体を形成する樹脂と同材質でかつ顔料が分散された顔料含有樹脂で形成され、前記本体を包囲する顔料含有部材と、
    前記試験管に保持される試料に対して測定光を照射する光源部と、
    前記測定光が照射された前記試料から放出される観測光を受光する受光部と、
    を備え、
    前記本体を形成する樹脂は、特定の光に対して透明であって、
    前記顔料含有部材は、前記試験管の少なくとも一部が前記温度調整部材に接触するように該試験が挿入される、前記本体が有する前記貫通孔に通じた貫通孔を有する、
    光測定装置。
  12. 前記本体は、前記測定光および前記観測光に対して透明であって、前記光源部から前記試料に照射される測定光および前記試料から前記受光部に到達する観測光の光路となる、
    請求項11に記載の光測定装置。
  13. 前記顔料含有部材に分散された顔料は、少なくとも前記測定光を吸収する、
    請求項11または12に記載の光測定装置。
  14. 前記ヒーターに給電する第1の電源部と、
    前記第1の電源部とは独立して前記光源部に給電する第2の電源部と、
    をさらに備える、
    請求項11から13のいずれか一項に記載の光測定装置。
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