JP6407380B2 - ロボット移送機構における適正配列を確立及び/又は維持するシステム及び方法 - Google Patents

ロボット移送機構における適正配列を確立及び/又は維持するシステム及び方法 Download PDF

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Description

本出願は、2012年3月29日出願された「ロボット移送機構における適正配列を確
立及び/又は維持するシステム及び方法」と題する米国仮特許出願第61/617,44
0号の恩典を請求し、この内容を本明細書に援用する。
本発明は、ロボット移送機構における適正配列を確立及び/又は維持するシステム及び
方法を企図する。とくに、本発明は、自動微生物検出システム内にサンプル容器(例えば
、培養ボトル)を精密に装荷(ローディング)、移送及び/又は除荷(アンローディング
)するロボット移送機構における適正配列を行う配列システム又は手段を企図する。
生体液における病原微生物の検出は、とくに、敗血症ではできる限り最短期間で行うべ
きであり、敗血症の場合、医師にとって利用可能な広範囲にわたる抗生物質があるにも係
わらず、死亡率は高いままである。患者体液、とくに血液における微生物のような生理活
性物質の存在は、一般的に血液培養ボトルを使用して決定される。少量の血液を、閉じた
ゴム隔膜(セプタム)に貫通して培地を容れた無菌ボトル内に注入し、またこのボトルを
37℃で培養し、微生物の増殖をモニタリングする。
生体サンプルにおける微生物の増殖を検出する機器は現在市場に存在する。このような
機器の1つには、本件出願人(譲受人)であるビオメリュー社(bioMerieux, Inc.)によ
るBacT/ALERT(登録商標)3D機器がある。この機器は、例えば、ヒト患者からの血液サ
ンプルを含む血液培養ボトルを収容する。この機器はボトルを培養し、培養中に定期的に
インキュベータ内の光学検出ユニットがボトルに組込まれた比色センサを分析し、微生物
増殖がボトル内で生じたか否かを検出する。光学検出ユニット、ボトル及びセンサは、例
えば、特許文献1〜7(これらの内容全体は、それぞれ参照により本明細書に組入れられ
るものとする)に記載されている。概して生体サンプルにおける微生物検出に関連する他
の従来技術としては、特許文献8〜17(これらの内容全体は、それぞれ参照により本明
細書に組入れられるものとする)がある。
全自動化微生物検出システムも従来既知であり、例えば、特許文献18(これらの内容
全体は、それぞれ参照により本明細書に組入れられるものとする)を参照されたい。この
特許文献に記載の全自動化微生物検出システムは、以下の特徴部、すなわち、(1) 内部チ
ャンバを包囲するハウジング(例えば、インキュベータチャンバ)、(2) 1個又は複数個
の容器をシステムの内部チャンバ内に装荷(ローディング)する自動装荷機構、(3) 容器
をシステム内の様々な作業流れのステーションに沿って移動又は定位させる自動容器管理
機構又はロケータ装置、(4) システム内で容器を移送する自動移送機構、(5) 随意に撹拌
アセンブリを設け、複数個の試料容器を保持する1個又は複数個容器保持構体、(6)微生
物増殖を検出する検出ユニット、及び/又は(7) システムから試料容器を自動で除荷(ア
ンローディング)する機構、のうち1つ又は複数を備えることができる。
米国特許第4,945,060号明細書 米国特許第5,094,955号明細書 米国特許第5,162,229号明細書 米国特許第5,164,796号明細書 米国特許第5,217,876号明細書 米国特許第5,795,773号明細書 米国特許第5,856,175号明細書 米国特許第5,770,394号明細書 米国特許第5,518,923号明細書 米国特許第5,498,543号明細書 米国特許第5,432,061号明細書 米国特許第5,371,016号明細書 米国特許第5,397,709号明細書 米国特許第5,344,417号明細書 米国特許第5,374,264号明細書 米国特許第6,709,857号明細書 米国特許第7,211,430号明細書 米国特許出願公開第2011/0124028号明細書
しかし、当業者には理解できるように、これら自動機構のうち1つ又は複数、例えば、
試料容器(例えば、培養ボトル)を自動微生物検出システム内で精密に装荷、移送及び/
又は除荷するための自動移送機構における適正な配列を確立及び/又は維持する、システ
ム、装置及び方法を発展させる必要性が依然としてある。
本明細書に開示する本発明自動検出システム及び配列システムは、微生物因子の存在が
陽性である検査サンプル(例えば、生体サンプル)を含む試料容器内の増殖を検出するよ
う動作する全自動微生物検出システムを備える。本明細書に開示する本発明システム及び
方法は、以下の潜在的能力を有する、すなわち、(a) 検査室労力及び使用者エラーを減少
する、(b) サンプル追跡、追跡可能性及び情報管理を改善する、(c) 検査室自動システム
との仲介をする(インタフェースをとる)、(d) 作業の流れ(ワークフロー)及びエルゴ
ノミクスを改善する、(e) 臨床的に関連する情報を伝達する、(f)結果を速く出すことが
できる。本明細書に記載の本発明配列システム及び方法は、ロボット配列を改善すること
によりシステム信頼性を改善し、また自動微生物検出システム内での試料容器(例えば、
培養ボトル)の正確又は精密な装荷、移送及び/又は除荷を行うことができる。
従来技術に勝る多くの他の利点及び恩恵を以下の詳細な記載で説明する。
本発明の一態様において、本発明は、自動検出システムにおける自動ロボット移送機構
の、1個又は複数個の試料容器を保持する保持構体に対する配列を確立及び/又は維持す
る配列システムを企図し、この配列システムは、(a) 試料容器を処理する自動検出システ
ムであって、内部チャンバを包囲するハウジングを有する、該自動検出システムと、(b)
前記内部チャンバ内の保持構体であって、個別の試料容器を保持する1個又は複数個の保
持ウェルを有する、該保持構体と、(c) 前記試料容器を前記内部チャンバ内に自動移送す
る自動ロボット移送機構であって、さらに、把持機構及びレーザー配列装置を有し、前記
レーザー配列装置は、1個又は複数個の基準を検出し、またこの検出により前記自動移送
機構の前記保持構体に対するホームポジションを決定するよう動作可能な、該自動移送機
構と、及び(d) 前記自動移送機構の前記保持構体に対するホームポジションに対しての、
前記1個又は複数個の保持ウェルのx位置及びy位置を決定するコントローラとを備える
。他の実施形態において、レーザー配列装置を使用して、ロボット移送機構とのインタフ
ェースをとる他の機構又は装置、例えば、保持構体若しくはラックにおける個別ウェル、
インデクサ、容器帰還ポート及び/又は廃棄物シュートに対してロボット移送機構を位置
決め及び配列させることができる。
一実施形態において、レーザー配列装置は調整可能とし、またレーザー配列装置をロボ
ット移送機構の把持機構に対して配列させるよう調整することができる。レーザー配列装
置は調整可能ブロックに取付けることができ、調整可能ブロックは、前記レーザー配列装
置を調整、及び次にロックして、前記ロボット移送機構に対するレーザー配列装置の適正
配列を確立するよう動作可能な回動ねじ及びロックねじを有する。本明細書のいずれかの
箇所で説明するように、基準を有する配列ツールを使用して、レーザー配列装置をロボッ
ト移送機構に対して配列させることができる。他の実施形態において、配列システムは、
さらに、前記レーザー配列装置のビームを1個又は複数個の基準に対してx軸方向及び/
又はy軸方向に調整するための第1調整機構及び/又は第2調整機構を有する。
他の実施形態において、配列システムのレーザー配列装置は保持構体に配置した1個又
は複数個の基準を認識し、これら1個又は複数個の基準を見付け出すことによって、レー
ザー配列装置がロボット移送機構に対する個別ウェルの精密なx位置及びy位置又は座標
を生成し、この生成は例えば、コントローラによって決定又は計算することができる。
他の実施形態において、配列ツール、より具体的には、配列ツールにおける位置決めピ
ースを使用して、以下に説明するようなインデクサ又は装荷ステーションの一部とするこ
とができるピックアップステーションに対するロボット移送機構の適正配列を確立及び/
又は維持することができる。この実施形態によれば、着脱可能な位置決めピースは、ピッ
クアップステーションに対する把持機構の適正な同軸状配列をセット又は確保するよう動
作可能である。
さらに他の実施形態において、配列システムの個別保持ウェルは、さらに、個別の試料
容器を前記保持ウェル内に案内し、またこれにより前記容器が前記保持ウェル内に装荷さ
れるとき、前記試料容器のいかなる僅かな誤配列をも修正する導入傾斜路を有することが
できる。導入傾斜路は、複数個の角度付き導入結節部、又は連続したテーパ付き導入傾斜
路を有することができる。
さらに別の実施形態において、配列システムは、さらに、1個又は複数個のベルト、例
えば、駆動ベルト、タイミングベルト、又はチェーンベルトに適正な張力を維持する1個
又は複数個のベルト張力付与装置を備えることができる。この実施形態によれば、ベルト
張力付与装置は、ベルトに適正張力を維持するよう動作可能な力を付与する機構又は装置
を有する。この機構又は装置は圧縮ばね、1個又は複数個のディスクワッシャ、例えばベ
ルビルワッシャとすることができ、複数個のディスクワッシャは、直列で、並列で、又は
直列と並列との組合せで配列することができる。
さらにまた他の実施形態において、配列システムは、ロボットヘッド及び把持機構を備
え、把持機構は少なくとも2個の把持フィンガ(例えば、2〜6個の把持フィンガ)を有
する。一実施形態において、把持機構は、互いに対向する2個の半円形状の把持フィンガ
を有し、前記半円形状の把持フィンガは、試料容器(例えば、円形又は半円形の試料容器
)を確実に把持及び/又は保持するよう動作可能な把持キャビティを画定する。半円形状
の把持フィンガは、さらに、前記把持キャビティ内に前記容器を配列及び心出しするよう
動作可能な互いに対向する1対の角度付き配列結節部を有し、例えば、試料容器の中心線
が把持機構又は把持キャビティの中心線に同軸状に配列するようにする。把持フィンガは
、さらに、前記容器を確実に保持する及び/又は容器の把持フィンガに対する移動を制限
するよう動作可能な、軟質又はエラストマーの把持パッドを有するとともに、角度付き配
列結節部が容器の把持機構内での適正同軸状配列を保証することができる。
他の態様において、本発明は、移送機構タイミングベルトにおける適正張力を維持する
ベルト張力付与装置を企図し、このベルト張力付与装置は、(a) 少なくとも1個の軸線、
前記少なくとも1個の軸線に沿って移動可能なロボットヘッド、及びタイミングベルトを
有するロボット移送機構と、及び(b) 前記タイミングベルトに張力を付与するよう動作す
る張力付与装置とを備え、前記張力付与装置は、i.張力付与ハウジング及び遊びプーリに
連結した摺動プレートと、ii.ねじ山付きシャフトを固定ブロックに対して移動可能にし
た、該固定ブロック及びねじ山付きシャフトと、iii.カウンタボア、プランジャ、及び力
を生ずるよう動作可能な圧縮機構を有する張力付与ハウジングであって、前記プランジャ
が前記カウンタボア及び前記圧縮機構に対して移動可能とした、該張力付与ハウジングと
、を有し、前記ねじ山付きシャフトは、前記プランジャを前記カウンタボア内に駆動する
よう動作可能であり、これにより前記圧縮機構を圧縮し、前記タイミングベルトに張力を
付与することができる。
さらに他の実施形態において、本発明は、移送機構タイミングベルトにおける適正張力
を維持するベルト張力付与装置を企図し、このベルト張力付与装置は、(a) 少なくとも1
個の軸線、前記少なくとも1個の軸線に沿って移動可能なロボットヘッド、及びタイミン
グベルトを有するロボット移送機構と、及び(b) 前記タイミングベルトに張力を付与する
よう動作する張力付与装置と、を備え、前記張力付与装置は、i. ねじ山付きプランジャ
、圧縮機構、及び前記タイミングベルトの第1端部に係合するよう動作可能な複数個の歯
を有する固定ブロックであって、前記ロボット移送機構を支持するキャリッジに連結した
、該固定ブロックと、ii. カウンタボア、ねじ山付きプランジャ、及び前記タイミング
ベルトの第2端部に係合する複数個の歯を有する摺動ブロックであって、前記プランジャ
が前記カウンタボア及び前記圧縮機構に対して移動可能とした、該摺動ブロックとを有し
、前記ねじ付きプランジャは、前記プランジャを前記カウンタボア内に駆動し、これによ
り前記圧縮機構を圧縮し、前記タイミングベルトに張力を付与することができる。
さらに他の実施形態において、本発明は、自動ロボット移送機構の保持構体に対する配
列を確立及び/又は維持する方法を企図し、この方法は、(a) ロボットヘッド、試料容器
を把持機構の中心線周りに把持する該把持機構、前記ロボットヘッドに取付けたレーザー
配列装置を有する自動ロボット移送機構を準備するステップと、前記レーザー配列装置に
おいて、(b)複数個の保持ウェル並びに1個又は複数個の基準を有する保持構体を準備す
るステップと、(c) 前記レーザー配列装置により前記1個又は複数個の基準を検出し、こ
れにより前記自動ロボット移送機構の前記保持構体に対するホームポジションをセッティ
ングするステップと、及び(d) コントローラを使用して、前記1個又は複数個の保持ウェ
ルのx位置及びy位置を決定するステップと。を備える。一実施形態において、レーザー
配列装置は、ロボット移送機構とのインタフェースをとる1つ又は複数の機構又は装置、
すなわち、インデクサ、容器ピックアップステーション、保持構体、廃棄物シュート、及
び容器帰還ポート又はシュートからなるグループから選択した機構又は装置に対して、ロ
ボット移送機構の適正配列を確立及び/又は維持するよう動作可能とする。
種々の本発明の態様は、添付図面につき種々の実施形態に対する以下の詳細な説明を読
むことによって明らかになるであろう。
本発明システムの内部コンポーネントを示すよう左側パネルを取外した検出システムの側方から見た斜視図であり、検出システムが垂直方向に積層した複数の保持構体及び自動移送機構を有することを示す。 図1に示す保持構体及び自動移送機構の斜視図であり、この実施形態において、自動移送機構が、下側の水平支持体、垂直支持体、回動プレート及び試料容器を検出装置内で移送するロボットヘッドを有することを示し、簡明化のため、保持機構及び自動移送機構は検出装置から切り離して示す。 図2に示す自動移送機構の回動プレート及びロボットヘッドの斜視図であり、ロボットヘッドは、把持機構の特徴部を明らかにするよう把持機構及び試料容器の断面とともに示し、ロボットヘッドが回動プレートの第1端部で水平に指向した位置をとり、試料容器もやはり水平に指向する向きにある状態を示す。 図2に示す自動移送機構の回動プレート及びロボットヘッドの斜視図であり、ロボットヘッドは、把持機構の特徴部を明らかにするよう把持機構及び試料容器の断面とともに示し、ロボットヘッドが回動プレートの第2端部で垂直に指向した位置をとり、試料容器もやはり垂直に指向する向きにある状態を示す。 本発明の代替的な実施形態によるロボットヘッド及び把持機構の断面図である。 図1〜3Bに示す自動移送機構におけるロボットヘッド、把持機構及びレーザーの拡大斜視図である。 図1〜3Bに示す自動移送機構におけるロボットヘッド、把持機構及びレーザーの拡大斜視図である。 本発明の一実施形態による、ロボットヘッド及び把持機構に取付けた配列ツールを示す。 本発明の一実施形態による、ロボットヘッド及び把持機構に取付けた配列ツールを示す。 図5A〜5Bに示すロボットヘッド及び把持機構の前方から見た斜視図である。 本発明の一実施形態による、容器ピックアップステーションに対する図5〜7のロボットヘッド及び把持機構の斜視図であり、容器ピックアップステーションに対する2部分構成配列ツールにおける取外し可能な位置決めピースの斜視図である。 本発明の一実施形態による、容器ピックアップステーションに対する図5〜7のロボットヘッド及び把持機構における2部分構成配列ツールの斜視図であり、この2部分構成配列ツールの容器ピックアップステーションに対するロボットヘッド及び把持機構の適正同軸状配列のための使用方法を示す。 本発明の一実施形態による、容器ピックアップステーションに対する図5〜7のロボットヘッド及び把持機構の斜視図であり、ロボットヘッド及び把持機構が容器ピックアップステーションから試料容器を「ピックアップ」している状態を示す。 図1〜2に示す保持構体の正面図である。 図1〜2に示す保持構体の正面図である。 本発明の一実施形態による、図5A〜7の把持機構及び把持フィンガを示す拡大斜視図である。 本発明の一実施形態による、図5A〜7の把持機構及び把持フィンガを示す拡大斜視図である。 本発明の一実施形態による、図5A〜5B及び図9〜10の把持機構及び把持フィンガを示す中実部分図である。 図4〜7及び図10A〜11に示す把持フィンガの前方から見た断面図である。 図4〜7及び図10A〜11に示す把持フィンガの前方から見た断面図である。 本発明の一実施形態によるロボットヘッド及び把持機構の斜視図であり、導入傾斜路を有する保持構体のウェル(井筒)に試料容器を装荷している状態を示す。 本発明の一実施形態によるロボットヘッド及び把持機構の斜視図であり、導入傾斜路を有する保持構体のウェル(井筒)に試料容器を装荷している状態を示す。 本発明の一実施形態による張力付与装置の、側方から見た斜視図である。 本発明の一実施形態による張力付与装置の側面図である。 図15A〜15Bの張力付与装置の側面図である。 図15A〜16に示す張力付与装置の断面図である。 図15A〜17に示す張力付与装置の分解斜視図である。 本発明の他の実施形態による張力付与装置の断面図である。 本発明の若干の実施形態によるベルビルワッシャの種々の構成を示す。
本明細書で開示する本発明は、自動移送機構の適正配列を確立及び/又は維持する配列
システム及び方法を企図する。配列システム及び方法の説明する実施形態がどのように動
作するかをよりよく理解できるよう、本明細書は、特定の自動検出システム及び検出シス
テム内で試料容器を移送する特定の自動移送機構との関連で配列システム及び方法を記載
する。しかし、当業者には、配列システム及び方法は他の実施形態でも実施できることは
理解できるであろうし、また本明細書に記載する特定実施形態からの変更例が特定の実施
に適合するよう想到され、また本発明を実施する好適な実施形態及び最良モードに関する
本明細書の記載は例示的であり、これらに限定されるものではない。
システム概要
ピックアップステーションから試料容器をピックアップし、試料容器を複数個の保持ウ
ェルに対して移送及び装荷及び/又は除荷するよう動作する自動移送機構の適正な配列を
確立及び/又は維持する配列システム及び方法を本明細書に記載する。一態様において、
配列システム及び方法は、自動検出システム内で、又はサンプル容器に含まれる検査サン
プルにおける微生物因子の存在を非侵襲的に検出する機器内で自動移送機構の適正配列を
確立及び/又は維持するよう動作する。他の態様において、配列システム及び方法は、自
動検出システム内で、又はロボット移送機構とのインタフェースをとる機器、例えばイン
デクサ、容器ピックアップステーション、保持構体及び保持構体に収容される1つ又は複
数の保持ウェル、廃棄物シュート、並びに容器帰還ポート又はシュート内で、自動移送機
構の他の機構又は装置に対して適正配列を確立及び/又は維持するよう動作する。概して
、任意な既知の検査サンプル(例えば、生体サンプル)を使用することができる。例えば
、検査サンプルは1つ又は複数の微生物因子を含むと疑われる臨床的又は非臨床的なサン
プルとすることができる。臨床的サンプル、例えば体液は、限定しないが、血液、血清、
血漿、血液画分、関節液、尿、精液、唾液、糞便、脳脊髄液、胃内容物、膣分泌物、組織
ホモジネート、骨髄穿刺液、骨ホモジネート、痰、吸引物、綿棒ぬぐい物(スワブ)及び
綿棒ぬぐいすすぎ液、他の体液等がある。検査すべき非臨床的サンプルとしては、限定し
ないが、食品、飲料、薬剤、化粧品、水(例えば、飲料水、非飲料水、及び廃水)、海水
バラスト、空気、土壌、下水、植物性材料(例えば、種、葉、茎、根、花、果実)、血液
製剤(例えば、血小板、血清、血漿、白血球画分等)、ドナー臓器又は組織サンプル、細
菌戦用サンプル等がある。一実施形態において、検査される生体サンプルは血液サンプル
とする。
本発明のこの態様によれば、本明細書に記載する配列システム及び方法は、特許文献1
8(米国特許出願公開第2011/0124028号であり、参照により本明細書に組入
れられるものとする)により詳細に記載されている自動検出装置に関連して実施できる。
端的に述べると、検査サンプルにおける微生物増殖を迅速で非侵襲的に検出する自動検出
装置は、以下の特徴部、すなわち、(a) 検査サンプル内に存在するかもしれない任意の微
生物を培養するため培地を配置した内部チャンバを有する封止可能な試料容器、(b) 内部
チャンバ(例えば、温度及び湿度が調節されたチャンバ又は培養チャンバ)を包囲するハ
ウジング、(c) 内部チャンバ内に収納され、また個別試料容器を保持する複数個のウェル
を有する保持構体、(d) 試料容器を内部チャンバ内に自動的に装荷する自動装荷機構、(e
) 1つ又は複数の容器ワークフローステーション、例えば容器ピックアップステーション
若しくは場所に試料容器を移動するよう動作する容器ロケータ装置、(f) 内部チャンバ内
に試料容器を自動移送するよう内部チャンバ内に配置した自動移送機構、(g) 試料容器内
における微生物増殖を検出するよう内部チャンバ内に配置した検出ユニット、及び/又は
(h) 「陽性」及び/又は「陰性」試料容器を除荷する自動除荷機構、のうち1つ又は複数
を有することができる。
本発明の他の態様において、本明細書に記載の配列システムは、以下の特徴部、すなわ
ち、(1) 精密な定位座標(x位置及びy位置)及び/又はロボット移送機構とのインタフ
ェースをとる1つ又は複数の機構若しくは装置、例えば、複数個のウェルを有する保持構
体及び/又は容器ピックアップステーション若しくは場所に対して、ロボット移送機構を
配列させ、これにより試料容器を適正にピックアップ、移送、装荷及び/又は除荷できる
ように動作するレーザー配列装置、(2) ロボット移送機構に対するレーザー配列装置の適
正な配列を確立及び/又は維持し、ロボット移送機構とのインタフェースをとる1つ又は
複数の他の機構又は装置に対するロボット移送機構の適正配列を確立する配列ツール、(3
) 個別保持ウェルに関連して個別試料容器を保持ウェル内に案内し、容器を個別保持ウェ
ル内に装荷するとき試料容器のいかなる誤配列をも修正若しくは補償する導入傾斜路、(4
) 少なくとも2個の把持フィンガを有し、これら把持フィンガが把持キャビティ、中心線
を画定する把持機構であって、把持機構の中心線周りに試料容器を確実に把持及び/又は
保持する、該把持機構、及び/又は(5) 自動移送機構の1つ又は複数のタイミングベルト
に対して適正な張力を生ずる及び/又は維持する1つ又は複数のベルト張力付与装置、の
うち1つ又は複数を有することができる。
検出システム
次に図面につき説明すると、図1は、本明細書に記載の配列システム及び/又は方法を
使用することができる自動検出システムを示す。図1に示すように、自動検出システム2
は、内部チャンバ10(例えば、温度及び湿度が調節されたチャンバ又は培養チャンバ)
を包囲する、前面パネル6A及び後面パネル6B、サイドパネル(図示せず)、並びに頂
部パネル8A及び底部パネル8Bを有するハウジング4を備え、システム内での微生物増
殖を促進及び/又は増進できるようにする。ハウジングは、さらに、ユーザー又は技師が
包囲された内部チャンバ10(例えば、温度及び湿度が調節されたチャンバ又は培養チャ
ンバ)にアクセスできるよう動作可能なアクセスドア12を有する。ドア12は、さらに
、1つ又は複数のユーザー・インタフェースディスプレイ14と、「陽性」容器を回収す
るための1つ又は複数の容器ポート16と、及び代表的には「陰性」容器である廃棄容器
を収容するための下側アクセスパネル18とを有する。図1に示すように、自動検出シス
テム2は、さらに、システム内に試料容器を装荷するための自動装荷機構20を有する。
自動装荷機構20の使用により、包囲された内部チャンバ10を攪乱することになるアク
セスドア12の開放をすることなく、試料容器を内部チャンバ10内に装荷できる。
自動検出システムは、さらに、概して1個又は複数個の個別の試料容器、例えば、複数
個の個別の試料容器を保持する保持手段又は構体20を有する。検出システム2の保持手
段又は構体20は、個別の試料容器を取扱い操作する種々の物理的形態をとることができ
、これにより多数の容器(例えば、使用する特定保持構体に基づいて200又は400個
の容器)を同時に処理できるようになる。保持手段又は構体を使用して、試料容器の保管
、撹拌及び/又は培養できる。1つの可能な形態を図1に示す。しかし、当業者には理解
できるように、本発明の実施において保持手段又は構体に対する他の設計も可能であり、
また想定される。
図1〜2に示すように、図示のシステムは、複数個の垂直積層保持構体20を有する。
1つの可能な形態は、複数個の垂直積層容器保持構体又はラック22を使用し、各ラック
22は、各個に個別の試料容器を保持する1つ又は複数の個別の試料容器収容構体又はウ
ェル(井筒)24を有する。一実施形態において、保持構体又はラック22は、各個に個
別の試料容器を保持する複数の試料容器収容構体又はウェル(井筒)24を有する。この
実施形態によれば、2個又はそれ以上の垂直積層保持構体又はラック22を使用すること
ができる。例えば、約2個〜約40個、約2個〜約20個、又は約16個の垂直積層保持
構体又はラックを使用することができる。再び図1〜2につき説明すると、検出システム
2は、温度及び湿度が調節された内部チャンバ(又は培養チャンバ)10を備え、この内
部チャンバ10には、16個の垂直方向に積層配置した保持構体又はラック22を設け、
各ラック22はそれぞれ1個又は複数個の個別の容器収容構体又はウェル24を有する。
他の実施形態において、各保持構体又はラック22は、約2個〜約40個、約2個〜30
個、又は約2〜約20個の収容構体又はウェル2を有する。さらに他の実施形態において
、図1〜2に示すように、保持構体又はラック22は、互い違いに配置した2列の収容構
体又はウェル24を有することができる。
当業者であれば理解できるように、個別の容器収容構体又はウェル24それぞれは、特
定のX及びYの座標位置又はアドレスを有し、ここでXは、各容器収容構体又はウェル2
4の水平方向位置、及びYはその垂直方向位置である。本発明によれば、個別のウェル2
4には自動移送機構又はロボット移送機構若しくはアームがアクセスすることができる。
例えば、図1〜3Bに示すように、また以下に詳細に説明するように、自動移送機構30
、例えば、ロボット移送機構が、ロボットヘッド32、及びひいては特定容器をライン2
2における特定ウェル24(すなわち、特定X,Y位置)に移動するよう動作し、またそ
こに装填する。他の実施形態において、個別ウェルの中心線28(例えば、図9A〜9B
参照)に対するX及びY位置はコントローラを使用して決定でき、またロボット移送機構
は、ロボットヘッド32及びひいては試料容器をラック22における特定ウェル24(特
定ウェルの中心線に対するX,Y位置で決まる)に移動するよう動作し、またそこに容器
を入れることができる。動作にあたり、自動移送機構30は、例えば、エントランス場所
又は容器ピックアップステーションにおける特定容器をピックアップし、この容器を移送
し、また検出システムの個別のウェル24内に装填するよう動作することができる。さら
に特許文献18に記載のように、自動移送機構は、微生物増殖が「陽性」であると決定さ
れた試料容器を特定ウェル24から取出し、このように決定された試料容器を陽性容器退
去場所16に移送する、及び/又は微生物増殖が「陰性」であると決定された試料容器を
陰性容器場所又は廃棄貯蔵所に移送するよう動作することもできる。
移送機構及び把持機構
例えば、図3A〜3Bに示すように、図示の自動検出システム2は、システム内で試料
容器を移送するよう動作可能な自動移送手段又は機構(例えば、ロック移送アーム)を有
する。検出システム2は、図1に明示するような自動装荷機構20から試料容器を受け容
れることができる。容器がエントランス場所又はポートにおいてシステムに進入するとき
、特許文献18により詳細に説明されているように、移送機構が、試料容器をピックアッ
プし(例えば、ピックアップステーション又は場所で)、また検出システム2に移動する
ことができる。本発明のこの態様によれば、移送機構(例えば、ロボット移送アーム)は
、さらに、個別の試料容器50をピックアップする又は収容するよう動作し、またその容
器を検出システム2内の保持構体又はラック22における個別のウェル24に移送及び配
置するよう動作可能な容器把持機構又はグリッパを有する。しかし、当業者であれば理解
できるように、本発明の実施においてロボット移送アーム及び/又はグリッパ機構に対す
る他の設計も可能であり、また想定される。
試料容器50は、一般的には検出システム2内に垂直の向き(すなわち、容器の頂部又
はキャップ部分が上向き)にして装荷される。しかし、図1〜2に明示するように、容器
50は、保持構体又はラック22における水平向きの複数個のウェル24内に配置又は保
持され(すなわち、試料容器も水平向きに指向させられ)、また随意的に微生物増殖を増
進するよう撹拌される。したがって、自動移送機構は、装荷機構20又はピックアップス
テーションから保持構体又はラック22への容器50の移送中に垂直向きから水平向きに
容器50の向きを再調整しなければならない
動作にあたり、自動移送機構30は、検出システム2の内部チャンバ10内で試料容器
50を移送又は移動又は移転するよう動作できる。例えば、一実施形態において、移送機
構30は試料容器50をピックアップステーション又は場所(例えば、エントランス場所
又はポート)から複数個の保持構体又はラック22のうち1つへ移送することができる。
他の実施形態において、移送機構は「陽性」及び「陰性」の容器を保持構体又はラック2
2から取出し又は除荷するよう動作することができる。この自動除荷機構は、各試料容器
50に対して「陽性」又は「陰性」決定がなされた後、容器50を保持構体又はラック2
2のウェル24から取出すのを確実にするよう動作でき、これにより他の容器を検出シス
テム2内に装荷する余地を生ぜしめ、したがって、システムの処理量を増大することがで
きる。
一実施形態において、移送機構30は、ロボット移送アームとすることができる。概し
て、従来既知の任意なタイプのロボット移送アームを使用することができる。例えば、ロ
ボット移送アーム30は多軸ロボットアーム(例えば、2-、3-、4-、5-、又は6-軸
ロボットアーム)とすることができる。さらに、移送機構又はロボット移送アームの必要
な運動を助成するため、検出システム2の内部チャンバ10にはロボット移送アームのた
めの支持体を1個又は複数個設けることができる。例えば、1個又は複数個の垂直支持体
及び/又は1個又は複数個の水平支持体を設けることができる。移送機構又はロボット移
送アームは、保持構体又はラック22における個別のウェル24のうち任意なウェルにア
クセスする必要に応じて、これら支持体にわたり移動又は摺動及び昇降する。上述したよ
うに、ロボット移送アームは、試料容器の向きを垂直向き(すなわち、容器の頂部又はキ
ャップが上側になる上向き)から水平向き(すなわち、容器50が側面を横たえる向き)
に変化させるよう動作することができ、例えば、ピックアップ又は装荷ステーションから
保持構体及び/又は撹拌アセンブリ内配置への移送を容易にする。
一実施形態において、ロボット移送アームは2-又は3-軸ロボットアームとし、本明細
書に記載の容器ウェル24のような特定場所に向けて、容器50を1つ又は複数の水平軸
線(例えば、x軸線及び/又はz軸線)方向及び随意的に垂直軸線(y軸線)方向に移送
することができる。この実施形態によれば、2軸ロボットアームは、2軸(例えば、x軸
線及びz軸線)方向に移動できるとともに、3軸ロボットアームは、3軸(例えば、x軸
線、y軸線及びz軸線)方向に移動できる
他の実施形態において、2-又は3-軸ロボットアームは、さらに、1つ又は複数の回転
運動を採用することができ、試料容器50を1つ又は複数の軸線周りに回転するよう移送
又は移動することができる。この回転運動によれば、ロボット移送アームは、本明細書に
おける他のいずれかの箇所で説明するように、試料容器50を垂直装荷向きから水平向き
に移送できるようになる。例えば、ロボット移送アームは回転運動を採用して、試料容器
を水平軸線周りに回転するよう移動することができる。このタイプのロボット移送アーム
は、3-又は4-軸ロボットアームとして定義する。例えば、1つの水平軸線(x軸線)、
1つの垂直軸線(例えば、y軸線)、及び一回転軸線における運動ができるロボットアー
ムは3-軸ロボットアームとしてみなす。一方、2つの水平軸線(例えば、x軸線、z軸
線)、垂直軸線(y軸線)及び1つの回転軸線における運動ができるロボットアームは、
4-軸ロボットアームとしてみなす。同様に、単独水平軸線(例えば、x軸線)、垂直軸
線(y軸線)及び2つの回転軸線における運動ができるロボットアームも4-軸ロボット
アームとしてみなす。さらに他の実施形態において、ロボット移送アーム30は、4-、
5-、又は6-軸ロボットアームとすることができ、これによりx、y及びz軸線方向の移
動、並びに1軸線周りの回転運動(すなわち、4-軸ロボット)、2軸線周りの回転運動
(すなわち、5-軸ロボット)、は水平軸線(x及びz軸線)及び垂直軸線(y軸線)の
3つすべての軸線周りの回転運動(すなわち、5-軸ロボット)が可能になる。
自動移送機構又はロボット移送アームに対する1つの可能な設計のものを図1〜3Bに
示す。図1〜3Bに示すように、ロボット移送アーム30は、1個又は複数個の水平支持
構体40、1個又は複数個の垂直支持構体42、及びロボットヘッド32を有し、このロ
ボットヘッド32には、試料容器50をピックアップ、把持及び/又は保持する1つ又は
複数の機能特徴部又は装置(すなわち、把持機構)34を設ける。ロボットヘッド32は
、水平支持体及び/又は垂直支持体のうち1つに連結及び/又は取付けることによって支
持することができる。一実施形態において、図1〜3Bに示すように、ロボット移送アー
ム30は、下側の水平支持構体40及び単独の垂直支持構体42を有する。図示しないが
、当業者には理解できるように、上側水平支持構体又は他の同様な手段を使用して、さら
に垂直支持構体を支持又は案内できる。概して、従来既知の任意な手段を使用して、ロボ
ットヘッド32を垂直支持レール42に沿って昇降させ(図2の矢印46で示すように)
、水平支持構体40に沿って垂直支持レール42を往復移動させる(図2の矢印47で示
すように)ことができる。例えば、図2に示すように、ロボット移送アーム30は、さら
に、ロボットヘッド32を垂直支持レール42に沿って上下に(矢印46参照)移送又は
移動して、容器50を垂直軸線(すなわち、y軸線)に沿って移送又は移動するよう動作
する垂直駆動モータ60及び垂直駆動ベルト又はタイミングベルト62を有する。垂直支
持構体42は、さらに、図2に示すように、垂直案内レール64、及びロボットヘッド支
持ブロック又はキャリッジ66を有することができる。従って、垂直支持構体42、垂直
案内レール64、垂直駆動モータ60、及び垂直駆動ベルト又はタイミングベルト62に
よれば、ロボット移送アーム30が、ロボットヘッド支持ブロック又はキャリッジ66及
びひいてはロボットヘッド32及び試料容器50をy軸に沿って移動又は移送することが
できる。同様に、図2に示すように、ロボット移送アーム30は、さらに、第1水平駆動
モータ(図示せず)、第1水平駆動ベルト又はタイミングベルト72、及び水平案内レー
ル74を有し、垂直支持構体42を水平案内レール74に沿って、したがって、第1水平
軸線(x軸線)に沿って検出システム2のハウジング4内で往復(すなわち、左から右へ
及び/又は右から左へ)移動させる(矢印47参照)よう動作する。したがって、水平支
持構体40、第1水平駆動モータ(図示せず)、第1水平駆動ベルト72及び水平案内レ
ール74は、ロボット移送アーム30が試料容器50をx軸線に沿って移動又は移送でき
るようにする。本願人は、水平軸線に沿って移動可能な垂直支持体を設けることによって
、ロボット移送アームが機器内でより増加した領域にわたり移動できるので、検出システ
ム内での能力を増大できることを見出した。さらに、本願人は、可動垂直支持体を有する
ロボット移送アームは、より信頼性の高いロボット移送アームを提供するものと確信する
図1〜3Bに明示するように、自動移送機構又はロボット移送アーム30は、さらに、
リニア又は水平スライド82、及び回動プレート80を有することができる。例えば、図
1〜3Bに示すように、リニア又は水平スライド82は、ロボットヘッド32及び把持機
構34を支持する。リニア又は水平スライド82及びロボットヘッド32は、ロボットヘ
ッド支持ブロック66及び垂直案内レール64(既に説明した)に連結及び/又は取付け
ることによって支持することができる。この実施形態によれば、リニア又は水平スライド
82は、垂直軸線(y軸線)に沿ってロボットヘッド支持ブロック66及び垂直案内レー
ル64を介して上下に(図2の矢印46参照)に移動し、ロボットヘッド32及び/又は
試料容器50を検出システム2のハウジング4内で上下に(すなわち、垂直軸線(y軸線
)に沿って)上下に移動又は移送することができる。図1〜3Bに示すように、リニア又
は水平スライド82は、さらに、案内レール82を有する回動プレート80、回動溝孔8
4、及び回動溝孔カム追従子86を備え、回動溝孔カム追従子86は、ロボットヘッド3
2をリニア又は水平スライド82に沿って前から後へ、又は後から前へ摺動又は移動させ
、これにより容器50を第2水平軸線(すなわち、z軸線)に沿って移送又は移動させる
ことができる。この実施形態によれば、第2水平駆動モータ又は水平摺動モータ(図示せ
ず)、及び摺動駆動又はタイミングベルト(図示せず)を使用し、ロボットヘッド32を
z軸線に沿って移動することができる。したがって、リニア又は水平スライド82、水平
摺動モータ及び摺動ベルトによれば、ロボットヘッド32が試料容器50をz軸線に沿っ
て移動又は移送することができる。従来既知の1つ又は複数のセンサ(例えば、図3Aの
参照符号90参照)を使用して、リニア又は水平スライド82におけるロボットヘッド3
2の初期位置又はホームポジションを示すようにすることができる。
図1〜3Bに示すように、ロボットヘッド32がリニア又は水平スライド82、回動プ
レート80、及び回動プレート案内レール84に沿って移動するとき、回動溝孔84及び
回動溝孔カム追従子86は、回動キャリッジ88を水平軸線(x軸線)周りに回転させ、
またしたがって、ロボットヘッド32を水平向き(図3Aに示す)から垂直向き(図3B
に示す)に、又はその逆に回転させる。本明細書における他のいずれかの箇所で説明する
ように、容器50を導入時垂直向きから水平向きに移送することは、保持構体又はラック
22の水平向きウェル24内に装填する又は配置するのに必要である。したがって、回動
プレート80、回動溝孔84及び回動キャリッジ88によれば、ロボットヘッド32が試
料容器50を、検出システム2内に装荷するときの垂直向きから水平向きに向き再調整で
き、したがって、試料容器50を自動装荷機構20又はピックアップステーションから保
持構体又はラック22におけるウェル24に移送できる。図1に示すように、自動移送機
構は、さらに、検出システム2内でのケーブル管理を行う1つ又は複数のケーブル管理チ
ェーン92と、ロボット移送機構を制御する回路板94とを有することができる。さらに
他の実施形態において、ロボット移送アーム30は、さらに、垂直駆動ベルト62にブレ
ーキを掛けるよう動作できるブレーキ機構96を有し、これによりロボット移送アーム3
0が機器の底部に落下する(例えば、電源喪失に起因して)のを防止する。
ロボット移送アーム30は、さらに、試料容器50をピックアップ、把持又は保持する
把持機構34を有する。例えば、図1〜3Bに示すように、把持機構34は少なくとも2
個の把持フィンガ36を有する。他の実施形態において、把持機構は2個〜6個の把持フ
ィンガ、2個〜4個の把持フィンガ、3個の把持フィンガ、又は4個の把持フィンガを有
することができる。可能な一実施形態において、把持機構34は、さらに、リニアアクチ
ュエータ38及びリニアアクチュエータモータ39を有し、このリニアアクチュエータモ
ータ39はリニアアクチュエータを移動させて把持フィンガ36を開閉させるよう動作す
ることができる。動作にあたり、従来既知のように、アクチュエータモータ39を使用し
て把持機構34のリニアアクチュエータ38を移動し、したがって、把持フィンガ36を
移動させることができる。例えば、リニアアクチュエータは第1方向(例えば、モータに
向かう方向)に移動してフィンガを閉じ、また容器50を把持することができる。逆に、
リニアアクチュエータが第2方向(例えば、モータから離れる方向)に移動して、把持フ
ィンガを開き、また容器50を釈放することができる。本願人は、予想外に1個又は複数
個の把持フィンガ36を使用することにより、把持機構34が多様な異なる容器50に対
処できる(ピックアップ及び/又は保持する)ことを見出した。さらに、出願人は、試料
容器50の長さの1/4〜1/2にわたり延在する把持フィンガ36を使用することによ
り、把持フィンガは従来既知の多数の容器(例えば、ロングネック血液培養ボトル)に対
処できる(ピックアップ及び/又は保持する)ことを見出した。
把持機構の他の実施形態を図4に示す。図4に示すように、把持フィンガ36a,36
bはシャフトの周りに回転し、試料容器(図示せず)の周囲で閉じ、容器を把持しまた確
実に保持する。この実施形態によれば、2個の引張りばね116により把持フィンガ36
a,36bに対して容器を把持及び保持する力を発生する。引張りばね116を使用する
ことにより、電力喪失の場合にも確実に容器が落下しないようにする把持力を発生する。
引張りばね116は、容器把持を維持するのに電力は不要である。さらに、2個の引張り
ばね116を使用することにより、一方のばねが破断したり、取付けポイントから脱落し
たりする場合でも、グリッパに冗長性を与える。
グリッパを開放するには、引張りばね116の力に打ち勝たねばならない。図4に示す
ように、摺動カムブロック190が力を把持フィンガ36a,36bに加える。把持フィ
ンガ36a,36bは、摺動カムブロック190が係合するレバー182を有する構成と
する。リニアアクチュエータモータ184はリードねじ186を駆動し、このリードねじ
186がナット188を駆動し、このナット188がばね194に荷重を加え、このばね
194が摺動カムブロック190をレバー182に向けて移動する。ナット188は、モ
ータ184により生ずる回転運動によって、リードねじ186の長さに沿って並進移動す
る。ナット188は、摺動カムブロック190における窪んだポケット内に保持すること
によって、回転を拘束される。摺動カムブロック190は、グリッパハウジングに係合す
る突起192(図5A〜6A参照)を有し、摺動カムブロック190が回転するのを防止
し、これによりリニアな運動のみに拘束される。さらに図示のように、2個のセンサを有
し、すなわち、把持フィンガが「開」位置にあるときを第1又は開放センサ196が検出
し、及び把持フィンガ36a,36bが「閉」位置にあるときを第2又は閉鎖センサ19
8が検出する。一実施形態において、図4に示すように、開放センサ196及び閉鎖セン
サ198は、フラグ197が検出をトリガするとき、「開」位置及び「閉」位置の検出を
示す。
動作にあたり、ナット188によって加わる力はばね194に伝達される。ばね194
の剛度は、グリッパの引張りばね116が開いている間には圧縮されないものとする。グ
リッパが完全に開いた位置に達するとき、硬質止め部195に係合し、開放回転が止む。
第1センサ196は把持フィンガが完全に開放したことを検出し、リニアアクチュエータ
モータ184を停止する。モータ184はグリッパ開放センサ196がトリガされたとき
即座には停止しない。センサがトリガされた後の短い時間にわたりリードねじ186はナ
ット188を前方に移動させ続け、ばね194を圧縮又は偏位させる。ばね194の圧縮
によれば、ナット188がリードねじ186上にロックされるのを防止する。
本明細書における他のいずれかの箇所で説明するように、自動移送機構又はロボット移
送アーム30及び把持機構32は、システムコントローラ(図示せず)の制御下に置かれ
、検出システム2内で試料容器50の管理(例えば、ピックアップ、移送、配置及び/又
は容器取出し)を行うようプログラムすることができる。一実施形態において、コントロ
ーラは、1つ又は複数の個別試料容器ウェル24のX及びY位置(又は中心線のX及びY
位置)を決定し、このX及びY位置をロボット移送機構に与え、試料容器50の個別ウェ
ル24内への適正配置又は装填を行うことができる。
レーザー配列装置及び配列ツール
一実施形態において、本発明は、ロボット移送機構を保持構体及び1個又は複数個の保
持又は収容ウェルに対して配列させるための精密位置座標を与え、これにより、試料容器
を1個又は複数個の保持又は収容ウェルに対して適正配置又は装荷、及び除荷するよう動
作可能な、レーザー配列装置を有する配列システムを企図する。動作にあたり、レーザー
配列装置を使用して、保持構体における1個又は複数個の基準を検出することができ(す
なわち、検出するよう動作可能とし)、これによりロボット移送機構の保持構体に対する
初期位置又はホームポジションを決定する(例えば、把持装置中心線の保持構体に対する
初期位置又はホームポジションを決定する)。次にコントローラを使用して、各個別ウェ
ルにおけるロボット移送機構の初期位置又はホームポジションに対するX及びY位置(例
えば、各個別ウェルにおける中心線に関するX及びY位置)を決定又は計算することがで
き、これにより容器の個別ウェル内への正確な配置又は装填を確実にする。他の実施形態
において、本発明は、ロボットヘッド及び把持装置に取付けることができる配列ツール、
及びレーザー配列装置におけるロボットヘッド及び把持装置(把持装置の中心線)に対す
る適正配列を確立する方法を企図する。本願人は、レーザー配列装置及び把持装置の適正
な配列が、ロボット移送機構及びひいては把持機構の保持構体又はラックにおける個別ウ
ェルに対する適正配列を確立するのに役立てられることを見出した。換言すれば、レーザ
ー配列装置の把持機構(例えば、把持機構の中心線)に対する適正配列を確立することに
より、レーザー配列装置を使用して、把持機構の保持構体における1個又は複数個の基準
に対する適正配列を確立及び/又は維持することができる。次に、コントローラを使用し
て、上述したように、各個別ウェル(例えば、個別ウェルの中心線)のX及びY位置を決
定又は計算することができる。
以下図面につき説明すると、図5A〜7は、本発明の一実施形態によるロボットヘッド
32及び把持機構(又はグリッパ)34を示す。図示のように、また上述したように、ロ
ボットヘッド32は、互いに対向する2個の把持フィンガ36a及び36bを設けた把持
機構34を有する。さらに、上述したように、ロボットヘッド32は回動プレート80及
びリニア又は水平スライド82(例えば、図2〜3B参照)に取付け、これにより上述し
たように、ロボットヘッドのz軸線に沿う移動、及びx軸線周りの回転を可能にする。ロ
ボットヘッドは、さらに、レーザー配列装置100を有し、このレーザー配列装置100
は、レーザーケーブル106を介するコントローラ装置の制御の下にレーザービーム10
2(例えば、図5B参照)を伝送することができる。製造業者から受取るとき、レーザー
ビーム投射の角度公差は、一般的に、そのケース取付け面に対して±3゜である。レーザ
ーのこの製造変動を考慮して、レーザーを調整可能なベース104に取付けることができ
る。レーザービーム102はレーザー装置100の前面から出射し、例えば、保持構体又
はラックの表面からのビーム反射を検出する。一般的に、レーザービーム102を使用し
て表面の端縁(又は上述したように、基準の端縁)を検出することができ、また0.3m
m以内で反復可能である。レーザービームは、本明細書における他のいずれかの箇所で説
明するように、配列ツールを使用して、グリッパの中心線に対する固定位置に調整する。
配列ツールは、基準プレート56及び配列基準(6A〜6B参照)、並びに随意的に着脱
可能な位置決めピース240(図8A〜8C参照)を支持する支持アーム54を有し、ま
たこの支持アーム54は、1個又は複数個のピンを使用してグリッパに精密に着脱可能に
取付ける。使用にあたり、レーザーから配列ツールまでの距離は、レーザーから保持構体
又はラックに位置する基準までの距離と同一にする。
調整可能なレーザー配列装置100は、調整可能なベース104を使用してロボットヘ
ッド34に取付けることができ、さらに、このベース104は、レーザービーム102を
x軸線に沿って調整するための第1調整機構105a〜d、及びレーザービーム102を
y軸線に沿って調整するための第2調整機構108を有する。第1及び第2の調整機構1
05,108は独立的に調整することができ、また適正に調整した後所定位置にロックす
ることができる。第1調整機構105は、枢着ねじ105cであって、この周りにレーザ
ーが回転できるようにする、該枢着ねじ105c(図6A参照)と、レーザーをx軸線に
沿って調整でき、レーザーを適正に配列させた後にレーザーを固定するようロックできる
2個のロックねじ105a,105bと有する。第1調整機構105は、さらに、レーザ
ーの枢着ねじ105c周りの回転を容易にする調整ねじ107を有する。動作にあたり、
調整ねじ107を締付けるとき、レーザービーム102はx軸線上で左から右に移動する
。第1調整機構は、さらに、調整ねじ107を緩めるとき、レーザービーム102を右か
ら左にx軸線に沿って移動させる復元力を与えるばね105dを有する。
第2調整機構108a〜cは、枢着ピン108bであって、その周りにレーザーが回転
できる該枢着ピン108bと、ロックねじ108aであって、それに沿ってレーザーをy
軸線方向に調整でき、また適正に配列した後にレーザーを固定するようロックできる、該
ロックねじ108aとを有する。第2調整機構108a〜cは、さらに、レーザーの枢着
ピン108b周りの回転を容易にする調整ねじ109を有する。動作にあたり、調整ねじ
109を締付けるときレーザービーム102はy軸線方向にy軸線上の低い位置からより
高い位置に移動する。第2調整機構は、さらに、調整ねじ109を緩めるとき、レーザー
ビーム102をy軸線上のより高い位置からより低い位置に移動させる復元力を与える少
なくとも1個のばね108cを有する。
第1及び第2の調整機構105a〜d,108a〜cを使用して、表1に示すように、
調整可能なレーザー装置100を配列させることができる。これら調整機構105,10
8によれば、ユーザー又は技師がレーザー装置100を配列ツール及び/又は保持構体若
しくはラック上に位置する基準に対して、本明細書における他のいずれかの箇所で説明す
るように、適正に配列させることができる。適正に配列した後、レーザービーム102と
把持機構の中心線110との間の精密な距離(すなわち、X方向及びY方向の精密距離)
を知得することにより(例えば、図7参照)、把持機構34の中心線110の精密なX及
びY座標をコントローラによって決定することができる。次にレーザー配列装置を使用し
て、保持構体又はラック22上に位置する1個又は複数個の基準を検出することができ、
またこの結果をコントローラが使用して、ロボット移送機構及びひいては把持機構の保持
構体又はラックに対する初期位置又はホームポジションを決定することができる。ロボッ
ト移送機構又は把持機構の保持構体又はラックに対する精密な初期位置又はホームポジシ
ョンを知得することによって、コントローラが各個別ウェル24の精密なX及びY位置(
より具体的には、各個別ウェル24の中心線のX及びY位置)を決定又は計算することが
できる。システムコントローラは、次にロボット移送機構及びひいては把持機構の移動に
精密に協調動作し、保持又は収容ウェル24に対する適正配列を行い、また保持構体又は
ラック22における特定ウェル24に対する試料容器の適正装荷及び除荷を行うことがで
きる。
一実施形態において、図9A〜9Bに示すように、保持構体又はラック22は、1個又
は複数個の正方形の基準26を有する。動作にあたり、保持構体又はラック22における
これら基準26を使用して、ロボット移送機構の保持構体又はラック22に対する初期位
置又はホームポジションを決定又は設定することができる。さらに、本明細書に記載のよ
うに、ロボット移送機構の保持構体に対する初期位置又はホームポジションを知得するこ
とによって、各個別ウェル24の中心線28のX及びY位置を決定することができる。図
9A〜9Bに示すように、基準26は、保持構体又はラック22における正方形の孔によ
り構成することができる。この実施形態によれば、レーザー装置100を使用して、正方
形基準26の2つの端縁(y軸方向の第1端縁及びx軸方向の第2端縁)を見つける。レ
ーザー配列装置100のレーザービーム102を正方形基準26のx端縁及びy端縁に配
列させることにより、保持構体又はラック22における各個別ウェル24の中心線28の
精密なX及びY座標を精密に決定し(上述したように)、これにより把持機構34の個別
ウェル24に対する配列を可能にすることができる。一実施形態において、把持機構の中
心線を個別ウェル24の中心線に配列させる、又は相対配列させる(すなわち、把持機構
の中心線を個別ウェルの中心線に同軸状に配列させる)ことができる。
他の実施形態において、本発明は、配列ツール、及び/又は保持構体又はラック22に
位置する1個又は複数個の基準26にレーザー配列装置100を配列させる方法を企図す
る。この実施形態によれば、レーザー配列装置100は、レーザービーム102が、以下
の表に挙げた調整シーケンスで示すようにターゲットに配列するよう位置決めすることが
できる。
本明細書に記載のように、本発明の配列装置は配列ツール52を有することができる。
図6A〜6Bに示すように、配列ツール52は、基準プレート56及び配列基準58を支
持する支持アーム54を有する。動作にあたり、配列ツール52は、配列ツール52にお
ける1対のピン55a(図6B)を使用してロボットヘッド32に取付けることができ、
これらピン55aは、ロボットヘッド32に配置した1対のピン孔55b(図5A〜5B
)に整合する。一実施形態において、配列ツール52の支持アーム54は、ロボットヘッ
ド32に取付けたとき、保持構体22の基準26がロボットヘッド32から離間する距離
と同一距離(すなわち、距離Z)だけ、ツールの配列基準58がロボットヘッド32から
離間できる長さ(L)を有する。換言すれば、距離Zは、レーザー装置100からツール
配列基準58までの距離、並びにレーザー装置100から保持構体又はラック22の正方
形基準26までの距離の両方であり、これにより配列ツール52を使用して、ロボットヘ
ッド32及び把持機構の保持構体22及びウェル24に対する適正配列(すなわち、把持
機構と保持構体22のウェル24との同軸状配列)を確立及び/又は維持することができ
る。
動作にあたり、レーザー配列装置100は配列ツール52の配列基準58に対して調整
し、レーザー配列装置100のロボット移送機構に対する、及びひいては把持機構に対す
る適正配列を確実にすることができる。適正に配列した後、配列ツール52を取外し、ま
たレーザー配列装置100を使用して、上述したように、保持構体又はラック22に対す
る、より具体的には、配列基準の端縁(すなわち、y軸方向の第1端縁及びx軸方向の第
2端縁)に対するロボット移送機構の適正配列を確立する。適正に配列した後、コントロ
ーラは、保持構体又はラック22における各個別ウェルの精密なX及びY位置を精密に計
算することができる。各個別ウェル24の保持構体22における基準26に対する精密位
置(すなわち、x,y座標)を知得することにより、コントローラは試料容器を保持構体
又はラック22における特定ウェル24に対して移送及び適正装荷及び除荷するロボット
ヘッド32の移動を精密に制御することができる。さらに他の実施形態において、特定保
持構体又はラック22における基準26の認識により、コントローラに対して保持構体又
はラック22が存在することを通信し、これによりコントローラが容器を保持構体又はラ
ック22に配置又は装荷する前に確実に保持構体又はラック22が存在することを保証す
る。
他の実施形態において、配列ツール52は、さらに、図8A〜8Cに示すように、把持
機構34を、ピックアップステーション260及びひいては試料容器50に対して適正に
同軸状配列をさせるよう動作する着脱可能な位置決めピース240を有する。着脱可能な
位置決めピース240は、配列ツール52の支持アーム54における1対のピン係合溝孔
244に整合する配列ピン242を使用して、配列ツールに取付け、これにより着脱可能
な位置決めピース240のピックアップステーション260に対する適正配列を確立する
ことができる。着脱可能な位置決めピース240は、さらに、把持機構34をピックアッ
プステーション260に対して、及びひいてはピックアップステーション260に収納し
た試料容器50(例えば、図8C参照)に対してx軸方向(図8Bに矢印247で示すよ
うに)及びy軸方向(図8Bに矢印249で示すように)に適正配列を確立するのに有用
な及び確立するよう動作可能な水平指示ライン246及び垂直指示ライン248を有する
。調整ねじ264を調整して、この調整ねじの作用端部266を位置決めし、またこれに
よりピックアップステーション260のベースプレート262を把持機構34に対してz
軸方向に(図8に矢印263でしめすように)位置決めし、試料容器50がピックアップ
ステーション260から適正にピックアップされるようにすることができる。着脱可能な
位置決めピース240及び調整ねじ264によれば、把持機構34のx,y軸方向の適正
配列、及び試料容器のz軸方向の適正配列を可能にし、ピックアップステーション260
に配置した試料容器50に対する把持機構34の中心線の適正同軸状配列を確立及び/又
は維持する(すなわち、ピックアップステーション内に収納された試料容器中心線の把持
機構中心線に対する同軸状配列を確立する)ことができる。
動作にあたり、着脱可能な位置決めピース240はピックアップステーション260内
に配置し、またピックアップステーション260のベースプレート262内に位置するピ
ン孔268に整合するピン(図示せず)を使用して心出しすることができる。適正に心出
しした後、着脱可能な位置決めピース240の水平指示ライン246及び垂直指示ライン
248を使用して、図8Bに示すように、基準プレート56及びひいては把持機構34の
ピックアップステーション260に対する配列を行うことができる。先ず、ロボット移送
機構及び把持機構34を、基準プレート56の先導端縁が垂直指示ライン248に配列す
るまで、水平軸方向モータを使用してx軸方向に調整し、これによりx軸方向における把
持機構34のピックアップステーション260に対する適正配列を確立する(図8A参照
)。次に、ロボット移送機構及び把持機構34を、基準プレート56の頂端縁が水平指示
ライン246に対して垂直方向に配列するまで、垂直軸方向モータを使用してy軸方向に
調整し、これによりy軸方向における把持機構34とピックアップステーション260と
の間における適正な間隔又は高さを設定する(図8B参照)。適正な間隔又は高さを設定
することにより、図8Cに示すように、試料容器50の一貫性のある確実な把持を可能に
する。
本発明は、さらに、ロボットヘッド、試料容器を把持する把持機構、及び配列レーザー
を有するロボット移送機構の適正配列を確立する方法を目指し、この方法は、以下のステ
ップ、すなわち、(a) 配列ツールをロボットヘッドに取付けるステップと、(b) レーザー
配列装置を配列ツールの正方形基準に対して配列させるステップと、(c) レーザー配列装
置を調整して、正方形基準の左端縁を検出することをセンサLEDが示す(すなわち、L
EDセンサが点灯するとき)まで、レーザービームを水平方向(すなわち、x軸方向)に
正方形基準の左端縁に向けて移動するステップと、(d) x軸配列ねじ(すなわち、水平配
列ねじ)をロックするステップと、(e) レーザー装置を調整して、正方形基準の底端縁を
検出することをセンサLEDが示す(すなわち、LEDセンサが点灯するとき)まで、レ
ーザービームを垂直方向(すなわち、y軸方向)に正方形基準の底端縁に向けて移動する
ステップと、及び(f) y軸配列ねじ(すなわち、垂直配列ねじ)をロックするステップと
、を有する。配列ツール基準の左端縁及び底端縁が検出されたならば、レーザー配列装置
は、ロボット移送機構に対して、より具体的には、把持機構の中心線に対して適正に配列
したことになる。
把持機構又は装置
当業者であれば容易に理解できるように、試料容器が把持機構に適正配列することは、
試料容器を保持構体又はラックのウェルに対して適正に移送し、また適正装荷及び除荷す
るため把持機構を試料容器に精密配列させる上で必要である。本発明は、少なくとも2個
の把持フィンガを有し、これら把持フィンガが試料容器を確実に把持及び/又は保持する
よう作用する把持キャビティを画定するようにした把持機構を企図する。把持キャビティ
は中心線を有し、この中心線に沿って試料容器は適正に心出しされるようにし、この心出
しは、以下に説明するように少なくとも2個の把持フィンガを使用して行う。他の実施形
態において、把持機構は、2〜6個の把持フィンガ、2〜4個の把持フィンガ、3個の把
持フィンガ、又は4個の把持フィンガを有することができる。
把持フィンガは、硬質把持面及び軟質把持面の双方を使用する。本発明の発明者は、2
種類の把持材料を使用することがロボット移送機構のロボットヘッドに対する試料容器の
水平配列を修正しまた安定化させるという、驚くべきことを見出した。把持フィンガを閉
じるとき、試料容器が把持機構の中心線に対して適正に配列していない場合、硬質把持面
は、先ずボトルに接触し、ボトルを強制的に把持機構の中心線にむけて押圧する。把持フ
ィンガが閉じる動作を継続するとき、試料容器は心出しされる。容器が心出しされた時点
で、軟質把持面は試料容器に接触し、軟質把持面により生ずるより高い摩擦によって試料
容器をグリッパの中心線に沿って確実に保持する。試料容器に接触している把持機構の硬
質把持面は、さらに、本明細書における他のいずれかの箇所でより詳細に説明するように
、容器が側−側様態(side-to-side manner)で、確実にグリッパ内で回転できないよう
にする。
図5A〜7及び図10〜12Bに示すように、本発明の把持機構34は、半円形状の互
いに対向する2個の把持フィンガ36a,36bを有する。半円形状の把持フィンガ36
a,36bを使用することにより、半円形又は円形の断面を有する試料容器、例えば、血
液培養ボトルを最適に把持できる。図7に明示するように、把持フィンガは把持キャビテ
ィ及び把持中心線110を画定する。
把持機構は、さらに、把持フィンガを閉じ合せて容器を確実にピックアップ、掴持、又
は保持する閉合手段を有する。把持手段は、把持モータ、ねじ棒、第1把持アクチュエー
タ及び第2把持アクチュエータ、並びにばねを有する。動作にあたり、把持モータがねじ
棒を第1及び第2の把持アクチュエータ内に駆動進入させる。このねじ棒は、把持フィン
ガに取付けた第1及び第2の把持アクチュエータを押し、これにより把持フィンガを「開
」位置に移動し、把持機構が試料容器を受け容れることができるようにする。試料容器を
「把持」するには、モータがねじ棒を逆転させ、これによりばねが把持フィンガを試料容
器の周りにおける閉位置に引っ張ることができる。
図10〜12Bに示すように、互いに対向する把持フィンガ36a,36bそれぞれは
硬質半円形把持面を有し、各硬質半円形把持面は、互いに対向する1対の角度付き配列結
節部112a,112bを有し、すなわち、把持フィンガ36a,36bの第1端部にお
ける第1角度付き配列結節部112a、及び把持フィンガ36a,36bの第2端部にお
ける第2角度付き配列結節部112bを有する。代表的には、硬質半円形把持面は金属、
例えば、アルミニウムとする。一実施形態において、第1及び第2の角度付き配列結節部
112a,112bは、把持機構を閉じるとき容器を把持機構の中心線に強制摺動させる
硬質表面領域をなす。さらに、図10〜12Bに示すように、各把持フィンガは、把持フ
ィンガ36a,36bの中心に位置する軟質把持パッド114又は表面を有する。この軟
質把持パッド114は従来既知の任意な軟質又はエラストマー材料により構成し、把持パ
ッドと容器との間に摩擦を生じ、確実に容器を保持できるようにする。一実施形態におい
て、エラストマーはゴムとする。他の実施形態において、エラストマーは、クロロスルホ
ン化ポリエチレン(CSPE)合成ゴムである、デュポン社製のHypalon(登録商
標)とすることができる。動作にあたり、把持フィンガが試料容器の周りに閉じ合わさる
とき、先ず角度付き配列結節部112a,112bが試料容器に接触し、またグリッパ3
4の中心線110に向けて試料容器を押す、又は心出しするよう動作する。把持機構34
が閉じ合わせを続行するとき、軟質把持パッド114又は軟質表面は試料容器に接触し、
圧縮及び変形し、容器とグリッパ34との間の摩擦が上昇することに起因して容器を確実
に保持する。グリッパが完全に閉じるとき、容器は、硬質半円形表面又は角度付き結節部
112a,112b及び圧縮された軟質把持パッド114の双方に接触することにより確
実に保持される。容器は、第1及び第2の結節部112a,112bで生ずる互いに平行
な4個の硬質把持面により確実に心出し及び保持され、これにより把持機構又はグリッパ
の中心線に対する試料容器の適正な同軸状配列を確立又は保証する。容器が軟質パッド1
14に接触するだけの場合、軟質把持パッド114の従順性(コンプライアンス)により
容器中心線に直交する軸線周りに容器がよじれ又は回転を引起し得る。
他の実施形態によれば、頂部及び底部の把持フィンガ36a,36bは互いに独立的に
移動し、把持中試料容器のいかなる垂直方向誤配列にも順応できるようにする。把持機構
が容器の中心線に適正に配列していない場合、最初に容器に接触するフィンガが容器をグ
リッパ中心線に沿うように再配列及び心出しするのを助長する。
保持構体配列の特徴
上述したように、本発明実施に使用する保持構体又はラックは種々の物理的形態をとる
ことができる。図1〜2,6及び10〜11に示すように、保持構体又はラック22は、
垂直方向に積層した複数個のラック22を有し、各ラック22は、それぞれ個別の試料容
器を保持する1個又は複数個のウェル24を有する。図9に明示するように、また上述し
たように、保持構体又はラック22は、ロボット移送機構における保持構体又はラック2
2に対する、又はより具体的には、保持構体又はラック22における1個又は複数個の基
準に対する初期位置又はホームポジションを確立するための1個又は複数個の基準26を
有する。1個又は複数個の基準に対するロボット移送機構の初期位置又はホームポジショ
ンを知得することにより、各個別ウェル24のX及びY位置を決定又は計算し、これによ
り、個別ウェルに対する試料容器の装荷又は除荷中に、ロボット移送機構の個別ウェルに
対する適正配列(すなわち、同軸状配列)を確立又は保証することができる。
他の態様において、本発明は、さらに、各個別ウェルに関連して配置し、容器を個別保
持ウェルに装荷するとき試料容器のいかなる僅かな誤配列をも修正する配列特徴部を企図
する。一実施形態において、図13に示すように、各個別ウェルは、2〜10個の導入傾
斜路、2〜6個の導入傾斜路、2〜4個の導入傾斜路、2個の導入傾斜路、3個の導入傾
斜路、又は4個の導入傾斜路を有することができる。動作にあたり、1個又は複数個の導
入傾斜路120は、個別の試料容器50個別の保持ウェル24内に案内するよう作用又は
助長し、これにより容器を保持ウェル24内に装荷するとき試料容器50のいかなる誤配
列をも修正する。
他の実施形態において、図14に示すように、各個別ウェルは、連続的な導入傾斜路又
は連続的な導入面取り部124を有することができる。動作にあたり、連続的導入傾斜路
又は連続的な導入面取り部124は、個別の試料容器50個別の保持ウェル24内に案内
するよう作用又は助長し、これにより容器を保持ウェル24内に装荷するとき試料容器5
0のいかなる誤配列をも修正する。
ベルト張力付与機構又は装置
さらに他の態様において、1個又は複数個のベルト張力付与装置を本発明の実施に使用
し、1個又は複数個のタイミングベルト又は駆動ベルトにおける適正張力を確立及び/又
は維持できるようにする。当業者には容易に理解できるように、タイミングベルトをロボ
ットシステムに使用してモータの回転運動を直線運動に変換することができる。ロボット
システムにタイミングベルト及びプーリシステムを使用するのは一般的であり、なぜなら
、低コストで信頼性が得られるからである。しかし、精密な位置的精度を得るには、タイ
ミングベルトの歯がモータプーリ溝に適正に係合しなければならない。適正係合はベルト
の張力によって影響される。したがって、タイミングベルトは、精密な位置的精度を確保
するため適正に張力を付与されなければならない。不適正な張力を付与されたベルトは、
ベルト、モータ又はプーリにおける故障を早めるおそれがある。
図15〜18に示すように、一実施形態において、第1張力付与装置140は、摺動プ
レート144を移送機構の水平又は垂直支持構体に固定するための取付け手段又はねじ1
48により、1対の摺動溝孔146を有する摺動プレート144に連結した張力付与装置
ハウジング142を備える。動作にあたり、摺動プレート144は、摺動溝孔146及び
関連のねじ148を使用して、垂直支持レール42の水平支持体40に対して(すなわち
、自動移送機構のy軸方向に)調整可能にする。摺動プレート144は、さらに、遊びプ
ーリ150に連結し、この遊びプーリ150は水平タイミングベルト72に係合し、また
水平タイミングベルト72を支持す歯を有する。
図17に明示するように、張力付与装置ハウジング142は、さらに、プランジャ16
0及びカウンタボア162を有する。カウンタボア162は、内側ボア164、中間ボア
166及び外側ボア165を有する。張力付与装置ハウジング142は、さらに、タイミ
ングベルト72に力及びひいては張力を付与する圧縮機構170を有する。一実施形態に
おいて、力を付与する圧縮手段は、1個又は複数個のディスクワッシャ、2〜20個のデ
ィスクワッシャ、2〜10個のディスクワッシャ、4〜8個のディスクワッシャ、又は約
6個のディスクワッシャを有することができる。本発明は、ディスクワッシャがコンパク
トな狭い領域内で大きな力を発生できることを実現した。概して任意な既知のディスクワ
ッシャを本発明の実施に使用することができ、例えば、ディスクワッシャはベルビルワッ
シャとすることができる。この実施形態によれば、1個又は複数個のディスクワッシャは
、直列、並列又はその組合せにして配列することができる(例えば、図20参照)。図1
8に示すように、力を付与する圧縮機構170は、直列に配列した複数個のディスクワッ
シャ(例えば、6個のディスクワッシャ)を有する。所望の力を得るのにベルビルワッシ
ャの総偏位量は極めて小さいので、ワッシャを積層し、より大きい偏位量を生ずるととも
に、同一の力を発生するようにすることができる。例えば、単独のベルビルワッシャが1
単位長さの偏位量で1単位の力を発生すると仮定する。このベルビルワッシャを6個直列
にして重ね合わせる場合、1単位の力を生ずるのに6単位長さ偏位させなければならない
。6個のワッシャ積層は、力/距離の単位で実効ばね率k、すなわち、単独ワッシャの1
/6を有する。張力装置の用途において、張力付与装置は、ユーザー又は技師がねじ棒を
締付けるとき適正な偏位距離、及びひいては適正な力を確立でき、プランジャが張力付与
装置ハウジングと同一平面となるように設計する。より低いばね率を使用すると、プラン
ジャを同一平面にするのに誤差をより大きくするとともに、加わる力の潜在的誤差は減少
する。さらに他の実施形態において、力を付与する圧縮手段は圧縮ばねとすることができ
る。
図15及び16に明示するようにこの実施形態の張力付与装置は、さらに、水平支持体
40に固着した固定張力ブロック176を有することができる。固定張力ブロック176
は調整ねじ棒178を支持する。この調整ねじ棒178を締め込むと圧縮機構170を圧
縮して力を生ずることができる。さらに他の実施形態において、プランジャ160は、適
正ベルト張力を発生するのに必要な程度まで圧縮機構170を圧縮するとき、プランジャ
の面が張力付与装置ハウジング142の先導端縁161(図17に明示する)と同一平面
状態となるよう設計することができる。このようにして、張力付与装置140は、適正ベ
ルト張力が得られたときを技師に指示する特徴(すなわち、プランジャ160が固定張力
ブロックハウジング142の先導端縁161と同一平面状態になる)を提供するので、適
正ベルト張力を確立することに関するあらゆる潜在的懸案事項を解決する。
動作にあたり、技師は手で調整ねじ棒178を回す、又は締め込み、この締込みはプラ
ンジャ160が固定張力ブロックハウジング142の先導端縁161と同一平面状態にな
るまで行う。プランジャ160が先導端縁161と同一平面となる状態で、力を発生する
圧縮手段170(すなわち、直列配列したディスクワッシャ)は適正距離だけ内方に圧縮
されて、タイミングベルト72に必要な力又は張力を与える。さらに、発生した力は摺動
プレート144、及びひいては遊びプーリ150を固定張力ブロック176側とは反対方
向に摺動させ、タイミングベルト72に対して適正量の張力を与える。
張力装置の適用において、取付けプレートねじ148は完全には締め込まず、プーリと
ともにプレートが溝孔146に沿って移動できるようにする。ディスク積層体が圧縮する
とき、ベルトにおける張力も同様に増大する。プランジャが同一平面状態になる時点で、
プレート144は、取付けプレートねじ148を締め込むことによって取付け面に固定で
き、これにより、適正ベルト張力をセッティングすることができる。
図19は、本発明による張力付与装置200における第2の又は他の実施形態を示す。
図19に示すように、この実施形態の張力付与装置200は、ロボット移送機構30の水
平摺動軸線を支持するキャリッジ66に連結した固定ブロック202と、この第1の固定
ブロックに対して調整可能な摺動可能ブロック204とを有する。第1固定ブロック20
2及び第2摺動ブロック204は、さらに、第1及び第2のブロック202,204それ
ぞれにおける第1端縁207,209に歯206,208を設ける。固定ブロック202
の歯206はタイミングベルト62の第1端部に係合して確実に保持し、また摺動ブロッ
ク204の歯208はタイミングベルト62の第2の反対側端部に係合して確実に保持す
る。
固定ブロック202は、さらに、摺動ブロック204におけるカウンタボア212に配
列するねじ山付きプランジャ210を有する。ねじ山付きプランジャ210を締め込んで
ねじ山付きプランジャ210を摺動ブロック204のカウンタボア212内に駆動すると
き、ねじ山付きプランジャが圧縮機構214を圧縮して力を発生する。この実施形態によ
れば、張力付与装置200は、さらに、スペーサ216を有する。張力付与装置200は
、スペーサ216が固定ブロック202の頂面と同一平面状態となるようユーザー又は技
師がねじ山付きプランジャ210を締め込むとき、適正偏位距離及びひいては適正な力が
確立されるよう設計することができる。発生した力は適正な張力をタイミングベルト62
に付与し、この付与は、固定ブロック202と摺動ブロック204との間の距離を調整す
ることによって行うことができる。一実施形態において、力を発生する圧縮機構214は
、1個又は複数個のディスクワッシャ、2〜20個のディスクワッシャ、2〜10個のデ
ィスクワッシャ、4〜8個のディスクワッシャ、又は約6個のディスクワッシャとするこ
とができる。本発明は、ディスクワッシャがコンパクトな圧迫された領域内で大きな力を
発生できることを実現した。概して任意な既知のディスクワッシャを本発明の実施に使用
することができ、例えば、ディスクワッシャはベルビルワッシャとすることができる。こ
の実施形態によれば、1個又は複数個のディスクワッシャは、直列、並列又はその組合せ
にして配列することができる(例えば、図20参照)。他の実施形態において、力を付与
する圧縮機構は、直列に配列した6個のディスクワッシャを有することができる。さらに
他の実施形態において、力を付与する圧縮機構は圧縮ばねとすることができる。
動作にあたり、ねじ山付きプランジャ210をカウンタボア212内に締め込む又はね
じ込むことができ、これにより摺動ブロック204を第1方向に固定ブロック202に向
かって移動し、したがって、摺動ブロック204を固定ブロック202に接近させる。ね
じ山付きプランジャ210を締め込むことにより、圧縮機構214を圧縮してタイミング
ベルト62に張力を生ずる力を発生する。一実施形態において、適正調整後に摺動ブロッ
ク204は、ねじを使用して固定ブロック202に対して固定又はロックすることができ
る。
コントローラ及びユーザー・インタフェース
検出システム2は、システムの種々の動作及び機構を制御するシステムコントローラ(
例えば、コンピュータ制御システム)(図示せず)、及びファームウェアを有する。代表
的には、システムの種々の動作及び機構を制御するシステムコントローラ及びファームウ
ェアは、当業者に既知である。任意な既知の普通のコントローラ及びファームウェアとす
ることができる。一実施形態において、コントローラ及びファームウェアは、システムの
種々の機構を制御するに必要なすべての動作を行い、例えば、システム内に試料容器を自
動装荷、自動移送、自動検出及び/又は自動除荷する。システムコントローラ及びファー
ムウェアは、さらに、システム内での試料容器の識別及び追跡を行う。他の実施形態にお
いて、システムコントローラ及びファームウェアは、移送機構の配列を制御する。例えば
、コントローラは、ロボット移送機構の精密位置決め制御を行い、ロボット移送機構との
インタフェースをとる他の機構又は装置、例えば、保持構体若しくはラックにおける個別
ウェル、インデクサ、容器帰還ポート及び/又は廃棄物シュートに対してロボット移送機
構を位置決め及び配列させることができる。
他の実施形態において、上述したように、システムコントローラ及びファームウェアを
使用して保持構体における各個別ウェルの、ロボット移送機構の把持機構に対する精密な
X及びY位置、又は座標を計算することができる。この実施形態において、レーザー配列
装置と保持構体又はラックとが適正に配列すると、本明細書のいずれかの箇所で説明した
ように、コントローラは、保持構体又はラックにおける各個別ウェルの正確なX及びY位
置を精密に計算することができる。各ウェルの精密位置を知得することによって、コント
ローラは、試料容器を保持構体又はラックにおける各個別ウェルに対して適正に装荷及び
除荷するためのロボットヘッドの移動を精密に制御することができる。
検出システム2は、さらに、ユーザー・インタフェース14及び関連のコンピュータ制
御システムを有し、装荷機構、移送機構、ラック、撹拌機器、培養装置を含むシステムを
動作させ、また検出ユニットから測定値を受取ることができるようにする。ユーザー・イ
ンタフェース14は、さらに、オペレータ又は研究所技師に対して検出システム内に装荷
される容器に関連する状態情報を提供することもできる。ユーザー・インタフェースは、
以下の特徴、すなわち、(1) タッチスクリーンディスプレイ、(2) タッチスクリーンにお
けるキーボード、(3) システム状態、(4) 陽性アラート、(5) 他のシステム(DMS,L
IS,BCES及び他の検出又は認識機器)への通信、(6) 容器又はボトル状態、(7) 容
器又はボトルの検索、(8) 視覚及び聴覚的な陽性インジケータ、(9) USBアクセス(バ
ックアップ及び外部システムのアクセス)、及び(10) 陽性、システム状態及びエラーメ
ッセージの遠隔通知、のうち1つ又は複数を有することができる。

Claims (11)

  1. 移送機構タイミングベルトにおける適正張力を維持するベルト張力付与装置において、(a) 少なくとも1個の軸線、前記少なくとも1個の軸線に沿って移動可能なロボットヘッド、及びタイミングベルトを有するロボット移送機構と、
    (b) 前記タイミングベルトに張力を付与するよう動作する張力付与装置と、を備え、
    前記張力付与装置は、
    i. 張力付与ハウジング及び遊びプーリに連結した摺動プレートと、
    ii. ねじ山付きシャフトを固定ブロックに対して移動可能にした、該固定ブロック及びねじ山付きシャフトと、
    iii. カウンタボア、プランジャ、及び力を生ずるよう動作可能な圧縮機構を有する張力付与ハウジングであって、前記プランジャが前記カウンタボア及び前記圧縮機構に対して移動可能とした、該張力付与ハウジングと、を有し、
    前記ねじ山付きシャフトは、前記プランジャを前記カウンタボア内に駆動するよう動作可能であり、これにより前記圧縮機構を圧縮し、前記タイミングベルトに張力を付与することができる、ベルト張力付与装置。
  2. 請求項記載のベルト張力付与装置において、前記圧縮機構はばねとする、ベルト張力付与装置。
  3. 請求項記載のベルト張力付与装置において、前記圧縮機構は1個又は複数個のディスクワッシャとし、前記ディスクワッシャは、直列、並列又はその組合せで配列する、ベルト張力付与装置。
  4. 移送機構タイミングベルトにおける適正張力を維持するベルト張力付与装置において、(a) 少なくとも1個の軸線、前記少なくとも1個の軸線に沿って移動可能なロボットヘッド、及びタイミングベルトを有するロボット移送機構と、及び
    (b) 前記タイミングベルトに張力を付与するよう動作する張力付与装置と
    を備え、前記張力付与装置は、
    i. ねじ山付きプランジャ、圧縮機構、及び前記タイミングベルトの第1端部に係合するよう動作可能な複数個の歯を有する固定ブロックであって、前記ロボット移送機構を支持するキャリッジに連結した、該固定ブロックと、
    ii. カウンタボア、ねじ山付きプランジャ、及び前記タイミングベルトの第2端部に係合する複数個の歯を有する摺動ブロックであって、前記プランジャが前記カウンタボア及び前記圧縮機構に対して移動可能とした、該摺動ブロックと、を有し、
    前記ねじ付きプランジャは、前記プランジャを前記カウンタボア内に駆動し、これにより前記圧縮機構を圧縮し、前記タイミングベルトに張力を付与することができる、ベルト張力付与装置。
  5. 請求項記載のベルト張力付与装置において、前記圧縮機構はばねとする、ベルト張力付与装置。
  6. 請求項記載のベルト張力付与装置において、前記圧縮機構は1個又は複数個のディスクワッシャを備え、前記ディスクワッシャは、直列、並列又はその組合せで配列されている、ベルト張力付与装置。
  7. 自動検出システムにおける自動ロボット移送機構の、1個又は複数個の試料容器を保持する保持構体に対する配列を確立及び/又は維持する配列システムにおいて、
    (a) 前記試料容器内での微生物の増殖を検出するように該試料容器を処理する自動検出システムであって、内部チャンバを包囲するハウジングを有する、該自動検出システムと、
    (b) 前記内部チャンバ内の保持構体であって、個別の試料容器を保持する1個又は複数個の保持ウェルを有し、さらに1個又は複数個の基準を有する、該保持構体と、
    (c) 前記試料容器を前記内部チャンバ内に自動移送する自動ロボット移送機構であって、さらに、把持機構及びレーザー配列装置を有し、前記レーザー配列装置は、前記1個又は複数個の基準を検出し、またこの検出により前記自動ロボット移送機構の前記保持構体に対するホームポジションを決定す、該自動ロボット移送機構と、
    (d) 前記レーザー配列装置によって決定された、前記自動ロボット移送機構の前記保持構体に対する前記ホームポジションに対しての、前記1個又は複数個の保持ウェルのx位置及びy位置を決定するコントローラと、
    を備え
    前記自動ロボット移送機構は、少なくとも1個の軸線、前記少なくとも1個の軸線に沿って移動可能なロボットヘッド、タイミングベルト、及び前記タイミングベルトに張力を付与するよう動作するベルト張力付与装置とを有する配列システム。
  8. 請求項記載の配列システムにおいて、前記ベルト張力付与装置は圧縮機構を有し該圧縮機構は圧縮ばねである、配列システム。
  9. 請求項記載の配列システムにおいて、前記ベルト張力付与装置は圧縮機構を有し、前記圧縮機構は1個又は複数個のディスクワッシャを備え、前記ディスクワッシャは、直列、並列又はその組合せで配列されている、配列システム。
  10. 請求項7記載の配列システムにおいて、前記ベルト張力付与装置は、
    i. 張力付与ハウジング及び遊びプーリに連結した摺動プレートと、
    ii. ねじ山付きシャフトを固定ブロックに対して移動可能にした、該固定ブロック及びねじ山付きシャフトと、
    iii. カウンタボア、プランジャ、及び力を生ずるよう動作可能な圧縮機構を有する張力付与ハウジングであって、前記プランジャが前記カウンタボア及び前記圧縮機構に対して移動可能とした、該張力付与ハウジングと、を有し、
    前記ねじ山付きシャフトは、前記プランジャを前記カウンタボア内に駆動するよう動作可能であり、これにより前記圧縮機構を圧縮し、前記タイミングベルトに張力を付与することができる、配列システム。
  11. 請求項7記載の配列システムにおいて、前記ベルト張力付与装置は、
    i. ねじ山付きプランジャ、圧縮機構、及び前記タイミングベルトの第1端部に係合するよう動作可能な複数個の歯を有する固定ブロックであって、前記ロボット移送機構を支持するキャリッジに連結した、該固定ブロックと、
    ii. カウンタボア、ねじ山付きプランジャ、及び前記タイミングベルトの第2端部に係合する複数個の歯を有する摺動ブロックであって、前記プランジャが前記カウンタボア及び前記圧縮機構に対して移動可能とした、該摺動ブロックと、を有し、
    前記ねじ付きプランジャは、前記プランジャを前記カウンタボア内に駆動し、これにより前記圧縮機構を圧縮し、前記タイミングベルトに張力を付与することができる、配列システム。
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