JP6405864B2 - 磁気抵抗効果発振器 - Google Patents
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Description
る。各実施形態における各構成及びそれらの組み合わせなどは一例であり、本発明の趣旨から逸脱しない範囲内で、構成の付加、省略、置換、およびその他の変更が可能である。
図2aに磁気抵抗効果発振器の回路図を示す。磁気抵抗効果発振器100は磁気抵抗効果素子112と電流印加部114を有する。電流印加部114は電流源113と制御部115を有する。電流源113は磁気抵抗効果素子112に電流を供給できるように接続される。制御部115は電流源113の動作を制御する。図1は磁気抵抗効果素子112の構成例を示す図である。磁気抵抗効果素子112は第1の磁性層101と、第2の磁性層102と、その間に配置されたスペーサ層103とを有する。第1の磁性層101は第1の電極110と、第2の磁性層102は第2の電極111と各々電気的に接続している。第1の電極110と第2の電極111間に電流源113を接続する。ここでの第1の磁性層101の磁化方向は固定されており、矢印104は第1の磁性層101の磁化の固定方向を示す。第2の磁性層102の磁化方向は、磁気抵抗効果素子112に電流を印加する前の状態では、有効磁場の方向を向いており、矢印105は有効磁場の方向を示す。有効磁場は、第2の磁性層102内で生じる異方性磁場、交換磁場、外部磁場、反磁場の和である。図1では、第1の磁性層101の磁化の方向と、第2の磁性層102の有効磁場の方向が、互いに反対方向を向いているが、互いの方向はこれに限られない。
本実施の形態において、磁気抵抗効果発振器は電流源113の動作以外は実施形態1のものと同一とする。制御部115によって電流源113を制御して電流源113を以下のように動作させ、磁気抵抗効果素子112に電流を印加する。第1のステップとして電流源113は磁気抵抗効果素子112の動作点を発振状態のみが安定となる領域に位置させるように、発振閾値電流密度以上の第3の電流密度を有する正の方向の電流を磁気抵抗効果素子112に印加し、その後第2のステップでは、電流源113は発振閾値電流密度より大きな第1の電流密度を有する正の方向の電流を磁気抵抗効果素子112に印加する。その後、第3のステップでは電流源113は第1の電流密度未満でかつ発振閾値電流密度以上の第2の電流密度を有する正の方向の電流を磁気抵抗効果素子112に印加する。第2の電流密度は第3の電流密度よりも大きい。この場合、発振の立ち上がりが高速になるメカニズムは実施形態1と同様に以下のように考えられる。
本実施の形態において、磁気抵抗効果発振器は電流源113の動作以外は実施形態1のものと同一とする。制御部115によって電流源113を制御して電流源113を以下のように動作させ、磁気抵抗効果素子112に電流を印加する。第1のステップとして磁気抵抗効果素子112の動作点を双安定領域に位置させるように、発振閾値電流密度より小さな第3の電流密度を有する正の方向の電流を磁気抵抗効果素子112に印加し、その後第2のステップでは、電流源113は発振閾値電流密度より大きな第1の電流密度を有する正の方向の電流を磁気抵抗効果素子112に印加する。その後、第3のステップでは電流源113は第1の電流密度未満でかつ発振閾値電流密度以上の第2の電流密度を有する正の方向の電流を磁気抵抗効果素子112に印加する。この場合、発振の立ち上がりが高速になるメカニズムは実施形態1や実施形態2と同様である。
実施形態4の磁気抵抗効果発振器400は、実施形態1の磁気抵抗効果発振器100の磁気抵抗効果素子112にかえて、磁気抵抗効果素子410を用いたものである。その他の構成は実施形態1の磁気抵抗効果発振器100と同じである。図4に磁気抵抗効果素子410の模式図を示す。磁気抵抗効果素子410は、第1の磁性層401と第2の磁性層402とその間に設けられたスペーサ層409を有する。また、第1の磁性層401に接して第1の電極407が設けられ、第2の磁性層402に接して第2の電極408が設けられている。電極407と電極408間に電流源113を接続する。電流源113のかわりに電圧源を接続してもよい。スペーサ層409は絶縁部403と強磁性ナノコンタクト部404からなる。第1の磁性層401、第2の磁性層402、強磁性ナノコンタクト部404は強磁性体で形成され、FeとCoの合金、FeとCoとAlの合金、FeとCoとAlとSiの合金などが望ましい。絶縁部403は電気的に絶縁性がとれたものがよく、AlOx、MgOなどが望ましい。第1の磁性層401と第2の磁性層402の磁化は矢印405、406の方向を各々向いており、強磁性ナノコンタクト部404には磁壁が形成される。このような構造の素子をNCMR(ナノコンタクト磁気抵抗効果)素子と呼ぶ。なお、スペーサ層409は、第1の磁性層401および第2の磁性層402と接しており、強磁性ナノコンタクト部404は第1の磁性層401と第2の磁性層402とを電気的に接続しているが、図4では、スペーサ層409の構造をわかりやすくするために、スペーサ層409は第1の磁性層401および第2の磁性層402と離して描いてある。
本実施の形態において、磁気抵抗効果発振器100は実施形態1のものと電流源113の動作以外は同一とし、磁気抵抗効果発振器200は実施形態1のものと電流源204の動作以外は同一とする。
以下、本実施の形態を説明する。実施形態6の磁気抵抗効果発振器400は、実施形態5の磁気抵抗効果発振器100の磁気抵抗効果素子112にかえて、実施形態4で示した磁気抵抗効果素子410を用いたものである。その他の構成は実施形態5の磁気抵抗効果発振器100と同じである。
本実施の形態において、磁気抵抗効果発振器は電流源113の動作以外は実施形態1のものと同一とする。
図1は本実施例1に係る磁気抵抗効果素子の模式図である。磁気抵抗効果素子112は第1の磁性層101とスペーサ層103と第2の磁性層102を有する。また、第1の磁性層に電気的に接続する第1の電極110と第2の磁性層102に電気的に接続する第2の電極111とを設けた。第2の磁性層102は長径135×短径65×厚さ2.5nm3の楕円形状とした。ここでx軸方向を長径方向、y軸方向を短径方向、z軸方向を厚み方向とする。第1の磁性層101、第2の磁性層102はNi80Fe20とした。第1の磁性層101の磁化は第1の磁性層101の直下の、図示しない反強磁性体FeMnとの交換結合によって固定されており、その磁化は矢印104の方向に固定されている。スペーサ層は非磁性金属のCuとした。第1の電極110と第2の電極111間に電流源113を接続し、磁気抵抗効果素子112の膜面に垂直な方向に正の方向の電流Iを印加した。
比較例として、実施例1の第2のステップを省略した場合の結果を示す。図9aは印加する電流密度の時間変化、図9bは本比較例1における発振周波数の時間変化の計算結果である。ゼロ秒以降、磁気抵抗効果素子に発振閾値電流密度1.1×1011A/m2を有する正の方向の一定の電流を印加した。発振閾値電流密度において、スピントランスファートルクはちょうどダンピングと釣り合うので、安定した発振が得られるまで時間がかかり、立ち上がり時間は98ナノ秒であった。
磁気抵抗効果素子がNCMR素子で構成される場合の具体例を示す。本実施例2の磁気抵抗効果発振器400は第1の磁性層401と第2の磁性層402とその間に設けられたスペーサ層409を有する磁気抵抗効果素子410と、第1の磁性層401に接する第1の電極407と第2の磁性層402に接する第2の電極408とを有する。第1の電極407と第2の電極408間に電流源411を接続した。スペーサ層409は絶縁部403と強磁性ナノコンタクト部404からなる。第1の磁性層401、第2の磁性層402、強磁性ナノコンタクト部404はFe50Co50で構成した。強磁性ナノコンタクト部404は長さが1.3nm、面積が1nm2とした。絶縁部403は主成分がAl2O3で構成した。第1の磁性層401の直下にはIr20Mn80で構成される反強磁性体層が接しており、第1の磁性層401と交換結合している。これによって第1の磁性層401の磁化の方向は固定され、矢印405の方向を向いている。第2の磁性層402の磁化の方向は外部印加磁場によって矢印406の方向を向いて固定されている。矢印405と矢印406は平行を向いていないので、強磁性ナノコンタクト部404には磁壁が形成される。磁気抵抗効果素子410に電極を介して電流Iを各層に垂直な方向に流すとスピントランスファートルクが磁壁に作用し、マイクロ波が発生する。
その後、第2のステップでは磁気抵抗効果素子410に電流密度13.3×1012A/m2を有する正の方向の電流を0.35ピコ秒間、印加した。その後、第3のステップでは
発振閾値電流密度の2.66×1012A/m2を有する正の方向の電流を印加した。
比較として実施例2の第2のステップを省略した場合の例を示す。図11aは本比較例2において磁気抵抗効果素子410に印加する任意の時点における印加電流密度を示しており、発振閾値電流密度の2.66×1012A/m2を有する正の方向の電流を印加し続けた。
比較例3として、特許文献1で開示されている動作法による例を示す。特許文献1では磁気抵抗効果素子の動作点を双安定領域内に位置させる第1のステップ、その後、磁気抵抗効果素子に印加する電流を発振閾値電流密度より上に増大させる第2のステップ、その後、磁気抵抗効果素子に印加する電流を発振閾値電流密度より下に減少させる第3のステップで磁気抵抗効果素子を動作させる方法が開示されている。
第1のステップとして磁気抵抗効果素子の動作点を発振状態のみが安定となりうる領域内に位置させるように電流を磁気抵抗効果素子に印加している場合の実施例を示す。磁気抵抗効果素子は実施例2と同一とした。
実施例3に対する比較として、実施例3と同一の磁気抵抗効果素子410に実施例3の第2のステップを省略した場合の例を示す。図15aは本比較例4における磁気抵抗効果素子410に印加する電流を示している。磁気抵抗効果素子410に第1のステップとして発振閾値電流密度の2.66×1012A/m2を有する正の方向の電流を印加し、その後、一定の電流密度である6.0×1012A/m2を有する正の方向の電流を印加した。
第1のステップとして磁気抵抗効果素子410の動作点を双安定領域に位置させるように磁気抵抗効果素子410に電流を印加した時の実施例を示す。磁気抵抗効果素子は実施例2と同一とした。図16aは本実施例4における磁気抵抗効果素子410に印加する電流密度の時間変化を示したものである。第1のステップとして磁気抵抗効果素子410の動作点を双安定領域に位置させるように電流密度1.99×1012A/m2を有する正の方向の電流を印加した。その後、第2のステップとして電流密度13.3×1012A/m2を有する正の方向の電流を0.35ピコ秒印加した。その後、第3のステップとして発振閾値電流密度の3.50×1012A/m2を有する正の方向の電流を磁気抵抗効果素子410に印加した。
実施例4に対する比較として、実施例4の第2のステップを省略した場合を示す。本比較例5において、磁気抵抗効果素子は実施例4と同一とした。図17aは磁気抵抗効果素子410に印加する電流密度の時間変化である。第1のステップとして磁気抵抗効果素子410の動作点を双安定領域に位置させるように電流密度1.99×1012A/m2を有する正の方向の電流を磁気抵抗効果素子410に印加し、その後、発振閾値電流密度以上の3.50×1012A/m2を有する正の方向の電流を印加した。
以下に本発明の実施形態に係る発振の立ち下がりに関する実施例を説明する。本実施例において、磁気抵抗効果素子は実施例1と同一とした。
比較例として、実施例5の磁気抵抗効果素子に印加する電流の第2のステップを省略した場合の磁気抵抗効果素子の発振の立ち下がりのダイナミクスを示す。磁気抵抗効果素子は実施例5と同一とした。図19aは本比較例6における磁気抵抗効果素子112に印加する電流密度の時間変化を示している。第1のステップとして実施例5と同様に1.1×1011A/m2を有する正の方向の電流を印加し、その後、電流の印加を止めた。
以下に本発明の実施形態に係る発振の立ち下がりに関する実施例を説明する。本実施例6において、磁気抵抗効果素子は実施例2と同一のNCMR素子とした。
比較のために、実施例6の第2のステップを省略した例を示す。磁気抵抗効果素子は実施例6と同一のものとした。図21aは本比較例7における印加電流密度の時間変化である。第1のステップでは実施例6と同様に発振閾値電流密度2.66×1012A/m2を有する正の方向の電流を磁気抵抗効果素子410に印加し、その後、電流の印加を止めた。
以下に本発明の実施形態に係る発振の立ち上がりと立ち下がりに関する実施例をパルス電流生成手段をより具体化して示す。図2bに示すように、磁気抵抗効果発振器200は磁気抵抗効果素子112と電流印加部205を有する。電流印加部205はインダクタ201と抵抗202と電流源204を有する。磁気抵抗効果素子112とインダクタ201は並列に接続され、インダクタ201と抵抗202は直列に接続される。磁気抵抗効果素子112は実施例1と同一とした。磁気抵抗効果素子112の抵抗値を50Ω、インダクタ201のインダクタンスを30nH、抵抗202を7.143Ωとした。
Claims (6)
- 第1の磁性層と、第2の磁性層と、前記第1の磁性層と前記第2の磁性層に挟まれたスペーサ層とを有する磁気抵抗効果素子と、
前記磁気抵抗効果素子に電流を印加して前記磁気抵抗効果素子を所定の発振周波数で発振させる電流印加部とを備え、
前記電流印加部は、前記磁気抵抗効果素子の発振閾値電流密度より大きな第1の電流密度を有する電流を前記磁気抵抗効果素子に印加し、
その後、前記磁気抵抗効果素子が所定の周波数で発振するように、前記第1の電流密度未満かつ前記発振閾値電流密度以上である第2の電流密度を有する電流を前記磁気抵抗効果素子に印加し、前記第2の電流密度を有する電流の方向は前記第1の電流密度を有する電流の方向と同じであることを特徴とする磁気抵抗効果発振器。 - 前記電流印加部は、前記磁気抵抗効果素子の動作点が静止状態のみが安定となる領域に位置している状態から、前記第1の電流密度を有する電流を前記磁気抵抗効果素子に印加することを特徴とする、請求項1に記載の磁気抵抗効果発振器。
- 前記電流印加部は、前記磁気抵抗効果素子の動作点が発振状態のみが安定となる領域に位置するように前記発振閾値電流密度以上の第3の電流密度を有する電流を前記磁気抵抗効果素子に印加している状態から、前記第1の電流密度を有する電流を前記磁気抵抗効果素子に印加し、
前記第3の電流密度を有する電流の方向は前記第1の電流密度を有する電流の方向と同じで、前記第2の電流密度は前記第3の電流密度よりも大きいことを特徴とする、請求項1に記載の磁気抵抗効果発振器。 - 前記電流印加部は、前記磁気抵抗効果素子の動作点が双安定領域に位置するように第3の電流密度を有する電流を前記磁気抵抗効果素子に印加している状態から、前記第1の電流密度を有する電流を前記磁気抵抗効果素子に印加し、前記第3の電流密度を有する電流の方向は前記第1の電流密度を有する電流の方向と同じであることを特徴とする、請求項1に記載の磁気抵抗効果発振器。
- 第1の磁性層と、第2の磁性層と、前記第1の磁性層と前記第2の磁性層に挟まれたスペーサ層とを有する磁気抵抗効果素子と、
前記磁気抵抗効果素子に電流を印加して前記磁気抵抗効果素子を所定の発振周波数で発振させる電流印加部とを備え、
前記電流印加部は、前記磁気抵抗効果素子に第1の電流密度を有する電流を印加し前記磁気抵抗効果素子が発振している状態から、前記第1の電流密度を有する電流と逆方向の第2の電流密度を有する電流を前記磁気抵抗効果素子に印加して前記磁気抵抗効果素子の発振を消失させることを特徴とする磁気抵抗効果発振器。 - 前記電流印加部は、前記磁気抵抗効果素子に前記第2の電流密度を有する電流を印加し前記磁気抵抗効果素子が発振している状態から、前記第2の電流密度を有する電流と逆方向の第4の電流密度を有する電流を前記磁気抵抗効果素子に印加して前記磁気抵抗効果素子の発振を消失させることを特徴とする、請求項1から4のいずれか1項に記載の磁気抵抗効果発振器。
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