JP6403202B2 - バンパー付きストッパー及び台車 - Google Patents

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Description

本発明は、台車の台盤に装着されたときに、キャスターの座板を台盤の下面に宛がった状態に固定すると共に、台盤のバンパーを構成するバンパー付きストッパー及びそれが装着された台車に関する。
従来の台車として、台盤にキャスターの座板をボルトで固定するものが知られている(例えば、特許文献1参照)。また、台盤の側面にバンパーをボルトで固定するものも知られている(例えば、特許文献2参照)。
実公平7−32314号公報(第1図) 特開2010−36715号公報(図3)
しかしながら、上述した従来の台車では、キャスターとバンパーとがそれぞれボルトで固定されていたので、キャスターとバンパーの台盤への着脱に手間がかかるという問題があった。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたもので、キャスターとバンパーの台盤への着脱が容易なバンパー付きストッパー及びそれが装着された台車の提供を目的とする。
上記目的を達成するためになされた請求項1の発明に係るバンパー付きストッパーは、台車の台盤に装着されたときに、キャスターの座板を台盤の下面に宛がった状態に固定すると共に、台盤のバンパーを構成するバンパー付きストッパーであって、台盤の側面で開口したストッパー挿入孔に挿入されて、座板が下方へ抜け止めされる抜止位置から抜け止めが解除される抜止解除位置へ移動することを規制するか、又は、四方への移動が規制された座板を下方へ抜け止めするストッパー部と、ストッパー部における挿入方向手前側の端部に固定され、ストッパー部がストッパー挿入孔に挿入されたときに、台盤の側面から突出してバンパーとなるバンパー部と、を備えたところに特徴を有する。
請求項2の発明は、請求項1に記載のバンパー付きストッパーにおいて、ストッパー部とバンパー部とが異なる樹脂で構成された二色成形品であるところに特徴を有する。
請求項3の発明は、請求項1又は2に記載のバンパー付きストッパーにおいて、ストッパー部がストッパー挿入孔に挿入された状態で、台盤と係合してストッパー部を抜け止めするロック位置と、台盤との係合が解除されてストッパー挿入孔からのストッパー部の抜けを許容するアンロック位置との間を移動するロック手段を備えたところに特徴を有する。
請求項4の発明に係る台車は、請求項1乃至3のうち何れか1の請求項に記載のバンパー付きストッパーが台盤に装着されたところに特徴を有する。
[請求項1,4の発明]
本発明では、バンパー付きストッパーのストッパー部を台盤のストッパー挿入孔に挿入して固定することで、台盤にキャスターが取り付けられる。そして、ストッパー部がストッパー挿入孔に挿入された状態で、バンパー付きストッパーのバンパー部が台盤の側面から突出してバンパーとなる。このように、本発明によれば、バンパー付きストッパーのストッパー部を台車の台盤に固定するだけで、台盤にバンパーを取り付けることが可能となるので、従来の台車のように、キャスターとバンパーとをそれぞれボルトで固定する場合と比較して、キャスターとバンパーの取り付けが容易となる。
[請求項2の発明]
請求項2の発明によれば、ストッパー部とバンパー部とが一体成形されているので、ストッパー部とバンパー部とを分離し難くすることが可能となる。
[請求項3の発明]
請求項3の発明では、ロック手段をアンロック位置に配置した状態で、ストッパー部をストッパー挿入孔に挿入した後、ロック手段をロック位置に配置することで、バンパー付きストッパーが台盤に装着される。また、ロック手段をアンロック位置に配置してストッパー部をストッパー挿入孔から抜くことで、バンパー付きストッパーが台盤から外される。このように、本発明では、ロック手段をロック位置とアンロック位置との間で移動するだけで、ストッパー部をストッパー挿入孔に着脱可能となるので、バンパー付きストッパーの台盤への着脱が容易となる。
本発明の第1実施形態に係る台車の斜視図 台盤を上方から見た斜視図 台盤を下方から見た斜視図 連結状態の台盤を連結方向に切断した斜視図 キャスターがセットされたキャスター固定部の斜視図 キャスター固定部を斜め下方から見た斜視図 (A)短辺側壁及びガイド壁の平断面図、(B)短辺側壁及び連絡壁の平断面図 キャスター固定部を下方から見た斜視図 (A)バンパー付きストッパーの斜視図、(B)バンパー付きストッパーの破断斜視図 (A)ロック位置に配置されたロック片の断面図、(B)アンロック位置に配置されたロック片の断面図 バンパー付きストッパー及びキャスターを固定するキャスター固定部の一部破断斜視図 バンパー付きストッパーが装着された台盤の一部破断斜視図 第2実施形態に係る台盤とバンパー付きストッパーを下方から見た斜視図 座板が取り付けられた台盤の一部破断斜視図 バンパー付きストッパーが装着された台盤の一部破断斜視図 変形例に係る台盤の(A)側断面図、(B)正断面図 変形例に係る台盤の(A)底面図、(B)側断面図
[第1実施形態]
以下、本発明の第1実施形態を図1〜図12に基づいて説明する。図1に示すように、本実施形態の台車10は、台盤11の下面の四隅にキャスター80を取り付けてなる。キャスター80は、矩形状の座板82の中央部に、車輪81を軸支する車輪支持脚83が回転可能に連結された構造になっている(図5参照)。また、台盤11の側面には、バンパー17が取り付けられている。
台盤11の各辺部の中央部には、台盤11を厚さ方向に貫通する把持孔12が形成されている。また、台盤11の上部には、荷物が載置される載置面11Mが形成されている。載置面11Mの四隅には、台車10を上下に積み重ねたときに、上側の台車10のキャスター80の車輪81を受容して位置決めする車輪受容凹部13が陥没形成されている。また、載置面11Mには、滑り止め部材92が装着される装着凹部92A(図2参照)が形成されると共に、荷物を滑り止めするための線状突部14が複数形成されている。
図2及び図3に示すように、台盤11は、平面視矩形状をなす台盤本体20の対向する辺部から第1張出部31と第2張出部41とが張り出した構造になっている。図3に示すように、台盤本体20は、天井壁21の外縁部から包囲壁22が垂下すると共に、その包囲壁22の内側に縦横に延びた補強リブ25を複数備えた構造になっている。包囲壁22は、1対の長辺側壁23,23と1対の短辺側壁24,24とで構成され、第1張出部31と第2張出部41とは、共に、長辺側壁23から張り出している。なお、第1張出部31は、一方の長辺側壁23の上端部から張り出す一方、第2張出部41は、他方の長辺側壁23の下端部から張り出している。
詳細には、図2に示されるように、天井壁21における各長辺部の中間位置には、切欠部21Kが形成され、各長辺側壁23は、切欠部21Kの縁部に沿った溝形構造部23Mと、溝形構造部23Mの両側に配置された平板部23H,23Hとで構成されている。そして、第1張出部31及び第2張出部41は、平板部23H,23Hの間に差し渡されて、溝形構造部23Mとの間に上述した把持孔12を形成している。なお、各平板部23Hには、キャスター80の車輪81が旋回したときに、その車輪81との干渉を避けるための干渉防止凹部23Kが形成されている。
図2及び図3に示すように、第1張出部31には、第1連結部30が形成され、第2張出部41には、第2連結部40が形成されている。図3に示されるように、第1連結部30は、第1張出部31から下方に突出した第1下向き突部32と、第1張出部31に形成されて下方に開口した第1下向き凹部33とで形成されている。また、第2連結部40は、図2に示されるように、第2張出部から上方に突出した第2上向き突部42と、第2張出部41を貫通する貫通孔で構成された第2上向き凹部43とで形成されている。
図4に示すように、本実施形態の台車10では、第1連結部30と第2連結部40の係合によって台盤11,11同士が短辺方向に連結される。台盤11,11同士を連結するには、一方の台盤11の第2張出部41に他方の台盤11の第1張出部31を上方から重ねる。すると、第1張出部31の第1下向き突部32が第2張出部41の第2上向き凹部43と係合し、第1張出部31の第1下向き凹部33が第2張出部41の第2上向き突部42と係合する。これにより、台盤11,11同士が連結される。なお、台盤11,11同士が連結された状態で、両台盤11,11の上面(載置面11M)は面一となる。
図6に示すように、台盤11の下面の各隅部には、キャスター80を固定するためのキャスター固定部50が形成されている。図5に示すように、キャスター固定部50は、キャスター80の座板82の上面が宛がわれる座板上面対向部51と、座板上面対向部51から下方に突出して座板82を横方向に挟む1対の側方対向壁52,52と、1対の側方対向壁52,52の下端部から互いに接近するように突出して座板82を下方へ抜け止めする抜止突部53,53と、を備えている。
図5及び図6に示すように、座板上面対向部51は、車輪受容凹部13の底壁13Hと、底壁13Hから下方に突出して台盤11の長辺方向に延びた複数の突条56とによって形成されている。また、側方対向壁52は、台盤11の短辺方向に沿って延び、抜止突部53は、側方対向壁52の長手方向の全体から突出している。そして、座板上面対向部51と側方対向壁52と抜止突部53とによって、台盤11に短辺方向に延びて座板82の側部を台盤11の短辺方向でスライド可能に受容する座板受容部55が形成されている。
また、抜止突部53のうち台盤11の短辺方向の外側に配置される部分は、位置決め壁54によって座板上面対向部51と連絡されている。従って、座板82は、図6に矢印で示す方向(即ち、台盤11の短辺方向で中央寄り位置から外側へ向かう方向)からのみ座板受容部55へ挿入される。座板受容部55に挿入された座板82は、位置決め壁54との当接により位置決めされる。なお、本実施形態では、座板82の位置決めは、位置決め壁54を設けずに、座板上面対向部51より長辺側壁23側で短辺方向に延びた位置決めリブ58,58との当接によって行われてもよい。
図2に示すように、短辺側壁24の両端部には、ストッパー挿入孔60が形成されている。図6及び図7(A)に示すように、ストッパー挿入孔60は、幅広部60Aと、幅広部60Aよりも短辺方向の幅が狭くなった幅狭部60Bとで構成されていて、幅広部60Aが短辺側壁24の外側を向く面で開口し、幅狭部60Bが短辺側壁24の内側を向く面で開口している。なお、ストッパー挿入孔60は、短辺側壁24の上端寄り位置に配置され、ストッパー挿入孔60の下端部は、車輪受容凹部13の底壁13Hよりも下方に配置されている(図5参照)。
図7(A)に示すように、短辺側壁24における幅狭部60Bの開口縁からは、1対のガイド壁61,61が短辺側壁24と直交する方向に延びている。図5に示すように、1対のガイド壁61,61のうち短辺側壁24から離れた側の端部は、台盤11の内側から短辺側壁24と対向する内側短辺対向壁62によって連絡されている。内側短辺対向壁62には、ストッパー支持孔62Aが形成されている。
図5及び図8に示すように、1対のガイド壁61,61は、車輪受容凹部13の底壁13Hを跨ぐように配置されている。そして、ガイド壁61のうち底壁13Hの下方に配置される部分が、上述した複数の突条56のうち台盤11の短辺方向中央側に配置された第1突条56Aと第2突条56Bとを構成している。また、図5に示すように、ガイド壁61の短辺側壁24側の端部と内側短辺対向壁62側の端部とには、突条56より下方に突出して台盤11の長辺方向で対向する下側対向部63,63が形成され、それら下側対向部63,63の対向部分に形成された切欠部63Kによって、上述した座板受容部55の一部が形成されている。
また、図5及び図8に示すように、1対のガイド壁61,61のうち短辺側壁24に近い側の端部は、天井壁21と対向する連絡壁65によって連絡されている。この連絡壁65には、矩形状のロック孔65Aが形成されている(図7(B)参照)。
ところで、本実施形態の台車10では、台盤11へのキャスター80の取り付けが、図9に示すバンパー付きストッパー100を用いて行われる。以下、バンパー付きストッパー100について説明する。
図9(A)に示すように、バンパー付きストッパー100は、ストッパー部110とバンパー部120とで構成されている。ストッパー部110は、棒状シャフト111の一端部からフランジ112が張り出した構造になっていて、このフランジ112の棒状シャフト111と反対側の面に、バンパー部120が固定されている。なお、以下では、バンパー付きストッパー100において、ストッパー部110が配置された側を前側、バンパー部120が配置された側を後側、と適宜呼ぶことにする。
バンパー付きストッパー100は、ストッパー部110とバンパー部120とが異なる樹脂材料で構成された二色成形品になっていて、バンパー部120は、ストッパー部110と一体に形成されている。なお、バンパー部120を構成する樹脂としては、ゴムやエラストマー等の軟質樹脂が挙げられる。また、ストッパー部110を構成する樹脂は、バンパー部120よりも硬質の樹脂であって、例えば、PP、PE、PETが挙げられる。
図9(B)に示すように、ストッパー部110の棒状シャフト111は、ベース壁113の幅方向の両端部から側壁114,114が起立し、側壁114,114の前端部同士が端部連絡壁117によって連絡されると共に、側壁114,114の前後方向の中間部が複数の中間連絡壁115で連絡された構造になっている(図9(A)及び図9(B)には、一方の側壁114のみが示されている。)。
ベース壁113には、ロック片受容孔116が貫通形成されている。ロック片受容孔116の開口縁のうち棒状シャフト111の先端側に位置する部分からは、ロック片130(本発明の「ロック手段」に相当する。)が片持ち状に張り出している。図10(A)に示すように、ロック片130は、通常は、ベース壁113から突出したロック位置に配置され、ロック片受容孔116の開口縁部を支点としてベース壁113の厚み方向に弾性変形すると、図10(B)に示すように、ロック片受容孔116に受容されて、ベース壁113からの突出量が小さくなったアンロック位置に配置される。なお、ロック片130は、側方から見た形状が、直角三角形状になっていて、後部に当接平坦面130Mを有している。
バンパー付きストッパー100の構成に関する説明は以上である。次に、バンパー付きストッパー100を用いたキャスター80の取り付けについて説明する。
図11に示すように、台盤11へキャスター80を取り付けるには、まず、キャスター固定部50にキャスター80をセットする。具体的には、キャスター固定部50の座板上面対向部51にキャスター80の座板82を宛がいながら、台盤11の短辺方向の中央側から外側へ向かって座板82を移動させて、座板82の両側部を座板受容部55,55に挿入する。そして、座板受容部55に挿入された座板82が位置決め壁54に突き当てられると、座板82が抜止突部53によって下方に抜け止めされ、キャスター80がキャスター固定部50にセットされる。このとき、座板82の位置決め壁54と反対側の端部は、複数の突条56のうち台盤11の短辺方向中央側から数えて2番目の第2突条56B(図8参照)上に配置される。なお、本実施形態では、座板82の側部全体が座板受容部55に受容されたときのキャスター80の位置(図11に示すキャスター80の位置)が本発明の「抜止位置」に相当し、座板82全体が座板受容部55から脱落したときのキャスター80の位置が本発明の「抜止解除位置」に相当する。
キャスター固定部50にキャスター80がセットされると、台盤11にバンパー付きストッパー100を装着する。具体的には、図11に示すように、短辺側壁24のストッパー挿入孔60に、バンパー付きストッパー100を前側(ストッパー部110側)から挿入する。その際、ストッパー部110の棒状シャフト111が、1対のガイド壁61,61に挟まれて、台盤11の長辺方向に案内される。ここで、ロック片130は、ストッパー挿入孔60の上端縁との摺接によってロック位置(図10(A)参照)からアンロック位置(図10(B)参照)へと弾性変形する。そして、ロック片130がストッパー挿入孔60を通過すると、図12に示すように、ロック片130がロック位置に戻ると共に、ロック孔65Aと係合する。このとき、ロック片130の当接平坦面130M(図11参照)は、ストッパー挿入孔60が延びる方向でロック孔65Aの開口縁と対向し、バンパー付きストッパー100がストッパー挿入孔60から抜け止めされる。これにより、台盤11にバンパー付きストッパー100が装着される。
バンパー付きストッパー100が抜け止めされると、ストッパー部110の前端部が内側短辺対向壁62のストッパー支持孔62Aに挿通される。そして、棒状シャフト111が1対のガイド壁61,61の間、即ち、第1突条56Aと第2突条56Bとの間(図8参照)に配置され、台盤11の短辺方向の中央側から座板82と対向する。これにより、座板82の座板受容部55からの脱落が規制される。即ち、キャスター80が「抜止位置」から「抜止解除位置」へ移動することが規制される。このとき、フランジ112は、ストッパー挿入孔60の幅広部60Aに受容され、バンパー部120は、短辺側壁24より外側に突出して、台盤11のバンパー17(図1参照)が形成される。
以上が、台盤11へのキャスター80の取り付けに関する説明である。なお、台盤11からキャスターを取り外すには、ロック片130をアンロック位置へ押して、ロック片130とロック孔65Aとの係合を解除する。この状態で、バンパー付きストッパー100のストッパー挿入孔60からの抜けが許容される。そして、バンパー付きストッパー100をストッパー挿入孔60から抜いて、キャスター80の座板82を座板受容部55から脱落させると、キャスター80が台盤11から取り外される。
本実施形態に係るバンパー付きストッパー100及び台車10の構成に関する説明は以上である。次に、バンパー付きストッパー100及び台車10の作用効果について説明する。
本実施形態では、バンパー付きストッパー100のストッパー部110をストッパー挿入孔60に挿入して固定することで、台盤11にキャスター80を取り付けられる。そして、ストッパー部110がストッパー挿入孔60に挿入された状態で、バンパー付きストッパー100のバンパー部120が台盤11の側面から突出してバンパー17となる。このように、本発明によれば、バンパー付きストッパー100のストッパー部110を台車10の台盤11に装着するだけで、台盤11にバンパー17を取り付けることが可能となるので、従来の台車のように、キャスター80とバンパー17とをそれぞれボルトで固定する場合と比較して、キャスター80とバンパー17の取り付けが容易となる。
しかも、本実施形態では、ロック片130をロック位置(図10(A)参照)とアンロック位置(図10(B)参照)との間で移動させるだけで、ストッパー部110をストッパー挿入孔60に着脱可能となるので、バンパー付きストッパー100の台盤11への着脱が容易となる。
また、本実施形態では、バンパー付きストッパー100が二色成形品であって、ストッパー部110とバンパー部120とが一体成形されているので、ストッパー部110とバンパー部120とを分離し難くすることが可能となる。
[第2実施形態]
以下、本発明の第2実施形態を、図13〜図15に基づいて説明する。本実施形態は、上記第1実施形態の台車を変形したものであり、主として、キャスター固定部とバンパー付きストッパーの構造が異なっている。
図13に示すように、本実施形態に係る台盤11Vは、天井壁21Vの各辺部から側壁23Vが垂下した構造となっていて、台盤11Vの各隅部には、ストッパー受容部140が設けられている(図13には、1つの隅部のみが示されている。)。ストッパー受容部140は、天井壁21Vによって上部が閉じられると共に、側壁23Vの一部と、天井壁21Vから垂下した側部リブ142とによって両側部が閉じられ、さらに、天井壁21Vから垂下した奥部リブ143によって奥部が閉じられている。そして、ストッパー受容部140は、台盤11の側面で開口した挿入口141を備えている。
ストッパー受容部140のうち、側部リブ142と側壁23Vの各下端縁からは、互いに接近する方向に下方支持壁144,144が張り出している。各下方支持壁144は、ストッパー受容部140の挿入口141から奥部リブ143に亘って延びている。
ストッパー受容部140の内部には、天井壁21Vから垂下して側部リブ142と平行に延びた1対の上方支持壁145,145が設けられている。上方支持壁145の挿入口141側の端部は、台盤11の側面よりも若干奥側に配置されている。また、上方支持壁145の下面は、下方支持壁144の上面よりも若干上側に配置されている。なお、各上方支持壁145は、奥部リブ143に連絡している。
1対の上方支持壁145,145の下端部の間には、上面対向壁146が差し渡されている。上面対向壁146の下面は、上方支持壁145の下面と面一になっている。上面対向壁146は、上方支持壁145の奥部リブ143側の端部同士を連絡するように配置され、上面対向壁146から挿入口141側にロックアーム147が延設されている。ロックアーム147は、1対の上方支持壁145,145同士の間隔より幅狭に構成され、ロックアーム147と各上方支持壁145との間には、スリット147Sが形成されている。ロックアーム147の先端部下面には、ロック突部148が突出形成されている。ロック突部148は、挿入口141側から離れるに従って下方へ向かうように傾斜したテーパ面148Aと、奥部リブ143に対向した係止面148Bと、を備えた三角形状になっている。
ストッパー受容部140には、バンパー付ストッパー100Vが挿入されて装着される。バンパー付きストッパー100Vは、ストッパー部160とバンパー部170とで構成されている。バンパー付きストッパー100Vは、上記第1実施形態のバンパー付ストッパー100と同様に、ストッパー部160とバンパー部170とが異なる樹脂で構成された二色成形品になっている。
ストッパー部160は、挿入方向の後端部に、ストッパー受容部140の挿入口141の内側に嵌合される閉塞板161を備えている。そして、閉塞板161の後面全体に、バンパー部170が固定されている。
閉塞板161の横方向の中央部からは、ストッパー受容部140の奥側に向けてロック嵌合部162が延び、閉塞板161の横方向の両端部からは、ストッパー受容部140の奥側に向けて1対の補強嵌合部163,163が延びている。そして、バンパー付きストッパー100Vのストッパー部160をストッパー受容部140に挿入すると、ロック嵌合部62が、ストッパー受容部140のうちロックアーム147と天井壁21Vと1対の上方支持壁145,145とに四方を囲まれた空間140Aに受容され、各補強嵌合部163,163が、ストッパー受容部140のうち上方支持壁145と天井壁21Vと下方支持壁144と側壁23V又は側部リブ142とに四方を囲まれた空間140Bに受容される。
ここで、補強嵌合部163は、閉塞板161から延びた1対の帯板壁163A,163Aの先端部同士及び中間部同士を、架橋壁163B,163Bで連絡した構造になっている。そして、1対の補強嵌合部163,163における外側の帯板壁163Aには、ロック片164が備えられている。ロック片164は、帯板壁163Aに門形のスリットを形成することで、帯板壁163Aの一部を突片状に切り離し、その突片の先端に係合突起165を形成してなる。係合突起165は、閉塞板61に向かうに従って側方へ向かうように傾斜したテーパ面165Aと、閉塞板161と平行な係止面165Bと、を備えた三角形状になっている。係合突起165は、ストッパー受容部140の側壁23Vと側部リブ142に形成された係止孔149,149と凹凸係合する。
本実施形態では、台盤11Vにキャスター80の座板82(上記第1実施形態の図5参照)が以下のようにして取り付けられる。即ち、座板82を、ストッパー受容部140における側壁23Vと側部リブ142との間に配置し、座板82をストッパー受容部140に挿入する。すると、挿入の途中で、座板82がロックアーム147におけるロック突部148のテーパ面148Aと摺接して、ロックアーム147が上方に撓む。座板82がストッパー受容部140の奥部まで挿入されて奥部リブ143に突き当てられると、ロックアーム147の弾発力により復元して、ロック突部148の係止面148Bが座板82の縁部に係止する(図14参照。なお、図14では、キャスター80の座板82のみが示されている。)。これにより、座板82は、挿入方向でストッパー受容部140から抜け止めされる。また、このとき、座板82は、下方支持壁144と上方支持壁145との間に挟まれて、下方へ抜け止めされる。これらにより、座板82が台盤11に固定される。
次いで、ストッパー受容部140にバンパー付ストッパー100Vを装着する。具体的には、バンパー付きストッパー100Vをストッパー受容部140の側壁23Vと側部リブ142との間に配置して、ストッパー部160をストッパー受容部140における天井壁21に摺接させながら、ストッパー部160を挿入する。すると、挿入の途中で、ストッパー部160に備えた係合突起165のテーパ面165Aが、側壁23Vと側部リブ142と摺接して内側に撓められる。そして、ストッパー部160の閉塞板161が挿入口141に嵌合されると、係合突起165が復元して、ストッパー受容部140の係止孔149に凹凸係合する(図15参照)。これにより、バンパー付きストッパー100Vがストッパー受容部140から抜け止めされる。また、このとき、バンパー付きストッパー100Vのバンパー部170は、台盤11Vの側面より外側に突出し、台車10Vのバンパー17Vを構成する。
このように、本実施形態によっても、バンパー付きストッパー100Vのストッパー部160を台盤11Vに装着するだけで、台盤11Vにバンパーを取り付けることが可能となるので、キャスター80とバンパー17Vの取り付けが容易となる。なお、本実施形態では、ストッパー受容部140が本発明の「ストッパー挿入孔」に相当し、座板82がストッパー受容部140に挿入された位置(図14に示す座板82の位置)が本発明の「抜止位置」に、座板82がストッパー受容部140から抜けた位置が本発明の「抜止解除位置」に相当する。また、バンパー付きストッパー100Vのロック片164が本発明の「ロック手段」に相当し、図15に示すロック片164の位置が本発明の「ロック位置」に相当し、ロック片164が内側に撓んだ位置が本発明の「アンロック位置」に相当する。
[他の実施形態]
本発明は、上記実施形態に限定されるものではなく、例えば、以下に説明するような実施形態も本発明の技術的範囲に含まれ、さらに、下記以外にも要旨を逸脱しない範囲内で種々変更して実施することができる。
(1)上記実施形態では、バンパー付きストッパー100,100Vは、ロック片130,165によって台盤11,11Vに固定されていたが、ボルトで固定されてもよい。本構成によれば、バンパー付きストッパー100,100Vのみをボルトで固定すればよいので、従来の台車のように、キャスターとバンパーとをそれぞれボルトで固定する場合と比較して、ボルトの数を減らすことが可能となり、キャスターとバンパーの取り付けが容易となる。
(2)上記実施形態では、バンパー部120,170とストッパー部110,160とが一体成形された構成であったが、バンパー部120,170とストッパー部110,160とを接着材で固定した構成であってもよい。
(3)上記第2実施形態では、座板82のスライド方向がバンパー付ストッパー100Vの挿入方向と同じであったが、バンパー付きストッパー100Vを挿入する方向と直交する方向であってもよい。具体的には、図16(A)及び図16(B)に示すように、ストッパー受容部140における挿入口141を閉塞すると共に、側壁23V及び上方支持壁145に、ストッパー部160が挿通されるストッパー部挿通孔23A,145Aを貫通形成して、ストッパー受容部150と座板受容部151とを台盤11Vに形成する。なお、ストッパー部160の抜け止めは、奥部リブ143と、奥部リブ143と対向する側壁23Vとに、ロック片164と係合する係止孔を形成すればよい。
(4)ストッパー部110は、座板82に下方から当接して抜け止めする構成であってもよい。具体的には、図17(A)に示すように、台盤11の下面に、座板82に外側から嵌合する嵌合凹部82Aを形成し、図17(B)に示すように、台盤11の側面で開口したストッパー挿入孔60にバンパー付きストッパー100が挿入されると、嵌合凹部82Aとの嵌合によって水平方向に位置決めされた座板82がストッパー部110によって下方から支持される。これにより、座板82が下方へ抜け止めされる。
10 台車
11,11V 台盤
60 ストッパー挿入孔
140 ストッパー受容部(ストッパー挿入孔)
100,100V バンパー付ストッパー
110,160 ストッパー部
120,170 バンパー部

Claims (4)

  1. 台車の台盤に装着されたときに、キャスターの座板を前記台盤の下面に宛がった状態に固定すると共に、前記台盤のバンパーを構成するバンパー付きストッパーであって、
    前記台盤の側面で開口したストッパー挿入孔に挿入されて、前記座板が下方へ抜け止めされる抜止位置から抜け止めが解除される抜止解除位置へ移動することを規制するか、又は、四方への移動が規制された前記座板を下方へ抜け止めするストッパー部と、
    前記ストッパー部における挿入方向手前側の端部に固定され、前記ストッパー部が前記ストッパー挿入孔に挿入されたときに、前記台盤の側面から突出して前記バンパーとなるバンパー部と、を備えたことを特徴とするバンパー付きストッパー。
  2. 前記ストッパー部と前記バンパー部とが異なる樹脂で構成された二色成形品であることを特徴とする請求項1に記載のバンパー付きストッパー。
  3. 前記ストッパー部が前記ストッパー挿入孔に挿入された状態で、前記台盤と係合して前記ストッパー部を抜け止めするロック位置と、前記台盤との係合を解除して前記ストッパー挿入孔からの前記ストッパー部の抜けを許容するアンロック位置との間を移動するロック手段を備えたことを特徴とする請求項1又は2に記載のバンパー付きストッパー。
  4. 請求項1乃至3のうち何れか1の請求項に記載のバンパー付きストッパーが前記台盤に装着されたことを特徴とする台車。
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