JP6403115B2 - 3次元情報復元装置、3次元情報復元システム、及び3次元情報復元方法 - Google Patents

3次元情報復元装置、3次元情報復元システム、及び3次元情報復元方法 Download PDF

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Description

本発明は、3次元情報復元装置、3次元情報復元システム、及び3次元情報復元方法に関する。
従来、左右の撮像部で同じ被写体を撮像するように、1つの筐体に2つの撮像部が固定されたステレオカメラが知られている。ステレオカメラは、被写体を異なる複数の方向から撮像し、平面方向の情報及び奥行き方向の情報(3次元情報)を記録する。
3次元情報を復元する装置として、例えば、画像入力部と、対応点検出部と、基本行列計算部と、平行移動計算部と、回転計算部と、距離計算部と、を備える3次元情報復元装置が知られている(例えば、特許文献1参照)。
この3次元情報復元装置では、画像入力部は、3次元剛体を捉えた2画像を入力する。対応点検出部は、2画像間の対応点を検出する。基本行列計算部は、2画像間の3次元回転行列及び3次元平行移動ベクトルから基本行列を計算する。平行移動計算部は、3次元平行移動ベクトルを計算する。回転計算部は、3次元回転行列を計算する。距離計算部は、3次元空間におけるカメラと対応点との距離を計算する。
特開平09−237341号公報
特許文献1に記載された3次元情報復元装置では、2つの撮像装置を別々に設置してステレオカメラシステムを形成する場合、2つの撮像装置によりそれぞれ撮像された左右の画像から対象点の3次元座標を正しく復元できないことがあった。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、2つの撮像画像から復元される3次元座標の復元精度を向上できる3次元情報復元装置、3次元情報復元システム、及び3次元情報復元方法を提供する。
本発明の3次元情報復元装置は、第1の撮像装置により撮像された第1の画像と、第2の撮像装置により撮像された第2の画像と、を取得する画像取得部と、前記第1の画像における第1の特徴点と、前記第2の画像における第2の特徴点と、を取得する特徴点抽出部と、記第1の特徴点と前記第2の特徴点とが対応する第1の対応点ペアを複数検出する対応点検出部と、複数の前記第1の対応点ペアに基づいて第1の3次元座標を復元する3次元座標導出部と、前記3次元座標導出部により復元された前記第1の3次元座標の異常の有無を判定する異常判定部と、復元された前記第1の3次元座標が前記異常判定部において異常と判定された場合に、前記第1の画像における第1の領域及び前記第2の画像における第2の領域の指定を受け付ける領域指定部と、前記領域指定部により受け付けられた前記第1の領域に含まれる第3の特徴点と、前記領域指定部により受け付けられた前記第2の領域に含まれる第4の特徴点と、が対応する第2の対応点ペアを複数検出する狭域対応点検出部と、を備え、前記複数の第2の対応点ペアの検出結果と、前記複数の第2の対応点ペアの検出結果に関する操作者による判定結果を受け付ける判定ボタンと、を表示部に表示する。
本発明の3次元情報復元システムは、第1の画像を撮像する第1の撮像装置と、第2の画像を撮像する第2の撮像装置と、前記第1の画像及び前記第2の画像に基づいて3次元座標を復元する3次元情報復元装置と、を備える3次元情報復元システムであって、前記3次元情報復元装置は、前記第1の画像及び前記第2の画像を取得する画像取得部と、前記第1の画像における第1の特徴点と、前記第2の画像における第2の特徴点と、を取得する特徴点抽出部と、記第1の特徴点と前記第2の特徴点とが対応する第1の対応点ペアを複数検出する対応点検出部と、複数の前記第1の対応点ペアに基づいて第1の3次元座標を復元する3次元座標導出部と、前記3次元座標導出部により復元された前記第1の3次元座標の異常の有無を判定する異常判定部と、復元された前記第1の3次元座標が前記異常判定部において異常と判定された場合に、前記第1の画像における第1の領域及び前記第2の画像における第2の領域の指定を受け付ける領域指定部と、前記領域指定部により受け付けられた前記第1の領域に含まれる第3の特徴点と、前記領域指定部により受け付けられた前記第2の領域に含まれる第4の特徴点と、が対応する第2の対応点ペアを複数検出する狭域対応点検出部と、を備え、前記複数の第2の対応点ペアの検出結果と、前記複数の第2の対応点ペアの検出結果に関する操作者による判定結果を受け付ける判定ボタンと、を表示部に表示する。
本発明の3次元情報復元方法は、3次元情報復元装置における3次元情報復元方法であって、第1の撮像装置により撮像された第1の画像と、第2の撮像装置により撮像された第2の画像と、を取得するステップと、前記第1の画像における第1の特徴点と、前記第2の画像における第2の特徴点と、を取得するステップと、記第1の特徴点と前記第2の特徴点とが対応する第1の対応点ペアを複数検出するステップと、複数の前記第1の対応点ペアに基づいて第1の3次元座標を復元するステップと、復元された前記第1の3次元座標の異常の有無を判定するステップと、復元された前記第1の3次元座標が異常と判定された場合に、前記第1の画像における第1の領域及び前記第2の画像における第2の領域の指定を受け付けるステップと、受け付けられた前記第1の領域に含まれる第3の特徴点と、受け付けられた前記第2の領域に含まれる第4の特徴点と、が対応する第2の対応点ペアを複数検出するステップと、前記複数の第2の対応点ペアの検出結果と、前記複数の第2の対応点ペアの検出結果に関する操作者による判定結果を受け付ける判定ボタンと、を表示部に表示するステップと、を備える。
本発明によれば、2つの撮像画像から復元される3次元座標の復元精度を向上できる。
第1の実施形態におけるステレオカメラシステムの概略構成例を示す模式図 第1の実施形態におけるPC(Personal Computer)の構成例を示すブロック図 (A),(B),(C)第1の実施形態における3次元座標を導出するためのパラメータの一例を説明するための模式図 (A),(B)第1の実施形態における3次元座標が異常であることを説明するための模式図 (A),(B),(C)第1の実施形態における対応点領域の指定及び対応点の検出を説明する模式図 第1の実施形態におけるPCによる3次元情報復元動作手順の一例を示すフローチャート 第1の実施形態におけるPCによる3次元情報復元動作手順の一例を示すフローチャート(図6の続き) 第1の実施形態における表示部に表示されるUI(User Interface)画面の遷移例を示す模式図 第2の実施形態におけるPCの構成例を示すブロック図 (A)第2の実施形態における特徴点群のグループ化の一例を説明するための模式図、(B)第2の実施形態における特徴点群の移動例を説明するための模式図(C)第2の実施形態における対応点の検出例を説明するための模式図 第2の実施形態における初期設定時に行われるPCによる3次元情報復元動作手順の一部の一例を示すフローチャート 第2の実施形態におけるキャリブレーション時に行われるPCによる3次元情報復元動作手順の一部の一例を示すフローチャート 第2の実施形態における表示部に表示されるUI画面の遷移例を示す模式図 変形例におけるステレオカメラシステムの概略構成例を示す模式図
以下、本発明の実施形態について、図面を用いて説明する。
(本発明の一形態を得るに至った経緯)
特許文献1の3次元情報復元装置は、3次元座標を復元する際、2つの撮像装置により撮像された各撮像画像において特徴点をそれぞれ抽出する。しかし、各撮像画像の画像間で対応する特徴点の位置関係を表す対応点の数が少ない場合、又は、それぞれの撮像画像で抽出された特徴点が画像上の特定の位置に集中している場合、3次元座標を正しく復元できないことがあった。
以下、2つの撮像画像から復元される3次元座標の復元精度を向上できる3次元情報復元装置、3次元情報復元システム、及び3次元情報復元方法について説明する。
(第1の実施形態)
図1は第1の実施形態におけるステレオカメラシステム5の概略構成例を示す模式図である。ステレオカメラシステム5は、例えば、第1カメラ10、第2カメラ11、及びPC(Personal Computer)20を備える。第1カメラ10及び第2カメラ11は、例えば、それぞれケーブル18A、18Bを介してPC20と接続される。第1カメラ10と第2カメラ11とは、例えば、ケーブル18Cを介して接続される。
ステレオカメラシステム5は、3次元情報復元システムの一例である。PC20は、3次元情報復元装置の一例である。第1カメラ10及び第2カメラ11は、撮像装置の一例である。
第1カメラ10及び第2カメラ11は、図示しないが、例えば、被写体を含む画像を撮像する撮像部、及び、撮像された画像の画像データをPC20に送信する送信部を備える。撮像装置としては、例えば、監視カメラ、車載カメラ、産業用カメラ、医療用カメラ、民生用カメラが挙げられる。
第1カメラ10は、例えば、PC20からの画像取得要求に応じて、被写体を含む所定のシーンの第1画像(第1カメラ画像、例えば左側の画像)を撮像し、撮像された第1画像の画像データをPC20に転送する。
第2カメラ11は、例えば、上記被写体を含む所定のシーンの第2画像(第2カメラ画像、例えば右側の画像)を、PC20からの画像取得要求及び第1カメラ10からの同期信号に従って撮像し、撮像された第2画像の画像データをPC20に転送する。つまり、第2カメラ11は、第1カメラ10とは異なる方向から同じシーンに含まれる同じ被写体を撮像する。
第1カメラ10及び第2カメラ11は、それぞれ第1の筐体13及び第2の筐体14を有し、例えば、天井、壁、その他の位置に固定される固定カメラである。また、第1カメラ10及び第2カメラ11は、パン、チルト及びズームが可能なPTZカメラである。尚、第1カメラ10及び第2カメラ11は、パン、チルト及びズームの少なくとも1つを動作可能なカメラであってもよいし、パン方向、チルト方向及びズーム倍率が固定された固定カメラであってもよい。
また、第1カメラ10及び第2カメラ11では、焦点距離、光軸座標、及び歪補正係数が既知である。第1カメラ10及び第2カメラ11は、撮像画像に対し、例えば歪補正係数に基づいて歪補正を施した画像を出力可能である。従って、第1カメラ10及び第2カメラ11で撮像された画像には、歪補正済みの画像が含まれてもよい。尚、焦点距離、光軸座標及び歪補正係数は、固定値でなく、可変値として変更されてもよい。
PC20は、第1カメラ10及び第2カメラ11からそれぞれケーブル18A、18Bを介して画像データを受信し、後述する各種画像処理(例えば、特徴点抽出、対応点抽出、カメラパラメータ推定、3次元座標計算)を行う。
図2は、ステレオカメラシステム5におけるPC20の構成例を示すブロック図である。PC20は、特徴点抽出部21、対応点検出部22、カメラパラメータ推定部23、3次元座標計算部24、異常検出部25、表示・入力部26、及び狭域対応点検出部27を有する。
特徴点抽出部21は、第1カメラ10及び第2カメラ11に対して画像取得要求を送信し、第1カメラ10により撮像された第1画像、及び第2カメラ11により撮像された第2画像を順次取得し、解析する。
第1カメラ10は、例えば、被写体に対し、左カメラ画像を撮像する、図1の左側に配置されたカメラである。第2カメラ11は、例えば、被写体に対し、右カメラ画像を撮像する、図1の右側に配置されたカメラである。
特徴点抽出部21は、画像取得部としての機能を有し、取得した左カメラ画像及び右カメラ画像に対し、特徴点(例えばエッジが強い領域にある点)を順次検出する。特徴点の検出には、例えば、画像の拡大、縮小又は回転に対して不変な局所特徴点を抽出するアルゴリズムが用いられる。このアルゴリズムは、例えば、SIFT(Scale−Invariant Feature Transform)、SURF(Speed−Up robust Features)、を含む。
図3(A),(B),(C)は、3次元座標を導出するためのパラメータの一例を説明するための模式図である。この3次元座標は、第1カメラ10の位置を原点(0,0,0)とした場合の3次元空間における座標を示す。この3次元座標は、第1画像又は第2画像に含まれる所定の点が逆射影(3次元復元)された対象点41の座標を示す。3次元座標を導出するためのパラメータ(単にパラメータともいう)は、例えば、特徴点、対応点ペア、カメラの位置及び姿勢、を含む。
特徴点抽出部21は、例えば、図3(A)に示すように、第1画像33から特徴点a1〜a7を検出し、第2画像36から特徴点b1〜b7を検出する。特徴点a1〜a7を特に区別する必要が無い場合、単に特徴点aと称する。同様に、特徴点b1〜b7を特に区別する必要が無い場合、単に特徴点bと称する。特徴点の数は、例えばカメラの位置や姿勢を推定する場合に考慮される。特徴点の数が多い程、第1カメラ10に対する第2カメラ11の位置や姿勢を推定する推定精度が高まる。
対応点検出部22は、例えば、図3(B)に示すように、第1画像33及び第2画像36に含まれる類似度の高い特徴点同士を対応点ペア(対応点の一例)として順次検出し、対応点ペア情報(画像座標ペア情報)を出力する。
対応点ペア情報は、例えば、対応点となる第1画像33における特徴点と第2画像36における特徴点とを、対応づけ(ペアリング)した情報を含む。類似度が高いとは、例えば、対応点に含まれる第1画像33における特徴点、第2画像36における特徴点において、窓の角度が類似しており、窓の角度の差異が所定角度未満であることを含む。
対応点検出部22は、例えば、公知の技術(例えば特許文献1に記載された技術)により、対応点を検出する。
図3(B)では、第1画像33に含まれる特徴点a1と、第2画像36に含まれる特徴点b1と、が対応点として検出され、対応点ペア情報が出力される。また、第1画像33に含まれる特徴点a2と、第2画像36に含まれる特徴点b2と、が対応点として検出され、対応点ペア情報として出力される。同様に、特徴点a3〜a7と特徴点b3〜b7とが各対応点として検出され、各対応点ペア情報が出力される。
これらの対応点ペア情報は、図3(B)では、特徴点a1〜a7と特徴点b1〜b7とをそれぞれを結ぶ線(対応線)c1〜c7で対応付けられる。対応点ペアの数は、例えばカメラの位置や姿勢を推定する場合に考慮される。対応点ペアの数が多い程、第1カメラ10に対する第2カメラ11の位置や姿勢を推定する推定精度が高まる。
カメラパラメータ推定部23は、図3(C)に示すように、例えば、対応点ペア情報、第1カメラ10の焦点距離、第2カメラ11の焦点距離、第1カメラ10の光軸座標、及び第2カメラ11の光軸座標に基づいて、第1カメラ10に対する第2カメラ11の位置及び姿勢を順次推定する。
光軸座標は、撮像画像におけるレンズの中心に対応する座標を示す。第1カメラ10に対する第2カメラ11の位置は、例えば並進ベクトルpにより示される。第1カメラ10に対する第2カメラ11の姿勢は、例えば回転行列Rにより示される。
カメラパラメータ推定部23は、公知の技術(例えば特許文献1に記載された技術)により、カメラパラメータ(例えば並進ベクトルp、回転行列R)を推定する。並進ベクトルpは、特許文献1に記載された3次元平行移動ベクトルに相当する。回転行列Rは、特許文献1に記載された3次元回転行列に相当する。並進ベクトルpは、例えば数式(1)で表される。
Figure 0006403115
px,py,pzは、それぞれX軸,Y軸,Z軸方向の並進ベクトル成分を表す。
回転行列Rは、例えば、数式(2)で表される。
R=R(θz)・R(θy)・R(θx) ・・・(2)
θz,θy,θxは、それぞれZ軸、Y軸、X軸周りの回転角(ラジアン)を表し、各軸の回転角の成分(回転成分)を表す。R(θz),R(θy),R(θx)は、それぞれZ軸、Y軸、X軸の回転行列Rの成分を表す。なお、回転角θ=0は、第1カメラ10と第2カメラ11とが平行である状態を示す。
3次元座標計算部24は、対応点ペア情報、第1カメラ10の内部パラメータ及び外部パラメータ、第2カメラ11の内部パラメータ及び外部パラメータ、並びにベースライン長62に基づいて、対象点41の3次元座標(X,Y,Z)を順次計算する(図3(C)参照)。この対象点41は、対応点ペアに含まれる第1画像33の特徴点が逆射影された点である。3次元座標計算部24は、例えば、公知の技術(例えば特許文献1に記載された技術)により、対象点の3次元座標を計算する。
内部パラメータは、例えば、第1カメラ10及び第2カメラ11の焦点距離、光軸座標、アスペクト比、スキュー歪を含む。外部パラメータは、例えば、第1カメラ10に対する第2カメラ11の位置(X軸,Y軸,Z軸の3成分)及び姿勢(X軸,Y軸,Z軸に沿った3回転成分)を含む。ベースライン長62は、第1カメラ10及び第2カメラ11間の距離である。内部パラメータ及び外部パラメータは、例えばカメラ毎に定まっている。
内部パラメータは、各カメラの図示しないメモリにより、予め保持されている。外部パラメータは、順次導出され、図示しないメモリに保持される。ベースライン長62は、例えば、第1カメラ10及び第2カメラ11の少なくとも一方の図示しないメモリにより、予め保持されている。
特徴点抽出部21、対応点検出部22及びカメラパラメータ推定部23は、3次元座標を導出するためのパラメータを順次導出するパラメータ導出部の一例である。
異常検出部25は、3次元座標計算部24によって計算された3次元座標の異常を検出する。
図4(A),(B)は、3次元座標が異常であることを説明するための模式図である。対象点の3次元座標は、第1カメラ10の位置を原点(0,0,0)とした場合の3次元空間における座標で表される。第1カメラ10は、前方(Z座標が正の値)に位置する、例えば角部に特徴点38aを有する対象物(被写体)40を撮像している。
ここで、図4(A)に示すように、3次元座標計算部24によって計算された対象点41AのZ座標が負の値(図4(B)の「−Z5」,「−Z6」参照)、つまり、第1カメラ10の後方にある対象点41Aが復元されたとする(第1の復元結果)。この場合、異常検出部25は、対象点の3次元座標が異常であると判定する。
また、図4(B)に示すように、第1カメラ10で撮像された第1画像33に含まれる特徴点38aが同一平面等の特定領域に集中している場合(第2の復元結果)、異常検出部25は、対象点の3次元座標が異常であると判定する。特定領域に特徴点が集中しているか否かの判断は、例えば以下のように行われる。
異常検出部25は、第1画像33に含まれる各特徴点38a(例えばすべての特徴点)を用いて、アフィン行列を作成し、このアフィン行列を用いて、第1画像33に含まれる各特徴点38aに対し、アフィン変換を行う。アフィン変換とは、線形変換(例えば拡大縮小、剪断、回転)と平行移動を組み合わせた2次元的な変換である。
第2画像36に含まれる特徴点38bが、第1画像33に含まれる特徴点38aに対してアフィン変換を行うことで表現される場合、異常検出部25は、上記表現される元となった特徴点38aが同一の平面にあると判定する。
第1画像33に含まれる特徴点38aに対してアフィン変換を行うことで第2画像36に含まれる特徴点38bとなる数が、全ての特徴点のうち、例えば50%以上である場合、異常検出部25は、第1画像33に含まれる特徴点38aが特定領域に集中していると判定する。この場合、異常検出部25は、対象点の3次元座標が異常であると判定する。
また、第1カメラ10に対する第2カメラ11の位置(並進ベクトルp)及び姿勢(回転行列R)の値が、実際に設置されている状況と明確に異なる場合(第3の復元結果)、異常検出部25は、対象点の3次元座標が異常であると判定する。
例えば、第2カメラ11は、本来、内側(第1カメラ10側)に向いて設置される。この場合に、カメラパラメータ推定部23によって推定されたカメラパラメータ(例えば並進ベクトルp、回転行列R)により外側(第1カメラ10と反対側)に向いていると判断された場合、異常検出部25は、対象点の3次元座標が異常であると判定する。
尚、異常検出部25は、前述した第1の復元結果、第2の復元結果、及び第3の復元結果に限らず、他の復元結果が得られた場合に、対象点の3次元座標が異常であると判定してよい。例えば、異常検出部25は、特徴点の数が所定値以下と少ない場合、対応点の数が所定値以下と少ない場合でも、対象点の3次元座標が異常であると判定してもよい。
表示・入力部26は、例えば、表示部20L及び入力部20Mを含む(図1参照)。表示部20Lは液晶表示器等で構成される。入力部20Mはマウス、キーボード等で構成される。なお、表示部20L及び入力部20Mは、これらが一体化されたタッチパネルで構成されてもよい。
図5(A),(B),(C)は、対応点領域の指定及び対応点の検出の一例を説明するための模式図である。
表示・入力部26は、図5(A)に示すように、第1カメラ10で撮像された第1画像33及び第2カメラ11で撮像された第2画像36を表示部20Lの画面に表示する。また、表示・入力部26は、対象点の3次元座標が異常である場合、その旨(異常の旨)を表示部20Lの画面に表示する。また、表示・入力部26は、PC20のユーザに対し、第1画像33及び第2画像36間の対応点を含む領域(対応点領域)を指定するように促す表示を行う。
ユーザは、図5(B)に示すように、入力部26Mを用いて表示部20Lの画面に表示されたカーソル26zを操作し、任意の点(例えばユーザから見て識別し易い点)を含むように、第1画像33及び第2画像それぞれに対し、カーソル26zで囲むことで対応点領域26y1,26y2を指定する。
表示・入力部26は、指定された左右の対応点領域(以下、単に領域ともいう)26y1,26y2を所定回数(例えば5回)以上受け付ける。所定回数以上、多くの対応点領域の指定を受け付けることで、3次元座標計算部24は、多くの対応点を用いて3次元座標を生成できる。
尚、表示・入力部26は、対応点領域26y1,26y2を指定する際、表示部20Lの画面に表示された第1画像33及び第2画像36にそれぞれの特徴点38a,38bを重ねて表示してもよい。この場合、ユーザは、第1画像33及び第2画像36それぞれに重ねて表示された特徴点38a,38bを見ながら、対応点領域26y1,26y2を指定できる。
尚、対応点領域の指定は、撮像画像の一部の対応点領域を指定することで行われてもよいし、撮像画像に含まれる点(例えば特徴点)を指定し、指定された特徴点を中心とする範囲を設定することで行われてもよい。
また、表示・入力部26は、第1画像33に含まれる特徴点38aと第2画像36に含まれる特徴点38bとのマッチング処理を行い、類似度の高い特徴点を含むようにあらかじめ候補となる領域を表示しておいてもよい。この場合、ユーザは、候補となる領域を選択することで、対応点領域26y1,26y2を容易に指定でき、操作性が向上する。
また、表示・入力部26は、対象点の3次元座標が異常であると判定された場合、異常と判定された際(前回)の対応点の結果を表示しておき、新たに対応点を追加するように、対応点領域を指定してもよい。この場合、異常と判定された前回の結果を有効に活用できる。
狭域対応点検出部27は、図5(C)に示すように、表示・入力部26で指定された対応点領域26y1,26y2において、対応点39a、39bの検出を行う。
狭域対応点検出部27による対応点の検出の仕方は、対応点検出部22と同様であるが、検出する対応点領域が限定されている。そのため、狭域対応点検出部27が対応点を検出する場合、対応点検出部22と比べて、対応点を検出し易くなっている。
狭域対応点検出部27は、第1画像33及び第2画像36に含まれる類似度の高い特徴点同士を対応点ペアとして順次検出し、対応点ペア情報を出力する。
狭域対応点検出部27により得られた対応点ペア情報を用いて、カメラパラメータ推定部23は、前述したように、第1カメラ10に対する第2カメラ11の位置及び姿勢を推定し、3次元座標計算部24は、対象点の3次元座標を計算する。
次に、ステレオカメラシステム5の動作例について説明する。
図6及び図7は、PC20による3次元情報復元動作手順の一例を示すフローチャートである。この3次元情報復元処理は、例えば、ステレオカメラシステム5の初期設定時(例えばカメラ設置時)、初期設定後のキャリブレーション(較正)時、に行われる。
図8は、表示部20Lに表示されるUI(User Interface)画面の遷移例を示す模式図である。例えば、表示部20Lに3次元復元処理の初期画面G1が表示された状態で、入力部20Mを介して開始ボタン26eが選択されると、表示部20Lは、「処理中」を表すメッセージを画面G1に表示する。
3次元情報復元処理が開始すると、まず、特徴点抽出部21は、第1カメラ10及び第2カメラ11に対し、画像取得要求を行い、第1カメラ10及び第2カメラ11からそれぞれ第1画像33及び第2画像36の画像データを取り込む(S1)。尚、画像取得要求が行われず、定期的に画像データの取り込みが行われてもよい。
特徴点抽出部21は、第1画像33及び第2画像36からそれぞれ特徴点38a,38bを抽出する(S2)。対応点検出部22は、特徴点抽出部21によって抽出された特徴点の類似度から、第1画像33及び第2画像36の対応関係を表す対応点39a,39bを検出し、この対応関係を表す対応点ペア情報(画像座標ペア情報)を出力する(S3)。
カメラパラメータ推定部23は、対応点ペア情報、第1カメラ10の焦点距離、第2カメラ11の焦点距離、第1カメラ10の光軸座標、及び第2カメラ11の光軸座標に基づいて、第1カメラ10に対する第2カメラ11の位置及び姿勢を推定する(S4)。
3次元座標計算部24は、対応点ペア情報、第1カメラ10の内部パラメータ及び外部パラメータ、第2カメラ11の内部パラメータ及び外部パラメータ、並びにベースライン長62に基づいて、対象点41の3次元座標(X,Y,Z)を順次計算する(S5)。この対象点は、前述したように、対応点ペアに含まれる第1画像33の特徴点が逆射影された点である。
異常検出部25は、例えばS5で計算された結果が前述した第1の復元結果、第2の復元結果、及び第3の復元結果に該当するか否かに応じて、対象点の3次元座標の異常があるか否かを判定する(S6)。なお、他の復元結果が得られた場合に、異常と判定してもよいことは前述した通りである。
S5における3次元座標の復元結果が異常と判定されなかった場合、表示・入力部26は、対象点の3次元座標の復元結果を表示し(画面G5)、PC20は本動作を終了する。
一方、S5における3次元座標の復元結果が異常と判定された場合、表示・入力部26は、対象点の3次元座標が異常である旨を表示部20Lに表示し(画面G2)、対応点領域の指定を促すメッセージを表示部20Lに表示する(画面G2)(S8)。
表示・入力部26は、ユーザが、表示部20Lに表示された第1画像33を見ながら、任意の点(例えば識別し易い点)を含む対応点領域(例えばこの点を中心とした周辺領域)26y1を、入力部20Mによるカーソル26zで囲むように指定する。これにより、表示・入力部26は、この指定された対応点領域26y1を受け付ける(画面G3)(S9)。
同様に、表示・入力部26は、ユーザが、表示部20Lに表示される第2画像36を見ながら、上記任意の点に対応する点を含む対応点領域(例えばこの点を中心とした周辺領域)26y2を、入力部20Mによるカーソル26zで囲むように指定する。これにより、表示・入力部26は、この指定された対応点領域26y2を受け付ける(画面G3)(S10)。
尚、S9及びS10では、表示・入力部26は、入力部等を介して第1画像33で指定された対応点領域26y1に含まれる特徴量を用いて、第2画像36における一つ以上の対応点の候補領域を抽出し、表示してもよい。
第1画像33で指定された対応点領域26y1に対応する第2画像36での対応点領域26y2は、表示された対応点の候補領域の中にある可能性が高い。対応点領域26y1に対応する対応点領域26y2が上記対応点の候補領域の中に含まれる場合、表示・入力部26は、例えば、表示された対応点の候補領域の中から対応点領域26y2を選択して指定すればよい。
即ち、ユーザは、第1画像33において指定された対応点領域26y1に真に対応する第2画像36での対応点領域26y2を、より簡便に指定できる。
表示・入力部26は、表示部20Lに対応点関係を表示し(画面G4)、対応点の検出を完了させるか否かを判別する(S11)。
対応点の検出の完了は、例えば、ユーザが入力部20Mを介してカーソル26zを用いてOKボタン26gを選択することで行われる。この場合、ユーザは、指定された対応点領域26yの数が所定値(例えば値5)以上であることや、対応線26mで対応付けられる対応点ペアが偏っていないこと等が判断材料として考慮される。
表示・入力部26は、ユーザが入力部20Mを介してカーソル26zを用いてNGボタン26hを選択したことを受け付け、対応点の検出を完了させないことを検出すると、S8に戻る。
一方、表示・入力部26は、ユーザが入力部20Mを介してカーソル26zを用いてOKボタン26gを選択したことを受け付けると、対応点の検出を完了させる。
狭域対応点検出部27は、表示・入力部26で指定された対応点領域26y1,26y2内の特徴点群51,52に限定して、第1画像33及び第2画像36に含まれる類似度の高い特徴点同士を対応点ペアとして順次検出し、対応点ペア情報を出力する。特徴点群51には、1つ以上の特徴点が含まれる。
カメラパラメータ推定部23は、新たな対応点ペア情報を用いて、再び第1カメラ10に対する第2カメラ11の位置及び姿勢を推定し、3次元座標計算部24は、対象点の3次元座標(X,Y,Z)を計算する(S12)。この後、PC20はS6に戻る。
即ち、異常検出部25は、S6で対象点の3次元座標の異常の有無を判定し、S7で対象点の3次元座標が正常であると判定された場合、表示・入力部26は、3次元復帰情報が正常である旨を表示する(画面G5)。そして、PC20は、3次元情報復元処理に係る表示を終了し、本動作を終了する。
このように、ステレオカメラシステム5では、異常検出部25によって対象点の3次元座標が異常と判定された場合、表示・入力部26は、その旨を表示し、対応点領域の指定を促すメッセージを表示部20Lに表示する。表示・入力部26は、ユーザから入力部20M等を介して指定された対応点領域26y1,26y2を受け付ける。狭域対応点検出部27は、表示・入力部26で指定された対応点領域26y1,26y2に限定して検出した対応点ペア情報を出力する。カメラパラメータ推定部23は、出力された対応点ペア情報を用いて、再び第1カメラ10に対する第2カメラ11の位置及び姿勢を推定し、3次元座標計算部24は、対象点の3次元座標を計算する。
ステレオカメラシステム5によれば、対象点の3次元座標が異常であると判定された場合、ユーザが第1画像及び第2画像を確認しながら、識別し易い点を囲むように対応点領域(対応点領域26y1,26y2)を直接指定できる。従って、ステレオカメラシステム5は、3次元情報復元に係る処理(対応点検出等)をPC20に任せる場合と比べ、指定された対応点領域内の特徴点を用いて対応点ペア情報を精度良く検出できる。この結果、ステレオカメラシステム5は、2つの撮像画像から復元される対象点の3次元座標の復元精度を向上できる。
また、ステレオカメラシステム5は、対象点の3次元座標が異常と判定された場合でも、3次元情報復元動作の一部を引き継ぎ、入力部20Mを介して簡単な入力操作を行って補助することで、対象点の3次元座標が正常となるように支援できる。
また、ステレオカメラシステム5は、表示部20Lを見て確認したユーザにより入力部20Mを介して指定された対応点領域内の特徴点群を用いて、対象点の3次元座標を計算してもよい。これにより、3次元座標の復元精度を向上できる。
また、ユーザが対応点領域を指定する際、表示部20Lに第1画像33及び第2画像36を表示しておき、ユーザは、入力部20Mを介してこれらの画像上でカーソル26zで囲むように対応点領域26yを指定してもよい。これにより、簡単な操作で、直感的に分かり易いユーザインターフェースを提供できる。
(第2の実施形態)
第1の実施形態では、表示・入力部で指定された対応点領域に含まれる特徴点群は記憶されず、キャリブレーション(較正)が行われる場合、初期設定時と同様の処理が行われることを例示した。つまり、ステレオカメラシステムは、対象点の3次元座標が異常であると判定された場合、表示・入力部による対応点領域の指定をその都度行っていた。
第2の実施形態では、ステレオカメラシステムは、表示・入力部で指定された対応点領域に含まれる特徴点群をグループ化して記憶することを想定する。これにより、その後のキャリブレーションにおいて、表示・入力部による対応点領域の指定を不要化できる。
図9は、第2の実施形態におけるステレオカメラシステム5AにおけるPC20Aの構成例を示すブロック図である。第2の実施形態のステレオカメラシステム5Aは、第1の実施形態のステレオカメラシステム5とほぼ同一の構成を有する。図9において、図1のステレオカメラシステム5と同一の構成要素については、同一の符号を用いることで、その説明を省略又は簡略化する。
PC20Aは、第1の実施形態のPC20が有する構成部に加え、特徴点群保存部28及び第2対応点検出部22Aを有する。尚、PC20Aでは、PC20が備える対応点検出部22が省かれる。
図10(A)は、特徴点群のグループ化の一例を説明するための模式図である。図10(B)は、特徴点群の移動例を説明するための模式図である。図10(c)は、対応点の検出例を説明するための模式図である。
図10(A)に示すように、特徴点群保存部28は、表示・入力部26によって第1画像33及び第2画像36に対して指定された対応点領域26y1,26y2にそれぞれ含まれる特徴点群51,52をグループ化し、第1カメラ用及び第2カメラ用として記憶する。
尚、特徴点群保存部28は、初期設定後の任意のキャリブレーション時に新たに対応点領域26y1,26y2に含まれる特徴点38a,38bが抽出された場合、抽出された特徴点を追加して記憶してもよい。これにより、特徴点の数を増加でき、対応点の検出精度を向上でき、3次元座標の復元精度を向上できる。
第2対応点検出部22Aは、特徴点群保存部28に記憶された特徴点群51,52を読み込み、この特徴点群51、52と特徴点抽出部21で抽出された各特徴点との対応関係を探索する。この対応関係は、例えば、特徴点群51、52に含まれる特徴点38a,38bと、特徴点抽出部21で抽出された各特徴点に含まれる特徴点と、の類似度を求めることにより、探索される。
これにより、第2対応点検出部22Aは、ユーザによって指定された対応点領域26y1,26y2にそれぞれ対応する対応点領域56y1,56y2を、新たに撮像された第1画像33A及び第2画像36Aの中に検出可能である。
図10(B)に示すように、表示部20Lは、特徴点群51、52を含む対応点領域26y1,26y2が、新たに撮像された第1画像33A及び第2画像36Aに対して囲まれた対応点領域56y1、56y2に移動しているように、表示する。
第2対応点検出部22Aは、図10(C)に示すように、新たに見つかった対応点領域56y1,56y2において、対応点58a,58b(対応点としての特徴点)を探索し、対応点ペア情報を出力する。
カメラパラメータ推定部23は、出力された対応点ペア情報を用いて、第1カメラ10に対する第2カメラ11の位置及び姿勢を再度推定する。3次元座標計算部24は、対象点の3次元座標を計算する。
尚、特徴点抽出部21は、新たに見つかった対応点領域56y1,56y2において特徴点を再度検出し、第2対応点検出部22Aは、この算出された特徴点を用いて対応点を再度探索してもよい。
次に、ステレオカメラシステム5Aの動作例について説明する。
図11は初期設定時に行われるPC20Aによる3次元情報復元動作手順の一部の一例を示すフローチャートである。この3次元情報復元処理は、ステレオカメラシステム5Aの初期設定時に行われる。図11は、第1の実施形態において説明した図7に対応する。図11において、図7におけるステップ処理と同一のステップ処理については、同一のステップ番号を付すことで、その説明を省略又は簡略化する。また、初期設定時の表示部20Lに表示されるUI画面は、第1の実施形態において説明した図8と同様である。
第2の実施形態では、S12の処理が行われた後、特徴点群保存部28は、S9で第1画像33で指定された対応点領域26y1に含まれる特徴点群51と、S10で第2画像36で指定された対応点領域26y2に含まれる特徴点群52とを、それぞれグループ化して記憶する(S12A)。この後、PC20Aは、S6の処理に戻る。
このように、初期設定時、表示・入力部26によって指定された対応点領域26y1,26y2にそれぞれ含まれる特徴点群51,52は、グループ化されて特徴点群保存部28に記憶される。尚、初期設定後のキャリブレーション時においても、新たに検出された特徴点群がグループ化されて記憶されてもよい。
図12は、初期設定後のキャリブレーション時に行われるPC20による3次元情報復元動作手順の一部の一例を示すフローチャートである。この3次元情報復元処理は、ステレオカメラシステム5Aにおける初期設定後のキャリブレーション時や定期的なキャリブレーション時に行われる。この3次元情報復元処理により、PC20Aは、例えば、カメラの向きが変化したことを検出できる。
図13は、表示部20Lに表示されるUI画面の遷移例を示す模式図である。表示部20Lに3次元情報復元処理の初期画面G11が表示された状態で、ユーザが入力部20Mにより開始ボタン26fを選択すると、表示部20Lは、画面G11に「処理中」のメッセージを表示する。
まず、特徴点抽出部21は、特徴点群保存部28に記憶された、指定された対応点領域26y1,26y2においてそれぞれグループ化された特徴点群51,52を読み込む(S21)。
表示部20Lは、第1画像33及び第2画像36と重なるように、指定された対応点領域26y1,26y2及び対応点領域26y1,26y2の領域内のグループ化された特徴点群51、52を表示する(画面G12)。
特徴点抽出部21は、第1カメラ10及び第2カメラ11に対し、画像取得要求を行い、第1カメラ10及び第2カメラ11からそれぞれ新たな第1画像33A及び第2画像36Aの画像データを取り込む(S22)。即ち、例えば、カメラの向きが変わった場合や定期的なキャリブレーション時に新たな画像データが取得される。カメラの向きは、例えば風や振動により変化し得る。
特徴点抽出部21は、第1画像33A及び第2画像36Aからそれぞれ各特徴点を抽出する(S23)。
第2対応点検出部22Aは、特徴点抽出部21によって抽出された各特徴点と、指定された対応点領域26y1、26y2内でグループ化された特徴点群51、52との対応関係を探索する。そして、第2対応点検出部22Aは、新たに撮像された第1画像33A及び第2画像36Aにおける対応点領域56y1、56y2を検出する(S24)。
表示部20Lは、元の対応点領域26y1、26y2と、新たに検出された対応点領域56y1,56y2とを、新たに取得された第1画像33A,第2画像36Aに重ねるように表示する(画面G13)。
第2対応点検出部22Aは、新たに検出された対応点領域56y1,56y2の間で対応点58a,58bを探索し、対応点ペア情報を出力する(S25)。表示部20Lは、対応点ペア情報を新たに取得された第1画像33A及び第2画像36Aと重なるように表示する(画面G14)。尚、対応点領域56y1,56y2において再度特徴点が抽出され、この特徴点を加味して対応点58a,58bが探索されてもよい。
カメラパラメータ推定部23は、S25で生成された対応点ペア情報を用いて、第1カメラ10に対する第2カメラ11の位置及び姿勢、つまり、カメラパラメータ(例えば並進ベクトルp、回転行列R)を再推定する。さらに、3次元座標計算部24は、対応点ペア情報、第1カメラ10の内部パラメータ及び外部パラメータ、第2カメラ11の内部パラメータ及び外部パラメータ、並びにベースライン長62に基づいて、対象点の3次元座標(X,Y,Z)を順次計算する。この対象点は、対応点領域56y1に含まれる。
この後、PC20Aは、第1の実施形態において図6で示したS6の処理に進み、異常検出部25が対象点の3次元座標における異常の有無を判定する。これ以降の処理は、初期設定時と同じであるので、その説明を省略する。
このように、ステレオカメラシステム5Aは、1度指定された対応点領域内でグループ化された特徴点群を保存しておき、別のタイミングで再度、対応点領域を指定する際、保存された特徴点群を利用して対応点領域を検出する。これにより、ユーザが再度、対応点領域を指定する手間が省け、操作が簡便になる。また、キャリブレーション動作をより簡素化できる。
尚、特徴点群保存部28は、キャリブレーション時に検出された対応点領域に含まれる特徴点群をグループ化して記憶しておき、以後のキャリブレーションに利用できるようにしてもよい。
この場合、特徴点群保存部28は、キャリブレーション時に検出された対応点領域に含まれる特徴点群で、初期設定時に記憶された対応点領域内の特徴点群を更新してもよいし、更新することなく追加記憶するようにしてもよい。また、特徴点群保存部28は、指定された対応点領域に含まれる、グループ化された特徴点群の他、初期設置時に撮像された撮像画像に含まれる各特徴点や、キャリブレーション時に抽出された各特徴点を保存するようにしてもよい。
(変形例)
第1及び第2の実施形態では、第1カメラ10及び第2カメラ11は、PC20,20Aにケーブル18A、18Bを介して直接に接続されることを例示した。変形例では、第1カメラ10及び第2カメラ11とPC20Bとは、直接に接続されず、送信機及び受信機を用いた通信によりデータ及び信号の送受信が行われる。
図14は、変形例におけるステレオカメラシステム5Bの概略構成例を示す模式図である。ステレオカメラシステム5Bは、第1カメラ10、第2カメラ11、画像取込装置61、送信機63、受信機72、及びPC20Bを含んで構成される。
画像取込装置61は、第1カメラ10で撮像された第1画像及び第2カメラ11で撮像された第2画像の画像データを取り込む。送信機63は、第1画像及び第2画像の画像データを、受信機72へ送信する。尚、画像取込装置61と送信機63とは一体に設けられても良い。
画像取込装置61は、第1カメラ10及び第2カメラ11に対し、画像取得要求を出力し、第1カメラ10で撮像された第1画像及び第2カメラ11で撮像された第2画像の画像データを略同時に取り込む。
受信機72は、第1画像及び第2画像の画像データを送信機63から受信する。PC20Bは、PC20,PC20Aと同様の動作を行う。尚、受信機72とPC20Bとは一体に設けられても良い。
送信機63及び受信機72との間で行われる通信は、特に限定されることなく、インターネット等のネットワークを介して行われてもよいし、ネットワークを介することなく専用線で行われてもよいし、無線で行われてもよい。ここでは、専用線65を使って、送信機63及び受信機72間の通信が行われる。
このステレオカメラシステム5Bでは、画像取込装置61が、PC20Bからの画像取得要求に応じて、第1カメラ10及び第2カメラ11からそれぞれ第1画像及び第2画像を取得する。画像取込装置61は、この取得した第1画像及び第2画像の画像データを、送信機63及び受信機72を介して、PC20Bに転送する。この他の動作は、第1及び第2の実施形態の動作と同様である。
ステレオカメラシステム5Bによれば、第1カメラ10及び第2カメラ11の設置場所から遠く離れた場所において、PC20Bが初期設定及びキャリブレーションを実施できる。従って、画像取込装置61を設置した後、わざわざ設置場所に行ってキャリブレーション作業を行う必要がなくなり、効率的な運用が可能となる。
以上、図面を参照しながら各種の実施形態について説明したが、本発明はかかる例に限定されないことは言うまでもない。当業者であれば、特許請求の範囲に記載された範疇内において、各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり、それらについても当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。
例えば、上記実施形態では、異常検出部によって対象点の3次元座標が異常であると判定された場合、表示・入力部は、使用者によって識別し易い点を含むような対応点領域が指定されたが、3次元座標の異常の有無を判定することなく、対象点の3次元座標を生成する最初の段階から使用者による対応点領域の指定が行われてもよい。これにより、対象点の3次元座標が異常と判定される結果に至るケースが少なくなることが想定される。
以上のように、上記実施形態の3次元情報復元装置は、画像取得部と、領域指定部と、対応点検出部と、3次元座標導出部と、を備える。画像取得部は、第1の撮像装置により撮像された第1の画像と、第2の撮像装置により撮像された第2の画像とを取得する。領域指定部は、第1の画像における第1の領域と第2の画像における第1の領域に対応する第2の領域と、を指定する。対応点検出部は、第1の領域に含まれる第1の特徴点と第2の領域に含まれる第2の特徴点とが対応する第1の対応点を複数検出する。3次元座標導出部は、複数の第1の対応点に基づいて、第1の特徴点が逆射影された3次元座標を復元する。
3次元情報復元装置は、例えばPC20である。第1の撮像装置は、例えば第1カメラ10である。第2の撮像装置は、例えば第2カメラ11である。画像取得部は、例えば特徴点抽出部21である。領域指定部は、例えば表示・入力部26である。対応点検出部22は、例えば狭域対応点検出部27である。3次元座標導出部は、例えば3次元座標計算部24である。また、第1の領域は、例えば対応点領域26y1である。第2の領域は、例えば対応点領域26y2である。
これにより、3次元情報復元装置は、3次元復元の際に用いられる対応点を検出するための領域を指定できる。従って、3次元情報復元装置は、ユーザ操作なく対応点検出等の処理を全て情報処理装置に任せる場合と比べ、指定された領域内の特徴点を用いて対応点ペア情報を精度良く検出できる。よって、3次元復元装置は、対応点ペア情報を用いて計算される3次元座標の復元精度を向上できる。
また、3次元情報復元装置では、パラメータ導出部は、複数の第1の対応点に基づいて、3次元座標を導出するためのパラメータを複数導出する。異常判定部は、導出された複数のパラメータに基づいて、復元された3次元座標の異常の有無を判定する。領域指定部は、3次元座標に異常がある場合に、第1の領域及び第2の領域を指定する。
これにより、3次元座標が異常と判定された場合でも、3次元復元装置は、既に実施した異常と判定された3次元座標を復元するための動作に得た情報を活用して、簡単な領域指定を行って補助することで、3次元座標が正常となるように支援できる。また、3次元情報復元装置は、特徴点抽出の抽出精度や対応点検出の検出精度が不十分でも、対応点領域の指定によりこれらの精度不足を補い、3次元座標の復元精度を向上できる。
また、3次元復元装置は、特徴点記憶部と、特徴点抽出部を備えても良い。特徴点記憶部は、第1の対応点として検出された第1の特徴点及び前記第2の特徴点を記憶する。特徴点抽出部は、第1の撮像装置により撮像された第3の画像に含まれる第3の特徴点と、第2の撮像装置により撮像された第4の画像に含まれる第4の特徴点と、を複数抽出する。対応点検出部は、特徴点記憶部に記憶された第1の特徴点及び第2の特徴点と、特徴点抽出部によって抽出された第3の特徴点及び第4の特徴点との対応関係に基づいて、第3の画像における第1の領域に対応する第3の領域、及び第4の画像における第2の領域に対応する第4の領域を検出してもよい。対応点検出部は、第3の領域に含まれる第3の特徴点と、第4の領域に含まれる第4の特徴点と、が対応する第2の対応点を複数検出してもよい。3次元座標導出部は、複数の第2の対応点に基づいて、第3の特徴点が逆射影された3次元座標を復元してもよい。
特徴点記憶部は、例えば特徴点群保存部28である。特徴点抽出部は、例えば特徴点抽出部21である。第3の領域は、例えば対応点領域56y1である。第4の領域は、例えば対応点領域56y2である。
これにより、初期設定後のキャリブレーション時など、再度、対応点領域を指定する場合、過去に用いた第1の特徴点及び第2の特徴点を利用して対応点領域を検出できる。従って、ユーザが再度、対応点領域を指定する手間が省け、操作が簡便になる。また、キャリブレーション等の動作を簡素化できる。
また、3次元情報復元装置は、入力操作を受け付ける入力部(例えば入力部20M)と、第1の画像及び第2の画像を表示する表示部(例えば表示部20L)と、を備えてもよい。
領域指定部は、表示部に表示された第1の画像及び第2の画像に対して行われた、入力部による入力操作に従って、第1の領域及び第2の領域を指定してもよい。表示部は、領域指定部によって指定された、第1の領域及び第2の領域を表示してもよい。
これにより、ユーザは、例えば、第1の画像及び第2の画像を見ながら、例えば識別し易い点を囲むように、対応点領域を直接に指定することができる。また、ユーザは、表示部に第1画像及び第2画像を表示しておき、これらの画像に重なるように、入力部による入力操作で第1の領域及び第2の領域を指定できる。従って、簡単な操作で、直感的に分かり易いユーザインターフェースを提供できる。
また、3次元情報復元システムは、第1の画像を撮像する第1の撮像装置と、第2の画像を撮像する第2の撮像装置と、第1の画像及び第2の画像に基づいて3次元座標を復元する3次元情報復元装置と、を備える。
これにより、3次元情報復元装置は、3次元復元の際に用いられる対応点を検出するための領域を指定できる。従って、3次元情報復元装置は、ユーザ操作なく対応点検出等の処理を全て情報処理装置に任せる場合と比べ、指定された領域内の特徴点を用いて対応点ペア情報を精度良く検出できる。よって、3次元復元装置は、対応点ペア情報を用いて計算される3次元座標の復元精度を向上できる。
また、3次元情報復元システムは、第1の画像を第1の撮像装置から取得し、第2の画像を第2の撮像装置から取得し、第1の画像及び第2の画像を送信する送信機と、送信機からの第1の画像及び第2の画像を受信し、第1の画像及び第2の画像を3次元情報復元装置へ送る受信機と、を備えてもよい。送信機は、例えば送信機63であり、受信機は、例えば受信機72である。
これにより、第1の撮像装置及び第2の撮像装置の設置場所から遠く離れた場所においてキャリブレーション等を行うことが可能であり、3次元復元システムの効率的な運用が可能となる。
更にPC20は、操作者(ユーザ)が入力部等を介して第1の画像で指定した対応点領域にある特徴量を用いて、第2の画像における一つ以上の対応点の候補領域を抽出し、表示してもよい。第1の画像で指定した対応点領域に対応する第2の画像での対応点領域は、表示された対応点の候補領域の中にある可能性が高い。第1の画像で指定した対応点領域に対応する第2の画像での対応点領域は、表示された対応点の候補領域の中にある場合、操作者は、表示された対応点の候補領域の中から入力部等を介して選択して指定すればよい。すなわち操作者は、第1の画像で指定した対応点領域に真に対応する第2の画像での対応点領域を、より簡便に指定することができる。
本発明は、2つの撮像画像から復元される3次元座標の復元精度を向上できる3次元情報復元装置、3次元情報復元システム、及び3次元情報復元方法等に有用である。
5、5A、5B ステレオカメラシステム
10 第1カメラ
11 第2カメラ
13 第1の筐体
14 第2の筐体
18A、18B、18C ケーブル
20、20A、20B PC
20L 表示部
20M 入力部
21 特徴点抽出部
22 対応点検出部
23 カメラパラメータ推定部
24 3次元座標計算部
25 異常検出部
26 表示・入力部
26e、26f 開始ボタン
26g OKボタン
26h NGボタン
26m、c1〜c7 対応線
26y1、26y2、56y1、56y2 対応点領域
26z カーソル
27 狭域対応点検出部
28 特徴点群保存部
33、33A 第1画像
36、36A 第2画像
38a、38b、a1〜a7、b1〜b7 特徴点
39a、39b、58a、58b 対応点
40 対象物(被写体)
41、41A 対象点
51、52 特徴点群
61 画像取込装置
62 ベースライン長
63 送信機
65 専用線
72 受信機
G1〜G5、G11〜G14 画面

Claims (7)

  1. 第1の撮像装置により撮像された第1の画像と、第2の撮像装置により撮像された第2の画像と、を取得する画像取得部と、
    前記第1の画像における第1の特徴点と、前記第2の画像における第2の特徴点と、を取得する特徴点抽出部と、
    記第1の特徴点と前記第2の特徴点とが対応する第1の対応点ペアを複数検出する対応点検出部と、
    複数の前記第1の対応点ペアに基づいて第1の3次元座標を復元する3次元座標導出部と、
    前記3次元座標導出部により復元された前記第1の3次元座標の異常の有無を判定する異常判定部と、
    復元された前記第1の3次元座標が前記異常判定部において異常と判定された場合に、前記第1の画像における第1の領域及び前記第2の画像における第2の領域の指定を受け付ける領域指定部と、
    前記領域指定部により受け付けられた前記第1の領域に含まれる第3の特徴点と、前記領域指定部により受け付けられた前記第2の領域に含まれる第4の特徴点と、が対応する第2の対応点ペアを複数検出する狭域対応点検出部と、を備え
    前記複数の第2の対応点ペアの検出結果と、前記複数の第2の対応点ペアの検出結果に関する操作者による判定結果を受け付ける判定ボタンと、を表示部に表示する、
    3次元情報復元装置。
  2. 請求項1に記載の3次元情報復元装置であって、
    前記領域指定部は、前記判定ボタンのうち、前記複数の第2の対応点ペアの検出結果をもって前記第2の対応点ペアの検出を完了しない旨を示す第1のボタンが押下された場合、前記第1の領域及び前記第2の領域の再指定を受け付け、
    前記特徴点抽出部は、前記領域指定部により再指定された前記第1の領域に含まれる第3の特徴点と、前記領域指定部により再指定された前記第2の領域に含まれる第4の特徴点と、を再取得し、
    前記狭域対応点検出部は、再取得された前記第3の特徴点と再取得された前記第4の特徴点とが対応する第2の対応点ペアを複数再検出し、
    再検出された前記複数の第2の対応点ペアの検出結果と、前記再検出された複数の第2の対応点ペアの検出結果に関する操作者による判定結果を受け付ける判定ボタンと、を表示部に再表示し、
    前記判定ボタンのうち、前記複数の第2の対応点ペアの検出結果をもって前記第2の対応点ペアの検出を完了する旨を示す第2のボタンが押下された場合、前記3次元座標導出部は、複数の前記第2の対応点ペアに基づいて第2の3次元座標を復元し、前記3次元座標導出部により復元された前記第2の3次元座標を前記表示部に表示する、
    3次元情報復元装置。
  3. 請求項1または2に記載の3次元情報復元装置であって
    数の前記第1の対応点ペアに基づいて、前記第1の3次元座標を導出するためのパラメータを複数導出するパラメータ導出部を更に備え
    前記異常判定部は、前記パラメータ導出部によって導出された複数の前記パラメータに基づいて、前記3次元座標導出部により復元された第1の3次元座標の異常の有無を判定し、
    前記領域指定部は、前記第1の3次元座標に異常がある場合に、前記第1の領域及び前記第2の領域を指定する、
    3次元情報復元装置。
  4. 請求項1ないし3のうちいずれか一項に記載の3次元情報復元装置であって、
    前記第の対応点ペアとして検出された前記第の特徴点及び前記第の特徴点を記憶する特徴点記憶部を更に備え
    前記特徴点抽出部は、前記第1の撮像装置により撮像された第3の画像に含まれる第の特徴点と、前記第2の撮像装置により撮像された第4の画像に含まれる第の特徴点と、を複数抽出
    前記狭域対応点検出部は、
    前記特徴点記憶部に記憶された前記第の特徴点と前記特徴点抽出部によって抽出された前記第5の特徴点との類似度及び前記特徴点記憶部に記憶された前記第の特徴点と前記特徴点抽出部によって抽出された前記第6の特徴点との類似度に基づいて、前記第3の画像において前記第1の領域に対応する第3の領域、及び前記第4の画像において前記第2の領域に対応する第4の領域を検出し、
    前記第5の特徴点のうち前記第3の領域に含まれる第7の特徴点と、前記第6の特徴点のうち前記第4の領域に含まれる第8の特徴点と、が対応する第の対応点ペアを複数検出し、
    前記3次元座標導出部は、複数の前記第の対応点ペアに基づいて、第3の3次元座標を復元する、
    3次元情報復元装置。
  5. 第1の画像を撮像する第1の撮像装置と、
    第2の画像を撮像する第2の撮像装置と、
    前記第1の画像及び前記第2の画像に基づいて3次元座標を復元する3次元情報復元装置と、を備える3次元情報復元システムであって、
    前記3次元情報復元装置は、
    前記第1の画像及び前記第2の画像を取得する画像取得部と、
    前記第1の画像における第1の特徴点と、前記第2の画像における第2の特徴点と、を取得する特徴点抽出部と、
    記第1の特徴点と前第2の特徴点とが対応する第1の対応点ペアを複数検出する対応点検出部と、
    複数の前記第1の対応点ペアに基づいて第1の3次元座標を復元する3次元座標導出部と、
    前記3次元座標導出部により復元された前記第1の3次元座標の異常の有無を判定する異常判定部と、
    復元された前記第1の3次元座標が前記異常判定部において異常と判定された場合に、前記第1の画像における第1の領域及び前記第2の画像における第2の領域の指定を受け付ける領域指定部と、
    前記領域指定部により受け付けられた前記第1の領域に含まれる第3の特徴点と、前記領域指定部により受け付けられた前記第2の領域に含まれる第4の特徴点と、が対応する第2の対応点ペアを複数検出する狭域対応点検出部と、を備え
    前記複数の第2の対応点ペアの検出結果と、前記複数の第2の対応点ペアの検出結果に関する操作者による判定結果を受け付ける判定ボタンと、を表示部に表示する、
    3次元情報復元システム。
  6. 請求項5に記載の3次元情報復元システムであって、更に、
    前記第1の画像を前記第1の撮像装置から取得し、前記第2の画像を前記第2の撮像装置から取得し、前記第1の画像及び前記第2の画像を送信する送信機と、
    前記送信機からの前記第1の画像及び前記第2の画像を受信し、前記第1の画像及び前記第2の画像を前記3次元情報復元装置へ送る受信機と、を備える、
    3次元情報復元システム。
  7. 3次元情報復元装置における3次元情報復元方法であって、
    第1の撮像装置により撮像された第1の画像と、第2の撮像装置により撮像された第2の画像と、を取得するステップと、
    前記第1の画像における第1の特徴点と、前記第2の画像における第2の特徴点と、を取得するステップと、
    記第1の特徴点と前記第2の特徴点とが対応する第1の対応点ペアを複数検出するステップと、
    複数の前記第1の対応点ペアに基づいて第1の3次元座標を復元するステップと、
    復元された前記第1の3次元座標の異常の有無を判定するステップと、
    復元された前記第1の3次元座標が異常と判定された場合に、前記第1の画像における第1の領域及び前記第2の画像における第2の領域の指定を受け付けるステップと、
    受け付けられた前記第1の領域に含まれる第3の特徴点と、受け付けられた前記第2の領域に含まれる第4の特徴点と、が対応する第2の対応点ペアを複数検出するステップと、
    前記複数の第2の対応点ペアの検出結果と、前記複数の第2の対応点ペアの検出結果に関する操作者による判定結果を受け付ける判定ボタンと、を表示部に表示するステップと、を備える
    3次元情報復元方法。
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