JP2017130047A - 情報処理装置、情報処理システム、及びプログラム - Google Patents

情報処理装置、情報処理システム、及びプログラム Download PDF

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渕上 正睦
Masamutsu Fuchigami
正睦 渕上
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Abstract

【課題】情報処理装置、情報処理システム、及びプログラムを提供する。【解決手段】撮像装置により取得される撮像画像から、少なくとも1の直角を含む外形を有するマーカを検出する認識部と、前記撮像画像から検出される前記マーカにおける前記直角をなす2辺の情報に基づいて、前記撮像装置の位置姿勢情報を特定する、特定部と、を備える情報処理装置。【選択図】図4

Description

本発明は、情報処理装置、情報処理システム、及びプログラムに関する。
近年、人間の知覚する実空間(現実空間)を拡張するAR(Augmented Reality)技術が広く用いられつつある。例えば、実空間を撮像する撮像装置(カメラ)と実空間の関係に基づいて、撮像された画像に仮想情報を重畳して表示させることで、ユーザは表示された仮想情報があたかも実空間に実在するかのように感じることができる。
上記のようなAR技術を実現するため、例えば非特許文献1には、2組の平行な2辺を含む外形を有するマーカを用いて、カメラと実空間に存在するマーカの相対的な関係(相対位置、及び相対姿勢)を求める技術が開示されている。
加藤, M. Billinghurst, 浅野, 橘, "マーカー追跡に基づく拡張現実感システムとそのキャリブレーション", 日本バーチャルリアリティ学会論文誌, vol.4, no.4, pp.607-617, 1999.
しかし、上述した技術では、マーカの外形に2組の平行2辺が含まれる必要があり、利用可能なマーカの外形が限られるという問題があった。
そこで、本発明は、上記問題に鑑みてなされたものであり、本発明の目的とするところは、より多様な外形のマーカを用いて、撮像装置の位置、または姿勢を得ることが可能な、新規かつ改良された情報処理装置、情報処理システム、及びプログラムを提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明のある観点によれば、撮像装置により取得される撮像画像から、少なくとも1の直角を含む外形を有するマーカを検出する認識部と、前記撮像画像から検出される前記マーカにおける前記直角をなす2辺の情報に基づいて、前記撮像装置の位置姿勢情報を特定する、特定部と、を備える情報処理装置が提供される。
前記特定部は、前記マーカにおける前記2辺に含まれない点の情報にさらに基づいて、前記位置姿勢情報を特定してもよい。
前記マーカにおける前記2辺に含まれない点の情報は、前記2辺の情報に基づいて得られてもよい。
前記位置姿勢情報は、前記マーカに対する前記撮像装置の相対位置、または相対姿勢の情報を含んでもよい。
前記位置姿勢情報は、実空間における前記撮像装置の位置または姿勢の情報を含んでもよい。
前記認識部は、前記マーカが示すマーカ情報を読み出し、前記特定部は、前記マーカ情報に基づいて、前記実空間における前記撮像装置の位置または姿勢を特定してもよい。
前記マーカ情報は、前記マーカの識別情報を含み、前記特定部は、前記識別情報に基づいて取得される、前記実空間における前記マーカの位置情報に基づいて、前記実空間における前記撮像装置の位置または姿勢を特定してもよい。
前記マーカ情報は、前記実空間における前記マーカの位置情報を含み、前記特定部は、前記実空間における前記マーカの位置情報に基づいて、前記実空間における前記撮像装置の位置または姿勢を特定してもよい。
前記位置姿勢情報に基づいて、表示を制御する表示制御部をさらに備えてもよい。
前記表示制御部は、前記位置姿勢情報に基づいて、前記撮像装置を示す情報を、所定の地図と重ね合わせて表示させてもよい。
前記表示制御部は、前記位置姿勢情報に基づいて、所定の目標を示す情報を、前記撮像画像と重ね合わせて表示させてもよい。
また、上記課題を解決するために、本発明の別の観点によれば、撮像装置により取得される撮像画像から、少なくとも1の直角を含む外形を有するマーカを検出する認識部と、前記撮像画像から検出される前記マーカにおける前記直角をなす2辺の情報に基づいて、前記撮像装置の位置姿勢情報を特定する、特定部と、を備える情報処理システムが提供される。
また、上記課題を解決するために、本発明の別の観点によれば、コンピュータに、撮像装置により取得される撮像画像から、少なくとも1の直角を含む外形を有するマーカを検出する機能と、前記撮像画像から検出される前記マーカにおける前記直角をなす2辺の情報に基づいて、前記撮像装置の位置姿勢情報を特定する機能と、を実現させるための、プログラムが提供される。
以上説明したように本発明によれば、より多様な外形のマーカを用いて、撮像装置の位置、または姿勢を得ることが可能である。
本発明の一実施形態に係る情報処理システム100の概要を示す説明図である。 本発明に係るマーカ2の外形の他の例を示す説明図である。 同実施形態による撮像装置1の構成例を示すブロック図である。 同実施形態に係る情報処理装置3の構成例を示すブロック図である。 座標変換部373による座標変換について説明するための説明図である。 実空間に配置されるマーカ2の例を示す模式図である。 記憶部39に記憶されるマーカ2の位置情報の例を示す説明図である。 同実施形態に係る情報処理システム100の処理の流れを示すシーケンス図である。 実空間中の点と、撮像面における点の関係を説明するための模式図である。 カメラ座標系でのマーカ2の枠の内側の頂点の関係を示す模式図である。 非正方形マーカの外形の例を示す模式図である。 データセンタ内で本実施形態を利用した場合に、撮像装置1の表示操作部17に表示される情報の例を示す説明図である。 データセンタ内で本実施形態を利用した場合に、撮像装置1の表示操作部17に表示される情報の他の例を示す説明図である。 撮像装置がマーカの認識や位置姿勢情報の特定に係る処理を行う例を示すブロック図である。 撮像装置1以外の装置においても表示が行われる例を示すブロック図である。 ハードウェア構成例を示す説明図である。
以下に添付図面を参照しながら、本発明の好適な実施の形態について詳細に説明する。なお、本明細書及び図面において、実質的に同一の機能構成を有する構成要素については、同一の符号を付することにより重複説明を省略する。
また、本明細書及び図面において、実質的に同一の機能構成を有する複数の構成要素を、同一の符号の後に異なるアルファベットを付して区別する場合もある。ただし、実質的に同一の機能構成を有する複数の構成要素の各々を特に区別する必要がない場合、同一符号のみを付する。
<<1.概要>>
まず、図1を参照しながら、本発明の一実施形態に係る情報処理システムの概要を説明する。図1は、本発明の一実施形態に係る情報処理システム100の概要を示す説明図である。
図1に示したように、本実施形態に係る情報処理システム100は、撮像装置1、マーカ2、情報処理装置3、及び通信網5を有する情報処理システムである。図1に示したように、撮像装置1と情報処理装置3は、通信網5を介して相互に接続される。例えば、情報処理システム100は、撮像装置1のユーザに、当該ユーザまたは撮像装置1の、位置や姿勢に関する情報を提示する。
撮像装置1は、マーカ2を含む実空間を撮像して取得した撮像画像を情報処理装置3に送信する情報処理装置である。撮像装置1は、例えばスマートフォンやタブレットPC(Personal Computer)、携帯電話等のようにユーザによって所持されて移動する装置であってもよい。また、撮像装置1は、自律的、ユーザによる直接操作、あるい遠隔操作等により移動する装置、または当該装置に搭載される装置(例えば車載装置等)であってもよい。なお、本実施形態において撮像装置1はユーザによって所持される装置であり、撮像装置1の位置、及び姿勢は、それぞれ当該ユーザの位置、及び姿勢とも扱われるものとして説明を行う。
また、撮像装置1は、情報処理装置3から受信する情報に基づいて、撮像装置1のユーザへの情報提示を行う。例えば、撮像装置1は、実空間における撮像装置1の位置姿勢情報を情報処理装置3から受信し、受信した情報に基づいて撮像装置1のユーザへの情報提示を行ってもよい。撮像装置1の構成の詳細、及び撮像装置1が行う情報提示の例については後述する。なお、図1には撮像装置1は1つしか示されていないが、情報処理システム100は、複数の撮像装置を有してもよい。
マーカ2は、実空間に配置され、撮像装置1によって撮像されるマーカである。図1では、マーカ2が正方形の外形を有する例を示したが、本発明に係るマーカは係る例に限定されない。
図2は、本発明に係るマーカ2の外形の他の例を示す説明図である。図2に示すマーカ2A〜Fのように、本発明に係るマーカは、非正方形の外形を有し得る。例えば、本発明に係るマーカは、図2に示すマーカ2B,2Cのように、2組の平行な2辺を含まない外形を有してもよい。また、本発明に係るマーカは、その外形に少なくとも1の直角を含む。なお、図2に示すマーカ2A〜Fは、全て左上の角が直角であるが、本発明に係るマーカが直角を有する位置は左上に限定されず、当然他の位置でもよい。
また、マーカ2の外形を形成する枠(以下、単に枠と呼ぶ場合もある)は、所定の色であってもよい。以下では、マーカ2の枠が赤色である場合を例に説明するが、本発明は係る例に限定されず、マーカ2の枠は他の色であってもよい。
また、図1に示すように、本実施形態に係るマーカ2は、外形を形成する枠の内部にマーカ情報を含むコード22を有する。マーカ情報は、例えばマーカの識別情報(ID等)を含んでもよい。また、図1に示すようにコード22は、例えばQRコード(登録商標)等の二次元コードであってもよい。
情報処理装置3は、撮像装置1から、マーカ2を含む実空間を撮像して取得した撮像画像を受信する。また、情報処理装置3は、受信した撮像画像に基づいて撮像装置1の位置姿勢情報を特定し、特定した位置姿勢情報を撮像装置1に送信する。例えば情報処理装置3が特定する位置姿勢情報は、マーカ2に対する撮像装置1の相対位置、または相対姿勢の情報を含んでもよい。また、位置姿勢情報は、実空間における撮像装置1の位置または姿勢の情報を含んでもよい。情報処理装置3は、撮像画像から検出されるマーカ2の枠に基づいて上記相対位置、及び相対姿勢を特定してもよい。また、情報処理装置3は、例えば撮像画像から検出されるコード22から読み出されるマーカ情報に基づいて、実空間におけるマーカ2の位置を取得し、さらに実空間における撮像装置1の位置または姿勢を特定してもよい。情報処理装置3の構成の詳細については後述する。
通信網5は、通信網5に接続されている装置、またはシステムから送信される情報の有線、または無線の伝送路である。例えば、通信網5は、インターネット、電話回線網、衛星通信網等の公衆回線網や、Ethernet(登録商標)を含む各種のLAN(Local Area Network)、WAN(Wide Area Network)等を含んでもよい。また、通信網5は、IP−VPN(Internet Protocol−Virtual Private Network)等の専用回線網を含んでもよい。
上述したように、本実施形態による情報処理システム100は、マーカ2を含む実空間を撮像して取得される撮像画像に基づいて、撮像装置1のユーザに、当該ユーザまたは撮像装置1の、位置や姿勢に関する情報を提示することが可能である。また、本実施形態による情報処理システム100は、マーカ2の外形に2組の平行2辺が含まれない場合であっても、上述した情報提示を実現することが可能である。以下、このような効果を有する本実施形態による情報処理システム100が備える、撮像装置1と情報処理装置3の構成について順次詳細に説明する。
<<2.構成>>
<2−1.撮像装置の構成>
図3は、本実施形態による撮像装置1の構成例を示すブロック図である。図3に示すように、撮像装置1は、制御部11、撮像部13、通信部15、及び表示操作部17を備える。
(制御部11)
制御部11は、撮像装置1が有する各構成を制御する。例えば、制御部11は、撮像部13を制御して、撮像部13に撮像画像を取得させる。また、制御部11は、通信部15を制御して、情報処理装置3との間で情報を送受信させる。また、制御部11は、表示操作部17の表示を制御する表示制御部としての機能を有し、例えば、情報処理装置3から通信部15が受信した位置姿勢情報に基づいて、表示操作部17の表示を制御する。なお、制御部11が表示操作部17に表示させる情報の例については図12、13を参照して後述する。また、制御部11は、表示操作部17を介して入力されるユーザ操作を認識する。制御部11は、認識されたユーザ操作に従って、上述した撮像装置1の制御を行ってもよい。
(撮像部13)
撮像部13は、実空間を撮像して撮像画像を取得する。例えば、撮像部13は、CCD(Charge Coupled Device)またはCMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)等の撮像素子を用いて実現される。本実施形態において、撮像部13は、図1を参照して説明したマーカ2を含む実空間を撮像し、マーカ2を含む撮像画像を取得する。
(通信部15)
通信部15は、撮像装置1による情報処理装置3との間の通信を仲介する通信インタフェースである。通信部15は、任意の無線通信プロトコルまたは有線通信プロトコルをサポートし、例えば図1を参照して説明した通信網5を介して情報処理装置3との間の通信接続を確立する。それにより、例えば、撮像装置1が情報処理装置3に撮像画像を送信し及び情報処理装置3から撮像装置1の位置姿勢情報を受信することが可能となる。
(表示操作部17)
表示操作部17は、表示部としての機能と、操作部としてのユーザからの操作入力を受け付ける機能とを有し、例えばタッチパネルディスプレイ等により実現される。表示操作部17は、制御部11の制御を受けて、例えば撮像装置1の位置や姿勢に関する表示を行う。
<2−2.情報処理装置の構成>
図4は、本実施形態に係る情報処理装置3の構成例を示すブロック図である。図4に示すように、情報処理装置3は、通信部31、通信制御部33、認識部35、特定部37、及び記憶部39を備える。
(通信部31)
通信部31は、情報処理装置3による撮像装置1との間の通信を仲介する通信インタフェースである。通信部31は、任意の無線通信プロトコルまたは有線通信プロトコルをサポートし、例えば図1を参照して説明した通信網5を介して撮像装置1との間の通信接続を確立する。それにより、情報処理装置3が撮像装置1から撮像画像を受信し及び撮像装置1に撮像装置1の位置姿勢情報を送信することが可能となる。
(通信制御部33)
通信制御部33は、通信部31を制御して、撮像装置1との間で情報を送受信させる。本実施形態に係る通信制御部33は、撮像装置1により取得される撮像画像を通信部31に受信させる。また、通信制御部33は、特定部37が特定した位置姿勢情報を通信部31に送信させる。
(認識部35)
認識部35は、図4に示すように検出部351と読出部353とを含み、マーカ2の検出と読出しの機能を有する。
検出部351は、通信部31が受信した撮像画像から、マーカ2を検出する。例えば、検出部351は、マーカ2の外形を形成する枠を以下のように検出することで、マーカ2を検出してもよい。
まず、検出部351は、所定の閾値を用いて、撮像画像から赤色領域を抽出し、抽出された赤色領域に対して、Hough変換による線分検出を行う。さらに、検出部351は、検出された線分の両端と、他の線分の両端との距離が近いものを繋いで、総当たりでの多角形検出を行う。検出部351は、以上のようにして検出された多角形をマーカ2の枠として検出する。また、検出部351は、マーカ2の外形に関する外形情報を記憶部39から読み出して、検出された多角形がマーカ2の外形とマッチングするか否かを判定してもよい。
なお、検出部351によるマーカ2の検出は、上記に限定されず、例えばテンプレートマッチング等の他の画像認識手法に基づいて、マーカ2が検出されてもよい。
読出部353は、図1を参照して説明したマーカ2に含まれるコード22から、マーカ情報を読み出す。例えば、読出部353は、検出部351により検出されたマーカ2の枠内の領域に対して、射影変換を行ってコード22を正面から見た画像に変換し、コード22からマーカ情報を読み出す。例えば、読出部353は、記憶部39に記憶されたマーカ2の外形に含まれる頂点4点の情報と、検出されたマーカ2の頂点4点の情報を対応付けることで、射影変換を行ってもよい。
なお、本実施形態において読出部353により読み出されるマーカ情報は、マーカ2の識別情報であるIDを含む。
(特定部37)
特定部37は、図4に示すように相対情報特定部371と座標変換部373とを有し、撮像装置1の位置姿勢情報を特定する機能を有する。本実施形態において、位置姿勢情報は、マーカ2に対する撮像装置1の相対位置と相対姿勢の情報、及び実空間における撮像装置1の位置と姿勢の情報を含む。
相対情報特定部371は、マーカ2に対する撮像装置1の相対位置と相対姿勢の情報を特定する。相対情報特定部371は、撮像画像から検出されたマーカ2の外形と、記憶部39に記憶されるマーカ2の外形情報とに基づいて、相対位置と相対姿勢を特定してもよい。
例えば、相対情報特定部371は、撮像画像から検出されたマーカ2における直角をなす2辺の情報に基づいて、相対位置と相対姿勢を特定してもよい。また相対情報特定部371は、撮像画像から検出されたマーカ2における当該2辺に含まれない点の情報にさらに基づいて、相対位置と相対姿勢を特定してもよい。なお、マーカ2における当該2辺に含まれない点の情報は、当該2辺の情報に基づいて得られてもよい。
係る構成により、情報処理装置3は、2組の平行な2辺を含む外形を有するマーカに限定されず、多様な外形のマーカを用いて、撮像装置の位置、または姿勢を得ることが可能となる。
なお、相対情報特定部371による相対位置と相対姿勢の特定処理の詳細については、図9〜11を参照して、より具体的に後述する。
座標変換部373は、相対情報特定部371により特定された相対位置と相対姿勢に基づいて、実空間における撮像装置1の位置と姿勢の情報を特定する。例えば、座標変換部373は、読出部353により読み出されたIDに基づいて記憶部39からマーカ2の位置情報を取得し、当該位置情報を用いて相対位置と相対姿勢の座標変換を行って、実空間における撮像装置1の位置と姿勢の情報を特定してもよい。
図5は、座標変換部373による座標変換について説明するための説明図である。図5に示すように、撮像装置1の位置C12を中心とするカメラ座標系と、実空間中の点C14を中心とする実空間座標系の、2つの座標系が存在する。なお、カメラ座標系におけるZ軸の方向は、撮像装置1による撮像の方向であってもよい。
上述した相対情報特定部371による相対位置と相対姿勢は、例えばカメラ座標系において行われ、撮像装置1とマーカ2との相対的な関係を示す。座標変換部373は、マーカ2の実空間における位置情報(実空間座標系における位置情報)を用いて相対位置と相対姿勢の情報の座標変換を行い、実空間座標系における、撮像装置1の位置C12の位置座標、及び姿勢(例えばZの方向)を特定する。
係る構成により、情報処理装置3は実空間における撮像装置1の位置と姿勢の情報を撮像装置1に提供することが可能となり、撮像装置1は、例えば図12を参照して後述するようなユーザへの情報提示を行うことが可能となる。
(記憶部39)
記憶部39は、情報処理装置3が備える各部が上記各処理を実行するためのプログラムや、様々なデータを記憶する。例えば、本実施形態に係る記憶部39は、予め定められたマーカ2の外形情報(例えば、頂点の数、寸法等の情報)を記憶する。本実施形態において用いられるマーカの外形は一種類であってもよいし、複数種類であってもよく、記憶部39は、用いられるマーカの外形の種類の数だけ外形情報を記憶してもよい。
また、本実施形態に係る記憶部39は、実空間におけるマーカ2の位置情報を記憶する。以下では、記憶部39に記憶されるマーカ2の位置情報について、図6,7を参照して説明する。なお、以下で説明するマーカ2の位置情報は、例えば図5を参照して説明した実空間座標における情報であってもよい。
図6は、実空間に配置されるマーカ2の例を示す模式図である。以下では、図6に示すように、実空間にマーカ2G,及びマーカ2Hが配置される場合を例に説明する。なお、図6に示すようにマーカ2GのIDは1であり、マーカ2HのIDは2である。
図7は、記憶部39に記憶されるマーカ2の位置情報の例を示す説明図である。図7に示すように、マーカ2の位置情報は、マーカ2の位置、及び2つの向き(向き1と向き2)の情報を含み、IDと対応付けられて記憶部39に記憶される。マーカ2の位置は、マーカ2に含まれる直角に係る頂点の位置座標であってもよく、例えば図6に示す例では、マーカ2G頂点24G、及びマーカ2Hの頂点24Hの位置座標であってもよい。また、向き1、及び向き2は、マーカ2に含まれる直角をなす2辺を示すベクトルであってもよく、当該ベクトルの始点は当該頂点であってもよい。図6に示すマーカ2Gの例では、図6に示すベクトルv1が向き1に、ベクトルv2が向き2に対応する。
<<3.動作>>
以上、本実施形態に係る情報処理システム100が備える撮像装置1と情報処理装置3の構成例について説明した、続いて、本実施形態に係る情報処理システム100の動作例について説明する。以下では、情報処理システム100の全体的な処理の流れについて図8を参照して説明した後、相対情報特定部371による相対位置と相対姿勢の特定処理については、図9〜11を参照して具体的に説明する。さらにその後、撮像装置1に表示される情報の例について、図12、13を参照して説明する。
<3−1.処理の流れ>
図8は、本実施形態に係る情報処理システム100の処理の流れを示すシーケンス図である。まず、撮像装置1の撮像部13は、マーカ2を含む実空間を撮像し、撮像画像を取得する(S102)。取得された撮像画像は、撮像装置1から情報処理装置3に送信される(S104)。
撮像画像を受信した情報処理装置3の検出部351は、マーカ2を検出する(S106)。続いて、情報処理装置3の読出部353は、検出されたマーカ2に含まれるコード22から、マーカ2の識別情報(ID)を読み出す(S108)。コード22から読み出されたマーカ2の識別情報に基づいて、記憶部39からマーカ2の位置情報が読み出される(S110)。
続いて、情報処理装置3の相対情報特定部371が、相対位置と相対姿勢の情報を特定する(S112)。なお、相対情報特定部371による相対位置と相対姿勢の特定処理については、図9〜11を参照して後述する。
続いて、座標変換部373が、マーカ2の位置情報に基づいて座標変換を行い、実空間における撮像装置1の位置と姿勢の情報を特定する(S114)。特定された位置姿勢情報(例えば実空間における撮像装置1の位置と姿勢の情報)は、情報処理装置3から撮像装置1に送信される(S116)。
位置姿勢情報を受信した撮像装置1は、位置姿勢情報に基づいて表示操作部17に情報を表示する。撮像装置1の表示操作部17に表示される情報の例については、図12、13を参照して後述する。
以上説明した処理は、随時、または定期的に繰り返されてもよい。また、図示されていないが、ステップS106、S108、S110においてエラーが発生した(例えば、検出や読出しに失敗した)場合には、発生したエラーの情報が情報処理装置3から撮像装置1に送信されてもよい。
<3−2.相対情報特定処理の例>
以上、本実施形態に係る情報処理システム100の全体的な処理の流れを説明した。続いて情報処理装置3の相対情報特定部371による相対位置と相対姿勢の特定処理(図8のステップS112)について、図9〜11を参照して具体的な例を説明する。なお、以下の相対情報特定処理の説明における座標系は、特に説明のない限り図5を参照して説明したカメラ座標系である。
(具体例1:正方形マーカの場合)
まず、マーカ2が正方形である場合について、具体例1として説明を行う。図9は、実空間中の点と、撮像面における点の関係を説明するための模式図である。なお、図9〜11、及び以下で説明する数式において、点は太字、ベクトルは斜体で表される。
図9に示す点Fは、撮像装置1が有するカメラレンズによる焦点である。また、図9に示す点Rは、実空間に配置されたマーカ2上の点である。また、図9に示す面Nは、撮像装置1が有するカメラの撮像面を示す。また、図9に示す点Pは、点Rに対応する撮像面上の点を示す。ここで、焦点F、点R、点Pについて、非負実数tを用いて以下の数式(1)が成り立つ。
Figure 2017130047
図10は、カメラ座標系でのマーカ2の枠の内側の頂点の関係を示す模式図である。図10に示す点R0、点R1、点R2、及び点R3は、マーカ2の枠の内側の頂点である。また、図10に示すベクトルV1は頂点R0を始点とし、頂点R1を終点とするベクトルであり、ベクトルV2は同様に頂点R0を始点とし、頂点R2を終点とするベクトルである。また、図10に示すように頂点R3は、ベクトルV1、V2に対応する辺のいずれにも含まれない頂点である。なお、本例ではマーカ2の外形は正方形であるため、ベクトルV1、V2がなす角A1は直角である。
以上に説明したベクトルV1,V2について、以下の数式(2)〜(6)が成り立つ。なお、数式(4)、(5)におけるL1、L2は記憶部39に記憶される外形情報に含まれる寸法であり、それぞれ図6,7を参照して説明した向き1、向き2のユークリッド長さに対応する。また、数式(6)における「・」はベクトルの内積演算を示す。
Figure 2017130047
ここで、点R0,R1,R2は、上述した数式(1)を用いて、以下の数式(7)〜(9)のように表すことが出来る。
Figure 2017130047
上記数式(7)〜(9)において、点F、P0、P1、P2の座標はそれぞれ既知であるため、点R0,R1,R2は、それぞれ1の未知数t0,t1,t2(非負実数)により表現される。
したがって、数式(7)〜(9)を、数式(2)〜(6)に代入することで、3の未知数についての3元連立方程式が得られる。当該3元連立方程式を解くことで、t0,t1,t2が特定され、数式(7)〜(9)により、カメラ座標系における点R0,R1,R2の座標を得ることが出来る。さらに、マーカ2の外形情報と、カメラ座標系における点R0,R1,R2の座標を対応させることで、マーカ2に対する撮像装置1の相対位置、及び相対姿勢を特定することが出来る。
ただし、撮像の際の量子化誤差等によっては、上述した3元連立方程式の解が複数組得られる場合がある。例えば、カメラ座標系のZ軸方向に対して、手前側と奥側で点R0,R1,R2の座標が2組得られる場合がある。係る場合、以下のようにして点R0,R1,R2の座標を1組に特定する。
ベクトルV1、V2に対応する2辺のいずれにも含まれない頂点R3の情報は、当該2辺の情報に基づいて得られる。例えば、マーカ2の外形は既知であるため、ベクトルV1及びV2、及び点R0を用いて、点R3の位置は以下の数式(10)のように特定される。
Figure 2017130047
さらに、数式(1)を用いることと、撮像面の焦点からの距離が固定であることの条件から、以下の数式(11)のように点R3に係る未知数t3が得られる。
Figure 2017130047
なお、数式(11)において、p.zは点pのZ成分、すなわち図5を参照して説明したカメラ座標系におけるZ方向の成分を示す。また、点P3'は点R3に対応する撮像面上の点の候補であり、F.z‐P3'.zは撮像面の焦点からの距離である。数式(11)より、既知の点R3,焦点Fの座標を用いて、P3'は次の数式(12)のように表される。
Figure 2017130047
3元連立方程式を解いて得られた点R0,R1,R2の座標の全ての組について、数式(10)、(12)を用いて点P3'を算出し、実際の撮像画像における点R3に対応する点P3の座標に最も近い点P3'が得られた組が、正しい解として採用される。点R0,R1,R2の座標が1組に特定された場合、上述したように、マーカ2の外形情報と、対応させることで、マーカ2に対する撮像装置1の相対位置、及び相対姿勢を特定することが出来る。
(具体例2:非正方形マーカの場合)
上記具体例1では、マーカ2が正方形である場合の相対情報特定処理について説明した。続いて、マーカ2が、図2を参照して説明したような非正方形である場合の相対情報特定処理について、具体例2として説明する。なお、以下の説明においては、上述した具体例1と同様の部分については説明を省略する。
上述した具体例1においては、マーカ2が正方形であるため、点R3はベクトルV1,V2を用いて数式(10)のように得られた。本具体例2では、直角をなすベクトルV1、V2に対応する2辺のいずれにも含まれない頂点Rnは、ベクトルV1、V2を用いて、以下の数式(13)のように得られる。
Figure 2017130047
ここで、un,は、それぞれ実数値である。また、un,はマーカの外形から予め算出することが可能なパラメータであり、例えば、記憶部39に記憶される外形情報に含まれていてもよい。したがって、上述した具体例1の数式(10)の代わりに、数式(13)を用いることで、相対情報特定部371は、相対位置と相対姿勢の特定処理を行うことが可能である。
図11は、非正方形マーカの外形の例を示す模式図である。図11に示すマーカ2C、及びマーカ2Dは、それぞれ図2に示したマーカ2C、及びマーカ2Dと対応している。
図11に示すように、マーカ2Cは頂点E0,E1,E2,E3を有する。また、頂点Enは、それぞれカメラ座標系における点Rnに対応する。図11に示すにおけるベクトルUは、頂点E0を始点とし、頂点E1を終点とするベクトルであり、ベクトルWは同様に頂点E0を始点とし、頂点E2を終点とするベクトルである。また、ベクトルU、Wは、それぞれカメラ座標系におけるベクトルV1,V2に対応する。
ここで、頂点E0を始点とし、頂点E3を終点とするベクトルは、ベクトルU、Wを用いて表すことが可能である。図11に示すマーカ2Cの例では、頂点E3は以下の数式(14)のように表される。
Figure 2017130047
ここで、図11に示すマーカ2Cは、実空間に配置されたマーカ2Cと相似の関係にあるため、同様に以下の数式(15)が得られる。
Figure 2017130047
数式(13)と数式(15)を比較すれば、図11に示すマーカ2Cがマーカ2として用いられる場合、u=0.75、w=0.75というパラメータが外形情報に含まれていればよい。また、同様に、図11に示すマーカ2Dがマーカ2として用いられる場合、u=2、w=0.5、u=1、w=1というパラメータが外形情報に含まれていればよい。
なお、上記ではマーカ2が正方形の場合と非正方形の場合で分けて説明を行ったが、相対情報特定部371は、マーカ2が正方形であるか非正方形であるかを判定して、判定結果に応じて異なる処理を行ってもよいし、判定することなく処理を行ってもよい。例えば、マーカ2が正方形である場合、u=1、w=1というパラメータが外形情報に含まれれば、具体例2として説明した例と同様に相対情報特定処理を行うことが可能である。
<3−3.表示の例>
図8のステップS118において、撮像装置1の表示操作部17に表示される情報の例について、図12、13を参照して説明する。
(表示例1)
図12は、データセンタ内で本実施形態を利用した場合に、撮像装置1の表示操作部17に表示される情報の例を示す説明図である。図12に示すように、表示操作部17には、データセンタを上部から俯瞰した地図G10が表示されており、地図G10に含まれる四角形はそれぞれデータセンタ内に設置されたラックを示している。また、表示操作部17には、撮像装置1を示す情報であるアイコンG12が、地図G10に重ね合わせられて表示されている。アイコンG12は、実空間における撮像装置1の位置に基づいて、地図G10における撮像装置1の位置に表示されている。アイコンG12は、実空間における撮像装置1の姿勢に基づいて、撮像画像の取得を行った向きで表示されている。
係る構成によれば、撮像装置1を所持したユーザは、自身の位置や向きを把握することが可能である。
(表示例2)
図13は、データセンタ内で本実施形態を利用した場合に、撮像装置1の表示操作部17に表示される情報の他の例を示す説明図である。図13に示すように表示操作部17には、データセンタにおいて撮像された撮像画像G20と、所定の目標を示す情報である矢印G22、及び矢印G24とが重ね合わせられて表示されている。図13に示す矢印G22は、予め与えられたユーザの目標地点(目標の一例)を示している。また、図13に示す矢印G24は、予め与えられたユーザが探している装置の位置(目標の一例)を示している。
係る構成によれば、ユーザは実空間を撮像して得た撮像画像に重ねて表示された情報と、目の前の実空間を比較して、目標とする地点や装置の位置を把握することが可能となる。特に、データセンタのように、ユーザにとっては類似して見える装置やラックが多数設置された環境において、上記の情報を把握することは非常に有用である。
<<4.変形例>>
本発明の実施形態を説明した。以下では、本発明の実施形態の幾つかの変形例を説明する。なお、以下に説明する各変形例は、単独で上記実施形態に適用されてもよいし、組み合わせで上記実施形態に適用されてもよい。また、各変形例は、上記実施形態で説明した構成に代えて適用されてもよいし、上記実施形態で説明した構成に対して追加的に適用されてもよい。
<4−1.変形例1>
上記実施形態では、撮像と表示に係る処理を撮像装置1が行い、マーカの認識(検出)や位置姿勢情報の特定に係る処理を情報処理装置3が行う例を説明したが、本発明は係る例に限定されない。撮像装置と情報処理装置で行われる処理は多様な組み合わせで実現されてもよく、以下にいくつかの構成例を説明する。
図14は、撮像装置がマーカの認識や位置姿勢情報の特定に係る処理を行う例を示すブロック図である。図14に示す各構成のうち、図1,3,4と実質的に同様の構成については同一の符号を付してあるため、説明を省略する。
図14に示すように、撮像装置6が有する制御部61は、図3を参照して説明した制御部11の機能に加え、認識部615、及び特定部617としての機能をさらに有する。認識部615、及び特定部617の機能は、図4を参照して説明した認識部35、及び特定部37と同様である。ただし、認識部615、及び特定部617は、マーカの認識や位置姿勢情報の特定のために必要な情報を、通信部15を介して情報処理装置7の記憶部39から取得して、処理を行う。
また、図14に示す情報処理装置7が有する通信制御部73は、撮像装置6からの要求に応えて、記憶部39から必要な情報を抽出し、通信部31に送信させる機能を有する。
図15は、撮像装置1以外の装置においても表示が行われる例を示すブロック図である。図15に示す各構成のうち、図1,3,4と実質的に同様の構成については同一の符号を付してあるため、説明を省略する。
図15に示す情報処理装置8の通信制御部83は、位置姿勢情報を表示装置9に送信させ、表示装置9は位置姿勢情報に基づいて、例えば図12,13を参照して説明した情報を表示してもよい。
また、図15に示すように、情報処理装置8は、表示制御部85、及び表示部87を備えてもよい。表示制御部85は、特定部37により特定される位置姿勢情報に基づいて、表示部87の表示を制御し、例えば図12,13を参照して説明した情報を表示させてもよい。
また、本発明の構成は上述した例に限定されず、多様に実現され得る。例えば、上述した撮像部、認識部、特定部、記憶部、表示制御部、表示部等の構成が、同一の装置に備えられてもよい。
<4−2.変形例2>
また、上記実施形態では、マーカ2に含まれるコード22が二次元コードであり、コード22から読み出されるマーカ情報はマーカの識別情報(ID)である例を説明したが、本発明は係る例に限定されない。
例えば、マーカに含まれるコードは、一次元コード(バーコード)であってもよい。また、マーカが赤外、可視光、電波、超音波等を発信する装置を含み、撮像装置が赤外、可視光、電波、超音波等を受信するセンサを有して、信号通信によりマーカ情報を受信してもよい。
また、マーカ情報は、図6,7を参照して説明した、実空間におけるマーカの位置情報を含んでもよい。係る場合、情報処理装置の特定部は、マーカ情報に含まれる当該マーカの位置情報に基づいて、実空間における撮像装置の位置または姿勢を特定してもよい。
係る構成によれば、新たにマーカを設置した場合に、情報処理装置が有する記憶部に当該マーカの情報を追加しなくても、当該マーカの位置情報を取得することが可能である。
<<5.ハードウェア構成例>>
以上、本発明の各実施形態と各変形例を説明した。上述したマーカ検出処理、コード読出処理、相対情報特定処理、座標変換処理などの情報処理は、ソフトウェアと、撮像装置1、及び情報処理装置3のハードウェアとの協働により実現される。以下では、本実施形態に係る情報処理装置3のハードウェア構成例について説明する。
図16は、本実施形態に係る情報処理装置3のハードウェア構成例を示す説明図である。図16に示したように、情報処理装置3は、CPU(Central Processing Unit)3001と、ROM(Read Only Memory)3002と、RAM(Random Access Memory)3003と、入力装置3004と、出力装置3005と、ストレージ装置3006と、通信装置3007とを備える。
CPU3001は、演算処理装置及び制御装置として機能し、各種プログラムに従って情報処理装置3内の動作全般を制御する。また、CPU3001は、マイクロプロセッサであってもよい。ROM3002は、CPU3001が使用するプログラムや演算パラメータなどを記憶する。RAM3003は、CPU3001の実行において使用するプログラムや、その実行において適宜変化するパラメータなどを一時記憶する。これらはCPUバスなどから構成されるホストバスにより相互に接続されている。主に、CPU3001、ROM3002及びRAM3003とソフトウェアとの協働により、例えば通信制御部33、認識部35、特定部37の機能が実現される。
入力装置3004は、マウス、キーボード、タッチパネル、ボタン、マイクロフォン、スイッチ及びレバーなどユーザが情報を入力するための入力手段と、ユーザによる入力に基づいて入力信号を生成し、CPU3001に出力する入力制御回路などから構成されている。情報処理装置3のユーザは、該入力装置3004を操作することにより、情報処理装置3に対して各種のデータを入力したり処理動作を指示したりすることができる。
出力装置3005は、例えば、液晶ディスプレイ(LCD)装置、OLED装置及びランプなどの表示装置を含む。さらに、出力装置3005は、スピーカ及びヘッドホンなどの音声出力装置を含む。例えば、表示装置は、撮像された画像や生成された画像などを表示する。一方、音声出力装置は、音声データなどを音声に変換して出力する。
ストレージ装置3006は、データ格納用の装置である。ストレージ装置3006は、記憶媒体、記憶媒体にデータを記録する記録装置、記憶媒体からデータを読み出す読出し装置及び記憶媒体に記録されたデータを削除する削除装置などを含んでもよい。ストレージ装置3006は、CPU3001が実行するプログラムや各種データを格納する。
通信装置3007は、例えば、通信網に接続するための通信デバイスなどで構成された通信インタフェースである。また、通信装置3007は、無線LAN(Local Area Network)対応通信装置、LTE(Long Term Evolution)対応通信装置、有線による通信を行うワイヤー通信装置、またはブルートゥース(登録商標)通信装置を含んでもよい。通信装置3007は、図4を参照して説明した通信部31に対応する。
なお、上記では情報処理装置3のハードウェア構成を説明したが、撮像装置1,6、情報処理装置7,8、表示装置9も、情報処理装置3と同様に、CPU3001、ROM3002及びRAM3003などに相当するハードウェアを有する。そして、例えば、撮像装置1のハードウェアとソフトウェアとの協働により制御部11の機能が実現される。
<<6.むすび>>
以上説明したように、本発明の実施形態によれば、より多様な外形のマーカを用いて、撮像装置の位置、または姿勢を得ることが可能である。
以上、添付図面を参照しながら本発明の好適な実施形態について詳細に説明したが、本発明はかかる例に限定されない。本発明の属する技術の分野における通常の知識を有する者であれば、特許請求の範囲に記載された技術的思想の範疇内において、各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり、これらについても、当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。
例えば、上記実施形態における各ステップは、必ずしもシーケンス図として記載された順序に沿って時系列に処理する必要はない。例えば、上記実施形態の処理における各ステップは、シーケンス図として記載した順序と異なる順序で処理されても、並列的に処理されてもよい。
また、上述した、撮像装置1、情報処理装置3等に内蔵されるCPU3001、ROM3002及びRAM3003などのハードウェアに、上述した撮像装置1、情報処理装置3等の機能を発揮させるためのコンピュータプログラムも作成可能である。また、該コンピュータプログラムを記憶させた記憶媒体も提供される。
1 撮像装置
2 マーカ
3 情報処理装置
5 通信網
11 制御部
13 撮像部
15 通信部
17 表示操作部
22 コード
31 通信部
33 通信制御部
35 認識部
37 特定部
39 記憶部
100 情報処理システム

Claims (13)

  1. 撮像装置により取得される撮像画像から、少なくとも1の直角を含む外形を有するマーカを検出する認識部と、
    前記撮像画像から検出される前記マーカにおける前記直角をなす2辺の情報に基づいて、前記撮像装置の位置姿勢情報を特定する、特定部と、
    を備える情報処理装置。
  2. 前記特定部は、前記マーカにおける前記2辺に含まれない点の情報にさらに基づいて、前記位置姿勢情報を特定する、請求項1に記載の情報処理装置。
  3. 前記マーカにおける前記2辺に含まれない点の情報は、前記2辺の情報に基づいて得られる、請求項2に記載の情報処理装置。
  4. 前記位置姿勢情報は、前記マーカに対する前記撮像装置の相対位置、または相対姿勢の情報を含む、請求項1〜3のいずれか一項に記載の情報処理装置。
  5. 前記位置姿勢情報は、実空間における前記撮像装置の位置または姿勢の情報を含む、請求項1〜4のいずれか一項に記載の情報処理装置。
  6. 前記認識部は、前記マーカが示すマーカ情報を読み出し、
    前記特定部は、前記マーカ情報に基づいて、前記実空間における前記撮像装置の位置または姿勢を特定する、請求項5に記載の情報処理装置。
  7. 前記マーカ情報は、前記マーカの識別情報を含み、
    前記特定部は、前記識別情報に基づいて取得される、前記実空間における前記マーカの位置情報に基づいて、前記実空間における前記撮像装置の位置または姿勢を特定する、請求項6に記載の情報処理装置。
  8. 前記マーカ情報は、前記実空間における前記マーカの位置情報を含み、
    前記特定部は、前記実空間における前記マーカの位置情報に基づいて、前記実空間における前記撮像装置の位置または姿勢を特定する、請求項6に記載の情報処理装置。
  9. 前記位置姿勢情報に基づいて、表示を制御する表示制御部をさらに備える、請求項1〜8のいずれか一項に記載の情報処理装置。
  10. 前記表示制御部は、前記位置姿勢情報に基づいて、前記撮像装置を示す情報を、所定の地図と重ね合わせて表示させる、請求項9に記載の情報処理装置。
  11. 前記表示制御部は、前記位置姿勢情報に基づいて、所定の目標を示す情報を、前記撮像画像と重ね合わせて表示させる、請求項9または10に記載の情報処理装置。
  12. 撮像装置により取得される撮像画像から、少なくとも1の直角を含む外形を有するマーカを検出する認識部と、
    前記撮像画像から検出される前記マーカにおける前記直角をなす2辺の情報に基づいて、前記撮像装置の位置姿勢情報を特定する、特定部と、
    を備える情報処理システム。
  13. コンピュータに、
    撮像装置により取得される撮像画像から、少なくとも1の直角を含む外形を有するマーカを検出する機能と、
    前記撮像画像から検出される前記マーカにおける前記直角をなす2辺の情報に基づいて、前記撮像装置の位置姿勢情報を特定する機能と、
    を実現させるための、プログラム。
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