JP6625654B2 - 投影装置、投影方法、および、プログラム - Google Patents

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Description

本発明の一態様は、物体に対してコンテンツを重畳させて表示する技術に関する。
従来、物体に図形や文字、静止画、映像などの視覚的な情報を投影する投影装置がある。このような投影装置の利用方法の一つとして、コンピュータ上で生成または加工した映像を投影装置から投影し、実空間内の物体に映像を重畳させるプロジェクション型AR(Augmented Reality)技術がある。AR技術により、作業の現場で作業対象物に対して作業方法を重畳させて表示したり、医療現場で診察画像を身体に重畳させて表示したりする応用が可能である。これにより、情報を直感的に提示することができる。
AR技術の実施方式には、ハーフミラーなどを用いて実空間に映像を重畳させ、重畳させた映像を直接網膜に投影する光学シースルー型や、カメラで実空間を撮影し、撮影した画像に対して映像を重畳させ、重畳させた映像を提示するビデオシースルー型などの方式がある。それらに対して、プロジェクション型AR技術は、複数人が同時に同じAR情報を見ることができるという利点がある。
近年、投影装置の小型化に伴い、手持ちによるプロジェクション型AR技術が開発されている。非特許文献1には、物体をカメラで撮影して投影位置を検出し、投影位置に応じた映像を投影する方法が開示されている。
また、投影位置に応じた映像を投影する別の方法として、特許文献1には、物体の形状を抽出し、抽出した物体の形状に応じた映像を投影する方法が開示されている。
また、特許文献2には、投影面積を検出し、検出した投影面積に応じた映像を投影する方法が開示されている。
日本国公開特許公報「特開2013−218019号公報(2013年10月24日公開)」 日本国公開特許公報「特開2011−8019号公報(2011年1月13日公開)」
"HideOut", The Walt Disney Company,[online],[平成27年8月25日検索], インターネット〈http://www.disneyresearch.com/project/hideout/〉
しかしながら、非特許文献1に記載の手法は、映像の投影にあたって、投影位置は考慮されているが、投影距離については考慮されていない。また、特許文献1に記載の手法は、映像の投影にあたって、物体の形状は考慮されているが、投影距離については考慮されていない。また、特許文献2に記載の手法は、投影面積の検出に投影距離は考慮されているが、投影映像の内容に投影距離は考慮されていない。
実際の現場で作業箇所にコンテンツを投影する場合には、作業状況によって、コンテンツが投影されるべき作業箇所は時々刻々変化するので、位置が固定された投影装置から当該作業箇所までの投影距離は変化する。従って、上記の従来技術のように、投影されるコンテンツに投影距離が考慮されなければ、異なる作業箇所に応じて適切なコンテンツを投影することができないという問題が生じる。
本発明の一態様は、以上の課題を鑑みてなされたものであり、異なる作業箇所に応じて適切なコンテンツを投影する技術を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明の一態様に係る投影装置は、被投影体にコンテンツを投影する投影装置であって、前記被投影体と、前記投影装置との間の距離を取得する距離取得部と、前記投影装置から投影するコンテンツ、および、当該コンテンツの投影距離を含むコンテンツ情報を取得するコンテンツ情報取得部と、前記距離取得部が取得した前記距離に応じて、前記コンテンツ情報取得部が取得した前記コンテンツ情報を参照して、投影すべきコンテンツを決定するコンテンツ決定部と、前記コンテンツ決定部が決定した前記コンテンツを前記被投影体に投影する投影処理部と、を備えている。
本発明の一態様に係るコンテンツ決定装置は、被投影体に投影装置から投影するコンテンツを決定するコンテンツ決定装置であって、投影するコンテンツ、および、当該コンテンツの投影距離を含むコンテンツ情報を記憶する記憶部と、前記被投影体と前記投影装置との間の距離に応じて、前記コンテンツ情報を参照して、投影すべきコンテンツを決定するコンテンツ決定部と、を備えている。
本発明の一態様に係る投影方法は、投影体にコンテンツを投影する投影装置による投影方法であって、前記被投影体と、前記投影装置との間の距離を取得する距離取得ステップと、前記投影装置から投影するコンテンツ、および、当該コンテンツの投影距離を含むコンテンツ情報を取得するコンテンツ情報取得ステップと、前記距離取得部にて取得された前記距離に応じて、前記コンテンツ情報取得部にて取得された前記コンテンツ情報を参照して、投影すべきコンテンツを決定するコンテンツ決定ステップと、前記コンテンツ決定ステップにて決定された前記コンテンツを前記被投影体に投影する投影処理ステップと、を実行する。
本発明の一態様によれば、異なる作業箇所に応じて適切なコンテンツを投影することができる。
第1の実施の形態に係る投影装置の利用シーンの模式図である。 第1の実施の形態に係る投影装置の機能ブロック構成の例を示す図である。 第1の実施の形態に係る距離取得部のブロック構成を示す図である。 第1の実施の形態に係る投影距離の取得を示す図である。 撮影部による投影距離の取得を示す図である。 第1の実施の形態に係るコンテンツ情報の構成を示す図である。 第1の実施の形態に係るフローチャートである。 第2の実施の形態に係る投影距離の取得を示す図である。 第3の実施の形態に係るコンテンツ情報の構成を示す図である。 第4の実施の形態に係る投影装置の機能ブロック構成を示す図である。 第4の実施の形態に係る投影距離および投影角度の取得を示す図である。
以下、図面を参照しながら本発明の実施の形態について詳細に説明する。図面において同じ機能を有する部分については同じ符号を付し、繰り返しの説明は省略する。
(第1の実施の形態)
本実施の形態においては、本発明の一態様に係る基本的な構成について説明する。
<装置の利用方法>
図1は、物体に対して映像を重畳させて表示することができる本発明の第1の実施形態における投影装置を用いて、物体に表示を行っている様子を模式的に示した図である。
本実施の形態に係る外部入力装置104は、投影装置101に投影映像を含む情報(以下、コンテンツ情報と称す)を出力する。投影装置101は、投影装置101と、被投影体102との間の距離(以下、投影距離と称す)を取得し、投影距離に応じて、外部入力装置104から取得したコンテンツ情報を参照して、映像103を決定し、被投影体102に投影する。被投影体102は、映像103が投影されるスクリーンに相当する。映像103は、投影装置101により被投影体102に投影される。
なお、本発明の実施の形態では、被投影体に映像を投影することについて説明するが、投影するものは映像に限らず、他のコンテンツ(例えば、図形、文字、静止画など)であってもよい。
<機能ブロック構成>
図2は、本実施形態に係る投影装置101の機能ブロック構成の例を示す図である。投影装置101は、投影距離を取得する距離取得部201と、被投影体に映像を投影するプロジェクタ202と、外部入力装置104からコンテンツ情報を取得するコンテンツ取得部(コンテンツ情報取得部)203と、取得したコンテンツ情報、映像処理の結果、映像処理に利用する種々のデータを保存する保存部(記憶部)204と、取得した投影距離に応じて、取得したコンテンツ情報から被投影体に投影する映像を決定する投影映像決定部(コンテンツ決定部)205と、投影映像決定部205で決定された投影映像から、描画データを生成し、描画データをプロジェクタに出力する投影処理部206と、全体の制御を行うための制御部207と、各々のブロック間でのデータのやり取りを行うためのデータバス208と、を備えている。なお、図1では、投影装置101は、一つの筐体の中にこれらの機能を含んだ構成となっているが、このような構成に限定されるわけではなく、それぞれが独立した構成や、例えば汎用のパーソナルコンピュータ(PC)でコンテンツ取得部203と、保存部204と、投影映像決定部205と、投影処理部206と、制御部207と、データバス208を構成することとしてもよい。
距離取得部201は、投影装置101と被投影体102との間の距離を直接、または、間接的に取得できる装置で構成される。上記距離を直接取得できる装置は、レーザー距離計などのように、実際の距離を直接的に測定可能な装置を示す。上記距離を間接的に取得できる装置は、三角測量計などのように、間接的な値を用いて距離を算出可能な装置を示す。距離取得部201の構成の詳細は、後述する。
プロジェクタ202は、DLP(Digital Light Processing)プロジェクタや液晶プロジェクタなどによって構成され、投影処理部206から出力された映像を表示する。
コンテンツ取得部203は、FPGA(Field Programmable Gate Array)やASIC(Application Specific Integrated Circuit)などによって構成される。また、コンテンツ取得部203は、USB(Universal Serial Bus)などの入出力ポートを有しており、外部入力装置104とのインターフェースとして動作する。
コンテンツ取得部203は、入出力ポートを経由して、投影する映像に関する情報であるコンテンツ情報を外部入力装置104から取得し、保存部204に保存する。ここで、外部入力装置104は、例えばキーボードやマウスによってコンテンツ情報を直接入力できる装置や、予め生成しておいたコンテンツ情報を保持できる外部記憶装置などによって構成される。コンテンツ情報の詳細については、後述する。
保存部204は、例えば、RAM(Ramdom Access Memory)や、ハードディスクなどの記憶装置によって構成され、コンテンツ情報や映像処理結果などを保存する。
投影映像決定部205は、FPGAやASICなどによって構成され、距離取得部201で取得された投影距離と、コンテンツ取得部203で取得し、保存部204に保存したコンテンツ情報とを参照して、投影すべき映像を決定する。投影すべき映像の決定方法については、後述する。
投影処理部206は、FPGAやASIC、あるいは、GPU(Graphics Processing Unit)によって構成され、投影映像決定部205で決定した映像から、描画データを生成し、描画データをプロジェクタ202に出力する。
制御部207は、CPU(Central Processing Unit)などによって構成され、各機能ブロックにおける処理の命令、制御やデータの入出力に関するコントロールを行う。
データバス208は、各々のユニット間でのデータのやり取りを行うためのバスである。
なお、被投影体102に投影装置101から投影するコンテンツ(映像など)を決定するコンテンツ決定装置として、保存部204と、投影映像決定部205とを備える装置を、例えば、PCなどを用いて構成してもよい。
<距離取得部の構成>
続いて、本実施の形態に係る距離取得部201の構成について、図3を用いて説明する。
図3に示すように、距離取得部201は、図1に示す被投影体102を含む撮影範囲の映像を取得する撮影部301と、撮影部301で取得した画像を入力し、視差画像を算出する視差画像取得部304と、視差画像取得部304で取得した視差画像と、撮影部301の設置条件とを参照して、投影距離を算出する投影距離算出部305とを備えている。さらに、撮影部301は、第1カメラ302と、第2カメラ303とを備えている。距離取得部201は、投影装置と被投影体との間の距離を直接、または、間接的に取得できる装置であればよく、例えば、レーザー距離計など、汎用の測距デバイスを用いてもよい。なお、距離を直接、または、間接的に取得できる装置の例は上述の通りである。
第1カメラ302と、第2カメラ303とは、撮影空間を画像として取り込むための光学部品及びCMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)やCCD(Charge Coupled Device)などの撮像素子を具備するように構成され、光電変換によって得られた電気信号に基づいて生成された画像データを出力する。第1カメラ302と、第2カメラ303とは、撮影された情報を、元々のデータのまま出力してもよいし、図示していない映像処理部において処理しやすいように事前に画像処理(輝度画像化、ノイズ除去など)された映像データとして出力してもよく、また、その両方を出力するような構成としてもよい。さらに、第1カメラ302と、第2カメラ303とは、撮影時の絞り値や焦点距離などのカメラパラメータを保存部204に送るように構成することもできる。
視差画像取得部304は、FPGAやASICなどによって構成され、撮影部301の第1カメラ302と、第2カメラ303とで取得した画像をそれぞれ入力し、これらの画像間の視差画像を算出し、投影距離算出部305に出力する。視差画像の算出方法については、後述する。
投影距離算出部305は、FPGAやASICなどによって構成され、視差画像取得部304で取得した視差画像、及び、第1カメラ302と、第2カメラ303との位置関係を参照して投影距離を算出する。投影距離の算出方法については、後述する。
<視差画像、及び投影距離の取得方法>
続いて、本実施の形態に係る距離取得部201における視差画像、及び、投影距離の取得方法について、図4を用いて説明する。図4(a)は、視差画像、及び、投影距離を取得している様子の俯瞰図である。図4(b)は、視差画像、及び、投影距離を取得している様子の平面図である。図4(a)、図4(b)において、距離検出点401は、距離取得部201によって投影距離が取得される位置を示している。例えば、図4(b)では、映像103の中心を、距離検出点401としている。例として前述した、レーザー距離計を距離取得部201として用いる場合は、距離検出点401は、レーザー距離計の照射位置となる。
また、これ以降の説明では、投影装置101の距離取得部201の位置を原点とし、平面図(図4(b))の横方向をx座標(右方向が正の向き)、平面図の縦方向をy座標(上方向が正の向き)、俯瞰図(図4(a))の縦方向をz座標(上方向が正の向き)とする座標系を、各種の座標系として用いる。
続いて、本実施の形態に係る距離取得部201における視差画像の取得方法について、説明する。
視差とは、異なる位置で撮影した2枚の画像において、被写体の映る位置の違いを示す。視差を画像として表したものが視差画像である。
被投影体102に向かって、第1カメラ302が右側、第2カメラ303が左側に位置しているものとする。図5は、その様子を真上から捉えた図である。図5において、距離検出点401が被投影体102の位置する1点を示し、さらに、第1カメラ302、第2カメラ303が示されている。ここで、2台のカメラの内、左側の第2カメラ303を基準(基準カメラ)とし、このカメラの座標系を基準の座標系(以下、「基準座標系」と称する。)とする。また、2台のカメラは、同じ特性を有しており、完全に水平に設置されているものとする。なお、2台のカメラの特性が異なる場合や、水平に設置されていない場合の補正方法については、カメラ幾何を用いて対応可能であるが、詳細な説明は省略する。また、第1カメラ302と、第2カメラ303との左右の位置関係は、逆であっても特に問題はない。
視差に関しては、基準カメラで撮影した画像の中から所定サイズの局所ブロックを選択し、ブロックマッチングを用いて、選択した局所ブロックに対応する局所ブロックをもう一方のカメラ画像から抽出して、それらの局所ブロック間のずれ量を算出することで求めることができる。
ここで、第1カメラ302で撮影した画像の画素(u,v)における輝度値をIR(u,v)、第2カメラ303で撮影した画像の画素(u,v)における輝度値をIL(u,v)とする。ブロックマッチングにおける局所ブロックの探索範囲をPとし、局所ブロックサイズを15×15とした場合の、視差M(u,v)の算出式は以下の様になる。
Figure 0006625654
ここで、argmin(・)は、括弧内を最小にするパラメータであって、argminの下部にあるパラメータを算出する関数である。
第1カメラ302と、第2カメラ303とは水平に設置されているため、ブロックマッチングにおける探索の方向は水平方向のみでよい。また、探索の対象となるカメラが基準カメラに対して右側に設置されているため、探索の方向は、対応する画素位置よりも左側(マイナス方向)のみでよい。
以上の方法で視差画像を算出することができる。なお、視差画像の算出方法については、上記方法に限定するものではなく、異なる位置に設置したカメラの視差画像を算出可能な方法であれば、どのような方法であってもよい。
続いて、本実施の形態に係る投影距離の取得方法について、説明する。
視差画像から距離値を算出するためには、撮影したカメラの特性を示すカメラパラメータが必要である。カメラパラメータには、内部パラメータと、外部パラメータとがある。内部パラメータは、両カメラの焦点距離および主点から構成される。外部パラメータは、両カメラ間の回転行列および並進ベクトルから構成される。
算出したカメラパラメータのうち、焦点距離f(単位m)及びカメラ間の距離b(単位m)を用いて、以下の様に距離値を算出することができる。
基準カメラの撮影面において、距離検出点401の画素を画素(uc,vc)としたとき、投影距離dは、三角測量の原理に従い、焦点距離fと、カメラ間の距離bと、視差M(uc,vc)と、を用いて、(式2)により求めることができる。
Figure 0006625654
ここで、qは画像1画素当たりの長さ(単位m)であり、カメラに採用されている撮像素子によって決まる値である。M(xc,yc)及びqの積により、画素のずれ量から実距離の視差に変換することができる。
以上の方法で投影距離を算出することができるが、投影距離の取得点の選択方法については任意の方法でよく、例えば、ユーザが距離検出点401を選択するといった方法でもよい。
また、撮影部301は、2台のカメラに限定されるわけではなく、視差または距離を直接算出できる撮影装置であってもよく、例えば、被写体までの赤外光の反射時間に基づいて距離を測定するTOF(Time Of Flight)方式の撮影装置などを適用してもよい。
<コンテンツ情報>
続いて、コンテンツ取得部203が取得するコンテンツ情報について、図6を用いて説明する。入力されたコンテンツ情報601は、登録番号602と、視覚的情報603と、投影最短距離604と、投影最長距離605と、を含んでいる。
登録番号602は、登録するコンテンツ情報601に固有の番号である。
視覚的情報603は、文字、記号、画像、動画などのコンテンツである。ここで、画像は、例えば、Bitmapや、JPEG(Joint Photographic Experts Group)などの汎用のものであってもよい。また、動画は、例えば、AVI(Audio Video Interleave)や、FLV(Flash Video)などの汎用のものであってもよい。
投影最短距離604は、同じ登録番号602の視覚的情報603を投影可能な距離の最小値を示す項目である。投影最長距離605は、同じ登録番号602の視覚的情報603を投影可能な距離の最大値を示す項目である。換言すれば、投影距離が投影最短距離604から投影最長距離605の範囲内である場合に、同じ登録番号602の視覚的情報603を鮮明に投影することができる。
なお、視覚的情報603は、図6に示すように、投影距離の範囲に応じて変更されている。視覚的情報603には、例えば、投影距離が短くなるにつれて、よりズームアップしたコンテンツが設定されてもよい。また、視覚的情報603には、例えば、内部を透視するようなコンテンツが設定されてもよい。このような視覚的情報603の具体例として、戸棚に映像を投影する場合に、所定の距離以上離れた場所から投影したときには、白色の映像(懐中電灯で照らしたような映像)を投影し、一方、所定の距離より近い場所から投影したときには、戸棚の中身の映像が投影されるようなコンテンツが挙げられる。
<投影映像の決定方法>
続いて、投影映像決定部205における投影映像の決定方法について、説明する。
距離取得部201が取得した投影距離をd、被投影体102に投影する映像103をVとする。コンテンツ情報601の登録番号602をi、登録番号iの視覚的情報603をV(i)、登録番号iの投影最短距離604をds(i)、登録番号iの投影最長距離605をdl(i)とする。このとき、被投影体102に投影する映像Vは、(式3)に示すように決定される。
Figure 0006625654
<フローチャート>
続いて、本実施の形態における処理の手順について、図7を用いて説明する。
図7は、投影装置101が投影距離を取得し、投影距離を参照して、被投影体102に投影する映像103を決定し、投影装置101から被投影体102に映像103を投影する処理を示すフローチャートである。
投影装置101において、コンテンツ取得部203は、外部入力装置104からコンテンツ情報を取得し、保存部204に保存する(ステップS100)。コンテンツ情報を取得した後、距離取得部201は、投影距離を取得する(ステップS101)。投影距離を取得すると、投影映像決定部205は、取得した投影距離と、保存部204に保存されているコンテンツ情報601の投影最短距離604及び投影最長距離605とを比較し、投影距離が投影最短距離604と、投影最長距離605との間となる登録番号602を探索する(ステップS102)。
投影映像決定部205は、ステップS102で探索した登録番号602の視覚的情報603を、投影映像として決定する(ステップS103)。投影処理部206は、決定した投影映像を保存部204から読み出し、描画データを生成し、プロジェクタ202に出力する(ステップS104)。プロジェクタ202は、受け取った描画データを、被投影体102に投影する(ステップS105)。制御部207は、処理を終了するか否かを判定する(ステップS106)。処理を終了させず、継続する場合には(ステップS106のNO)、ステップS101に戻り、前述した処理を繰り返す。処理を終了する場合には(ステップS106のYES)、全ての処理を終了させる。
以上の構成によって、被投影体102に映像を投影する投影装置101において、被投影体102と投影装置101との間の距離に応じたコンテンツを投影する方法を提供することができる。
(第2の実施の形態)
本実施の形態においては、前述した視差画像を用いて、被投影体の複数位置で投影距離を取得し、投影距離を取得した被投影体の位置それぞれに対して、投影距離に応じたコンテンツを投影する方法について説明する。
以下、前述の方法との相違を示しながら、投影距離に応じたコンテンツを投影する方法について説明する。
第1の実施の形態で述べた方法では、投影距離を算出する際に、被投影体上の特定の1点について投影距離を算出している。ところが、被投影体に凹凸がある場合、投影距離を算出した点と、それ以外の点との間で投影距離が大きく異なることがある。この課題に対して、全画素で投影距離を算出する方法で対応することが可能であるが、計算量が多いという課題がある。そこで、本実施の形態では、被投影体上の複数の位置について、投影距離を取得し、投影距離を取得した被投影体のそれぞれの位置に対して、投影距離に応じたコンテンツを投影する方法を用いる。
<投影距離の算出方法>
本実施の形態における、投影距離の算出方法について、図8を用いて説明する。
図8は、基準カメラで撮影した映像である。図8において、基準カメラの撮影映像801にある、被投影体102上の映像103を撮影した画像は、18個の領域に分割される。距離取得部201は、各領域の距離検出点802について投影距離を取得する。詳細には、距離取得部201は、それぞれの距離検出点(u1,v1)〜(u18,v18)について、(式4)を用いて視差を算出し、(式5)を用いて当該視差から投影距離を算出する。
Figure 0006625654
Figure 0006625654
<投影映像の決定方法>
続いて、投影映像決定部205における投影映像の決定方法について、説明する。
第1の実施の形態で述べた方法では、投影距離は一意に定まるので、コンテンツ情報から決定する投影映像も一意に定まる。本実施の形態では、投影距離がそれぞれの領域によって異なるため、領域毎に投影映像を決定する方法を用いる。
まず、投影映像決定部205は、距離検出点802と、プロジェクタ202から投影する映像の画素との対応付けを行う。基準座標系における距離検出点(un,vn)の3次元座標を(Xn,Yn,Zn)とする。このとき、距離検出点802の3次元座標と、プロジェクタ202で投影する映像の画素(u’n,v’n)とは、(式6)の関係がある。
Figure 0006625654
(式6)におけるsは、投影距離に依存するパラメータである。Aは、プロジェクタの内部パラメータを意味する3×3の行列である。Rは、座標の回転を意味する3×3の行列である。Tは座標の並進を意味するベクトルである。Aと、Rと、Tとは、例えば、Zhangの方法などの汎用の画像処理手法を用いて、事前に求めることができる。
(式6)の変換により、距離検出点に対応する投影映像の画素の投影距離を取得できる。なお、(式6)の変換で投影距離を取得できなかった画素は、当該画素の近傍にある検出点を用いて補間すればよい。補間の方法は、任意の手法を用いてよいが、例えばニアレストネイバー法(nearest neighbor)を用いて、検出点間の画素を補間する。
プロジェクタ202から投影する映像103上の点(u’,v’)における投影距離をd(u’,v’)、被投影体102に投影する映像103をVとする。コンテンツ情報601の登録番号をi、登録番号iの視覚的情報603をV(i)、登録番号iの投影最短距離をds(i)、登録番号iの投影最長距離をdl(i)とする。このとき、投影映像決定部205は、被投影体に投影する映像V(u’,v’)を、(式7)に示すように決定する。
Figure 0006625654
投影処理部206は、視覚的情報V(u’,v’)を合成し、プロジェクタ202は、当該視覚的情報V(u’,v’)を出力する。
以上の方法で、投影距離を取得した被投影体のそれぞれの位置に対して、投影距離に応じたコンテンツを投影することができる。なお、映像103の分割領域数は18個に限定するものではなく、それ以外の数であってもよい。
以上によれば、計算量を抑えた上で、視差画像を用いて、被投影体の複数位置について投影距離を取得し、投影距離を取得した被投影体の位置それぞれに対して、投影距離に応じたコンテンツを投影する方法を提供できる。
(第3の実施の形態)
本実施の形態においては、コンテンツ情報が3次元モデルデータを含んでおり、投影距離に応じて3次元モデルデータから投影映像を決定する方法について説明する。
<機能ブロック構成>
本実施の形態に係る投影装置の機能ブロック構成については、第1の実施の形態、乃び、第2の実施の形態と同じである(図2参照)。本実施の形態が第1の実施の形態及び第2の実施の形態と異なる点は、コンテンツ取得部203が取得するコンテンツ情報に3次元モデルデータが含まれる点と、投影映像決定部205が投影距離と、3次元モデルデータのモデル情報とから投影映像を決定する点である。
前述の方法では、投影距離の微小な変動に応じて投影映像を投影する場合、コンテンツ情報の視覚的情報を大量に取得する必要があり、コンテンツ情報の情報量が膨大になる課題があるとともに、コンテンツ情報の生成が困難となる。これに対して、本実施の形態では、コンテンツ情報に3次元モデルデータを含ませることにより、コンテンツ情報の情報量の増加を抑えることができる。また、コンテンツ情報の生成が容易となる。
<コンテンツ情報>
本実施の形態で用いるコンテンツ情報について、図9を用いて説明する。図9は、コンテンツ情報901の構成を模式的に示す図である。
図9に示すように、コンテンツ情報901は、3次元視覚的情報902と、投影最短距離903と、投影最長距離904と、を含んでいる。
3次元視覚的情報902は、幅方向、高さ方向、奥行方向の大きさ情報を含む立体情報である。ここで、立体情報は、例えば、Wavefront OBJ(Wavefront Object)やFBX(FilmBox)などの汎用のものであってもよい。
投影最短距離903は、3次元視覚的情報902を投影する投影距離の最短距離を示す項目である。投影最長距離904は、3次元視覚的情報902を投影する投影距離の最長距離を示す項目である。換言すれば、投影距離が投影最短距離903から投影最長距離904の範囲内である場合に、3次元視覚的情報902を鮮明に投影することができる。
<投影映像の決定方法>
続いて、投影映像決定部205における投影映像の決定方法について、説明する。
距離取得部201が取得した投影距離をd、被投影体102に投影する映像103をVとする。3次元視覚的情報902の奥行をD、3次元視覚的情報902の中心を原点とした奥行方向の座標をz、3次元視覚的情報902の座標zにおける断面映像をI(z)、投影最短距離をds、投影最長距離をdlとする。このとき、投影映像決定部205は、被投影体に投影する映像Vを、(式8)に示すように決定する。
Figure 0006625654
以上によれば、コンテンツ情報が3次元モデルデータを含むことにより、3次元モデルデータから投影距離に応じた投影映像を抽出し、当該投影映像を物体に投影する方法を提供できる。
(第4の実施の形態)
本実施の形態においては、投影距離と、投影角度とに応じた投影映像を抽出し、当該投影映像を物体に投影する方法について説明する。これにより、同一の投影距離で被投影体の同一の箇所に投影映像を投影する場合であっても、投影角度によって投影内容が異なるため、表現力を向上することができる。
<機能ブロック構成>
図10は、本実施の形態に係る投影装置1001の機能ブロック構成の例を示す図である。第1の実施の形態と異なる点は、投影装置1001が、投影装置1001と、被投影体102とのなす角度を取得する角度取得部1002を備えている点である。
角度取得部1002は、投影装置1001と、被投影体102とのなす角度を直接、または、間接的に算出できる装置であればよく、例えば、加速度センサ、角速度センサなどの汎用デバイスを用いることができる。また、角度取得部1002は、距離取得部201が撮影した画像を用いて、上記角度を検出してもよい。上記角度を直接算出できる装置は、分度器などのように、実際の角度を直接的に測定可能な装置を示す。上記角度を間接的に取得できる装置は、三角測量計などのように、間接的な値を用いて角度を算出可能な装置を示す。
<投影角度の取得方法>
続いて、投影角度の取得方法について、図11を用いて説明する。
図11は、投影距離を取得している様子の俯瞰図である。投影装置1001は、被投影体102の投影面に対する正面の位置から、距離検出点401を通ってy軸に平行な軸を中心に時計回りに角度θだけ回転している状態である。角度θは投影角度である。ここで、投影角度θの取得方法は、具体的に以下のような方法がある。
第1の方法は、撮影部301が撮影した映像を参照して、4点以上の距離検出点401に対する投影距離を取得し、投影面を算出することにより、投影角度θを取得する方法である。この場合、逐次、投影装置と、被投影体とのなす投影角度を計算するため、正確な投影角度を求めることが可能になる。
第2の方法は、初期位置(被投影体102の正面位置)における投影装置1101と、被投影体102とのなす角度を90°とし、加速度センサ、角速度センサなどのデバイスを用いて、投影装置の回転角度を検出する方式である。この場合、被投影体102に凹凸がある場合に投影距離を取得する必要がないため、正確な投影角度を求めることが可能になる。
上記以外にも、投影装置と、被投影体とのなす角度を正しく取得できる方法であれば、いずれの方法であってもよい。
<投影映像の決定方法>
距離取得部201が取得した投影距離をd、被投影体102に投影する映像103をVとする。コンテンツ情報901の3次元視覚的情報902の奥行をD、3次元視覚的情報902の中心を原点とした奥行方向の座標をz、3次元視覚的情報902の座標zにおいて、3次元視覚的情報902の中心を原点としたy軸を中心に時計回りにθ回転した面の断面映像をI(z,θ)、コンテンツ情報901の投影最短距離903をds、投影最長距離904をdlとする。このとき、投影映像決定部205は、被投影体102に投影する映像Vを、(式9)に示すように決定する。
Figure 0006625654
以上の方法で、投影距離及び投影角度に応じたコンテンツを投影することができる。なお、投影角度は一つの軸の回転角度に限定されるわけではなく、2つ以上の軸の回転角度を用いてもよい。
以上によれば、投影距離と投影角度に応じた投影映像を抽出し、投影する方法を提供できる。
<第1から第4の実施形態について>
上記の各実施形態において、添付図面に図示されている構成などについては、あくまで一例であり、これらに限定されるものではなく、本発明の各態様の効果を発揮する範囲内で適宜変更することが可能である。その他、本発明の各態様の目的の範囲を逸脱しない限りにおいて適宜変更して実施することが可能である。
上記の各実施形態では、物体に映像を投影することについて説明したが、投影するものは映像に限らず、他のコンテンツ(例えば、図形、文字、静止画など)であってもよい。
上記の各実施形態の説明では、機能を実現するための各構成要素をそれぞれ異なる部位であるとして説明を行っているが、実際にこのように明確に分離して認識できる部位を有していなければならないわけではない。上記の各実施形態の機能を実現する遠隔作業支援の装置が、機能を実現するための各構成要素を、例えば実際にそれぞれ異なる部位を用いて構成していてもかまわないし、あるいは、全ての構成要素を一つのLSIに実装していてもかまわない。すなわち、どういう実装形態であれ、機能として各構成要素を有していればよい。また、本発明の各構成要素は、任意に取捨選択することができ、取捨選択した構成を具備する発明も本発明の各態様に含まれるものである。
また、上記の各実施形態で説明した機能を実現するためのプログラムをコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録して、この記録媒体に記録されたプログラムをコンピュータシステムに読み込ませ、実行することにより各部の処理を行ってもよい。なお、ここでいう「コンピュータシステム」とは、OSや周辺機器などのハードウェアを含むものとする。
また、「コンピュータシステム」は、WWWシステムを利用している場合であれば、ホームページ提供環境(あるいは表示環境)も含むものとする。
また、「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、フレキシブルディスク、光磁気ディスク、ROM、CD−ROMなどの可搬媒体、コンピュータシステムに内蔵されるハードディスクなどの記憶装置のことをいう。さらに「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、インターネットなどのネットワークや電話回線などの通信回線を介してプログラムを送信する場合の通信線のように、短時間の間、動的にプログラムを保持するもの、その場合のサーバやクライアントとなるコンピュータシステム内部の揮発性メモリのように、一定時間プログラムを保持しているものも含むものとする。また前記プログラムは、前述した機能の一部を実現するためのものであってもよく、さらに前述した機能をコンピュータシステムにすでに記録されているプログラムとの組み合わせで実現できるものであってもよい。
〔まとめ〕
本発明の態様1に係る投影装置(101)は、被投影体にコンテンツを投影する投影装置であって、前記被投影体と、前記投影装置との間の距離を取得する距離取得部(201)と、前記投影装置から投影するコンテンツ、および、当該コンテンツの投影距離を含むコンテンツ情報を取得するコンテンツ情報取得部(コンテンツ取得部203)と、前記距離取得部が取得した前記距離に応じて、前記コンテンツ情報取得部が取得した前記コンテンツ情報を参照して、投影すべきコンテンツを決定するコンテンツ決定部(投影映像決定部205)と、前記コンテンツ決定部が決定した前記コンテンツを前記被投影体に投影する投影処理部(206)と、を備えている。
上記の構成によれば、被投影体と、投影装置との間の距離(投影距離)を取得し、取得した距離に応じた映像を投影する。従って、異なる作業箇所に応じて適切なコンテンツを投影することができる。
本発明の態様2に係る投影装置は、上記態様1において、前記距離取得部が、前記被投影体を含む被写体を撮影する撮影部(301)を備えており、前記撮影部が撮影した前記被写体の画像を参照して、前記距離を特定することとしてもよい。
上記の構成によれば、撮影した被写体の画像を参照して投影距離を特定し、特定した投影距離に応じたコンテンツを投影することができる。
本発明の態様3に係る投影装置は、上記態様1および2において、前記距離取得部が、複数の位置における前記被投影体と、前記投影装置との間の距離を取得し、前記コンテンツ決定部が、前記被投影体の各位置について、前記距離に応じて、前記コンテンツ情報取得部が取得した前記コンテンツ情報を参照して、投影すべきコンテンツを決定することとしてもよい。
上記の構成によれば、被投影体の複数の位置で投影距離を取得することにより、投影距離を取得した位置ごとに、投影距離に応じたコンテンツを投影することができる。
本発明の態様4に係る投影装置は、上記態様1から3において、前記コンテンツ情報取得部が、前記コンテンツ情報のコンテンツとして3次元モデルデータを取得し、前記コンテンツ決定部が、前記距離に応じて、前記3次元モデルデータから投影すべきコンテンツを抽出することとしてもよい。
上記の構成によれば、コンテンツ情報として3次元モデルデータを取得し、投影距離に応じて3次元モデルデータから抽出したコンテンツを投影することができる。
本発明の態様5に係る投影装置は、上記態様1から4において、前記投影装置と、前記被投影体とのなす角度を取得する角度取得部(1002)をさらに備えており、前記コンテンツ決定部が、前記距離取得部が取得した前記距離と、前記角度取得部が取得した前記角度とに応じて、前記コンテンツ情報取得部が取得した前記コンテンツ情報を参照して、コンテンツを決定することとしてもよい。
上記の構成によれば、投影距離および投影角度を取得し、取得した投影距離および投影角度に応じたコンテンツを投影することができる。
本発明の態様6に係るコンテンツ決定装置は、被投影体に投影装置から投影するコンテンツを決定するコンテンツ決定装置であって、投影するコンテンツ、および、当該コンテンツの投影距離を含むコンテンツ情報を記憶する記憶部(保存部204)と、前記被投影体と前記投影装置との間の距離に応じて、前記コンテンツ情報を参照して、投影すべきコンテンツを決定するコンテンツ決定部(投影映像決定部205)と、を備えている。
本発明の態様7に係る投影方法は、被投影体にコンテンツを投影する投影装置による投影方法であって、前記被投影体と、前記投影装置との間の距離を取得する距離取得ステップと、前記投影装置から投影するコンテンツ、および、当該コンテンツの投影距離を含むコンテンツ情報を取得するコンテンツ情報取得ステップと、前記距離取得ステップにて取得された前記距離に応じて、前記コンテンツ情報取得ステップにて取得された前記コンテンツ情報を参照して、投影すべきコンテンツを決定するコンテンツ決定ステップと、前記コンテンツ決定ステップにて決定された前記コンテンツを前記被投影体に投影する投影処理ステップと、を実行する。
本発明の各態様に係る投影装置は、コンピュータによって実現してもよく、この場合には、コンピュータを上記投影装置が備える各部として動作させることにより上記投影装置をコンピュータにて実現させる投影装置のプログラムも本発明の一態様の範疇に入る。
本発明は上述した各実施形態に限定されるものではなく、請求項に示した範囲で種々の変更が可能であり、異なる実施形態にそれぞれ開示された技術的手段を適宜組み合わせて得られる実施形態についても本発明の一態様の技術的範囲に含まれる。さらに、各実施形態にそれぞれ開示された技術的手段を組み合わせることにより、新しい技術的特徴を形成することができる。
(関連出願の相互参照)
本出願は、2015年9月29日に出願された日本国特許出願:特願2015−192080に対して優先権の利益を主張するものであり、それを参照することにより、その内容の全てが本書に含まれる。
101 投影装置
201 距離取得部
203 コンテンツ取得部(コンテンツ情報取得部)
204 保存部(記憶部)
205 投影映像決定部(コンテンツ決定部)
206 投影処理部
1002 角度取得部

Claims (7)

  1. 被投影体にコンテンツを投影する投影装置であって、
    前記被投影体と前記投影装置との間の距離に応じて、前記被投影体の内部を表すコンテンツを前記被投影体に投影する投影処理部と、
    を備えており、
    前記投影処理部は、前記被投影体と前記投影装置との間の距離が所定の距離よりも短い場合に、前記被投影体に対し、当該被投影体の内部を表すコンテンツを投影すること を特徴とする投影装置。
  2. 記コンテンツは、3次元モデルであり、
    前記投影処理部は、前記3次元モデルの、前記距離に応じた位置における断面を前記被投影体に投影することを特徴とする請求項1に記載の投影装置。
  3. 前記投影装置と、前記被投影体とのなす角度を取得する角度取得部をさらに備えており、
    前記投影処理部は、前記3次元モデルの、前記距離に応じた位置における、前記角度に応じた断面を前記被投影体に投影することを特徴とする請求項2に記載の投影装置。
  4. 前記被投影体を含む被写体を撮影する撮影部を備えており、
    前記撮影部が撮影した前記被写体の画像を参照して、前記距離を特定する
    ことを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載の投影装置。
  5. 前記投影処理部は、前記被投影体における複数の位置ごとに、前記被投影体の各位置と前記投影装置との間の距離に応じて、前記コンテンツを前記被投影体に投影することを特徴とする請求項1〜4のいずれか一項に記載の投影装置。
  6. 被投影体にコンテンツを投影する投影装置による投影方法であって、
    前記被投影体と前記投影装置との間の距離に応じて、前記被投影体の内部を表すコンテンツを前記被投影体に投影する投影処理ステップと、
    さらに、前記被投影体と前記投影装置との間の距離が所定の距離よりも短い場合に、前記被投影体に対し、当該被投影体の内部を表すコンテンツを投影する投影処理ステップ を実行することを特徴とする投影方法。
  7. 請求項1から5のいずれか1項に記載の投影装置としてコンピュータを機能させるためのプログラムであって、コンピュータを前記各部として機能させるためのプログラム。
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