JP6402970B2 - Pto搭載車両 - Google Patents

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Description

本開示は、走行以外の目的で車両に搭載された動力装置の動力を取り出すトランスミッションPTO(Power-Take-Off)装置を備えたPTO搭載車両に関し、特にPTO作動スイッチの誤操作時の安全制御に関する。
従来から、ごみ収集車やダンプ車等の荷役車両を含む特殊車両には、走行以外の目的で動力装置であるエンジンの動力を取り出すPTO装置を備えたPTO搭載車両がある。
このようなトラック等のPTO搭載車両においても、省燃費化、および運転操作容易化を図るために自動変速機が装備されるようになってきている。
特許文献1には、PTO搭載車両において、意図しない架装装置への動力の伝達を防止するための技術が開示されている。
すなわち、特許文献1の自動変速機搭載車用のPTO制御装置によれば、シフトレバーがPレンジ(駐車)又はNレンジ(ニュートラル)に操作されている時にのみ閉成するスイッチング手段と、PTO装置の電磁クラッチに通電し、クラッチを自動変速機に接続させるPTOリレーのリレーコイルとを直列に接続している。
従って、シフトレバーがPレンジ又はNレンジ以外の位置にある時に、自己復帰型のPTO操作スイッチを誤操作してもPTOリレーが作動することはない。
また、その後に、シフトレバーがP又はNに操作されても、PTO操作スイッチは自己復帰型であるため、PTOリレーを通ってPTO装置を自動変速機に接続する電磁クラッチに通電することはない。
これにより、意図しないのに突然架装装置に動力が伝達されることが防止されている。
特開平09−58296号公報
ところで、車両を走行させながら、PTO装置を接続させて作業用架装物を作動させる車両がある。かかる種類の車両として、例えば、ダンプ車のベッセル(荷台)の昇降機構、ゴミ収集車、コンクリートミキサー車等の架装をした種々の車両が挙げられる。
ダンプ車両を一例にすると、ダンプ車では、ベッセルを上昇させながら車両を動かすことにより、ベッセルに載置している土砂を円滑にベッセルから滑り落とすことができる。
このようなダンプ車のように、ある種類のPTO搭載車両においては、Nレンジ又はPレンジ以外(Dレンジ、Rレンジ)でもPTO装置を作動可能とし、PTO装置の作動状態を保持した状態で、クラッチを繋いで車両を動かせるようにすることが求められている。
上述した特許文献1では、シフトレバーがPレンジ及びNレンジ以外の位置、即ち前進走行のDレンジ、又は後退走行のRレンジの場合、スイッチング手段はOFF回路を形成し、自己復帰型のPTO操作スイッチをON操作してもPTOリレーが作動せず、PTO装置による動力取出しができない。
従って、車両を走行させながらPTO装置を接続させて作業用架装物を作動させることができず、車両の作業効率が低下するとの問題を有している。
本発明は上述した課題に鑑みてなされた発明であって、その目的とするところは、PTO装置の誤作動を防止しつつ、車両を走行させながらPTO装置を接続させて作業用架装物を作動可能とすることで、車両の使い勝手を向上させたPTO搭載車両を提供することにある。
本発明の少なくとも一実施形態にかかるPTO搭載車両は、車両に搭載され、クラッチを介して動力源からの動力が伝達される自動変速装置と、前記クラッチを接続及び遮断を制御するためのクラッチ制御装置と、前記自動変速装置に接続及び遮断され、前記自動変速装置に伝達された動力を外部に取出すためのPTO装置と、ON操作及びOFF操作に応じて、前記PTO装置を前記自動変速装置にそれぞれ接続及び遮断するためのPTOスイッチと、前記PTOスイッチの切換操作に基づいて前記PTO装置の前記接続及び遮断を制御するためのPTO制御装置と、前記自動変速装置の変速段制御を行うための変速制御装置と、を備え、前記PTOスイッチが前記ON操作された場合に、前記自動変速装置でNレンジが選択され、且つ、前記車両が停止状態にあることを条件に、前記クラッチ制御装置は前記クラッチを遮断するとともに前記PTO制御装置は前記PTO装置を前記自動変速装置に接続し、その後、前記自動変速装置でNレンジが解除された場合、前記車両に対して発進操作がなされたことを条件に、前記クラッチ制御装置は前記クラッチを接続するように制御する
かかる本発明の少なくとも一つの実施形態によれば、PTOスイッチの切換操作に基づいてPTO装置の接続及び遮断を制御するためのPTO制御装置を備える。そして、PTO制御装置は、変速装置の変速段の位置に応じて、PTOスイッチの接続側への切換を有効または無効とするように構成されている。
したがって、仮に車両走行中にPTOスイッチを誤操作(接続)した場合であっても、変速装置の変速段が特定の変速段以外の時には、PTOスイッチの接続側への操作を無効とすることが出来る。これにより、PTOスイッチを誤操作した場合にPTOの動力で架装物が誤作動するのを防止でき、車両運転時における安全性が向上する。
幾つかの実施形態では、上記PTO搭載車両において、前記変速制御装置にシフト指示を与えるシフト指示装置をさらに備え、前記PTO制御装置は、前記変速装置の変速段の位置を前記シフト指示装置のシフト位置で判断し、前記シフト指示装置がNレンジの場合のみ前記PTOスイッチの接続側への操作を有効とするように構成される。
このような実施形態によれば、PTO制御装置が、変速装置の変速段の位置をシフト指示装置のシフト位置で判断し、シフト指示装置がNレンジの場合のみPTOスイッチの接続側への操作を有効とするように構成されている。このため、シフト指示装置がDレンジやRレンジに位置している場合にPTOスイッチを誤操作した場合あっても、PTOの動力で架装物が誤作動するのを防止できる。
また、シフト指示装置がNレンジ以外のレンジ(すなわち、Dレンジ又はRレンジ)にある場合は、車両はある程度の速度を有している。その状態でPTO装置を変速装置に接続すると、PTO装置及び該PTO装置に接続した架装物側の機器に急激な作動力が作用して、各部材に高応力が発生する。一方、シフト指示装置をニュートラルにすることは、車速が低下したか、または停車している場合が大半なので、変速装置側のPTO装置接続部の回転は低回転状態か又は停止状態にある。
したがってこのような実施形態によれば、PTO制御装置が、変速装置の変速段の位置をシフト指示装置のシフト位置で判断し、シフト指示装置がNレンジの場合のみPTOスイッチの接続側への操作を有効とするように構成されているため、PTO装置及び該PTO装置に高応力が発生するのを防止して、これらの保護を行うことが出来る。
幾つかの実施形態では、上記PTO搭載車両において、前記車両の停車中及び走行中を判断する車両走行状態判断装置をさらに備え、前記PTO制御装置は、前記車両走行状態判断装置が走行中と判断し、且つ、前記シフト指示装置がNレンジを検出しているときに、前記PTOスイッチが接続側に切換えられた場合は、前記車両走行状態判断装置が停車中と判断した後に、前記PTO装置を前記変速装置に接続するように構成される。
このような実施形態によれば、PTO制御装置が、車両走行状態判断装置が走行中と判断し、且つ、シフト指示装置がNレンジを検出しているときに、PTOスイッチが接続側に切換えられた場合は、車両走行状態判断装置が停車中と判断した後に、PTO装置を前記変速装置に接続するように構成される。
即ち、シフト指示装置がNレンジの場合であっても、車両が走行中の場合は、PTOスイッチの接続側のへ操作を有効とはしない。
このため、車両走行中にPTOスイッチを誤操作した場合であっても、PTO制御装置は、車両が停車した後でないと変速装置への接続を実施しない。これにより、車両の走行中にPTOスイッチを誤操作した場合あっても、PTOの動力で架装物が誤作動するのを確実に防止できる。
幾つかの実施形態では、上記PTO搭載車両において、前記車両走行状態判断装置は、前記車両が所定車速以上か否かを判断する機能をさらに備え、前記PTO制御装置は、前記PTOスイッチが接続側で前記シフト指示装置がNレンジからDレンジ又はRレンジに変速された場合、前記車両走行状態判断装置が所定車速以上で走行中と判断していれば、警報を発するように構成される。
所定車速以上で走行中に、シフト指示装置がNレンジからDレンジ又はRレンジに変速される場合というのは、先のPTOスイッチの接続側への切り替え操作が誤操作である可能性が高い。
したがってこのような実施形態によれば、PTOスイッチが接続側でシフト指示装置がNレンジからDレンジ又はRレンジに変速された場合、車両走行状態判断装置が所定車速以上で走行中と判断していれば、警報を発するように構成することで、ドライバに先のPTOスイッチの接続側への切換操作が誤操作であることを認識させることができる。
幾つかの実施形態では、上記PTO搭載車両において、前記PTO制御装置は、前記警報を発した場合、前記PTOスイッチの接続側への切換操作を無効とするように構成される。
このような実施形態によれば、PTO制御装置が、誤作動である可能性が高い先のPTOスイッチの接続側への切換操作を自動的に無効とするため、PTOの動力で架装物が誤作動するのを確実に防止することが出来る。
本発明の少なくとも一実施形態によれば、PTO装置の誤作動を防止しつつ、車両を走行させながらPTO装置を接続させて作業用架装物を作動可能とすることで、車両の使い勝手を向上させたPTO搭載車両を提供することが出来る。
本発明の幾つかの実施形態に係る変速装置のPTO制御装置を実施するための一例を示す全体概略構成図を示す。 本発明の一実施形態に係る変速装置のPTO制御装置の制御フロー図を示す。
以下、添付図面を参照して本発明の幾つかの実施形態の一例について説明する。
但し、実施形態に記載されている構成部品の寸法、材質、形状、その相対配置などは特に特定的な記載がない限り、この発明の範囲をそれのみに限定する趣旨ではなく、単なる説明例にすぎない。
図1は、本発明の幾つかの実施形態に係るPTO搭載車を実施するための全体概略構成図を示す。
PTO制御システム100は、車両に搭載されたエンジン1と、該エンジン1の動力系下流側に位置し、エンジン1の回転駆動力を変換する変速装置である機械式自動変速機(以後、AMTと略称する。)2と、エンジン1とAMT2との間に介装され、エンジン1の回転駆動力をAMT2に伝達(接続)又は遮断を行うクラッチ3と、エンジン1の回転数Np(出力)を制御するエンジン制御装置6と、AMT2の側壁に装着されエンジン1からの動力を車両走行以外の外部機構に動力を伝達(接続)又は、遮断するPTO装置であるトランスミッションPTO(以後、T/M PTOと略称する。)23と、運転席のメータクラスタMに配設され、T/M PTO23をAMT2へ接続又は遮断の操作を行うためのPTOスイッチ(PTO S/W)83と、PTOスイッチ83のON(接続側)への操作又はOFF(遮断側)への操作に基づいてT/M PTO23の接続及び遮断を制御するPTO制御装置51と、該PTO制御装置51に車両走行以外の作業機構部の作動又は、停止を操作する外部作動レバー8を備えている。
また、PTO制御装置51には、警報装置55が接続されており、該PTO制御装置51は、誤操作でPTOスイッチ83がON操作された場合に警報を発生させるようになっている。
尚、他の動力装置としては、エンジン1に代えて、またはエンジン1と合わせて、大容量のバッテリと、該バッテリの電力によって駆動される電動モータで構成される装置を用いても良い。
AMT2は、燃費効率のよい手動変速機と同様の構造をした機械式変速機(M/T)21と、該機械式変速機21のギヤレンジを変換指示するシフト指示装置53と、機械式変速機21の上部に配設され、機械式変速機21のギヤレンジの変速を行うギヤシフトユニット(GSU)22と、クラッチ3の接続及び遮断の制御と同期して、遮断時にギヤシフトユニット(GSU)22によって機械式変速機21のギヤレンジ(変速段)を変速制御する変速制御装置5と、機械式変速機21の変速後のギヤレンジを表示する認識装置であるギヤシフトインジケータ54と、ギヤシフトユニット22の変速操作に連動してクラッチ3の接続(動力伝達)又は遮断の制御を行うクラッチ制御装置52と、クラッチ制御装置52の制御に基づいてクラッチ3を接続又は遮断を実施するクラッチアクチュエータ31と、機械式変速機21の出力軸部に装着された車速センサ25の出力信号に基づいて、車両の停車及び走行状態を判断する車両走行状態判断装置56と、を備えている。
また、本実施形態では、PTO制御装置51、クラッチ制御装置52及び車両走行状態判断装置56は、それぞれの制御と変速制御装置5の制御とが密接に関係しているため、変速制御装置5に内蔵された状態になっている。
更に、変速制御装置5には、回転数センサ11が検出したエンジン回転数Nprpmの信号がエンジン制御装置6を介して入力される。
更に、ドライバが所望の運転状態を得るために、エンジン出力を操作するアクセル装置9が配設されている。
アクセル装置9は、ドライバが踏込むアクセルペダル91と、アクセルペダル91の踏込み量を検知してエンジン制御装置6に信号を出力するアクセルセンサ92を備えている。
シフト指示装置53は、前進走行を自動変速させるDレンジと、後退走行のRレンジとニュートラルNを有した自動走行パターンと、前進走行又は後進走行をマニュアル操作するマニュアル走行パターンとを選択して操作できるようになっている。
自動走行パターンの場合、変速制御装置5は、アクセルペダル91の踏込み量、車速及び機械式変速機21の現状のギヤレンジに基づいて、最適な燃費及び運転感覚が得られるように、予め求められたマップに沿って、機械式変速機21の変速レンジを得るように自動制御する。
一方、マニュアル走行パターンの場合、ドライバがシフト指示装置53の操作レバー(図示省略)を機械式変速機21が所望の変速レンジになるように繰返し操作することにより、操作レバーの下部に配設された信号発信機(図示省略)から信号が変速制御装置5に送信される。
変速制御装置5は機械式変速機21がシフト指示装置53の変速指示に沿った変速レンジになるようギヤシフトユニット22を制御するようになっている。
マニュアル操作は、シフトアップの場合、操作レバーを+(プラス)側へ1回ずつ繰返し操作して所望の変速段に変速する。シフトダウンの場合は、−(マイナス)側へ1回ずつ繰返し操作して所望の変速段に変速する。
クラッチ制御装置52は、変速制御装置5によって機械式変速機21のギヤレンジの変速を行う際、変速を開始する前にクラッチアクチュエータ31を作動させてクラッチ3を自動的に遮断し、エンジン1の動力を断ち、ギヤシフトユニット(GSU)22によって、機械式変速機21内のレンジ変速を実施する。
機械式変速機21のギヤレンジ変速が終了すると、クラッチ制御装置52はクラッチアクチュエータ31にてクラッチ3を自動的に接続して、エンジン1から機械式変速機21に動力が伝達されるように制御する。
車両の運転席には、車両の走行状態における種々の機器類の状況が確認できるメータクラスタMが配置されている。メータクラスタMには、機械式変速機21のギヤレンジを表示するモニターが配置されている。表示内容は、例えば、2速レンジの場合は「2」、3速レンジの場合は「3」、リバースの場合は「R」、ニュートラルの場合は「N」が表示される。
図1に基づいて、T/M PTO23の作動順序について説明する。
ドライバがPTOスイッチ83をON(接続側)操作すると、変速制御装置5は、クラッチ制御装置52を介して、クラッチアクチュエータ31がクラッチ3の遮断と、ギヤシフトユニット22を介して、機械式変速機21をニュートラル(Nレンジ)への切換制御を行う。
次に、クラッチ3の遮断、機械式変速機21のニュートラルへの切換えが完了すると、切換完了の信号が変速制御装置5に入力される。変速制御装置5は、PTO制御装置51を介して、T/M PTO23と機械式変速機21との接続(ギヤ係合)を実施させる。そして、T/M PTO23と機械式変速機21との接続が完了したことの信号がPTO制御装置51を介して変速制御装置5に入力される。
変速制御装置5は、再度、クラッチ制御装置52を介してクラッチアクチュエータ31を制御して、クラッチ3を接続させる。クラッチ3の接続が完了すると、その信号が変速制御装置5に入力され、PTO制御装置51を介してメータクラスタMのギヤシフトインジケータ54にT/M PTO接続完了を知らせる表示が実施される。
その後、走行以外の作業機構部を作動させる外部作動レバー8の操作を実施する。走行以外の作業機構部は、例えばダンプ車のベッセル(荷台)の上昇又は下降を行うためのパワーシリンダ等の作動を行う油圧装置等がある。
図1における外部作動レバー8は、例えばダンプ車のベッセル(荷台)の上昇又は下降を操作するダンプレバー82と、該ダンプレバー82の操作量に沿った信号をPTO制御装置51に発信する外部作動センサ81を備えている。
外部作動センサ81の信号に基づいて、PTO制御装置51、変速制御装置5、及びエンジン制御装置6によって、T/M PTO23からの出力(動力)調整が実施できるようになっている。
次に、図2に基づいて、一実施形態に係る変速装置のPTO制御装置の制御フローについて説明する。
ステップS1にてスタートする。
ステップS2において、PTO S/W83がON操作されているか否かを判断する。
PTO S/W83がON操作されていない(OFF)場合は、NOを選択してステップS14に進み、ステップS14にてリターンする。
ステップS2において、PTO S/W83がON操作されている場合は、ステップS3に進む。
ステップS3において、シフト指示装置53がNレンジ(ニュートラル)になっているか否かを判断する。
これは、シフト指示装置53がNレンジ以外の場合には、T/M PTO23を機械式変速機(M/T)21に接続させないようにするためである。
そして、Nレンジ以外の場合には、車両の走行中・停車に関係なくNOを選択してステップS11に進み、ステップS11において、PTO S/W83の誤操作であることを知らせる警告を行うようになっている。
警告は、メータクラスタMに配設されたギヤシフトインジケータ54のモニターにて誤操作であることを表示(警告)するようになっている。
更に、警告の他の方法として、別途警報装置55を用いても良い。
警報装置55は、ブザー、警報ランプの点灯又は点滅で注意を喚起しても良いし、それぞれを併合して用いてもよい。
ステップS3において、シフト指示装置53がNレンジになっている場合には、YESを選択してステップS4に進む。
ステップS4において、車両が停止状態か否かを判断する。
車両の停止状態は、機械式変速機21の出力軸部に装着された車速センサ25の出力信号に基づいて車両走行状態判断装置56にて判断する。
尚、本実施形態では、略4km/h以下を停止とした。
車両が動いている場合は、シフト指示装置53がNレンジになっていても、クラッチ3は接続された状態になっている。
従って、この状態でT/M PTO23を機械式変速機21に接続すると、T/M PTO23に動力が伝わり、意図せずに外部機構(架装物)が作動して走行安全性が損なわれる可能性がある。
更に、車両が停止していない状態かつギヤが入っている状態でT/M PTO23を機械式変速機21に接続すると、T/M PTO23及び、該T/M PTO23に接続している車両走行以外の外部機構(架装物)に高応力が派生し、架装物の破損やT/M PTO23の接続困難な状況を招く可能性がある。
このような、意図しない架装物の作動や車両走行以外の外部機構(架装物)に高応力が発生するのを防止するために、車速が十分に低い状態(ほぼ停車状態)となっていない状況では、T/M PTO23の機械式変速機21への接続は実施されないようになっている。
ステップS4において、車両が停止状態の場合はYESを選択してステップS5に進む。
ステップS5において、変速制御装置5は、クラッチ制御装置52を介してクラッチアクチュエータ31によってクラッチ3の遮断後に、機械式変速機21をNレンジに変速制御を行う。
ステップS6において、PTO制御装置51はT/M PTO23の機械式変速機21への接続制御を実施する。
ステップS6において、ステップS2でPTOスイッチONが実施されることになる。
T/M PTO23の機械式変速機21への接続が実施されると、ステップS7に進む。
ステップS7において、シフト指示装置53がNレンジになっているか否かの判断をする。
これは、PTO制御装置51は、シフト指示装置53がNレンジに操作されている場合、ドライバは車両を停車状態で、T/M PTO23を作動させると判断して、YESを選択してステップS8に進む。
ステップS8において、変速制御装置5は、クラッチ制御装置52を介して、クラッチ3を接続制御して接続を完了させ、車両停車状態で走行以外の外部機構(架装物)の作動を行う。
ステップS14にてリターンする。
一方、ステップS7において、シフト指示装置53がNレンジ以外のレンジに操作されている場合は、ドライバが走行しながら、走行以外の外部機構(架装物)の作動を行うことを検知するものである。
従って、シフト指示装置53がNレンジ以外のレンジに操作されている場合は、NOを選択してステップS12に進む。
ステップS12において、変速制御装置5は、機械式変速機21をシフト指示装置53の指示レンジに沿った発進変速段に変速する。
ステップS12で機械式変速機21の発進変速段(発進レンジ)に変速が終了した後、ステップ13に進む。
ステップS13にて、ドライバの発進操作(例えば、アクセルペダル踏み込みやブレーキペダル開放)が行われたか否かを判断する。
発進操作が実施されない場合は、NOを選択してステップS13を繰返して、待機する。
ドライバの発進操作が実施されるとYESを選択して、ステップS8に進む。
ステップS8において、変速制御装置5は、クラッチ制御装置52を介してクラッチ3を車両の発進に沿って接続制御を実施して、接続を完了させ車両を走行させながら、走行以外の外部機構(架装物)の作動を行う。
ステップS14にてリターンする。
一方、ステップS4において、車両停止状態ではない場合、NOを選択してステップS9に進む。
ステップS9において、シフト指示装置53がNレンジか否かを判断する。
ステップS9において、シフト指示装置53がNレンジの場合は、YESを選択してステップS4に戻り、車両が停止状態になるまでステップS4とステップS9とを繰返して待機する。
一方、ステップS9において、シフト指示装置53がNレンジ以外の場合は、NOを選択してステップS10に進む。
即ち、ドライバが走行を継続するため、シフト指示装置53をNレンジ以外に操作したことを示す。
ステップS10において、車両の速度Vkm/h<所定車速Voか否かを判断する。
これは、ドライバに車両を停車させる意図が無く、アクセルペダル91を踏み続けているか否かを判断するものである。
車両の走行状態は、車速センサ25からの信号に基づいて車両走行状態判断装置56によって停車状態及び走行状態(車速)が判断される。
尚、例えば、本実施形態では、所定車速Vo≧10km/hとした。
車両の速度Vkm/h<所定車速Voの場合は、YESを選択してステップS4に戻る。
これは、車速が低く停車状態に近くなっており、ドライバの走行意志はないとみなしたためである。
一方、ステップS10において、PTO S/W83はON状態、車両の速度Vkm/h≧所定車速Vo、シフト指示装置53がNレンジ以外の変速段である場合は、ドライバに停車の意志が無い(走行の意思がある)と判断する。
PTO制御装置51は、PTO S/W83のON操作(接続側)が誤操作であると判断し、ON操作を無効とする。NOを選択してステップS11に進む。
ステップS11において、PTO制御装置51は、PTO S/W83の接続側への操作が誤操作として警報を発生させて、ステップS14にてリターンする。
尚、警報装置55の作動解除は、PTO S/W83をOFF操作することで解除される。
従って、このような場合、自動走行パターン(Dレンジ)の場合、変速制御装置5は、アクセルペダル91の踏込み量、車速及び機械式変速機21の現状のギヤレンジに基づいて、最適な燃費及び運転感覚が得られるように、予め求められたマップに沿った機械式変速機21のギヤ段への変速が実施される。
一方、マニュアル操作パターンの場合、変速制御装置5は、機械式変速機21をシフト指示装置53の操作ギヤ段に沿ったギヤ段に変速する。
このようにすることで、車両の走行中にPTOスイッチを誤ってON操作しても、PTO機構への動力伝達を遮断すると共に、PTO機構作動中には車両が走行できるようにして使い勝手を向上させたPTO搭載車両を提供することができる。
トランスミッションPTOを備えた機械式自動変速機(AMT)などの変速装置を搭載した車両において、PTOスイッチを誤ってON操作しても、PTO機構への動力伝達を遮断すると共に、PTO機構作動中には車両が走行できるようにしたPTO搭載車に適用可能である。
1 エンジン(動力装置)
2 機械式自動変速機(AMT)
3 クラッチ
5 変速制御装置
6 エンジン制御装置
8 外部機構作動指示装置(外部作動レバー)
9 アクセル装置
11 回転数センサ
21 機械式変速機(変速装置)
22 ギヤシフトユニット(GSU)
23 T/M PTO(トランスミッションPTO装置)
25 車速センサ(停止状態判断手段)
31 クラッチアクチュエータ
51 PTO制御装置
52 クラッチ制御装置
53 シフト指示装置
54 ギヤシフトインジケータ(認識装置)
55 警報装置
56 車両走行状態判断装置
83 PTOスイッチ(PTO S/W)
100 PTO制御システム

Claims (6)

  1. 車両に搭載され、クラッチを介して動力源からの動力が伝達される自動変速装置と、
    前記クラッチを接続及び遮断を制御するためのクラッチ制御装置と、
    前記自動変速装置に接続及び遮断され、前記自動変速装置に伝達された動力を外部に取出すためのPTO装置と、
    ON操作及びOFF操作に応じて、前記PTO装置を前記自動変速装置にそれぞれ接続及び遮断するためのPTOスイッチと、
    前記PTOスイッチの切換操作に基づいて前記PTO装置の前記接続及び遮断を制御するためのPTO制御装置と、
    前記自動変速装置の変速段制御を行うための変速制御装置と、を備え、
    前記PTOスイッチが前記ON操作された場合に、前記自動変速装置でNレンジが選択され、且つ、前記車両が停止状態にあることを条件に、前記クラッチ制御装置は前記クラッチを遮断するとともに前記PTO制御装置は前記PTO装置を前記自動変速装置に接続し、
    その後、前記自動変速装置でNレンジが解除された場合、前記車両に対して発進操作がなされたことを条件に、前記クラッチ制御装置は前記クラッチを接続するように制御することを特徴とするPTO搭載車両。
  2. 前記変速制御装置にシフト指示を与えるシフト指示装置をさらに備え、
    前記PTO制御装置は、前記変速装置の変速段の位置を前記シフト指示装置のシフト位置で判断し、前記シフト指示装置がNレンジの場合のみ前記PTOスイッチの接続側への操作を有効とするように構成されることを特徴とする請求項1記載のPTO搭載車両。
  3. 前記車両の停車中及び走行中を判断する車両走行状態判断装置をさらに備え、
    前記PTO制御装置は、前記車両走行状態判断装置が走行中と判断し、且つ、前記シフト指示装置がNレンジを検出しているときに、前記PTOスイッチが接続側に切換えられた場合は、前記車両走行状態判断装置が停車中と判断した後に、前記PTO装置を前記変速装置に接続するように構成されることを特徴とする請求項2記載のPTO搭載車両。
  4. 前記車両走行状態判断装置は、前記車両が所定車速以上か否かを判断する機能をさらに備え、
    前記PTO制御装置は、前記PTOスイッチが接続側で前記シフト指示装置がNレンジからDレンジ又はRレンジに変速された場合、前記車両走行状態判断装置が所定車速以上で走行中と判断していれば、警報を発するように構成されることを特徴とする請求項3記載のPTO搭載車両。
  5. 前記PTO制御装置は、前記警報を発した場合、前記PTOスイッチの接続側への切換操作を無効とするように構成されることを特徴とする請求項4に記載のPTO搭載車両。
  6. 車両に搭載される変速装置と、
    前記変速装置に接続及び遮断され、前記変速装置の動力を外部に取出すためのPTO装置と、
    前記PTO装置を前記変速装置に接続及び遮断するためのPTOスイッチと、
    前記PTOスイッチの切換操作に基づいて前記PTO装置の前記接続及び遮断を制御するためのPTO制御装置と、
    前記変速装置の変速段制御を行うための変速制御装置と、
    前記変速制御装置にシフト指示を与えるシフト指示装置と、
    前記車両の停車中及び走行中を判断する車両走行状態判断装置と、
    を備え、
    前記PTO制御装置は、前記変速装置の変速段の位置に応じて、前記PTOスイッチの接続側への切換を有効または無効とし、前記PTOスイッチが接続側で前記シフト指示装置がNレンジからDレンジ又はRレンジに変速された場合、前記車両走行状態判断装置が所定車速以上で走行中と判断していれば、警報を発するように構成されることを特徴とするPTO搭載車両。
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