JP6402554B2 - 車両用の情報出力制御装置 - Google Patents

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Description

本発明の実施形態は、車両用の情報出力制御装置に関する。
従来、運転者が車両を運転している際に、車両の走行環境に基づいて、交通情報、目的地までの案内情報、及び運転を支援するための案内情報を、運転者に提供する技術が提案されている。
特開2011−237217号公報
しかしながら、従来技術においては、提供する情報の重要度に応じて、提供するタイミングを調整する技術は提案されているが、情報を提供する際に、運転者自身の状態を考慮したものではない。
実施形態の車両用の情報出力制御装置は、運転者の呼吸を検出可能な検出部を用いて、車両の運転者が息を吸っているか否かを含む呼吸情報を取得する第1の取得部と、前記運転者に対して報知すべき報知情報を取得する第2の取得部と、前記第1の取得部が取得した前記呼吸情報に基づいて、前記運転者が息を吸っていると推測される間に、前記第2の取得部が取得した前記報知情報を出力する出力制御部と、を備える。さらに、前記出力制御部は、前記運転者が息を吸っていると推測される間に出力する第1の報知情報と比べて緊急性が高い第2の報知情報を出力する場合に、前記運転者が息を吸っているか否かにかかわらず、当該第2の報知情報を出力する。
図1は、第1の実施形態にかかる車両の車室の一部が透視された状態の一例が示された斜視図である。 図2は、第1の実施形態にかかる車両の一例が示された平面図(俯瞰図)である。 図3は、第1の実施形態にかかる車両の周辺監視システムの一例が示されたブロック図である。 図4は、第1の実施形態にかかる圧力計測装置の一部であるシートセンサを例示した図である。 図5は、第1の実施形態にかかるECU内に実現される周辺監視部の構成を示すブロック図である。 図6は、圧力の計測結果に基づいて推定される運転者の呼吸の推移を例示した図である。 図7は、第1の実施形態にかかるECUにおける報知情報の出力処理の手順を示すフローチャートである。
後述する実施形態では、車両1は、例えば、内燃機関(エンジン、図示されず)を駆動源とする自動車(内燃機関自動車)であっても良いし、電動機(モータ、図示されず)を駆動源とする自動車(電気自動車、燃料電池自動車等)であっても良いし、それらの双方を駆動源とする自動車(ハイブリッド自動車)であっても良い。また、車両1は、種々の変速装置を搭載することができるし、内燃機関や電動機を駆動するのに必要な種々の装置(システム、部品等)を搭載することができる。また、車両1における車輪3の駆動に関わる装置の方式や、数、レイアウト等は、種々に設定することができる。
以下、本発明の例示的な実施形態が開示される。以下に示される実施形態の構成、ならびに当該構成によってもたらされる作用、結果、および効果は、一例である。本発明は、以下の実施形態に開示される構成以外によっても実現可能であるとともに、基本的な構成に基づく種々の効果や、派生的な効果のうち、少なくとも一つを得ることが可能である。
(第1の実施形態)
第1の実施形態の車両1は、例えば、不図示の内燃機関を駆動源とする自動車、すなわち内燃機関自動車であってもよいし、不図示の電動機を駆動源とする自動車、すなわち電気自動車や燃料電池自動車等であってもよいし、それらの双方を駆動源とするハイブリッド自動車であってもよいし、他の駆動源を備えた自動車であってもよい。また、車両1は、種々の変速装置を搭載することができるし、内燃機関や電動機を駆動するのに必要な種々の装置、例えばシステムや部品等を搭載することができる。また、車両1における車輪3の駆動に関わる装置の方式や、数、レイアウト等は、種々に設定することができる。
図1に例示されるように、車体2は、不図示の乗員が乗車する車室2aを構成している。車室2a内には、乗員としての運転者の座席2bに臨む状態で、操舵部4や、加速操作部5、制動操作部6、変速操作部7等が設けられている。操舵部4は、例えば、ダッシュボード24から突出したステアリングホイールであり、加速操作部5は、例えば、運転者の足下に位置されたアクセルペダルであり、制動操作部6は、例えば、運転者の足下に位置されたブレーキペダルであり、変速操作部7は、例えば、センターコンソールから突出したシフトレバーである。なお、操舵部4や、加速操作部5、制動操作部6、変速操作部7等は、これらには限定されない。
また、車室2a内には、表示出力部としての表示装置8や、音声出力部としての音声出力装置9が設けられている。表示装置8は、例えば、LCD(liquid crystal display)や、OELD(organic electroluminescent display)等である。音声出力装置9は、例えば、スピーカである。また、表示装置8は、例えば、タッチパネル等、透明な操作入力部10で覆われている。乗員は、操作入力部10を介して表示装置8の表示画面に表示される画像を視認することができる。また、乗員は、表示装置8の表示画面に表示される画像に対応した位置で手指等で操作入力部10を触れたり押したり動かしたりして操作することで、操作入力を実行することができる。これら表示装置8や、音声出力装置9、操作入力部10等は、例えば、ダッシュボード24の車幅方向すなわち左右方向の中央部に位置されたモニタ装置11に設けられている。モニタ装置11は、スイッチや、ダイヤル、ジョイスティック、押しボタン等の不図示の操作入力部を有することができる。また、モニタ装置11とは異なる車室2a内の他の位置に不図示の音声出力装置を設けることができるし、モニタ装置11の音声出力装置9と他の音声出力装置から、音声を出力することができる。なお、モニタ装置11は、例えば、ナビゲーションシステムやオーディオシステムと兼用されうる。
また、図1,2に例示されるように、車両1は、例えば、四輪自動車であり、左右二つの前輪3Fと、左右二つの後輪3Rとを有する。これら四つの車輪3は、いずれも転舵可能に構成されうる。図3に例示されるように、車両1は、少なくとも二つの車輪3を操舵する操舵システム13を有している。操舵システム13は、アクチュエータ13aと、トルクセンサ13bとを有する。操舵システム13は、ECU14(electronic control unit)等によって電気的に制御されて、アクチュエータ13aを動作させる。操舵システム13は、例えば、電動パワーステアリングシステムや、SBW(steer by wire)システム等である。操舵システム13は、アクチュエータ13aによって操舵部4にトルク、すなわちアシストトルクを付加して操舵力を補ったり、アクチュエータ13aによって車輪3を転舵したりする。この場合、アクチュエータ13aは、一つの車輪3を転舵してもよいし、複数の車輪3を転舵してもよい。また、トルクセンサ13bは、例えば、運転者が操舵部4に与えるトルクを検出する。
また、図2に例示されるように、車体2には、複数の撮像部15として、例えば四つの撮像部15a〜15dが設けられている。撮像部15は、例えば、CCD(charge coupled device)やCIS(CMOS image sensor)等の撮像素子を内蔵するデジタルカメラである。撮像部15は、所定のフレームレートで動画データを出力することができる。撮像部15は、それぞれ、広角レンズまたは魚眼レンズを有し、水平方向には例えば140°〜190°の範囲を撮影することができる。また、撮像部15の光軸は斜め下方に向けて設定されている。よって、撮像部15は、車両1が移動可能な路面や車両1が駐車可能な領域を含む車体2の周辺の外部の環境を逐次撮影し、撮像画像データとして出力する。
撮像部15aは、例えば、車体2の前側、すなわち車両前後方向の前方側の端部2cに位置され、フロントバンパー等に設けられている。撮像部15bは、例えば、車体2の左側、すなわち車幅方向の左側の端部2dに位置され、左側の突出部としてのドアミラー2gに設けられている。撮像部15cは、例えば、車体2の後側の端部2eに位置され、リヤトランクのドア2hの下方の壁部に設けられている。撮像部15dは、例えば、車体2の右側の端部2fに位置され、右側のドアミラー2gに設けられている。ECU14は、複数の撮像部15で得られた画像データに基づいて演算処理や画像処理を実行し、より広い視野角の画像を生成したり、車両1を上方から見た仮想的な俯瞰画像を生成したりすることができる。なお、俯瞰画像は、平面画像とも称されうる。
また、図1,2に例示されるように、車体2には、複数の測距部16,17として、例えば4つの測距部16a〜16dと、8つの測距部17a〜17hとが設けられている。測距部16,17は、例えば、超音波を発射してその反射波を捉えるソナーである。ソナーは、ソナーセンサ、あるいは超音波探知器とも称されうる。ECU14は、測距部16,17の検出結果により、車両1の周囲に位置された障害物等の物体の有無や当該物体までの距離を測定できる。すなわち、測距部16,17は、物体を検出する検出部の一例である。なお、測距部17は、例えば、比較的近距離の物体の検出に用いられ、測距部16は、例えば、測距部17よりも遠い比較的長距離の物体の検出に用いられうる。また、測距部17は、例えば、車両1の前方および後方の物体の検出に用いられ、測距部16は、車両1の側方の物体の検出に用いられうる。
また、図3に例示されるように、情報出力システム100では、ECU14や、モニタ装置11、操舵システム13、測距部16,17等の他、ブレーキシステム18、舵角センサ19、アクセルセンサ20、シフトセンサ21、車輪速センサ22等が、電気通信回線としての車内ネットワーク23を介して電気的に接続されている。車内ネットワーク23は、例えば、CAN(controller area network)として構成されている。ECU14は、車内ネットワーク23を通じて制御信号を送ることで、操舵システム13、ブレーキシステム18等を制御することができる。また、ECU14は、車内ネットワーク23を介して、トルクセンサ13b、ブレーキセンサ18b、舵角センサ19、測距部16、測距部17、アクセルセンサ20、シフトセンサ21、車輪速センサ22等の検出結果や、操作入力部10等の操作信号等を、受け取ることができる。
ECU14は、例えば、CPU14a(central processing unit)や、ROM14b(read only memory)、RAM14c(random access memory)、表示制御部14d、音声制御部14e、SSD14f(solid state drive、フラッシュメモリ)等を有している。CPU14aは、車両1全体の制御を行う。CPU14aは、ROM14b等の不揮発性の記憶装置にインストールされ記憶されたプログラムを読み出し、当該プログラムにしたがって演算処理を実行できる。RAM14cは、CPU14aでの演算で用いられる各種のデータを一時的に記憶する。また、表示制御部14dは、ECU14での演算処理のうち、主として、撮像部15で得られた画像データを用いた画像処理や、表示装置8で表示される画像データの合成等を実行する。また、音声制御部14eは、ECU14での演算処理のうち、主として、音声出力装置9で出力される音声データの処理を実行する。また、SSD14fは、書き換え可能な不揮発性の記憶部であって、ECU14の電源がオフされた場合にあってもデータを記憶することができる。なお、CPU14aや、ROM14b、RAM14c等は、同一パッケージ内に集積されうる。また、ECU14は、CPU14aに替えて、DSP(digital signal processor)等の他の論理演算プロセッサや論理回路等が用いられる構成であってもよい。また、SSD14fに替えてHDD(hard disk drive)が設けられてもよいし、SSD14fやHDDは、ECU14とは別に設けられてもよい。
ブレーキシステム18は、例えば、ブレーキのロックを抑制するABS(anti-lock brake system)や、コーナリング時の車両1の横滑りを抑制する横滑り防止装置(ESC:electronic stability control)、ブレーキ力を増強させる(ブレーキアシストを実行する)電動ブレーキシステム、BBW(brake by wire)等である。ブレーキシステム18は、アクチュエータ18aを介して、車輪3ひいては車両1に制動力を与える。また、ブレーキシステム18は、左右の車輪3の回転差などからブレーキのロックや、車輪3の空回り、横滑りの兆候等を検出して、各種制御を実行することができる。ブレーキセンサ18bは、例えば、制動操作部6の可動部の位置を検出するセンサである。ブレーキセンサ18bは、可動部としてのブレーキペダルの位置を検出することができる。ブレーキセンサ18bは、変位センサを含む。
舵角センサ19は、例えば、ステアリングホイール等の操舵部4の操舵量を検出するセンサである。舵角センサ19は、例えば、ホール素子などを用いて構成される。ECU14は、運転者による操舵部4の操舵量や、自動操舵時の各車輪3の操舵量等を、舵角センサ19から取得して各種制御を実行する。なお、舵角センサ19は、操舵部4に含まれる回転部分の回転角度を検出する。舵角センサ19は、角度センサの一例である。
アクセルセンサ20は、例えば、加速操作部5の可動部の位置を検出するセンサである。アクセルセンサ20は、可動部としてのアクセルペダルの位置を検出することができる。アクセルセンサ20は、変位センサを含む。
シフトセンサ21は、例えば、変速操作部7の可動部の位置を検出するセンサである。シフトセンサ21は、可動部としての、レバーや、アーム、ボタン等の位置を検出することができる。シフトセンサ21は、変位センサを含んでもよいし、スイッチとして構成されてもよい。
車輪速センサ22は、車輪3の回転量や単位時間当たりの回転数を検出するセンサである。車輪速センサ22は、検出した回転数を示す車輪速パルス数をセンサ値として出力する。車輪速センサ22は、例えば、ホール素子などを用いて構成されうる。ECU14は、車輪速センサ22から取得したセンサ値に基づいて車両1の移動量などを演算し、各種制御を実行する。なお、車輪速センサ22は、ブレーキシステム18に設けられている場合もある。その場合、ECU14は、車輪速センサ22の検出結果を、ブレーキシステム18を介して取得する。
圧力計測装置24は、運転者の呼吸状態を計測するために圧力を計測し、計測結果をECU14に出力する。図4は、圧力計測装置24の一部であるシートセンサ24a,24bを例示した図である。図4に示されるように、圧力計測装置24は、運転席301の着座部に設けられたシートセンサ24aと、背もたれ部に設けられたシートセンサ24bと、を備えている。
シートセンサ24a,24bは、荷重によって変形し、当該変形具合に基づいてインピーダンスが変化する歪みセンサとする。そして、圧力計測装置24は、シートセンサ24a,24bの抵抗値に基づいて、圧力の計測結果を算出し、当該圧力の計測結果を出力する。
当該運転席301に座っている運転者302の重心は、当該運転者の呼吸に合わせて周期的に変化している。このため、シートセンサ24a,24bに基づいて算出された圧力の計測結果から、運転者の呼吸の周期を推定できる。
なお、上述した各種センサやアクチュエータの構成や、配置、電気的な接続形態等は、一例であって、種々に設定(変更)することができる。
図5に示されるように、ECU14は、吸気情報取得部501と、報知情報取得部502と、判定部503と、出力制御部504と、を備えている。図5に示される各構成は、ECU14として構成されたCPU14aが、ROM14b内に格納されたプログラムを実行することで実現される。なお、これらの構成をハードウェアで実現するように構成しても良い。
吸気情報取得部501は、圧力計測装置24を用いて、シートセンサ24a,24bによる圧力の計測結果を取得する。そして、吸気情報取得部501は、当該圧力の計測結果に基づいて、車両の運転者が息を吸っているか否かを含む呼吸情報を算出し、取得する。
図6は、圧力の計測結果に基づいて推定される運転者の呼吸の推移を例示した図である。図6に示されるように、圧力が周期T1毎に推移している。周期T1が、運転者の一回の呼吸とする。周期T1のうち吸気時間T2が、運転者が息を吸い込んでいる時間とする。周期T1のうち呼気時間T3が、運転者が息を吐き出している時間とする。なお、周期T1は、おおよそ3秒〜5秒とする。
報知情報取得部502は、運転者に対して報知すべき報知情報を取得する。報知情報としては、目的地までの案内情報(例えば、“数百m先、交差点を右です”等)や、測距部16,17で検出された障害物情報(例えば、“進行方向何mに障害物が存在します”、“右後方向に近接している車両があります”等)や、撮像部15により撮像された撮像画像データの解析結果による案内情報や、車両1を駐車場に止める際の駐車支援情報(例えば、“ハンドルを右に切ってください”等)など、車両1を操舵している運転者に報知する情報であれば、どのような情報も含まれる。
判定部503は、報知情報取得部502が取得した報知情報をすぐに出力すべきか否かを判定する。本実施形態の判定部503は、吸気情報取得部501が取得した呼吸情報に基づいて、運転者が息を吸い込んでいるか否か判定し、息を吸い込んでいない場合には、報知情報をすぐに出力しない旨の判定を行う。
ところで、本実施形態において、運転者が息を吸い込んでいるか否かに基づいて、報知情報を出力するタイミングを異ならせたのは、“柳 奈津子”他2名、“健康女性に対する呼吸法によるリラックス反応の評価”、“The KITAKANTO medical journal”、“53(1)”、“29-35”、“2003-02-01”に基づくものである。この参考文献には、吸気時に肋間筋の緊張と共に横隔膜の緊張が高まり交感神経が亢進し、呼気時には、横隔膜が弛緩して、副交感神経の機能が亢進することが記載されている。
副交感神経の機能が亢進した場合には、運転者はリラックスすることになる。運転者がリラックスしている状態の時に、五感を刺激するような状況が生じると、運転者を驚かせる可能性がある。一方、交感神経の機能が亢進している場合には、運転者は緊張していることになる。運転者が緊張している状態の時に、五感を刺激するような状況が生じた場合、当該状況に応じたアクションが容易である。
換言すれば、報知情報の出力で運転者の五感を刺激する場合、リラックスしている呼気時に行うよりも、吸気時に行う方が報知情報を的確に捉える可能性が高くなる。
そこで、本実施形態のECU14は、運転者が息を吸い込んでいる間(吸気時)に、報知情報を出力するように制御を行うこととした。なお、呼吸状態と自律神経の関係性には、個人差がないため、上述した制御を行うことで、運転者によらず、報知情報に対して冷静に対応することが可能となる。
上述したように、呼吸は3秒〜5秒毎に行われている。運転時に報知情報を出力する際、運転者が息を吸い込むために最長2.5秒程度待機させるのは、好ましくない状況も存在する。
このため、判定部503は、報知情報に緊急性があるか否かを判定する。そして、判定部503が、緊急性があると判定した場合には、出力制御部504は、運転者が息を吸っているか否かにかかわらず、報知情報をすぐに出力するよう制御する。また、報知情報に緊急性があるか否かの判断基準としては、どのような判断基準を用いても良いが、例えば、報知情報で示された内容が3秒〜5秒経過しても大丈夫か否かを判断基準とすることが考えられる。
例えば、ECU14が、車両1の駐車支援を行っている際、換言すれば、目標位置に駐車するための案内情報を出力している際、車両1の進行方向に障害物が検出した場合に、検出結果を示す報知情報を3秒〜5秒経過した後に出力しても、運転者が当該報知情報に従って、ブレーキを踏むなどのアクションが十分間に合うのであれば、ECU14は、息を吸っているタイミングで報知情報を出力するように制御する。
出力制御部504は、吸気情報取得部501が取得した呼吸情報に基づいて、判定部503により運転者が息を吸っていると推測されると判定された間に、報知情報取得部502が取得した報知情報を出力する。本実施形態では、報知情報が音声として出力される例について説明するが、音声に制限するものではなく、運転者の五感に刺激を与える出力手法であれば良い。
また、出力制御部504は、運転者が息を吸っていると推測されると判定された間に出力する報知情報と比べて、緊急性が高い他の報知情報を出力する場合、運転者が息を吸っているか否かにかかわらず、当該他の報知情報を出力する。
次に、本実施形態のECU14における報知情報の出力処理について説明する。図7は、本実施形態のECU14における上述した処理の手順を示すフローチャートである。なお、吸気情報取得部501は、図7に示される処理手順にかかわらず、車両1が起動してから終了するまでに、所定の間隔(例えば、0.1秒単位)で、運転者の呼吸情報を取得しているものとする。
まず、報知情報取得部502が、報知情報を取得したか否かを判定する(ステップS701)。取得していないと判定した場合(ステップS701:No)、再びステップS701の処理を繰り返す。
一方、報知情報取得部502が、報知情報を取得したと判定した場合(ステップS701:Yes)、判定部503が、取得した報知情報の緊急性が高いか否かを判定する(ステップS702)。判定手法としては、例えば、報知情報の種類毎に緊急性が高いか否かを示した対応テーブルを保持し、当該対応テーブルを参照することで、緊急性が高いか否かを判定するなどが考えられる。緊急性が高いと判定した場合(ステップS702:Yes)、出力制御部504が、報知情報を出力する(ステップS704)。
一方、判定部503が、取得した報知情報の緊急性が高くないと判定した場合(ステップS702:No)、判定部503が、吸気情報取得部501が取得した呼吸情報に基づいて、運転者が息を吸っているか否かを判定する(ステップS703)。運転者が息をすっていない(息を吐いている)場合(ステップS703:No)、再びステップS703の処理を行う。
一方、判定部503が、息を吸っていると判定した場合(ステップS703:Yes)、出力制御部504が、音声等により報知情報を出力する(ステップS704)。
上述した処理手順で、緊急性の高いもの以外は、息を吸っている間に、報知情報が出力されるため、運転者が適切に対応する可能性が向上する。
(第2の実施形態)
第1の実施形態では、現在、運転者が息を吸っていない(息を吐いている)場合には、報知情報を待機させて、運転者が息を吸った際に、当該報知情報を出力する例について説明した。しかしながら、運転者が息を吸うまで報知情報を待機させる例に制限するものではない。報知情報を出力するタイミングが、息を吐き出す等のタイミングの場合に、当該タイミング前の、息を吸うタイミングで、出力する例について説明する。
第2の実施形態の吸気情報取得部501は、圧力計測装置24の圧力の計測結果に基づいて、運転者が息を吸う周期を示した呼吸パターンを取得する。上述したように、運転者は、所定の間隔毎に呼吸している。このため、吸気情報取得部501は、当該呼吸の間隔に基づいて、これからの運転者が息を吸う時間及び息を吐く時間等が推測された呼吸パターンを取得する。
そして、判定部503は、呼吸パターンに基づいて、報知情報取得部502が取得した報知情報を出力する第1のタイミングが、運転者が息を吸うタイミングであるか否かを判定する。
そして、出力制御部504は、判定部503により報知情報取得部502が取得した報知情報を出力する第1のタイミングが、運転者が息を吸うタイミングではない(息を吐いているとタイミングである)と判定された場合、報知情報を出力するタイミングを前出しして、第1のタイミングより早い、運転者が息を吸うタイミングで、報知情報を出力する。
本実施形態では、報知情報は、運転者が息を吸っているタイミングで出力されると共に、当該息を吸うタイミングに合わせるために、報知情報の出力が前出しされるため、報知情報を出力するタイミングに遅れが生じることを抑止できる。
上述した実施形態によれば、運転者が息を吸っているという、緊張しているタイミングで、報知情報が出力されるため、当該報知情報に対して適切な対応を行うことが容易になる。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
501…吸気情報取得部、502…報知情報取得部、503…判定部、504…出力制御部

Claims (2)

  1. 運転者の呼吸を検出可能な検出部を用いて、車両の運転者が息を吸っているか否かを含む呼吸情報を取得する第1の取得部と、
    前記運転者に対して報知すべき報知情報を取得する第2の取得部と、
    前記第1の取得部が取得した前記呼吸情報に基づいて、前記運転者が息を吸っていると推測される間に、前記第2の取得部が取得した前記報知情報を出力する出力制御部と、を備え、
    前記出力制御部は、前記運転者が息を吸っていると推測される間に出力する第1の報知情報と比べて緊急性が高い第2の報知情報を出力する場合に、前記運転者が息を吸っているか否かにかかわらず、当該第2の報知情報を出力する、
    車両用の情報出力制御装置。
  2. 運転者の呼吸を検出可能な検出部を用いて、車両の運転者が息を吸っているか否かを含む呼吸情報を取得する第1の取得部と、
    前記運転者に対して報知すべき報知情報を取得する第2の取得部と、
    前記第1の取得部が取得した前記呼吸情報に基づいて、前記運転者が息を吸っていると推測される間に、前記第2の取得部が取得した前記報知情報を出力する出力制御部と、を備え、
    前記第1の取得部は、前記呼吸情報として、前記運転者が息を吸う周期が示した呼吸パターンを取得し、
    前記出力制御部は、前記呼吸パターンに基づいて、前記報知情報を出力すべきタイミングが、前記運転者が息を吐いている第1のタイミングであると判定された場合に、前記第1のタイミングより早い、前記運転者が息を吸っている第2のタイミングで、当該報知情報を出力する、
    車両用の情報出力制御装置。
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