JP6402480B2 - 色見本、該色見本の作成装置および作成方法、並びに、該色見本を用いる画像処理システム - Google Patents

色見本、該色見本の作成装置および作成方法、並びに、該色見本を用いる画像処理システム Download PDF

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Description

本発明は、色見本、該色見本の作成装置および作成方法、並びに、該色見本を用いる画像処理システムに関する。
カラーチャートとしての色見本は、物体などにおける色の見えを模したものであって、従来の色見本は、均一な色の領域を矩形状に印刷した単色のパッチによって構成されている(例えば、特許文献1参照)。
このような色見本は、本来、印刷物や物体の色の塗装などの彩色のための見本として、あるいは、印刷物や物体における彩色後の色再現性のチェックや比較などに用いられる。
しかしながら、実際に彩色された物体は、現実空間内において色再現性のチェックなどが行われる。しかるに、物体における実際の色は、例えば、直接照明か間接照明かなどの照明条件、物体の材質、物体における表面の凹凸形状、または、照明−物体−チェック者の視点などの位置関係による空間的分布を有しており、必ずしも均一ではない。
特に、印刷物が現実空間内のオブジェクトやオブジェクトを含むシーンを撮影した写真の場合、たとえオブジェクトが均一に彩色されているとしても、該オブジェクトの色は、撮影条件などにより必ず空間的に不均一なものとなってしまう。
そのため、従来の色見本のように、空間的分布条件によっては均一でない、空間的分布を有する色の見えから受ける印象を単色のパッチで再現するには困難があった。
本発明は、上述したような課題を解決するためになされたもので、元図の所定領域に含まれる全画素を抽象的に再配置することによって、実際の環境下における色の見えから受ける印象を近似的に再現できる色見本、該色見本の作成装置および作成方法、並びに、該色見本を用いる画像処理システムを提供することにある。
本発明に係る色見本の作成装置は、元図となる第一の画像の第一の領域を構成する全画素を取得する全画素取得手段と、前記全画素取得手段で取得した前記全画素の各画素における明度を識別する明度識別手段と、前記明度識別手段で明度を識別した前記各画素を、その明度の順番にしたがって、前記第一の領域とは異なる第二の画像の第二の領域内に配置し、前記全画素を複製した画素群のうち、同じ明度の画素を、彩度の高い順に再び並べ替えて色見本を作成する色見本画像作成手段と、を具備したことを特徴とする。
本発明によれば、元図の所定領域に含まれる全画素を抽象的に再配置することによって、実際の環境下における色の見えから受ける印象を近似的に再現できる色見本、該色見本の作成装置および作成方法、並びに、該色見本を用いる画像処理システムを提供できる。
本発明の実施の形態に係る画像処理システムの概略を示す構成図である。 本発明の実施の形態に係る画像処理システムにおける画像処理装置の構成例を示すブロック図である。 本発明の実施の形態に係る画像処理システムでの修整処理に用いる事例情報の一例を示す図である。 本発明の実施の形態に係る画像処理システムにおける画像の標準型による修整処理について示す図である。 本発明の実施の形態に係る画像処理システムにおける画像の転写型による修整処理について示す図である。 本発明の実施の形態に係る画像処理システムにおける色見本画像の作成装置について機能的に示すブロック図である。 本発明の第1の実施例に係る色見本画像の作成の手順について示すフローチャートである。 本発明の第1の実施例に係る色見本画像の作成の手順について示す図である。 本発明の第2の実施例に係る色見本画像の作成の手順について示す図である。 本発明の第3の実施例に係る色見本画像の作成の手順について示す図である。 本発明の第4の実施例に係る色見本画像の作成の手順について示す図である。 本発明の第5の実施例に係る色見本画像の作成の手順について示す図である。 本発明の第6の実施例に係る色見本画像の作成について示す図である。
以下、本発明に係る実施の形態について、図面を参照して説明する。
図1は、本発明の実施の形態に係る画像処理システムの構成例を示すものである。
図1に示すように、画像処理システム1は、例えば、画像処理装置2とサーバ装置3とを含んで構成されている。この画像処理システム1においては、画像処理装置2とサーバ装置3とがネットワーク4を介して互いに接続されている。
画像処理装置2は、色の見えについて、後述する色見本を用いて写真などの修整対象となる入力画像(修整前画像)の修整処理を行うことが可能な、例えば、パーソナルコンピュータ(PC)やタブレット端末などにより構成されている。
また、この画像処理装置2は、色見本の作成対象である元図となる第一の画像の受け付けや、受け付けた第一の画像から色見本の作成処理などを行うことが可能であって、ハードウェア構成や機能、その処理内容については後述する。
サーバ装置3は、元図としての第一の画像や該第一の画像に基づいて作成された色見本を画像データ(以下、色見本画像という)として記憶するもので、PCやワークステーションなどにより構成されている。また、サーバ装置3は、修整対象となる写真などの入力画像を画像データとして記憶できるようになっている。なお、サーバ装置3は、そのハードウェア構成を画像処理装置2のハードウェア構成と同様のものとすることができるため、ここでは説明を省略する。
ネットワーク4は、WAN(Wide Area Network)やインターネットなどにより構成されている。
上記した構成の画像処理システム1においては、画像処理装置2が、ネットワーク4を介してサーバ装置3にアクセスし、サーバ装置3に対して各種のデータの転送を要求するとともに、要求したデータをサーバ装置3から入手するようになっている。
なお、本実施の形態に係る画像処理システム1としては、元図としての第一の画像や作成された色見本画像などの各種のデータをサーバ装置3に記憶するのではなく、画像処理装置2が備える記憶装置(図示せず)に記憶するようにしてもよい。この場合、画像処理システム1は、画像処理装置2のみで構成することもできる。
また、画像処理システム1は、元図としての第一の画像や該第一の画像に基づいて作成された色見本画像などの各種のデータを、画像処理装置2やサーバ装置3とは別の機器(図示せず)に記憶させるようにしてもよい。その場合、画像処理システム1は、画像処理装置2とその別の機器とを含んだ構成とされる。
また、画像処理システム1は、画像処理装置2やサーバ装置3を2台以上含んで構成されていてもよく、ネットワーク4に接続可能なスキャナやカメラなどの各種の機器をさらに含んだ構成としてもよい。
なお、画像処理装置2およびサーバ装置3とネットワーク4との間は、ケーブルにより接続するようにしてもよいし、無線により接続することも可能である。画像処理装置2およびサーバ装置3とネットワーク4との間を無線により接続する場合は、アクセスポイントと呼ばれる基地局を介して各接続が行われる。
また、画像処理装置2とサーバ装置3とは、ネットワーク4を介さずに、直接、ケーブルにより接続するようにしてもよい。
図2は、画像処理装置2の構成例を示すブロック図である。
図2に示すように、画像処理装置2は、いわゆるPCであって、CPU21、ROM22、RAM23、表示装置24、キーボード25、および、ネットワーク4などの外部機器との通信用インターフェース(IF)26を有して構成されている。
画像処理装置2の各部、つまり、CPU21、ROM22、RAM23、表示装置24、キーボード25、および、IF26は、バス27を介して相互に接続されている。
ROM22は、後述する色見本画像の作成や写真などの入力画像の修整処理に必要な手順などを予め実行可能なプログラムとして記憶するものである。
また、ROM22は、修整処理の内容を特定するために参照される修整時参照情報と、その修整処理の内容にしたがって行った事例を識別するための事例識別情報と、を含む複数の事例情報(図3参照)を記憶する情報記憶部としても機能するようになっている。
なお、情報記憶部としては、ROM22に限らず、例えば、CPU21によって実行されるプログラムや各種のデータを読み取ることが可能なハードディスクなどの記録媒体を用いる記憶装置により構成するようにしてもよい。
RAM23は、主に、CPU21がプログラムを実行するためのワークエリアとして使用されるようになっている。
表示装置24は、例えば、液晶やタッチセンサ付きの表示パネルにより構成されている。該表示装置24は、各種の情報やデータなどを表示するとともに、ROM22に記憶された複数の事例情報を、各事例情報に含まれる事例識別情報に基づいて表示する表示部として機能するようになっている。
キーボード25は、例えば、色見本画像の作成時や写真に施された彩色の色再現性などをチェックするチェック者などのユーザにより操作されるもので、各種の指示やパラメータ値などの入力に用いられるようになっている。また、このキーボード25は、写真などの入力画像の修整処理を行う際に、例えば、表示装置24に表示された複数の事例情報のいずれかを選択するための入力を受け付ける事例選択部としても機能するようになっている。
CPU21は、バス27を介して、ROM22、RAM23、表示装置24、キーボード25、および、IF26を制御するものである。このCPU21は、例えば、修整処理を行う際に、サーバ装置3から写真などの入力画像を修整前画像として受け付ける画像取得部として機能するようになっている。
また、CPU21は、後述する手順(図7参照)にしたがって、元図となる第一の画像をもとに、実際の環境下における色の見えから受ける印象を、より近似的に再現するための色見本画像(色見本となる画像データ)を作成するようになっている。すなわち、色見本画像の作成時には、CPU21は、全画素取得手段、明度識別手段、および、色見本画像作成手段としても機能するようになっており、これらの各手段の詳細については、後述する。
また、CPU21は、キーボード25の選択操作に応じた事例情報に含まれる修整時参照情報により特定される修整処理の内容にしたがって、修整前画像として取得した入力画像の修整処理を行う事例適用部としても機能するようになっている。
なお、画像処理システム1による修整処理は、入力画像を指定された画像処理方法およびパラメータを用いて修整する標準型か、入力画像を目標として参照される参照画像に近似させるように修整する転写型、のいずれか1つの型で行われるようになっている。
また、CPU21は、事例識別情報に基づいて、修整処理の内容が標準型であるか、転写型であるか、を特定する特定部としても機能するようになっている。
さらに、CPU21は、転写型であると特定した場合に、表示装置24の画面上に事例画像としての参照画像のみを表示させ、標準型であると特定した場合に、画面上に修整前後の2つの事例画像を表示させる、表示制御部としても機能するようになっている。すなわち、表示装置24の画面上に表示された参照画像(事例画像B)、または、修整前の事例画像Aと修整後の事例画像Bとが、いずれも色見本画像として用いられるようになっている。
図3は、上記した事例情報の一例を示すものである。
図3(a)には、標準型の事例情報が、図3(b)には、転写型の事例情報が、それぞれ一例として示されている。
本実施の形態においては、事例識別情報の項目として、修整処理の型であるタイプ、事例識別子(事例ID)、画像ファイル名、色調情報、画像の印象を表す印象表現、特定の領域(第一の領域)を選択する場合の選択領域形状および選択領域情報が示されている。
より具体的には、図3(a)は、標準型の場合であるから、タイプは標準型とされ、画像の印象表現として、その画像ファイル名に応じた色見本画像から受ける印象が示されている。また、標準型の場合、色見本画像として2つの事例画像を必要とするため、画像Aおよび画像Bのファイル名と各色調情報とが登録されている。
これに対し、図3(b)は、転写型の場合であるから、タイプは転写型とされ、それ以外は標準型の場合と同様とされている。ただし、転写型の場合は、事例画像として参照画像のみがあればよいことから、対応する項目には、修整後の事例画像である画像Bのファイル名とその色調情報とが登録されている。このため、もう1つの画像ファイル名(画像A)およびその色調情報に対応する項目は、情報がないことを示す「NULL」が示されている。
なお、事例識別情報としては、その事例を他の事例と識別することができる情報であれば、いかなる情報であってもよい。したがって、修整時参照情報も、他の事例と識別することができるならば事例識別情報に含めるようにしてもよい。
例えば、修整時参照情報としては、画像処理オペレータと画像処理パラメータとが示されている。
画像処理オペレータは、画像処理方法を表すもので、内容(オペレータ名)として、標準型(図3(a)参照)では「トーンカーブ(Lトーンカーブ)」が、転写型(図3(b)参照)では「転写オペレータ」が示されている。
画像処理パラメータは、各画像処理方法で使用されるパラメータで、標準型(図3(a)参照)では「トーンカーブ」を作成するのに使用される「制御点情報」が、転写型(図3(b)参照)ではパラメータが存在しないので「NULL」が示されている。
なお、本実施の形態では、転写型の画像処理パラメータの内容には、図3(b)に示すように、「NULL」に続いて、かっこ書きで「画像Bを参照」と記述され、画像Bを参照画像として使用することが示されている。
また、本実施の形態では、事例情報がテーブル形式で表現されているが、XML(Extensible Markup Language)などの記述方法によって実現するようにしてもよい。すなわち、図3の事例情報は一例であって、他の記述方法を採用してもよい。
図4および図5は、画像処理システム1において行われる修整処理の一例を示す図である。
図4は、標準型による入力画像の修整処理について例示したものである。本修整処理では、図4(a),(b)に示す修整前後の2つの事例画像A,Bと、当該事例において適用した画像処理方法であるトーンカーブ(図4(c)参照)と、が使用されるようになっている。
画像処理システム1は、標準型において、画像を階調補正するための手段であるトーンカーブを用いて、2つの事例画像A,Bのうちの修整前の事例画像Aを、もう1つの修整後の事例画像Bとなるように階調補正するようになっている。これにより、図4(d)に示す修整前画像である写真などの入力画像は、当該修整処理により、図4(e)に示す修整画像に変換される。
ここで、トーンカーブは、階調変換関数で表すことができ、この関数を使用して入力画像の修整処理が行われる。よって、標準型の修整処理では、例えば、入力画像が背景を含む人物写真の場合、該写真における背景や人物(オブジェクト)の顔の色、洋服の色などが、修整後の事例画像Bに近似するように変更される。
図5は、転写型による入力画像の修整処理について例示したものである。本修整処理では、図5(a)に示す、目標として参照される参照画像(修整後の事例画像B)のみが使用される。
画像処理システム1は、転写型において、参照画像に近似するように修整処理を行うので、図5(b)に示す修整前画像である写真などの入力画像が、図5(a)に示した参照画像に近似するように修整処理され、図5(c)に示す修整画像に変換される。
ここで、画像処理システム1は、転写型において、色彩転写などの既知の方法を用いて入力画像の修整処理を行うようになっている。よって、背景を含む人物写真などの入力画像は、該写真における背景や人物(オブジェクト)の顔の色、洋服の色が、参照画像である修整後の事例画像Bに近似するように変更される。
このようにして作成した色見本画像を事例画像A,Bとして用いることによって、画像処理システム1は、直観的で簡単な使い勝手を備え、より少ない工数で所望の修整結果を得ることができるとともに、修整処理の自由度をも向上させることが可能となる。
なお、入力画像の修整処理に際しては、例えば、表示装置24の画面上に事例識別情報に基づいて表示される2つの事例情報のいずれか1つが、キーボード25のユーザ操作により選択されることで、標準型か転写型かが決定される。
以下に、上記した入力画像の修整処理に用いられる色見本画像の作成方法について説明する。
図6は、色見本画像の作成装置について機能的に示すブロック図である。
図6に示すように、本実施の形態における画像処理装置2は、色見本作成装置をなす、全画素取得手段21aと、明度識別手段21bと、色見本画像作成手段21cと、を備えている。
ここで、元図となる第一の画像の所定領域である第一の領域を構成する全画素は、画素ごとに、例えば、明度、彩度、および、色相角といった、赤(R),緑(G),青(B)に関する色彩値(画素値)を含んでいる。
全画素取得手段21aは、第一の画像の所定領域としての第一の領域を構成する全画素を取得するようになっている。明度識別手段21bは、全画素取得手段21aで取得した全画素を複製した画素群の各画素における明度を識別するようになっている。色見本画像作成手段21cは、明度識別手段21bで明度を識別した各画素を、明度順にしたがって、第一の領域とは異なる第二の画像の第二の領域内に配置するようになっている。これにより、第一の画像の第一の領域に含まれる全画素を抽象的に再配置してなる構成の色見本画像を作成することができる。
(第1の実施例)
図7および図8は、第1の実施例に係る色見本画像の作成の手順について示すものである。
以下に説明する処理において、全画素取得手段21a、明度識別手段21b、および、色見本画像作成手段21cの各機能は、ROM22に記憶されたプログラムにしたがって、RAM23の一次記憶機能を利用しつつ、主に、CPU21によって実現される。
まず、全画素取得手段21aは、風景写真(図8(a)参照)のような第一の画像における第一の領域(図8(b)参照)を構成する全画素を取得する。そして、全画素取得手段21aは、取得した全画素を、図8(c)に示すように、RAM23にコピーする(以上、図7のステップS1)。
より具体的には、全画素取得手段21aは、元図となる第一の領域を含む第一の画像(図8(a)参照)を、画像処理装置2からのアクセスが可能なネットワーク4上のサーバ装置3よりIF26を介して取得する。そして、全画素取得手段21aは、取得した第一の領域(図8(b)参照)を構成する全画素を、RAM23上に確保された一次元の配列として、例えば、横一列または縦一列のアクセス可能な記憶手段であるメモリ空間内にコピーする。
なお、全画素取得手段21aは、第一の領域を構成する全画素のみを、画像処理装置2からのアクセスが可能なネットワーク4上のサーバ装置3よりIF26を介して取得するようにしてもよい。
次いで、明度識別手段21bは、RAM23上にコピーされた第一の領域の全画素を複製した画素群の各画素の明度を識別し、図8(d)に示すように、明度順(暗順)に一次元に並び替える(図7のステップS2)。
ここで、明度順に並び替えられた各画素は、R,G,Bの濃い画素ほど図8(d)の左側方向に配置され、薄い画素ほど図8(d)の右側方向に配置される。
次いで、色見本画像作成手段21cは、図8(e)に示すように、明度の低い暗順に並び替えた各画素を、その順番にしたがって、第一の領域とは形状が異なる第二の画像の第二の領域内にコピーする(図7のステップS3)。この場合、色見本画像作成手段21cは、各画素が、例えば、矩形状の第二の画像内に円形状を有して設けられた第二の領域において、上部の行から下部の行に向かって明度順に再配置されるように制御するようになっている。
ここで、第二の領域は、例えば、第一の領域を構成する画素数と同じ画素数で構成されている。なお、第二の画像における第二の領域以外の領域(第二の画像の背景)は、色再現性のチェックに影響を及ぼしにくい無彩色にしてもよいし、第一の画像における第一の領域以外の領域(第一の画像の背景)の平均色にしてもよい。
最後に、色見本画像作成手段21cは、図8(f)に示すように、明度に基づいた各画素の第二の領域内への再配置(配置)により作成された第二の画像を色見本画像として生成し、この生成した色見本画像をサーバ装置3に保存させる(図7のステップS4)。
このようにして、本実施例の画像処理装置2は、元図となる第一の画像内の第一の領域を構成する全画素を、明度順に並べ替えた順番にしたがって、第一の領域とは異なる第二の画像内の第二の領域に配置することにより、色見本画像を生成するようになっている。
なお、生成された色見本画像は、第一の領域の空間的な構造は保持していないが、第一の領域内の各画素の色彩値に基づいた色彩データをすべて保持している。このため、生成された色見本画像は、修整画像において、一般性を保持しつつ、第一の領域の色の見えから受ける印象を、より直観的、かつ、近似的に再現することが可能となる。
(第2の実施例)
図9は、第2の実施例に係る色見本画像の作成の手順について示すものである。
上述した第1の実施例においては、第一の領域と第二の領域とが同じ画素数で構成されている場合について説明したが、この第2の実施例では、第一の領域を構成する画素数(N1)と第二の領域を構成する画素数(N2)とが異なる場合について説明する。
以下に説明する処理において、全画素取得手段21a、明度識別手段21b、および、色見本画像作成手段21cの各機能は、ROM22に記憶されたプログラムにしたがって、RAM23の一次記憶機能を利用しつつ、主に、CPU21によって実現される。
まず、全画素取得手段21aは、第一の領域よりも第二の領域の画素数の方が多い場合(N1<N2)、第一の領域を構成する全画素を複製した画素群を、図9(a)に示すように、RAM23上に確保された記憶手段としてのメモリ空間内にコピーする。
次いで、明度識別手段21bは、RAM23上にコピーされた第一の領域の全画素の各画素の明度を識別し、図9(b)に示すように、明度が低い暗順に並び替える。
次いで、色見本画像作成手段21cは、第二の領域の画素数(N2)と同じ画素数分のエリアが確保されたRAM23上のメモリ空間において、図9(c)の先頭からn番目の画素が、図9(b)のN番目の画素と同じ色彩値になるように、線形補間処理を行う。なお、色見本画像作成手段21cは、n番目の画素に対応するN番目の画素の位置を、例えば、N1×(n/N2)により求める。
すなわち、本実施例の画像処理装置2においては、色見本画像作成手段21cが、さらに周知の線形補間処理を行うことが可能な構成とされており、線形補間処理として、下記式(1)にしたがって各画素における画素値を算出するようになっている。
色見本画像作成手段21cは、例えば、Nが整数であれば、図9(c)のn番目の画素の画素値Vが、図9(b)のN番目の画素の画素値Vとなるように補間する。また、色見本画像作成手段21cは、Nが整数でなければ、n番目の画素の画素値Vを、Nを上回らない最大の整数であるa番目の画素の画素値VaとNを下回らない最小の整数であるb番目の画素の画素値Vbとから、下記式
V=Va+(Vb−Va)×(N−a) ... (1)
により求める。
ここで、画素値Vとしては、「L*a*b*表色系」でのCIE Lab値などの均等色空間として定義されている色彩値を使用すれば、より人間の感覚や印象に近い補間が可能となる。ただし、線形補間処理が行われる各画素は、L*(エルスター),a*(エースター),b*(ビースター)の表色系の三要素をもっている。そのため、色見本画像作成手段21cは、明度であるL*値、クロマネティクス指数であるa*値およびb*値のすべてについて、上記の手順で補間処理を行うようになっている。
この後、色見本画像作成手段21cは、第二の領域の画素数に応じて補間処理が行われた各画素を、その明度順にしたがって、色見本画像となる第二の画像中の、第一の領域とは画素数が異なる第二の領域にコピーする。
これにより、本実施例の画像処理装置2は、第二の領域の画素数が第一の領域の画素数によって制限されることなく、任意の画素数の色見本画像を作成することが可能となる。
なお、詳しい説明は省略するが、本実施例の画像処理装置2は、第一の領域を構成する画素数よりも第二の領域を構成する画素数の方が少ない場合(N1>N2)にも同様に適用できる。
また、本実施例の画像処理装置2は、色見本画像作成手段21cとは別の手段によって線形補間処理を行う構成としてもよい。
(第3の実施例)
図10は、第3の実施例に係る色見本画像の作成の手順について示すものである。この第3の実施例では、第一の領域内に同等の明度を有する複数の画素が存在する場合を例に、色見本画像の作成の手順について説明する。
以下に説明する処理において、全画素取得手段21a、明度識別手段21b、および、色見本画像作成手段21cの各機能は、ROM22に記憶されたプログラムにしたがって、RAM23の一次記憶機能を利用しつつ、主に、CPU21によって実現される。
まず、全画素取得手段21aは、第一の領域を構成する全画素を、図10(a)に示すように、RAM23上に確保された記憶手段としてのメモリ空間内にコピーする。
次いで、明度識別手段21bは、RAM23上にコピーされた第一の領域の全画素を複製した画素群の各画素の明度を識別し、図10(b)に示すように、明度が低い暗順に並び替える。
ここで、明度順に並び替えた全画素中に存在する同一の明度を有する複数の画素は、図10(c)に示すように、明度以外の人間の色覚に基づいた属性、例えば、彩度(√(a*×a*+b*×b*))の低い順に再び並べ替えが行われる。
例えば、本実施例の画像処理装置2は、色見本画像作成手段21cが、さらに周知の彩度識別機能を備えた構成とされており、彩度識別機能として、少なくとも同じ明度の各画素における彩度を算出するようになっている。
また、第一の領域の画素数と第二の領域の画素数とが異なる場合、上述したように、色見本画像作成手段21cは、線形補間処理を行って第二の領域にコピーするための画素を補間する。そして、色見本画像作成手段21cは、この補間処理を行った後に、各画素を、明度および彩度の低い順に第二の領域内にコピーする。
また、第一の領域および第二の領域の画素数が等しい場合には、色見本画像作成手段21cは、補間処理を行うことなく、明度および彩度の低い順に並べ替えた各画素を、その順番で、第二の領域内にコピーする。
これにより、本実施例の画像処理装置2は、明度以外の人間の色覚に基づいた属性に、より近似した色見本画像を作成することが可能となる。
また、本実施例の画像処理装置2は、色見本画像作成手段21cとは別の手段によって彩度識別処理を行う構成としてもよい。
(第4の実施例)
図11は、第4の実施例に係る色見本画像の作成の手順について示すものである。
上述した第3の実施例においては、同等の明度を有する複数の画素を彩度の低い順に並べ替えるようにした場合について説明したが、この第4の実施例では、同等の明度を有する複数の画素を彩度の高い順に並べ替えるようにした場合について説明する。
以下に説明する処理において、全画素取得手段21a、明度識別手段21b、および、色見本画像作成手段21cの各機能は、ROM22に記憶されたプログラムにしたがって、RAM23の一次記憶機能を利用しつつ、主に、CPU21によって実現される。
まず、全画素取得手段21aは、第一の領域を構成する全画素を、図11(a)に示すように、RAM23上に確保された記憶手段としてのメモリ空間内にコピーする。
次いで、明度識別手段21bは、RAM23上にコピーされた第一の領域の全画素を複製した画素群の各画素の明度を識別し、図11(b)に示すように、明度が高い明順に並び替える。
ここで、本実施例の画像処理装置2は、明度順に並び替えた全画素中に存在する同一の明度を有する複数の画素を、図11(c)に示すように、明度以外の人間の色覚に基づいた属性、例えば、彩度の高い順に再び並べ替えを行う。
また、色見本画像作成手段21cは、第一の領域の画素数と第二の領域の画素数とが異なる場合、図11(d)に示すように、上述の線形補間処理を行って第二の領域にコピーする画素を補間する。そして、色見本画像作成手段21cは、この補間処理を行った後に、各画素を、明度および彩度の高い順に第二の領域内にコピーする(図11(e)参照)。
また、色見本画像作成手段21cは、第一の領域および第二の領域の画素数が等しい場合、補間処理を行うことなく、明度および彩度の高い順に並べ替えた各画素を、その順番で、第二の領域内にコピーする。
一般的な現実空間では、太陽や電灯のような光源が人物などのオブジェクトよりも上部に存在することが多く、多くの画像では上部が明るくなる。これに対し、本実施例の画像処理装置2は、例えば図11(f)に示すように、第二の領域の上部が下部よりも明るい色見本画像を生成できる。すなわち、本実施例の画像処理装置2は、実際の写真(修整前画像である入力画像)内の第一の領域の見た目の印象に、より近い自然な印象を与える色見本画像を作成することができる。
(第5の実施例)
図12は、第5の実施例に係る色見本画像の作成の手順について示すものである。この第5の実施例においては、さらに色相角を考慮して、画素群の並べ替えを行うようにした場合について説明する。
本実施例の画像処理装置2は、例えば、第一の領域を構成する全画素を複製した画素群の各画素を明度の順に並び替え、また、明度が同じ画素ならば彩度の順に並べ替える。さらに、画像処理装置2は、必要に応じて補間処理を行った後に、図12(a)に示すように、各画素を第二の領域の上部の行から下部の行に向かってコピーする。
画像処理装置2は、例えば図12(b)に示すように、第二の領域内におけるn行目の第1番目の画素からn+1行目の第20番目の画素を、明度の順、彩度の順、および、補間処理の有無に応じた順番で再配置する。
そのため、各画素は、明度と彩度とが周囲の画素と近い場合であっても、色相角が周囲の画素とは大きく異なる画素が存在するとともに、それらの画素が離れて配置される場合がある(例えば、第8番目の画素と第14番目の画素)。
ここで、画素の色相角が大きく異なる場合、その画素は、周囲の画素とは全く異なる色に見える(例えば、赤と緑であれば色相角の異なりはほぼ180度となる)。ところが、色相角が考慮されずに再配置された画素の場合、微細構造により、周囲の画素とは異なる色の小点が細かく分散し、非常に不自然な見えになる。
そこで、本実施例の画像処理装置2は、一度、第二の領域内に画素群をコピーした後(図12(b)参照)、再度、各行単位で画素群の色相角に基づいた並べ替えを行う。こうすることにより、色見本画像は、例えば図12(c)に示すように、上下の行にある色相角の近い画素が、それぞれ近い位置(この例では、第7番目と第16番目)に配置されるようになる。したがって、生成される色画像は、上述したような色の見えの不自然さを低減させることが可能となる。
例えば、色見本画像作成手段21cが、第二の領域の上部の行から下部の行に向かって明度および彩度の順に配置された画素群を、色相角に応じて、行単位で並べ替えることにより、色見本画像としては、第二の領域内の色の見えをぼかす効果を得ることができる。
なお、上述した色の見えの不自然さを解消する方法としては、第二の領域内にコピーした画素群を、ローパスフィルタのような画像をぼかす効果のあるフィルタに通すことにより、新たに作成される色見本画像の微細構造の影響を低減させるようにしてもよい。
また、本実施例の画像処理装置2は、色見本画像作成手段21cとは別の手段によって色相角に応じた並べ替えを行う構成としてもよい。
(第6の実施例)
図13は、第6の実施例に係る色見本画像の作成について示すものである。この第6の実施例は、所定領域としての第一の領域を、元図となる第一の画像内における人物の顔などのオブジェクト単位の領域とした場合の例である。
本実施例の画像処理装置2は、第一の領域を構成する全画素を、第一の画像内の人物などのオブジェクトに対応させるようにしている。これにより、画像処理装置2は、一般性を保持しつつ、顔のような特定のオブジェクトの色の見えから受ける印象を、より近似的に再現できる色見本画像を作成することが可能となる。
上記したように、本実施の形態によれば、色見本画像は、元図の所定領域に含まれる全画素が抽象的に再配置されることによって、実際の環境下における色の見えから受ける印象を近似的に再現できるようになる。
すなわち、色見本作成装置である画像処理装置2は、元図となる第一の画像内の所定領域である第一の領域を構成する全画素を明度順に並べ替えた後に、その順序にしたがって、第一の領域とは異なる第二の画像内の第二の領域に配置するようにしている。これにより、画像処理装置2は、修整前画像が写真のような入力画像の場合に、実際の写真の画素を抽象的に再構成した色見本画像を作成することが可能となるため、色見本画像の見た目の印象を現実のオブジェクトの色の見た目の印象に近づけることができる。したがって、色見本画像を用いて写真などの入力画像の修整処理を行う画像処理システム1は、色の見えについての直感的な比較が可能となり、実際の環境下における色の見えから受ける印象を、より近似的に再現できるようになる。
また、このような色見本画像を用いることによって、画像処理システム1としては、直観的で簡単な使い勝手を備え、より少ない工数で所望の修整画像を得ることができるとともに、修整処理の自由度をも向上させることが可能となる。
なお、上述の本実施の形態においては、修整前画像としての入力画像を写真とした場合について説明したが、これに限らず、例えば印刷物や表面に凹凸形状を有するような物体であってもよい。
また、色見本画像としては、矩形状の第二の画像内に、第二の領域が円形状に形成されてなるものに限定されないことは勿論である。
以上説明したように、本発明は、実際の環境下における色の見えから受ける印象を近似的に再現できるという効果を有し、色見本、該色見本の作成装置および作成方法、並びに、該色見本を用いる画像処理システム全般に有用である。
1 画像処理システム
2 画像処理装置
3 サーバ装置
21 CPU(画像取得部、事例適用部、特定部、表示制御部)
21a 全画素取得手段
21b 明度識別手段
21c 色見本画像作成手段
22 ROM(情報記憶部)
24 表示装置(表示部)
25 キーボード(事例選択部)
特開2001−074556号公報

Claims (9)

  1. 元図となる第一の画像の第一の領域を構成する全画素を取得する全画素取得手段と、
    前記全画素取得手段で取得した前記全画素の各画素における明度を識別する明度識別手段と、
    前記明度識別手段で明度を識別した前記各画素を、その明度の順番にしたがって、前記第一の領域とは異なる第二の画像の第二の領域内に配置し、前記全画素を複製した画素群のうち、同じ明度の画素を、彩度の高い順に再び並べ替えて色見本を作成する色見本画像作成手段と、を具備したことを特徴とする色見本の作成装置。
  2. 前記色見本画像作成手段が、前記全画素を複製した画素群を、前記第二の領域の画素数に応じて線形補間した後に、前記第二の領域に配置することにより形成されていることを特徴とする請求項1に記載の色見本の作成装置。
  3. 前記色見本画像作成手段が、前記全画素を複製した画素群のうち、同じ明度の画素を、彩度の高い順に再び並べ替えることにより形成されていることを特徴とする請求項1または2に記載の色見本の作成装置。
  4. 前記色見本画像作成手段が、前記全画素を複製した画素群を、その並べ替えた順に、前記第二の領域の上部の行から下部の行に向かって配置することにより形成されていることを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載の色見本の作成装置。
  5. 前記色見本画像作成手段が、前記第二の領域の上部の行から下部の行に向かって配置した前記画素群を、色相角に応じて、行単位で並べ替えることにより形成されていることを特徴とする請求項4に記載の色見本の作成装置。
  6. 前記色相角に応じて、行単位で並べ替えられた前記画素群は、前記第二の領域内の色の見えをぼかす効果を有することを特徴とする請求項5に記載の色見本の作成装置。
  7. 前記第一の領域を構成する全画素は、前記第一の画像内のオブジェクトに対応していることを特徴とする請求項1に記載の色見本の作成装置。
  8. 元図となる第一の画像の第一の領域を構成する全画素を取得するステップと、
    取得した前記全画素の各画素における明度を識別するステップと、
    識別した明度の順番にしたがって、前記第一の領域とは異なる第二の画像の第二の領域内に前記各画素を配置し、前記全画素を複製した画素群のうち、同じ明度の画素を、彩度の高い順に再び並べ替えて前記請求項1〜7のいずれか一項に記載の色見本の作成装置により色見本を作成するステップと、を備えたことを特徴とする色見本の作成方法。
  9. 修整前画像を取得する画像取得部と、
    前記画像取得部が取得した前記修整前画像に対する修整の内容を特定するために参照される修整時参照情報と、前記修整の内容にしたがって修整を行った事例を識別するための事例識別情報と、を含む複数の事例情報を記憶する情報記憶部と、
    前記情報記憶部に記憶された前記複数の事例情報を表示する表示部と、
    前記表示部に表示された前記複数の事例情報の選択を受け付ける事例選択部と、
    前記事例選択部の選択に応じた事例情報に含まれる前記修整時参照情報により特定される修整の内容にしたがって、前記画像取得部が取得した前記修整前画像の修整を行う事例適用部と、を備え、
    前記修整前画像の修整を、2つの色見本画像および指定された画像処理方法およびパラメータを用いて修整する標準型、または、目標として参照される参照画像である色見本画像に近似させるように修整する転写型のいずれかの型によって行う画像処理システムであって、
    前記事例適用部は、
    前記事例識別情報に基づいて、前記修整前画像の修整が前記標準型であるか前記転写型であるかを特定する特定部と、
    前記特定部が前記転写型と特定した場合、前記表示部に前記色見本画像のみを表示させ、前記標準型と特定した場合、前記表示部に修整前後の2つの色見本画像を表示させる表示制御部と、を含み、
    前記色見本画像および前記修整前後の2つの色見本画像として、前記請求項1〜7のいずれか一項に記載の色見本の作成装置で作成した色見本を用いることを特徴とする画像処理システム。
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