JP6401499B2 - 歯科用断層撮影装置におけるモーションアーチファクト低減方法 - Google Patents

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Description

本発明は歯科用断層撮影装置におけるモーションアーチファクトの低減方法に関するものである。
従来、モーションアーチファクトを低減する方法としては、特開2006−61501号公報(文献1)に記載のX線撮影装置がある。このX線撮影装置は、被写体の撮影部位に向けてX線を照射するX線源と、撮影部位を透過したX線を検出するX線検出部と、X線源とX線検出部を対向させて保持する旋回アームとを備え、X線源とX線検出部とが被写体の撮影部位を挟み被写体の周りを対向状態を保って回るよう、旋回アームを駆動モータ74により旋回駆動させて撮影を行うものである。
このX線撮影装置においては、旋回アームの旋回を阻止する外力を検出する駆動変化検出装置を設け、この駆動変化検出装置が旋回アームの旋回を阻止する力を検出したときに、旋回駆動モータによる旋回駆動を停止し、X線照射を停止するものであり、即ち、旋回アームに外力が加わったときに該旋回アームの旋回とX線照射を停止し、不良X線撮影画像の作成を防止するようにしている。
特開2006−61501
(株)データ・デザイン社 カタログ 3D Design−Scanning−"Atrec 3D Scanners"
上記特許文献に記載のX線撮影装置では、旋回アームに対向して保持されたX線源とX線検出部との何れかが、X線撮影時に、被検者の肩等に当たり、回転が阻止された際にのみ、旋回アームの旋回およびX線照射を停止するものであり、被検者自体の体動を検出し、旋回アームの旋回およびX線撮影を停止するものではない。
又、3Dスキャナ自体は1秒間に15ショットの高速連続撮影が可能なArtec Group Inc社製の3Dスキャナ(ArtecEvaTM(登録商標))が既に開発されている。
本発明の目的は歯科用レントゲンCT装置において、斯かる3Dスキャナを併設し、被検者自体の体動により生じるモーションアーチファクトによる画質低下、再撮影防止の方法を提供せんとするものである。
上記の課題を解決するために、本発明歯科用X線CT装置のモーションアーチファクト低減方法は、被検者に向けてX線を照射するX線源と、被検者を通過したX線を検出するX線撮像手段と、被検者の周りに前記X線源およびX線撮像手段を対向して一体的に支持する旋回アームと、該旋回アームを旋回させるための旋回手段と、該旋回手段を支持する装置フレームとを備える歯科用X線撮影装置に、リアルタイムスキャン可能な3Dスキャナを設置する歯科用X線CT撮影装置において、撮影開始時に前記3Dスキャナで顔貌の3Dデータを取得する工程Aと、X線によるCTスキャン中に常時3Dスキャナで顔貌の3Dデータを取得する工程Bと、前記3Dスキャナにより得られた前記工程A及び前記工程Bから得られた3Dデータから、被験者の撮影部位に対するX線の入射角を算出し顔貌の位置変化に応じて、前記工程Aで得られた入射角と、前記工程Bで得られた入射角の差分を補正するようにX線CTスキャンにより取得したプロジェクションデータの再構成演算の補正を行う工程を設けたことを特徴とする。
また、前記本発明歯科用X線CT装置のモーションアーチファクト低減方法においては補正不能な顔貌の位置変化が生じた場合には、CTスキャンを即座に停止し得るようにする。
更に前記本発明歯科用X線CT装置のモーションアーチファクト低減方法においては、前記顔貌の筋肉の動きの少ない部分に固定可能な位置データマーカを着用する。
斯様に、本発明によれば、体動により生じるモーションアーチファクトによる画質低下を防止するとともに、再撮影を行う必要性をも防止することができ、更には無用なスキャンによる被曝をも低減することができる。
本発明歯科用X線CT装置のモーションアーチファクト低減方法を説明するためのブロック図である。 本発明歯科用X線CT装置のモーションアーチファクト低減方法を説明するための側面図である。 本発明歯科用X線CT装置のモーションアーチファクト低減方法を説明するための上面図である。
以下、本発明の実施の形態について、詳細に説明する。
本発明においては、被検者に向けてX線を照射するX線源と、被検者を通過したX線を検出するX線撮像手段と、被検者の周りに前記X線源およびX線撮像手段を対向して一体的に支持する旋回アームと、該旋回アームを旋回させるための旋回手段と、該旋回手段を支持する装置フレームとを備える歯科用X線撮影装置に、リアルタイムスキャン可能な3Dスキャナを設置する歯科用X線CT撮影装置において、撮影開始時に前記3Dスキャナで顔貌の3Dデータを取得する工程Aと、X線によるCTスキャン中に常時3Dスキャナで顔貌の3Dデータを取得する工程Bと、3Dスキャナにより得られた前記工程A及び前記工程Bから得られた情報から、顔貌の位置変化に応じて、X線CTスキャンにより取得したプロジェクションデータの再構成演算の補正を行う工程とを設ける。
図面を参照し本発明を説明する。先ず最初、被検者の筋肉の動きが少ない部分に固定可能な位置データマーカを着用する。この位置データマーカは例えば黒色に着色したシールを患者の額に張り付ける。なお着色シールに変えて突起形状のシールとすることもできる。また鉢巻状であってもよい。図1に示すように、被検者に向けてX線を照射するX線源2と、被検者を通過したX線を検出するX線撮像手段3と、被検者の周りに前記X線源2およびX線撮像手段3を対向して一体的に支持する旋回アーム4aと、該旋回アームを旋回させるための旋回手段4と、該旋回手段4を支持する装置フレーム(図示なし)とを備える歯科用X線撮影装置に、特に、X線源2の近辺に、リアルタイムでスキャン可能な3Dスキャナ10を搭載する。
次に、この3Dスキャナ10によって撮影開始時に顔貌の3Dデータを取得し、このデータは、オン状態にある第3オン・オフスイッチ29を経て3D画像メモリ11に供給し、次いで表示装置20に供給し表示する。その後、第3スイッチ29をオフ状態にし、第4オン・オフスイッチ30をオン状態にし、X線によるCTスキャンを行い、このCTスキャン中にも常時3Dスキャナ10によって顔貌の3Dデータを取得し、この3Dデータを第4スイッチ30を経て表示装置20に供給し表示する。
表示装置20では、撮影開始時に取得され、第3スイッチ29を経て3D画像メモリ11に記憶された3Dデータと、第4スイッチ30を経て常時供給されるX線CTスキャン中に常時得られた3Dデータとを比較し、顔貌の位置変化を監視する。
この際、撮影開始時に取得した顔貎の3Dデータと、X線CTスキャン中に取得した顔貎の3Dデータとの位置情報を用いて以下の処理を実施する。
(a) 顔貌の位置変化に応じ、被検者の撮影部位に対するX線の入射角を、三角側距の原理を用いて算出する。撮影開始時に取得した顔貎の黒色マークの部分の3Dデータと、X線CTスキャン中に取得した顔貎黒色マークの部分の3Dデータとから夫々の入射角を算出する。この入射角の差分を補正するようにCTスキャンによって取得したプロジェクションデータに逆投影処理を施して再構成演算を実施する。
すなわち、あたかも撮影開始時に取得した位置データ(位置変化前の位置データ)にX線源からのX線を投影したかのように、CTスキャン中に取得したX線の投影データを入射角度差分だけ移動補正して逆投影処理を施して再構成演算を実施する。
(b) (a)の方式において補正不能な顔貌の位置変化が生じた場合には、CTスキャンを即座に停止する。
上記位置情報の検出には、被検者の顔貌の筋肉の動きが少ない部分での位置データマーカを用いる事が望ましい。また、図2に側面図、および図3に上面図で示すように、例えば被検者の側頭部で支持する黒色の位置検出部分を有するヘッドバンドの様な器具を取り付けた状態で、 スキャンし、ヘッドバンド位置の動きを用いることもできる。
なお、位置データマーカを使用せずに被検者の顔貌の筋肉の動きが少ない部分を顔貌の位置情報としてそのまま検出することもできる。
X線CTスキャンによって得られたCBCT画像およびパノラマ画像の処理は、以下の様に行う。
本発明では、大容量フレーム記憶手段6に記憶されたX線撮影データは、CBCT画像を得る場合には、第2スイッチ8を経てCBCT用画像処理手段16に供給し、ここで画像処理を行ってCBCT用処理画像記憶手段17に供給し、更にはCBCT用画像表示記憶手段18を経て出力手段19に供給し、所望のCBCT画像を得るようにしている。
又、大容量フレーム記憶手段6に記憶されたX線撮影データは、パノラマ画像を得る場合には、第1スイッチ7を経てパノラマ用画像処理手段12に供給し、ここでパノラマ画像処理を行って大容量処理画像記憶手段13に供給し、更には全画像表示記憶手段14を経て出力手段に供給し、所望のパノラマ画像を得るようにしている。
上述した例では、被検者の顔貌を表示するのに、3Dスキャナを使用したが、本発明はこれに限定されるものではなく、3次元座標を取得できる手段であれば如何なるものでも用いることができる。
1 被検者
2 X線源
3 X線撮像手段
4 旋回手段
5 A/D変換手段
6 大容量フレーム画像記憶手段
7 第1オン・オフスイッチ
8 第2オン・オフスイッチ
9 補綴物
10 3Dスキャナ
11 3D画像メモリ
12 パノラマ用画像処理手段
13 大容量処理画像記憶装置
14 全画像表示記憶手段
15 出力手段
16 CBCT用画像処理手段
17 CBCT用処理画像記憶手段
18 CBCT用像表示記憶手段
19 出力手段
20 表示手段
24 第3スイッチ
25 第4スイッチ

Claims (3)

  1. 被検者に向けてX線を照射するX線源と、被検者を通過したX線を検出するX線撮像手段と、被検者の周りに前記X線源およびX線撮像手段を対向して一体的に支持する旋回アームと、該旋回アームを旋回させるための旋回手段と、該旋回手段を支持する装置フレームとを備える歯科用X線撮影装置に、リアルタイムスキャン可能な3Dスキャナを設置する歯科用X線CT撮影装置において、撮影開始時に前記3Dスキャナで顔貌の3Dデータを取得する工程Aと、X線によるCTスキャン中に常時3Dスキャナで顔貌の3Dデータを取得する工程Bと、前記3Dスキャナにより得られた前記工程A及び前記工程Bから得られた3Dデータから、被験者の撮影部位に対するX線の入射角を算出し顔貌の位置変化に応じて、前記工程Aで得られた入射角と、前記工程Bで得られた入射角の差分を補正するようにX線CTスキャンにより取得したプロジェクションデータの再構成演算の補正を行う工程を設けたことを特徴とする歯科用X線CT装置のモーションアーチファクト低減方法。
  2. 前記工程Aおよび構成Bにおいて補正不能な顔貌の位置変化が生じた場合はCTスキャンを即座に停止することを特徴とする請求項1記載の歯科用X線CT装置のモーションアーチファクト低減方法。
  3. 前記工程Aおよび工程Bにおいて、前記顔貌の筋肉の動きの少ない部分に固定可能な位置データマーカを着用したことを特徴とする請求項1または2記載の歯科用X線CT装置のモーションアーチファクト低減方法。
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