JP6401374B2 - 磁場調整方法 - Google Patents
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Description
(1) 時間的に定常で空間的にも一定な磁場。通常0.1から数テスラ以上の強さである。撮像を行う空間(通常直径で30-40cmの球もしくは楕円体の空間)内で数ppm程度の変動範囲である。
(2) 1秒程度以下の時定数で変化して、空間的に傾斜した磁場。
(3) 核磁気共鳴に対応した周波数(数MHz以上)からなる高周波の電磁波による磁場。
本発明は主に(1)の静磁場に関連するものである。この磁場は強度が時間的に一定であること、また特に磁気共鳴撮像装置の場合、人体の断層撮影を行う領域において空間的にも極めて高精度な強度の均一性が要求される。
この離散的な配置に関するアプローチとして例えば特許文献2が存在する。
以下、本発明の実施形態(実施例1)を説明するが、磁場強度の均一度については、評価面、体積およびpeak-to-peak(最大最小値)値もしくは2乗平均値でいくつもの定義があるが、特に指定がなければ磁場評価面の最大最小値およびそれを平均磁場強度値で割った値として説明する。単位は、ppm(1/106)とする。
本発明の実施形態の実施例1の全体概要を次のとおり説明する。本実施形態では、離散配置されたシムトレイ(後記する図4の離散配置シムトレイ11を参照)内に設置されるべきシム磁性体量を求めるために、離散化されたシム鉄量(離散シム)から磁場分布への応答行列を特異値分解によって取得する。
図3の左図および右図はいずれも、磁気センサと磁場計測治具を説明する図である。つまり、図3は磁場計測治具の概要を示し、支持板20と磁気センサの設置位置(×印)を表している(左)。また、図3の右図は、この磁場計測治具を所定の軸を中心に回転させて、複数位置について磁場を計測する様子を示している。この例では、24個の角度、すなわち15度ピッチで計測している。実際のシミングでは、例えば図4のように配置された複数本の棒状の離散配置シムトレイ11、離散配置シムトレイ11に配置されたシムポケット5群、及び図3に示すような磁場計測治具を用いる。なお、図4に示す磁場計測治具は一例であって、水平方向の磁場に対して平行な軸を有し、この軸について回転対称な計測を実施するものであるが、無論、半球状の支持板を用意し、その表面に磁気センサを配置するもの等であってもよい。
B=(10-7){3(m・r)r/r2-m}/r3 (1)
とされるが、シミングで扱う軸方向磁場のBZ成分は、
BZ= 10-7{−mZ/R3 + 3mXXZ/R5 +3mYYZ/R5 +3mZZ2/R5} (2)
である。シミングによって配置される鉄片は主に軸方向に磁化し、その磁化による磁気双極子は3次元の方向を持つ。しかし、鉄片を磁化させる磁場は主に軸方向を向いているので、通常はmZのみを扱ってもそれにより発生する誤差は小さい。なお、飽和した純鉄(2.15T)の単位体積あたりの磁気モーメントは、1.711x106Am2/m3である。純鉄以外、例えば、珪素鋼板ではこの値は小さくなる。素材と周囲磁場環境に依存するため、実機適用時には単位体積当たりの磁気双極子強度の計測は必要である。
図4のシムポケット5に番号jをつけ、式(1)または(2)を使って整理すると、i番目の磁場評価位置(磁場評価面2)での磁場は、各ポケットの鉄量Vj(m3)に対して、
BZi = ΣAZijVj (3)
の線形な関係式となる。これを整理すると、各磁場評価位置において、シミングにより発生させたい磁場強度BTGに対して、
BTG ≒ AVSM (4)
となるような、VSMを計算して、その量をシムポケット5に配置する。ここで、式(4)の両辺は近似的に近い値であり、一般に完全な一致はしない。そのため、≒を表示している。行列Aは非正則で、いわゆるill-posedな問題である。
Mi = ΣTiSk/3 (5)
の磁気モーメントを持つ。ここで、Miはi番目接点の磁気モーメント(Am2)、Skはi番目接点を頂点に持つ要素kの面積[m2]である。加算は、接点iに関連する要素kに対して実行される。一般の電流ポテンシャルの場合には、要素面に垂直な方向の磁気モーメントを持つが、ここでは仮想的な電流ポテンシャルを用いて議論する。仮想的な電流ポテンシャルhCPについては、すべての磁気モーメントは磁場方向で、つまりZ方向成分とする。磁性体片と同様に磁気モーメントの作る磁場となるため、hCPの作る磁場を整理すると、式(4)と同様になり、
BTG ≒ ATSM (6)
である。ここで、TSMはベクトル要素に各接点のhCP値を持つベクトルである。また、Aは仮想電流ポテンシャルから磁場評価位置への磁場応答行列である。式(4)とは異なった値と大きさの行列であるが、双方共に応答行列であるために、簡単化のために同じAとしている。
BTG ≒ AISM (6)
の解法を次に説明する。ここで、BTGはシミング前の磁場評価点の磁場強度分布で、
BTG = B0-BMG (7)
としている。ここでB0は一様磁場分布(MRI装置で言うならば静磁場の磁場強度分布)のベクトルですべて1.5T等の同じ値を要素に持つ。また、BMGはシミング前の磁場評価点の磁場分布を表すベクトルである。
なお、BTGの解法の説明では、BTGとISMの添え字は省いて説明する。
今後の議論ではシミングによって発生させるべき目標の磁場Bを、近似的に再構成する磁場BRECを求める。この式で、A’= WBAWI -1として議論していく。特異値分解(SVD)を適用すると、
A’=Σuiλivi t (8)
であり、ここで、vi, ui, λiは、それぞれi番目の電流分布、磁場分布の固有分布の行列とその換算を表す特異値(T/m)である。なお、このvi, ui, λiの組み合わせを固有モードと呼ぶ。直観的な理解としては、viが配置されるべき磁性体量や磁気モーメントであり、uiがそのviと対応する固有の磁場分布であり、λiはvi,に対してuiがどのように出力されるかを示し、いわばuiに対するviの増幅率となる。
なお、後述する固有モード番号とは、固有値が大きなものから数値を割り振った番号である。
WII = A*BTG (9)
で計算できる。WBはシミング点で通常は精度の差違はつけないので、単位行列を省いている。ここで、A*は
A* = Σviui t/λi (10)
で計算するAの一般逆行列となっている。和は磁場精度を保つために必要な固有モードを選択して実行する。ここで、式(9)を下記に書き換える。
ここで、
Pi TG=ui tBTG/np 1/2 [T] (12)
であり、Pi TGはBTGを再構成するために必要な固有モード強度である。なお、固有モード強度は、ui tBTGとなっていることからわかるように、i番目固有モードの固有磁場分布と目標磁場の内積値と認識できる。したがってPi TGは、目標磁場に対するi番目固有モードの固有磁場分布による再現性を示すものとも言うことができる。
BREC=Σnp 1/2Pi TGui+BMG (13)
でシミング作業後の磁場分布がBRECとして推定できる。
Bres = B0-BREC (14)
である。一般に、式(13)で加算される固有モードの上限である固有モード番号MDを増加させると、残差磁場は小さくなる。しかし、きわめて小さな残差磁場とするためには、固有モード番号MDを大きくすることが望ましいが、実際に配置可能なシム磁性体配置と量{式(11)}との関連で決めることになる。
ここで説明した解法を用いれば、固有モード番号MDで精度を調整して、妥当な磁性体配置でシミングを実行する事が可能である。また、連続配置シムトレイ14と離散配置シムトレイ11の双方の体系で上記の計算が出来るため、連続配置シミング計算32による理想的なシミングと、離散配置シミング計算31による実際に即したシミングとを比較してより良いシミング条件の設定も可能となる。
電流面1は閉曲面である。また、開口部がある場合も、開口部の大きさは装置中心からの立体角が4πの1/10程度以下の曲面であり、全体として磁場計測面8を囲っている。計算内容は式(1)から(10)と同じで、特異値分解を実行して固有モードデータは、磁場計測点位置や磁場評価点位置と共にデータベースAに保存しておく。
目標磁場B0 iを変更して、負の鉄量が無くなる条件を探す。
繰り返し計算で、負の鉄量を出現しないようにする。また許容最大値を超えるシムポケット5の計算値も出現しないようにする。
一部の負の鉄量を発生させる固有モードを許容する。
前記の条件は、例えば下記の計算手順をとることになる。
誤差磁場に対して、離散配置シムトレイ11に配置されるべき鉄量についてシミング計算を行う。
配置される鉄量が負となったシムポケット5は鉄量が零とする。また最大値(許容量)を超えた鉄量のシムポケット5では鉄量を許容最大値にする。
残った鉄量で残差磁場を求め、これを誤差磁場として再度シミング計算31を行う。
上記(i),(ii),(iii)の離散配置シミング計算を数百回繰り返して行い、負の鉄量が出現しないようにする。また複数の条件を共に使う場合もある。図11は条件を併用し、負の鉄量が無くなる条件を探した結果である。
Ii < Vi MNの場合にはIi = Vi MN (15)
Ii > Vi MXの場合にはIi = Vi MX (16)
である。そして繰り返し計算の結果、磁性体量が決まれば、磁場分布を計算できる。つまり、式(1)または(2)を使えば、式(3)で新たに配置する磁場が計算でき、式(14)は変形され、
Bres’ = BER= B0-BREC’ (17)
である。ここで、上添え字’は、式(15),(16)で磁性体量を制限したことに対応した磁場であることを示す。ここで、新たな残差磁場は、シミング後に残ると予想される誤差磁場と言うべき磁場で、正確にはシミングできてない磁場を示すことになる。つまり、式(15)、(16)で変更した鉄量が作る誤差磁場を含んでいる。
Pi ER= λivi IER/ np 1/2 i (18)
である。そのため、IERにより、誤差磁場BER、
BER=Σnp 1/2Pi ERui (19)
が発生したことになる。しかし、本実施形態のシミング方法では、この誤差磁場に対して再度離散配置シミング計算を行うことが出来るので、式(11)、(12)、(13)で、次の磁性体量を計算し、式(15)、(16)の制限を再度設定する。そのあと、再度式(17)で誤差磁場を計算する。式(15)、(16)で磁性体量の制限を超えることがなければ、ここでの繰り返し計算は終了である。しかし、磁性体量を逸脱した量を式(11)が算出する場合には、さらに式(19)で誤差磁場を計算し、再度磁性体量を計算する。
BSM = BFE(I) + BMG、 (20)
である。ここで、BSMは今回のシミング後の磁場分布計算値で、BFE(I)は鉄片配置で派生する磁場分布、BMGは計測された磁場分布である。シミング作業は数回繰り返して行われるので、一回毎にこの計算と計測を行って今回のシミング後の磁場分布BSMを推定する。
実施例2として、シミング計算の結果として得られる磁性体量および磁気モーメント分布をあげておく。既に、この実施例は、実施例1と組み合わせて用いる事になるので、図12で示した。この図12で示すような内容を表示部107に表示させ、作業者のシミング作業効率向上を図ることができる。なお、表示部107に表示させる内容は、作業者の要望や作業内容に応じて適宜変更してもよい。例えば、図10、図11に示すような固有モード強度の大きさと誤差磁場の低減度合いを視覚的に把握しておきたい等のニーズがあれば、それに応じてこれらの内容を表示部107に表示させてもよい。
図12で、等高線は仮想電流ポテンシャルの等高線で、連続配置の場合の単位面積あたりの磁気モーメント(磁気モーメント密度)分布(Am2/m2)を示す。一方、打点領域は負の仮想電流ポテンシャル(hCP)の領域である。hCPの計算では正の値のみとするシミング計算中の繰り返し計算を行ってないので、負のhCPが存在する。しかし、数値の鉄片量と比較すると、hCP<0領域では、鉄片量も少なくなっていることが解り、2つの配置に矛盾がないことが解る。その結果、鉄片配置の全体像を把握しやすい。図では、全体として、等高線は左右に走っており、全体として偏った誤差磁場がなかったことも解る。
Sij=uDi・uCj (21)
を求め、その内積値が、Sij>0.5について打点している。離散配置シムトレイ11は、図12にように周回方向に12個軸方向に配置している。また折れ線は、縦軸の離散配置シムトレイによる固有モードのuDiが横軸の連続配置シムトレイによる固有モードのuCjによりどの程度再現できるか、gi(再現率)をi番目離散配置シムトレイ固有モードの再現指数(%)として示した。下記で計算している。
gj = 100{Σ(uDj・uCk)2}1/2 (22)
ここで、加算はkの連続配置シムトレイ14による固有モード番号ついて行う。つまり、両者の比較は、連続配置から離散配置へと計算上課すべき条件を変更とした時のシムトレイに配置された磁性体による磁場再現性の劣化を示している。また、図中の数値は、周回方向に一様な基本固有モードを示し、その基本固有モードについて特異値の大きさ順位に付けた番号を示した。
2 磁場評価面
3 連続配置シムトレイ
4 撮像領域(FOV)
5 離散配置シムトレイのシムポケット
6 固有モード上限の関数で示した磁場PP値
7 誤差磁場強度等高線
8 磁場計測面
9 軸対称固有モードの番号位置
10 MRI用磁石
10f MRI磁石のボア
11 離散配置シムトレイ
15 固有モード(選択)
16 固有モード(非選択)
17 予想到達均一度
18 残差磁場等高線(±1ppm)
20 磁気センサ-支持板
22 被検診者
23 ベッド
24 傾斜磁場コイル
Claims (16)
- 所定空間に均一な磁場強度分布を形成する磁石装置と、前記磁場強度分布を補正するシムトレイと、を有する磁石システムにおいて、前記磁石装置が生成する磁場分布を、前記シムトレイにシム磁性体を配置することによって補正する磁場調整方法であって、
予め定められた閉曲面上における磁場強度分布を測定する第1ステップと、
前記第1ステップで取得された磁場強度分布から、目標磁場強度分布との差分である誤差磁場強度分布を取得する第2ステップと、
前記誤差磁場強度分布を低減させる補正磁場分布を形成するシム磁性体の配置条件を、量的に連続的な数値条件の下に計算する第3ステップと、
前記誤差磁場強度分布を低減させる補正磁場分布を形成するシム磁性体の配置条件を、空間的および量的に離散的な数値条件の下に計算する第4ステップと、
前記第3ステップにて取得される配置条件に基づき配置されるシム磁性体によって形成される補正磁場を、前記測定された磁場強度分布に加算して、第一の補正後磁場強度分布を求める第5ステップと、
前記第4ステップにて取得される配置条件に基づき配置されるシム磁性体によって形成される補正磁場を、前記測定された磁場強度分布に加算して、第二の補正後磁場強度分布を求める第6ステップと、
前記第一の補正後磁場強度分布に対する前記第二の補正後磁場強度分布の差分を求め、前記差分が予め定められた所定の閾値以上である場合には前記所定空間または前記目標磁場強度分布を変更し、前記第2ステップから再計算し、前記差分が予め定められた所定の閾値内に収まる場合には前記第4ステップにて取得される配置条件にしたがって前記シム磁性体を前記シムトレイに配置する第7ステップと、
を有することを特徴とする磁場調整方法。 - 請求項1に記載の磁場調整方法であって、
前記第2ステップは、
前記閉曲面に内包される磁場評価面上における磁場強度分布を推定し、
前記推定された磁場強度分布と前記目標磁場強度分布との差分を前記誤差磁場強度分布として取得する
ことを特徴とする磁場調整方法。 - 請求項1または請求項2に記載の磁場調整方法であって、
前記第3ステップおよび前記第4ステップにおけるシム磁性体の配置条件の計算は、
前記補正磁場と、配置されるべきシム磁性体の量または配置されるべき磁気モーメントと、前記配置されるべきシム磁性体の量または配置されるべき磁気モーメントから前記補正磁場への応答行列と、からなる線形方程式系で、
打ち切り特異値分解法を用いる正則化法を用いて必要な誤差磁場強度分布の補正磁場を近似的に発生する事の出来る磁性体分布もしくは磁気モーメント分布を求める
ことを特徴とする磁場調整方法。 - 請求項1または請求項2に記載の磁場調整方法であって、
前記第3ステップおよび前記第4ステップは、
配置されるべき磁性体量または磁気モーメントと、前記配置されるべき磁性体量または磁気モーメントによって形成される磁場分布との1対1の関係を示す固有モードを求め前記固有モードの強度が最大のものから所定の個数の固有モードを選択し足し合わせてシム磁性体の配置分布を求める
ことを特徴とする磁場調整方法。 - 請求項4に記載の磁場調整方法であって、
前記固有モードは、特異値分解法によって算出され、かつ特異値分解法によって取得される特異値の大きな順に整理され、
複数個の固有モードのそれぞれについて、固有磁場分布と前記誤差磁場強度分布との内積によって固有モード強度が取得される
ことを特徴とする磁場調整方法。 - 請求項1または請求項2に記載の磁場調整方法であって、
前記第7ステップにおいて前記シム磁性体が前記シムトレイに設置された後に、改めて前記第1ステップから前記第7ステップを実施する
ことを特徴とする磁場調整方法。 - 請求項4に記載の磁場調整方法であって、
前記第一の補正後磁場強度分布および前記第二の補正後磁場強度分布は、前記足し合わせる固有モードの数の関数として求められ、
前記第一の補正後磁場強度分布および前記第二の補正後磁場強度分布と、前記目標磁場強度分布である残差磁場の大きさを、残差磁場のpeak-to-peak値もしくは体積2乗平均残差磁場として取得する
ことを特徴とする磁場調整方法。 - 請求項2に記載の磁場調整方法であって、
前記磁場評価面を球面、楕円体面または円筒面上に配置し、
前記磁場評価面における磁場強度分布に対して前記第2ステップから前記第7ステップを実行する
ことを特徴とする磁場調整方法。 - 請求項2に記載の磁場調整方法であって、
前記第2ステップは、
前記第1ステップにおける前記閉曲面を内包し、かつ前記測定された磁場強度分布を近似的に再現する電流ポテンシャルが割り当てられた仮想電流ポテンシャル面を仮想的に配置し、
前記仮想電流ポテンシャル面から、前記磁場評価面上における磁場強度分布を推定し、
前記目標磁場強度分布と、前記推定された磁場評価面上における磁場強度分布との差分を前記誤差磁場強度分布として取得する
ことを特徴とする磁場調整方法。 - 請求項9に記載の磁場調整方法であって、
前記磁場評価面を変更し、変更後の磁場評価面における誤差磁場強度分布を調整する
ことを特徴とする磁場調整方法。 - 請求項9に記載の磁場調整方法であって、
前記仮想電流ポテンシャル面における電流ポテンシャルは、打ち切り特異値分解を用い、
磁気モーメントの方向に磁場方向にあるとする仮想電流ポテンシャル分布と磁場分布の固有モードに分解し、
固有モード毎の固有モード強度を把握し、
計測磁場の近似精度を、特異値の順に1番目固有モードから加算し、上限の固有モード番号の関数として把握し、
シミング後に目指す残差磁場の許容値より小さい磁場評価誤差となるように、固有モード上限と電流面を選択する
ことを特徴とする磁場調整方法。 - 請求項2に記載の磁場調整方法であって、
前記第4ステップにおける、前記補正磁場分布を形成するシム磁性体の配置条件として、
シム磁性体を配置すべきシムポケットの磁性体許容量について最大値および最小値をあらかじめ定め、
前記最大値を超えたポケットの磁性体量は、最大値を配置すべき磁性体量として設定し、
前記最小値を下回ったポケットの磁性体量は、最小値を配置すべき磁性体量として設定し、前記設定された磁性体量による磁場を、計測磁場からの磁場評価点の磁場を計算上で補正し、補正した磁場評価点の磁場に対して、繰り返しシム磁性体量の計算と、配置されるべき磁性大量の最大最小値の修正を繰り返し計算で行い、前記シムポケットに配置されるべき磁性体量が磁性体許容量に収まる前記第4ステップの計算を繰り返すことを含む
ことを特徴とする磁場調整方法。 - 請求項12の磁場調整方法であって、
前記第4ステップにおける前記シムポケットの磁性体許容量に収まる磁性体量が算出されるまでの繰り返し計算において、
前記シムポケットに重みを加えるステップを含む、
ことを特徴とする磁場調整方法。 - 前記請求項1または請求項2に記載の磁場調整方法であって、
前記第3ステップにおける量的な配置条件として、あらかじめ設定された単位鉄量によって配置されるべきシム磁性体量を離散化し、
前記離散化された磁性体量を利用した前記第5ステップおよび前記第7ステップの演算結果である補正後の磁場分布および均一度を提示するステップを含む、
ことを特徴とする磁場調整方法。 - 請求項14に記載の磁場調整方法であって、
前記第3ステップにおけるシム磁性体量の離散化によって生じる誤差磁場の分布および該誤差磁場の固有モード強度を提示し、
前記誤差磁場を小さくするように、シミング計算での上限固有モードまたは目標磁場強度を変更する計算過程を含む
ことを特徴とする磁場調整方法。 - 請求項15に記載の磁場調整方法であって、
離散配置のシムポケットによるシミング計算と、
連続配置によるシミング計算の結果を比較して、その誤差磁場を小さくするように、シミング計算での上限固有モードまたは目標磁場強度を変更する計算過程を含む
ことを特徴とする磁場調整方法。
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