JP6401352B1 - 山留め管理システム及び山留め管理方法 - Google Patents

山留め管理システム及び山留め管理方法 Download PDF

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Abstract

【課題】 山留め変形が発生する要因に基づいて山留め変形が増大する危険性を判定することができる山留め管理システムと方法及び山留め管理方法を提供する。【解決手段】 掘削工事現場10において構築される山留め1を管理する山留め管理方法であって、山留め1の変形を検知するステップと、山留め1の変形を検知した場合に、軟弱地盤であるか否かを判断するステップと、軟弱地盤でないと判断した場合に、支保工(切梁2)のゆるみがあるか否かを判断するステップと、支保工(切梁2)のゆるみがないと判断した場合に、水位上昇があるか否かを判断するステップと、水位上昇がないと判断した場合に、山留め1の変形の検知異常を判断するステップと、を含む。【選択図】図1

Description

本発明は、山留め管理システム及び山留め管理方法に関するものである。
従来、掘削工事現場において構築される山留めの管理では、山留めの状態を計測装置(傾斜計や土圧計など)で計測し、計測したデータと危険値及び管理基準値との比較に基づいて、警報を報知することで、地下掘削工事の安全性を判定することが知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開平11−286936号公報
しかしながら、特許文献1に記載の山留め管理では、山留め変形が発生する要因に基づいて山留め変形が増大する危険性を判定することができない、という問題がある。
そこで、本発明は、山留め変形が発生する要因に基づいて山留め変形が増大する危険性を判定することができる山留め管理システムと方法及び山留め管理方法を提供することを目的としている。
前記目的を達成するために、本発明の山留め管理方法は、掘削工事現場において構築される山留めを管理する山留め管理方法であって、前記山留めの変形を検知するステップと、前記山留めの変形を検知した場合に、軟弱地盤であるか否かを判断するステップと、前記軟弱地盤でないと判断した場合に、支保工のゆるみがあるか否かを判断するステップと、前記支保工のゆるみがないと判断した場合に、水位上昇があるか否かを判断するステップと、前記水位上昇がないと判断した場合に、前記山留めの変形の検知異常を判断するステップと、を含むことを特徴とする。
また、本発明の山留め管理システムは、掘削工事現場において構築される山留めを管理する山留め管理システムであって、前記山留めの変形を検知する山留め変形検知部と、前記山留めを保持する支保工の軸力を検知する軸力検知部と、前記山留めが変形し、かつ、前記支保工の軸力が増大していない場合に、前記山留めの変形が前記支保工のゆるみに起因するという判断をするゆるみ判断部と、前記ゆるみ判断部の判断に基づいて報知を実行する報知部と、を備えることを特徴とする。
また、本発明の山留め管理システムは、前記掘削工事現場の地下水位を検知する地下水位検知部を備え、前記山留めが変形し、かつ、前記地下水位が上昇している場合に、前記山留めの変形が前記地下水位の上昇に起因するという判断をする水位上昇判断部と、前記水位上昇判断部の判断に基づいて報知を実行する報知部と、を備えても良い。
また、本発明の山留め管理システムは、掘削機械の位置を検知する掘削機械位置検知部を備え、前記山留めが変形し、かつ、掘削中である場合に、前記山留めの変形が軟弱地盤に起因するという判断をする軟弱地盤判断部と、前記軟弱地盤判断部の判断に基づいて報知を実行する報知部と、を備えても良い。
さらに、本発明の山留め管理システムは、前記山留めが変形した場合であって、前記支保工の軸力が低下しており、前記地下水位が上昇していなく、かつ、掘削中でない場合に、前記山留めの変形が前記山留め変形検知部の検知異常に起因するという判断をする検知異常判断部と、前記検知異常判断部の判断に基づいて報知を実行する報知部と、を備えても良い。
このように構成された本発明の山留め管理方法は、山留め変形が発生する要因に基づいて山留め変形が増大する危険性を判定することができ、地下掘削工事の安全性を確保することができる。また、山留め変形測定センサの信頼性を向上させることができる。
また、本発明の山留め管理システムは、山留めが変形し、かつ、支保工の軸力が増大していない場合に、前記山留めの変形が前記支保工のゆるみに起因するという判断をするゆるみ判断部と、前記ゆるみ判断部の判断に基づいて報知を実行する報知部と、を備えることで、山留め変形の発生に対し、迅速に対応することができる。
また、本発明の山留め管理システムは、前記山留めが変形し、かつ、前記地下水位が上昇している場合に、前記山留めの変形が前記地下水位の上昇に起因するという判断をする水位上昇判断部と、前記水位上昇判断部の判断に基づいて報知を実行する報知部と、を備えることで、山留め変形の発生に対し、迅速に対応することができる。
また、本発明の山留め管理システムは、前記山留めが変形し、かつ、掘削中である場合に、前記山留めの変形が想定よりも強度が低い(弱い)地盤(軟弱地盤)に起因するという判断をする軟弱地盤判断部と、前記軟弱地盤判断部の判断に基づいて報知を実行する報知部と、を備えることで、山留め変形の発生に対し、迅速に対応することができる。
さらに、本発明の山留め管理システムは、前記山留めが変形した場合であって、前記支保工の軸力が低下しており、前記地下水位が上昇していなく、かつ、掘削中でない場合に、前記山留めの変形が前記山留め変形検知部の検知異常に起因するという判断をする検知異常判断部と、前記検知異常判断部の判断に基づいて報知を実行する報知部と、を備えることで、山留め変形測定センサの信頼性を向上させることができる。
実施例1の山留め管理システムを示す概略構成図である。 実施例1の掘削工事現場を示す概略構成図である。 実施例1の掘削機械位置測定センサを示す概略構成図である。 実施例1の管理サーバを示す概略構成図である。 支保工軸力と気温の関係を示すグラフである。 地下水位と降水量の関係を説明する説明図である。 地下水位と降水量の関係を説明する説明図である。 実施例1の山留め管理処理の手順を説明するフローチャートである。 実施例1の山留め管理処理の手順を説明するフローチャートである。 実施例1の山留め管理方法の作用を説明する説明図である。 実施例1の山留め管理方法の作用を説明する説明図である。 実施例1の山留め管理方法の作用を説明する説明図である。 実施例1の山留め管理方法の作用を説明する説明図である。 実施例1の山留め管理方法の作用を説明する説明図である。 実施例1の山留め管理方法の作用を説明する説明図である。 実施例1の山留め管理方法の作用を説明する説明図である。 実施例1の山留め管理方法の作用を説明する説明図である。 本発明の端末装置への表示について説明する説明図である。 本発明の端末装置への表示について説明する説明図である。 本発明の山留め管理について説明する説明図である。
以下、本開示による山留め管理を実現する実施形態を、図面に示す実施例1に基づいて説明する。
まず、構成を説明する。
実施例1における山留め管理システムと方法及び山留め管理方法は、例えば、掘削工事現場で山留めを構築する際に適用される。
以下、実施例1の構成を、「山留め管理システムの構成」、「山留め管理処理の手順」、に分けて説明する。
[山留め管理システムの構成]
図1は、実施例1の山留め管理システムを示す概略構成図である。図2は、実施例1の掘削工事現場を示す概略構成図である。図3は、実施例1の掘削機械位置測定センサを示す概略構成図である。図4は、実施例1の管理サーバを示す概略構成図である。図5は、支保工軸力と気温の関係を示すグラフである。図6は、地下水位と降水量の関係を説明する説明図である。図7は、地下水位と降水量の関係を説明する説明図である。以下、図1〜図7に基づいて、山留め管理システムの構成を説明する。
実施例1における山留め管理システムは、図1に示すように、複数の測定センサ11〜17と、データ収集装置18と、計測用パソコン21と、管理パソコン31と、管理サーバ41と、報知部としての複数の端末装置60と、から構成される。
複数の測定センサ11〜17は、掘削工事現場10に設置され、山留め変形検知部としての山留め変形測定センサ11と、軸力検知部としての軸力測定センサ12と、地下水位検知部としての地下水位測定センサ13と、外気温検知部としての外気温測定センサ14と、掘削機械位置検知部としての掘削機械位置測定センサ15と、稼働状況検知部としての稼働状況測定センサ16と、降水量検知部としての降水量測定センサ17と、から構成される。
山留め変形測定センサ11は、例えば、傾斜計が用いられ、図2に示すように、構築される山留め1に複数設置される。山留め変形測定センサ11は、山留め1の変形量(変位量)を測定する。山留め変形測定センサ11は、蓄電池により稼働するようにしても良い。山留め変形測定センサ11により測定された測定情報は、山留め変形測定センサ11に設けられた送信手段により、データ収集装置18へ無線送信される。
軸力測定センサ12は、例えば、ひずみ計、圧力変換器、ロードセル等が用いられ、支保工としての切梁2に設置される。軸力測定センサ12は、切梁2の軸力を測定する。軸力測定センサ12は、蓄電池により稼働するようにしても良い。軸力測定センサ12により測定された測定情報は、軸力測定センサ12に設けられた送信手段により、データ収集装置18へ無線送信される。
地下水位測定センサ13は、水位計が用いられ、掘削工事現場10の敷地内又はその周辺に設けられた観測井戸に設置される。地下水位測定センサ13は、掘削工事現場10の地下水位を測定する。地下水位測定センサ13は、太陽光発電装置又は蓄電池により稼働するようにしても良い。地下水位測定センサ13により測定された測定情報は、地下水位測定センサ13に設けられた送信手段により、データ収集装置18へ無線送信される。
外気温測定センサ14は、温度計が用いられ、掘削工事現場10の敷地内又はその周辺に設けられる。外気温測定センサ14は、掘削工事現場10の外気温を測定する。外気温測定センサ14は、太陽光発電装置又は蓄電池により稼働するようにしても良い。外気温測定センサ14により測定された測定情報は、外気温測定センサ14に設けられた送信手段により、データ収集装置18へ無線送信される。
掘削機械位置測定センサ15は、図3に示すように、トータルステーション15aと、全周プリズム15bと、を備える。トータルステーション15aは、切梁2の下部に設置される。全周プリズム15bは、掘削機械3に設置される。トータルステーション15aが、全周プリズム15bの位置を測定することで、掘削機械3の平面位置と、掘削機械3のレベル位置(高さ位置)と、を測定する。即ち、掘削機械位置測定センサ15は、掘削した平面位置と、掘削高さを測定する。
掘削機械位置測定センサ15により測定された測定情報は、トータルステーション15aに設けられた送信手段により、データ収集装置18へ無線送信される。掘削機械位置測定センサ15により測定された測定情報は、地盤レベルを色分けコンターを用いて、端末装置60やその他の表示手段に表示しても良い。これにより、作業者は、掘削状況を把握することができる。
稼働状況測定センサ16は、電流計が用いられ、図2に示すように、掘削機械3に設置される。稼働状況測定センサ16は、例えば掘削機械3の稼動時に通電する箇所の電流値を測定する。この電流値に基づいて、掘削機械3の稼働状況が判断される。稼働状況測定センサ16により測定された測定情報は、稼働状況測定センサ16に設けられた送信手段により、データ収集装置18へ無線送信される。なお、稼働状況測定センサ16は、電流計に限定されず、例えば加速度計を用いても良い。
降水量測定センサ17は、雨量計が用いられ、掘削工事現場10の敷地内又はその周辺に設けられる。降水量測定センサ17は、降水量を測定する。降水量測定センサ17により測定された測定情報は、降水量測定センサ17に設けられた送信手段により、データ収集装置18へ無線送信される。なお、雨量計を用いる替わりに、Webでの公開データ(気象庁のアメダスのデータ等)を取得しても良い。
データ収集装置18は、図1に示すように、データロガーが用いられ、掘削工事現場10に設置される。データ収集装置18は、各測定センサ11〜17の測定情報を受信し、これらの測定情報を一次的に記録する。データ収集装置18に記録された各測定センサ11〜17の測定情報は、データ収集装置18に設けられた送信手段により、計測用パソコン21へ無線送信される。なお、データ収集装置18は、各測定センサ11〜17に付随して設けられても良い。
計測用パソコン21は、掘削工事現場の事務所20に設置される。計測用パソコン21は、データ収集装置18から送信された各測定センサ11〜17の測定情報を記録する。計測用パソコン21に記録された各測定センサ11〜17の測定情報は、計測用パソコン21に設けられた送信手段により、管理パソコン31と管理サーバ41とへ無線通信される。
管理パソコン31は、例えば本社30に設置される。管理パソコン31は、計測用パソコン21から送信された各測定センサ11〜17の測定情報を記録する。
管理サーバ41は、図4に示すように、制御部42と、受信部43と、タイマ44と、送信部45と、を備える。
制御部42は、CPU42aと、RAM42bと、ROM42cと、を備える。
CPU42aは、演算手段であり、後述する山留め管理処理を実行する。RAM42bは、情報の高速な読み書きが可能な揮発性の記憶媒体であり、CPU42aが情報を処理する際の作業領域として用いられる。ROM42cは、読み出し専用の不揮発性記憶媒体である。ROM42cには、予め山留め変形量が増大したとの判断の基準となる閾値と、山留め変形量の1次管理値と、山留め変形量が支保工軸力・気温との相関線Lから所定の範囲内ではないとの判断の基準となる閾値と、支保工(切梁2)の軸力が増大したとの判断の基準となる閾値と、地下水位が上昇したとの判断の基準となる閾値等が記録される。なお、これらの閾値は、掘削工事現場によって異なるものであり、各掘削工事現場に適した閾値が入力されることとなる。
支保工軸力は、気温の低下に伴い、低下する。そこで、図5に示すように、支保工軸力と気温との相関関係を相関線Lとし、相関線Lから所定の支保工軸力だけ低下した線を閾値線L‘とする。外気温測定センサ14により測定された温度において、軸力測定センサ12により測定された切梁2の軸力が、閾値線L‘より低い場合、支保工のゆるみと判断することができる。即ち、山留め変形量が支保工軸力・気温との相関線Lから所定の範囲内ではない場合、支保工の軸力が低下しているとし、支保工のゆるみありと判断することができる。山留め変形量が支保工軸力・気温との相関線Lから所定の範囲内である場合は、支保工の軸力が低下していないとみなし、支保工のゆるみなしと判断することができる。
地下水位の上昇量は、掘削工事現場によって異なる。そこで、図6及び図7に示すように、予め降水量と地下水位の上昇量との関係を把握しておく。この関係から、地下水位が上昇したとの判断の基準となる閾値を決定しても良い。
制御部42の入力ポートには、受信部43と、タイマ44と、が接続される。制御部42の出力ポートには、送信部45が接続される。
制御部42は、受信部43で受信した各測定センサ11〜17の測定情報に基づいて、後述する山留め管理処理を実行し、その処理情報を送信部45からネットワーク50へ送信する。
端末装置60は、ユーザが使用するスマートフォン等のモバイル端末61や、ノートPCやデスクトップPC等の情報端末62である。端末装置60は、ネットワーク50に通信可能に接続され、山留め管理処理の処理情報をネットワーク50から取得する。即ち、山留め管理処理の処理情報が、メール等により、端末装置60に報知される。
[山留め管理処理の手順]
次に、山留め管理処理の手順を説明する。図8は、実施例1の山留め管理処理の手順を説明するフローチャートである。図9は、実施例1の山留め管理処理の手順を説明するフローチャートである。
図8に示すように、制御部42は、前回の山留め計測から所定時間(例えば30分)経過したか否かを判断する(ステップS1)。前回の山留め計測から30分経過したと判断した場合(ステップS1でYES)、ステップS2に進む。一方、前回の山留め計測から30分経過していないと判断した場合(ステップS1でNO)、ステップS1に戻る。
ステップS2では、制御部42は、山留め変形量が増大したか否かを判断する。山留め変形量が増大したと判断した場合(ステップS2でYES)、ステップS3へ進む。一方、山留め変形量が増大していないと判断した場合(ステップS2でNO)、ステップS1に戻る。
ステップS3では、制御部42は、支保工としての切梁2があるか否かを判断する。支保工としての切梁2があると判断した場合(ステップS3でYES)、ステップS4に進む。一方、支保工としての切梁2がないと判断した場合(ステップS3でNO)、ステップS5に進む。
ステップS4では、制御部42は、山留め変形量が1次管理値未満であるか否かを判断する。山留め変形量が1次管理値未満であると判断した場合(ステップS4でYES)、ステップS8に進む。一方、山留め変形量が1次管理値未満でないと判断した場合(ステップS4でNO)、Aに進む。
ステップS8では、制御部42は、山留め変形量が支保工軸力・気温の相関線Lから所定の範囲内にあるか否かを判断する。山留め変形量が支保工軸力・気温の相関線Lから所定の範囲内にあると判断した場合(ステップS8でYES)、ステップS1に進む。一方、山留め変形量が支保工軸力・気温の相関線Lから所定の範囲内にないと判断した場合(ステップS8でNO)、ステップS9に進む。
ステップS9では、制御部42は、支保工としての切梁2のゆるみの可能性があるという情報を送信部45に送信して、ステップS10に進む。
ステップS10では、制御部42は、処理を終了するか否かの判断をする。処理を終了すると判断した場合(ステップS10でYES)、山留め管理処理を終了する。一方、処理を終了しないと判断した場合(ステップS10でNO)、ステップS1に戻る。
ステップS5では、制御部42は、山留め変形量が1次管理値未満であるか否かを判断する。山留め変形量が1次管理値未満であると判断した場合(ステップS5でYES)、ステップS1に戻る。一方、山留め変形量が1次管理値未満でないと判断した場合(ステップS5でNO)、ステップS6に進む。
ステップS6では、制御部42は、地盤が想定より軟弱である可能性があるという情報を送信部45に送信して、ステップS7に進む。
ステップS7では、制御部42は、処理を終了するか否かの判断をする。処理を終了すると判断した場合(ステップS7でYES)、山留め管理処理を終了する。一方、処理を終了しないと判断した場合(ステップS7でNO)、ステップS1に戻る。
Aに進むと、図9に示すように、ステップS11に進む。
ステップS11では、制御部42は、掘削中であるか否かを判断する。ここで、制御部42は、掘削機械位置測定センサ15からの掘削高さの情報から、掘削中であるか否かを判断する。また、制御部42は、掘削機械位置測定センサ15からの掘削高さの情報から、例えば、時間毎の掘削量を記録する。掘削中であると判断した場合(ステップS11でYES)、ステップS12に進む。一方、掘削中でないと判断した場合(ステップS11でNO)、ステップS17に進む。
ステップS12では、制御部42は、掘削機械3が稼働中であるか否かを判断する。ここで、制御部42は、稼働状況測定センサ16の測定した電流値の情報から、掘削機械3が稼働中であるか否かを判断する。掘削機械3が稼働中であると判断した場合(ステップS12でYES)、ステップS13に進む。一方、掘削機械3が稼働中でないと判断した場合(ステップS12でNO)、ステップS15に進む。
ステップS13では、制御部42は、支保工軸力が増大したか否かを判断する。支保工軸力が増大したと判断した場合(ステップS13でYES)、ステップS16に進む。一方、支保工軸力が増大していないと判断した場合(ステップS13でNO)、ステップS14に進む。
ステップS14では、制御部42は、支保工としての切梁2のゆるみの可能性があるという情報を送信部45に送信して、ステップS26に進む。ここで、山留め変形が増大した場合(ステップS2でYES)であって、支保工軸力が増大していないと判断した場合(ステップS13でNO)に、山留め変形が増大した原因が支保工としての切梁2のゆるみの可能性があると判断する制御部42は、ゆるみ判断部を構成する。
ステップS15では、制御部42は、稼働状況測定センサ16が異常の可能性があるという情報を送信部45に送信して、ステップS26に進む。
ステップS16では、制御部42は、地盤が想定より軟弱である可能性があるという情報を送信部45に送信して、ステップS26に進む。ここで、山留め変形が増大した場合(ステップS2でYES)であって、掘削中であると判断した場合(ステップS11でYES)に、山留め変形が増大した原因が軟弱地盤の可能性があると判断する制御部42は、軟弱地盤判断部を構成する。なお、軟弱地盤とは、想定よりも強度が低い(弱い)地盤のことをいう。
ステップS17では、制御部42は、制御部42は、掘削機械3が稼働中であるか否かを判断する。掘削機械3が稼働中であると判断した場合(ステップS17でYES)、ステップS25に進む。一方、掘削機械3が稼働中でないと判断した場合(ステップS17でNO)、ステップS18に進む。
ステップS18では、制御部42は、山留め変形量が支保工軸力・気温の相関線Lから所定の範囲内にあるか否かを判断する。山留め変形量が支保工軸力・気温の相関線Lから所定の範囲内にあると判断した場合(ステップS18でYES)、ステップS19に進む。一方、山留め変形量が支保工軸力・気温の相関線Lから所定の範囲内にないと判断した場合(ステップS18でNO)、ステップS14に進む。
ステップS19では、制御部42は、地下水位が上昇したか否かを判断する。地下水位が上昇したと判断した場合(ステップS19でYES)、ステップS23に進む。一方、地下水位が上昇していないと判断した場合(ステップS19でNO)、ステップS20に進む。
ステップS20では、制御部42は、降雨があるか否かを判断する。降雨があると判断した場合(ステップS20でYES)、ステップS22に進む。一方、降雨がないと判断した場合(ステップS20でNO)、ステップS21に進む。
ステップS21では、制御部42は、山留め変形測定センサ11の異常の可能性があるという情報を送信部45に送信して、ステップS26に進む。ここで、山留め変形が増大した場合(ステップS2でYES)であって、掘削中でないと判断し(ステップS11でNO)、山留め変形量が支保工軸力・気温の相関線Lから所定の範囲内にあると判断し(ステップS18でYES)、地下水位が上昇していないと判断した場合(ステップS19でNO)に、山留め変形が増大した原因が山留め変形測定センサ11の検知異常の可能性があると判断する制御部42は、検知異常判断部を構成する。
ステップS22では、制御部42は、山留め変形測定センサ11の異常の可能性があるという情報と、地下水位測定センサ13の異常の可能性があるという情報とを送信部45に送信して、ステップS26に進む。
ステップS23では、降雨があったか否かを判断する。降雨があると判断した場合(ステップS23でYES)、ステップS24に進む。一方、降雨がないと判断した場合(ステップS23でNO)、ステップS22に進む。
ステップS24では、制御部42は、地下水位が上昇したという情報を送信部45に送信して、ステップS26に進む。ここで、山留め変形が増大した場合(ステップS2でYES)であって、地下水位が上昇したと判断した場合(ステップS19でYES)に、山留め変形が増大した原因が地下水位の上昇にあると判断する制御部42は、水位上昇判断部を構成する。
ステップS25では、制御部42は、掘削機械位置測定センサ15の異常の可能性があるという情報を送信部45に送信して、ステップS26に進む。
ステップS26では、制御部42は、処理を終了するか否かの判断をする。処理を終了すると判断した場合(ステップS26でYES)、山留め管理処理を終了する。一方、処理を終了しないと判断した場合(ステップS26でNO)、Bに進む。Bに進むと、図8に示すように、ステップS1に戻る。
次に、作用を説明する。
実施例1の山留め管理システム及び山留め管理方法における作用を説明する。
[比較作用]
例えば、軸力測定センサと山留め変形測定センサとによって山留めを管理する場合を比較例とする。
比較例の場合、以下のような課題がある。
山留め変形が発生する要因に基づいて山留め変形が増大する危険性を検知することができない。例えば、急激な外気温の低下等により切梁がゆるんだ場合、山留め変形が増大する危険性があるが、この危険性を検知することができない。また、事前に計算した地下水位を上回る地下水位の上昇があった場合、山留め変形が増大する危険性があるが、この危険性を検知することができない。また、事前に計算した地盤強度より軟弱な地盤であった場合、山留め変形が増大する危険性があるが、この危険性を検知することができない。また、人為的なミスにより掘削し過ぎてしまった場合、山留め変形が増大する危険性があるが、この危険性を検知することができない。さらに、山留め管理において、センサの検知異常の場合、正しい判断をすることができない。
これに対し、実施例1では、掘削工事現場10において構築される山留め1を管理する山留め管理方法であって、山留め1の変形を検知するステップと、山留め1の変形を検知した場合に、軟弱地盤であるか否かを判断するステップと、軟弱地盤でないと判断した場合に、支保工(切梁2)のゆるみがあるか否かを判断するステップと、支保工(切梁2)のゆるみがないと判断した場合に、水位上昇があるか否かを判断するステップと、水位上昇がないと判断した場合に、山留め1の変形の検知異常を判断するステップと、を含む(図8及び図9)。
これにより、急激な外気温の低下等により支保工(切梁2)がゆるんだ可能性があることを検知することができる。また、地下水位の上昇を検知することができる。また、事前に計算した地盤強度より軟弱な地盤である可能性、又は、人為的なミスにより掘削し過ぎてしまった可能性があることを検知することができる。そのため、山留め変形が発生する要因に基づいて山留め変形が増大する危険性を検知することができ、地下掘削工事の安全性を確保することができる。また、山留め変形測定センサ11の検知異常の可能性を検知することができる。そのため、山留め変形測定センサの信頼性を向上させることができる。
また、山留め変形の発生に対し、緊急性を要するものか否かの判断をすることができる。また、山留め管理者による判断の差をなくすことが可能となるため、経験の浅い山留め管理者でも安全に施工管理を実施することができる。また、単なるデータ表示や管理基準値超えの警報だけでない情報を山留め管理者に提供することが可能になる。そのため、より精度が高く安全な施工管理を実現できる。特に、鉄道等の近接施工で山留め変形を最小限としたい工事の施工管理に有効である。
実施例1では、掘削工事現場10において構築される山留め1を管理する山留め管理システムであって、山留め1の変形を検知する山留め変形測定センサ11と、山留め1を保持する支保工(切梁2)の軸力を検知する軸力測定センサ12と、山留め1が変形し、かつ、支保工(切梁2)の軸力が増大していない場合に、山留め1の変形が支保工(切梁2)のゆるみに起因するという判断をするゆるみ判断部42と、ゆるみ判断部42の判断に基づいて報知を実行する端末装置60と、を備える(図8及び図9)。
ここで、実施例1の山留め管理方法の作用を、フローチャートと対応させて具体例を示して説明する。図10は、実施例1の山留め管理方法の作用を説明する説明図である。図11は、実施例1の山留め管理方法の作用を説明する説明図である。
図8及び図9に示すフローチャートにおいて、ステップS1→ステップS2→ステップS3→ステップS4→ステップS11→ステップS12→ステップS13→ステップS14に進んだとする。
この場合、図10に示すように、ゆるみ判断部42は、山留め変形測定センサ11により取得した山留めの変形が、例えば24時間前と比較して増大したと判断する。また、ゆるみ判断部42は、軸力測定センサ12により取得した軸力が、例えば24時間前と比較して増大していないと判断する。
そして、図11に示すように、山留め変形が増大した情報と、山留め変形が増大した原因が切梁2のゆるみである可能性があるという情報と、をモバイル端末61や情報端末62が取得する。
これにより、山留め変形の発生の原因が支保工(切梁2)のゆるみの可能性があることを知ることができる。そのため、山留め変形の発生に対し、迅速に対応することができる。
実施例1では、掘削工事現場10の地下水位を検知する地下水位測定センサ13を備え、山留め1が変形し、かつ、地下水位が上昇している場合に、山留め1の変形が地下水位の上昇に起因するという判断をする水位上昇判断部42と、水位上昇判断部42の判断に基づいて報知を実行する端末装置60と、を備える(図8及び図9)。
ここで、実施例1の山留め管理方法の作用を、フローチャートと対応させて具体例を示して説明する。図12は、実施例1の山留め管理方法の作用を説明する説明図である。図13は、実施例1の山留め管理方法の作用を説明する説明図である。
図8及び図9に示すフローチャートにおいて、ステップS1→ステップS2→ステップS3→ステップS4→ステップS11→ステップS17→ステップS18→ステップS19→ステップS23→ステップS24に進んだとする。
この場合、図12に示すように、水位上昇判断部42は、山留め変形測定センサ11により取得した山留め変形が、例えば24時間前と比較して増大したと判断する。また、水位上昇判断部42は、地下水位測定センサ13により取得した地下水位が、例えば24時間前と比較して上昇したと判断する。
そして、図13に示すように、山留め変形が増大した情報と、山留め変形が増大した原因が、地下水位の上昇である可能性があるという情報と、をモバイル端末61や、情報端末62が取得する。
これにより、山留め変形の発生の原因が地下水位の上昇である可能性があることを知ることができる。そのため、山留め変形の発生に対し、迅速に対応することができる。
実施例1では、掘削機械3の位置を検知する掘削機械位置測定センサ15を備え、山留め1が変形し、かつ、掘削中である場合に、山留め1の変形が軟弱地盤に起因するという判断をする軟弱地盤判断部42と、軟弱地盤判断部42の判断に基づいて報知を実行する端末装置60と、を備える(図8及び図9)。
ここで、実施例1の山留め管理方法の作用を、フローチャートと対応させて具体例を示して説明する。図14は、実施例1の山留め管理方法の作用を説明する説明図である。図15は、実施例1の山留め管理方法の作用を説明する説明図である。
図8及び図9に示すフローチャートにおいて、ステップS1→ステップS2→ステップS3→ステップS4→ステップS11→ステップS12→ステップS13→ステップS16に進んだとする。
この場合、図14に示すように、軟弱地盤判断部42は、山留め変形測定センサ11により取得した山留め変形が、例えば24時間前と比較して増大したと判断する。また、軟弱地盤判断部42は、掘削機械位置測定センサ15からの掘削高さの情報から、掘削中であり、例えば24時間前と比較して、所定の高さ(例えば1メートル)より低くなったと判断する。
そして、図15に示すように、山留め変形が増大した情報と、山留め変形が増大した原因が軟弱地盤である情報と、をモバイル端末61や、情報端末62が取得する。
これにより、山留め変形の発生の原因が、軟弱地盤である又は予定より深く掘削した可能性があることを知ることができる。そのため、山留め変形の発生に対し、迅速に対応することができる。
実施例1では、山留め1が変形した場合であって、支保工(切梁2)の軸力が低下しており、地下水位が上昇していなく、かつ、掘削中でない場合に、山留め1の変形が山留め変形測定センサ11の検知異常に起因するという判断をする検知異常判断部42と、検知異常判断部42の判断に基づいて報知を実行する端末装置60と、を備える(図8及び図9)。
ここで、実施例1の山留め管理方法の作用を、フローチャートと対応させて具体例を示して説明する。図16は、実施例1の山留め管理方法の作用を説明する説明図である。図17は、実施例1の山留め管理方法の作用を説明する説明図である。
図8及び図9に示すフローチャートにおいて、ステップS1→ステップS2→ステップS3→ステップS4→ステップS11→ステップS17→ステップS18→ステップS19→ステップS20→ステップS21に進んだとする。
この場合、図16に示すように、検知異常判断部42は、山留め変形測定センサ11により取得した山留め変形が、例えば24時間前と比較して一部増大したと判断する。また、検知異常判断部42は、軸力測定センサ12により取得した軸力が、例えば24時間前と比較して増大していないと判断する。また、検知異常判断部42は、地下水位測定センサ13により取得した地下水位が、例えば24時間前と比較して上昇していないと判断する。また、検知異常判断部42は、掘削機械位置測定センサ15により取得した掘削機械3の高さ位置が、例えば24時間前と比較して、変化していないと判断する。
この場合、図17に示すように、山留め変形の一部が増大した情報と、山留め変形測定センサ11が誤検知した可能性がある情報と、をモバイル端末61や、情報端末62が取得する。
これにより、山留め変形測定センサ11の検知異常の可能性を知ることができる。そのため、山留め変形測定センサの信頼性を向上させることができる。
以上、本開示の山留め管理システム及び山留め管理方法を実施例1に基づき説明してきた。しかし、具体的な構成については、この実施例1に限られるものではなく、特許請求の範囲の各請求項に係る発明の要旨を逸脱しない限り、設計の変更や追加等は許容される。
実施例1では、端末装置60には、メール等により、山留め管理処理の処理情報が報知される例を示した。しかし、図18に示すように、山留め管理処理の処理情報を現場の平面図に統合して、webアプリケーションを利用して、端末装置60に表示しても良い。これにより、山留め管理処理の処理情報が報知されるメールの内容の理解が深まり、計測システムが正常に稼働していない状況に対し、即座に対応することが可能となる。
また、山留め変形測定センサ11や軸力測定センサ12の測定情報に対する管理値を、端末装置60に表示しても良い。この場合、図19に示すように、これらの測定情報が、1次管理値の範囲内の場合(図19(a))、青色で示し、2次管理値の範囲内の場合(図19(b))、黄色で示し、限界値の場合(図19(c))、赤色で示す。これにより、測定情報が管理値を超過した場所を把握することができる。
また、メール等により、山留め管理処理の処理情報が端末装置60に報知されると共に、掘削工事現場10の警報装置を作動させても良い。
実施例1では、山留め管理処理に必要な計測項目は、図20に示す通り、山留め変形、支保工の軸力、外気温、地下水位、掘削機械のバッテリー電流値、掘削深さ、降水量とした。しかし、これらの計測項目は、最低限必要となるものであり、精度の高い判断をするために、計測項目を増やしても良い。
実施例1では、各測定センサ11〜17による測定情報は、データ収集装置18と、計測用パソコン21を経由して、管理サーバ41に送信される例を示した。しかし、各測定センサ11〜17による測定情報は、管理サーバ41に直接送信されても良い。
実施例1では、各測定センサ11〜17による測定情報は、無線通信によって送信される例を示した、しかし、各測定センサ11〜17による測定情報は、有線通信によって送信されても良い。
山留めは、親杭横矢板壁やソイルセメント溝壁等、いずれの方法にて構築されるものでもあっても良い。
実施例1では、支保工として切梁2を例にして示した。しかし、支保工としては、山留めに打ち込まれた地盤アンカーであっても良い。
実施例1では、計測用パソコン21、管理パソコン31、管理サーバ41を個別に設ける例を示した。しかし、これらの機能を有するものであれば、パソコン等の台数に限定されず、1台のパソコンとしても良いし、複数台のパソコンとしても良い。
1 山留め
2 切梁(支保工の一例)
3 掘削機械
10 掘削工事現場
11 山留め変形測定センサ(山留め変形検知部の一例)
12 軸力測定センサ(軸力検知部の一例)
13 地下水位測定センサ(地下水位検知部の一例)
14 外気温測定センサ(外気温検知部の一例)
15 掘削機械位置測定センサ(掘削機械位置検知部の一例)
16 稼働状況測定センサ(稼働状況検知部の一例)
17 降水量測定センサ(降水量検知部の一例)
42 ゆるみ判断部(制御部)
42 水位上昇判断部(制御部)
42 軟弱地盤判断部(制御部)
42 検知異常判断部(制御部)
60 端末装置(報知部の一例)

Claims (5)

  1. 掘削工事現場において構築される山留めを管理する山留め管理方法であって、
    前記山留めの変形を検知するステップと、
    前記山留めの変形を検知した場合に、軟弱地盤であるか否かを判断するステップと、
    前記軟弱地盤でないと判断した場合に、支保工のゆるみがあるか否かを判断するステップと、
    前記支保工のゆるみがないと判断した場合に、水位上昇があるか否かを判断するステップと、
    前記水位上昇がないと判断した場合に、前記山留めの変形の検知異常を判断するステップと、を含む
    ことを特徴とする山留め管理方法。
  2. 掘削工事現場において構築される山留めを管理する山留め管理システムであって、
    前記山留めの変形を検知する山留め変形検知部と、
    前記山留めを保持する支保工の軸力を検知する軸力検知部と、
    前記山留めが変形し、かつ、前記支保工の軸力が増大していない場合に、前記山留めの変形が前記支保工のゆるみに起因するという判断をするゆるみ判断部と、
    前記ゆるみ判断部の判断に基づいて報知を実行する報知部と、を備える
    ことを特徴とする山留め管理システム。
  3. 前記掘削工事現場の地下水位を検知する地下水位検知部を備え、
    前記山留めが変形し、かつ、前記地下水位が上昇している場合に、前記山留めの変形が前記地下水位の上昇に起因するという判断をする水位上昇判断部と、
    前記水位上昇判断部の判断に基づいて報知を実行する報知部と、を備える
    ことを特徴とする、請求項2に記載の山留め管理システム。
  4. 掘削機械の位置を検知する掘削機械位置検知部を備え、
    前記山留めが変形し、かつ、掘削中である場合に、前記山留めの変形が軟弱地盤に起因するという判断をする軟弱地盤判断部と、
    前記軟弱地盤判断部の判断に基づいて報知を実行する報知部と、を備える
    ことを特徴とする、請求項3に記載の山留め管理システム。
  5. 前記山留めが変形した場合であって、前記支保工の軸力が低下していなく、前記地下水位が上昇していなく、かつ、掘削中でない場合に、前記山留めの変形が前記山留め変形検知部の検知異常に起因するという判断をする検知異常判断部と、
    前記検知異常判断部の判断に基づいて報知を実行する報知部と、を備える
    ことを特徴とする、請求項4に記載の山留め管理システム。
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